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特許7227327レンズキャップ、および、データ更新方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-13
(45)【発行日】2023-02-21
(54)【発明の名称】レンズキャップ、および、データ更新方法
(51)【国際特許分類】
   G03B 11/04 20210101AFI20230214BHJP
   G03B 17/14 20210101ALI20230214BHJP
   G03B 17/56 20210101ALI20230214BHJP
【FI】
G03B11/04 A
G03B17/14
G03B17/56 Z
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021148568
(22)【出願日】2021-09-13
【審査請求日】2021-09-13
(73)【特許権者】
【識別番号】513068816
【氏名又は名称】エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SZ DJI TECHNOLOGY CO.,LTD
【住所又は居所原語表記】6F,HKUST SZ IER Bldg.NO.9 Yuexing 1st Rd.Hi-Tech Park(South),Nanshan District Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】中川 敬太
【審査官】小川 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-278076(JP,A)
【文献】特開2003-035924(JP,A)
【文献】特開2008-022460(JP,A)
【文献】特開2009-016995(JP,A)
【文献】特開2017-151169(JP,A)
【文献】特開2020-008845(JP,A)
【文献】特開2011-197095(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 11/04
G03B 17/14
G03B 17/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラ本体に第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部と、交換レンズに第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部とを有する交換マウントに対し、前記第2の接続部にて着脱可能なレンズキャップであって、
前記交換マウントと接続された状態で、前記第1の接続部側から外部装置と接続可能な第1の端子と、
前記交換マウントに保持されたデータの更新を行うための処理部と、
を有する、レンズキャップ。
【請求項2】
前記第1の端子は、前記カメラ本体と前記交換マウントが前記第1の接続部にて接続され、かつ、前記交換マウントと前記レンズキャップとが前記第2の接続部にて接続された状態において、前記カメラ本体と前記交換マウントの内側と前記レンズキャップで囲まれた空間に存在する、請求項1に記載のレンズキャップ。
【請求項3】
前記処理部によるデータの更新の状態を示す状態表示部を更に備える、請求項1または2に記載のレンズキャップ。
【請求項4】
前記交換マウントに保持されたデータは、前記交換レンズに対応した制御パラメータである、請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズキャップ。
【請求項5】
前記交換マウントと接続された際に前記交換マウントと通信可能な第2の端子を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズキャップ。
【請求項6】
前記レンズキャップ、および、前記交換マウントは、前記外部装置に設けられた電源により電力が供給される、請求項1から5のいずれか一項に記載のレンズキャップ。
【請求項7】
前記レンズキャップと前記外部装置とが前記第1の端子を介して接続された際に、前記電源から供給される電力が前記レンズキャップを介して前記交換マウントに供給される、請求項6に記載のレンズキャップ。
【請求項8】
交換レンズとカメラ本体との接続を可能とする交換マウントが有するデータのデータ更新方法であって、
前記交換マウントは、前記カメラ本体と第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部と、前記交換レンズまたはレンズキャップと第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部とを有し、
前記レンズキャップが有する端子は、前記カメラ本体と前記交換マウントが前記第1の接続部にて接続され、かつ、前記交換マウントと前記レンズキャップとが第2の接続部にて接続された状態において、前記カメラ本体と前記交換マウントの内側と前記レンズキャップで囲まれた空間に存在し、
前記レンズキャップと前記交換マウントとが前記第2の接続部にて接続され、かつ、前記レンズキャップと外部装置とが前記端子を介して接続され、かつ、前記カメラ本体と前記交換マウントとが前記第1の接続部にて接続されていない状態において、
前記レンズキャップが有する制御回路が、
前記外部装置に更新用データを要求し、
前記更新用データを前記外部装置から取得し、
前記更新用データを用いて、前記交換マウントが有するデータを更新させる、データ更新方法。
【請求項9】
前記制御回路は、前記交換マウントから、前記データに関する情報を取得し、当該情報に基づいて前記外部装置に前記更新用データを要求する、請求項に記載のデータ更新方法。
【請求項10】
前記制御回路は、状態表示部を介して、前記データの更新の状態を通知する、請求項8または9に記載のデータ更新方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズキャップ、および、データ更新方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、レンズ交換式の撮像装置(カメラ)が普及している。レンズとカメラ本体の連結部分のマウント規格(以下、単に規格とも称する)は、メーカなどによって異なる場合がある。レンズとカメラ本体それぞれの連結部分の規格が異なる場合には、接続部品(以下、レンズマウント、または、交換マウントとも称する)を介して連結することで、様々なメーカのレンズとカメラ本体を組み合わせて使用することが行われている。
【0003】
また、近年、カメラの制御が、カメラ等に内蔵されている制御部により行われてきている。カメラ本体やレンズは、新たな機能や特徴を有する製品が日々開発、販売されているため、上述したようなカメラ本体とレンズとの様々な組み合わせを想定して、その組み合わせに応じて適切な制御を行うための制御用データの更新が求められている。
【0004】
例えば、特許文献1では、交換レンズにレンズマウントキャップを装着することで、レンズマウントキャップに保持されたデータを用いて、交換レンズ内に保持されている制御パラメータを変更する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2003-35924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
レンズとカメラ本体を接続するための接続部品においても、レンズとカメラ本体との組み合わせに適した制御を行うための制御用データが保持される。ここで、接続部品に保持された制御用データを更新することを考える。例えば、接続部品の構造は、規格によりフランジバックや光路が決まっており、接続部品の比較的狭いスペースに制御用データの更新用の回路や外部装置と接続するための端子を追加することは難しい。また、接続部品がカメラ本体に接続された状態で、接続部品内の制御用データの更新を行った場合、端子の接続状態の関係などから、カメラ本体側で意図しないデータの書き換えが発生するなどの問題もある。
【0007】
上記課題を鑑み、本発明では、レンズとカメラ本体を接続するための接続部品内のデータを適切に更新可能なレンズキャップ、および、接続部品のデータ更新方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明の一形態は以下の構成を有する。すなわち、カメラ本体に第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部と、交換レンズに第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部とを有する交換マウントに対し、前記第2の接続部にて着脱可能なレンズキャップであって、
前記交換マウントと接続された状態で、前記第1の接続部側から外部装置と接続可能な第1の端子を有する。
【0009】
また、本発明の別の形態は以下の構成を有する。すなわち、交換レンズとカメラ本体との接続を可能とする交換マウントが有するデータのデータ更新方法であって、
前記交換マウントは、前記カメラ本体と第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部と、前記交換レンズまたはレンズキャップと第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部とを有し、
前記レンズキャップと前記交換マウントとが前記第2の接続部にて接続され、かつ、前記レンズキャップと外部装置とが端子を介して接続され、かつ、前記カメラ本体と前記交換マウントとが前記第1の接続部にて接続されていない状態において、
前記レンズキャップが有する制御回路が、
前記外部装置に更新用データを要求し、
前記更新用データを前記外部装置から取得し、
前記更新用データを用いて、前記交換マウントが有するデータを更新させる。
【0010】
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態に係る撮影システムの構成例を示す外観斜視図。
図2】本発明の一実施形態に係る撮影システムの構成例を示す外観斜視図。
図3】本発明の一実施形態に係る撮影システムの構成例を示す外観斜視図。
図4】本発明の一実施形態に係る交換マウントの構成例を示す外観斜視図。
図5】本発明の一実施形態に係るレンズマウントキャップの構成例を示す外観斜視図。
図6】本発明の一実施形態に係るレンズマウントキャップが備える一部品の構成例を示す外観斜視図。
図7】本発明の一実施形態に係る交換レンズの構成例を示す外観斜視図。
図8】本発明の一実施形態に係るデータの更新時の構成を説明するための図。
図9】本発明の一実施形態に係るデータの更新時の処理シーケンス。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を説明するための一実施形態であり、本発明を限定して解釈されることを意図するものではなく、また、各実施形態で説明されている全ての構成が本発明の課題を解決するために必須の構成であるとは限らない。また、各図面において、同じ構成要素については、同じ参照番号を付すことにより対応関係を示す。
【0013】
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
【0014】
[装置構成]
図1は、本発明に係る撮影システムの構成例を示す外観斜視図である。なお、図中に示すx軸、y軸、z軸からなる三次元座標系は各図にて対応しているものとするが、一部の図面では記載を省略する。
【0015】
本実施形態に係る撮影システムは、交換レンズを着脱可能に構成される。図1(a)は、撮影システムにおいて、交換レンズ400に替えて、レンズマウントキャップ300(レンズキャップとも言う)を接続した状態を示す。図1(b)は、撮影システムにおいて、交換レンズ400を接続した状態を示す。本実施形態に係る撮影システムにおいて、撮像装置であるカメラ本体100と、レンズマウントキャップ300とを接続するために、間に交換マウント200が設置される。交換マウント200は、カメラ本体100と交換レンズ400とを接続する際にも設置される。
【0016】
ここでは、交換マウント200において、カメラ本体100と接続する側のマウント規格(以下、第1のマウント規格とも称する)と、交換レンズ400やレンズマウントキャップ300と接続する側のマウント規格(以下、第2のマウント規格とも称する)とは異なる規格であるものとして説明する。したがって、カメラ本体100と交換レンズ400それぞれにて採用されているマウント規格に対応した、第1のマウント規格と第2のマウント規格との組み合わせの交換マウント200を用いることで、様々なカメラ本体100と交換レンズ400を組み合わせることが可能となる。
【0017】
図2は、図1(a)の状態から、カメラ本体100、交換マウント200、および、レンズマウントキャップ300を分離させた状態を示し、前面側(交換レンズ400やレンズマウントキャップ300が接続される側)から見た外観斜視図である。図3は、図1(a)の状態から、カメラ本体100、交換マウント200、および、レンズマウントキャップ300を分離させた状態を示し、背面側(カメラ本体100側)から見た外観斜視図である。なお、図2および図3においては、各部品の構造を説明するために、構造の一部が省略(透過)された状態にて示している。
【0018】
図2を参照すると、カメラ本体100は、筐体101、イメージセンサ102、端子103、レバー104、および、固定用フランジ105を含んで構成される。筐体101は、カメラ本体100が備える各部位を支持する。なお、カメラ本体100は、ジンバルなど不図示の他の装置に更に接続可能に構成されてもよいし、車両や無人航空機などに搭載されてもよい。イメージセンサ102は、撮像素子(不図示)を有し、交換レンズ400を介して入射される光による光学像を光電変換し、画像信号として出力する。イメージセンサ102は、例えば、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor:相補型MOS)などの方式を用いてよい。
【0019】
端子103は、交換マウント200との通信や通電のために用いられる。レバー104は、例えば、交換マウント200をカメラ本体100に接続する際に用いられ、z軸周りの回転方向にスライドさせることで交換マウント200を固定または解除させることができる。固定用フランジ105は、交換マウント200を固定させるために、交換マウント200側の固定用フランジ212に対応するように配置される。固定用フランジ105の形状や数、端子103の配置、カメラ本体100の筐体101に形成されるイメージセンサ102周りの径などは、カメラ本体100にて採用されているマウント規格に応じて異なる。
【0020】
更に、図3を参照すると、カメラ本体100は、画像処理CPU106、レンズ制御CPU107、電池108、電池ケーブル109、および接続ケーブル110を含んで構成される。画像処理CPU106は、イメージセンサ102から得られた画像信号に基づいて画像を形成し、各種画像処理を行う。画像処理としては、例えば、シェーディング補正、色補正、輪郭強調、ノイズ除去、ガンマ補正、圧縮処理、などが行われてよく、特に限定するものではない。レンズ制御CPU107は、交換マウント200を介して接続される交換レンズ400を識別し、交換レンズ400に応じた処理を行う。レンズ制御CPU107は、後述する交換マウント200が備えるレンズパラメータ管理CPU203から各種制御パラメータを取得して、交換レンズ400の制御を行う。画像処理CPU106やレンズ制御CPU107は、処理部の他、各種データを保持するための記憶部を含んでよい。
【0021】
電池108は、カメラ本体100や、接続ケーブル110を介して接続された各部品に電力を供給する。本実施形態に係る撮影システムでは、電池108は、カメラ本体100の他、接続状態の交換マウント200、レンズマウントキャップ300、および交換レンズ400に電力を供給可能である。電池ケーブル109は、電池108からカメラ本体100内の各部位へ電力を供給するためのケーブルである。接続ケーブル110は、外部装置との通信や、電池108から供給される電力を外部装置へ通電するためのケーブルである。接続ケーブル110は、カメラ本体100内の各処理部や電池108と、端子103とをつなぐ複数のケーブルを含んで構成される。
【0022】
図2を参照すると、交換マウント200は、端子201、および、レバー202を含んで構成される。端子201は、レンズマウントキャップ300や交換レンズ400との通信や通電のために用いられる。レバー202は、レンズマウントキャップ300や交換レンズ400を交換マウント200に接続する際に用いられ、z軸周りの回転方向にスライドさせることでレンズマウントキャップ300や交換レンズ400を固定または解除させることができる。
【0023】
更に、図3を参照すると、交換マウント200は、レンズパラメータ管理CPU203、装着検知センサ204、および、端子205を含んで構成される。レンズパラメータ管理CPU203は、交換マウント200に接続される交換レンズ400を制御するために用いられる制御パラメータを管理する。交換マウント200には、規格が一致する様々な交換レンズ400を接続可能であるため、それらの交換レンズ400に対応した制御パラメータを保持してよい。装着検知センサ204は、レンズマウントキャップ300や交換レンズ400が交換マウント200に装着されたことを検知する。装着検知センサ204は、物理的な接触により装着を検知してもよいし、レーザなどを照射したりして非接触にて装着を検知してもよい。端子205は、カメラ本体100との通信や通電のために用いられる。なお、交換マウント200において、交換レンズ400(または、レンズマウントキャップ300)側の端子201とカメラ本体100側の端子205とは、直接または間接にて電気的に接続された状態であってよい。レンズパラメータ管理CPU203は、処理部の他、各種データを保持するための記憶部を含んでよい。
【0024】
図3を参照すると、レンズマウントキャップ300は、制御回路301を有する。制御回路301は、端子302、アップデートCPU303、状態表示部304、および端子305を含んで構成される。端子302は、接続ケーブル(不図示)を介して外部装置との通信や通電のために用いられる。アップデートCPU303は、外部装置から取得したデータを用いて、交換マウント200の各種制御パラメータやプログラムを更新する制御を行う。状態表示部304は、制御回路301への通電状態や更新処理の実行状態などを示すための表示部であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)にて構成される。状態表示部304は、状態に応じて色や表示方式等が切り替えられてよい。端子305は、交換マウント200との通信や通電のために用いられる。レンズマウントキャップ300が交換マウント200と接続され、交換マウント200がカメラ本体100と接続された状態においては、端子302は、カメラ本体100と交換マウント200の内側とレンズマウントキャップ300で囲まれた空間に存在する。交換マウント200の内側とは、例えば交換マウント200のレバー202から光軸中心に向かう側を言う。交換マウント200の内側は交換レンズ400で集光された光が通過することができる。
【0025】
図4は、本実施形態に係る交換マウント200の構成例を更に説明するための外観斜視図である。図2図3においては、説明のために交換マウント200の一部を省略していたが、ここでは外観形状に準じて示す。図4(a)は、交換レンズ400が接続される側から見た外観斜視図であり、図4(b)は、カメラ本体100が接続される側から見た外観斜視図である。指標206、207は、交換レンズ400を取り付ける際に利用される指標であり、ユーザは目視にて各指標を確認することで部品間の位置合わせをすることができ、交換時の適切な位置を把握することができる。固定用フランジ208は、レンズマウントキャップ300や交換レンズ400を交換マウント200に固定するためのフランジである。固定用フランジ208と、レンズマウントキャップ300や交換レンズ400に備えられたフランジとを嵌合させることで、各部位を固定させる。
【0026】
レンズ位置決めピン209は、レンズマウントキャップ300や交換レンズ400側に設けられた凹部と嵌め合うことで、交換マウント200に対するレンズマウントキャップ300や交換レンズ400の接続の位置を決めて固定させる。レンズ脱落防止機構210は、交換レンズ400を交換する際などに交換レンズ400が落下することを防止するための部位である。固定用フランジ211は、交換マウント200をカメラ本体100に固定するためのフランジである。マウント位置決め切り欠き212は、カメラ本体100側に設けられた凸部(不図示)と嵌め合うことで、カメラ本体100に対する交換マウント200の接続の位置を決めて固定させる。
【0027】
図5は、本実施形態に係るレンズマウントキャップ300の構成例を更に説明するための外観斜視図である。図2図3においては、説明のためにレンズマウントキャップ300の一部を省略していたが、ここでは外観形状に準じて示す。図5(a)は、交換マウント200が接続される側から見た外観斜視図であり、図5(b)は、前面側から見た外観斜視図である。凹部306は、交換マウント200に設けられた位置決めピン209と嵌合することで、交換マウント200に対するレンズマウントキャップ300の位置を決めて固定させる。固定用フランジ307は、レンズマウントキャップ300を交換マウント200に固定するためのフランジである。固定用フランジ307と、交換マウント200に備えられた固定用フランジ208とを嵌合させることで、各部位を固定させる。蓋部308は、レンズマウントキャップ300の前面部を構成する部位である。蓋部308の表面形状や構成は特に限定するものではなく、例えば、交換マウント200に関する情報などが示されてもよい。
【0028】
図6は、レンズマウントキャップ300内に備えられる制御回路301のみを取り出して示した外観斜視図である。上述したように、制御回路301は、端子302、アップデートCPU303、状態表示部304、および端子305を含んで構成され、各部位は、通電や通信が可能なように電気的に接続される。アップデートCPU303は、処理部の他、各種情報を保持するための記憶部を含んでよい。端子305は、交換マウント200との通信や通電のために用いられる。端子305の配置は、交換マウント200や交換レンズ400にて採用されている規格に応じて異なる。
【0029】
図7は、本発明に係る交換レンズ400の構成例を説明するための外観斜視図であり、交換マウント200が接続される側から見た図である。固定用フランジ401は、交換レンズ400を交換マウント200に固定するためのフランジである。端子402は、交換マウント200との通信や通電のために用いられる。端子402や配置は、交換レンズ400にて採用されている規格に応じて異なる。ファンクションリング403は、撮影システムにて撮影を行う際の制御パラメータを切り替えるための部位である。制御パラメータとしては、例えば、ISO、露出などが挙げられるがこれに限定するものではない。ファンクションリング403を回転させることで、ユーザにより予め設定された制御パラメータ群を切り替え可能に構成されてよい。
【0030】
スイッチ404は、交換レンズ400が備える機能を切り替えるための部位である。機能としては、例えば、フォーカス範囲や、オートフォーカス(AF)/マニュアルフォーカス(MF)などの機能が挙げられるが、特に限定するものではない。表示デバイス405は、交換レンズ400の機能を表示するための部位であり、ここで表示される機能としては、焦点距離やF値などが挙げられるが、特に限定するものではない。回転リング406、407は撮影システムにて撮影を行う際の制御パラメータを調整するための部位である。制御パラメータとしては、例えば、ズーム、フォーカス、F値などのパラメータが挙げられるが、特に限定するものではない。ファンクションボタン408は、撮影システムにて撮影を行う際の制御パラメータを切り替えるための部位である。制御パラメータとしては、例えば、AF/MF、フォーカスロック、絞りなどのパラメータが挙げられるが、特に限定するものではない。ファンクションボタン408を押下することにより、ユーザにより予め設定された制御パラメータ群を切り替え可能に構成されてよい。凹部409は、交換マウント200に設けられた位置決めピン209と嵌合することで、交換マウント200に対する交換レンズ400の位置を決めて固定させる。
【0031】
図8は、本実施形態に係る交換マウント200とレンズマウントキャップ300とが連結した状態を示す外観斜視図である。図8(a)は、カメラ本体100が接続される側から見た外観斜視図であり、図8(b)は、前面側から見た外観斜視図である。本実施形態において、レンズマウントキャップ300のアップデートCPU303の制御により、交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203の各種制御パラメータの更新処理を行う際には、図8に示す状態にて行われる。この状態において、接続ケーブル(不図示)を用いて、外部装置(不図示)とレンズマウントキャップ300の端子302とが接続される。つまり、図8に示す状態において、端子302が利用可能となるように、端子302が配置されている。外部装置とレンズマウントキャップ300とを接続するための接続ケーブル(不図示)としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルが用いられてよい。本実施形態に係るデータ更新処理については、図9を用いて後述する。図8(b)に示すように、データ更新処理の際には、状態表示部304がユーザにより視認可能な状態である。
【0032】
図8に示すように、本実施形態に係る交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203内のデータを更新する場合には、交換マウント200とカメラ本体100とは、端子205などを介して通電や通信ができない状態である。言い換えると、後述するアップデート処理を行うために利用されるレンズマウントキャップ300の端子302は、交換マウント200がカメラ本体100と通信や通電が可能な状態ではアクセスできない位置に配置される。このようにすることで、ユーザが誤ってカメラ本体100の情報を書き換えてしまうことを防止することが出来る。本実施形態では、レンズマウントキャップ300の交換マウント200と接続する側に端子302を設ける構成を好ましい一つの例として示したが、上記構成を満たすのであれば、他の位置に端子302が配置されてもよい。
【0033】
本実施形態に係るレンズマウントキャップ300と、接続ケーブル(不図示)を介して接続可能な外部装置は、例えば、PC(Personal Computer)やタブレット端末、スマートフォンなどの情報処理装置であってよい。情報処理装置は、例えば、制御装置(不図示)、記憶装置(不図示)、および、接続ケーブル(不図示)を接続するためのインターフェース(不図示)を含んで構成される。制御装置は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Single Processor)、または専用回路などから構成されてよい。記憶装置は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の揮発性および不揮発性の記憶媒体により構成され、制御装置からの指示により各種情報の入出力が可能である。
【0034】
[データ更新処理]
図9は、本実施形態に係る交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203に保持されたデータを更新する際の処理シーケンスを示す。処理シーケンスの各工程は、処理主体となる装置の処理部により実行される。なお、本実施形態に係るデータ更新処理の更新対象となるデータは、交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203に保持されたデータであるが、その内容は特に限定するものではない。例えば、更新対象のデータとして、交換レンズ400を制御するための制御パラメータの他、レンズパラメータ管理CPU203内にて用いられるプログラムを更新対象としてもよい。また、制御パラメータを管理するためのメタデータなどが更新対象であってもよい。また、交換マウント200が対応可能な交換レンズ400やカメラ本体100に応じて、更新対象となるデータの項目が変更されてもよい。
【0035】
ステップS901にて、レンズマウントキャップ300のアップデートCPU303は、端子302を介して、外部装置である情報処理装置500と接続され、情報処理装置500からの電力供給(通電)を検出する。このとき、アップデートCPU303は、状態表示部304の表示を切り替え、通電が行われていることを示す。
【0036】
ステップS902にて、アップデートCPU303は、端子305を介して交換マウント200に対して接続確認を行う。本実施形態では、図8に示す状態になっているかを交換マウント200に問い合わせを行う。接続されていない場合は、交換マウント200から応答が無いため、交換マウント200の更新処理はできないものとして、本処理フローを終了する。この場合、アップデートCPU303は、更新処理ができないことを、状態表示部304の表示を切り替えることで示してもよい。
【0037】
ステップS903にて、交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203は、端子201を介して、レンズマウントキャップ300から通電、および接続確認の問い合わせを受け付けたことに応答して、接続状態が正常であることを応答する。このとき、接続状態が正常であることは、装着検知センサ204の検知結果に基づいて判定される。更に、レンズパラメータ管理CPU203は、管理しているデータの情報(バージョン、対応する交換レンズなど)の情報を、レンズマウントキャップ300に対して応答する。
【0038】
ステップS904にて、アップデートCPU303は、交換マウント200から受け付けた応答に基づいて、接続ケーブル(不図示)を介して、情報処理装置500に接続通知を行う。このとき、アップデートCPU303は、交換マウント200に対する更新用データを要求する。このとき、アップデートCPU303は、状態表示部304の表示を切り替え、更新処理が行われていることを示してもよい。
【0039】
ステップS905にて、情報処理装置500は、レンズマウントキャップ300からの要求に基づいて、交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203の更新に用いるデータを特定する。ここでの更新用データは、予め情報処理装置500内に保持されていてもよいし、情報処理装置500が更に外部のサーバ等に問い合わせて取得するような構成であってもよい。また、更新用データを特定する際には、例えば、情報処理装置500が最新のバージョンの更新用データを特定してもよいし、情報処理装置500を操作するユーザによって指定されてもよい。
【0040】
ステップS906にて、情報処理装置500は、ステップS905にて特定した更新用データを、接続ケーブル(不図示)を介してレンズマウントキャップ300へ送信する。すでに、交換マウント200にて保持されているデータが最新の状態である場合には、情報処理装置500は、その旨を示す信号をレンズマウントキャップ300に送信してもよい。
【0041】
ステップS907にて、レンズマウントキャップ300のアップデートCPU303は、情報処理装置500から送信されてきた更新用データを受信する。
【0042】
ステップS908にて、アップデートCPU303は、ステップS907にて受信したデータを用いて、交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203に対する更新制御を行う。レンズパラメータ管理CPU203のデータが最新の状態であるなどの場合には、アップデートCPU303は、更新処理を終了させてよく、その際には、処理をステップS911へ進めてよい。
【0043】
ステップS909にて、交換マウント200のレンズパラメータ管理CPU203は、レンズマウントキャップ300のアップデートCPU303からの指示に基づいて、各種データの更新を行う。
【0044】
ステップS910にて、レンズパラメータ管理CPU203は、各種制御パラメータの更新が完了した後、レンズマウントキャップ300のアップデートCPU303に更新が完了したことを通知する。
【0045】
ステップS911にて、レンズマウントキャップ300のアップデートCPU303は、交換マウント200から受信した通知に基づいて、状態表示部304の表示を切り替える。これにより、ユーザは、視認により更新処理が終了したことを把握できる。このとき、アップデートCPU303は、情報処理装置500に対して、更新処理が完了したことを通知してもよい。そして、本処理フローを終了する。
【0046】
以上、本実施形態により、交換マウント200が保持する各種パラメータを更新可能なレンズマウントキャップ300を提供することができる。更新の際には、カメラ本体100への接続がなされていない状態で行われるため、カメラ本体100側の意図しない制御パラメータの変更を防止することができる。また、ユーザは、更新の際の状態を逐次確認できるため、更新の際の利便性を向上させることができる。また、交換レンズやカメラ本体が新たにリリースされた場合でも、交換マウントの制御パラメータを交換レンズやカメラ本体の組み合わせに応じて更新することが可能となる。
【0047】
また、本実施形態に係るレンズマウントキャップ300は、図1(a)に示す状態において、防塵や防水、イメージセンサ102に対する傷つきやほこりの付着の防止という従来のレンズキャップとしての役割も担うことができる。
【0048】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0049】
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) カメラ本体(例えば、100)に第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部(例えば、201、212)と、交換レンズ(例えば、400)に第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部(例えば、208、207、209)とを有する交換マウント(例えば、200)に対し、前記第2の接続部にて着脱可能なレンズキャップ(例えば、300)であって、
前記交換マウントと接続された状態で、前記第1の接続部側から外部装置(例えば、500)と接続可能な第1の端子(例えば、302)を有する、レンズキャップ。
この構成により、レンズとカメラ本体を接続するための交換マウント内のデータを適切に更新可能なレンズキャップを提供することができる。
【0050】
(2) 前記第1の端子は、前記カメラ本体と前記交換マウントが前記第1の接続部にて接続され、かつ、前記交換マウントと前記レンズキャップとが前記第2の接続部にて接続された状態において、前記カメラ本体と前記交換マウントの内側と前記レンズキャップで囲まれた空間に存在する、(1)に記載のレンズキャップ。
この構成により、交換マウントのデータ更新時において、カメラ本体側の意図しない制御パラメータの変更を防止することができる。
【0051】
(3) 前記交換マウントに保持されたデータの更新を行うための処理部(例えば、303)を備える、(1)または(2)に記載のレンズキャップ。
この構成により、レンズキャップ側の制御により、交換マウントが有するデータを更新することができる。
【0052】
(4) 前記処理部によるデータの更新の状態を示す状態表示部(例えば、304)を更に備える、(3)に記載のレンズキャップ。
この構成により、交換マウントのデータの更新状態をユーザが容易に確認することが可能となる。
【0053】
(5) 前記交換マウントに保持されたデータは、前記交換レンズに対応した制御パラメータである、(3)または(4)に記載のレンズキャップ。
この構成により、交換マウントが有する交換レンズに対応した制御パラメータを適切に更新可能となる。
【0054】
(6) 前記交換マウントと接続された際に前記交換マウントと通信可能な第2の端子(例えば、305)を備える、(1)~(5)のいずれかに記載のレンズキャップ。
この構成により、レンズキャップは、交換マウントと通信可能となる端子を介して通信が可能となる。
【0055】
(7) 前記レンズキャップ、および、前記交換マウントは、前記外部装置に設けられた電源により電力が供給される、(1)~(6)のいずれかに記載のレンズキャップ。
この構成により、レンズキャップや交換マウントは電源を備える必要はなく、外部装置からの電力を利用してデータの更新が可能となる。
【0056】
(8) 前記レンズキャップと前記外部装置とが前記第1の端子を介して接続された際に、前記電源から供給される電力が前記レンズキャップを介して前記交換マウントに供給される、(7)に記載のレンズキャップ。
この構成により、交換マウントは、データの更新の際に必要な電力をレンズキャップを介して利用することが可能となる。
【0057】
(9) 前記交換マウントは、
前記第1の接続部側に、前記カメラ本体と通信可能な第3の端子(例えば、205)と、
前記第2の接続部側に、前記レンズキャップと通信可能な第4の端子(例えば、201)と、
を有する、(1)~(8)のいずれかに記載のレンズキャップ。
この構成により、交換マウントは、カメラ本体側とレンズキャップ側のそれぞれに通信用の端子を有することで、それぞれに対応した接続および通信が可能となる。
【0058】
(10) 交換レンズ(例えば、400)とカメラ本体(例えば、100)との接続を可能とする交換マウント(例えば、200)が有するデータのデータ更新方法であって、
前記交換マウントは、前記カメラ本体と第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部(例えば、201、212)と、前記交換レンズまたはレンズキャップ(例えば、300)と第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部(例えば、208、207、209)とを有し、
前記レンズキャップと前記交換マウントとが前記第2の接続部(例えば、208)にて接続され、かつ、前記レンズキャップと外部装置(例えば、500)とが端子を介して接続され、かつ、前記カメラ本体と前記交換マウントとが前記第1の接続部(例えば、211)にて接続されていない状態において、
前記レンズキャップが有する制御回路(例えば、303)が、
前記外部装置に更新用データを要求し(例えば、S904)、
前記更新用データを前記外部装置から取得し(例えば、S907)、
前記更新用データを用いて、前記交換マウントが有するデータを更新させる(例えば、S908)、データ更新方法。
この構成により、レンズとカメラ本体を接続するための接続部品内のデータを適切に更新することが可能となる。
【0059】
(11) 前記レンズキャップが有する前記端子は、前記カメラ本体と前記交換マウントが前記第1の接続部にて接続され、かつ、前記交換マウントと前記レンズキャップとが第2の接続部にて接続された状態において、前記カメラ本体と前記交換マウントの内側と前記レンズキャップで囲まれた空間に存在する、請求項10に記載のデータ更新方法。
この構成により、交換マウントのデータ更新時において、カメラ本体側の意図しない制御パラメータの変更を防止することができる。
【0060】
(12) 前記制御回路は、前記交換マウントから、前記データに関する情報を取得し(例えば、S902、S904)、当該情報に基づいて前記外部装置に前記更新用データを要求する(例えば、S904)、(10)または(11)に記載のデータ更新方法。
この構成により、交換マウントが有するデータの状況に応じて適切な更新用データを取得することが可能となる。
【0061】
(13) 前記制御回路は、状態表示部(例えば、304)を介して、前記データの更新の状態を通知する(例えば、S908)、(10)~(12)のいずれかに記載のデータ更新方法。
この構成により、交換マウントのデータの更新状態をユーザが容易に確認することが可能となる。
【符号の説明】
【0062】
100…カメラ本体
101…筐体
102…イメージセンサ
103…端子
104…レバー
105…固定用フランジ
106…画像処理CPU
107…レンズ制御CPU
108…電池
109…電池ケーブル
110…接続ケーブル
200…交換マウント
201…端子
202…レバー
203…レンズパラメータ管理CPU
204…装着検知センサ
205…端子
300…レンズマウントキャップ
301…制御回路
302…端子
303…アップデートCPU
304…状態表示部
305…端子
400…交換レンズ
【要約】
【課題】レンズとカメラ本体を接続するための接続部品内のデータを適切に更新可能なレンズキャップ、および、接続部品のデータ更新方法を提供する。
【解決手段】カメラ本体に第1のマウント規格にて着脱可能な第1の接続部と、交換レンズに第2のマウント規格にて着脱可能な第2の接続部とを有する交換マウントに対し、前記第2の接続部にて着脱可能なレンズキャップであって、前記交換マウントと接続された状態で、前記第1の接続部側から外部装置と接続可能な第1の端子を有する。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9