(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-22
(45)【発行日】2023-03-03
(54)【発明の名称】カーテンレール
(51)【国際特許分類】
A47H 1/04 20060101AFI20230224BHJP
【FI】
A47H1/04 F
(21)【出願番号】P 2019090917
(22)【出願日】2019-05-13
【審査請求日】2022-02-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000109923
【氏名又は名称】トーソー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100116403
【氏名又は名称】前川 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100162880
【氏名又は名称】上島 類
(72)【発明者】
【氏名】小笠原 智
【審査官】家田 政明
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3053103(JP,U)
【文献】特開2013-255699(JP,A)
【文献】登録実用新案第3214219(JP,U)
【文献】実開昭58-141077(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47H 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上下方向に位置するとともに対向配置された2つの壁部と、該2つの壁部の上端乃至上端側同士を連結する頂部と、前記2つの壁部の下端からそれぞれ他方の下端方向へ突出し、当該突出方向及び上下方向の両方と直交する方向に延びる一対のレール板と、からなるレール本体、
前記レール板の少なくとも一方の端部において、当該レール板の延在方向に突出する
1対の係合片が設けられたキャップ固定部材、及び、
下方から前記キャップ固定部材の
前記1対の係合片と着脱可能に係合し、前記レール板の前記端部のさらにその先の領域を下方から覆
い、前記レール本体とは重ならない状態で取り付けられるキャップ部材、
を備えるカーテンレール。
【請求項2】
前記キャップ部材は、前記レール板の長手方向における当該キャップ部材の側壁側の端部を閉塞するエンド板と、当該エンド板とは反対側の端部で当該エンド板と平行に上方へ立ち上がる補強片とを有する、請求項1に記載のカーテンレール。
【請求項3】
前記キャップ部材は、天井と平行な水平面を有するカバー部と、前記レール板の長手方向における端部を閉塞すると共に上方へ立ち上がるエンド板を有する、請求項1に記載のカーテンレール。
【請求項4】
前記2つの壁部及び前記頂部が、前記一対のレール板の延在方向と同方向に延在し、これら相互の結合部が、前記延在方向と同じ方向に延びる請求項1に記載のカーテンレール。
【請求項5】
前記キャップ固定部材が、前記レール本体の前記頂部及び前記壁部のいずれかの箇所に固定されている請求項1
乃至4に記載のカーテンレール。
【請求項6】
前記キャップ部材と前記キャップ固定部材との係合が、前記キャップ固定部材に設けられた係止部と、前記キャップ部材に設けられた被係止部と、からなる係止構造で構成される請求項1
乃至5のいずれかに記載のカーテンレール。
【請求項7】
前記レール板の延在方向の、前記キャップ部材の移動を規制する移動規制構造を、前記キャップ部材及び前記キャップ固定部材のいずれか一方もしくは双方に有する請求項1
乃至6のいずれかに記載のカーテンレール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンレールに関し、特に、端部のキャップ部材に特徴を有するカーテンレールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カーテンレールは、一対の長尺状の筒の長手方向にレールとなるスリットが設けられてなるものが知られている。このようなカーテンレールは、前記スリットをレールとして複数のランナー(カーテンランナー)が嵌め込まれて、レールを当該ランナーが移動自在になっている。このランナーにカーテンが取り付けられて垂下され、カーテンが開け閉め自在になっている。
【0003】
カーテンレールは、例えば、特許文献1の
図7に示されるエンドキャップや特許文献2に示されるキャップ(以下、「キャップ部材」と統一して称する。)のように、端部開口が閉塞されて、ランナーが外れないようになっている。カーテンレールの組み立て時や取り付けの際には、必要個数のランナーをレールに嵌め込み、あるいは、必要以上のランナーを取り外した上で、キャップ部材をカーテンレールの端部に取り付けて、使用に供される。
【0004】
一度取り付けた後に、例えば、カーテンを取り替えたり、ランナーが破損したり等の事情により、ランナーを取り外したり、交換したり、追加したりしたい場合がある。その場合に、使用者は、いちいちキャップ部材を外して、カーテンレールの端部からランナーを増減乃至交換した上で、再度キャップ部材を取り付けなければならず、作業が煩雑であった。
また、カーテンレールの端部に横の壁や窓枠、あるいは、エアコンや家具などの内装品などが迫っている場合には、カーテンレール自体を取り付けた状態のままではキャップ部材を取り外すことができない。そのため、カーテンレールを家屋等の構造体から取り外してからキャップ部材を取り外さなければならず、ランナーの増減乃至交換の作業が、極めて大掛かりなものになってしまう。
【0005】
これらの煩雑さを解消する手段として、特許文献3には、カーテンレールの端部前面に開口部を設け、ランナーを当該開口部より自由に出し入れできるようにするとともに、当該開口部にぴたりとはまり固定される形状にしたカーテンフック受けを取り付けた際には、ランナーが自由に出し入れできないようにした技術が開示されている。
【0006】
しかし、天井に凹部を設けて、そこにカーテンレールを埋め込こんで使用する現場では、カーテンレールの四方が天井から折り上げられた面で囲まれており、そのためカーテンレールの端部前面にもランナーを取り外したり挿入したりするスペースがない。また、特許文献3に記載のカーテンレールを剥き出しで使用した場合には、開口部が前面の目立つ場所にあるため、意匠性に難があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】登録実用新案第3173191号公報
【文献】特開2006-345880号公報
【文献】登録実用新案第3199737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明は、上記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、カーテンレールの端部に横の壁や窓枠、あるいは内装品などが迫っている場合、さらには、天井に設けられた凹部にカーテンレールを埋め込んで使用する場合にも、ランナーの増減乃至交換の作業が容易にできるカーテンレールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的は、以下の本発明によって達成される。即ち、本発明のカーテンレールは、上下方向に位置するとともに対向配置された2つの壁部と、該2つの壁部の上端乃至上端側同士を連結する頂部と、前記2つの壁部の下端からそれぞれ他方の下端方向へ突出し、当該突出方向及び上下方向の両方と直交する方向に延びる一対のレール板と、からなるレール本体、
前記レール板の少なくとも一方の端部において、当該レール板の延在方向に突出するキャップ固定部材、及び、
下方から前記キャップ固定部材と着脱可能に係合し、前記レール板の前記端部のさらにその先の領域を下方から覆うキャップ部材、
を備える。
【0010】
本発明において、前記キャップ固定部材としては、前記レール本体の前記頂部及び前記壁部のいずれかの箇所に固定されているものとすることができる。
また、本発明において、前記キャップ部材と前記キャップ固定部材との係合としては、前記キャップ固定部材に設けられた係止部と、前記キャップ部材に設けられた被係止部と、からなる係止構造で構成されるものとすることができる。
一方、本発明においては、前記レール板の延在方向の、前記キャップ部材の移動を規制する移動規制構造を、前記キャップ部材及び前記キャップ固定部材のいずれか一方もしくは双方に有することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、カーテンレールの端部に横の壁や窓枠、あるいは内装品などが迫っている場合であっても、さらには、天井に設けられた凹部にカーテンレールを埋め込んで使用する場合であっても、ランナーの増減乃至交換の作業が容易にできるカーテンレールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の例示的一態様である第1の実施形態にかかるカーテンレールが天井に取り付けられた状態を示す正面図である。
【
図2】第1の実施形態にかかるカーテンレールの下面図である。
【
図3】第1の実施形態にかかるカーテンレールにおける、
図1のA-A断面図である。
【
図4】第1の実施形態にかかるカーテンレールが天井に取り付けられたまま、キャップ固定部材及びランナーを取り外した状態で斜め下方から見た分解斜視図である。
【
図5】第1の実施形態にかかるカーテンレールの斜め上方からの分解斜視図である。
【
図6】第1の実施形態にかかるカーテンレールからキャップ部材及びキャップ固定部材のみを抜き出した、斜め上方からの分解斜視図である。
【
図7】第1の実施形態にかかるカーテンレールからキャップ部材及びキャップ固定部材のみを抜き出した、斜め下方からの分解斜視図である。
【
図8】第1の実施形態にかかるカーテンレールからキャップ部材及びキャップ固定部材のみを抜き出した、室内壁とは反対方向からの分解側面図である。
【
図9】本発明の例示的一態様である第2の実施形態にかかるカーテンレールが天井に取り付けられた状態を示す正面図である。
【
図10】第2の実施形態にかかるカーテンレールの下面図である。
【
図11】第2の実施形態にかかるカーテンレールにおける、
図9のA-A断面図である。
【
図12】第2の実施形態にかかるカーテンレールが天井(一部削除)に取り付けられたまま、キャップ固定部材及びランナーを取り外した状態で斜め下方から見た分解斜視図である。
【
図13】第2の実施形態にかかるカーテンレールの斜め上方からの分解斜視図である。
【
図14】第2の実施形態にかかるカーテンレールにおけるキャップ部材及びキャップ固定部材の位置で、カーテンレールの長手方向と垂直方向で切断した、
図9におけるC-C断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の例示的態様である2つの実施形態のカーテンレールを挙げて、図面を参照しながら具体的に説明する。第1の実施形態は、天井や窓枠にそのまま突出した状態で取り付けるカーテンレールの例であり、意匠性を有している。一方、第2の実施形態は、予め天井に設けられた凹部に埋め込こんで使用するカーテンレールの例である。
なお、いずれの実施形態においても、長尺状のカーテンレールの一方の端部周辺のみを図示して説明しているが、他端についても同様の構成となっている。
【0014】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の例示的一態様である第1の実施形態にかかるカーテンレール1が天井に取り付けられた状態を示す正面図であり、天井板50及び側壁51を断面にて表している。
図1において、紙面の奥方向が室内空間の窓側であり、紙面の手前方向が室内空間の部屋側である。また、
図2は、第1の実施形態にかかるカーテンレール1の下面図であり、
図3は
図1のA-A断面図である。
【0015】
本実施形態のカーテンレール1は、レール本体10と、キャップ部材20と、キャップ固定部材30と、を備える。
図4に、天井に取り付けられたカーテンレール1からキャップ固定部材30及びランナー40を取り外した状態で斜め下方から見た分解斜視図を示す。また、
図5は、カーテンレール1の斜め上方からの分解斜視図である。
【0016】
レール本体10は、天井板50に取り付けられた長尺状の部品であり、その端部が、側壁51のすぐそばまで接近した状態に配されている。
なお、本実施形態の各図面においては、説明の便宜上、カーテンレール1の長手方向を矢印ab方向とし、側壁51に向かう図中左側を矢印a方向とし、その逆方向の図中右側を矢印b方向とする。
【0017】
また、カーテンレール1の奥行方向を矢印cd方向とし、たとえば室内空間の窓側を矢印c方向とし、室内空間の部屋側を矢印d方向とする。さらに、カーテンレール1の上下方向を矢印ef方向とし、上方向を矢印e方向とし、下方向、則ちカーテン(不図示)が垂下される方向を矢印f方向とする。
【0018】
レール本体10は、上下方向(矢印ef方向)に位置するとともに対向配置された2つの壁部11,11と、該2つの壁部11,11の上端同士を連結する頂部12と、2つの壁部11,11の下端からそれぞれ他方の下端方向(対向方向、矢印c方向及び矢印d方向)へ突出し、当該突出方向及び上下方向の両方と直交する方向(矢印ab方向)に延びる一対のレール板13,13と、2つの壁部11,11における上下方向(矢印ef方向)略中央の対向面から突出する一対のリブ14,14と、2つの壁部11,11の下端から天井面に向けて斜めに持ち上がる平面を有する一対の斜面板15,15と、からなる。
【0019】
レール本体10を構成する2つの壁部11,11、頂部12、一対のレール板13,13、リブ14及び斜面板15は、レール本体10の長手方向(矢印ab方向)に延在しつつ、これら相互の結合部が、当該延在方向(長手方向)と同じ方向(矢印ab方向)に延びている。レール本体10は、アルミニウム製であり、例えば、押出成形によって一体成形されている。
【0020】
頂部12には、取付孔16が一定間隔で設けられている(
図1~
図5においては、1個のみ図示されている。)。この取付孔16に木ネジ53を貫通させて天井板50にねじ込み、さらに下地材52にねじ込み固定することで、レール本体10を天井に強固に固定することができる。
【0021】
一対のレール板13,13の相互間は、スリット状に間隔が開いており、当該スリット17が、ランナー40が挿入されスライド移動し得るレールを構成する。詳しくは、一対のレール板13,13と一対のリブ14,14との間に、ランナー40のスライド部41が嵌め込まれて、カーテンレール1の内部に位置するスライド部41に連なる連結部42が、スリット17を介して内外に延在し、外部で連結部42に連結された吊り輪部43が垂下されている。スライド部41は、一対のレール板13,13と一対のリブ14,14との間に保持されたまま、カーテンレール1の長手方向(矢印ab方向)にスライド可能になっている。
【0022】
レール本体10は、その一方の端部が、側壁51から一定の距離を離して位置しており、その端部からレール本体10(一対のレール板13,13)の延在方向(長手方向、矢印a方向)にキャップ固定部材30が突出している。キャップ固定部材30は、レール本体10とは別体で構成されており、レール本体10の頂部12及び壁部11に取り付けられて両者が一体化している。
【0023】
また、キャップ部材20は、下方から(矢印e方向から)キャップ固定部材30と係合し、一対のレール板13,13の端部のさらにその先(矢印a方向側)の領域を下方から(矢印e方向から)覆う。
図2に示すように、レール本体10とキャップ部材20とは、レール本体10の延在方向(長手方向、矢印ab方向)に隙間なく並んだ状態になっている。
【0024】
図6には、本実施形態のカーテンレール1からキャップ部材20及びキャップ固定部材30のみを抜き出した、斜め上方からの分解斜視図を示し、
図7には、同様に斜め下方からの分解斜視図を示し、
図8には、側壁51とは反対方向から(矢印a方向から)の分解側面図を示す。
【0025】
キャップ固定部材30は、天井板50と平行に位置する基板部33と、該基板部33からレール本体10に向けて突出する突片部31と、基板部33における突片部31の突出方向とは垂直方向の辺から連なって床方向(下方向、矢印f方向)に垂下する一対の係合片32,32と、を備える。キャップ固定部材30は、例えば、メッキ処理された鋼鉄製であり、板金加工及び打ち抜き加工によって製造される。
【0026】
基板部33から突片部31にかけては、矢印cd方向における中央部が下方に突出する段差が生じるように一対の折り返し部38,38が設けられている。当該折り返し部38,38によって、レール本体10の延在方向(長手方向、矢印ab方向)と一致する、キャップ固定部材30の長手方向の折り曲げ強度が高められている。
【0027】
また、キャップ固定部材30には、突片部31にネジ孔34が、基板部33に位置決め孔35が、それぞれ設けられている。このうちネジ孔34には、孔の内周に雌ネジが形成されており、ビス36の雄ネジが螺合するようになっている。
図6~
図8は、全て、ネジ孔34にビス36が螺合した状態が描かれている。また、一対の係合片32,32の対向する面には、それぞれ2個の係止突起(係止部)37が設けられている。
【0028】
レール本体10の端部から、頂部12とリブ14との間に、キャップ固定部材30の突片部31を挿し込んで所定の位置まで進入させ、ビス36を締め付けると、ビス36の先端が頂部12の下面を押圧し、突片部31を下方に押し下げるように作用する。すると、突片部31の両サイド(矢印ab方向に延びる辺)の下降がリブ14によって規制され、頂部12とリブ14との間でキャップ固定部材30及びビス36が突っ張った状態となって、キャップ固定部材30がレール本体10に固定される。
【0029】
一方、キャップ部材20は、山形で、レール本体10の斜面板15と同じ角度の斜面及び天井と平行な水平面を有するカバー部21と、キャップ部材20の側壁51側の端部を閉塞するエンド板24と、エンド板24とは反対側の端部でエンド板24と平行に立ち上がる一対の補強片25,25と、を備える。
【0030】
また、キャップ部材20は、カバー部21の底からキャップ固定部材30に向けて(上方に向けて、矢印e方向に)立ち上がる、対向する板状の一対の係止片22,22と、同様にカバー部21の底からキャップ固定部材30に向けて(上方に向けて、矢印e方向に)立ち上がる、ピン状の位置決めピン23と、が形成されている。
【0031】
一対の係止片22,22は、弾性を備えており、板バネ状態になっている。一対の係止片22,22には、それぞれの外方側の面に、2つの係止凹部(被係止部)26が形成されている。2つの係止凹部26は、キャップ部材20をキャップ固定部材30に取り付けた際に、2つの係止突起37に対応する位置に設けられている。キャップ部材20は、例えば、プラスチック製であり、射出成形によって一体成形されている。
【0032】
キャップ部材20をキャップ固定部材30に取り付ける際には、キャップ部材20における係止片22や位置決めピン23が立ち上がっている側をキャップ固定部材30に向けて(上方に向けて、矢印e方向に)近づけて行く。すると、キャップ固定部材30における一対の係合片32,32の間にキャップ部材20における一対の係止片22,22が挟まれ、また、キャップ固定部材30における位置決め孔35にキャップ部材20における位置決めピン23が嵌入する。
【0033】
そのまま両者を近づけて行くと、キャップ固定部材30における係止突起37の迫り出しに抗してキャップ部材20における一対の係止片22,22が内側に撓む。さらに両者を近づけて行くと、一対の係止片22,22における係止凹部26に係止突起37が嵌入して、一対の係止片22,22の撓みが解消または緩和される。このようにして、係止凹部26と係止突起37とが係止される。
【0034】
この状態においては、キャップ固定部材30の位置決め孔35に、キャップ部材20の位置決めピン23が嵌入しているので、レール本体10(一対のレール板13,13)の延在方向(矢印ab方向)の、キャップ部材20の移動が規制される。即ち、本実施形態においては、位置決め孔35と位置決めピン23とで、移動規制構造を構成している。
【0035】
一方、キャップ固定部材30に取り付けられたキャップ部材20は、そのまま下方に向けて(矢印f方向に)キャップ固定部材30から引き離すように力を加えると、ある一定の力を超えた場合に、係止凹部26に嵌入していた係止突起37が外れる。すると、係止片22の先端側の外側面に係止突起37が乗り上がり、その後は負荷なく、キャップ部材20をキャップ固定部材30から引き離すことができ、キャップ固定部材30からキャップ部材20を取り外すことができる。
【0036】
以上のように、本実施形態のカーテンレール1は、レール本体10の端部のさらにその先に、一対のレール板13,13によって形成されるスリット17が無い、即ち、レールが無く、解放された領域がある。そのため、キャップ部材20が取り外された
図4に示す状態では、レール本体10の端部から、ランナー40を容易に挿入したり取り外したりすることができるようになっている。
【0037】
その一方、本実施形態のカーテンレール1は、一対のレール板13,13が無く解放された領域を下方から(矢印e方向から)覆うキャップ部材20が、下方から(矢印e方向から)キャップ固定部材30と着脱可能(本実施形態では、特に「着脱自在」)に係合しており、レール本体10への取り付けと取り外しが容易にできるようになっている。
【0038】
そのため、
図1や
図4に示されるように、カーテンレール1の端部が側壁51のすぐそばに接近した状態になっていても、キャップ部材20を下方(矢印f方向)に向けて取り外すことができるので、側壁51が邪魔にならない。よって、カーテンレール1を天井に取り付けてしまった後であっても、キャップ部材20を取り外すことで、
図4に示されるように、ランナー40を容易に増減乃至交換することができる。そして、ランナー40を所望の状態に変更した後、キャップ部材20を取り付けて、元通りのカーテンレール1の状態に戻すことができる。
【0039】
[第2の実施形態]
図9は、本発明の他の例示的一態様である第2の実施形態にかかるカーテンレール2が天井に取り付けられた状態を示す正面図であり、天井板100を断面にて表している。
図9において、紙面の奥方向が室内空間の窓側であり、紙面の手前方向が室内空間の部屋側である。また、
図10は、第2の実施形態にかかるカーテンレール2の下面図であり、
図11は
図9のB-B断面図である。
【0040】
本実施形態のカーテンレール2は、レール本体60と、キャップ部材70と、キャップ固定部材80と、を備える。
図12に、天井に取り付けられたカーテンレール2からキャップ固定部材80及びランナー90を取り外した状態で斜め下方から見た分解斜視図を示す。なお、
図12は、カーテンレール2の全体が見易くなるように、手前側(矢印d方向側)の天井板100を取り除いた状態で描かれている。また、
図13は、カーテンレール2の斜め上方からの分解斜視図である。
【0041】
カーテンレール2は長尺状の部品であり、その長尺状と略同形状の矩形の孔を天井板100に開け、下地材102を露出させた状態として天井に凹部を設け、そこに埋め込こまれる。即ち、カーテンレール2が埋め込まれる天井の穴は、四方が天井板100の端面(切断面)であり、天部の一部に下地材102が配され、天部の他の部位には何もない状態になっている。当該他の部位は、上階の床材乃至その下地材や屋根の下地材等、上部に位置する他の建築構造体まで、空洞となっている。以下、カーテンレール2が取り付けられる天井の凹部の領域(カーテンレール2が取り付けられる空間)を「凹部領域X」と称する。
【0042】
なお、本実施形態の各図面においては、説明の便宜上、カーテンレール2の長手方向を矢印ab方向とし、たとえば室内空間の窓側に向かって左側(図中においても左側)を矢印a方向とし、その逆方向の図中右側を矢印b方向とする。
また、カーテンレール2の奥行方向を矢印cd方向とし、たとえば室内空間の窓側を矢印c方向とし、室内空間の部屋側を矢印d方向とする。さらに、カーテンレール2の上下方向を矢印ef方向とし、上方向を矢印e方向とし、下方向、則ちカーテン(不図示)が垂下される方向を矢印f方向とする。
【0043】
レール本体60は、上下方向(矢印ef方向)に位置するとともに対向配置された2つの壁部61,61と、該2つの壁部61,61の上端同士を連結する頂部62と、2つの壁部61,61の下端からそれぞれ他方の下端方向(対向方向、矢印c方向及び矢印d方向)へ突出し、当該突出方向及び上下方向の両方と直交する方向(矢印ab方向)に延びる一対のレール板63,63と、2つの壁部61,61の下端を挟んで一対のレール板63,63とは反対方向に略同一形状で突出する張出片68,68と、2つの壁部61,61における上下方向(矢印ef方向)略中央の対向面から突出する一対のリブ64,64と、からなる。
【0044】
レール本体60を構成する2つの壁部61,61、頂部62、一対のレール板63,63、張出片68,68及びリブ64は、レール本体60の長手方向(矢印ab方向)に延在しつつ、これら相互の結合部が、当該延在方向(長手方向)と同じ方向(矢印ab方向)に延びている。レール本体60は、アルミニウム製であり、例えば、押出成形によって一体成形されている。
【0045】
頂部62には、取付孔66が一定間隔で設けられている(
図9~
図13においては、1個のみ図示されている。)。この取付孔66に木ネジ103を貫通させて、直接、下地材102にねじ込み固定することで、レール本体60を天井に強固に固定することができる。
【0046】
一対のレール板63,63の相互間は、スリット状に間隔が開いており、当該スリット67が、ランナー90が挿入されスライド移動し得るレールを構成する。詳しくは、一対のレール板63,63と一対のリブ64,64との間に、ランナー90のスライド部91が嵌め込まれて、カーテンレール2の内部に位置するスライド部91に連なる連結部92が、スリット67を介して内外に延在し、外部で連結部92に連結された吊り輪部93が垂下されている。スライド部91は、一対のレール板63,63と一対のリブ64,64との間に保持されたまま、カーテンレール2の長手方向(矢印ab方向)にスライド可能になっている。
【0047】
レール本体60は、その一方の端部が、凹部領域Xの長手方向(矢印ab方向)の端部(天井板の端面)から一定の距離を離して位置している。レール本体60の前記端部からレール本体60(一対のレール板63,63)の延在方向(長手方向、矢印a方向)にキャップ固定部材80が突出している。キャップ固定部材80は、レール本体60とは別体で構成されており、レール本体60の頂部62及び壁部61に取り付けられて両者が一体化している。
【0048】
また、キャップ部材70は、下方から(矢印e方向から)キャップ固定部材80と係合し、一対のレール板63,63の端部のさらにその先(矢印a方向側)の領域を下方から(矢印e方向から)覆う。
図10に示すように、レール本体60とキャップ部材70とは、レール本体60の延在方向(長手方向、矢印ab方向)に隙間なく並んだ状態になっている。
【0049】
凹部領域Xは、
図10に示すように、下方から見て、レール本体60とキャップ部材70とで閉塞されている。
図10においては、凹部領域Xの長手方向(矢印ab方向)における一端側のみが描かれているが、他端側においても同様に、下方から見て、レール本体60とキャップ部材70とで閉塞されている。
【0050】
図14に、本実施形態のカーテンレール2におけるキャップ部材70及びキャップ固定部材80の位置で、カーテンレール2の長手方向と垂直方向で切断した、
図9におけるC-C断面図を示す。主として、当該
図14と
図13とを参考に、以降、詳細に説明する。
キャップ固定部材80は、天井板100と平行に位置する基板部83と、該基板部83からレール本体60に向けて突出する突片部81と、基板部83における突片部81の突出方向とは垂直方向の辺から連なって床方向(下方向、矢印f方向)に垂下する一対の係合片82,82と、を備える。キャップ固定部材80は、例えば、メッキ処理された鋼鉄製であり、板金加工及び打ち抜き加工によって製造される。
【0051】
基板部83から突片部81にかけては、矢印cd方向における中央部が下方に突出する段差が生じるように一対の折り返し部88,88が設けられている。当該折り返し部88,88によって、レール本体60の延在方向(長手方向、矢印ab方向)と一致する、キャップ固定部材80の長手方向の折り曲げ強度が高められている。
【0052】
また、キャップ固定部材80には、突片部81にネジ孔84が、基板部83に位置決め孔85が、それぞれ設けられている。このうちネジ孔84には、孔の内周に雌ネジが形成されており、ビス86の雄ネジが螺合するようになっている。
図13は、ネジ孔84にビス86が螺合した状態が描かれている。また、一対の係合片82の対向する面には、それぞれ2個の係止突起(係止部)87が設けられている。
【0053】
レール本体60の端部から、頂部62とリブ64との間に、キャップ固定部材80の突片部81を挿し込んで所定の位置まで進入させ、ビス86を締め付けると、ビス86の先端が頂部62の下面を押圧し、突片部81を下方に押し下げるように作用する。すると、突片部81の両サイド(矢印ab方向に延びる辺)の下降がリブ64によって規制され、頂部62とリブ64との間でキャップ固定部材80及びビス86が突っ張った状態となって、キャップ固定部材80がレール本体60に固定される。
【0054】
一方、キャップ部材70は、天井と平行な水平面を有するカバー部71と、カーテンレール2の端部を閉塞するエンド板74と、を備える。
また、キャップ部材70は、カバー部71の底からキャップ固定部材80に向けて(上方に向けて、矢印e方向に)立ち上がる、対向する板状の一対の係止片72,72と、同様にカバー部71の底からキャップ固定部材80に向けて(上方に向けて、矢印e方向に)立ち上がる、ピン状の位置決めピン73と、が形成されている。
【0055】
一対の係止片72,72は、弾性を備えており、板バネ状態になっている。一対の係止片72,72には、それぞれの外方側の面に、2つの係止凹部(被係止部)76が形成されている。2つの係止凹部76は、キャップ部材70をキャップ固定部材80に取り付けた際に、2つの係止突起87に対応する位置に設けられている。キャップ部材70は、例えば、プラスチック製であり、射出成形によって一体成形されている。
【0056】
キャップ部材70をキャップ固定部材80に取り付ける際には、キャップ部材70における係止片72や位置決めピン73が立ち上がっている側をキャップ固定部材80に向けて(上方に向けて、矢印e方向に)近づけて行く。すると、キャップ固定部材80における一対の係合片82,82の間にキャップ部材70における一対の係止片72,72が挟まれ、また、キャップ固定部材80における位置決め孔85にキャップ部材70における位置決めピン73が嵌入する。
【0057】
そのまま両者を近づけて行くと、キャップ固定部材80における係止突起87の迫り出しに抗してキャップ部材70における一対の係止片72,72が内側に撓む。さらに両者を近づけて行くと、一対の係止片72,72における係止凹部76に係止突起87が嵌入して、一対の係止片72,72の撓みが解消または緩和される。このようにして、係止凹部76と係止突起87とが係止される。
【0058】
この状態においては、キャップ固定部材80の位置決め孔85に、キャップ部材70の位置決めピン73が嵌入しているので、レール本体60(一対のレール板63,63)の延在方向(矢印ab方向)の、キャップ部材70の移動が規制される。即ち、本実施形態においては、位置決め孔85と位置決めピン73とで、移動規制構造を構成している。
【0059】
一方、キャップ固定部材80に取り付けられたキャップ部材70は、そのまま下方に向けて(矢印f方向に)キャップ固定部材80から引き離すように力を加えると、ある一定の力を超えた場合に、係止凹部76に嵌入していた係止突起87が外れる。すると、係止片72の先端側の外側面に係止突起87が乗り上がり、その後は負荷なく、キャップ部材70をキャップ固定部材80から引き離すことができ、キャップ固定部材80からキャップ部材70を取り外すことができる。
【0060】
以上のように、本実施形態のカーテンレール2は、レール本体60の端部のさらにその先に、一対のレール板63,63によって形成されるスリット67が無い、即ち、レールが無く、解放された領域がある。そのため、キャップ部材70が取り外された
図12に示す状態では、レール本体60の端部から、ランナー90を容易に挿入したり取り外したりすることができるようになっている。
【0061】
その一方、本実施形態のカーテンレール2は、一対のレール板63,63が無く解放された領域を下方から(矢印e方向から)覆うキャップ部材70が、下方から(矢印e方向から)キャップ固定部材80と着脱可能(本実施形態では、特に「着脱自在」)に係合しており、レール本体60への取り付けと取り外しが容易にできるようになっている。
【0062】
そのため、
図9や
図12に示されるように、カーテンレール2が天井の凹部領域Xに埋め込まれて、四方を天井板100の端部に取り囲まれた状態になっていても、キャップ部材70を下方(矢印f方向)に向けて取り外すことができる。よって、カーテンレール2を天井に取り付けてしまった後であっても、キャップ部材70を取り外すことで、
図12に示されるように、ランナー90を容易に増減乃至交換することができる。そして、ランナー90を所望の状態に変更した後、キャップ部材70を取り付けて、元通りのカーテンレール2の状態に戻すことができる。
【0063】
以上、本発明のカーテンレールについて、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明のカーテンレールは、上記の実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態においては、両端が本発明に特有の構成を具備した例を説明しているが、本発明においては、一端側のみ本発明に特有の構成を具備するものであっても構わない。一端だけでもキャップ部材が下方から脱着できれば、当該側で全てのランナーの増減や交換ができるため、本発明の効果が遺憾なく発揮される。
【0064】
上記の実施形態においては、レール本体10,60とキャップ固定部材30,80とが、別部材で、両者を固定することで一体化している構成を例に挙げているが、両者が一体化された状態で成形されたものであっても構わない。また、上記の実施形態においては、キャップ固定部材30,80が、レール本体10,60における頂部12,62及び壁部11,61に固定されている例を挙げているが、本発明においては、頂部及び壁部のいずれかだけに固定されている態様であっても構わない。さらには、レール板に直接固定されていても、ライナーの移動に支障を与えなければ問題ない。レール本体とキャップ固定部材の材質についても、前者がアルミニウム製、後者が鋼鉄製のものを例に挙げているが、両者が同一の材質でも、その他の材質でも構わない。
【0065】
上記の実施形態においては、キャップ固定部材とキャップ部材との係合構造として、キャップ固定部材30,80の係合片32,82に設けられた係止突起37,87を係止部、キャップ部材20,70の係止片22,82に設けられた係止凹部26,76を被係止部とする構成を例に挙げているが、本発明においては、当該構成に限定されるものではない。凸(突起)と凹(凹部)の関係は逆でも構わない。この場合、凸側が被係止部、凹側が係止部となる。即ち、係止部及び被係止部の語は、相互に係止関係を有することを示すために用いたものであり、凹凸関係をどちらかに特定するものではない。
【0066】
本発明においては、そもそも、キャップ固定部材とキャップ部材との係合構造は、キャップ部材が、下方からキャップ固定部材と着脱可能に係合し、レール板の端部のさらにその先の領域を下方から覆うように構成されていればよいのであり、凹凸関係に限定されるものではない。さらに、両者の係合が、上記の実施形態では、着脱自在となっているが、本発明においては、着脱可能でありさえすれば構わない。例えば、両者の係合構造中にストッパー装置を設け、当該ストッパー装置を解除しなければ、着脱のいずれか、あるいは着脱の双方が実行できないようにした場合は、「着脱可能」に相当し、本発明の範疇に問題なく含まれる。
【0067】
さらに、上記の実施形態においては、レール本体10,60における壁部11,61及び頂部12,62が、双方とも、レール板13,63と同様に、長手方向(矢印ab方向)に延在する例を挙げているが、長手方向(矢印ab方向)に延在する必要があるのは、レールを構成するレール板13,63のみであり、本発明において、壁部や頂部は、長手方向に延在していなくても構わない。
【0068】
即ち、例えば、柱状、細板状、スポーク状等の形状で一対のレール板間を橋渡しする部材をレール板の長手方向に複数設けて、レール板間の間隙を一定に保ち、スリット状のレールを構成するようにしても構わない。この場合に、例えば、スポーク状の部材等平面を有しない形状の場合には、いわゆる「壁」は構成しないが、上下方向に位置するとともに対向配置されるため、本発明における「壁部」の概念に含めることとする。
【0069】
また、本発明において、壁部は、上下方向に位置しさえすれば、傾いていても、途中折れ曲がっていても、曲線や曲面を描いていても構わない。また、本発明において、頂部は、2つの壁部の上端乃至上端側同士を連結しさえすれば、傾いていても、途中折れ曲がっていても、曲線や曲面を描いていても構わない。
【0070】
さらに、2つの壁部の上端と頂部との結合部が曲線や曲面を描いていて、両者の境目が明確でなくても構わない。どこで切り分けるかは、本発明において本質的な問題ではなく、いずれの場所で切り分けたとしても、2つの壁部が上下方向に位置し、頂部が2つの壁部の上端乃至上端側同士を連結するという、それぞれの機能を発揮する。よって、両者の境目が明確でない場合も、本発明の範疇に含まれる。これは、究極的には、長手方向と直交する方向の断面形状が円弧状や楕円弧状であるような部材で一対のレール板を橋渡しする態様であっても、当該部材は壁部及び頂部を構成し、本発明の範疇に含まれることを意味する。
【0071】
また、上記の実施形態においては、2つの壁部と頂部との結合箇所が、2つの壁部の上端同士である例を挙げているが、本発明においてはこれに限定されず、2つの壁部の上端側同士でありさえすればよい。ここで「上端側」とは、上端寄りの位置の他、一対のレール板が結合する下端よりも上端側の位置を意味する。
【0072】
さらに、上記の実施形態においては、レール板10,60の延在方向(矢印ab方向)の、キャップ部材20,70の移動を規制する移動規制構造として、キャップ部材20,70に設けられた位置決めピン23,73が、キャップ固定部材30,80に設けられた位置決め孔35,85に嵌入する態様の例を挙げているが、本発明においてはこれに限定されない。レール板10,60の延在方向(矢印ab方向)の、キャップ部材20,70の移動を規制することができる構成であれば、どのような態様であってもよく、前記キャップ部材及び前記キャップ固定部材の両方に設けられた構成の相互作用による態様の他、これらのいずれか一方にのみに設けられた構成により移動規制構造を実現させても構わない。
【0073】
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明のカーテンレールを適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
【符号の説明】
【0074】
1,2:カーテンレール、
10,60:レール本体、
11,61:壁部、
12,62:頂部、
13,63:レール板、
14,64:リブ、
15:斜面板、
16,66:取付孔、
17,67:スリット、
20,70:キャップ部材、
21,71:カバー部、
22,72:係止片、
23,73:位置決めピン(移動規制構造の一部)、
24,74:エンド板、
25:補強片、
26,76:係止凹部、
30,80:キャップ固定部材、
31,81::突片部、
32,82:係合片、
33,83:基板部、
34,84:ネジ孔、
35,85:位置決め孔(移動規制構造の一部)、
36,86:ビス、
37,87:係止突起(係止部)、
38,88:折り返し部、
40,90:ランナー、
41,91:スライド部、
42,92:連結部、
43,93:吊り輪部、
50,100:天井板、
51:室内壁、
52,102:下地材、
53,103:木ネジ、
68:張出片