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特許7231545情報処理装置、クライアント装置、プログラム、及び、情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-20
(45)【発行日】2023-03-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、クライアント装置、プログラム、及び、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/00 20060101AFI20230221BHJP
【FI】
A61B5/00 M
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2019537598
(86)(22)【出願日】2018-08-17
(86)【国際出願番号】 JP2018030481
(87)【国際公開番号】W WO2019039393
(87)【国際公開日】2019-02-28
【審査請求日】2021-08-04
(31)【優先権主張番号】P 2017159667
(32)【優先日】2017-08-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社 資生堂
(74)【代理人】
【識別番号】230116816
【弁護士】
【氏名又は名称】成川 弘樹
(74)【代理人】
【識別番号】100146123
【弁理士】
【氏名又は名称】木本 大介
(74)【代理人】
【識別番号】100174850
【弁理士】
【氏名又は名称】大崎 絵美
(72)【発明者】
【氏名】森 雄一郎
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 直輝
【審査官】増渕 俊仁
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-041959(JP,A)
【文献】特開2006-285451(JP,A)
【文献】特開2001-212087(JP,A)
【文献】特開2002-015068(JP,A)
【文献】特開2012-211886(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0169220(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00-5/01
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが浴びた紫外線の量を示す紫外線曝露量と、前記ユーザが過ごした環境の温度と、前記ユーザが過ごした環境の湿度と、を示す環境情報を取得する手段を備え、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記環境情報を取得した日時と、前記環境情報と、を関連付けることにより、環境ログ情報として記憶する手段を備え、
前記取得された環境情報に基づいて、前記ユーザの肌状態に関する第1情報を提示する手段を備え、
前記環境ログ情報に基づいて、前記ユーザの肌状態に関する第2情報を提示する手段を備え、
前記第1情報は、ケアに適した商品に関するアドバイス、すぐにケア行動を行うことを促すメッセージ、すぐに行うべきケアの方法に関するアドバイス、及び、過去の肌状態を示す第1肌スコアの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、ケアに適した商品に関するアドバイス、就寝前にケア行動を行うことを促すメッセージ、就寝前に行うべきケアの方法に関するアドバイス、及び、未来の肌状態を示す第2肌スコアの少なくとも1つを含む、
情報処理装置。
【請求項2】
前記第1情報又は前記第2情報が前記ケア行動を含む場合、前記ユーザ識別情報と、前記ケア行動を識別するタスク識別情報と、を関連付けて記憶する手段を備える、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記ユーザから、前記ユーザが前記ケア行動を実施したことを示す指示を取得する手段を備え、
前記指示を取得した場合、前記タスク識別情報と、前記ケア行動が終了したことを示す情報と、を関連付けて記憶する手段を備える、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ケア行動が終了したことを示す情報に基づいて、前記ユーザのケア行動の実施履歴を特定する手段を備え、
前記環境ログ情報及び前記実施履歴に基づいて、前記ユーザの将来の肌状態を推定する手段を備える、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記環境ログ情報に基づく前記ユーザの肌状態の肌指標を推定する手段を備え、
前記推定された肌指標を提示する手段を備える、
請求項1~請求項4の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記ユーザの行動に関する行動情報の履歴を示す行動ログ情報を取得する手段を備え、
前記推定する手段は、前記環境ログ情報と、前記行動ログ情報と、に基づいて、前記肌指標を推定する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記ユーザの心身に関する心身ログ情報を取得する手段を備え、
前記推定する手段は、前記環境ログ情報と、前記心身ログ情報と、に基づいて、前記肌指標を推定する、請求項5又は請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
将来の環境の予測を示す環境予測情報を取得する手段を備え、
前記推定する手段は、前記環境ログ情報と、前記環境予測情報と、に基づいて、前記肌指標を推定する、請求項5~請求項7の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記取得する手段は、前記環境情報を測定するように構成された測定装置から前記環境情報を取得する、請求項1~請求項8の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記紫外線曝露量が所定値以上である場合、通知メッセージを提示する手段を備える、請求項1~請求項9の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
ウェアラブルデバイスから前記環境情報を取得する手段を備え、
前記ウェアラブルデバイスから取得した環境情報に基づいて、前記ウェアラブルデバイスを装着したユーザの肌のケアに関するアドバイスを提示する手段を備える、
請求項1~請求項9の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項12】
請求項1~請求項11の何れかに記載の情報処理装置と接続可能なクライアント装置であって、
ディスプレイを備え、
前記情報処理装置によって提示された第1情報及び第2情報を前記ディスプレイに表示する手段を備える、クライアント装置。
【請求項13】
ウェアラブルデバイスから前記環境情報を取得する手段を備え、
前記ウェアラブルデバイスから取得した環境情報に基づいて、前記ウェアラブルデバイスを装着したユーザの肌状態に関する肌指標を推定する手段を備え、
前記推定された肌指標を提示する手段を備える、
請求項1~請求項11の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項14】
請求項13に記載の情報処理装置と接続可能なクライアント装置であって、
ディスプレイを備え、
前記情報処理装置によって提示された肌指標を前記ディスプレイに表示する手段を備える、クライアント装置。
【請求項15】
コンピュータを、請求項1~請求項14の何れかに記載の各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項16】
コンピュータを用いて、ユーザに肌に関する情報を提示する情報処理方法であって、
ユーザが浴びた紫外線の量を示す紫外線曝露量と、前記ユーザが過ごした環境の温度と、前記ユーザが過ごした環境の湿度と、を示す環境情報を取得するステップを備え、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と、前記環境情報を取得した日時と、前記環境情報と、を関連付けることにより、環境ログ情報として記憶するステップを備え、
前記取得された環境情報に基づいて、前記ユーザの肌状態に関する第1情報を提示するステップを備え、
前記環境ログ情報に基づいて、前記ユーザの肌状態に関する第2情報を提示するステップを備え、
前記第1情報は、すぐにケア行動を行うことを促すメッセージ、すぐに行うべきケアの方法に関するアドバイス、及び、過去の肌状態を示す第1肌スコアの少なくとも1つを含み、
前記第2情報は、就寝前にケア行動を行うことを促すメッセージ、就寝前に行うべきケアの方法に関するアドバイス、及び、未来の肌状態を示す第2肌スコアの少なくとも1つを含む、
情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、クライアント装置、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、人間の肌は、環境因子(例えば、紫外線、温度、及び、湿度)による影響を受けることが知られている。例えば、化粧品の販売店では、顧客が過ごした環境の環境因子を考慮したアドバイスを提供している。顧客は、提供されたアドバイスを考慮して、購入する化粧品を選択する。
【0003】
従来、ユーザが過ごした環境の環境因子を考慮して、肌のケアに関するアドバイスを提供する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザが被爆した紫外線量に応じた肌のケア方法に関するアドバイスを提示するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2002-41959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
人間の肌は、一時点の環境因子だけでなく、時系列の環境因子の影響も受ける。つまり、一時点の環境因子のみを考慮したアドバイスは、ユーザにとって最適なアドバイスとは言えない。
【0006】
しかし、特許文献1のシステムは、測定装置から得られる紫外線被曝量情報に基づいてアドバイス情報を提供する。測定装置から得られる紫外線被曝量情報は、一時点の環境因子である。つまり、このシステムは、時系列の環境因子が考慮されていない。従って、特許文献1のアドバイス情報は、ユーザにとって最適なアドバイスとは言えない。
【0007】
本発明の目的は、時系列の環境因子を考慮した最適な情報をユーザに提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、
ユーザが浴びた紫外線の量を示す紫外線曝露量と、前記ユーザが過ごした環境の温度と、前記ユーザが過ごした環境の湿度と、を示す環境情報を取得する手段を備え、
前記環境情報に基づいて、前記ユーザの肌状態に関する第1情報を提示する手段を備え、
複数の環境情報を含む環境ログ情報に基づいて、前記ユーザの肌状態に関する第2情報を提示する手段を備える、
情報処理装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、時系列の環境因子を考慮した最適な情報をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図。
図2】本実施形態のアプリケーションの説明図。
図3】本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造を示す図。
図4】本実施形態の環境ログ情報データベースのデータ構造を示す図。
図5】本実施形態の行動ログ情報データベースのデータ構造を示す図。
図6】本実施形態の心身ログ情報データベースのデータ構造を示す図。
図7】本実施形態の肌評価ログ情報データベースのデータ構造を示す図。
図8】本実施形態のコンテンツマッチングテーブルのデータ構造を示す図。
図9】本実施形態のタスク情報データベースのデータ構造を示す図。
図10】本実施形態のコンテンツの提示の処理のシーケンス図。
図11図10の情報処理において表示される画面例を示す図。
図12図10の情報処理において表示される画面例を示す図。
図13】本実施形態のタスクの更新の処理のシーケンス図。
図14図13の情報処理において表示される画面例を示す図。
図15】本実施形態の推定式の補正の処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0012】
(1)情報処理システムの構成
情報処理システムの構成について説明する。図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【0013】
図1に示すように、情報処理システム1は、クライアント装置10と、サーバ30と、ログデバイス50(測定装置の一例)と、予測情報提供サーバ70と、を備える。
クライアント装置10、サーバ30、及び、予測情報提供サーバ70は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
【0014】
クライアント装置10は、サーバ30にリクエストを送信する情報処理装置の一例である。クライアント装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータである。
【0015】
サーバ30は、クライアント装置10から送信されたリクエストに応じたレスポンスをクライアント装置10に提供する情報処理装置の一例である。サーバ30は、例えば、ウェブサーバである。
【0016】
ログデバイス50は、ユーザが過ごした環境に関する情報(以下「環境情報」という)、ユーザの行動に関する情報(以下「行動情報」という)、及び、ユーザの心身に関する情報(以下「心身情報」という)の少なくとも1つを取得する。ログデバイス50は、例えば、ユーザが装着可能なウェアラブルデバイスである。ログデバイス50は、有線又は無線によりクライアント装置10と接続される。
【0017】
予測情報提供サーバ70は、将来の予測を示す予測情報を提供する情報処理装置の一例である。予測情報提供サーバ70は、例えば、以下の情報を提供する。
・将来の環境の予測(例えば、天気予報)を示す環境予測情報
・将来のユーザの行動の予測(例えば、予定)を示す行動予測情報
・将来のユーザの心身の予測(例えば、性周期の予測日)を示す心身予測情報
【0018】
(1-1)クライアント装置の構成
図1を参照して、クライアント装置10の構成について説明する。
【0019】
図1に示すように、クライアント装置10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14と、GPSモジュール15と、を備える。
【0020】
記憶装置11は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
【0021】
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
【0022】
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
【0023】
プロセッサ12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、クライアント装置10の機能を実現するように構成される。プロセッサ12は、コンピュータの一例である。
【0024】
入出力インタフェース13は、クライアント装置10に接続される入力デバイスからユーザの指示を受け付け、ログデバイス50から情報を取得し、かつ、クライアント装置10に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
【0025】
通信インタフェース14は、クライアント装置10とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
【0026】
GPSモジュール15は、GPS(Global Positioning System)衛星と通信を行うことにより、クライアント装置10の位置情報を取得するように構成される。
【0027】
(1-2)サーバの構成
図1を参照して、サーバ30の構成について説明する。
【0028】
図1に示すように、サーバ30は、記憶装置31と、プロセッサ32と、通信インタフェース34とを備える。
【0029】
記憶装置31は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置31は、例えば、ROM、RAM、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
【0030】
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
【0031】
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
【0032】
プロセッサ32は、記憶装置31に記憶されたプログラムを起動することによって、サーバ30の機能を実現するように構成される。プロセッサ32は、コンピュータの一例である。
【0033】
入出力インタフェース33は、サーバ30に接続される入力デバイスからユーザの指示を受け付け、かつ、サーバ30に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
【0034】
通信インタフェース34は、サーバ30とクライアント装置10との間の通信を制御するように構成される。
【0035】
(1-3)アプリケーション
本実施形態のアプリケーションについて説明する。図2は、本実施形態のアプリケーションの説明図である。
【0036】
プロセッサ12(図1)は、環境ログアプリケーション120(図2)を実行する。
環境ログアプリケーション120は、以下の機能を有する。
・ログデバイス50から環境情報を取得する機能
・サーバ30に環境情報を送信する機能
・サーバ30から、環境情報の履歴を示す情報(以下「環境ログ情報」という)に基づく肌状態の推定結果を受信する機能
・ユーザに対して、肌状態の推定結果に基づく2種類の情報(リアルタイム情報(第1情報の一例)及びワンタイム情報(第2情報の一例))を提示する機能
【0037】
(2)データベース
本実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
【0038】
(2-1)ユーザ情報データベース
本実施形態のユーザ情報データベースについて説明する。図3は、本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造を示す図である。
【0039】
図3のユーザ情報データベースには、ユーザに関する情報(以下「ユーザ情報」という)が格納される。
ユーザ情報データベースは、「ユーザID」フィールドと、「ユーザ名」フィールドと、「ユーザ属性」フィールドと、「推定式」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
【0040】
「ユーザID」フィールドには、ユーザを識別するユーザIDが格納される。
【0041】
「ユーザ名」フィールドには、ユーザ名を示す情報(例えば、テキスト)が格納される。
【0042】
「ユーザ属性」フィールドには、ユーザの属性に関する情報(以下「ユーザ属性情報」という)が格納される。ユーザ属性情報は、ユーザが任意に決定する情報である。「ユーザ属性」フィールドは、「性別」フィールドと、「年齢」フィールドと、を含む。
「性別」フィールドには、ユーザの性別を示す情報が格納される。
「年齢」フィールドには、ユーザの年齢を示す情報が格納される。
【0043】
「推定式」フィールドには、ユーザの肌状態を推定するための推定式(式1)が格納される。推定式は、ユーザの肌に影響を与える因子毎の係数を含む。
(式1)f=a×T+b×M+c×UV
・f…肌状態の推定結果を示すスコア(以下「肌スコア」という)
・a…温度の係数
・T…温度
・b…湿度の係数
・M…湿度
・c…紫外線曝露量の係数
・UV…紫外線曝露量
【0044】
推定式は、ユーザの肌状態の指標(以下「肌指標」という)毎に用意される。つまり、推定式に含まれる係数は、肌指標毎に異なる。肌指標は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・角層水分量
・肌理
・肌色
・肌のかさつき
・肌の滑らかさ
・肌の透明感
・肌の美白の程度
・肌荒れの有無
・肌の炎症の程度
・肌の小じわの程度
【0045】
(2-2)環境ログ情報データベース
本実施形態の環境ログ情報データベースについて説明する。図4は、本実施形態の環境ログ情報データベースのデータ構造を示す図である。
【0046】
図4の環境ログ情報データベースには、環境ログ情報が格納される。環境ログ情報は、ログデバイス50から取得される情報である。
環境ログ情報データベースは、「環境ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「紫外線曝露量」フィールドと、「温度」フィールドと、「湿度」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。環境ログ情報データベースは、ユーザIDに関連付けられている。
【0047】
「環境ログID」フィールドには、環境ログ情報を構成する環境情報を識別する環境ログIDが格納される。
【0048】
「日時」フィールドには、環境情報が取得された日時を示す情報が格納される。
【0049】
「紫外線曝露量」フィールドには、ユーザが浴びた紫外線の量(以下「紫外線曝露量」という)を示す情報が格納される。
【0050】
「温度」フィールドには、ユーザが過ごした環境の温度を示す情報が格納される。
【0051】
「湿度」フィールドには、ユーザが過ごした環境の湿度を示す情報が格納される。
【0052】
(2-3)行動ログ情報データベース
本実施形態の行動ログ情報データベースについて説明する。図5は、本実施形態の行動ログ情報データベースのデータ構造を示す図である。
【0053】
図5の行動ログ情報データベースには、行動情報の履歴を示す情報(以下「行動ログ情報」という)が格納される。行動ログ情報は、ログデバイス50から取得される情報、ユーザ指示(例えば、アンケートに対するユーザの回答、又は、ユーザの自発的な入力)に応じて決まる情報、又は、それらの組合せである。
行動ログ情報データベースは、「行動ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「行動」フィールドと、「開始時間」フィールドと、「終了時間」フィールドと、「カロリー変化」フィールドと、「位置情報」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。行動ログ情報データベースは、ユーザIDに関連付けられている。
【0054】
「行動ログID」フィールドには、行動ログ情報を構成する行動情報を識別する行動ログIDが格納される。
【0055】
「日時」フィールドには、行動情報が取得された日時を示す情報が格納される。
【0056】
「行動」フィールドには、ユーザの行動に関する情報が格納される。
ユーザの行動は、以下の少なくとも1つを含む。
・食事(例えば、食事の内容)
・運動(例えば、運動の種目)
・睡眠(例えば、睡眠中の寝返り回数)
・ケア行動(例えば、朝の洗願を実施したか否か、スキンケアを実施したか否か、ケアの内容、ケアに使用した商品に関する情報)
【0057】
「開始時間」フィールドには、行動の開始時間を示す情報が格納される。
【0058】
「終了時間」フィールドには、行動の終了時間を示す情報が格納される。
【0059】
「カロリー変化」フィールドには、行動に応じた摂取カロリー又は消費カロリーを示す情報が格納される。
【0060】
「位置情報」フィールドには、GPSモジュール15によって取得された位置情報が格納される。
【0061】
(2-4)心身ログ情報データベース
本実施形態の心身ログ情報データベースについて説明する。図6は、本実施形態の心身ログ情報データベースのデータ構造を示す図である。
【0062】
図6の心身ログ情報データベースには、ユーザの心身情報の履歴を示す情報(以下「心身ログ情報」という)が格納される。心身ログ情報は、ログデバイス50から取得される情報、ユーザ指示(例えば、アンケートに対するユーザの回答)、又は、それらの組合せに応じて決まる情報である。
心身ログ情報データベースは、「心身ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「脈拍値」フィールドと、「性周期」フィールドと、「ストレス」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。心身ログ情報データベースは、ユーザIDに関連付けられている。
【0063】
「心身ログID」フィールドには、心身ログ情報を構成する心身情報を識別する心身ログIDが格納される。
【0064】
「日時」フィールドには、心身情報が取得された日時を示す情報が格納される。
【0065】
「脈拍値」フィールドには、ユーザの脈拍値が格納される。脈拍値は、例えば、ログデバイス50から取得される情報である。
【0066】
「性周期」フィールドには、性周期を示す情報(ホルモンバランス情報の一例)が格納される。
【0067】
「ストレス」フィールドには、ストレスの指標を示すストレス情報が格納される。ストレス情報は、例えば、ストレスの強さ、ストレスの要因、ストレスの種類、又は、それらの組合せを示す。ストレス情報は、脈拍値、性周期、又は、それらの組合せによって決まる。
【0068】
(2-5)肌評価ログ情報データベース
本実施形態の肌評価ログ情報データベースについて説明する。図7は、本実施形態の肌評価ログ情報データベースのデータ構造を示す図である。
【0069】
図7の肌評価ログ情報データベースには、肌状態に関する定性的な評価(以下「肌評価」という)の履歴を示す情報(以下「肌評価ログ情報」という)が格納される。
肌評価ログ情報データベースは、「肌評価ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「肌スコア」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。肌評価ログ情報データベースは、ユーザIDに関連付けられている。
【0070】
「肌評価ログID」フィールドには、肌評価ログ情報を構成する肌評価を識別する肌評価ログIDが格納される。
【0071】
「日時」フィールドには、肌評価が生成された日時を示す情報が格納される。
【0072】
「肌スコア」フィールドには、環境情報及び推定式から得られる肌スコアが格納される。「肌スコア」フィールドは、「第1肌スコア」フィールドと、「第2肌スコア」フィールドと、を含む。
「第1肌スコア」フィールドには、第1肌スコア(第1肌指標の一例)が格納される。第1肌スコアは、環境ログ情報から推定される現在(例えば、環境情報が取得された時)の肌状態を示す。
「第2肌スコア」フィールドには、第2肌スコア(第2肌指標の一例)が格納される。第2肌スコアは、環境ログ情報及び環境予測情報から推定される将来(例えば、環境情報が取得された日の1週間後)の肌状態を示す。
【0073】
(2-6)コンテンツマッチングテーブル
本実施形態のコンテンツマッチングテーブルについて説明する。図8は、本実施形態のコンテンツマッチングテーブルのデータ構造を示す図である。
【0074】
図8のコンテンツマッチングテーブルは、肌評価と、ユーザに対して提示すべき2種類の情報(リアルタイム情報及びワンタイム情報)のコンテンツとの関係を示すデータ構造を有する。
コンテンツマッチングテーブルは、「基準スコア」フィールドと、「リアルタイムコンテンツ」フィールドと、「ワンタイムコンテンツ」フィールドと、を含む。
【0075】
「基準スコア」フィールドには、リアルタイムコンテンツ又はワンタイムコンテンツを特定するための基準スコアが格納される。
【0076】
「リアルタイムコンテンツ」フィールドには、リアルタイム情報を構成するリアルタイムコンテンツを識別するコンテンツIDが格納される。リアルタイムコンテンツは、例えば、テキスト、画像、音声、URL(Uniform Resource Locator)、又は、それらの組合
せである。
リアルタイムコンテンツは、例えば、以下を含む。
・すぐにケア行動を行うことを促すメッセージ
・すぐに行うべきケアの方法に関するアドバイス
・ケアに適した商品に関するアドバイス(例えば、当該商品を購入するためのウェブサイトのURL)
・過去の肌状態を示す第1肌スコア
【0077】
「ワンタイムコンテンツ」フィールドには、ワンタイム情報を構成するワンタイムコンテンツを識別するコンテンツIDが格納される。ワンタイムコンテンツは、例えば、テキスト、画像、音声、URL、又は、それらの組合せである。
ワンタイムコンテンツは、例えば、以下を含む。
・就寝前にケア行動を行うことを促すメッセージ
・就寝前に行うべきケアの方法に関するアドバイス
・ケアに適した商品に関するアドバイス(例えば、当該商品を購入するためのウェブサイトのURL)
・未来の肌状態を示す第2肌スコア
【0078】
(2-7)タスク情報データベース
本実施形態のタスク情報データベースについて説明する。図9は、本実施形態のタスク情報データベースのデータ構造を示す図である。
【0079】
図9のタスク情報データベースには、ユーザが行うべきケア行動に関する情報(以下「タスク情報」という)が格納される。
タスク情報データベースは、「タスクID」フィールドと、「基準コンテンツ」フィールドと、「登録日時」フィールドと、「終了日時」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。タスク情報データベースは、ユーザIDに関連付けられている。
【0080】
「タスクID」フィールドには、タスク情報を識別するタスクIDが格納される。
【0081】
「基準コンテンツ」フィールドには、ケア行動の基準となる基準コンテンツ(リアルタイムコンテンツ又はワンタイムコンテンツ)を識別するコンテンツIDが格納される。
【0082】
「登録日時」フィールドには、タスク情報がタスク情報データベースに登録された日時を示す情報が格納される。
【0083】
「終了日時」フィールドには、タスク情報に対応するケア行動が終了した日時を示す情報が格納される。コード「NOT」は、ケア行動が終了していないことを意味する。
【0084】
(3)情報処理
本実施形態の情報処理について説明する。
【0085】
(3-1)コンテンツの提示の処理
本実施形態のコンテンツの提示の処理について説明する。図10は、本実施形態のコンテンツの提示の処理のシーケンス図である。図11及び図12は、図10の情報処理において表示される画面例を示す図である。
【0086】
図10に示すように、クライアント装置10は、環境情報の取得(S100)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、一定時間毎に、ログデバイス50から環境情報(例えば、紫外線曝露量、温度、及び、湿度を示す情報)を取得する。
プロセッサ12は、環境情報と、ステップS100の実行日時(つまり、環境情報を取得した日時)を示す情報と、を関連付けて記憶装置11に記憶する。
【0087】
ステップS100の後、クライアント装置10は、コンテンツリクエスト(S101)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、コンテンツリクエストデータをサーバ30に送信する。
コンテンツリクエストデータは、以下の情報を含む。
・ユーザID
・環境情報
・ステップS100の実行日時を示す情報
【0088】
ステップS101の後、サーバ30は、コンテンツリクエストデータに基づいて、データベースの更新(S300)を実行する。
【0089】
具体的には、プロセッサ32は、コンテンツリクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられた環境ログ情報データベース(図4)に、新規レコードを追加する。
新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「環境ログID」フィールド…新規環境ログID
・「日時」フィールド…コンテンツリクエストデータに含まれるステップS100の実行日時を示す情報
・「紫外線曝露量」フィールド…コンテンツリクエストデータに含まれる紫外線曝露量を示す情報
・「温度」フィールド…コンテンツリクエストデータに含まれる温度を示す情報
・「湿度」フィールド…コンテンツリクエストデータに含まれる湿度を示す情報
これにより、ステップS100で取得された環境情報がサーバ30に記録される。
【0090】
ステップS300の後、サーバ30は、肌状態の推定(S301)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ユーザ情報データベース(図3)を参照して、コンテンツリクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられた推定式を特定する。
【0091】
プロセッサ32は、ステップS300で更新した環境ログ情報データベースに格納された環境ログ情報のレコードのうち、「日時」フィールドの値がステップS100の実行日から遡って一定期間(例えば、1週間)に含まれるレコード(以下「環境参照レコード」という)を特定する。
プロセッサ32は、環境参照レコードの「紫外線曝露量」フィールド、「温度」フィールド、及び、「湿度」フィールドの値の平均値を算出する。
プロセッサ32は、算出した平均値を、特定した推定式に適用することにより、第1肌スコアを算出する。
【0092】
第1肌スコアは、以下の指標毎に算出される。
・角層水分量に関する肌スコア
・肌理に関する肌スコア
・肌色に関する肌スコア
・肌の定性状態に関する肌スコア
・肌荒れに関する肌スコア
・炎症レベルに関する肌スコア
・肌の小じわの程度に関する肌スコア
【0093】
プロセッサ32は、予測情報提供サーバ70から環境予測情報を取得する。
プロセッサ32は、環境参照レコードの「紫外線曝露量」フィールド、「温度」フィールド、及び、「湿度」フィールドの値の平均値と、環境予測情報とを、特定した推定式に適用することにより、第2肌スコアを算出する。第2肌スコアは、第1肌スコアと同様の指標毎に算出される。
【0094】
プロセッサ32は、コンテンツリクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられた肌評価ログ情報データベース(図7)に新規レコードを追加する。
新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「肌評価ログID」…新規肌評価ログID
・「日時」フィールド…ステップS100の実行日時を示す情報
・「第1肌スコア」フィールド…第1肌スコア
・「第2肌スコア」フィールド…第2肌スコア
【0095】
ステップS301の後、サーバ30は、コンテンツの選択(S302)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、コンテンツマッチングテーブル(図8)の「基準スコア」フィールドを参照して、ステップS301で算出された第1肌スコアに対応するコンテンツIDを特定する。例えば、第1肌スコア「30」の場合、基準スコア「20~39」に関連付けれたコンテンツID「REAL001」が特定される。
プロセッサ32は、「基準スコア」フィールドを参照して、ステップS301で算出された第2肌スコアに対応するコンテンツIDを特定する。例えば、第2肌スコア「60」の場合、基準スコア「60~89」に関連付けられたコンテンツID「ONE003」が特定される。
【0096】
ステップS302の後、サーバ30は、コンテンツレスポンス(S303)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、コンテンツレスポンスデータをクライアント装置10に送信する。
コンテンツレスポンスデータは、以下の情報を含む。
・ステップS301で算出された第1肌スコア及び第2肌スコア
・ステップS301で第1肌スコアを算出するために参照された環境情報
・ステップS301で第2肌スコアを算出するために参照された環境ログ情報
・ステップS302で特定されたコンテンツID、及び、当該コンテンツIDによって識別されるコンテンツ(リアルタイムコンテンツ又はワンタイムコンテツ)
【0097】
ステップS303の後、クライアント装置10は、コンテンツレスポンスデータに基づいて、コンテンツの提示(S102)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P100(図12)をディスプレイに表示する。
【0098】
画面P100は、表示オブジェクトA100a~A100dと、ボタンオブジェクトB100a~B100dと、を含む。
【0099】
表示オブジェクトA100aには、ステップS100で記憶装置11に記憶された環境情報(紫外線曝露量、温度、及び、湿度)が表示される。
表示オブジェクトA100bには、コンテンツレスポンスデータに含まれる環境ログ情報に対応するグラフ(例えば、紫外線曝露量、温度、及び、湿度の時間変化を示すグラフ)が表示される。
表示オブジェクトA100cには、コンテンツレスポンスデータに含まれる第1肌スコア及び第2肌スコアが表示される。
【0100】
ボタンオブジェクトB100aは、リアルタイムコンテンツ画面P102a(図12A)を表示させるためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ボタンオブジェクトB100bは、ワンタイムコンテンツ画面P102b(図12B)を表示させるためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ボタンオブジェクトB100cは、タスクの提示(図13のS111)のユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ボタンオブジェクトB100dには、リアルタイムコンテンツ又はワンタイムコンテンツに従ってケアを行う時に有用なケアアイテムを購入するためのショッピングサイトへアクセスするためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
【0101】
ユーザがボタンオブジェクトB100aを指定すると、プロセッサ12は、画面P102a(図12A)をディスプレイに表示する。
画面P102aは、表示オブジェクトA102aと、ボタンオブジェクトB102aと、を含む。
【0102】
表示オブジェクトA102aには、コンテンツレスポンスデータに含まれるコンテンツIDによって識別されるリアルタイムコンテンツが表示される。
【0103】
ボタンオブジェクトB102aは、表示オブジェクトA102aに表示されたリアルタイムコンテンツが示すケアを終了したことをサーバ30に通知するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
【0104】
ユーザがボタンオブジェクトB100bを指定すると、プロセッサ12は、画面P102b(図12B)をディスプレイに表示する。
画面P102bは、表示オブジェクトA102bと、ボタンオブジェクトB102bと、を含む。
【0105】
表示オブジェクトA102bには、コンテンツレスポンスデータに含まれるコンテンツIDによって識別されるワンタイムコンテンツが表示される。
【0106】
ボタンオブジェクトB102bは、表示オブジェクトA102bに表示されたワンタイムコンテンツが示すケアを終了したことをサーバ30に通知するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
【0107】
ステップS102の後、クライアント装置10は、タスク更新リクエスト(S103)を実行する。
【0108】
第1例として、ユーザが、ボタンオブジェクトB102a(図12A)を指定すると、プロセッサ12は、タスク更新リクエストデータをサーバ30に送信する。
タスク更新リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ユーザID
・表示オブジェクトA102aに表示されたリアルタイムコンテンツのコンテンツID
・ステップS103の実行日時を示す情報
【0109】
第2例として、ユーザが、ボタンオブジェクトB102b(図12B)を指定すると、プロセッサ12は、タスク更新リクエストデータをサーバ30に送信する。
タスク更新リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ユーザID
・表示オブジェクトA102bに表示されたワンタイムコンテンツのコンテンツID
・ステップS103の実行日時を示す情報
【0110】
ステップS103の後、サーバ30は、データベースの更新(S304)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、タスク更新リクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられたタスク情報データベース(図9)に新規レコードを追加する。
新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「タスクID」フィールド…新規タスクID
・「コンテンツID」フィールド…タスク更新リクエストデータに含まれるコンテンツID
・「登録日時」フィールド…タスク更新リクエストデータに含まれるステップS103の実行日時を示す情報
・「終了日時」フィールド…コード「NOT」
これにより、ユーザが画面P102a又はP102b(図12)で指定したタスクがサーバ30に記録される。
【0111】
(3-2)タスクの更新の処理
本実施形態のタスクの更新の処理について説明する。図13は、本実施形態のタスクの更新の処理のシーケンス図である。図14は、図13の情報処理において表示される画面例を示す図である。
【0112】
図13に示すように、クライアント装置10は、タスク提示リクエスト(S110)を実行する。
具体的には、ユーザがボタンオブジェクトB100c(図11)を指定すると、プロセッサ12は、タスク提示リクエストデータをサーバ30に送信する。
タスク提示リクエストデータは、ユーザIDを含む。
【0113】
ステップS110の後、サーバ30は、タスク提示レスポンス(S310)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、タスク提示リクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられたタスク情報データベース(図9)を参照して、「終了日時」フィールドにコード「NOT」が格納されているレコード(つまり、未終了タスクに関するタスク情報が格納されているレコード)のタスクID及びコンテンツIDを特定する。
【0114】
プロセッサ32は、タスク提示レスポンスデータをクライアント装置10に送信する。
タスク提示レスポンスデータは、以下の情報を含む。
・未終了タスクのタスクID
・未終了タスクのタスクIDに関連付けられたコンテンツID
【0115】
ステップS310の後、クライアント装置10は、タスクの提示(S111)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、タスク提示レスポンスデータに基づいて、画面P110(図14)をディスプレイに表示する。
【0116】
画面P110は、表示オブジェクトA110a~A110bと、ボタンオブジェクトB110a~B110bと、を含む。
【0117】
表示オブジェクトA110a~A110bには、タスク提示レスポンスデータに含まれるコンテンツIDによって識別されるコンテンツが表示される。
【0118】
ボタンオブジェクトB110a~B110bは、それぞれ、表示オブジェクトA110a~A110bに表示されたコンテンツに対応するタスクの終了をサーバ30に通知するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。ボタンオブジェクトB110a~B110bには、それぞれ、表示オブジェクトA110a~A110bに表示されたコンテンツを識別するコンテンツIDに関連付けられたタスクIDが割り当てられている。
【0119】
ステップS111の後、クライアント装置10は、タスク更新リクエスト(S112)を実行する。
具体的には、ユーザがボタンオブジェクトB110a(図14)を指定すると、プロセッサ12は、タスク更新リクエストデータをサーバ30に送信する。
タスク更新リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ユーザID
・ユーザが指定したボタンオブジェクトB110aに割り当てられたタスクID
・ステップS112の実行日時を示す情報
【0120】
ステップS112の後、サーバ30は、データベースの更新(S311)を実行する。
【0121】
具体的には、プロセッサ32は、タスク更新リクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられたタスク情報データベース(図9)を特定する。
プロセッサ32は、特定したタスク情報データベースのうち、タスク更新リクエストデータに含まれるタスクIDを含むレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定したレコードの「終了日時」フィールドに、タスク更新リクエストデータに含まれるステップS112の実行日時を示す情報を格納する。
【0122】
プロセッサ32は、タスク更新リクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられた行動ログ情報データベース(図5)を特定する。
プロセッサ32は、特定した行動ログ情報データベースに新規レコードを追加する。
新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「行動ログID」フィールド…新規行動ログID
・「日時」フィールド…タスク更新リクエストデータに含まれるステップS112の実行日時を示す情報
・「行動」フィールド…タスク更新リクエストデータに含まれるタスクID
【0123】
これにより、ユーザが画面P110(図14)で指定したタスクの終了と、当該タスクを終了させるために実施したケア行動と、がサーバ30に記録される。
【0124】
(3-3)推定式の補正の処理
本実施形態の推定式の補正の処理について説明する。図15は、本実施形態の推定式の補正の処理のフローチャートである。
【0125】
図15の処理は、専用の測定装置(例えば、化粧品の販売店に配置された装置)にユーザのユーザIDを登録した後に実行される。
【0126】
図15に示すように、サーバ30は、測定結果の取得(S320)を実行する。
具体的には、ユーザが専用の測定装置(例えば、化粧品の販売店に配置された装置)を用いて、肌状態に関する基準値REFを測定すると、プロセッサ32は、測定装置から、ユーザIDと、基準値REFと、を取得する。
【0127】
ステップS320の後、サーバ30は、式2を用いて、基準値REFと肌スコアfとの差分値(以下「乖離値」という)Dを算出する(S321)。
(式2)D=|REF-f|
【0128】
ステップS321で算出された乖離値Dが所定の閾値Th未満である場合(S322-NO)、図15の処理が終了する。
【0129】
ステップS321で算出された乖離値Dが所定の閾値Th以上である場合(S322-YES)、サーバ30は、推定式の更新(S323)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、乖離値Dが所定の閾値Th未満になるように、ステップS320で取得したユーザIDに関連付けられた推定式(図3)の係数を変更する。
これにより、推定式がユーザ毎に調整される。
【0130】
図15の処理は、肌指標毎に実行される。
【0131】
(4)変形例
本実施形態の変形例について説明する。
【0132】
(4-1)変形例1
変形例1について説明する。変形例1は、環境ログ情報(図4)、及び、行動ログ情報(図5)の組合せを用いて、コンテンツの提示の処理(図10)を実行する例である。
【0133】
具体的には、変形例1の推定式は、ユーザの行動の係数と、行動情報に応じて決まるパラメータと、を含む。
【0134】
ステップS301(図10)において、プロセッサ32は、コンテンツリクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられた行動ログ情報データベース(図5)のレコードのうち、「日時」フィールドの値がステップS100の実行日から遡って一定期間(例えば、1週間)に含まれるレコード(以下「行動参照レコード」という)を特定する。
プロセッサ32は、行動参照レコードの「行動」フィールド、「開始時間」フィールド、「終了時間」フィールド、「カロリー変化量」フィールド、及び、「位置情報」フィールドの少なくとも1つと、環境参照レコードから算出した平均値とを推定式に適用することにより、第1肌スコアを算出する。第1肌スコアは、環境ログ情報及び行動ログ情報から推定される現在の肌状態を示す。
【0135】
プロセッサ32は、予測情報提供サーバ70から行動予測情報を取得する。
プロセッサ32は、行動参照レコードの「行動」フィールド、「開始時間」フィールド、「終了時間」フィールド、「カロリー変化」フィールド、及び、「位置情報」フィールドの少なくとも1つの情報と、環境参照レコードから算出した平均値と、行動予測情報と、を推定式に適用することにより、第2肌スコアを算出する。第2肌スコアは、環境ログ情報、行動ログ情報、及び、行動予測情報から推定される将来の肌状態を示す。
【0136】
リアルタイムコンテンツ及びワンタイムコンテンツは、更に、ユーザの行動に関するアドバイスを含む。
【0137】
変形例1によれば、ユーザが過ごした環境、及び、ユーザの行動の両方を考慮して、肌状態を推定することができる。これにより、環境ログ情報及び行動ログ情報の組合せに応じたコンテンツを提供することができる。
【0138】
(4-2)変形例2
変形例2について説明する。変形例2は、環境ログ情報(図4)、及び、心身ログ情報(図6)の組合せを用いて、コンテンツの提示の処理(図10)を実行する例である。
【0139】
具体的には、変形例2の推定式は、ユーザの心身の係数と、心身ログ情報に応じて決まるパラメータと、を含む。
【0140】
ステップS301(図10)において、プロセッサ32は、コンテンツリクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられた心身ログ情報データベース(図6)のレコードのうち、「日時」フィールドの値がステップS100の実行日から遡って一定期間(例えば、1週間)に含まれるレコード(以下「心身参照レコード」という)を特定する。
プロセッサ32は、心身参照レコードの「脈拍値」フィールド、「性周期」フィールド、及び、「ストレス」フィールドの少なくとも1つと、環境参照レコードから算出した平均値とを推定式に適用することにより、第1肌スコアを算出する。第1肌スコアは、環境ログ情報及び心身ログ情報から推定される現在の肌状態を示す。
【0141】
プロセッサ32は、予測情報提供サーバ70から心身予測情報を取得する。
プロセッサ32は、心身参照レコードの「脈拍値」フィールド、「性周期」フィールド、及び、「ストレス」フィールドの少なくとも1つの情報と、環境参照レコードから算出した平均値と、心身予測情報と、を推定式に適用することにより、第2肌スコアを算出する。第2肌スコアは、環境ログ情報、心身ログ情報、及び、心身予測情報から推定される将来の肌状態を示す。
【0142】
リアルタイムコンテンツ及びワンタイムコンテンツは、更に、以下の情報を含む。
・ユーザのホルモンバランスに関するアドバイス
・ユーザのストレスに関するアドバイス
【0143】
変形例2によれば、ユーザが過ごした環境、及び、ユーザの心身の両方を考慮して、肌状態を推定することができる。これにより、環境ログ情報及び心身ログ情報の組合せに応じたコンテンツを提供することができる。
【0144】
(4-3)変形例3
変形例3について説明する。変形例3は、ユーザのケア行動を考慮して将来の肌状態を推定する例である。
【0145】
具体的には、変形例3の推定式は、ユーザのケア行動の係数と、タスク情報に応じて決まるパラメータと、を含む。
【0146】
ステップS301(図10)において、プロセッサ32は、平均値を算出した後、コンテンツリクエストデータに含まれるユーザIDに関連付けられたタスク情報データベース(図9)を参照して、一定期間内(例えば、ステップS301の実行日から遡って1週間)のレコード(以下「参照レコード」という)を特定する。
プロセッサ32は、特定した参照レコードの情報(つまり、一定期間内のケア行動に関する情報)と、算出した平均値と、を推定式に適用することにより、第2肌スコアを算出する。
【0147】
変形例3によれば、ユーザのケア行動の履歴を考慮して、将来の肌状態を推定する。これにより、各ユーザに適合した将来の肌状態を提示することができる。
【0148】
(4-4)変形例4
変形例4について説明する。変形例4は、肌スコアをクライアント装置10以外の外部装置に出力する例である。
【0149】
具体的には、サーバ30には、肌スコアに基づいて化粧品を生成する化粧品生成装置に接続されている。化粧品生成装置には、複数のカートリッジが配置されている。各カートリッジには、化粧品の成分となる原料、又は、複数の原料の混合物(以下「化粧料」という)が収容されている。原料は、例えば、液体、粉体、固体、又は、それらの組合せである。
【0150】
ステップS301(図10)において、プロセッサ32は、第1肌スコア及び第2肌スコアを、化粧品生成装置に送信する。
【0151】
化粧品生成装置は、サーバ30から送信された第1肌スコア及び第2肌スコアの少なくとも1つに基づいて、各カートリッジに収容された原料又は化粧料の使用量を決定する。
化粧品生成装置は、決定した使用量の原料又は化粧料を各カートリッジから抽出して、ユーザに提供する。
【0152】
変形例4によれば、環境情報に応じた原料又は化粧料を用いて生成される化粧品をユーザに提供することができる。
【0153】
(4-5)変形例5
変形例5について説明する。変形例5は、環境情報が所定条件を満たす場合、ユーザに通知メッセージを提示する例である。
【0154】
具体的には、図10の処理は、環境ログアプリケーション120がバックグラウンドで動作している時に実行される。
【0155】
プロセッサ12は、ステップS100で取得した環境情報が所定条件を満たす場合、通知メッセージを含む画面をディスプレイに表示する。
所定条件は、以下の少なくとも1つである。
・紫外線曝露量が所定値以上であること
・温度が所定値以上であること
・湿度が所定値以下であること
【0156】
変形例5によれば、環境ログアプリケーション120の動作状態にかかわらず、肌に悪影響を及ぼす環境に居ることをユーザに即座に知ることができる。
【0157】
(5)本実施形態の小括
本実施形態について小括する。
【0158】
本実施形態の第1態様の情報処理装置(例えば、サーバ30)は、ユーザが浴びた紫外線の量を示す紫外線曝露量と、ユーザが過ごした環境の温度と、ユーザが過ごした環境の湿度と、を示す環境情報を取得する手段(例えば、ステップS300を実行するプロセッサ32)を備え、
環境情報に基づいて、ユーザの肌状態に関する第1情報(例えば、リアルタイムコンテンツ)を提示する手段(例えば、ステップS303を実行するプロセッサ32)を備え、
複数の環境情報を含む環境ログ情報に基づいて、ユーザの肌状態に関する第2情報(例えば、ワンタイムコンテンツ)を提示する手段(例えば、ステップS303を実行するプロセッサ32)を備える。
【0159】
第1態様によれば、ユーザは、現在の環境情報に基づくリアルタイムコンテンツと、環境ログ情報に基づくワンタイムコンテンツと、を受け取ることができる。つまり、ユーザは、時系列の環境因子を考慮した最適な情報を得ることができる。
【0160】
本実施形態の第2態様では、第1情報及び第2情報は、ユーザの肌のケアの方法に関するアドバイス、ユーザの肌のケアに適した商品に関するアドバイス、及び、ユーザのホルモンバランスに関するアドバイス、及び、ユーザのストレスに関するアドバイスの少なくとも1つを含む。
【0161】
本実施形態の第3態様の情報処理装置は、環境ログ情報に基づくユーザの肌状態の肌指標(例えば、第1肌スコア及び第2肌スコア)の少なくとも1つを推定する手段(例えば、ステップS301を実行するプロセッサ32)を備え、
推定された肌指標を提示する手段(例えば、ステップS303を実行するプロセッサ32)を備えてもよい。
【0162】
第3態様によれば、ユーザは、環境情報に基づく肌状態を知ることができる。
【0163】
本実施形態の第4態様の情報処理装置は、ユーザが浴びた紫外線の量を示す紫外線曝露量と、ユーザが過ごした環境の温度と、ユーザが過ごした環境の湿度と、を示す環境情報を取得する手段(例えば、ステップS300を実行するプロセッサ32)を備え、
複数の環境情報を含む環境ログ情報に基づく肌状態の肌指標を推定する手段(例えば、ステップS301を実行するプロセッサ32)を備え、
推定された肌指標を提示する手段(例えば、ステップS303を実行するプロセッサ32)を備える。
【0164】
第4態様によれば、ユーザは、現在の環境情報に基づく第1肌スコアと、環境ログ情報に基づく第2肌スコアを知ることができる。つまり、ユーザは、時系列の環境因子を考慮した最適な情報を得ることができる。
【0165】
本実施形態の第5態様の情報処理装置は、ユーザの行動に関する行動情報の履歴を示す行動ログ情報を取得する手段(例えば、ステップS300を実行するプロセッサ32)を備え、
推定する手段は、環境ログ情報と、行動ログ情報と、に基づいて、肌指標を推定する。
【0166】
第5態様によれば、ユーザは、自身が過ごした環境、及び、自身の行動の両方に基づく肌状態を知ることができる。
【0167】
本実施形態の第6態様の情報処理装置は、ユーザの心身に関する心身ログ情報を取得する手段(例えば、ステップS300を実行するプロセッサ32)を備え、
推定する手段は、環境ログ情報と、心身ログ情報と、に基づいて、肌指標を推定する。
【0168】
第6態様によれば、ユーザは、自身が過ごした環境、及び、自身の心身の両方に基づく肌状態を知ることができる。
【0169】
第7態様によれば、将来の環境の予測を示す環境予測情報を取得する手段(例えば、ステップS300を実行するプロセッサ32)を備え、
推定する手段は、環境ログ情報と、環境予測情報と、に基づいて、肌指標を推定する。
【0170】
第7態様によれば、ユーザは、自身が過ごした環境、及び、自身が過ごす予定の環境の両方に基づく肌状態を知ることができる。
【0171】
本実施形態の第8態様では、取得する手段は、環境情報を測定するように構成された測定装置(例えば、ログデバイス50)から環境情報を取得する。
【0172】
本実施形態の第9態様の情報処理装置は、紫外線曝露量が所定値以上である場合、通知メッセージを提示する手段を備える。
【0173】
第9態様によれば、ユーザは、環境ログアプリケーション120を利用していなかったとしても、肌に悪影響を及ぼす環境に居ることを即座に知ることができる。
【0174】
本実施形態の第10態様の情報処理装置(例えば、サーバ30)は、ウェアラブルデバイス(例えば、ログデバイス50)と通信可能であって、
ウェアラブルデバイスから情報を取得する手段(例えば、ステップS300を実行するプロセッサ32)を備え、
ウェアラブルデバイスから取得した情報に基づいて、ウェアラブルデバイスを装着したユーザの肌のケアに関するアドバイスを提示する手段(例えば、ステップS303を実行するプロセッサ32)を備える。
【0175】
(6)その他の変形例
その他の変形例について説明する。
【0176】
記憶装置11は、ネットワークNWを介して、クライアント装置10と接続されてもよい。記憶装置31は、ネットワークNWを介して、サーバ30と接続されてもよい。
【0177】
上記の情報処理の各ステップは、クライアント装置10及びサーバ30の何れでも実行可能である。
【0178】
環境ログ情報、及び、行動ログ情報は、クライアント装置10に内蔵されたモジュールによって取得してもよい。
環境ログ情報、行動ログ情報、及び、心身ログ情報は、サーバ30とは異なる外部サーバから取得してもよい。
【0179】
ステップS301において、第1肌スコア及び第2肌スコアの一方の推定は省略可能である。
【0180】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態及び変形例は、組合せ可能である。
【符号の説明】
【0181】
1 :情報処理システム
10 :クライアント装置
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
15 :GPSモジュール
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
50 :ログデバイス
70 :予測情報提供サーバ70
120 :環境ログアプリケーション
図1
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