(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-14
(45)【発行日】2023-02-22
(54)【発明の名称】除雪装置自動着脱式自動運転車
(51)【国際特許分類】
E01H 5/04 20060101AFI20230215BHJP
【FI】
E01H5/04 B
(21)【出願番号】P 2022198345
(22)【出願日】2022-12-13
【審査請求日】2022-12-26
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】715008687
【氏名又は名称】廣田 祐次
(72)【発明者】
【氏名】廣田 祐次
【審査官】彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-9455(JP,A)
【文献】登録実用新案第3141112(JP,U)
【文献】登録実用新案第3030724(JP,U)
【文献】特開2008-196153(JP,A)
【文献】実開昭63-61423(JP,U)
【文献】実開昭53-83828(JP,U)
【文献】特開2017-40076(JP,A)
【文献】特開2007-92325(JP,A)
【文献】米国特許第6012240(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01H 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動運転車のフロント側に、複数のフック部を設定し、また電動の除雪装置には、該複数のフック部に対応した、複数のひっかけ部を設定し、該電動の除雪装置を電動昇降台の上に設置し、該自動運転車が前進し、該除雪装置に接触後、該自動運転車からの指示で該電動昇降台を上下させることで、該複数のフック部と該複数のひっかけ部とが結合し、該除雪装置の荷重によって固定され、また該除雪装置の切り離しが可能な、除雪装置自動着脱式自動運転車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動運転車が自動的に除雪装置を着脱するシステムの技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
雪国では、市街地では地下水をくみ上げ、道路上に流すことによる融雪が行われているが、郊外の道路ではブルトーザーや除雪車による除雪が一般的で、朝の通勤通学に合わせ、早朝(4時~5時)から、人が出動し、ブルトーザーや除雪車を操縦せねばならず、大きな負担となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人出を要せず、24時間自動運転車が安全に除雪を行うシステムを構築する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
自動運転車のフロント部分に、複数のフック部を設定し、また電動の除雪装置には、該複数のフック部に対応した、複数のひっかけ部を設定し、該電動の除雪装置を電動の昇降台の上に設置し、該自動運転車からの指示で該電動の昇降台を上下させることで、該複数のフック部と該複数のひっかけ部とが該除雪装置の荷重によって固定され、また切り離しが可能な、除雪装置自動着脱式自動運転車を設定する。
また、同時に二つの電極が接続され、該除雪装置を稼働させることが可能となる。
【発明の効果】
【0006】
雪の降らない時でも、常に除雪装置を装着していては、無駄な荷重を常に運ぶことになるので、効率が悪くなる。除雪装置を適宜着脱できるようにすることでエネルギー効率の向上につながり、また人を介すことがなく、24時間低コストで、全自動での除雪作業が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
自動運転車のフロント部分に、複数のフック部を設定し、また電動の除雪装置には、該複数のフック部に対応した、複数のひっかけ部を設定し、該電動の除雪装置を電動の昇降台の上に設置し、該自動運転車からの指示で該電動の昇降台を上下させることで、該複数のフック部と該複数のひっかけ部とが該除雪装置の荷重によって固定され、また切り離しが可能な、除雪装置着脱可能自動運転車を設定する。
また、同時に二つの電極が接続され、該除雪装置を稼働させることが可能となる。
【0009】
図1において、自動運転車のフロント部分に、4か所のフック部を設定し、また電動の除雪装置には、該4か所のフック部に対応した、4か所のひっかけ部を設定し、該電動の除雪装置を電動の昇降台の上に設置し、該自動運転車からのAIによる指示で該電動の昇降台を上下させることができるようする。
該電動の昇降台を上限に設定した状態で、該自動運転車が該除雪装置に接近し、該フック部の位置と該ひっかけ部の下側の側面部の位置とが合致していることを確認した後、該フック部が該ひっかけ部の下側の側面部に軽く接触するまで該自動運転車を前進させ、その後該自動運転車が、該電動昇降台に下げる指示をだすことで、該フック部と該ひっかけ部とが結合され、該除雪装置の荷重によって固定される。すなわち、該除雪装置が該自動運転車に固定される。
また、同時に、該除雪装置の二つの電極とばね性を持たせた該自動運転車の二つの電極とが接続される。
その結果、該除雪装置を安定的に稼働させることが可能となる。
該除雪装置の取り外しの際は、逆プロセスで、該自動運転車が該電動の昇降台に正対する形で接近し、該自動運転車が該電動の昇降台に対して、位置を下限になるように指示を出し設定する。
該自動運転車は、該電動の昇降台か下限位置になっていることを確認したら、前進し、該除雪装置が該電動の昇降台の真上に来る位置で停止し、
該電動の昇降台に上限の位置になるよう、該自動運転車のAIによる指示を出す。
この結果で、該フック部と該ひっかけ部とが離れ、すなわち、該除雪装置と該自動運転車とは互いにフリーな状態になるので、該自動運転車が後退することで、該電動の除雪装置は切り離され、該電動の昇降台の上に置かれた状態となる。
【産業上の利用可能性】
【0010】
雪の降らない時でも、常に除雪装置を装着していては、無駄な荷重を常に運ぶことになるので、効率が悪くなる。除雪装置を適宜着脱できるようにすることで効率の向上につながり、また人を介すことがなく、24時間低コストで、全自動での除雪作業が可能になる。
【要約】
【課題】
雪国では、市街地では地下水をくみ上げ、道路上に流すことによる融雪が行われているが、郊外の道路ではブルトーザーや除雪車による除雪が一般的で、朝の通勤通学に合わせ、早朝(4時~5時)から、人が出動し、ブルトーザーや除雪車を操縦せねばならず、大きな負担となっている。
【解決手段】
自動運転車のフロント側に、複数のフック部を設定し、また電動の除雪装置には、該複数のフック部に対応した、複数のひっかけ部を設定し、該電動の除雪装置を電動の昇降台の上に設置し、該自動運転車からの指示で該電動の昇降台を上下させることで、該複数のフック部と該複数のひっかけ部とが該除雪装置の荷重によって固定され、また切り離しが可能な、除雪装置自動着脱式自動運転車を設定する。
【選択図】
図1