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特許7229504情報取得サーバ、情報提供サーバ、情報取得方法及び情報取得プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-17
(45)【発行日】2023-02-28
(54)【発明の名称】情報取得サーバ、情報提供サーバ、情報取得方法及び情報取得プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230220BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2018088903
(22)【出願日】2018-05-02
(65)【公開番号】P2019194817
(43)【公開日】2019-11-07
【審査請求日】2021-04-30
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517165612
【氏名又は名称】Cocolive株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】山本 考伸
(72)【発明者】
【氏名】富田 祐司
【審査官】山崎 誠也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-167981(JP,A)
【文献】特表2013-535059(JP,A)
【文献】特開2002-032665(JP,A)
【文献】特開2013-003670(JP,A)
【文献】不動産業界に特化した顧客分析サービス『KASIKA』に、営業活動をさらに加速させる新機能が追加!,[online],2018年03月05日,[令和4年3月23日検索], インターネット<URL:https://japan.zdnet.com/release/30235994/>
【文献】KASIKA アポ率・反響率アップ!,[online],2018年03月09日,[令和4年3月23日検索], インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20180309142546/https://cocolive.co.jp/>
【文献】住まいを探すお客様の"潜在ニーズ"をリアルタイムに可視化!不動産会社向け顧客分析&可視化サービス「KASIKA」提供開始,[online],2017年05月19日,[令和4年3月23日検索], インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20180928022452/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000025942.html>
【文献】ビッグデータで営業タイミングや顧客ニーズを可視化するツール「KASIKA」~不動産会社の業務効率化に一役買えるか~,[online],2017年08月23日,[令和4年3月23日検索], インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20200923192738/https://www.sumave.com/20170823_155/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトから、前記Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得する情報取得サーバであって、
入力欄を含む前記Webサイトへのアクセスを検知するアクセス状況検知部と、
前記アクセス状況検知部が前記Webサイトへのアクセスを検知すると、前記静的タグに関連付けられ、顧客情報が前記入力欄に入力された前記Webサイトから、前記入力欄に入力された動的な顧客情報を取得するスクリプトを提供するスクリプト提供部と、
前記スクリプトが取得した前記顧客情報を記憶させる顧客情報記憶部と、を備え、
前記スクリプトは、前記Webサイトにおける前記入力欄と、前記スクリプトによる前記顧客情報を取得する箇所とを対応付けるための管理端末で設定され、
前記スクリプト提供部は、前記Webサイトへのアクセスの検知により前記スクリプトを起動し、前記対応付けられた入力欄に入力された動的な顧客情報を取得し、
前記スクリプトには、前記Webサイトのページ構造と、前記Webサイトにおける前記顧客情報が表示又は入力される箇所とが予め設定されている、情報取得サーバ。
【請求項2】
前記スクリプトは、複数のWebページからなる前記Webサイトの第1のWebページから、前記第1のWebページの後続ページである第2のWebページに遷移するときに、前記第1のWebページから前記顧客情報を取得する、請求項1に記載の情報取得サーバ。
【請求項3】
前記第1のWebページには、前記静的タグとしてコンバージョンタグが発行され、
前記スクリプトは、前記コンバージョンタグに設定する前記顧客情報を取得する、請求項2に記載の情報取得サーバ。
【請求項4】
前記顧客情報と、前記Webサイトにアクセスした顧客のアクティビティをトラッキングしたトラッキング情報とを紐づけて、前記Webサイトを公開する事業者に提供するデータ提供部を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報取得サーバ。
【請求項5】
前記Webサイトを解析し、前記Webサイトにおける前記顧客情報が表示又は入力される箇所を自動設定するWebサイト解析部を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報取得サーバ。
【請求項6】
前記スクリプト提供部は、前記Webサイトにアクセスした顧客の端末へ前記スクリプトを送信し、
前記スクリプトは、前記端末で動作する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報取得サーバ。
【請求項7】
前記顧客情報記憶部は、前記スクリプトが送信した前記顧客情報を受信して記憶させる、請求項6に記載の情報取得サーバ。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報取得サーバと、
前記Webサイトを公開するWebサーバと、を備える情報取得システム。
【請求項9】
制御部と、記憶部とを備えるコンピュータに実行され、アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトから、前記Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得するための情報取得方法であって、
前記情報取得方法は、前記制御部が、
入力欄を含む前記Webサイトへのアクセスを検知するアクセス状況検知ステップと、
前記Webサイトへのアクセスを検知すると、前記静的タグに関連付けられ、顧客情報が前記入力欄に入力された前記Webサイトから、前記入力欄に入力された動的な顧客情報を取得するスクリプトを提供するスクリプト提供ステップと、
前記スクリプトが取得した前記顧客情報を記憶させる顧客情報記憶ステップと、を含むステップを実行し、
前記スクリプトは、前記Webサイトにおける前記入力欄と、前記スクリプトによる前記顧客情報を取得する箇所とを対応付けるための管理端末で設定され、
前記スクリプト提供ステップでは、前記Webサイトへのアクセスの検知により前記スクリプトを起動し、前記対応付けられた入力欄に入力された動的な顧客情報を取得し、
前記スクリプトには、前記Webサイトのページ構造と、前記Webサイトにおける前記顧客情報が表示又は入力される箇所とが予め設定されている、情報取得方法。
【請求項10】
アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトから、前記Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得する情報取得プログラムであって、
入力欄を含む前記Webサイトへのアクセスを検知するアクセス状況検知ステップと、
前記Webサイトへのアクセスを検知すると、前記静的タグに関連付けられ、顧客情報が前記入力欄に入力された前記Webサイトから、前記入力欄に入力された動的な顧客情報を取得するスクリプトを提供するスクリプト提供ステップと、
前記スクリプトが取得した前記顧客情報を記憶させる顧客情報記憶ステップと、を電子計算機に実行させ、
前記スクリプトは、前記Webサイトにおける前記入力欄と、前記スクリプトによる前記顧客情報を取得する箇所とを対応付けるための管理端末で設定され、
前記スクリプト提供ステップでは、前記Webサイトへのアクセスの検知により前記スクリプトを起動し、前記対応付けられた入力欄に入力された動的な顧客情報を取得し、
前記スクリプトには、前記Webサイトのページ構造と、前記Webサイトにおける前記顧客情報が表示又は入力される箇所とが予め設定されている、情報取得プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得する情報取得サーバ、情報取得システム、情報取得方法及び情報取得プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、Webサイトにアクセスしたユーザが、Webサイトにおいてどのような行動をしたかを把握し、Webサイトによる情報提供や営業活動に資するために、Webサイトへのアクセス分析が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1は、アフィリエイトサイトのようなWebサイトにおいて、広告主サイトの成果対象行為(商品購入、商品資料申込、会員登録等)の完了ページにトラッキングタグを埋め込むことにより、ユーザの情報や購入情報等を取得することを可能にしている。このような情報は、成果報酬型のアフィリエイトサイトでは、広告掲載サイトへの報酬額を決定するために重要な情報である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2007-193613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、Webサイトに埋め込んだトラッキングタグによってWebサイトを閲覧したユーザの情報を取得するためには、Webサイトの動的変数を取得する動的タグ(動的変数取得タグ)を埋め込む必要がある。
【0006】
ここで、動的タグとは、Webサイトにおける動的変数を取得するためのタグであり、Webサイトの表示内容や構造が動的に変化する場合、例えばWebサイトの入力フォーマットにユーザの情報を入力する場合や、データベース内の情報を表示させる場合、電子商取引のように商品を購入する場合の商品情報や決済情報等を表示させる場合において、これらの入力情報や表示情報を取得するためのタグである。これに対して、静的タグとは、Webサイトにおける静的変数を取得するためのタグであり、主にユーザがWebサイトを閲覧したことを検知することを目的とするタグである。通常、Webサイトのアクセス解析を行ってアクセス状況を取得する場合、匿名のユーザの行動解析を行うため、Webサイトの各ページに静的タグが埋め込まれている。
【0007】
しかし、例えば複数の事業者が公開するWebサイトから、顧客情報とアクセス状況とを紐づけて取得し、顧客の行動を把握するためには、事業者のWebサイトの動的変数の中身に応じて、ユーザの情報や決済情報等の動的に変化する変数を事業者側で動的タグに設定する必要があり、事業者にとって負担が大きいものであった。
【0008】
そこで、本開示では、Webサイトの動的情報を取得し、顧客情報とアクセス状況とを紐づけて取得することが可能な情報取得サーバ、情報取得システム、情報取得方法及び情報取得プログラムについて説明する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様における情報取得サーバは、アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトから、Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得する情報取得サーバであって、Webサイトへのアクセスを検知するアクセス状況検知部と、アクセス状況検知部がWebサイトへのアクセスを検知すると、静的タグに関連付けられ、顧客情報が表示又は入力されたWebサイトから動的な顧客情報を取得するスクリプトを提供するスクリプト提供部と、スクリプトが取得した顧客情報を記憶させる顧客情報記憶部と、を備える。
【0010】
本開示の一態様における情報取得システムは、本開示の一態様における情報取得サーバと、Webサイトを公開するWebサーバと、を備える。
【0011】
本開示の一態様における情報提供方法は、アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトから、Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得する情報取得方法であって、アクセス状況検知部が行う、Webサイトへのアクセスを検知するアクセス状況検知ステップと、Webサイトへのアクセスを検知すると、スクリプト提供部が行う、静的タグに関連付けられ、顧客情報が表示又は入力されたWebサイトから動的な顧客情報を取得するスクリプトを提供するスクリプト提供ステップと、顧客情報記憶部が行う、スクリプトが取得した顧客情報を記憶させる顧客情報記憶ステップと、を備える。
【0012】
また、本開示の一態様における情報提供プログラムは、アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトから、Webサイトにアクセスした顧客の情報を取得する情報取得プログラムであって、Webサイトへのアクセスを検知するアクセス状況検知ステップと、Webサイトへのアクセスを検知すると、静的タグに関連付けられ、顧客情報が表示又は入力されたWebサイトから動的な顧客情報を取得するスクリプトを提供するスクリプト提供ステップと、スクリプトが取得した顧客情報を記憶させる顧客情報記憶ステップと、を電子計算機に実行させる。
【発明の効果】
【0013】
本開示によれば、Webサイトに静的タグを埋め込み、その静的タグに関連付けられたスクリプトを提供することにより、そのスクリプトが起動するので、ユーザの動的情報を取得することが可能であり、トラッキングタグによるアクセス状況と紐づけて取得することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施形態に係る情報取得システムを示すブロック構成図である。
図2図1の情報取得サーバ100を示す機能ブロック構成図である。
図3図1の顧客端末500に表示されるWebサイトW1の例を示す模式図である。
図4図1の顧客端末500に表示される顧客情報入力画面W2の例を示す模式図である。
図5図1の顧客端末500に表示される顧客情報確認画面W3とHTML表示画面W4の例を示す模式図である。
図6図1の管理端末200に表示される取得情報設定画面W5の例を示す模式図である。
図7図1の情報取得サーバ100、顧客端末500、事業者サーバ300の各動作の関連状態を示すフローチャートである。
図8】本開示の一実施形態に係る情報取得システムの顧客端末500に表示される顧客情報入力画面W2とHTML表示画面W6の例を示す模式図である。
図9図8の顧客情報入力画面W2に対応する、情報取得システムの管理端末200に表示される取得情報設定画面W5の例を示す模式図である。
図10】本開示の一実施形態に係る情報取得システムの情報取得サーバ100Aを示す機能ブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
【0016】
(実施形態1)
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係る情報取得システム1を示すブロック構成図である。この情報取得システム1は、例えば、不動産事業や人材紹介、自動車販売等の顧客とのコンタクトを要する営業活動を行う複数の事業者に対し、事業者が公開するWebサイトにアクセスした顧客情報を取得し、顧客のアクティビティをトラッキングしたトラッキング情報(アクセス状況)と紐づけて提供し、事業者の接客を支援するシステムである。
【0017】
情報取得システム1は、情報取得サーバ100と、管理端末200と、一台以上の事業者サーバ300と、一台以上の事業者端末400と、一台以上の顧客端末500と、ネットワークNWと、を有している。情報取得サーバ100と、管理端末200と、事業者サーバ300と、事業者端末400と、顧客端末500とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
【0018】
情報取得サーバ100は、事業者サーバ300から顧客情報を取得し、取得した顧客情報に基づき、事業者の接客を支援するための情報を事業者に提供するサーバ装置である。情報取得サーバ100が提供した情報は、事業者端末400に表示される。
【0019】
管理端末200は、事業者が公開するWebサイトから顧客情報を取得するため、Webサイトを開いてWebサイトのページ構造を解析し、どの情報を取得するか設定を行うための端末である。情報取得サーバ100及び管理端末200は、事業者に対して顧客情報を提供する管理事業者Xの事業所内に設置されている。
【0020】
事業者サーバ300は、アクセス解析を行うための静的タグを埋め込んだWebサイトを公開するサーバ装置である。この事業者サーバ300は、Webサイトにおいて、事業者の業種により物件案内、人材紹介、自動車販売等の情報を顧客端末500に提供する。また、事業者サーバ300は、Webサイトにおいて、顧客端末500に問い合わせフォームを表示させ、顧客からの問い合わせを受け付ける。
【0021】
事業者端末400は、情報取得サーバ100が提供した情報に基づき、顧客とのコンタクト等の各種営業活動を行うために使用される端末である。事業者サーバ300及び事業者端末400は、不動産事業や人材紹介、自動車販売等の事業を行う一又は複数の事業者Yの事業所内にそれぞれ設置されている。
【0022】
顧客端末500は、顧客が事業者YのWebサイトにアクセスし、閲覧や資料請求等のアクティビティを行うための端末である。
【0023】
情報取得サーバ100及び事業者サーバ300は、各種Webサービスを提供するサーバ装置により構成されている。管理端末200、事業者端末400、及び顧客端末500は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等の通信機能を有する端末装置により構成されている。
【0024】
図2は、図1の情報取得サーバ100を示す機能ブロック構成図である。情報取得サーバ100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
【0025】
通信部110は、管理端末200、事業者サーバ300、事業者端末400、及び顧客端末500と通信を行うための通信インターフェースであり、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信規約により通信が行われる。
【0026】
記憶部120は、各種制御処理や制御部130内の各機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部120は、後述するスクリプト提供部132が提供するJava(登録商標)スクリプト121や、事業者サーバ300から取得した顧客情報が格納された顧客情報DB122を記憶する。
【0027】
制御部130は、記憶部120に記憶されているプログラムを実行することにより、情報取得サーバ100の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。制御部130の機能として、アクセス状況検知部131と、スクリプト提供部132と、顧客情報記憶部133と、データ提供部134とを備えている。このアクセス状況検知部131、スクリプト提供部132、顧客情報記憶部133、及びデータ提供部134は、記憶部120に記憶されているプログラムにより起動されて実行される。
【0028】
アクセス状況検知部131は、事業者サーバ300が公開するWebサイトに対し、顧客Zが顧客端末500にてアクセスしたことを検知する。具体的には、事業者サーバ300が顧客端末500によるWebサイトへのアクセスを検知すると、アクセス検知信号を情報取得サーバ100へ送信するので、アクセス状況検知部131は送信された検知信号を受信することにより、Webサイトへのアクセスを検知する。
【0029】
Webサイトには、顧客Zがアクセスしたことを検知するために、アクセス検知信号を送信するためのコンバージョンタグ(静的タグ)が埋め込まれ、トラッキングが行われている。これにより、アクセス状況検知部131は、顧客ZによるWebサイトへのアクセスを検知することができる。
【0030】
スクリプト提供部132は、アクセス状況検知部131がWebサイトへのアクセスを検知すると、記憶部120に記憶されているJavaスクリプト121を顧客端末500へ送信する。このJavaスクリプト121は、Webサイトに埋め込まれて発行されているコンバージョンタグに関連付けられており、事業者サーバ300が公開するWebサイトごとに設けられている。
【0031】
Javaスクリプト121は、情報取得サーバ100から顧客端末500に送信されると顧客端末500で稼働するプログラムであり、顧客端末500に表示されているWebサイト上の動的な顧客情報を取得し、コンバージョンタグに設定するように設定されている。この設定は、管理端末200にて行われる。また、Javaスクリプト121は、取得した顧客情報を情報取得サーバ100へ送信する。
【0032】
顧客情報記憶部133は、Javaスクリプト121が送信した顧客情報を受信すると、受信した顧客情報を顧客情報DB122に格納して記憶させる。この顧客情報は、例えば、顧客ZがWebサイトにて入力した氏名、メールアドレス、電話番号等の個人情報や、顧客ZがWebサイトをアクセスしたときの、Webサイトにおける滞在時間、訪問回数、閲覧画面、PV(ページビュー)、アクセス時刻等のアクセス情報である。
【0033】
データ提供部134は、顧客Zのアクセス情報を、事業者サーバ300へ送信して事業者Yの接客を支援するための情報として事業者Yに提供する。
【0034】
<各表示画面の構成例>
図3は、図1の顧客端末500に表示されるWebサイトW1の例を示す模式図である。このWebサイトW1は、事業者サーバ300にデータが格納されており、顧客端末500が事業者サーバ300にアクセスすることにより、顧客端末500のWebブラウザに表示されるものである。
【0035】
WebサイトW1には、事業者Yが例えば不動産事業を営む事業者である場合、事業者Yの企業情報や仲介等を行う物件情報が表示されている。また、WebサイトW1には、図3に示すように、問い合わせボタンB1が設けられている。この問い合わせボタンB1は、顧客Zが事業者Yに対して問い合わせを希望するときに押下するボタンであり、問い合わせボタンB1が押下されると、図4に示す顧客情報入力画面に遷移する。
【0036】
図4は、図1の顧客端末500に表示される顧客情報入力画面W2の例を示す模式図である。この顧客情報入力画面W2は、事業者Yに対して問い合わせを希望するときに自己の情報や問い合わせ内容を入力する画面である。
【0037】
この顧客情報入力画面W2には、氏名入力欄C1、メールアドレス入力欄C2、電話番号入力欄C3、及び問い合わせ内容入力欄C4と、確認ボタンB2とが設けられている。氏名入力欄C1、メールアドレス入力欄C2、電話番号入力欄C3、及び問い合わせ内容入力欄C4にそれぞれ顧客Zの情報が入力され、確認ボタンB2が押下されると、図5に示す顧客情報確認画面に遷移する。
【0038】
図5は、図1の顧客端末500に表示される顧客情報確認画面W3とHTML表示画面W4の例を示す模式図である。図5(a)に示す顧客情報確認画面W3は、顧客情報入力画面W2への入力内容を確認するための画面である。
【0039】
この顧客情報確認画面W3には、入力内容表示欄T1と、送信ボタンB3とが設けられている。顧客Zが入力内容表示欄T1の入力内容を確認し、送信ボタンB3が押下されると、入力内容表示欄T1の入力内容が事業者サーバ300へ送信され、顧客情報確認画面W3には「送信しました」等のメッセージが表示される(図示は省略)。
【0040】
また、この顧客情報確認画面W3には、コンバージョンタグが埋め込まれている。図5(b)に示すHTML表示画面W4は、顧客情報確認画面W3の表示内容を示すHTMLソースの抜粋例であり、コンバージョンタグT2が表示されている。このコンバージョンタグT2は、顧客情報確認画面W3の表示内容に影響するものではなく、顧客情報確認画面W3へのアクセスがあった場合に、アクセス検知信号を情報取得サーバ100へ送信するトラッキングを行い、顧客情報確認画面W3から顧客情報を取得するために設けられている。コンバージョンタグT2には、例えば、事業者Yを識別する事業者IDが指定されている。
【0041】
この顧客情報確認画面W3にて送信ボタンB3が押下されると、コンバージョンタグT2に記載されている情報取得サーバ100へアクセス検知信号が送信される。すると、情報取得サーバ100からJavaスクリプト121が送信されるので、このJavaスクリプト121が顧客端末500で起動され、コンバージョンタグT2に顧客情報が設定される。そして、Javaスクリプト121によって顧客情報が情報取得サーバ100へ送信される。このJavaスクリプト121は、事業者YのWebサイト用にそれぞれ設けられている。
【0042】
このように、Javaスクリプト121を起動させる構成にしている理由について説明する。顧客情報確認画面W3に表示されている入力内容表示欄T1は、顧客情報入力画面W2の入力内容に依存するものであり、動的な情報である。このような動的な情報を取得するためには、顧客情報確認画面W3のHTMLに変数を設け、顧客情報確認画面W3の表示箇所に合わせて定義する必要がある。この作業は、事業者サーバ300を管理する事業者Yが行う必要があるが、事業者Yにとって負担が大きいものである。そのため、管理事業者XがJavaスクリプト121の設定を行い、顧客情報確認画面W3にアクセスがあった場合にJavaスクリプト121を送信して顧客端末500で起動されるようにすることで、顧客情報確認画面W3には静的タグを埋め込むだけで顧客情報の取得を可能にするものである。
【0043】
図6は、管理端末200に表示される取得情報設定画面W5の例を示す模式図である。この取得情報設定画面W5は、顧客情報確認画面W3に表示されている入力内容表示欄T1をJavaスクリプト121に対応付けるための画面であり、管理事業者Xの管理端末200に表示されて管理事業者Xが作業するために表示されている。
【0044】
図6に示す取得情報設定画面W5の例では、入力ページURL欄C5、入力ページテキスト欄C6、確認ページURL欄C7、確認ページテキスト欄C8が設けられている。入力ページURL欄C5及び入力ページテキスト欄C6は、顧客情報入力画面W2のような入力画面から顧客情報を取得する場合の設定欄であり、確認ページURL欄C7及び確認ページテキスト欄C8は、顧客情報確認画面W3のような確認画面から顧客情報を取得する場合の設定欄である。本実施形態では、顧客情報確認画面W3から情報を取得するため、入力ページURL欄C5及び入力ページテキスト欄C6は空欄になっている。
【0045】
確認ページURL欄C7には、WebサイトW1における顧客情報確認画面W3の相対アドレスが入力され、確認ページテキスト欄C8には、顧客情報を取得するための項目名(テキスト)が入力されている。このような構成にしているのは、顧客情報を取得するのは情報取得サーバ100へ送信される直前の画面から取得するのが望ましいが、Webサイトによっては確認画面が設けられていない場合があり、そのような場合は、顧客情報入力画面W2のような入力画面から顧客情報を取得することを可能にするためである。顧客情報入力画面W2から顧客情報を取得する例は、後述する実施形態2にて説明する。
【0046】
<処理の流れ>
以下、図7を参照しながら、情報取得システム1が実行する情報取得方法の一例を説明する。図7は、図1の情報取得サーバ100、顧客端末500、事業者サーバ300の各動作の関連状態を示すフローチャートである。
【0047】
ステップS101の処理として、顧客Zによって、顧客端末500のWebブラウザでWebサイトW1を閲覧しようと顧客端末500が操作され、WebサイトW1のURLにアクセスされる。
【0048】
ステップS102の処理として、顧客端末500によってWebサイトW1のURLにアクセスされたことが、事業者サーバ300によって検知される。
【0049】
ステップS103の処理として、事業者サーバ300に格納されているWebサイトW1のデータが、顧客端末500へ送信される。
【0050】
ステップS104の処理として、事業者サーバ300によって送信されたWebサイトW1のデータが顧客端末500によって受信され、顧客端末500のWebブラウザに表示される。
【0051】
ステップS105の処理として、顧客Zによって、顧客端末500のWebブラウザで事業者Yに対して問い合わせを行うため、WebサイトW1の問い合わせボタンB1が押下され、顧客情報入力画面W2に入力が行われる。入力後、確認ボタンB2が押下されて顧客情報確認画面W3に遷移し、顧客Zによる確認後、送信ボタンB3が押下され、入力内容表示欄T1の入力内容が事業者サーバ300へ送信される。
【0052】
ステップS106の処理として、顧客情報確認画面W3の送信ボタンB3が押下されると、顧客情報確認画面W3に埋め込まれているコンバージョンタグT2によりトラッキングが行われ、顧客端末500による入力情報の送信が検知される。
【0053】
ステップS107の処理として、顧客端末500による入力情報の送信が検知されると、コンバージョンタグT2のトラッキングにより、アクセス検知信号が情報取得サーバ100へ送信される。
【0054】
ステップS108の処理として、情報取得サーバ100のアクセス状況検知部131により、事業者サーバ300から送信されたアクセス検知信号が受信され、顧客端末500によりWebサイトW1がアクセスされて入力情報が送信されたことが検知される。
【0055】
ステップS109の処理として、情報取得サーバ100のスクリプト提供部132により、コンバージョンタグT2に関連付けられ、記憶部120に記憶されているJavaスクリプト121が顧客端末500へ送信される。
【0056】
ステップS110の処理として、顧客端末500に送信されたJavaスクリプト121が顧客端末500で起動される。
【0057】
ステップS111の処理として、Javaスクリプト121により、顧客端末500に表示されている、顧客情報確認画面W3の入力内容表示欄T1の内容が動的な顧客情報として取得され、コンバージョンタグT2に設定される。
【0058】
ステップS112の処理として、Javaスクリプト121により、コンバージョンタグT2に設定された顧客情報が情報取得サーバ100へ送信される。
【0059】
ステップS113の処理として、情報取得サーバ100の顧客情報記憶部133により、Javaスクリプト121により送信された顧客情報が受信される。
【0060】
ステップS114の処理として、情報取得サーバ100の顧客情報記憶部133により、受信された顧客情報が顧客情報DB122に格納される。
【0061】
ステップS115の処理として、情報取得サーバ100のデータ提供部134により、顧客情報DB122に格納された顧客情報が事業者サーバ300へ送信される。
【0062】
ステップS116の処理として、事業者サーバ300により、情報取得サーバ100から送信された顧客情報が受信される。この顧客情報は、事業者Yの接客を支援するための情報として事業者Yに提供される。
【0063】
以上のように、本実施形態に係る情報取得システムは、Webサイトに埋め込まれたコンバージョンタグにより、このWebサイトが顧客端末によりアクセスされると、コンバージョンタグに関連付けられたJavaスクリプトが顧客端末に送信されて起動される。このJavaスクリプトは、Webサイトの構造に基づき、Webサイトの入力確認画面から動的情報を取得するように設定されている。これにより、顧客の動的情報を取得することが可能であり、トラッキングタグによるアクセス状況と紐づけて取得することが可能になる。
【0064】
また、Javaスクリプトが管理事業者の情報取得サーバに記憶され、管理事業者の管理端末にてWebサイトのページ構造に基づき取得項目が設定されるため、事業者にとって負担を少なくすることが可能である。
【0065】
なお、本実施形態は、事業者Yが不動産事業を行う事業者である場合における、資料請求画面の動的情報を取得する場合について説明したが、他のWebサイト、例えばアフィリエイトサイトのようなWebサイトにおいて、広告主サイトの成果対象行為の完了ページにコンバージョンタグを埋め込むように構成しても良い。
【0066】
(実施形態2)
本開示の実施形態2に係る情報取得システム1は、事業者に対して事業者が公開するWebサイトにアクセスした顧客のアクティビティをトラッキングするための顧客情報を提供し、事業者の接客を支援するシステムである点において実施形態1と同様の構成であるが、実施形態1では顧客情報確認画面W3にコンバージョンタグT2が埋め込まれていたが、実施形態2では顧客情報入力画面W2にコンバージョンタグが埋め込まれ、顧客情報入力画面W2から顧客情報が読み込まれる点において、実施形態1と異なる。その他の点においては、実施形態1と同様である。
【0067】
図8は、本開示の実施形態2に係る情報取得システム1の顧客端末500に表示される顧客情報入力画面W2とHTML表示画面W6の例を示す模式図である。図8(a)に示す顧客情報入力画面W2は、確認ボタンB2に代えて送信ボタンB4が設けられている点以外は、実施形態1に係る顧客情報入力画面W2と同様である。
【0068】
この顧客情報入力画面W2には、コンバージョンタグが埋め込まれている。図8(b)に示すHTML表示画面W6は、顧客情報入力画面W2の表示内容を示すHTMLソースの抜粋例であり、コンバージョンタグT3が表示されている。このコンバージョンタグT3は、顧客情報入力画面W2の表示内容に影響するものではなく、顧客情報入力画面W2へのアクセスがあった場合に、アクセス検知信号を情報取得サーバ100へ送信するトラッキングを行い、顧客情報入力画面W2から顧客情報を取得するために設けられている。
【0069】
この顧客情報入力画面W2にて送信ボタンB4が押下されると、コンバージョンタグT3に記載されている情報取得サーバ100へアクセス検知信号が送信される。すると、情報取得サーバ100からJavaスクリプト121が送信されるので、このJavaスクリプト121が顧客端末500で起動され、コンバージョンタグT3に顧客情報が設定される。そして、Javaスクリプト121によって顧客情報が情報取得サーバ100へ送信される。
【0070】
図9は、図8の顧客情報入力画面W2に対応する、管理端末200に表示される取得情報設定画面W5の例を示す模式図である。この取得情報設定画面W5は、顧客情報入力画面W2の氏名入力欄C1、メールアドレス入力欄C2、電話番号入力欄C3、及び問い合わせ内容入力欄C4に入力されている入力内容をJavaスクリプト121に対応付けるための画面であり、管理事業者Xの管理端末200に表示されて管理事業者Xが作業するために表示されている。
【0071】
図9に示す取得情報設定画面W5の例では、実施形態1と同様に入力ページURL欄C5、入力ページテキスト欄C6、確認ページURL欄C7、確認ページテキスト欄C8が設けられている。本実施形態では、顧客情報入力画面W2から情報を取得するため、確認ページURL欄C7及び確認ページテキスト欄C8は空欄になっている。
【0072】
入力ページURL欄C5には、WebサイトW1における顧客情報入力画面W2の相対アドレスが入力され、入力ページテキスト欄C6には、顧客情報入力画面W2の氏名入力欄C1~問い合わせ内容入力欄C4の入力項目としてHTMLで定義されている項目名が入力されている。
【0073】
処理の流れとして、図7を参照しながら、情報取得システム1が実行する情報取得方法の一例について、実施形態1と異なる処理について説明する。この情報取得方法は、ステップS105の処理内容が実施形態1と異なるため、この処理について説明する。
【0074】
ステップS105の処理として、顧客Zによって、顧客端末500のWebブラウザで事業者Yに対して問い合わせを行うため、WebサイトW1の問い合わせボタンB1が押下され、顧客情報入力画面W2に入力が行われる。入力後、送信ボタンB4が押下され、入力内容表示欄T1の入力内容が事業者サーバ300へ送信される。これ以降の処理は実施形態1と同様である。
【0075】
本実施形態によれば、上記実施形態1の効果に加え、顧客情報の入力画面及び確認画面のどちらからでも顧客情報の取得が可能であるため、事業者のWebサイトが、顧客情報の入力画面の次に確認画面へ遷移する場合や、顧客情報の入力画面の次に送信完了画面へ遷移する場合のいずれであっても、Javaスクリプトによる情報取得が可能である。
【0076】
(実施形態3)
図10は、本開示の実施形態3に係る情報取得システム1の情報取得サーバ100Aを示す機能ブロック構成図である。情報取得サーバ100Aは、事業者サーバ300から顧客情報を取得し、取得した顧客情報に基づき、事業者の接客を支援するための情報を事業者に提供するサーバ装置である点において実施形態1と同様の構成であるが、この情報取得サーバ100Aは、制御部130にWebサイト解析部135を備える点において、実施形態1と異なる。
【0077】
Webサイト解析部135は、WebサイトW1を解析して、顧客情報入力画面W2又は顧客情報確認画面W3において、氏名やメールアドレス等の顧客情報が表示又は入力される箇所を自動設定する。Webサイト解析部135による解析は、例えば、WebサイトW1のHTMLを読み込んで該当する項目を決定する手法や、WebサイトW1の表示又は入力情報から解析する手法等により行われる。Webサイト解析部135による解析結果は、Javaスクリプト121に設定される。その他の構成及び処理の流れについては、実施形態1と同様である。
【0078】
本実施形態によれば、上記実施形態1及び2の効果に加え、Webサイト解析部によりWebサイトが解析され、顧客情報が表示又は入力される箇所がJavaスクリプトに自動設定される。これにより、管理事業者が取得項目を設定する手間を省略することが可能になる。
【0079】
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することができる。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0080】
1 情報取得システム、100 情報取得サーバ、110 通信部、120 記憶部、121 Javaスクリプト、122 顧客情報DB、130 制御部、131 アクセス状況検知部、132 スクリプト提供部、133 顧客情報記憶部、134 データ提供部、135 Webサイト解析部、200 管理端末、300 事業者サーバ、400 事業者端末、500 顧客端末、NW ネットワーク
図1
図2
図3
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図6
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図8
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図10