(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-28
(45)【発行日】2023-03-08
(54)【発明の名称】音情報提供システム、音情報提供方法、音情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
G10K 15/02 20060101AFI20230301BHJP
【FI】
G10K15/02
(21)【出願番号】P 2018238762
(22)【出願日】2018-12-20
【審査請求日】2021-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】吉賀 靖之
【審査官】渡邊 正宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-032533(JP,A)
【文献】再公表特許第2008/081522(JP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/26
G08G 1/0962
G10K 15/02
G10L 19/00
G11B 20/10
G11B 27/00
G11B 27/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動端末は、目的地の入力を受け付け、目的地情報と前記移動端末の現在位置情報とをサーバに送信し、
前記サーバは、予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を有し、
前記サーバは、前記記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、
前記サーバは、前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報
であって、前記現在位置から目的地までの所要時間及び/又は前記現在位置から目的地までの距離の条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信し、
前記移動端末は、前記再生用プレイリストに沿って楽曲又は音声を順次再生する、音情報提供システム。
【請求項2】
前記サーバは、前記目的地に到着するまでの所要時間の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
請求項1に記載の音情報提供システム。
【請求項3】
前記サーバは、前記目的地までの距離の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
請求項1又は2に記載の音情報提供システム。
【請求項4】
前記サーバは、前記目的地に到着するまでの指定時間及び/又は指定地点の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の音情報提供システム。
【請求項5】
前記サーバは、再生についての優先度の条件情報に基づき、前記優先度の高い順に前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
請求項1~4のいずれか一項に記載の音情報提供システム。
【請求項6】
前記サーバは、前記移動端末の現在位置情報から目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間を検出し、前記再生用プレイリストから再生済みの楽曲又は音声を除いた後、検出した前記目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間と前記条件情報とに基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の音情報提供システム。
【請求項7】
移動端末と、サーバ装置とを有する音情報提供システムによる音情報提供方法であって、
前記移動端末は、目的地の入力を受け付け、目的地情報と前記移動端末の現在位置情報とをサーバに送信し、
前記サーバは、予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を有し、
前記サーバは、前記記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、
前記サーバは、前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報
であって、前記現在位置から目的地までの所要時間及び/又は前記現在位置から目的地までの距離の条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信し、
前記移動端末は、前記再生用プレイリストに沿って楽曲又は音声を順次再生する、音情報提供方法。
【請求項8】
移動端末から、目的地情報と前記移動端末の現在位置情報とを受信し、
予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、
前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報
であって、前記現在位置から目的地までの所要時間及び/又は前記現在位置から目的地までの距離の条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信する、処理をコンピュータに実行させる音情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、音情報提供システム、音情報提供方法、音情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、音楽や動画を再生する順番をリスト化したプレイリストに関する様々な技術が知られている。その技術の1つとして、例えばナビゲーション情報から特定されたキーワードが音楽関連情報に含まれているかどうかでプレイリストを作成する技術が知られている。また、プレイリストに関する他の技術として、端末保有者が所有する端末に記憶した楽曲から、事前に端末保有者が予め定めた再生条件に基づき楽曲を決定し、再生する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2007-095239号公報
【文献】特開2006-103520号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、ナビゲーション情報や、端末保有者が所有する端末に記憶した楽曲に応じて、音楽データの作成や再生を行うものである。したがって、従来の技術では、例えば、目的地に関係する者が目的地に応じた音楽データを提供することは考慮されていない。
【0005】
1つの側面では、本発明は、目的地までの到達の程度に応じた楽曲又は音声情報を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、移動端末は、目的地の入力を受け付け、目的地情報と前記移動端末の現在位置情報とをサーバに送信し、前記サーバは、予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を有し、前記サーバは、前記記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、前記サーバは、前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信し、前記移動端末は、前記再生用プレイリストに沿って楽曲又は音声を順次再生する、音情報提供システムが提供される。
【0007】
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、各処理を実現する手順としても良く、各処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることもできる。
【発明の効果】
【0008】
目的地までの到達の程度に応じた楽曲又は音声情報を提供することできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】音情報提供システムのシステム構成の一例を示す図である。
【
図2】サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】移動端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図5】指定地点データベースの一例を示す図である。
【
図7】プレイリストデータベースの一例を示す図である。
【
図9】音情報提供システムの各装置の機能構成を説明する図である。
【
図10】取得処理部による処理を説明するフローチャートである。
【
図12】音情報提供システムの動作を示すシーケンス図である。
【
図13】再生用プレイリスト作成部の処理を説明するフローチャートである。
【
図14】再生用プレイリスト作成部の処理を説明するフローチャートである。
【
図16】移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第一のフローチャートである。
【
図17】移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第二のフローチャートである。
【
図18】移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第三のフローチャートである。
【
図19】移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第四のフローチャートである。
【
図21】再生用プレイリストによる再生を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、実施形態について説明する。
図1は、音情報提供システムのシステム構成の一例を示す図である。
【0011】
本実施形態の音情報提供システム100は、サーバ装置200と、移動端末300とを有し、それぞれがネットワークを介して接続される。また、本実施形態の音情報提供システム100において、サーバ装置200は、ネットワークを介して、CDDB(Compact Disc DataBase)400と通信を行ってもよい。CDDB400は、音楽CD(Compact Disc)の演奏者や制作年度などの情報が格納されたデータベースである。
【0012】
本実施形態のサーバ装置200は、移動端末300において目的地の選択が行われると、目的地に合致した地点のプレイリストを抽出し、格納する。
【0013】
尚、以下の説明では、楽曲情報と音声情報は、音情報に含まれる。つまり、音情報は、楽曲情報か音声情報の何れか1つ又は両方を含む。音情報には、楽曲、ナレーションの情報の他、効果音が含まれてもよい。
【0014】
本実施形態のサーバ装置200は、移動端末300から目的地情報と移動端末300の現在位置とを取得すると、目的地情報に合致した地点に対応するプレイリストを抽出し、そのプレイリストの中から移動端末300に再生させるプレイリスト(以下、「再生用プレイリスト」ともいう。)を作成し、移動端末300に通知する。
【0015】
移動端末300は、通知された再生用プレイリストが示す再生順に応じて楽曲の再生を行う。例えば、移動端末300は、再生用プレイリストにて指定された位置や指定された時間になると、再生用プレイリスト内の特定の楽曲又は音声の再生を行う。
【0016】
尚、
図1の例では、音情報提供システム100に含まれる移動端末300は1台としているが、これに限定されない。音情報提供システム100に含まれる移動端末300は、任意の台数であって良い。また、音情報提供システム100では、移動端末300によってサーバ装置200に格納されたプレイリストが、他の移動端末300において再生されても良い。
【0017】
本実施形態の音情報提供システム100は、目的地データベース211、指定地点データベース212、楽曲データベース213、プレイリストデータベース214、再生用プレイリスト215、音情報提供部210を有する。
【0018】
目的地データベース211は、目的地に関する情報が格納されている。指定地点データベース212は、特定の地点を示す情報が格納されている。楽曲データベース213は、楽曲情報や音声情報等の音情報に関する情報が格納されている。楽曲データベース213は、楽曲、ナレーション、効果音、画像情報(静止画情報、動画情報)、振動情報を格納してもよい。楽曲情報とは、楽曲IDで特定される楽曲の音楽ファイルである。音声情報とは、例えば、ナレーション等の音声ファイルである。尚、楽曲データベース213に格納される情報は、サーバ装置200が、CDDB400と通信を行って取得した情報を含む。
【0019】
プレイリストデータベース214は、プレイリストを格納する。各データベースの詳細は後述する。再生用プレイリスト215は、プレイリストデータベース214に格納されたプレイリストからサーバ装置200が作成した、移動端末300における再生用のプレイリストである。
【0020】
本実施形態の音情報提供部210は、移動端末300から、目的地情報とともにプレイリストの取得要求を受けつけると、目的地情報に合致する地点がある場合には、その地点に対応するプレイリストを取得する。そして、音情報提供部210は、取得したプレイリストに含まれる条件情報を満たす場合に、条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を出力する再生用プレイリストを作成し、移動端末300に送信する。
【0021】
移動端末300は、プレイリスト管理部310を有する。プレイリスト管理部310は、サーバ装置200から再生用プレイリストを取得し、再生用プレイリストの楽曲又は音声を順次再生する。
【0022】
このように、本実施形態では、目的地と再生用プレイリストとが対応付けられているため、移動端末300のユーザに、目的地及び目的地までの到達の程度に合わせた楽曲又は音声情報を提供することができる。
【0023】
尚、
図1では、各データベースがサーバ装置200に設けられるものとしたが、これに限定されない。各データベースは、サーバ装置200の外部(クラウド上など)に設けられていても良い。また、サーバ装置200は、複数の情報処理装置によって実現されても良い。
【0024】
以下に、本実施形態の音情報提供システム100の有する各装置について説明する。
図2は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2のサーバ装置200は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置21、補助記憶装置22、メモリ装置23、CPU(Central Processing Unit)24、及びインタフェース装置25等を有する。
【0025】
サーバ装置200での処理を実現するプログラムの1つであって、音情報提供部210を実現する音情報提供プログラムは、CD-ROM等の記録媒体26によって提供される。音情報提供プログラムを記憶した記録媒体26がドライブ装置21にセットされると、音情報提供プログラムが記録媒体26からドライブ装置21を介して補助記憶装置22にインストールされる。
【0026】
尚、音情報提供プログラムのインストールは必ずしも記録媒体26より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置22は、インストールされた音情報提供プログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
【0027】
メモリ装置23は、音情報提供プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置22から音情報提供プログラムを読み出して格納する。CPU24は、メモリ装置23に格納された音情報提供プログラムに従ってサーバ装置200に係る機能を実行する。インタフェース装置25は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
【0028】
図3は、移動端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3において、移動端末300は、CPU31、ROM32、RAM33、タッチパネル34、補助記憶装置35、近距離無線通信機36、デジタルカメラ37等を有する。
【0029】
ROM32及び補助記憶装置35は、移動端末300にインストールされたプログラムの1つであって、プレイリスト管理部310を実現するプレイリスト管理プログラム等を記憶する。RAM33は、プレイリスト管理プログラムの起動指示があった場合に、ROM32又は補助記憶装置35からプレイリスト管理プログラムを読み出して記憶する。CPU31は、RAM33に記憶されたプレイリスト管理プログラムに従ってユーザ端末30に係る機能を実現する。
【0030】
タッチパネル34は、入力機能と表示機能との双方を備えた電子部品であり、情報の表示や、ユーザからの入力の受け付け等を行う。タッチパネル34は、出力装置38及び入力装置39等を含む。
【0031】
出力装置38は、液晶ディスプレイ等であり、タッチパネル34の表示機能を担う。入力装置39は、出力装置38に対する接触物の接触を検出するセンサを含む電子部品である。接触物とは、タッチパネル34の接触面(表面)に接触する物体をいう。接触する物体の一例として、ユーザの指や専用又は一般のペン等が挙げられる。
【0032】
尚、タッチパネル34は必ずしも備えている必要はなく、移動端末300が出力装置38と入力装置39を別々に備えていてもよい。また、出力装置38は、移動端末300と外付けで接続されていてもよい。また、入力装置39は接触を検出するセンサに限られず、ハードウェアキー、キーボード、マウス等の電子部品も含まれる。
【0033】
近距離無線通信機36は、近距離無線通信を行うためのハードウェアである。本実施形態において、近距離無線通信機36は、NFCタグに記憶されている情報を読み取る。すなわち、本実施形態において、近距離無線通信機36は、NFCリーダが好適である。デジタルカメラ37は、撮像機能を有する一般的なデジタルカメラであって、移動端末300に電子部品として内蔵されていてもよいし、移動端末300と外付けで接続されていてもよい。
【0034】
尚、本実施形態の移動端末300は、例えば、タッチパネル34やデジタルカメラ37、近距離無線通信機36を有していなくても良い。本実施形態の移動端末300の出力装置38は、ディスプレイであって、入力装置39は、キーボードやポインティングデバイス等であっても良い。
【0035】
次に、
図4乃至
図10を参照して、サーバ装置200の有する各データベースについて説明する。各データベースは、例えば、サーバ装置200の補助記憶装置24等に設けられても良い。
【0036】
図4は、目的地データベースの一例を示す図である。本実施形態の目的地データベース211は、情報の項目として、チャンネルID、チャンネル名、緯度、経度、地名を有し、項目「チャンネルID」と、その他の項目とが対応付けられている。
【0037】
以下の説明では、プレイリストに紐付けられる目的地を、チャンネルと呼ぶ。なお、プレイリストは、例えば目的地を管理する者や目的地にてイベントを開催する者等、目的地に関係する者によって作成され、サーバ装置200に提供されてもよいし、サーバ装置200がプレイリストを作成してもよい。プレイリストには、目的地に関連する楽曲又は音声が含まれ、自家用車等で目的地に来訪するユーザに提供されてもよい。ここでのユーザは、移動端末300を所有する所有者である。
【0038】
本実施形態の目的地データベース211に格納された各情報は、例えば、ネットワーク上に存在する外部のサーバから取得した情報であっても良い。
【0039】
項目「チャンネルID」の値は、チャンネルを特定するための識別情報である。項目「緯度」、「経度」のそれぞれは、目的地の緯度と経度を示す。項目「地名」の値は、緯度、経度が示す地点、すなわち目的地の地名である。
【0040】
図5は、指定地点データベースの一例を示す図である。指定地点データベース212は、情報の項目として、地点ID、名称、緯度、経度を有し、項目「地点ID」とその他の項目とが対応付けられている。
【0041】
項目「地点ID」の値は、地点を特定するための識別情報であり、項目「名称」の値は、地点の名称を示し、項目「緯度」、「経度」の値は、地点の緯度と経度を示す。
【0042】
図6は、楽曲データベースの一例を示す図である。本実施形態の楽曲データベース213は、プレイリストの作成の際に、サーバ装置200がCDDB400等から取得した情報等が格納される。
【0043】
本実施形態の楽曲データベース213は、情報の項目として、楽曲ID、楽曲名、演奏時間を有し、項目「楽曲ID」と、その他の項目とが対応付けられている。項目「楽曲ID」の値は、楽曲を特定するための識別情報であり、項目「楽曲名」の値は、楽曲の名称を示し、項目「演奏時間」の値は、楽曲の演奏時間を示す。
【0044】
尚、楽曲データベース213には、ナレーションや効果音等の音声情報を特定するための情報、音声情報の名称を示す情報、音声情報の再生時間、画像情報を特定するための情報、画像情報の名称を示す情報等が含まれても良い。また、楽曲データベース213には、楽曲IDで特定される楽曲の楽曲情報そのものである楽曲ファイルが、楽曲IDと対応付けられて格納されても良い。音声情報そのものである音声情報、画像情そのものである画像情報についても同様である。以下の説明では、楽曲データベース213に格納された情報を音情報と呼ぶ。
【0045】
図7は、プレイリストデータベースの一例を示す図である。本実施形態のプレイリストデータベース214は、サーバ装置200が特定するプレイリスト(フルリスト)が格納される。
【0046】
本実施形態のプレイリストデータベース214は、情報の項目として、チャンネルID、タイミング条件、再生条件、優先度、楽曲ID、画像IDを含み、項目「チャンネルID」と、その他の項目とが対応付けられている。
【0047】
以下の説明では、プレイリストデータベース214において、項目「チャンネルID」の値と、その他の項目の値とを含む情報をプレイリスト情報と呼ぶ。また、以下の説明では、チャンネルIDが同一のプレイリスト情報を、チャンネルIDによって特定されるプレイリストとする。
【0048】
項目「チャンネルID」の値は、チャンネルを特定するための識別情報である。項目「タイミング条件」の値は、楽曲IDで特定される楽曲を再生するタイミングに関する条件を示す。
【0049】
具体的には、例えば、楽曲IDと対応するタイミング条件が「フロー」である場合には、この楽曲IDによって特定される楽曲は、再生条件で指定した順にしたがって再生される。
【0050】
また、楽曲IDと対応するタイミング条件が「スタート」である場合には、この楽曲IDによって特定される楽曲は、移動端末300が現在位置から出発するときに再生される。
【0051】
また、楽曲IDと対応するタイミング条件が「エンド」である場合には、この楽曲IDによって特定される楽曲は、移動端末300が目的地に到着したときに再生される。
【0052】
また、楽曲IDと対応するタイミング条件が「指定地点」である場合には、この楽曲IDによって特定される楽曲は、移動端末300が、再生条件で指定される指定地点に到着したとき又はその後所定時間内に再生される。また、楽曲IDと対応するタイミング条件が「指定時間」である場合には、この楽曲IDによって特定される楽曲は、移動端末300が、目的地に到着するまでの残り時間が指定時間になったとき又はその後所定時間内に再生される。
【0053】
項目「再生条件」の値は、楽曲IDで特定される楽曲の再生に関する条件を示す。具体的には、例えば、楽曲IDと対応するタイミング条件が「フロー」である場合、項目「再生条件」の値は、タイミング条件が「フロー」とされた楽曲における再生順を示す。
【0054】
また、楽曲IDと対応するタイミング条件が「スタート」又は「エンド」である場合には、項目「再生条件」の値は設定されない。
【0055】
また、楽曲IDと対応するタイミング条件が「指定地点」である場合には、項目「再生条件」の値は、指定地点データベース212に紐付けられる地点IDを示す。楽曲IDと対応するタイミング条件が「指定時間」である場合には、項目「再生条件」の値は、目的地に到着するまでの残り時間を示す。
【0056】
図7の例では、チャンネルID「ch001」で特定されるプレイリストには、楽曲ID「000001」~「000006」、「N00001」、「N00002」、「100001」、「100002」、「N00003」、「N00004」によって特定される楽曲が指定されている。
【0057】
また、楽曲ID「000001」のタイミング条件は、「フロー」であり、再生条件は「001」である。したがって、楽曲ID「000001」で特定される楽曲は、チャンネルID「ch001」で特定されるプレイリストにおいて、タイミング条件が「フロー」とされた楽曲のうち、1番目に再生される。
【0058】
また、楽曲ID「N00001」のタイミング条件は、「スタート」である。したがって、楽曲ID「N00001」で特定されるナレーションは、現在位置から出発するときに再生される。更に、このナレーションとともに画像ID「G00001」で特定される画像が表示される。
【0059】
また、楽曲ID「100001」のタイミング条件は、「指定時間」であり、再生条件は「5分」である。したがって、楽曲ID「100001」で特定される楽曲は、移動端末300の現在位置情報が、目的地までにかかる残り時間があと5分又はその前後の所定時間内の地点となったときに再生される。
【0060】
また、楽曲ID「N00003」のタイミング条件は、「指定地点」であり、再生条件は「L0001」である。したがって、楽曲ID「N00001」で特定されるナレーションは、移動端末300の現在位置情報が、地点ID「L0001」で特定される地点の緯度・経度と一致した場合に再生される。尚、楽曲ID「100001」で特定される楽曲は、移動端末300の現在位置情報が、地点ID「L0001」で特定される地点の緯度・経度を中心とした所定範囲内に入った場合に、再生されても良い。
【0061】
項目「優先度」の値は、現在位置から目的地までの移動時間(目的地に到着するまでの所要時間)分の演奏時間にプレイリストを絞り込む際に、楽曲IDで特定される楽曲を優先して選択するか否かを示す。例えば、優先して演奏させたい楽曲には「高」を設定する。
【0062】
尚、プレイリストは、チャンネルIDで特定される予め登録された地点と、前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含んでいればよい。また、プレイリストには、楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられてもよい。
【0063】
図8は、再生用プレイリストの一例を示す図である。本実施形態の再生用プレイリスト215は、プレイリストから絞り込んで作成された楽曲及び/又は音声等が格納される。再生用プレイリストには、楽曲ID「000001」、「000005」、「000006」、「N00001」、「N00002」、「100001」、「N00003」によって特定される楽曲及びナレーションと、「G00001」によって特定される画像とが指定されている。
【0064】
次に、
図9を参照して、本実施形態の音情報提供システム100の有する各装置の機能について説明する。
【0065】
図9は、音情報提供システムの各装置の機能構成を説明する図である。初めに、サーバ装置200の機能について説明する。
【0066】
本実施形態のサーバ装置200は、音情報提供部210を有する。音情報提供部210は、CPU24がメモリ装置23に格納された音情報提供プログラムを読み出して実行することで実現される。
【0067】
音情報提供部210は、取得処理部220と、出力処理部230と、通信部240とを有する。
【0068】
取得処理部220は、移動端末300において入力された情報に基づき、目的地に合致する地点に対応するプレイリストを取得する。出力処理部230は、プレイリストから絞り込んだ再生用プレイリストを移動端末300へ送信する。通信部240は、サーバ装置200と、移動端末300を含む外部の装置との通信を行う。
【0069】
取得処理部220は、画面表示部221と、プレイリスト取得部222と、格納部223とを有する。
【0070】
画面表示部221は、移動端末300に各種の画面を表示させる。具体的には、画面表示部221は、移動端末300に、各種の画面を表示させるための画面データを生成しても良いし、移動端末300に各種の画面を表示させるためのURL(Uniform Resource Locator)を通知しても良い。
【0071】
プレイリスト取得部222は、移動端末300から入力された目的地情報に対応するプレイリストを取得する。格納部223は、プレイリスト取得部222によって取得されたプレイリストを格納する。格納されるプレイリストは、チャンネルIDが目的地情報に合致する地点のチャンネルを示すプレイリストのフルリストである(
図7を参照)。
【0072】
出力処理部230は、再生用プレイリスト作成部231と、出力部232とを有する。
【0073】
再生用プレイリスト作成部231は、プレイリスト取得部222が取得したプレイリストを絞り込み、再生用プレイリストを作成する(
図8参照)。から、再生用プレイリスト作成部231は、移動端末300の現在位置情報に基づき、現在値から目的地までの所要時間及び現在位置から目的地までの距離の条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成する。
【0074】
尚、現在値から目的地までの所要時間は、移動端末300が算出し、移動端末300からサーバ装置200に送信されてもよいし、サーバ装置200が、移動端末300から送信された移動端末300の現在位置と目的地情報とを用いて算出してもよい。
【0075】
現在位置から目的地までのルート情報についても同様に、移動端末300が特定し移動端末300からサーバ装置200に送信されてもよいし、サーバ装置200が、移動端末300の現在位置と目的地情報とから特定してもよい。
【0076】
出力部232は、再生用プレイリストを通信部240を介して移動端末300へ出力する。このときの再生用プレイリストは、プレイリストから楽曲を絞り込んだ後のリストである。出力部232は、再生用プレイリストを、通信部240を介して移動端末300へ出力する。
【0077】
次に、本実施形態の移動端末300の機能について説明する。本実施形態の移動端末300は、プレイリスト管理部310を有する。プレイリスト管理部310は、CPU31が、RAM33に記憶されたプレイリスト管理プログラムを読み出して実行することで実現される。
【0078】
本実施形態のプレイリスト管理部310は、入力受付部311、表示制御部312、通信部313、再生処理部320を有する。
【0079】
入力受付部311は、移動端末300に対する各種の入力を受け付ける。具体的には、入力受付部311は、移動端末300のユーザの操作により入力される情報を受け付ける。
【0080】
表示制御部312は、移動端末300における表示を制御する。通信部313は、移動端末300と、外部の装置との通信を行う。
【0081】
再生処理部320は、移動端末300が取得した再生用プレイリストの再生処理を行う。本実施形態の再生処理部320は、位置情報取得部321、所要時間判定部322、データ有無判定部323、再生部324を有する。
【0082】
位置情報取得部321は、移動端末300の現在位置を示す現在位置情報を取得する。現在位置情報とは、緯度・経度で示される位置情報である。所要時間判定部322は、移動端末300の現在位置から目的地までの所要時間を算出する。
【0083】
データ有無判定部323は、プレイリストに含まれる楽曲IDで特定される楽曲の楽曲情報が、移動端末300内に存在するか否かを判定する。再生部324は、再生用プレイリストを再生する。
【0084】
次に、
図10を参照して、本実施形態のサーバ装置200におけるプレイリストの取得について説明する。
図10は、取得処理部による処理を説明するフローチャートである。
【0085】
本実施形態のサーバ装置200の音情報提供部210は、移動端末300から、プレイリストの取得要求を受けつけると、取得処理部220の画面表示部221により、移動端末300に目的地を選択させるための画面を表示させ、目的地の選択を受け付ける(ステップS1201)。
【0086】
より具体的には、取得処理部220は、通信部240を介して、移動端末300において選択された目的地を示す目的地情報を受信する。
【0087】
目的地の選択を受け付けると、プレイリスト取得部222は、移動端末300から受信した目的地情報に対応するプレイリストを取得する(ステップS1202)。続いて、プレイリスト取得部222は、画面表示部221により、プレイリスト作成画面を移動端末300に表示させる(ステップS1203)。
【0088】
続いて、取得処理部220は、移動端末300において入力された情報に応じて、プレイリストを作成する(ステップS1204)。次に、格納部223は、作成したプレイリストをプレイリストデータベース214に格納し(ステップS1205)、処理を終了する。
【0089】
以下に、
図11を参照して、取得処理部220の処理について具体的に説明する。
図11は、移動端末の表示例を示す第一の図である。
【0090】
本実施形態のサーバ装置200は、例えば、移動端末300の現在位置情報と、目的地データベース211とに基づき、移動端末300の現在位置を含む所定範囲の地域の地図を移動端末300の出力装置38等に表示させても良い。
【0091】
図11の例では、目的地に「東京カキクパーク」が選択された状態を示している。移動端末300は、現在位置が自宅であり、画面131において目的地が選択されると、目的地情報及び現在位置情報をサーバ装置300に送信してもよい。さらに、移動端末300は、ルート検索機能を使用して、任意に選択したルート情報「ルートR1」と、自宅から目的地までの所要時間「30分」、目的地までの距離「7.9km」を算出して、サーバ装置200に送信しても良い。
【0092】
尚、本実施形態では、取得処理部220がサーバ装置200に設けられており、
図10を参照して説明した処理は、移動端末300から情報を受信した取得処理部220がサーバ装置200において実行するものとしたが、これに限定されない。
【0093】
取得処理部220は、移動端末300側に、プレイリスト管理部310の機能の一部として設けられていても良い。
【0094】
次に、
図12を参照して、本実施形態の音情報提供システム100における再生用プレイリストの特定と再生について説明する。
図12は、音情報提供システムの動作を示すシーケンス図である。
図12では、主に、サーバ装置200の出力処理部230の処理と、移動端末300のプレイリスト管理部310の処理とを示している。
【0095】
本実施形態の音情報提供システム100において、移動端末300は、プレイリスト管理部310の入力受付部311により、プレイリストの取得指示を受け付けると、表示制御部312により、目的地の選択を受け付ける画面を表示させる(ステップS1701)。
【0096】
尚、本実施形態では、プレイリストの取得指示を受けつける際に、移動端末300の目的地が入力されても良い。
【0097】
続いて、移動端末300は、目的地が選択されると、再生処理部320の位置情報取得部321により、現在位置情報を取得する(ステップS1702)。
【0098】
そして、移動端末300は、通信部313により、選択された目的地情報と、現在位置情報とをサーバ装置200へ送信する(ステップS1703)。また、移動端末300は、目的地までの所要時間及びルート情報を取得し、目的地情報及び現在位置情報とともにサーバ装置200へ送信してもよい。尚、所要時間及びルート情報は、目的地情報と現在位置情報とに基づき、サーバ装置200が算出及び特定してもよい。
【0099】
サーバ装置200は、通信部240を介して、目的地情報と現在位置情報と所要時間とルート情報を受信すると、プレイリスト取得部222により、目的地データベース211を参照し、目的地情報に合致する地点、すなわち、目的地情報に合致するチャンネル名の有無を判定する(S1704)。
【0100】
ステップS1704において、目的地データベース211を参照し、目的地情報に合致するチャンネル名がないと判定された場合、処理が終了する。
【0101】
目的地情報に合致するチャンネル名がある場合、サーバ装置200は、プレイリスト取得部222により、目的地情報に合致するチャンネル名のチャンネルIDに対応するプレイリストを取得する(ステップS1705)。
【0102】
例えば、
図4に示す目的地データベース211において、目的地情報「東京カキクパーク」に合致するチャンネル名が「東京カキクパーク公式」があると判定された場合、チャンネル名「東京カキクパーク公式」に対応するチャンネルID「ch001」が特定される。この場合、
図7に示すように、チャンネルID「ch001」のプレイリスト情報が取得される。
【0103】
図12に戻って、サーバ装置200は、プレイリストが取得されると、通信部240を介して移動端末300にプレイリストを送信する(ステップS1706)。
【0104】
移動端末300は、プレイリストを取得すると、データ有無判定部323により、再生用プレイリストに含まれる楽曲IDで特定される楽曲情報が、移動端末300内に保持されているか否かを判定する(ステップS1707)。
【0105】
続いて、移動端末300は、表示制御部312により、判定結果と、移動端末300に保持されていない楽曲情報の取得方法と、を示す画面を表示させる(ステップS1708)。移動端末300は、楽曲情報の取得方法の入力を受け付けると、入力された値をサーバ装置200へ通知する(ステップS1709)。
【0106】
サーバ装置200は、入力された値に基づき、楽曲情報を取得し、再生用プレイリスト作成部231により、再生用プレイリストを作成する(ステップS1710)。再生用プレイリストの作成の詳細は後述する。
【0107】
そして、サーバ装置200は、作成した再生用プレイリストを移動端末300へ送信する(ステップS1711)。
【0108】
移動端末300は、再生部324により、更新された再生用プレイリストを再生する(ステップS1712)。移動端末300は、所要時間判定部322により、現在位置から目的地までの所要時間を算出し、現在位置から目的地までの所要時間とをサーバ装置200へ送信する(ステップS1713)。
【0109】
サーバ装置200は、再生用プレイリスト作成部231によって、再生用プレイリストから再生済みの楽曲又は音声を除いた後、移動端末300の現在位置から目的地までの所要時間に基づき、再生用プレイリストを再作成する(ステップS1714)。
【0110】
続いて、サーバ装置200は、再作成された再生用プレイリストを移動端末300に送信する(ステップS1715)。
【0111】
移動端末300は、再生部324により、再作成された再生用プレイリストを再生する(ステップS1716)。ステップS1713~S1716の処理は、移動端末300が、目的地までの移動状況に応じて繰り返し実行されてもよい。例えば、ステップS1713~S1716の処理は、移動端末300が、目的地までの距離が予め定められた距離以上の間又は目的地までの所要時間が予め定められた時間以上の間、繰り返されてもよい。
【0112】
尚、移動端末300は、再生用プレイリストと、選択された目的地までのルートとを対応付けた画面を表示させても良い。
【0113】
次に、
図13を参照して、本実施形態の再生用プレイリスト作成部231による再生用プレイリストの作成の処理について説明する。
図13は、再生用プレイリスト作成部の処理を説明するフローチャートである。
【0114】
本実施形態の再生用プレイリスト作成部231は、ステップS1705で取得されたプレイリストの再生時間と、現在位置から目的地までの所要時間とが一致するか否かを判定する(ステップS1801)。尚、再生用プレイリスト作成部231は、プレイリストの再生時間と、所要時間との差分が所定範囲内であるか否かを判定しても良い。より具体的には、再生用プレイリスト作成部231は、所要時間が再生時間よりも短いか否かを判定している。取得されたプレイリストの再生時間は、楽曲データベース213を参照して、プレイリストに含まれる各楽曲IDの演奏時間を合計することで算出される。
【0115】
ステップS1801において、再生時間と所要時間とが一致する場合、再生用プレイリスト作成部231は、取得したプレイリストを再生用プレイリストとし、本処理を終了する。
【0116】
ステップS1801において、再生時間と所要時間とが一致しない場合、再生用プレイリスト作成部231は、取得したプレイリストの中から、タイミング条件、再生条件、優先度に応じて、楽曲IDを抽出する(ステップS1802)。本実施形態では、取得したプレイリストの中から、優先度が「高」の楽曲IDを抽出するが、これに限られない。
【0117】
続いて、再生用プレイリスト作成部231は、抽出した楽曲IDで特定される楽曲の再生時間の合計が所要時間と一致する否かを判定する(ステップS1803)。尚、ステップS1803では、再生時間の合計と所要時間との差分が所定範囲内であるか否かを判定しても良い。より具体的には、再生用プレイリスト作成部231は、再生時間の合計が所要時間よりも短いか否かを判定していても良い。
【0118】
ステップS1803において、再生時間の合計と所要時間とが一致する場合、再生用プレイリスト作成部231は、抽出された楽曲IDを含むプレイリスト情報の集合を、再生用プレイリストし、本処理を終了する。
【0119】
ステップS1803において、再生時間の合計と所要時間とが一致しない場合、再生用プレイリスト作成部231は、再生時間の合計が所要時間よりも長いかを判定する(ステップS1804)。再生時間の合計が所要時間よりも長い場合、再生用プレイリスト作成部231は、抽出した楽曲IDで特定される楽曲の中で、削除したときの再生時間の合計が所要時間に最も近くなる楽曲を抽出し、抽出した楽曲を削除する(S1805)。そして、再生用プレイリスト作成部231は、削除後の楽曲IDを含むプレイリスト情報の集合を、再生用プレイリストし、本処理を終了する。尚、削除する楽曲は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
【0120】
一方、ステップS1804において、再生時間の合計が所要時間よりも短い場合、再生用プレイリスト作成部231は、優先度が「高」でない楽曲IDで特定される楽曲の中で、追加したときの再生時間の合計が所要時間に最も近くなる楽曲を抽出し、抽出した楽曲を追加する(S1806)。そして、再生用プレイリスト作成部231は、追加後の楽曲IDを含むプレイリスト情報の集合を、再生用プレイリストし、本処理を終了する。尚、追加する楽曲は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい尚、追加する楽曲は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。
【0121】
次に、
図14を参照して、本実施形態の再生用プレイリスト作成部231による再生用プレイリストの再作成の処理について説明する。
図14は、再生用プレイリスト作成部の処理を説明するフローチャートである。本処理は、
図13の再生用プレイリスト作成部の処理を実行した後に、定期的又は不定期に実行される。例えば、目的地までの移動中の渋滞の状況に応じて実行されてもよい。
【0122】
本実施形態の再生用プレイリスト作成部231は、
図12のステップS1705で取得したプレイリストから既に再生された楽曲を除く(ステップS1900)。次に、再生用プレイリスト作成部231は、再生済みの楽曲を除いた後のプレイリストの再生時間を算出し、算出されたプレイリストの再生時間と、現在位置から目的地までの所要時間とが一致するか否かを判定する(ステップS1901)。尚、再生用プレイリスト作成部231は、プレイリストの再生時間と、所要時間との差分が所定範囲内であるか否かを判定しても良い。
【0123】
ステップS1901において、再生時間と所要時間とが一致する場合、再生用プレイリスト作成部231は、特定されたプレイリストを再生用プレイリストとし、本処理を終了する。
【0124】
ステップS1901において、再生時間と所要時間とが一致しない場合、再生用プレイリスト作成部231は、S1802~S1806の処理を実行する。S1802~S1806の処理についは、
図13の同一ステップ番号の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
【0125】
次に、
図15を参照して、プレイリストの再生における移動端末300の表示について説明する。
図15は、移動端末の表示例を示す第二の図である。
図15は、
図12のステップS1707において移動端末300に表示されるデータ有無判定部323による判定結果が表示された画面と、楽曲情報の取得方法を選択させる画面の一例を示す。
【0126】
図15に示す画面205Aは、プレイリストに含まれる楽曲の一覧206と、データ有無判定部323の判定結果の一覧207とが表示されている。
【0127】
一覧207では、サーバ装置200から取得したプレイリストに含まれる楽曲毎の、移動端末300内における楽曲情報の有無を示している。一覧207において、「あり」とされている楽曲は、楽曲情報が移動端末300内に格納されており、直ちに再生できる状態を示す。また、一覧207において、「なし」とされている楽曲は、楽曲情報が移動端末300内に格納されておらず、新たに楽曲情報をサーバ装置200から取得する必要があることを示す。
【0128】
画面205Bは、一覧207において、「なし」とされた楽曲の楽曲情報の取得方法を選択するための画面である。画面205Bでは、楽曲情報の取得方法の一覧208が表示さている。
【0129】
一覧208では、例えば、楽曲の購入、楽曲のストリーミング再生、サンプル再生を含む。一覧208において、楽曲の購入が選択されると、サーバ装置200から該当する楽曲情報が移動端末300にダウンロードされ、楽曲情報が移動端末300内に格納される。
【0130】
ストリーミング再生が選択された場合、サーバ装置200と接続した状態で、楽曲の再生が行われる。
【0131】
サンプル再生が選択された場合、該当する楽曲の楽曲情報の一部であるサンプルデータがダウンロードされるか、又は、サーバ装置200と接続した状態で再生される。
【0132】
サーバ装置200は、例えば、画面205Bにおいて、不足している楽曲情報の取得方法として、サンプル再生が選択された場合には、この楽曲の再生時間を、サンプルデータの再生時間として、再生用プレイリストの作成又は再作成を行う。
【0133】
次に、
図16乃至
図19を参照して、移動端末300における再生部324の処理について説明する。
図16は、移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第一のフローチャートである。
図16は、再生用プレイリストの再生を開始する際の処理を示している。
【0134】
移動端末300において、再生処理部320の再生部324は、移動端末300が現在位置から移動したか否かを判定する(ステップS2001)。ステップS2001において、移動端末300が移動していない場合、再生部324は、待機する。
【0135】
ステップS2001において、移動端末300が現在位置から移動した場合、再生部324は、取得した再生用プレイリストに含まれる、タイミング条件が「スタート」である楽曲の再生を開始する(ステップS2002)。
【0136】
図17は、移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第二のフローチャートである。
図17は、再生用プレイリストに、タイミング条件として、指定地点が設定されていた場合の再生用プレイリストの再生の処理を示している。
【0137】
移動端末300は、再生部324により、再生用プレイリストにおいて、タイミング条件に「指定地点」が設定された楽曲が存在するか否かを判定し、該当する楽曲が存在する場合に、位置情報取得部321により、移動端末300が指定地点を通過したか否かを判定する(ステップS2101)。
【0138】
ステップS2101において、指定地点を通過していない場合、再生部324は待機する。ステップS2101において、指定地点を通過した場合、再生部324は、タイミング条件が「指定地点」とされた楽曲の楽曲情報を再生する(ステップS2102)。
【0139】
図18は、移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第三のフローチャートである。
図18は、再生用プレイリストに、タイミング条件として、指定時間が設定されていた場合の再生用プレイリストの再生の処理を示している。
【0140】
移動端末300は、再生部324により、再生用プレイリストにおいて、タイミング条件に「指定時間」が設定された楽曲が存在するか否かを判定し、該当する楽曲が存在する場合に、所要時間判定部322により、現在位置から目的地までの所要時間が指定時間より短くなったか否かを判定する(ステップS2201)。
【0141】
ステップS2201において、所要時間が指定時間よりも長い場合、再生部324は待機する。ステップS2201において、所要時間が指定時間より短くなった場合、再生部324は、タイミング条件に指定時間が設定された楽曲の楽曲情報を再生する(ステップS2202)。
【0142】
図19は、移動端末による再生用プレイリストの再生処理を説明する第四のフローチャートである。
図19は、移動端末300が目的地に到着した場合の再生用プレイリストの再生の処理を示している。
【0143】
移動端末300において、再生部324は、位置情報取得部321により、移動端末300目的地へ到着したか否かを判定する(ステップS2301)。具体的には、再生部324は、位置情報取得部321が取得した現在位置情報が示す位置が、目的地から所定の範囲内であるか否かを判定しても良い。
【0144】
ステップS2301におい、目的地に到着していない場合、再生部324は待機する。ステップS2301において、目的地に到着した場合、再生部324は、再生用プレイリストにおいて、タイミング条件にエンドが設定された楽曲の楽曲情報を再生する(ステップS2302)。
【0145】
次に、
図20を参照して、目的地に対応付けられた再生用プレイリストを表示させる画面について説明する。
図20は、移動端末の表示例を示す第三の図である。
【0146】
図20に示す画面241は、表示欄242、243、244、245を含む。表示欄242は、出発点から目的地までを表示させるための地図情報が表示される。表示欄243には、選択された目的地が表示される。表示欄244には、目的地に対応付けられた再生用プレイリストの一覧が表示される。表示欄245には、再生されている再生用プレイリストに含まれる楽曲名の一覧が表示される。
【0147】
図20の例では、表示欄242において、出発点から目的地までの所要時間と距離が特定されたことを示している。また、表示欄243、244から、目的地には東京カキクパークが選択されており、再生用プレイリストの一覧として、プレイリストA、Bが表示されている。
【0148】
このとき、表示欄244では、優先順位が高い順に、再生用プレイリストを表示させても良い。また、表示欄244では、再生されているプレイリストが強調表示されても良い。
図20の例では、プレイリストAの優先順位が最も高く、再生されていることがわかる。また、表示欄245には、プレイリストAに含まれる楽曲の一覧が表示されている。
【0149】
このように、本実施形態では、目的地と再生用プレイリストとが対応付けられているため、目的地までの到達の程度に応じた楽曲やナレーションをユーザに提供することができる。
【0150】
例えば、サーバ装置200は、目的地に到着するまでの所要時間の条件情報に基づき、再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定することができる。また、サーバ装置200は、目的地までの距離の条件情報に基づき、再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定することができる。また、サーバ装置200は、指定時間及び/又は指定地点の条件情報に基づき、再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定することができる。また、サーバ装置200は、優先度の条件情報に基づき、前記優先度の高い順に前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定することができる。
【0151】
これにより、作成された再生用プレイリストによれば、たとえば、
図21に示すように、移動端末300の現在位置から、出発点P1から移動端末300が移動したことを検知すると、タイミング条件が「スタート」である楽曲IDによって特定される楽曲が再生される。
【0152】
また、移動端末300の現在位置から、移動端末300が指定地点P2を通過したことを検出すると、タイミング条件がP2の「指定地点」である楽曲IDによって特定される楽曲が再生される。
【0153】
また、移動端末300の現在位置から、移動端末300が地点P3を通過したとき、再生用プレイリストが再作成された場合、その後の再生は、新しい再生用プレイリストに基づき行われる。
【0154】
また、移動端末300の現在位置から、移動端末300が指定時間「目的地まで残り5分」の地点P4を通過したことを検出すると、タイミング条件が残り5分の「指定時間」である楽曲IDによって特定される楽曲が再生される。
【0155】
また、移動端末300の現在位置から、移動端末300が目的地P5に到着したことを検知すると、タイミング条件が「エンド」である楽曲IDによって特定される楽曲が再生される。
【0156】
このようにして、目的地に向けて出発してから到着するまで、再生用プレイリストに設定された条件を満足するときに条件に対応する楽曲やナレーションを再生することで、目的地までの到達の程度に応じた楽曲又は音声情報を提供できる。
【0157】
楽曲IDによって特定される楽曲とともに、画像IDによって特定される画像を表示してもよい。例えば、タイミング条件が「スタート」や「エンド」のときに楽曲IDによって特定されるナレーションや効果音を画像とともに再生することで、目的地までの到達の程度に応じた楽曲又は音声情報をより効果的に提供することができる。
【0158】
例えば、イベント主催者等の目的地に関係する者が目的地に来訪するユーザに対して再生用プレイリストを提供することで、目的地へ移動中のユーザに目的地に合致した楽曲又は音声情報を提供することができる。これにより、ユーザに目的地までの移動中も飽きずに、目的地に行く高揚感を与えることができる。
【0159】
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
移動端末は、目的地の入力を受け付け、目的地情報と移動端末の現在位置情報とをサーバに送信し、
前記サーバは、予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を有し、
前記サーバは、前記記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、
前記サーバは、前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信し、
前記移動端末は、前記再生用プレイリストに沿って楽曲又は音声を順次再生する、音情報提供システム。
(付記2)
前記サーバは、前記目的地に到着するまでの所要時間の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記1に記載の音情報提供システム。
(付記3)
前記サーバは、前記目的地までの距離の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記1又は2に記載の音情報提供システム。
(付記4)
前記サーバは、前記目的地に到着するまでの指定時間及び/又は指定地点の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記1~3のいずれか一項に記載の音情報提供システム。
(付記5)
前記サーバは、再生についての優先度の条件情報に基づき、前記優先度の高い順に前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記1~4のいずれか一項に記載の音情報提供システム。
(付記6)
前記サーバは、前記移動端末の現在位置情報から目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間を検出し、前記再生用プレイリストから再生済みの楽曲又は音声を除いた後、検出した前記目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間と前記条件情報とに基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記1~5のいずれか一項に記載の音情報提供システム。
(付記7)
移動端末と、サーバ装置とを有する音情報提供システムによる音情報提供方法であって、
移動端末は、目的地の入力を受け付け、目的地情報と移動端末の現在位置情報とをサーバに送信し、
前記サーバは、予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を有し、
前記サーバは、前記記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、
前記サーバは、前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信し、
前記移動端末は、前記再生用プレイリストに沿って楽曲又は音声を順次再生する、音情報提供方法。
(付記8)
前記サーバは、前記目的地に到着するまでの所要時間の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記7に記載の音情報提供方法。
(付記9)
前記サーバは、前記目的地までの距離の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記7又は8に記載の音情報提供方法。
(付記10)
前記サーバは、前記目的地に到着するまでの指定時間及び/又は指定地点の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記7~9のいずれか一項に記載の音情報提供方法。
(付記11)
前記サーバは、再生についての優先度の条件情報に基づき、前記優先度の高い順に前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記7~10のいずれか一項に記載の音情報提供方法。
(付記12)
前記サーバは、前記移動端末の現在位置情報から目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間を検出し、前記再生用プレイリストから再生済みの楽曲又は音声を除いた後、検出した前記目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間と前記条件情報とに基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記7~11のいずれか一項に記載の音情報提供方法。
(付記13)
移動端末から、目的地情報と前記移動端末の現在位置情報とを受信し、
予め登録された地点と前記地点に関連する楽曲及び/又は音声が少なくとも1以上含まれるプレイリストであって、前記楽曲及び/又は音声のうちの少なくとも一部の楽曲及び/又は音声に、目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間の条件情報が対応付けられたプレイリストを記憶した記憶部を参照して、前記移動端末から受信した目的地情報に合致する地点がある場合には、前記地点に対応する前記プレイリストを取得し、
前記移動端末の現在位置に基づき、取得した前記プレイリストに含まれる条件情報を満たす場合に、前記条件情報が対応付けられた楽曲又は音声を含む再生用プレイリストを作成し、前記再生用プレイリストを前記移動端末に送信する、処理をコンピュータに実行させる音情報提供プログラム。
(付記14)
前記目的地に到着するまでの所要時間の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記13に記載の音情報提供プログラム。
(付記15)
前記目的地までの距離の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記13又は14に記載の音情報提供プログラム。
(付記16)
前記目的地に到着するまでの指定時間及び/又は指定地点の条件情報に基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記13~15のいずれか一項に記載の音情報提供プログラム。
(付記17)
再生についての優先度の条件情報に基づき、前記優先度の高い順に前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記13~16のいずれか一項に記載の音情報提供プログラム。
(付記18)
前記移動端末の現在位置情報から目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間を検出し、前記再生用プレイリストから再生済みの楽曲又は音声を除いた後、検出した前記目的地までの距離及び/又は目的地に到着するまでの所要時間と前記条件情報とに基づき、前記再生用プレイリスト内に含める楽曲又は音声を特定する、
付記13~17のいずれか一項に記載の音情報提供プログラム。
【符号の説明】
【0160】
100 音情報提供システム
200 サーバ装置
210 音情報提供部
211 目的地データベース
212 指定地点データベース
213 楽曲データベース
214 プレイリストデータベース
215 再生用プレイリスト
220 取得処理部
221 画面表示部
222 プレイリスト取得部
223 格納部
230 出力処理部
231 再生用プレイリスト作成部
232 出力部
240 通信部
300 移動端末
310 プレイリスト管理部
311 入力受付部
312 表示制御部
313 通信部
320 再生処理部
321 位置情報取得部
322 所要時間判定部
323 データ有無判定部
324 再生部