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特許7225356オープンシールド工法用プレスバーおよびストラット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-10
(45)【発行日】2023-02-20
(54)【発明の名称】オープンシールド工法用プレスバーおよびストラット
(51)【国際特許分類】
   E21D 9/06 20060101AFI20230213BHJP
【FI】
E21D9/06 331
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2021196574
(22)【出願日】2021-12-03
(62)【分割の表示】P 2020155340の分割
【原出願日】2020-09-16
(65)【公開番号】P2022049699
(43)【公開日】2022-03-29
【審査請求日】2022-01-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000189903
【氏名又は名称】植村 誠
(73)【特許権者】
【識別番号】501200491
【氏名又は名称】植村 賢治郎
(74)【代理人】
【識別番号】100078695
【弁理士】
【氏名又は名称】久保 司
(74)【代理人】
【識別番号】100186864
【弁理士】
【氏名又は名称】尾関 眞里子
(72)【発明者】
【氏名】植村 誠
(72)【発明者】
【氏名】植村 賢治郎
(72)【発明者】
【氏名】竹川 廣明
(72)【発明者】
【氏名】日浦 正一
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 直雅
(72)【発明者】
【氏名】加藤 武史
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 元晶
【審査官】彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】特開平04-302618(JP,A)
【文献】特許第6307146(JP,B1)
【文献】特開平04-194224(JP,A)
【文献】特許第2878267(JP,B1)
【文献】特開2019-112800(JP,A)
【文献】特開2016-121523(JP,A)
【文献】特開2013-040488(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E21D 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
オープンシールド工法用プレスバーおよびストラットであって、前記ストラットおよびプレスバーにはいずれも四角柱の形状の部材を用い、特に前記プレスバーは、左右に配置した1対の前記四角柱の形状の部材同士の下部を横材によって連結することで全体を横コ字状または矩形に枠組んだものであり、下部横材を左右の四角柱の形状の部材の転倒防止として作用させ、このプレスバーにストラットを施工延長方向で、連結金具を設け連結可能なものとし、施工延長方向に一体構造となることが可能なものであることを特徴とするオープンシールド工法用プレスバーおよびストラット。
【請求項2】
ストラット同士も施工延長方向で、連結金具を設け相互に連結し、施工延長方向に一体構造となることが可能なものとする請求項1記載のオープンシールド工法用プレスバーおよびストラット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、市街地に上下水道、地下道等の地下構造物を施工するオープンシールド工法で用いるプレスバーおよびストラットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
オープンシールド工法は、開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を生かした合理性に富む工法で、上部開放型シールド機(オープンシールド機)を使用して推進させ土砂崩壊を防ぎながら、その内部で函体布設を行う工法である。
【0003】
図15図16にその概略を示すと、図中1はオープンシールド機で、これは左右の側壁板とこれら側壁板に連結する底板とからなる前面、後面及び上面を開口したシールド機である。
【0004】
該オープンシールド機1は、機体を前後方向で複数に分割し、フロント部1aとしての前方の機体の後端にテール部1bとしての後方の機体の前端が嵌入して、相互の嵌合部で中折れ部2を形成して屈曲可能としている。
【0005】
フロント部1aは主として掘削を行うもので、前端と上面を開放面としてあり、機体内で後部に後方へ向けて中折ジャッキ(図示せず)を左右によせて、また上下複数段に配設した。
【0006】
これに対してテール部1bはコンクリート函体4の設置を行うもので、底板5を有し、機体内で前部に後方へ向けて推進ジャッキ(シールドジャッキ)3を左右によせて、また上下複数段に配設している。
【0007】
図中6はフロント部1aの前端に設けたスライド土留板、11は本発明のプレスバー(押角)である。
【0008】
図示は省略するが、発進立坑内にこのオープンシールド機1を設置して、オープンシールド機1の推進ジャッキ3を伸長して発進坑内の反力壁に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地下構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4をクレーン等の揚重機10により上方から吊り降し、オープンシールド機1のテール1b部内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセットする。
【0009】
ショベル等の掘削機7でオープンシールド機1の前面又は上面から土砂を掘削しかつ排土する。この排土工程と同時またはその後に推進ジャッキ3を伸長してオープンシールド機1を前進させる。
【0010】
そして前記第1番目のコンクリート函体4の前に第2番目のコンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1b内に吊り降す。以下、同様の排土工程、前進工程、コンクリート函体4のセット工程を適宜繰返して、順次コンクリート函体4をオープンシールド機1の前進に伴い縦列に地中に残置し、さらにこのコンクリート函体4の上面に埋戻しを施す。
【0011】
なお、コンクリート函体4をオープンシールド機1のテール部1b内に吊り降す際には、コンクリートブロック等による高さ調整材をコンクリート函体4下に配設し、このテール部1b内でコンクリート函体4の左右および下部の空隙に瞬結性グラウト材を用いた裏込注入材9を充填して一次注入を行い、さらに、オープンシールド機1の前進後、二次注入として、コンクリート函体4の内側からグラウトホールにより、外側に裏込注入材9を注入する。
【0012】
このようにして、オープンシールド機1が到達坑まで達したならばこれを撤去して工事を完了する。
【0013】
ところで、オープンシールド工法では図20図22に示すように、プレスバー(押角)11やストラット12が使用される。
【0014】
プレスバー11は、推進ジャッキ(シールドジャッキ)3のジャッキ推力をコンクリート函体に分散伝達させるための部材であり、また、裏込め注入材の漏れ防止としての役割がある。
【0015】
下記特許文献は裏込め注入材の漏れ防止を行うための一例を示すもので、プレスバー(押角)を矩形枠体を構成する上下の横材の途中に拡径ジャッキを介在させて横巾を拡径可能なものとした。
【文献】特開平4-302618号公報
【0016】
ストラット12は、推進ジャッキ(シールドジャッキ)3のジャッキストローク不足分を補うために使用するものである。オープンシールド工法において、1函体の推進に対して、ジャッキストロークが足りない場合、ストラット材を設置し、ジャッキの伸長延長を補助する。
【0017】
ストラット12はジャッキ断面のジャッキ配置に合わせて、函体両側壁部分に、四角柱の部材を必要本数ジャッキの推進に合わせ追加設置し、1函体の推進を行う。
【0018】
オープンシールド工法においては、函体発進立坑、シールド機からの函体内への人の進入路を確保する為、前記プレスバー11、ストラット12は四角柱の形状が基本であり、中間部に空間を確保し、函体両側壁延長方向位置に合わせて配置する。
【0019】
なお、基本四角柱の形状の部材は左右に配置され、場合によっては下部を横材で連結したコ字状の枠体、または上部および下部を横材で連結した矩形の枠体として構成される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0020】
推進する函体断面によってはプレスバー11、ストラット12は高さが高い形状となり、断面方向への転倒の危険がある。
【0021】
また、転倒防止として、ストラット12を断面方向に拡幅した場合、函体内への進入路の阻害や、部材重量が重くなり、作業性が悪くなる。
【0022】
推進ジャッキ(シールドジャッキ)3にて推進している際は、コンクリート函体4とジャッキとでプレスバー11、ストラット12は挟み込まれている為、延長方向への転倒の可能性は低いが、ストラット12を追加する為に、ジャッキを縮めた状態では、ジャッキ側にプレスバー11、ストラット12が転倒する危険がある。
【0023】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、転倒防止を図ることができ、設置、撤去作業時の安全性が簡易的に確保可能であるオープンシールド工法用プレスバーおよびストラットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0024】
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、オープンシールド工法用プレスバーおよびストラットであって、前記ストラットおよびプレスバーにはいずれも四角柱の形状の部材を用い、特に前記プレスバーは、左右に配置した1対の前記四角柱の形状の部材同士の下部を横材によって連結することで全体を横コ字状または矩形に枠組んだものであり、下部横材を左右の四角柱の形状の部材の転倒防止として作用させ、このプレスバーにストラットを施工延長方向で、連結金具を設け連結可能なものとし、施工延長方向に一体構造となることが可能なものであることを要旨とするものである。
【0025】
請求項1記載の本発明によれば、プレスバーは下部の横材が施工断面内側への張り出部となり、四角柱の形状の部材の転倒防止を図ることができる。
また、ストラットは四角柱の形状の部材であってもこれをプレスバーと連結金具により連結することで転倒防止を図ることができる。
【0026】
請求項2記載の本発明は、ストラット同士も連結金具により、施工延長方向で連結可能なものとすることを要旨とするものである。
【0027】
請求項2記載の本発明によれば、ストラット同士も施工延長方向で連結することで、プレスバーに連結しないストラットもストラット同士が延長施工延長方向に一体構造となり転倒防止を行うことができる。
【発明の効果】
【0028】
以上述べたように本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびストラットは、転倒防止を図ることができ、設置、撤去作業時の安全性が簡易的に確保可能であるものである。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法の縦断側面図である。
図2】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法の横断平面図である。
図3】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法のプレスバー部分の縦断正面図である。
図4】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法のストラット部分の縦断正面図である。
図5】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法の第1例を示す縦断側面図である。
図6】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法の第1例を示す横断平面図である。
図7】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法の函体支圧部の縦断正面図である。
図8】本発明のプレスバーおよびストラットを用いたオープンシールド工法の元押しジャッキ部の縦断正面図である。
図9】本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびストラットの第1実施形態を示す側面図である。
図10】本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびストラットの第2実施形態を示す側面図である。
図11】本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびはストラットの第2実施形態を示す平面図である。
図12】本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびはストラットの第3実施形態を示す側面図である。
図13】本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびストラットの第3実施形態を示す正面図である。
図14】本発明のオープンシールド工法用プレスバーおよびストラットの第4実施形態を示す平面図である。
図15】オープンシールド工法の概要を示すオープンシールド機前進工程の側面図である。
図16】オープンシールド工法の概要を示すコンクリート函吊り降ろし時の側面図である。
図17】従来例を示すプレスバー・ストラットの平面図である。
図18】従来例を示すプレスバーの正面図である。
図19】従来例を示すストラットの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。先に本発明のプレスバーおよびはストラットの第1実施形態を説明すると、プレスバーおよびストラットとはともに同じ形状のものとする場合と、形状を異ならせる場合とがある。
【0031】
図9図15は本発明のプレスバーおよびストラットの実施形態を示すもので、ストラット12は単一ピースは、H形鋼や鋼管等の鋼製の四角柱の形状の縦型の部材(四角柱13)であり、左右の配置する1対のものとして構成され、複数のピースを並べて使用される。
【0032】
H形鋼を使用する場合は図6に示すように、フランジ間の開放面を鋼板で閉塞して、管状とした。
【0033】
一方、プレスバー11は図1図3に示すように、H形鋼や鋼管等の鋼製の四角柱の形状の縦型の部材であり、左右の配置する前記四角柱の1対のものとして構成され、その両者間を下部において横材11aにおいて連結して全体を横コ字状または矩形に枠組んだ。
【0034】
プレスバー11はコンクリート函体4の上方に上部が出るような高さであり、横材11aで横コ字状に枠組んだ場合は、この横材11aが左右に配置した四角柱13からの施工断面内側への張り出し14となり、これで四角柱13の転倒防止を図ることができる。
【0035】
本発明は、プレスバー11およびストラット12は四角柱13の中央部に施工延長方向で相互に連結可能なものとして連結金具23を設けた。
【0036】
図9の例では連結金具23は鉤状リングの掛け金具24aと突起24bとで構成し、四角柱13を並べた状態で、掛け金具24aを突起24bに掛けて双方を連結するものものとした。
【0037】
図10図11の例では連結金具23は、四角柱13の中央側部に突設するピン挿通孔を有する連結片25aと連結片25bと、これら連結片25aと連結片25bを結合するピン26で構成し、四角柱13を並べた状態で連結片25aと連結片25bを重ね合わせ、ピン26を差し込んで固定するものとした。
【0038】
図12図14の例では連結金具23は突起とこの突起が嵌合する凹部で構成するものとし、四角柱13の正面表側に突起28を例えば、上、中、下の三段に突出させ、この突起28が嵌入する凹部29を四角柱13の裏側に形成した。
【0039】
突起28が隣接する四角柱13の凹部29に嵌入することで、四角柱13同士は結合され、プレスバー11およびストラット12は四角柱13の中央部に施工延長方向で相互に連結可能なものとなる。
【0040】
図示の例では、突起28は円柱状としたが特に限定されるものでなく、四角、もしくは多角形でもよく、凹部29はこれに見合う形状のものとなる。
【0041】
なお、ストラット12においては四角柱13は下部に施工断面内側への転倒防止部材として張り出し14を設けてもよい。の施工断面内側とはオープンシールド工法においてはオープンシールド機による掘進方向の断面、もしくはコンクリート函体による地下構造物の施工延長方向の断面の内側方向を示す。
【0042】
前記張り出し14は本実施形態の場合、横材による脚体であり、これをもって四角柱13が自立できるものとする
【0043】
四角柱13の高さにより、もしくは必要に応じて斜材による補強部材15を配置し、張り出し14に組み合わせてトラスとして形成した。なお、張り出し14を形成する横材の幅は四角柱13の幅とほぼ同一であり、斜材による補強部材15の板厚は張り出し14よりも小さいものでよい。
【0044】
張り出し14の張出し長さは、四角柱13を左右に配置した際に張り出し14の先端同士の間に通行できるだけの離間距離が確保できるものとする。
【0045】
次に、使用法について説明する。オープンシールド工法の一般的概要については前記図15図16で説明したのと同様なので説明を省略する。
【0046】
図1図3に示すように、オープンシールド機1を前進させる前にプレスバー11を推進ジャッキ3とコンクリート函体4の前端との間に吊降ろして、オープンシールド機1の内周に水密に当接するように配設する。図中27はオープンシールド機1のスライド土留板6を駆動するスライドジャキである。
【0047】
推進ジャッキ3をプレスバー11の四角柱13に当て、これに押圧力をわずかに加えるようにすれば、プレスバー11はその状態で固定される。
【0048】
プレスバー11を配置後、コンクリート函体4の周囲隙間をグラウト材(図示せず)を充填するが、プレスバー11によりこのグラウト材のオープンシールド機1前部への流出は阻止される。
【0049】
推進ジャッキ3を伸長してオープンシールド機1をコンクリート函体4を反力に用いて前進させる。その後、プレスバー11を上方に引き上げる
【0050】
ちなみに、前記プレスバー11の設置工は、テール部1b内に配置したコンクリート函体4の端面に接するように、垂直に設置する作業であり、また、撤去工はとは、推進完了後にテール部1bよりプレスバー11を撤去し、地上に仮置きすることである。
【0051】
さらに、詳細に説明すると、設置工は下記の手順による。
i)吊り金具、ワイヤー等の用具の点検を行い、固定状況を確認する。
ii)プレスバー11を1本ずつ吊り上げ、所定の位置に設置する。
iii)設置後は推進ジャッキ3によりプレスバー11を押し当て転倒防止を行うが、プレスバー11は横材11aにより左右に配置した四角柱13の施工断面内側への転倒防止が図れている。
【0052】
また、撤去工は下記の手順による。
i)推進及びクリアランス埋戻しが完了したことを確認する。
ii)吊り金具、ワイヤー等の用具の点検を行い、固定状況を確認した上で推進ジャッキ3の圧力を抜き、プレスバー11の撤去を行う。
【0053】
さらに、ストラット12を使用する場合は、プレスバー11の前にこのストラット12を設置して、推進ジャッキ3をストラット12に当て、これに押圧力をわずかに加えるようにすれば、プレスバー11およびストラット12はその状態で固定される。
【0054】
このストラット12の吊下ろし配置においても、ストラット12は張り出し14により自立することができ、四角柱13の施工断面内側への転倒防止が図れる。
【0055】
ストラット12の使用によりストラット12の厚み分だけ、推進ジャッキ3のストロークは短くてすむ。
【0056】
また、必要に応じてストラット12の使用の数を増していく。
【0057】
プレスバー11もしくはストラット12とはともに同じ形状のものとした。
【0058】
本実施形態は、オープンシールド工法において推進工法を併用するもので、橋桁や大きな配管等の構造物の直下を横切るような場合には、それがある箇所では前記掘削機9や揚重機が配置できず、オープンシールド工法の施工が不可能となるので、オープンシールド機をコンクリート函体4の後方に元押しジャッキをセットし、コンクリート函体4とともにオープンシールド機1を押し出す。
【0059】
図示の施工例は、橋梁等の構造に脇に土留め鋼矢板16で発進坑17を形成し、ここに支圧壁18を設けて、元押しジャッキ19でコンクリート函体4を推進する推進工法を行うものである。
【0060】
図中20は基礎コンクリートの上に敷きならべるH形鋼材による受台工、21は発進坑17の側部に設け、コンクリート函体4の進行を誘導するガイド鋼材を示す
【0061】
以上のようにジャッキを縮めた際の延長方向の転倒防止として、各ストラット12やプレスバー11を連結金具23で連結することで、推進延長方向に長い一体構造のストラット部材となり、転倒防止の役割を果たすことができる。
【符号の説明】
【0062】
1…オープンシールド機 1a…フロント部
1b…テール部 2…中折れ部
3…推進ジャッキ 4…コンクリート函体
5…底板 6…スライド土留板
7…掘削機 8…中折ジャッキ
9…裏込注入材 10…揚重機
11…プレスバー 11a…横材
12…ストラット 13…四角柱
14…張り出し 15…補強部材
16…土留め鋼矢板 17…発進坑
18…支圧壁 19…元押しジャッキ
20…受台工 21…ガイド鋼材
23…連結金具 24a…掛け金具
24b…突起 25a…連結片
25b…連結片 26…ピン
27…スライドジャッキ 28…突起
29…凹部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
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