(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-17
(45)【発行日】2023-02-28
(54)【発明の名称】照明特徴部を有する歯磨きデバイス
(51)【国際特許分類】
A61C 17/00 20060101AFI20230220BHJP
A61C 17/34 20060101ALI20230220BHJP
A61C 17/22 20060101ALI20230220BHJP
【FI】
A61C17/00 T
A61C17/34
A61C17/22
(21)【出願番号】P 2019532092
(86)(22)【出願日】2017-12-15
(86)【国際出願番号】 US2017066604
(87)【国際公開番号】W WO2018112309
(87)【国際公開日】2018-06-21
【審査請求日】2020-11-06
(32)【優先日】2016-12-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】519017889
【氏名又は名称】ウォーター ピック インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ワグナー ロバート
(72)【発明者】
【氏名】ウッダード ブライアン ジェイ
【審査官】小林 睦
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0286948(US,A1)
【文献】特開2011-156204(JP,A)
【文献】特開昭62-000306(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第02917367(DE,A1)
【文献】登録実用新案第3046656(JP,U)
【文献】特開2013-042906(JP,A)
【文献】特表2008-504852(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61C 17/00
A61C 17/34
A61C 17/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
口腔洗浄デバイスであって、
先端部に連結されるように構成され、貫通して形成された開口
と前記口腔洗浄デバイスの作動要素を収容する内部キャビティとを有
するハンドルハウジングと、
周縁部が前記
ハンドルハウジングに
モールドされ
前記開口をシールするように前記開口の上に
かかるように構成された可撓性拡散器と、
前記拡散器の少なくとも一部分の上に位置決めされ前記拡散器に接続された遮断部材とを備え、前記遮断部材は前記ハウジングに対して動き、前記拡散器はこの動きを可能にするように撓み、さらに、
前記ハウジング内に受け入れられ照明アレイから放出される光が前記遮断部材の周りで前記拡散器を通って進むことによって前記ハウジングの外部まで伝達されるように該遮断部材と少なくとも部分的に整列された照明アレイを備えている、
ことを特徴とする口腔洗浄デバイス。
【請求項2】
前記遮断部材は、ボタンであり、前記ハウジングに対して移動可能である、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項3】
前記ボタンが第1の位置から第2の位置まで移動する時に、前記拡散器は、前記ボタンと共に移動する、
請求項2に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項4】
前記照明アレイは、複数の光源を備えている、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項5】
光が前記ハウジング内で少なくとも一方向に伝達することを防止する遮光体を更に備えている、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項6】
光を前記ハウジングの前記外部に向けて反射する光反射体を更に備え、該反射体の上に前記照明アレイが位置決めされている、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項7】
前記拡散器は、熱可塑性材料又はエラストマー材料を備えている、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項8】
前記照明アレイは、
複数の第1の有色光源と、
複数の第2の有色光源であって、第1の有色光源が第2の有色光に隣接するように配置される前記複数の第2の有色光源と、を備えている、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【請求項9】
運動センサと、
前記運動センサと前記照明アレイとに電気的に連通し、該運動センサによって検出された運動事象時に該照明アレイを作動させる処理要素と、を更に備えている、
請求項1に記載の口腔洗浄デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
本出願は、引用によって本明細書にその全体が組み込まれている「運動作動式歯磨きデバイス」という名称の米国仮特許出願第62/435,053号に対する優先権を主張するものである。本出願はまた、いずれか又は全ての目的に対してこれにより引用によって本明細書にその全体が組み込まれている2016年7月8日出願で「エネルギ節約式口腔洗浄デバイス」という名称の米国特許出願第15/206,013号明細書(米国特許公開第2017/0007384号明細書)に関連している。
【0002】
本発明の開示は、歯ブラシ及び口腔洗浄器などのような口腔衛生製品に関する。
【背景技術】
【0003】
歯ブラシ及び口腔洗浄器のような口腔洗浄デバイス、及び更に最近では複合歯磨き及び洗浄デバイスは、多くの場合に日常の口腔衛生の日課の一部である。日常使用は、これらのデバイスが効率的及び/又は充電式であることを要求する。家庭用電子機器の待機時電力消費に関する最近の規制は、これらのデバイスが、典型的に、低電力又は待機モードに入れられることを要求する。すなわち、そのようなデバイスは、典型的に、待機時又はそれらが再充電されている時、例えば、それらが再充電受け台に置かれている時に低電力モードに入る。低電力モードは、消費電力を低減してバッテリ寿命を保護するのを助けることができるが、それは、パフォーマンスを遅らせることによってユーザ体験に影響を与える場合がある。例えば、ユーザが歯磨きボタンのようなボタンを押した時に、ブラシヘッドは、デバイスが最初に低電力モードから目覚めければならないので直ちに動かない場合がある。
【0004】
インジケータは、デバイスのステータスを通知するのに有用である場合がある。一部の実施形態では、ライトのようなインジケータは、デバイスが使用に待機していること、例えば、デバイスが低電力モードにないことをユーザに合図することができる。しかし、そのようなインジケータは、電力がバッテリから引き出される速度を増加する場合がある。
【0005】
本明細書に列挙するあらゆる参考文献及びそのあらゆる説明又は議論を含む本明細書の「背景技術」節に含まれる情報は、単に技術的な参照目的で含まれており、特許請求の範囲に定められる本発明の範囲がそれによって拘束されることになる主題とは見なされないものとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】米国特許出願第15/206,013号明細書
【文献】米国特許公開第2017/0007384号明細書
【文献】米国特許第7,147,468号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態では、複合歯磨き及びフロス磨きデバイスは、フロスボタンと、フロススイッチと、フロス光源と、歯磨きボタンと、歯磨きスイッチと、歯磨き光源と、デバイスの移動を検出するための運動感知モジュールと、運動感知モジュール及びスイッチから電子信号を受信し、低電力モードを出る又は入り、かつ光源に電子信号を送信するためのコントローラとを含む。一部の実施形態では、歯磨き光源及びフロス光源は、複数の発光ダイオードである場合があり、歯磨き光源の複数の発光ダイオードは、フロス光源の複数の発光ダイオードと同じ色又は異なる色である場合がある。
【0008】
同じく開示するのは、デバイスの移動に応答して運動感知モジュールからコントローラへの信号を開始する段階と、事象増分カウンタに1つの事象を追加する段階と、低電力モードを出る段階と、コントローラから歯磨き光源及びフロス光源に作動信号を送信する段階とを含む複合歯磨き及びフロス磨きデバイス上で低電力モードを出る方法である。コントローラは、例えば作動されたスイッチの形態のユーザ入力が、ある期間、例えば30秒以内に検出されない場合に、再び低電力モードに入るように構成することができ(取り消し目覚ましと呼ぶ)、コントローラは、コントローラが2よりも多い取り消し目覚まし事象を登録した場合に、運動感知モジュールからの信号を無視することができる。多くの実施形態では、増分カウンタは、コントローラがフロススイッチ又は歯磨きスイッチのうちの一方からユーザ入力信号を受信した時にゼロにリセットされる。
【0009】
別の例では、本発明の開示は、照明特徴部を有する洗浄デバイスに関する。デバイスは、貫通して定められたボタン開口のような開口を含むハウジングと、ハウジングに接続されて開口の上を架かるように構成された拡散器とを含む。デバイスはまた、拡散器の一部分の上に位置決めされてそれに接続された遮断部材と、ハウジング内に受け入れられ、かつ照明アレイから放出された光が遮断部材の周りで拡散器を通って進むことによってハウジングの外部まで伝達されるように遮断部材と少なくとも部分的に整列された照明アレイとを含む。
【0010】
更に別の実施形態では、歯科清掃ツールを開示する。ツールは、ユーザの手に保持されるように構成されたハウジングと、ハウジングに結合された照明特徴部と、照明特徴部と電気連通している電源と、電源と電気連通している運動センサとを含む。作動において、コントローラは、運動センサによる1又は2以上の運動事象の検出時に照明特徴部を選択的に作動させる。
【0011】
この「発明の概要」は、「発明を実施するための形態」において以下で更に説明する概念の選択を単純化された形態で導入するために提供したものである。この「発明の概要」は、特許請求の範囲に説明する主題の主要な特徴又は本質的な特徴を識別することを意図しておらず、特許請求の範囲に説明する主題の範囲を限定するのに使用されることも意図していない。特許請求の範囲で規定される本発明の特徴、詳細、使用、及び利点のより広範な提示は、本発明の様々な実施形態に関する以下の記述に与えられ、かつ添付の図面に示されている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1A】照明特徴部を含む洗浄デバイスの等角投影図である。
【
図2A】
図1Bにおける線2A-2Aに沿って取った
図1の洗浄デバイスの断面図である。
【
図4A】ハウジングが取り外された
図1Aの洗浄デバイスの等角投影図である。
【
図5】内部特徴部に対する接着剤及び可撓性拡散器の配置を示すためにハウジングが取り外された洗浄デバイスの正面等角投影図である。
【
図6】洗浄デバイスのための光拡散器の前面立面図である。
【
図7】
図1Aの洗浄デバイスの簡略ブロック図である。
【
図8】
図1Aの洗浄デバイスのための照明特徴部の簡略配線図である。
【
図9】
図1Aの洗浄デバイスのための照明特徴部を作動させる方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
概観
本発明の開示は、一般的に、照明特徴部を含む歯磨きデバイスに関する。照明特徴部は、特定の機能に対応することができ、及び/又はステータス情報をユーザに伝えることができる。一実施形態では、照明特徴部は、1又は2以上の機能ボタンを取り囲む光リングとして配置される。光リングは、発光ダイオード(LED)のような複数の光源からの拡散光によって形成される。従来の光リング効果は、光源を照明窓から遠く離して置くことによって形成されるが、手持ち式洗浄デバイスのような小型のデバイスでは、ユーザの手に快適に適合するように分離距離が抑制され、従来の光拡散距離は不可能である。従って、柔らかくて均一な光の外観を作り出すために、歯磨きデバイスは、大きい分離距離を必要とせずに光を拡散させるように作用する光拡散器と光導体の組合せを含み、並びに「ホットスポット」を隠して均一な拡散光を作り出す光源のブロック式配置を含む。
【0014】
一実施形態では、光拡散器又は光導体は、スイッチとボタンの間に位置決めされた可撓性膜である場合がある。光拡散器は、ボタンが定められた距離だけ並進するか又は他に移動してスイッチを作動させることができるように屈曲し、例えば、ボタンがスイッチを圧縮してデバイスをオン及びオフにする一方、光源からの光を拡散するように作用するように十分に屈曲する。これらの事例では、光拡散器は、オーバーモールド工程中にゴム材料として形成することができる。
【0015】
これに加えて、一部の事例では、歯磨きデバイスは、離間して不透明な面の下に位置決めされた複数の光源を含むことができる。この構成により、窓から見た時に光源のホットスポット又は特定の場所が決定されることを防ぎ、並びに予め混合したより高価な光源に比べて、色を拡散器によって混合することができて望ましい照明効果を生成することができるより廉価な光源を使用することができる。言い換えれば、光源は、ボタン面のような不透明な部材によって遮断され、こうして直接光がデバイスから放射されず、反射されて拡散された光のみが遮断部材の周囲から逃げるようになる。
【0016】
一部の実施形態では、洗浄デバイスは、連続する半透明材料として形成されて両方のボタン開口部を占めると共にそれらを接続するように設計されたボタン窓を含むことができる。多くの実施形態では、光がフェイスプレートを透過することを防ぐために、ボタン窓の1又は2以上の構成要素の上に不透明な構造を位置決めすることができる。ボタンは、ボタン窓の上に位置決めされ、結果として光がボタン本体の内部からボタン窓を通ってフェイスプレートを通り、ボタンの輪郭を描く光の線を生成することができる。例えば、ボタン窓がボタンよりも実質的に大きい又は形状が著しく異なる一部の実施形態では、ボタン窓とフェイスプレートの間に不透明材料(例えば、テープ)が位置決めされて、光がハウジング本体の内側から外側に透過しないようにする。他の実施形態では、フェイスプレートは、ボタン開口部又はその付近を除いて不透明材料を塗るか又はそれで作ることができる。この実施形態は、光をボタンの周りから逃がすように向けることを支援することができる。一部の実施形態では、不透明コーティングを除去して、光がフェイスプレートを透過するようにすることができる。
【0017】
別の実施形態では、歯磨きデバイスはまた、運動感知モジュールを含み、モジュールは、1又は2以上の光源を作動させる及び/又はデバイスを目覚めさせるのに使用することができる1又は2以上の運動センサを含むことができる。デバイスは、特定の光源を作動させて、ユーザが望ましい機能ボタンを選択することを支援するように構成することができる。他の例では、運動センサは、低電力状態から検出された運動に基づいて「オン状態」を自動的に作動させることができる。すなわち、ユーザがデバイスを手に取ってデバイスが作動を開始するのに待機するのが遅れることを防ぐのに有用である。運動センサはまた、デバイスによって使用され、デバイスの移動時にユーザがデバイスを作動させたくない状況(例えば、かばんに詰め込んでいる時又は製品の出荷中)で目覚めさせないようにすることができる。
【0018】
コントローラは、運動感知モジュール及びスイッチから受信した電気信号、並びに光源及び電源に向けた信号を統合するようにプログラムされる。ほとんどの実施形態では、コントローラは、運動感知モジュールから信号を受信した後に、低電力モードを取り消して1又は2以上の光源を作動させることができる。コントローラは、低電力モードに戻って光源を作動停止する前に、この状態をしばらくの間維持することができる。最初のユーザ入力が検出された時(例えば、フロスボタンを押すこと)、この期間内に(すなわち、低電力モードに戻って光源を作動停止する前に)、コントローラは、第2のユーザ入力が検出されるまでデバイスが低電力に戻らないようにすることができ、かつ他のボタン(例えば、歯磨きボタン)を照らす光源を作動停止することができる。
【0019】
開示するシステムにより、ユーザ入力の前にデバイスが低電力モードを出ることができるようになる。ほとんどの実施形態では、運動感知モジュールがデバイスの移動を検出した時に、低電力モードを取り消すことができる。デバイスの移動が検出されると、電気信号がコントローラに送られ、低電力モードを取り消すと共に、デバイスを使用するのに待機していることをユーザに通知するインジケータを作動させる。ユーザからいずれの入力も受け入れない場合(例えば、ある期間後にボタンを作動させることによる)、デバイスは、電力を節約するために低電力モードに戻る。一部の実施形態では、コントローラがユーザ入力を受信することなく運動感知モジュールがデバイスに低電力を1又は2以上の回数循環させた場合に、低電力モードは取り消されない場合がある。
【0020】
詳細な説明
図面に戻って、本発明の開示の歯磨き又は洗浄器具をより詳細にここで議論する。
図1A及び
図1Bは、口腔洗浄デバイス100の様々な図である。2Aは、
図1Bの線2A-2Aに沿った洗浄デバイスの断面図である。デバイス100は、ハウジング106を有するハンドル102と、これと作動可能に結合されたブラシヘッド104とを含む。デバイス100はまた、ここでより詳細に議論するように、ユーザにフィードバックを提供するために点灯される1又は2以上の照明特徴部116、118、119を含む。
【0021】
多くの場合に、ブラシヘッド104はハンドル102に解除可能に結合され、それによってユーザがブラシヘッド104を交換し、複数のユーザがハンドル102を共有することができる。一部の事例では、洗浄デバイス100は、洗浄及び歯磨き機能のような複数の機能を含むことができる。これらの事例では、ブラシヘッド104は、毛105及びノズル107を含むことができる。しかし、他の実施形態では、洗浄デバイス100は単一機能を含み、毛105のみ、又はノズル107又はジェット先端のみを含むことができる。同様に、洗浄デバイス100に関して説明した機能は、他のタイプの小型携帯デバイスに組み込むことができ、特定器具の具体的な議論は、例示としてのみを意図していることに注意しなければならない。
【0022】
図2Aを参照すると、洗浄デバイス100はまた、1又は2以上のバッテリ120のような電源、モータ122、及び駆動アセンブリ134を含むことができる。それらをハウジング106内に固定するために、1又は2以上の構成要素がシャーシ148に接続することができる。バッテリ120はモータ122に電力を供給し、モータ122は、次に、駆動アセンブリ134がブラシシャフト132に伝達する運動を出力し、その運動を振動又は他のタイプの望ましい運動に変換し、それによって次にブラシヘッド104がそれに応じて動く。洗浄デバイス100は駆動アセンブリ134を含むことができ、アセンブリ134は、「エネルギ節約式口腔洗浄デバイス」という名称の米国特許出願第15/206,013号明細書に説明されているアセンブリであり、この出願は、全ての目的に対して引用によって本明細書に組み込まれている。これに加えて、デバイス100が洗浄機能を含む場合がある事例では、デバイスは、ノズル107に流体を供給するポンプ及びリザーバに流体的に結合することができ、又は任意的にポンプは、「手持ち式口腔洗浄器」という名称の米国特許第7,147,468号明細書に示すようにハンドルハウジング106に受け入れることができ、この特許は、全ての目的に対して引用によって本明細書中に組み込まれている。これらの事例では、ノズル107は、洗浄機能が選択された時に流体を放出することができる。
【0023】
ハウジング106は、洗浄デバイス100を成す多くの作動構成要素を取り囲み、ユーザの手に保持する形状にされる。大抵、ハウジング106は、審美的に好ましい外観、並びに多くの場合にユーザの手に快適に保持するのに十分に小さい形状因子になるように選択される。ハウジング106は、ほぼ円筒形の部材として形成されることが多いが、上部は末端に向けて先細である。
図3A及び
図3Bは、デバイス100の部分分解組立図である。
図3A及び
図3Bを参照すると、ハウジング106はまた、入力ボタン110、112を受け入れる1又は2以上のボタン開口186、188と、ブラシシャフト132が貫通する上端部を通って形成されるシャフト出力190とを含むことができる。ボタン開口186、188は、ボタン110、112の形状及びサイズと実質的に適合するような形状にすることができ、一実施形態では、それぞれ円形及び楕円形の開口として形成して、ハンドルハウジング106の上部に配置することができる。
【0024】
一部の事例では、ハウジング106はまた、1又は2以上のレンズ凹部192、194を含むことができる。一例では、第1のレンズ凹部192は、ハウジングの前面に定められ、デバイス100のためのフェイスプレート108を受け入れるためにくぼんだフェイスプレート凹部192として形成される。これらの事例では、第1のレンズ凹部192は、ハウジングの前面のかなりの長さにわたって延び、楕円形である場合がある。第2のレンズ凹部194は、これを通って定められ、ここで議論する1又は2以上の光源と光学的に連通することができる複数の窓198a、198b、198cを含むことができる。
【0025】
これに加えて、洗浄デバイス100が洗浄機能を含む実施形態では、ハウジング106の側壁又は後面にホース接続部191を形成してもよい。
【0026】
洗浄デバイス100はまた、ハウジング106の底端部に接続された末端キャップ130を含むことができる。末端キャップ130は、デバイス100の様々な機能を取り囲むために、並びに流体チューブへの接続を提供するために、及び/又はデバイス100をカウンタトップユニット内の充電器のような充電源に電気的に接続するのに使用することができる。一実施形態では、末端キャップ130は、デバイス100を充電器に固定して、バッテリ120を壁のコンセントのような常時電源に電気的に接続することによってこれに誘導的に充電する。
【0027】
図2A及び
図3Aを参照すると、フェイスプレート108は、接着パッド154a、154b、154cなどによってハウジング106に固定される。フェイスプレート108は、ハウジング106のフェイスプレート凹部192に適合する形状であり、一実施形態では、ハウジング106の前面のかなりの長さにわたって延び得る細長い楕円形状である場合がある。フェイスプレート108はまた、それを通して定められ、入力ボタン110、112の形状に対応する1又は2以上のボタン開口200、202を含むことができる。フェイスプレート108は、照明特徴部116、118のためのレンズ又は窓を形成する。これらの実施形態では、フェイスプレート108は、照明特徴部116、118の光源からの光が透過することができるように透明又は少なくとも部分的に透明である場合がある。これに加えて、装飾特徴部などを金型装飾又は他の類似の工程によりフェイスプレート108に付加又は形成することができる。フェイスプレート108の構成は、光源106をハウジング106内に隠し、それによって照明特徴部を隆起させることなく滑らかな全面を呈示するが、それでもなおユーザまで光を伝達することができる。一部の実施形態では、フェイスプレート108の一部分は、デバイスからの光の放射を更に制御するために、望ましい照明場所を除いて塗布される又は他に隠すことができる。
【0028】
洗浄デバイス100はまた、1又は2以上の入力ボタン110、112を含み、入力ボタン110などは、1又は2以上のスイッチ140、150をもたらし、ユーザがデバイスの1又は2以上の機能又は特性を変更する又は選択することができるようになる。一例では、第1の入力ボタン110を使用して歯磨き機能を作動及び/又は修正し(例えば、ブラシヘッド104を振動させる)、第2の入力ボタン112を使用して洗浄機能を作動及び/又は変更する(例えば、ノズル107から流体を放出する)ことができる。これらの実施形態では、ボタン110、112は、ユーザが望ましい機能を選択することを支援するために触知要素114のような識別特徴部を含み、並びに異なる形状及び/又はサイズとすることができる。
【0029】
ここでより詳細に議論するように、ボタン110、112の1又は2以上は、照明特徴部116、118の1又は2以上に対応することができる。例えば、一実施形態では、第1の入力ボタン110は第1の照明特徴部116に結び付けられ、照明特徴部116は、第1の入力ボタン110に関連付けられた機能に関してユーザにフィードバックを提供するようにすることができる。同様に、第2の入力ボタン112は、第2の照明特徴部118に結び付けられ、又はこれに関連付けられ、照明特徴部118は、第2の入力ボタン112に対応する機能に関してユーザにフィードバック又は情報を提供するようにすることができる。
【0030】
図2Bを参照すると、入力ボタン110、112は、ボタン110、112の外面の中央領域が外周に対してくぼむように凸面に湾曲した形状にすることができる。この形状は、ユーザの指の指パッドに対応するように選択することができ、それにより、ユーザが入力ボタン110、112を見つけて作動させるのが容易になる。これに加えて、入力ボタン110、112の各々は、ボタン110、112をハウジング106に固定するのに使用することができる周囲リム151を含むことができ、並びに各ボタン110、112の底面は固定フィン153を含むことができ、その目的は後述する。
【0031】
照明特徴部116、118、119、又は照明アセンブリ及びそれらの構造をここで議論する。一般的なレベルでの照明特徴部116、118、119は、発光ダイオード(LED)又は有機発光ダイオード(OLED)のような光源と、光を向けて、任意的に拡散させるためのレンズと、光を確実に望ましい場所だけに伝達させる1又は2以上の反射体及び遮光体とを含む。照明特徴部の様々な構成要素の具体的な実施は、以下の図を参照して議論する。
【0032】
図2A~
図3B、並びに
図4A及び
図4Bを参照すると、照明特徴部116、118、119は、照明アレイ142、152又は光源128と、拡散器136又はレンズ196と、遮光体124、144とを含むことができる。
【0033】
照明アレイ142、152は、1又は2以上の光源182、184を含むことができる。光源182、184は、1又は2以上のLEDとすることができ、一実施形態では、第1の照明アレイ152は、スイッチ150の周りにほぼ円形のパターンに配置された6つのLEDを含み、第2の照明アレイ142は、スイッチ140の周りにほぼ円形に配置された7つのLEDを含む。光源182、184の円形配置により、まとめて見た時に均衡のとれた色の放射が得られる。光源182、184の数、位置決め、及び配置は、望ましい照明効果に依存し、例えば、より明るい効果のためにより多くの光源を使用することができる。一部の実施形態では、スイッチ140、150に関する間隔は、遮光要素を形成するボタンのサイズに基づいて選択され、従って、LEDは、スイッチの十分近くに位置決めすることができ、それらは、確実にボタン110、112の面の背後又はすぐ下に向けられることになる。
【0034】
一実施形態では、光源182、184は、対にして配置され、回路基板126に直接取り付けることができる。光源182、184は、これらに電力を供給するバッテリ120と電気連通することができる。複数の光源182、184により、照明効果には異なる色のライトから放出される光を混合することによって望ましい色が得られ、混合に当たり、多くの場合に、より高価である及び/又は望ましい空間に対して大きすぎる特殊な光源は必要ではない。
【0035】
これに加えて、照明アレイ142、152内で複数のライト182、184を組み合わせることにより、より低い電力の光源を使用することができ、これはバッテリ120の長さを延ばし、デバイスにおける電力消費を低減するのに役立たせることができる。これに加えて、複数の光源を含むことにより、ライトが周囲又は特定の配置(一例では、ボタン110、112の周りの「リング」)で点灯する照明特徴部とは対照的に、光源の起点がユーザに見えるホットスポット効果を排除するのに有用である。
【0036】
照明特徴部116、118は、1又は2以上の反射体146、180を含むことができる。一実施形態では、反射体146、180は、光源182、184の周りに結合され、回路基板126からフェイスプレート108に向けて光を向ける。反射体146、180は、光を吸収するよりも反射する実質的に全てのタイプの材料とすることができ、かつ選択された波長又は全ての波長を反射するように選択することができる。一実施形態では、反射体146、180は、白色印刷パッド又は白色印刷回路基板半田レジストとして形成される。この実施形態では、反射体146、180は、回路基板126の上面に反射面を形成する。反射体146、180は、照明アレイ142、152のレイアウト又は配置と同じ一般的形状に定める(例えば、
図4Bに示すように、光源182、184の円形レイアウトに適合するようにほぼ円形にする)ことができる。
【0037】
図4A及び
図4Bを参照すると、遮光体124、144は、照明アレイ142、152からの光伝達を吸収又は遮断する。それにより、光が確実に望ましい方向にのみ伝達され、不注意による光の混合又は漏れを防ぐのに有用である。上部又は第1の遮光体144は、回路基板126の上に延びて上部及び下部照明アレイ142、152の間に位置決めされた弓形部材として配置することができる。遮光体144又は光分離器は、第1の照明アレイ152からの光が第2の又は底部の照明アレイ142に又はその逆に到達することを防止する暗色のプラスチック部材として形成することができる。一部の実施形態では、遮光体144は、ハウジング106の湾曲に適合する湾曲した外面を有することができる。
【0038】
図2A及び
図4Aに示すように、第2の又は底部の遮光体124は、下方に延びるポスト183を有する本体181として形成することができる。遮光体124は、それをシャーシ148及び/又は回路基板126に固定するために、留め具を受け入れる1又は2以上の固定のための開口を含むことができる。これに加えて、遮光体124は、それを通る開口として形成される1又は2以上の光窓125a、125b、125cを含む。光窓125a、125b、125cのサイズ及び形状は、対応するライト128に適合して光源128からの光がこれらの窓を透過するが、残りの方向では遮断されるように決定することができる。遮光体144と同様に、遮光体124は、ハウジング106の内部湾曲と少なくとも部分的に適合する部分的に湾曲した外面を有することができる。
【0039】
図3Bを参照すると、レンズ196は、主支持体に取り付けた横木の終端部に3つの円形パッドを有する三又部材として成形することができる。レンズ196は、その形状により、個々の光源128(例えば、ライト128の各々に対応する個々の円形パッド)のためのより小さい個々のレンズ196と比べて、製造及び設置が容易になる。しかし、他の実施形態では、各光源128は、
図3Bに示す組合せレンズ196ではなく、別々に構成されたレンズを含むことができる。
【0040】
照明特徴部116、118はまた、1又は2以上の拡散器を含むことができる。一実施形態では、可撓性の拡散器136は、両方の照明アレイ142、152のための拡散要素を形成する。
図6は可撓性拡散器136の平面図である。
図6に示すように、可撓性拡散器136は、ブリッジ166によって互いに結合された2つの拡散部分を含むことができる。可撓性拡散器136は、複数の目的、すなわち、拡散器、光導体としての機能を形成し、並びにボタン110、112の移動と共に並進し、ボタン110、112のための接合部を定める可動シールを提供する。
【0041】
一実施形態では、拡散器136は、ほぼ円形であって周囲に形成された環状溝168を含む第1の膜162を含み、拡散境界158は、溝168を超えて延びて第1の拡散部分の周囲を形成している。第1の膜162のセクションに固定凹部172を形成することができ、拡散境界158の上部壁から固定タング171が延びることができる。拡散境界158の側縁からブリッジ166が延びてひだ付き部材として形成され、ひだ付き部材から固定タブ174が水平方向に延びて2つの拡散セクション間に位置決めされる。
【0042】
第2の拡散セクションは、環状溝170で囲まれた第2の膜164、及び溝170から外向きに延びて拡散セクションの周囲を定める拡散境界160又は拡散縁部を含む。膜164の一部分に固定凹部178を定めることができる。
【0043】
ボタン膜162、164は可撓性であり、ボタン110、112がユーザによって圧縮される又は他の方法で作動されると、変形してボタン110、112が移動することができるようにする。例えば、膜162、164は、ボタン110、112が内側に押される時に伸び、スイッチ140、150を作動させ、次に引き裂かれることなくそれらの元の構成に戻ることができる。ボタン膜と拡散器の全体材料とは、流体及びデブリがハウジングの内部キャビティに入ることを防ぐように選択することができる。
【0044】
拡散縁部又は境界158、160は、照明アレイ142、152とフェイスプレートの間に位置決めされ、光をこれがフェイスプレート108を出る前に拡散させる。境界158、160の形状及び幅は、望ましい照明効果に基づいて選択することができる。
【0045】
拡散器136は、ハウジング106の外面に成形されたオーバーモールド特徴部として形成され、それによってハウジング106のボタン開口186、188のための防水シールを定めることができる。例えば、ツーショット成形法を使用することができる。光の拡散が望ましい実施形態では、拡散器136は、半透明色であって望ましい光波長を反射する色を含むことができ、一例では、拡散器136は、全ての色スペクトルを反射する白色である場合がある。しかし、望ましい反射に基づいて他の色を選択することができることに注意しなければならない。一実施形態では、拡散器136は、その自然状態では半透明の白色である熱可塑性エラストマー製である。一例は、ZHI JINカンパニー・リミテッドによって供給されるNATURALのEASIPRENE DE 50600である。しかし、他の実施形態では、拡散器136の色は、透明な熱可塑性エラストマーに白色(又は他の望ましい色)顔料を添加してその量を補正し、望ましい白色特性を達成することによって選択することができる。顔料及びプラスチックの混合比は、材料の厚み及び望ましい拡散特性などに依存する場合がある。一例として、材料の厚みが増す時に、遮光を防ぐために白色顔料の量を低減することが必要である場合がある。
【0046】
洗浄デバイス100と照明特徴部116、118、119との接続及び作動をここで議論する。
図2Aを参照すると、デバイス100の様々な内部作動構成要素は、シャーシ148内に設置、接続、及び位置決めすることができる。例えば、モータ122及びバッテリ120は、シャーシ148内に位置決めされて互いと作動可能に接続することができる。回路基板126は、バッテリ120に電気的に接続され、次にシャーシ148に、例えば、シャーシ148の前面に固定するなどして接続することができる。照明アレイ142、152は、回路基板126にバッテリ120と電気連通するように接続することができる。
【0047】
図4A及び
図4Bを参照すると、一実施形態では、照明アレイ142、152は、反射体146、180の上部で回路基板126に固定され、又は任意的に反射体は、照明アレイ142、152の周りに形成することができるが、多くの実施形態では、照明アレイ142、152を取り囲む領域は、反射体の反射面とすることができる。各スイッチ140、150は、照明アレイ142、152の中間領域に位置決めされ、結果として光源182、184は、スイッチ140、150の側面に位置してそれらを取り囲むが、スイッチ140、150から離間している場合がある。
【0048】
図2Aを参照すると、回路基板126の底端に1又は2以上のライト128を接続することができる。一実施形態では、デバイス100は、直線状に配置されてバッテリ120のバッテリ強度を通知するのに使用される3つのライト128を含むことができる。
【0049】
回路基板126に1又は2以上の運動センサ304及び処理要素302が取り付けられる又は電気的に接続することができ、かつバッテリ120と電気連通している。簡略図及び例示的配線図が
図7及び
図8に示されている。運動センサ304は、デバイスの移動を検出することができる加速度計、磁力計、フォトダイオード、ジャイロスコープ、又は他のデバイスである場合がある。一部の実施形態では、運動センサ304は、回路基板126の中央領域に位置決めされて、ハンドル102の様々な場所で発生する運動を検出することができるようになっている。
【0050】
処理要素302又はコントローラは、電子歯ブラシデバイス内の他の電子モジュールを制御することができるマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路、又は他の全てのタイプのデバイスとすることができる。多くの実施形態では、プロセッサ又はコントローラは、運動感知モジュール及びスイッチから受信した電気信号と、光源及び電源に向けた信号とを統合するようにプログラムされる。コントローラは、運動感知モジュールから信号を受信した後に、低電力モードを取り消し、1又は2以上の光源を作動させることができる。コントローラは、低電力モードに戻って光源を作動停止する前に、この状態をしばらくの間維持することができる。この期間内(すなわち、低電力モードに戻って光源を作動停止する前)に、第1のユーザ入力が検出された(例えば、フロスボタンを押し下げた)場合に、コントローラによって第2のユーザ入力が検出されるまでデバイスが低い電力に戻らないようにすることができ、他のボタン(例えば、歯磨きボタン)を照らす光源が作動停止するようにすることができる。
図9を参照して、コントローラの機能の具体例を議論する。
【0051】
図2A及び
図4Aを参照すると、回路基板126は、シャーシ148の外面に取り付けられる。一実施形態では、回路基板126は、シャーシ148のかなりの部分にわたって延びることができる。回路基板126が固定されると、第1の遮光体144は、シャーシ148に接続され、第1の照明アレイ152と第2の照明アレイ142の間に配置することができる。一実施形態では、遮光体144は、回路基板126上にブラケットとして延び、両端でシャーシ148に固定することができる。第2の遮光体124は、回路基板126の底端に接続され、様々な構成要素を覆うように位置決めされる。遮光体124は、窓125a、125b、125cが回路基板126上のライト128に整列されるように配置される。
【0052】
図3A及び
図3Bを参照すると、デバイスの組み立て時に、ハウジングは、成形工程などによって形成することができ、次に、特定の要素がハウジングに形成され、又はこれを組み立てることができる。例えば、拡散器136は、モールド工程などによって形成されてハウジング106に固定される。第1の膜162は、第1のボタン開口186に整列されて位置決めされ、これを横切って拡張し、同様に第2の膜164は、第2のボタン開口e188内に位置決めされ、これを横切って拡張する。これに加えて、ブリッジ166及びタング171、174は、ハウジング106のフェイスプレート凹部192内の対応する凹部内に位置決めされて形成される。これに加えて、レンズ196は、ハウジング106のフェイスプレート凹部192内の対応するレンズ凹部194内に形成される及び/又はそれに結合される。一実施形態では、円形パッドは、ハウジング106を通って形成された窓開口198a、198b、198c上に位置決めされる。レンズ196及び拡散器136は、ハウジング106内に定まった開口を密封するように作用し、液体及びデブリがハウジング106のキャビティ内に入ることを防ぐのに有用であることに注意しなければならない。
【0053】
図2A~
図3Bを参照すると、ボタン110、112及びフェイスプレート108はハウジング106に結合される。例えば、接着パッド154a、154b、154cは、フェイスプレート凹部192内の拡散器136、窓198a、198b、198c、及び他の固定場所の周りに位置決めされる。ボタン110、112は、それぞれ第1の膜162、第2の膜164の上に位置決めされ、ボタンフィン153が拡散器136の対応する固定凹部172、178内に位置決めされ、ボタン縁部が溝168、170内に位置決めされる。ボタン110、112を拡散器136に整列させて固定し、フェイスプレート108をボタンに整列させ、第1のボタン110はボタン開口200に整列され、第2のボタン112はボタン開口202に整列される。次に、フェイスプレート108は、フェイスプレート凹部192内に整列され、接着剤154a、154b、154cを通してハウジング106に固定される。接着剤に加えて又はその代わりに、他の固定方法、例えば、超音波溶接又は締め具などを使用することができる。フェイスプレート108は、ボタン110、112を所定位置に締め付けて、ボタン110、112のリム151は、フェイスプレート108の縁部のすぐ下に位置する。
【0054】
図2A及び
図4Aを参照すると、組み立てたシャーシ148は、ハウジング106の底部開口などを通してハウジング106内に受け入れられる。ブラシシャフト132は、ハウジング106の上端のブラシシャフト開口部190を通って延び、回路基板126は、フェイスプレート凹部192の位置に整列される向きにされる。特に、スイッチ150は、ボタン110の中心の背後に位置決めされ、スイッチ140はボタン112の中心の背後に位置決めされる。
図2Bに示すように、ハウジング106の制約に起因して(例えば、ユーザの手に快適に保持されるように十分に小さい)、回路基板126は、第1の膜162及びボタン110から第1の距離D1に位置決めされ、第2の膜164及び第2のボタン112及び/又はハウジング106の内面から第2の距離D2に位置決めされる。D1とD2は、一部の事例では等しい場合があるが、他の実施形態では異なる場合がある。一部の実施形態では、これらの距離は、約0.276cmのような0.635cm未満とすることができ、これは、ここで議論するように、光源からの光の分散が困難であるのに十分に小さい距離である。
【0055】
次に、末端キャップ130がハウジング106の下端に結合され、シャーシ148及び様々な構成要素をハウジング106内に固定することができる。ブラシヘッド104は、ブラシシャフト132に結合され、ハウジング106の上端から延びることができる。
【0056】
デバイス100を使用するために、ユーザは、ハウジング106の周りでハンドル102を把持し、充電プラットフォーム、ハウジング、又は面からデバイス100を持ち上げる。ここで議論するように、ユーザがデバイス100を持ち上げると、運動センサ304がその作動を検出し、処理要素302は、1又は2以上の照明特徴部116、118、119を作動させる。照明特徴部116、118の例では、作動すると、ライト182、184が点灯し、望ましい波長の光を放射し始める。
図2Bを参照すると、光の波長は、反射体146、180によって回路基板126の上面から反射され、ハウジング106に向けて外方に向けられる。これに加えて、遮光体144は、照明アレイ152からの光が照明アレイ142からの光と相互混合するのを防止し、逆も同様である。例えば、照明アレイ152は、第1の色(例えば、緑色)を放射するように選択され、照明アレイ142は、第2の色(例えば、青)を放射するように選択され、色は、他の波長と混ざらずに望ましいままである。
【0057】
ボタン110、112は、不透明にすることができ、又は光がそれを透過しないように構成することができ、その結果、
図2Bの矢印に示すように、光は拡散境界158、160を通って誘導される。拡散器136の色は、複数波長を混合して拡散させるように作用する。それにより、各アレイ142、152内の異なるライト182、184からの色がそれぞれ混合されて望ましい出力色を生成する。次に、光は、透明である場合があるフェイスプレート108を通って誘導され、ボタン110、112の各々の周りに明るいリング又は境界として現れる。不透明ボタンの背後に位置する光源、拡散器、及び遮光板の向きは、ホットスポット及び特定光源の起源が不明瞭な場合によく拡散された光を放射するように作用する。それにより、光の拡散が困難であるが構成要素の製造が廉価で容易な狭い空間内において良質の照明効果が得られる。
【0058】
次に、ユーザは、ボタン110を圧縮するような機能の1つを選択し、ユーザの力が加わると、ボタン110は、ハウジング106の中心軸線に対して水平方向に並進し、回路基板126に向けて移動する。この作用により、ボタン110の底面及び膜162がスイッチ150を圧縮し、望ましい機能を作動させる。ユーザの力を取り除くと、膜162は、その元の形状に戻ってボタン110を反対方向に並進させる。同様に、ボタン112は、圧縮されると膜164を変形させてスイッチ140を作動させるか又は作動停止し、膜164はその元の形状に戻り、ボタン112をその元の位置まで移動する。
【0059】
洗浄デバイス100のそれぞれの機能は、作動するとオンになる。例えば、歯磨き機能が作動すると、処理要素はモータ122を作動させ、それによってブラシシャフト132及びブラシヘッド104がこれに応じて動く。同様に、洗浄機能が作動すると、処理要素は、ポンプ(例えば、カウンタトップユニット内にある)を作動させ、流体を流路を通ってノズル107から外へ送出し始める。
【0060】
充電時又は他の設定時に、処理要素はライト128を作動させ、それがバッテリ状態に対応することができる。この例では、ライトが作動すると、遮光体124は、全ての光を窓125a、125b、125cを通し、レンズ196を通して外に向ける。
【0061】
運動作動式特徴部
上述のように、洗浄デバイス100は、照明特徴部116、118、119のための運動作動も含むことができる。これらの事例では、照明アレイ142、152は、処理要素302又はマイクロプロセッサと電気連通することができ、処理要素302などは、運動又はユーザ入力などに基づいて照明アレイ142、152を選択的に、同じく照明128を任意的に作動させることができる。
図9は、照明効果の1又は2以上を作動させるための例示的流れ図である。
図9を参照すると、方法400は作動402から開始することができ、運動センサ304が作動を検出する。例えば、運動センサ304は、加速力を検出する加速度計である場合があり、それによって信号が生成される。運動事象は、設定されたサイズ及び/又は時間長さにわたる加速度の変化で設定することができる。例えば、一実施形態では、運動事象は、±0.133g
0(標準重力)の変化及び/又はセンサの軸線のいずれか1つで検出される0.3秒にわたって全てのサイズで生じる変化として規定される。しかし、望ましい運動事象検出に応じて、他のサイズ及び/又は時間閾値を望み通りに使用することができる。
【0062】
一部の事例では、運動事象は、運動センサ以外の要素によって検出された事象である場合がある。例えば、一部の実施形態では、照明特徴部を作動させるための運動事象は、デバイス100が充電器から切り離された時及び/又はベースユニットから取り外された時のような運動事象である場合がある。これらの事例では、運動事象は、バッテリ又は処理要素によって検出された事象である場合がある。
【0063】
作動402で運動事象が検出されると、方法400は作動404に進むことができ、メモリ要素307、カウンタ、又は他のタイプのストレージ要素などに運動事象が記録される。一部の実施形態では、発生する運動事象の数が格納又は計数され、追加のデータ(例えば、事象の時間及びサイズ)は格納不要である場合があるが、他の実施形態では、事象の時間及びサイズを含む他のデータを格納することができる。
【0064】
記録した後に、方法400は作動406に進むことができ、作動406で処理要素302は、事象閾値を超えたか否かを決定する。例えば、処理要素302は、記録された運動事象の数を定められた事象閾値と比較することができる。一実施形態では、デバイス100は、5つの運動事象から構成される閾値を有して全ての閾値を使用することができ、運動事象記録閾値に対応することができる(例えば、運動作動事象閾値の上昇は、記録事象閾値の数を低減することができ、その理由は、運動作動閾値が上昇すれば記録される事象が少なくなり、その逆も同様であるからである)。
【0065】
作動406で記録された事象の数が超過すると、方法400は作動424に進むことができ、作動424で処理要素は、リセット事象が発生したか否かを決定する。この代わりに、作動406では、記録された事象の数が閾値を超えない場合に方法400は作動408に進むことができる。作動408では、処理要素は、ヌル事象が検出されたか否かを決定することができる。ヌル事象とは、運動事象が発生した時でも、照明アレイの作動を停止することができる事象のことである。
【0066】
ヌル事象の一例は、照明アレイ142、152が別の機能又はユーザ入力などによって既に作動している時を含み、これらの場合は照明アレイを作動する必要はない。別の例として、モータ122がオンの時に、ユーザはハンドル102を持って歯磨き及び/又はフロス磨きの動きをしていると推定され、そのために運動によってそうでなければ照明アレイ142、152が連続的にトリガされてオン及びオフである場合がある。これは、ユーザを悩ませるだけでなくバッテリ寿命を浪費して、ユーザは、歯磨き作動又はフロス磨き作動で得られる点灯を容易に見ることができない場合がある。ヌル事象の別の例は、ボタン110、112へのユーザ入力などを通して機能が選択された後の1~5分間のような所定期間を含む。この例では、ユーザが行動を完了する時に、照明アレイが作動しないようにすることが望ましい場合がある。一実施形態では、照明アレイは、ユーザが洗浄機能を選択してから3分後及びユーザが歯磨き機能を選択してから1分後に作動を防止することができる。更に別の例は、バッテリ120が充電器に電気的に接続される時のような電動ハンドルが充電信号を受信する時を含む。別の例は、検出された運動が歯磨き又は洗浄による運動の予想範囲にある時を含む。一実施形態では、運動センサが5秒間に3つの軸線のいずれでも+0.64g0を超える変化を検出しない場合に、処理要素は、ヌル事象が発生したと見なすことができる。この実施形態では、歯磨き及びフロス磨きの一般な運動は、+0.64g0未満又はそれに等しい場合がある。しかし、他の例では、必要に応じて他の運動閾値を使用することができる。
【0067】
図9を参照すると、作動406で運動検出閾値が上昇し、又は作動408でヌル事象が発生した時に、方法は作動424に進むことができる。作動424では、デバイス100は、リセットアクションが発生したか否かを決定する。リセットアクションは、運動カウンタをリセットするようにプログラムされた作動であり、例には、デバイス100が充電デバイス(例えば、充電信号を受信するバッテリ120)に接続される時及び/又はユーザ入力を受信する時の例えば入力ボタン110、112の選択が含まれる。リセットアクションが検出されない場合に、方法400は作動422に進んで低電力状態が作動し、方法400は待機作動428に進んで終了し、又は運動を検出する状態に戻る。
【0068】
一部の実施形態では、低電力状態は、デバイス100の運動検出状態であるが、それは、他の実施形態では、バッテリの消耗を防ぐのを支援するために運動センサ304を作動停止することを含む場合がある。一部の実施形態では、処理要素302は、特定の事象を検出した後に単に運動センサをオフにする場合がある。例えば、選択した期間内に少数の運動事象が発生した時である。例えば、25時間以内に発生する運動事象が5回未満の場合であり、これは出荷中及び保管中などに発生する可能性がある。これらの事例では、処理要素は、バッテリ寿命を最大にするために運動センサをオフにする場合がある。別の例として、デバイス100は、バッテリ120の電力が最小安全作動レベルよりも低いような定められた閾値よりも低いと、処理要素がバッテリのそれ以上の消耗を防ぐために運動センサをオフにする電圧ロックアウトを含むことができる。
【0069】
再び
図9を参照すると、作動424でリセットアクションが検出された時に、方法400は、作動426に進んで運動カウンタをリセットすることができる。カウンタをリセットすると、運動事象が別の方法で閾値を超えてライトが作動停止したとしても、特定の事象が発生した時に運動作動式ライトはオンに戻ることができる。これは、製品の出荷又は移動に関連する運動事象によるバッテリ充電の減少(例えば、使用なしで多数の運動事象が検出される場合)を防ぐのに有用であるが、照明特徴部の新たな作動を前進させるリセットを提供する。
【0070】
作動426及びカウンタがリセットされた後に、又は作動408でヌル事象が発生しなかった時に、方法400は作動410に進むことができる。作動410では、照明特徴部116、118、119の1又は2以上が作動し、例えば、光源が点灯する。これに加えて、デバイス100は、低電力モードを終了し、ユーザから作動信号を受信するように構成要素を待機させることができる。
【0071】
照明特徴部116、118、119が作動すると、方法400は作動412に進んでタイマーを作動させることができる。例えば、特定の実施形態では、運動作動式表示特徴部(例えば、照明特徴部)は選択された期間にわたって作動させることができ、任意的に、この期間中に運動センサを停止することができる。一実施形態では、照明特徴部は、運動作動事象の後に10秒間点灯することができるが、他の期間も選択することができる。
【0072】
作動412の後に、方法400は、作動414に進んで時間経過前に入力又は充電事象を受信したか否かを決定することができる。例えば、ユーザが入力ボタン110、112を押す又はデバイス100を充電器に置くと、方法400は、作動416に進んでディスプレイを作動停止し、例えば、特定の照明特徴部116、118、119をオフにする場合がある。一例として、ユーザが第1の入力ボタン110を選択すると、デバイス100は、選択された機能(例えば、歯磨き又は洗浄)を作動させ、選択機能に対応する照明特徴部116、118、119は作動したままにすることができるが、選択されない機能に対応する照明特徴部は作動停止することができる。それにより、ユーザは、照明フィードバックを通して自分が選択した可能性がある機能を視覚的に見ることができる。
【0073】
しかし、作動時間が満了する前に発生する充電事象が入力である事例では、全ての照明特徴部116、118、119を作動停止することができ、又は照明特徴部119とすることができるバッテリ信号特徴部のみを作動状態のままにすることができる。作動416の後に、方法400は終了することができる。
【0074】
作動414では、照明作動期間が終了する前に入力又は充電事象が検出されない場合に、方法400は作動420に進んで低電力モードに入ることができる。低電力モードでは、照明特徴部116、118、119は、電力と保存するために作動停止することができる。方法は、次に作動402に戻り、必要に応じて繰り返すことができる。機能は、第2のユーザ入力が受信されるまでアクティブなままであり、その時点でデバイスは低電力モードに戻る。この代わりに、個々の機能は、自動的に低電力モードに戻るように設定された制限時間を有することができる。
【0075】
方法400における各作動は、互いに別々に実行することができ、必要に応じて方法の流れから省略することができ、複数の順序及び組合せで実行することができることに注意しなければならない。
【0076】
一部の事例では、照明特徴部は、方法400の作動の1又は2以上を用いて運動作動式ディスプレイ又は運動作動式ライトを形成することができる。例示的な例として、ユーザがデバイス100を面から持ち上げると、運動センサ304が運動事象を検出することができ、及び/又はデバイス100が電源から切り離されると、運動作動式照明特徴部が作動する。運動作動式ライトは、デバイス上の全てのライト、例えば、バッテリゲージライト(例えば、ライト128)及びボタン照明アレイ142、152を含むことができる。運動作動事象の後に、ディスプレイは、設定された期間、例えば、10秒間オンにすることができ、ディスプレイは、ボタン押下げ又は充電信号によって取って代わられる。デバイス100はまた、運動事象の数を記録し、5回目の運動事象の後にカウンタがゼロにリセットされるまでディスプレイをオフにするための運動作動式ライトカウンタを含むことができる(リセット機能は、充電信号又は機能ボタンから構成されるユーザ入力を受け入れることを含む)。運動事象が検出されると、ディスプレイは、次の場合に、すなわち、他の機能によって作動した時のようなボタンライトのいずれかが既にオンになっている時に、洗浄機能ボタンが選択されてから3分後又は歯磨き入力が選択されてから1分後に、ブラシモータがオンになる時に、運動センサが選択された期間(例えば、5秒)にわたって使用閾値(例えば、+0.64g0)を超える変化を検出しない場合に、デバイスが充電信号を受信した時に、デバイス100が電圧ロックアウト状態にある時に、デバイス100が充電される時又は選択された期間中に限られた数の事象が発生する例を除いて(例えば、25時間の期間中に5つの事象)、アクティブ(例えば、オン)であることになる。
【0077】
別の例として、運動を感知すると、運動感知モジュールは、低電力モードを取り消すためにコントローラに信号を送ることができ、これは目覚ましと呼ぶ場合がある。デバイスが低電力モードではなく、以前に目覚ましされた場合に、コントローラは、運動感知モジュールからの信号を無視するように構成することができる。一部の実施形態では、運動感知モジュールは、運動を体験すると、ほとんど又は全く電力を必要とすることなく電流及び/又は信号を生成することができる圧電又は類似のデバイスである場合がある。これに加えて、運動感知モジュールから信号を受信すると、コントローラは、1又は2以上のインジケータを作動させて、ユーザに、デバイスが低電力モードではなく使用に待機していることを通知することができる。一部の事例では、ユーザが1又は2以上のデバイス機能を作動させることを望まなくても、デバイスを動かすことができる。これらの事例では、コントローラは、例えば、予め設定された期間の後にユーザ入力を受け入れない場合に、デバイスを低電力モードに戻すように構成することができる。一部の実施形態では、この期間は、約60、30、25、20、15、10、5、4、又は3秒未満である場合がある。一部の事例では、運動感知デバイスが割当て時間内にその後のユーザ入力なしに運動を通知した時(例えば、取り消し目覚まし)、コントローラは、ユーザ入力を受信するまで運動感知モジュールからの追加の信号を無視するように構成することができる。ほとんどの実施形態では、ユーザ入力は、作動ボタンスイッチの形態であるとすることができる。一部の実施形態では、コントローラは、2、3、4、5、6、7、又は8回の取り消し目覚まし後に、運動感知モジュールからの信号を無視するように構成することができる。2又は3以上の取り消し目覚ましの後に運動感知モジュールからの信号を無視することにより、例えば、旅行中に、ユーザがデバイスの使用を意図しなくてもデバイスが電源を消耗することを回避することができる。
【0078】
コントローラは、ライトが作動しているか否か、及び/又は低電力モードが終了しているか否かを決定するのに有用である。一実施形態では、歯磨き/洗浄デバイスのハンドル本体内に位置決めされた運動感知モジュールが運動を検出すると(ユーザによって電動ハンドルが移動される又は持ち上げられたことを示す)、同様に電動ハンドル本体内に位置決めされたコントローラに電子信号が送信される。次に、コントローラは信号をスイッチに送信し、それによって電力が1又は2以上のライトに流れることができ、ライトを点灯することができる。コントローラはまた、運動センサからの信号に応答して低電力モードからの退出を初期化することができる(すなわち、「目覚まし事象」)。コントローラはまた、所定期間の後にユーザ入力(例えば、少なくとも1つのボタンを押すこと)がない場合に、デバイスを低電力モードに戻す及び/又はライトスイッチを作動停止するように構成される。多くの実施形態では、コントローラは、ユーザベースでない運動を区別することができ、ライトスイッチの作動及び/又は低電力モードの取り消しを防ぐことができる。
【0079】
コントローラは、指定された数の取り消し目覚まし事象(タイムリーなユーザ入力が後に続かない目覚まし事象)の後に、電源又はバッテリの消耗を防ぐために感知モジュールからの追加の信号を無視することができる。この機能は、ユーザがデバイスを持って旅行している時、又はユーザがデバイスをその使用を意図することなく移動する時に有用である場合がある。歯磨きボタン又はフロスボタンのいずれかを押すと、コントローラがリセットされ、感知モジュールのその後の信号が目覚まし事象を開始することができるようになる。
【0080】
上述のように、家庭用電子機器の待機時電力消費に関する規制が高まる時に、ベースユニット及び電動ハンドル電子機器は、低電力使用モードにしなければならない。典型的に、低電力モードでは、充電完了後に電動ハンドルをベースユニットから持ち上げる時に電動ハンドルの自動目覚ましが防止される。開示するシステム及び方法を使用することにより、ユーザは単にデバイスを移動することによって低電力モードを取り消すことができる。更に、運動感知モジュールを作動させると、デバイスがベースユニットから持ち上げられた時又は面から持ち上げられた時にボタンライトも作動し、それにより、デバイスの歯磨き及びフロス磨き機能が作動に待機していることがユーザに示される。
【0081】
全ての方向基準(例えば、近位、遠位、上、下、上向き、下向き、左、右、横、縦、前、後、上部、底部、上方、下方、垂直、水平、半径方向、軸線方向、時計回り、反時計回り)は、本発明に対する読者の理解を支援するために識別目的でのみ用いており、特に本発明の位置、向き、又は使用に関して制限を生じない。接続基準(例えば、取り付けられた、結合された、接続された、及び接合された)は、広く解釈しなければならず、別に定めない限り、要素の集合間の中間部材及び要素間の相対移動を含むことができる。従って、接続基準は、2つの要素が直接に接続されて互いに固定された関係にあることを必ずしも暗示しない。例示的図面は、説明目的でのみ用いており、この出願の添付図面に表した寸法、位置、順序、及び相対的なサイズは変えることができる。
【0082】
上記明細書、例、及びデータは、特許請求の範囲で規定される本発明の例示的実施形態の構造及び使用に完全な説明を与えるものである。特許請求の範囲に説明する発明の様々な実施形態は、ある程度の特殊性を含み又は1又は2以上の個々の実施形態を参照して上述したが、当業者は、特許請求の範囲に説明した発明の精神又は範囲を逸脱することなく、開示した実施形態に対して様々な変更を行うことができる。従って、他の実施形態も考えられる。上記説明に含まれかつ添付図面に示す全ての事項は、特定の実施形態の例示に過ぎず、限定ではないと解釈すべきことを意図している。詳細事項又は構造における変更は、特許請求の範囲に規定される本発明の基本的な要素から逸脱することなく行うことができる。
【符号の説明】
【0083】
100 口腔洗浄デバイス
104 ブラシヘッド
108 フェイスプレート
110、112 入力ボタン
116、118、119 照明特徴部