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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-27
(45)【発行日】2023-03-07
(54)【発明の名称】同軸コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/187 20060101AFI20230228BHJP
【FI】
H01R13/187 Z
【請求項の数】 20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019025592
(22)【出願日】2019-02-15
(65)【公開番号】P2020135984
(43)【公開日】2020-08-31
【審査請求日】2022-02-14
(73)【特許権者】
【識別番号】505194077
【氏名又は名称】アイティーティー マニュファクチャーリング エンタープライジズ エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】池中 一夫
【審査官】山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第9799977(US,B1)
【文献】実開昭51-155389(JP,U)
【文献】米国特許第3609637(US,A)
【文献】米国特許第7922529(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/187
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
同軸コンタクトに効果的に接続するコネクタであって、
雌コンポーネントと、
雄コンポーネントと、を備え、
前記雌コンポーネントは、
雌ハウジングと、
前記雌ハウジング内の外側ソケット本体と、
前記外側ソケット本体内の外側ばねと、
前記外側ソケット本体内の外側ピストンと、ここにおいて、前記外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり、前記外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し、前記第1のピストン端は、前記内面と前記外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し、前記第1のピストン端は、前記第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み、前記第2のピストン端は、前記内面と前記外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し、前記第2のピストン端は、前記外側ばねの端と接触し、
電気を導通させるのに効果的であり、前記外側ばねと前記外側ピストン内の中央接点と、
前記中央接点と前記外側ばねとの間の第1の絶縁体とを含み、
前記雄コンポーネントは、
雄ハウジングと、
前記雄ハウジング内の外側ピンと、
電気を導通させるのに効果的であり、前記外側ピン内の中央ピンと、
前記中央ピンと前記外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含み、
前記雌ハウジングの第1の端は、前記雄ハウジングの第1の端と結合するように構成され、前記外側ソケットは、前記外側ピンと結合するように構成され、前記外側ピンは、前記外側ピストンと係合するように構成され、前記外側ピストンは、前記外側ピンとの係合の際、前記中央接点を前記中央ピンに接触させるように構成されている、コネクタ。
【請求項2】
前記ディンプルは半円柱であり、前記円柱の円形面を通して二分され、前記ディンプルは平らな側と曲がった側を含み、前記ディンプルの平らな側は、前記第1のピストン端の前記平らな表面と隣接し、前記ディンプルの曲がった側は、前記第1のピストン端の前記平らな表面から突出する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ディンプルは、前記外側ピストンの前記第1のピストン端と前記外側ピンとの間の接触領域を低減させる、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ディンプルは、前記外側ピストンの前記第1のピストン端と前記外側ピンとの間の接触応力を低減させる、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記外側ピストンの前記第1のピストン端が前記外側ピンと接触するとき、前記ディンプルは、前記外側ピストンの前記第1のピストン端と前記外側ピンとの間のヘルツ応力を最適化する、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記外側ソケット本体と前記外側ピストンは、非磁気的である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記外側ピストンは、軸方向に+/-0.3mmの、前記中央接点と前記中央ピンのずれを補正する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記外側ピストンは、1mmまでの、前記雌コンポーネントの前記第1の端と前記雄ハウジングとの間のずれを補正する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
同軸コンタクトに接続するシステムであって、
少なくとも1つの雌コンポーネントを含むレセプタクルと、
少なくとも1つの雄コンポーネントを含むプラグを備え、
前記少なくとも1つの雌コンポーネントは、
雌ハウジングと、
前記雌ハウジング内の外側ソケット本体と、
前記外側ソケット本体内の外側ばねと、
前記外側ソケット本体内の外側ピストンと、ここにおいて、前記外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり、前記外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し、前記第1のピストン端は、前記内面と前記外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し、前記第1のピストン端は、前記第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み、前記第2のピストン端は、前記内面と前記外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し、前記第2のピストン端は、前記外側ばねの端と接触し、
電気を導通させるのに効果的であり、前記外側ばねと前記外側ピストン内の中央接点と、
前記中央接点と前記外側ばねとの間の第1の絶縁体とを含み、
前記少なくとも1つの雄コンポーネントは、
雄ハウジングと、
前記雄ハウジング内の外側ピンと、
電気を導通させるのに効果的であり、前記外側ピン内の中央ピンと、
前記中央ピンと前記外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含み、
各雌ハウジングの第1の端は、それぞれの雄ハウジングの第1の端と結合するように構成され、前記外側ソケットは、前記外側ピンと結合するように構成され、前記外側ピンは、前記外側ピストンと係合するように構成され、前記外側ピストンは、前記外側ピンとの係合の際、前記中央接点を前記中央ピンと接触させるように構成されている、システム。
【請求項10】
前記ディンプルは半円柱であり、前記円柱の円形面を通して二分され、前記ディンプルは平らな側と曲がった側を含み、前記ディンプルの平らな側は、前記第1のピストン端の前記平らな表面と隣接し、前記ディンプルの曲がった側は、前記第1のピストン端の前記平らな表面から突出する、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記ディンプルは、前記外側ピストンの前記第1のピストン端と前記外側ピンとの間の接触領域を低減させる、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記ディンプルは、前記外側ピストンの前記第1のピストン端と前記外側ピンとの間の接触応力を低減させる、請求項10に記載のシステム。
【請求項13】
前記外側ピストンの前記第1のピストン端が前記外側ピンと接触するとき、前記ディンプルは、前記外側ピストンの前記第1のピストン端と前記外側ピンとの間のヘルツ応力を最適化する、請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記外側ソケット本体と前記外側ピストンは、非磁気的であり、ニッケル-リン薄膜メッキで被覆されている、請求項9に記載のシステム。
【請求項15】
前記プラグとレセプタクルは、磁気共鳴映像法(MRI)機器の一部である、請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
前記外側ピストンは、軸方向に+/-0.3mmの、前記中央接点と前記中央ピンのずれを補正する、請求項10に記載のシステム。
【請求項17】
前記外側ピストンは、1mmまでの、前記雌コンポーネントの前記第1の端と前記雄ハウジングとの間のずれを補正する、請求項10に記載のシステム。
【請求項18】
同軸コンタクトを接続する方法あって、
雌コンポーネントの雌ハウジングの第1の端と雄コンポーネントの雄ハウジングの第1の端とを整列させることと、
ここにおいて、前記雌コンポーネントは、
雌ハウジングと、
前記雌ハウジング内の外側ソケット本体と、
前記外側ソケット本体内の外側ばねと、
前記外側ソケット本体内の外側ピストンであって、前記外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり、前記外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し、前記第1のピストン端は、前記内面と前記外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し、前記第1のピストン端は、前記第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み、前記第2のピストン端は、前記内面と前記外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し、前記第2のピストン端は、前記外側ばねの端と接触する、外側ピストンと、
電気を導通させるのに効果的であり、前記外側ばねと前記外側ピストン内の中央接点と、
前記中央接点と前記外側ばねとの間の第1の絶縁体と、を含み、
前記雄コンポーネントは、
雄ハウジングと、
前記雄ハウジング内の外側ピンと、
電気を導通させるのに効果的であり、前記外側ピン内の中央ピンと、
前記中央ピンと前記外側ピンとの間の第2の絶縁体と、を含み、
前記雌ハウジングの第1の端を、前記雄ハウジングの第1の端と結合することと、
外側ソケットを、外側ピンと結合することと、
前記外側ピンを、外側ピストンに接触することと、
中央接点を、中央ピンと接触させること、
と、を備える方法。
【請求項19】
前記外側ピストンは、軸方向に+/-0.3mmの、前記中央接点と前記中央ピンのずれを補正する、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記外側ピストンは、1mmまでの、前記雌コンポーネントの前記第1の端と前記雄ハウジングとの間のずれを補正する、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景】
【0001】
[0001] ここに別途示さない限り、このセクションにおいて説明する素材は、本願内における特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、このセクションに含まれるものにより先行技術であると認められない。
【0002】
[0002] 同軸コネクタは、データを送信する同軸ケーブルを接続するために、産業用途で使用され得る。同軸コネクタは、外側導体コンタクトと内側導体コンタクトを含み得る。同軸コネクタは、別の同軸コネクタに機械的に結合され得る。同軸コネクタは、嵌合した対を形成するために結合する、雄コネクタコンポーネントと雌コネクタコンポーネントを有し得る。雄コネクタコンポーネントは、プラグ又はピンと呼ばれることがあり、雌コネクタコンポーネントは、ジャック又はソケットと呼ばれることがある。同軸コネクタの対は、ねじ切り、バヨネット結合、又は、スナップ式結合により、結合又は嵌合され得る。
【概要】
【0003】
[0003] 本発明の1つの実施形態は、同軸コンタクトを接続するのに効果的なコネクタである。コネクタは、雌コンポーネントを備え得る。雌コンポーネントは、雌ハウジングを含み得る。雌コンポーネントは、雌ハウジング内に外側ソケット本体を含み得る。雌コンポーネントは、外側ソケット本体内に外側ばねを含み得る。雌コンポーネントは、外側ソケット内に外側ピストンを含み得る。外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり得る。外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し得る。第1のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し得る。第1のピストン端は、第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプル(dimples)を含み得る。第2のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し得る。第2のピストン端は、外側ばねの端と接触し得る。雌コンポーネントは、電気を導通させるのに効果的であり、外側ばね及び外側ピストン内の中央接点を含み得る。雌コンポーネントは、中央接点と外側ばねとの間の第1の絶縁体を含み得る。コネクタは、雄コンポーネントを備え得る。雄コンポーネントは、雄ハウジングを含み得る。雄コンポーネントは、雄ハウジング内の外側ピンを含み得る。雄コンポーネントは、電気を導通させるのに効果的であり、外側ピン内の中央ピンを含み得る。雄コンポーネントは、中央ピンと外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含み得る。雌ハウジングの第1の端は、雄ハウジングの第1の端と結合するように構成され得る。外側ソケットは、外側ピンと結合するように構成され得る。外側ピンは、外側ピストンと係合するように構成され得る。外側ピストンは、外側ピストンに係合する際、中央接点を中央ピンと接触させるように構成され得る。
【0004】
[0004] 本発明の別の実施形態は、同軸コンタクトに接触させるためのシステムを含む。システムは、レセプタクルを備え得る。レセプタクルは、少なくとも1つの雌コンポーネントを含み得る。少なくとも1つの雌コンポーネントは、雌ハウジングを含み得る。雌コンポーネントは、雌ハウジング内に外側ソケット本体を含み得る。雌コンポーネントは、外側ソケット本体内に外側ばねを含み得る。雌コンポーネントは、外側ソケット内に外側ピストンを含み得る。外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり得る。外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し得る。第1のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し得る。第1のピストン端は、第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み得る。第2のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し得る。第2のピストン端は、外側ばねの端と接触し得る。雌コンポーネントは、電気を導通させるのに効果的であり、外側ばね及び外側ピストン内の中央接点を含み得る。雌コンポーネントは、中央接点と外側ばねとの間の第1の絶縁体を含み得る。システムは、プラグを備え得る。プラグは、少なくとも1つの雄コンポーネントを含み得る。少なくとも1つの雄コンポーネントは、雄ハウジングを含み得る。雄コンポーネントは、雄ハウジング内の外側ピンを含み得る。雄コンポーネントは、電気を導通させるのに効果的であり、外側ピン内の中央ピンを含み得る。雄コンポーネントは、中央ピンと外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含み得る。各雌ハウジングの第1の端は、それぞれの雄ハウジングの第1の端と結合するように構成され得る。外側ソケットは、外側ピンと結合するように構成され得る。外側ピンは、外側ピストンと係合するように構成され得る。外側ピストンは、外側ピンに係合する際、中央接点を中央ピンと接触させるように構成され得る。
【0005】
[0005] 本発明の別の実施形態は、同軸コンタクトに接続するための方法である。方法は、雌コンポーネントの雌ハウジングの第1の端と雄コンポーネントの雄ハウジングの第1の端とを整列させることを備え得る。雌コンポーネントは、雌ハウジングを含み得る。雌コンポーネントは、雌ハウジング内の外側ソケット本体を含み得る。雌コンポーネントは、記外側ソケット本体内の外側ばねを含み得る。雌コンポーネントは、外側ソケット内の外側ピストンを含み得る。外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり得る。外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し得る。第1のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し得る。第1のピストン端は、第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み得る。第2のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し得る。第2のピストン端は、外側ばねの端と接触し得る。雌コンポーネントは、電気を導通させるのに効果的な中央接点を含み得る。中央接点は、外側ばね及び外側ピストン内にあり得る。雌コンポーネントは、中央接点と外側ばねとの間の第1の絶縁体を含み得る。雄コンポーネントは、雄ハウジングを含み得る。雄コンポーネントは、雄ハウジング内の外側ピンを含み得る。雄コンポーネントは、電気を導通させるのに効果的な中央ピンを含み得る。中央ピンは、外側ピン内にあり得る。雄コンポーネントは、中央ピンと外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含み得る。方法は、雌ハウジングの第1の端を、雄ハウジングの第1の端と結合することを備え得る。方法は、外側ソケットを、外側ピンと結合することを備え得る。方法は、外側ピンを、外側ピストンに接触することを備え得る。方法は、中央接点を、中央ピンと接触させることを備え得る。
【0006】
[0006] 前述の概要は、例示目的にすぎず、決して限定することを意図してはいない。上記で説明した例示的な態様、実施形態、及び、特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、及び、特徴が、図面及び以下の詳細な説明を参照することによって明らかになるだろう。
【0007】
[0007] 本開示の前述の及び他の特徴は、付随する図面とともに、以下の説明と添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるだろう。これらの図面が本開示にしたがういくつかの実施形態のみを描いていると理解することは、したがって、その範囲を限定しているとはみなされず、本開示は、付随する図面の使用を通して、付加的な特定性及び詳細とともに説明されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】[0008] 図1は、同軸コネクタの雌コンポーネントと同軸コネクタの雄コンポーネントの側面切り欠き図である。
図2A図2Aは、同軸コネクタの雌コンポーネントの外側ピストンの側面斜視図である。
図2B図2Bは、同軸コネクタの雌コンポーネントの外側ピストンのディンプルの側面斜視図である。
図3図3は、同軸コネクタの雄コンポーネントに結合された同軸コネクタの雌コンポーネントの側面切り欠き図である。
図4図4は、同軸コネクタの雄コンポーネントに結合された同軸コネクタの雌コンポーネントの側面切り欠き図である。
図5図5は、同軸コネクタの雄コンポーネントに結合された同軸コネクタの雌コンポーネントの側面切り欠き図である。
図6A図6Aは、プラグとレセプタクルの側面斜視図である。
図6B図6Bは、レセプタクルと結合したプラグの側面斜視図である。
図7図7は、複数のプラグとレセプタクルを利用する医療テスト装置の側面斜視図である。
図8図8は、クラムシェルを有するプラグとレセプタクルの長手側切り欠き図である。
図9図9は、クラムシェルを有するプラグとレセプタクルの短手側切り欠き図である。
図10図10は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがってすべて構成された、同軸コンタクトを接続するための例示的なプロセスに対するフローダイヤグラムを図示している。
【詳細な説明】
【0009】
[0009] 以下の詳細な説明では、その一部分を形成する、付随する図面への参照がなされる。文脈が他を示さない限り、図面において、類似する記号は典型的に類似するコンポーネントを識別する。詳細な説明、図面、及び、特許請求の範囲において説明する例示的な実施形態は、限定することを意味しない。ここで提示する主題事項の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施形態が利用でき、他の変更がなされ得る。ここで一般的に説明し、図面中に図示するように、本開示の態様は、さまざまな異なる構成で配置され、置き換えられ、組み合わされ、別個にされ、及び、設計されることができ、そのすべてが明示的にここに企図されていることが難なく理解されるだろう。
【0010】
[0010] 図1は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コネクタの雌コンポーネントと同軸コネクタの雄コンポーネントの側面切り欠き図である。システム100は、同軸コネクタ10を含み得る。同軸コネクタ10は、雌コネクタ120と雄コネクタ160を含み得る。雌コネクタ120は、雌コンポーネント20と雌ハウジング55を含み得る。雌コンポーネント20は、絶縁体25、外側ばね30、外側ピストン35、外側ソケット本体40、電気を導通させるのに効果的な中央接点45、及び、内側ばね50を含み得る。外側ソケット本体40は、雌ハウジング55内にあり得る。外側ばね30と外側ピストン35は、外側ソケット本体40内にあり得る。中央接点45は、外側ばね30及び外側ピストン35内にあり得る。絶縁体25は、中央接点45と外側ばね30との間にあり得る。雌ハウジング55は、第1の端52と第2の端53を含み得る。雄コネクタ160は、雄コンポーネント60と雄ハウジング80を含み得る。雄コンポーネント60は、外側ピン65、絶縁体70、電気を導通させるのに効果的な中央ピン75を含み得る。絶縁体70は、中央ピン75と外側ピン65との間にあり得る。雄ハウジング80は、第1の端82と第2の端83を含み得る。雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82と結合するように構成され得る。雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82と整列することができ、雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82内にはまり得る。雌ハウジング55の第1の端52は、雌コンポーネント20の外側ソケット本体40の中央接点45の、雄コンポーネント60の外側ピン65との結合を容易にするように構成され得る。雌コンポーネント20と雄コンポーネント60が結合するとき、外側ピン65は、外側ソケット本体40内にはまることができ、外側ピン65は、外側ピストン35と係合できる。外側ソケット本体40と外側ピストン35は、非磁気的であってよく、ニッケル-リン薄膜めっき又は銅、錫、亜鉛の三元合金薄膜めっきで覆われ得る。雌コンポーネント20のすべての金属コンポーネントは、非磁気的であり得る。外側ピン65は、外側ピストン35と係合でき、雌コンポーネント20と雄コンポーネント60が結合するとき、外側ばね30を圧縮し得る。雄コンポーネント60のすべての金属コンポーネントは、非磁気的であり得る。ばね30は、ベリリウム銅であってよく、非磁気的であり得る。雄コンポーネント60と雌コンポーネント20が嵌合すると、外側ピストン35は、圧縮したばね30とともに動くことができ、中央接点45を露出させ得る。雌コンポーネント20の中央接点45は、外側ピン65内にはまることができ、雄コンポーネント60の中央ピン75と係合し得る。中央接点45が中央ピン75と係合するとき、内側ばね50は、圧縮し得る。中央ピン75は、非磁気的であってよく、ニッケル-リン薄膜めっき又は銅、錫、亜鉛の三元合金薄膜めっきで覆われ得る。以下により詳細に説明するように、外側ピストン35は、外側ピン65と係合し、雌コンポーネント20の中央接点45の雄コンポーネント60の中央ピン75との結合を容易にするように構成され得る。
【0011】
[0011] 図2Aは、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コネクタの雌コンポーネントの外側ピストンの側面斜視図である。図2Bは、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コネクタの雌コンポーネントの外側ピストンのディンプルの側面斜視図である。図1のコンポーネントと同様に符号が付与されている図2Aと2B中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0012】
[0012] 外側ピストン35は、第1の端205、第2の端210、外面212a、及び、内面212bを有する、中空円柱管セグメントであり得る。外側ピストンは、黄銅又は青銅のような銅合金であり得る。内面212b又は外側ピストン35は、第1の端205から第2の端210へと外側ピストン35を通したチャネル(channel)215を規定し得る。外側ピストン35の第1の端205は、外面212aと内面212bに本質的に垂直な面上に、平らな表面220を有し得る。外側ピストン35の第2の端210は、平らな傾いた表面222を有し得る。傾いた表面222は、外面212aと内面212bに本質的に垂直な面上になくてよく、第1の端205の平らな表面220から傾斜し得る。傾いた表面222により、外側ピストン35は、長さが均一でなく、214aの最も長い長さから214bの最も短い長さの範囲にある。第1の端205の平らな表面220は、平らな表面220から突出するディンプル225を含み得る。ディンプル225は、平らな側230と曲がった側235を有する、円柱の円形面を通して二分された、半円柱であり得る。ディンプル225の平らな側230は、外側ピストン35の平らな表面220と隣接することができ、曲がった側235は、外側ピストン35の平らな表面220から突出し得る。
【0013】
[0013] 図3は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コネクタの雄コンポーネントに結合された同軸コネクタの雌コンポーネントの側面切り欠き図である。図1~2のコンポーネントと同様に符号が付与されている図3中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0014】
[0014] 雄コンポーネント60と雌コンポーネント20が結合するとき、雄コンポーネント60の外側ピン65は、雌コンポーネント20の外側ソケット本体40内にはまり得る。外側ピン65は、外側ピストン35のディンプル225に係合し、接続し得る。ディンプル225は、外側ピストン35と外側ピン65との間の接触領域を低減させ得る。ディンプル225は、外側ピストン35と外側ピン65との間の接触応力を低減させ得る。ディンプル225は、外側ピストン35と外側ピン65との間の接触の間のヘルツ応力を最適化し得る。
【0015】
[0015] 外側ピン65は、外側ピストン35のディンプル225と係合し、外側ばね30を圧縮し得る。外側ピストン35は、圧縮したばね30とともに動くことができ、中央接点45を露出させ得る。雌コンポーネント20の中央接点45は、外側ピン65内にはまることができ、雄コンポーネント60の中央ピン75と係合し得る。外側ばね30は、圧縮すると、力310を最長辺長214aにおける外側ピストン35の傾いた表面222に適用することができ、第2の力320を最短辺長214bにおける外側ピストン35の傾いた表面222に適用し得る。最短辺長214bにおける外側ピストン35の傾いた表面222によってよりも、最長辺長214aにおける外側ピストン35の傾いた表面222によって、ばね30がより圧縮されることにより、力310は、力320よりも大きくなり得る。力320よりも大きい力310は、次に、傾いた表面222に隣接する最長辺長214aの端で、力330を外側ソケット本体40に向けて適用し得る。力320より大きい力310はまた、次に、最短辺長214bの端の、平らな表面220に隣接する、力340を外側ソケット本体40に向けて適用し得る。力330及び340は、外側ピストン35が、低い接触応力で、外側ソケット本体40内でスライドすることを可能にし得る。外側ピン65と係合する外側ピストン35は、雌コンポーネント20の中央接点45と雄コンポーネント60の中央ピン75との間の接触を容易にし得る。
【0016】
[0016] 図4は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コネクタの雄コンポーネントに結合された同軸コネクタの雌コンポーネントの側面切り欠き図である。図1~3のコンポーネントと同様に符号が付与されている図4中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0017】
[0017] 雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82と結合するように構成され得る。雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82内にはまることができ、雌コンポーネント20の外側ソケット本体40の雄コンポーネント60の外側ピン65との接触の結合を容易にするように構成され得る。雌ハウジング55の第1の端52と雄ハウジング80の第1の端82は、ずれているかもしれず、雌ハウジング55の第1の端52の側と雄ハウジング80の第1の端82の側との間に間隙を含んでいるかもしれない。雄コンポーネント60と雌コンポーネント20が結合するとき、雄コンポーネント60の外側ピン65は、雌コンポーネント20の外側ソケット本体40内にはまり得る。外側ピン65は、外側ピストン35のディンプル225と係合し、接続し得る。外側ピン65は、外側ピストン35のディンプル225と係合し、外側ばね30を圧縮し得る。外側ピストン35は、圧縮したばね30とともに動くことができ、中央接点45を露出させ得る。雌コンポーネント20の中央接点45は、外側ピン65内にはまることができ、雄コンポーネント60の中央ピン75と係合し得る。
【0018】
[0018] 上記で説明したように、外側ばね30は、圧縮の際、力を外側ピストン35に適用することができ、低い接触応力で、外側ピストン35が外側ソケット本体40内でスライドすることを可能にし得る。外側ピン65と係合した外側ピストン35は、雌コンポーネント20の中央接点45と雄コンポーネント60の中央ピン75との間の接触を容易にすることができ、傾いた角度における結合のような、外側ピン65と外側ソケット本体40のずれを補正し得る。外側ピストン35は、軸(X,Y)方向に+/-0.3mmの、雌コンポーネント20の中央接点45と雄コンポーネント60の中央ピン75のずれを補正し得る。
【0019】
[0019] 図5は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コネクタの雄コンポーネントに結合された同軸コネクタの雌コンポーネントの側面切り欠き図である。図1~4のコンポーネントと同様に符号が付与されている図5中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0020】
[0020] 雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82と結合するように構成され得る。雌ハウジング55の第1の端52は、雄ハウジング80の第1の端82内にはまることができ、雌コンポーネント20の外側ソケット本体40の雄コンポーネント60の外側ピン65との結合を容易にするように構成され得る。雌ハウジング55の第1の端52と雄ハウジング80の第1の端82は、ずれるかもしれず、雌ハウジング55の第1の端52の端と雄ハウジング80の間に間隙510を含んでいるかもしれない。雄コンポーネント60と雌コンポーネント20が結合するとき、雄コンポーネント60の外側ピン65は、雌コンポーネント20の外側ソケット本体40内にはまり得る。外側ピン65は、外側ピストン35のディンプル225と係合し、接触し得る。外側ピン65は、外側ピストン35のディンプル225と係合し、外側ばね30を圧縮し得る。外側ピストン35は、圧縮したばね30とともに動き、中央接点45を露出させ得る。雌コンポーネント20の中央接点45は、外側ピン65内にはまることができ、雄コンポーネント60の中央ピン75と係合し得る。
【0021】
[0021] 上記で説明したように、外側ばね30は、圧縮の際、力を外側ピストン35に適用することができ、低い接触応力で、外側ピストン35が外側ソケット本体40内でスライドすることを可能にし得る。外側ピン65と係合する外側ピストン35は、雌コンポーネント20の中央接点45と雄コンポーネント60の中央ピン75との間の接触を容易にし得る。外側ピストン35は、外側ピン65と外側ソケット本体40のずれを補正し得る。外側ピストン35は、1mmまでの、雌ハウジング55の第1の端52と雄ハウジング80との間のずれ間隙を補正し得る。
【0022】
[0022] 図6Aは、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、プラグとレセプタクルの側面斜視図である。図6Bは、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、レセプタクルと結合したプラグの側面斜視図である。図1~5のコンポーネントと同様に符号が付与されている図6Aと6B中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0023】
[0023] システム600は、プラグ610とレセプタクル620を含み得る。実施形態において、プラグ610は、複数の雄コンポーネント60を含むことができ、レセプタクル620は、複数の雌コンポーネント20を含み得る。各雄コンポーネント60がレセプタクル620内のそれぞれの雌コンポーネント20に結合されるように、プラグ610は、レセプタクル620と結合するように構成され得る。プラグ610とレセプタクル620は、同軸コネクタに対するコンポーネントである。プラグ610とレセプタクル620は、耐水性であり、産業で利用され得る。プラグ610とレセプタクル620のすべての金属コンポーネントは、非磁気的であり得る。プラグ610とレセプタクル620は、磁気共鳴映像法(MRI)機器のような、医療機器で使用され得る。プラグ610とレセプタクル620はまた、医療機器のためのカテーテルコネクタ又は内視鏡コネクタとして使用され得る。
【0024】
[0024] 図7は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、複数のプラグとレセプタクルを利用する医療テスト装置の側面斜視図である。図1~6のコンポーネントと同様に符号が付与されている図7中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的ため再度説明しません。
【0025】
[0025] 医療テスト装置710は、カバー720とベース730を含み得る。カバー720は、雄コンポーネント60を有する複数の雄コネクタ160を含み得る。ベースは、雌コンポーネント20を有する複数の雌コネクタ120を含み得る。カバー720の雄コネクタ160は、ベース730の雌コネクタ120と結合し得る。
【0026】
[0026] 図8は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、クラムシェルを有するプラグとレセプタクルの長手側切り欠き図である。図1~7のコンポーネントと同様に符号が付与されている図8中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0027】
[0027] システム800は、クラムシェル815を有するプラグ810とレセプタクル820を含み得る。実施形態において、プラグ810は、クラムシェル815と複数の雄コンポーネント60を含み得る。クラムシェル815は、プラグ810に対する防水壁であり得る。レセプタクル820は、複数の雌コンポーネント20を含み得る。各雄コンポーネント60がレセプタクル820内のそれぞれの雌コンポーネント20に結合されるように、プラグ810は、レセプタクル820と結合するように構成され得る。プラグ810とレセプタクル820は、同軸コネクタに対するコンポーネントであり得る。
【0028】
[0028] 図9は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、クラムシェルを有するプラグとレセプタクルの短手側切り欠き図である。図1~8のコンポーネントと同様に符号が付与されている図9中のこれらのコンポーネントは、簡潔性の目的のため再度説明しません。
【0029】
[0029] システム900は、クラムシェル815を有するプラグ810とレセプタクル820を含み得る。プラグ810は、クラムシェル815、ロックレバー910、及び、複数の雄コンポーネント60を含み得る。レセプタクル820は、突起920と複数の雌コンポーネント20を含み得る。ロックレバー910が突起920をクリップ留めし、プラグ810をレセプタクル820にロックし、各雄コンポーネント60がレセプタクル820内のそれぞれの雌コンポーネント20と結合するように、プラグ810は、レセプタクル820と結合するように構成され得る。
【0030】
[0030] 本開示にしたがう装置は、100,000を超える嵌合サイクルを通して、同軸コンタクトの結合を可能にし得る。本開示にしたがう装置は、軸方向(X,Y)に+/-0.3mmの、雄コンポーネントと雌コンポーネントとの間のずれを補正できる、ばね荷重同軸コンタクトを提供し得る。本開示にしたがう装置は、1mmまでの、雌ハウジングの端と雄ハウジングとの間のずれ間隙を補正できる、ばね荷重同軸コンタクトを提供し得る。本開示にしたがう装置は、磁気共鳴映像法(MRI)機器のような、医療機器とともに使用するためのプラグとレセプタクルを提供し得る。
【0031】
[0031] 図10は、ここで説明する少なくともいくつかの実施形態にしたがって構成された、同軸コンタクトを接続するための例示的なプロセスに対するフローダイヤグラムを図示している。例示的なプロセスは、ブロックS2、S4、S6、S8、及び/又は、S10のうちの1つ以上によって図示するような、1つ以上の動作、アクション、又は、機能を含み得る。別個のブロックとして図示しているが、さまざまなブロックは、所望の実施に依存して、付加的なブロックに分割することができ、より少ないブロックに結合でき、又は、削除できる。
【0032】
[0032] 処理は、ブロックS2「雌コンポーネントの雌ハウジングの第1の端を雄コンポーネントの雄ハウジングの第1の端に整列させる、ここにおいて、雌コンポーネントは、雌ハウジングと、雌ハウジング内の外側ソケット本体と、外側ソケット本体内の外側ばねと、外側ソケット内の外側ピストンであって、外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり、外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し、第1のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し、第1のピストン端は、第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み、第2のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し、第2のピストン端は、外側ばねの端と接触する、外側ピストンと、電気を導通させるのに効果的である、外側ばね及び外側ピストン内の中央接点と、中央接点と外側ばねとの間の第1の絶縁体と、を含み、雄コンポーネントは、雄ハウジングと、雄ハウジング内の外側ピンと、電気を導通させるのに効果的である、外側ピン内の中央ピンと、中央ピンと外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含む」で開始し得る。ブロックS2において、雌コンポーネントの雌ハウジングの第1の端は、雄コンポーネントの雄ハウジングの第1の端と整列し得る。雌コンポーネントは、雌ハウジングと、雌ハウジング内の外側ソケット本体と、外側ソケット本体内の外側ばねと、外側ソケット内の外側ピストンと、中央接点と、中央接点と外側ばねとの間の第1の絶縁体とを含み得る。外側ピストンは、内面と外面を有する円柱管セグメントであり得る。外側ピストンは、第1のピストン端と第2のピストン端を有し得る。第1のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上である平らな表面を有し得る。第1のピストン端は、第1のピストン端の平らな表面から突出するディンプルを含み得る。第2のピストン端は、内面と外面に本質的に垂直な面上でない平らな傾いた表面を有し得る。第2のピストン端は、外側ばねの端と接触し得る。中央接点は、電気を導通させるのに効果的であり得る。中央接点は、外側ばね及び外側ピストン内にあり得る。雄コンポーネントは、雄ハウジングと、雄ハウジング内の外側ピンと、中央ピンと、中央ピンと外側ピンとの間の第2の絶縁体とを含み得る。中央ピンは、電気を導通させるのに効果的であり得る。中央ピンは、外側ピン内にあり得る。
【0033】
[0033] 処理は、ブロックS2からブロックS4「雌ハウジングの第1の端を雄ハウジングの第1の端に結合する」に続き得る。ブロックS4において、雌ハウジングの第1の端は、雄ハウジングの第1の端に結合され得る。雌ハウジングの第1の端は、雄ハウジングの第1の端と結合するように構成され得る。
【0034】
[0034] 処理は、ブロックS4からブロックS6「外側ソケットを外側ピンに結合する」に続き得る。ブロックS6において、雌コンポーネントの外側ソケットは、雄コンポーネントの外側ピンと結合し得る。雌コンポーネントの外側ソケットは、雄コンポーネントの外側ピンに結合するように構成され得る。
【0035】
[0035] 処理は、ブロックS6からブロックS8「外側ピンが外側ピストンに係合する」に続き得る。ブロックS8において、雄コンポーネントの外側ピンは、雌コンポーネントの外側ピストンに係合し得る。雄コンポーネントの外側ピンは、雌コンポーネントの外側ピストンに係合するように構成され得る。
【0036】
[0036] 処理は、ブロックS8からブロックS10「中央接点が中央ピンに接触する」に続き得る。ブロックS10において、雌コンポーネントの中央接点は、雄コンポーネントの中央ピンに接触し得る。外側ピストンは、外側ピンに係合する際、中央接点を中央ピンに接触させるように構成され得る。
【0037】
[0037] さまざまな態様及び実施形態をここに開示してきたが、他の態様及び実施形態が当業者に明らかになるであろう。ここで開示したさまざまな態様及び実施形態は、例示を目的としており、以下の特許請求の範囲によって示される真の範囲及び精神とともに、限定することを意図してはいない。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10