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特許7224714グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネルタイトルを管理するよう構成されたグループベースコミュニケーションシステム及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-10
(45)【発行日】2023-02-20
(54)【発明の名称】グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネルタイトルを管理するよう構成されたグループベースコミュニケーションシステム及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20230213BHJP
   G06F 21/62 20130101ALI20230213BHJP
【FI】
H04L51/04
G06F21/62 318
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2021101569
(22)【出願日】2021-06-18
(62)【分割の表示】P 2020126299の分割
【原出願日】2020-07-27
(65)【公開番号】P2021177391
(43)【公開日】2021-11-11
【審査請求日】2021-06-18
(31)【優先権主張番号】16/523,622
(32)【優先日】2019-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506332063
【氏名又は名称】セールスフォース インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジャミソン ブリトン
(72)【発明者】
【氏名】モリス ライアン
(72)【発明者】
【氏名】コワルチック ナサリー
【審査官】中川 幸洋
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0197144(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0007137(US,A1)
【文献】"5 recommendations for organizing your Slack channels - Work Life by Atlassian",[オンライン],2019年04月18日,[検索日 2022年06月10日], インターネット:<URL: https://www.atlassian.com/blog/halp/5-recommendations-for-organizing-your-slack-channels>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/04
G06F 21/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたサーバーコンピューティングデバイスによって少なくとも部分的に実現される方法であって、
前記コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたアプリケーションのインスタンスを介して、第1ユーザーに関連付けられた第1コンピューティングデバイスから、チャンネルを生成するリクエストを受け取ることであって、
前記リクエストは、グループ識別子を含む
リクエストを受け取ること、
前記リクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネル作成インターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネル作成インターフェイスに対するインタラクションのインジケーションを受け取ること、
前記インタラクションのインジケーション及び前記グループ識別子に関連付けられたグループで定義されるフォーマットプロトコルに少なくとも部分的に基づいて、前記第1ユーザーにサジェストするためのチャンネルタイトルの少なくとも一部分を求めること、及び
前記チャンネル作成インターフェイスを介した表示のために、前記チャンネルタイトルの前記少なくとも一部分がレンダリングされるようにすること
を含む方法。
【請求項2】
前記チャンネルタイトルの前記少なくとも一部分は、前記チャンネルタイトルに関連付けられたプレフィックスを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1ユーザーにサジェストするための前記チャンネルタイトルの少なくとも一部分を求めることは、
チャンネルタイトルデータ、
チャンネルタイトルカウントデータ、
チャンネルタイトルリーセンシーデータ、
チャンネルアクティビティデータ、又は
前記グループ識別子に対応するチャンネルに関連付けられたチャンネルメタデータ
のうちの少なくとも1つに基づく
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記チャンネル作成インターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルに関連付けられた前記チャンネルタイトルに対応する入力を受け取ること、
前記入力に少なくとも部分的に基づいて前記チャンネルを生成すること、及び
前記チャンネルタイトルに関連付けられた前記チャンネルを、前記グループ識別子に関連付けること
をさらに含む
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更する前記リクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、前記チャンネルの記載を入力するよう構成されている
チャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルの前記記載に対応する第2入力を受け取ること、及び
前記チャンネルの前記記載を前記チャンネルに関連付けること
をさらに含む
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更するリクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、アップデートされたチャンネルタイトルを入力するよう構成されている
チャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルをリネームするリクエストを受け取ることであって、
前記リクエストは、前記アップデートされたチャンネルタイトルを含む
リクエストを受け取ること、
前記アップデートされたチャンネルタイトルが前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠しないことの判断をするために、前記アップデートされたチャンネルタイトルを前記グループで定義されるフォーマットプロトコルと比較すること、
前記アップデートされたチャンネルタイトルに関連付けられた非準拠の通知を生成すること、及び
前記第1コンピューティングデバイス又は前記チャンネルの管理者に関連付けられた第2コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記通知がレンダリングされるようにすること
をさらに含む
請求項4に記載の方法。
【請求項7】
1つ以上のプロセッサ、及びコンピュータ読み取り可能な媒体を備えるシステムであって、
前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、実行される時に前記システムに
コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたアプリケーションのインスタンスを介して、第1ユーザーに関連付けられた第1コンピューティングデバイスから、チャンネルを生成するリクエストを受け取ることであって、
前記リクエストは、グループ識別子を含む、
リクエストを受け取ること、
前記リクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネル作成インターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネル作成インターフェイスに対するインタラクションのインジケーションを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記インタラクションのインジケーション及び前記リクエストに関連付けられた前記グループ識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記第1ユーザーにサジェストするためのチャンネルタイトルの少なくとも一部分を求めること、及び
前記チャンネル作成インターフェイスを介した表示のために前記チャンネルタイトルがレンダリングされるようにすること
を含む操作を実行させる命令を記憶する
システム。
【請求項8】
前記チャンネルタイトルの前記少なくとも一部分は、前記チャンネルタイトルに関連付けられたプレフィックスを含む
請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記操作は、
前記チャンネルに関連付けられた前記チャンネルタイトルに対応する入力を、前記チャンネル作成インターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記入力に少なくとも部分的に基づいて前記チャンネルを生成すること、及び
前記チャンネルを前記グループ識別子又はユーザー識別子のうちの少なくとも1つに関連付けることであって、
前記チャンネルは、前記チャンネルタイトルに関連付けられている
前記チャンネルを関連付けること
をさらに含む
請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記操作は、
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更するリクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、前記チャンネルの記載を入力するよう構成されている
レンダリングされるようにすること、
前記チャンネルの前記記載に対応する第2入力を、前記チャンネルアップデートインターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、及び
前記チャンネルの前記記載を前記チャンネルに関連付けること
をさらに含む
請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記操作は、
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更するリクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、アップデートされたチャンネルタイトルを入力するよう構成されている
レンダリングされるようにすること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスに対するインタラクションのインジケーションを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスに対するインタラクションのインジケーションに少なくとも部分的に基づいて、前記第1ユーザーにサジェストするための、前記チャンネルについてのアップデートされたプレフィックスを求めること、及び
前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アップデートされたプレフィックスが提示されるようにすること
をさらに含む
請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記操作は、
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更するリクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、アップデートされたチャンネルタイトルを入力するよう構成されている
チャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルをリネームするリクエストを受け取ることであって、
前記リクエストは、前記アップデートされたチャンネルタイトルを含む
リクエストを受け取ること、
前記アップデートされたチャンネルタイトルがグループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠しないことの判断をするために、前記アップデートされたチャンネルタイトルを、前記グループ識別子に関連付けられた前記グループで定義されるフォーマットプロトコルと比較すること、
前記アップデートされたチャンネルタイトルに関連付けられた非準拠の通知を生成すること、及び
前記第1コンピューティングデバイス又は前記チャンネルの管理者に関連付けられた第2コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記通知がレンダリングされるようにすること
をさらに含む
請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記操作は、
前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルのパラメータを変更するリクエストを受け取ることであって、
前記パラメータは、前記チャンネルのアクセス可能性又は前記チャンネルの検索可能性のうちの少なくとも1つを含む
リクエストを受け取ること、
前記リクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記チャンネルの前記パラメータを変更すること、及び
前記変更されたパラメータを前記チャンネルに関連付けること
をさらに含む
請求項9に記載のシステム。
【請求項14】
前記第1ユーザーにサジェストするためのチャンネルタイトルの少なくとも一部分を求めることは、
チャンネルタイトルデータ、
チャンネルタイトルカウントデータ、
チャンネルタイトルリーセンシーデータ、
チャンネルアクティビティデータ、又は
前記グループ識別子に対応するチャンネルに関連付けられたチャンネルメタデータ
のうちの少なくとも1つに基づく
請求項7に記載のシステム。
【請求項15】
コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたサーバーコンピューティングデバイスの1つ以上のプロセッサによって実行される時に、前記サーバーコンピューティングデバイスに操作を実行させる、コンピュータで実行可能な命令を記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記操作は、
前記コミュニケーションプラットフォームに関連付けられたアプリケーションのインスタンスを介して、第1ユーザーに関連付けられた第1コンピューティングデバイスから、チャンネルを生成するリクエストを受け取ることであって、
前記リクエストは、グループ識別子を含む、
リクエストを受け取ること、
前記リクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネル作成インターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネル作成インターフェイスに対するインタラクションのインジケーションを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記インタラクションのインジケーション及び前記リクエストに関連付けられた前記グループ識別子に少なくとも部分的に基づいて、前記第1ユーザーにサジェストするためのチャンネルタイトルの少なくとも一部分を求めること、及び
前記チャンネル作成インターフェイスを介した表示のために前記チャンネルタイトルがレンダリングされるようにすること
を含む
1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項16】
前記チャンネルタイトルの前記少なくとも一部分は、前記チャンネルタイトルに関連付けられたプレフィックスを含む
請求項15に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項17】
前記第1ユーザーにサジェストするためのチャンネルタイトルの少なくとも一部分を求めることは、
チャンネルタイトルデータ、
チャンネルタイトルカウントデータ、
チャンネルタイトルリーセンシーデータ、
チャンネルアクティビティデータ、又は
前記グループ識別子に対応するチャンネルに関連付けられたチャンネルメタデータ
のうちの少なくとも1つに基づく
請求項15に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項18】
前記操作は、
前記チャンネルに関連付けられた前記チャンネルタイトルに対応する入力を、前記チャンネル作成インターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記入力に少なくとも部分的に基づいて前記チャンネルを生成すること、及び
前記チャンネルを前記グループ識別子に関連付けることであって、
前記チャンネルは、前記チャンネルタイトルに関連付けられている
前記チャンネルを関連付けること
をさらに含む
請求項15に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項19】
前記操作は、
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更する前記リクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、前記チャンネルの記載を入力するよう構成されている
チャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルの前記記載に対応する第2入力を受け取ること、及び
前記チャンネルの前記記載を前記チャンネルに関連付けること
をさらに含む
請求項18に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項20】
前記操作は、
前記チャンネルを変更するリクエストを前記第1コンピューティングデバイスから受け取ること、
前記チャンネルを変更するリクエストに少なくとも部分的に基づいて、前記第1コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記アプリケーションに関連付けられたチャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすることであって、
前記チャンネルアップデートインターフェイスは、アップデートされたチャンネルタイトルを入力するよう構成されている
チャンネルアップデートインターフェイスがレンダリングされるようにすること、
前記チャンネルアップデートインターフェイスを介して前記第1コンピューティングデバイスから、前記チャンネルをリネームするリクエストを受け取ることであって、
前記リクエストは、前記アップデートされたチャンネルタイトルを含む
リクエストを受け取ること、
前記アップデートされたチャンネルタイトルがグループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠しないことの判断をするために、前記アップデートされたチャンネルタイトルを、前記グループ識別子に関連付けられた前記グループで定義されるフォーマットプロトコルと比較すること、
前記アップデートされたチャンネルタイトルに関連付けられた非準拠の通知を生成すること、及び
前記第1コンピューティングデバイス又は前記チャンネルの管理者に関連付けられた第2コンピューティングデバイスにおける表示のために、前記通知がレンダリングされるようにすること
をさらに含む
請求項18に記載の1つ以上の非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
中央化されたメッセージングシステムで接続されたクライアントデバイスにわたる複数のユーザーの間のメッセージングコミュニケーションを促進するためのシステムが提供されてきている。本出願人は、従来のメッセージングシステムに関連付けられたいくつかの欠点及び問題を特定した。投入された努力、独創性、及び革新を通じて、これら特定された問題の多くは、本開示の実施形態に含まれる解決策を開発することによって解決されており、そのうちの多くの例がここに詳細に記載されている。
【発明の概要】
【0002】
本発明のさまざまな実施形態は、グループベースコミュニケーションシステムにおけるグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネルタイトルを効率的に管理するよう構成された改良されたグループベースコミュニケーション装置に関する。グループベースコミュニケーション装置は、グループベースコミュニケーションチャンネルの作成又はリネームに関連させてチャンネルタイトル提案を決定し、推薦するよう構成される。推薦されたチャンネルタイトル提案は、グループで定義されるフォーマットプロトコルに少なくとも部分的に基づいて決定される。グループベースコミュニケーション装置は、推薦されたチャンネルタイトル提案の決定を通知するために、他のデータ分析論(例えばユーザープロフィールデータ、グループチャンネルデータ、チャンネルタイトルデータ、チャンネルタイトルカウントデータ、チャンネルタイトルリーセンシーデータ、チャンネルアクティビティデータ、及び/又はそれらの類似物)を利用するようにも構成され得る。追加としてチャンネルタイトルデータは、ここで詳細に説明されるように、グループベースコミュニケーションワークスペースの他のデータと組み合わせられて、1つ以上のワークグラフデータ構造をアセンブルし得る。
【0003】
ある実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するよう構成されたグループベースコミュニケーション装置に関し、前記グループベースコミュニケーション装置は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを備え、前記少なくとも1つのメモリは、コンピュータコード化された命令をその中に有し、前記コンピュータコード化された命令は、前記少なくとも1つのプロセッサで実行される時、前記グループベースコミュニケーション装置にグループ識別子に関連付けられたチャンネル作成リクエストをクライアントデバイスから受け取ること、前記グループ識別子に関連付けられた、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを取得すること、前記チャンネル作成リクエストの受領に応答してチャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うことであって、前記チャンネル作成インターフェイスはチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを含む、チャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うこと、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出すること、及び前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの前記エンゲージメントを検出したことに応答して、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記チャンネル作成インターフェイスにレンダリングすることをさせるよう構成されている。
【0004】
ある実施形態では、前記第1チャンネルタイトル提案セットのそれぞれのチャンネルタイトル提案は、プログラムで生成されたテキスト部分及びユーザーで定義されるテキスト部分を含む。他の実施形態では、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントは、前記ユーザーで定義されるテキスト部分のユーザー入力を促進するよう構成されている。さらに他の実施形態では、前記プログラムで生成されたテキスト部分のうちの1つ以上は、チャンネルタイトルプレフィックスを含む。さらに他の実施形態では、前記プログラムで生成されたテキスト部分のうちの1つ以上は、チャンネルタイトルサフィックスを含む。
【0005】
ある実施形態では、前記第1チャンネルタイトル提案セットの前記チャンネルタイトル提案のうちの1つ以上は、デリミタを含む。
【0006】
ある実施形態では、前記チャンネル作成リクエストは、ユーザー識別子に関連付けられ、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを介して、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの入力を受け取ること、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを前記ユーザー識別子及びグループ識別子に関連付けること、及び前記グループベースコミュニケーションリポジトリへチャンネルタイトルデータを記憶することであって、前記チャンネルタイトルデータは、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント、前記ユーザー識別子、及び前記グループ識別子を含む、チャンネルタイトルデータを記憶することをするようさらに構成されている。
【0007】
他の実施形態では、前記グループで定義されるフォーマットプロトコルは、グループベースコミュニケーションワークスペースのユーザーによる使用のために、前記グループベースコミュニケーションワークスペースの管理者によって設定される。
【0008】
ある実施形態では、前記チャンネル作成リクエストは、ユーザー識別子に関連付けられ、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記ユーザー識別子に関連付けられたユーザープロフィールデータを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記ユーザープロフィールデータに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをするようさらに構成されている。さらに他の実施形態では、前記ユーザープロフィールデータは、ユーザーロールデータ、ユーザーオーガナイゼーションデータ、及びユーザートピックデータのうちの少なくとも1つを含む。ある実施形態では、前記ユーザープロフィールデータは、前記ユーザー識別子に関連付けられた履歴チャンネルタイトルデータを含む。
【0009】
他の実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記グループ識別子に関連付けられたグループチャンネルデータを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記グループチャンネルデータに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをするようさらに構成されている。さらに他の実施形態では、前記グループチャンネルデータは、チャンネルタイトルカウントデータを含み、前記チャンネルタイトルカウントデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントがグループベースコミュニケーションワークスペース内で使われる回数に対応する。ある実施形態では、前記グループチャンネルデータは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトルリーセンシーデータを含み、前記チャンネルタイトルリーセンシーデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネ
ントが、グループベースコミュニケーションワークスペース内の1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルのそれぞれに関連されて記憶されてからの期間の長さに対応する。他の実施形態では、前記グループチャンネルデータは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルアクティビティデータを含み、前記チャンネルアクティビティデータは、グループベースコミュニケーションワークスペース内の前記1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルのそれぞれに関連付けられたユーザーアクティビティのレベルに対応する。
【0010】
ある実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、システムチャンネルデータを取得することであって、前記システムチャンネルデータは、グループベースコミュニケーションシステムの全てのパブリックグループベースコミュニケーションチャンネルに相互に関連付けられている、システムチャンネルデータを取得すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記システムチャンネルデータに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをするようさらに構成されている。
【0011】
他の実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、ワークグラフデータ構造を生成することであって、前記ワークグラフデータ構造は、メタデータ、ボディコンテンツデータ、及びチャンネルタイトルデータに少なくとも部分的に基づく、ワークグラフデータ構造を生成すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記ワークグラフデータ構造に基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをするようさらに構成されている。さらに他の実施形態では、前記ワークグラフデータ構造は、ユーザー・トピックワークグラフデータ、ユーザー・ユーザーワークグラフデータ、チャンネル・トピックワークグラフデータ、及びユーザー・チャンネルワークグラフデータのうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
他の実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記グループベースコミュニケーションリポジトリに記憶されたチャンネルタイトルデータにアクセスすること、前記チャンネルタイトルデータに基づいて、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントについてのチャンネルタイトルランキングを決定すること、それぞれのユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの前記チャンネルタイトルランキングを、所定の閾値と比較することによって、1つ以上のチャンネルタイトル提案を決定すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記1つ以上のチャンネルタイトル提案の前記チャンネルタイトルランキングに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをするようさらに構成されている。他の実施形態では、前記1つ以上のチャンネルタイトル提案のそれぞれの前記チャンネルタイトルランキングは、前記所定の閾値を満たす。さらに他の実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネル作成インターフェイス内の前記第1チャンネルタイトル提案セットの前記チャンネルタイトル提案の順序付けを、前記チャンネルタイトルランキングに基づいて行うようさらに構成されている。他の実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネル作成インターフェイス内の前記第1チャンネルタイトル提案セットの前記チャンネルタイトル提案の順序付けを、前記チャンネルタイトル提案のアルファベット順に基づいて行うようさらに構成されている。
【0013】
ある実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記第1チャンネルタイトル提案セットのそれぞれのチャンネルタイトル提案に関連付けられた1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトル記述コンポーネントを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得すること、及び前
記チャンネルタイトル記述コンポーネントのレンダリングを、前記第1チャンネルタイトル提案セットのレンダリングと関連付けて、前記チャンネル作成インターフェイスに行うことをするようさらに構成されている。
【0014】
ある実施形態では、前記エンゲージメントは、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのキーストロークエンゲージメントである。さらに他の実施形態では、前記エンゲージメントは、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの非キーストロークエンゲージメントである。
【0015】
他の実施形態では、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのキーストロークエンゲージメントを検出し、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコル及び前記検出されたキーストロークエンゲージメントに基づいて、第2チャンネルタイトル提案セットを決定し、及び前記チャンネル作成インターフェイスを自動的にアップデートすることによって、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記第2チャンネルタイトル提案セットで置き換えるようさらに構成されている。
【0016】
ある実施形態では、前記チャンネル作成インターフェイスは、チャンネル招待インターフェイスコンポーネントをさらに備え、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネル招待インターフェイスコンポーネントに入力されたチャンネル招待入力を受け取ることであって、前記チャンネル招待入力は、前記グループベースコミュニケーションチャンネルに参加してほしいという招待が送られるべき少なくとも1人のユーザー受信者の指示を含む、チャンネル招待入力を受け取ること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記チャンネル招待入力に基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをするようさらに構成されている。
【0017】
ある実施形態では、前記チャンネル作成リクエストに関連付けられた前記グループ識別子は、第1グループ識別子であって、前記第1グループ識別子は、第1グループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられ、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのキーストロークエンゲージメントを検出すること、前記検出されたキーストロークエンゲージメントが、第2グループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられた第2グループ識別子に関連付けられているかを判断すること、前記検出されたキーストロークエンゲージメントに基づいて、第1ワークスペース提案セットを決定することであって、前記第1ワークスペース提案セットは、前記第2グループベースコミュニケーションワークスペースを含む、第1ワークスペース提案セットを決定すること、及び前記チャンネル作成インターフェイスを自動的にアップデートすることによって、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記第1ワークスペース提案セットと置き換えることをするようさらに構成されている。
【0018】
ある実施形態では、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠せず、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記非準拠の通知を提供するようさらに構成されている。
【0019】
さらに他の実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するためのコンピュータで実現される方法に関し、前記コンピュータで実現される方法は、グループ識別子に関連付けられたチャン
ネル作成リクエストをクライアントデバイスから受け取ること、前記グループ識別子に関連付けられた、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを取得すること、前記チャンネル作成リクエストの受領に応答してチャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うことであって、前記チャンネル作成インターフェイスはチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを含む、チャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うこと、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出すること、及び前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの前記エンゲージメントを検出したことに応答して、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記チャンネル作成インターフェイスにレンダリングすることを含む。
【0020】
他の実施形態では、前記第1チャンネルタイトル提案セットのそれぞれのチャンネルタイトル提案は、プログラムで生成されたテキスト部分及びユーザーで定義されるテキスト部分を含む。他の実施形態では、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントは、前記ユーザーで定義されるテキスト部分のユーザー入力を促進するよう構成されている。さらに他の実施形態では、前記プログラムで生成されたテキスト部分のうちの1つ以上は、チャンネルタイトルプレフィックスを含む。さらに他の実施形態では、前記プログラムで生成されたテキスト部分のうちの1つ以上は、チャンネルタイトルサフィックスを含む。他の実施形態では、前記第1チャンネルタイトル提案セットの前記チャンネルタイトル提案のうちの1つ以上は、デリミタを含む。
【0021】
ある実施形態では、前記チャンネル作成リクエストは、ユーザー識別子に関連付けられ、前記コンピュータで実現される方法は、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを介して、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの入力を受け取ること、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを前記ユーザー識別子及びグループ識別子に関連付けること、及び前記グループベースコミュニケーションリポジトリへチャンネルタイトルデータを記憶することであって、前記チャンネルタイトルデータは、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント、前記ユーザー識別子、及び前記グループ識別子を含む、チャンネルタイトルデータを記憶することをさらに含む。
【0022】
他の実施形態では、前記グループで定義されるフォーマットプロトコルは、グループベースコミュニケーションワークスペースのユーザーによる使用のために、前記グループベースコミュニケーションワークスペースの管理者によって設定される。
【0023】
ある実施形態では、前記チャンネル作成リクエストは、ユーザー識別子に関連付けられ、前記コンピュータで実現される方法は、前記ユーザー識別子に関連付けられたユーザープロフィールデータを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記ユーザープロフィールデータに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをさらに含む。さらに他の実施形態では、前記ユーザープロフィールデータは、ユーザーロールデータ、ユーザーオーガナイゼーションデータ、及びユーザートピックデータのうちの少なくとも1つを含む。ある実施形態では、前記ユーザープロフィールデータは、前記ユーザー識別子に関連付けられた履歴チャンネルタイトルデータを含む。
【0024】
他の実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、前記グループ識別子に関連付けられたグループチャンネルデータを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記グループチャンネルデータに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをさらに含む。さらに他の実施形態では、前記グループチャンネルデータは、チャンネルタイトルカウントデータを含み、前記チャンネルタイトルカウントデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントがグループベースコミュニケーションワークスペース内で使われる回数に対応する。ある実施形態では、前記グループチャンネルデータは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトルリーセンシーデータを含み、前記チャンネルタイトルリーセンシーデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントが、グループベースコミュニケーションワークスペース内の1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルのそれぞれに関連されて記憶されてからの期間の長さに対応する。他の実施形態では、前記グループチャンネルデータは、1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルアクティビティデータを含み、前記チャンネルアクティビティデータは、グループベースコミュニケーションワークスペース内の前記1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルのそれぞれに関連付けられたユーザーアクティビティのレベルに対応する。
【0025】
ある実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、システムチャンネルデータを取得することであって、前記システムチャンネルデータは、グループベースコミュニケーションシステムの全てのパブリックグループベースコミュニケーションチャンネルに相互に関連付けられている、システムチャンネルデータを取得すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記システムチャンネルデータに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをさらに含む。
【0026】
他の実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、ワークグラフデータ構造を生成することであって、前記ワークグラフデータ構造は、メタデータ、ボディコンテンツデータ、及びチャンネルタイトルデータに少なくとも部分的に基づく、ワークグラフデータ構造を生成すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記ワークグラフデータ構造に基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをさらに含む。さらに他の実施形態では、前記ワークグラフデータ構造は、ユーザー・トピックワークグラフデータ、ユーザー・ユーザーワークグラフデータ、チャンネル・トピックワークグラフデータ、及びユーザー・チャンネルワークグラフデータのうちの少なくとも1つを含む。
【0027】
他の実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、前記グループベースコミュニケーションリポジトリに記憶されたチャンネルタイトルデータにアクセスすること、前記チャンネルタイトルデータに基づいて、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントについてのチャンネルタイトルランキングを決定すること、それぞれのユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの前記チャンネルタイトルランキングを、所定の閾値と比較することによって、1つ以上のチャンネルタイトル提案を決定すること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記1つ以上のチャンネルタイトル提案の前記チャンネルタイトルランキングに基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをさらに含む。他の実施形態では、前記1つ以上
のチャンネルタイトル提案のそれぞれの前記チャンネルタイトルランキングは、前記所定の閾値を満たす。さらに他の実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、前記チャンネル作成インターフェイス内の前記第1チャンネルタイトル提案セットの前記チャンネルタイトル提案の順序付けを、前記チャンネルタイトルランキングに基づいて行うことをさらに含む。他の実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、前記チャンネル作成インターフェイス内の前記第1チャンネルタイトル提案セットの前記チャンネルタイトル提案の順序付けを、前記チャンネルタイトル提案のアルファベット順に基づいて行うことをさらに含む。
【0028】
ある実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、前記第1チャンネルタイトル提案セットのそれぞれのチャンネルタイトル提案に関連付けられた1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトル記述コンポーネントを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得すること、及び前記チャンネルタイトル記述コンポーネントのレンダリングを、前記第1チャンネルタイトル提案セットのレンダリングと関連付けて、前記チャンネル作成インターフェイスに行うことをさらに含む。
【0029】
ある実施形態では、前記エンゲージメントは、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのキーストロークエンゲージメントである。さらに他の実施形態では、前記エンゲージメントは、前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの非キーストロークエンゲージメントである。
【0030】
他の実施形態では、前記コンピュータで実現される方法は、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのキーストロークエンゲージメントを検出すること、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコル及び前記検出されたキーストロークエンゲージメントに基づいて、第2チャンネルタイトル提案セットを決定すること、及び前記チャンネル作成インターフェイスを自動的にアップデートすることによって、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記第2チャンネルタイトル提案セットで置き換えることをさらに含む。
【0031】
ある実施形態では、前記チャンネル作成インターフェイスは、チャンネル招待インターフェイスコンポーネントをさらに備え、前記コンピュータで実現される方法は、前記チャンネル招待インターフェイスコンポーネントに入力されたチャンネル招待入力を受け取ることであって、前記チャンネル招待入力は、前記グループベースコミュニケーションチャンネルに参加してほしいという招待が送られるべき少なくとも1人のユーザー受信者の指示を含む、チャンネル招待入力を受け取ること、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、かつ前記チャンネル招待入力に基づいて、前記第1チャンネルタイトル提案セットを決定することをさらに含む。
【0032】
他の実施形態では、前記チャンネル作成リクエストに関連付けられた前記グループ識別子は、第1グループ識別子であって、前記第1グループ識別子は、第1グループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられ、前記コンピュータで実現される方法は、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのキーストロークエンゲージメントを検出すること、前記検出されたキーストロークエンゲージメントが、第2グループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられた第2グループ識別子に関連付けられているかを判断すること、前記検出されたキーストロークエンゲージメントに基づいて、第1ワークスペース提案セットを決定することであって、前記第1ワークスペース提案セットは、前記第2グループベースコミュ
ニケーションワークスペースを含む、第1ワークスペース提案セットを決定すること、及び前記チャンネル作成インターフェイスを自動的にアップデートすることによって、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記第1ワークスペース提案セットと置き換えることをさらに含む。
【0033】
他の実施形態では、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠せず、前記コンピュータで実現される方法は、前記非準拠の通知を提供することをさらに含む。
【0034】
ある実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するためのコンピュータプログラム製品に関し、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されたコンピュータで実行可能なプログラムコード命令を有する少なくとも1つの非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備え、前記コンピュータで実行可能なプログラムコード命令は、グループ識別子に関連付けられたチャンネル作成リクエストをクライアントデバイスから受け取るよう構成されたプログラムコード命令、前記グループ識別子に関連付けられた、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを取得するよう構成されたプログラムコード命令、前記チャンネル作成リクエストの受領に応答してチャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うことであって、前記チャンネル作成インターフェイスはチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを含む、チャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うよう構成されたプログラムコード命令、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出するよう構成されたプログラムコード命令、及び前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトル提案セットを前記チャンネル作成インターフェイスにレンダリングするよう構成されたプログラムコード命令を含む。
【0035】
他の実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するよう構成されたグループベースコミュニケーション装置に関し、前記グループベースコミュニケーション装置は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを備え、前記少なくとも1つのメモリは、コンピュータコード化された命令をその中に有し、前記コンピュータコード化された命令は、前記少なくとも1つのプロセッサで実行される時、前記グループベースコミュニケーション装置にグループ識別子及びチャンネル識別子に関連付けられたチャンネル設定変更リクエストをクライアントデバイスから受け取ること、前記チャンネル識別子に関連付けられた前記グループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトルデータをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記チャンネルタイトルデータは、前記チャンネル識別子に関連付けられたユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを含む、チャンネルタイトルデータを取得すること、前記グループ識別子に関連付けられたグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを取得すること、前記チャンネル設定変更リクエストの受領に応答して、チャンネル設定インターフェイスのレンダリングを行うことであって、前記チャンネル設定インターフェイスは、チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントを含む、チャンネル設定インターフェイスのレンダリングを行うこと、前記チャンネル設定インターフ
ェイスの前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出すること、及び前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントの前記エンゲージメントを検出したことに応答して、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトルアップデート提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトルアップデート提案セットを前記チャンネル設定インターフェイスにレンダリングを行うことをさせる。ある実施形態では、前記チャンネル設定変更リクエストは、ユーザー識別子に関連付けられ、前記グループベースコミュニケーション装置は、前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントを介して、ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネントの入力を受け取ること、前記ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネントを、前記ユーザー識別子、グループ識別子、及びチャンネル識別子に関連付けること、及びチャンネルタイトルデータの前記グループベースコミュニケーションリポジトリへの記憶を行うことであって、前記チャンネルタイトルデータは、前記ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネント、前記ユーザー識別子、グループ識別子、及び前記チャンネル識別子を含み、前記ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネントが、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントに取って代わる、チャンネルタイトルデータの記憶を行うことをするようさらに構成される。
【0036】
さらに他の実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するためのコンピュータで実現される方法に関し、前記コンピュータで実現される方法は、グループ識別子及びチャンネル識別子に関連付けられたチャンネル設定変更リクエストをクライアントデバイスから受け取ること、前記チャンネル識別子に関連付けられた前記グループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトルデータをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記チャンネルタイトルデータは、前記チャンネル識別子に関連付けられたユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを含む、チャンネルタイトルデータを取得すること、前記グループ識別子に関連付けられたグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを取得すること、前記チャンネル設定変更リクエストの受領に応答して、チャンネル設定インターフェイスのレンダリングを行うことであって、前記チャンネル設定インターフェイスは、チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントを含む、チャンネル設定インターフェイスのレンダリングを行うこと、前記チャンネル設定インターフェイスの前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出すること、及び前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントの前記エンゲージメントを検出したことに応答して、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトルアップデート提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトルアップデート提案セットを前記チャンネル設定インターフェイスにレンダリングを行うことを含む。
【0037】
他の実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するためのコンピュータプログラム製品に関し、前記コンピュータプログラム製品は、その上に記憶されたコンピュータで実行可能なプログラムコード命令を有する少なくとも1つの非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備え、前記コンピュータで実行可能なプログラムコード命令は、グループ識別子及びチャンネル識別子に関連付けられたチャンネル設定変更リクエストをクライアントデバ
イスから受け取るよう構成されたプログラムコード命令、前記チャンネル識別子に関連付けられた前記グループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトルデータをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得するよう構成されたプログラムコード命令であって、前記チャンネルタイトルデータは、前記チャンネル識別子に関連付けられたユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを含む、チャンネルタイトルデータを取得するよう構成されたプログラムコード命令、前記グループ識別子に関連付けられたグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを前記グループベースコミュニケーションリポジトリから取得するよう構成されたプログラムコード命令であって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートを取得するよう構成されたプログラムコード命令、前記チャンネル設定変更リクエストの受領に応答して、チャンネル設定インターフェイスのレンダリングを行うよう構成されたプログラムコード命令であって、前記チャンネル設定インターフェイスは、チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントを含む、チャンネル設定インターフェイスのレンダリングを行うよう構成されたプログラムコード命令、前記チャンネル設定インターフェイスの前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出するよう構成されたプログラムコード命令、及び前記チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントの前記エンゲージメントを検出したことに応答して、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトルアップデート提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトルアップデート提案セットを前記チャンネル設定インターフェイスにレンダリングを行うよう構成されたプログラムコード命令を含む。
【図面の簡単な説明】
【0038】
以上、一般的な語で本開示が記載されてきたが、ここで添付図面が参照されるが、これらは必ずしも縮尺通りに描かれてはいない。
図1図1は、本発明のさまざまな実施形態によってクライアントデバイス及び外部リソースと通信するグループベースコミュニケーションシステムの概略図を示す。
図2図2は、ある実施形態によるグループベースコミュニケーション装置の概略図を示す。
図3A図3Aは、ある実施形態によって構成される例示的チャンネル作成インターフェイスを示す。
図3B図3Bは、ある実施形態によるチャンネルタイトル提案のレンダリングを含む例示的チャンネル作成インターフェイスを示す。
図3C図3Cは、ある実施形態による例示的チャンネル作成インターフェイスを示す。
図3D図3Dは、ある実施形態によるチャンネルタイトル提案のレンダリングを含む例示的チャンネル作成インターフェイスを示す。
図4A図4Aは、ある実施形態によって構成された例示的チャンネル設定インターフェイスを示す。
図4B図4Bは、ある実施形態による例示的チャンネルリネームインターフェイスを示す。
図4C図4Cは、ある実施形態によるチャンネルタイトル提案のレンダリングを含む例示的チャンネルリネームインターフェイスを示す。
図5A図5Aは、ある実施形態によって、第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを含むチャンネルタイトルデータをグループベースコミュニケーションシステム内に記憶するための例示的ステップを示すフローチャートである。
図5B図5Bは、ある実施形態による例示的データフローの信号図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
本開示は、さまざまな実施形態を添付の図面を参照してより完全に記載する。しかしここでは実施形態のうちの一部が記載されているのであって、あらゆる実施形態が記載されているのではないことを理解されたい。実際、実施形態は、多くの異なる形態をとり得て、よってこの開示は、ここで述べられた実施形態に限定されるようには解釈されるべきではない。むしろ、これら実施形態は、この開示が適用され得る法的要件を満たすように提供される。同様の番号は、同様の要素を通して表す。
【0040】
[概観]
グループベースコミュニケーションシステムは、複数のグループベースワークスペースを有し得て、それぞれのグループベースワークスペースは、特定のオーガナイゼーションのグループ又はチームの専用であり、定義されたメンバーリスト(すなわち認証されたユーザーアカウントの定義されたリスト)を有する。それぞれのグループベースコミュニケーションワークスペースは、複数のグループベースコミュニケーションチャンネルを含む。ユーザーたちは、グループベースコミュニケーションチャンネルを介してお互いにコミュニケートする。
【0041】
チャンネルタイトルは、それぞれの対応するグループベースコミュニケーションチャンネルの作成時に確定される。チャンネルタイトルは、関連付けられたグループベースコミュニケーションチャンネルのための一貫した識別子として働くので、チャンネルタイトルだけに基づいてグループベースコミュニケーションチャンネルの目的を容易に理解できるようなチャンネルタイトルをユーザーが構築することは重要である。ガイダンスなしでチャンネルタイトルを決定することは、チャンネルを作成するのに慣れていないユーザーにとっては難しいかもしれない。実際、ユーザーがグループベースコミュニケーションシステムに触れたことがないかどうかにかかわらず、新しいチャンネルを作成するユーザーは、チャンネルタイトルの入力のためのフリーフォームのフィールドに遭遇すると、不要なストレスを感じるかもしれない。ガイダンスなしでは、結果として生じるチャンネルタイトルは、往々にして、意図されたコンテンツ/チャンネルにポストされたメッセージを示唆せず、グループベースコミュニケーションシステムの他のユーザーにとってはそれほど意味のあるではない。その結果、ユーザーは、自分に関連するチャンネルを探そうとするときに困難に直面する。この問題は、特定のグループベースコミュニケーションワークスペースのユーザーの数及びチャンネルの数が増すと悪化する。加えて、チャンネルタイトルが均質ではないとき、チャンネルデータのインデキシング及び取得、又はそのようなチャンネルからの検索結果は、遅延をきたす。よって、グループベースコミュニケーションシステムは、複数のユーザー及び複数のグループベースコミュニケーションチャンネルをサポートするだけでなく、ユーザーがグループベースコミュニケーションチャンネルを容易に作成し及び特定することができるようにし、及びインデキシング及び検索能力の効率を高めるのが望ましい。
【0042】
出願人は、どのようなグループベースコミュニケーションシステムであってもその実装を改善するためには、チャンネルの命名法を確立することが重要であることに気付いた。チャンネル命名法つまりチャンネル命名基準は、複雑さを低減し、新しい意味のあるチャンネルタイトルを作成するのにかかる時間を短縮する。さらに、チャンネル命名法つまりチャンネル命名基準は、ユーザーがチャンネルのタイトルを見てチャンネルのコンテンツを理解するのを容易にする。チャンネルタイトルを理解するのが容易であればあるほど、グループベースコミュニケーションチャンネルは、その意図されたメンバーにとっては役に立つものになる。チャンネル命名法つまりチャンネル命名基準によって、ユーザーは、関連するチャンネルをより容易に探し当てることができ、グループベースコミュニケーションシステムの使用をより生産性の高いものにでき、これは、より多くのユーザーがグル
ープベースコミュニケーションシステムを採用し利用することにつながる。チャンネル命名法つまりチャンネル命名基準は、チャンネル作成のプロセスを簡単にでき、ユーザーがどのようにチャンネルを使うべきかを啓蒙することもできる。加えて、グループベースコミュニケーションチャンネルのタイトルがより高い均質さを有すると、グループベースコミュニケーションシステムのインデキシング及び検索の能力もより効率が良くなる。
【0043】
本発明のさまざまな実施形態は、グループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを効率的に管理するよう構成された改良されたグループベースコミュニケーション装置に関する。グループベースコミュニケーション装置は、グループベースコミュニケーションチャンネルの作成又は名称変更に関連してチャンネルタイトル提案を推薦するよう構成されている。
【0044】
ある例では、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含むグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートがグループベースコミュニケーション装置によって記憶される。グループベースコミュニケーション装置は、ユーザーによるチャンネル作成リクエストに応答して、グループで定義されるフォーマットプロトコルを用いて第1チャンネルタイトル提案セットを特定するよう構成されている。そのような第1チャンネルタイトル提案セットは、グループベースコミュニケーションインターフェイスのチャンネル作成インターフェイスにそれからレンダリングされ得て、チャンネル作成者が、他のユーザーが、グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた関連性のあるコンテンツを特定しナビゲートすることを可能にするチャンネルタイトルを持つ、新しく有用なチャンネルをより速く作成するのを容易にする。
【0045】
他の例では、グループベースコミュニケーション装置は、ユーザーによって著作されたユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの入力を受け取るよう構成されている。そのようなカスタムのユーザー定義チャンネルタイトルテキストコンポーネントは、そのユーザーについて、グループ識別子と関連させて、グループベースコミュニケーション装置によってチャンネルタイトルデータとして記憶され得る。そのようなチャンネルタイトルデータは、グループベースコミュニケーション装置がタイトル情報を取得できるロバストで及びダイナミックな供給を提供し、今後のチャンネルタイトル提案のその決定を知らせ、チャンネルタイトルの提案をグループベースコミュニケーションシステムのユーザーにとってより意味のある及び有益なものにする。このことは、グループベースコミュニケーションオブジェクトコーパスがグループベースコミュニケーションチャンネルから導出され、関連付けられたチャンネルタイトルデータと合わせて、ワークグラフデータ構造をアセンブルするのに用いられるときに、特にあてはまる。このワークグラフデータ構造は、さまざまなユーザー、グループベースコミュニケーションチャンネル、チャンネルタイトルデータ、及び他のグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係を表現するものであり得る。そのようなワークグラフデータ構造は、ユーザーに包括的で関連性のあるチャンネルタイトル提案を提示する(例えば、統合されたランキングヒエラルキーを提示して、ユーザーに関連性のレベルを示す)ために、機械学習及び/又は人工知能コンフィギュレーション及び/又はモデルを介して強化され得る。
【0046】
[定義]
ここで用いられるように「データ」、「コンテンツ」、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコンテンツコンテンツオブジェクト」、「情報」という語、及び同様の語は、本発明の実施形態に従って送信、受信、及び/又は記憶されることが可能なデータを表すために相互交換的に用いられ得る。よって、任意のそのような語の使用は、本発明の実施形態の精神及び範囲を限定するように解釈されるべきではない。さらに、データを他の計算デバイスから受け取るための計算デバイスがここで記載されるが、このデータは、他の計算デバイスから直接に受け取られてもよく、又は、例えば、1つ以上のサーバー、リレー、
ルータ、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホスト、及び/又は同様のもののような、「ネットワーク」とここで呼ばれることもある、1つ以上の媒介する計算デバイスを介して間接的に受け取られてもよいことが理解されよう。同様に、計算デバイスは、他の計算デバイスにデータを送るようここでは記載されるが、このデータは、他の計算デバイスに直接に送信されてもよく、又は1つ以上の中間計算デバイスを介して、例えば1つ以上のサーバー、リレー、ルータ、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホスト及び/又はその他を介して、間接的に送信されてもよいことが理解されるだろう。
【0047】
「クライアントデバイス」という語は、サーバーによって利用可能にされたサービスにアクセスするよう構成されたコンピュータハードウェア及び/又はソフトウェアを表す。サーバーは、しばしば(いつもではないが)他のコンピュータシステム上にあり、その場合、クライアントデバイスは、ネットワークによってサービスにアクセスする。クライアントデバイスは、限定としてではなく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェラブル機器、パーソナルコンピュータ、エンタープライズコンピュータ等を含み得る。
【0048】
「ユーザー」という語は、個人、個人のグループ、企業、オーガナイゼーション、及びその類似物を表すと理解されるべきである。ここで参照されるユーザー群は、クライアントデバイスを用いてグループベースコミュニケーションシステムにアクセスすることが可能になっている。グループベースコミュニケーションシステムのそれぞれのユーザーは、少なくとも1つの「グループ識別子」に関連付けられる。それぞれのグループ識別子は、ユニークな数字である。例えば、ある実施形態では、グループ識別子は、64ビット符号なし整数として記憶され得て、外部(メモリの外)ではベース34でエンコードされた文字列として表現され得る。
【0049】
「グループベース」という語は、定義されたグループのユーザー群だけがアクセス可能であるのに十分なセキュリティを有するシステム、チャンネル、コミュニケーション、メッセージ、又は仮想環境を表すためにここでは用いられている。このグループは、組織又は商業エンタープライズのもののような共通アクセス資格情報によって定義され得る。アクセスは、参加するための認証された要求又はあるグループメンバユーザから他の非メンバーユーザーに送信された参加するための招待によってさらに促進され得る。グループ識別子(以下に定義される)は、データ、情報、メッセージ、ユーザー、グループベースコミュニケーションチャンネル等を、以下に定義されるグループベースコミュニケーションシステムの特定のグループと関連付けるために用いられる。
【0050】
「グループベースコミュニケーションシステム」という語は、コミュニケーションソフトウェアプラットフォームと、複数のグループベースコミュニケーションワークスペース及び全ての関連付けられた機能をサポートし維持するよう構成された関連付けられたハードウェアとを表す。グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、オーガナイゼーショングループに組織化され(例えば、異なる会社の従業員は、別のオーガナイゼーショングループ群であり得る)、それぞれのグループは、対応するグループベースコミュニケーションワークスペースを介してシステムとインタラクトする。例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、とりわけ、Slack Corporationのグループベースコ
ミュニケーションワークスペース及びACME Corporationのグループベースコミュニケーションワークスペースをサポートするかもしれない。例示的グループベースコミュニケーションシステムは、サポーティングサーバー、クライアントデバイス、及びサードパーティーリソースを備える。
【0051】
「ユーザープロフィール」、「ユーザーアカウント」、及び「ユーザーアカウント詳細」という語は、ユーザーと関連付けられたグループベースコミュニケーションシステムの
情報を表し、これには、例えば、ユーザー識別子、そのユーザーがアクセスを認められているグループベースコミュニケーションチャンネルと関連付けられた1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、そのユーザーが関連付けられているグループの1つ以上のグループ識別子、そのユーザーがいずれかのグループベースコミュニケーションチャンネルのオーナーであるかについての表示、ユーザーがいずれかのグループベースコミュニケーションチャンネルの制限を有するかについての表示、複数のメッセージ、複数の絵文字、複数の会話、複数の会話トピックス、アバター、電子メールアドレス、実名(例えばJohn Doe)、ユーザー名(例えばjdoe)、パスワード、実名、時間帯、ステータス、及びこれらの類似物が含まれる。ユーザーアカウント詳細は、例えば、そのユーザーのユーザー名及びパスワードを含むそのユーザーのログイン情報のようなユーザー資格情報(user credentials)のサブセット指定を含み得る。
【0052】
ここで用いられるように、「ユーザー識別子」という語は、ユーザー及びこのユーザーの対応するユーザーアカウントがグループベースコミュニケーションシステム内で特定され得るデータの1つ以上のアイテムを表す。例えば、ユーザー識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、又は他のユニークな識別子を含み得る。
【0053】
「グループ識別子」又は「チーム識別子」という語は、グループベースコミュニケーションシステム内のグループが特定され得る、データの1つ以上のアイテムを表す。例えば、グループ識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びこれらの類似物を含み得る。グループ識別子は、あるグループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャンネル、メッセージ、ファイル、メンバー等を、他のグループベースコミュニケーションワークスペースから区別するのに用いられる。
【0054】
「グループベースコミュニケーションサーバー」という語は、ソフトウェアプラットフォームと、グループベースコミュニケーションシステムのさまざまなグループベースコミュニケーションワークスペース(以下に定義される)へのアクセスを管理するよう構成された、ソフトウェアプラットフォームに関連付けられたハードウェアとを表す。グループベースコミュニケーションサーバーは、グループベースコミュニケーションシステムのアプリケーションプロダクトロジックに対してアクセス、維持、及びサポートをするように、及びグループベースコミュニケーションリポジトリのような1つ以上のデータリポジトリにアクセスするように構成される。
【0055】
「グループベースコミュニケーションワークスペース」という語は、グループベースコミュニケーションシステムとのユーザーインタラクションを促進するよう構成された仮想的なコミュニケーション環境を表す。それぞれのグループベースコミュニケーションワークスペースは、企業又はオーガナイゼーションの従業員からなるグループのような、選ばれたユーザーのグループにアクセス可能及び閲覧可能である(以下に定義されるグループベースコミュニケーションインターフェイスとして)(例えば、Slack Corp.のインター
フェイスは、Slack従業員にはアクセス可能及び閲覧可能であるが、ACME Corporationの
グループベースコミュニケーションワークスペースは、Slack従業員にはアクセス可能で
はなく閲覧可能でもない)。グループベースコミュニケーションワークスペースは、複数のグループベースコミュニケーションチャンネル(例えばマーケティングチャンネル、販売チャンネル、経理チャンネル等)を含み、それらはここで定義される。さまざまな実施形態では、共通グループ識別子(以下に定義される)を共有するユーザープロフィールは、共通グループベースコミュニケーションワークスペースの一部を形成する。
【0056】
「グループベースコミュニケーションインターフェイス」という語は、ユーザー(例えばグループメンバー)が、グループベースコミュニケーションワークスペースを閲覧及び
使用できるようにするよう構成されたグループベースコミュニケーションシステムのグラフィカルユーザーインターフェイスである。グループベースコミュニケーションインターフェイスは、グループベースコミュニケーションシステムによって提供されたデータ及び命令に基づいてクライアントデバイスに対してレンダリングされる。ある実施形態では、そのようなデータ及び命令は、そのクライアントデバイス上で走る専用のソフトウェアアプリケーションによって促進される。他の実施形態では、そのようなデータ及び命令は、クライアントデバイス上で走るウェブブラウザを通して提供される。
【0057】
「グループベースコミュニケーションチャンネル」という語は、当該チャンネルのメンバーだけに閲覧可能である、チャンネルメンバー(例えばクライアントデバイスを用いて環境にアクセスする、認証されたユーザー)によってポストされたメッセージングコミュニケーションを表示するよう構成された仮想的な通信環境つまりフィードを表す。グループベースコミュニケーションチャンネルのフォーマットは、グループベースコミュニケーションチャンネルの異なるメンバーには異なるように見えるかもしれない。しかし、グループベースコミュニケーションチャンネルのコンテンツ(すなわちメッセージングコミュニケーション)は、そのグループベースコミュニケーションチャンネルのそれぞれのメンバーに表示される。例えば、グループベースメッセージングコミュニケーションの共通セットは、対応するグループベースコミュニケーションチャンネルのそれぞれのメンバーに表示されて、グループベースコミュニケーションチャンネルのコンテンツ(すなわちメッセージングコミュニケーション)がグループベースコミュニケーションチャンネルのメンバーごとに変わらないようにする。
【0058】
「グループベースコミュニケーションチャンネル識別子」又は「チャンネル識別子」という語は、グループベースコミュニケーションチャンネルが特定され得る、データの1つ以上のアイテムを表す。例えば、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びこれらの類似物を含み得る。
【0059】
「メッセージングコミュニケーション」及び「メッセージ」という語は、クライアントデバイスを用いてユーザーによって提供され、グループベースコミュニケーションチャンネル内で表示されるよう構成された任意の電子的に生成されたデジタルコンテンツを表す。メッセージングコミュニケーションは、ユーザーによって提供される(クライアントデバイスを用いて)任意のテキスト、画像、動画、オーディオ又はそれらの組み合わせを含み得る。例えば、ユーザーは、メッセージコンテンツとしてメッセージングコミュニケーションの中に、テキストだけでなく、画像及び動画も含むメッセージングコミュニケーションを提供し得る。そのような場合、テキスト、画像、及び動画は、メッセージングコミュニケーション又はデジタルコンテンツオブジェクトを含むことになる。グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションチャンネルに送信又はポストされたそれぞれのメッセージは、以下を含むメタデータを含み、すなわちこのメタデータは、送信するユーザーの識別子、メッセージ識別子、メッセージコンテンツ、メッセージの時刻を特定するタイムスタンプ、グループ識別子、及びグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含む。上述の識別子のそれぞれは、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びその類似物を含み得る。メタデータに加えて、メッセージングコミュニケーション又はデジタルコンテンツオブジェクトは、テキスト、画像、ファイル、動画、及びその類似物を含むボディコンテンツデータも含む。
【0060】
「グループベースコミュニケーションオブジェクト」という語は、具体的に実行可能な、及び/又はそうでなければグループベースコミュニケーションシステム及び/又は少なくとも1つの外部リソースを介してアクセス可能な電子的データオブジェクト又はデジタルコンテンツオブジェクトを表す。グループベースコミュニケーションオブジェクトは、グループベースコミュニケーションシステムに伝達された(プッシュされた)それらのグ
ループベースコミュニケーションオブジェクトを受け取ることによって、グループベースコミュニケーションシステムにおいて受け取られ得て、又はグループベースコミュニケーションシステムは、1つ以上のクライアントデバイス、外部リソース、及びその類似物のアクセス可能な記憶領域内に記憶されたさまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトを取得(プル)し得る。グループベースコミュニケーションオブジェクトは、ボディコンテンツデータ及びメタデータを含む。グループベースコミュニケーションオブジェクトのボディコンテンツデータは、グループベースコミュニケーション装置によって解釈されて、情報の人間が読める表現及び/又は特定のクライアントデバイスを特定のやり方で動作させるコンピュータで実行可能なコンテンツを表示又は他の方法で伝達し得る。あるグループベースコミュニケーションオブジェクトの例の具体的な事柄がここで説明されているが、ある実施形態では、グループベースコミュニケーションオブジェクトは、メッセージングコミュニケーション、電子メール、イベント、オーディオファイル、ビデオファイル、文書ファイル、スプレッドシートファイル、プレゼンテーションファイル、タスク、及びその類似物として実現され得るだけでなく、それに対応する任意のコンテクスチュアルデータとしても実現され得ることを理解されたい。グループベースコミュニケーションオブジェクトは、よって、非個人的(代替としてパブリックとも呼ばれる)であり得るが、それはそれらが複数のユーザーの間でやりとりされ、又はそうでなければ複数のユーザーに利用可能にされるからである。代替として、グループベースコミュニケーションオブジェクトは、本質的に個人的であり得て(例えばグループベースコミュニケーションオブジェクトに関連付けられたメタデータの一部によって規定されるように)、その場合は、グループベースコミュニケーションオブジェクトのコンテンツへのアクセスは、単一のユーザー(又は限定された人数の定められたユーザー)に限定される。例えば、単一のユーザーにとって個人的なものであるグループベースコミュニケーションオブジェクトは、特定のユーザーによって及びそのために個人的に規定されたタスク又はタスクリストを包含し得る。個人的なグループベースコミュニケーションオブジェクトへのアクセスは、規定されたユーザー識別子に関連付けられたアクセスリクエストに制限され得る。ある実施形態では、個人的なグループベースコミュニケーションオブジェクトは、データベース記憶領域でインデキシングされた時及び/又は個人的及び非個人的グループベースコミュニケーションオブジェクトを含むワークグラフデータ構造内に含まれる時には、暗号化されたデータとして表現され得る。
【0061】
「送信ユーザー識別子」は、特定のユーザーによって送信された(例えば特定のユーザー、ユーザー識別子、又はユーザープロフィールに関連付けられたクライアントデバイスによって送られた)メッセージ群の集合体に関連付けられている。これらメッセージは、ユーザーに関するコンテキストを求めるために分析され又はパースされ得る(例えばあるトピックにおけるそのユーザーの専門又は関心は、そのようなメッセージ群の中におけるそのトピック又はそのトピックに関連付けられたキーワードの言及の頻度に基づいて求められ得る)。送信ユーザー識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びその類似物を含み得る。
【0062】
グループベースコミュニケーションシステムユーザーは、グループベースコミュニケーションチャンネルに参加し得る。一部のグループベースコミュニケーションチャンネルは、それらのユーザープロフィールに関連付けられた特定のオーガナイゼーションのグループ識別子を有するそれらユーザーにとってはグローバルにアクセス可能であり得る(すなわちそのオーガナイゼーションのメンバーであるユーザー)。一部のグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスは、特定のグループのメンバーに制限され得て、それによってグループベースコミュニケーションチャンネルは、それらのユーザープロフィールに関連付けられた特定のグループ識別子を有するそれらユーザーにアクセス可能である。グループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、メッセージについてのアクセス制御を促進するために用いられ得る(例えば、サーチクエリに応答してサーチ結果
の一部としてメッセージリターンを持つようなメッセージへのアクセスは、それらのユーザープロフィールに関連付けられたグループ識別子を有し、又はグループベースコミュニケーションチャンネルに参加する能力を有するそれらユーザーに制限され得る)。グループベースコミュニケーションチャンネル識別子は、メッセージのコンテキストを決定するのに用いられ得る(例えば、グループベースコミュニケーションチャンネルで議論されるプロジェクトの説明のような、グループベースコミュニケーションチャンネルの説明は、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられ得る)。
【0063】
「プライベートグループベースコミュニケーションチャンネル」という語は、制限されたアクセスを持つことによって、グループベースコミュニケーションシステムの他のメンバー(すなわち他のグループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられたメンバー)によって一般にはアクセス可能ではなく及び/又はサーチ可能ではないグループベースコミュニケーションチャンネルを表す。例えば、プライベートグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスについての知識及び許可を有する(例えば、ユーザーが許可/認証された後に、プライベートグループベースコミュニケーションチャンネルについてのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子がそれらのユーザープロフィールに関連付けられる)ユーザー又は管理者だけが、プライベートグループベースコミュニケーションチャンネルのコンテンツを閲覧することができる。
【0064】
「許可されたグループベースコミュニケーションチャンネル」という語は、選択されたユーザー識別子に関連付けられたユーザー(例えばユーザープロフィール)によるアクセスのために承認又は認証された1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネル又はプライベートグループベースコミュニケーションチャンネルを表す。
【0065】
「チャンネル作成リクエスト」という語は、ユーザーがグループベースコミュニケーションチャンネルを作成したいというリクエストを含む入力を提供したことを示す電子的に生成されたデジタルオブジェクトを表す。チャンネル作成リクエストは、ユーザーがそのリクエストを行ったことを受信者に通知する一時コードを介して表現され得る。さらなる文脈を提供するために、チャンネル作成リクエストは、クライアントデバイスのディスプレイスクリーン上に提示されるグループベースコミュニケーションインターフェイスとのユーザーインタラクションに応答して生成される。ユーザーは、例えば、グループベースコミュニケーションインターフェイスの一部を形成する特定のチャンネル作成アクチュエータボタンとインタラクトすることによって、チャンネル作成リクエストをクライアントデバイスに生成させる。
【0066】
「チャンネル設定変更リクエスト」という語は、グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた設定を変更したいというリクエストを含む入力をユーザーが提供したことを示す電子的に生成されたデジタルオブジェクトを表す。チャンネル設定変更リクエストは、ユーザーがそのリクエストを行ったことを受信者に通知する一時コードを介して表現され得る。さらなる文脈を提供するために、チャンネル設定変更リクエストは、クライアントデバイスのディスプレイスクリーン上に提示されるグループベースコミュニケーションインターフェイスとのユーザーインタラクションに応答して生成される。ユーザーは、例えば、グループベースコミュニケーションインターフェイスの一部を形成する「設定」視覚的インジケータ又はアクチュエータボタンとインタラクトすることによって、チャンネル設定変更リクエストをクライアントデバイスに生成させる。
【0067】
「非キーストロークエンゲージメント」という語は、グラフィカルユーザーインターフェイスを介した、ユーザーインタラクションにチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントへの1つ以上の文字の入力(例えばキーストローク)がない、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントとのユーザーインタラクションを表す。例えば、チ
ャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントとのタッチスクリーン又はマウスクリックによるエンゲージメントは、非キーストロークエンゲージメントの一例である。
【0068】
「キーストロークエンゲージメント」という語は、グラフィカルユーザーインターフェイスのチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントへの1つ以上のキーストロークの入力を表す。例えば、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントへの1つ以上の文字(例えばアルファニューメリック文字)の入力は、キーストロークエンゲージメントの一例である。
【0069】
「チャンネルタイトル記述コンポーネント」という語は、チャンネル作成インターフェイスの一部としてレンダリングされ、対応するチャンネルタイトル提案をユーザーがどのように使用できるかの説明を表示するよう構成されたユーザーインターフェイスエレメントを表す。ある実施形態では、チャンネルタイトル記述コンポーネントは、チャンネルタイトル提案の説明と、そのコンテキストにおけるチャンネルタイトル提案の教育的例示との両方を含む。例えば、図3Bにおいてチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301の下に表示されるチャンネルタイトル記述コンポーネント308は、チャンネルタイトル記述コンポーネントの例である。図3Bにおいて、チャンネルタイトル提案「proj-」に関連付けられたチャンネルタイトル記述コンポーネント308は、説明(すな
わち「for ongoing projects(進行中のプロジェクトのために)」)及び教育的例示(すなわち「#proj-cafe-build」)を提供する。
【0070】
ここで用いられるように「チャンネル作成インターフェイス」という語は、グループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされ、グループベースコミュニケーションチャンネルの作成のためのパラメータをユーザーが閲覧及び入力できるようにするよう構成されたユーザーインターフェイスエレメントを表す。例えば、図3A図3Dのチャンネル作成インターフェイス300は、チャンネル作成インターフェイスの例である。
【0071】
ここで用いられるように「チャンネル設定変更インターフェイス」という語は、グループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされ、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルのパラメータをユーザーが閲覧及び変更できるようにするよう構成されたユーザーインターフェイスエレメントを表す。例えば、図4Aのチャンネル設定変更インターフェイス400は、チャンネル設定変更インターフェイスの例である。
【0072】
「チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント」という語は、チャンネル作成インターフェイスの一部としてレンダリングされ、ユーザーがグループベースコミュニケーションシステムとインタラクトし、及びグループベースコミュニケーションチャンネルのためのチャンネルタイトル又はテキストストリングを入力できるようにするよう構成されたユーザーインターフェイスエレメントを表す。例えば、図3A図3Dのチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301は、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの例である。
【0073】
「チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネント」という語は、チャンネル設定変更インターフェイス又はチャンネルリネームインターフェイスの一部としてレンダリングされ、ユーザーがグループベースコミュニケーションシステムとインタラクトし、及び既存のグループベースコミュニケーションチャンネルをリネームするためのアップデートされたチャンネルタイトル又はテキストストリングを入力できるようにするよう構成されたユーザーインターフェイスエレメントを表す。例えば、図4A図4Cのチャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネント401は、チャンネル
タイトルアップデートインターフェイスコンポーネントの例である。
【0074】
「チャンネル招待インターフェイスコンポーネント」という語は、チャンネル作成インターフェイスの一部としてレンダリングされ、1つ以上の非メンバーユーザーにグループベースコミュニケーションチャンネルに参加することを促す招待が送信され得るように、少なくとも1人の非メンバーユーザーを示すチャンネル招待データをユーザーが入力できるようにするよう構成されたユーザーインターフェイスエレメントを表す。例えば、図3Aのチャンネル招待インターフェイスコンポーネント303は、チャンネル招待インターフェイスコンポーネントの例である。
【0075】
「グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレート」という語は、グループベースコミュニケーションチャンネルが作成され、任意の関連付けられたグループベースコミュニケーションチャンネルの目的をグループメンバーが容易に理解できるようにするときの、グループベースコミュニケーションチャンネルのためのチャンネルタイトルのグループ内の命名法、フォーマット構造、フィールドアレイ、及び/又はレイアウトを表す。
【0076】
「グループで定義されるフォーマットプロトコル」という語は、グループベースコミュニケーションシステムの特定のグループベースコミュニケーションワークスペースにおけるチャンネルタイトル名称を規制するフォーマットパラメータ、プロシージャ、制限、コンフィギュレーション、及び/又はポリシーを表すものと理解されるべきである。そのようなグループで定義されるフォーマットプロトコルは、特定のグループベースコミュニケーションワークスペース全体にわたってパラメータを定義する。例えば、グループで定義されるフォーマットプロトコルは、グループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネルタイトルにおいて許容される言語、長さ、又は文字の種類(例えばアルファニューメリック文字)を定義し得る。ある実施形態では、グループで定義されるフォーマットプロトコルは、グループベースコミュニケーションワークスペースのユーザーが使用するために、グループベースコミュニケーションワークスペースの管理者によって設定され得る。グループで定義されるフォーマットプロトコルのさらなるバリエーションも本開示及び定義によって想定される。
【0077】
「ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント」という語は、チャンネル作成インターフェイスのチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントとのユーザーのエンゲージメントに起因してクライアントデバイスによって作成されたチャンネル名、チャンネルタイトル、テキストストリング、又はそれらの部分(群)を表す。ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、チャンネルタイトル提案のためにその共通の又は関連性のある部分を決定するためにパースされ得る。例えばユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、チャンネルタイトル提案の一部としてプログラムを用いて生成され得る共通チャンネルタイトルプレフィックスの使用を決定するために分析され得る。グループベースコミュニケーションワークスペースの全てのメンバーに共通のID(common identification)についてグループベ
ースコミュニケーションチャンネルが作成された時に、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、グループベースコミュニケーションリポジトリにリアルタイムで記憶される。
【0078】
「ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネント」という語は、チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネントとのユーザーのエンゲージメントに起因してクライアントデバイスによって作成されたチャンネル名、チャンネルタイトル、テキストストリング、又はそれらの部分(群)を表す。ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント(上述)のように、ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、チ
ャンネルタイトル提案のためにその共通の又は関連性のある部分を決定するためにパースされ得る。既存のグループベースコミュニケーションチャンネルがグループベースコミュニケーションワークスペースの全てのメンバーに共通のIDについてリネームされる時に、ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネントは、グループベースコミュニケーションリポジトリにリアルタイムで記憶される。
【0079】
「チャンネルタイトルデータ」という語は、これらには限定されないが、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント及びチャンネルメタデータを含む1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連するデータの1つ以上のアイテムを表す。グループベースコミュニケーションシステムのそれぞれのグループベースコミュニケーションチャンネルは、以下のもの、すなわちチャンネル作成者ユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、そのチャンネルがプライベート又はパブリックのいずれであるのか、及びその類似物を含むチャンネルメタデータを含む。前述の識別子のそれぞれは、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びその類似物を含み得る。
【0080】
「履歴チャンネルタイトルデータ」という語は、特定のユーザー識別子がそのチャンネル作成者のユーザー識別子として示されている全てのチャンネルタイトルデータを表す。
【0081】
「チャンネル作成者ユーザー識別子」は、特定のユーザー識別子によって作成されている(例えば特定のユーザー、ユーザー識別子、又はユーザープロフィールに関連付けられたクライアントデバイスによって作成されている)グループベースコミュニケーションチャンネル群の集合体と関連付けられている。チャンネル作成者ユーザー識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びその類似物を含み得る。
【0082】
「グループチャンネルデータ」という語は、これらには限定されないが、チャンネルタイトルデータ(上述)、チャンネルタイトルカウントデータ、チャンネルタイトルリーセンシーデータ、チャンネルアクティビティデータ、及びチャンネルメタデータを含むグループベースコミュニケーションワークスペース内の1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連するデータの1つ以上のアイテムを表す。グループベースコミュニケーションシステムのそれぞれのグループベースコミュニケーションチャンネルは、以下のもの、すなわちチャンネル作成者ユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、アクセス設定データ(すなわちチャンネルがプライベート又はパブリックのいずれであるかを示すデータ)、及びその類似物を含むチャンネルメタデータを含む。
【0083】
「チャンネルタイトルカウントデータ」という語は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部が特定のグループベースコミュニケーションワークスペースで使われた回数を定量化する情報を記録するデータ値を表す。グループチャンネルタイトルカウントデータを含むそれぞれのデータ値は、前記ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部が、特定のグループベースコミュニケーションワークスペースにおいて利用された回数を定量化するために、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部に関連付けられる。
【0084】
「チャンネルタイトルリーセンシーデータ」という語は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部がグループベースコミュニケーションチャンネルに関連して記憶された時からの時間の長さに関する情報を記録するデータ値を表す。
【0085】
「チャンネルアクティビティデータ」という語は、グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたユーザーアクティビティのレベルに関する情報を記録するデータ値を表す。チャンネルアクティビティデータは、グループベースコミュニケーションチャンネル内のユーザーアクティビティに基づいている。ある実施形態では、チャンネルアクティビティデータは、ユーザーが特定のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスするレート(すなわち特定の期間にわたって(例えば最近28日にわたって)ユーザーが特定のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスした回数)を表現し得る。しかし他の実施形態では、チャンネルアクティビティデータは、特定の期間に関係なく、ユーザーがグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスした回数をカウンタを介する等の方法で単に追跡してもよい。ある実施形態では、チャンネルアクティビティデータは、ユーザーが特定のグループベースコミュニケーションチャンネルにメッセージをポストするレート(すなわち特定の期間にわたって(例えば最近28日にわたって)ユーザーが特定のグループベースコミュニケーションチャンネルにメッセージをポストした回数)を表現し得る。しかし他の実施形態では、チャンネルアクティビティデータは、特定のグループベースコミュニケーションチャンネルにおいてユーザーがグループベースコミュニケーションチャンネルにメッセージをポストした回数を単に追跡してもよい。当業者には明らかであるように、チャンネルアクティビティデータの他のバリエーションも本開示及び定義によって想定される。
【0086】
「システムチャンネルデータ」という語は、いかなる関連付けられたグループベースコミュニケーションワークスペースにもかかわらず、グループベースコミュニケーションシステム内の1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連するデータの1つ以上のアイテムを表す。システムチャンネルデータは、これらに限定はされないが、チャンネルタイトルデータ、チャンネルタイトルカウントデータ、チャンネルタイトルリーセンシーデータ、チャンネルアクティビティデータ、及びチャンネルメタデータ(例えばチャンネル作成者ユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、アクセス設定データ(すなわちそのチャンネルがプライベート又パブリックのいずれであるかを示すデータ)、及びその類似物)を含み得る。
【0087】
「外部リソース」という語は、グループベースコミュニケーションインターフェイスを介して及び/又はグループベースコミュニケーションワークスペースを介して、外部サービス(すなわちグループベースコミュニケーションシステムにネイティブではない)をクライアントデバイスに提供するための、グループベースコミュニケーションシステムと通信するよう構成されたソフトウェアプログラム、アプリケーション、プラットフォーム、又はサービスを表す。
【0088】
「外部リソースユーザー識別子」という語は、外部リソースのユーザー(又はユーザープロフィール)がグループベースコミュニケーションシステムによってユニークに特定され得るデータの1つ以上のアイテムを表す。例えば、外部リソースユーザー識別子は、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス、及びその類似物を含み得る。1つ以上の外部リソースユーザー識別子は、他の識別子(例えばユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子等)と共にグループベースコミュニケーションシステムのユーザープロフィールに記憶され得る。外部リソースユーザー識別子は、外部リソースにネイティブなフォーマットで実現され得るか、又はグループベースコミュニケーションシステムによって指定っされたフォーマットで構築され得る。1つ以上の外部リソースユーザー識別子を、グループベースコミュニケーションシステムのユーザーアカウント又はユーザー識別子に対応付けることによって、グループベースコミュニケーションシステムは、異質の外部リソースからのアカウントを、選ばれたグループベースコミュニケーションシステムユーザーアカウントにリンクさせることができる。外部リソースユーザー識別子は、整数識別子、汎用一意識別子、電子メールアドレス、ランダム
ストリング、及び/又はその類似物を含み得る。そのような場合、グループベースコミュニケーションサーバーは、オープンオーソリゼーション(open authorization)(OAuth)プロセスの間に外部リソースユーザー識別子を受け取り得る。
【0089】
「グループベースコミュニケーションデータ」という語は、グループベースコミュニケーションシステムの運用を促進するために、グループベースコミュニケーションサーバーによってアクセスされ記憶される情報を表す。例えば、グループベースコミュニケーションデータは、これらに限定されることなく、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレート(群)、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント(群)、ユーザープロフィールデータ、グループチャンネルデータ、チャンネルデータ、チャンネルタイトルデータ、チャンネルタイトルリーセンシーデータ、チャンネルアクティビティデータ、ユーザー識別子、チャンネル作成者ユーザー識別子、グループ識別子、チャンネルメタデータ、チャンネルタイトル記述コンポーネント(群)、及びその類似物を含み得る。
【0090】
「グループベースコミュニケーションリポジトリ」という語は、1つ以上のユーザーアクティビティデータログ又は他のグループベースコミュニケーションデータが記憶されるメモリデバイスのような位置を表す。グループベースコミュニケーションリポジトリは、専用のデバイス及び/又はより大きなリポジトリの一部であり得る。グループベースコミュニケーションリポジトリは、動的にアップデートされてもよく、又は静的であってもよい。例えばユーザーアクティビティデータログは、ユーザーアクティビティデータログの作成と同時にグループベースコミュニケーションリポジトリにアップロードされ得る。代替として、ユーザーアクティビティデータログは、それらの作成と同時にはアップロードされなくてもよく、その代わりに、時間間隔(例えば15分ごとにアップロードが発生する)、ユーザーの開始(例えばユーザーがアップロードを開始するボタンを押す)、又はその類似物に基づいてのような、他のファクタに基づいてバッチ式にアップロードされてもよい。グループベースコミュニケーションリポジトリは、ユーザーアクティビティデータログ及び関連付けられたエンゲージメントデータへの不正アクセスを制限するために、暗号化され得る。
【0091】
[例示的システムアーキテクチャ]
本開示の方法、装置、及びコンピュータプログラム製品は、さまざまなデバイスの任意のものによって実現され得る。例えば、例示的実施形態の方法、装置、及びコンピュータプログラム製品は、1つ以上のクライアントデバイスのような1つ以上のデバイスと通信するよう構成されるサーバー又は他のネットワークエンティティのようなネットワーク接続されたデバイス(例えばエンタープライズプラットフォーム)によって実現され得る。追加として又は代替として、計算デバイスは、パーソナルコンピュータ又はコンピュータワークステーションのような固定された計算デバイスを含み得る。さらに例示的実施形態は、携帯デジタルアシスタント(PDA)、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、又は前述のデバイスの任意の組合せのような、さまざまなモバイルデバイスの任意のものによって実現され得る。
【0092】
図1は、本開示の実施形態が動作し得る例示的計算システム100を示す。ユーザーは、クライアントデバイス101A-101Nを用いて通信ネットワーク102を介してグループベースコミュニケーションシステム200にアクセスし得る。グループベースコミュニケーションシステム200は、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションリポジトリ207と通信するグループベースコミュニケーション装置210を備え得る。ユーザーは、グループベースコミュニケーションシステム200を通じて、1つ以上の外部リソース103A-103Nのフィーチャー又はサービスにさらにアクセスし得る。
【0093】
通信ネットワーク102は、例えば、それを実現するのに要求される任意のハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェア(例えばネットワークルータ等のような)と共に、有線又は無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)等を含む任意の有線又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、通信ネットワーク102は、セルラー式電話、802.11、802.16、802.20、及び/又はWiMaxネットワークを含み得る。さらに、通信ネットワーク102は、インターネットのような公衆ネットワーク、イントラネットのようなプライベートネットワーク、又はそれらの組合せを含み得て、TCP/IPベースのネットワーキングプロトコルを含むがこれには限定されない、現在利用可能な又は将来開発されるさまざまなネットワーキングプロトコルを利用し得る。例えば、ネットワーキングプロトコルは、グループベースコミュニケーションシステムの要求に合うようにカスタマイズされ得る。ある実施形態では、プロトコルは、ウェブソケットチャンネルを介して送られるJSON(JavaScript Object Notation)オブジェクトのカスタムプロトコルである。ある実施形態では、プロトコルは、JSON-RPC(「remote procedural call」、遠隔手続き呼び出し)、JSON-REST(「Representational State Transfer」、表現可能な状態の転送
)/HTTP(「HyperText Transfer Protocol」、ハイパーテキスト転送プロトコル)
、及びその類似物である。
【0094】
グループベースコミュニケーション装置210は、この技術分野で知られるようにコンピュータ又はコンピュータ群として実現され得る。グループベースコミュニケーション装置210は、クライアントデバイス101A-101Nには必ずしも限定されないがこれらを含むさまざまなソースからの電子データの受信のために設けられ得る。例えば、グループベースコミュニケーション装置210は、クライアントデバイス101A-101Nによって提供されたグループベースメッセージングコミュニケーションを受信及びポスト又は送信するよう動作可能であり得る。
【0095】
グループベースコミュニケーションリポジトリ207は、ネットワークアタッチトストレージ(NAS)装置又は装置群のようなデータ記憶装置として、又は別個のデータベースサーバ又はサーバー群として実現され得る。グループベースコミュニケーションリポジトリ207は、グループベースコミュニケーションシステム200の動作を促進するためにグループベースコミュニケーション装置210によってアクセスされ記憶される情報を含む。例えば、グループベースコミュニケーションリポジトリ207は、複数のグループベースコミュニケーションチャンネル、複数のユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント、複数のユーザー識別子、及び/又はそれら類似物の間で組織化された複数のメッセージングコミュニケーションを限定ではなく含み得る。
【0096】
クライアントデバイス101A-101Nは、上で定義されたような任意の計算デバイスであり得る。クライアントデバイス101A-101Nからグループベースコミュニケーション装置210によって受信された電子データは、さまざまな形態で、かつさまざまな方法を介して提供され得る。例えば、クライアントデバイス101A-101Nは、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、ネットブック、タブレットコンピュータ、ウェアラブルデバイス、及びそれらの類似物を含み得る。
【0097】
クライアントデバイス101A-101Nが、スマートフォン又はタブレットのようなモバイルデバイスである実施形態においては、クライアントデバイス101A-101Nは、グループベースコミュニケーションシステム200とインタラクトするために「アプリ」を実行し得る。そのようなアプリは、タブレット又はスマートフォンのようなモバイルデバイス上で動作するように典型的には設計される。例えば、アプリは、iOS(登録商
標)、Android(登録商標)、又はWindows(登録商標)のようなモバイルデバイスオペレ
ーティングシステム上で動作するよう提供され得る。これらプラットフォームは、アプリが互いに、及びモバイルデバイスの特定のハードウェア及びソフトウェア要素と通信することを可能にするフレームワークを典型的には提供する。例えば、上で挙げられたモバイルデバイスオペレーティングシステムは、それぞれ、位置サービス回路、有線及び無線ネットワークインタフェース、ユーザコンタクト、及び他のアプリケーションと相互作用するためのフレームワークを提供する。アプリの外で動作するハードウェア及びソフトウェアモジュールとの通信は、モバイルデバイスオペレーティングシステムによって提供されるアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して典型的には提供される。
【0098】
追加として又は代替として、クライアントデバイス101A-101Nは、ウェブブラウザを介してグループベースコミュニケーションシステム200とインタラクトし得る。さらに他の例として、クライアントデバイス101A-101Nは、グループベースコミュニケーションシステム200とインターフェイスするよう設計されたさまざまなハードウェア又はファームウェアを含み得る。
【0099】
外部リソース103A-103Nのうちのそれぞれは、対応するグループベースコミュニケーションシステムユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスのユーザーがグループベースコミュニケーションシステム200を介してアクセスし得る外部システム、リソース、サービス、ソフトウェアアプリケーション、コンピュータ、又はそれら類似物を表現する。例えば、グループベースコミュニケーションシステム200は、1つ以上のアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を介して外部リソースにアクセスし得る。外部リソースは、グループベースコミュニケーションシステム200のグループベースコミュニケーションインターフェイスを介して具体的なサービスを提供し得る。ある例では、外部リソース103Aは、検証されたソフトウェアソースコードリポジトリ、及びその類似物であり得て、グループベースコミュニケーションワークスペースのメンバーは、新しいソフトウェアアプリケーションを開発するために協働するときに、それに集合的にアクセスし得る。
【0100】
外部リソース103A-103Nは、さまざまなコンピューティングデバイスを利用してさまざまなやり方で実現され得る。例えば、外部リソース103A-103Nは、グループベースコミュニケーションシステム200から離れており、ネットワーク102で(例えばインターネットのようなもので)アクセス可能なコンピュータ又はサーバーであり得る。
【0101】
実施形態においては、グループベースコミュニケーションシステム200は、グループベースコミュニケーションリポジトリ207の中のような、グループベースコミュニケーションシステム200によって記憶された外部リソースユーザー識別子を利用して外部リソースにアクセスするよう構成される。外部リソースユーザー識別子は、外部リソース及び/又はグループベースコミュニケーションシステムユーザーアカウントに関連付けられた外部リソースアクセストークンを含むか、又はそれに関連付けられ及びそれと共に取得可能であり得る。グループベースコミュニケーションシステム200は、外部リソースへのAPIリクエストを可能にするために、外部リソースアクセストークン(群)を含む又はそれに関連付けられる1つ以上の外部リソースユーザー識別子を記憶し得る。
【0102】
例示的グループベースコミュニケーションシステム200のある実施形態では、メッセージ又はメッセージングコミュニケーションは、クライアントデバイス101A-101Nからグループベースコミュニケーションシステム200に送られ得る。さまざまな実現例において、メッセージは、クライアントデバイス101A-101Nによって直接に、通信ネットワーク102を通じてグループベースコミュニケーションシステム200に送
られてもよく、メッセージは、メッセージサーバ、及び/又はそれらの類似物のような媒介を介してグループベースコミュニケーションシステム200に送られてもよい。例えば、クライアントデバイス101A-101Aは、デスクトップ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、及び/又はクライアントアプリケーションを実行しているもの(例えばグループベースコミュニケーションアプリ)であり得る。ある実現例では、メッセージは、メッセージ識別子、送信ユーザー識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、メッセージコンテンツ(例えばテキスト、絵文字、画像、リンク)、添付物(例えばファイル)、メッセージ階層データ(例えばそのメッセージは、他のメッセージの応答であり得る)、サードパーティメタデータ、及び/又はそれら類似物のようなデータを含み得る。
【0103】
ある実施形態では、クライアントデバイス101A-101Nは、以下に示されるような、エクステンシブルマークアップランゲージ(「XML」)でフォーマットされたデータを含む、(セキュア)ハイパーテキストトランスファプロトコル(「HTTP(S)」)POSTメッセージの形態を実質的にとる、以下の例示的メッセージを提供し得る。
【0104】
POST /authrequest.php HTTP/1.1
Host: www.server.com
Content-Type: Application/XML
Content-Length: 667
<?XML version = “1.0” encoding = “UTF-8”?>
<auth_request>
<timestamp>2020-12-31 23:59:59</timestamp>
<user_accounts_details>
<user_account_credentials>
<user_name>ID_user_1</user_name>
<password>abc123</password>
//OPTIONAL <cookie>cookieID</cookie>
//OPTIONAL <digital_cert_link>www.mydigitalcertificate.com/ JohnDoeDaDoeDoe@gmail.com/mycertifcate.dc</digital_cert_link>
//OPTIONAL <digital_certificate>_DATA_</digital_certificate>
</user_account_credentials>
</user_accounts_details>
<client_details> //iOS Client with App and Webkit
//it should be noted that although several client details
//sections are provided to show example variants of client
//sources, further messages will include only on to save
//space
<client_IP>10.0.0.123</client_IP>
<user_agent_string>Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 7_1_1 like Mac OS X)
AppleWebKit/537.51.2 (KHTML, like Gecko) Version/7.0 Mobile/11D201 Safari/9537.53</user_agent_string>
<client_product_type>iPhone6,1</client_product_type>
<client_serial_number>DNXXX1X1XXXX</client_serial_number>
<client_UDID>3XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXD</client_UDID>
<client_OS>iOS</client_OS>
<client_OS_version>7.1.1</client_OS_version>
<client_app_type>app with webkit</client_app_type>
<app_installed_flag>true</app_installed_flag>
<app_name>nickname.app</app_name>
<app_version>1.0 </app_version>
<app_webkit_name>Mobile Safari</client_webkit_name>
<client_version>537.51.2</client_version>
</client_details>
<client_details> //iOS Client with Webbrowser
<client_IP>10.0.0.123</client_IP>
<user_agent_string>Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 7_1_1 like Mac OS X)
AppleWebKit/537.51.2 (KHTML, like Gecko) Version/7.0 Mobile/11D201 Safari/9537.53</user_agent_string>
<client_product_type>iPhone6,1</client_product_type>
<client_serial_number>DNXXX1X1XXXX</client_serial_number>
<client_UDID>3XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXD</client_UDID>
<client_OS>iOS</client_OS>
<client_OS_version>7.1.1</client_OS_version>
<client_app_type>web browser</client_app_type>
<client_name>Mobile Safari</client_name>
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<body contents>That is an interesting invention. I have attached a copy our patent policy.</body contents>
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グループベースコミュニケーションシステム200は、グループベースコミュニケーションリポジトリ207におけるメッセージのインデキシング及び記憶を促進するために、受信されたメッセージに基づいて記憶メッセージを作成し得る少なくとも1つのグループベースコミュニケーション装置210を備える。ある実施形態では、記憶メッセージは、メッセージ識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子、送信ユーザー識別子、トピックス、レスポンス、メッセージコンテンツ(すなわちボディコンテンツ)、添付物、メッセージ階層データ、サードパーティメタデータ、会話プリミティブデータ及び/又はその他のようなデータを含み得る。例えば、グループベースコミュニケーション装置210は、以下に示すような、XMLでフォーマットされたデータを含む、HTTP(S) POSTメッセージの形態を実質的にとる、以下の例示的記憶メッセージを提供し得る。
【0105】
POST /storage_message.php HTTP/1.1
Host: www.server.com
Content-Type: Application/XML
Content-Length: 667
<?XML version = “1.0” encoding = “UTF-8”?>
<storage_message>
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<conversation_primitive>
conversation includes messages: ID_message_8, ID_message_9, ID_message_10,
ID_message_11, ID_message_12
</conversation_primitive>
</storage_message>
実施形態において、送信ユーザー識別子は、メッセージコミュニケーションと関連付けられ得る。ある実現例では、メッセージは、そのメッセージを送ったユーザーの送信ユーザー識別子を決定するためにパースされ(parsed)得る(例えばPHP--すなわちパーソナルホームページツールから派生したスクリプト言語--のコマンドを用いて)。
【0106】
ある実施形態において、トピックスは、メッセージと関連付けられ得る。ある実現例で
は、メッセージコンテンツは、そのメッセージで議論されているトピックスを決定するためにパースされ得る(例えばPHPコマンドを用いて)。例えば、メッセージ中のハッシュタグは、そのメッセージに関連付けられたトピックスを示し得る。他の例では、メッセージは、メッセージに関連付けられたトピックスを決定するために、分析され(例えば、それ自身で、会話プリミティブ中の他のメッセージと共に)、又はトピックモデリングのような機械学習技術を用いてパースされ得る。
【0107】
ある実施形態では、応答を示すデータは、そのメッセージと関連付けられ得る。例えば、他のユーザーによるメッセージへの応答は、反応(例えばメッセージに関連付けられた絵文字の選択、メッセージに関連付けられた「いいね」ボタンの選択)、メッセージに埋め込まれたハイパーリンクをクリックすること、メッセージへ応答すること(例えばメッセージに応答してグループベースコミュニケーションチャンネルにメッセージをポストすること)、メッセージに関連付けられたファイルをダウンロードすること、あるグループベースコミュニケーションチャンネルから他のグループベースコミュニケーションチャンネルへメッセージをシェアすること、メッセージをピン留めすること、メッセージに星を付けること、及び/又はその他を含み得る。ある実施形態では、他のユーザーによるメッセージへの応答に関するデータは、メッセージに含まれ得て、そのメッセージは、応答を決定するためにパースされ得る(例えばPHPコマンドを用いて)。他の実現例では、メッセージへの応答に関するデータは、データベースから取り出され得る。例えば、メッセージに対する応答に関するデータは、以下のようなMySQLデータベースコマンドを介して
取得され得る。
【0108】
SELECT messageResponses
FROM MSM_Message
WHERE messageID = ID_message_10.
例えば、メッセージへの応答に関するデータは、メッセージについてのコンテキスト(例えばメッセージについての、あるユーザーの視点からのソーシャルスコア)を決定するのに用いられ得る。他の例では、メッセージへの応答に関連するデータは、ユーザーに関するコンテキストを決定するために分析され得る(例えばあるトピックにおけるユーザーの経験は、そのトピックに関するユーザーのメッセージに対する応答に基づいて決定され得る)。
【0109】
ある実施形態においては、添付物は、メッセージに含まれ得る。もし添付物が存在するなら、ファイルは、メッセージと関連付けられ得る。ある実現例では、メッセージは、添付物のファイル名を決定するためにパースされ得る(例えばPHPコマンドを用いて)。例えば、ファイルコンテンツは、メッセージについてのコンテキストを決定するために分析され得る(例えば特許ポリシーの文書は、そのメッセージが「特許」というトピックに関連付けられていると表示し得る)。
【0110】
実施形態において、サードパーティメタデータは、メッセージに関連付けられ得る。例えば、サードパーティメタデータは、会社、グループ、グループベースコミュニケーションワークスペース、グループベースコミュニケーションチャンネル、及び/又はそれら類似物に特有である、メッセージ又はユーザーについての追加のコンテキストを提供し得る。ある実現例では、メッセージは、サードパーティメタデータを決定するためにパースされ得る(例えばPHPコマンドを用いて)。例えば、サードパーティメタデータは、メッセージを送ったユーザーがグループベースコミュニケーションチャンネルの許可された代表者であるかを示し得る(例えば、許可された代表者は、グループベースコミュニケーションチャンネルにおける質問に応答するために会社によって許可され得る)。
【0111】
実施形態において、会話プリミティブ(conversation primitive)は、メッセージと関
連付けられ得る。ある実施形態では、会話プリミティブは、メッセージを分析し、インデックス付けし、記憶し、及び/又はその他をするのに用いられる要素である。例えば、メッセージは、それ自身で分析され得て、それ自身の会話プリミティブを形成し得る。他の例では、メッセージは、会話を構成する他のメッセージと共に分析され得て、会話を構成するメッセージは、会話プリミティブを形成し得る。ある実現例では、会話プリミティブは、当該メッセージ、特定の個数(例えば2)の先行するメッセージ及び特定の個数(例えば2)の後続するメッセージとして決定され得る。他の実現例では、会話プリミティブは、当該メッセージ及び他のメッセージ(例えばそのグループベースコミュニケーションチャンネルにおける)で議論されているトピック及び/又はこれらメッセージの近接性(例えばメッセージ送信順序の近接性、メッセージ送信時刻の近接性)の分析に基づいて決定され得る。
【0112】
実施形態においては、上で説明されたように決定されたさまざまなメタデータ及び/又はメッセージのコンテンツは、メッセージをインデックス化する(例えば会話プリミティブを用いて)ことによって、サーチングのさまざまなファセット(すなわちグループベースコミュニケーションリポジトリ207から結果を返すサーチクエリ)を促進するために用いられ得る。ある実現例では、記憶メッセージ(storage message)は、グループベー
スコミュニケーションリポジトリ207におけるインデキシングを促進するために、グループベースコミュニケーション装置210から送信され得る。他の実現例において、メッセージに関連付けられたメタデータが決定され得て、このメッセージは、グループベースコミュニケーションリポジトリ207においてインデキシングされ得る。ある実施形態において、メッセージは、会社の又はグループのメッセージが別個にインデックス化されるようにインデックス化され得る(例えば他のグループ及び/又は会社とシェアされていないグループ及び/又は会社に関連付けられた別個のインデックスにおいて)。ある実現例では、メッセージは、別個の分散化されたリポジトリにおいてインデックス化され得る(例えばセキュリティの目的のためにデータ隔離を促進するために)。
【0113】
もしメッセージに関連付けられた添付物が存在するなら、その関連付けられたファイルのファイルコンテンツは、サーチングを促進するために、グループベースコミュニケーションリポジトリ207においてそのようなファイルをインデックス化するために用いられ得る。ある実施形態においては、ファイルは、別個の配信リポジトリにおいて会社の又はグループのファイルがインデックス化されるように、インデックス化され得る。
【0114】
本開示の実施形態を実現する例示的装置
グループベースコミュニケーション装置210は、図2に示されるグループベースコミュニケーション装置210のような1つ以上の計算システムによって実現され得る。グループベースコミュニケーション装置210は、プロセッサ202、メモリ201、入力/出力回路203、通信回路205、グループベースコミュニケーション回路204、及びチャンネルタイトル提案回路206を含み得る。装置210は、回路203、204、205、及び206のうちの1つ以上のを用いてここで説明される操作を実行するよう構成され得る。
【0115】
これら要素は、機能的な限定について記載されているが、具体的な実現例は、特定のハードウェアの使用を必然的に含むことを理解されたい。ここで説明される要素のいくつかは、同様の又は共通のハードウェアも含み得ることも理解されたい。例えば、回路のうちの2つのセットが同じプロセッサ、ネットワークインタフェース、記憶媒体等の使用を活用することで、それらの関連付けられた機能を実行し、重複するハードウェアが回路群のそれぞれのセットごとには必要がないようにしてもよい。装置の要素についてここで用いられるように「回路」という語の使用は、ここで説明されるように、特定の回路と関連付けられた機能を実行するよう構成された特定のハードウェアを含むように理解されなけれ
ばならない。
【0116】
「回路」という語は、ハードウェア、及び実施形態によっては、そのハードウェアを設定するためのソフトウェアを含むように広く理解されるべきである。例えば、実施形態によっては、「回路」は、処理回路、記憶媒体、ネットワークインタフェース、入力/出力装置等を含み得る。ある実施形態では、装置210の他の要素は、特定の回路の機能を提供又は補完し得る。例えば、プロセッサ202は、処理機能を提供し得て、メモリ201は、記憶機能を提供し得て、通信回路205は、ネットワークインタフェース機能を提供し得る等である。
【0117】
ある実施形態においては、プロセッサ202(及び/又はコプロセッサ又はプロセッサを補助する又はそうでなければプロセッサに関連付けられた任意の他の処理回路)は、装置の要素の間で情報を受け渡しするためにバスを介してメモリ201と通信し得る。メモリ201は、非一時的であり、例えば1つ以上の揮発性及び/又は不揮発性メモリを含み得る。換言すれば、例えばこのメモリは、電子記憶装置(例えばコンピュータで読み取り可能な記憶媒体)であり得る。メモリ201は、このグループベースコミュニケーション装置210が、本開示の例示的実施形態に従ってさまざまな機能を実行できるようにするために、情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令等を記憶するよう構成され得る。
【0118】
プロセッサ202は、いくつかの異なるやり方で実現され得て、例えば独立して実行するよう構成された1つ以上の処理装置を含み得る。追加として又は代替として、このプロセッサ202は、命令の独立した実行、パイプライン処理、及び/又はマルチスレッディングを可能にするようにバスを介して並列に構成された1つ以上のプロセッサを含み得る。「処理回路」という語の使用は、装置の内部にあるシングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、マルチプロセッサ、及び/又はリモートつまり「クラウド」プロセッサを含むと理解されよう。
【0119】
例示的な実施形態においては、プロセッサ202は、メモリ201に記憶された又はそうでなければプロセッサにアクセス可能である命令を実行するよう構成され得る。代替として又は追加として、このプロセッサ202は、ハードコードされた機能を実行するよう構成され得る。よってハードウェア又はソフトウェアのいずれの方法によって構成されようとも、又はそれらの組み合わせによって構成されようとも、プロセッサ202は、そのように構成されている間は、本開示の実施形態による操作を実行することができるエンティティ(例えば回路として物理的に実現される)を表し得る。代替として、他の例として、プロセッサ202がソフトウェア命令の実行者として実現される時、これら命令は、命令が実行される時に、プロセッサ202がここに記載されたアルゴリズム及び/又は操作を実行するようにプロセッサ202を具体的に構成し得る。
【0120】
単なる一例として、プロセッサ202は、複数のクライアントデバイス101A-101N(図1に示される)の間でのメッセージ共有を可能にするために、それらを接続する1つ以上のコミュニケーションチャンネルを維持するよう構成され得る。プロセッサ202は、特定のコミュニケーションチャンネル内のクライアントデバイス101A-101N間でやりとりされるよう意図されたメッセージが、クライアントデバイス101A-101Nを介して提供されるそれぞれの表示ウィンドウ内で表示されるように、クライアントデバイス101A-101Nに適切に配信されることを確保する。
【0121】
さらに、プロセッサ202は、特定のコミュニケーションチャンネル上でやりとりされたメッセージを、その中で記憶及び/又はインデキシングするためのデータベースと同期するよう構成され得る。ある実施形態では、プロセッサ202は、クライアントデバイス
101A-101Nに配信するために、記憶され及び/又はインデキシングされたメッセージを提供し得る。プロセッサ202は、そのような記憶された及び/又はインデキシングされたメッセージを、ここで説明されるさまざまなグループベースコミュニケーションワークスペース及び関連付けられたグループベースコミュニケーションチャンネルにわたって配信するためにも提供する。
【0122】
ある実施形態においては、グループベースコミュニケーション装置200は、入力/出力回路203を含み得て、これが今度は、出力をユーザーに提供するために、またある実施形態では、ユーザー入力の表示を受け取るためにプロセッサ202と通信し得る。入力/出力回路203は、ユーザインタフェース(例えばグループベースコミュニケーションインターフェイス)を備え得て、ディスプレイを含み得て、ウェブユーザインタフェース、モバイルアプリケーション、クライアントデバイス、キオスク等を備え得る。ある実施形態では、入力/出力回路203は、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチエリア、ソフトキー、マイクロホン、スピーカ、又は他の入力/出力機構を含み得る。プロセッサを備えるプロセッサ及び/又はユーザインタフェース回路は、プロセッサにアクセス可能であるメモリ(例えばメモリ201及び/又はそれらの類似物)上に記憶されたコンピュータプログラム命令(例えばソフトウェア及び/又はファームウェア)を通して1つ以上のユーザインタフェース要素の1つ以上の機能を制御するよう構成され得る。
【0123】
通信回路205は、グループベースコミュニケーション装置210と通信するネットワーク及び/又は任意の他のデバイス、回路、又はモジュールから/へデータを受信及び/又は送信するよう構成される、ハードウェアか、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせかのいずれかで実現されるデバイス又は回路のような任意の手段であり得る。この点で、通信回路205は、例えば、有線又は無線の通信ネットワークとの通信を可能にするネットワークインタフェースを含み得る。例えば、通信回路205は、1つ以上のネットワークインタフェースカード、アンテナ、バス、スイッチ、ルータ、モデム、及びサポートするハードウェア及び/又はソフトウェア、又はネットワークを介した通信を可能にするのに適切な任意の他のデバイスを含み得る。追加として又は代替として、通信インターフェイスは、アンテナ(群)を介した信号の送信を行うために、又はアンテナ(群)を介して受け取られた信号の受信を扱うために、アンテナ(群)と相互作用する回路を含み得る。
【0124】
グループベースコミュニケーション回路204は、グループベースコミュニケーションシステム200をサポートするよう構成されたハードウェア及びソフトウェアを含む。グループベースコミュニケーション回路204は、これらのアクションを実行するためにプロセッサ202のような処理回路を利用し得る。グループベースコミュニケーション回路204は、グループベースコミュニケーションリポジトリ207にデータを送信及び/又はグループベースコミュニケーションリポジトリ207から受信し得る。ある実現例では、送信された及び/又は受信されたデータは、複数のグループベースコミュニケーションチャンネルの間で組織化されたグループベースコミュニケーションオブジェクト(例えばメッセージ、ファイル、リンク等)であり得る。ある実施形態では、グループベースコミュニケーション回路204は、別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向け集積回路(ASIC)を含み得ることも理解されるべきである。
【0125】
チャンネルタイトル提案回路206は、グループベースコミュニケーションシステム200のチャンネルタイトル提案に関連する機能、特徴、及び/又はサービスをサポートするよう構成されたハードウェア及びソフトウェアを含む。チャンネルタイトル提案回路206は、これらアクションを実行するためにプロセッサ202のような処理回路を利用し
得る。チャンネルタイトル提案回路206は、データをグループベースコミュニケーションリポジトリ207へ送り及び/又はから受け取り得る。ある実現例では、送られた及び/又は受け取られたデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント、チャンネルタイトル記述コンポーネント、チャンネルタイトル提案、チャンネル作成者ユーザー識別子、グループチャンネルデータ、チャンネルタイトルデータ、及び1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられるよう構成された関連付けられたデータであり得る。ある実施形態では、チャンネルタイトル提案回路206は、別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特定用途向け集積回路(ASIC)を含み得ることも理解されるべきである。
【0126】
ここで説明される情報の全て又は一部は、グループベースコミュニケーション装置210の1つ以上の要素によって受け取られ、生成され、及び/又は維持されるデータに基づき得ることも特筆される。ある実施形態では、1つ以上の外部システム(リモートクラウドコンピューティング及び/又はデータストレージシステム、1つ以上の外部リソース103A-103Nのような)は、ここで説明される機能の少なくとも一部を提供するために利用され得る。
【0127】
上に説明されたように、及び本開示に基づいて理解されるように、本開示の実施形態は、方法、モバイルデバイス、フロントエンドグラフィカルユーザーインターフェイス、バックエンドネットワークデバイス等として構成され得る。したがって実施形態は、ハードウェアだけを含む、又はソフトウェア及びハードウェアの任意の組み合わせを含むさまざまな手段を備え得る。さらに、実施形態は、記憶媒体内に実現されたコンピュータ読み取り可能なプログラム命令(例えばコンピュータソフトウェア)を有する、少なくとも1つの非一時的コンピュータ読み取り可能な記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。同様に、実施形態は、少なくとも1つの非一時的なコンピュータで読み取り可能な記憶媒体上に記憶されたコンピュータプログラムコードの形態をとり得る。任意の適切なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、非一時的ハードディスク、CD-ROM、フラッシュメモリ、光学記憶デバイス、又は磁気記憶デバイスを含むようにして利用され得る。
【0128】
理解されるように、任意のそのようなコンピュータプログラム命令及び/又は他のタイプのコードは、コンピュータ、プロセッサ又は他のプログラム可能な装置の回路にロードされて、その機械上でコードを実行するコンピュータ、プロセッサ又は他のプログラム可能な回路が、ここで説明されるものを含むさまざまな機能を実現する手段を作るような機械を作り得る。
【0129】
ここで説明されるコンピューティングシステムは、クライアント及びサーバーを含み得る。クライアント及びサーバーは、一般に互いに離れており、典型的には通信ネットワークを通して相互作用する。クライアント及びサーバーの関係は、それぞれのコンピュータ上で走るコンピュータプログラムによって、及び互いにクライアント・サーバ関係を有することによって、生じる。ある実施形態では、サーバーは、情報/データ(例えばHTMLページ)をクライアントデバイスに送信する(例えばクライアントデバイスに情報/データを表示し、かつクライアントデバイスとのユーザーのインタラクションからユーザー入力を受け取るために)。クライアントデバイスにおいて生成された情報/データ(例えばユーザのインタラクションの結果)は、クライアントデバイスからサーバーにおいて受け取られ得る。
【0130】
本明細書は、多くの具体的な実現例についての詳細を含むが、これらは、任意の発明の、又はクレームされ得る内容の範囲に対する限定として解釈されるべきではなく、むしろ
特定の発明の特定の実施形態に特有の特徴についての記載として解釈されるべきである。別個の実施形態群の文脈においてここで記載されているある特徴群は、単一の実施形態において組み合わせられて実現され得る。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されているさまざまな特徴は、複数の実施形態において別個に、又は任意の適切なサブコンビネーションにおいて実現されてもよい。さらに、特徴は、ある組合せで機能するとして上では記載され、出願当初においてはそのようにクレームされてさえいるが、クレームされた組合せからの1つ以上の特徴は、場合によっては、その組合せから削除され得て、クレームされた組合せは、サブコンビネーション又はサブコンビネーションの変化形に関するものであり得る。
【0131】
同様に、操作は、特定の順序で図面において示されているが、これは、そうではないと記載されていない限り、所望の結果を達成するために、そのような操作が示された特定の順序で、又は順次的なやり方で実行されること、又は全ての図示された操作が実行されることを要求するものとしては理解されるべきではない。ある状況においては、マルチタスキング及びパラレル処理が優位性を持ち得る。さらに上で記載された実施形態におけるさまざまなシステムコンポーネントの分離は、そのような分離を全ての実施形態において要求するものとしては理解されるべきではなく、記載されたプログラムコンポーネント及びシステムは、一般に、単一のソフトウェアプロダクトに互いに統合され、又は複数のソフトウェアプロダクトにパッケージングされ得ることが理解されるべきである。ここで図示される1つ以上のフロー図において破線で示される任意の操作ステップは、描写されている実施形態の目的に対してはオプションである。
【0132】
よって、本主題の特定の実施形態が記載されてきた。他の実施形態も以下の請求項の範囲内である。場合によっては、請求項中で記載されたアクションは、異なる順序で実行され得るが、依然として、所望の結果を達成し得る。加えて、そうではないと記載されていない限り、添付の図で示されたプロセスは、所望の結果を得るためには、示された特定の順序、又は順次的なやり方であることを必ずしも要求しない。ある実施形態では、マルチタスキング及びパラレル処理が優位性を用い得る。
【0133】
図3Aは、本発明のさまざまな実施形態によって構成された例示的チャンネル作成インターフェイス300を示す。図示されたチャンネル作成インターフェイス300は、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301、チャンネル目的インターフェイスコンポーネント302、チャンネル招待インターフェイスコンポーネント303、チャンネルアクセス設定エレメント304、及びチャンネル作成実行エレメント305を含む。チャンネル作成インターフェイス300は、グループ識別子に関連付けられたチャンネル作成リクエストの受領に応答してレンダリングされる。ある実施形態では、ユーザーが、グループベースコミュニケーションインターフェイス(不図示)のサイドバーペインの「チャンネル」インターフェイスエレメント(不図示)に関連してプラスアイコンビジュアルインジケータ(例えば円の中の「+」)(不図示)をクリックすると、チャンネル作成インターフェイス300が表示され及び/又はアクセスされる。他の実施形態では、ユーザーは、「作成する」というインターフェイスエレメント(不図示)をクリックする。
【0134】
チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301は、とりわけ、以下により詳細に説明されるように、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントのユーザー入力のために構成される。チャンネル目的インターフェイスコンポーネント302は、他のユーザーに対してそのようなユーザーがチャンネルをブラウズする時に、そのチャンネルの意図された使用を知らせる説明又は目的の、オプションとしてのユーザー入力のために構成される。実施形態においては、絵文字は、ユーザーによってチャンネル目的インターフェイスコンポーネントにオプションとして入力され得る。実施形態においては、チャンネル目的インターフェイスコンポーネント内の絵文字は、トーン、感情
、又は気持ちをチャンネルタイトルと関連付けるために利用され得る。チャンネル招待インターフェイスコンポーネント303は、以下により詳細に説明されるように作成されるべきグループベースコミュニケーションチャンネルへの参加を促す招待が送られるべき他のユーザーの受信者の、オプションとしてのユーザー入力のために構成される。
【0135】
図示されたチャンネルアクセス設定エレメント304は、作成されるべきグループベースコミュニケーションチャンネルのアクセス可能性及び検索可能性をユーザーが特定できるようにするよう構成される。ユーザーは、アクセス設定エレメントにエンゲージすること及びそれを「プライベート」(不図示)に設定することによって、作成されるべきチャンネルが、グループベースコミュニケーションシステムの他のメンバーによって一般にはアクセス可能ではなく、及び/又は検索可能ではないようにアクセス設定を制限し得る。そのような実施形態では、ユーザーは、招待されたユーザーによって検索可能であるべきそのようなプライベートグループベースコミュニケーションのコンテンツを閲覧するために、又はそのコンテンツのためには、プライベートグループベースコミュニケーションチャンネルに参加するように招待されなければならない。そうでなければ、チャンネル作成者ユーザーは、そのチャンネルがパブリックであるべきだと示すことによって、関連付けられたグループで定義されるコミュニケーションワークスペースの全てのメンバーへの広いアクセスを許可し得る。図3Aのアクセス設定エレメント304は、トグルスイッチとして図示されるが、当業者には明らかなように、アクセス設定エレメント304の他の変化形も本開示によって想定される。図示されたチャンネル作成インターフェイス300は、チャンネル作成実行エレメント305をさらに含み、これは、与えられたパラメータ及び/又は情報を持つグループベースコミュニケーションチャンネルをそのユーザーが作成したいことをチャンネル作成者ユーザーが示すことを可能にするよう構成される。
【0136】
チャンネルタイトル提案回路206は、図示されたチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301のエンゲージメント(engagement、関与)を検出するよう構成される。より具体的には、ユーザーによるチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301のエンゲージメントは、チャンネルタイトル提案コマンドを作り、チャンネルタイトル提案コマンドに関連する1つのチャンネルタイトル提案又はチャンネルタイトル提案群のセットをチャンネルタイトル提案回路206に決定させる。
【0137】
チャンネルタイトル提案は、そのユーザーのグループ識別子に関連付けられたグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートのグループで定義されるフォーマットプロトコルに少なくとも部分的には基づく。グループで規定されたフォーマットプロトコルは、特定のグループベースコミュニケーションワークスペースにわたってチャンネルタイトルパラメータを規定する。例えば、グループで定義されるフォーマットプロトコルは、あるグループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネルタイトルで許容される言語(例えば英語、フランス語、ドイツ語等)、長さ(例えば15文字)、又は文字の種類(例えばアルファニューメリック文字)を定義し得る。ある実施形態では、グループで定義されるフォーマットプロトコルは、チャンネルタイトル提案がチャンネルタイトルプレフィックス、チャンネルタイトルサフィックス、及び/又はそれらの類似物を含むかを定義し得る。ある実施形態では、グループで定義されるフォーマットプロトコルは、グループベースコミュニケーションワークスペースのユーザーが使用するために、グループベースコミュニケーションワークスペースの管理者によって設定され得る。
【0138】
グループベースフォーマットプロトコルに加えて、ある実施形態は、潜在的なチャンネルタイトル提案を少なくとも1つの追加データ値又はデータアイテムにも依拠する。例えば、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトル提案を決定するために、ユーザー、他のグループベースコミュニケーションチャンネル、グループベースコミュニケーションワークスペース、又はグループベースコミュニケーションシステム全体にさえ
関連するデータを取得し及び分析するようさらに構成され得る。ユーザーの場合、チャンネルタイトル提案回路206は、そのチャンネルを作成しているユーザーのユーザー識別子に関連付けられたユーザープロフィールデータをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得し得る。ユーザープロフィールデータは、そのユーザー識別子に関連付けられたユーザーロールデータ(user role data)、ユーザーオーガナイゼーションデータ、ユーザートピックデータ、及び/又は履歴チャンネルタイトルデータのようなユーザーに帰属する又は関連付けられたさまざまな情報を含み得る。例えば、ユーザーロールデータは、グループベースコミュニケーションチャンネル内のユーザーのステータス、そのユーザー又はグループに関連付けられた会社、又は他のタイプのロールを指し得る。例えば、特定の会社又はオーガナイゼーションに関連付けられたユーザーは、「従業員」、「アソシエイト」、「スーパーバイザー」、「ローヤー」、「HR(人材)」、及びそれらの類似物のようなロールを備え得る。ユーザーオーガナイゼーションデータは、そのユーザーが関連する又は雇用されているオーガナイゼーション又はコマーシャルエンタープライズを指し得る(例えば異なる会社の従業員は別個のオーガナイゼーショングループであり得る)。ユーザートピックデータは、ユーザーが関連付けられている会話トピックを指し得る。例えば、特定のユーザーのメッセージは、分析つまりパースされることによって、そのユーザーに関するトピック的コンテキストを決定できる(例えばあるトピックにおけるユーザーの専門又は関心は、トピック又はそのようなメッセージ内のトピックに関連付けられたキーワードの言及の頻度に基づいて決定され得る)。
【0139】
履歴チャンネルタイトルデータは、特定のユーザー識別子がチャンネル作成者ユーザー識別子として示される全てのチャンネルタイトルデータを指す。履歴チャンネルタイトルデータから、潜在的なチャンネルタイトル提案は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部の頻度又はリーセンシーに基づいて決定され得る。例えば、特定のユーザーによって作成された最近の7個のチャンネルのうちの5個にはチャンネルタイトルプレフィックス「client-」が含まれていて、その特定のユーザー
によって作成された最も最近のチャンネルには、チャンネルタイトルプレフィックス「sf-」が含まれているかもしれない。この履歴チャンネルタイトルデータ及び関連付けられ
たグループで定義されるフォーマットプロトコルの分析に基づいて、チャンネルタイトル提案回路206は、第1チャンネルタイトル提案セットにおける複数の推薦チャンネルタイトル提案306のうちの2つとして、「client-」及び「sf-」を含み得る。
【0140】
追加として又は代替として、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトル提案306の決定において使用するために、グループ識別子に関連付けられたグループチャンネルデータをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得し得る。そのようなグループチャンネルタイトルデータは、とりわけ、そのグループ識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションワークスペースにおける1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネルタイトルデータ、チャンネルタイトルカウントデータ、チャンネルタイトルリーセンシーデータ、チャンネルアクティビティデータ、及び/又はチャンネルメタデータを含み得る。例えば、チャンネルタイトルカウントデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部が関連付けられたグループベースコミュニケーションワークスペースにおいて利用された回数を提供し得る。特定のユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部が、グループベースコミュニケーションワークスペースにおけるチャンネルタイトルで利用された回数が多ければ多いほど、そのようなユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部は、そのユーザーにとって、より関連性がある。チャンネルタイトルリーセンシーデータは、現在において重要であるユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部を、どのくらい最近にそのテキストコンポーネント又はその一部が利用されたかに基づいて、関連付けられたグループベースコミュニケーションワークスペースに示し得る。
チャンネルアクティビティデータは、それぞれのグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたユーザーアクティビティのレベルに基づいて、現在において重要である1つ以上のグループベースコミュニケーションチャンネルを示し得る。グループベースコミュニケーションチャンネルのユーザーアクティビティのレベルが高ければ高いほど、関連付けられたユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント又はその一部の関連性を示唆し得る。チャンネルタイトル提案回路206は、そのようなグループチャンネルデータ及び関連付けられたグループで定義されるフォーマットプロトコルの分析に基づいて1つ以上のチャンネルタイトル提案306を決定し得る。
【0141】
追加として又は代替として、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイト提案306を決定するために、グループベースコミュニケーションシステムの全てのパブリック(すなわちプライベートではない)グループベースコミュニケーションチャンネルに相互に関連しているシステムチャンネルデータを取得し得る。
【0142】
さらに、追加として又は代替として、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネル作成インターフェイス300のチャンネル目的インターフェイスコンポーネント302でオプションとして入力されたチャンネル目的入力を受け取るようにも構成され得る。チャンネル目的入力は、そのようなユーザーがチャンネルをブラウズする時に、作成されるべきグループベースコミュニケーションチャンネルの意図された使用を他のユーザーに知らせるための説明又は目的の表示を含む。グループで定義されるフォーマットプロトコル及びそのようなチャンネル目的入力に基づいて、チャンネルタイトル提案回路206は、ユーザーに提案するための1つ以上のチャンネルタイトル提案306を決定し得る。
【0143】
さらに、追加として又は代替として、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネル作成インターフェイス300のチャンネル招待インターフェイスコンポーネント303にオプションとして入力されたチャンネル招待を受け取るようにも構成され得る。チャンネル招待入力は、作成されるべきグループベースコミュニケーションチャンネルに参加してほしいという招待が送信されるべき少なくとも1人のユーザー受信者の表示を含む。例えば、ユーザーは、部分的又は完全な電子メールアドレス、ユーザー名、実名等のような、そのユーザーが作成しつつあるグループコミュニケーションチャンネルに参加するようにそのユーザーが招待したい他のユーザーの指定(indications)を入力し得る。グルー
プで定義されるフォーマットプロトコル及びそのようなチャンネル招待入力に基づいて、チャンネルタイトル提案回路206は、ユーザーに提案する1つ以上のチャンネルタイトル提案306を決定し得る。例えば、チャンネル招待入力において指示されている全てのユーザーは、マーケティングのような、あるオーガナイゼーションの同じ部門のメンバーであり得て、チャンネルタイトル提案回路206は、そのような部門に関連した1つ以上のチャンネルタイトル提案306(例えば#team- marketing-)を確定し得る。
【0144】
ユーザープロフィールデータ、グループチャンネルデータ、システムチャンネルデータ、チャンネル入力データ、及びチャンネル招待入力のそれぞれは、本開示では別々に説明されるが、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトル提案306の決定において、そのようなデータアイテムの任意の組合せも使用し得る。例えば、チャンネルタイトル提案回路206は、ユーザープロフィールからのユーザーロールデータを、他のグループベースコミュニケーションワークスペースからのシステムチャンネルデータに相互に関連させ得る。すなわち、チャンネルタイトル提案回路206は、プロフィール属性(例えばユーザーロールデータ)を共有する他のオーガナイゼーションからのユーザーに関連付けられたデータを、クライアントデバイスに関連付けられたユーザーアカウントに相互に関連させることが可能であり得ることが想定される。例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、Slack Corp.のグループベースコミュニケーションワークス
ペースと、ACME Corporationのグループベースコミュニケーションワークスペースとを含
む、複数のグループベースコミュニケーションワークスペースを含む。Slackのグループ
で定義されるフォーマットプロトコルを利用することに加えて、チャンネルタイトル提案回路206は、Slackのヒューマンリソースの代表者に対応するACME Corporationの者に
関連付けられたデータに基づいて、データを取得しチャンネルタイトル提案306を決定し得る。
【0145】
チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトルデータのユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを優先順位付け及び/又はランク付けするようにも構成され得る。すなわち、チャンネルタイトル提案回路206は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントにスコア又は重みを割り当て得て、それからスコアが付けられた/重み付けされたユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを使用してチャンネルタイトル提案306を決定し得る。チャンネルタイトル提案回路206は、複数の方法のうちの任意のものに従ってスコア又は重みを割り当て得る。例えば、チャンネルタイトル提案回路206は、使用の頻度及びリーセンシーのようなファクタに基づいて関連性スコアを決定し、及び割り当てるよう構成され得る。個人ユーザーに関連付けられたデータは、グループ識別子又はシステムに関連付けられたデータと比較して、より多く又はより少なく重み付けがなされ得る。グループで定義されるフォーマットプロトコルは、そのような関連性スコアを定義し、そのようなスコアを決定する時に利用されるべきパラメータを特定する。
【0146】
当業者には明らかなように、チャンネルタイトル提案回路206によるデータの上記スコアリング(例えば頻度、リーセンシー、及びユーザー対グループ対システムデータ)は、例示のためであって、限定のためではなく、スコアを割り当てること又はユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントに重み付けすることの他の適切な変化形も本開示で想定されていることに注意されたい。
【0147】
ある例示的実施形態では、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトルデータのユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントにスコア付け/重み付けを行って、チャンネルタイトル提案のランキングを所定の閾値と比較することに部分的には基づいて、推薦されたチャンネルタイトル提案306を決定し得る。例えば、チャンネル作成インターフェイス300は、所定の個数(例えば5個)のチャンネルタイトル提案を含む又はレンダリングするよう予め定義され得る。そのため、例示的実施形態では、チャンネル作成インターフェイス300に含めるために定義されたチャンネルタイトル提案の所定数(例えば5)に対応する、ランキング中で上位(例えばトップ5)のチャンネルタイトル提案(例えばユーザーで定義される上位5位までのスコアを持つタイトルテキストコンポーネント)は、第1チャンネルタイトル提案セットを定義するために、グループで定義されるチャンネルタイトルのグループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠し得る。
【0148】
代替の例示的実施形態では、チャンネルタイトル提案回路206は、所定の閾値(例えば0.8)より上のスコアを有するユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントが、グループで定義されるチャンネルタイトルのグループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠し、第1チャンネルタイトル提案セットとしてチャンネル作成インターフェイス300内に含まれ得ることを確定し得る。この点で、表示のためにチャンネル作成インターフェイス300に含まれる第1チャンネルタイトル提案セットは、チャンネル作成インターフェイス300に含まれるために定義された提案されたクエリアイテムの1と、ある上限数(例えば10、100)との間で変わり得る。
【0149】
図3Bに戻り、第1チャンネルタイトル提案セットのレンダリングは、いったんユーザーがチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301をクリックし又はその他
の方法でエンゲージする(例えば触る又は選択する)と、表示され及び/又はアクセスされる。そのようなエンゲージメントの例には、例えば、非キーストローク及びキーストロークエンゲージメントが含まれる。換言すれば、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301のエンゲージメントを検出することに応答してチャンネルタイトル提案又はチャンネルタイトル提案群のセットを決定することに加えて、チャンネルタイトル提案回路206は、図3Bに示されるように、チャンネルタイトルインターフェイスのエンゲージメントを検出すると、第1チャンネルタイトル提案セットをチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301にレンダリングするよう構成される。チャンネルタイトル提案回路206は、そのユーザーのグループ識別子に関連付けられたグループで定義されるフォーマットプロトコルに少なくとも部分的には基づいて、チャンネルタイトル提案306を利用するようユーザーにプロンプトする。
【0150】
図3Bの例示的チャンネル作成インターフェイス300においては、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301の直下に5個のチャンネルタイトル提案306を提示する。この点で、図3Bの例では、チャンネルタイトル提案306のうちの1つは、選択可能なチャンネルタイトル提案「client-
」に関し、及びチャンネルタイトル提案306のうちのもう1つは、選択可能なチャンネルタイトル提案「proj-」に関する。さらに、他のチャンネルタイトル提案306は、選
択可能なチャンネルタイトル提案「help-」に関する。加えて、他のチャンネルタイトル
提案306は、選択可能なチャンネルタイトル提案「sf-」に関し、他のチャンネルタイ
トル提案306は、選択可能なチャンネルタイトル提案「team-」に関する。
【0151】
チャンネルタイトル提案回路206は、多くの方法でチャンネル作成インターフェイス300に対してチャンネルタイトル提案306の表示を命令し得る。チャンネルタイトル提案回路206が、チャンネルタイトルデータのユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを優先順位付け及び/又はランク付けする場合においては、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトルランキングに基づくチャンネル作成インターフェイス300内でのチャンネルタイトル提案306の表示も命令し得る。他の例では、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトル提案306のアルファベット順に基づくチャンネルタイトル提案306の表示を命令し得る。実施形態においては、チャンネルタイトル提案306の表示は、追加のキーストロークが入力されるたびに、より少ないチャンネルタイトル提案で再レンダリングし得る(すなわち提案は、追加で受け取られたテキスト入力に従ってフィルタリングされ得る)。当業者には明らかなように、チャンネルタイトル提案306を命令することの他の変化形も本開示では想定される。
【0152】
ある実施形態では、それぞれのチャンネルタイトル提案306は、プログラムで生成されたテキスト部分と、ユーザーで定義されるテキスト部分とを含む。例えば、図3Bの図示されたチャンネル作成インターフェイス300においては、チャンネルタイトル提案306のリスト中のそれぞれの「-」文字の前のテキストコンポーネント(例えばclient-, proj-, help-, sf-, team-)は、プログラムで生成されたテキスト部分であり、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301は、図3Cに示されるように「-」の
後のユーザーで定義されるテキスト部分のユーザー入力を促すよう構成される。チャンネルタイトル提案306のプログラムで生成されたテキスト部分は、チャンネルタイトルの任意の部分として特定され得る。例えば、図3B及び図3Cで図示されるように、それぞれのプログラムで生成されたテキスト部分は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの最初に配置されるべきチャンネルタイトルプレフィックスである。しかし、当業者には明らかなように、プログラムで生成されたテキスト部分(例えばチャンネルタイトルサフィックス、チャンネルタイトルルートワード、それらの組合せ等)の他の変化形も本開示では想定されている。実施形態においては、チャンネルタイトル
プレフィックスのためのチャンネルタイトル提案は、第1に好ましいチャンネルタイトルプレフィックス及び/又は第2に好ましいチャンネルタイトルプレフィックスに関連付けられ又はそれに基づき得る。
【0153】
チャンネルタイトル提案306のプログラムで生成されたテキスト部分及びユーザーで定義される部分は、1つ以上のデリミタも含み得る。例えば、図3Bで図示されたチャンネルタイトル提案306のリスト中のプログラムで生成されたテキスト部分のそれぞれは、ハイフン(「-」)デリミタを含む。しかし当業者には明らかなように、デリミタの他の変化形(例えばアンダースコア「_」)又はその類似物)も本開示では想定される。
【0154】
さらに、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネルタイトル提案306に関連付けられたチャンネルタイトル記述コンポーネント308を取得し、及びチャンネルタイトル提案306のレンダリングに関連させてチャンネルタイトル記述コンポーネント308を表示するよう構成され得る。チャンネルタイトル記述コンポーネント308は、ユーザーがどのようにチャンネルタイトル提案306を使うことができるのかについての説明を提供する。ある実施形態では、チャンネルタイトル記述コンポーネント308は、チャンネルタイトル提案306と、その文脈でのチャンネルタイトル提案306の教育的例示との両方を含む。例えば、図3Bでチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301の下に表示されるチャンネルタイトル記述コンポーネント308は、チャンネルタイトル記述コンポーネントの例である。図3Bに示されるように、チャンネルタイトル提案306「proj-」に関連付けられたチャンネルタイトル記述コンポーネント308は、
説明(すなわち「進行中のプロジェクトについて」)及び教育的例示(すなわち「#proj-cafe-build」)を提供する。
【0155】
グループベースコミュニケーション装置の動作という文脈にあてはめれば、上述のチャンネルタイトル提案プロセスは、以下のように進む。すなわち、グループ識別子に関連付けられたチャンネル作成リクエストをクライアントデバイスから受け取ること、前記グループ識別子に関連付けられたグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得することであって、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む、取得すること、前記チャンネル作成リクエストの受領に応答してチャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行うことであって、前記チャンネル作成インターフェイスはチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを含む、レンダリングを行うこと、前記チャンネル作成インターフェイスの前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出すること、及び前記チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの前記エンゲージメントを検出することに応答して、前記グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートの前記グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて、第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、前記第1チャンネルタイトル提案セット(すなわちclient-, proj-, help-, sf-, team-)を前
記チャンネル作成インターフェイスにレンダリングさせることを行う。
【0156】
図3Bに戻り、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネル作成インターフェイス300上にレンダリングされたチャンネルタイトル提案306のうちの1つのユーザーによる選択の指示を検出するよう構成されている。ユーザーによる選択は、選択可能なチャンネルタイトル提案306のうちの1つをクリックすること、触ること、又は他の方法で選択することを含む。図3Cをここで参照すると、チャンネル作成インターフェイス300上にレンダリングされたチャンネルタイトル提案306のプログラムで生成されたテキスト部分である「proj-」のユーザーの選択に応答して、チャンネルタイトル提案回路
206は、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301内で選択されたチャンネルタイトル提案306(例えば「proj-」)をレンダリングし、チャンネル作成イ
ンターフェイス300から第1チャンネルタイトル提案セットのレンダリングを除去する。チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301は、図3Cの実施形態では点滅するカーソルの配置によって示されるように、ハイフンデリミタ(例えば「-」)の後においてチャンネルタイトル提案306のユーザーで定義されるテキスト部分の入力をユーザーに促すようさらに構成される。他の実施形態では、プログラムで生成されたテキスト部分は、チャンネルタイトルサフィックスであり、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301は、プログラムで生成されたテキスト部分の前においてチャンネルタイトル提案306のユーザーで定義されるテキスト部分のユーザー入力を促すようにさらに構成される。
【0157】
さらに他の例として、選択可能なチャンネルタイトル提案306のうちの1つをクリックし、触り、又は他の方法で選択することを検出することに加えて、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネル作成インターフェイス300のチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301へのキーストローク入力を検出するよう構成される。チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301へのキーストロークエンゲージメントを検出したのに応答して、チャンネルタイトル提案回路206は、グループで定義されるフォーマットプロトコル及び検出されたキーストロークエンゲージメントに基づいて第2チャンネルタイトル提案セットを決定し得る。例えば、チャンネルタイトル提案回路206が、チャンネルタイトルデータのユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントをスコア付け/重み付けし、及び部分的にはチャンネルタイトルランキングに基づいて推薦されたチャンネルタイトル提案306を決定し得る実施形態においては、チャンネルタイトル提案回路206は、第2チャンネルタイトル提案セットを定義するために、検出されたキーストローク(群)に基づいて、チャンネルタイトル提案306のそのランキングをさらにアップデートし得る(例えばキーストロークがチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301に入力されるたびに)。限定ではなく、説明のためであるが、図3Dを参照すれば、ユーザーによって文字「d」及び「e」がチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301に入力される時、チャンネルタイトル提案回路206は、グループチャンネルデータを取得し、そのグループ識別子に相互に関連されたグループベースコミュニケーションワークスペース内の他のグループベースコミュニケーションチャンネルが、「demo-」、「design-」、及び「devel-」で始まるかを判断し得る。この点で、上位のスコアを有する文字「de」で始まるいくつかのチャンネルタイトル提案306が、第2チャンネルタイトル提案セットとしてチャンネルタイトル提案回路206によって定義され得る。
【0158】
さらに他の例では、チャンネルタイトル提案回路206は、検出されたキーストローク(群)が、そのユーザーのグループ識別子に関連付けられたグループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠しないことを判定し得る。限定ではなく例示のために、ユーザーによって「marketing-team」がチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301に入力される例では、チャンネルタイトル提案回路206は、そのような検出されたキーストロークが、そのユーザーのグループ識別子に関連付けられたグループフォーマットプロトコルに準拠しないチャンネルタイトルテキストコンポーネントに対応するかを判定し得る。例えば、グループで定義されるフォーマットプロトコルは、「team」が、現在、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301に入力されているチャンネルタイトルサフィックスではなく、チャンネルタイトルプレフィックスとして利用されることを要求し得る。チャンネルタイトル提案回路206は、トップにレーティングされたチャンネルタイトル提案306として「team-marketing」を含む第2チャンネルタイトル提案セットを決定し得る。
【0159】
限定ではなく例示のためのさらに他の例として、文字「a」、「c」、「c」、「o」、「u」、「n」、及び「t」がチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301に
ユーザーによって入力される例においては、チャンネルタイトル提案回路206は、そのようなチャンネルタイトルプレフィックス(すなわち「account-」)がそのユーザーのグループ識別子に関連付けられたグループフォーマットプロトコル(group-format protocol)によって利用されておらず、その代わりに、「client-」のようなチャンネルタイトルプレフィックスが利用されていることを判定し得て、チャンネルタイトル提案回路206は、「client-」をトップのレーティングがされたチャンネルタイトル提案306として
含む第2チャンネルタイトル提案セットを決定し得る。第2チャンネルタイトル提案セットを決定するチャンネルタイトル提案回路206に応答して、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネル作成インターフェイス300を自動的にアップデートして第1チャンネルタイトル提案セットを第2チャンネルタイトル提案セットに置き換えし得る。
【0160】
追加として及び/又は代替として、チャンネルタイトル提案回路は、「account-」というチャンネルタイトルプレフィックスが関連するグループベースコミュニケーションワークスペースのグループで定義されるフォーマットプロトコルと相互に関連すると判断し得て、及び1つ以上のチャンネルタイトル提案306の代わりに又はそれに追加して1つ以上のグループベースコミュニケーションワークスペース提案を提供し得る。限定ではなく例示として、チャンネル作成リクエストに関連付けられたグループ識別子が、あるオーガナイゼーションのプロジェクトエンジニアリング部門であり、「account-」という語がユーザーによってチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301に入力された場合においては、チャンネルタイトル提案回路206は、そのようなチャンネルタイトルプレフィックス(すなわち「account-」)が、プロジェクトエンジニアリング部門に関連付けられたグループフォーマットプロトコルによって利用されていないが、同じオーガナイゼーションの販売部門に関連付けられたグループ識別子によって利用されていると判定し得る。そのような判定に応答して、チャンネルタイトル提案回路206は、そのチャンネルが作成され得るワークスペース提案としては、販売部門のグループベースコミュニケーションワークスペースを提供し得る。
【0161】
例示的実施形態では、チャンネル作成リクエストは、ユーザー識別子にさらに関連付けられ、グループベースコミュニケーション装置は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントの入力を受け取り、そのようなユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを、チャンネルタイトルデータとして、ユーザーのユーザー識別子及びグループ識別子と関連させて記憶する。より具体的には、図3Aで示されるように、ユーザーは、チャンネル作成実行エレメント305とエンゲージすることによって、そのようなユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント入力の完了を示す。作成実行エレメントのエンゲージメントは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント(群)、チャンネル作成者ユーザー識別子、(群)識別子、及び作成されたグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を含むチャンネル作成コマンドを作る。ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント(群)は、チャンネルタイトルデータとして、チャンネル作成者ユーザー識別子、グループ識別子、及びグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションリポジトリにリアルタイムでそれから記憶される。新しく記憶されたチャンネルタイトルデータは、その後に作成されたグループベースコミュニケーションチャンネルのためのチャンネルタイトル提案306を決定するためにそれから用いられ得る。
【0162】
グループベースコミュニケーション装置は、グループベースコミュニケーションチャンネルの作成時以外の時にもチャンネルタイトル提案を提供することも想定している。例えば、時間が経つにつれて、グループベースコミュニケーションチャンネルの意図又はコンテンツは、使用とともに進化又は成熟し得る。チャンネル作成と同様に、既存のグループ
コミュニケーションチャンネルがリネームされるときは、チャンネル設定変更リクエストの受領に応答して、チャンネル設定インターフェイス400がレンダリングされ得る。ある実施形態では、ユーザーが、グループベースコミュニケーションインターフェイス(不図示)の「チャンネル」インターフェイスエレメント(不図示)に関連して、「設定」の視覚的インジケータ(不図示)をいったんクリックすると、チャンネル設定インターフェイス400が表示され及び/又はアクセスされる。
【0163】
図4Aに戻り、チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネント401は、とりわけ、ユーザーで定義されるアップデートされたチャンネルタイトルテキストコンポーネントのユーザー入力のために構成される。チャンネル目的アップデートインターフェイスコンポーネント402は、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのアップデートされた又は改定された記述又は目的のユーザー入力のために構成される。チャンネルアクセス設定アップデートエレメント403は、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルのアクセス可能性及び検索可能性を、ユーザーがアップデートする又は変更することができるように構成される。チャンネルアーカイブ設定エレメント406は、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルがアーカイブされるべきかどうかをユーザーが示すことができるように構成される。チャンネル設定インターフェイス400は、チャンネルアップデート設定実行エレメント405をさらに含み、このエレメントは、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルについての提供されたパラメータ及び/又は情報をユーザーがアップデートしたいことをユーザーが示すことができるように構成される。
【0164】
図4B及び図4Cは、グループベースコミュニケーションチャンネルのリネームに関する追加の実施形態の例を図示する。チャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネント401に加えて、図4Bのチャンネルリネームインターフェイス404は、チャンネルリネーム実行エレメント407をさらに含み、このエレメントは、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルについてのチャンネルタイトルパラメータをユーザーがアップデートをしたいことをユーザーが示すことができるように構成される。
【0165】
チャンネルタイトル提案回路206は、これから作成されるべきグループベースコミュニケーションチャンネルについてここで説明されるのと同様の、既存のグループベースコミュニケーションチャンネルについてチャンネルタイトル提案を決定し及び提供するための能力を有する。例えば、チャンネルタイトル提案回路206は、チャンネル設定インターフェイス400又はチャンネルリネームインターフェイス404のチャンネルタイトルアップデートインターフェイスコンポーネント401のエンゲージメントを検出し、及び1つ以上のチャンネルタイトル提案を決定するよう構成される。
【0166】
グループベースコミュニケーション装置が、ユーザーによって作成された、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントについて監査能力を提供し得ることも想定される。限定ではなく例示として、チャンネル作成リクエストのグループ識別子に関連付けられたグループで定義されるフォーマットプロトコルに準拠しない、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを持つグループベースコミュニケーションチャンネルをユーザーが作成する場合において、グループベースコミュニケーション装置は、そのような非準拠の通知を提供するようさらに構成され得る。例えば、グループベースコミュニケーション装置は、グループベースコミュニケーションワークスペースの管理者及び/又はチャンネル作成者ユーザーに、その個人(群)にそのような非準拠を通知するための通知(例えばアラート、監査ログエントリ、テキストメッセージ、電子メール等)を提供し得る。
【0167】
チャンネルタイトル提案回路206を用いるグループベースコミュニケーション装置は
図5Aのフローチャート500の処理ブロックに従うグループベースコミュニケーションインターフェイスのグループベースコミュニケーションチャンネルを管理するよう処理を進め得る。図示された処理は、ブロック502で始まり、ここでグループベースコミュニケーション装置は、グループ識別子に関連付けられたチャンネル作成リクエストを受け取る。
【0168】
ブロック504において、グループベースコミュニケーション装置は、グループ識別子に関連付けられたグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートをグループベースコミュニケーションリポジトリから取得し、このグループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートは、グループで定義されるフォーマットプロトコルを含む。ブロック506において、グループベースコミュニケーション装置は、チャンネル作成リクエストの受領に応答して、チャンネル作成インターフェイスのレンダリングを行い、ここでチャンネル作成インターフェイスは、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントを含む。例えば、図3Aに示されるように、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301を含むチャンネル作成インターフェイス300は、ユーザーのクライアントデバイスにレンダリングされるグループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされ得る。
【0169】
ブロック508において、グループベースコミュニケーション装置は、チャンネル作成インターフェイスのチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出する。ブロック508におけるチャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのエンゲージメントを検出したことに応答して、ブロック510において、グループベースコミュニケーション装置は、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートのグループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、第1チャンネルタイトル提案セットをチャンネル作成インターフェイスにレンダリングする。第1チャンネルタイトル提案セット中の複数のチャンネルタイトル提案306は、アルファベット順に、チャンネルタイトルランキングによって、又はここで開示された他のなんらかの適切な方法によって整列され得る。チャンネルタイトル提案306のレンダリングに加えて、チャンネル作成インターフェイスの表示は、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントのユーザーエンゲージメントの検出に応答して、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントの強調が示されるように調整され得る。図3Bで図示された実施形態においては、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネント301を囲む境界の色及び濃さが、薄い灰色の線から、濃い青い線に変化する。
【0170】
ブロック510において、グループベースコミュニケーション装置は、グループで定義されるチャンネルタイトルテンプレートのグループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいて第1チャンネルタイトル提案セットを決定し、図3Bに示されるように、チャンネル作成インターフェイス300に対して第1チャンネルタイトル提案セットのレンダリングを行う。
【0171】
ある実施形態においては、グループベースコミュニケーション装置は、チャンネルタイトルインターフェイスコンポーネントにおけるユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントのユーザーから入力を受け取り得る。そのような実施形態では、ブロック512において、チャンネル作成リクエストは、ユーザー識別子に関連付けられ、グループベースコミュニケーション装置は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを受け取る。ブロック514において、グループベースコミュニケーション装置は、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントをユーザー識別子及びグループ識別子に関連付け、ブロック516において、グループベースコミュニケーション装置は、チャンネルタイトルデータのグループベースコミュニケー
ションリポジトリへの記憶を行うよう構成され、ここでチャンネルタイトルデータは、ユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネント、ユーザー識別子、及びグループ識別子を含む。
【0172】
図5Bは、方法500によって表現される例示的データフローの信号図である。方法500は、クライアントデバイス101A、グループベースコミュニケーション装置210、及びグループベースコミュニケーションリポジトリ207によって実行されるとして説明される。これらは、図1について前で説明されたのと同様であり得る。
【0173】
[グループベースコミュニケーションオブジェクトのワークグラフを生成する]
グループベースコミュニケーションオブジェクトは、該当するデータインデキシング手続きの間にグループベースコミュニケーションリポジトリ207の1つ以上のデータベース記憶領域に記憶され得る。さらに、そのようなグループベースコミュニケーションオブジェクトは、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の生成された関係を示すデータを提供する、グラフィカルデータベース(又はグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係を示すための同様の機能を提供するリレーショナルデータベース、又は同様のデータ記憶構成を提供する他のさまざまなデータベース記憶構造のうちの任意のもの)のエントリとして記憶され得る。グループベースコミュニケーションオブジェクトの間のそれら関係は、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクト及びチャンネルタイトルデータに対して生成され及び付加されたメタデータ及びボディコンテンツに少なくとも部分的に基づいて生成され得る。
【0174】
グループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係は、複数のグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係を示すワークグラフを定義し、これは、特定のサーチクエリ又はコマンドに応答して提示されるべき複数の相互に関連したグループベースコミュニケーションオブジェクトを特定するために、1つ以上の人工知能ベースの検索システムによって使用可能であり得る。ある実施形態では、ワークグラフ内に記憶されたグループベースコミュニケーションオブジェクトは、それら自身のアクセス資格情報/要件によってそれぞれ特徴付けられる。したがって、ワークグラフ内のグループベースコミュニケーションオブジェクトの中には限定されたユーザーのグループだけがアクセス可能なものもあり、一方で、同じワークグラフ内の他のグループベースコミュニケーションオブジェクトは、ユーザーのより大きな/異なるグループ(例えば、特定のグループベースコミュニケーションワークスペースに関連付けられた全てのユーザー)がアクセス可能であり得る。共通なワークグラフ内のさまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトの間のアクセス可能性がこのように異なるにもかかわらず、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトの間で確立された関係は、特定のユーザーの専門性を確立するために、サーチクエリについてのグループベースコミュニケーションオブジェクトの関連性、及び/又はそれらの類似物を決定するために、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトについてのトピックスを確立するために使用され得る。
【0175】
それぞれのグループベースコミュニケーションオブジェクトについて、グループベースコミュニケーションリポジトリ207、グループベースコミュニケーション装置210、又はグループベースコミュニケーションシステム200の他の要素は、ワークグラフ内でコネクションを示すのに十分に関係があるとみなされる他のグループベースコミュニケーションオブジェクトを決定するために、グループベースコミュニケーションシステム200によって生成されたボディコンテンツ及び/又はメタデータ及び/又は補足メタデータの分析を実行し得る。ここで説明されたチャンネルタイトルデータ及びグループベースコミュニケーションオブジェクトとのその関連付けられた関係は、グループベースコミュニケーションオブジェクトコーパスを表現又はその他の方法で実現するためにアセンブルさ
れる任意のワークグラフ構造を通知するために、グループベースコミュニケーションシステムによって利用されるべき価値のある信号を追加する。
【0176】
よって、グループベースコミュニケーション装置は、グループで定義されるフォーマットプロトコルに基づいてグループベースコミュニケーションオブジェクトコーパスにアクセスするようにさらに構成される。グループベースコミュニケーションオブジェクトコーパスのそれぞれのグループベースコミュニケーションオブジェクトは、メタデータ、ボディコンテンツデータ、及びチャンネルタイトルデータを含む。
【0177】
さまざまな実施形態では、グループベースコミュニケーション装置は、それぞれのグループベースコミュニケーションオブジェクトの、他のグループベースコミュニケーションオブジェクトに対する関係を、メタデータ、ボディコンテンツデータ、及びチャンネルタイトルデータに基づいて決定するよう構成されている。よってグループベースコミュニケーション装置は、グループベースコミュニケーションオブジェクトコーパスをワークグラフデータ構造にアセンブルするよう構成されている。
【0178】
ある実施形態では、グループベースコミュニケーション装置は、他のグループベースコミュニケーションオブジェクトに対して、あるグループベースコミュニケーションオブジェクトのメタデータ内で共有されたトピックを特定し、共通送信ユーザー識別子を特定し、共通イベント参加者を特定し(より多い人数又はパーセンテージの共有された参加者の方がより強い表示された関係を提供し得る)、共通グループベースコミュニケーションオブジェクトタイプを特定し、共通の意図された受信者を特定し、グループベースコミュニケーションオブジェクトの生成/送信の間の一時的関係を特定し、共通のユーザーで定義されるチャンネルタイトルテキストコンポーネントを特定し、共有されたチャンネルタイトルテキストコンポーネントを特定し、類似のチャンネルタイトルテキストコンポーネントを特定し、及び/又はそれらの類似物を行い得る。
【0179】
グループベースコミュニケーション装置は、グループベースコミュニケーションオブジェクトコーパスのグループベースコミュニケーションオブジェクトのそれぞれの間の重み付け関係スコアを確立し得る。例えば、より強い関係(例えば共有された特性のより大きい数値)、又はあるタイプの関係(例えば機械学習アルゴリズムを介して特定されるもののような)は、分析されたグループベースコミュニケーションオブジェクト及び1つ以上の他のグループベースコミュニケーションオブジェクトの間のより高い関係スコアを生む。これらの関係スコアは、ランキング付けされ得る(例えば関係スコアの直接的比較によって、共有されたスケール(例えば0-1)上での比較スコアの正規化によって、及び/又はそれらの類似物によって)。ある実施形態では、分析されたグループベースコミュニケーションオブジェクト及び十分な関係スコアを有するそれら他のグループベースコミュニケーションオブジェクトの直接の関係を確立するためには、第1度スコア基準(first degree score criteria)(例えばあるスコア閾値を超える)を満たすそれらの関係スコ
アが利用され得る。それら第1度スコアは、ワークグラフデータ構造内でそれからマッピングされ得る(例えばグラフィカルデータベース内でグループベースコミュニケーションオブジェクトを示すデータの間のエッジを確立することによって、リレーショナルデータベース内の特定のグループベースコミュニケーションオブジェクトデータベースエントリのデータ内で関連するグループベースコミュニケーションオブジェクトを示すデータを提供することによって、及び/又はそれらの類似物によって)。このプロセスは、与えられたグループベースコミュニケーションワークスペース又はグループベースコミュニケーションワークスペース群のそれぞれのユーザー識別子についてそれから反復され得る。
【0180】
ある実施形態によれば、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係は、対称的であり得ることが理解されるべきである(例えば第1オブジェクトの
第2オブジェクトに対する関係性の度合いは、第2オブジェクトの第1オブジェクトに対する関係性の度合いと同一である)。しかし他の実施形態においては、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係は、非対称であってもよい(例えば第1オブジェクトの第2オブジェクトに対する関係性の度合いは、第2オブジェクトの第1オブジェクトに対する関係性の度合いと同一ではない)。
【0181】
ここで説明されたようにアセンブルされたワークグラフデータ構造は、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係を示し得るが、ワークグラフデータ構造は、ユーザーの間の、ユーザー及びグループベースコミュニケーションチャンネルの間の、ユーザー及びトピックの間の、グループベースコミュニケーションチャンネル及びトピックの間の、グループベースコミュニケーションチャンネルの間の、トピックの間の、ユーザー及びグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の、グループベースコミュニケーションチャンネル及びグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の、トピック及びグループベースコミュニケーションオブジェクトの間の、及び/又はそれらの類似物の関係を決定するためにも利用され得る。よって、ワークグラフデータ構造は、グループベースコミュニケーションオブジェクトの間の関係を確立するように構成され得て、それら関係は、グループベースコミュニケーション装置と共に利用されるデータ(特定のユーザー、チャンネル、ワークスペース、及び/又はそれらの類似物を表すデータのような)の他の局面の間の関係を特定するためにさらに利用され得る。
【0182】
グループベースコミュニケーションシステム(例えばグループベースコミュニケーションリポジトリ207及び/又はその類似物を介して)は、ユーザーのためのサーチクエリを実行するのに利用され得る機械学習構造(例えばニューラルネットワーク)を生成するためにワークグラフデータ構造を利用する。例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、ワークグラフデータ構造を介して確立された関係を利用して、さまざまなグループベースコミュニケーションオブジェクトのための検索結果を生成するために、教師なし学習構造、教師あり学習構造、強化学習構造、深層学習構造、及び/又はそれらの類似物を実現し得る。
【0183】
ある実施形態では、グループベースコミュニケーションプラットフォームシステムに記憶され又はそれを介してアクセス可能な全てのグループベースコミュニケーションオブジェクトについてグローバル機械学習アルゴリズムが利用され得る。そのような実施形態では、特定のグループベースコミュニケーションオブジェクトへのアクセス(例えば機械学習アルゴリズムを利用するサーチクエリを介して)は、検索しているユーザーのアクセス特権に少なくとも部分的に基づいて限定され得る(例えばユーザーは、許可されたグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションオブジェクトにアクセスすることしかできないことがあり得る)。他の実施形態では、機械学習アルゴリズムのトレーニングが、特定のグループの中でだけやりとりされるグループベースコミュニケーションオブジェクトに基づくように、機械学習アルゴリズムは、複数のグループのそれぞれについて独立して確立され得る。
【0184】
機械学習アルゴリズムは、そのワークグラフデータ構造内のグループベースコミュニケーションオブジェクトの追加及び/又は経時から生じるワークグラフデータ構造内の変化を反映するために、定期的に生成及び/又はアップデートされ得る。さらに、機械学習パラメータ(機械学習アルゴリズムの基礎となるニューラルネットワークを表すそれらパラメータを含む)は、グループベースコミュニケーションリポジトリ内に記憶され得る。
【0185】
[結論]
多くの改変及び他の実施形態には、本開示が関連する技術における当業者なら、前述の記載及び関連する図面において提示された教示を利用し、想到することができよう。した
がって、本開示は、開示された特定の実施形態に限定されるべきではなく、改変及び他の実施形態は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれるよう意図されていると理解されるべきである。ここでは特定の語が採用されているが、それらは一般的な叙述的な意味で用いられているのに過ぎず、限定を目的としたものではない。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図4C
図5A
図5B