特許7231717IP Force 特許公報全文掲載

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[0001]本発明は、全体的に、臓器に対する虚血および/または再灌流のような有害傷害の作用を阻害するための方法および組成物、より詳細には、亜鉛、または薬学的に許容されるその塩を、それを必要とする対象に血管内投与することにより、臓器に対する有害傷害の作用を阻害するための方法および組成物

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

[0009]臓器に対する有害傷害の作用を処置および/または予防するのに効果的な戦略を見出すことは、調整機構および炎症機構の複雑な相互作用を含む、有害傷害の性質および変動性に少なくとも部分的に起因する課題のままである。ゆえに、臓器に対する有害傷害の作用を阻害する方法に対する差し迫った必要性がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

[0010]第一の態様では、本発明は、対象の臓器に対する有害傷害の作用を阻害する方法であって、亜鉛、または薬学的に許容されるその塩を、それを必要とする対象に投与するステップを含み、亜鉛、または薬学的に許容されるその塩が、有害傷害の作用を低下または阻害するのに十分な量で、対象に血管内投与される、方法を提供する。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 [0013]虚血の24時間前および4時間前に塩化亜鉛(ZnCl2)を静脈内に与えたヒツジにおける、虚血60分後の血清クレアチニンレベル(μmol/L)(n=1~4;0.1~10mg/kg体重のZnCl2)。片側の腎摘出を受ける24時間前および4時間前に、生理食塩水を静脈内に与えた、対照(n=4)(*;p<0.05、対照に対して)。
【図2】 [0014]虚血の24時間前および4時間前にZnCl2を静脈内に与えたヒツジにおける、虚血60分後の血清尿素レベル(mmol/L)(n=1~4;0.1~10mg/kg体重のZnCl)。片側の腎摘出を受ける24時間前および4時間前に、生理食塩水を静脈内に与えた、対照(n=4)(*;p<0.05、対照に対して)。
【図3】 [0015]虚血の24時間前および4時間前にZnCl2(10mg/kg体重)を静脈内に与えたヒツジにおける、血清クレアチニンおよび血清尿素レベルに対する、曲線下面積(AUC)(**;p<0.05、対照に対して)。
【図4A】 [0016]虚血の24時間前および4時間前にZnCl2(10mg/kg体重)、またはフラボノイド系酸化防止剤を静脈内に与えたヒツジにおける、虚血60分後の血清クレアチニンおよび尿素レベル。片側の腎摘出を受ける24時間前および4時間前に生理食塩水を静脈内に与えた対照(n=4)。
【図4B】 虚血の24時間前および4時間前にZnCl2(10mg/kg体重)、またはフラボノイド系酸化防止剤を静脈内に与えたヒツジにおける、虚血60分後の血清クレアチニンおよび尿素レベル。片側の腎摘出を受ける24時間前および4時間前に生理食塩水を静脈内に与えた対照(n=4)。
【図4C】 虚血の24時間前および4時間前にZnCl2(10mg/kg体重)、またはフラボノイド系酸化防止剤を静脈内に与えたヒツジにおける、虚血60分後の血清クレアチニンおよび尿素レベル。片側の腎摘出を受ける24時間前および4時間前に生理食塩水を静脈内に与えた対照(n=4)。
【図4D】 虚血の24時間前および4時間前にZnCl2(10mg/kg体重)、またはフラボノイド系酸化防止剤を静脈内に与えたヒツジにおける、虚血60分後の血清クレアチニンおよび尿素レベル。片側の腎摘出を受ける24時間前および4時間前に生理食塩水を静脈内に与えた対照(n=4)。
【図5】 [0017]腎区動脈(A)、および、その後の分析用に切除した腎組織(B)を介するヒト腎臓へのZnCl2(50μM)の灌流を示す。切除組織への血液供給は、ZnCl2溶液が投与される腎動脈により提供された。
【図6】 [0018]ZnCl2灌流されたヒト腎臓由来の組織での、低酸素誘導因子1-α(HIF-1α)タンパク質発現(n=2)。タンパク質発現は、ウェスタンブロットにより測定された。結果は、生理食塩水灌流のヒト腎臓における、HIF-1αタンパク質発現の百分率(%)として示される(n=2)。
【図7】 [0019]24時間にわたってZnCl2で処置した、不死化したヒト腎尿細管性のHK-2腎細胞での、HIF-1αタンパク質発現(n=3;50μM)。サンプルは収集されて、HIF-1αタンパク質発現は、ウェスタンブロットにより決定された。発現のレベルは、ハウスキーピング遺伝子、グリセルアルデヒド3-リン酸デヒドロゲナーゼ(GAPDH)の発現に対して示される;*;p<0.05。
【図8A】 [0020](A)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露した、ヒト腎癌腫細胞(ACHN)での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(B)図8(A)で示されるタンパク質発現データの定量化。(C)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露した正常なヒトの近位尿細管HK-2細胞での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(D)図8(C)で示されるタンパク質発現データの定量化。
【図8B】 (A)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露したヒト腎癌腫細胞(ACHN)での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(B)図8(A)で示されるタンパク質発現データの定量化。(C)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露した、正常なヒトの近位尿細管HK-2細胞での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(D)図8(C)で示されるタンパク質発現データの定量化。
【図8C】 (A)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露したヒト腎癌腫細胞(ACHN)での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(B)図8(A)で示されるタンパク質発現データの定量化。(C)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露した、正常なヒトの近位尿細管HK-2細胞での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(D)図8(C)で示されるタンパク質発現データの定量化。
【図8D】 (A)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露したヒト腎癌腫細胞(ACHN)での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(B)図8(A)で示されるタンパク質発現データの定量化。(C)塩化コバルト(CoCl2;150μM)、または塩化亜鉛(ZnCl2;50μM)に曝露した、正常なヒトの近位尿細管HK-2細胞での、HIF-1α、HIF-2α、HIF-3α、pAKT、およびpMAPKタンパク質発現。結果は、ウェスタンブロットにより決定された、対照と比較したときの、ZnCl2に曝露した4時間後のヒト腎癌腫細胞でのHIF-1αおよびHIF-2αタンパク質発現の増加を示す。(D)図8(C)で示されるタンパク質発現データの定量化。
【図9】 [0021]ヒツジにおける、腎臓の虚血再灌流障害後の血清クレアチニンおよび尿素レベル。ヒツジは、一側性腎摘出を行い、腎虚血を60分間行った後、再灌流した。血清クレアチニン(A;μmol/L)、および血清尿素(B;mmol/L)は、Zn処置の前(ベースライン)、虚血の前(第0日)、および再灌流後7日間に測定した。ヒツジは、24時間のみ、もしくは4時間のみのいずれかでの0.5mg/kgのZnCl2の単回用量で、または、虚血60分の前の24時間および4時間での2回用量で予備調整された。データは、平均±SEM値(n=4、24時間のみの群n=1を除く)として表す。虚血の24時間前に1回、4時間前にもう1回の2回用量として投与される0.5mg/kgのZnCl2は、虚血の24時間前のみ、または4時間前のみのいずれかに与えられる単回用量と比較して、経時的なクレアチニン上昇を著しく低下させた(p<0.05)。
【図10】 [0022]ヒツジにおける、腎臓の虚血再灌流障害後の血清クレアチニンおよび尿素レベル。ヒツジは、一側性腎摘出を行い、腎虚血を60分間行った後、再灌流した。ヒツジは、24時間のみ、もしくは4時間のみのいずれかでの0.5mg/kgのZnCl2の単回用量で、または、虚血60分の前の24時間および4時間での2回用量で、予備調整された。データは、平均±SEM値(n=4、24時間のみの群n=1を除く)として表す。虚血の24時間前に1回、4時間前にもう1回の2回用量として投与される0.5mg/kgのZnCl2は、虚血の24時間前のみ、または4時間前のみのいずれかに与えられる単回用量と比較して、経時的なクレアチニン(A)または尿素(B)上昇のいずれかを発現させた虚血性負荷量(曲線下面積)を著しく低下させた(p<0.05)。
【図11A】 [0023]心筋の持続的な虚血再灌流障害後のヒツジの左心室の環の断面。危険にさらされている心筋層の領域(淡い、エバンスブルー非染色、A)に対する、代表的なデジタル写真(塩化トリフェニルテトラゾリウム(TTC)染色、B)。未処置のヒツジと比較した場合、白色領域がないのは、亜鉛の予備調整による、心筋の虚血再灌流障害に対する保護を示す。
【図11B】 心筋の持続的な虚血再灌流障害後のヒツジの左心室の環の断面。危険にさらされている心筋層の領域(淡い、エバンスブルー非染色、A)に対する、代表的なデジタル写真(塩化トリフェニルテトラゾリウム(TTC)染色、B)。未処置のヒツジと比較した場合、白色領域がないのは、亜鉛の予備調整による、心筋の虚血再灌流障害に対する保護を示す。

代表図 図1本件の代表的な図

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