(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-13
(45)【発行日】2023-02-21
(54)【発明の名称】ポリマー被覆物を備える装飾用硬質材料部品の製造方法
(51)【国際特許分類】
G04B 37/22 20060101AFI20230214BHJP
【FI】
G04B37/22 H
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021088995
(22)【出願日】2021-05-27
【審査請求日】2021-05-27
(32)【優先日】2020-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】599044744
【氏名又は名称】コマディール・エス アー
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ピエリ・ヴュイユ
(72)【発明者】
【氏名】ドニ・ブーベンドルフ
(72)【発明者】
【氏名】パウロ・アレーデ
(72)【発明者】
【氏名】ジョアン・ロマン
【審査官】榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】特表2001-522468(JP,A)
【文献】特開平4-354839(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04B 1/00 - 99/00
G04D 3/00 - 3/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装飾用部品(10、40)を製造する方法(1)であって、前記部品は、1000HVを超えるビッカース硬度を有する硬質材料を少なくとも部分的に備える、方法(1)において、前記方法は、以下の主なステップ:
-少なくとも1つの粉体材料と結合剤との混合物から前駆体を生成するステップ(2)と、
-未硬化体(12)を形成するため、前記前駆体を型に射出するステップ(3)と、
-前記硬質材料から将来の部品(10、40)の本体(14)を形成するため、前記未硬化体を焼結するステップ(
5)と、
-前記部品(10、40)の一面上にポリマー材料被覆物(16、43)を堆積するステップ(7)と
を含み、前記堆積は、前記本体(14、15)上に成形することによって
、型に射出することによって実行
され、前記被覆物及び前記硬質材料は、分離することができないことを特徴とする、方法(1)。
【請求項2】
前記方法は、前記ポリマー材料被覆物(16、43)を機械加工する更なるステップ(9)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、前記部品(10、40)を組み立てる更なるステップ(11)を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、前記未硬化体(12)を機械加工するステップ(
4)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記本体(14、15)は、内面(18)を備え、前記堆積ステップ(7)は、前記内面(18)上に前記被覆物(16、43)を堆積することにあることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記部品(10、40)の裏蓋(41)は、前記被覆物(16、43)堆積ステップ(7)の間、ポリマー材料から形成することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ポリマーは、以下のリスト:POM、PA、PUR、PPS、ABS、PCから選択することを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記硬質材料は、
セラミック、窒化ケイ素、酸化ジルコニウム、サファイア又はアルミナから選択することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
装飾用部品(10、40)であって、硬質材料本体(14、15)と、
該本体(14、15)の少なくとも1つの面(18)とからなり、この少なくとも1つの面(18)にはポリマー材料被覆物(16、43)
が設けられ、さらに、請求項1から8のいずれか一項に記載のポリマー材料被覆物(16、43)を堆積するステップ(7)中に得られる裏蓋(41)を備える装飾用部品(10、40)。
【請求項10】
前記被覆物(16、43)は、機能形状を有することを特徴とする、請求項9に記載の装飾用部品。
【請求項11】
前記本体(14、15)は、内部空間を画定し、前記面(18)は、前記空間の境界を定めることを特徴とする、請求項9又は10に記載の装飾用部品。
【請求項12】
時計ケース(17、45)において、前記時計ケース(17、45)は、請求項9から
11のいずれか一項に記載の装飾用部品(10、40)と、ガラス(25)と、前記部品(10、40)上に前記ガラス(25)を保持するベゼル(21)とを備え、前記ベゼル(21)は、前記ポリマー被覆物(16、43)によって前記部品(10、40)に組み付けることを特徴とする、時計ケース(17、45)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に時計製造、宝飾品又は電話において、装飾用部品を製造する分野に関し、装飾用部品は、ポリマー被覆物を有する硬質材料から作製される。本発明は、より詳細には、内面のポリマー被覆物を備える時計の中板を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
時計製造及び宝飾品産業において、様々な外観のケース又はベルトの製造に、様々な材料が使用される。特に、硬質材料から計時器、特に時計ケースを製造することは公知である。硬質材料とは、1000HVを超えるビッカース硬度を有する材料を意味する。そのような硬質材料は、例えば、セラミック、窒化ケイ素、酸化ジルコニウム、サファイア又はアルミナである。
【0003】
時計製造において、これらの硬質材料は、その機械的特性、特に耐引っ掻き性のために使用される。例えば、こうした硬質材料は、時計の中板又はベルト連結部等の部品の製造に使用される。
【0004】
装飾用部品は、部品に所望の形状を与える射出ステップ、次に、材料を硬化させる焼結ステップの後に得られる。
【0005】
しかし、この種類の射出方法は、十分に正確な寸法を得ることが可能ではない。例えば、時計の中板の場合、ガラス、ベゼル又は裏蓋が堅固に保持されるように押圧することを可能にする筐体寸法を有する必要がある。りゅうず又はプッシュピースのために穿孔する必要もあるが、これらは射出方法では得ることができない。
【0006】
このことを達成するために、中板を機械加工して中板の寸法を修正する必要がある。しかし、硬質材料は、それらの硬度のために機械加工が困難である。この目的で、寿命の短いダイヤモンド工具が使用されるが、かなりの費用を生じさせる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特にセラミック材料のための、硬質材料に対する機械加工をほとんど又は全く必要としないが、機能面を備える装飾用硬質材料部品を得ることは、有利である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、この種の方法を提供する。硬質材料とポリマー材料被覆物との組合せにより、方法は、部品の面上での硬質材料の直接的な機械加工を回避することを可能にする。ポリマーは、硬質材料よりも機械加工が容易である。したがって、部品の製造費用は、硬質材料の機械加工を可能な限り回避することにより低減される。更に、被覆物と硬質材料との間で、部品の耐水性が保証される。
【0009】
より詳細には、本発明は、例えば計時器、宝飾品又は電話、特に時計の中板のための装飾用部品を製造する方法に関し、この装飾用部品は、1000HVを超えるビッカース硬度を有する硬質材料を少なくとも部分的に備える。本発明によれば、方法は、以下の主要ステップ:
-少なくとも1つの粉体材料と結合剤との混合物から前駆体を生成するステップと、
-未硬化体を形成するため、前駆体を型に射出するステップと、
-前記硬質材料から将来の部品の本体を形成するため、前記未硬化体を焼結するステップと、
-部品の一面にポリマー材料被覆物を堆積するステップと
を含み、堆積は、本体上に成形することによって、特に、型に射出することによって実行され、被覆物及び硬質材料は、分離することができない。
【0010】
本発明の特定の実施形態によれば、方法は、ポリマー材料被覆物を機械加工する更なるステップを含む。
【0011】
本発明の特定の実施形態によれば、方法は、部品を組み立てる更なるステップを含む。
【0012】
本発明の特定の実施形態によれば、方法は、未硬化体を機械加工する更なるステップを含む。
【0013】
本発明の特定の実施形態によれば、本体は、内面を備え、堆積ステップは、前記内面上に被覆物を堆積することにある。
【0014】
本発明の特定の実施形態によれば、部品である裏蓋は、被覆物堆積ステップの間、ポリマー材料から形成される。
【0015】
本発明の特定の実施形態によれば、ポリマーは、以下のリスト:POM、PA、PUR、PPS、ABS、PCから選択される。
【0016】
本発明の特定の実施形態によれば、硬質材料は、セラミック、窒化ケイ素、酸化ジルコニウム、サファイア又はアルミナ等の材料から選択される。
【0017】
本発明は、例えば、計時器、宝飾品又は電話、特に時計の中板のための装飾用部品にも関し、この装飾用部品は、硬質材料本体と、ポリマー材料被覆物を備える少なくとも1つの面とを備え、硬質材料本体は、内側空間を画定する。
【0018】
本発明の特定の実施形態によれば、被覆物は機能形状を有する。
【0019】
本発明の特定の実施形態によれば、被覆物は、階段状に段の付いた形状を含み、特に、噛み合いによって、時計ケースの他の部分を組み付けることができる。
【0020】
本発明の特定の実施形態によれば、本体は、内部空間を画定し、面は、前記空間の境界を画定する。
【0021】
本発明の特定の実施形態によれば、面は、本体の内面である。
【0022】
本発明の特定の実施形態によれば、部品は、被覆物堆積ステップの間に得られる裏蓋を備える。
【0023】
本発明は、そのような装飾用部品と、ガラスと、ガラスを部品上に保持するベゼルとを備える時計ケースにも関し、ベゼルは、ポリマー被覆物によって部品に組み付けられる。
【0024】
本発明は、添付の図面と共により良好に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図2】
図2a~
図2fは、本発明による一方法ステップの後の時計の中板の斜視図である。
【
図3】本発明の第1の実施形態による部品を備える、組み立てた時計ケースの断面図である。
【
図4】本発明の第1の実施形態による時計ケースの反転斜視図である。
【
図5】本発明の第2の実施形態による部品を備える、組み立てた時計ケースの断面図である。
【
図6】本発明の第2の実施形態による時計ケースの反転斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
例えば、計時器、宝飾品又は電話のための装飾用部品10を製造する方法1を
図1に示す。装飾用部品は、例えば、
図2a)から
図2f)に示す時計ケースの中板、ベゼル、時計ケースの裏蓋、宝石又は計時器のプッシュピース、宝飾リング又はベルト又は携帯電話カバーである。部品10は、1000HVを超えるビッカース硬度を有する硬質材料を少なくとも部分的に備える。硬質材料は、例えば、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、カーバイド、窒化物、サーメット等のセラミック材料、硬質金属、又は1000HVを超えるビッカース硬度のあらゆる他の材料である。
【0027】
方法1は、少なくとも1つの粉体材料と結合剤との混合物から前駆体を生成する第1のステップ2を含む。この背景において、セラミックベースの粉体は、少なくとも1つの酸化金属、1つの窒化金属、又は1つの炭化金属を含むことができる。例えば、セラミックベースの粉体は、合成サファイアを生成する酸化アルミニウム、又は合成ルビーを生成する酸化アルミニウムと酸化クロムとの混合物、又は酸化ジルコニウムを含むことができる。更に、結合剤は、例えば、ポリマー型結合剤若しくは有機型結合剤等、様々な性質のものとすることができる。
【0028】
方法1は、未硬化体12を形成するため、前駆体を型に射出する第2のステップ3を含む。型は、実質的に、部品の収縮係数を考慮する所望の部品の形状を有する。前駆体は、管を介し、次に、型全体にわたり前駆体を分配する回路を介して、型に射出される。したがって、前駆体は、型の形状、例えば、本適用例で説明する例のように、時計ケースの中板の形状を取る。代替的に、射出は、円形シート又は導管によって実行することができる。
【0029】
第3のステップ4は、未硬化体12を機械加工し、射出によって生成した未硬化体12の不要な部分を除去することである。例えば、管及び分配回路のために形成した管類38又は導管19が除かれる。こうして、機械加工した未硬化体13が得られる。
【0030】
第4のステップ5は、前記少なくとも1つの硬質材料から将来の部品の本体14を形成するため、前記未硬化体13を焼結する機能を有する。焼結には、粉体粒子が凝集するような前駆体の加熱を伴う。焼結中、未硬化体13は、収縮によって硬化し、硬質本体14がもたらされる。好ましくは、本発明によれば、焼結ステップは熱分解を含むことができる。
【0031】
任意の第5のステップ6は、残りのステップのために、焼結によって得られた本体14のいくつかの部分を調製する、特に、仕上げの感触のために本体10を調製するために使用される。
【0032】
方法1は、部品の一面上にポリマー材料被覆物16を堆積する第6のステップ7を含み、堆積7は、本体14、15にオーバーモールディングすることによって、特に型に射出することによって実行される。時計ケースの中板は、例えば、ポリマー被覆物16で被覆されるのに望ましい内面18を備える。堆積ステップ7は、前記内面18上に被覆物16を堆積することにある。したがって、硬質材料部品は、ポリマー材料で被覆した面18により得られる。このステップでは、ポリマー材料の成形により、被覆物16の形成を可能にし、焼結後の硬質材料よりもより正確な寸法を有する。本方法のために、部品10の硬質材料を機械加工する必要性を回避する。したがって、被覆物16を適切な寸法に直接形成することが可能である。更に、2つの材料、即ち、硬質本体及び被覆物は、分離不可能に組み立てられる。
【0033】
ポリマーは、例えば、以下のリスト:POM(ポリオキシメチレン又はポリホルムアルデヒド又はポリアセタールの略)、PA(ポリアミドの略)、PUR(ポリウレタンの略)、PPS(ポリフェニレンスルファイドの略)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレンの略)、PC(ポリカーボネートの略)から選択される。
【0034】
第7のステップ8において、ポリマー材料被覆物16は、任意で機械加工し、必要な場合、いくつかの部分を修正するように、特に、ケースの他の要素の組み付けを可能にすることができる。
【0035】
第8のステップ9は、硬質材料のサテン仕上げ及び/又は研磨を実行するために必要になる場合がある。このように、中板の美的な外観を向上させる。
【0036】
最後に、第9のステップ11において、部品10は、被覆物16により、噛み合わせることによって他の要素と共に組み立てられる。例えば、部品10が時計ケースの中板である場合、時計ケース17は、ベゼル21、ガラス25及び裏蓋を中板に組み付けることによって形成される。
【0037】
図2a)から
図2f)では、方法1の特定のステップの後、最終的に時計ケース17の部品10にすることを可能にする本体が示される。第2の射出ステップの後、
図2a)に示すように、時計の中板の形状を有する未硬化体12が得られる。未硬化体は、2つの対向要素34、35によって両側に延在する開放円筒体の一部分を表し、対向要素34、35のそれぞれは、ベルトを中に締結する取り付けシステムを備える。未硬化体12は、円筒体部分の内側空間の境界を定める内面を含む。
【0038】
いくつかの射出点がある場合、未硬化体12は、内側空間の中心に配置された中心交差部36で未硬化体の内面18を接続する導管19を備える。4つの直交する導管18は、導管18に直交する管類38を接合し、管類28は、中心交差部36を通過する。導管18及び管類38は、射出ステップの間に生成され、前駆体は、管を介して型に射出される。
【0039】
これらの導管18及び管類38は、
図2b)に示される機械加工した未硬化体13を得るため、未硬化体12を機械加工する第3のステップの間に取り外される。未硬化体12、13は、機械加工を難なく実行し得るようにそれほど硬質ではない。
【0040】
焼結ステップの後、
図2c)の本体14は、ある焼結係数で実質的に同じ形状を保つが、以前よりもかなり硬質である。次に、硬質本体14は、
図2d)の硬質本体15を形成することによって、必要な場合、仕上げのために調製することができる。
【0041】
図2e)において、得られた部品10は、内面18上にポリマー被覆物16を含む。被覆物16は、オーバーモールディングにより得られる、正確な寸法を有する所望の形状を有する。図示の部品10は、中板の上部から底部まで階段形状の被覆物16を備える。様々な階段状の段は、要素を空間内又は開口付近に保つため、例えば、りゅうずを上部に、あるいは裏蓋を底部に保つために使用される。
【0042】
組み立て後、
図2f)に示す時計ケース17は、ベゼル21及びガラス25を組み付けた中板を備える。ベゼル21は、被覆物16の第1の階段状の段27に噛み合わせた状態で維持される。
【0043】
図3及び
図4は、時計ケース17を示し、時計ケース17は、硬質材料部品10、ここでは中板と、本発明による方法によって得られた中板の内面18上のポリマー被覆物16と、ベゼル21と、りゅうず22と、巻真23と、裏蓋24と、ガラス25とを備える。中板は、上記したものと同じ形状を有する。ベゼル21は、被覆物16の第1の階段状の段27に噛み合わせた環26を備える。ベゼル21は、ベゼル21を中板上に保持するようにガラス25の円周外形部28上に載置される。ガラス25は、その円周に縁29を含み、縁29は、組み立て位置ではベゼル21の環26の下に配置される。縁29は、被覆物16の第1の階段状の段27上に載置され、第1の階段状の段27の縁部は、被覆物16の階段状の段27の垂直部分31と接触する。
【0044】
ケース15の裏蓋24は、被覆物16内に押圧され、被覆物16は、小さな階段状の段32を形成する材料除去部を含み、裏蓋24の保持及び耐水性を保証する。
【0045】
部品10は、内面上に突起33を備え、被覆物が並進移動又は回転移動しないようにする。突起33は、部品10の中間高さに配設される。
【0046】
りゅうず棒23は、中板を通り、開口を通り、部品10の外側に配置したりゅうず22に到達する。
【0047】
第1の実施形態の一変形形態では、裏蓋は、被覆物を覆い、中板の下面上で被覆物を隠す。
【0048】
方法の第2の実施形態は、被覆物43と同じポリマー材料のケース45の裏蓋41を形成することにある。被覆物43及び裏蓋41は、一体に作製し、同じ堆積ステップの間に形成される。したがって、方法が完了すると、得られた部品40は、
図5及び
図6に示すように裏蓋41を備える。裏蓋41は、取り外すことができず、好ましくは、電池44のための筐体42を備える。裏蓋41以外、他の特徴は、第1の実施形態の中板の特徴と同じである。
【0049】
他の部品は、上記の方法を使用して作製することができる。したがって、例えば、計時器のベゼル、裏蓋、宝石又はプッシュピース、及び宝飾リング、又はベルト、又は電話ケースを製造することが可能である。全てのこれらの部品は、少なくとも1つの面上にポリマー材料被覆物を備える硬質材料本体を含む。
【符号の説明】
【0050】
10 装飾用部品
12 未硬化体
16 ポリマー材料被覆物
17 中板
40 装飾用部品
43 ポリマー材料被覆物
45 中板