技術分野
乾湿式紡糸方法で繊維を得るに際し、紡糸口金表面に結露または水滴を発生させることなく、糸条の走行性を著しく安定させて繊維を得ることができる繊維の製造方法に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
紡糸口金において用いる孔数が、たとえば300ホール程度と少ない場合には、特許文献1で提案される技術でも、有効に結露を抑制することができる場合があるが、2,000ホール以上の数で、孔密度を高くし、さらには乾湿式紡糸における紡糸口金吐出面から鉛直下向きに凝固浴液液面との間の気相部高さが20mm未満という気相部に溶媒の蒸気が滞留しやすい条件においては、特許文献1で提案される技術を適用しても気流の偏流が発生し、蒸気が滞留することがあり結露を解消できないという問題点があった。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
課題を解決するため、本発明の繊維の製造方法は、次の構成を有する。すなわち、
繊維形成性重合体がジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドである溶媒に溶解されてなる紡糸原液を紡糸口金から吐出し、一旦空気中にて走行させた後、凝固浴液中に導き凝固させる繊維の製造方法において、紡糸口金の吐出面から鉛直下向きに凝固浴液面との間に形成される気相部の単位時間当たりの風量(Af・・・ 続きを
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発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、たとえば2,000ホール以上の孔密度が高い、さらには紡糸口金と凝固浴液との距離が20mm未満という乾湿式紡糸の条件においても、紡糸口金における結露の発生をおさえ、後続する工程でのローラー巻き付き、延伸工程での毛羽、糸切れによる品位低下を改善でき、全体として大幅に生産性と品位を高めることができる。特に、炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維を製造するのに好適である。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明において給気ノズル又は排気ノズルを設置した場合の紡糸領域の概略上面図と正面図の一例である。
1:紡糸口金2:給気ノズル又は排気ノズル3:凝固浴4:風速・気流測定点A5:風速・気流測定点B6:風速・気流測定点C7:風速・気流測定点D
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