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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-01
(45)【発行日】2023-03-09
(54)【発明の名称】HVS及びPAPスミアテスト装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 10/02 20060101AFI20230302BHJP
   G01N 33/48 20060101ALI20230302BHJP
   G01N 1/10 20060101ALI20230302BHJP
   G01N 1/12 20060101ALI20230302BHJP
【FI】
A61B10/02 140
G01N33/48 S
G01N1/10 V
G01N1/12 B
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020557113
(86)(22)【出願日】2018-04-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-04-01
(86)【国際出願番号】 TR2018050182
(87)【国際公開番号】W WO2019139547
(87)【国際公開日】2019-07-18
【審査請求日】2020-08-13
(31)【優先権主張番号】2018/00276
(32)【優先日】2018-01-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TR
(73)【特許権者】
【識別番号】520247811
【氏名又は名称】アルラブビ,オマー
【氏名又は名称原語表記】ALRAVVI, Omar
【住所又は居所原語表記】Iskenderpasa Mah. Simitci Sakir Sok. Vatan Apt. No.24/2, Fatih/Istanbul (TR)
(74)【代理人】
【識別番号】100105131
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 満
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100142804
【弁理士】
【氏名又は名称】大上 寛
(72)【発明者】
【氏名】アルラブビ,オマー
(72)【発明者】
【氏名】アル―ラウ,アイシャ オマー マハムード
(72)【発明者】
【氏名】アル―ラウ,アブー―バクル オマー マハムード
(72)【発明者】
【氏名】アル―ラウ,オスマン オマー マハムード
【審査官】▲高▼原 悠佑
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-043412(JP,A)
【文献】特表2003-530900(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0030020(US,A1)
【文献】英国特許出願公開第02248396(GB,A)
【文献】特表2016-540526(JP,A)
【文献】国際公開第2008/012847(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0087133(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2005/0284239(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 10/02-10/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
医者によって用いられるコットンチップ(35)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
1.6~2.4cmの直径と10~14cmの長さを有する外部シリンダー(1)、
前記外部シリンダー(1)の先端側で長さ方向に交差してバラ様の形状に開放されるヘッド(2)、
ヘッドがより容易に出るようにするための前記ヘッド(2)の薄くて平らな内部面(3)と前記ヘッド(2)の外側の湾曲した厚いエッジ部分(4)、
前記外部シリンダー(1)の後端で1~1.2cmの厚さを有するリング1(5)、
前記外部シリンダー(1)の後端に前記リング1(5)より突出して形成され、前記外部シリンダー(1)及びピストンカバー(9)を連結する螺旋形端部(6)、
前記外部シリンダー(1)の内側に形成され、内部シリンダー1(8)を保持するリング2a(7)及び前記内部シリンダー1(8)の内側に前記リング2a(7)より先端に形成され、内部シリンダー2(23)を保持するリング2b(21)、
前記外部シリンダー(1)内で自在に移動する内部シリンダー1(8)、
前記螺旋形端部(6)と噛み合い、前記ピストンカバー(9)の後端に形成されたホール3(51)に前記反動シリンダー2(28)が挿入される、ピストンカバー(9)、
前記内部シリンダー1(8)を保持する、前記内部シリンダー1(8)の後端の外側に1mmの突出部を有するリング3(20)、
前記リング2b(21)とリング4(24)との間で利用可能なスプリング2(22)、
前記内部シリンダー1(8)内で移動し、先端の中心にヘッドを挿入するためのホールを有する内部シリンダー2(23)、
前記内部シリンダー2(23)の後端で前記スプリング2(22)を保持するリング4(24)、
コイル(31)の先端のホール1(25)に挿入され、ヘッドバー1(34)が挿入されるようにする端部側面開放部を有するチップホルダー(26)、
前記内部シリンダー2(23)の内部に挿入されるスプリング3(27)、
圧力を提供する反動シリンダー2(28)であって、先端に前記コイル(31)に適した四角形のホール2(29)を有する反動シリンダー2(28)、
前記反動シリンダー2(28)の後端で母指を利用したプッシュを容易にする円盤1(30)、
前記反動シリンダー2(28)が前記ピストンカバー(9)から再び出ることを防止する下向きの円錐台(38)、
前記反動シリンダー2(28)の内部に四角形に形成されたツイストコイル(31)、
前記チップホルダー(26)に挿入されるリング5(32)、
前記内部シリンダー2(23)の先端にあり、前記チップホルダー(26)が固定されるためのリング6(33)、
楊枝形態のヘッドバー1(34)、
前記ヘッドバー1(34)の先端にあるコットンチップ(35)、
を有し、
前記コットンチップ(35)内に圧が加えられる時に前記ヘッドバー1(34)の後側部分がチップホルダー(26)内の空きスペース(36)に移動し、前記ヘッドバー1(34)上の赤い線が前記チップホルダー(26)内に見えなくなった後にサンプルが採取されることが確認できることを特徴とするHVS及びPapスミアテスト装置。
【請求項2】
患者によって用いられるコットンチップ(35)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
1.6~2.4cmの直径と10~14cmの長さを有する外部シリンダー(1)、
前記外部シリンダー(1)の先端側で長さ方向に交差してバラ様の形状に開放されるヘッド(2)、
ヘッドがより容易に出るようにするための前記ヘッド(2)の薄くて平らな内部面(3)と前記ヘッド(2)の外側の湾曲した厚いエッジ部分(4)、
前記外部シリンダー(1)の後端で1~1.2cmの厚さを有するリング1(5)、
前記外部シリンダー(1)の後端に前記リング1(5)より突出して形成され、前記外部シリンダー(1)及びシリンダー(10)を連結する螺旋形端部(6)、
前記外部シリンダー(1)の内側に形成され、内部シリンダー1(8)を保持するリング2a(7)及び前記内部シリンダー1(8)の内側に前記リング2a(7)より先端に形成され、内部シリンダー2(23)を保持するリング2b(21)、
前記外部シリンダー(1)内で自在に移動する内部シリンダー1(8)、
前記内部シリンダー1(8)を保持する、前記内部シリンダー1(8)の後端の外側に1mmの突出部を有するリング3(20)、
前記リング2b(21)とリング4(24)との間で利用可能なスプリング2(22)、
前記内部シリンダー1(8)内で移動し、先端の中心にヘッドを挿入するためのホールを有する内部シリンダー2(23)、
前記内部シリンダー2(23)の後端で前記スプリング2(22)を保持するリング4(24)、
コイル(31)の先端のホール1(25)に挿入され、ヘッドバー1(34)が挿入されるようにする端部側面開放部を有するチップホルダー(26)、
前記内部シリンダー2(23)の内部に挿入されるスプリング3(27)、
前記シリンダー(10)に挿入され、圧力を提供する反動シリンダー2(28)であって、先端に前記コイル(31)に適した四角形のホール2(29)を有する反動シリンダー2(28)、
前記反動シリンダー2(28)の内部に四角形に形成されたツイストコイル(31)、
前記チップホルダー(26)に挿入されるリング5(32)、
前記内部シリンダー2(23)の先端にあり、前記チップホルダー(26)が固定されるためのリング6(33)、
楊枝形態のヘッドバー1(34)、
前記ヘッドバー1(34)の先端にあるコットンチップ(35)、
を有し、
前記コットンチップ(35)内に圧が加えられる時に前記ヘッドバー1(34)の後側部分がチップホルダー(26)内の空きスペース(36)に移動し、前記ヘッドバー1(34)上の赤い線が前記チップホルダー(26)内に見えなくなった後にサンプルが採取されることが確認でき、
外部シリンダー(1)と統合されたシリンダー(10)、
前記シリンダー(10)と小型シリンダー1(42)に連結されて25cm~40cmの長さを有し、医療用チューブ(16)と前記シリンダー(10)との間の適切な移動を保障する可撓性チューブ(15)、
注射に用いられる医療用注入器と類似し、前記可撓性チューブ(15)と連結される医療用チューブ(16)、
前記医療用チューブ(16)の内部にある、患者によって圧力が加えられた後にHVS及びPapスミアテスト装置を元の位置に戻すスプリング1(17)、
前記医療用チューブ(16)の内部にある、患者によって圧力が加えられることを保障する反動シリンダー1(18)、
患者によって前記反動シリンダー1(18)に圧力が加えられる時に、操作が正しく行われたことをコントロールし、前記医療用チューブ(16)上にあり、加えられる圧力の開始及び終了を充足するライン1(19.a)及びライン2(19.b)、
前記反動シリンダー2(28)の後端の円盤2(39)、
前記円盤2(39)と一体化された黒ゴム(40)、
前記シリンダー(10)の後端にある後方部(41)、及び前記後方部(41)の中心から通過する小型シリンダー1(42)を有する、ことを特徴とするHVS及びPapスミアテスト装置。
【請求項3】
医者によって用いられるブラシチップ(47)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において
.6~2.4cmの直径と10~14cmの長さを有する外部シリンダー(1)、
前記外部シリンダー(1)の先端側で長さ方向に交差してバラ様の形状に開放されるヘッド(2)、
ヘッドがより容易に出るようにするための前記ヘッド(2)の薄くて平らな内部面(3)と前記ヘッド(2)の外側の湾曲した厚いエッジ部分(4)、
前記外部シリンダー(1)の後端で1~1.2cmの厚さを有するリング1(5)、
前記外部シリンダー(1)の後端に前記リング1(5)より突出して形成され、前記外部シリンダー(1)及びピストンカバー(9)を連結する螺旋形端部(6)、
前記外部シリンダー(1)の内側に形成され、内部シリンダー1(8)を保持するリング2a(7)及び前記内部シリンダー1(8)の内側に前記リング2a(7)より先端に形成され、内部シリンダー2(23)を保持するリング2b(21)、
前記外部シリンダー(1)内で自在に移動する内部シリンダー1(8)、
前記螺旋形端部(6)と噛み合い、前記ピストンカバー(9)の後端に形成されたホール3(51)に前記反動シリンダー2(28)が挿入される、ピストンカバー(9)、
前記内部シリンダー1(8)を保持する、前記内部シリンダー1(8)の後端の内側に1mmの突出部を有するリング3(20)、
前記リング2b(21)とリング4(24)との間で利用可能なスプリング2(22)、
前記内部シリンダー1(8)内で移動し、先端の中心にヘッドを挿入するためのホールを有する内部シリンダー2(23)、
前記内部シリンダー2(23)の後端で前記スプリング2(22)を保持するリング4(24)、
前記内部シリンダー2(23)の内部に挿入されるスプリング3(27)、
圧力を提供する反動シリンダー2(28)であって、先端に前記コイル(31)に適した四角形のホール2(29)を有する反動シリンダー2(28)、
前記反動シリンダー2(28)の後端で母指を利用したプッシュを容易にする円盤1(30)、
前記反動シリンダー2(28)が前記ピストンカバー(9)から再び出ることを防止する下向きの円錐台(38)、
前記反動シリンダー2(28)の内部に四角形に形成されたツイストコイル(31)、
ブラシチップ(47)がコイル(31)の先端で一方向へ完全に回転することを保障する羽(44)、
反動シリンダー2(28)が一方向へホール2(29)を通過するようにする下向きの小型円錐台(43)、
前記反動シリンダー2(28)が小型シリンダー2(45)へと移動する、小型シリンダー2(45)、
前記ヘッドバー2(46)の後端に形成され、チップホルダー(26)を固定し、サンプルを採取する手順を容易にし、一方向への回転を保障するリング7(48)、
前記リング7(48)と一体化されたヘッドバー2(46)、
前記ヘッドバー2(46)の先端のブラシチップ(47)、
前記ブラシチップ(47)上を通過することを保障する一端部が閉鎖されたチップホルダー(26)、
螺旋形で前記ヘッドバー2(46)から放射状に広がっている前記ブラシチップ(47)ブリスター(49)、細胞が子宮頸部から採取されることを保障する前記ブラシチップ(47)のブリスター(49)のシャープエッジ(50)、
を有する、ことを特徴とするHVS及びPapスミアテスト装置。
【請求項4】
患者によって用いられるブラシチップ(47)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
1.6~2.4cmの直径と10~14cmの長さを有する外部シリンダー(1)、
前記外部シリンダー(1)の先端側で長さ方向に交差してバラ様の形状に開放されるヘッド(2)、
ヘッドがより容易に出るようにするための前記ヘッド(2)の薄くて平らな内部面(3)と前記ヘッド(2)の外側の湾曲した厚いエッジ部分(4)、
前記外部シリンダー(1)の後端で1~1.2cmの厚さを有するリング1(5)、
前記外部シリンダー(1)の後端に前記リング1(5)より突出して形成され、前記外部シリンダー(1)及びシリンダー(10)を連結する螺旋形端部(6)、
前記外部シリンダー(1)の内側に形成され、内部シリンダー1(8)を保持するリング2a(7)及び前記内部シリンダー1(8)の内側に前記リング2a(7)より先端に形成され、内部シリンダー2(23)を保持するリング2b(21)、
前記外部シリンダー(1)内で自在に移動する内部シリンダー1(8)、
前記螺旋形端部(6)と噛み合い、前記ピストンカバー(9)の後端に形成されたホール3(51)に前記反動シリンダー2(28)が挿入される、ピストンカバー(9)、
前記内部シリンダー1(8)を保持する、前記内部シリンダー1(8)の後端の内側に1mmの突出部を有するリング3(20)、
前記リング2b(21)とリング4(24)との間で利用可能なスプリング2(22)、
前記内部シリンダー1(8)内で移動し、先端の中心にヘッドを挿入するためのホールを有する内部シリンダー2(23)、
前記内部シリンダー2(23)の後端で前記スプリング2(22)を保持するリング4(24)、
前記内部シリンダー2(23)の内部に挿入されるスプリング3(27)、
前記シリンダー(10)に挿入され、圧力を提供する反動シリンダー2(28)であって、先端に前記コイル(31)に適した四角形のホール2(29)を有する反動シリンダー2(28)、
前記反動シリンダー2(28)の後端で母指を利用したプッシュを容易にする円盤1(30)、
前記反動シリンダー2(28)が前記ピストンカバー(9)から再び出ることを防止する下向きの円錐台(38)、
前記反動シリンダー2(28)の内部に四角形に形成されたツイストコイル(31)、
外部シリンダー(1)と統合されたシリンダー(10)、
前記シリンダー(10)と小型シリンダー1(42)に連結されて25cm~40cmの長さを有し、医療用チューブ(16)の間の適切な移動を保障する可撓性チューブ(15)、
注射に用いられる医療用注入器と類似し、前記可撓性チューブ(15)と連結される医療用チューブ(16)、
前記医療用チューブ(16)の内部にある、患者によって圧力が加えられた後にHVS及びPapスミアテスト装置を元の位置に戻すスプリング1(17)、
前記医療用チューブ(16)の内部にある、患者によって圧力が加えられることを保障する反動シリンダー1(18)、
患者によって前記反動シリンダー1(18)に圧力が加えられる時に、操作が正しく行われたことをコントロールし、前記医療用チューブ(16)上にあり、加えられる圧力の開始及び終了を充足するライン1(19.a)及びライン2(19.b)、
前記反動シリンダー2(28)の後端の円盤2(39)、
前記円盤2(39)と一体化された黒ゴム(40)、
前記シリンダー(10)の後端にある後方部(41)、及び前記後方部(41)の中心から通過する小型シリンダー1(42)、
ブラシチップ(47)がコイル(31)の先端で一方向へ完全に回転することを保障する羽(44)、
反動シリンダー2(28)が一方向へホール2(29)を通過するようにする下向きの小型円錐台(43)、
前記反動シリンダー2(28)が小型シリンダー2(45)へと移動する、小型シリンダー2(45)、
前記ヘッドバー2(46)の後端に形成され、チップホルダー(26)を固定し、サンプルを採取する手順を容易にし、一方向への回転を保障するリング7(48)、
前記リング7(48)と一体化されたヘッドバー2(46)、
前記ヘッドバー2(46)の先端のブラシチップ(47)、
前記ブラシチップ(47)上を通過することを保障する一端部が閉鎖されたチップホルダー(26)、
螺旋形で前記ヘッドバー2(46)から放射状に広がっている前記ブラシチップ(47)ブリスター(49)、
細胞が子宮頸部から採取されることを保障する前記ブラシチップ(47)のブリスター(49)のシャープエッジ(50)、を有する、ことを特徴とするHVS及びPapスミアテスト装置。
【請求項5】
ッド(2)上に装着可能であり、ヘッド(2)を囲む非常に薄くて柔らかい材料で製作された、滑めらかで4cmの長さを有する保護カバー(11)を有し、前記保護カバー(11)は、エッジ側(12)の曲がった外部端部面(13)及び傾斜した内部端部面(14)を有する、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載のHVS及びPapスミアテスト装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はヒトパピローマウイルス(HPV)を女性が本人自らまたは医者が膣から子宮頸部細胞サンプルまたは液体(材料)を採取することができるようにする便宜を提供するHVS及びPAPスミアテスト装置であって、また、培養感度に関するものである。
【0002】
子宮頸部は子宮と膣が合わさる領域で、人間の女性の生殖器官で子宮下部を含む。膣から子宮頸部を見ると、膣の端部で半球状を有する。子宮頸部は子宮が膣へ開放される狭い子宮頸部である。これは非常に強い筋肉構造を有する。これは非常にタイトで閉じており、出産の場合のみ開放することができる。子宮頸部はまた感染が子宮に到逹することを防止する重要な障壁の役割を果たす。
【0003】
ヒトパピローマウイルス(HPV)は性的に伝染される最も一般的な感染の一つである。HPVウイルスは男性の陰茎と球根、外部性器及び女性の子宮頸部に定着する。ウイルスHPVが体に入ると、これは細胞内に定着し、再発性生殖器疣贅(コンジローム)と呼ばれる。これらの症状は手と足、呼吸器官及び性病領域に出現する疣贅である。このウイルスには数百個の互いに異なる下位グループが存在し、このようなグループの中の一部は子宮頸部癌を誘発することと知られている。
【0004】
HPV感染は最も一般的であり、全ての年齢で現われる。HPV感染に接触した人はこのウイルスに対する免疫を得ることができない。体が免疫を得ることができないことには二つの理由がある:
【0005】
・体が感染に強く反応することができないため、人の免疫系が長期的な保護を提供することができない。人の体は同じHPV類型に対して再び感染危険に直面する虞がある。
・HPVウイルスまたはこのウイルスに属する粒子は血液と混合せず、細胞で発見される。従って、これはメモリーを作るための免疫も形成しない。
【0006】
子宮頸部癌は癌以前の病変段階またはその非常に初期段階で接触した時、回復可能性が非常に高い疾病となる。この疾病の早期診断及び治療は非常に重要である。子宮頸部癌の潜伏期は非常に長い。細胞で癌の前駆体である病変の出現から癌の形成までの期間は5~10年の間で多様であり、場合によってはより長いことがある。
【0007】
子宮頸部癌に対し、HPV感染を制御するためにスミアテストが行われる。このテストの目的は子宮頸部癌であるか否かを確認し、病変を早期に診断することである。スミアテストはパパニコロー(Papanicolaou)テスト、Papテスト、子宮頸部スミアテスト、子宮頸部スワブ及び子宮頸部細胞検査とも知られている。このようなテストは人の命を救う効果があるので、ルーティーンとして管理されて行われる。
【0008】
HVS検査ではコットンジェマと類似する装置によって膣分泌サンプルを採取することが含まれる。その後、排出されたスワブを特殊な容器に入れてより高度な分析のために微生物学ラボに送られる。ラボの技術者はバクテリアの繁殖に適する人工環境の生成を試みる。従って、培養及び感度(culture and sensitivity)は、単純にサンプル内のバクテリアを定義する必要性を特定し、除去される抗生物質を特定するために用いられるテストプロセスを意味する。この方法は、微生物学において一般的に使用されており、それは、「培養及び感度」のために、小便サンプルで多様な体の排出物といった多様なサンプルをテストする際に用いられる。産婦人科医は液体から直接採取したサンプルを微生物分析に送る。膣分泌物は染色されて顕微鏡で検査される。
【0009】
従来の技術で、Papスミアテストは、一般的に、患者の婦人科検査中に医者のみによって用いられるためのサンプル収集用デバイスとして用いられる。スミアテストのために、婦人科検査中にエアースパチュラ(ayre spatula)または細胞ブラシによって子宮頸部から膣に排出された細胞が収集される。また、スワブは細胞ブラシによって子宮頸部から獲得される。従来の技術において、サンプルの収集に用いられるデバイスは扁平・円柱上皮境界部(SCJ)、即ち子宮頸部の外部セクションに置かれた扁平上皮(フラットである)と子宮頸部の管に置かれた円周(円筒状)細胞が合わさる領域に到逹しなければならないため、桿状細胞を収集しにくい。さらに、使用者がデバイスを用いる時には、使用者がデバイスをSCJ領域に正しく配置することができず、使用者がデバイスを配置しようとする時に、使用者がデバイスを体腔内の非常に深い領域に挿入する場合には、負傷する虞があるので、一般的には補助のために、医者のような専門家の指導が必要となる。従来の技術では、このような方式で医者により行われるPapテストは非常に難しく、また、時間がかかる。さらに、女性が定期的にPapスミアテストを受けることができるようにするための医療機関または施設については身近なものではない。
【0010】
従来の技術では、子宮頸部からサンプルを採取してラム(lam)におく時、医者または何れの場所に触れる虞がある。さらに、サンプルが乾燥しないようにしたり細胞形態が損なわれないようにするために、サンプルをラボに送る必要がある。本発明によれば、医者によって用いられることができるセルフ-自動HVS及びPapスミアテスト装置はいかなる場所にも触れることなくラボ環境に移送される。この装置は患者によって自動的に使用され、または医者によって使用されるものであり、細胞を容易に収集するように開発されたものである。特に、培養及び感度そして子宮頸部腫瘍の早期診断及び予防のために高膣スワブを採取してPapスミア検査が使用される。
【0011】
本発明は患者自身または医者がこのようなテストを適用することができることを保障し、このような技術では特に消毒綿を用いて外部生殖器を完全に殺菌する必要がないので、使用者にとって親和的な技術である。デバイスはデバイスの進入を容易にするように清浄な潤滑油を有する。本発明、即ちHVS及びPapスミアテスト装置の正確性サインによって、使用者は組職に接触しことが分かる。
【0012】
このような発明、即ちHVS及びPapスミアテスト装置は、技術の公知の条件での短所を取り除き、従来の技術の問題点に対する新しい解決策を取り入れる。
【0013】
本発明の構造的及び特徴的属性及び全ての長所は図面を参照してなされた以下に記述される説明によってより理解されることができ、それに対する評価はこれらの図面及び詳細な説明を考慮して行われるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1a】自動的に用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の外観である。
図1b】自動的に用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の保護カバーの外観である。
図1c】自動的に用いられるHVS及びPapスミアテスト装置のコットンチップの外観である。
図2a】医者によって用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の閉じた状態の側面図である。
図2b】医者によって用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の開かれた状態の側面図である。
図3a】自動的に用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の閉じた状態の側面図である。
図3b】自動的に用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の開かれた状態の側面図である。
図4】医者によって用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の取り外された状態を上から見た外観である。
図5】自動的に用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置が取り外された状態を上から見た外観である。
図6a】医者によって用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の閉じた状態の側面図である。
図6b】医者によって用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の開かれた状態の側面図である。
図7a】自動的に用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の閉じた状態の側面図である。
図7b】自動的に用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の開かれた状態の側面図である。
図7c】自動的に用いられるHVS及びPapスミアテスト装置のブラシチップの側面図である。
図8】医者によって用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置が取り外された状態を上から見た図である。
図9】自動的に用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置が取り外された状態を上から見た図である。
図10a】医者によって用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の外観である。
図10b】医者によって用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の保護カバーの外観である。
図10c】医者によって用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の外観である。
図11a】医者によって用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の外観である。
図11b】医者によって用いられるコットンチップHVS及びPapスミアテスト装置の保護カバーの外観である。
図11c】医者によって用いられるHVS及びPapスミアテスト装置のコットンチップの外観である。
図12a】自動的に用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の外観である。
図12b】自動的に用いられるブラシチップHVS及びPapスミアテスト装置の保護カバーの外観である。
図12c】自動的に用いられるHVS及びPapスミアテスト装置のブラシチップの外観である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は培養感度のためのヒトパピローマウイルス(HPV)及びHVSテストのために、Papスミアテストが行われることを保障する、女性自らまたは医者によって用いられるHVS及びPapスミアテスト装置の次のような構成要素:外部シリンダー1、ヘッド2、内部面3、端部面4、リング1(5)、螺旋形端部6、リング2a(7)、内部シリンダー1(8)、ピストンカバー9、シリンダー10、保護カバー11、端部部分12、外部端部面13、内部端部面14、可撓性チューブ15、医療用チューブ16、スプリング1(17)、反動シリンダー1(18)、ライン1(19.a)、ライン2(19.b)、リング3(20)、リング2b(21)、スプリング2(22)、内部シリンダー2(23)、リング4(24)、ホール1(25)、チップホルダー26、スプリング3(27)、反動シリンダー2(28)、ホール2(29)、円盤1(30)、コイル31、リング5(32)、リング6(33)、ヘッドバー1(34)、コットン35、空きスペース36、正確性サイン37、円錐38、円盤2(39)、黒ゴム40、後面部41、小型シリンダー1(42)、羽43、小型円錐44、小型シリンダー2(45)、ヘッドバー2(46)、ブラシ47、リング7(48)、ブラシブリスター49、シャープエッジ50、ホール3(51)によって特徴づけられる。
【0016】
医者によって用いられるコットンチップ35を有する本発明のHVS及びPapスミアテスト装置の構成要素は:
・1.6~2.4cmの直径と10~14cmの長さを有する外部シリンダー1、
・外部シリンダー1の前で長さ方向に交差してバラ様の形状に開放されるヘッド部分2、
・ヘッドがより容易に外に出るようにするためのヘッド2の薄くて平らな内部面3と、コントロールのために湾曲した厚いエッジ部分4、
・外部シリンダー1のエッジ部分で1~1.2cmの厚さを有するリング1(5)、
・外部シリンダー1及びピストンカバー9が互いに一体化されることを保障する螺旋形端部6、
・螺旋形端部6をピストンカバー9に連結して内部シリンダー1(8)の移動を保障するリング2a(7)及びリング2b(21)、
・外部シリンダー1内で自在に移動する内部シリンダー1(8)、
・螺旋形端部6と噛み合うピストンカバー9、
・内部シリンダー1(8)がさらに移動することを防止する、エッジ部分内に1mmの突出部を有するリング3(20)、
・リング2a(7)とリング4(24)との間で利用可能なスプリング2(22)、
・内部シリンダー1(8)の前方から閉鎖されており、中心にヘッド入口のためのホールを有する内部シリンダー2(23)、
・内部シリンダー2(23)のエッジでスプリング2(22)上に安着するリング4(24)、
・コイル31のエッジ部分でチップホルダー26の進入を保障する真ん中のホール1(25)、
・コットン35ヘッドが挿入されるようにする端部側面開放部を有するチップホルダー26、
・内部シリンダー2(23)の内部で利用可能なスプリング3(27)、
・医者がHVS及びPapスミアテスト装置に圧力を提供することを保障する反動シリンダー2(28)、
・反動シリンダー2(28)が前面のコイル31に連結されることを保障する四角形のホール2(29)、
・反動シリンダー2(28)の後面部で母指を利用したプッシュを容易にする円盤1(30)、
・ピストンカバー9が再び出ることを防止する円錐38、
・ピストンカバー9が反動シリンダー2(28)と互いに一体化されることを保障するホール3(51)、
・反動シリンダー2(28)の内部に四角形に形成されたツイストコイル31、
・コイル31とチップホルダー26との間のリング5(32)、
・チップホルダー26を固定するためのリング6(33)、
・楊枝形態のヘッドバー1(34)、
・ヘッドバー1(34)のエッジにあるコットン35、
・チップホルダー26内のHVS及びPapスミアテスト装置に圧が加えられる時に、サンプルがヘッドバー1(34)の移動とともに獲得されるコントロールを保障する空きスペース36、
・HVS及びPapスミアテスト装置に圧を加えた後空きスペース36に向けてプッシュされる時、装置がエッジに接触することにより装置上の赤い線が見えなくなり、その後サンプルを採取するための役割を果たす正確性サイン37部分で構成される。
【0017】
患者によって自動的に用いられる本発明のコットンチップ35及びブラシチップ47を有するHVS及びPapスミアテスト装置の構成要素は:
・患者によって自動的に用いられるHVS及びPAPスミアテスト装置内の外部シリンダー1と統合されたシリンダー10、
・反動シリンダー2(28)のエッジにおいて円盤1(30)の代わりとなる円盤2(39)、
・円盤2(39)と一体化された黒ゴム40、
・シリンダー10のエッジに現れる後面部41、
・後面部41の中心を通過する小型シリンダー1(42)、
・シリンダー10と小型シリンダー1(42)に連結されて25cm~40cmの長さを有する医療用チューブ16の間の適切な移動を保障する可撓性チューブ15、
・注射に用いられる医療用注入器と類似する可撓性チューブ15と連結される医療用チューブ16、
・医療用チューブ16の内部にある、患者によって圧が加えられた後にHVS及びPAPスミアテスト装置が前の位置に回転することを保障するスプリング1(17)、
・患者によって圧が加えられることを保障する反動シリンダー1(18)、
・患者によって反動シリンダー1(18)に圧が加えられる時に操作が正しく行われたことをコントロールし、医療用チューブ16上にあり、加えられる圧の開始及び終了を充足するライン1(19.a)及びライン2(19.b)で構成される。
【0018】
患者によって自動に用いられ、医者によって用いられるブラシチップ47を有する本発明のHVS及びPAPスミアテスト装置の構成要素は:
・ブラシチップ47がコイル31のエッジで完全に回転することを保障する羽43、
・反動シリンダー2(28)が一方向2(29)にホールを貫通するようにする小型円錐44、
・羽43のエッジでブラシチップ47の追加移動を保障する小型シリンダー2(45)、
・チップホルダー26を固定し、システムをロックして、サンプルを採取する手順を容易にし、一方向への回転を保障するリング7(48)、
・リング7(48)と一体化されたヘッドバー2(46)、
・ヘッドバー2(46)のエッジ内のブラシ47、
・ブラシ47がさらに回転するようリング2a(7)とリング4(24)との間で利用可能なより長いスプリング2(22)、
・ブラシ47がさらに回転するようにより長い、内部シリンダー2(23)内で利用可能なより長いスプリング3(27)、
・ブラシ47上で通過することを保障する一端部が閉鎖されたチップホルダー26、
・螺旋形及び横方向断面化されたブラシ47ブリスター49、
・細胞が子宮頸部から容易に採取されることを保障するブラシ47ブリスター49のシャープエッジ50で構成される。
【0019】
患者によって自動に用いられ、また医者に用いられるコットンチップ35及びブラシチップ47を有する本発明のHVS及びPapスミアテスト装置の構成要素は:
・ヘッド2上に装着可能で、ヘッドを囲む非常に薄くて柔らかい材料(ラテックス)で製作された、滑めらかで4cmの長さを有する保護カバー11、
・保護カバー11のエッジ側12の曲がった外部エッジ側13及び傾斜した内部エッジ側14で構成される。
【0020】
本発明は患者によって自動的に用いられ、また医者によって用いられる。このデバイスは膣の深い所からヒトパピローマウイルス(HPV)に対する子宮頸部細胞サンプル及び培養感度または膣の深い所からの液体を採取することができるという便宜性を提供する。このデバイスで、ブラシチップ47は子宮頸部細胞サンプルを採取することができ、コットンチップ35は膣から液体を採取することができるように用いられる。
【0021】
本発明は移動式シリンダー及びスプリングで構成され、それによって圧が加えられる場合、HVS及びPapスミアテスト装置のヘッド部分2が開かれ、コットン35またはブラシ47のチップが関連領域からサンプルを採取してシリンダーから離れて関連領域からサンプルを採取することでシリンダーを閉める。従って、採取されたサンプルがどこにも接触しなくなる。突出された子宮頸部から容易にサンプルを採取することができるように、ブラシ47のブリスター49は螺旋形で長く、エッジが鋭くて完全な回転を確保する。
【0022】
本発明では、その潤滑性によって所望の深さに容易に到逹し、簡単なプッシュで容易に破れることができる可撓性保護カバー11を有するヘッドが抜け出る。患者が手順を理解した際には、本発明では医療用チューブ16上のライン1(19.a)及びライン2(19.b)によってHVS及びPapスミアテスト装置が所望の深さに到逹するように保障することになり、患者に痛みを与えることがない。コットン35のチップに圧が加えられると、正確性サイン37上の赤い線が見えなくなる。従って、使用者は正確性サイン37を利用してサンプルが採取されることができるように確実にコントロールすることができる。
【0023】
本発明は自動的に用いられるHVS及びPapスミアテスト装置において反動シリンダー18に受動で作用させるプッシュ操作によって可撓性チューブ15から外部シリンダー1に力を伝達することによってヘッド部分2が開放されることを保障する。子宮頸部及び膣の深い所で採取されたサンプルはどこにも触れずにラボに移送することができる。
【0024】
本発明の長所は:
・膣部位の痛みや不快感を誘発せず、
・HVS及びPapスミアテスト装置のヘッド部分2の外側がカーブして凹凸がないので、膣の深い所までプッシュする時に痛みが発生せず、
・HVS及びPapスミアテスト装置で操作が終わると、システムを停止させる必要がなく自動的に終了される。
・目標組職にタッチすると、正確性サイン37の赤い線が見えなくなり、それにより確認ができる。
・片手に装着され、他の手で操作されるHVS及びPapスミアテスト装置は膣内部の可撓性チューブ15によるコントロールを保障する。
・保護カバー11によってHVS及びPapスミアテスト装置が細菌から守られる。
・ブラシ47チップの自動的な回転によってHVS及びPapスミアテスト装置が子宮頸部に十分接触する。
【0025】
全ての請求範囲及び他の全ての特徴で言及された技術は参照番号が続き、これら参照番号は請求範囲を容易に理解するために用いられるものであるので、例示的な説明のためにそれぞれの参照番号で明示された動作段階の中のいずれも発明の範疇を制限するものと理解してはならない。
【0026】
本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、類似する構造を用いることにより、及び/またはこのような構造を関連技術で用いられる類似する目的で他の領域に適用することにより本発明の革新を提案することができることが明らかである。従って、このような構造には革新、特に最新技術を超える基準がないことが明らかである。
下記は、本願の出願当初に記載の発明である。
<請求項1>
医者及び患者によって自動的に、かつ、普通に用いられることができ、全ての用途で互いに異なる技術的部品を含み、互いに異なるチップとともに用いられることができるHVS及びPapスミアテスト装置において、
外部シリンダー(1)、ヘッド(2)、内部面(3)、端部面(4)、リング1(5)、螺旋形端部(6)、リング(2a(7))、内部シリンダー(1(8))、ピストンカバー(9)、シリンダー(10)、保護カバー(11)、端部部分(12)、外部端部面(13)、内部端部面(14)、可撓性チューブ(15)、医療用チューブ(16)、スプリング(1(17))、反動シリンダー(1(18))、ライン(1(19.a))、ライン(2(19.b))、リング(3(20))、リング(2b(21))、スプリング(2(22))、内部シリンダー(2(23))、リング(4(24))、ホール(1(25))、チップホルダー(26)、スプリング(3(27))、反動シリンダー(2(28))、ホール(2(29))、円盤(1(30))、コイル(31)、リング(5(32))、リング(6(33))、ヘッドバー(1(34))、コットン(35)、空きスペース(36)、正確性サイン(37)、円錐(38)、円盤2(39)、黒ゴム(40)、後面部(41)、小型シリンダー(1(42))、羽(43)、小型円錐(44)、小型シリンダー(2(45))、ヘッドバー(2(46))、ブラシ(47)、リング(7(48))、ブラシブリスター(49)、シャープエッジ(50)、ホール(3(51))、
を有する、
ことを特徴とするHVS及びPapスミアテスト装置。
<請求項2>
医者によって用いられるコットンチップ(35)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
1.6~2.4cmの直径と10~14cmの長さを有する外部シリンダー(1)、外部シリンダー(1)の前で長さ方向に交差してバラ様の形状に開放されるヘッド部分(2)、ヘッドがより容易に出るようにするためのヘッド(2)の薄くて平らな内部面(3)と、コントロールのために湾曲した厚いエッジ部分(4)、外部シリンダー(1)のエッジ部分で1~1.2cmの厚さを有するリング(1(5))、外部シリンダー(1)及びピストンカバー(9)が互いに一体化されることを保障する螺旋形端部(6)、螺旋形端部(6)をピストンカバー(9)に連結して内部シリンダー(1(8))の移動を保障するリング(2a(7))及びリング(2b(21))、外部シリンダー(1)内で自在に移動する内部シリンダー(1(8))、螺旋形端部(6)と噛み合うピストンカバー(9)、内部シリンダー(1(8))がさらに移動することを防止する、エッジ部分内に1mmの突出部を有するリング(3(20))、リング(2a(7))とリング(4(24))との間で利用可能なスプリング(2(22))、内部シリンダー(1(8))の前方から閉鎖されており、中心にヘッド入口のためのホールを有する内部シリンダー(2(23))、内部シリンダー(2(23))のエッジでスプリング(2(22))上に安着するリング(4(24))、コイル(31)のエッジ部分でチップホルダー(26)の進入を保障する真ん中のホール(1(25))、コットン(35)ヘッドが挿入されるようにする端部側面開放部を有するチップホルダー(26)、内部シリンダー(2(23))の内部で利用可能なスプリング(3(27))、圧力を提供する反動シリンダー(2(28))、反動シリンダー(2(28))が前面のコイル(31)に連結されることを保障する四角形のホール(2(29))、反動シリンダー(2(28))の後面部で母指を利用したプッシュを容易にする円盤(1(30))、ピストンカバー(9)が再び出ることを防止する円錐(38)、ピストンカバー(9)が反動シリンダー(2(28))と互いに一体化されることを保障するホール(3(51))、反動シリンダー(2(28))の内部に四角形に形成されたツイストコイル(31)、コイル(31)とチップホルダー(26)との間のリング(5(32))、チップホルダー(26)を固定するためのリング(
6(33))、楊枝形態のヘッドバー(1(34))、ヘッドバー(1(34))のエッジにあるコットン(35)、チップホルダー(26)内に圧が加えられる時にサンプルがヘッドバー(1(34))の移動とともに採取されるコントロールを保障する空きスペース(36)、圧を加えた後空きスペース(36)に向けてプッシュされる時に、装置がエッジに接触することにより装置上の赤い線が見えなくなった後にサンプルが採取されることをコントロールする役割を果たす正確性サイン(37)部分、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のHVS及びPapスミアテスト装置。
<請求項3>
患者によって自動的に用いられるコットンチップ(35)及びブラシチップ(47)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
外部シリンダー(1)と統合されたシリンダー(10)、シリンダー(10)と小型シリンダー(1(42))に連結されて25cm~40cmの長さを有する医療用チューブ(16)の間の適切な移動を保障する可撓性チューブ(15)、注射に用いられる医療用注入器と類似する可撓性チューブ(15)と連結される医療用チューブ(16)、医療用チューブ(16)の内部にある、患者によって圧力が加えられた後にHVS及びPapスミアテスト装置が前の位置に回転することを保障するスプリング(1(17))、患者によって圧力が加えられることを保障する反動シリンダー1(18)、患者によって反動シリンダー1(18)に圧力が加えられる時に、操作が正しく行われたことをコントロールし、医療用チューブ(16)上にあり、加えられる圧力の開始及び終了を充足するライン(1(19.a))及びライン(2(19.b))、反動シリンダー(2(28))のエッジ内の円盤(2(39))、円盤円盤(2(39))と一体化された黒ゴム(40)、シリンダー(10)のエッジにある後方部(41)、及び後方部(41)の中心から通過する小型シリンダー(1(42))を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のHVS及びPapスミアテスト装置。
<請求項4>
患者によって自動的に用いられ、また、医者によって用いられるブラシチップ(47)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
ブラシチップ(47)がコイル(31)のエッジで完全に回転することを保障する羽(43)、反動シリンダー2(28)が一方向2(29)へホールを通過するようにする小型円錐(44)、羽(43)のエッジでブラシチップ(47)の追加移動を保障する小型シリンダー(2(45))、チップホルダー(26)を固定し、システムをロックして、サンプルを採取する手順を容易にし、一方向への回転を保障するリング(7(48))、リング(7(48))と一体化されたヘッドバー(2(46))、ヘッドバー(2(46))のエッジ内のブラシ(47)、ブラシ(47)がさらに回転するようにリング(2a(7))とリング(4(24))との間で利用可能なさらに長いスプリング(2(22))、ブラシ(47)がさらに回転するようにさらに長い、内部シリンダー2(23)内で利用可能なより長いスプリング(3(27))、ブラシ(47)上を通過することを保障する一端部が閉鎖されたチップホルダー(26)、螺旋形及び横方向断面化されたブラシ(47)ブリスター(49)、細胞が子宮頸部から容易に採取されることを保障するブラシ(47)のブリスター(49)のシャープエッジ(50)、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のHVS及びPapスミアテスト装置。
<請求項5>
患者によって自動的に用いられ、また、医者によって用いられるコットンチップ(35)及びブラシチップ(47)を有するHVS及びPapスミアテスト装置において、
ヘッド(2)上に装着可能であり、ヘッドを囲む非常に薄くて柔らかい材料で製作された、滑めらかで4cmの長さを有する保護カバー(11)を有し、保護カバー(11)は、エッジ側(12)の曲がった外部エッジ側(13)及び傾斜した内部エッジ側(14)を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のHVS及びPapスミアテスト装置。
【符号の説明】
【0027】
1.外部シリンダー
2.ヘッド
3.内部面
4.端部面
5.リング1
6.螺旋形端部
7.リング2a
8.内部シリンダー1
9.ピストンカバー
10.シリンダー
11.保護カバー
12.端部部分
13.外部端部面
14.内部端部面
15.可撓性チューブ
16.医療用チューブ
17.スプリング1
18.反動シリンダー1
19.a.ライン1
19.b.ライン2
20.リング3
21.リング2b
22.スプリング2
23.内部シリンダー2
24.リング4
25.ホール1
26.チップホルダー
27.スプリング3
28.反動シリンダー2
29.ホール2
30.円盤1
31.コイル
32.リング5
33.リング6
34.ヘッドバー1
35.コットン
36.空きスペース
37.正確性サイン
38.円錐
39.円盤2
40.黒ゴム
41.後面部
42.小型シリンダー1
43.羽
44.小型円錐
45.小型シリンダー2
46.ヘッドバー2
47.ブラシ
48.リング7
49.ブラシブリスター
50.シャープエッジ
51.ホール3
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3a
図3b
図4
図5
図6a
図6b
図7a
図7b
図7c
図8
図9
図10a
図10b
図10c
図11a
図11b
図11c
図12a
図12b
図12c