IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ケイシーエフ テクノロジース カンパニー リミテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-28
(45)【発行日】2023-03-08
(54)【発明の名称】銅箔用収納装置
(51)【国際特許分類】
   B65D 85/672 20060101AFI20230301BHJP
   H01M 4/66 20060101ALN20230301BHJP
【FI】
B65D85/672
H01M4/66 A
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021538014
(86)(22)【出願日】2020-10-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-04
(86)【国際出願番号】 KR2020015038
(87)【国際公開番号】W WO2021096121
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2021-06-28
(31)【優先権主張番号】20-2019-0004544
(32)【優先日】2019-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】20-2020-0002386
(32)【優先日】2020-07-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518133500
【氏名又は名称】エスケー ネクシリス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120857
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邉 聡
(72)【発明者】
【氏名】キム ユン テ
(72)【発明者】
【氏名】ジュン イン ス
(72)【発明者】
【氏名】キム スン ミン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ユン ギュ
【審査官】米村 耕一
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-205789(JP,A)
【文献】実開昭62-019989(JP,U)
【文献】中国特許出願公開第106428988(CN,A)
【文献】特開2013-227071(JP,A)
【文献】特開2016-159971(JP,A)
【文献】特開2015-168484(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/20-85/672
B65D 19/44
H01M 4/64-4/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コア(Core)に巻き取られた銅箔を収納するための収納空間が設けられた収納本体;
前記コアの一側を支持するように前記収納本体に結合された第1支持部;
前記コアの他側を支持するように前記収納本体に結合された第2支持部;
前記第1支持部と前記コアの一側の間に配置されるように前記第1支持部に結合された第1ダンパー部;および
前記第2支持部と前記コアの他側の間に配置されるように前記第2支持部に結合された第2ダンパー部を含み、
前記第1ダンパー部は前記第1支持部に結合された第1ダンパー本体前記第1ダンパー本体から突出した複数個の第1ダンパー突起、および前記第1ダンパー本体の底面に形成された複数個の第1ダンパー溝を含み、
前記第1ダンパー突起は前記コアの一側で互いに異なる部分に接触するように、前記コアの軸に直交する方向に互いに離隔して配置され、
前記第1ダンパー溝は前記コアの軸方向に互いに離隔して配置されたことを特徴とする、銅箔用収納装置。
【請求項2】
前記第1支持部は
前記コアが挿入される第1支持溝、および
前記第1支持溝に挿入されたコアの一側を支持する第1支持面を含むことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔用収納装置。
【請求項3】
前記第1支持面は曲面で形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の銅箔用収納装置。
【請求項4】
前記第1支持部は前記収納本体に挿入されるための第1挿入部材、および前記第1挿入部材に形成された第1減少溝を含み、
前記収納本体には前記第1挿入部材で前記第1減少溝を除いた部分が挿入されるための第1挿入溝を含むことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔用収納装置。
【請求項5】
前記第1ダンパー部は前記第1支持面の全面を覆うように前記第1支持部に結合されたことを特徴とする、請求項2に記載の銅箔用収納装置。
【請求項6】
前記第1ダンパー部は前記第1支持面の一部を覆うように前記第1支持部に結合されたことを特徴とする、請求項2に記載の銅箔用収納装置。
【請求項7】
前記第1支持部には前記第1ダンパー部が複数個結合され、
前記第1ダンパー部は互いに離隔した位置で前記第1支持面に結合されたことを特徴とする、請求項2に記載の銅箔用収納装置。
【請求項8】
前記第1支持部に結合される第1補助ダンパーを含み、
前記第1ダンパー突起は前記コアの一側に部分的に接触可能であるように互いに離隔して配置され、
前記第1補助ダンパーは前記コアの一側に全面が接触可能であるように形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔用収納装置。
【請求項9】
前記第1支持部と前記収納本体の間に配置されるように前記第1支持部に結合された第1支持ダンパーを含み、
前記第1支持ダンパーは弾性変形が可能な材質で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔用収納装置。
【請求項10】
前記収納本体の一側に分離可能に結合される第1側壁部、および前記第1側壁部と前記コアの一側の間に配置されるように前記第1側壁部に結合された第1側壁ダンパーを含み、
前記第1側壁ダンパーは前記第1側壁部に結合された第1側壁本体、および前記第1側壁本体から突出した複数個の第1側壁突起を含み、
前記第1側壁突起は前記コアの一側で互いに異なる部分に接触するように互いに離隔して配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔用収納装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は二次電池用負極、軟性印刷回路基板などの製造に利用される銅箔を収納するための銅箔用収納装置に関する。
【背景技術】
【0002】
銅箔は二次電池用負極、軟性印刷回路基板(Flexible Printed Circuit Board:FPCB)などの多様な製品の製造に利用されている。このような銅箔は、正極と負極の間に電解液を供給した後に電流を流す電気メッキ方式を通じて製造される。このように電気メッキ方式を通じて銅箔を製造する際に、電解銅箔製造装置が利用される
【0003】
電解銅箔製造装置によって製造された銅箔は、コア(Core)に巻き取られた状態で顧客に運送される。例えば、コアに巻き取られた銅箔は自動車、船舶、鉄道車両、飛行機などのような運送手段に積載されて運送され得る。
【0004】
このような運送過程で銅箔用収納装置はコアに巻き取られた銅箔を収納する役割を担当する。従来技術に係る銅箔用収納装置は銅箔の両側に突出したコアを支持することによって、コアに巻き取られた銅箔を収納した。
【0005】
これに伴い、運送手段が移動する過程で発生する振動、揺れなどが銅箔用収納装置を通じてコアに伝達されコアを通じて銅箔に伝達された。銅箔に伝達された振動、揺れなどは銅箔に響きなどを発生させるため、運送過程で銅箔に対する不良を引き起こす問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述したような問題を解決するために案出されたものであり、運送過程で発生する振動、揺れなどにより銅箔に発生する不良率を低くすることができる銅箔用収納装置を提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記のような課題を解決するために、本発明は次のような構成を含むことができる。
【0008】
本発明に係る銅箔用収納装置は、コアに巻き取られた銅箔を収納するための収納空間が設けられた収納本体;前記コアの一側を支持するように前記収納本体に結合された第1支持部;前記コアの他側を支持するように前記収納本体に結合された第2支持部;前記第1支持部と前記コアの一側の間に配置されるように前記第1支持部に結合された第1ダンパー部;および前記第2支持部と前記コアの他側の間に配置されるように前記第2支持部に結合された第2ダンパー部を含むことができる。前記第1ダンパー部は前記第1支持部に結合された第1ダンパー本体および前記第1ダンパー本体から突出した複数個の第1ダンパー突起を含むことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、次のような効果を図ることができる。
【0010】
本発明は第1ダンパー部を利用して収納本体と第1支持部を通じて伝達される振動、揺れなどを吸収できるように具現される。これに伴い、本発明は運送過程で発生する振動、揺れなどがコアに伝達される強度を減少できるため、振動、揺れなどにより銅箔に発生する不良率を低くすることができる。したがって、本発明は運送が完了した銅箔の品質を向上させ得るだけでなく、銅箔に対する運送作業の安定性と容易性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る銅箔用収納装置の概略的な分解斜視図である。
図2図1のI-I線を基準とする本発明に係る銅箔用収納装置の概略的な側断面図である。
図3】本発明に係る銅箔用収納装置において第1支持部と第1ダンパー部の概略的な斜視図である。
図4】本発明に係る銅箔用収納装置において第1支持部の実施形態に対する概略的な斜視図である。
図5】本発明に係る銅箔用収納装置において第1支持部の実施形態に対する概略的な斜視図である。
図6】本発明に係る銅箔用収納装置において図2のII-II線を基準とする第1支持部と収納本体の概略的な分解断面図である。
図7】本発明に係る銅箔用収納装置において第2支持部と第2ダンパー部の概略的な斜視図である。
図8】本発明に係る銅箔用収納装置において第2支持部の実施形態に対する概略的な斜視図である。
図9】本発明に係る銅箔用収納装置において第2支持部の実施形態に対する概略的な斜視図である。
図10】本発明に係る銅箔用収納装置において図2のIII-III線を基準とする第2支持部と収納本体の概略的な分解断面図である。
図11】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部の概略的な斜視図である。
図12】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部の変形された実施形態を図11のA矢印方向に見た様子を示した概略的な正面図である。
図13】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を図11のB矢印方向に見た様子を示した概念的な側面図である。
図14】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図15】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図16】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図17】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な平面図である。
図18】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な平面図である。
図19】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な平面図である。
図20】本発明に係る銅箔用収納装置において第1ダンパー部が第1支持部に結合された姿を示した概略的な平面図である。
図21】本発明に係る銅箔用収納装置において第1支持ダンパーが第1支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図22】本発明に係る銅箔用収納装置において第1支持ダンパーが第1支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図23】本発明に係る銅箔用収納装置において第2支持ダンパーが第2支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図24】本発明に係る銅箔用収納装置において第2支持ダンパーが第2支持部に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図25】本発明に係る銅箔用収納装置において第1側壁溝と第1側壁面を有する第1側壁部を示した概略的な斜視図である。
図26】本発明に係る銅箔用収納装置において第1側壁ダンパーが第1側壁部材に結合された姿を示した概略的な正面図である。
図27】本発明に係る銅箔用収納装置において第2側壁溝と第2側壁面を有する第2側壁部を示した概略的な斜視図である。
図28】本発明に係る銅箔用収納装置において第2側壁ダンパーが第2側壁部材に結合された姿を示した概略的な正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下では、本発明に係る銅箔用収納装置の実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。図17図20でハッチング表示された部分はコアを向くように配置された面を示したものである。図21および図22には構成間の区別のために第1支持ダンパーにハッチングが表示されている。図23および図24には構成間の区別のために第2支持ダンパーにハッチングが表示されている。
【0013】
図1および図2を参照すると、本発明に係る銅箔用収納装置1はコア(Core)100に巻き取られた銅箔200を収納するものである。前記銅箔200は二次電池用負極、軟性印刷回路基板(Flexible Printed Circuit Board、FPCB)などの製造に利用されるものである。
【0014】
本発明に係る銅箔用収納装置1は、収納本体2、第1支持部3、第2支持部4、第1ダンパー部5、および第2ダンパー部6を含むことができる。
【0015】
図1および図2を参照すると、前記収納本体2は前記コア100に巻き取られた銅箔200を収納するための収納空間21が設けられたものである。前記収納本体2は上側が開放された形態で形成され得る。前記開放された上側は前記収納空間21に連結され得る。これに伴い、前記コア100に巻き取られた銅箔200は前記収納本体2の開放された上側を通じて前記収納空間21に挿入されることによって、前記収納本体2に収納され得る。前記コア100に巻き取られた銅箔200が前記収納本体2に収納されると、前記収納本体2にはカバー部7が結合され得る。前記カバー部7は前記収納本体2の開放された上側を閉鎖することができる。
【0016】
前記収納本体2は全体的に上側が開放された直方体の形態で形成され得るが、これに限定されず、前記コア100に巻き取られた銅箔200を収納できる形態であれば他の形態で形成されてもよい。
【0017】
図1図4を参照すると、前記第1支持部3は前記コア100の一側を支持するように前記収納本体2に結合されたものである。前記第1支持部3は前記収納本体2に分離可能に結合され得る。前記第1支持部3が前記収納本体2に結合されると、前記第1支持部3は前記収納空間21に配置され得る。
【0018】
前記第1支持部3は前記コア100が挿入される第1支持溝31を含むことができる。前記第1支持溝31により前記第1支持部3は上側が開放された形態で形成され得る。これに伴い、前記コア100は前記第1支持部3の開放された上側を通じて前記第1支持溝31に挿入され得る。前記第1支持溝31は全体的に半円の形態で形成され得るが、これに限定されず、前記コア100が挿入され得る形態であれば他の形態で形成されてもよい。
【0019】
前記第1支持部3は第1支持面32を含むことができる。前記第1支持面32は前記第1支持溝31に挿入されたコア100を支持することができる。前記第1支持面32は前記第1支持溝31側に向かう前記第1支持部3の面であり得る。前記第1支持面32は曲面で形成され得る。
【0020】
図1図6を参照すると、前記第1支持部3は第1挿入部材3a、および第1減少溝3bを含むことができる。
【0021】
前記第1挿入部材3aは前記収納本体2に挿入されるためのものである。前記第1挿入部材3aおよび前記第1支持面32は前記第1支持部3で互いに反対側に配置され得る。前記第1支持面32が前記第1支持部3の上部に配置された場合、前記第1挿入部材3aは前記第1支持部3の下部に配置され得る。
【0022】
前記第1減少溝3bは前記第1挿入部材3aに形成されたものである。前記第1減少溝3bが形成されることによって、前記第1挿入部材3aの大きさが減少し得る。前記第1挿入部材3aには前記第1減少溝3bが複数個形成され得る。前記第1減少溝3b、3b’は互いに離隔した位置に配置され得る。図5および図6に図示された通り、前記第1減少溝3b、3b’の間に前記第1挿入部材3aが配置されるように形成され得る。
【0023】
前記第1支持部3が前記第1挿入部材3aと前記第1減少溝3bを含む場合、前記収納本体2は第1挿入溝(22、図6に図示される)を含むことができる。前記第1支持部3が前記収納本体2に結合される場合、前記第1挿入部材3aで前記第1減少溝3bを除いた残りの部分が前記第1挿入溝22に挿入され得る。これに伴い、前記第1支持部3は前記第1挿入部材3aと前記第1挿入溝22間の挿入構造を利用して前記収納本体2に堅固に結合され得る。したがって、前記第1支持部3は前記コア100の一側を支持した状態で堅固に維持され得る。前記第1挿入溝22は前記収納本体2の内部で底面に形成され得る。
【0024】
図1図2図7、および図8を参照すると、前記第2支持部4は前記コア100の他側を支持するように前記収納本体2に結合されたものである。前記第2支持部4は前記収納本体2に分離可能に結合され得る。前記第2支持部4が前記収納本体2に結合されると、前記第2支持部4は前記収納空間21に配置され得る。
【0025】
前記第2支持部4は前記コア100が挿入される第2支持溝41を含むことができる。前記第2支持溝41により前記第2支持部4は上側が開放された形態で形成され得る。これに伴い、前記コア100は前記第2支持部4の開放された上側を通じて前記第2支持溝41に挿入され得る。前記第2支持溝41は全体的に半円の形態で形成され得るが、これに限定されず、前記コア100が挿入され得る形態であれば他の形態で形成されてもよい。
【0026】
前記第2支持部4は第2支持面42を含むことができる。前記第2支持面42は前記第2支持溝41に挿入されたコア100を支持することができる。前記第2支持面42は前記第2支持溝41側に向かう前記第2支持部4の面であり得る。前記第2支持面42は曲面で形成され得る。
【0027】
図1図2図7図10を参照すると、前記第2支持部4は第2挿入部材4a、および第2減少溝4bを含むことができる。
【0028】
前記第2挿入部材4aは前記収納本体2に挿入されるためのものである。前記第2挿入部材4aおよび前記第2支持面42は前記第2支持部4で互いに反対側に配置され得る。前記第2支持面42が前記第2支持部4の上部に配置された場合、前記第2挿入部材4aは前記第2支持部4の下部に配置され得る。
【0029】
前記第2減少溝4bは前記第2挿入部材4aに形成されたものである。前記第2減少溝4bが形成されることによって、前記第2挿入部材4aの大きさが減少し得る。前記第2挿入部材4aには前記第2減少溝4bが複数個形成され得る。前記第2減少溝4b、4b’は互いに離隔した位置に配置され得る。図9および図10に図示された通り、前記第2減少溝4b、4b’の間に前記第2挿入部材4aが配置されるように形成され得る。
【0030】
前記第2支持部4が前記第2挿入部材4aと前記第2減少溝4bを含む場合、前記収納本体2は第2挿入溝(23、図10に図示される)を含むことができる。前記第2支持部4が前記収納本体2に結合される場合、前記第2挿入部材4aで前記第2減少溝4bを除いた残りの部分が前記第2挿入溝23に挿入され得る。これに伴い、前記第2支持部4は前記第2挿入部材4aと前記第2挿入溝23間の挿入構造を利用して前記収納本体2に堅固に結合され得る。したがって、前記第2支持部4は前記コア100の他側を支持した状態で堅固に維持され得る。前記第2挿入溝23は前記収納本体2の内部で底面に形成され得る。
【0031】
図1図13を参照すると、前記第1ダンパー部5は前記第1支持部3と前記コア100の一側の間に配置されたものである。前記第1ダンパー部5は前記第1支持部3に結合され得る。前記第1ダンパー部5は付着力を利用して前記第1支持部3に結合され得る。前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32に結合され得る。前記第1ダンパー部5は図12に図示された通り直線形態で形成され、前記第1支持面32に結合されることにより前記第1支持面32の曲率に沿って曲がって曲線の形態に変形され得る。前記第1ダンパー部5は弾性変形(Elastic Deformation)が可能な材質で形成され得る。例えば、前記第1ダンパー部5はゴム、ウレタン(Urethane)等で形成され得る。
【0032】
前記コア100に巻き取られた銅箔200が前記収納空間21に収納されると、前記第1ダンパー部5は前記コア100の一側と前記第1支持面32の間で前記コア100の一側に接触し得る。これに伴い、自動車、船舶、鉄道車両、飛行機などのような運送手段によって運送される過程で振動、揺れなどが発生すると、前記第1ダンパー部5は前記収納本体2と前記第1支持部3を通じて伝達される振動、揺れなどを吸収することができる。したがって、前記第1ダンパー部5は振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度を減少させることができる。これに伴い、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送過程で発生する振動、揺れなどにより前記銅箔200に発生する不良率を低くすることができる。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送が完了した銅箔200の品質を向上させ得るだけでなく、前記銅箔200に対する運送作業の安定性と容易性を向上させることができる。
【0033】
前記第1ダンパー部5は第1ダンパー本体51、および複数個の第1ダンパー突起52を含むことができる。
【0034】
前記第1ダンパー本体51は前記第1支持部3に結合されるものである。前記第1ダンパー本体51は前記第1支持面32に結合され得る。前記第1ダンパー本体51は付着力を利用して前記第1支持面32に結合され得る。前記第1ダンパー本体51は別途の第1固定部材(図示されず)を通じて前記第1支持面32に結合され得る。前記第1固定部材は前記第1ダンパー突起52の間で前記第1ダンパー本体51と前記第1支持部3に挿入されることによって、前記第1ダンパー部5を前記第1支持部3に固定することができる。例えば、前記第1固定部材はステープラー針などのように前記第1ダンパー本体51と前記第1支持部3に挿入されて固定され得るもので具現され得る。
【0035】
前記第1ダンパー突起52は前記第1ダンパー本体51から突出したものである。前記第1ダンパー突起52は前記第1ダンパー本体51の上面から上側に突出し得る。前記第1ダンパー突起52は互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、前記第1ダンパー突起52は前記コア100の一側で互いに異なる部分に接触することができる。前記第1ダンパー突起52を通じて、前記第1ダンパー部5が前記コア100の一側に接触する接触面積を減少させることができる。また、前記第1ダンパー突起52それぞれに対する弾性変形がさらに円滑になされ得る。したがって、前記第1ダンパー部5は振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度をさらに減少させ得るように具現される。前記第1ダンパー突起52は全体的に直方体の形態で形成され得るが、これに限定されず、振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度を減少させることができる形態であれば他の形態で形成され得る。例えば、前記第1ダンパー突起52は前記第1ダンパー本体51の上側に突出するほど大きさが減少する形態で形成され得る。この場合、前記第1ダンパー突起52で前記コア100の一側に接触する部分は曲面をなすように形成され得る。
【0036】
前記第1ダンパー突起52は第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1ダンパー突起52はそれぞれ前記第1軸方向(X軸方向)への長さに比べて第2軸方向(Y軸方向)への長さがさらに長く形成され得る。前記第2軸方向(Y軸方向)および前記第1軸方向(X軸方向)は一つの平面上で互いに垂直な軸方向である。前記第1ダンパー部5が前記第1支持部3に結合された時、前記銅箔200は前記第2軸方向(Y軸方向)に対して平行するように前記収納本体2に収納され得る。
【0037】
前記第1ダンパー突起52はそれぞれ前記第1軸方向(X軸方向)を基準として同一の長さで形成され得る。図12に図示された通り、前記第1ダンパー突起52は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として中間地点CPから外側に配置されたものであるほどさらに短い長さで形成されてもよい。前記中間地点CPは前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー本体51の両端から同一の距離で離隔した地点を意味する。また、前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記中間地点CPから外側に向かうほど前記第1ダンパー突起52の間の間隔が増加するように具現され得る。
【0038】
前記第1ダンパー部5は複数個の第1ダンパー溝53を含むことができる。前記第1ダンパー部5は前記第1ダンパー溝53が形成された部分を除いた残りの部分が前記第1支持部3に結合され得る。前記第1ダンパー溝53は前記第1ダンパー本体51の底面に形成され得る。前記第1ダンパー溝53はそれぞれ前記第1軸方向(X軸方向)に対して平行な直方体の形態で形成され得る。前記第1ダンパー溝53は前記第2軸方向(Y軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1ダンパー溝53を通じて、前記第1ダンパー部5が前記第1支持部3に接触する接触面積を減少させることができる。また、前記第1ダンパー溝53によって前記第1ダンパー本体51に対する弾性変形がさらに円滑になされ得る。したがって、前記第1ダンパー部5は振動、揺れなどが前記第1ダンパー本体51で前記第1ダンパー突起52に伝達される強度を減少させることによって、振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度をさらに減少させ得るように具現される。前記第1ダンパー溝53はそれぞれ全体的に直方体の形態で形成され得るが、これに限定されず、振動、揺れなどが伝達される強度を減少させることができる形態であれば他の形態で形成され得る。例えば、前記第1ダンパー溝53は前記第1ダンパー本体51の上側に陥没するほど大きさが減少する形態で形成され得る。この場合、前記第1ダンパー溝53が形成された前記第1ダンパー本体51の内壁は曲面をなすように形成され得る。
【0039】
図14に図示された通り、前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32の全面を覆うように前記第1支持部3に結合され得る。この場合、前記第1ダンパー突起52は前記第1支持面32の曲率に沿って互いに離隔するように配置され得る。
【0040】
図15に図示された通り、前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32の一部を覆うように前記第1支持部3に結合され得る。前記コア100に巻き取られた銅箔200が前記収納本体2に収納されると、前記第1ダンパー部5は前記コア100の一側に対して下側に配置されるように前記第1支持部3に結合され得る。
【0041】
ここで、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1ダンパー部5を複数個含んでもよい。前記第1ダンパー部5、5’、5”は互いに離隔した位置で前記第1支持面32に結合され得る。図15には前記第1支持面32に3個の第1ダンパー部5、5’、5”が結合されたものとして図示されているが、これに限定されず、前記第1支持面32には2個または4個以上の第1ダンパー部5が結合され得る。
【0042】
本発明に係る銅箔用収納装置1が前記第1ダンパー部5、5’、5”を含む場合、前記コア100の一側に対して下側に第1ダンパー部5が配置され、前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側に前記第1ダンパー部5’、5”が配置され得る。前記第1ダンパー部5’、5”は前記コア100の一側から両側に離隔して配置され得る。前記第1ダンパー部5’、5”は前記コア100の一側に接触してもよい。
【0043】
図15に図示された通り、前記第1ダンパー部5、5’、5”はすべて前記第1ダンパー突起52を含むように具現され得る。
【0044】
図16に図示された通り、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1ダンパー部5と第1補助ダンパー20の組み合わせで具現されてもよい。前記第1ダンパー部5が前記第1ダンパー突起52を利用して前記コア100の一側に部分的に接触可能であるように具現されるのとは異なり、前記第1補助ダンパー20は前記コア100の一側に全面が接触可能であるように形成され得る。すなわち、前記第1補助ダンパー20は前記第1ダンパー突起52なしに具現され得る。この場合、前記第1補助ダンパー20で前記コア100の一側に接触可能な面は曲面をなすように形成され得る。前記第1補助ダンパー20が前記第1ダンパー部5に比べて製造費用がさらに安いので、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1補助ダンパー20と前記第1ダンパー部5の組み合わせを通じて製造費用を低くすることができる。前記第1補助ダンパー20と前記第1ダンパー部5は互いに異なる材質で形成されてもよい。本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1補助ダンパー20を複数個含んでもよい。この場合、前記第1ダンパー部5は前記コア100の一側に対して下側に配置され、前記第1補助ダンパー20、20’は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側に配置され得る。前記第1補助ダンパー20、20’は前記コア100の一側から両側に離隔して配置され得る。前記第1補助ダンパー20、20’は前記コア100の一側に接触してもよい。
【0045】
図17に図示された通り、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32と同一の長さで形成され得る。前記第1ダンパー部5は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1支持部3の両端から同一の距離で離隔した中間位置に配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側には前記第1補助ダンパー20、20’が配置され得る。前記第1補助ダンパー20、20’は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1支持面32と同一の長さで形成され得る。図示されてはいないが、前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側に追加的に前記第1ダンパー部5’、5”(図15に図示される)が配置されてもよい。
【0046】
図18に図示された通り、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32に比べてさらに短い長さで形成され得る。前記第1ダンパー部5は前記第1軸方向(Y軸方向)を基準として前記中間位置に配置され得る。前記第1ダンパー部5は前記第2軸方向(X軸方向)を基準として前記第1支持部3の両端から同一の距離で離隔した位置に配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側には前記第1補助ダンパー20、20’が配置され得る。前記第1補助ダンパー20、20’は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1支持面32と同一の長さで形成され得る。図示されてはいないが、前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側に追加的に前記第1ダンパー部5’、5”(図15に図示される)が配置されてもよい。
【0047】
図19に図示された通り、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32に比べてさらに短い長さで形成され得る。前記第1ダンパー部5は前記第1軸方向(Y軸方向)を基準として前記中間位置に配置され得る。前記中間位置には複数個の第1ダンパー部5が配置されてもよい。前記第1ダンパー部5は前記中間位置で前記第2軸方向(Y軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側には追加的に前記第1ダンパー部5’、5”が配置され得る。前記第1ダンパー部5’、5”は前記第1ダンパー突起52’、52”が前記第2軸方向(Y軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。図示されてはいないが、前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側には前記第1補助ダンパー20、20’(図18に図示される)が配置されてもよい。
【0048】
図20に図示された通り、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5は前記第1支持面32に比べてさらに短い長さで形成され得る。前記第1ダンパー部5は前記第1軸方向(Y軸方向)を基準として前記中間位置に配置され得る。前記中間位置には複数個の第1ダンパー部5が配置されてもよい。前記第1ダンパー部5は前記中間位置で前記第2軸方向(Y軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5は前記第1支持部3の一端から互いに異なる距離で離隔するように配置され得る。すなわち、前記第1ダンパー部5は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として位置がずれるように配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側には前記第1補助ダンパー20、20’が配置され得る。図示されてはいないが、前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1ダンパー部5の両側には追加的に前記第1ダンパー部5’、5”(図19に図示される)が配置されてもよい。
【0049】
図1図20を参照すると、前記第2ダンパー部6は前記第2支持部4に結合されたものである。前記第2ダンパー部6は前記第2支持部4に結合されて前記コア100の他側を支持すること以外には前記第1ダンパー部5と略一致するように具現され得るため、これに対する具体的な説明は省略する。
【0050】
図1および図2を参照すると、本発明に係る銅箔用収納装置1は第1側壁部8、および第2側壁部9を含むことができる。
【0051】
前記第1側壁部8は前記収納本体2の一側に分離可能に結合され得る。前記第1側壁部8は前記収納本体2の一側に結合されると、前記収納本体2の一側を閉鎖させることができる。前記第1側壁部8は前記収納空間21に収納されたコア100の一側から離隔した位置に配置され得る。
【0052】
前記第1側壁部8は第1側壁部材81を含むことができる。前記第1側壁部材81は前記第1側壁部8から突出したものである。前記第1側壁部8が前記収納本体2の一側に結合されると、前記第1側壁部材81は前記コア100の一側に対して上側に配置され得る。この場合、前記コア100の一側は前記第1側壁部材81と前記第1ダンパー部5の間に配置され得る。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記コア100の一側に対する支持力を強化することができる。
【0053】
前記第2側壁部9は前記収納本体2の他側に分離可能に結合され得る。前記第2側壁部9は前記収納本体2の他側に結合されると、前記収納本体2の他側を閉鎖させることができる。前記第2側壁部9は前記収納空間21に収納されたコア100の他側から離隔した位置に配置され得る。
【0054】
前記第2側壁部9は第2側壁部材91を含むことができる。前記第2側壁部材91は前記第2側壁部9から突出したものである。前記第2側壁部9が前記収納本体2の他側に結合されると、前記第2側壁部材91は前記コア100の他側に対して上側に配置され得る。この場合、前記コア100の他側は前記第2側壁部材91と前記第2ダンパー部6の間に配置され得る。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記コア100の他側に対する支持力を強化することができる。
【0055】
図2図21および図22を参照すると、本発明に係る銅箔用収納装置1は第1支持ダンパー30を含むことができる。
【0056】
前記第1支持ダンパー30は前記第1支持部3に結合され得る。前記第1支持部3が前記収納本体2に結合されると、前記第1支持ダンパー30は前記第1支持部3と前記収納本体2の間に配置され得る。前記第1支持ダンパー30は弾性変形(Elastic Deformation)が可能な材質で形成され得る。例えば、前記第1支持ダンパー30はゴム、ウレタン(Urethane)等で形成され得る。
【0057】
前記第1支持ダンパー30は前記第1支持部3が有する第1外側面33に結合され得る。前記第1支持部3が前記収納本体2に結合された場合、前記第1外側面33は前記収納本体2を向く面である。これに伴い、前記第1支持部3が前記収納本体2に結合されると、前記第1支持ダンパー30は前記第1外側面33と前記収納本体2の間に配置され得る。これに伴い、前記第1支持ダンパー30は前記収納本体2を通じて伝達される振動、揺れなどを吸収することができる。したがって、前記第1支持ダンパー30は振動、揺れなどが前記第1支持部3に伝達される強度を減少させることによって、振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度を減少させることができる。これに伴い、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送過程で発生する振動、揺れなどにより前記銅箔200に発生する不良率を低くすることができる。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送が完了した銅箔200の品質を向上させ得るだけでなく、前記銅箔200に対する運送作業の安定性と容易性を向上させることができる。
【0058】
前記第1支持ダンパー30は第1支持本体30a、および複数個の第1支持突起30bを含むことができる。
【0059】
前記第1支持本体30aは前記収納本体2を向くように配置されたものである。前記第1支持部3が前記収納本体2に結合されると、前記第1支持本体30aは前記収納本体2に接触し得る。
【0060】
前記第1支持突起30bは前記第1支持本体30aから突出したものである。前記第1支持突起30bは前記第1支持本体30aから前記第1支持部3側に突出することができる。前記第1支持突起30bは互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、前記第1支持突起30bは前記第1支持部3の互いに異なる部分に接触し得る。前記第1支持突起30bを通じて、前記第1支持ダンパー30が前記第1支持部3に接触する接触面積を減少させることができる。また、前記第1支持突起30bそれぞれに対する弾性変形がさらに円滑になされ得る。したがって、前記第1支持ダンパー30は振動、揺れなどが前記第1支持部3に伝達される強度をさらに減少させ得るように具現される。
【0061】
図21に図示された通り、前記第1支持ダンパー30は前記第1外側面33の全面を覆うように前記第1支持部3に結合され得る。
【0062】
図22に図示された通り、前記第1支持ダンパー30は前記第1外側面33の一部を覆うように前記第1支持部3に結合され得る。この場合、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1支持ダンパー30を複数個含んでもよい。前記第1支持ダンパー30、30’、30”は前記第1外側面33で互いに離隔した位置に配置され得る。
【0063】
図示されてはいないが、前記第1支持ダンパー30は前記第1支持突起30bなしに前記第1支持本体30aのみを含むように具現されてもよい。図示されてはいないが、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1ダンパー部5と前記第1支持ダンパー30の両方を含むように具現されてもよい。
【0064】
図2図23および図24を参照すると、本発明に係る銅箔用収納装置1は第2支持ダンパー40を含むことができる。
【0065】
前記第2支持ダンパー40は前記第2支持部4に結合され得る。前記第2支持部4が前記収納本体2に結合されると、前記第2支持ダンパー40は前記第2支持部4と前記収納本体2の間に配置され得る。前記第2支持ダンパー40は弾性変形(Elastic Deformation)が可能な材質で形成され得る。例えば、前記第2支持ダンパー40はゴム、ウレタン(Urethane)等で形成され得る。
【0066】
前記第2支持ダンパー40は前記第2支持部4が有する第2外側面43に結合され得る。前記第2支持部4が前記収納本体2に結合された場合、前記第2外側面43は前記収納本体2を向く面である。これに伴い、前記第2支持部4が前記収納本体2に結合されると、前記第2支持ダンパー40は前記第2外側面43と前記収納本体2の間に配置され得る。これに伴い、前記第2支持ダンパー40は前記収納本体2を通じて伝達される振動、揺れなどを吸収することができる。したがって、前記第2支持ダンパー40は振動、揺れなどが前記第2支持部4に伝達される強度を減少させることによって、振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度を減少させることができる。これに伴い、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送過程で発生する振動、揺れなどにより前記銅箔200に発生する不良率を低くすることができる。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送が完了した銅箔200の品質を向上させ得るだけでなく、前記銅箔200に対する運送作業の安定性と容易性を向上させることができる。
【0067】
前記第2支持ダンパー40は第2支持本体40a、および複数個の第2支持突起40bを含むことができる。
【0068】
前記第2支持本体40aは前記収納本体2を向くように配置されたものである。前記第2支持部4が前記収納本体2に結合されると、前記第2支持本体40aは前記収納本体2に接触し得る。
【0069】
前記第2支持突起40bは前記第2支持本体40aから突出したものである。前記第2支持突起40bは前記第2支持本体40aから前記第2支持部4側に突出することができる。前記第2支持突起40bは互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、前記第2支持突起40bは前記第2支持部4の互いに異なる部分に接触し得る。前記第2支持突起40bを通じて、前記第2支持ダンパー40が前記第2支持部4に接触する接触面積を減少させることができる。また、前記第2支持突起40bそれぞれに対する弾性変形がさらに円滑になされ得る。したがって、前記第2支持ダンパー40は振動、揺れなどが前記第2支持部4に伝達される強度をさらに減少させ得るように具現される。
【0070】
図23に図示された通り、前記第2支持ダンパー40は前記第2外側面43の全面を覆うように前記第2支持部4に結合され得る。
【0071】
図24に図示された通り、前記第2支持ダンパー40は前記第2外側面43の一部を覆うように前記第2支持部4に結合され得る。この場合、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第2支持ダンパー40を複数個含んでもよい。前記第1支持ダンパー40、40’、40”は前記第2外側面43で互いに離隔した位置に配置され得る。
【0072】
図示されてはいないが、前記第2支持ダンパー40は前記第2支持突起40bなしに前記第2支持本体40aのみを含むように具現されてもよい。図示されてはいないが、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第2ダンパー部6と前記第2支持ダンパー40の両方を含むように具現されてもよい。
【0073】
図25および図26を参照すると、前記第1側壁部8は前記コア100が挿入される第1側壁溝82を含むことができる。前記第1側壁溝82は前記第1側壁部材81に形成され得る。前記第1側壁溝82により前記第1側壁部材81は下側が開放された形態で形成され得る。これに伴い、前記コア100の一側は前記第1側壁部材81の開放された下側を通じて前記第1側壁溝82に挿入され得る。前記第1側壁溝82は全体的に半円の形態で形成され得るが、これに限定されず、前記コア100が挿入され得る形態であれば他の形態で形成されてもよい。
【0074】
前記第1側壁部8は第1側壁面83を含むことができる。前記第1側壁面83は前記第1側壁部材81に形成され得る。前記第1側壁面83は前記第1側壁溝82に挿入されたコア100を支持することができる。前記第1側壁面83は前記第1側壁溝82側に向かう前記第1側壁部材81の面であり得る。前記第1側壁面83は曲面で形成され得る。
【0075】
ここで、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1側壁部8に結合された第1側壁ダンパー80を含むことができる。
【0076】
前記第1側壁ダンパー80は前記第1側壁部材81に結合され得る。前記第1側壁部8が前記収納本体2に結合されると、前記第1側壁ダンパー80は前記第1側壁部材81と前記コア100の一側の間に配置され得る。前記第1側壁ダンパー80は弾性変形(Elastic Deformation)が可能な材質で形成され得る。例えば、前記第1側壁ダンパー80はゴム、ウレタン(Urethane)等で形成され得る。前記コア100に巻き取られた銅箔200が前記収納本体2に収納された後に前記第1側壁部8が前記収納本体2に結合されると、前記第1側壁ダンパー80は前記コア100の一側に対して上側に配置されるように前記第1側壁部材81に結合され得る。
【0077】
前記第1側壁ダンパー80は前記第1側壁部8が有する第1側壁面83に結合され得る。これに伴い、前記第1側壁部8が前記収納本体2に結合されると、前記第1側壁ダンパー80は前記コア100の一側に接触し得る。これに伴い、前記第1側壁ダンパー80は前記収納本体2を通じて伝達される振動、揺れなどを吸収することができる。したがって、前記第1側壁ダンパー80は振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度を減少させることができる。これに伴い、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送過程で発生する振動、揺れなどにより前記銅箔200に発生する不良率を低くすることができる。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送が完了した銅箔200の品質を向上させ得るだけでなく、前記銅箔200に対する運送作業の安定性と容易性を向上させることができる。
【0078】
前記第1側壁ダンパー80は第1側壁本体80a、および複数個の第1側壁突起80bを含むことができる。
【0079】
前記第1側壁本体80aは前記第1側壁部8に結合されるものである。前記第1側壁本体80aは前記第1側壁面83に結合され得る。前記第1側壁本体80aは付着力を利用して前記第1側壁面83に結合され得る。前記第1側壁本体80aは別途の第1結合部材(図示されず)を通じて前記第1側壁面83に結合され得る。前記第1結合部材は前記第1側壁突起80bの間で前記第1側壁本体80aと前記第1側壁部材81に挿入されることによって、前記第1側壁ダンパー80を前記第1側壁部材81に固定することができる。例えば、前記第1結合部材はステープラー針などのように前記第1側壁本体80aと前記第1側壁部材81に挿入されて固定され得るもので具現され得る。
【0080】
前記第1側壁突起80bは前記第1側壁本体80aから突出したものである。前記第1側壁突起80bは互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、前記第1側壁突起80bは前記コア100の一側で互いに異なる部分に接触し得る。前記第1側壁突起80bを通じて、前記第1側壁ダンパー80が前記コア100の一側に接触する接触面積を減少させることができる。また、前記第1側壁突起80bそれぞれに対する弾性変形がさらに円滑になされ得る。したがって、前記第1側壁ダンパー80は振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度をさらに減少させ得るように具現される。前記第1側壁突起80bは全体的に直方体の形態で形成され得るが、これに限定されず、振動、揺れなどが前記コア100の一側に伝達される強度を減少させることができる形態であれば他の形態で形成され得る。例えば、前記第1側壁突起80bは前記第1側壁本体80aから突出するほど大きさが減少する形態で形成され得る。この場合、前記第1側壁突起80bで前記コア100の一側に接触する部分は曲面をなすように形成され得る。
【0081】
図26に図示された通り、前記第1側壁ダンパー80は前記第1側壁面83の全面を覆うように前記第1側壁部材81に結合され得る。この場合、前記第1側壁突起80bは前記第1側壁面83の曲率に沿って互いに離隔するように配置され得る。
【0082】
図示されてはいないが、前記第1側壁ダンパー80は前記第1側壁面83の一部を覆うように前記第1側壁部材81に結合され得る。この場合、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第1側壁ダンパー80を複数個含んでもよい。前記第1側壁ダンパー80は前記第1側壁面83について互いに離隔するように配置され得る。図15図20に図示された前記第1ダンパー部5の変形実施形態は前記第1側壁ダンパー80に対しても同一に適用され得る。
【0083】
図27および図28を参照すると、前記第2側壁部9は前記コア100が挿入される第2側壁溝92を含むことができる。前記第2側壁溝92は前記第2側壁部材91に形成され得る。前記第2側壁溝92により前記第2側壁部材91は下側が開放された形態で形成され得る。これに伴い、前記コア100の他側は前記第2側壁部材91の開放された下側を通じて前記第2側壁溝92に挿入され得る。前記第2側壁溝92は全体的に半円の形態で形成され得るが、これに限定されず、前記コア100が挿入され得る形態であれば他の形態で形成されてもよい。
【0084】
前記第2側壁部9は第2側壁面93を含むことができる。前記第2側壁面93は前記第2側壁部材91に形成され得る。前記第2側壁面93は前記第2側壁溝92に挿入されたコア100を支持することができる。前記第2側壁面93は前記第2側壁溝92側に向かう前記第2側壁部材91の面であり得る。前記第2側壁面93は曲面で形成され得る。
【0085】
ここで、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第2側壁部9に結合された第2側壁ダンパー90を含むことができる。
【0086】
前記第2側壁ダンパー90は前記第2側壁部材91に結合され得る。前記第2側壁部9が前記収納本体2に結合されると、前記第2側壁ダンパー90は前記第2側壁部材91と前記コア100の他側の間に配置され得る。前記第2側壁ダンパー90は弾性変形(Elastic Deformation)が可能な材質で形成され得る。例えば、前記第2側壁ダンパー90はゴム、ウレタン(Urethane)等で形成され得る。前記コア100に巻き取られた銅箔200が前記収納本体2に収納された後に前記第2側壁部9が前記収納本体2に結合されると、前記第2側壁ダンパー90は前記コア100の他側に対して上側に配置されるように前記第2側壁部材91に結合され得る。
【0087】
前記第2側壁ダンパー90は前記第2側壁部9が有する第2側壁面93に結合され得る。これに伴い、前記第2側壁部9が前記収納本体2に結合されると、前記第2側壁ダンパー90は前記コア100の他側に接触し得る。これに伴い、前記第2側壁ダンパー90は前記収納本体2を通じて伝達される振動、揺れなどを吸収することができる。したがって、前記第2側壁ダンパー90は振動、揺れなどが前記コア100の他側に伝達される強度を減少させることができる。これに伴い、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送過程で発生する振動、揺れなどにより前記銅箔200に発生する不良率を低くすることができる。したがって、本発明に係る銅箔用収納装置1は運送が完了した銅箔200の品質を向上させ得るだけでなく、前記銅箔200に対する運送作業の安定性と容易性を向上させることができる。
【0088】
前記第2側壁ダンパー90は第2側壁本体90a、および複数個の第2側壁突起90bを含むことができる。
【0089】
前記第2側壁本体90aは前記第2側壁部9に結合されるものである。前記第2側壁本体90aは前記第2側壁面93に結合され得る。前記第2側壁本体90aは付着力を利用して前記第2側壁面93に結合され得る。前記第2側壁本体90aは別途の第2結合部材(図示されず)を通じて前記第2側壁面93に結合され得る。前記第2結合部材は前記第2側壁突起90bの間で前記第2側壁本体90aと前記第2側壁部材91に挿入されることによって、前記第2側壁ダンパー90を前記第2側壁部材91に固定することができる。例えば、前記第2結合部材はステープラー針などのように前記第2側壁本体90aと前記第2側壁部材91に挿入されて固定できることで具現され得る。
【0090】
前記第2側壁突起90bは前記第2側壁本体90aから突出したものである。前記第2側壁突起90bは互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、前記第2側壁突起90bは前記コア100の他側で互いに異なる部分に接触し得る。前記第2側壁突起90bを通じて、前記第2側壁ダンパー90が前記コア100の他側に接触する接触面積を減少させることができる。また、前記第2側壁突起90bそれぞれに対する弾性変形がさらに円滑になされ得る。したがって、前記第2側壁ダンパー90は振動、揺れなどが前記コア100の他側に伝達される強度をさらに減少させ得るように具現される。前記第2側壁突起90bは全体的に直方体の形態で形成され得るが、これに限定されず、振動、揺れなどが前記コア100の他側に伝達される強度を減少させることができる形態であれば他の形態で形成され得る。例えば、前記第2側壁突起90bは前記第2側壁本体90aから突出するほど大きさが減少する形態で形成され得る。この場合、前記第2側壁突起90bで前記コア100の他側に接触する部分は曲面をなすように形成され得る。
【0091】
図28に図示された通り、前記第2側壁ダンパー90は前記第2側壁面93の全面を覆うように前記第2側壁部材91に結合され得る。この場合、前記第2側壁突起90bは前記第2側壁面93の曲率に沿って互いに離隔するように配置され得る。
【0092】
図示されてはいないが、前記第2側壁ダンパー90は前記第2側壁面93の一部を覆うように前記第2側壁部材91に結合され得る。この場合、本発明に係る銅箔用収納装置1は前記第2側壁ダンパー90を複数個含んでもよい。前記第2側壁ダンパー90は前記第2側壁面93について互いに離隔するように配置され得る。図15図20に図示された前記第1ダンパー部5の変形実施形態は前記第2側壁ダンパー90に対しても同一に適用され得る。
【0093】
以上で説明した本発明は前述した実施形態および添付された図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な置換、変形および変更が可能であることは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者において明白であろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28