(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-20
(45)【発行日】2023-03-01
(54)【発明の名称】サービス提供方法、及びサービス提供装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20230221BHJP
G06Q 30/0201 20230101ALI20230221BHJP
H04L 67/02 20220101ALI20230221BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/0201
H04L67/02
(21)【出願番号】P 2020075213
(22)【出願日】2020-04-21
【審査請求日】2021-08-19
(73)【特許権者】
【識別番号】319013263
【氏名又は名称】ヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100181124
【氏名又は名称】沖田 壮男
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(72)【発明者】
【氏名】杉山 雄太
(72)【発明者】
【氏名】河合 俊介
【審査官】庄司 琴美
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-158905(JP,A)
【文献】特開2009-064374(JP,A)
【文献】特開2018-097760(JP,A)
【文献】特開2016-012305(JP,A)
【文献】特開2018-049666(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0372288(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
H04N 67/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタイリストが用いる第1端末装置と、スタイリストの施術を受ける利用者が用いる第2端末装置と、前記スタイリストに係る情報を端末装置に提供するサービス提供装置とを用いて実現されるサービス提供方法であって、
前記第1端末装置が、スタイリストの操作に応じて、スタイリストの識別情報である第1識別情報を含むアクセスコードを表示し、
前記第2端末装置が、前記アクセスコードを読み取って前記サービス提供装置にアクセスすることにより、前記第1識別情報と前記利用者の識別情報である第2識別情報とを含む利用者アップロード情報を前記サービス提供装置に送信し、
前記サービス提供装置が、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを互いに対応付けてデータベースに登録し、
前記第1端末装置が、前記第1識別情報とスタイリストの施術結果に関する施術結果情報とを含むスタイリストアップロード情報を前記サービス提供装置に送信し、
前記サービス提供装置が、前記第1識別情報をキーとして前記施術結果情報を前記データベースに追加し、前記データベースを用いて端末装置に
前記施術結果情報を含む情報を提供する、
サービス提供方法。
【請求項2】
前記サービス提供装置が、前記第1端末装置が前記アクセスコードを表示する前に、所定の時間だけ利用可能な前記アクセスコードを前記第1端末装置に送信し、
前記第2端末装置が、前記所定の時間内に前記サービス提供装置にアクセスすることで、前記利用者アップロード情報を前記サービス提供装置に提供することが可能となる、
請求項1に記載のサービス提供方法。
【請求項3】
前記サービス提供装置が、前記端末装置に
前記施術結果情報を含む情報を提供する際に、前記第2識別情報に代えて、前記第2識別情報の詳細内容を隠蔽した情報を
前記施術結果情報と共に前記端末装置に提供する、
請求項1または2に記載のサービス提供方法。
【請求項4】
前記サービス提供装置が、前記施術結果情報を前記データベースに追加した場合、前記データベースに前記施術結果情報が追加されたことを、前記第2端末装置に通知する、
請求項1から3のうちいずれか一項に記載のサービス提供方法。
【請求項5】
前記第2端末装置が、前記スタイリスト、又は前記施術の評価を示す評価情報と、前記第1識別情報とを前記サービス提供装置に送信し、
前記サービス提供装置が、前記第1識別情報をキーとして前記評価情報を前記データベースに追加し、前記データベースを用いて端末装置に
前記評価情報を更に含む情報を提供する、
請求項1から4のうちいずれか一項に記載のサービス提供方法。
【請求項6】
前記サービス提供装置が、前記利用者が自身の前記施術結果情報を他の利用者に提供しないことを要求する場合、要求された前記施術結果情報を、前記
他の利用者の端末装置に提供しない、
請求項1から5のうちいずれか一項に記載のサービス提供方法。
【請求項7】
スタイリストの施術を受けた利用者が用いる第1端末装置、及び前記スタイリストが用いる第2端末装置と、ネットワークを介して情報通信が可能であり、前記スタイリストに係る情報を端末装置に提供するサービス提供装置であって、
前記第1端末装置に対するスタイリストの操作に応じて、スタイリストの識別情報である第1識別情報を含むアクセスコードを、前記第1端末装置に提供するアクセスコード提供部と、
前記第2端末装置が前記アクセスコードを読み取って前記サービス提供装置にアクセスすることによって前記第2端末装置により送信された情報であって、前記第1識別情報と前記利用者の識別情報である第2識別情報とを含む利用者アップロード情報を前記第2端末装置から受信し、前記第1端末装置が送信した前記第1識別情報とスタイリストの施術結果に関する施術結果情報とを含むスタイリストアップロード情報とを受信する受信部と、
前記第1識別情報と前記第2識別情報とを互いに対応付けてデータベースに登録する登録部と、
前記第1識別情報をキーとして前記施術結果情報を前記データベースに追加し、前記データベースを用いて端末装置に
前記施術結果情報を含む情報を提供する提供部と、
を備えるサービス提供装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サービス提供方法、及びサービス提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サービスを提供するサービス提供者に対する口コミ等の評価を収集する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、サービスの被提供者からサービスに対する評価を収集することが困難であった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者からスタイリストの施術結果に対する評価を簡便に取得できるようにすることを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、スタイリストが用いる第1端末装置と、スタイリストの施術を受ける利用者が用いる第2端末装置と、前記スタイリストに係る情報を端末装置に提供するサービス提供装置とを用いて実現されるサービス提供方法であって、前記第1端末装置が、スタイリストの操作に応じて、スタイリストの識別情報である第1識別情報を含むアクセスコードを表示し、前記第2端末装置が、前記アクセスコードを読み取って前記サービス提供装置にアクセスすることにより、前記第1識別情報と前記利用者の識別情報である第2識別情報とを含む利用者アップロード情報を前記サービス提供装置に送信し、前記サービス提供装置が、前記第1識別情報と前記第2識別情報とを互いに対応付けてデータベースに登録し、前記第1端末装置が、前記第1識別情報とスタイリストの施術結果に関する施術結果情報とを含むスタイリストアップロード情報を前記サービス提供装置に送信し、前記サービス提供装置が、前記第1識別情報をキーとして前記施術結果情報を前記データベースに追加し、前記データベースを用いて端末装置に情報を提供する、サービス提供方法である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、利用者からスタイリストの施術結果に対する評価を簡便に取得できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】サービス提供装置100がサービスの評価を収集する方法について概説するための図である。
【
図2】サービス提供装置100の構成の一例を示す図である。
【
図3】ユーザ情報DB1の内容の一例を示す図である。
【
図4】スタイリスト情報DB2の内容の一例を示す図である。
【
図5】施術データベースDB3の内容の一例を示す図である。
【
図6】手順2において第1端末装置200に表示されるスタイリストサイト画像IMs1の一例を示す図である。
【
図7】手順3において第1端末装置200に表示されるスタイリストサイト画像IMs2の一例を示す図である。
【
図8】手順4において第2端末装置300に表示される固有ウェブサイト画像IMwの一例を示す図である。
【
図9】手順5において第1端末装置200に表示されるスタイリストサイト画像IMs3及びスタイリストサイト画像IMs4の一例を示す図である。
【
図10】スタイリング画像の提供に用いられるスタイリストサイト画像IMs5の一例を示す図である。
【
図11】スタイリング画像を示すスタイリストサイト画像IMs6(その1)の一例を示す図である。
【
図12】評価の提供に用いられるスタイリストサイト画像IMs7の一例を示す図である。
【
図13】スタイリング画像を示すスタイリストサイト画像IMs6´(その2)の一例を示す図である。
【
図14】施術データベースDB3´の内容の他の例を示す図である。
【
図15】利用者サイト画像IMu1の一例を示す図である。
【
図16】情報提供サービスの一連の流れを示すシーケンス図である。
【
図17】スタイリストサイト、又は利用者サイトの提供に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
以下、図面を参照し、本発明のサービス提供方法、及びサービス提供装置の実施形態について説明する。
【0010】
[概要]
図1は、サービス提供装置100がサービスの評価を収集する方法について概説するための図である。サービス提供装置100は、例えば、サービスに係る情報を収集し、収集した情報を提供する装置である。
【0011】
以降の説明において、サービス提供者が、美容師、理容師、又はスタイリスト等(以下、スタイリストS)であって、サービス提供者が提供するサービスが、ヘアカット、ヘアカラー、パーマ、又はトリートメント等の美容、又は理容に係るサービス(以下、スタイリング;施術の一例)であって、利用者Uが、スタイリストSからスタイリングを受けるものとして説明する。また、以降の説明において、サービス提供装置100が情報収集し、収集した情報を提供するサービスを、「情報提供サービス」とも記載する。
【0012】
サービス提供装置100は、スタイリストSが使用する第1端末装置200、利用者Uが使用する第2端末装置300、およびその他の第三者が使用する端末装置(不図示)と、ネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、プロバイダ端末、無線通信網、無線基地局、専用回線などを含む。
【0013】
第1端末装置200、第2端末装置300、及び第三者が使用する端末装置は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、各種パーソナルコンピュータなどの、入力装置、表示装置、通信装置、撮像装置、記憶装置、および演算装置を備える端末装置である。以下の説明では、第1端末装置200、第2端末装置300、及び第三者が使用する端末装置を互いに区別しない場合には、単に「端末装置」と記載する。また、以下の説明では、端末装置は、入力装置であると共に表示装置であるタッチパネルを備えるものとする。
【0014】
端末装置では、ブラウザやアプリケーションプログラムなどのUA(User Agent)が起動する。以下の説明では、UAはブラウザケーション(以下、ブラウザ)であり、サービス提供装置100はウェブサーバであるものとする。UAが起動した端末装置は、サービス提供装置100から取得した情報に基づいて、表示装置に各種画像を表示させる。また、UAは、サービス提供装置100から提供されたサイト画像を表示すると共に、端末装置の利用者によってなされた入力操作に応じたリクエストをサービス提供装置100に送信する。
【0015】
スタイリストSは、自身がスタイリングした結果を示す情報(例えば、スタイリングした利用者Uを撮像したスタイリング画像)や、自身がスタイリングした利用者Uから、自身に対する、又はスタイリングに対する口コミや感想(以下、評価)を集めて、宣伝に用いたいと考える場合がある。そのため、サービス提供装置100は以下のサービスを提供する。
【0016】
まず、スタイリストSは、例えば、スタイリングした利用者Uを(利用者Uの許可を得て)、第1端末装置200の撮像装置によって撮像する。そして、スタイリストSは、第1端末装置200を用いて、サービス提供装置100が提供するウェブサイトを閲覧し、ログインした上で所望の操作をすることで、自身がスタイリングした利用者Uに提供するアクセスコードの生成をサービス提供装置100に要求する(手順1)。アクセスコードは、例えば、スタイリングを行った利用者Uが、サービス提供装置100が提供するウェブサイトにアクセスすると共に、スタイリストSと自身との対応付けを可能とするコードであり、例えば、URL(Uniform Resource Locator)の中にスタイリストSの識別情報が埋め込まれた(含まれた)ものである。利用者Uの識別情報は、利用者Uがサービス提供装置100が提供するウェブサイトにおいてログインすることでサービス提供装置100に伝えられている。
【0017】
次に、サービス提供装置100は、第1端末装置200からの要求に応じて、アクセスコードを生成し、第1端末装置200に送信する(手順2)。
【0018】
次に、スタイリストSは、サービス提供装置100から提供されたアクセスコードを第1端末装置200によって提示する(手順3)。このとき、スタイリストSは、自身のページに利用者Uのスタイリングに関する情報を掲載することについて口頭などで承諾を得ている。
【0019】
次に、利用者Uは、第2端末装置300のバーコードリーダなどを用いて第1端末装置200に提示されたアクセスコードを読み取り、サービス提供装置100にアクセスする(手順4)。これを受けて、サービス提供装置100では、スタイリングを行ったスタイリストSと、スタイリングを受けた利用者Uの対応付けを行う。
【0020】
次に、スタイリストSは、スタイリング画像を第1端末装置200からサービス提供装置100に送信する(手順5)。これを受けて、サービス提供装置100では、スタイリングを行ったスタイリストSに関連付けてスタイリング画像を掲載するための処理を開始する。
【0021】
これらの手順を行うことにより、サービス提供装置100は、スタイリストSの識別情報と、利用者Uの識別情報との対応付けを簡便に行うことができ、更には、スタイリストSに対する、又はスタイリングに対する評価を、利用者Uが提供しやすくすることができる。
【0022】
以下、サービス提供装置100の構成について説明し、次に、上述した各手順の詳細について説明する。
【0023】
[サービス提供装置100]
図2は、サービス提供装置100の構成の一例を示す図である。サービス提供装置100は、例えば、通信部110と、制御部120と、記憶部130とを備える。制御部120は、例えば、サイト提供部122と、アクセスコード提供部124と、登録部126とを備える。制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。上述のプログラムは、予め記憶部130等のHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよい。
【0024】
記憶部130は、上記の各種記憶装置、或いはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現されてもよい。記憶部130には、例えば、ユーザ情報DB1、スタイリスト情報DB2、施術データベースDB3等やプログラム等が格納される。
【0025】
図3は、ユーザ情報DB1の内容の一例を示す図である。ユーザ情報DB1は、例えば、利用者Uを識別可能な利用者IDと、利用者Uの氏名を示す情報と、利用者Uのニックネームを示す情報とが互いに対応付けられた利用者U毎のレコードが一以上含まれる。利用者Uは、例えば、情報提供サービスの利用を開始する際(サービス加入時)に、これらの情報が含まれた加入情報を第2端末装置300によってサービス提供装置100に提供する。サービス提供装置100は、提供された加入情報に基づいて、ユーザ情報DB1のレコードを生成する。利用者IDは、「第2識別情報」の一例である。
【0026】
なお、上述では、利用者Uが情報提供サービスのサービス加入時に加入情報をサービス提供装置100に提供する場合について説明したが、これに限られない。利用者Uは、例えば、スタイリングの予約受付サービスや、他の関連するサービスの利用を開始する際に、加入情報を第2端末装置300によってサービス提供装置100に提供してもよい。この場合、サービス提供装置100は、情報提供サービスにおいて、ユーザ情報DB1を流用する。
【0027】
図4は、スタイリスト情報DB2の内容の一例を示す図である。スタイリスト情報DB2は、例えば、スタイリストSを識別可能なスタイリストIDと、スタイリストSの氏名を示す情報と、スタイリストSを撮像したスタイリスト画像情報と、スタイリストSが所属する美容室や理容室等のサロンを識別可能なサロンIDと、サロン名を示す情報と、スタイリストS自身の詳細を示すスタイリスト情報とが互いに対応付けられたスタイリストS毎のレコードが一以上含まれる。スタイリスト情報には、例えば、スタイリストSが施術を得意とする髪の長さ、得意な施術、得意なスタイリングの雰囲気、スタイリストSの趣味等が含まれる。スタイリストSは、例えば、情報提供サービスの利用を開始する際(サービス加入時)に、これらの情報が含まれた加入情報を第1端末装置200によってサービス提供装置100に提供する。サービス提供装置100は、提供された加入情報に基づいて、スタイリスト情報DB2のレコードを生成する。スタイリストIDは、「第1識別情報」の一例である。
【0028】
なお、上述では、スタイリストSが情報提供サービスのサービス加入時に加入情報をサービス提供装置100に提供する場合について説明したが、これに限られない。スタイリストSは、例えば、スタイリングの予約受付サービスや、他の関連するサービスの利用を開始する際に、加入情報を第2端末装置300によってサービス提供装置100に提供してもよい。この場合、サービス提供装置100は、情報提供サービスにおいて、スタイリスト情報DB2を流用する。
【0029】
図5は、施術データベースDB3の内容の一例を示す図である。施術データベースDB3には、例えば、スタイリストSが行ったスタイリングを識別可能なスタイリング実績IDと、スタイリングを行ったスタイリストSのスタイリストIDと、スタイリングを受けた利用者Uの利用者IDと、スタイリングを行ったスタイリング日時を示す情報と、スタイリングを行った利用者Uを撮像したスタイリング画像を示す情報と、評価情報とが互いに対応付けられたスタイリング実績毎のレコードが一以上含まれる。スタイリング画像を示す情報は、「施術結果情報」の一例である。
【0030】
評価情報は、例えば、スタイリストS自身、又はスタイリストSのスタイリングの評価を示す情報である。以下、評価情報には、5段階の星評価と、スタイリストS自身、又はスタイリストSのスタイリングに対するコメントとが含まれるものとする。
【0031】
図2に戻り、通信部110は、ネットワークNWを介して、端末装置と通信する。通信部110は、例えば、NIC等の通信インターフェースを含む。
【0032】
サイト提供部122は、例えば、通信部110によって端末装置からのサイトの閲覧要求が受け付けられた場合、要求に応じて各種サイトを実現するサイト画像を端末装置に提供する。サイトの閲覧要求は、例えば、スタイリストサイトの閲覧要求や、利用者サイトの閲覧要求等である。スタイリストサイトは、スタイリストS毎に設けられたサイトであって、スタイリストSの情報を掲載するサイトである。利用者サイトは、利用者U毎に設けられたサイトであって、利用者Uのスタイリング結果(ヘアカルテ)を掲載するサイトである。サイト提供部122は、例えば、記憶部130に記憶される各種情報を用いて、スタイリストサイトを実現する画像や、利用者サイトを実現する画像等を選択(或いは、生成)し、通信部110によって各端末装置に送信(提供)する。
【0033】
アクセスコード提供部124は、例えば、通信部110によって第1端末装置200からのアクセスコードの生成の要求が受け付けられた場合、アクセスコードを生成する。アクセスコード提供部124は、生成したアクセスコードを示す情報を、サイト提供部122に出力する。サイト提供部122は、アクセスコード提供部124によって生成されたアクセスコードを示す画像を、スタイリストサイトを実現する画像に含めて第1端末装置200に送信(提供)する。
【0034】
登録部126は、手順4において第2端末装置300から取得した情報と、手順5において第1端末装置200から取得した情報とに基づいて、施術データベースDB3のレコードを登録する。
【0035】
[手順1、及び手順2の詳細]
以下、手順1、及び手順2の詳細について説明する。スタイリストSは、第1端末装置200のブラウザを用いてスタイリストサイトにアクセスする。ブラウザは、情報提供サービスのログイン情報(例えば、スタイリストID、及びパスワード)を記憶しており、情報提供サービスのログイン状態を保持している。第1端末装置200は、ブラウザを用いてスタイリストサイトにアクセスすることにより、サービス提供装置100にスタイリストIDを送信する。
【0036】
なお、第1端末装置200のブラウザに情報提供サービスのログイン情報が保持されていない場合、サービス提供装置100は、第1端末装置200(スタイリストS)にログインを要求する処理を行ってもよい。また、スタイリストSが情報提供サービスに加入していない(利用者IDやパスワードを有していない)場合、サービス提供装置100は、第1端末装置200(スタイリストS)に情報提供サービスへの加入を求める処理を行ってもよい。スタイリストサイトは、スタイリストSの情報提供サービスへの加入と同時にスタイリストS毎に付与される。
【0037】
サイト提供部122は、第1端末装置200がスタイリストサイトにアクセスすることに応じて、第1端末装置200から取得したスタイリストIDを検索キーとしてスタイリスト情報DB2を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いたスタイリストIDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードを、アクセスコードを要求したスタイリストSのレコードとして特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、当該スタイリストSに係るスタイリストサイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像としてスタイリストサイト画像IMs1を生成する。サイト提供部122は、生成したスタイリストサイト画像IMs1を第1端末装置200に提供し、表示させる。
【0038】
図6は、手順2において第1端末装置200に表示されるスタイリストサイト画像IMs1の一例を示す図である。スタイリストサイト画像IMs1は、スタイリストサイトを実現する画像のうち、アクセスコードの生成の要求を行う際に用いられる画像である。スタイリストサイト画像IMs1には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、アクセスコードの生成を要求することを確認するメッセージMS1と、要求を実行するボタンB1とが含まれる。
【0039】
スタイリスト紹介画像IMiは、スタイリストSの氏名、スタイリストSが所属するサロン名、及びスタイリスト画像が含まれる画像である。サイト提供部122は、アクセスされたスタイリストサイトのURLに含まれる(或いは、対応する)スタイリストIDを特定する。サイト提供部122は、特定したスタイリストIDを検索キーとしてスタイリスト情報DB2を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いたスタイリストIDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードに含まれるサロン名、スタイリストSの氏名、又はスタイリスト画像等に基づいて、スタイリスト紹介画像IMiを生成する。また、メッセージMS1は、例えば、「アクセスコードを生成しますか?」等のメッセージである。
【0040】
スタイリストSは、第1端末装置200に表示されたスタイリストサイト画像IMs1のうち、ボタンB1を操作(タップ)する。第1端末装置200は、ボタンB1が操作されたことに基づいて、アクセスコードの生成を要求しつつ、スタイリストIDをサービス提供装置100に送信する。
【0041】
アクセスコード提供部124は、第1端末装置200からアクセスコードの生成の要求があった場合に、アクセスコードを生成する。サイト提供部122は、アクセスコード提供部124によって生成されたアクセスコードに基づいて、スタイリストサイト画像IMs2を生成する。サイト提供部122は、生成したスタイリストサイト画像IMs2をサービス提供装置100に提供し、表示させる。
【0042】
以下、アクセスコードが、サービス提供装置100にアクセスする際に用いられるQRコード(登録商標)であるものとする。QRコードは、サービス提供装置100が提供するウェブサイトにアクセスするためのURLを表すものである。このURLによってアクセスされるウェブサイトは、サイト提供部122が提供するウェブサイトであって、アクセスコードの生成を要求したスタイリスト固有のウェブサイトである。したがって、アクセスコードには、スタイリストIDそのもの、又はスタイリストIDに一意に対応する情報が含まれる。
【0043】
スタイリスト固有のウェブサイトは、スタイリストサイトであってもよく、単に、スタイリング画像の提供を問合わせるために用いられるウェブサイトであってもよい。以下、スタイリスト固有のウェブサイトが、単に、スタイリング画像の提供を問合わせるために用いられるウェブサイトであるものとする。また、スタイリスト固有のウェブサイトは、所定の回数、又は所定の時間だけアクセス可能なワンタイムURLによってアクセスされるウェブサイトであるものとする。スタイリスト固有のウェブサイトは、例えば、アクセスコードがスタイリストSに提供されてから数[分]~数十[分]までの間、1回のみ利用可能(アクセス可能)である。なお、スタイリスト固有のウェブサイトにアクセス可能な回数、及び時間は、一例であり、これに限られない。
【0044】
サイト提供部122は、例えば、第1端末装置200からアクセスコードの生成の要求が受け付けられた場合、要求と併せて取得したスタイリストIDそのもの、又はスタイリストIDに一意に対応する情報を含むURLのウェブサイトを、スタイリスト固有のウェブサイトとして生成する。アクセスコード提供部124は、サイト提供部122により生成されたスタイリスト固有のウェブサイトのURLを表すアクセスコードを生成する。
サイト提供部122は、アクセスコード提供部124によって生成されたアクセスコードを示すアクセスコード画像IMqと、スタイリング画像IMrと、メッセージMS2と含めたスタイリストサイト画像IMs2を生成し、第1端末装置200に送信する。
【0045】
[手順3の詳細]
以下、手順3の詳細について説明する。
図7は、手順3において第1端末装置200に表示されるスタイリストサイト画像IMs2の一例を示す図である。第1端末装置200は、サービス提供装置100から受信したスタイリストサイト画像IMs2を表示装置に表示する。スタイリストSは、スタイリストサイト画像IMs2が表示された第1端末装置200を利用者Uに提示する。
【0046】
スタイリストサイト画像IMs2は、スタイリストサイトを実現する画像のうち、利用者Uにアクセスコードを提示する際に用いられる画像である。スタイリストサイト画像IMs2には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、アクセスコード画像IMqと、利用者Uにアクセスコードの読み取りを促すメッセージMS2とが含まれる。メッセージMS2は、例えば、「ご利用ありがとうございました。読み取りお願いします。」等のメッセージである。
【0047】
[手順4の詳細]
以下、手順4の詳細について説明する。第2端末装置300は、第1端末装置200に表示されたスタイリストサイト画像IMsに含まれるアクセスコードを読み取ることにより、サービス提供装置100が提供するスタイリスト固有のウェブサイトにアクセスする。第2端末装置300は、スタイリスト固有のウェブサイトにアクセスすることにより、サービス提供装置100にスタイリストIDと利用者IDとを含む利用者アップロード情報を送信する。
【0048】
上述したように、スタイリストIDは、例えば、URLに含まれる。利用者IDは、例えば、利用者Uのメールアドレス等により実現され、パケットのヘッダなどに埋め込まれる。利用者アップロード情報に含まれる利用者IDは、第2端末装置300のIPアドレスなどの通信識別情報であってもよく、その場合、サービス提供装置100においてIPアドレスが、いわゆる利用者IDに変換されてよい。
【0049】
サイト提供部122は、第2端末装置300がスタイリスト固有のウェブサイトにアクセスすることにより第2端末装置300から利用者アップロード情報を取得する。サイト提供部122は、取得した利用者アップロード情報に含まれるスタイリストIDを検索キーとしてスタイリスト情報DB2を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いたスタイリストIDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードを、アクセスコードを提供したスタイリストSのレコードとして特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、固有ウェブサイト画像IMwを生成する。
【0050】
図8は、手順4において第2端末装置300に表示される固有ウェブサイト画像IMwの一例を示す図である。固有ウェブサイト画像IMwは、スタイリング画像を、スタイリストS、又は第三者に提供することについて、利用者Uの同意の意思を確認する際に用いられる画像である。固有ウェブサイト画像IMwには、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、利用者Uの同意を確認するメッセージMS3と、利用者Uが同意の意思を表す操作に用いられるボタンB2と、利用者Uが同意しない意思を表す操作に用いられるボタンB3とが含まれる。
【0051】
利用者Uは、スタイリング画像を提供することについて同意する場合、固有ウェブサイト画像IMwのボタンB2を操作する。第2端末装置300は、ボタンB2が操作されたことに基づいて、サービス提供装置100に対してスタイリング画像をスタイリストS、又は第三者に提供することについて同意することを示す情報を送信する。
【0052】
登録部126は、通信部110によって第2端末装置300から同意することを示す情報が受信された場合、スタイリスト固有のウェブサイトにアクセスがあった際に第2端末装置300から受け付けたスタイリストID、及び利用者IDと、スタイリスト固有のウェブサイトへのアクセス日時(スタイリング日時)と、スタイリング実績IDとを互いに対応付けて施術データベースDB3のレコードを生成し、登録する。
【0053】
また、利用者Uは、スタイリング画像を提供することについて同意しない場合、固有ウェブサイト画像IMwのボタンB3を操作する。第2端末装置300は、ボタンB3が操作されたことに基づいて、サービス提供装置100に対してスタイリング画像をスタイリストSや第三者に提供することについて同意しないことを示す情報を送信する。この場合、サービス提供装置100は、当該利用者Uからスタイリングに係る情報を収集せず、以降の処理を終了する。
【0054】
上述したように、アクセスコードは、ワンタイムURLによってアクセスされるスタイリスト固有のウェブサイトである。したがって、登録部126が、手順4の処理において、スタイリストSと、複数の利用者Uとを互いに対応付けて施術データベースDB3のレコードを生成し、登録することはない。つまり、サービス提供装置100は、アクセスコードを使いまわすことにより、スタイリストSのスタイリング実績が水増しされないようにすることができる。同様に、アクセスコード提供部124は、所定の時間以内に所定数以上(例えば、現在から1時間前までの間に、10件以上)のアクセスコードの生成を行わなくてもよい。これにより、アクセスコード提供部124は、施術を伴わないアクセスコードの生成の要求があった場合に、アクセスコードを提供せず、スタイリストSのスタイリング実績が水増しされないようにすることができる。
【0055】
なお、利用者Uは、第2端末装置300によってアクセスコードを読み取った時点で、スタイリング画像をスタイリストS、又は第三者に提供することに同意しているものであってもよい。この場合、登録部126は、例えば、第2端末装置300がスタイリスト固有のウェブサイトにアクセスしたことにより取得したスタイリストIDと利用者IDとを対応付けて施術データベースDB3のレコードを生成し、登録する。また、この場合、サイト提供部122は、固有ウェブサイト画像IMwを第2端末装置300に提供しない。また、スタイリストSは、手順4において、利用者Uが第2端末装置300を用いてアクセスコードを読み取ってサービス提供装置100にアクセスすることは、スタイリング画像をスタイリストS、又は第三者に提供することについて同意することであることを、利用者Uに対して説明する。利用者Uは、スタイリング画像をスタイリストS、又は第三者に提供することについて利用者Uが同意する場合に、第1端末装置200に表示されたアクセスコードを、第2端末装置300の撮像装置によって読み取る。また、利用者Uは、スタイリング画像をスタイリストS、又は第三者に提供することについて利用者Uが同意しない場合には、アクセスコードを読み取らなくてもよい。
【0056】
[手順5の詳細]
以下、手順5の詳細について説明する。
図9は、手順5において第1端末装置200に表示されるスタイリストサイト画像IMs3及びスタイリストサイト画像IMs4の一例を示す図である。
【0057】
上述したように、スタイリストSは、スタイリングした利用者Uを(利用者Uの許可を得て)、第1端末装置200の撮像装置によって撮像/生成したスタイリング画像を、サービス提供装置100に送信するに際して、第1端末装置200を用いてスタイリストサイトにアクセスする。第1端末装置200は、ブラウザを用いてスタイリストサイトにアクセスすることにより、サービス提供装置100にスタイリストIDを送信する。
【0058】
サイト提供部122は、第1端末装置200がスタイリストサイトにアクセスすることに応じて、第1端末装置200から取得したスタイリストIDを検索キーとして施術データベースDB3を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いたスタイリストIDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードであって、且つスタイリング日時を示す情報やスタイリング画像を示す情報が含まれていないレコードを特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、当該スタイリストSに係るスタイリストサイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像としてスタイリストサイト画像IMs3を生成する。サイト提供部122は、生成したスタイリストサイト画像IMs3を第1端末装置200に提供し、表示させる。
【0059】
スタイリストサイト画像IMs3は、スタイリストサイトを実現する画像のうち、スタイリング画像の送信を行う際に用いられる画像である。スタイリストサイト画像IMs3には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、スタイリング日時を示す情報やスタイリング画像を示す情報が含まれていないレコードの一覧を示す画像領域AR1とが含まれる。スタイリング日時を示す情報やスタイリング画像を示す情報が含まれていないレコードは、例えば、スタイリストSが利用者Uをスタイリングした後に、利用者Uからスタイリング画像の提供について同意が得られているものの、まだスタイリング画像が送信(登録)されていないレコードである。
【0060】
スタイリストSは、画像領域AR1に示されるレコードのうち、スタイリング画像の登録を行う利用者Uに係るレコードを選択(タップ)する。第1端末装置200は、画像領域AR1に示されるレコードに対して操作が行われたことに基づいて、操作が行われたレコードを示す情報(スタイリング実績ID)を送信する。
【0061】
サイト提供部122は、通信部110によって第1端末装置200からスタイリング実績IDが受信された場合、第1端末装置200から取得したスタイリング実績IDを検索キーとして施術データベースDB3を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いたスタイリング実績IDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードを特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、当該スタイリストSに係るスタイリストサイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像としてスタイリストサイト画像IMs4を生成する。サイト提供部122は、生成したスタイリストサイト画像IMs4を第1端末装置200に提供し、表示させる。
【0062】
スタイリストサイト画像IMs4は、スタイリストサイトを実現する画像のうち、利用者Uのスタイリング画像の送信に用いられる画像である。スタイリストサイト画像IMs4には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、第1端末装置200の記憶装置に記憶される画像の一覧を表示させる画像領域AR2と、登録対象のスタイリング画像を選択することを促すメッセージMS4と、スタイリング画像を送信(登録)する操作に用いられるボタンB4とが含まれる。
【0063】
サイト提供部122は、特定した施術データベースDB3のレコードに含まる利用者IDに基づいて、ユーザ情報DB1を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いた利用者IDと同一の利用者IDが対応付けられているレコードを特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、利用者Uの氏名を含むメッセージMS4を生成し、スタイリストサイト画像IMs4に含める。メッセージMS4は、例えば、「***さんのスタイリング画像を選択してください。」等のメッセージである。
【0064】
なお、画像領域AR2に示される画像の一覧は、第1端末装置200の記憶装置に記憶される画像のうち、所定の枚数(例えば、数[枚])の画像であってもよく、直近の所定の期間(例えば、数[日]~十数[日])の画像であってもよい。また、サイト提供部122は、スタイリストサイト画像IMs4において、画像領域AR2には、所定の枚数(図示では、おおよそ3[枚])の画像が表示されており、画像領域AR2を横スクロールすることにより、第1端末装置200の記憶装置に記憶される他の画像を表示するものであってもよい。
【0065】
また、メッセージMS4には、利用者Uの氏名に代えて、利用者Uのニックネームが含まれてもよい。また、サイト提供部122が提供するサイトにおいて、利用者Uのプライバシーを保護するため、利用者Uの氏名に代えて、ニックネームや、利用者IDの詳細内容を全て、又は一部隠蔽した情報が用いられてもよい。
【0066】
スタイリストSは、画像領域AR2に示される画像のうち、登録対象のスタイリング画像を選択し、ボタンB4を操作する。第1端末装置200は、ボタンB4に対して操作が行われたことに基づいて、選択操作が行われたスタイリング画像を示す情報と、スタイリストIDとを含むスタイリストアップロード情報を、サービス提供装置100に送信する。
【0067】
登録部126は、通信部110によって第1端末装置200からスタイリストアップロード情報が受信された場合、操作が行われたレコードのスタイリング実績IDを検索キーとして、施術データベースDB3を検索する。登録部126は、同一のスタイリング実績IDが対応付けられたレコードを特定する。登録部126は、特定したレコードに、受信したスタイリストアップロード情報に含まれるスタイリング画像を追加して、レコードを更新する。
【0068】
上述した手順1~手順5により、サービス提供装置100は、施術データベースDB3にスタイリング画像を収集することができる。
【0069】
[スタイリング画像を表示する際のスタイリストサイト]
図10は、スタイリング画像の提供に用いられるスタイリストサイト画像IMs5の一例を示す図である。サイト提供部122は、スタイリストSに係るスタイリストサイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像としてスタイリストサイト画像IMs5を生成する。スタイリストサイト画像IMs5は、スタイリストSのスタイリング実績として施術データベースDB3に登録されたスタイリング画像を端末装置に提供する際に用いられる画像である。
【0070】
サイト提供部122は、端末装置がスタイリストサイトにアクセスすることに応じて、スタイリストサイト画像IMs5を生成する。この端末装置は、例えば、自身のスタイリストサイトを確認するスタイリストSの第1端末装置200や、自身のスタイリング画像を閲覧したい利用者Uの第2端末装置300や、スタイリストSがスタイリングしたスタイリング画像を閲覧したい第三者の端末装置である。端末装置は、例えば、予め把握していたスタイリストサイトのURL等を指定することにより、スタイリストサイトにアクセスしてもよく、検索サイトでクエリを入力して検索した検索結果として表示されたスタイリストサイトのリンクを指定することにより、スタイリストサイトにアクセスしてもよい。以下、スタイリストサイトのURLには、スタイリストIDそのもの、又はスタイリストIDに一意に対応する情報が含まれる。
【0071】
スタイリストサイト画像IMs5には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、スタイリスト情報を示す画像領域AR3と、スタイリング画像を示す画像領域AR4と、スタイリストSにスタイリングを受けるための予約処理を実行するボタンB5とが含まれる。
【0072】
また、サイト提供部122は、特定したスタイリストIDを検索キーとして施術データベースDB3を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いたスタイリストIDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードに含まれているスタイリング画像を画像領域AR4に示してスタイリストサイト画像IMs5を生成する。サイト提供部122は、生成したスタイリストサイト画像IMs5をスタイリストサイトにアクセスした端末装置に表示させる。これにより、サイト提供部122は、スタイリストSがスタイリングした結果を表すスタイリング画像を公衆に提供することができる。
【0073】
なお、画像領域AR4に示される画像の一覧は、特定された施術データベースDB3のレコードに含まれるスタイリング画像のうち、所定の枚数(例えば、数[枚])の画像であってもよく、直近の所定の期間(例えば、数[日]~数[月])の画像であってもよい。また、サイト提供部122は、スタイリストサイト画像IMs5において、画像領域AR4には、所定の枚数(図示では、おおよそ3[枚])の画像を表示させ、画像領域AR4を縦スクロールすることにより、他のスタイリング画像を表示させる。
【0074】
[評価を提供する際のスタイリストサイト]
利用者Uは、第2端末装置300のブラウザを用いて、利用者UをスタイリングしたスタイリストS、又はスタイリングについて、評価を提供するスタイリストSのスタイリストサイトにアクセスする。ブラウザは、情報提供サービスのログイン情報(例えば、利用者ID、及びパスワード)を記憶しており、情報提供サービスのログイン状態を保持している。第2端末装置300は、ブラウザを用いてスタイリストサイトにアクセスすることにより、サービス提供装置100に利用者IDを送信する。
【0075】
なお、第2端末装置300のブラウザに情報提供サービスのログイン情報が保持されていない場合、サービス提供装置100は、第2端末装置300(利用者U)にログインを要求する処理を行ってもよい。また、利用者Uが情報提供サービスに加入していない(利用者IDやパスワードを有していない)場合、サービス提供装置100は、第2端末装置300(利用者U)に情報提供サービスへの加入を求める処理を行ってもよい。利用者サイトは、利用者Uの情報提供サービスへの加入と同時に利用者U毎に付与される。利用者サイトの詳細は、後述する。
【0076】
サイト提供部122は、第2端末装置300からのスタイリストサイトへのアクセスに応じて、
図10に示すスタイリストサイト画像IMs5を生成し、第2端末装置300に表示させる。利用者Uは、スタイリストサイト画像IMs5の画像領域AR4にスタイリング画像のうち、自身のスタイリング画像を選択する。第2端末装置300は、選択されたスタイリング画像に対応するスタイリング実績IDをサービス提供装置100に送信する。
【0077】
図11は、スタイリング画像を示すスタイリストサイト画像IMs6(その1)の一例を示す図である。サイト提供部122は、第2端末装置300から取得したスタイリング実績IDによって、施術データベースDB3を検索し、同一のスタイリング実績IDが対応付けられたレコードを特定するサイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、スタイリストサイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像としてスタイリストサイト画像IMs6を生成する。
【0078】
スタイリストサイト画像IMs6には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、スタイリング画像IMrと、評価の提供処理を実行するボタンB6とが含まれる。また、スタイリストサイト画像IMs6には、サイト提供部122が特定した施術データベースDB3のレコードに評価情報が含まれる場合、星評価を示す星評価画像IMpと、コメントを示すコメント画像IMmとが含まれる。
図11において、サイト提供部122が特定した施術データベースDB3のレコードには、評価情報が含まれていないため、
図11に示すスタイリストサイト画像IMs6には、評価がされていないことを示す星評価画像IMp1が含まれ、コメント画像IMmが含まれない。
【0079】
利用者Uは、利用者UをスタイリングしたスタイリストS、又はスタイリングについて評価を提供する場合、第2端末装置300に表示されたスタイリストサイト画像IMs6のボタンB6を操作する。第2端末装置300は、ボタンB6が操作されたことに基づいて、サービス提供装置100に対して評価を提供することを示す情報を送信する。
【0080】
図12は、評価の提供に用いられるスタイリストサイト画像IMs7の一例を示す図である。サイト提供部122は、第2端末装置300から取得したスタイリング実績IDによって、施術データベースDB3を検索し、同一のスタイリング実績IDが対応付けられたレコードを特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、スタイリストサイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像としてスタイリストサイト画像IMs7を生成する。
【0081】
スタイリストサイト画像IMs7は、利用者UがスタイリストS、又はスタイリングについて、評価を提供する際に用いられる画像である。スタイリストサイト画像IMs7には、例えば、スタイリスト紹介画像IMiと、スタイリストサイト画像IMs5において選択されたスタイリング画像IMrと、星評価を選択する画像領域AR5と、コメントを入力するボックスBXと、評価の提供を実行するボタンB7とが含まれる。
【0082】
利用者Uは、スタイリング画像IMrのスタイリングを行ったスタイリストS、又はスタイリングについて、画像領域AR5に示される5つの星の画像のうち、自身が適当と認める評価に応じた星の画像を選択する。また、利用者Uは、スタイリング画像IMrのスタイリングを行ったスタイリストS、又はスタイリングに係る評価のコメントをボックスBXに入力する。利用者Uは、星評価とコメントを入力して、ボタンB7を操作する。第2端末装置300は、ボタンB7に対して操作が行われたことに基づいて、星評価とコメントとを示す評価情報と、スタイリング実績IDとをサービス提供装置100に提供する。
【0083】
登録部126は、通信部110によって第2端末装置300から評価情報とスタイリング実績IDとを受信した場合、当該スタイリング実績IDと同一のスタイリング実績IDが対応付けられている施術データベースDB3のレコードを特定する。登録部126は、特定したレコードに、受信した評価情報を更に対応付けてレコードを更新する。
【0084】
なお、登録部126は、特定したレコードに含まれる利用者IDと、第2端末装置300から受信した利用者IDとが合致しない(つまり、スタイリングを行っていない第三者からの評価を取得した)場合、受信した評価情報を破棄し、レコードを更新しなくてもよい。
【0085】
図13は、スタイリング画像を示すスタイリストサイト画像IMs6´(その2)の一例を示す図である。サイト提供部122は、スタイリストサイト画像IMs6を生成する処理と同様の処理によってスタイリストサイト画像IMs6´を生成する。
図12に示すスタイリストサイト画像IMs7を用いてレコードに評価情報が追加されたため、
図13に示すスタイリストサイト画像IMs6´には、星評価画像IMp2とコメント画像IMm1とが含まれる。これにより、サービス提供装置100は、スタイリング画像をスタイリストサイトにおいて提示することにより、利用者Uから評価の提供を求めやすくすることができる。また、サービス提供装置100は、収集した評価を公衆に提供することができる。
【0086】
なお、上述では、登録部126が、特定したレコードに含まれる利用者IDと、第2端末装置300から受信した利用者IDとが合致しない(つまり、スタイリングを行っていない第三者からの評価を取得した)場合、受信した評価情報を破棄し、レコードを更新しない場合について説明したが、これに限られない。登録部126は、スタイリングを行っていない第三者からの評価情報をレコードに追加し、更新してもよい。この場合、上述した第2端末装置300、及びサービス提供装置100の処理が、第三者の端末装置の処理、及びサービス提供装置100の処理として行われる。
【0087】
また、サービス提供装置100は、第2端末装置300に各種通知を行わせる通知制御部を備えていてもよい。通知制御部は、例えば、施術データベースDB3にスタイリング画像の登録があったことを第2端末装置300により利用者Uに通知させる。例えば、通知制御部は、第1端末装置200によって施術データベースDB3にスタイリング画像が送信された場合、当該スタイリング画像のレコードに含まれる利用者IDを特定する。通知制御部は、特定した利用者IDの利用者Uの第2端末装置300に、自身のスタイリング画像の登録があったことを通知させ、スタイリストSのスタイリストサイトにアクセスし、評価情報を提供することを利用者Uに促す。これにより、サービス提供装置100は、利用者Uから評価の提供をより求めやすくすることができる。
【0088】
[閲覧制限について]
また、上述では、スタイリング画像が、スタイリストS、及び利用者U以外の第三者にも提供される場合について説明したが、これに限られない。スタイリング画像は、例えば、利用者Uが第三者に提供しないことを要求する場合、スタイリストS、及び利用者Uのみに提供されるものであってもよい。
【0089】
図14は、施術データベースDB3´の内容の他の例を示す図である。
図14の例において、施術データベースDB3には、例えば、スタイリング実績IDと、スタイリストIDと、利用者IDと、スタイリング日時を示す情報と、スタイリング画像を示す情報と、評価情報と、閲覧制限情報とが互いに対応付けられたスタイリング毎のレコードが一以上含まれる。閲覧制限情報は、例えば、レコードに含まれるスタイリストID、利用者ID、スタイリング日時、スタイリング画像、又は評価情報等の情報を、スタイリストSと、利用者U以外の第三者に提供するか否かを示す情報である。閲覧制限情報は、例えば、手順1や手順4において指定されるものであってもよい。
【0090】
手順1において閲覧制限情報が指定される場合、スタイリストSは、これらの情報を第三者に提供するか否かを予め利用者Uに問い合わせる。スタイリストSは、問合せ結果に応じて、情報を第三者に提供する第1アクセスコード、又は情報を第三者に提供しない第2アクセスコードの生成をサービス提供装置100に要求する。サービス提供装置100は、要求された第1アクセスコード、又は第2アクセスコードを生成し、生成したアクセスコード画像IMqを含むスタイリストサイト画像IMs2を第1端末装置200に送信する。登録部126は、第1アクセスコードを用いてアクセスされた場合、スタイリストIDと、利用者IDとを互いに対応付けたレコードに、情報を第三者に提供することを示す閲覧制限情報を更に対応付けたレコードを生成し、第2アクセスコードを用いてアクセスされた場合、スタイリストIDと、利用者IDとを互いに対応付けたレコードに、情報を第三者に提供しないことを示す閲覧制限情報を更に対応付けたレコードを生成する。
【0091】
手順4において閲覧制限情報が指定される場合、固有ウェブサイト画像IMwには、情報を第三者に提供することについて利用者Uが同意する(或いは、同意しない)意思を表す操作に用いられるボタンB(不図示)が含まれる。登録部126は、当該ボタンBが操作されたことに基づいて、サービス提供装置100に対してスタイリング画像を第三者に提供することについて同意する(或いは、同意しない)ことを示す情報を送信する。
【0092】
登録部126は、通信部110によって第2端末装置300から同意することを示す情報が受信された場合、スタイリスト固有のウェブサイトにアクセスがあった際に第2端末装置300から受け付けたスタイリストID、及び利用者IDと、スタイリング日時と、スタイリング実績IDと、スタイリング画像を第三者に提供することを示す閲覧制限情報とを互いに対応付けて施術データベースDB3´のレコードを生成し、登録する。
【0093】
この場合、まず、サイト提供部122は、スタイリストサイト画像IMs5を生成する際、検索キーとして用いたスタイリストIDと同一のスタイリストIDが対応付けられているレコードに含まれているスタイリング画像を特定する。サイト提供部122は、特定したスタイリング画像のうち、第三者に提供することを示す閲覧制限情報が対応付けられているスタイリング画像を抽出(つまり、第三者に提供しないことを示す閲覧制限情報が対応付けられているスタイリング画像を除外)する。サイト提供部122は、抽出したスタイリング画像を画像領域AR4に示してスタイリストサイト画像IMs5を生成する。
【0094】
[利用者サイトについて]
利用者Uは、第2端末装置300のブラウザを用いて、利用者U自身の利用者サイトにアクセスする。ブラウザは、情報提供サービスのログイン情報(例えば、利用者ID、及びパスワード)を記憶しており、情報提供サービスのログイン状態を保持している。第2端末装置300は、ブラウザを用いて利用者サイトにアクセスすることにより、サービス提供装置100に利用者IDを送信する。
【0095】
図15は、利用者サイト画像IMu1の一例を示す図である。サイト提供部122は、利用者IDによって、施術データベースDB3を検索し、同一の利用者IDが対応付けられているレコードを特定する。サイト提供部122は、特定したレコードに基づいて、利用者サイトを実現する画像のうち、少なくとも一部の画像として利用者サイト画像IMuを生成する。サイト提供部122は、生成した利用者サイト画像IMu1を第2端末装置300に表示させる。
【0096】
利用者サイト画像IMu1には、例えば、スタイリング画像IMrと、画像領域AR6とが含まれる。サイト提供部122は、取得した利用者IDを検索キーとして施術データベースDB3を検索する。サイト提供部122は、検索キーとして用いた利用者IDと同一の利用者IDが対応付けられているレコードに含まれているスタイリング画像を画像領域AR5に示して利用者サイト画像IMu1を生成する。サイト提供部122は、生成した利用者サイト画像IMu1を利用者サイトにアクセスした利用者Uの第2端末装置300に表示させる。
【0097】
上述したように、利用者サイトは、当該利用者サイトの利用者Uの利用者ID、及びパスワードによってログインされているブラウザからのみ、アクセスできるため、第三者は、自身以外の他の利用者Uの利用者サイトを閲覧することができない。これにより、サイト提供部122は、スタイリストSがスタイリングした結果を表すスタイリング画像を利用者Uのみに提供することができる。
【0098】
[アプリケーションが実行する場合]
なお、上述では、サービス提供装置100がウェブサーバであり、スタイリストサイトや利用者サイトを提供する場合について説明したが、これに限られない。例えば、情報提要サービスが第1端末装置200や第2端末装置300のアプリケーションによって実現されるものであってもよい。この場合、サービス提供装置100は、スタイリストサイト画像IMs、利用者サイト画像IMu、及び固有ウェブサイト画像IMw等の生成に必要な情報を第1端末装置200や第2端末装置300に送信する。第1端末装置200や第2端末装置300では、受信した情報に基づいて、アプリケーションがスタイリストサイト画像IMs、利用者サイト画像IMu、及び固有ウェブサイト画像IMw等を含むアプリページを生成し、表示させる。
【0099】
[シーケンス図]
図16は、情報提供サービスの一連の流れを示すシーケンス図である。まず、第1端末装置200は、自身がスタイリングした利用者Uに提供するアクセスコードの生成をサービス提供装置100に要求する(S100)。次に、アクセスコード提供部124は、スタイリスト固有のウェブサイトのURLを表すアクセスコードを生成する(S102)。次に、サイト提供部122は、アクセスコード提供部124によって生成されたアクセスコードを示すアクセスコード画像IMqと、スタイリング画像IMrと、メッセージMS2と含めたスタイリストサイト画像IMs2を生成し、第1端末装置200に送信(提供)する(S104)。
【0100】
次に、第1端末装置200は、サービス提供装置100から受信したスタイリストサイト画像IMs2を表示装置に表示する(S106)。スタイリストSは、第1端末装置200に表示されたスタイリストサイト画像IMs2を利用者Uに提示する(S108)。利用者Uは、第2端末装置300の撮像装置によりアクセスコードを読み取り、アクセスコードを取得する(S110)。第2端末装置300は、アクセスコードを用いてサービス提供装置100が提供するスタイリスト固有のウェブサイトにアクセスする(S110)。また、第2端末装置300は、スタイリスト固有のウェブサイトにアクセスすることにより、サービス提供装置100に、スタイリストIDと、利用者IDとを送信する。
【0101】
サイト提供部122は、取得したスタイリストIDを検索キーとしてスタイリスト情報DB2を検索し、スタイリストSのレコードを特定して、固有ウェブサイト画像IMwを生成し、第2端末装置300に表示させる(S114)。利用者Uは、スタイリング画像を提供することについて同意する場合、固有ウェブサイト画像IMwのボタンB2を操作し、サービス提供装置100に対してスタイリング画像をスタイリストS、又は第三者に提供することについて同意することを示す情報を送信する(S116)。
【0102】
登録部126は、通信部110によって第2端末装置300から同意することを示す情報が受信された場合、スタイリスト固有のウェブサイトにアクセスがあった際に第2端末装置300から受け付けたスタイリストID、及び利用者IDと、スタイリスト固有のウェブサイトへのアクセス日時(スタイリング日時)と、スタイリング実績IDとを互いに対応付けて施術データベースDB3のレコードを生成し、登録する(S118)。
【0103】
スタイリストSは、スタイリングした利用者Uを(利用者Uの許可を得て)、第1端末装置200の撮像装置によって撮像/生成したスタイリング画像を、サービス提供装置100に送信するに際して、第1端末装置200を用いてスタイリストサイトにアクセスする(S120)。サイト提供部122は、生成したスタイリストサイト画像IMs3、及びスタイリストサイト画像IMs4を第1端末装置200に提供し、表示させる(S122)。スタイリストSは、スタイリストサイト画像IMs4の画像領域AR2に示される画像のうち、登録対象のスタイリング画像を選択し、ボタンB4を操作する。第1端末装置200は、ボタンB4に対して操作が行われたことに基づいて、選択操作が行われたスタイリング画像を示す情報と、スタイリストIDとを含むスタイリストアップロード情報を、サービス提供装置100に送信する(S124)。
【0104】
登録部126は、通信部110によって第1端末装置200からスタイリストアップロード情報が受信された場合、スタイリストアップロード情報に含まれるスタイリング画像を追加して、レコードを更新する(S126)。具体的には、登録部126は、操作が行われたレコードのスタイリング実績IDを検索キーとして、施術データベースDB3を検索する。登録部126は、同一のスタイリング実績IDが対応付けられたレコードを特定する。登録部126は、特定したレコードに、スタイリストアップロード情報に含まれるスタイリング画像を追加して、レコードを更新する。
【0105】
[動作フロー]
図17は、スタイリストサイト、又は利用者サイトの提供に係る処理の一例を示すフローチャートである。まず、サイト提供部122は、端末装置からスタイリストサイト、又は利用者サイトにアクセスがあったか否かを判定する(S200)。サイト提供部122は、端末装置からサイトにアクセスがあるまでの間、待機する。サイト提供部122は、端末装置からサイトにアクセスがあった場合、利用者サイト(ヘアカルテ)へのアクセスであるか否かを判定する(S202)。
【0106】
サイト提供部122は、当該アクセスが利用者サイトへのアクセスであると判定した場合、アクセスに伴い端末装置から取得した利用者IDが、アクセスが要求されている利用者サイトの利用者Uの利用者IDと合致するか否かを判定する(S204)。サイト提供部122は、利用者IDが合致しないと判定した場合、第三者が他の利用者Uの利用者サイトの閲覧を試みているものとして、利用者サイトを提供せず、処理を終了する。サイト提供部122は、利用者IDが合致すると判定した場合、当該利用者IDを検索キーとして施術データベースDB3を検索し、利用者サイト画像IMuを生成して第2端末装置300に提供する(S206)。
【0107】
サイト提供部122は、当該アクセスが利用者サイトへのアクセスではない(つまり、スタイリストサイトへのアクセスである)と判定した場合、アクセスに伴い端末装置から取得したスタイリストIDを検索キーとして、施術データベースDB3を検索し、当該スタイリストIDが対応付けられたレコードを特定する(S208)。サイト提供部122は、特定したレコードに、スタイリストSと利用者U以外の第三者に提供しないことが示される閲覧制限情報が含まれるか否かを判定する(S210)。
【0108】
サイト提供部122は、特定したレコードに、スタイリストSと利用者U以外の第三者に提供しないことが示される閲覧制限情報が含まれると判定した場合、当該閲覧制限情報が含まれているレコードを除いたレコードに基づいて、スタイリストサイト画像IMs5を生成し、端末装置に提供する(S212)。サイト提供部122は、特定したレコードに、スタイリストSと利用者U以外の第三者に提供しないことが示される閲覧制限情報が含まれないと判定した場合、特定したすべてのレコードに基づいて、スタイリストサイト画像IMs5を生成し、端末装置に提供する(S214)。
【0109】
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のサービス提供装置100は、スタイリストSの施術を受けた利用者が用いる第1端末装置200、及びスタイリストSが用いる第2端末装置300と、ネットワークNWを介して情報通信が可能であり、スタイリストSに係る情報を端末装置に提供するサービス提供装置であって、スタイリストSの操作に応じて、スタイリストSの識別情報である第1識別情報(この一例では、スタイリストID)を含むアクセスコードを、第1端末装置200に提供するアクセスコード提供部124と、アクセスコードを読み取ってサービス提供装置100にアクセスすることによって第2端末装置300が送信した情報であって、第1識別情報と利用者Uの識別情報である第2識別情報(この一例では、利用者ID)とを含む利用者アップロード情報を第2端末装置300から受信し、第1端末装置200が送信した第1識別情報とスタイリストの施術結果に関する施術結果情報(この一例では、スタイリング画像)とを含むスタイリストアップロード情報とを受信する受信部(この一例では、通信部110)と、第1識別情報と第2識別情報とを互いに対応付けてデータベースに登録する登録部126と、第1識別情報をキーとして施術結果情報をデータベースに追加し、データベースを用いて端末装置に情報を提供するサイト提供部122と、を備え、利用者からスタイリストの施術結果に対する評価を簡便に取得できるようにすることができる。
【0110】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0111】
100…サービス提供装置、110…通信部、120…制御部、122…サイト提供部、124…アクセスコード提供部、126…登録部、130…記憶部、200…第1端末装置、300…第2端末装置、DB1…ユーザ情報、DB2…スタイリスト情報、DB3…施術データベース、S…スタイリスト、U…利用者