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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-28
(45)【発行日】2023-03-08
(54)【発明の名称】用時混合装置
(51)【国際特許分類】
   B65D 51/22 20060101AFI20230301BHJP
   B65D 81/32 20060101ALI20230301BHJP
   B65D 35/44 20060101ALI20230301BHJP
   B65D 39/00 20060101ALI20230301BHJP
   B65D 39/04 20060101ALI20230301BHJP
   B65D 41/32 20060101ALI20230301BHJP
   A61J 1/05 20060101ALI20230301BHJP
【FI】
B65D51/22 110
B65D81/32 Q
B65D35/44 100
B65D39/00
B65D39/04
B65D41/32
A61J1/05 351
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019099067
(22)【出願日】2019-05-28
(65)【公開番号】P2020192992
(43)【公開日】2020-12-03
【審査請求日】2022-03-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000206185
【氏名又は名称】大成化工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100104444
【弁理士】
【氏名又は名称】上羽 秀敏
(74)【代理人】
【識別番号】100107593
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100194777
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 憲治
(72)【発明者】
【氏名】山田 浩史
(72)【発明者】
【氏名】小川 幸弘
【審査官】田中 一正
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2009/0204066(US,A1)
【文献】特開平10-179739(JP,A)
【文献】特表2005-512906(JP,A)
【文献】特開昭59-120266(JP,A)
【文献】特表2010-537791(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 51/22
B65D 81/32
B65D 35/44
B65D 39/00
B65D 39/04
B65D 41/32
A61J 1/05
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
吐出口を有する容器と、前記吐出口を塞ぐように前記容器に取り付けられるキャップと、該キャップが取り付けられた状態で前記容器を保持するホルダーとを備え、
前記容器は、第1収容部と、第2収容部と、第1収容部と第2収容部とを連通させる連通部と、該連通部を閉鎖する閉鎖部と、第1状態から第2状態へ操作可能な操作部とを備え、
前記操作部が第1状態にあるとき前記閉鎖部によって前記連通部が閉鎖されて第1収容部と第2収容部とが隔離され、前記操作部が第2状態へ操作されると前記閉鎖部が開放されて前記連通部を介して第1収容部と第2収容部とが連通する、用時混合装置において、
前記ホルダーは、前記操作部を操作可能に露出させる第1開口部と、第1収容部と第2収容部とを連通させるために前記操作部が第2状態へ操作された状態の前記容器を前記ホルダーから抜き取るための第2開口部と、前記操作部が第1状態にあるときに第2開口部から抜き取り不能に前記キャップ及び前記操作部に係止する係止部とを備える、用時混合装置。
【請求項2】
請求項1に記載の用時混合装置において、
前記ホルダーは、前記容器が前記ホルダーに保持された状態で前記容器からの前記キャップの取り外しを抑止するよう前記キャップを押さえるキャップ押さえ部を備える、用時混合装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の用時混合装置において、
前記第2収容部は、第1収容部の底側に配設され、前記連通部は、第1収容部と第2収容部との間に配設され、
前記操作部は、第2収容部の底側に配設され、前記第2状態は第1状態から上方へ押し込み操作された状態である、用時混合装置。
【請求項4】
請求項3に記載の用時混合装置において、
前記第1開口部は、第1状態にあるときも第2状態にあるときも前記操作部の底部の少なくとも一部及び周側部の少なくとも一部を露出させる開口形状を有する、用時混合装置。
【請求項5】
請求項4に記載の用時混合装置において、
前記第2開口部は、第1開口部のうち前記操作部の周側部の一部を露出させる開口部分に対向するよう開口形成されている、用時混合装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の用時混合装置において、
前記操作部の操作を阻止するように第1開口部を塞ぐカバーが除去可能に前記ホルダーに取り付けられている、用時混合容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に収容した二種類の収容物を使用時に混合する用時混合装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、二種類の液剤を分離して収容し、使用時に二種類の液剤を混合するための用時混合装置として、以下のものが開示されている。
【0003】
例えば、特開平11-319029号公報(特許文献1)は、仕切膜を介して上下に第1の収容室と第2の収容室とを形成する容器本体と、上向きの突部を有し、第2の収容室の底側を閉鎖する底部材とを備えた薬液容器を開示している。この薬液容器は、底部材を第1の収容室側へ移動させ、突部を介して仕切膜を突き破ることにより、第1の収容室と第2の収容室とを連通させ、それぞれの収容室に収容された二種類の薬液を混合することができる。また、従来の薬液容器は、薬液容器の容器本体に、底部材の移動をロックするスペーサを取外し可能に装着することも開示している。これにより、意図せず二種類の薬液が混合してしまうことを防止することができる。
【0004】
しかしながら、スペーサを取外し可能に装着した薬液容器は、薬液を使用する際、底部材を移動させて二種類の薬液を混合する前に、底部材の移動をロックするスペーサを予め取り外す必要があるが、薬液容器の使用者によっては、二種類の薬液を混合することを忘れ、或いは、気づかずに、二種類の薬液を混合する前に第1の収容室に収容された薬液だけをノズル孔から吐出させて使用してしまうという問題があった。また、使用者によっては、未使用時にもかかわらず、ノズル孔に取り付けられたキャップを開けてしまうという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開平11-319029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、混合前に二種類の収容物のうち一方の収容物のみを吐出できないようにする用時混合装置を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る用時混合装置は、吐出口を有する容器と、吐出口を塞ぐように容器に取り付けられるキャップと、キャップが取り付けられた状態で容器を保持するホルダーとを備えていてよい。容器は、第1収容部と、第2収容部と、第1収容部と第2収容部とを連通させる連通部と、連通部を閉鎖する閉鎖部と、第1状態から第2状態へ操作可能な操作部とを備えていてよい。操作部が第1状態にあるとき閉鎖部によって連通部が閉鎖されて第1収容部と第2収容部とが隔離されることが好ましい。操作部が第2状態へ操作されると閉鎖部が開放されて連通部を介して第1収容部と第2収容部とが連通することが好ましい。ホルダーは、操作部を操作可能に露出させる第1開口部と、第1収容部と第2収容部とを連通させるために操作部が第2状態へ操作された状態の容器をホルダーから抜き取るための第2開口部と、操作部が第1状態にあるときに第2開口部から抜き取り不能にキャップ及び操作部に係止する係止部とを備えていてよい。
【0008】
かかる構成により、用時混合装置は、操作部が第1状態にあるときキャップ及び操作部がホルダーの係止部に係止されているため、容器をホルダーから抜き取ることができない。このとき、キャップが取り付けられた状態で容器がホルダーに保持されており、ホルダーによってキャップが取り外されることを阻止できるので、混合前にキャップを取り外して第1収容部に収容された収容物のみで吐出されることがない。一方、第1開口部を介して操作部が第2状態へ操作されると、第1収容部と第2収容部とが連通部を介して連通され、且つ、容器がホルダーの第2開口部から抜き取り可能となる。したがって、用時混合装置は、第1収容部と第2収容部とが連通され、第1収容部に収容された収容物と第2収容部に収容された収容物とが混合された後でなければホルダーから容器を抜き取ることはできない。その結果、用時混合装置は、混合前に二種類の収容物のうち一方の収容物を吐出できないようにすることができる
【0009】
好ましくは、用時混合装置は、ホルダーが、容器がホルダーに保持された状態で容器からのキャップの取り外しを抑止するようキャップを押さえるキャップ押さえ部を備えていてよい。
【0010】
かかる構成により、ホルダーの第2開口部から容器を抜き取る前にキャップを取り外すことを確実に抑止することができる。すなわち、第1収容部の収容物と第2収容部の収容物とが混合される前に使用されることを抑止することができる。また、キャップ押さえ部は、ホルダーに保持された容器の軸方向への移動を係止し、操作部を第2状態に操作する前にホルダーの第2開口部から容器が脱落するのを防止している。
【0011】
また、好ましくは、用時混合装置は、第2収容部が第1収容部の底側に配設されている。より好ましくは、連通部が第1収容部と第2収容部との間に配設されている。さらに、好ましくは、操作部が第2収容部の底側に配設されている。なお、第2状態は、第1状態から上方へ押し込み操作された状態である。
【0012】
かかる構成により、ホルダーの第1開口部から露出した操作部を上方へ押し込むように操作すれば、操作部をスムーズに第1状態から第2状態に操作することができる。すなわち、第1収容部の収容物と第2収容部の収容物とを混合させ、ホルダーの第2開口部から容器を抜き取る動作をスムーズに行うことができる。加えて、操作部の上方への押し込み操作により、キャップ、容器及び操作部の全長を短くすることができ、これにより、操作部とホルダーとの係止が外れて操作部側を第2開口部から抜き取ることができる。
【0013】
好ましくは、用時混合装置は、第1開口部が、第1状態にあるときも第2状態にあるときも操作部の底部の少なくとも一部及び周側部の少なくとも一部を露出させる開口形状を有していてよい。かかる構成により、操作部を第1状態から第2状態に操作するとき、操作部の底部から押し込み操作をスムーズに行うことができる。
【0014】
好ましくは、用時混合装置は、第2開口部が、第1開口部のうち操作部の周側部の一部を露出させる開口部分に対向するよう開口形成されていてよい。かかる構成により、第1開口部から露出された操作部の周側部を第2開口部の方向へ押せば、第2開口部から容器をスムーズに抜き取ることができる。
【0015】
好ましくは、用時混合装置は、操作部の操作を阻止するように第1開口部を塞ぐカバーが除去可能にホルダーに取り付けられていてよい。かかる構成により、用時混合装置の未使用時、例えば、用時混合装置の搬送時などにおいて、意図せず操作部を操作してしまうことを阻止できる。これにより、未使用時に、第1収容部の収容物と第2収容部の収容物とを混合してしまうことを防止することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る用時混合装置によれば、混合前に二種類の収容物のうち一方の収容物のみを吐出できないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本実施形態に係る用時混合装置の構造を示す外観斜視図である。
図2図2は、図1に示す用時混合装置の構造を示す断面斜視図である。
図3図3は、操作部を操作した状態を示す断面斜視図である。
図4図4は、ホルダー蓋部の構造を示す外観斜視図である。
図5図5は、カバー及び係止片の構造を示す外観斜視図である。
図6図6は、カバー及び係止片の構造を示す断面斜視図である。
図7図7は、用時混合装置の充填組立方法を示す図である。
図8図8は、用時混合装置の充填組立方法を示す図である。
図9図9は、用時混合装置の充填組立方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本実施形態に係る用時混合装置を図面1~9に基づいて具体的に説明する。図1に示すように、用時混合装置1は、基本的には、容器2と、容器2に取り付けられるキャップ3と、キャップ3が取り付けられた状態で容器2を保持するホルダー4とを備えている。なお、本実施形態では、容器に収容された二種類の液剤を使用時に混合する用時混合装置1について説明する。
【0019】
容器2は、図2に示すように、第1収容部21と、第2収容部22と、連通部23と、閉鎖部24と、操作部25と、吐出部として機能するノズル部材26とを備えている。
【0020】
第1収容部21は、ノズル部材26側(図示の上方)が開口した円筒状に形成されており、第1液(図示せず。)を収容している。なお、ノズル部材26は、液剤を吐出させる吐出口26aを有しており、第1収容部21の開口側を覆うように取り付けられる。このノズル部材26は、液剤等を収容する吐出容器に用いられる周知のノズル部材26であればよく、特定の構造に限定されるものではない。なお、第1収容部21の形状は円筒状に限られず、第1液を収容できる形状であればよい。
【0021】
第2収容部22は、第1収容部21の底側(図示の下方)に配設されている。第2収容部22は、底側(図示の下方)が開口した円筒状に形成されており、第2液(図示せず。)を収容している。なお、第1収容部21の形状は円筒状に限られず、第1液を収容できる形状であればよい。また、後述する操作部25の操作の説明を容易にするため、円筒状に形成された第2収容部22の側面を周側部22aと称する。
【0022】
また、第2収容部22の外径は、第1収容部21の外径よりも小さい。この外径の差は、後述する操作部25の周側部25bの厚みと略同じである。これにより、後述するように操作部25を第2収容部22に取り付けた際、容器2全体の外周面が略同じ外径になるため、容器2をホルダー4に保持させやすくなる。言い換えれば、第1収容部21の外径は、操作部25の外径と略同じである。
【0023】
連通部23は、第1収容部21と第2収容部22との間に配設され、第1収容部21と第2収容部22とを連通させている。また、連通部23は、第1収容部21の内径又は第2収容部22の内径よりも小さい内径の円筒状の連通路に形成されており、第1収容部21と第2収容部22の間でくびれを形成している。なお、連通部23の形状は円筒状に限られず、第1収容部21と第2収容部22とを連通できる形状であればよい。
【0024】
閉鎖部24は、本実施形態では、連通部23の内径よりも大きい直径を有する円盤状に形成された栓部材である。この栓部材は、栓本体と栓本体から延びるフランジとによって構成されている。栓本体は、連通部23に液密に内嵌している。これにより、閉鎖部24は、連通部23を閉鎖し、第1収容部21と第2収容部22とを隔離している。フランジは、くびれが形成された連通部23の第1収容部21側で、第1収容部21の底側内面に接している。これにより、閉鎖部24が第2収容部22側へ脱落することを防止している。
【0025】
操作部25は、後述するように第1状態から第2状態に操作可能である。操作部25は、底部25aと周側部25bとを備えた有底筒状に形成されている。操作部25は、周側部25bの開口側と第2収容部22の底側とが対向するように、第2収容部22の底側に取り付けられ、第2収容部22の底側の開口を覆っている。また、操作部25は、周側部25bの内周面が第2収容部22の周側部22aの外周面に対して摺動可能に取り付けられている。操作部25の周側部25bの内周面には内側に突出する係合凸部25cが形成されている。第2収容部22の周側部22aの外周面には、外側に突出する係合凸部22bが形成されている。操作部25が取り付けられた状態で、第2収容部22の係合凸部22bは操作部25の係合凸部25cの下側に位置する。係合凸部22bと係合凸部25cとは、互いに係合して操作部25が第2収容部22から脱落するのを防止している。
【0026】
また、操作部25は、底部25aの内面から鉛直方向に設けられた筒状のシール部25dが形成されている。シール部25dの外周面は、第2収容部22の周側部22aの内周面に全周に亘って接している。そのため、第2収容部22の周側部22aは、操作部25の周側部25bとシール部25dとによって挟み込まれ、周側部25bとシール部25dの間で上下に摺動可能となっている。また、シール部25dの外周面は、第2収容部22の周側部22aの内周面に液密に接しているため、第2収容部22の底側の開口を閉鎖し、第2収容部22に収容された第2液が第2収容部22の底側の開口から漏液することを防止している。また、操作部25の周側部25bとシール部25dとの間に形成された溝部は、底側の溝幅が他の溝幅に比べて狭く形成されている。そのため、操作部25が連通部23の方向(図示の上方)へ押し込まれて操作された際、第2収容部22の周側部22a先端は、操作部25の溝部の底側に嵌り込んで固定される。これにより、操作部25は、連通部23方向へ操作された状態を維持することができる。
【0027】
このように操作部25が連通部23方向へ操作された状態を第2状態という。一方、操作部が押し込み操作されていない状態を第1状態という。このように、操作部25は、押し込み操作によって、第1状態から第2状態に操作することができる。
【0028】
また、操作部25は、閉鎖部24と連結するための連結部25eを備えている。連結部25eは、具体的にはシャフトであって、操作部25の底部25aの内面から閉鎖部24側(図示の上方)へ突設されている。閉鎖部24は、連結部25eの先端に形成された凹部に閉鎖部24の底側に形成された凸部を嵌め込むことによって、操作部25と連結されている。このように操作部25と閉鎖部24とを連結したことにより、閉鎖部24は、操作部25の押し込み操作に連動し、連結部25eを介して上方に移動する。なお、連結部25eの構成は、シャフトに限られず、閉鎖部24と操作部25とを連結でき、操作部25に連動して閉鎖部24も移動できれば、種々変更可能である。
【0029】
このように容器2を構成したことにより、図2に示すように、操作部25が操作されていない第1状態では、閉鎖部24が連通部23を閉鎖しているため、第1収容部21の第1液と第2収容部22の第2液とが混合されない。一方、図3に示すように、操作部25を連通部23の方向(図示の上方)へ押し込み操作をした第2状態では、連結部25eを介して閉鎖部24も上方に移動する。これにより、第1収容部21と第2収容部22との隔離が開放され、第1収容部21の第1液と第2収容部22の第2液とが混合される。
【0030】
キャップ3は、吐出口26aを塞ぐようにノズル部材26の上側に取り付けられている。なお、キャップ3は、液剤等を収容する吐出容器に用いられる周知のキャップ3であればよく、限定されるものではない。
【0031】
ホルダー4は、図2及び図3に示すように、キャップ押さえ部41と、底部42と、周側部43とを備えた筒状に形成されている。ホルダー4は、キャップ3を取り付けた状態で容器2を保持している。
【0032】
キャップ押さえ部41は、ホルダー4の天板である。キャップ押さえ部41の下面は、キャップ3の上面を押さえている。これにより、容器2をホルダー4から抜き取る前にキャップ3が取り外されることを抑止している。すなわち、操作部25の操作によって第1液と第2液とが混合する前の第1状態では、第1収容部21の第1液のみをノズル部材26から吐出することができない。また、キャップ押さえ部41は、ホルダー4に保持された容器2が軸方向に移動できないように係止している。そのため、キャップ押さえ部41は、液剤の使用前に、容器2がホルダー4から意図せず脱落することを防止している。
【0033】
底部42は、図示のように底部42側を下方にして載置した場合、底部42の内面が容器2の操作部25の底面に接し、第2収容部22側で容器2が軸方向に移動できないように係止している。また、底部42は、第1開口部42aを有している。
【0034】
第1開口部42aは、底部42の少なくとも一部を開口させて形成されている。第1開口部42aは、操作部25の底部25aの少なくとも一部を露出させている。これにより、使用者は、ホルダー4の外側から第1開口部42aに指を入れて操作部25を操作することができる。また、第1開口部42aは、ホルダー4の周側部43の少なくとも一部をも開口させた開口形状を有しており、操作部25が第1状態にあるときも第2状態にあるときも、操作部25の周側部25bの少なくとも一部を露出させている。このように、第1開口部42aは、底部42から周側部43にかけて開口した一体的な開口形状を有している。そのため、第1開口部42aは、操作部25を第1状態から第2状態に操作するとき、操作部25の押し込み操作を操作部25の底部25aからスムーズに行うことができる。なお、ホルダー4の底部42は、第1開口部42aを除いて操作部25の底部25aを保持している。そのため、ホルダー4の底部42は、未使用時等に、意図せず操作部25が移動し、第1液と第2液とが混合されることを抑制している。
【0035】
周側部43は、キャップ押さえ部41と底部42との間で筒状に形成されている。周側部43は、容器2の外周面に対し、容器2が径方向に移動できないように係止している。また、周側部43は、第2開口部43aと、第1係止部43bと、第2係止部43cとを備えている。
【0036】
第2開口部43aは、第1開口部42aのうち操作部25の周側部25aの少なくとも一部を露出させる開口部分に対して軸方向から見て径方向に対向するよう開口形成されている。第2開口部43aは、操作部25が押し込み操作されていない第1状態では、容器2をホルダー4から抜き取れないが、容器2の操作部25を連通部23側に操作した第2状態では、容器2をホルダー4から抜き取り可能となるような大きさで開口形成されている。すなわち、第2開口部43aは、開口上端から開口下端までの軸方向の長さが、第1状態における容器2とキャップ3とを合わせた軸方向の長さよりも短い。
【0037】
また、第2開口部43aは、図4に示すように、軸方向に延びる両端辺(図示左右の端辺)に沿って切欠き43dが設けられている。また、この切欠き43dに対応する容器2の表面には、窪み部27が設けられている。これにより、使用者は、操作部25を第2状態に操作したのち、片手の指を窪み部27に当てて容器2を挟み込んで容器2の底側を引き出すことにより、容器2をホルダー4から容易に抜き取ることができる。
【0038】
第1係止部43bは、第2開口部43aの上側に形成され、キャップ3が第2開口部43a側へ径方向に移動しないように係止している。
【0039】
また、第2係止部43cは、第2開口部43aの下側に形成され、操作部25が第2開口部43a側へ径方向に移動しないように係止している。第2係止部43cは、操作部25が第2状態に操作されると、第2係止部43cによる操作部25への係止が外れ、ホルダー4から容器2を抜き取ることができるように形成されている。そのため、第1状態でキャップ3とキャップ押さえ部41との間に隙間がなく、且つ、操作部25の底部25aとホルダー4の底部42との間とに隙間がない場合には、第2係止部43cの底部25a内面からの高さは、操作部25が押し込み操作されて連通部23側に移動する距離よりも小さい。これらの隙間が僅かである場合にも同様である。なお、操作部25が第1状態では容器2をホルダー4から抜き取り不能であり、操作部25が第2状態に操作されて容器2をホルダー4から抜き取り可能となるように構成できれば、容器2及びキャップ3並びにホルダー4の間に隙間があってもよいが、搬送時等の振動によってホルダー4内で容器2及びキャップ3が揺動し、操作部25が意図せず操作されることを防止するため、隙間がなく、或いは、隙間を僅かにした方が好ましい。
【0040】
上述の通り、第1係止部43b及び第2係止部43cは、それぞれ第2開口部43aの上側及び下側に形成されている。したがって、第2開口部43aの周方向の幅が広くなると、それに伴い第1係止部43b及び第2係止部43cの周方向の幅も広くなる。
【0041】
また、図4に示すように、キャップ押さえ部41と、第1係止部43bを含む上端側の周側部43とは、ヒンジAを介して底側の周側部43から分離されたホルダー蓋部を形成している。ホルダー蓋部は、上端側の周側部43と底側の周側部43とのそれぞれに設けられた係止部43e、43fによって係止される。上端側の周側部43の係止部43eは、底側の周側部43の係止部43fに対応した開口である。底側の周側部43の係止部43fは、底側の周側部43の上側開口端部の内面から上方に突出して形成されている。係止部43fは、突出部分の外側面に隆起部を備えている。ホルダー蓋部を閉じる際、係止片43fの隆起部が係止片43eの開口に嵌り込むことにより、ホルダー蓋部は、底側の周側部43に固定される。また、ホルダー蓋部を閉じることにより、容器2及びキャップ3がホルダー4内で軸方向及び径方向に移動しないように係止することができる。ホルダー蓋部を開いた状態では、底側の周側部43の上側開口と第2開口部43aとが連通されるため、ホルダー4に容器2及びキャップ3をより容易に収納することができる。なお、ホルダー蓋部は、上述の構成に限られず、キャップ押さえ部41のみをホルダー蓋部とすることもできる。その場合、容器2及びキャップ3は、キャップ押さえ部41を開いた状態で、その開口からホルダー4内に挿入することができ、キャップ押さえ部41を閉じることによりホルダー4に保持される。
【0042】
次に、用時混合装置1の使用手順について説明する。まず、使用者は、操作部25を第1状態から第2状態に操作する。すなわち、使用者は、第1開口部42aから指を挿入し、操作部25の底部25aに指を押し付けた状態で、操作部25を連通部23の方向に押し込む。そうすると、操作部25は、図3に示すように、連通部23側へと上方に移動する。この際、操作部25を押し込むだけで、操作部25をスムーズに操作することができる。また、例えば、指の腹を底部25aに押し付けて操作部25を押し込む場合、指の長さ方向が操作部25の操作方向に略直交する。これに対し、第1開口部42aは、第2状態においても操作部25の周側部25aを露出させる開口部分を有するため、指による押し込み操作を阻害せず、スムーズに操作部25を操作することができる。このように操作部25を操作すると、操作部25に連動して閉鎖部24が上方に移動し、閉鎖部24が開放されて第1収容部21と第2収容部22とが連通される。これにより、第1収容部21の第1液と第2収容部22の第2液とが混合される。また同時に、操作部25は、第2係止部43cによる径方向への係止が外れる。これにより、容器2及びキャップ3は、第2開口部43aを介して容器2の底側端部からホルダー4の外側へ抜き取ることができる。その後、容器2からキャップ3を取り外すことにより、液剤を使用することができる。また、第2開口部43aは、第1開口部42aのうち操作部25の周側部25bの一部を露出させる開口部分に対して軸方向から見て径方向に対向するよう開口形成されているため、第1開口部42aから露出された操作部25の周側部25bを第2開口部43aの方向へ押せば、第2開口部43aから容器2をスムーズに抜き取ることができる。なお、操作部25を第2状態へ操作しても、キャップ3と第1係止部43bとの径方向の係止状態は維持されているが、容器2の底側を第2開口部43aから引き出した後にホルダー4に対して斜め下方に容器2を引き出すことで、ホルダー4から容器2及びキャップ3を引き抜くことができる。
【0043】
このように、用時混合装置1は、操作部25を連通部23側へ操作していない第1状態では、キャップ3がホルダー4のキャップ押さえ部41と第1係止部43bとによって係止され、操作部25がホルダー4の底部42と第2係止部43cとによって係止されているため、容器2及びキャップ3をホルダー4から抜き取ることができない。一方、操作部25を連通部23側に操作した第2状態では、第2係止部43cによる操作部25への係止が外れ、第2開口部43aから容器2及びキャップ3を抜き取ることができる。この際、操作部25を連通部23側へ操作するのと同時に、閉鎖部24が開放されるため、第1液と第2液とが混合される。したがって、用時混合装置1は、第1液と第2液とが混合された後でなければホルダー4から容器2及びキャップ3を抜き取ることができない。その結果、用時混合装置1は、第1液と第2液とが混合される前に、第1液のみを吐出できないようにすることができる。
【0044】
また、ホルダー4には、操作部25の操作を阻止するためのカバー44を設けてもよい。図5及び図6に示すように、カバー44は、第1開口部42aのうち操作部25の底部25aを露出させる開口部分を覆うように設けられている。カバー44は、1又は複数の接続片44aによって底部42に接続されている。接続片44aは、カバー44を所定の圧力で押圧することにより破断される。これにより、カバー44をホルダー4から除去することができ、操作部25を操作することができる。なお、カバー44は、周側部25bを露出させる第1開口部42aの開口部分側で、周側部25bの外周面から水平方向に突出している。そのため、この突出部分を下方に押せば、容易にカバー44を除去することができる。
【0045】
また、ホルダー4には、操作部25の操作を阻止するための係止片45を設けてもよい。図5及び図6に示すように、係止片45は、ホルダー4の周側部43をコ字状に切り欠き、この切り欠きに囲まれた領域のホルダー4内面に隆起部が設けられている。係止片45の隆起部は、図6に示すように、操作部25の周側部25bの開口端部を係止している。操作部25を所定の圧力で連通部23側へ押し込むと、係止片45は、周側部25bが係止片45の隆起部を外側に押してホルダー4の外側に撓む。そして、周側部25bが係止片45の内側に入り込んで、操作部25と係止片45との係止が外れる。これにより、液剤の使用前の状態では、操作部25の操作を阻止しつつ、使用時には、操作部25を所定の圧力で押し込むことにより、操作部25を操作することができる。なお、図5及び図6に示すカバー44または係止片45は、いずれか一方のみを構成してもよく、また、両方とも構成してもよい。また、カバー44または係止片45は、これらの構成に限定されず、使用前に操作部25の操作を阻止できれば、種々変更可能である。
【0046】
また、この係止片45は、容器2がホルダー4に対して下方に移動するような場合、係止片45の隆起部上端面が、連通部23のくびれによって形成された第1収容部21底面の周端部に接する位置にある。すなわち、係止片45の隆起部上端面は、第1収容部21及び第2収容部2が下方に移動しないように係止している。これにより、操作部25が底面42の内面又はカバー44の内面に当接した状態で、第1収容部21と第2収容部22とが意図せず下方に移動し、閉鎖部24が開放されて第1液と第2液が混合されることを防止することができる。
【0047】
(変形例)
上述の構成では、第2収容部22の外径を第1収容部21の外径よりも小さく形成したが、第2収容部22の外径を第1収容部21の外径と同じにしてもよく、また、第2収容部22の外径を第1収容部21の外径よりも大きくしてもよい。なお、第2収容部22の内径と第1収容部21の内径においても同様である。
【0048】
連通部23は、上述のくびれによる構成に限定されない。例えば、第1収容部21と第2収容部22とを同じ内径の一体的な筒状体に形成し、その任意の境界を連通部23としてもよい。その場合、連通部23とする境界に、筒状体の内周に沿うフランジを設けてもよい。閉鎖部24の栓部材は、栓部材のフランジが連通部23のフランジの上面に載置され、第1収容部21と第二2収容部22とを閉鎖する。また、例えば、このような連通部23のフランジを設けず、後述する仕切膜を閉鎖部24として境界面に沿って設けてもよい。したがって、連通部23は、第1収容部21と第2収容部22との境界であることも含まれる。
【0049】
連通部23は、上述の図示では、第1収容部21及び第2収容部22の軸方向中央より下側に配設されている。そのため、第1収容部21の軸方向の幅は、第2収容部21の軸方向の幅よりも大きい。連通部23の配設位置は、これに限られず、第1収容部21及び第2収容部22の軸方向中央近傍に設けてもよく、また、軸方向中央よりも上側に設けてもよい。連通部23の配設位置は、容器2に収容される収容物の種類などに応じて種々変更可能である。
【0050】
閉鎖部24の構成は、上述の栓部材に限られない。例えば、閉鎖部24は、仕切膜で構成してもよい。その場合、操作部25の底部25aの内面に連結部25eではなく針部が設けられる。操作部25を連通部23側に押し込み操作すると、それ応じて針部も仕切膜の方向へ移動する。これにより、仕切膜を突き破ることができ、閉鎖部24を開放することができる。なお、操作部25を操作することによって閉鎖部24を開放させるため構成は、これらに限られず、閉鎖部24を開放することができれば、種々の構成に変更可能である。
【0051】
操作部25の構成は、上述の押し込み操作の構成に限られない。例えば、第2収容部22の周側部22aの外周面と操作部25の周側部25bの内周面とにそれぞれネジ溝を設け、互いのネジ溝を嵌め合わせて、操作部25を回転させながら連通部23側へ操作することもできる。操作部25を操作するための構成は、操作部25を連通部23側へ操作することができれば、種々の構成に変更可能である。
【0052】
第2収容部22には、粉末製剤を収容してもよい。この場合、上述のように閉鎖部24を開放させると、第1収容部21の第1液と粉末製剤とが混合される。なお、第1収容部21に粉末製剤を収容し、第2収容部22にその溶媒又は分散媒となる液体を収容してもよい。
【0053】
ホルダー4は、上述の図示のようにケース型であってもよく、フレーム型であってもよい。例えば、以下のようなホルダー4の構成が考えられる。具体的には、ホルダー4は、筒状に形成され、キャップ3が径方向に移動しないように係止する第1係止部43bと、筒状の第1係止部43bの上側開口を覆い、キャップ3を取り付けた状態の容器2が軸方向に移動しないように係止するキャップ押さえ部41と、筒状に形成され、操作部25が径方向に移動しないように係止する第2係止部43cと、筒状の第2係止部43cの下側開口を覆い、キャップ3を取り付けた状態の容器2が軸方向に移動しないように係止する底部42と、第1係止部43bと第2係止部43cとを軸方向に連結する棒状の連結体(周側部43)とを備える構成とすることができる。フレーム型のホルダー4は、上述のケース型のホルダー4と同様に、キャップ3を取り付けた状態で容器2を保持する。この場合、連結体(周側部43)を除く外周の開口が第2開口部43aとなる。筒状の第1係止部43b及び筒状の第2係止部43cは、その周面全体を覆う必要はなく、周方向に延びるフレーム、例えば格子状のフレーム、或いは、リング状のフレームによって形成されてもよい。また、キャップ押さえ部41と底部42は、第1係止部43b又は第2係止部43cの開口全体を覆う必要はなく、例えば、格子状のフレームのようにキャップ3の上面の一部を露出させてもよい。なお、底部42及び第2係止部43cの外周面には、上述の通り、第1開口部42aが形成され、フレーム間の開口を第1開口部42aとすることもできる。また、第1係止部43b及び第2係止部43cは、ホルダー4の周側部43であるとも言える。このように、ホルダー4は、操作部25が第1状態では、キャップ3をキャップ押さえ部41及び第1係止部43bによって係止し、操作部25を底部42及び第2係止部43cによって係止することにより、容器2及びキャップ3を抜き取り不能に保持でき、一方で、操作部25を第2状態に操作することにより、容器2及びキャップ3を第2開口部43aから抜き取ることができるように構成すればよい。
【0054】
また、ホルダー4の周側部43に、容器2の外周面の少なくとも一部を露出させる第3開口部(図示せず。)を別途設けてもよい。第3開口部は、第2開口部43aに対向するように開口形成される。これにより、第3開口部から露出された容器2の外周面を第2開口部43aの方向へ押せば、第2開口部43aから容器2をスムーズに抜き取ることができる。なお、第3開口部は、ホルダー4から容器2を底側から抜き取ることを考慮すると、周側部43の軸方向中央よりも下側に設けるのが好ましい。
【0055】
次に、用時混合装置1の充填組立工程について、図7~9を用いて具体的に説明する。
【0056】
まず、図7に示すように、第1収容部21と第2収容部22との間に閉鎖部24を取り付ける。閉鎖部24は、第1収容部21の開口側(図示の下方)から挿入され、連通部23を覆うように、また、第1収容部21と第2収容部22の間に形成された連結部23のくびれの第1収容部21側に液密に接するように取り付けられる。そして、第2収容部22の開口側を上方に向けた状態で、第2液(図示せず。)を第2収容部22に充填する。
【0057】
その後、第2収容部22の開口側を覆うように操作部25を取り付ける。この際、操作部25は、その底部25aの内面から突出した連結部25eを介し、閉鎖部24に連結される。また、操作部25は、上述のように、係合凸部22b、25cが係合することによって第2収容部22から脱落しない位置に取り付けられる。なお、図示しないが、閉鎖部24は、操作部25に連結されるまで、下方から支持材によって支持されている。
【0058】
次に、図8に示すように、第1収容部21の開口側を上方に向け、第1収容部21に第1液(図示せず。)を充填する。この時、第1収容部21と第2収容部22とは、閉鎖部24によって閉鎖されているため、第1液と第2液とが混合することはない。
【0059】
次に、図9に示すように、第1収容部21の開口側を覆うように、ノズル部材26を取り付け、さらにその外側にノズル部材26の吐出口26aを覆うようにしてキャップ3を取り付ける。
【0060】
最後に、キャップ3を取り付けた状態の容器2をホルダー4に保持させる。容器2は、図示のようにホルダー4のホルダー蓋部を開いた状態で、容器2の底面側からホルダー4内に挿入される。容器2の底面側、すなわち、操作部25の底部25aは、ホルダー4の底部42の内面と周側部43の内周面とによって位置決めされる。その後、ホルダー4のホルダー蓋部が閉じられることにより、容器2及びキャップ3は、ホルダー4に保持される。なお、ホルダー4に上述のカバー44を設けた場合には、操作部25の底部25aは、底部42の内面とともにカバー44の内面によっても位置決めされる。また、カバー44を設けた場合には、操作部25を操作する前に、接続片44aを破断させてカバー44を除去する必要がある。また、ホルダー4に上述の係止片45を設けた場合、操作部25は、係合凸部22b、25cによって第2収容部22から脱落せず、かつ、周側部25bの開口端部が係止片45の隆起部によって係止されるように取り付けられる。
【符号の説明】
【0061】
1 用時混合装置
2 容器
21 第1収容部
22 第2収容部
23 連通部
24 閉鎖部
25 操作部
3 キャップ
4 ホルダー
41 キャップ押さえ部
42 底部
42a 第1開口部
43 周側部
43a 第2開口部
43b (第1)係止部
43c (第2)係止部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9