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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-22
(45)【発行日】2023-03-03
(54)【発明の名称】テープフィーダ
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/02 20060101AFI20230224BHJP
【FI】
H05K13/02 B
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2022110445
(22)【出願日】2022-07-08
(62)【分割の表示】P 2020191619の分割
【原出願日】2015-12-16
(65)【公開番号】P2022125321
(43)【公開日】2022-08-26
【審査請求日】2022-07-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000237271
【氏名又は名称】株式会社FUJI
(74)【代理人】
【識別番号】110000604
【氏名又は名称】弁理士法人 共立特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山崎 祐輔
(72)【発明者】
【氏名】大橋 広康
(72)【発明者】
【氏名】村瀬 浩規
【審査官】大塚 多佳子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/125528(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 13/00 - 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
扁平な形状に形成されたフィーダ本体と、
前記フィーダ本体に形成され、電子部品を収納する複数の収納部が一定の間隔で形成されたベーステープと複数の前記収納部を閉塞するカバーテープとからなるキャリアテープが挿入される第一挿入部と、
前記第一挿入部から挿入された前記キャリアテープを支持する第一搬送路と、
前記電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部と、
前記キャリアテープに係合して前記キャリアテープを搬送方向に送り移動させるスプロケットと、
前記第一挿入部と前記取り出し部との間に位置し、前記第一搬送路上の前記キャリアテープの有無を検出する検出センサと、
前記搬送方向において前記スプロケットおよび前記検出センサの間に配置され、前記キャリアテープのうち前記第一搬送路よりも短いカットテープが挿入される第二挿入部と、
前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する第二搬送路と、
前記第二搬送路の一部を構成し、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する支持部材と、
を備え
前記支持部材は、前記第一搬送路に前記キャリアテープが搬送されていない場合に、前記支持部材の一端部が前記第一搬送路に接触し、前記支持部材の一端部と前記第一搬送路との間に隙間が形成されない、テープフィーダ。
【請求項2】
扁平な形状に形成されたフィーダ本体と、
前記フィーダ本体に形成され、電子部品を収納する複数の収納部が一定の間隔で形成されたベーステープと複数の前記収納部を閉塞するカバーテープとからなるキャリアテープが挿入される第一挿入部と、
前記第一挿入部から挿入された前記キャリアテープを支持する第一搬送路と、
前記キャリアテープに係合して前記キャリアテープを送り移動させるスプロケットと、
前記電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部と、
前記フィーダ本体の上面の前記第一挿入部よりも前記取り出し部に近い位置に配置され、前記キャリアテープのうち前記第一搬送路よりも短いカットテープが挿入される第二挿入部と、
前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する第二搬送路と、
前記第二搬送路の一部を構成し、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する支持部材と、
を備え
前記支持部材は、前記第一搬送路に前記キャリアテープが搬送されていない場合に、前記支持部材の一端部が前記第一搬送路に接触し、前記支持部材の一端部と前記第一搬送路との間に隙間が形成されない、テープフィーダ。
【請求項3】
扁平な形状に形成されたフィーダ本体と、
前記フィーダ本体に形成され、電子部品を収納する複数の収納部が一定の間隔で形成されたベーステープと複数の前記収納部を閉塞するカバーテープとからなるキャリアテープが挿入される第一挿入部と、
前記第一挿入部から挿入された前記キャリアテープを支持する第一搬送路と、
前記電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部と、
前記キャリアテープに係合して前記キャリアテープを搬送方向に送り移動させるスプロケットと、
前記第一挿入部と前記取り出し部との間に位置し、前記第一搬送路上の前記キャリアテープの有無を検出する検出センサと、
前記搬送方向において前記スプロケットおよび前記検出センサの間に配置され、前記キャリアテープのうち前記第一搬送路よりも短いカットテープが挿入される第二挿入部と、
前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する第二搬送路と、
前記第二搬送路の一部を構成し、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、前記スプロケットよりも前記キャリアテープが送り移動される前記搬送方向の上流側の位置であって前記第一搬送路と前記第二搬送路とが合流する位置まで、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持し、
前記支持部材は、前記第一搬送路に前記キャリアテープが搬送されていない場合に、前記支持部材の一端部が前記第一搬送路に接触し、前記支持部材の一端部と前記第一搬送路との間に隙間が形成されない、テープフィーダ。
【請求項4】
扁平な形状に形成されたフィーダ本体と、
前記フィーダ本体に形成され、電子部品を収納する複数の収納部が一定の間隔で形成されたベーステープと複数の前記収納部を閉塞するカバーテープとからなるキャリアテープが挿入される第一挿入部と、
前記第一挿入部から挿入された前記キャリアテープを支持する第一搬送路と、
前記キャリアテープに係合して前記キャリアテープを送り移動させるスプロケットと、
前記電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部と、
前記フィーダ本体の上面の前記第一挿入部よりも前記取り出し部に近い位置に配置され、前記キャリアテープのうち前記第一搬送路よりも短いカットテープが挿入される第二挿入部と、
前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する第二搬送路と、
前記第二搬送路の一部を構成し、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、前記スプロケットよりも前記キャリアテープが送り移動される搬送方向の上流側の位置であって前記第一搬送路と前記第二搬送路とが合流する位置まで、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持し、
前記支持部材は、前記第一搬送路に前記キャリアテープが搬送されていない場合に、前記支持部材の一端部が前記第一搬送路に接触し、前記支持部材の一端部と前記第一搬送路との間に隙間が形成されない、テープフィーダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テープフィーダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
テープフィーダは、電子部品を収納したキャリアテープを搬送方向に送り移動させて電子部品を取り出し可能に供給する。テープフィーダには、種々の生産形態に対応するために、例えばキャリアテープの搬送路よりも短いキャリアテープ(以下、「カットテープ」とも称する)を使用可能にすることが要求される。特許文献1には、カットテープに対応した第二の搬送路を備えるテープフィーダが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5521129号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のテープフィーダでは、主の搬送路のうち傾斜する傾斜部において第二の搬送路が合流する。そのため、傾斜部上の合流点を経由されるカットテープには、ある程度の長さが必要とされる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、カットテープを含むキャリアテープの装填を容易にし、キャリアテープを用いた電子部品の供給動作をより適切に制御することができるテープフィーダを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、扁平な形状に形成されたフィーダ本体と、前記フィーダ本体に形成され、電子部品を収納する複数の収納部が一定の間隔で形成されたベーステープと複数の前記収納部を閉塞するカバーテープとからなるキャリアテープが挿入される第一挿入部と、前記第一挿入部から挿入された前記キャリアテープを支持する第一搬送路と、前記電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部と、前記キャリアテープに係合して前記キャリアテープを搬送方向に送り移動させるスプロケットと、前記第一挿入部と前記取り出し部との間に位置し、前記第一搬送路上の前記キャリアテープの有無を検出する検出センサと、前記搬送方向において前記スプロケットおよび前記検出センサの間に配置され、 前記キャリアテープのうち前記第一搬送路よりも短いカットテープが挿入される第二挿入部と、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する第二搬送路と、前記第二搬送路の一部を構成し、前記第二挿入部から挿入された前記カットテープを支持する支持部材と、を備えるテープフィーダを開示する。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に係る発明の構成によると、通常のキャリアテープが挿入される第一挿入部に加えて、短いカットテープを使用可能とするために、第二挿入部および第二搬送路を備える。さらに、第二搬送路の一部を構成し、第二挿入部から挿入されたカットテープを支持する支持部材を備える。これにより、通常のキャリアテープの送り移動を阻害することなく、カットテープの送り移動を補助することができる。結果として、テープフィーダによる通常のキャリアテープおよびカットテープを用いた供給動作を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態におけるフィーダの全体を示す側面図である。
図2】キャリアテープの一部を示す上面図である。
図3】テープガイドを示す斜視図である。
図4図1におけるフィーダにおける第一搬送路および第二搬送路を示す拡大図である。
図5】キャリアテープが装填された状態を示す拡大図である。
図6】カットテープを挿入した状態を示す拡大図である。
図7】カットテープが装填された状態を示す拡大図である。
図8図7におけるVIII-VIII断面図である。
図9】変形態様におけるテープガイドを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明のテープフィーダを具体化した実施形態について図面を参照して説明する。テープフィーダは、回路基板に電子部品を装着する電子部品装着機に用いられる。テープフィーダは、電子部品装着機において、電子部品を収納したキャリアテープを搬送方向に送り移動させて電子部品を取り出し可能に供給する。このように、テープフィーダは、テープ式を採用したフィーダである。以下では、単に「フィーダ」とも称する。
【0010】
<実施形態>
(フィーダ1の概要)
本実施形態において、フィーダ1は、図1に示すように、第一挿入部Di1から挿入されたキャリアテープ90を第一搬送路R1に沿って送り移動させて、取り出し部Dtにおいて電子部品を供給する。さらに、フィーダ1は、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90を第二搬送路R2に沿って送り移動させて、第一搬送路R1と第二搬送路R2との合流位置Pjを経由させた後に取り出し部Dtにおいて電子部品を供給する。
【0011】
また、フィーダ1は、第一挿入部Di1にキャリアテープ90の前端が挿入されている場合に、当該キャリアテープ90を自動的に装填可能なオートローディングタイプである。上記の「装填」とは、キャリアテープ90が取り出し部Dtにおいて電子部品を供給可能な状態にすることである。フィーダ1は、例えば使用中である現行のキャリアテープ90の残量が規定量未満となった場合に、現行のキャリアテープ90を排出した後に、スプライシングされていない補給用のキャリアテープ90を送り移動して装填する。
【0012】
(キャリアテープ90の構成)
キャリアテープ90の構成について、図2を参照して説明する。キャリアテープ90は、電子部品装着機における部品供給装置に設けられたリール保持部に保持されたリールに巻回されている。キャリアテープ90は、多数の電子部品を一列に収納する。キャリアテープ90は、図2に示すように、ベーステープ91と、カバーテープ92とを有する。
【0013】
ベーステープ91は、紙材や樹脂等の可撓性を有する材料により形成されている。ベーステープ91は、幅方向(図2の上下方向)の中央部に形成された収納部91aを有する。収納部91aは、底部を有する凹状からなる。収納部91aは、ベーステープ91の搬送方向(長手方向であって、図2の左右方向)に一定の間隔で形成される。それぞれの収納部91aには、一つの電子部品が収納される。
【0014】
また、ベーステープ91は、幅方向の一方側の縁部に形成された送り穴91bを有する。送り穴91bは、ベーステープ91の搬送方向に一定の間隔で形成される。送り穴91bは、キャリアテープ90の厚み方向に貫通するように形成されている。本実施形態においては、送り穴91b同士の間隔は、収納部91a同士の間隔よりも小さく設定されている。
【0015】
カバーテープ92は、薄い膜状の高分子フィルムにより形成されている。カバーテープ92の幅方向の両端部は、ベーステープ91の上面に接着されている。これにより、カバーテープ92は、収納部91aの開口部を閉塞する。このようなキャリアテープの構成により、ベーステープ91の収納部91aに収納された電子部品の脱落が防止されている。
【0016】
(フィーダ1の構成)
フィーダ1は、図1に示すように、フィーダ本体10と、第一駆動装置20と、第二駆動装置30と、テープ送出ユニット40と、テープガイド50と、カバー部材60と、複数の検出センサ71~73と、制御装置80とを備える。以下の説明において、キャリアテープ90が送り移動される搬送方向の下流側(図1の右側)を前方とし、搬送方向の上流側(図1の左側)を後方とする。
【0017】
フィーダ本体10は、扁平な箱形状に形成され、電子部品装着機を構成する部品供給装置のスロットにセットされる。フィーダ本体10は、キャリアテープ90を挿入される第一挿入部Di1、および第一挿入部Di1から挿入されたキャリアテープ90を支持する第一搬送路R1が形成される。第一挿入部Di1は、フィーダ本体10の後部に位置するとともに、取り出し部Dtよりも下方に位置する。
【0018】
第一搬送路R1は、フィーダ本体10のレール11により構成される。第一搬送路R1は、傾斜区間Snと水平区間Shとを有して構成される。傾斜区間Snは、第一搬送路R1のうち第一挿入部Di1の高さから取り出し部Dtの高さまで延伸する区間である。傾斜区間Snの始端には、第一挿入部Di1が位置する。水平区間Shは、第一搬送路R1のうち傾斜区間Snの終端から取り出し部Dtまで水平に延伸する区間である。
【0019】
第一駆動装置20は、取り出し部Dtにおけるレール11の下方に設けられた一対のスプロケット21を有する。第二駆動装置30は、第一挿入部Di1におけるレールの下方に設けられた一対のスプロケット31を有する。各スプロケット21,31は、レール11に形成された窓部からレール11の上面側に一部が突出するように配置されて、キャリアテープ90の送り穴91bに係合可能に構成される。
【0020】
第一駆動装置20および第二駆動装置30は、図示しないステッピングモータにより各スプロケット21,31を独立して回転駆動、または同期して回転駆動させる。このような構成から第一駆動装置20は、レール11上のキャリアテープ90を取り出し部Dtに引き込むように駆動する引き込み機構を構成する。また、第二駆動装置30は、第一挿入部Di1にキャリアテープ90の始端が挿入された場合に、当該第一挿入部Di1から第一駆動装置20までキャリアテープ90の始端を送り移動させる送り出し機構を構成する。
【0021】
テープ送出ユニット40は、キャリアテープ90の搬送方向において、第二駆動装置30が位置するレール11の上方に配置される。テープ送出ユニット40は、レール11との間に介在するキャリアテープ90をレール11に押し付ける。これにより、テープ送出ユニット40は、キャリアテープ90の送り穴91bと第二駆動装置30のスプロケット31の係合を案内する。また、テープ送出ユニット40は、現行のキャリアテープ90に対して予約的に挿入された補給用のキャリアテープ90を保持する。
【0022】
テープガイド50は、キャリアテープ90の搬送方向において、第一駆動装置20のスプロケット21が位置するレール11の上方に配置される。テープガイド50は、スプロケット21と係合するキャリアテープ90の上方移動および幅方向移動を規制して、キャリアテープ90とスプロケット21の係合を案内する。テープガイド50の詳細構成については後述する。
【0023】
カバー部材60は、第一搬送路R1の傾斜区間Snの一部において、キャリアテープ90の上面を押さえる。カバー部材60は、軸部61を中心に回転して第一搬送路R1を開放する。カバー部材60は、フィーダ1の使用状態においては係止部材62によりフィーダ本体10に係止される。カバー部材60は、第二搬送路R2の一部を構成する板ばね63と、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90の幅方向の両端をガイドする一対のフランジ部64とを有する。板ばね63および一対のフランジ部64の詳細については後述する。
【0024】
第一の検出センサ71は、第一搬送路R1の水平区間Shに配置される。第二の検出センサ72は、取り出し部Dtと第一挿入部Di1との間に位置する中間部Dnに配置される。第一の検出センサ71および第二の検出センサ72は、レール11上のキャリアテープ90の有無を検出する。第三の検出センサ73は、第一挿入部Di1の周辺に配置される。第三の検出センサ73は、テープ送出ユニット40の動作状態を検出する。
【0025】
制御装置80は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。制御装置80は、フィーダ1が電子部品装着機にセットされると、コネクタを介して電子部品装着機から電力が供給され、また電子部品装着機との間で通信可能な状態となる。制御装置80は、電子部品装着機による制御指令や複数の検出センサ71~73による検出の結果に基づいて、第一駆動装置20および第二駆動装置30の動作を制御する。
【0026】
また、制御装置80は、複数の検出センサ71~73による検出の結果に基づいて、キャリアテープ90の終端が搬送路上のどの区間にあるかを認識する。例えば、第一の検出センサ71のみがキャリアテープ90を検出している場合には、制御装置80は、中間部Dnから取り出し部Dtまでの間にキャリアテープ90の終端が位置するものと認識する。また、制御装置80は、第三の検出センサ73に検出されるテープ送出ユニット40の動作状態に基づいて、第一挿入部Di1における現行および補給用のキャリアテープ90の有無を検出する。
【0027】
(テープガイド50の詳細構成)
テープガイド50の詳細構成について、図3を参照して説明する。テープガイド50は、上記のようにキャリアテープ90とスプロケット21の係合を案内するとともに、キャリアテープ90のカバーテープ92を剥離させ、且つ電子部品を取り出し可能に露出させるユニットである。テープガイド50は、複数の種類のうちからキャリアテープ90の種類に応じて適宜選択されて、フィーダ本体10に取り付けられる。
【0028】
テープガイド50は、図3に示すように、搬送方向(図3の左下-右上方向)に直交する断面形状が下方に開放するU字形に形成される。テープガイド50は、互いに対向する一対の側壁51がフィーダ本体10に、ねじ等によって固定される。一対の側壁51は、キャリアテープ90が第一搬送路R1または第二搬送路R2に沿って送り移動される場合に、キャリアテープ90の幅方向の移動を規制して、キャリアテープ90の送り移動を案内する。
【0029】
また、テープガイド50の上壁52には、キャリアテープ90のベーステープ91からカバーテープ92を剥離するテープ剥離部53が形成される。テープ剥離部53は、テープガイド50の上壁52に固定されたカッター53aを有する。カッター53aの刃先は、キャリアテープ90が送り移動されると、ベーステープ91とカバーテープ92との間に介入される。これにより、カバーテープ92は、幅方向の両端のうち一端側においてベーステープ91から剥離され、他端側においてベーステープ91に接着された状態を維持される。
【0030】
テープガイド50の上壁52には、テープ剥離部53と部品取り出し部Dtとの間に折り返し部材54が設けられている。折り返し部材54は、板状からなり、テープ剥離部53により剥離されたカバーテープ92の一端側を立ち上げて他端側に折り返す。これにより、ベーステープ91の収納部91aが開放される。また、テープガイド50は、上壁52において電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部Dtが形成されている。
【0031】
このように、テープガイド50は、キャリアテープ90が送り移動されることによって、カバーテープ92を剥離しつつ折り返し、取り出し部Dtにおいて電子部品を露出させる。キャリアテープ90のうち取り出し部Dtを通過した部位は、フィーダ1の前部側から下方に垂れ下がるようにしてフィーダ1の外部に排出される。
【0032】
また、テープガイド50は、後端において開口する開口部55が形成されている。この開口部55は、テープガイド50がフィーダ本体10に取り付けられた状態において、第一挿入部Di1よりも取り出し部Dtに近い位置においてキャリアテープ90の挿入を可能とする第二挿入部Di2を構成する。テープガイド50は、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90の幅方向の移動を一つの側壁51により規制して、キャリアテープ90の第二搬送路R2に沿った送り移動を案内する。
【0033】
テープガイド50には、一対の側壁51のうち一方の内面には、テープガイド50の種類を示す識別マーク56が付されている。識別マーク56は、フィーダ本体10に設けられたセンサ(図示しない)により読み取られる。制御装置80は、上記のセンサによる検出の結果に基づいて、現在取り付けられているテープガイド50の種類を認識する。これにより、制御装置80は、例えば現在装填されているキャリアテープ90と、テープガイド50が対応しているか否かを判別できる。
【0034】
(第一搬送路R1および第二搬送路R2の構成)
第一搬送路R1および第二搬送路R2の構成について、図4図8を参照して説明する。フィーダ1は、上記のようにフィーダ本体10のレール11により構成される第一搬送路R1を備える。第一搬送路R1は、主として、リールに巻回されたキャリアテープ90を用いた電子部品の供給時に用いられる。ところで、フィーダ1による電子部品の供給において、種々の生産形態に対応するために、例えば第一搬送路R1よりも短いキャリアテープ90(以下、「カットテープ90A」とも称する)が使用されることがある。
【0035】
そこで、本実施形態のフィーダ1は、カットテープ90Aの使用を可能とすべく、第一挿入部Di1および第一搬送路R1に加えて、図4の斜線部に示すように、第二挿入部Di2および第二搬送路R2を備える構成としている。また、第二挿入部Di2は、上記のようにテープガイド50の後端において開口する開口部55により構成される。第二挿入部Di2は、第一挿入部Di1よりも取り出し部Dtに近い位置にあり、カットテープ90Aの挿入を受け付ける。
【0036】
また、フィーダ1は、上記のようにカバー部材60に設けられた板ばね63を備える。板ばね63は、第二挿入部Di2から挿入されたカットテープ90Aを、第二挿入部Di2から第一搬送路R1と第二搬送路R2とが合流する位置まで支持して、第二搬送路R2の一部を構成する支持部材である。板ばね63は、弾性を有し、フィーダ本体10の前後方向(図4の左右方向)に延伸する板状に形成される。
【0037】
板ばね63の一端部63aは、図4に示すように、第一搬送路R1にキャリアテープ90がない場合に、板ばね63の弾性力によって第一搬送路R1を構成するレール11に接触した状態とされる。一方で、板ばね63は、図5に示すように、第一挿入部Di1から挿入されたキャリアテープ90が第一搬送路R1に沿って送り移動される場合に、第一搬送路R1を構成するレール11にキャリアテープ90を付勢する。
【0038】
上記のように構成される第二搬送路R2は、第二挿入部Di2から挿入されたカットテープ90Aを支持する搬送路であって、図4に示すように、第一搬送路R1においてテープガイド50が位置する搬送方向の範囲(以下、「ガイド範囲Nd」とも称する)で第一搬送路R1に合流する。なお、本実施形態において、第二搬送路R2は、ガイド範囲Ndのうちキャリアテープ90(カットテープ90Aを含む)が第二駆動装置20のスプロケット21に接触して係合可能な範囲(以下、「係合範囲Ng」とも称する)で第一搬送路R1に合流する。
【0039】
つまり、第一搬送路R1と第二搬送路R2との合流位置Pjは、係合範囲Ng内に位置する。これにより、第二挿入部Di2から挿入されたカットテープ90Aは、図6に示すように、先端部が合流位置Pjに達した際に、スプロケット21に接触する。そして、カットテープ90Aは、スプロケット21の回転等によって係合し、複数の収納部91aの1つが部品取り出し部Dtに達することによってフィーダ1に装填された状態となる。
【0040】
このとき、第二挿入部Di2から挿入されたカットテープ90Aは、図7に示すように、スプロケット21により送り移動される場合に、傾斜区間Snを構成するレール11に非接触となる。つまり、第二挿入部Di2から挿入されたカットテープ90Aは、フィーダ1に装填されると、ほぼ水平方向に延びた状態を維持される。これにより、カットテープ90Aが屈曲などされることを防止して、送り移動における動作負荷の発生を抑制している。
【0041】
このように、本実施形態において、テープガイド50は、第一搬送路R1を用いたキャリアテープ90の送り移動、および第二搬送路R2を用いたカットテープ90Aの送り移動の両方に兼用される。また、板ばね63は、第一搬送路R1と第二搬送路R2とを区分するとともに、第一搬送路R1および第二搬送路R2のそれぞれに沿ったキャリアテープ90の送り移動を補助する機能を有する。
【0042】
ここで、フィーダ1は、上記のようにカバー部材60に設けられた一対のフランジ部64を備える。一対のフランジ部64は、図8に示すように、カバー部材60の上部から上方に突出するように形成されている。一対のフランジ部64は、互いに対向して配置されている。一対のフランジ部64の離間距離は、カットテープ90Aの幅よりも大きく設定されている。このような構成により、一対のフランジ部64は、第二挿入部Di2から挿入されたカットテープ90Aの幅方向の両端をガイドして、カットテープ90Aの幅方向の移動を規制する。このように、一対のフランジ部64は、カットテープ90Aがカバー部材60の上部から側面へと脱落することを防止する。
【0043】
(実施形態の構成による効果)
テープフィーダ1は、電子部品を収納したキャリアテープ90を搬送方向に送り移動させて電子部品を取り出し可能に供給する。キャリアテープ90は、電子部品を収納する収納部91aが搬送方向に一定の間隔で形成されたベーステープ91と、収納部91aを閉塞するカバーテープ92と、を有する。
テープフィーダ1は、キャリアテープ90を挿入される第一挿入部Di1、および第一挿入部Di1から挿入されたキャリアテープ90を支持する第一搬送路R1が形成されるフィーダ本体10と、キャリアテープ90に係合してキャリアテープ90を送り移動させるスプロケット21と、スプロケット21の上方においてキャリアテープ90とスプロケット21の係合を案内するテープガイド50であって、ベーステープ91からカバーテープ92を剥離するテープ剥離部53、および上面において電子部品を取り出し可能に開口する取り出し部Dtが形成されるテープガイド50と、第一挿入部Di1よりも取り出し部Dtに近い位置に配置され、キャリアテープ90を挿入される第二挿入部Di2と、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90を支持する搬送路であって、第一搬送路R1においてテープガイド50が位置する搬送方向の範囲(ガイド範囲Nd)で第一搬送路R1に合流する第二搬送路R2と、を備える。
【0044】
このような構成によると、第一搬送路R1に第二搬送路R2が合流する合流位置Pjは、テープガイド50が位置するガイド範囲Nd内にある。これにより、合流位置Pjからスプロケット21までの距離を短くできる。また、キャリアテープ90がスプロケット21に接触して係合可能な係合範囲Ngに近接して第二挿入部Di2を形成し、第二搬送路R2の長さを短くできる。これにより、カットテープ90Aの装填を容易にできるとともに、フィーダ1に装填可能な最小限のテープ長さが短縮されて、より短いカットテープ90Aを使用可能にできる。
【0045】
また、本実施形態の構成によると、第一搬送路R1と第二搬送路R2との合流位置Pjからスプロケット21との係合範囲Ngまでにカットテープ90Aが屈曲などされない。これにより、送り移動における動作負荷の発生を抑制している。結果として、カットテープ90Aの前端がスプロケット21と接触した状態を作業者が認識しやすくなる。よって、カットテープ90Aを装填する作業の効率を向上できる。
【0046】
また、第二搬送路R2は、第一搬送路R1においてテープガイド50が位置する搬送方向の範囲(ガイド範囲Nd)のうちキャリアテープ90がスプロケット21に接触して係合可能な範囲(係合範囲Ng)で第一搬送路R1に合流する。
【0047】
このような構成によると、第一搬送路R1と第二搬送路R2との合流位置Pjがスプロケット21により近接するため、係合範囲Ngのより近い位置に第二挿入部Di2を形成できる。これにより、第二搬送路R2が簡素となり、例えばカットテープ90Aとスプロケット21の係合状態などの視認が可能となり、カットテープ90Aを装填する作業の効率を向上できる。
【0048】
また、第二挿入部Di2は、テープガイド50に形成される。テープガイド50は、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90の幅方向の移動を規制して、キャリアテープ90の第二搬送路R2に沿った送り移動を案内する。
【0049】
このような構成によると、テープフィーダ1は、テープガイド50の交換によって、カットテープ90Aに対応することができる。また、テープガイド50が第二挿入部Di2を有するとともに、カットテープ90Aの送り移動を案内する。これにより、カットテープ90Aの装填を容易にし、またカットテープ90Aを用いた電子部品の供給動作をより安定させることができる。
【0050】
また、第二挿入部Di2は、テープガイド50の後端において開口する開口部55により構成される。
このような構成によると、テープガイド50の後端に第二挿入部Di2が配置されるので、カットテープ90Aの挿入を容易にできる。
【0051】
また、テープフィーダ1は、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90を、第二挿入部Di2から第一搬送路R1と第二搬送路R2とが合流する位置まで支持して、第二搬送路R2の少なくとも一部を構成する支持部材(板ばね63)をさらに備える。支持部材(板ばね63)は、弾性を有し、第一挿入部Di1から挿入されたキャリアテープ90が第一搬送路R1に沿って送り移動される場合に、第一搬送路R1を構成するレール11にキャリアテープ90を付勢する。
【0052】
このような構成によると、第二搬送路R2の少なくとも一部を構成する支持部材(板ばね63)は、第一搬送路R1のレール11にキャリアテープ90を付勢する。これにより、第一挿入部Di1から挿入されたキャリアテープ90は、第一搬送路R1からの浮き上がりを規制され、好適に送り移動される。
【0053】
また、支持部材は、フィーダ本体10の前後方向に延伸する板ばね63である。板ばね63の一端部63aは、第一搬送路R1にキャリアテープ90がない場合に、板ばね63の弾性力によって第一搬送路R1を構成するレール11に接触した状態とされる。
【0054】
このような構成によると、第一搬送路R1にキャリアテープ90がない場合に、板ばね63の一端部63aと第一搬送路R1のレール11との間に隙間が形成されない。これにより、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90は、第一搬送路R1と第二搬送路R2とが合流する合流位置Pjにおいて引っ掛かることなく、係合範囲Ngまで好適に案内される。よって、カットテープ90Aの装填をより簡易にできる。
【0055】
また、第一挿入部Di1は、取り出し部Dtよりも下方に位置する。第一搬送路R1は、第一挿入部Di1の高さから取り出し部Dtの高さまで延伸する傾斜区間Snと、傾斜区間Snの終端から取り出し部Dtまで水平に延伸する水平区間Shと、を有する。第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90は、スプロケット21により送り移動される場合に、傾斜区間Snを構成するレール11に非接触となる。
【0056】
このような構成によると、第二挿入部Di2から挿入されたキャリアテープ90は、テープフィーダ1に装填されると、ほぼ水平に延びた状態を維持される。これにより、キャリアテープ90が屈曲などされることが防止される。よって、送り移動における動作負荷の発生を抑制でき、電子部品の供給動作をより安定させることができる。
【0057】
<実施形態の変形態様>
(合流位置について)
実施形態において、第一搬送路R1と第二搬送路R2との合流位置Pjは、係合範囲Ng内に位置する構成とした。これに対して、合流位置Pjは、テープガイド50が位置する搬送方向の範囲(ガイド範囲Nd)であれば、係合範囲Ngよりテープガイド50の後端側に設定される構成としてもよい。
【0058】
このとき、支持部材の一端部(実施形態における板ばね63の一端部63a)の位置によっては、カットテープ90Aが合流位置Pjを経由してから係合範囲Ngに至るまでの間で傾斜区間Snを構成するレール11に支持される構成となり得る。このような構成において、テープガイド50の上壁52とカットテープ90Aとの間にある程度の隙間を設けることにより、装填後のカットテープ90Aが屈曲されることを防止できる。
【0059】
(第二挿入部の構成について)
実施形態において、第二挿入部Di2は、テープガイド50において開口する開口部55により構成される。これに対して、第二挿入部Di2は、図9に示すように、テープガイド150の上面に形成された貫通穴157により構成されるようにしてもよい。このような構成によると、テープガイド150の上面に第二挿入部Di2が配置されるので、第二挿入部Di2と係合範囲Ngとをより近接させることができる。これにより、第二搬送路R2の長さが短縮され、カットテープ90Aの装填をより簡易にできる。
【0060】
また、第二挿入部Di2は、テープガイド50,150に形成される他に、第一挿入部Di1よりも取り出し部Dtに近い位置であれば、フィーダ本体10等に形成される構成としてもよい。例えば、フィーダ本体10に取り付けられたテープガイド50の後端と連なる搬送路がカバー部材60の上部に設けられ、当該搬送路の後端に第二挿入部Di2が形成される構成としてもよい。このような構成においても実施形態と同様の効果を奏する。
【0061】
(支持部材について)
実施形態において、支持部材は、弾性部材である板ばね63である構成とした。これに対して、支持部材は、弾性を有しない板状部材と、当該板状部材の一端部をレール11側に付勢する弾性部材とにより構成されるようにしてもよい。また、支持部材の弾性力および初期状態における一端部63aの位置は、使用態様に応じて適宜設定され得る。
【0062】
また、実施形態において、支持部材である板ばね63は、カバー部材60に設けられる。これに対して、支持部材がフィーダ本体10やテープガイド50に設けられる構成としてもよい。例えば、テープガイド50の開口部55の下部に、フィーダ本体10の前後方向に延伸する支持部材が配置され、テープガイド50の内部に第二搬送路R2が形成される。このような構成によると、上記のようなテープガイド50に交換することで、フィーダ1を構成する他の部位に変更を加えることなく、電子部品の供給にカットテープ90Aを使用可能にできる。
【0063】
(電子部品の供給動作の制御について)
実施形態において、第二挿入部Di2に挿入されたキャリアテープ90を電子部品の供給に使用する場合に、制御装置80は、中間部Dnに配置された第二の検出センサ72、および第一挿入部Di1の周辺に配置される第三の検出センサ73による検出の結果を制御に反映させないようにしている。
【0064】
これは、オートローディングタイプであるフィーダ1が現行のキャリアテープ90の残量が規定量以下と誤認して、補給用のキャリアテープ90を自動的に装填する処理の実行を防止する措置である。具体的には、制御装置80は、第二の検出センサ72がキャリアテープ90を検出していないと、実際にはカットテープ90Aを使用しているにも関わらず、現行のキャリアテープ90の終端が取り出し部Dtに近いと認識する。
【0065】
このとき、第三の検出センサ73による補給用のキャリアテープ90の検出を含む諸条件が満たされると、補給用のキャリアテープ90を装填する処理が実行される。これにより、中間部Dnを経由することなく装填されているカットテープ90Aが排出されて、適正にカットテープ90Aを使用した電子部品の供給動作を制御できない。
【0066】
そこで、制御装置80は、例えばオペレータのスイッチ操作により動作モードを切り換えて、第二および第三の検出センサ72,73による検出結果を電子部品の供給動作の制御に反映させたり反映させなかったりしている。なお、テープガイド50が第二搬送路R2を用いたカットテープ90Aの送り移動のみに対応した専用ユニットである場合には、例えば識別マーク56の読み取りによって専用ユニットであることを制御装置80が認識して、自動で上記の動作モードを切り換えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0067】
1:フィーダ(テープフィーダ)
10:フィーダ本体、 11:レール
20:第一駆動装置、 21:スプロケット
30:第二駆動装置、 31:スプロケット
40:テープ送出ユニット
50,150:テープガイド
51:側壁、 52:上壁
53:テープ剥離部、 53a:カッター
54:折り返し部材、 55:開口部、 56:識別マーク
157:貫通穴
60:カバー部材
61:軸部、 62:係止部材
63:板ばね(支持部材)、 63a:一端部
64:フランジ部
71~73:検出センサ
80:制御装置
90:キャリアテープ、 90A:カットテープ(キャリアテープ)
91:ベーステープ、 91a:収納部、 91b:送り穴
92:カバーテープ
R1:第一搬送路、 Sn:傾斜区間、 Sh:水平区間
R2:第二搬送路、 Pj:合流位置
Dt:取り出し部、 Dn:中間部
Di1:第一挿入部、 Di2:第二挿入部
Nd:ガイド範囲、 Ng:係合範囲
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9