(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-13
(45)【発行日】2023-02-21
(54)【発明の名称】バッテリーボックス、ブラケット及びバッテリーボックスアセンブリ
(51)【国際特許分類】
B60L 53/80 20190101AFI20230214BHJP
B60L 50/64 20190101ALI20230214BHJP
H01M 50/244 20210101ALI20230214BHJP
H01M 50/249 20210101ALI20230214BHJP
【FI】
B60L53/80
B60L50/64
H01M50/244 Z
H01M50/249
(21)【出願番号】P 2022058861
(22)【出願日】2022-03-31
(62)【分割の表示】P 2020504670の分割
【原出願日】2018-08-02
【審査請求日】2022-04-27
(31)【優先権主張番号】201710652630.0
(32)【優先日】2017-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710652014.5
(32)【優先日】2017-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710652633.4
(32)【優先日】2017-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201710651982.4
(32)【優先日】2017-08-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519236387
【氏名又は名称】上海電巴新能源科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI DIANBA NEW ENERGY TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Building 1,No.4766,Jiangshan Road,Nicheng Town,Pudong New Area Shanghai 201308 China
(73)【特許権者】
【識別番号】519236398
【氏名又は名称】奥動新能源汽車科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】AULTON NEW ENERGY AUTOMOTIVE TECHNOLOGY GROUP
【住所又は居所原語表記】Block 1, Room 606, No. 1 Yichuang Street, China-Singapore Guangzhou Knowledge City, Huangpu District, Guangzhou, Guangdong 510700, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】張 建平
(72)【発明者】
【氏名】仇 丹梁
(72)【発明者】
【氏名】黄 春華
【審査官】岩田 健一
(56)【参考文献】
【文献】特表2014-532972(JP,A)
【文献】実開平04-021101(JP,U)
【文献】特開2012-188096(JP,A)
【文献】特表2012-530018(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L 53/80
B60L 50/64
H01M 50/244
H01M 50/249
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーボックスであって、前記バッテリーボックスは、ボックス本体を備え、
前記バッテリーボックスは、前記ボックス本体に設けられた複数の制限部材をさらに含み、前記制限部材は、ブラケットに対する前記バッテリーボックスの制限を実現するように、前記バッテリーボックスが取り付けられた前記ブラケットと係合するために使用され、
複数の前記制限部材は、
前記バッテリーボックスが前記ブラケットに対してX方向に移動するのを制限するために使用されるX方向制限部材と、
前記バッテリーボックスが前記ブラケットに対してY方向に移動するのを制限するために使用されるY方向制限部材と、及び
前記バッテリーボックスが前記ブラケットに対してZ方向に移動するのを制限するために使用されるZ方向制限部材と、を含み、
ここで、前記X方向、Y方向及びZ方向は、互いに垂直であり、
前記Y方向制限部材は、前部Y方向制限部材及び後部Y方向制限部材を含み、
前記バッテリーボックスは、ロック状態とロック解除状態との間で変更可能なロック装置を備え、前記ロック装置は、ブラケットと協力して、バッテリーボックスがブラケットに対してロックすることを達成するために使用され、
前記ロック装置は、前部Y方向制限部材であ
り、
前記ボックス本体の後面には突起部が設けられ、前記後部Y方向制限部材は前記突起部の後表面である、ことを特徴とする、
バッテリーボックス。
【請求項2】
前記X方向制限部材は、前部X方向制限部材及び後部X方向制限部材を含み、前記Z方向制限部材は、前部Z方向制限部材及び後部Z方向制限部材を含む、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項3】
前記制限部材は前記ボックス本体に突出して設けられる、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項4】
複数の前記制限部材は剛体である、ことを特徴とする、
請求項3に記載のバッテリーボックス。
【請求項5】
前記ロック装置は、前記X方向制限部材又は前記Y方向制限部材又は前記Z方向制限部材の一部である、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項6】
前記バッテリーボックスは、ロック解除装置をさらに備え、前記ロック解除装置は、前記ロック装置が前記ロック状態から前記ロック解除状態に変化するように前記ロック装置をインターロックするために使用される、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項7】
前記バッテリーボックスは、ロック保護装置をさらに備え、前記ロック保護装置は、前記ロック装置が前記ロック状態から前記ロック解除状態に変化するのを制限するために使用される、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項8】
前記バッテリーボックスは、ガイドレールをさらに備え、前記ガイドレールは、前記ブラケットと係合するために使用される、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項9】
前記ガイドレールは前記バッテリーボックスの底部に設けられる、ことを特徴とする、
請求項8に記載のバッテリーボックス。
【請求項10】
前記ガイドレールは前記Y方向に沿って延びる、ことを特徴とする、
請求項9に記載のバッテリーボックス。
【請求項11】
前記バッテリーボックスは、複数本のガイドレールを有し、複数の前記ガイドレールは平行に設けられる、ことを特徴とする、
請求項9に記載のバッテリーボックス。
【請求項12】
前記ガイドレールにはガイドリブが設けられ、前記ガイドリブの延在方向は前記ガイドレールと同じである、ことを特徴とする、
請求項9に記載のバッテリーボックス。
【請求項13】
前記バッテリーボックスには、ブラケットと電気的に接続するための電気接続装置をさらに備える、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項14】
前記電気接続装置は、前記バッテリーボックスの後部に配置される、ことを特徴とする、
請求項13に記載のバッテリーボックス。
【請求項15】
前記バッテリーボックスには防爆バルブが設けられ、前記防爆バルブは、前記ボックス内の圧力がある閾値に達したときにボックス本体の内部空間を外部と連通させるために使用される、ことを特徴とする、
請求項1に記載のバッテリーボックス。
【請求項16】
前記ボックス本体は板金部品である、ことを特徴とする、
請求項1から15のいずれか1項に記載のバッテリーボックス。
【請求項17】
バッテリーボックスアセンブリであって、請求項1から16のいずれか1項に記載のバッテリーボックス、及びブラケットを含み、前記バッテリーボックスは前記ブラケットに取り付けられる、ことを特徴とする、
バッテリーボックスアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2017年8月2日に出願された中国特許出願CN201710652630.0、2017年8月2日に出願された中国特許出願CN201710652014.5、2017年8月2日に出願された中国特許出願CN201710652633.4、2017年8月2日に出願された中国特許出願CN201710651982.4の優先権を主張する。本出願は、上記中国特許出願の全文を組み込む。
【0002】
本発明は、バッテリーボックス、ブラケット及びバッテリーボックスアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
社会の発展と技術の進歩に伴い、電気自動車は消費者にますます人気が高まり、電気自動車の動力源として、バッテリーボックスはタイムリーに交換又は充電する必要がある。バッテリー交換型バッテリーボックス(バッテリーボックスアセンブリ)は、バッテリーボックス及びブラケットという2つの部分で構成され、バッテリーフレームをブラケットに配置してバッテリーボックスの充電を実現する。従来技術では、大型のバッテリーボックスに対して正確にロックできないことで、バッテリーボックスとブラケットの間の係合が不安定になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的問題は、従来技術におけるバッテリーボックスとブラケットとの間の信頼できない係合の欠陥を克服するために、バッテリーボックス、ブラケット及びバッテリーボックスアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の技術的解決手段によって上記技術的問題を解決する。
【0006】
バッテリーボックスであって、前記バッテリーボックスは、ボックス本体、及び前記ボックス本体に設けられたボックスロック装置を備え、前記ボックスロック装置は、ロック状態とロック解除状態との間で変化可能であり、前記ボックスロック装置は、前記ブラケットに対する前記バッテリーボックスのロックを達成するように、前記バッテリーボックスが取り付けられるブラケットと係合するために使用される。
【0007】
ブラケットであって、前記ブラケットは、バッテリーボックスを取り付けるために使用され、前記ブラケットは、フレーム本体、及び前記フレーム本体に設けられたフレームロック装置を備え、前記フレームロック装置は、前記ブラケットに対する前記バッテリーボックスのロックを達成するように前記バッテリーボックスと係合するために使用される。
【0008】
バッテリーボックスアセンブリであって、前記バッテリーボックス及び上記ブラケットを含み、前記ボックスロック装置は、前記フレームロック装置と係合する。
本発明の積極的な進歩効果は、以下のとおりである、
【0009】
本発明で開示されるバッテリーボックス、ブラケット及びバッテリーボックスアセンブリにおいて、バッテリーボックスは、ボックスロック装置を含み、ブラケットはフレームロック装置を含み、ブラケットに対してバッテリーボックスをロックすることを可能にして、バッテリーボックスとブラケットの間の係合をより確実にする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は本発明の実施例1におけるバッテリーボックスアセンブリの概略斜視図である。
【
図2】
図2は本発明の実施例1におけるバッテリーボックスの概略斜視図(1)である。
【
図5】
図5は本発明の実施例1におけるバッテリーボックスの概略斜視図(2)である。
【
図8】
図8は本発明の実施例1におけるバッテリーボックスの概略斜視図(3)である。
【
図9】
図9は本発明の実施例1におけるブラケットの概略斜視図(1)である。
【
図11】
図11は本発明の実施例1におけるブラケットの概略斜視図(2)である。
【
図13】
図13は本発明の実施例2におけるバッテリー交換型バッテリーボックスの構造概略図である。
【
図14】
図14は本発明の実施例2におけるバッテリー交換型バッテリーボックスの電気コネクタの内部構造の概略図である。
【
図15】
図15は本発明の実施例2におけるバッテリー交換型バッテリーボックスのブラケットと電気コネクタの車両端の構造概略図である。
【
図16】
図16は本発明の実施例2におけるバッテリー交換型バッテリーボックスのボックス本体及び電気コネクタのバッテリー端の概略構成図である。
【
図17】
図17は本発明の実施例2におけるバッテリー交換型バッテリーボックスの電気コネクタのバッテリー端の概略構成図である。
【
図20】
図20は本発明の実施例3におけるバッテリーボックスアセンブリの概略斜視図である。
【
図21】
図21は本発明の実施例3におけるバッテリーボックスの概略斜視図(1)である。
【
図23】
図23は本発明の実施例3におけるバッテリーボックスの概略斜視図(2)である。
【
図25】
図25は本発明の実施例3におけるバッテリーボックスの概略斜視図(3)である。
【
図26】
図26は本発明の実施例3におけるブラケットの概略斜視図である。
【
図27】
図27は本発明の実施例4におけるブラケットの概略斜視図である。
【
図29】
図29は別の角度での本発明の実施例4におけるブラケットの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明は前記実施例の範囲に限定されるものではない。
【0012】
実施例1
図1に示すように、バッテリーボックスアセンブリ10は、
図2~
図8に示すバッテリーボックス100、及び
図9~
図12に示すブラケット200を含む。
【0013】
バッテリーボックス100は、ボックス本体110、及びボックス本体110に設けられたボックスロック装置120を備え、ボックスロック装置120は、ロック状態とロック解除状態との間で変化可能であり、ボックスロック装置120は、ブラケット200に対するバッテリーボックス100のロックを達成するように、バッテリーボックス100が取り付けられるブラケット200と係合するために使用される。
【0014】
ブラケット200は、バッテリーボックス100を取り付けるために使用され、ブラケット200は、フレーム本体210、及びフレーム本体210に設けられたフレームロック装置220を備え、フレームロック装置220は、ブラケット200に対するバッテリーボックス100のロックを達成するように、バッテリーボックス100と係合するために使用される。
【0015】
ボックスロック装置120は、フレームロック装置220と係合する。ブラケット200に対してバッテリーボックス100をロックでき、バッテリーボックス100とブラケット200との間の係合をより安定化させる。
【0016】
図2、
図5、及び
図8に示すように、ボックス本体110は、ボックス前面111、ボックス後面112、ボックス上面113、ボックス底面114、ボックス左側115、及びボックス右側116を含む。ボックス左側115、ボックス右側116は、X方向に沿って対向して設けられ、ボックス前面111、ボックス後面112は、Y方向に沿って対向して設けられ、ボックス上面113、ボックス底面114は、Z方向に沿って対向して設けられる。
【0017】
具体的には、
図3及び
図6に示すように、ロック状態では、ボックスロック装置120はボックス本体110から突出して設けられる。ボックスロック装置120は、ボックス本体110から弾性的に伸縮するボルト121を含み、ボルト121がボックス本体110から弾性的に伸びるとき、ボックスロック装置120はロック状態にある。ボルト121がボックス本体110内に弾性的に収縮されると、ボックスロック装置120はロック解除状態にある。ボックス本体110の2つの相対する両側ともボックスロック装置120が設けられる。ここで、
図3は
図2における部分Aの拡大概略図であり、ボックス110の左側にあるボックスロック装置120を示し、
図6は
図5における部分Cの拡大概略図であり、ボックス110の右側にあるボックスロック装置120を示し、左右は対称である。フレームロック装置220は、フレーム本体210に設けられた溝である。フレーム本体210の2つの相対する二つの内側ともにフレームロック装置220が設けられる。
図10は
図9における部分Eの拡大概略図であり、フレーム本体210内の右側面上のフレームロック装置220を示し、フレーム本体210内の左側面にも同じくフレームロック装置220が設けられ、左右は対称である。
【0018】
バッテリーボックス100を前から後にブラケット200に押し込んでロックするプロセスで、ボルト121の傾斜面(
図6に見られるように)はブラケット200本体の力を受け、ボルト121がボックス本体110の中に弾性的に収縮し、ボルト121がフレームロック装置220に到達したら、ボルト121がボックス本体110から弾性的に伸び、フレームロック装置220(すなわち、溝)内に収容される。このとき、バッテリーボックス100をさらに前方に引くと、ボルト121がフレームロック装置220内に制限され、バッテリーボックス100を引き出すことが出来ず、ロックを実現する。
【0019】
バッテリーボックス100は、ボックスロック装置120がロック状態からロック解除状態に変化するように、ボックスロック装置120をインターロックするためのロック解除装置130をさらに備える。具体的には、ロック解除装置130は、ロック解除チャック131、ロック解除レバー(図示せず)、及びインターロック機構(図示せず)を備え、ロック解除チャック131は、ロック解除レバーと接続され、ロック解除レバーとボックスロック装置120は、インターロック機構によって接続される。ロック解除チャック131は、プッシュ式(又は吸引式)ロック解除である電磁チャックであることが好ましい。電磁チャックを作動させ、ロック解除レバー及びインターロック機構を駆動し、ボックスロック装置120をインターロックすることにより、ボトル121をボックス本体110の内部に弾性的に収縮させることができる。
【0020】
バッテリーボックス100は、ボックスロック装置120がロック状態からロック解除状態に変化するのを制限するためのロック安全装置140をさらに含む。外的要因の干渉により、ボックスロック装置120が効力を失い、ボックス本体110が滑り落ちるという重大な事故を回避する。具体的には、
図4に示すように、ロック保護装置140は回転軸141を含み、回転軸141はボックスロック装置120と接続する。回転軸141は2方向(時計回り及び反時計回り)に回転可能であり、回転軸141が所定の位置まで回転すると、ボックスロック装置120をロック(クランプ、プッシュなど)し、ボックスロック装置120がロック状態からロック解除状態に変化するのを制限する。回転軸141がもう一つの位置に回転すると、ロック解除装置130の制御により、ボックスロック装置120がロック状態からロック解除状態に変化することができる。
【0021】
バッテリーボックス100は、複数のボックス制限部材150をさらに備え、ボックス制限部材150は、バッテリーボックス100が取り付けられるブラケット200と係合するために使用され、バッテリーボックス100がブラケット200に取り付けられた後、ボックス制限部材150は、ブラケット200に対するバッテリーボックス100の複数の方向への動きを制限するために使用される。ボックス制限部材150は剛体であり、好ましくは金属製である。ブラケット200はまた、複数のフレーム制限部材250を備え、フレーム制限部材250は、バッテリーボックス100と係合するために使用され、バッテリーボックス100がブラケット200に取り付けられた後、フレーム制限部材250は、ブラケット200に対するバッテリーボックス100の複数の方向への動きを制限するために使用される。ボックス制限部材150は、ブラケット200に対するバッテリーボックス100の位置制限を実現するようにフレーム制限部材250と係合する。
【0022】
具体的には、
図3及び
図6に示すように、ボックス制限部材150は、ボックス前部X方向制限部材151及びボックス前部Z方向制限部材152を含む。バッテリーボックス100がブラケット200に取り付けられた後、ボックス前部X方向制限部材151は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してX方向に移動することを制限するために使用され、ボックス前部Z方向制限部材152は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してZ方向に移動することを制限するために使用される。X方向はZ方向に垂直である。X方向は水平方向であり、Z方向は垂直方向である。
【0023】
ボックス前部X方向制限部材151及びボックス前部Z方向制限部材152はともに突起であり、且つ、ボックス前部X方向制限部材151及びボックス前部Z方向制限部材152はともにボックス本体110の側面に設けられる。ボックス本体110の対向する両側にはいずれもボックス前部X方向制限部材151及びボックス前部Z方向制限部材152が設けられる。ここで、
図3は
図2における部分Aの拡大概略図であり、ボックス110の左側にあるボックス前部X方向制限部材151及びボックス前部Z方向制限部材152が示され、
図6は
図5における部分Cの拡大概略図であり、ボックス110の右側にあるボックス前部X方向制限部材151及びボックス前部Z方向制限部材152が示され、左右は対称である。ボックス前部Z方向制限部材152は円筒体であり、円筒体の端部はボックス本体110の側面(ボックス左側115、ボックス右側116)に固定される。
【0024】
フレーム制限部材250は、フレーム前部X方向制限部材251及びフレーム前部Z方向制限部材252を含む。バッテリーボックス100がブラケット200に取り付けられた後、フレーム前部X方向制限部材251は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してX方向に移動するのを制限するために使用され、フレーム前部Z方向制限部材252は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してZ方向に移動するのを制限するために使用される。前に示したように、X方向はZ方向に垂直である。
【0025】
フレーム本体210の対向する2つの内側面には、両方ともフレーム前部X方向制限部材251及びフレーム前部Z方向制限部材252が設けられる。
図10は、
図9における部分Eの拡大概略図であり、フレーム本体210の内部右側面のフレーム前部X方向制限部材251及びフレーム前部Z方向制限部材252が示され、フレーム本体210の左側面にもフレーム前部X方向制限部材251及びフレーム前部Z制限部材252が設けられ、両側は対称である。
【0026】
フレーム前部X方向制限部材251は、フレーム前部X方向弾性部材2511を含み、フレーム前部X方向弾性部材2511は、フレーム本体210から突出するように設置される。フレーム前部X方向弾性部材2511は、バッテリーボックス100との圧接に使用される。フレーム前部X方向弾性部材2511は、好ましくは、積み重ねられたポリテトラフルオロエチレンシート(又は他のプラスチックで製造されたシート)及び圧縮パッドを含み、ここで、ボックス前部X方向制限部材151と直接に接触したのはポリテトラフルオロエチレンシートである。ポリテトラフルオロエチレンシートは表面摩擦係数が小さいため、ボックス前部X方向制限部材151のスライドに役立ち、且つ、ポリテトラフルオロエチレンシートが剛性のボックス前部X方向制限部材151と接触している場合、剛性衝突が発生しないため、損傷を引き起こしにくく、圧縮パッドは、好ましくは、シリカゲルなどの大きな弾性変形係数を有する材料で製造する。フレーム前部X方向弾性部材2511の弾性変形は、主に圧縮シートに依存する。両側のフレーム前部X方向弾性部材2511は、X方向の左右制限を達成するように、両側のボックス前部X方向制限部材151とそれぞれ圧接する。
【0027】
フレーム前部Z方向制限部材252は、フレーム前部Z方向溝2521、及びフレーム前部Z方向溝2521に設けられたフレーム前部Z方向弾性部材2522を含む。フレーム前部Z方向弾性部材2522は、バッテリーボックス100との圧接に使用される。バッテリーボックス100をブラケット200に前から後に押し込むプロセスで、ボックス前部Z方向制限部材152は、ボックス前部Z方向制限部材152がフレーム前部Z方向弾性部材と圧接するまで、前方からフレーム前部Z方向溝2521に入り、フレーム前部Z方向弾性部材2522は、ボックス前部Z方向制限部材152に垂直下向きの圧力を有し、Z方向制限を達成する。フレーム前部X方向弾性部材2511と同様に、フレーム前部Z方向弾性部材2522は、好ましくは、プラスチックシート及び圧縮シートを含み、プラスチックシートは、ボックス前部Z方向制限部材152の外側円筒面に接触し、主に圧縮シートによって弾性変形を達成する。
【0028】
フレーム制限部材250は、フレーム後部X方向制限部材253を含み、フレーム後部X方向制限部材253は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してX方向に移動することを制限するために使用される。フレーム後部X方向制限部材253は、フレーム後部X方向制限ローラー2531を含み、フレーム後部X方向制限ローラー2531は、バッテリーボックス100との圧接に使用される。フレーム後部X方向制限ローラー2531は、Z方向を中心に回転することができる。
図12は
図10における部分Fの拡大概略図であり、フレーム本体210の内部右側のフレーム後部X方向制限部材253を示し、フレーム本体210の左側にもフレーム後部X方向制限部材253が設けられ、両側は対称である。フレーム後部X方向制限ローラー2531は、ボックス本体110と直接圧接してX方向制限を達成することができる。
【0029】
ボックス制限部材150は、ボックス後部YZ方向制限部材153をさらに含み、バッテリーボックス100がブラケット200に取り付けられた後、ボックス後部YZ方向制限部材153は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してY方向及びZ方向に移動するのを制限するために使用され、Y方向はZ方向と垂直である。
図5及び
図7に示すように、ボックス後部YZ方向制限部材153は突起であり、且つ、ボックス後部YZ方向制限部材153は、ボックス本体110の後面、すなわち、ボックス後面112に設けられる。ボックス後面112には複数個の後部YZ方向制限部材153が設けられる。本実施例では、具体的には4つである。後部Y方向制限を果たす機能は、突起の後面、すなわち、ボックス後部Y方向制限面1531であり、後部Z方向制限の機能を果たすのは、突起の上面、すなわち、ボックス後部Z方向制限面1532である。
【0030】
フレーム制限部材250は、フレーム後部YZ方向制限部材254を含む。 バッテリーボックス100がブラケット200に取り付けられた後、フレーム後部YZ方向制限部材254は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してY方向及びZ方向に移動することを制限するために使用される。Y方向はZ方向に垂直であり、Y方向は水平方向であり、Z方向は垂直方向である。フレーム後部YZ方向制限部材254は、フレーム本体210の内部後面に設けられる。フレーム後部YZ方向制限部材254は、フレーム後部YZ方向溝2541、及びフレーム後部YZ方向溝2541内に設けられたフレーム後部Y方向制限部材、及びフレーム後部Z方向制限部材を含み、フレーム後部Y方向制限部材及びフレーム後部Z方向制限部材は、バッテリーボックス100との圧接に使用される。フレーム後部Y方向制限部材は、フレーム後部Y方向弾性部材2542を含み、フレーム後部Z方向制限部材は、フレーム後部Z方向制限ローラー2543を含み、フレーム後部Y方向弾性部材2542及びフレーム後部Z方向制限ローラー2543は両方とも、バッテリーボックス100との圧接に使用される。具体的には、フレーム後部Y方向弾性部材2542は、ボックス後部Y方向制限面1531と圧接し、フレーム後部Y方向弾性部材2542は、バッテリーボックス100が後方に押し続けることを制限するように、ボックス後部Y方向制限面1531に対してY方向に沿って前に向かう力を加える。フレーム後部Z方向制限ローラー2543は、ボックス後部Z方向制限面1532と圧接し、フレーム後部Z方向制限ローラー2543は、バッテリーボックス100がZ方向に沿って移動するのを防止するように、ボックス後部Z方向制限面1532に垂直下向きの力を加える。
【0031】
また、バッテリーボックス100は、
図5に示すようなボックス電気接続装置160、及び
図8に示すようなボックス底部ガイドレール170をさらに含む。ブラケット200は、
図9に示すようなフレーム電気接続装置260、及び
図11に示すようなフレーム底部ガイドローラー270をさらに備える。ボックス電気接続装置160は、フレーム電気接続装置260に電気的に接続され、ボックス底部ガイドレール170は、フレーム底部ガイドローラー270上でスライドすることができる。
【0032】
総じて言えば、バッテリーボックス100は、Y方向に沿って前から後にブラケット200内に押し込まれ、ボックス底部ガイドレール170は、低抵抗でフレーム底部ガイドローラー270上でスライドすることができ、フレーム後部YZ方向制限部材254は、バッテリーボックス100が後方に押し続けられないように、ボックス後部YZ方向制限部材153と接触し、このとき、フレーム後部X方向制限部材253は、ボックス本体110を左右にクランプし、フレーム前部X方向制限部材251は、ボックス前部X方向制限部材151と接触し、且つ、バッテリーボックス100を左右にクランプし、フレーム前部Z方向制限部材252は、バッテリーボックス100がZに沿って上下に移動するのを防止するように、ボックス前部Z方向制限部材152と接触し、ボックスロック装置120のボルト121は、フレームロック装置220内に位置し、バッテリーボックス100が前向きに移動できなくなり、ロック保護装置140を回して固定を完了する。バッテリーボックス100を取り出す必要がある場合、ロック保護装置140を回してロック保護を解除し、ロック解除装置130を操作してボックスロック装置120のボルト121を弾性的に引き込み、バッテリーボックス100を引いてY方向に沿って後から前に移動させ、最後に、バッテリーボックス100をブラケット200から取り出す。プロセス全体は高速、正確で、高度に自動化される。
【0033】
実施例2
図13~
図19に示すように、実施例2は、バッテリー交換型バッテリーボックスを提供し、それは、電気コネクタ10、ボックス本体20、及びブラケット30を含み、電気コネクタ10は、電気コネクタバッテリー端1、及び電気コネクタ車両端2を含み、電気コネクタバッテリー端1はボックス本体20に取り付けられ、電気コネクタ車両端2はブラケット30に取り付けられる。ボックス本体20はブラケット30に取り付けられ、電気コネクタバッテリー端1と電気コネクタ車両端2は電気的に接続され、電気コネクタバッテリー端1と電気コネクタ車両端2との間の電気的接続を通じて商用車への電気出力を実現する。該電気コネクタ10は、実施例1のバッテリーボックスにも適用することができる。
【0034】
電気コネクタ車両端2は高電圧ポール21を含み、電気コネクタバッテリー端1は高電圧端子11を含み、高電圧ポール21と高電圧端子11は電気的に接続され、且つ、高電圧ポール21と高電圧端子11との間に少なくとも1つの導電性弾性体12が設けられる。導電性弾性体12は、高電圧ポール21と高電圧端子11が浮いたときに常に電気的接続が維持されることを実現するために使用され、接続不良による電気的接続の故障又は焼損などの異常を効果的に回避し、電気コネクタ10の中の電気的接続の安定性を向上させる。
【0035】
高電圧端子11の高電圧ポール21に面する側には、少なくとも1つの収容キャビティ111が設けられてもよく、導電性弾性体12は、収容キャビティ111内に配置され、且つ、導電性弾性体12は、高電圧ポール21、及び電気コネクタバッテリーコネクタ1の高電圧ポール11によって収容キャビティ111内に押し込まれて固定される。電気コネクタ10の使用時には、高電圧ポール21と高電圧端子11が電気的に接続され、導電性弾性体12は外力によって押されることにより変形し、導電性弾性体12は収容キャビティ111にしっかりと固定されることにより、導電性弾性体12の移動及び脱落を効果的に防止し、高電圧ポール21と高電圧端子11との間のフローティング接続が常に達成されることが保証される。また、収容キャビティ111は、導電性弾性体12の変形のための空間を確保して、導電性弾性体12の損傷を効果的に防止する。同時に、導電性弾性体12は、ボックス20内の電気コネクタバッテリー端1の高電圧端子11上に配置され、検出装置の導電性弾性体12の電気的接続効果を検出しやすくなり、導電性弾性体12のメンテナンス及び交換もしやすくする。
【0036】
導電性弾性体12の両端は、それぞれ押圧部121及び接触部122を有してもよく、押圧部121は収容キャビティ111内に押圧されて設けられる。ここで、導電性弾性体12と高電圧端子11との間の接続強度を強化させるように、押圧部121と収容キャビティ111との間は締まり嵌めであってもよく、すなわち、導電性弾性体12と収容キャビティ111との間は締まり嵌めであってもよい。接触部122は、高電圧端子11の外面に露出し、高電圧ポール21に当接する。好ましくは、導電性弾性体12は、高い弾性と良好な性能を持ち、外力を取り除いた後に元の状態に戻りやすい導電性スプリングであってもよい。
【0037】
電気コネクタ10の電気的接続の安定性を改善する効果を達成するために、電気コネクタバッテリー端1は位置決めポスト13を含むことができ、電気コネクタ車両端2は溝22を含むことができ、位置決めポスト13は溝22に挿入される。溝22と位置決めポスト13が位置決めの役割を果たすため、ボックス20をブラケット30に取り付ける時、電気コネクタバッテリー端1と電気コネクタ車両端2との間の電気的接続を達成することができ、電気コネクタバッテリー端1の位置ずれが効果的に防止され、電気コネクタ10の電気的接続の安定性を向上させる。
【0038】
電気コネクタ車両端2には、ハウジング23及びシールリング24を含むことができ、シールリング24はハウジング23に嵌着され、高電圧ポール21は、ハウジング23を貫通してハウジング23内に接続される。電気コネクタバッテリー端1は、カバー15を含むことができ、高電圧端11は、カバー15を貫通してカバー15内に接続され、カバー15はシールリング24に当接する。シールリング24を通じて、外部の水及び不純物がハウジング23及びカバー15の内部に侵入するのを防止し、さらに、高電圧端子11と高電圧ポール21との間の電気的接続の安定性を向上させる。
【0039】
ここで、電気コネクタバッテリー端1は、低電圧端子14を含むことができ、低電圧端子14は、カバー15を貫通してカバー内に接続され、電気コネクタ車両端2は、低電圧ポール25を含むことができ、低電圧ポール25は、ハウジング23を貫通してハウジング23内に接続され、低電圧ポール25と低電圧端子14は電気的に接続される。これにより、低電圧ポール25と低電圧端子14をシールリング24の内側に配置させる。
【0040】
高電圧ポール21の軸方向の両端にはそれぞれ当接部211及び接続部212を備えることができ、接続部212は、ハウジング23を貫通してハウジング23内に接続される。当接部211は、ハウジング23の外表面に露出し、すなわち、高電圧ポール21の高電圧端子11に近い端部はハウジング23の外表面に露出し、当接部211の当接端面は平坦であり、当接部211は、高圧端子11との当接に使用される。
【0041】
電気コネクタ車両端2は、ソケット26を含むことができ、ソケット26の一端は、高電圧ポール21に電気的に接続され、ソケット26の他端は、高電圧ポール21と高電圧プラグ27との間の電気的接続を達成するように、高電圧プラグ27を電気的に接続するために使用される。好ましくは、ソケット26の両端にはそれぞれキャビティ(図示せず)を有してもよく、高電圧ポール21と高圧プラグ27はそれぞれ2つのキャビティに挿入され、挿入及び取り付けが便利で、且つ、迅速な電気的接続を達成することができる。
【0042】
ここで、高電圧プラグ27とソケット26の間に導電性スプリングを押し付けることができ、導電性スプリングによって高電圧プラグ27とソケット26の間のフローティング電気的接続を達成させ、高電圧プラグ27とソケット26の間の電気的接続の安定性を向上させる。当然、高電圧ポール21とソケット26の間の電気的接続の安定性を向上させるために、高電圧ポール21とソケット26の間に導電性スプリングを押し付けることができる。
【0043】
実施例3
図20に示すように、バッテリーボックスアセンブリ10は、
図21~25に示すようなバッテリーボックス100、及び
図26に示すようなブラケット200を含み、バッテリーボックス100は、ブラケット200に取り付けられる。
【0044】
バッテリーボックス100は、ボックス本体110、及びボックス本体110上に配置された複数の制限部材を備え、制限部材は、ブラケット200に対するバッテリーボックス100の制限を達成するように、バッテリーボックス100が取り付けられたブラケット200と協力する。複数の制限部材は、X方向制限部材、Y方向制限部材、及びZ方向制限部材を含む。X方向制限部材は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してX方向に移動することを制限するために使用され、Y方向制限部材は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してY方向に移動することを制限するために使用され、Z方向制限部材は、バッテリーボックス100がブラケット200に対してZ方向に移動するのを制限するために使用される。X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直である。X方向及びY方向は水平方向であり、Z方向は垂直方向であり、X方向、Y方向、及びZ方向という3つの方向への制限が達成され、これにより、バッテリーボックス100は、ブラケット200に対して迅速かつ正確に位置決めすることができ、バッテリーボックス100とブラケット200との間の協力の信頼性がより高くなり、自動ロード及びアンロードに役立つ。本実施例の制限部品は、実施例1のバッテリーボックスにも適用することができる。
【0045】
図21、
図23、及び
図25に示すように、ボックス本体110は、ボックス前面111、ボックス後面112、ボックス上面113、ボックス底面114、ボックス左側115、及びボックス右側116を含む。ボックス左側115及びボックス右側116は、X方向に沿って対向して設けられ、ボックス前面111及びボックス後面112は、Y方向に沿って対向して設けられ、ボックス上面113及びボックス底面114は、Z方向に沿って対向して設けられる。ボックス本体110は、板金部品であることが好ましい。これにより、バッテリーボックス100の保護レベルを向上させることができる。
【0046】
本実施例において、位置制限部材がブラケット200と協力するのを容易にするために、一部の位置制限部はボックス本体110から突出し、すなわち、ボックス本体110の各側面から突出する。且つ、複数の制限部材はいずれも剛体であることが好ましい。
【0047】
バッテリーボックス100はまた、ロック状態とロック解除状態との間で変更可能なロック装置130を備え、ロック装置130は、ブラケット200と協力して、バッテリーボックス100がブラケット200に対してロックすることを達成するために使用される。バッテリーボックス100がブラケット200に載置された後にロックを実現するため、バッテリーボックス100をより確実に固定することができる。ロック装置130は、X方向制限部材又はY方向制限部材又はZ方向制限部材の一部である。
【0048】
本実施例において、X方向制限部材は、前部X方向制限部材121X及び後部X方向制限部材122Xを含む。Y方向制限部材は、前部Y方向制限部材121Y及び後部Y方向制限部材122Yを含む。Z方向制限部材は、前部Z方向制限部材121Z及び後部Z方向制限部材122Zを含む。前部及び後部制限部材は、ボックス本体110の前部及び後部にそれぞれ配置でき、位置決めがより確実性が高くなり、また、前部Y方向制限部材121Yは、バッテリーボックス100がブラケット200に対してY方向に前向きに移動するのを制限するために使用することができ、後部Y方向制限部材122Yは、バッテリーボックス100がブラケット200に対してY方向に後向きに移動するのを制限するために使用することができる。
【0049】
具体的には、ロック装置130は、前部Y方向制限部材121Yである。ロック装置130は、ボックス本体110から弾性的に伸縮できるボルトを含み、ボルトがボックス本体110から弾性的に伸びるとき、ボックスロック装置130はロック状態にある。ボルトがボックス本体110内に弾性的に収縮されるとき、ボックスロック装置130はロック解除状態にある。
【0050】
ボックス本体110の左側には、前部X方向制限部材121X、前部Y方向制限部材121Y、及び前部Z方向制限部材121Zが設けられ、それに対応して、ボックス本体110の右側にも、同じく前部X方向制限部材121X、前部Y方向制限部材121Y、及び前部Z方向制限部材121Zが設けられ、且つ、左右は対称である。
【0051】
図22は、
図21における前部X方向制限部材121X、前部Y方向制限部材121Y、及び前部Z方向制限部材121Zの拡大概略図を示す。
図21~22に見られるように、前部X方向制限部材121Xは、ボックス本体110のボックス左側115から突出して設けられ、前部Y方向制限部材121Y(すなわち、ロック装置130)は、ロック状態でボックス本体110のボックス左側115から突出して設けられ、前部Z方向制限部材121Zは、ボックス本体110のボックス左側115から突出して設けられる。
【0052】
また、
図23に示すように、ボックス本体110自体が、後部X方向制限部材として後部X方向制限部材122Xの機能を果たす。具体的には、ボックス本体110のボックス左側115及びボックス右側116は、ブラケット200上の対応する制限部材と圧接して、X方向の左右方向の制限を達成する。代替実施例において、後部X方向制限部材122Xは、ボックス本体110から突出して設けられてもよい。
【0053】
図24は、
図23における後部Y方向制限部材122Y及び後部Z方向制限部材122Zの拡大概略図を示す。本実施例において、後方Y方向制限部材122Y及び後部Z方向制限部材122Zは、同じ突起部、すなわち後部YZ方向制限突起に一体化され、具体的には、後部Y方向制限機能を果たすのは、突起部の後面であり、後部Z方向制限機能を果たすのは、突起部の頂面である。代替実施例において、後部Y方向制限部材122Y及び後部Z方向制限部材122Zは別々に設けられてもよい。本実施例において、バッテリーボックス100のボックス後面112に4つの後部YZ方向制限突起が設けられる。
【0054】
また、
図21に示すように、バッテリーボックス100は、ロック解除装置140及びロック保護装置150をさらに備える。ロック解除装置140は、ロック装置130がロック状態からロック解除状態に変化するように、ロック装置130をインターロックするために使用される。迅速なロック及びロック解除を達成することができる。具体的には、ロック解除装置140は、ロック解除チャック、ロック解除レバー、インターロック機構を備え、ロック解除チャックはロック解除レバーに接続され、ロック解除レバーとボックスロック装置130はインターロック機構によって接続される。ロック解除チャックは、プッシュ式(又は吸着式)ロック解除である電磁チャックであることが好ましい。電磁チャックを作動させて、ロック解除レバー及びインターロック機構を駆動し、ボックスロック装置130をインターロックして、ボルトをボックス本体110の内側に弾性的に収縮させる。
【0055】
ロック保護装置150は、ロック装置130がロック状態からロック解除状態に変化するのを制限するために使用される。外部要因からの干渉により、ロック装置130が故障し、ボックス本体110が滑り落ちるという重大な事故が回避される。
【0056】
図23に示すように、バッテリーボックス100には、電気接続装置170及び防爆バルブ180をさらに備える。電気接続装置170は、ブラケット200との電気的接続に使用される。電気接続装置170は、バッテリーボックス100の後方に設けられる。防爆バルブ180は、ボックス本体110内の圧力がある閾値に達したときにボックス本体110の内部空間を外部と連通させるために使用される。ボックス本体110内の圧力が大きすぎて爆発を引き起こし、それにより危険を引き起こすことを防止することが可能である。防爆バルブ180はボックス後面112に設けられる。
【0057】
図25を参照し、バッテリーボックス100は、ブラケット200と協力するためのガイドレール160をさらに備える。ガイドレール160は、バッテリーボックス100の底部に設けられる。ガイドレール160は、Y方向に延びる。バッテリーボックス100がY方向に沿ってブラケット200にスライドすることに役立つ。バッテリーボックス100は、複数本のガイドレール160を有し、複数本のガイドレール160は平行に配置される。具体的には、バッテリーボックス100は、2本のガイドレール160を有する。ガイドレール160にはガイドリブ161が設けられ、ガイドリブ161の延在方向はガイドレール160と同じである。ガイドリブ161は、ブラケット200のローラーに設けられた溝とマッチングさせることができ、ブラケット200に対するバッテリーボックス100の位置決めに役立つ。本実施例では、その内、1本のガイドレール160のみにガイドリブ161が設けられる。
【0058】
総じて言えば、バッテリーボックス100は、Y方向(
図26においてYが矢印で示す方向は後向きである)に沿って前から後にブラケット200が押し込まれ、バッテリーボックス100のガイドレール160は、ブラケット200のローラー上に低抵抗でスライドすることができ、X方向制限部材、Y方向制限部材、及びZ方向制限部材はすべて、ブラケット200と協力して3方向制限及びロックを達成し、続いて、ロック保護装置150を回して固定を完了する。バッテリーボックス100を取り出す必要がある場合、ロック保護装置150を回してロック保護を解除し、ロック解除装置140を動作させてボックスロック装置130をロック解除状態にさせ、バッテリーボックス100を引いてY方向に沿って後から前に移動させ、最後に、バッテリーボックス100をブラケット200から取り出す。プロセス全体が高速、正確、高度に自動化される。
【0059】
実施例4
図27~
図30に示すように、本実施例は、実施例1に基づいて更にブラケットを提供し、該ブラケットは、フレーム本体及びフレームロック装置を含む。該フレーム本体は、共にオブジェクトを支持及び固定するスペースを作成するためのベース1、後端壁2、及び2つの側壁3を含み、ベース1はオブジェクトの下部を支持及び固定し、後端壁2はオブジェクトを後方から支持及び固定し、2つの側壁3は側面からオブジェクトを支持し、ブラケットの前端は開口部で、オブジェクトはブラケットの前方からブラケットに入ることができる。該フレームロック装置は、ベース1、後端壁2、及び2つの側壁3にそれぞれ配置された複数の制限部材を含み、それにより、3軸の柔軟な制限機能が達成され、オブジェクトの固定をより確実で緩みがないようにし、オブジェクトが他の外部デバイスに接続する必要がある場合、接続部とブラケットの間の相対的な変位は発生せず、オブジェクトを外部回路に電気的に接続する必要がある場合、オブジェクトと外部回路の間の電気的接続も安定し、ブラケットとの相対的な変位による接触不良などの問題は発生しない。
【0060】
ここで、後端壁2はブラケットの後端に垂直に設けられ、2つの側壁3はブラケットの両側に垂直に設けられ、2つの側壁3は後端壁2の両端に接続され、X方向制限機構であって、X方向制限機構は、X方向の制限のために2つの側壁3に設けられ、Y方向制限機構であって、Y方向制限機構は、Y方向の制限のために後端壁2と2つの側壁3に設けられ、Z方向制限機構であって、Z方向制限機構は、Z方向の制限のために後端壁2と2つの側壁3に設けられ、ここで、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直である。本発明のブラケットにおいて、X方向、Y方向及びZ方向という3つの方向にオブジェクトとブラケット間の相対変位を制限して3軸の制限機能を達成するように、ブラケットのベース1、後端壁2及び2つの側壁3には、複数のX方向制限機構、Y方向制限機構、及びZ方向制限機構がそれぞれ設けられる。
【0061】
本発明においてX方向、Y方向、及びZ方向は、ブラケットの長さ、幅、及び高さという3つの方向のみを指すものではなく、ブラケットに設けられた3方向制限機構の制限方向が互いに垂直であるX方向、Y方向、及びZ方向であればよく、X方向、Y方向、及びZ方向が、ブラケットの長さ、幅、及び高さという3つの方向と特定の角度を有する場合でも、本発明の範囲内にあると見なされるべきであることに留意されたい。説明しやすいだけの目的で、以下ではブラケットの後端壁がベースに沿って延びる方向をX方向、側壁がベースに沿って延びる方向をY方向、ベースに垂直な方向をZ方向であることを例として説明する。
【0062】
本発明の好ましい実施形態として、本実施例におけるブラケットでは、X方向制限機構は前部X方向制限ユニット4及び後部X方向制限ユニット7を含み、Y方向制限機構は前部Y方向制限ユニット5及び後部Y方向制限ユニット8を含み、Z方向制限機構は、前部Z方向制限ユニット6及び後部Z方向制限ユニット9を含み、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5、及び前部Z方向制限ユニット6は、2つの側壁3の前端に設けられ、後部X方向制限ユニット7は、2つの側壁3に設けられ、後部Y方向制限ユニット8及び後部Z方向制限ユニット9は、後端壁2に設けられる。本好ましい実施形態では、ブラケットの前端部及びブラケットの後端部にそれぞれ3つの方向制限ユニットが設けられ、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5、及び前部Z方向制限ユニット6は、ブラケットの2つの側壁3の前端において側方から、それぞれX方向、Y方向、及びZ方向においてオブジェクトに対して3軸制限を実行し、後部X方向制限ユニット7、後部Y方向制限ユニット8、及び後部Z方向制限ユニット9は、ブラケットの2つの側壁3の後端及びブラケットの後端壁2において側方及び後方から、それぞれX方向、Y方向、及びZ方向においてオブジェクトに対して3軸制限を実行し、それにより、ブラケットが前端と背端で同時にオブジェクトに対する3軸制限を実行することができる。
【0063】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例におけるブラケットにおいて、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5、及び前部Z方向制限ユニット6が一対一に対応して設けられ、前部X方向制限ユニット4及び対応する前部Y方向制限ユニット5は、両方とも、対応する前部Z方向制限ユニット6の下に位置する。本好ましい実施形態では、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5、及び前部Z方向制限ユニット6は一対一に対応して設けられ、前部Z方向制限ユニット6は前部X方向制限ユニット4及び前部Y方向制限ユニット5の上に設けられ、X方向制限及びY方向制限に基づいて、上からオブジェクトをブラケットベース1に制限させる。
【0064】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、前部X方向制限ユニット4は、ガスケット41及び弾性シート42を含み、弾性シート42は側壁3に接続され、ガスケット41は弾性シート42に接続される。本好ましい実施形態では、X方向制限ユニットは柔軟な制限である。
【0065】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、前部Y方向制限ユニット5はZ方向制限溝を含む。本好ましい実施形態では、Y方向制限ユニットは、Z方向に沿って延びるZ方向制限溝であり、四隅が丸みを帯びた長方形であり、それにより、オブジェクトを後端壁に制限させる。
【0066】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、前部Y方向制限ユニット5には、ロック部材をさらに含む。本好ましい実施形態では、ロック部材は、オブジェクトをY方向に補強及びロックする役割を果たす。
【0067】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、前部Z方向制限ユニット6はY方向制限溝を含む。本好ましい実施形態では、Z方向制限ユニットは、Y方向に沿って延びるY方向制限溝であり、四隅が丸みを帯びた長方形であり、それにより、オブジェクトを2つの側壁3に制限させる。
【0068】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、後部X方向制限ユニット7は、プーリー71及び弾性ブラケット72を含み、プーリー71は、側壁3に枢動可能に接続され、弾性ブラケット72は、プーリー71のホイール面と側壁3との間に設けられ、プーリー71の転がり方向はY方向である。本好ましい実施形態では、後部X方向制限ユニット7は、後部Y方向制限ユニット8及び後部Z方向制限ユニット9と異なる位置で設けられ、主に、後部X方向制限ユニット7の横方向の押圧力によって2つの側壁3からオブジェクトを制限させ、同時に、後部X方向制限ユニットはまた弾性プレス機能を備えるため、X方向の柔軟な制限を達成することができる。
【0069】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、後部Y方向制限ユニット8及び後部Z方向制限ユニット9は一対一に対応して設けられ、後部Y方向制限ユニット8は、対応する後部Z方向制限ユニット9の下方に位置する。本好ましい実施形態では、後部Y方向制限ユニット8と後部Z方向制限ユニット9は、一対一に対応して1つの制限組み合わせを形成し、後部Y方向制限ユニット8と後部Z方向制限ユニット9の各組は、後端壁2に間隔を空けて設けられ、オブジェクトの後方からオブジェクトに対してY方向及びZ方向からの制限をする。
【0070】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、後部Y方向制限ユニット8は、Y方向制限突起であり、制限突起はY方向に沿って延びる。本好ましい実施形態では、後部Y方向制限ユニット8は、後端壁2からY方向に前向きに突出する制限突起であり、該制限突起は、柔軟な弾性材料を選択でき、それにより、オブジェクトに対する弾性機能を達成する。
【0071】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、後部Z方向制限ユニット9は、ローラー91と弾性ブロック92であり、ローラー91は後端壁2に枢動可能に接続され、ローラー91の軸はX方向に延び、弾性ブロック92は後端壁2に接続され、且つ、ローラー91の上にある。本好ましい実施形態では、後部Z方向制限ユニット9も弾性制限部材であり、ローラー91と弾性ブロック92を利用して、Z方向でオブジェクトに弾性力を加えることにより、オブジェクトに対する弾性制限機能を達成する。
【0072】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、2つの側壁3の前端には、制限ブラケット31が設けられ、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5及び前部Z方向制限ユニット6は制限ブラケット31に設けられる。本好ましい実施形態では、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5、及び前部Z方向制限ユニット6を集中的に制限ブラケット31に設け、前部X方向制限ユニット4、前部Y方向制限ユニット5、及び前部Z方向制限ユニット6の取り付け及び交換を容易にする。
【0073】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、ベース1には、並んで配置された複数の底部ガイドホイール11組みを含み、複数の底部ガイドホイール11組みは、後端壁2に垂直な方向に延びる。本好ましい実施形態では、底部ガイドホイール11組みは、オブジェクトが前端から装填されるときにガイドの役割をする。
【0074】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、少なくとも1つの組みの底部ガイドホイール11組みの各ガイドホイール11には、ガイドホイール11の円周方向に沿ってガイド溝12が設けられ、各ガイド溝12は接続してガイドレールを形成し、ガイドレールは後端壁2に垂直な方向に沿って延びる。本好ましい実施形態では、複数のガイド溝12で構成されるガイドレールは、Y方向ガイドとしてのより良好な役割を果たすだけでなく、X方向限界としての役割も果たすことができる。
【0075】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、少なくとも1つの側壁3は、それぞれが後端壁2に垂直な方向に延びる側部ガイドホイールセット32を含む。本好ましい実施形態では、2つの側壁3上の側部ガイドホイールセット32は、補助ガイドの役割を果たす。
【0076】
本発明の1つの好ましい実施形態として、本実施例のブラケットにおいて、後端壁2には、電気接続装置21が設けられる。本好ましい実施形態では、後端壁2の電気接続装置21は、オブジェクトを外部回路から迅速に接続及び分離することができる。
【0077】
本実施例は更に、バッテリーボックスアセンブリを提供し、これは、バッテリーボックス、及び上記のブラケットを含み、バッテリーボックスはブラケットと接続する。
【0078】
本発明の提供するブラケット及び該ブラケットを備えたバッテリーボックスアセンブリは、3軸の柔軟な制限機能を達成することができ、ブラケットがオブジェクトを固定するとき取り付けがスムーズで、かつ確実に固定できることを保証して、オブジェクトと他のデバイスの接続をより確実にさせる。
【0079】
本発明の説明において、用語「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「内部」、「外部」などによって示される向き又は位置関係は、図面に基づいて示される向き又は位置関係であり、本発明を説明しやすくし、かつ説明を単純化するのみのものであり、言及されるデバイス又は要素が特定の向きを持ち、特定の向きで構築及び操作しなければならないことではないため、本発明に対する制限として理解することはできない。
【0080】
以上、本発明の特定の実施形態について説明したが、当業者にとって、これは単なる例示であり、本発明の保護範囲は添付の特許請求の範囲によって定義されることを理解すべきである。当業者にとって、本発明の原理及び本質から逸脱することなくこれらの実施形態に対して様々な変更又は修正を行うことができるが、これらの変更及び修正はすべて本発明の保護範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0081】
実施例1:10-バッテリーボックスアセンブリ、100-バッテリーボックス、110-ボックス本体、111-ボックス前面、112-ボックス後面、113-ボックス上面、114-ボックス底面、115-ボックス左側、116-ボックス右側、120-ボックスロック装置、121-ボルト、130-ロック解除装置、131-ロック解除チャック、140-ロック保護装置、141-回転軸、150-ボックス制限部材、151-ボックス前部X方向制限部材、152-ボックス前部Z方向制限部材、153-ボックス後部YZ方向制限部材、1531-ボックス後部Y方向制限面、1532-ボックス後部Z方向制限面、160-ボックス電気接続装置、170-ボックス底部ガイドレール、200-ブラケット、210-フレーム本体、220-フレームロック装置、250-フレーム制限部材、251-フレーム前部X方向制限部材、2511-フレーム前部X方向弾性部材、252-フレーム前部Z方向制限部材、2521-フレーム前部Z方向溝、2522-フレーム前部Z方向弾性部材、253-フレーム後部Z方向制限部材、2531-フレーム後部X方向制限ローラー、254-フレーム後部YZ方向制限部材、2541-フレーム後部YZ方向溝、2542-フレーム後部Y方向弾性部材、2543-フレーム後部Z方向制限ローラー、260-フレーム電気接続装置、270-フレーム底部ガイドローラー
【0082】
実施例2:10-電気コネクタ、20―ボックス、30-ブラケット、1-電気コネクタのバッテリー端、11-高電圧端子、111-収容キャビティ、12-導電性弾性体、121-押圧部、122-接触部、12-位置決めポスト、14-低電圧端子、15-カバー、2-電気コネクタの車両端、21-高電圧ポール、211-当接部、212-接続部、22-溝、23-ハウジング、24-シールリング、25-低電圧ポール、26-ソケット、27-高電圧プラグ
【0083】
実施例3:10-バッテリーボックスアセンブリ、100-バッテリーボックス、110-ボックス本体、111-ボックス前面、112-ボックス後面、113-ボックス上面、114-ボックス底面、115-ボックス左側、116-ボックス右側、121X-前部X方向制限部材、122X-後部X方向制限部材、121Y-前部Y方向制限部材、122Y-後部Y方向制限部材、121Z-前部Z方向制限部材、122Z-後部Z方向制限部材、130-ロック装置、140-ロック解除装置、150-ロック保護装置、160-ガイドレール、161-ガイドリブ、170-電気接続装置、180-防爆バルブ、200-ブラケット
【0084】
実施例4:1-ベース、11-ガイドホイール、12-ガイド溝、2-後端壁、21-電気接続装置、3-側壁、31-制限ブラケット、32-側部ガイドホイールセット、4-前部X方向制限ユニット、41-ガスケット、42-弾性シート、5-前部Y方向制限ユニット、6-前部Z方向制限ユニット、7-後部X方向制限ユニット、71-プーリー、72-弾性ブラケット、8-後部Y方向制限ユニット、9-後部Z方向制限ユニット、91-ローラー、92-弾性ブロック。