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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-28
(45)【発行日】2023-03-08
(54)【発明の名称】ブラケット及びステアリング装置
(51)【国際特許分類】
   B62D 1/184 20060101AFI20230301BHJP
【FI】
B62D1/184
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019002753
(22)【出願日】2019-01-10
(65)【公開番号】P2020111148
(43)【公開日】2020-07-27
【審査請求日】2021-12-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000004204
【氏名又は名称】日本精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】原 一貴
(72)【発明者】
【氏名】原田 和幸
【審査官】瀬戸 康平
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-227183(JP,A)
【文献】特開2014-234087(JP,A)
【文献】特開2013-047088(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0121895(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62D 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に設けられるステアリングサポートメンバーに取り付けられる取付板と、
前記取付板と連結されており、且つステアリングコラムの側面に面する2つの支持板と、
を備え、
前記取付板は、前記ステアリングサポートメンバーに面し且つ前記車両の幅方向に並ぶ2つの側板と、2つの前記側板を連結する中央板と、を備え、
前記側板は、前記ステアリングサポートメンバーに取り付けられる締結部材が貫通する取付穴と、前記取付穴よりも前記中央板側に配置される長穴であるスリットと、を備え、
前記車両の前後方向において、前記スリットの前方端部は、前記取付穴の前方端部よりも前方に配置され、
前記車両の前後方向において、前記スリットの後方端部は、前記取付穴の後方端部よりも後方に配置され
前記側板と前記支持板とを接続する補強板を備え、
前記側板は、前方端部から下に延び且つ前記補強板と接続される前壁を備え、
前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットの中心線の延長線は、前記前壁に重ならない
ブラケット。
【請求項2】
前記側板は、後方端部から下に延びる後壁を備え、
前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットの中心線の延長線は、前記後壁に重なる
請求項1に記載のブラケット。
【請求項3】
前記スリットの前方端部は、前記前壁の前記幅方向の端部と前記取付穴の前方端部とを結ぶ直線よりも前記中央板側に配置される
請求項又はに記載のブラケット。
【請求項4】
前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットは、前記取付穴に配置される点を中心とした円弧を描く
請求項1からのいずれか1項に記載のブラケット。
【請求項5】
車両に設けられるステアリングサポートメンバーに取り付けられる取付板と、
前記取付板と連結されており、且つステアリングコラムの側面に面する2つの支持板と、
を備え、
前記取付板は、前記ステアリングサポートメンバーに面し且つ前記車両の幅方向に並ぶ2つの側板と、2つの前記側板を連結する中央板と、を備え、
前記側板は、前記ステアリングサポートメンバーに取り付けられる締結部材が貫通する取付穴と、前記取付穴よりも前記中央板側に配置される長穴であるスリットと、を備え、
前記車両の前後方向において、前記スリットの前方端部は、前記取付穴の前方端部よりも前方に配置され、
前記車両の前後方向において、前記スリットの後方端部は、前記取付穴の後方端部よりも後方に配置され、
前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットは、前記取付穴に配置される点を中心とした円弧を描く
ブラケット。
【請求項6】
請求項1からのいずれか1項に記載のブラケットと、
前記ブラケットに支持される前記ステアリングコラムと、
を備えるステアリング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ブラケット及びステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両には、操作者(運転者)のステアリングホイールに対する操作を車輪に伝えるための装置としてステアリング装置が設けられている。特許文献1には、ステアリング装置の一例が記載されている。ステアリング装置は、車両に設けられたステアリングサポートメンバーに取り付けられる。ステアリングコラムを支持するブラケットが、ステアリングサポートメンバーにボルト等の締結部材によって固定される。ブラケットは、ステアリングサポートメンバーに面する取付板と、ステアリングコラムを挟持する支持板と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-197178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両に取り付けられたステアリングサポートメンバーの位置が製造誤差により、設計された位置に対してずれている場合がある。この場合、締結部材によって取付板をステアリングサポートメンバーに固定すると、支持板が変形する可能性がある。一方、ステアリング装置は、支持板をステアリングコラムに押し付けるための締付機構を備える。締付機構の締付力が緩められることによって、ステアリングホイールの位置調整が可能となる。しかし、上述したように支持板が変形すると、部材同士に干渉によって、ステアリングホイールの位置調整に必要な力が増大する。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ステアリングコラムを挟持する支持板の変形を抑制できるブラケット及びステアリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本開示のブラケットは、車両に設けられるステアリングサポートメンバーに取り付けられる取付板と、前記取付板と連結されており、且つステアリングコラムの側面に面する2つの支持板と、を備え、前記取付板は、前記ステアリングサポートメンバーに面し且つ前記車両の幅方向に並ぶ2つの側板と、2つの前記側板を連結する中央板と、を備え、前記側板は、前記ステアリングサポートメンバーに取り付けられる締結部材が貫通する取付穴と、前記取付穴よりも前記中央板側に配置される長穴であるスリットと、を備え、前記車両の前後方向において、前記スリットの前方端部は、前記取付穴の前方端部よりも前方に配置され、前記車両の前後方向において、前記スリットの後方端部は、前記取付穴の後方端部よりも後方に配置される。
【0007】
本開示のブラケットにおいては、締結部材によって側板がステアリングサポートメンバーに固定された時、スリットの周辺に応力が集中する。これにより、スリットの周辺で変形が生じやすくなる。スリットの周辺が優先的に変形することによって、支持板の変形が抑制される。したがって、本開示のブラケットは、ステアリングコラムを挟持する支持板の変形を抑制できる。
【0008】
上記のブラケットの望ましい態様として、前記側板と前記支持板とを接続する補強板を備え、前記側板は、前方端部から下に延び且つ前記補強板と接続される前壁を備え、前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットの中心線の延長線は、前記前壁に重ならない。
【0009】
これにより、補強板によって前壁の周辺の剛性が高くなる。一方、スリットの中心線の延長線が前壁に重ならないことによって、スリットの前方端部の周辺に応力集中が生じる。剛性の高い前壁が支点となることによって、スリットの周辺が変形しやすくなる。したがって、本開示のブラケットは、ステアリングコラムを挟持する支持板の変形をより抑制できる。
【0010】
上記のブラケットの望ましい態様として、前記側板は、後方端部から下に延びる後壁を備え、前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットの中心線の延長線は、前記後壁に重なる。
【0011】
側板の後方端部には補強板を配置することが難しいため、後壁の剛性は前壁の剛性よりも低くなる。スリットの中心線の延長線が後壁に重なることによって、スリットの後方端部の周辺において応力集中が抑制される。これにより、スリットの前側の変形と後ろ側の変形との差が小さくなる。したがって、本開示のブラケットは、取付板の一部が過剰に変形することを抑制できる。
【0012】
上記のブラケットの望ましい態様として、前記スリットの前方端部は、前記前壁の前記幅方向の端部と前記取付穴の前方端部とを結ぶ直線よりも前記中央板側に配置される。
【0013】
これにより、取付穴と前壁との間の部分における断面欠損が低減される。取付穴に取り付けられる締結部材と前壁との間における荷重の伝達経路が保たれる。このため、本開示のブラケットは、支持板の変形を抑制できることに加え、耐荷重を向上させることができる。
【0014】
上記のブラケットの望ましい態様として、前記取付穴の貫通方向から見た場合、前記スリットは、前記取付穴に配置される点を中心とした円弧を描く。
【0015】
これにより、取付穴からスリットの前方端部までの距離と、取付穴からスリットの後方端部までの距離との差が小さくなる。したがって、本開示のブラケットは、取付板の一部が過剰に変形することを抑制できる。
【0016】
上記のブラケットの望ましい態様として、前記スリットは、直線状である。
【0017】
これにより、取付板を製造するために必要な加工が容易になる。本開示のブラケットは、支持板の変形を抑制できることに加え、製造効率を向上させることができる。
【0018】
上記のブラケットの望ましい態様として、前記中央板は、前記ステアリングコラムの軸方向に延びる長穴である中央スリットを備える。
【0019】
これにより、中央スリットを挟む一方側の部分と他方側の部分とが独立して変形しやすくなる。2つの側板が独立して変形しやすくなる。したがって、ステアリング装置は、ステアリングサポートメンバーに側板を固定する作業を容易にできる。
【0020】
本開示のステアリング装置は、前記ブラケットと、前記ブラケットに支持される前記ステアリングコラムと、を備える。
【0021】
これにより、本開示のステアリング装置は、ステアリングサポートメンバーの位置が設計された位置に対してずれていた場合でも、ステアリングホイールの位置調整に必要な力の増大を抑制できる。
【発明の効果】
【0022】
本開示のブラケット及びステアリング装置によれば、ステアリングコラムを挟持する支持板の変形を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、実施形態のステアリング装置の模式図である。
図2図2は、実施形態のステアリング装置の斜視図である。
図3図3は、実施形態のステアリング装置の平面図である。
図4図4は、図3のA-A断面図である。
図5図5は、図4のB-B断面図である。
図6図6は、図5のC-C断面図である。
図7図7は、実施形態のブラケットの平面図である。
図8図8は、第1変形例のブラケットの平面図である。
図9図9は、第2変形例のブラケットの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
【0025】
(実施形態)
図1は、実施形態のステアリング装置の模式図である。図1に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングホイール81と、ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、第1ユニバーサルジョイント84と、中間シャフト85と、第2ユニバーサルジョイント86と、を備える。
【0026】
図1に示すように、ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを備える。入力軸82aの一端は、ステアリングホイール81に接続される。入力軸82aの他端は、出力軸82bに接続される。出力軸82bの一端は、入力軸82aに接続される。出力軸82bの他端は、第1ユニバーサルジョイント84に接続される。
【0027】
図1に示すように、中間シャフト85の一端は、第1ユニバーサルジョイント84に接続される。中間シャフト85の他端は、第2ユニバーサルジョイント86に接続される。ピニオンシャフト87の一端は、第2ユニバーサルジョイント86に接続される。ピニオンシャフト87の他端は、ステアリングギヤ88に接続される。第1ユニバーサルジョイント84及び第2ユニバーサルジョイント86は、例えばカルダンジョイントである。ステアリングシャフト82の回転は、中間シャフト85を介してピニオンシャフト87に伝わる。第2ユニバーサルジョイント86は、ピニオンシャフト87に接続される。
【0028】
図1に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、ピニオンシャフト87に接続される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に接続される。ラック88bが移動することで車輪の角度が変化する。
【0029】
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93と、を備える。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。減速装置92は、出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80は、コラムアシスト方式である。
【0030】
図1に示すように、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94と、車速センサ95と、を備える。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。トルクセンサ94は、入力軸82aに伝達された操舵トルクをCAN(Controller Area Network)通信によりECU90に出力する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。車速センサ95は、車体に備えられ、車速をCAN通信によりECU90に出力する。
【0031】
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。ECU90には、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置99(例えば車載のバッテリ)から電力が供給される。ECU90は、操舵トルク及び車速に基づいて補助操舵指令値を算出する。ECU90は、補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値を調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を取得する。ECU90が電動モータ93を制御することで、ステアリングホイール81の操作に要する力が小さくなる。
【0032】
図2は、実施形態のステアリング装置の斜視図である。図3は、実施形態のステアリング装置の平面図である。図4は、図3のA-A断面図である。図5は、図4のB-B断面図である。図6は、図5のC-C断面図である。図7は、実施形態のブラケットの平面図である。
【0033】
以下の説明においては、XYZ直交座標軸が用いられる。X軸は、車両における幅方向(左右方向)と平行である。Y軸は、図5に示す第1側板413及び第2側板415の上面に対して直交する。Z軸は、ステアリングシャフト82の回転軸Rと平行である。Y軸と平行なY方向のうち車両における上方を+Y方向とする。Z軸と平行なZ方向のうち車両における前方を+Z方向とする。+Y方向を上として+Z方向を向いた場合の右方向を+X方向とする。
【0034】
図2に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングコラム50と、ピボットブラケット53と、ブラケット40と、締付機構60と、を備える。ステアリングコラム50は、アッパコラム51と、ロアコラム52と、を備える。
【0035】
アッパコラム51及びロアコラム52は、筒状の部材である。アッパコラム51及びロアコラム52は、鋼材等で形成される。例えば、アッパコラム51及びロアコラム52は、機械構造用炭素鋼鋼管(いわゆるSTKM材)で形成される。アッパコラム51は、ロアコラム52に対して-Z方向に配置される。アッパコラム51の少なくとも一部は、ロアコラム52に挿入される。アッパコラム51の外周面は、ロアコラム52の内周面に接する。アッパコラム51及びロアコラム52は、ステアリングシャフト82を、回転軸Rを中心に回転できるように支持する。アッパコラム51は、軸受を介して入力軸82aを支持する。ロアコラム52は、軸受を介して出力軸82bを支持する。
【0036】
図5に示すように、ロアコラム52は、本体部521と、第1被挟持部523と、第2被挟持部525と、を備える。本体部521は、アッパコラム51を囲む筒状の部材である。第1被挟持部523及び第2被挟持部525は、本体部521に対して-Y方向に配置される。第1被挟持部523及び第2被挟持部525は、X方向に隙間を空けて並ぶ。第1被挟持部523は、第1丸穴523aを備える。第2被挟持部525は、第2丸穴525aを備える。
【0037】
図3及び図4に示すように、ピボットブラケット53は、車体に固定された車体側部材103に取り付けられる。ピボットブラケット53は、X軸に沿う回転軸を中心として回転できるようにステアリングコラム50を支持する。ステアリングコラム50は、ピボットブラケット53を支点としてY方向に移動できる。
【0038】
図5に示すように、ブラケット40は、車体に固定されたステアリングサポートメンバー101に取り付けられる。ブラケット40は、ピボットブラケット53に対して-Z方向に配置される。ブラケット40は、ピボットブラケット53と共にステアリングコラム50を支持する。ブラケット40は、取付板41と、第1支持板43と、第2支持板45と、第1補強板47と、第2補強板49と、を備える。
【0039】
取付板41は、ボルト等の締結部材によってステアリングサポートメンバー101に固定される。図7に示すように、取付板41は、中央板411と、第1側板413と、第2側板415と、を備える。中央板411は、第1側板413と第2側板415とを接続する。中央板411は、本体部411aと、前壁411fと、後壁411bと、中央スリット411sと、を備える。本体部411aは、ロアコラム52の上面に面する板状の部材である。前壁411fは、本体部411aの+Z方向の端部に配置される。前壁411fは、-Y方向に延びる。後壁411bは、本体部411aの-Z方向の端部に配置される。後壁411bは、-Y方向に延びる。前壁411f及び後壁411bは、例えば、本体部411aの一部を曲げることによって形成される。中央スリット411sは、本体部411aに設けられる。中央スリット411sは、Z方向に延びる長穴である。中央スリット411sは、取付板41のX方向の中央に配置される。
【0040】
図5に示すように、第1側板413は、ステアリングサポートメンバー101に面する。第1側板413は、中央板411に対して+X方向に配置される。図7に示すように、第1側板413は、本体部413aと、前壁413fと、後壁413bと、取付穴413hと、スリット413sと、を備える。本体部413aは、中央板411の本体部411aと平行な板状の部材である。前壁413fは、本体部413aの+Z方向の端部に配置される。前壁413fは、-Y方向に延びる。後壁413bは、本体部413aの-Z方向の端部に配置される。後壁413bは、-Y方向に延びる。前壁413f及び後壁413bは、例えば、本体部413aの一部を曲げることによって形成される。
【0041】
図7に示すように、取付穴413h及びスリット413sは、本体部413aに設けられる。取付穴413hは、ステアリングサポートメンバー101に取り付けられる締結部材(ボルト)が貫通する穴である。スリット413sは、長穴である。スリット413sは、取付穴413hに対して中央板411側に配置される。図5に示すように、スリット413sは、第1支持板43に対して取付穴413h側に配置される。すなわち、スリット413sは、X方向において、取付穴413hと第1支持板43との間に配置される。取付穴413hが貫通する方向(Y方向)から見た場合、スリット413sは、点P1を中心とした円弧を描く。点P1は、取付穴413hの内側に配置される。
【0042】
車両の前後方向において、スリット413sの前方端部E13は、取付穴413hの前方端部E11よりも前方に配置される。車両の前後方向において、スリット413sの後方端部E14は、取付穴413hの後方端部E12よりも後方に配置される。すなわち、スリット413sの前方端部E13及び後方端部E14は、直線Lf及び直線Lbで挟まされる領域の外側に配置される。直線Lfは、取付穴413hの前方端部E11を通り且つX軸に平行な直線である。直線Lbは、取付穴413hの後方端部E12を通り且つX軸に平行な直線である。
【0043】
図7に示すように、Y方向から見た場合、スリット413sの中心線の延長線C1は、前壁413fに重ならない。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴413h、延長線C1、前壁413fの+X方向の端部E15、の順に並ぶ。一方、延長線C1は、Y方向から見た場合、後壁413bに重なる。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴413h、後壁413bの-X方向の端部E16、延長線C1の順に並ぶ。また、スリット413sの前方端部E13は、直線L1よりも中央板411側に配置される。直線L1は、前壁413fの+X方向の端部E15と取付穴413hの前方端部E11とを結ぶ直線である。
【0044】
図5に示すように、第2側板415は、ステアリングサポートメンバー101に面する。第2側板415は、中央板411に対して-X方向に配置される。図7に示すように、第2側板415は、本体部415aと、前壁415fと、後壁415bと、取付穴415hと、スリット415sと、を備える。本体部415aは、中央板411の本体部411aと平行な板状の部材である。前壁415fは、本体部415aの+Z方向の端部に配置される。前壁415fは、-Y方向に延びる。後壁415bは、本体部415aの-Z方向の端部に配置される。後壁415bは、-Y方向に延びる。前壁415f及び後壁415bは、例えば、本体部415aの一部を曲げることによって形成される。
【0045】
図7に示すように、取付穴415h及びスリット415sは、本体部415aに設けられる。取付穴415hは、ステアリングサポートメンバー101に取り付けられる締結部材(ボルト)が貫通する穴である。スリット415sは、長穴である。スリット415sは、取付穴415hに対して中央板411側に配置される。図5に示すように、スリット415sは、第2支持板45に対して取付穴415h側に配置される。すなわち、スリット415sは、X方向において、取付穴415hと第2支持板45との間に配置される。取付穴415hが貫通する方向(Y方向)から見た場合、スリット415sは、点P2を中心とした円弧を描く。点P2は、取付穴415hの内側に配置される。
【0046】
車両の前後方向において、スリット415sの前方端部E23は、取付穴415hの前方端部E21よりも前方に配置される。車両の前後方向において、スリット415sの後方端部E24は、取付穴415hの後方端部E22よりも後方に配置される。すなわち、スリット415sの前方端部E23及び後方端部E24は、直線Lf及び直線Lbで挟まされる領域の外側に配置される。
【0047】
図7に示すように、Y方向から見た場合、スリット415sの中心線の延長線C2は、前壁415fに重ならない。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴415h、延長線C2、前壁415fの-X方向の端部E25、の順に並ぶ。一方、延長線C2は、Y方向から見た場合、後壁415bに重なる。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴415h、後壁415bの-X方向の端部E26、延長線C2の順に並ぶ。また、スリット415sの前方端部E23は、直線L2よりも中央板411側に配置される。直線L2は、前壁415fの-X方向の端部E25と取付穴415hの前方端部E21とを結ぶ直線である。
【0048】
図5に示すように、第1支持板43及び第2支持板45は、ロアコラム52の側面に面するように配置される。第1支持板43は、第1被挟持部523に面する。第1支持板43は、Y方向に長い第1長穴43aを備える。第2支持板45は、第2被挟持部525に面する。第2支持板45は、Y方向に長い第2長穴45aを備える。
【0049】
図5に示すように、第1補強板47は、第1側板413と第1支持板43とを接続する板状の部材である。図6に示すように、第1補強板47は、第1側板413の前壁413fと接合される。図5に示すように、第2補強板49は、第2側板415と第2支持板45とを接続する板状の部材である。第2補強板49は、第2側板415の前壁415fと接合される。
【0050】
締付機構60は、第1支持板43及び第2支持板45をロアコラム52に押し付ける装置である。図5に示すように、締付機構60は、ロッド61と、固定カム62と、回転カム63と、レバー64と、ナット66と、スラストベアリング67と、スペーサ68と、を備える。
【0051】
図5に示すように、ロッド61は、第1長穴43a、第1丸穴523a、第2丸穴525a、及び第2長穴45aを貫通する。固定カム62は、第1支持板43に面するように配置される略円盤状の部材である。ロッド61は、固定カム62を貫通している。固定カム62は、嵌合部621を備える。嵌合部621は、第1長穴43aに嵌まる。このため、固定カム62は、ロッド61と供回りしない。回転カム63は、固定カム62に隣接する略円盤状の部材である。レバー64は、ロッド61及び回転カム63と接続される。レバー64は、車室内まで延びる。レバー64が回転すると、ロッド61及び回転カム63が回転する一方で、固定カム62は回転しない。例えば、固定カム62の回転カム63に面する表面には、傾斜面が設けられている。回転カム63が固定カム62の傾斜面に乗り上げることで、回転カム63と固定カム62との間の距離が変化する。
【0052】
ナット66は、ロッド61の先端に取り付けられる。スペーサ68は、第2支持板45に面するように位置に配置される。スラストベアリング67は、ナット66とスペーサ68との間に配置される。ナット66、スラストベアリング67及びスペーサ68によって、ロッド61のX方向の移動が規制される。一方、ロッド61は、レバー64の回転に連動して回転できる。
【0053】
回転カム63から固定カム62まで距離が大きくなるようにレバー64が回転させられると、固定カム62が第1支持板43に押し付けられると共にスペーサ68が第2支持板45に押し付けられる。固定カム62と第1支持板43との間の摩擦、及びスペーサ68と第2支持板45との間の摩擦が大きくなる。これにより、アッパコラム51及びロアコラム52のY方向の位置が固定される。また、ロアコラム52の第1被挟持部523及び第2被挟持部525が第1支持板43及び第2支持板45によって押される。アッパコラム51とロアコラム52との間の摩擦が大きくなる。これにより、ロアコラム52に対するアッパコラム51のZ方向の位置が固定される。よって、ステアリングホイール81の位置が固定される。
【0054】
回転カム63から固定カム62まで距離が小さくなるようにレバー64が回転させられると、固定カム62と第2支持板45との間に隙間が生じやすくなると共にスペーサ68と第1支持板43との間に隙間が生じやすくなる。これにより、固定カム62と第1支持板43との間の摩擦、及びスペーサ68と第2支持板45との間の摩擦が小さくなる又はなくなる。これにより、アッパコラム51及びロアコラム52のY方向の位置調整が可能となる。また、第1被挟持部523及び第2被挟持部525が第1支持板43及び第2支持板45によって押されなくなるので、アッパコラム51とロアコラム52との間の摩擦が小さくなる又はなくなる。これにより、ロアコラム52に対するアッパコラム51のZ方向の位置調整が可能となる。よって、ステアリングホイール81の位置調整が可能となる。
【0055】
以上で説明したように、ブラケット40は、車両に設けられるステアリングサポートメンバー101に取り付けられる取付板41と、取付板41と連結されており且つステアリングコラム50の側面に面する2つの支持板(第1支持板43及び第2支持板45)と、を備える。取付板41は、ステアリングサポートメンバー101に面し且つ車両の幅方向に並ぶ2つの側板(第1側板413及び第2側板415)と、2つの側板を連結する中央板411と、を備える。側板(例えば第1側板413)は、ステアリングサポートメンバー101に取り付けられる締結部材が貫通する取付穴413hと、取付穴413hよりも中央板411側に配置される長穴であるスリット413sと、を備える。車両の前後方向において、スリット413sの前方端部E13は、取付穴413hの前方端部E11よりも前方に配置される。車両の前後方向において、スリット413sの後方端部E14は、取付穴413hの後方端部E12よりも後方に配置される。
【0056】
ステアリングサポートメンバー101は、予め車体に固定される。しかし、車体に固定されたステアリングサポートメンバー101の位置は、設計された位置(理想的な位置)に対して少なからずずれる可能性がある。例えば、ステアリングサポートメンバー101のうち第1側板413に面する部分と第2側板415に面する部分とが平行でない場合がある。例えば、ステアリングサポートメンバー101のうち第1側板413に面する部分と第2側板415に面する部分とがY方向にずれている場合がある。このような場合、締結部材によって第1側板413及び第2側板415をステアリングサポートメンバー101に固定すると、第1側板413及び第2側板415が変形する。第1側板413及び第2側板415の変形によって第1支持板43及び第2支持板45まで変形すると、締付機構60のロッド61が第1支持板43及び第2支持板45に干渉しやすくなる。これにより、ステアリングホイール81の位置調整に必要な力が増大する。
【0057】
これに対して、本実施形態のブラケット40においては、締結部材によって第1側板413及び第2側板415がステアリングサポートメンバー101に固定された時、スリット413s及びスリット415sの周辺に応力が集中する。これにより、スリット413s及びスリット415sの周辺で変形が生じやすくなる。スリット413s及びスリット415sの周辺が優先的に変形することによって、第1支持板43及び第2支持板45の変形が抑制される。したがって、ブラケット40は、ステアリングコラム50を挟持する支持板の変形を抑制できる。
【0058】
ブラケット40は、第1側板413と第1支持板43とを接続する第1補強板47を備える。第1側板413は、前方端部から下に延び且つ第1補強板47と接続される前壁413fを備える。取付穴413hの貫通方向から見た場合、スリット413sの中心線の延長線C1は、413f前壁に重ならない。
【0059】
これにより、第1補強板47によって前壁413fの周辺の剛性が高くなる。一方、スリット413sの中心線の延長線C1が前壁413fに重ならないことによって、スリット413sの前方端部E13の周辺に応力集中が生じる。剛性の高い前壁413fが支点となることによって、スリット413sの周辺が変形しやすくなる。また、第2側板415についても同様のことがいえる。したがって、ブラケット40は、ステアリングコラム50を挟持する支持板の変形をより抑制できる。
【0060】
ブラケット40において、第1側板413は、後方端部から下に延びる後壁413bを備える。取付穴413hの貫通方向から見た場合、スリット413sの中心線の延長線C1は、後壁413bに重なる。
【0061】
第1側板413の後方端部には補強板を配置することが難しいため、後壁413bの剛性は前壁413fの剛性よりも低くなる。スリット413sの中心線の延長線C1が後壁413bに重なることによって、スリット413sの後方端部E14の周辺において応力集中が抑制される。これにより、スリット413sの前側の変形と後ろ側の変形との差が小さくなる。また、第2側板415についても同様のことがいえる。したがって、ブラケット40は、取付板41の一部が過剰に変形することを抑制できる。
【0062】
ブラケット40において、スリット413sの前方端部E13は、前壁413fの幅方向の端部E15と取付穴413hの前方端部E11とを結ぶ直線L1よりも中央板411側に配置される。
【0063】
これにより、取付穴413hと前壁413fとの間の部分における断面欠損が低減される。取付穴413hに取り付けられる締結部材と前壁413fとの間における荷重の伝達経路が保たれる。また、第2側板415についても同様のことがいえる。このため、ブラケット40は、支持板の変形を抑制できることに加え、耐荷重を向上させることができる。
【0064】
ブラケット40において、取付穴413hの貫通方向から見た場合、スリット413sは、取付穴413hに配置される点P1を中心とした円弧を描く。
【0065】
これにより、取付穴413hからスリット413sの前方端部E13までの距離と、取付穴413hからスリット413sの後方端部E14までの距離との差が小さくなる。また、第2側板415についても同様のことがいえる。したがって、ブラケット40は、取付板41の一部が過剰に変形することを抑制できる。
【0066】
ブラケット40において、中央板411は、ステアリングコラム50の軸方向(Z方向)に延びる長穴である中央スリット411sを備える。
【0067】
これにより、中央スリット411sを挟む一方側の部分と他方側の部分とが独立して変形しやすくなる。2つの側板(第1側板413の変形が第2側板415)が独立して変形しやすくなる。したがって、ステアリング装置80は、ステアリングサポートメンバー101に側板を固定する作業が容易にできる。
【0068】
ステアリング装置80は、ブラケット40と、ブラケット40に支持されるステアリングコラム50と、を備える。
【0069】
これにより、ステアリング装置80は、ステアリングサポートメンバー101の位置が設計された位置に対してずれていた場合でも、ステアリングホイール81の位置調整に必要な力の増大を抑制できる。
【0070】
(第1変形例)
図8は、第1変形例のブラケットの平面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0071】
図8に示すように、第1変形例のブラケット40Aは、取付板41Aを備える。取付板41Aは、第1側板413Aと、第2側板415Aと、を備える。
【0072】
図8に示すように、第1側板413Aは、スリット413sAを備える。スリット413sAは、本体部413aに設けられる。スリット413sAは、長穴である。スリット413sAは、取付穴413hに対して中央板411側に配置される。スリット413sAは、第1支持板43(図5参照)に対して取付穴413h側に配置される。すなわち、スリット413sAは、X方向において、取付穴413hと第1支持板43との間に配置される。取付穴413hが貫通する方向(Y方向)から見た場合、スリット413sAは、直線状である。
【0073】
車両の前後方向において、スリット413sAの前方端部E33は、取付穴413hの前方端部E11よりも前方に配置される。車両の前後方向において、スリット413sAの後方端部E34は、取付穴413hの後方端部E12よりも後方に配置される。すなわち、スリット413sAの前方端部E33及び後方端部E34は、直線Lf及び直線Lbで挟まされる領域の外側に配置される。
【0074】
図8に示すように、Y方向から見た場合、スリット413sAの中心線の延長線C3は、前壁413fに重ならない。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴413h、延長線C3、前壁413fの+X方向の端部E15、の順に並ぶ。一方、延長線C3は、Y方向から見た場合、後壁413bに重なる。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴413h、後壁413bの-X方向の端部E16、延長線C3の順に並ぶ。
【0075】
図8に示すように、第2側板415Aは、スリット415sAを備える。スリット415sAは、本体部415aに設けられる。スリット415sAは、長穴である。スリット415sAは、取付穴415hに対して中央板411側に配置される。スリット415sAは、第2支持板45(図5参照)に対して取付穴415h側に配置される。すなわち、スリット415sAは、X方向において、取付穴415hと第2支持板45との間に配置される。取付穴415hが貫通する方向(Y方向)から見た場合、スリット415sAは、直線状である。
【0076】
車両の前後方向において、スリット415sAの前方端部E43は、取付穴415hの前方端部E11よりも前方に配置される。車両の前後方向において、スリット415sAの後方端部E44は、取付穴415hの後方端部E12よりも後方に配置される。すなわち、スリット415sAの前方端部E43及び後方端部E44は、直線Lf及び直線Lbで挟まされる領域の外側に配置される。
【0077】
図8に示すように、Y方向から見た場合、スリット415sAの中心線の延長線C4は、前壁415fに重ならない。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴415h、延長線C4、前壁415fの+X方向の端部E15、の順に並ぶ。一方、延長線C4は、Y方向から見た場合、後壁415bに重なる。すなわち、Y方向から見た場合、取付穴415h、後壁415bの-X方向の端部E16、延長線C4の順に並ぶ。
【0078】
以上で説明したように、第1変形例のブラケット40Aにおいて、スリット413sA及びスリット415sAは、直線状である。
【0079】
これにより、取付板41Aを製造するために必要な加工が容易になる。ブラケット40は、支持板の変形を抑制できることに加え、製造効率を向上させることができる。
【0080】
(第2変形例)
図9は、第2変形例のブラケットの平面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0081】
図9に示すように、第2変形例のブラケット40Bは、取付板41Bを備える。取付板41Bは、第1側板413Bと、第2側板415Bと、を備える。
【0082】
図9に示すように、第1側板413Bは、スリット413sBを備える。スリット413sBの前方端部E53は、直線L1よりも中央板411側に配置される。また、第2側板415Bは、スリット415sBを備える。スリット415sBの前方端部E63は、直線L2よりも中央板411側に配置される。
【0083】
これにより、取付穴413hと前壁413fとの間の部分における断面欠損が低減される。取付穴413hに取り付けられる締結部材と前壁413fとの間における荷重の伝達経路が保たれる。また、第2側板415Bについても同様のことがいえる。このため、ブラケット40Bは、支持板の変形を抑制できることに加え、耐荷重を向上させることができる。
【符号の説明】
【0084】
40、40A、40B ブラケット
41、41A、41B 取付板
43 第1支持板
45 第2支持板
50 ステアリングコラム
51 アッパコラム
52 ロアコラム
53 ピボットブラケット
60 締付機構
61 ロッド
62 固定カム
63 回転カム
64 レバー
66 ナット
67 スラストベアリング
68 スペーサ
80 ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
82a 入力軸
82b 出力軸
83 操舵力アシスト機構
85 中間シャフト
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
90 ECU
92 減速装置
93 電動モータ
94 トルクセンサ
95 車速センサ
98 イグニッションスイッチ
99 電源装置
101 ステアリングサポートメンバー
103 車体側部材
411 中央板
411a 本体部
411b 後壁
411f 前壁
411s 中央スリット
413、413A、413B 第1側板
413a 本体部
413b 後壁
413f 前壁
413h 取付穴
413s、413sA、413sB スリット
415、415A、415B 第2側板
415a 本体部
415b 後壁
415f 前壁
415h 取付穴
415s、415sA、415sB スリット
521 本体部
621 嵌合部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9