(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-14
(45)【発行日】2023-02-22
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 16/332 20190101AFI20230215BHJP
G06F 16/34 20190101ALI20230215BHJP
G06F 16/35 20190101ALI20230215BHJP
G06Q 30/0241 20230101ALI20230215BHJP
【FI】
G06F16/332
G06F16/34
G06F16/35
G06Q30/0241 446
(21)【出願番号】P 2019073305
(22)【出願日】2019-04-08
【審査請求日】2022-01-14
(73)【特許権者】
【識別番号】514274085
【氏名又は名称】株式会社Shirofune
(74)【代理人】
【識別番号】100158850
【氏名又は名称】明坂 正博
(72)【発明者】
【氏名】菊池 満長
(72)【発明者】
【氏名】竹下 智視
(72)【発明者】
【氏名】前田 寿之
【審査官】甲斐 哲雄
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-505993(JP,A)
【文献】特開2012-141981(JP,A)
【文献】特開2018-073300(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索の候補となるキーワードを複数の異なるカテゴリに分類する第1分類部と、
前記キーワードを、異なるカテゴリごとに組み合わせるキーワード組合せ部と、
前記キーワード組合せ部で組み合わせられたキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する設定部と、
前記キーワード組合せ部による前記キーワードの組み合わせ範囲の設定を受け付ける 第1受付部と、を備え、
前記キーワード組合せ部は、
前記キーワードを、前記第1受付部で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとに組み合わせることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記キーワードを、前記キーワードの属性に応じて、各カテゴリ内で分類する第2分類部を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記設定部により広告の検索キーワードとして設定されるキーワードを提示する第1提示部を備えることを特徴とする請求項1
又は請求項
2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記広告が媒体に出稿された際にどのように表示されるかの説明を提示する第2提示部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
3のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記広告が媒体に出稿された際の表示形態を提示する第3提示部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
4のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記キーワードを、前記カテゴリごとに分類された状態で提示する第4提示部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
5のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
キーワードの入力を受け付ける第2受付部と、
キーワードと、該キーワードの類似語及び関連語の少なくとも一方が関連付けて格納されたデータベースを参照し、前記第2受付部で受け付けられたキーワードの類似語及び関連語の少なくとも一方を、前記キーワードとして生成する候補キーワード生成部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
6のいずれかに記載の情報処理装置
。
【請求項8】
分類部が、検索の候補となるキーワードを複数の異なるカテゴリに分類する工程と、
キーワード組合せ部が、前記キーワードを、異なるカテゴリごとに組み合わせる工程と、
設定部が、前記キーワード組合せ部で組み合わせられたキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する工程と、
受付部が、前記キーワード組合せ部による前記キーワードの組み合わせ範囲の設定を受け付ける工程と、を有し、
前記キーワード組合せ部は、
前記キーワードを、前記受付部で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとに組み合わせることを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータを、
検索の候補となるキーワードを複数の異なるカテゴリに分類する
分類部、
前記キーワードを、異なるカテゴリごとに組み合わせるキーワード組合せ部、
前記キーワード組合せ部で組み合わせられたキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する設定部、
前記キーワード組合せ部による前記キーワードの組み合わせ範囲の設定を受け付ける 受付部、として機能させ、
前記キーワード組合せ部は、
前記キーワードを、前記受付部で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとに組み合わせることを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年インターネット上には、多数の仮想店舗が開設されており、一般消費者にとって当該仮想店舗において商品・サービスを購入することは珍しいことではなくなってきている。一方で、インターネット上に多数の仮想店舗が開設されている状況下、店舗間の競争は激化しており、各店舗は業績を維持・向上させるために取扱商品・サービスの販売促進活動が重要なものとなってきている。
【0003】
そのようなインターネット上での販売促進活動に関するものとして、リスティング広告がある。リスティング広告とは、PPC(Pay Per Click)広告の一種であり、Yahoo(登録商標)やGoogle(登録商標)のような検索エンジンの検索結果に表示される広告であり、検索サイトにおいて、検索者が入力したキーワードに対して予め登録されたリンク設定付のテキストデータからなる広告を、上記キーワードに基づく検索エンジンによる検索結果とともに検索結果画面に列挙する広告手法である。
【0004】
従来においては、広告主(広告担当者)は、効果が高いと思われるキーワード群を作成し、実際に広告を出稿して、作成したキーワード群の効果を確認しながら、満足な効果が得られるまでキーワード群の変更を繰り返さなければならず、キーワード群の決定は非常に手間のかかるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、キーワードを決定する際の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決すべく、本発明の情報処理装置は、検索の候補となるキーワードを複数の異なるカテゴリに分類する第1分類部と、キーワードを、異なるカテゴリごとに組み合わせるキーワード組合せ部と、キーワード組合せ部で組み合わせられたキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する設定部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、キーワードを決定する際の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施形態に係る情報処理システムの概略構成図である。
【
図2A】実施形態に係る情報処理サーバ(情報処理装置)のハード構成の一例を示す図である。
【
図2B】実施形態に係る情報処理サーバの記憶装置に格納されているデータベースの一例を示す図である。
【
図2C】実施形態に係る情報処理サーバの機能構成の一例を示す図である。
【
図3A】実施形態に係るユーザ端末のハード構成の一例を示す図である。
【
図3B】実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
【
図4A】実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
【
図4B】実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
【
図4C】実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
【
図4D】実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
【
図5A】実施形態に係る情報処理システムのユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5B】実施形態に係る情報処理システムのプロモーション設定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5C】実施形態に係る情報処理システムの出稿設定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5D】実施形態に係る情報処理システムのキーワード設定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5E】実施形態に係る情報処理システムのキーワード提示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5F】実施形態に係る情報処理システムのキーワード組合せ処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5G】実施形態に係る情報処理システムの検索キーワード提示処理の一例を示すフローチャートである。
【
図5H】実施形態に係る情報処理システムの説明文提示処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
【0011】
[実施形態]
初めに、
図1を参照して情報処理システム1の構成について説明する。情報処理システム1は、情報処理サーバ2(情報処理装置)と、この情報処理サーバ2とネットワーク4を介して接続された複数のユーザ端末3とを少なくとも備える。なお、情報処理システム1が具備する情報処理サーバ2及びユーザ端末3の数は任意である。また、ネットワーク4をどのような通信網で構成するかは任意である。
【0012】
(情報処理サーバ2)
図2Aは、情報処理サーバ2(情報処理装置)のハード構成の一例を示す図である。
図2Aに示すように、情報処理サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cがバス(BUS)等を介して接続された構成を備える。なお、情報処理サーバ2は、その他、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力装置、及び液晶モニタや有機ELモニタなどの表示装置を備えていてもよい。
【0013】
通信IF200Aは、他の装置(本実施形態では、WEBサイト、ユーザ端末3)と通信するためのインターフェースである。記憶装置200Bは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))である。CPU200Cは、情報処理サーバ2を制御し、図示しないROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えている。
【0014】
なお、本実施形態では、
図2Aに示すように、情報処理サーバ2が記憶装置200Bを備える構成となっているが、情報処理サーバ2とネットワーク4を介して接続された他のサーバが記憶装置200Bの全部又はその一部を備える構成であってもよい。この場合、情報処理サーバ2は、他のサーバが備える記憶装置200Bを参照する。また、後述する情報処理プログラムを情報処理サーバ2とネットワーク4を介して接続された他のサーバからダウンロード可能に構成されていてもよい。
【0015】
図2Bは、情報処理サーバ2の記憶装置200Bに登録されているデータベースの一例を示す図である。記憶装置200Bには、情報処理プログラム、各種データベース(本実施形態では、ユーザDB1、設定DB2、分類用DB3、成果指標DB4、説明DB5)などが記憶されている。なお、本実施形態では、複数のデータベースを備えているが一つのデータベースとしてもよい。
【0016】
(ユーザDB1)
ユーザDB1には、ユーザの属性情報、例えば、ユーザ名、ログインID、ログインパスワード(PW)、連絡先等の情報がユーザごとにユーザIDに関連付けて格納されている。以下の表1にユーザDB1に格納されている情報の一例を示す。
【表1】
【0017】
(設定DB2)
設定DB2には、ユーザが設定したリスティング広告の設定項目、例えば、広告のURL、デバイス、ブランド名、エリア、広告文、検索キーワード、媒体、広告期間、当該広告期間中の広告費の総予算(月額予算等)、1クリック当たりに広告業者に払い込む広告費(クリック単価))等の情報がユーザごとにユーザIDに関連付けて格納されている。ここで、デバイスは、広告を出稿する機器の種別であり、例えば、PC(デスクトップPC、ノートPCなど)、タブレット、スマートフォン等である。ブランド名は、例えば、店舗名、会社名、商品名等である。エリアは、広告を出稿する範囲である。検索キーワードは、後述する設定部206により設定された検索用キーワードである。媒体は、広告を出稿する媒体(以下、出稿媒体ともいう)であり、例えば、グーグル(登録商標)やヤフー(登録商標)などである。
【0018】
以下の表2に設定DB2に格納されている情報の一例を示す。
【表2】
【0019】
(分類用DB3)
分類用DB3には、検索キーワードの候補として生成されたキーワード群を分類するための情報、例えば、単語の上位・下位関係、部分・全体関係、同義関係、類義関係などによって単語を分類し、体系づけた類語辞典・辞書や分類語彙表などの情報が格納されている。分類用DB3を参照することで、キーワード群を複数のカテゴリに分類し、さらに各カテゴリ内で1以上のグループに分類することが可能となっている。また、分類用DB3は、ユーザが入力した広告に応じて適切と思われる検索キーワードの候補となるキーワードを生成する際にも利用される。
【0020】
(成果指標DB4)
成果指標DB4には、情報処理サーバ2により常時取得される各種の指標、例えば、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数、クリック率、コンバージョン率、CPA(Return On Advertising Spend:コンバージョンの獲得単価)、ROAS(Return On Advertising Spend:投資した広告費用の回収率(広告掲載料1円あたりの売上額))、ROI(Return on Investment:1クリックあたりの投資効果を利益ベースで表す指標)等が広告ごとに格納されている。
【0021】
(説明DB5)
説明DB5には、広告が媒体に出稿された際の説明文及び表示態様が格納されている。より具体的には、広告が媒体に出稿されると、どのように表示されるかの説明文と、表示態様の一例を示す画像情報が格納されている。
【0022】
(情報処理サーバ2の機能)
図2Cは、情報処理サーバ2の機能構成の一例を示す図である。
図2Cに示すように、情報処理サーバ2は、受信部201、受付部202(第1,第2受付部)、候補キーワード生成部203、分類部204(第1,第2分類部)、キーワード組合せ部205、設定部206、提示部207(第1から第4提示部)、成果指標取得部208、デバイス種別取得部209、送信部210及び記憶装置制御部211などの機能を有する。なお、
図2Cに示す機能は、情報処理サーバ2のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU200Cが実行することにより実現される。
【0023】
受信部201は、ネットワーク4を介してユーザ端末3から送信される情報を受信する。この情報には、ユーザが入力した情報、例えば、ユーザ登録をする際に入力される属性情報、ログイン時に入力される情報、広告の運用(以下、広告運用ともいう)に必要な設定を行う際に入力される情報(例えば、代表的キーワード、URLなど)等が含まれる。
【0024】
受付部202は、受信部201で受信した情報からユーザが入力した代表的キーワード、URL、キーワードの追加・削除、キーワード組合せ部205によるキーワードの組み合わせ範囲の設定、などの情報を受け付ける。
【0025】
候補キーワード生成部203は、広告を出稿する際の候補となるキーワードを生成する。換言すると、候補キーワード生成部203は、広告出稿の設定を行う際に、ユーザが入力した広告に適切と思われるキーワードを生成する。具体的には、候補キーワード生成部203は、分類用DB3を参照して、ユーザが設定した代表的なキーワード及び広告のURLのHTML情報から中心的と思われるトピック(いくつかのキーワード群)を特定し、特定したキーワード群の類似語及び関連語の少なくとも一方を、検索キーワードの候補として抽出する。なお、候補キーワード生成部203は、広告(個別案件)ごとにキーワードの候補を抽出する。また、候補キーワード生成部203は、ネットワーク4を介して外部の辞書データベースへアクセスして、候補となるキーワードを拡張させて網羅性を高めるようにしてもよい。
【0026】
本実施形態では、候補キーワード生成部203は、ユーザが入力した広告の情報に応じて適切と思われるキーワードを広告ごとに上記アルゴリズムにより生成する構成となっているが、候補となるキーワードを分野(カテゴリ)ごとに予めデータベース等に格納して、ユーザが入力した広告に応じて適切と思われる分野のキーワードを抽出する構成としてもよい。ここで、分野(カテゴリ)の分類には、例えば、日本標準産業分類などを用いて規定してもよい。また、ユーザが入力した広告の情報に応じて適切と思われるキーワードを広告ごとに上記アルゴリズムにより生成する構成と、候補となるキーワードを分野(カテゴリ)ごとに予めデータベース等に格納して、ユーザが入力した広告に応じて適切と思われる分野のキーワードを抽出する構成とを組み合わせるようにしてもよい。
【0027】
分類部204は、分類用DB3を参照して、候補キーワード生成部203で生成されたキーワードを複数の異なるカテゴリに分類する。具体的には、分類部204は、分類用DB3を参照して、分類対象である該キーワードの属性(単語の上位・下位関係、部分・全体関係、同義関係、類義関係など)に基づいて、キーワードをメイン、サブ、一般の3つのカテゴリに分類する。なお、分類部204は、キーワードを以下の基準に基づいて各カテゴリ(メイン、サブ、一般)に分類する。
(1)メイン
広告の商品・サービスを略ダイレクトに示すキーワードが分類される。検索者がメインのキーワードだけで検索した場合にも、広告の商品・サービスを求める検索者が検索可能なキーワードである。例えば、広告が「英会話スクール」である場合、分類部204は、「英会話」「英会話スクール」「ビジネス英会話」などのキーワードをメインのカテゴリに分類する。
(2)サブ
広告の商品・サービスに強く関連しているが、該キーワード単体では、広告そのものを表すものではなく、広告を形容したり、補足したり、条件を絞り込んだりするためのキーワードが分類される。例えば、広告が「英会話スクール」である場合、分類部204は、「オンライン」「ネイティブ」「マンツーマン」などのキーワードをサブのカテゴリに分類する。
(3)一般
広告の商品・サービスに関するキーワードというよりは、一般的に何かサービスを探している検索者が検索する際に使用するキーワードが分類される。また、地域を限定したビジネスの場合には、地名を表すキーワードも一般に分類される。そのほか、メイン又はサブに分類されなかったキーワードも一般に分類される。例えば、広告が「英会話スクール」である場合、分類部204は、「安い」「おすすめ」「比較」「新宿」「柏」などのキーワードを一般のカテゴリに分類する。なお、分類部204は、メイン及びサブのカテゴリに分類されなかったキーワードを一般のカテゴリに分類するようにしてもよい。
【0028】
また、分類部204は、複数の異なるカテゴリに分類されたキーワードを、キーワードの属性に応じて、各カテゴリ内でさらに分類する。例えば、広告が「転職サイト」の場合、分類部204は、メインのカテゴリに分類されたキーワードを、さらに「転職」グループ、「求人」グループなどに分類する。また、分類部204は、サブのカテゴリに分類されたキーワードを、さらに「収入」グループ、「労働条件」グループなどに分類する。例えば、「収入」グループに分類されるキーワードとしては、例えば、「高収入」「高時給」「400万以上」などがあげられる。また、「労働条件」グループに分類されるキーワードとしては、例えば、「残業なし」「有給完全消化」などがあげられる。また、分類部204は、一般のカテゴリに分類されたキーワードを、さらに「地域」グループ、「評価」グループなどに分類する。
【0029】
なお、本実施形態では、情報処理サーバ2の記憶装置200Bにキーワードを分類するための分類用DB3を備える構成となっているが、情報処理サーバ2とネットワーク4を介して、単語の上位・下位関係、部分・全体関係、同義関係、類義関係などによって単語を分類し、体系づけた類語辞典・辞書や分類語彙表などの情報を参照し、キーワードを分類するようにしてもよい。
【0030】
キーワード組合せ部205は、異なるカテゴリごとにキーワードを組み合わせる。具体的には、キーワード組合せ部205は、メインに分類されたキーワードと、サブに分類されたキーワードと、一般に分類されたキーワードとを所定の条件に従い組み合わせて新たなキーワードを生成する。また、キーワード組合せ部205は、受付部202でキーワード組合せ部205によるキーワードの組み合わせ範囲の設定の情報が受け付けられている場合、キーワードを、受付部202で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとに組み合わせて新たなキーワードを生成する。なお、キーワード組合せ部205によるキーワードの組み合わせの詳細については、
図4C及び
図4Dを参照して後述する。
【0031】
設定部206は、キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワード及びメインのカテゴリに分類されているキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する。
【0032】
提示部207は、キーワードを、カテゴリごとに分類された状態で提示する。また、提示部207は、設定部206により広告の検索キーワードとして設定されるキーワードを提示する。また、提示部207は、広告が媒体に出稿された際の説明を提示する。具体的には、提示部207は、広告が媒体に出稿される際にどのように表示されるかの説明を提示する。また、提示部207は、広告が媒体に出稿された際の表示形態を提示する。具体的には、提示部207は、広告が媒体に出稿されると、どのような形態で表示されるかを提示する。
【0033】
成果指標取得部208は、広告を出稿した後の成果指標を取得する。具体的には、成果指標取得部208は、インプレッション数、クリック数、コンバージョン数等、広告出稿の効果を確認するうえで必要となる情報を所定時間や所定日数ごとに取得する。また、成果指標取得部208は、取得した情報から各種指標を算出する。また、広告効果確認部307により取得および算出された情報及び指標は、記憶装置制御部211により成果指標DB4に格納される。
【0034】
デバイス種別取得部209は、ユーザ端末3の種別、例えば、PC、タブレット、スマートフォン等の種別を取得する。
【0035】
送信部210は、情報をユーザ端末3へ送信する。
【0036】
記憶装置制御部211は、記憶装置200Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部211は、記憶装置200Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
【0037】
(ユーザ端末3)
図3Aは、ユーザ端末3のハード構成の一例を示す図である。
図3Aに示すように、ユーザ端末3は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などであるが、デスクトップPCやノートPCなどであってもよい。
図3Aは、ユーザ端末3の主なハード構成を示しており、通信IF300A、記憶装置300B、入力装置300C、表示装置300D及びCPU300Eがバス(BUS)などを介して接続された構成を備える。
【0038】
通信IF300Aは、他の装置(本実施形態では、情報処理サーバ2)と通信するためのインターフェースである。記憶装置300Bは、例えば、HDDや半導体記憶装置である。記憶装置300Bには、情報処理プログラムなどが記憶されている。また、記憶装置300Bには、ユーザ端末3を識別するためのIDが記憶されている。ユーザ端末3から送信される情報にIDを付与することで、情報処理サーバ2は、受信した情報がどのユーザ端末3から送信されたものであるかを認識することができる。なお、IDは、IPアドレス、MACアドレスなどを利用してもよく、情報処理サーバ2がユーザ端末3に対して付与するようにしてもよい。
【0039】
入力装置300Cは、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどであり、ユーザは、入力装置300Cを操作して、必要な情報(例えば、代表的キーワードやURL)を入力することができる。表示装置300Dは、例えば、液晶モニタや有機ELモニタなどである。表示装置300Dは、情報処理システム1の利用に必要な画面を表示する。
【0040】
CPU300Eは、ユーザ端末3を制御し、図示しないROM及びRAMを備えている。
【0041】
図3Bは、ユーザ端末3の機能構成の一例を示す図である。
図3Bに示すように、ユーザ端末3は、入力受付部301、表示装置制御部302、送信部303、受信部304及び記憶装置制御部305などの機能を有する。なお、
図3Bに示す機能は、ユーザ端末3のROM(不図示)に記憶された情報処理プログラムをCPU300Eが実行することにより実現される。
【0042】
入力受付部301は、入力装置300Cで入力された情報を受け付ける。
【0043】
表示装置制御部302は、表示装置300Dを制御する。具体的には、表示装置制御部302は、後述する
図4Aから
図4Dに示す画面を表示装置300Dに表示させる。
【0044】
送信部303は、入力受付部301で受け付けられた情報を情報処理サーバ2へ送信する。
【0045】
受信部304は、情報処理サーバ2から送信される情報を受信する。
【0046】
記憶装置制御部305は、記憶装置300Bを制御する。具体的には、記憶装置制御部305は、記憶装置300Bを制御して情報の書き込みや読み出しを行う。
【0047】
(表示画面)
次に、本実施形態でユーザ端末3の表示装置300Dに表示される画面について
図4Aから
図4Dを参照して説明する。
図4Aから
図4Dは、本実施形態に係るユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
【0048】
(キーワード設定画面)
図4Aに示す画面は、提示部207による提示されるキーワード設定画面である。キーワード設定画面では、候補キーワード生成部203で生成されたキーワードKWが、分類部204がカテゴリごとに分類した状態で表示(提示)される。具体的には、キーワードKWは、メイン601、サブ602、一般603の3つのカテゴリに分類されて表示され、さらに、カテゴリごとに1以上のグループに分類されて表示される。
図4Aに示す例では、メイン601に分類されたキーワードKWは、メイン601内でさらにグループ611からグループ613の3つのグループに分類されて表示されている。また、サブ602に分類されたキーワードKWは、サブ602内でグループ621のグループだけに分類されて表示されている。また、一般603に分類されたキーワードKWは、一般603内でさらにグループ631からグループ635の5つのグループに分類されて表示されている。
【0049】
図4Aに示すキーワード設定画面では、ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、各カテゴリのグループごとにキーワードKWの追加・削除等を行うことができる。例えば、メイン601のグループ611にキーワードを追加する場合、ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、メイン601のグループ611の+マーク604を選択操作することで、新しいキーワードKWを入力するためのボックスが表示され、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、表示されたボックス内に新しいキーワードKWを入力することで、入力されたキーワードKWが追加される。
【0050】
また、
図4Aに示すキーワード設定画面では、ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、「設定を確認」ボタン605を選択操作すると、ユーザ端末3の表示装置300Dの表示画面が後述の
図4Cに示すキーワード設定確認画面に遷移し、該キーワード設定確認画面において、
図4Aに示すキーワード設定画面で設定したキーワードがどのように広告の検索キーワードとして設定されるかを確認することができる。
【0051】
また、
図4Aに示すキーワード設定画面は、広告を表示させるデバイスであるユーザ端末3の種別に応じて表示形態が変化する。例えば、ユーザ端末3の種別がPC(デスクトップPCやノートPCなど)である場合、画面の左側から右側に向かってメイン、サブ、一般の順にキーワードKWが表示(提示)される。また、ユーザ端末3の種別がスマートフォンまたはタブレットの場合、画面の上側から下側に向かってメイン、サブ、一般の順にキーワードKWが表示(提示)される。なお、スマートフォンまたはタブレットの画面の向き(縦向きか横向きか)に応じて、
図4Aに示すキーワード設定画面の表示形態を変化させてもよい。例えば、スマートフォンまたはタブレットの画面の向きが横向きである場合、画面の左側から右側に向かってメイン、サブ、一般の順にキーワードKWが表示(提示)され、スマートフォンまたはタブレットの画面の向きが縦向きである場合、画面の上側から下側に向かってメイン、サブ、一般の順にキーワードKWが表示(提示)されるようにしてもよい。なお、スマートフォンまたはタブレットの画面の向きは、ユーザ端末3に搭載された加速度センサにより検知することが可能である。
【0052】
また、
図4Aに示すキーワード設定画面では、各キーワードKWは、キーワードKWの属性、例えば、お勧め(レコメンド)、通常の提案、提案したが選択されなかったもの等、に応じて異なる態様(例えば、表示の大きさ、表示の色、表示の形状、文章の文字数、文字のフォント等)で表示(提示)されるように構成してもよい。また、
図4Aに示すキーワード設定画面では、各キーワードKWは、広告への効果に対する優先度、に応じて異なる態様(例えば、表示の大きさ、表示の色、表示の形状、文章の文字数、文字のフォント等)で表示(提示)されるように構成してもよい。なお、ユーザにより追加されたキーワードKWに関しても、キーワードKWの属性(ユーザによる追加)および効果に応じて異なる態様(例えば、表示の大きさ、表示の色、表示の形状、文章の文字数、文字のフォント等)で表示(提示)されるように構成してもよい。
【0053】
(説明画面)
図4Bに示す説明画面は、提示部207により提示される説明画面である。ユーザが、
図4Aに示すキーワード設定画面において、マウス等のポインタPを各カテゴリのタイトル上に合わせる(以下、マウスオーバーともいう)ことで、提示部207は、
図4Bに示す説明画面を提示する。この説明画面では、提示部207は、広告が媒体に出稿された際の説明と、広告が媒体に出稿された際の表示形態とを提示する。具体的には、提示部207は、説明DB5を参照し、ポインタPがマウスオーバーされたカテゴリのタイトルに対応する説明文及び画像情報を提示する。
【0054】
(キーワード設定確認画面)
図4Cに示す画面は、提示部207により提示されるキーワード設定確認画面である。上述したように、
図4Cに示すキーワード設定確認画面は、ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、「設定を確認」ボタン605(
図4A参照)を選択操作すると表示(提示)される。このキーワード設定確認画面では、設定部206により広告の検索キーワードとして設定されるキーワードの一覧を確認することができる。
【0055】
ここで、キーワード組合せ部205でのキーワードの組み合わせについて説明する。ここでは、メイン、サブ、一般の各カテゴリに以下のようにキーワードが分類されている場合を考える。
(1)メイン
「KW1」「KW2」「KW3」
(2)サブ
「KW4」「KW5」
(3)一般
「KW6」
【0056】
上記のようにキーワードが分類されている場合、キーワード組合せ部205は、以下のように各カテゴリに分類されているキーワードを組み合わせて新たなキーワードを生成する。
【0057】
(メインとサブの組み合わせ)
メインとサブのカテゴリに分類されているキーワードを組み合わせ、以下の6つの新たなキーワードを生成する。
「KW1KW4」「KW1KW5」「KW2KW4」「KW2KW5」「KW3KW4」「KW3KW5」
【0058】
(メインと一般の組み合わせ)
次いで、キーワード組合せ部205は、メインと一般のカテゴリに分類されているキーワードを組み合わせ、以下の3つの新たなキーワードを生成する。
「KW1KW6」「KW2KW6」「KW3KW6」
【0059】
(メイン、サブ及び一般の組み合わせ)
さらに、キーワード組合せ部205は、メイン、サブ、一般のカテゴリに分類されているキーワードを組み合わせ、以下の6つの新たなキーワードを生成する。
「KW1KW4KW6」「KW1KW5KW6」「KW2KW4KW6」「KW2KW5KW6」「KW3KW4KW6」「KW3KW5KW6」
【0060】
なお、本実施形態では、キーワード組合せ部205は、サブと一般のカテゴリに分類されているキーワードの組み合わせていないが、キーワード組合せ部205が、サブと一般のカテゴリに分類されているキーワードを組み合わせて、以下の2つの新たなキーワードを生成するようにしてもよい。
「KW4KW6」、「KW5KW6」
【0061】
図4Cに示すキーワード設定確認画面では、提示部207は、上述のようにしてキーワード組合せ部205により生成された新たなキーワード及びメインのカテゴリに分類されたキーワードの一覧、換言すると、設定部206により広告の検索キーワードとして設定されるキーワードの一覧を表示(提示)する。
【0062】
(組み合わせ範囲設定画面)
図4Dに示す画面は、提示部207により提示される組み合わせ範囲設定画面である。
図4Dに示す組み合わせ範囲設定画面では、ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、キーワード組合せ部205によるキーワードKWの組み合わせ範囲を設定することができる。受付部202でキーワード組合せ部205によるキーワードの組み合わせ範囲の設定の情報が受け付けられている場合、キーワード組合せ部205は、受付部202で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとに組み合わせる。
【0063】
図4Dに示す組み合わせ範囲設定画面の例では、メインのカテゴリとサブのカテゴリに分類されたキーワードKWの組み合わせ範囲が設定されている。
図4Dに示す組み合わせ範囲設定画面の例では、キーワード組合せ部205は、以下のように各カテゴリに分類されているキーワードを組み合わせて新たなキーワードを生成する。
【0064】
(範囲が制限されたメインとサブの組み合わせ)
キーワード組合せ部205は、各グループ711から713内でメイン701のカテゴリに分類されたキーワードKWと、サブ702のカテゴリに分類されたキーワードKWとをそれぞれ組み合わせて新たなキーワードを生成する。
【0065】
(メインと一般の組み合わせ)
また、キーワード組合せ部205は、メイン701と一般703のカテゴリに分類されたキーワードを組み合わせて新たなキーワードを生成する。
【0066】
(範囲が制限されたメインとサブ及び一般の組み合わせ)
また、キーワード組合せ部205は、上述の「範囲が制限されたメインとサブの組み合わせ」で生成された新たなキーワードと、一般703のカテゴリに分類されたキーワードKWと組み合わせて新たなキーワードを生成する。
【0067】
なお、キーワード組合せ部205による組み合わせ範囲は、
図4Dに示す例に限られず、種々に設定することができる。
図4Dに示す例では、メイン701のカテゴリに分類されたキーワードKWと、サブ702のカテゴリに分類されたキーワードKWとの組み合わせ範囲を設定しているが、メイン701のカテゴリに分類されたキーワードKWと、一般703のカテゴリに分類されたキーワードKWとの組み合わせ範囲を設定してもよい。また、サブ702のカテゴリに分類されたキーワードKWと、一般703のカテゴリに分類されたキーワードKWとの組み合わせ範囲を設定してもよい。さらに、メイン701のカテゴリに分類されたキーワードKWと、サブ702のカテゴリに分類されたキーワードKWと、一般703のカテゴリに分類されたキーワードKWと、の組み合わせ範囲を設定してもよい。
【0068】
図5Aから
図5Hは、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Aから
図5Hを参照して、本実施形態に係る情報処理システム1の処理について説明する。
【0069】
(ユーザ登録処理)
図5Aは、本実施形態に係る情報処理システム1のユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Aを参照して、ユーザ登録処理の一例について説明する。
【0070】
(ステップS101)
初めにユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して情報処理サーバ2へとアクセスする。ユーザ端末3からのアクセスを受け付けると、情報処理サーバ2は、ユーザの属性情報を入力するための画面情報を生成する。情報処理サーバ2の送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。
【0071】
(ステップS102)
送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dにユーザの属性情報の入力画面として表示される。ここで、属性情報は、例えば、ユーザ名、年齢、性別、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス等)、課金のための情報(クレジットカード番号や銀行口座番号等)、ログインID(LID)、パスワード(PW)等の情報のことである。なお、ログインIDは、情報処理サーバ2が重複しないものを自動で発行するようにしてもよい。
【0072】
(ステップS103)
ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して属性情報を入力して、画面の所定のアイコン(例えば、「登録」アイコン)を選択すると、入力した属性情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の受信部201で受信される。
【0073】
(ステップS104)
情報処理サーバ2の記憶装置制御部211は、受信部201で受信した属性情報をユーザIDに関連付けて記憶装置200BのユーザDB1へ格納する。
【0074】
なお、上記ユーザ登録においては、入力された属性情報でいったん仮登録を行い、登録されたメールアドレスへ招待用のURLを送り、該URLからアスセスすることで正式に登録する構成としてもよい。
【0075】
(プロモーション設定処理)
図5Bは、本実施形態に係る情報処理システム1のプロモーション設定処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Bを参照して、プロモーション設定処理の一例について説明する。
【0076】
(ステップS201)
初めに、ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作してサーバへアクセスする。ユーザ端末3からアクセスがあると、情報処理サーバ2は、ログインIDおよびPWを入力するための画面情報を生成する。情報処理サーバ2の送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。
【0077】
送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dにユーザのログイン情報の入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ログインIDおよびパスワードを入力して、画面の所定のアイコン(例えば、「送信」アイコン)を選択すると、ユーザ端末3の送信部303は、ネットワーク4を介して入力したログインIDおよびパスワードを送信する。
【0078】
(ステップS202)
情報処理サーバ2の制御部308は、ユーザ端末3から送信されるログインIDとパスワードの組み合わせが、記憶装置200BのユーザDB1に格納されているログインIDとパスワードの組み合わせと一致するかどうかを判定する。ログインIDとパスワードの組み合わせが一致しない場合(S202のNO)、情報処理サーバ2は、S201の処理へと移行する。なお、S201の動作へと戻る際に、ログインエラーをユーザ端末3の表示装置300Dに表示するようにしてもよい。また、ログインIDとパスワードの組み合わせが一致した場合(S202のYES)、情報処理サーバ2は、ステップS203の処理へと移行する。
【0079】
(ステップS203)
ユーザがユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、プロモーションの新規作成を実行すると、情報処理サーバ2は、基本情報を入力するための画面情報を生成する。情報処理サーバ2の送信部は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに基本情報の入力画面として表示される。
【0080】
(ステップS204)
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、プロモーション名および月額予算を入力するとともに、成果指標を選択する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、ユーザ端末3の送信部303は、入力された情報を、ネットワーク4を介して送信し、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0081】
(ステップS205)
次に、情報処理サーバ2は、連携設定を入力するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに連携設定の入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、媒体を選択するとともに、アカウントID、アカウントの識別名を入力する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0082】
(ステップS206)
次に、情報処理サーバ2は、利用機能の設定を入力するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに利用機能の設定の入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、利用機能についての設定を選択するとともに、広告を使ってユーザを誘導したいWebページのURLを入力して、広告をクリックした際に表示される、いわゆるランディングページを設定する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0083】
(ステップS207)
次に、情報処理サーバ2は、広告の設定を入力するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに広告設定の入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ページURL、広告の識別名、および広告に関する代表的なキーワードを入力する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0084】
(ステップS208)
次に、情報処理サーバ2は、設定を確認するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに設定確認画面として表示される。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、例えば、「登録する」のアイコンをクリックした操作が受け付けられると(S208のYES)、情報処理サーバ2は、登録確認画面に表示されている内容でプロモーション基本情報を設定し、プロモーション設定処理を終了する。また、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、例えば、「編集」のアイコンをクリックした操作が受け付けられると(S208のNO)、情報処理サーバ2は、ステップS204からステップS207のいずれか処理に移行する。
【0085】
なお、
図5Bを参照して説明した動作では、ログインから動作が始まっているが、すでにログインしている場合には、S203から動作が始まる構成としてもよい。
【0086】
(出稿設定処理)
図5Cは、本実施形態に係る情報処理システム1の出稿設定処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Cを参照して、出稿設定処理の一例について説明する。
【0087】
(ステップS301)
初めに、ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作してサーバへアクセスする。ユーザ端末3からアクセスがあると、情報処理サーバ2は、ログインIDおよびPWを入力するための画面情報を生成する。情報処理サーバ2の送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。
【0088】
送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dにユーザのログイン情報の入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、ログインIDおよびパスワードを入力して、画面の所定のアイコン(例えば、「送信」アイコン)を選択すると、ユーザ端末3の送信部303は、ネットワーク4を介して入力したログインIDおよびパスワードを送信する。
【0089】
(ステップS302)
情報処理サーバ2の制御部308は、ユーザ端末3から送信されるログインIDとパスワードの組み合わせが、記憶装置200BのユーザDB1に格納されているログインIDとパスワードの組み合わせと一致するかどうかを判定する。ログインIDとパスワードの組み合わせが一致しない場合(S302のNO)、情報処理サーバ2は、S301の処理へと移行する。なお、S301の動作へと戻る際に、ログインエラーをユーザ端末3の表示装置300Dに表示するようにしてもよい。また、ログインIDとパスワードの組み合わせが一致した場合(S302のYES)、情報処理サーバ2は、ステップS303の処理へと移行する。
【0090】
(ステップS303)
ユーザがユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、広告の出稿設定を実行すると、情報処理サーバ2は、出稿媒体を入力するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに出稿媒体の入力画面として表示される。
【0091】
(ステップS304)
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、広告を出稿する媒体(出稿媒体)を選択する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0092】
(ステップS305)
次に、情報処理サーバ2は、デバイスを入力するための画面情報を生成する。送信部21は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dにデバイスの入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、広告を出稿するデバイスを入力する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0093】
(ステップS306)
次に、情報処理サーバ2は、ブランド名を入力するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dにブランド名の入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、広告出稿対象のブランド名を入力する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0094】
(ステップS307)
次に、情報処理サーバ2は、広告出稿エリアを入力するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに広告出稿エリアの入力画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、広告を出稿するエリアを入力する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0095】
(ステップS308)
次に、情報処理サーバ2は、広告文を作成するための画面情報を生成する。送信部210は、生成された画面情報を、ネットワーク4を介してユーザ端末3へ送信する。送信された画面情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置300Dに広告文を作成画面として表示される。ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、複数パターンの広告文を作成する。ユーザが、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、画面の所定のアイコン(例えば、「次へ」アイコン)を選択すると、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信され、情報処理サーバ2の記憶装置200Bの設定DB2へ格納される。
【0096】
(ステップS309)
次に、情報処理サーバ2は、キーワードの設定処理を実行する。なお、キーワード設定処理の詳細については、
図5Dを参照して後述する。
【0097】
(ステップS310)
情報処理サーバ2は、操作が終了したかどうかを判定する。操作が終了している場合(S310のYES)、情報処理サーバ2は、出稿設定処理を終了する。また、操作が終了していない場合(S310のNO)、情報処理サーバ2は、S304の処理へ移行する。
【0098】
なお、
図5Cを参照して説明した動作では、ログインから動作が始まっているが、すでにログインしている場合には、S303から動作が始まる構成としてもよい。
【0099】
(キーワード設定処理)
図5Dは、本実施形態に係る情報処理システム1のキーワード設定処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Dを参照して、キーワード設定処理の一例について説明する。
【0100】
(ステップS401)
候補キーワード生成部203は、分類用DB3を参照して、ユーザが設定(
図5BのステップS207)した代表的なキーワード及びURLのHTML情報から中心的と思われるトピック(いくつかのキーワード群)を特定する。
【0101】
(ステップS402)
候補キーワード生成部203は、特定したキーワード群に基づいて、検索の候補となるキーワードとして生成する(候補キーワードの生成)。なお、候補キーワード生成部203によるキーワードの生成については既に説明したので重複する説明を省略する
【0102】
(ステップS403)
分類部204(第1分類部)は、分類用DB3を参照して、候補キーワード生成部203で生成されたキーワードを複数の異なるカテゴリ(メイン、サブ、一般)に分類する。なお、分類部204によるキーワードの異なるカテゴリへの分類については既に説明したので重複する説明を省略する。
【0103】
(ステップS404)
分類部204(第2分類部)は、複数の異なるカテゴリ(メイン、サブ、一般)に分類されたキーワードを、キーワードの属性に応じて、各カテゴリ内でさらに分類する。なお、分類部204によるキーワードの異なるグループへの分類については既に説明したので重複する説明を省略する。
【0104】
(ステップS405)
情報処理サーバ2は、キーワード提示処理を実行する。なお、キーワード提示処理の詳細については、
図5Eを参照して後述する。
【0105】
(ステップS406)
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、キーワードの追加・削除などの入力を行うと、入力した情報がユーザ端末3の送信部303からネットワーク4を介して送信される。
【0106】
(ステップS407)
キーワード組合せ部205は、キーワード組合せ処理を実行する。キーワード組合せ処理の詳細については、
図5Fを参照して後述する。
【0107】
(ステップS408)
設定部206は、キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワード及びメインのカテゴリに分類されているキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する。具体的には、設定部206は、キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワードを、広告の検索キーワードとして記憶装置200Bの設定DB2へ記憶させる。また、設定部206は、メインのカテゴリに分類されているキーワードを、広告の検索キーワードとして記憶装置200Bの設定DB2へ記憶させる。
【0108】
(キーワード提示処理)
図5Eは、本実施形態に係る情報処理システム1のキーワード提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Eを参照して、キーワード提示処理の一例について説明する。
【0109】
(ステップS501)
デバイス種別取得部209は、広告を表示させるユーザ端末3のデバイス種別を取得する。
【0110】
(ステップS502)
提示部207は、デバイス種別取得部209が取得したユーザ端末3のデバイス種別がPC(デスクトップPCやノートPCなど)であるか否かを判定する。提示部207は、ユーザ端末3のデバイス種別がPCでない場合(S502のNO)、換言すると、ユーザ端末3のデバイス種別がスマートフォン、タブレット端末などである場合、ステップS503の処理に移行する。提示部207は、ユーザ端末3のデバイス種別がPCである場合(S502のYES)、ステップS504の処理に移行する。
【0111】
(ステップS503)
提示部207は、表示レイアウトを縦レイアウト、すなわち画面の上側から下側に向かってメイン、サブ、一般のカテゴリ順にキーワードが表示(提示)されるレイアウトに決定する。
【0112】
(ステップS504)
提示部207は、表示レイアウトを横レイアウト、すなわち画面の左側から右側に向かってメイン、サブ、一般のカテゴリ順にキーワードが表示(提示)されるレイアウトに決定する。
【0113】
(ステップS505)
提示部507は、ステップS503又はステップS504で決定した表示レイアウトで、キーワードを表示(提示)する。ユーザ端末3の表示装置300Dでは、キーワードがユーザ端末3のデバイス種別に応じた表示レイアウトで表示される。
【0114】
(キーワード組合せ処理)
図5Fは、本実施形態に係る情報処理システム1のキーワード組合せ処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Fを参照して、キーワード組合せ処理の一例について説明する。
【0115】
(ステップS601)
キーワード組合せ部205は、受付部202でキーワード組合せ部205によるキーワードの組み合わせ範囲の設定の情報が受け付けられたか否かを判定する。キーワード組合せ部205は、キーワードの組み合わせ範囲の設定の情報が受け付けられている場合(ステップS601のYES)、ステップS602の処理へ移行する。また、キーワード組合せ部205は、キーワードの組み合わせ範囲の設定の情報が受け付けられていない場合(ステップS601のNO)、ステップS603の処理へ移行する。
【0116】
(ステップS602)
キーワード組合せ部205は、受付部202で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとにキーワードを組み合わせる。
【0117】
(ステップS603)
キーワード組合せ部205は、異なるカテゴリごとにキーワードを組み合わせる。
【0118】
(検索キーワード提示処理)
図5Gは、本実施形態に係る情報処理システム1の検索キーワード提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Gを参照して、検索キーワード提示処理の一例について説明する。
【0119】
(ステップ701)
提示部207は、検索キーワードの提示を指示する操作入力の情報(具体的には、
図4Aに示すキーワード設定画面において「設定を確認」ボタン605を選択操作した情報)が受付部202で受け付けられたか否かを判定する。提示を指示する操作入力の情報が受け付けられている場合(ステップS701のYES)、提示部207は、ステップS702の処理へ移行する。また、提示を指示する操作入力の情報が受け付けられていない場合(ステップS701のNO)、提示部207は、検索キーワード提示処理を終了する。
【0120】
(ステップ702)
提示部207は、設定部206により広告の検索キーワードとして設定されるキーワードを提示する。具体的には、提示部207は、キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワード及びメインのカテゴリに分類されているキーワードの情報をユーザ端末3へ送信するよう送信部210へ指示する。送信部210は、指示に基づいて、キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワード及びメインのカテゴリに分類されているキーワードの情報をユーザ端末3へ送信する。キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワード及びメインに分類されているカテゴリのキーワードの情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置制御部302により表示装置300Dへ表示される(
図4C参照)。
【0121】
(説明文提示処理)
図5Hは、本実施形態に係る情報処理システム1の説明文提示処理の一例を示すフローチャートである。以下、
図5Hを参照して、説明文提示処理の一例について説明する。
【0122】
(ステップS801)
提示部207は、広告が媒体に出稿された際の説明の提示を指示する操作入力(マウスオーバー)の情報(具体的には、
図4Aに示すキーワード設定画面において、マウス等のポインタPを各カテゴリのタイトル上に合わせた情報)が受付部202で受け付けられたか否かを判定する。提示を指示する操作入力の情報が受け付けられている場合(ステップS801のYES)、提示部207は、ステップS802の処理へ移行する。また、提示を指示する操作入力の情報が受け付けられていない場合(ステップS801のNO)、提示部207は、説明文提示処理を終了する。
【0123】
(ステップS802)
提示部207は、説明DB5を参照し、マウスオーバーされた位置の情報から対応する説明文及び表示態様を抽出する。
【0124】
(ステップS803)
提示部207は、抽出した説明文及び表示態様を提示する。具体的には、提示部207は、抽出した説明文及び表示態様の情報をユーザ端末3へ送信するよう送信部210へ指示する。送信部210は、指示に基づいて、抽出した説明文及び表示態様の情報をユーザ端末3へ送信する。抽出した説明文及び表示態様の情報は、ユーザ端末3の受信部304で受信され、表示装置制御部302により表示装置300Dへ表示される(
図4B参照)。
【0125】
以上のように、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、検索の候補となるキーワードを複数の異なるカテゴリに分類する分類部204(第1分類部)と、キーワードを、異なるカテゴリごとに組み合わせるキーワード組合せ部205と、キーワード組合せ部205で組み合わせられたキーワードを、広告の検索キーワードとして設定する設定部206と、を備えている。キーワードを自動で組み合わせて広告の検索キーワードを生成してくれるため、キーワードを決定する際の利便性が向上する。
【0126】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、キーワードを、キーワードの属性に応じて、各カテゴリ内で分類する分類部204(第2分類部)を備えている。このため、ユーザは、各グループ内でさらに分類(グループ化)された中からキーワードを選択することで、より効果的にキーワードを選択することができる。また、選択されるキーワードに偏りが生じにくくよりバランスの取れた効果的なキーワードの設定が可能となる。
【0127】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、キーワード組合せ部205によるキーワードの組み合わせ範囲の設定を受け付ける受付部202(第1受付部)を備え、キーワード組合せ部205は、キーワードを、受付部202(第1受付部)で受け付けられた範囲内で異なるカテゴリごとに組み合わせる。このように、キーワードの組み合わせ範囲を設定できるので、広告に効果の無いような不要なキーワードが生成されないようにキーワードの組み合わせ範囲を設定したりすることができ、利便性が向上する。
【0128】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、設定部206により広告の検索キーワードとして設定されるキーワードを提示する提示部207(第1提示部)を備えている。このため、実際に広告の検索キーワードとして設定されるキーワードを事前に確認することができ、利便性が向上する。
【0129】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、広告が媒体に出稿された際にどのように表示されるかの説明を提示する提示部207(第2提示部)を備えている。このため、広告が出稿された際にどのように表示されるかの説明を広告の出稿前に確認することができ、利便性が向上する。
【0130】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、広告が媒体に出稿された際の表示形態を提示する提示部207(第3提示部)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。このため、広告が出稿された際にどのような表示形態となるかを広告の出稿前に確認することができ、利便性が向上する。
【0131】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、キーワードを、カテゴリごとに分類された状態で提示する提示部207(第4提示部)を備えている。このように、キーワードを複数のカテゴリに分類して提示するので、カテゴリごとに選択するキーワードが明確となり、ユーザによるキーワードの選択が容易となる。また、異なるカテゴリのキーワードを組み合わせることで、より効果的にキーワードを設定することができる。また、各カテゴリからキーワードを選択することとなるので、非常にバランスの取れた効果的なキーワードの設定が可能となる。
【0132】
また、本実施形態に係る情報処理サーバ2(情報処理装置)は、キーワードの入力を受け付ける受付部202(第2受付部)と、キーワードと、該キーワードの類似語及び関連語の少なくとも一方が関連付けて格納されたデータベースを参照し、受付部202(第2受付部)で受け付けられたキーワードの類似語及び関連語の少なくとも一方を、キーワードとして生成する候補キーワード生成部203を備えている。このため、広告に応じた適切なキーワードを、検索キーワードの候補として生成することができる。
【0133】
「実施形態の変形例」
上記実施形態では、キーワード組合せ部205は、所定の条件に従い、メイン、サブ、一般の3つのカテゴリに分類されたキーワードを組み合わせて検索キーワードを生成しているが、実際に組み合わせた場合の検索キーワードの想定される検索数に応じて、生成された検索キーワードを削除するようにしてもよい。この場合、想定される検索数が所定数以下である場合及び/又は所定数以上である場合(想定される検索数が少なすぎても多すぎても検索キーワードとしての意味をなさない)、設定部206は、該キーワードを検索キーワードとして設定しないことが好ましい。
【0134】
また、過去の検索実績が既にある場合(成果指標DB4に成果指標が格納されている場合)は、成果指標DB4に格納されている成果資料を参照し、過去に成果が良くないとわかっているキーワードについては、設定部206は、該キーワードを検索キーワードとして設定しないことが好ましい。また、成果指標DB4に格納されている成果資料を参照し、過去に成果が良かったキーワードについては、設定部206は、該キーワードを検索キーワードとして設定することが好ましい。
【0135】
「その他の実施形態」
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限りにおいて適宜に設計変更して具体化できる。例えば、上記実施形態では、リスティング広告を例に、本発明の情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムについて説明した。しかしながら、本発明は、リスティング広告に限られず、他の手法による広告、例えば、ディスプレイ広告や、SNS内に表示される広告などにも適用可能な発明である。
【産業上の利用可能性】
【0136】
以上説明したように、本発明は、キーワードを決定する際の利便性を向上させた情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
【符号の説明】
【0137】
1 情報処理システム
2 情報処理サーバ(情報処理装置)
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
201 受信部(第1,第2受付部)
202 受付部
203 候補キーワード生成部
204 分類部(第1,第2分類部)
205 キーワード組合せ部
206 設定部
207 提示部(第1から第4提示部)、
208 成果指標取得部
209 デバイス種別取得部
210 送信部
211 記憶装置制御部
3 ユーザ端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
301 入力受付部
302 表示装置制御部
303 送信部
304 受信部
305 記憶装置制御部
4 ネットワーク