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特許7232775ストック材料ユニット及びダンネージ変換システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-22
(45)【発行日】2023-03-03
(54)【発明の名称】ストック材料ユニット及びダンネージ変換システム
(51)【国際特許分類】
   B31F 5/06 20060101AFI20230224BHJP
   B31D 5/04 20170101ALI20230224BHJP
【FI】
B31F5/06
B31D5/04
【請求項の数】 18
(21)【出願番号】P 2019561294
(86)(22)【出願日】2018-05-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-07-02
(86)【国際出願番号】 US2018032330
(87)【国際公開番号】W WO2018209241
(87)【国際公開日】2018-11-15
【審査請求日】2021-05-10
(31)【優先権主張番号】15/593,007
(32)【優先日】2017-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507365695
【氏名又は名称】プレジス イノベーティブ パッケージング エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ウェッシュ, トーマス ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ライト, エリック チャールズ
(72)【発明者】
【氏名】フェリンジャー, マイケル エドワード
【審査官】米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0035038(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0038805(US,A1)
【文献】特表2005-527404(JP,A)
【文献】特表2018-516184(JP,A)
【文献】特表2004-513806(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0325773(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B31F 5/00-5/06
B31D 5/04
B65H 19/22-19/29
B65H 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットであって、
三次元体を画定し、傾斜した折り目によって画定されて前記三次元体の少なくとも1つの面に隣接して配置されたテーパ付きシート部を含む、折り畳まれた材料の連続シートと、
接合部材と、を含み、
前記接合部材は、
前記テーパ付きシート部に隣接して配置され、前記折り畳まれた材料の連続シートの一部分に取り外し不能に取り付けられた第1の面と、前記第1の面の反対側の第2の面を有する基部と、
前記テーパ付きシート部に取り外し不能に取り付けられた第1の部分と、前記基部の前記第2の面の少なくとも一部分に取り外し可能に取り付けられた第2の再使用可能な部分とを有するコネクタと、を有するストック材料ユニット。
【請求項2】
前記接合部材の周囲は、2つの対向する直線側部と、前記2つの直線側部の間に延在する2つの略湾曲した側部とによって画定される、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項3】
前記基部は、前記コネクタよりも大きな面積を有する、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項4】
前記基部の前記第2の面は、剥離層を含む、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項5】
前記コネクタは、前記テーパ付きシート部及び前記基部に接着剤で取り付けられる、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項6】
前記コネクタは、上方に面する接着面と、下方に面する非接着面とを含む、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項7】
前記テーパ付きシート部は、略三角形であり、前記三次元体の長手方向中心付近に位置する頂部を含む、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項8】
前記三次元体の形状を維持するために前記三次元体に巻き付けられたストラップをさらに有し、他方のストック材料ユニットに取り付けるために前記ストラップから露出された前記コネクタの前記第1の部分から前記コネクタが横方向に離間された、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項9】
前記テーパ付きシート部は、前記傾斜した折り目が折り線の周りに折り畳まれるように、前記傾斜した折り目と交差する第1の折り線を含む、請求項1に記載のストック材料ユニット。
【請求項10】
前記折り畳まれた材料の連続シートは、複数の平行なファンフォールドラインによってファンフォールドの構成に折り畳まれ、
前記ファンフォールドラインは、前記折り線を含み、集合的に前記三次元体の2つの面を画定する、請求項9に記載のストック材料ユニット。
【請求項11】
ダンネージ変換機と、
前記ダンネージ変換機に対する請求項1に記載の第1及び第2のストック材料ユニットと、
前記第1及び第2のストック材料ユニットを固定するユニットキャリアと、を含み、
前記第1のストック材料ユニットの前記傾斜した折り目は、それ自体の上に折り返され、それによって前記第1のストック材料ユニットの前記第2の再使用可能な部分を前記第1のストック材料ユニットの前記基部から取り外し、前記第2のストック材料ユニットに接合するために前記第1のストック材料ユニットの前記第2の再使用可能な部分を露出し、
前記第1のストック材料ユニットの前記コネクタは、前記第2のストック材料ユニットに接合するのに十分な強度を有するダンネージ変換システム。
【請求項12】
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットであって、
三次元体を画定する矩形の角錐台であって、折り返された第1のシート部と、それによって一部が露出された、前記第1のシート部の下に設けられた第2のシート部とを含み、前記第1のシート部及び前記第2のシート部の前記露出された一部がともに前記三次元体の面を画定する矩形の角錐台と、
前記接合部材は、
前記面のうち露出された部分に対して取り付けられた第1の側面と前記第1の側面の反対の第2の側面とを有する基部と、
前記第1のシート部に取り付けられた第1の部分と、前記基部の第2の側面の少なくとも一部分に取り外し可能に取り付けられた第2の再使用可能な部分とを有するコネクタと、を有するストック材料ユニット。
【請求項13】
前記第1のシート部は、複数の傾斜した折り目によって画定され、略三角形の形状を有する、請求項12に記載のストック材料ユニット。
【請求項14】
前記第1のシート部は、前記コネクタの前記第2の部分が前記三次元体に対して外向きに露出されて、他方のストック材料ユニットに接して取り付けられるように再配置可能であり、
前記コネクタの前記第2の部分は、前記第1のシート部から外向きに横向きに突出する、請求項12に記載のストック材料ユニット。
【請求項15】
ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットであって、
三次元体を画定する連続シート材料と、
接合部材と、を含み、
前記連続シート材料は、
下層シート部と、
第1の折り目によって前記下層シート部に接続され、前記下層シート部上に配置された上層シート部と、を含み、
前記上層シート部は、横方向における前記三次元体の第2の距離よりも小さい前記三次元体の横方向における第1の距離を有し、それによって前記下層シート部の露出部を露出し、
前記上層シート部及び前記下層シート部の前記露出部は、ともに前記三次元体の面を画定し、
前記接合部材は、他方のストック材料ユニットに接合させるのに十分な強度で他方のストック材料ユニットに貼り付けるように構成され、対向して配置されたときに前記他方のストック材料ユニットへの取り付けのために前記接合部材が露出されるように前記三次元体の前記面に対して配置可能である、ストック材料ユニット。
【請求項16】
前記上層シート部は、前記第1の折り目によって画定される先端を含む、請求項15に記載のストック材料ユニット。
【請求項17】
前記接合部材は、
前記上層シート部の下側に取り付けられた第1の部分と、
前記下層シート部の前記露出部の上を覆うように前記上層シート部を越えて突出し、対向して配置されたときに他方のストック材料ユニットに取り付けるために露出される第2の部分と、
対向して配置された他のストック材料ユニットに貼り付くように構成された接着層と、を含む、請求項15に記載のストック材料ユニット。
【請求項18】
前記接合部材は、他方のストック材料ユニットに接合するのに十分な強度で前記他方のストック材料ユニットに貼り付けるために構成された接続可能な面を有し、
第1の位置において、前記接続可能な面は、前記上層シート部に貼り付けられた第1の部分と、前記上層シート部を越えて延びる第2の部分と、を有し、前記下層シート部に取り外し可能に取り付けられており、
前記接合部は、前記上層シート部が第2の折り目でそれ自体の上に折り返されたときに、前記接続可能な面の前記第2の部分が、前記下層シート部から取り外され、前記三次元体の前記面上に位置する前記他方のストック材料ユニットと接触して接合するために、前記三次元体の前記面上に露出されるように、前記上層シート部に貼り付けられる、請求項15に記載のストック材料ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、米国特許出願の優先権を主張する。2017年5月11日に出願された「ダンネージ変換機用ストック材料ユニット(係属中)」という名称の米国特許出願第15/593007号は、その全体が引用により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、包装システムおよび材料の分野の発明である。より具体的には、本発明は保護包装(protective packaging)の分野の発明である。
【背景技術】
【0003】
紙ベースの保護包装の分野において、用紙をしわにしてダンネージを製造する。最も一般的には、この種のダンネージは、紙のロールまたは紙のファンフォールドスタック(fanfold stack)のような小型のストック材料を、より低濃度のダンネージ材料に変換するダンネージ変換機の中に、一般的な連続した紙片(continuous strip)を走らせることによって生成される。ファンフォールド紙のようなストック材料は、連続的に形成された、または互いに接続された別個の部材で形成された積層体から変換機の中に引き込まれる。しわのあるシート材料の連続した紙片は、製品を保持する容器内の空隙を効果的に充填するために、所望の長さに切断されてもよい。ダンネージ材料は、包装機のために必要に応じて製造することができる。
【0004】
ダンネージ供給材料は、連鎖可能であってもよい。例えば、ダンネージ供給構成は、高密度構成における材料の長手を有するウェブ(elongated web)の第1供給ユニットを含み、材料は低密度ダンネージに変換されてもよく、接続部材は、米国特許出願公開第2014/0038805号(その全内容は、本明細書中に参考として援用される)により詳細に記載されるように、第2供給ユニットの材料をダンネージ機構に引っ張るのに充分な接着力で、材料の長手方向における第2供給ユニット側の第2端部に接着するための接着面を含んでもよい(例えば、2つの供給ユニットを共にデイジーチェーン接続する公開分類)。
【発明の概要】
【0005】
実施形態は、ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットを含む。前記ストック材料ユニットは、三次元体を少なくとも部分的に画定し、複数の傾斜した折り目によって画定され、前記三次元体の少なくとも1つの面に隣接して配置されたテーパ付きシート部を含む、連続シート材料と、接合部材と、を含み、前記接合部材は、前記テーパ付きシート部に隣接して配置され、反対側の第2の側面を有する折り畳み可能な連続シート材料の一部分に取り付けられた第1の側面を有する基部と、前記テーパ付きシート部に取り外し不能に取り付けられた第1の部分と、前記基部の第2の側面の少なくとも一部分に取り外し可能に取り付けられた第2の部分とを有するコネクタとを有する。
【0006】
前記接合部材の周囲は、2つの対向する直線側部と、前記2つの直線側部の間に延在する2つの略湾曲した側部とによって画定されてもよい。
【0007】
前記2つの直線側部の一方の側部は、前記2つの直線側部の他方の側部よりも長くてもよい。
【0008】
前記基部は、前記コネクタよりも大きな面積を有してもよい。
【0009】
前記連続シートは、ファンフォールドを画定してもよい。
【0010】
前記連続シートは、前記折り畳み可能な材料の前記連続シートに沿って折り畳まれ、対向するシートセクションを画定する複数の実質的に平行な折り目を含み、前記複数の傾斜した折り目は、前記複数の実質的に平行な折り目に対して非平行な向きを有してもよい。
【0011】
前記複数の傾斜した折り目は、前記テーパ付きシート部に隣接して配置された別のテーパ付きシート部を画定し、前記基部は、前記別のテーパ付きシート部の少なくとも一部に取り付けられてもよい。
【0012】
前記基部の前記第2の側面の少なくとも一部は、剥離層を含んでもよい。
【0013】
前記テーパ部は、4層の前記連続シートを含んでもよい。
【0014】
前記コネクタは、前記テーパ付きシート部に接着剤で取り付けられてもよい。
【0015】
前記コネクタは、前記基部に接着剤で取り付けられてもよい。
【0016】
前記コネクタは、上方に面する接着面と、下方に面する非接着面とを含んでもよい。
【0017】
前記テーパ付きシート部は、略三角形であり、前記三次元体の長手方向中心付近に位置する頂部を含んでもよい。
【0018】
実施形態は、ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットを含む。前記ストック材料ユニットは、三次元体を少なくとも部分的に画定し、前記三次元体の少なくとも1つの面に隣接して配置され、前記三次元体の周囲面の端部から、前記周囲面の反対側の端部から離隔した位置まで延びるシート部を含むファンフォールドと、接合部材と、を含み、前記接合部材は、前記周囲面の一部分に取り付けられた第1の側面を有する基部と、前記テーパ付きシート部に取り外し不能に取り付けられた第1の部分と、前記基部の第2の側面の少なくとも一部分に取り外し可能に取り付けられた第2の部分とを有するコネクタとを有する。
【0019】
前記シート部は、複数の傾斜した折り目によって画定され、略三角形の形状を有してもよい。
【0020】
実施形態は、ダンネージ変換機と、(上記のような)前記ダンネージ変換機に対する1以上のストック材料ユニットと、前記1以上のストック材料ユニットを固定するユニットキャリアと、を含むダンネージ変換システムを含む。
【0021】
実施形態は、ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットを含む。前記ストック材料ユニットは、三次元体を少なくとも部分的に画定し、複数の傾斜した折り目によって画定され、前記三次元体の少なくとも1つの面に隣接して配置されたテーパ付きシート部を含む、連続シート材料と、テーパ付きシート部の少なくとも一部の近傍に配置された接着剤と、を含む。
【0022】
前記テーパ付きシート部は、前記連続シートの4つの層によって画定される先端を含んでもよい。
【0023】
実施形態は、ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットの組み立て方法を含む。前記方法は、連続シートに沿って折り曲げられる対向するシート部を画定する、複数の実質的に平行な折り目と、前記複数の実質的に平行な折り目に対して非平行な向きを有し、テーパ付きシート部を画定する複数の傾斜した折り目とを含むファンフォールドスタックを提供し、前記テーパ付きシート部の一部に接合アセンブリの基部を取り付け、前記テーパ付きシート部に前記接合アセンブリのコネクタの一部を取り外し不能に取り付け、前記基部前記コネクタの他の一部を取り外し可能に取り付け、それによって前記テーパ付きシート部を、前記テーパ付きシート部に隣接する前記連続シートの一部に固定する。
【0024】
前記ファンフォールドスタックを形成するために連続シートを折り曲げることをさらに含んでもよい。
【0025】
前記テーパ付きシート部の一部を折り曲げ線において折り曲げて、その先端を前記ファンフォールドスタックによって画定される三次元体の端部に整列させることをさらに含み、接合アセンブリの基部を前記テーパ付きシート部の一部に取り付けることは、前記基部の端部を折り線の近くに位置決めることを含んでもよい。
【0026】
実施形態は、ダンネージ変換機のための複数のストック材料ユニットを接合する方法を含む。前記方法は、前記第2ストック材料ユニットのテーパ付き部分を折り曲げ、それによって前記テーパ付き部分に取り付けられたコネクタの接着面を上方に向け、前記コネクタの非接着面を下方に向け、ダンネージ変換機のための複数のストック材料ユニットの第1のストック材料ユニットを、ダンネージ変換機のための複数のストック材料ユニットの第2のストック材料ユニット上に位置決めし、それによって、前記第1のストック材料ユニットを前記第2のストック材料ユニットと共に接続する。
【0027】
前記コネクタの周囲は、2つの対向する直線側部と、前記直線側部の間に延在する2つの略湾曲した側部とによって画定されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図面は、本概念による1つまたは複数の実施を、限定的ではなく、単なる例として示す。図面において、同様の参照番号は、同じまたは類似の要素を指す。
図1A】変換装置およびサプライカート(supply cart)保持ストック材料の一実施形態の斜視図である。
図1B】変換装置およびサプライカート保持ストック材料の図1Aの実施形態の背面図である。
図1C】変換装置およびサプライカート保持ストック材料の図1Aの実施形態の側面図である。
図2図1Aのダンネージ変換システムの実施形態の斜視図である。
図3A】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3B】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3C】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3D】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3E】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3F】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3G】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図3H】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図4A】接合部材(splice member)の実施形態の上面図である。
図4B図4Aの接合部材の断面図である。
図5】共にデイジーチェーン接続された2つのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図6A】接合部材の実施形態の上面図である。
図6B図4Aの接合部材の断面図である。
図7A】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図7B】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図7C】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図7D】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図7E】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図7F】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図7G】ストック材料ユニットのシートを折り畳む際に含まれる様々なステップを示す、ダンネージ変換機用の折り畳まれたストック材料ユニットの一実施形態の斜視図である。
図8】共にデイジーチェーン接続された2つのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図9】ダンネージ変換機のためのストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図10】共にデイジーチェーン接続された2つのストック材料ユニットの実施形態の正面図である。
図11A】巻かれていない構成のストラップアセンブリの実施形態の上面図である。
図11B図11Aのストラップアセンブリの実施形態の分解斜視図である。
図12】巻き付けられた構成における図11Aのストラップアセンブリの実施形態の斜視図である。
図13A図11Aのストラップアセンブリを含むストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図13B】ストラップアセンブリを含むストック材料ユニットの実施形態の斜視図である。
図14】ストック材料ユニットの三次元体を支持する実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
ストック材料(stock material)をダンネージ(dunnage)に変換するための装置が開示される。本発明は、一般に、ストック材料などの供給材料が処理されるシステムおよび機器に適用可能である。ストック材料は、ダンネージを形成するためにストック材料内に縦方向(長手方向)に(longitudinally)折り目を形成する縦方向クランプル機械(longitudinal crumple machine)によって、またはストック材料を横切って横方向に(transversely)折り目を形成するクロスクリンプル機械(cross crimple machine)によって処理される。ストック材料は、ロール(ロールの内側から引き出されても外側から引き出されてもよい)、巻き(wind)、ファンフォールド供給源(fan-folded source)、または任意の他の形態で保管されてもよい。ストック材料は、連続的(continuous)であっても、穿孔(perforated)されていてもよい。変換装置(conversion apparatus)は、分配方向(dispensing direction)であり得る第1方向にストック材料を駆動するように動作可能である。変換装置は、ストック材料を収納場所(repository)からドラム(drum)を通って分配方向に搬送する。ストック材料は、他のダンネージおよび空隙充填材料(void fill material)、膨張可能なピロー包装(packaging pillow)などを含む、任意の種類の保護包装材料であってもよい。いくつかの実施形態は、シート形態の他の紙または繊維ベース(fiber-based material)の材料の供給源を使用し、いくつかの実施形態は、ロープまたは糸などが巻かれた繊維材料の供給源、およびピロー包装材料を形成するために使用可能なプラスチック材料のウェブ(web)などの熱可塑性材料を使用する。
【0030】
変換装置は、ダンネージ材料を切断するように動作可能な切断機構と共に使用される。より詳細には、所望の長さでダンネージ材料を切断する、又は切断を補助するための機構を含む変換装置が開示される。いくつかの実施形態では、切断機構は、ユーザとの相互作用がない、またはユーザとの相互作用が限定された状態で使用される。例えば、切断機構は、ユーザがダンネージ材料に触れることなく、またはユーザによるダンネージ材料のわずかな接触のみで、ダンネージ材料を穿刺(puncture)または切断(cut又はsever)する。具体的には、付勢部材(biasing member)は、ダンネージ材料を切断する装置の性能を改善するために、ダンネージ材料を切断部材(cutting member)に対して又はその周りに付勢するために使用される。ダンネージ材料の付勢された位置は、ダンネージ材料の進行方向を逆にするなどの他の切断機構と関連して、または別個に使用される。
【0031】
図1A図1B図1C、及び図2を参照すると、ダンネージ変換システム10が開示される。ダンネージ変換システム10は、ストック材料19の供給源及びダンネージ装置50のうちの1つ以上を含むことができる。ダンネージ装置は、供給ステーション13及びダンネージ変換機100のうちの1つ又は複数を含むことができる。ダンネージ変換機100は、変換ステーション60、駆動機構250、及び支持体(support)12のうちの1つ又は複数を含むことができる。一般に、ダンネージ変換システムは、ストック材料19を加工するように動作可能である。様々な実施形態によれば、変換ステーション60は、供給ステーション13からストック材料19を受け取る吸入部(intake)70を含む。駆動機構250は、ストック材料19を吸気部70内に引っ張る、又は引っ張ることを補助することができる。いくつかの実施形態では、ストック材料19は、吸気部70の前に形成部材200と係合(engage)する。駆動機構250は、切断端部112と共に、使用者がダンネージ材料21を所望の位置で切断することを補助する。ダンネージ材料21はストック材料19から変換され、それ自身はバルク材料供給61から送出され、ダンネージ材料21に変換するために変換ステーションに送出され、駆動機構250及び切断端部112を通る。
【0032】
様々な例によれば、図1A及び図1Bに示すように、ストック材料19はバルク供給源から分配される。ストック材料19は、ファンフォールド材料が積み重ねられたベール(stacked bale)として保管することができる。しかしながら、上述のように、任意の他の種類の供給源又はストック材料を使用することができる。ストック材料19は、供給ステーション13内に収容することができる。一実施形態では、供給ステーション13は、ダンネージ変換システム10に対して移動可能なカート(cart)である。カートは、ストック材料19を収容するのに適した収納箱130を支持している。他の例では、供給ステーション13は、ダンネージ変換システム10に対して移動可能ではない。例えば、供給ステーション13は、ダンネージ変換システム10に又はその近傍に取り付けられた単一の収納箱、かご、又は他の容器であってもよい。
【0033】
ストック材料19は、供給側61から吸入部70を介して供給される。ストック材料19は、吸入部70によって高密度ストック材料19から低密度ダンネージ材料21に変換され、駆動機構250を通って引っ張られ、吸入部70の送出側62で分配方向Aに分配される。当該材料は、駆動機構250によってさらに変換される。駆動機構250の変換は、ローラ又は同様の内側部材が、しわにする(crumple)、折り畳む(fold)、平らにする(flatten)、又は、取入れ口70によって作り出された折り目、しわ、又は他の3次元構成(folds, creases, crumples, or other three dimension structure)をさらに締め付けて、ダンネージ材料の低密度構成を作り出す、より永久的な形にするなどの他の同様の方法を実行することを可能にする。ストック材料19は、連続的(例えば、連続的に接続された、ストック材料の積層体、ロール、又はシート)、半連続的(例えば、分離された、ストック材料の積層体又はロール)、又は非連続的(例えば、単一の不連続又は短い長さのストック材料)なストック材料19を含むことができ、ダンネージ変換システム10への連続的、半連続的又は非連続的な供給を可能にする。複数の長さを共にデイジーチェーン接続することができる。さらに、米国特許出願公開第2013/0092716号明細書、米国特許出願公開第2012/0165172号明細書、米国特許出願公開第2011/0052875号明細書、米国特許第8,016,735号明細書に開示されている変換ステーションの一部を形成する取入れ口のような、縦方向クランプル機械上の吸入部70の様々な構造を使用することができることが理解される。クロスクランプリング機械(cross crumpling machine)の例には、米国特許第8,900,111号明細書が含まれる。
【0034】
一構成では、ダンネージ変換システム10は、ステーションを支持するための支持部12を含むことができる。一実施形態では、支持部12は、シート材料をダンネージ変換システム10内にガイドするためのインレットガイド(inlet guide)70を含む。支持部12及びインレットガイド70は、インレットガイド70がポスト(post)から延びている状態で示されている。他の実施形態では、インレットガイドは、支持ポール(support pole)又はポストの一部を形成する、単一の巻き付けられた(single rolled)、又は曲げられた長尺要素(elongated element)に組み合わされてもよい。長尺要素は、変換ステーションに横方向の安定性を提供するように構成された床ベースから延びる。一構成では、インレットガイド70は、ストック材料19を支持し、しわを付け、駆動機構250に向かってガイドするための支持部材としても機能する管状部材(tubular member)である。スピンドル(spindle)のような他のインレットガイド設計も同様に使用することができる。
【0035】
様々な実施形態によれば、前進機構(advancement mechanism)は、電気モータ11又は同様の動力装置などの電気機械駆動装置である。モータ11は、電源コードを介してコンセント等の電源に接続され、ダンネージ変換システム10を駆動するように構成されている。モータ11は、例えば、フットペダル、スイッチ、ボタン等によりシステムのユーザが操作を制御する電動モータである。様々な実施形態では、モータ11は、駆動部分の一部であり、駆動部分は、モータ11から動力を伝達するためのトランスミッションを含む。代替的に、直接駆動装置(direct drive)を使用することができる。モータ11は、ハウジング内に配置され、中央ハウジングの第1の側に固定され、トランスミッションは、中央ハウジング内に収容され、モータ11の駆動シャフト及び駆動部分に動作可能に接続され、それによってモータ11の動力を伝達する。他の適切な電力供給装置を使用することができる。
【0036】
モータ11は、図2に示すように、直接又はトランスミッションを介してドラム17に機械的に接続され、ドラム17をモータ11と共に回転させる。動作中、モータ11は、ドラム17を分配方向又は逆方向(すなわち、分配方向とは逆方向)に駆動する。これにより、ドラム17は、図1C及び図2に矢印「A」として示される分配方向に駆動することによってダンネージ材料21を分配する、又はダンネージ材料21をAとは逆の方向に加工機に引き戻す。ストック材料19は、吸入部70の供給側61からドラム17上に供給され、モータ11が動作中に分配方向「A」に駆動されるダンネージ材料21を形成する。本明細書ではドラムとして記載されているが、駆動機構のこの要素は、ストック材料又はダンネージ材料を、システムを通って前進させるように動作可能なホイール、コンベヤ、ベルト、又は任意の他の装置であってもよい。
【0037】
様々な実施形態によれば、ダンネージ変換システム10は、駆動機構250を通過するときに素材を押圧するように動作可能なピンチ部(pinch portion)を含む。一例として、ピンチ部分は、ホイール、ローラ、スレッド、ベルト、複数の要素、又は他の同様の部材などのピンチ部材を含む。一実施形態では、つまみ部はピンチホイール14を含む。ピンチホイール14は、ピンチホイール14の軸に沿って配置された軸シャフト上に配置された軸受(bearing)又は他の低摩擦装置(low friction device)を介して支持されている。いくつかの実施形態では、ピンチホイールは、電力供給され、駆動されることができる。ピンチホイール14は、材料がピンチホイール14とドラム17との間を通過するように、ドラムに隣接して配置されている。種々の実施例では、ピンチホイール14は、ドラム17の表面に隣接又は接線方向に接して配置された円周方向の押圧面を有する。ピンチホイール14は、任意の大きさ、形、又は構成を有することができる。ピンチホイールの大きさ、形、及び構成の例は、米国特許出願公開第2013/0092716号明細書に記載されているプレスホイールを含むことができる。図示された例では、ピンチホイール14は、ピンチホイール14とドラム17との間を通過するストック材料19を係合し、押しつぶすための、ドラム17に対して付勢する位置において係合され、ストック材料19をダンネージ材料21に変換する。ドラム17又はピンチホイール14は、トランスミッション(例えばベルトドライブ等)を介してモータ11に接続されている。モータ11は、ドラム又はピンチホイールを回転させる。
【0038】
様々な実施形態によれば、駆動機構250は、材料がピンチ部を通過するときに、当該材料を導くように動作可能なガイド部を含むことができる。一実施形態では、ガイド部は、ドラム17に取り付けられたフランジ33であってもよい。フランジ33は、ドラム17よりも径が大きく、ピンチ部を通るように、材料がドラム17上に保持されるようにしてもよい。
【0039】
駆動機構250は、入ってくるダンネージ材料19を任意の適当な方法で制御して、それを変換装置から切断部材に進める。例えば、ピンチホイール14は、入力ストック材料を制御するように構成される。高速で流入するストック材料が長手方向から分岐すると、ストック材料の一部がピンチホイールの露出面に接触し、これが分岐した部分をドラム上に引き下ろし、得られたバンチング材料を押しつぶし、折り目を付けることを補助する。ダンネージは、本明細書に参照されるもの、又は米国特許出願公開第2013/0092716号明細書に開示されているものなど、既知のものを含む任意の技法に従って形成することができる。
【0040】
様々な実施形態によれば、変換装置10は、ストック材料19が変換装置10内を移動するときに、ストック材料19の向きを変更するように動作可能である。例えば、ストック材料は、モータ11とドラム17との組合せによって、順方向(すなわち、入口側から分配側へ)又は逆方向(すなわち、分配側から供給側61へ、又は分配方向とは逆の方向)に移動される。このように向きを変えることができることにより、駆動機構250は、ダンネージ材料19を端部112に対して直接的に引っ張ることによって、ダンネージ材料をより容易に切断することができる。ストック材料19は、当該システム及びダンネージ材料21を通って供給されるので、切断されることなく切断端部112の上又は近傍を通過する。
【0041】
好ましくは、切断端部112は、切断端部112の近傍で、潜在的な端部112の周辺で当該システムを出るときに、経路の送出区分内の材料を屈折させるガイドを提供するように、湾曲させるか、又は下方に向けることができる。切断部材110は、ドラム17の湾曲と同様の角度で湾曲させることができるが、他の湾曲角度を使用することもできる。切断部材110は、鋭利なブレードを使用して素材を切断することに限定されず、ダンネージ材料21を切断する破断、引き裂き、スライス、又は他の方法を引き起こす部材を含むことができる。先端部110はまた、ダンネージ材料21を完全に又は部分的に切断するように構成されてもよい。
【0042】
様々な実施形態において、切断端部112の横幅は、好ましくは、ドラム17の幅とほぼ同じである。他の実施形態では、切断端部112は、ドラム17の幅よりも小さい幅を有する、又はドラム17の幅よりも大きい幅を有することができる。一実施形態では、端部112は固定されるが、他の実施形態では、端部112は可動又は旋回可能であり得る。端部112は、駆動部分から離れるように配向される。端部112は、好ましくは、ダンネージ材料21が後方に引かれたときにダンネージ材料21と係合するのに充分な形状にされる。端部112は、歯付き(toothed)又は滑らかな構成(smooth configuration)を有する鋭い(sharp)又は鈍い端部(blunted edge)を含むことができ、他の実施形態では、端部112は、多くの歯を有する鋸歯状端部(serrated edge with many teeth)、浅い歯を有する端部(edge with shallow teeth)、又は他の有用な構成を有することができる。複数の歯は、それらの間に配置されたトラフ(trough)によって分離された点を有することによって画定される。
【0043】
一般に、ダンネージ材料21は、図1Cに示すように、物質経路Aをたどる。上述したように、材料経路Aは、材料19がシステムを通って移動する方向を含む。物質経路Aは、供給側61からの供給セグメント及び切断可能セグメント24のような種々のセグメントを有する。送出側62のダンネージ材料21は、縁部112に到達するまで経路Aを実質的にたどる。端部112は、ダンネージ材料21が切断される切断位置を提供する。材料経路は、端部112上方で曲げられていてもよい。
【0044】
上述したように、任意のストック材料を使用することができる。例えば、ストック材料は、約20ポンド~約100ポンドの坪量(basis weight)を有することができる。ストック材料19は、第1の長手方向端部と、後に低密度構成に変換される第2の長手方向端部とを有する高密度構成に保管された用紙ストックを含む。ストック材料19は、図1Aに示すように、ファンフォールド状に、あるいは芯なしロール状に収納されたシート材料のリボン(ribbon of sheet material)である。ストック材料は、材料の単一プライ(single-ply)又は多重プライ(multiple plies)として形成又は格納される。多重プライ材料が使用される場合、層は複数の層を含むことができる。適切な厚さ、重量、及び寸法の、パルプベースの未使用紙及び再生紙、新聞用紙、セルロース及びデンプン組成物、ならびにポリ又は合成材料などの他のタイプの材料を使用できる。
【0045】
様々な実施形態では、ストック材料ユニットは、(例えば、複数の別個のストック材料ユニットから連続的な材料供給を生成するために)複数のストック材料ユニットを接続することができる取り付け機構を含むことができる。好ましくは、接着剤部分は、変換ステーション70に供給されるシート材料の連続流(continuous stream)を形成するために、ロールを共にデイジーチェーン接続することを容易にする。
【0046】
一般に、ストック材料19は、任意の好適な個数の個別ストック材料ユニットとして提供されてもよい。いくつかの実施形態では、2つ以上のストック材料ユニットを共に接続して、材料の連続的な供給を、接続されたユニットを通って連続的に又は同時に(すなわち、直列又は並列に)ダンネージ変換機に提供することができる。さらに、上述のように、ストック材料ユニットは、任意の数の適切なサイズ及び構成を有してもよく、任意の数の適切なシート材料を含んでもよい。一般に、「シート材料」という用語は、概してシート状であり、2次元(例えば、材料の2次元が第3の次元よりも実質的に大きく、第3の次元が他の2次元と比較して無視できるか、又は最小限である場合)である材料を指す。さらに、シート材料は、本明細書に記載される例示的な材料など、一般に可撓性であり、折り畳み可能である。
【0047】
いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットは、ファンフォールド構成を有してもよい。例えば、用紙などの折り畳み可能な素材を繰り返し折り畳んで、積み重ね又は三次元体を形成することができる。「三次元体」という語は、「二次元」物質とは対照的に、三次元を有し、その全ては無視できない。一実施形態では、連続シート(例えば、紙、プラスチック、ホイル)は、連続シートの長手方向を横切って、又はシートの送り方向を横切って延びる複数の折り線で折り畳まれてもよい。例えば、横方向の折り線(例えば、長手方向に対して垂直に配向された折り線)に沿って実質的に均一な幅を有する連続シートを折り畳むことで、ほぼ同じ幅を有するシート部分を形成又は画定することができる。実施形態において、連続シートは、反対方向又は交互に重なる方向に連続的に折りたたむことができる、又は、2つの方向がアコーディオン形状の連続シートを生成する。例えば、折り目は、連続シートに沿ってセクション(部分)を形成又は画定することができ、連続シートは、実質的に長方形とすることができる。
【0048】
例えば、連続シートを連続的に折り畳むことにより、互いにほぼ同じサイズ及び/又は形状を有するシート部分を有するアコーディオン形状の連続シートを生成することができる。いくつかの実施形態では、折り線によって画定される複数の隣接するセクションは、概して長方形であってもよく、同じ第1の寸法(例えば、連続シートの幅に対応する)と、概して連続シートの長手方向に沿った同じ第2の寸法とを有してもよい。例えば、隣り合うセクションが互いに接触しているとき、連続シートは、三次元体又はスタックとして構成されてもよい(例えば、折り目によって形成されるアコーディオン形状は、連続シートが三次元体又はスタックを形成するように圧縮されてもよい)。
【0049】
折り線は、連続シートの長手方向及び横断方向に対してだけでなく、それぞれに対して任意の適切な向きを有してもよい。さらに、ストック材料ユニットは、互いに平行である横断折り目を有してもよく(例えば、折り線によって形成されるセクションを共に圧縮することによって、直角柱状(rectangular prismoid)の三次元体を形成してもよく)、横断折り目に対して非平行である1つ以上の折り目を有してもよい。図3A~3Hは、ストック材料ユニット300の様々な折り目を示している(一実施形態によれば、連続シート材料の少なくとも一部をどのように折り曲げることができるかについてのステップ又は手法が示されている)。
【0050】
図3Aに示すように、ストック材料ユニット300は、ストック材料ユニット300の長手方向、横方向、及び垂直方向に対応する寸法301、302、303を有する三次元体を画定することができる。説明を容易にするために、図3Aにおいて軸X、Y、及びZが識別されており、ストック材料ユニット300が形成され得る連続シートの向き、ならびに長手方向、横方向、及び垂直方向に対応する。具体的には、X軸は、連続シートの長手方向(例えば、送り方向)及びストック材料ユニット300の長手方向寸法301に対応し、Y軸は、連続シートの横断方向及びストック材料ユニット300の横断寸法302に対応する。さらに、垂直寸法303は、連続シートが交互に繰り返し折り畳まれ、共に積み重なった複数の隣り合う部分を形成されるストック材料ユニット300の高さを規定し、Z軸は垂直寸法303に並行である。
【0051】
横断方向の折り線で連続シートを折り畳むことにより、シート部分310のようなほぼ矩形のシート部分が形成される、又は画定される。長方形のシート部分は、長手方向、横方向、及び垂直方向の寸法301、302、及び303を有する三次元体を形成するために、(例えば、交互に重なる方向に連続シートを折り畳むことによって)共に積み重ねることができる。さらに、連続シートの少なくとも一部は、連続シートの横方向及び/又は長手方向の寸法に対して傾斜した(例えば、X軸及びY軸に対して平行でない)折り線の周りに折り畳まれてもよい。
【0052】
図示された実施形態では、連続シートの一部320及び連続シートの一部330は、1つ又は複数の傾斜した折り目を含む。さらに、いくつかの実施形態では、部分320及び/又は330は、シート部分310よりも大きい(例えば、シート部分310の周囲は、長手方向寸法301及び横断寸法302によって画定されてもよく、部分320及び/又は330の周囲は、横断寸法及び長手方向寸法301よりも大きい別の寸法によって画定されてもよい)。さらに、又は代替として、いくつかの実施形態では、部分320及び330は、三次元体の両側に配置されてもよく、又は、ユニット300のストック材料の縦寸法303とほぼ同じ間隔だけ互いに離れていてもよい(例えば、部分320及び330は、連続紙の両端にあってもよい)。
【0053】
図3Bに示されるように、部分320は、傾斜した折り線321に沿って折り曲げられて、セクション322を形成し得る。例えば、傾斜した折り線321は、連続シートの長手方向及び/又は横断方向に対して平行でなくてもよい(例えば、X軸及びY軸に対して平行でなくてもよい)。図示された実施形態では、セクション322は、ほぼ三角形である。他の実施形態では、セクション322は、他の適切な形状を有してもよい(例えば、セクション322の形状は、部分320の形状によって少なくとも部分的に画定されてもよい)。
【0054】
上述のように、ストック材料ユニットからのストック材料は、吸入部70(図1A図2)を通って供給されてもよい。いくつかの実施形態では、連続シートの横断方向(例えば、横断寸法302(図3A)に対応する方向)は、吸入部の1つ以上の寸法よりも大きい。例えば、連続シートの横断寸法は、おおよそ円形の吸入部の直径よりも大きくてもよい。例えば、連続シートの先頭の幅を小さくすることで、吸入部への通過を容易にすることができる。いくつかの実施形態では、連続シートの先頭部分の減少した幅は、デイジーチェーン接続された連続シートのより滑らかな進入及び/又は移行、又は進入を容易にすることができ、及び/又は、連続シートの引っ掛かり又は引き裂きを減少又は排除することができる。また、用紙の先頭の幅を小さくすることで、2つ以上のストック材料ユニットを連結したり、デイジーチェーン接続したりすることが容易になる。例えば、テーパ部を有する連結又はデイジーチェーン材料は、全幅の同等のシートを連結する場合よりも、より小さい接続(connector)又は接合要素(splice element)を必要とし得る。さらに、テーパ部分は、全幅シート部分よりも手動で整列及び/又は共に接続するのが容易であり得る。
【0055】
一実施形態では、図3Cに示すように、ストック材料ユニット300は、折り線323と、折り畳まれたテーパ部分324とを有する。さらに、セクション321及び323は、共同でストック材料ユニット300の三角形部分328を画定又は形成する。例えば、三角形部分328は、シートをそれ自体の上に折り重ねることによって得られるような複数の層を有することができ、又はテーパ部の対向する面を画定することができる連続シートの複数の部分を含むことができる。
【0056】
上述のように、三角形部分328を形成することにより、多数のストック材料ユニットを共に接続すること、又はデイジーチェーン接続することを容易にすることができる。さらに、三角形部分328のテーパ付き端部は、ストック材料ユニット300からダンネージ変換機の吸入部へのストック材料の進入の開始を容易にすることができる。図示された実施形態では、ストック材料ユニット300は、(例えば、上述したように、連続シートを交互に重なる方向に横断方向の折り線で折り曲げることによって)単一の連続シート材から形成される。したがって、例えば、セクション321及び323から形成された三角形部分328は、一般に、2つの層を有する。三角形部分328は、任意の数の層を有することができる。例えば、複数の(例えば、共に重なる)連続シートは、横方向の折り線で(例えば、交互に重なる方向に)共に折り畳まれてもよく、セクション321及び323の各々は、セクション320に対向するセクションの上に折り畳まれたときに、3つ以上の層を有する三角形セクション328を形成してもよく、複数の層を有してもよい。
【0057】
図示された実施形態では、セクション324はセクション321よりも小さい。例えば、セクション324の一部は、セクション321上を覆う(overlay)又はセクション321に重なって(overlap)もよい。さらに、折り線323でセクション324を折り曲げることで、セクション321の一部をそれ自体の上に折り曲げることもできる。
【0058】
三角形部分328の先端は、4つの層を含むことができる(例えば、先端から離れ、2つの層を有する三角形部分328の底部により近い三角形部分328の部分と比較して)。例えば、三角形部分328の先端における追加の層は、先端を補強し得る(例えば、三角形部分328の先端が別のストック材料ユニットに取り付けられる場合、先端における破損の可能性を低減するために)。これに加えて、又はこれに代えて、三角形部分328によって画定される頂点は、ストック材料ユニット300の横断寸法のほぼ中心に整列させることができる。
【0059】
いくつかの実施形態では、ストック材料ユニット300は、ストック材料ユニット300を別のストック材料ユニットに接続するために使用され得る、接合部材又はその1つ以上の部分を含む。さらに、ストック材料ユニット300の三角形部分328は、(例えば、ストック材料ユニット300の保管及び/又はストック材料ユニット300の別のストック材料ユニットへの取り付けを収容するために)さらに折り畳まれてもよい。
【0060】
例えば、図3D-3Hに示すように、(セクション321及び323(図3A~3C)によって形成される)三角形部分328は、最初に、折り線325において、そしてシートセクション310の上に折り畳まれ得る。さらに、図3Eに示されるように、三角形部分328の一部は、折り線326において反対方向にさらに折り畳まれてもよい。例えば、三角形セクション328の一部を折り線326において折り曲げることにより、三角形セクション328’と、切頭三角形として成形された別のセクションとを形成することができる。
【0061】
いくつかの実施形態では、ストック材料ユニット300は、接合部材400を含むことができる。例えば、接合部材400は、基部(base)410と、基部410上に配置された接着層420とを含むことができる。接着層420は、接合部材400を三角形部分328に取り付けることができる。さらに、接合部材400を三角形部分328に取り付けた後、接着層の少なくとも一部を露出させることができる。
【0062】
さらに、図3Fに示されるように、三角形部分328’は、折り曲げ線327においてさらに折り曲げられてもよい。例えば、三角形部分328’を折り曲げ線327において折り曲げた後、より小さい三角形部分329を形成することができる。この三角形部分329は、セクション310に対してほぼ垂直に、かつストック材料ユニット300の垂直側面340に対してほぼ平行に配置することができる。したがって、例えば、折り線321、323、327、及び326によって画定されるセクションは、三角形部分329とは異なる向きを有する。
【0063】
以下でより詳細に説明するように、三角形部分329は、別のストック材料ユニットに接続して、(例えば、2つ以上のストック材料ユニットの多数のシートから連続シートを形成するために)ストック材料ユニット300と別のストック材料ユニットとをデイジーチェーン接続することができる。接合部材又はその一部(例えば、コネクタ)は、ストック材料ユニット300の1つ以上の部分に固定され得る。
【0064】
上述の折り畳みの後、接合部材400を三角形部分329に接着剤で取り付けることができる。接合部材400は、三角形部分329を別のストック材料ユニットに固定することができる。例えば、接着層420は、他のストック材料ユニットのシートに接着されてもよい。接合部材400をストック材料ユニット300と共に含むことで、ストック材料ユニット300の別のストック材料ユニットへの取り付けを容易にすることができる(例えば、接合部材400は、三角形部分329を別のシート材料に取り付けるために容易に利用することができる)。
【0065】
一実施形態では、接合部材400は、(例えば、図3Fに矢印で示すように)接着層420に取り付けることができる取り外し可能なカバー430を含むことができる。例えば、取り外し可能なカバー430を接着層420に取り付けることで、接着層420の(例えば、ストック材料ユニット300の連続シートの1つ以上の部分への)意図しない取り付け又は接着を防止するように、接着層420を保護し、覆うことができる。さらに、以下でより詳細に説明するように、取り外し可能な被覆430は、接着層420の接着特性に実質的に影響を及ぼすことなく、別のストック材料ユニットの薄板に取り付けるために接着層420を露出させるために、接合部材400から取り外すことができる。
【0066】
いくつかの実施形態では、セクション330は、連続シートの端部の近くにあるか、又はその端部を画定する(例えば、三角形部分329(図3F)の反対側)。図3Gに示されるように、セクション330は、折り線331において折り畳まれて、セクション332を形成する。さらに、シートセクション332は、図3Hに示されるように、折り線333において、次いで折り線334において折り畳まれてもよい。例えば、セクション330は、(例えば、三角形部分329を覆い、及び/又は保護するために)三角形部分329を覆い、接合部材400を覆うことができる。
【0067】
例えば、図3Hに示すようにセクション330を折り畳むことにより、セクション335を形成することができる。いくつかの実施形態では、セクション335は、略三角形であってもよい。あるいは、セクション335は、任意の数の適切な形状(例えば、正方形、長方形など)を有するように形成されてもよい。さらに、セクション335は、ストック材料ユニット300を形成する連続シートの端部を画定するか、又はその端部に配置することができる。
【0068】
上述したように、接合部材400は、ストック材料ユニット300aの一部に固定されてもよい。図4A~4Bは、一実施形態による接合部材400を示す。図4Aは、接合部材400の上面図であり、図4Bは、図4Aに示す断面線における接合部材400の断面図である。図示された実施形態では、上述のように、接合部材400は、基部410と、基部410上の接着層420と、接着層420を覆い、そこから除去することができる(例えば、接着層420の接着特性に実質的に影響を及ぼすことなく)除去可能なカバー430とを含む。例えば、取り外し可能なカバー430は、シリコーン処理されたコーティングを含むことができる。
【0069】
一般に、接着層420は、上述のように、接合部材400をストック材料ユニットのシートに固定することができる任意の数の好適な接着剤を含むことができる。例えば、接着層420は、感圧接着剤を含むことができる。取り外し可能なカバー430は、接合部材400から取り外すことができ、それによって、取り外し可能なカバー430の下の接着層420を露出させる。取り外し可能なカバー430を取り外した後、接合部材400をストック材料ユニットのシートに固定することができる。その後、取り外し可能なカバー430は、接着層420上に戻されてもよい。あるいは、保護コーティングが接着層420上にスプレー又はコーティングされ(例えば、シリコーンが接着層420上にスプレーされ)、その意図しない接着を防止してもよい。
【0070】
さらに、接合部材400が第1のストック材料ユニットの連続シートに取り付けられている間に、取り外し可能なカバー430を接合部材400から再度取り外して、その下の接着層420の取り付けられていない部位を露出させることができる。例えば、取り外し可能なカバー430を取り外した後、接合部材400は、第2のストック材料ユニットの連続シートの一部に固定されてもよく、それによって、以下でより詳細に説明するように、第1及び第2のストック材料ユニットを共に接続するか、又はデイジーチェーン接続する。
【0071】
図5は、ダンネージ変換機が第1及び第2のストック材料ユニット300a、300a’からシート材料を連続的に引っ張ることができるように、接合部材400によって共に接続された、又はデイジーチェーン接続された第1及び第2のストック材料ユニット300a、300a’を示す。具体的には、例えば、ストック材料ユニット300aのセクション335aは、第1のストック材料ユニット300aの連続シートの底部又は端部を規定し、ストック材料ユニット300a’のセクション329a’に接続されてもよく、これは、始点を規定するか、又は第2のストック材料ユニット300a’のシートの始点に位置してもよい。
【0072】
上述のように、ストック材料ユニット300aのセクション335a及びストック材料ユニット300a’のセクション329a’は、略三角形の形状を有し得る。さらに、セクション335a及び329a’は、複数の折り目を有することができ、複数の層を含むことができるので、これらの複数の折り目は、セクション335a及び329a’を補強して、(例えば、第2のストック材料ユニット300a’が吸入部70(図1A~2)に引き込まれるときに)接続されたセクションの引き裂き若しくは破損を防止する、又は最小限に抑えることができる。図示された実施形態では、接合部材400は、セクション335aに接続された接着層の第1の部分と、セクション329a’に接続された接着層の第2の別の部分とを有することができ、それらによって、ストック材料ユニット300aとストック材料ユニット300a’とを共に接続するか、又はデイジーチェーン接続する。
【0073】
上述のように、ダンネージ変換機は、供給ステーション(例えば、供給ステーション13(図1A~2))を含むことができる。例えば、ストック材料ユニット300a及び300a’の各々は、個々に供給ステーション内に配置され、その後、配置後に共に接続されてもよい。したがって、例えば、ストック材料ユニット300a及び300a’の各々は、オペレータがそれらを持ち上げやすくする、及び設置しやすくするのに適した大きさにすることができる。さらに、任意の個数のストック材料ユニットが、共に接続又はデイジーチェーン接続されてもよい。例えば、多数のストック材料ユニットを共に接続するか、又はデイジーチェーン接続することにより、材料の継続的な供給を行うことができる。
【0074】
一般に、接合部材は、任意の数の好適な構成を有してもよい(例えば、接合部材の構成は、ストック材料ユニットの構成及び/又はその折り目に依存してもよい)。少なくとも1つの実施形態では、接合部材は、接合部材をストック材料ユニットに固定すること、ならびに2つのストック材料ユニットを共に固定することを容易にすることができる多数の接着面を含むことができる。図6A~6Bは、一実施形態による接合部材400Aを示す。具体的には、図6Aは、接合部材400Aの上面図であり、図6Bは、図6Aに示す断面に沿った接合部材400Aの断面図である。
【0075】
図6A~6Bに示すように、接合部材400aは、基部410a及びコネクタ420aを含むことができる。以下により詳細に記載されるように、基部410aは、接合部材400aをストック材料ユニットの1つ以上の部分に固定することができ、そしてコネクタ420aは、それらからのシートがダンネージ変換機に連続的に供給され得るように、共に接続されてもよく、又は2つのストック材料ユニットをデイジーチェーン接続してもよい。図示された実施形態では、基部410aは、コネクタ420aよりも大きいか、又は大きい面積を有する。例えば、コネクタ420aよりも大きな表面積を有する基部410aを提供することで、コネクタ420aからの基部410aの除去を容易にすることができる。
【0076】
さらに、基部410aは、複数の層を含んでもよい。例えば、基部410aは、ベース基板411aと、ベース基板411aの第1の側面又は面の少なくとも一部の上に延在するベース接着層412aと、ベース基板411aの反対側の第2の側面又は面の少なくとも一部の上に延在する剥離層413aとを含むことができる。コネクタ420aは、コネクタ基板421aと、コネクタ基板421aの第1の側面又は面の少なくとも一部の上に延在するコネクタ接着層422aとを含むことができる(例えば、コネクタ基板421aの第2の対向する側面は、コネクタ420aの外面を形成又は画定することができる)。
【0077】
図6Bに示されるように、少なくとも1つの実施形態によれば、最初の構成において接合部材400aの基部410a及びコネクタ420aが組み立てられるとき、コネクタ420aのコネクタ接着層422aは、基部410aの剥離層413aに隣接及び/又は接して配置されてもよい。コネクタ420aは、コネクタ接着層422aの機能的な完全性を維持するように、基部410aから取り外されてもよい(又はその逆であってもよい)。例えば、コネクタ420aを基部410aから取り外した後、コネクタ420aを少なくとも1つのストック材料ユニットのシートの一部に取り付けることができる(例えば、コネクタ接着層422aの少なくとも一部をシートと接するように配置し、それによって接合部材400aをシートに固定することができる)。コネクタ粘着層422aは、粘着性を含むことができる(例えば、コネクタ420aが、粘着層422aを活性化させる、及び/又はシートに取り付けるような方法で、ストック材料ユニットのシートに対して押さえることができる)。
【0078】
基部410aは、ストック材料ユニットのシートに固定されてもよい。例えば、ベース接着剤412aをストック材料ユニットのシートに接するように配置し、それによって基部410aをシートに固定することができる。いくつかの実施形態では、接合部材400aは、ストック材料ユニットに含まれてもよく、又は取り付けられてもよい。例えば、基部410aは、ストック材料ユニットのシートに取り付けられてもよく、コネクタ420a又はその少なくとも一部は、基部410a及び/又はストック材料ユニットのシートから取り外されてもよく、(例えば、以下により詳細に記載されるように)ストック材料ユニットのシートを別のストック材料ユニットのシートに接続するために使用されてもよい。
【0079】
上述のように、基部410aはコネクタ420aよりも大きくてもよい。また、接合部材400aは非対称形であってもよい。例えば、接合部材400aは、その縦軸及び/又は横軸に対して非対称である形を有してもよい。あるいは、図6Aに示されるように、接合部材400aは、第1の軸を中心とする非対称形状、及び別の垂直軸を中心とする対称形状を有してもよい。例えば、接合部材400aは、軸10に対してほぼ対称であってもよい。さらに、接合部材400aの対向する部分は、(例えば、垂直軸が接合部材400aの中心を通って延在する場合)軸10に垂直な軸に対して非対称であってもよい。
【0080】
接合部材400aは、2つの対向する側面401a、402aによって少なくとも部分的に画定されてもよい。図6A~6Bに示される実施形態において、側面401a及び402aは、略直線状であり、共に略平行である。側面401aは側面402aよりも大きい。したがって、例えば、一方の側では、接合部材400aは、他方の側よりも広くてもよい。しかし、側部401a及び402aは、任意の数の適切な形状及びサイズを有してもよい。
【0081】
接合部材400aも、共にほぼ対向し、側部401aと402aとの間に延在する非線形(例えば、湾曲した)側部403a、404aを有する。側面401a~404aは、共同で接合部材400aの周囲を画定する。例えば、側面401a~404aは、おおよそ蝶形の接合部材400aを画定することができる。
【0082】
図示された実施形態では、側面403a及び404aは、接合部材400aの中心に向かう凹み又は湾入に対応して画定するように湾曲している。例えば、側部403a及び404aの各々は、内向きに湾曲する部分(接合部材400aの中心に向かって硬化する)、内向きに湾曲する部分から側部401aに向かって外向きに延びる第1の傾斜部分、及び内向きに湾曲する部分から側部402aに向かって外向きに延びる第2の傾斜部分を含む。さらに、両辺403a及び404aから両辺401aに向かって延びる最初の傾斜区間は、それらに比べて鋭角度に向かうことができる。同様に、両辺403a及び404aから両辺402aに向かって伸びる第2の傾斜区間は、それらに比べて鋭角度に向かうことができる。
【0083】
側部403a及び404aの各々は、側部401aからそれぞれの第1の傾斜部分まで延在する横軸の直線部分を含むことができる。例えば、横軸の直線部分は、側部401aにほぼ垂直であってもよく、そこから側部403a、404aの部分を画定する第1の傾斜部分の端点まで延在してもよい。いくつかの実施形態では、接合部材400aは、側部403a及び404aのそれぞれの第2の傾斜部分を側部402aに接続するフィレット(fillet)を含むことができる。
【0084】
ベース410a及びコネクタ420aは、側面402aをシェアしてもよく、及び/又は側面402aに沿って調整されてもよい。例えば、基部410a及びコネクタ420aは、側面402aで終端してもよい。さらに、上述のように、基部410aは、コネクタ420aよりも大きくてもよい。例えば、基部410aの周辺部は、側面401a~404aによって画定されてもよい(例えば、基部410aの周辺部は、接合部材400aの周辺部と一致してもよい)。いくつかの実施形態では、基部410aの周囲の少なくとも一部及びコネクタ420aの周囲の一部は、側面403a及び404aの対応する部分と一致してもよい。さらに、例えば、コネクタ420aの周囲は、側面402a、側面403a及び404aの部分、コネクタ側面423a、並びにコネクタ側面423aから延在して側面403aと404aとで終端する直線部分424a及び425aによって画定されてもよい。
【0085】
例えば、コネクタ側面423aは、基部410aの対応する側面を規定する接合部材400aの側面401aからずれていてもよい。コネクタ側面423aは、接合部材400aの側面401aにほぼ平行であってもよい。例えば、コネクタ側面423aと側面401aとの間のオフセットは、コネクタ420aと接触していない、及び/又はベース410aの余剰領域(すなわち、基部410aがコネクタ420aよりも大きい部分)を形成する、基部410aの部分を形成してもよい。
【0086】
上述したように、ストック材料ユニットは、三次元体又はストック材料ユニットのスタックを形成又は画定するために繰り返し折り畳まれることができる連続シートを含むことができる。図7A~7Gは、一実施形態(連続シート材料の少なくとも一部をどのように折り畳むことができるかについてのステップ又は手法を示す一実施形態)によるストック材料ユニット300bを製造するための、部分的に折り畳まれた連続シートの折り畳みを示す。本明細書に記載されることを除いて、ストック材料ユニット300bは、ストック材料ユニット300(図3A~3H)と同様であってもよい。例えば、連続シートは、横軸の折り線に沿って反対方向に繰り返し折り畳まれて、連続シートの長手方向に沿ってセクション又は面を形成し、その結果、隣り合うセクションが共に(例えば、アコーディオンの様に)折り畳まれて、ストック材料ユニット300bの三次元体を形成することができる。図7Aに示すように、三次元体又はストック材料ユニット300bのスタックを形成するために連続シートを折り曲げた後、部分310bがスタックの上部に残ってもよい。例えば、部分310bは、ストック材料ユニット300bの三次元体の幅又は長手方向の寸法よりも大きくてもよい(例えば、より広くてもよい)。図7Bに示されるように、部分310bの一部は、傾斜した折り線311bに沿って折り曲げられて、セクション312bを形成することができる。具体的には、例えば、傾斜折り線311bは、ストック材料ユニット300bの連続シートの横方向及び縦方向に対して非平行な向きを有する。また、部分310bを折り曲げて部分312bを形成することにより、ストック材料ユニット300bの下地部分320bを露出させてもよい。
【0087】
図7Cに示されるように、部分310bの一部は、別の傾斜した折り線313bに沿って折り曲げられて、セクション314bを形成することができる。セクション312b及び314bは、共同で三角形部分又はストック材料ユニット300bの一部を形成する。いくつかの実施形態では、セクション312bは、セクション314bよりも大きくてもよい。さらに、セクション312b及び314bによって形成又は画定される三角形部分の頂点は、ストック材料ユニット300bの横断寸法のほぼ中心にあってもよい。例えば、折り曲げ線313bに沿ったセクション310bの折り曲げ部分は、セクション312bの一部をセクション312bの別の部分に折り曲げることも含むことができる。したがって、例えば、上述したように、先端付近では、セクション312b及び314bによって形成される三角形セクションは、その基部よりも多くの折り目を含むことができる(例えば、先端付近では、セクション312b及び314bが重なり合い、4つの層が存在し、三角形部分の基部付近では2つの層が存在する)。
【0088】
さらに、セクション312b及び314bによって形成される三角形部分の一部は、横方向の折り線315bにおいて、より小さい三角形部分316bを形成する。例えば、三角形部分316bは、セクション312b及び314bの上に折り畳まれてもよい。さらに、三角形部分316bの少なくとも一部は、別のストック材料ユニットのシートの一部に取り付けられてもよい。したがって、例えば、三角形部分316bの部分における連続シートの追加の層は、別のストック材料ユニットのシートの一部に取り付けることができる三角形セクション316bの部分を補強することができる。
【0089】
さらに、三角形部分316bは、(例えば、ストック材料ユニット300bの保管及び/又は送出を容易にするために)部分312b及び314bに固定されてもよい。例えば、接合部材400aは、三角形部分316bを部分312b及び314bに固定することができる。上述したように、接合部材400aは、辺401aと、辺401aよりも短い辺402aとを有することができる。
【0090】
図7E-7Fに示すように、三角形部分316bの一部は、セクション318bを形成するために、折り線317bにおいて折り畳まれてもよい。例えば、折りたたみ線317bは、セクション320bの端部321bから一定距離に位置してもよく、このようにしてセクション318bの頂点は折りたたみ後の端部321bの近辺に位置してもよい。
【0091】
さらに、図7Eに示されるように、接合部材400aの基部410aは、セクション312b及び314bに取り付けられてもよい。例えば、上述のように、基部410aは、セクション312b及び314bに接着される接着層を含んでもよい。接合部材400aのコネクタは、基部410aから取り外されてもよい(例えば、基部410aは、その剥離層がセクション312b及び314bから外向きに又は離れて対向するように配置されてもよい)。
【0092】
接合部材400aの側面402aは、ストック材料ユニット300bの折り線317bの近傍に配置されてもよい。追加的に又は代替的に、側面402aの中心は、ストック材料ユニット300bの横断寸法の中心線と一致してもよい。例えば、図7Fに示されるように、セクション318bは、基部410aの上に折り畳まれてもよい(例えば、折り目又は折り線317bの上に戻されてもよい)。図示された実施形態ではセクション318bの一部は、基部410aを越えて延びることができる。例えば、セクション318bの先端又は頂点は、310aを越えて延びてもよい。しかしながら、セクション318bは、基部410aに対して任意の適切な位置であってもよい。例えば、ユーザ又はオペレータは、セクション318bの端を把持して、セクション318b及びコネクタ420aを接合部材400aの基部410aから離れるように持ち上げることができる。
【0093】
接合部材400aのコネクタ420aは、ストック材料ユニット300bのセクション318bに取り付けられてもよい(例えば、コネクタ420aの接着層は、セクション318bに取り付けられてもよい)。例えば、コネクタ420aは、折り曲げ線317bから離隔していてもよい。
【0094】
図示された実施形態では、コネクタ420aは、セクション318を基部410aに取り付ける。具体的には、コネクタ420aの一部は、セクション318bに取り付けられ(例えば、取り外し不能に取り付けられ)、コネクタ420aの一部は、ベース410aに取り付けられる。上述したように、コネクタ420aは、ベース410aに取り外し可能に取り付けることができる。したがって、コネクタ420aを用いてセクション318aを基部410aに(例えば、コネクタ420aの接着層の接着剤を損傷又は不活性化することなく)取り付けることにより、コネクタ420aをセクション318aと共に基部410aから取り外すことができる。例えば、コネクタ420aは、コネクタ420aの接着部分が基部410a内に位置し、ストック材料ユニット300bの連続シートのいずれの部分にも接しないように、基部410aに対して位置決めされ、配向されてもよい。したがって、一般に、基部410aは、コネクタ420aの取り付けを容易にするように、適切な大きさにすることができる。例えば、基部410aへの取り付け後、コネクタ420aの端部は、基部410aの端部から適切に離隔されてもよい(例えば、コネクタ420aを基部シートの1つ以上の部分に意図せずに接着することなく、コネクタ420aの基部410aへの配置又は取り付けを容易にする)。
【0095】
ストック材料ユニット300bは、(例えば、展開又は膨張を防止するために、及び/又はその三次元形を維持するために)折り畳まれた連続シートを固定することができる1つ又は複数のストラップを含むことができる。例えば、ストラップアセンブリ500は、ストック材料ユニット300bの三次元体の周りを包み、それによって、(例えば、アコーディオンの様な折り畳みによって形成された)多数の層又はセクションを共に固定することができる。ストラップアセンブリ500は、(例えば、折り畳まれた及び/又は圧縮された構成に連続シートを維持することによって)ストック材料ユニット300bの保管及び/又は送出を容易にすることができる。
【0096】
例えば、ストック材料ユニット300bが保管及び/又は送出されるとき、ストック材料ユニット300bの三次元体を包む、及び/又は三次元体を画定する連続シートの層又はセクションを共に圧縮することで、その大きさを縮小することができる。さらに、連続シートのセクションを共に圧縮することにより、三次元体の剛性(rigidity and/or stiffness)を増大させることができ、及び/又はストック材料ユニット300bの保管及び/又は送出中の連続シートの損傷を低減又は排除することができる。
【0097】
さらに、ストラップアセンブリ500は、ストック材料ユニット300bの取り扱いを容易にすることができる。例えば、ストラップアセンブリ500は、より広い部分502及びより狭い部分503を含むことができる。より狭い部分503は、ユーザ又はオペレータによる把持を容易にするために、適切なサイズ及び/又は形状であってもよい。幅広部502は、ストック材料ユニット300bの重心の固定及び/又は支持を容易にすることができる。例えば、ストック材料ユニット300bの重心は、対応するストラップアセンブリ500の1つ以上のより広いセクションにわたって分配され、これは、ストック材料ユニット300bの連続シートの損傷及び/又は裂けを低減又は回避することができる。
【0098】
一般に、ストラップアセンブリ500は、ストック材料ユニット300bの横断寸法に沿って、任意の数の好適な位置に配置されてもよい。図示された実施形態では、ストラップアセンブリ500は、セクション318bの両側に配置される(すなわち、セクション318bは、2つのストラップアセンブリ500の間に配置される)。例えば、図7Gに示されるように、コネクタ420aは、セクション318bと共に、ベース410aから取り外されてもよい。さらに、セクション318bは、(例えば、セクション318bの先端がセクション320bの端部321bの近くに配置されるように)折り線317bにおいて折り畳まれてもよい。セクション318bを折り畳んだ後、コネクタ420aのコネクタ接着層422aの1つ以上の部分は、露出される、及び/又はストック材料ユニット300bの三次元体に対して外側に対向してもよい(例えば、コネクタ420aのコネクタ接着層422aの1つ以上の部分は、ストック材料ユニット300bの少なくとも1つの外面の1つ以上の部分を画定してもよい)。
【0099】
図示された実施形態では、ストック材料ユニット300bが別のストック材料ユニットに接続される場合(例えば、コネクタの接着層が露出される場合)、コネクタは、ストック材料ユニットの下向きの部分に接続されてもよい。例えば、上述したように、コネクタ420aは、セクション318bに取り付けることができ、コネクタ420aの非接着側又は部分が下を向いているときに、接続のために露出させることができる。
【0100】
図7Gに示されるように、ストラップアセンブリ500は、上述のように、部分318bの折り畳みを可能にするように、セクション318bに対して位置決めされてもよい。例えば、ストック材料ユニット300bがダンネージ変換機の供給ステーションに追加される場合、セクション318bは、ストック材料ユニット300bからストラップアセンブリ500を取り外す前に、上述の方法で折り畳まれてもよい。しかしながら、ストック材料ユニット300bは、ストック材料ユニット300bの連続シートの折り目又はセクションを共に固定するように、任意の数の好適な位置に配置又は配置することができる任意の数のストラップアセンブリ500を含むことができる。また、ストック材料ユニット300bは、ストラップを含まなくてもよい。
【0101】
いくつかの実施形態では、別のストック材料ユニットが、ストック材料ユニット300bの上部に配置されてもよく、その結果、その連続シートの底部分及び/又は一部分は、コネクタ接着層の露出部分(単数又は複数)と接触し、それによって、ストック材料ユニット300bの連続シートを別のストック材料ユニットの連続シートに固定する。図8は、多数のストック材料ユニットを積み重ねて共に接続する構成を示す。
【0102】
図示された実施形態では、コネクタ420aの部分426aは、セクション318bを越えて突出している。例えば、コネクタ420aの部分426aは、セクション318bの両側で外側に突出してもよい。さらに、いくつかの実施形態では、突出部分426aは、ほぼ三角形の形状を有してもよい。
【0103】
図8に示すように、ストック材料ユニット300b’は、ストック材料ユニット300bの上に積み重ねることができる。一般に、ストック材料ユニット300b’は、ストック材料ユニット300b(図7A~7G)と類似であっても同じであってもよい。さらに、上述のように、ストック材料ユニット300bに含まれる接合部材のコネクタは、(例えば、上述のように)ストック材料ユニット300b’に取り付けられてもよい。例えば、ストック材料ユニット300bに取り付けられるコネクタのコネクタ接着層は、(例えば、図7Gに関連して上述したように)外側又は上方に面してもよい。
【0104】
ある動作条件下では、ストック材料ユニット300b’は、ストック材料ユニット300bに取り付けられたコネクタのコネクタ接着層を露出させるように、ストック材料ユニット300bの連続シートの一部を折り畳んだ後に、ストック材料ユニット300bの上に配置されてもよい。したがって、例えば、ストック材料ユニット300b’をストック材料ユニット300bの上に配置することで、ストック材料ユニット300b上のコネクタの接着剤をストック材料ユニット300b’の連続シートの一部と接触させ、それによって、(例えば、ダンネージ変換機への連続送りを容易にするために)ストック材料ユニット300b及びストック材料ユニット300b’の連続シートを共に接続することができる。例えば、コネクタの接着剤は、粘着剤であってもよく、ストック材料ユニット300b’の連続シートの一部によって(例えば、ストック材料ユニット300b’の重さによって)コネクタに圧力が加えられる。
【0105】
また、上述したように、ストック材料部300b’は、ストック材料部300bと同一であってもよい。例えば、ストック材料ユニット300b’は、その接着面が上向き又は外向きになるように配向されるコネクタを含んでもよい。したがって、ストック材料ユニット300b’の連続シートを別のストック材料ユニットの連続シートと共に接続するように、追加のストック材料ユニットをストック材料ユニット300b’の上に配置することができる。このようにして、任意の適当な個数のストック材料ユニットを共に接続し、及び/又はデイジーチェーン接続して、ダンネージ変換機内にストック材料を継続的に供給することができる。
【0106】
いくつかの実施形態では、ストック材料ユニットは曲げられてもよい。図9は、一実施形態によるストック材料ユニット300cを示す。具体的には、例えば、ストック材料ユニット300cを屈曲させてもよい。図示された実施形態では、ストック材料ユニット300cは、接合部材400aを含む(例えば、本明細書で特に説明しない限り、ストック材料ユニット300cは、ストック材料ユニット300及び/又はストック材料ユニット300b(図3A図3H図7A図7G)と同様であってもよい)。ストック材料ユニット300cは、接合部材400aのコネクタ420aをストック材料ユニット300cの他の部分に対して外側に突出させるように曲げられてもよい。
【0107】
いくつかの例では、ストック材料ユニット300cは、供給ステーション内に設置された後に曲げられてもよい(例えば、供給ステーションが、ストック材料ユニット300cの中心を外側又は上方に押すことができる、こぶ又は同様の機能を含んでもよい)。折り曲げられたストック材料ユニット300cの上に別の追加のストック材料ユニットを積み重ねるか又は配置することで、コネクタ420aの接着層を追加のストック材料ユニットの連続シートと接触させることを容易にすることができる。
【0108】
例えば、追加のストック材料ユニットは、概ね平坦な構成又は概ね平坦な底面(例えば、ストック材料ユニット300b(図7A~7G)と類似又は同じ)を有してもよい。したがって、付加的なストック材料ユニットの平坦な面は、最初にコネクタの接着層に接することができる。例えば、追加のストック材料ユニットの重さは、最初はコネクタの接着層と接触する部分上及び/又はその付近にかかり、それによって接着層がさらに加圧されてもよい。追加のストック材料がストック材料ユニット300cの上に置かれた後、追加のストック材料ユニットは、ストック材料ユニット300cの形に一致してもよい。例えば、図10に示すように、ストック材料ユニット300cの上部に配置されるストック材料ユニットストック材料ユニット300c’は、ストック材料ユニット300cの折り曲げ形状に適合する。
【0109】
図9に戻って参照すると、ストック材料ユニット300cは、ストック材料ユニット300cの折り畳まれた連続シートによって画定される三次元体を成形又は曲げることができる支持体600を含むことができる。例えば、支持体600は、プラスチック又は厚紙(cardboard)であってもよい。さらに、支持体600は、リブ、プレートなどであってもよく、ストック材料ユニット300cの三次元体に(例えば、ストラップアセンブリ500(図7F)などの1つ以上のストラップで)固定されてもよい。ストック材料ユニット300cは、支持体と共に供給ステーション内に配置されてもよい。例えば、供給ステーションの底部は、概ね平坦又は平面であってもよく、ストック材料ユニット300cの三次元体に取り付けられる支持体は、ストック材料ユニット300cの上面の他の部分に対してコネクタ420aを外側に突出させるようにストック材料ユニット300cを成形してもよい。
【0110】
本明細書に記載される接合アセンブリは、折り畳まれた連続シート(例えば、ファンフォールド材料)を有するストック材料ユニットと共に使用されてもよいが、接合アセンブリは、任意の数の好適な構成又は組み合わせの1つ以上のシートを含むストック材料ユニットと共に使用されてもよく、及び/又はそれに含まれてもよい。例えば、上述したように、ストック材料ユニットは、ロール状に構成された連続シートを含むことができ、共に積み重ねられた及び/又は互いに近接して配置された多数のシートを含むことができる。
【0111】
上述のように、ファンフォールド材料の積み重ねは、(例えば、三次元体を確実に形成するために)ファンフォールド材料のセクションを共に圧縮及び/又は固定することができる1つ又は複数のストラップによって包まれ、又は束ねることができる。図11A~11Bは、一実施形態による巻き付けられていない構成のストラップアセンブリ500を示す。具体的には、図11Aは、ストラップアセンブリ500の上面図であり、図11Bは、ストラップアセンブリ500の分解斜視図である。
【0112】
いくつかの実施形態では、ストラップアセンブリ500は、ベースシート510と、補強部材520と、接着剤530とを含む。以下でより詳細に説明するように、接着剤530は、ストラップアセンブリ500の対向する端部を固定して、ストラップアセンブリ500を巻き付けられていない構成から巻き付けられた構成に再構成することができる。さらに、少なくとも1つの実施形態では、ストラップアセンブリ500は積層540を含む。
【0113】
一般に、ストラップアセンブリ500は、比較的薄いか又はシート状である。例えば、ストラップアセンブリ500の全厚は、0.001インチ~0.05インチとすることができる。しかしながら、ストラップアセンブリ500は、0.001インチより薄くてもよいし、0.050インチより厚くてもよい。
【0114】
さらに、図示された実施形態では、ストラップアセンブリ500は長手を有する形状である。例えば、ストラップアセンブリ500の長手方向寸法501は、(例えば、長手方向寸法に垂直な方向に沿って測定される)横断寸法よりも大きくてもよい。長手方向寸法501は、(例えば、上述のような)ファンフォールドスタックの周り、又は任意の他の材料スタック又はロールの周りにストラップアセンブリ500を巻き付け、ストラップアセンブリ500の接着剤530を含む部分をストラップアセンブリ500の反対側の部分に固定するのを容易にするのに適した寸法である。
【0115】
接着剤530は、一般に、ストラップアセンブリ500の第1の端部又はその近傍に配置される。ストラップアセンブリ500は、接着剤530を有するストラップアセンブリ500の第1の端部が、ストラップアセンブリ500の第2の端部の少なくとも一部の上に配置されるように、巻かれるか、又はループ状にされてもよい。さらに、接着剤530は、ストラップアセンブリ500の第1及び第2の端部を共に固定して、ストラップアセンブリ500が巻き付けられる材料を適切に固定してもよい。例えば、ストラップアセンブリ500を巻き付けることは、ストラップアセンブリ500を適切な大きさに調節すること、及び/又はそれによって巻き付けられた三次元体に対して適切な張力を有すること(例えば、三次元体を適切に圧縮すること)を含むことができる。
【0116】
ストラップアセンブリ500の横断寸法は、ストラップアセンブリ500の長手方向に沿って変化してもよい。例えば、図11A~11Bに示すように、ストラップアセンブリ500は、ストラップアセンブリ500の第1の端部から長手方向に延び、それを画定する第1の部分502と、第1の部分502から長手方向に延びる第2の部分503と、セクション部分503から延び、ストラップアセンブリ500の端部を画定する第3の部分504とを有する。したがって、例えば、第2の部分502は、第1の部分502と第3の部分504との間に位置する。
【0117】
図示された実施形態では、第2の部分503は、第1及び第3の部分502、504よりも狭い(例えば、第2の部分503の横断寸法は、第1及び第3の部分502、504の横断寸法よりも小さい)。例えば、第1及び/又は第3の部分502、504の幅又は横断寸法の比として、第2の部分503の幅又は横断寸法は、1:1.1~1:4、1:3~1:6、1:5~1:10の範囲(第2の部分503の幅と第1/第3の部分502/504の幅との比として記載される)のうちの1つ以上であってもよい。他の実施形態では、第1及び/又は第3の部分502、504の幅又は横断寸法に対する第2の部分503の幅又は横断方向の比は、1:1.1よりも大きくても1:10よりも小さくてもよい(すなわち、第2のセクションの幅は、第1又は第3の部分502、504の幅の91%よりも広くてもよく、又は第1又は第3の部分502、504の幅の10%よりも狭くてもよい)。例えば、第2の部分503の幅は、第1及び/又は第3の部分502、504の幅よりも少なくとも50%小さくてもよい。
【0118】
図示された実施形態では、第2の部分503は、オペレータによる把持(gripping or grasping)を容易にするような大きさである。例えば、以下により詳細に記載されるように、ストラップアセンブリ500が巻き付けられた構成に再構成される場合、第2のセクション503は、オペレータが第2のセクション503でストラップアセンブリ500を把持できるように、オペレータに適切に露出される、又は利用可能に提供される(例えば、第2のセクションは、ストラップアセンブリ500が巻き付けられた構成にある場合、把手を形成又は規定することができる)。
【0119】
ストラップアセンブリ500の周辺部又は外周部は、第1、第2、及び第3の部分502、503、及び504を画定する端部によって画定されてもよい。いくつかの実施形態では、ストラップアセンブリ500は、第1のセクション502と第2のセクション503との間、及び/又は第3のセクション504と第2のセクション503との間の移行部の少なくとも一部を画定することができるフィレット505を含む。したがって、例えば、ストラップアセンブリ500の周囲は、フィレット505によっても画定される。
【0120】
一般に、ストラップアセンブリ500のベースシート510、補強部材520、及び積層体540は、任意の数の好適な材料を含むことができる。例えば、ベースシート510は、紙、プラスチックシート、厚紙などの適切なシート材料を含むことができる(例えば、ベースシート510はクラフト紙を含むことができる)。補強部材520は、ストラップアセンブリ500によって固定又は巻き付けられた材料の取り扱いを容易にするために、(例えば、ストラップアセンブリ500が巻き付けられた構成にあるときに第2の部分503を把持することによって)ベースシート510を適切に補強することができる任意の数の好適な物質を含むことができる。例えば、補強部材520は、ベースシート510に固定することができる繊維補強テープ(fiber reinforced tape)又はシート(例えば、テープ間ポリマー群繊維(intertape polymer group fiber))を含むことができる。
【0121】
補強部材520は、ベースシート510に直接固定されてもよい(例えば、補強部材520をベースシート510に直接接着、貼り付け、又は機械的に固定することによって)。あるいは、補強部材520は、ベースシート510に間接的に固定されてもよい。例えば、1つ以上の介在部材が、補強部材520とベースシート510との間に固定されてもよい。さらに、補強部材520は、実質的に連続的であってもよく、ベースシート510に固定されてもよい。例えば、補強部材520の表面領域の適切な部分は、ベースシート510に固定されてもよい。さらに、補強部材520の適切な長さは、ベースシート510に固定されてもよい。図示された実施形態では、積層540は、ベースシート510と補強部材520との間に配置される。
【0122】
積層540は、ベースシート510に取り付けることができる(例えば、接着又は機械的に固定することができる)任意の数の適切な材料を含むことができる。例えば、積層540は、ポリエチレン積層などのプラスチックシートを含むことができ、任意の適切な厚さ(例えば、1ミル(mil)、1.7ミル、2ミル)を有することができる。いくつかの実施形態では、積層540は、ベースシート510上に(例えば、噴霧、ローラによって)コーティングされてもよい。
【0123】
接着剤530は、任意の適切な接着剤(例えば、感圧接着剤)であってもよい。いくつかの実施形態では、接着剤530は、積層540又はベースシート510上にコーティングされてもよい。あるいは、積層540は、積層540又はベースシート510に取り付けることができるシート上に含めることができる。例えば、接着剤530は、両面接着テープ(例えば、3M Xシリーズの汎用両面コーティングテープ)上に含まれてもよい。いずれにしても、例えば、接着剤530は、第3の部分504(第2の端部)を第1の部分502(第1の端部)に固定することができ、それによって、ストラップアセンブリ500を巻き付けられていない構成から巻き付けられた構成に再構成することができる。
【0124】
図12は、一実施形態による、巻き付けられた構成におけるストラップアセンブリ500を例示する。例えば、図12に示されるように、ストラップアセンブリ500の第3の部分504は、ストラップアセンブリ500の第1の部分502に固定される(例えば、ストラップアセンブリ500の対向する端部は、一緒に固定される)。さらに、第2の部分503は、ストラップアセンブリ500が巻き付けられたスタック材料ユニットのための把手を形成するように、頂部に配置される。図示された実施形態では、ベースシート510は、(例えば、ストラップアセンブリ500がソックス材料ユニット(sock material unit)の三次元体の周りに巻き付けられたときに、補強部材520がベースシート510によって隠されるように)外側に面するように配向された第1の面を有することができる。例えば、補強部材520は、三次元体と基材510との間に隠されていてもよい。あるいは、ストラップアセンブリ500は、補強部材520がストラップアセンブリ500の外側に面するか、又は外側に面する側面又は面の少なくとも一部を画定するように巻き付けられてもよい。
【0125】
ストラップアセンブリ500は、ほぼ矩形の断面を有する三次元体を画定する材料スタックの周りに巻き付けることができる(例えば、ストラップアセンブリ500は、材料スタックの外形に少なくとも部分的に一致することができる)。例えば、図13Aに示すように、ストック材料ユニット300bは、その三次元体を画定するファンフォールド材料積層体と、ファンフォールドの多数のセクションを共に固定する2つのストラップアセンブリ500とを含むことができる。しかしながら、ストラップは、任意の数の適切な形状(例えば、円形、多角形、不規則)に適合することができる。さらに、図13Aに示されるように、ストラップアセンブリ500は、ストラップアセンブリ500のうちの1つ、いくつか、又はそれぞれが三次元体の4つの周辺表面に接するように、三次元体の周りに巻き付けられてもよい(例えば、ストラップアセンブリ500は、追加のデバイス又は要素を必要とせずに三次元体を画定するシート材料を固定してもよい)。
【0126】
いくつかの実施形態では、ストラップアセンブリ500がストック材料ユニットの三次元体の周りに巻き付けられた後、ストラップアセンブリ500の各々の(ストラップアセンブリ500の残りの部分よりも狭い)第2の部分503は、ユーザ又は操作者が把持しやすい。例えば、図13Aに示すように、ストラップアセンブリ500の各々の第2の部分503は、ストック材料組立体300bの三次元体の周囲の面を横切って延びている(例えば、第2の部分503は、三次元体の上面を縦方向に横切って延びてもよい)。したがって、例えば、ストラップアセンブリ500の各々の第2の部分503は、ストック材料ユニット300bを持ち上げる及び/又は運ぶためにユーザ又はオペレータによって把持され得る、対応するハンドルを形成又は画定することができる。
【0127】
ストラップアセンブリ500は、ストック材料部300bの三次元体の横断方向に沿って互いに離隔されてもよい。例えば、ストラップアセンブリは、三次元体の重心が2つのストラップアセンブリ500の間に位置するように、互いに離間されてもよい。任意に選択的に、ストラップアセンブリ500は、重心から等距離に離間されてもよい。
【0128】
上述したように、ストック材料ユニット300bは、ダンネージ変換機内に配置されてもよい。これに加えて、又はこれに代えて、(例えば、ストック材料ユニット300bと類似又は同じ)多数のストック材料ユニットを、ダンネージ変換機内の別のユニットの上に積み重ねることができる。ストック材料ユニットは、1つ又は複数のストラップアセンブリ500を含むことができる。例えば、ストラップアセンブリ500は、設置後に、ストック材料ユニットの三次元体の周りに巻かれたままであってもよく、その後、取り外されてもよい(例えば、ストラップアセンブリ500は、1つ以上の好適な位置で切断され、引き出されてもよい)。
【0129】
ストック材料ユニット300bを三次元体に巻き付けることは、1つ以上の支持体上に三次元体を配置することを含むことができる。図14に示すように、一実施形態によれば、ストック材料ユニット300bの三次元体は、支持体700a、700b、700c上に配置することができる。例えば、支持体700a、700b、700cは、ストラップアセンブリ500が(例えば、支持体700a、700b、700cと干渉することなく)三次元体の周りに巻かれ得るように、三次元体を支持するように配置されてもよい。さらに、支持体700a、700b、700c及びストック材料ユニット300の三次元体は、ストラップアセンブリ500を三次元体に対して好適な位置(例えば、上述のように)に整列又は位置決めすることを容易にするように、互いに整列してもよい。
【0130】
ストラップアセンブリのより狭い部分は、任意の好適な長さを有してもよく、及び/又はストック材料の任意の部分の周りに巻き付けられてもよい。図13Bに示すように、例えば、ストラップアセンブリ500cは、ストック材料ユニット300cのストック材料を固定することができる。図示された実施形態では、ストラップアセンブリ500cのより狭い部位503cは、ストック材料によって画定される三次元体の2つ以上の表面又は面にわたって延びていてもよい。例えば、ストラップアセンブリ500cは、三次元体の面の一部に沿って延びる部分502cを含むことができ、より狭い部分503cは、同じ面の別の部分に沿って、ならびに三次元体の別の面の一部又は全幅(又は長さ)に沿って延びることができる。例えばユーザ又はオペレータは、ストラップアセンブリ500cの取り外しを容易にすることができる狭い部分503cに近づくことができる(例えば、狭い部分503cを切断することができる)。
【0131】
一部分503c’は、三次元体の前面に沿って任意の適当な長さに延びることができる。例えば、部分503c’は、以下の範囲:0.5インチ~1.5インチ、1インチ~2インチ、0.7インチ~3インチのうちの1つ以上の長さを有することができる。503c’部分の長さは、上記範囲外であってもよい。さらに、部分503c’は、三次元体の前面の高さの選択された部分又は一定の割合の部分に及んでもよく、これは、5%~15%、10%~30%、25%~50%の範囲のうちの1つ以上であってもよい。部分503c’の長さは、上述のパーセンテージ範囲外であってもよい。
【0132】
図14に示すように、ストック材料ユニット300bの三次元体を支持体700a、700b、700c上に支持することにより、通路701b及び701bを形成又は画定することができる。例えば、通路701a、701bは、それを通るストラップアセンブリ500の通過を容易にするために、適切な大きさ及び形状であってもよい。さらに、通路701a、701bは、ストック材料ユニット300bの三次元体の周囲及び/又は重心に対して適切に配置されてもよい。例えば、通路701a、701bは、(例えば、上述のように)ストック材料ユニット300bの三次元体に対するストラップアセンブリ500の位置決め及び/又は位置合わせを容易にすることができる。
【0133】
上述したように、いくつかの実施形態では、三次元体をストラップアセンブリ500で包むために3つの支持体を使用することができるが、追加の又は代替の実施形態は、より少ない又はより多い支持体を含むことができる。例えば、三次元体は、単一の支持体によって(例えば、支持体700aによって)支持されてもよい。他の実施形態では、三次元体は、2つの支持体によって(例えば、支持体700b及び700cによって)支持されてもよい。
【0134】
さらに、一般に、本明細書に記載されるスタック材料ユニットのいずれかの三次元体は、巻き付け(又はストラッピング)なしで、又はストラップアセンブリ500(図11A~11B)とは別のストラップ又はラッピングを用いて、ダンネージ変換機で、又はそれらの組み合わせで、保管、送出、使用されてもよい。例えば、巻き付き(twine)、ペーパー、収縮巻き付け(shrink-wrap)、及び他の好適な巻き付け材料又はストラップ材料は、本明細書に記載されるストック材料ユニットのいずれかの三次元体を規定する1つ以上のシートを共に固定することができる。同様に、ストック材料ユニットの三次元体を支持する上述の手法及び構成は、任意の数の好適な巻き付け材料及び/又はストラップ材料、及び/又は装置での巻き付け又は三次元体を容易にすることができる。
図1A
図1B
図1C
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図3G
図3H
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図8
図9
図10
図11A
図11B
図12
図13A
図13B
図14