(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-01
(45)【発行日】2023-03-09
(54)【発明の名称】属性判定装置、属性判定プログラム、及び属性判定方法
(51)【国際特許分類】
G06T 7/00 20170101AFI20230302BHJP
【FI】
G06T7/00 660Z
(21)【出願番号】P 2021550807
(86)(22)【出願日】2019-10-01
(86)【国際出願番号】 JP2019038734
(87)【国際公開番号】W WO2021064857
(87)【国際公開日】2021-04-08
【審査請求日】2022-04-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100094525
【氏名又は名称】土井 健二
(74)【代理人】
【識別番号】100094514
【氏名又は名称】林 恒徳
(72)【発明者】
【氏名】内田 秀継
【審査官】堀井 啓明
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-250712(JP,A)
【文献】特開2015-99509(JP,A)
【文献】特開2004-54376(JP,A)
【文献】特開2007-328746(JP,A)
【文献】特開2019-53381(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
属性判定装置と、画像を撮影する複数の撮影装置とを有する属性判定システムの属性判定装置であって、
前記複数の撮影装置が撮影した画像を取得する画像取得部と、
属性判定対象である第1対象が映る画像を抽出し、前記抽出した画像に映る前記第1対象を画像解析し、前記第1対象が第1属性である第1確率を、前記第1対象が映る画像を撮影した第1撮影装置ごと算出する画像解析部と、
前記複数の撮影装置それぞれが有する確率であって、撮影した画像に前記第1属性である対象が映る確率を示す第2確率と、前記第1確率とに基づき、前記第1対象が前記第1属性であるか否かを判定する属性判定部と、
を有する属性判定装置。
【請求項2】
前記属性判定部は、前記第1撮影装置ごとに前記第1確率と前記第2確率を乗じた数値を算出し、前記算出した数値の平均値を算出し、前記平均値が閾値以上である場合、前記第1対象が前記第1属性であると判定する
請求項1記載の属性判定装置。
【請求項3】
前記第2確率は、前記撮影装置が過去に撮影した映像に映った前記属性判定対象の第1累積数に対する、前記第1属性であった前記属性判定対象の第2累積数の割合を含む
請求項1記載の属性判定装置。
【請求項4】
さらに、前記判定した結果に応じて、前記第1撮影装置の前記第2確率を更新する属性スコア更新部を有する
請求項3記載の属性判定装置。
【請求項5】
前記属性判定部は、前記第2確率の更新において、前記第1撮影装置ごとに、前記第1累積数を1増加させ、前記第1対象が前記第1属性であると判定した場合、前記第2累積数を1増加させる
請求項4記載の属性判定装置。
【請求項6】
前記第2確率は、前記撮影装置が撮影する場所の特性に基づく算出される確率を含む
請求項1記載の属性判定装置。
【請求項7】
属性判定装置と、画像を撮影する複数の撮影装置とを有する属性判定システム
の属性判定装置が有するコンピュータに実行させる属性判定プログラムであって、
前記複数の撮影装置が撮影した画像を取得する画像取得処理と、
属性判定対象である第1対象が映る画像を抽出し、前記抽出した画像に映る前記第1対象を画像解析し、前記第1対象が第1属性である第1確率を、前記第1対象が映る画像を撮影した第1撮影装置ごと算出する画像解析処理と、
前記複数の撮影装置それぞれが有する確率であって、撮影した画像に前記第1属性である対象が映る確率を示す第2確率と、前記第1確率とに基づき、前記第1対象が前記第1属性であるか否かを判定する属性処理とを、
実行させる属性判定プログラム。
【請求項8】
属性判定装置と、画像を撮影する複数の撮影装置とを有する属性判定システムの属性判定装置における属性判定方法であって、
前記複数の撮影装置が撮影した画像を取得し、
属性判定対象である第1対象が映る画像を抽出し、前記抽出した画像に映る前記第1対象を画像解析し、前記第1対象が第1属性である第1確率を、前記第1対象が映る画像を撮影した第1撮影装置ごと算出し、
前記複数の撮影装置それぞれが有する確率であって、撮影した画像に前記第1属性である対象が映る確率を示す第2確率と、前記第1確率とに基づき、前記第1対象が前記第1属性であるか否かを判定する
属性判定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、属性判定装置、属性判定プログラム、及び属性判定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
静止画や動画などの画像から、人物が映っていることを特定する画像解析技術がある。画像解析技術は、人物の有無だけではなく、例えば、特定した人物の性別や年齢などの属性を判定(推定)する場合がある。
【0003】
判定した属性に関する情報は、例えば、マーケティングや個人認証に使用される場合がある。例えば、ショッピングモールのような人が集まる施設では、様々な場所にカメラを設置し、来客者それぞれの属性を判定する。そして、判定した属性を、今後の来客者に対するサービスやマーケティングに反映させることで、サービスやマーケティングの質の向上に役立てる。
【0004】
画像解析に関する技術としては、以下の特許文献1~3に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2013-242825号公報
【文献】特開2013-58060号公報
【文献】特開2012-190159号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、属性の判定は、例えば、画像に映る人物の顔の鮮明度が低いと、誤った判定結果となってしまったり、判定ができなくなってしまったりなど、判定精度が低下してしまう場合がある。また、当該人物の画像が鮮明であっても、判定する属性の内容や当該人物の身体的特徴によっては、属性の判定精度が低下してしまう場合がある。
【0007】
属性の判定精度が低下すると、サービスやマーケティングに反映させても、質の向上が実現しない場合がある。
【0008】
そこで、一開示は、画像に映る属性判定対象の判定精度を向上させる属性判定装置、属性判定プログラム、及び属性判定方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
属性判定装置と、画像を撮影する複数の撮影装置とを有する属性判定システムの属性判定装置であって、前記複数の撮影装置が撮影した画像を取得する画像取得部と、属性判定対象である第1対象が映る画像を抽出し、前記抽出した画像に映る前記第1対象を画像解析し、前記第1対象が第1属性である第1確率を、前記第1対象が映る画像を撮影した第1撮影装置ごと算出する画像解析部と、前記複数の撮影装置それぞれが有する確率であって、撮影した画像に前記第1属性である対象が映る確率を示す第2確率と、前記第1確率とに基づき、前記第1対象が前記第1属性であるか否かを判定する属性判定部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
一開示は、画像に映る属性判定対象の判定精度を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、属性判定システム10の構成例を示す図である
【
図2】
図2は、属性判定装置200の構成例を表す図である。
【
図3】
図3は、撮影装置100の構成例を表す図である。
【
図4】
図4は、属性判定システム10の機能ブロックの例を示す図である。
【
図5】
図5は、属性判定結果テーブル226の例を示す図である。
【
図6】
図6は、属性スコアテーブル225の例を示す図である。
【
図7】
図7は、属性判定処理S100の処理フローチャートの例を示す図である。
【
図8】
図8は、人物検出処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。
【
図9】
図9は、画像解析処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。
【
図10】
図10は、属性最終判定処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。
【
図11】
図11は、属性スコア更新処理S500の処理フローチャートの例を示す図である。
【
図12】
図12は、更新後の属性判定結果テーブル226の例を示す図である。
【
図13】
図13は、更新後の属性スコアテーブル225の例を示す図である。
【
図14】
図14は、複数の属性を判定する場合の属性判定結果テーブル226の例を示す図である。
【
図15】
図15は、複数の属性を判定する場合の属性スコアテーブル225の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
【0013】
<属性判定システムの構成例>
図1は、属性判定システム10の構成例を示す図である。属性判定システム10は、撮影装置100-1~4、属性判定装置200、及びネットワークNW1を有する通信システムである。属性判定システム10は、例えば、撮影装置100-1~4が撮影した画像に映る人物の属性を判定(推定)するシステムである。属性判定システム10は、例えば、ショッピングセンターやデパートなどの施設(以降、設置施設と呼ぶ場合がある)に設置される。
【0014】
撮影装置100-1~4(以降、撮影装置100と呼ぶ場合がある)は、例えば、自装置の撮影範囲を撮影する装置であり、防犯用、監視用又は画像取得用に設置されたカメラである。撮影装置100は、例えば、動画を所定時間撮影する。また、撮影装置100は、所定間隔で静止画を撮影してもよい。また、撮影装置100は、静止画及び動画の両方を撮影してもよい。なお、
図1における属性判定システム10は、撮影装置100が4台で構成されるが、撮影装置100は2台以上であればよい。
【0015】
撮影装置100は、設置施設の様々な場所を映すように設置される。撮影装置100は、例えば、売り場ごとに設置され、売り場全体を映す。例えば、撮影装置100-1はアウトドア用品売り場、撮影装置100-2は婦人服売り場、撮影装置100-3は紳士服売り場、及び撮影装置100-4は食品売り場に設置される。
【0016】
撮影装置100は、撮影を行うと、撮影した画像を属性判定装置200に送信する(S1~S4)。また、撮影装置100は、撮影した画像をメモリやハードディスクに保存しておき、定期的に又は属性判定装置200の要求に応答して、保存しておいた画像を属性判定装置200に送信してもよい(S1~S4)。
【0017】
属性判定装置200は、撮影装置100が撮影した画像を解析し、来客者の属性を判定する属性判定処理を行う、例えばサーバマシンやコンピュータである。属性判定装置200は、例えば、所定時刻になったことを検出すると、属性判定処理を行う。また、属性判定装置200は、撮影装置100が撮影した画像を取得(受信)する(S5)。属性判定装置200は、例えば、属性判定処理において、撮影装置100に対して画像を送信するよう要求する。もしくは、属性判定装置200は、撮影装置100から任意のタイミングで送信される画像を、メモリやハードディスクに保存しておいてもよい。
【0018】
ネットワークNW1は、属性判定装置200と撮影装置100との間で実施される通信を中継するネットワークであって、例えば、属性判定システム10が設置させる施設内のローカルネットワークやイントラネット、又はインターネットである。属性判定装置200と撮影装置100は、ネットワークNW1を介して通信を行い、撮影した画像の送受信を行う。ネットワークNW1は、有線又は無線で構成されるネットワークである。
【0019】
<属性判定装置の構成例>
図2は、属性判定装置200の構成例を表す図である。属性判定装置200は、ネットワークNW1を介して他の装置と通信が可能な装置であり、例えば、コンピュータやサーバマシンである。
【0020】
属性判定装置200は、CPU(Central Processing Unit)210、ストレージ220、メモリ230、NIC(Network Internet Card)240、及びディスプレイ250を有する。
【0021】
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ220は、画像取得プログラム221、属性判定プログラム222、属性スコア更新プログラム223、画像データテーブル224、属性スコアテーブル225、及び属性判定結果テーブル226を記憶する。なお、画像データテーブル224、属性スコアテーブル225、及び属性判定結果テーブル226は、メモリ230に記憶されてもよい。
【0022】
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用されてもよい。
【0023】
NIC240は、ネットワークNW1と接続するインターフェースである。NIC240は、例えば、ネットワークインターフェースカードなどの、インターネットに接続するポートを有するインターフェース機器である。
【0024】
ディスプレイ250は、撮影装置100が撮影した画像や、属性の判定結果などを表示する表示部である。ディスプレイ250は、属性判定装置200に一体化されていてもよいし、ケーブル等で接続される装置であってもよい。
【0025】
CPU210は、ストレージ220に記憶されているプログラムを、メモリ230にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各部を構築し、各処理を実現するプロセッサである。
【0026】
CPU210は、画像取得プログラム221を実行することで、画像取得部を構築し、画像取得処理を行う。画像取得処理は、撮影装置100が撮影した画像を、撮影装置100から取得する処理である。属性判定装置200は、例えば、NIC240を介して、撮影装置100から画像データを受信し、画像を取得する。
【0027】
CPU210は、属性判定プログラム222を実行することで、画像解析部、属性判定部を構築し、属性判定処理を行う。属性判定処理は、撮影装置100が撮影した画像に映る人物の属性を、その人物ごとに判定する処理である。属性判定装置200は、属性判定処理において、画像解析による属性判定と、撮影装置100の特性に基づき、最終的なその人物の属性を判定する。
【0028】
また、CPU210は、属性判定プログラム222が有する人物検出モジュール2221を実行することで、人物検出部及び画像解析部を構築し、人物検出処理を行う。人物検出処理は、撮影装置100が撮影した画像から、新たな人物を検出する処理である。新たな人物とは、例えば、一連の画像解析処理において、まだ属性の判定を実施されていない人物である。
【0029】
また、CPU210は、属性判定プログラム222が有する画像解析モジュール2222を実行することで、画像解析部を構築し、画像解析処理を行う。画像解析処理は、ある人物が映る画像を撮影装置100ごとに検出(抽出)し、検出した撮影装置100ごとに画像解析を行い、ある人物がある属性である確率を算出する処理である。
【0030】
また、CPU210は、属性判定プログラム222が有する属性最終判定モジュール2223を実行することで、属性判定定部を構築し、属性最終判定処理を行う。属性最終判定処理は、画像解析による確率と、画像を撮影した撮影装置100の特性とに基づき、その人物の属性を最終的に判定する処理である。
【0031】
CPU210は、属性スコア更新プログラム223を実行することで、属性スコア更新部を構築し、属性スコア更新処理を行う。属性スコア更新処理は、属性判定結果に応じて、属性スコアを更新する処理である。
【0032】
<撮影装置の構成例>
図3は、撮影装置100の構成例を表す図である。撮影装置100は、所定の範囲の画像(静止画、動画、又はその両方)を撮影する装置であり、例えば、カメラ又はカメラを有する装置である。
【0033】
撮影装置100は、CPU110、ストレージ120、メモリ130、NIC140、及びカメラ160を有する。
【0034】
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、撮影プログラム121、及び画像送信プログラム122を記憶する。
【0035】
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用されてもよい。
【0036】
NIC140は、ネットワークNW1と接続するインターフェースである。NIC140は、例えば、ネットワークインターフェースカードなどの、インターネットに接続するポートを有するインターフェース機器である。
【0037】
カメラ160は、所定範囲の画像(動画、静止画等)を撮影する装置である。カメラ160は、定期的または不定期に画像を撮影する。また、カメラ160は、例えば、CPU110によって、撮影契機を与えられる。また、カメラ160が撮影した画像は、例えば、メモリ130やストレージ120に保存される。
【0038】
CPU110は、ストレージ120に記憶されているプログラムを、メモリ130にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各部を構築し、各処理を実現するプロセッサである。
【0039】
CPU110は、撮影プログラム121を実行することで、撮影処理を行う。撮影処理は、例えば定期的に、撮影装置100の撮影範囲の画像を撮影する処理である。撮影した画像は、例えば、外部や内部のメモリやハードディスクに保存されたり、属性判定装置200に送信されたりする。
【0040】
CPU110は、画像送信プログラム122を実行することで、画像送信処理を行う。画像送信処理は、例えば定期的に、撮影装置100が撮影した画像を、属性判定装置200に送信する処理である。
【0041】
<属性判定システムの機能ブロックの構成例>
図4は、属性判定システム10の機能ブロックの例を示す図である。撮影装置100は、撮影部1001と画像送信部1002を有する。撮影部1001と画像送信部1002は、例えば、撮影装置100が有するプロセッサが、プログラムを実行することで構築される。また、撮影部1001は、カメラであってもよい。さらに、画像送信部1002は、ネットワークインターフェースカードなどの、通信インターフェース用の装置であってもよい。
【0042】
属性判定装置200は、画像取得部2001、画像解析部2002、属性判定部2003、及び属性スコア更新部2004を有する。画像取得部2001、画像解析部2002、属性判定部2003、及び属性スコア更新部2004は、例えば、属性判定装置200が有するプロセッサが、プログラムを実行することが構築される。また、画像取得部2001は、ネットワークインターフェースカードなどの、通信インターフェース用の装置であってもよい。
【0043】
撮影部1001は、定期的又は不定期に、所定範囲の画像を撮影する。撮影部1001は、撮影した画像を、内部又は外部のメモリやハードディスクに記憶したり、画像送信部1002に引き渡したりする。
【0044】
画像送信部1002は、属性判定装置200に画像を送信する。画像送信部1002は、例えば、定期的又は不定期に画像を送信したり、属性判定装置200の要求に応答して画像を送信したりする。画像送信部1002は、属性判定装置200と通信を行うよう、有線や無線で属性判定装置200と接続する。
【0045】
画像取得部2001は、撮影装置100から画像を取得する。画像取得部2001は、画像送信部1002が送信した画像を受信し、画像データテーブル224に記憶したり、画像解析部2002に引き渡したりする。画像取得部2001は、撮影装置100と通信を行うよう、有線や無線で撮影装置100と接続する。
【0046】
画像解析部2002は、取得した画像に映る人物を特定し、特定した人物を画像解析し、特定した人物がある属性(第1属性)である確率を算出する。画像解析部2002は、また、特定した人物が映る他の撮影装置100が撮影した画像を探索する。そして、画像解析部2002は、特定した人物が映る撮影装置100ごとに、特定した人物がある属性(第1属性)である確率を算出する。
【0047】
属性判定部2003は、画像解析部2002で算出した確率と、各撮影装置100が有する確率であって、当該撮影装置100が撮影した画像にある属性である人物が映る確率とに基づいて、特定した人物がある属性であるか否かを最終的に判定する。画像解析部2002及び属性判定部2003が実行する一連の処理を、属性判定処理と呼ぶ。
【0048】
なお、属性判定処理は、例えば、所定時間になったとき、所定量の画像が蓄積されたとき、及び属性判定システム10の管理者の要求があった場合、などに実行される。
【0049】
属性スコア更新部2004は、属性判定部2003の判定結果に応じて、属性スコアテーブル225の各撮影装置100の属性スコアを更新する。属性スコアは、例えば、撮影した画像に映る人物のうち、どれくらいの人数の人物がある属性を有するかを示す確率である。属性スコアは、統計に基づく数値であってもよいし、撮影場所の持つ特徴(例えば、男性が多い場所であること)に基づく数値であってもよい。さらに、属性スコアは、例えば、撮影した画像に映る人物の総数、及びある属性を有する人物の人数などの、統計値であってもよい。
【0050】
<各種テーブル>
属性判定装置200が記憶するテーブルについて説明する。
【0051】
<1.画像データテーブル>
画像データテーブル224は、撮影装置100から取得した画像を記憶するテーブルである。属性判定装置200は、撮影装置100ごとに画像を記憶する。また、属性判定装置200は、例えば、属性判定処理を行った後、画像データテーブル224に記憶した画像を削除してもよい。
【0052】
<2.属性判定結果テーブル>
図5は、属性判定結果テーブル226の例を示す図である。属性判定結果テーブル226は、属性判定処理の属性判定結果を記憶するテーブルである。
【0053】
属性判定結果テーブル226は、例えば、「人物」及び「第1属性(男性)」が記憶される。
【0054】
「人物」は、属性判定の対象となる人物を示す識別情報であって、例えば、人物の名称、人物を識別する番号、あるいは、撮影された時間及び撮影装置の識別子などである。
図5においては、例えば「X」などアルファベット1文字で識別するものとし、以降識別された人物を人物Xなどと呼ぶ場合がある。
【0055】
「第1属性(男性)」は、当該人物がその属性(第1属性)を有するか否かを示す情報である。
図5において、第1属性は男性であるか否かを示し、「○」は男性であること、「×」は男性でないことを示す。なお、属性判定結果テーブル226に記憶する属性は、例えば、第n属性など(nは整数)、複数あってもよい。属性判定結果テーブル226に記憶する属性は、複数の属性について記憶する場合、属性ごとにその属性を有するか否かを示す情報を記憶する。
【0056】
<3.属性スコアテーブル>
図6は、属性スコアテーブル225の例を示す図である。属性スコアテーブル225は、撮影装置100ごとの属性スコアを記憶するテーブルである。
【0057】
属性スコアテーブル225は、例えば、「総数」、「第1属性(男性)」、及び「第1属性スコア」が記憶される。
【0058】
「総数」は、当該撮影装置100が撮影した画像に映る人物の総数を示す情報である。「総数」は、以降で説明する処理において、新たな人物を特定されたのち、更新される。
【0059】
「第1属性(男性)」は、当該撮影装置100が撮影した画像に映る人物のうち、その属性(第1属性)を有する人物の総数を示す情報である。「第1属性(男性)」は、以降で説明する処理において、ある人物が当該属性を有すると判定されたのち、更新される。なお、
図6の属性スコアテーブル225は、第1属性に関する属性スコアのみを記憶するが、複数の属性を記憶してもよい。その場合、属性スコアテーブル225は、「第1属性(男性)」と同様に、その属性を有する人物の総数を記憶すればよい。
【0060】
「第1属性スコア」は、当該撮影装置100が撮影した画像に映る人物が、その属性(第1属性)を有する人物である確率を示す情報である。「第1属性スコア」は、例えば、「第1属性(男性)」の数値を、「総数」の数値で除した数値である。なお、「第1属性スコア」は、「第1属性(男性)」の数値を「総数」の数値で除した数値である場合、「総数」及び「第1属性(男性)」の情報要素から算出が可能であるため、属性スコアテーブル225に記憶されなくてもよい。
【0061】
<属性判定処理>
属性判定装置200において実行される属性判定処理S100について説明する。
図7は、属性判定処理S100の処理フローチャートの例を示す図である。
【0062】
属性判定装置200は、属性判定処理の実行契機を検出すると、属性判定処理S100を実行する。属性判定装置200は、属性判定処理S100において、人物検出処理を行う(S200)。
【0063】
人物検出処理S200は、画像から新たな人物(一連の処理において、過去に実施した人物検出処理S200において、検出されていない人物)を検出する処理である。人物検出処理S200の詳細については、後述する。
【0064】
属性判定装置200は、人物検出処理S200において新たな人物を検出しない場合(S100-1のNo)、属性判定処理S100を終了する。
【0065】
一方、属性判定装置200は、人物検出処理S200において新たな人物を検出した場合(S100-1のYes)、画像解析処理を行う(S300)。画像解析処理S300は、検出した人物の画像に基づき、その人物の属性(暫定属性)を判定する処理である。画像解析処理S300の詳細については、後述する。
【0066】
属性判定装置200は、画像解析処理S300の実行後、属性最終判定処理を行う(S400)。属性最終判定処理S400は、画像解析処理S300で算出した暫定確率(第1確率)と、各撮影装置100の属性スコア(第2確率)とに基づいて、検出した人物の属性(最終属性)を決定する処理である。属性最終判定処理S400の詳細については、後述する。
【0067】
属性判定装置200は、属性判定最終処理S400の実行後、属性スコア更新処理を行う(S500)。属性スコア更新処理S500は、属性最終判定処理S400において決定した人物の属性を、各撮影装置100の属性スコアに反映させ、属性スコアテーブル225を更新する処理である。属性スコア更新処理S500の詳細については、後述する。
【0068】
属性判定装置200は、属性スコア更新処理S500の実行後、再度人物検出処理S200を実行する。そして、属性判定装置200は、人物検出処理S200で新たな人物が検出されなくなるまで(画像に映る全ての人物の属性判定が完了するまで)、属性判定処理S100において、一連の処理を繰り返す。
【0069】
<人物検出処理>
図8は、人物検出処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。属性判定装置200は、人物検出処理S200において、画像を選択する(S200-1)。選択する画像は、例えば、施設の入り口付近に設置されている撮影装置100の撮影した画像を選択する。また、選択する画像は、ランダムに選択されてもよい。
【0070】
属性判定装置200は、選択画像に映る複数の人物(属性判定対象)から新たな人物(第1対象)を検索する(S200-2)。新たな人物とは、人物検出処理S200において、未検出の人物である。また、新たな人物とは、一連の属性判定処理S200において、また属性判定を実施されていない人物を示す。
【0071】
属性判定装置200は、選択画像に新たな人物を検出すると(S200-3のYes)、新たな人物を検出した状態で、人物検出処理S200を終了する。
【0072】
一方、属性判定装置200は、選択画像に新たな人物を検出できない場合(S200-3のNo)、未選択の画像が存在するか否かを確認する(S200-4)。属性判定装置200は、未選択の画像が存在する場合(S200-4のYes)、未選択の画像から新たな画像を選択する(S200-1)。
【0073】
一方、属性判定装置200は、未選択の画像が存在しない場合(S200-4のNo)、新たな人物の検出なしの状態で、人物検出処理S200を終了する。
【0074】
なお、属性判定装置200は、人物検出処理S200における新たな人物の検出(S200-2)において、例えば、画像から人物を抽出し、抽出した人物の身体的特徴(例えば顔の特徴)を解析し、解析した身体的特徴を持つ人物が過去に新たな人物として検出されていない場合、新たな人物を検出したと判定する。
【0075】
<画像解析処理>
図9は、画像解析処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。属性判定装置200は、画像解析処理S300において、人物検出処理S200の選択画像から、検出した人物が第1属性である暫定確率を算出する(S300-1)。暫定確率とは、後の実行する属性最終判定処理S400において算出する最終確率を算出するために必要となる確率であって、人物の画像解析に基づき算出される確率である。第1属性が男性であるか否かである場合、処理S300-1は、例えば、選択画像中の検出された人物の身体的特徴を画像解析し、顔の特徴や身長などから、その検出された人物が男性である確率を算出する処理である。
【0076】
属性判定装置200は、選択画像を撮影した撮影装置100(第1撮影装置)以外の撮影装置100の画像から、検出した人物が映る画像を探索する(S300-2)。属性判定装置200は、処理S300-2において、どの撮影装置100の画像に検出した人物が映っているかを認識する。
【0077】
属性判定装置200は、探索の結果、検出した人物が映る画像を発見できた場合(S300-3のYes)、発見した画像を撮影した撮影装置100(第1撮影装置)ごとに、検出した人物が第1属性である暫定確率を算出し(S300-4)、画像解析処理S300を終了する。暫定確率の算出の方法は、処理S3001と同様である。
【0078】
一方、属性判定装置200は、探索の結果、検出した人物が映る画像を発見できなかった場合(S300-3のNo)、画像解析処理S300を終了する。
【0079】
<属性最終判定処理>
図10は、属性最終判定処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。属性判定装置200は、属性最終判定処理S400において、画像解析処理S300で算出した撮影装置100ごとの暫定確率それぞれに、属性スコアテーブルの第1属性スコアを乗算し、撮影装置100ごとに最終確率を算出する(S400-1)。撮影装置100ごとの最終確率は、例えば、以下の式(1)で算出される。
【0080】
PFx = PTx×Sx・・・式(1)
PFxは、撮影装置xの最終確率、PTxは、撮影装置xの暫定確率、Sxは、撮影装置xの属性スコアテーブルの第1属性スコアを示す。
【0081】
そして、属性判定装置200は、撮影装置100ごとに算出した最終確率の平均値を算出する(S400-2)。
【0082】
最終確率の平均値は、例えば、以下の式(2)を用いて算出する。
【0083】
PFave=(PF1+PF2+・・・+PFn)÷n・・・式(2)
PFaveは、最終確率の平均値、nは、最終確率を算出した撮影装置100の数を示す。
【0084】
なお、暫定確率は、例えば、画像判定に基づく、人物が第1属性である確率をしめす。また、第1属性スコアは、例えば、統計に基づく、当該撮影装置100が映す画像中の人物が第1属性である確率を示す。この場合、最終確率は、確率と確率を乗じた数値となり、数値が大きい程、第1属性である確率が高いことを示す指標となる。
【0085】
属性判定装置200は、最終確率の平均値を、閾値と比較する(S400-3)。属性判定装置200は、最終確率の平均値が閾値以上である場合(S400-3のYes)、当該検出した人物が第1属性であると判定する(S400-4)。一方、属性判定装置200は、最終確率の平均値が閾値以上でない場合(S400-3のNo)、当該検出した人物が第1属性ではないと判定する(S400-5)。
【0086】
そして、属性判定装置200は、検出した人物の属性判定結果を、属性判定結果テーブルに追加し(S400-6)、属性最終判定処理S400を終了する。
【0087】
<属性スコア更新処理>
図11は、属性スコア更新処理S500の処理フローチャートの例を示す図である。属性判定装置200は、属性スコア更新処理S500において、属性スコアの更新条件を満たすか否かを確認する(S500-1)。そして、属性判定装置200は、属性スコアの更新条件を満たす場合(S500-1のYes)、属性スコアテーブルを更新し(S500-2)、属性スコア更新処理S500を終了する。
【0088】
一方、属性判定装置200は、属性スコアの更新条件を満たす場合(S500-1のNo)、属性スコアテーブル225を更新せずに、属性スコア更新処理S500を終了する。
【0089】
更新条件は、例えば、属性最終判定処理S400において、最終確率の平均値と閾値との差異が所定値以上であることである。最終確率の平均値と閾値の差異は、大きい程、属性の判定結果の確度が高く、小さい程、属性の判定結果の確度は低くなる。すなわち、属性を判定するためには、最終確率の平均値と閾値の差異は、大きいほど確度が上がる。よって、更新条件を設けることで、確度が低い属性の判定結果を属性スコアに反映することを防止することができる。
【0090】
属性スコアの更新は、例えば、属性スコアテーブル225を更新する。属性判定装置200は、例えば、属性スコアテーブル225の総数(第1累積数)を1増加させる。そして、属性判定装置200は、ある人物が第1属性であると判定した場合、第1属性の人数(第2累積数)を1増加させる。これにより、属性スコアテーブル225は、最新の統計情報となり、属性スコアの精度が向上する。
【0091】
<属性判定例>
以下に、具体的な数値を示しながら、属性判定処理S100、及び各テーブルの遷移について説明する。
【0092】
属性判定装置200は、あるタイミングで属性判定処理S100を実行する。そして、属性判定装置200は、人物検出処理S200において、撮影装置100-1が撮影した画像から、人物Aを新たな人物として検出する(
図8のS200-3のYes)。
【0093】
属性判定装置200は、撮影装置100-1の画像に映った人物Aが第1属性である暫定確率を算出する(
図9のS300-1)。属性判定装置200は、画像判定の結果、例えば、暫定確率を0.55と算出する。
【0094】
属性判定装置200は、人物Aが映る他の画像を探索する(
図9のS300-2)。そして、属性判定装置200は、撮影装置100-3の撮影した画像に人物Aが映っていることを発見する(
図9のS300-3)。
【0095】
属性判定装置200は、撮影装置100-3の画像に基づき、人物Aが第1属性である暫定確率を算出する(
図9のS300-4)。属性判定装置200は、画像判定の結果、例えば、暫定確率を0.40と算出する。
【0096】
属性判定装置200は、撮影装置100-1及び撮影装置100-3の、人物Aが第1属性である最終確率を、暫定確率に属性スコアを乗じて算出する(
図10のS400-1)。
【0097】
図6の属性スコアテーブル225の例の属性スコアを使用すると、撮影装置100-1の最終確率は0.385(=0.55×0.7)となり、撮影装置100-3の最終確率は0.3(=0.4×0.75)となる。
【0098】
属性判定装置200は、最終確率の平均値0.3425(=(0.385+0.3)÷2)を算出する(
図10のS400-2)。属性判定装置200は、算出した最終確率の平均値と閾値を比較する(
図10のS400-3)。
【0099】
閾値は、例えば、男性であるか否かのような2つの要素しかない属性を判定する場合は、画像判定に基づき男性である確率が半分である0.5と、男女比が同じになる場所の属性スコアを示す0.5を乗じた数値である0.25とする。
【0100】
属性判定装置200は、最終確率の平均値0.3425が閾値0.25以上であるため(
図10のS400-3のYes)、人物Aは第1属性であると判定する(
図10のS400-4)。属性判定装置200は、人物Aの属性判定結果を属性判定結果テーブルに追加する(
図10のS400-6)。
【0101】
図12は、更新後の属性判定結果テーブル226の例を示す図である。更新箇所を網掛けで示す。属性判定装置200は、人物Aが第1属性であることを、属性判定結果テーブル226の最後尾に追加する。
【0102】
属性判定装置200は、属性スコアを更新するか否かを確認する(
図11のS500-1)。属性判定装置200は、属性スコアを更新すると判定した場合(
図11のS500-1のYes)、属性スコアテーブルを更新する(
図11のS500-2)。
【0103】
図13は、更新後の属性スコアテーブル225の例を示す図である。更新箇所を網掛けで示す。属性判定装置200は、属性スコアテーブル225の、撮影装置100-1の総数を1増加させ、第1属性の人数を1増加させる。そして、属性判定装置200は、撮影装置100-1の第1属性の属性スコアを0.71(15÷21)と算出し、属性スコアテーブル225を更新する。同様に、属性判定装置200は、属性スコアテーブル225の撮影装置100-3の総数、第1属性、及び第1属性の属性スコアを更新する。
【0104】
そして、属性判定装置200は、人物A以外の人物が画像に映っていないかどうかを探索し(
図8のS200-1,2)、新たな人物が検出できなくなるまで、同様の処理を行う。
【0105】
第1の実施の形態において、属性判定装置200は、人物の映像に基づく画像判定から算出される、その人物がある属性である確率(暫定確率)と、その人物が映る撮影装置100の属性スコアとに基づき、その人物がある属性であるか否かの確度を向上させる。
【0106】
例えば、上述した具体例において、属性スコアを考慮しない場合、撮影装置100-1の画像からの暫定確率0.55と、撮影装置100-3の画像からの暫定確率0.4だけで人物Aが第1属性であるか否かを判定することとなる。この場合、例えば暫定確率の平均値である0.475であり、第1属性である確率が0.5以下であることから、第1属性ではないと判定されることが考えられ、第1の実施の形態とは異なる属性判定結果となる。
【0107】
[その他の実施の形態]
第1の実施の形態では、判定対象が1つの属性(第1属性)のみであったが、複数の属性を判定対象としてもよい。
図14は、複数の属性を判定する場合の属性判定結果テーブル226の例を示す図である。属性判定装置200は、上述した第1の実施の形態における第1属性の判定と同様に、他の属性についても判定し、その判定結果を属性判定結果テーブル226に反映する。属性は、例えば、年齢や身長などの身体的な特徴や、帽子や服装の色や形状などの趣味嗜好であってもよい。
【0108】
また、
図15は、複数の属性を判定する場合の属性スコアテーブル225の例を示す図である。属性判定装置200は、総数、第1属性に加え、第2属性以降の属性の人数についても、属性スコアテーブル225を更新する。なお、複数の属性を判定対象とする場合、属性スコア更新処理S500における更新条件は、各属性の判定結果を総合的に判定する。
【0109】
また、第1の実施の形態において、属性スコアは、撮影装置100が撮影した画像に映る人物の総数に対するある属性を有する人物の割合(統計によるスコア)であったが、撮影装置100が有する特徴に応じた数値であってもよい。例えば、撮影装置100が男性向けのセミナーの会場を撮影する場合、撮影装置100の第1属性スコアを1.0に限りなく近い数値としてもよい。すなわち、属性スコアは、統計によるスコアではなく、撮影装置100が撮影する場所の特性に応じた数値であってもよい。また、属性スコアは、統計によるスコアと撮影装置100の有する特徴との両方を考慮した数値であってもよい。
【0110】
また、最終確率の算出方法は、式(1)に限られない。最終確率は、撮影装置100の属性スコアと、画像判定による確率(暫定確率)との、両方が考慮された数値であればよい。例えば、最終確率は、乗算ではなく加算で算出してもよい。
【0111】
さらに、第1の実施の形態において、属性スコアは確率であるが、統計値であってもよい。例えば、属性スコアテーブル225における総数と第1属性の数を属性スコアと呼んでもよい。
【符号の説明】
【0112】
10 :属性判定システム
100 :撮影装置
110 :CPU
120 :ストレージ
121 :撮影プログラム
122 :画像送信プログラム
130 :メモリ
160 :カメラ
200 :属性判定装置
210 :CPU
220 :ストレージ
221 :画像取得プログラム
222 :属性判定プログラム
2221 :人物検出モジュール
2222 :画像解析モジュール
2223 :属性最終判定モジュール
223 :属性スコア更新プログラム
224 :画像データテーブル
225 :属性スコアテーブル
226 :属性判定結果テーブル
230 :メモリ
250 :ディスプレイ
1001 :撮影部
1002 :画像送信部
2001 :画像取得部
2002 :画像解析部
2003 :属性判定部
2004 :属性スコア更新部