(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-01
(45)【発行日】2023-03-09
(54)【発明の名称】情報処理装置及び表示制御方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20230302BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20230302BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20230302BHJP
G06F 3/0488 20220101ALI20230302BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/0482
G06F3/04842
G06F3/0488
(21)【出願番号】P 2019125925
(22)【出願日】2019-07-05
【審査請求日】2022-05-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000001487
【氏名又は名称】フォルシアクラリオン・エレクトロニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001081
【氏名又は名称】弁理士法人クシブチ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】椎名 あずさ
(72)【発明者】
【氏名】塩口 拓真
(72)【発明者】
【氏名】安友 健太
(72)【発明者】
【氏名】石黒 朱里
(72)【発明者】
【氏名】大村 龍也
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-155416(JP,A)
【文献】特開2008-97435(JP,A)
【文献】特表2009-541880(JP,A)
【文献】特開2013-73530(JP,A)
【文献】特開2015-22757(JP,A)
【文献】特開2018-55462(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04817
G06F 3/0482
G06F 3/04842
G06F 3/0488
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
前記表示部の表示面に、複数のオブジェクトを並べて表示させる表示制御部と、
オブジェクトに対する操作を検出する操作検出部と、を備え、
前記表示制御部は、前記複数のオブジェクトのいずれか1つを選択する選択操作が前記操作検出部により検出されると、前記複数のオブジェクト同士の表示間隔を、前記選択操作が検出される前よりも広く変更し、
前記選択操作により選択されたオブジェクトの移動先を指定する指定操作が前記操作検出部により検出されると、前記指定操作により指定された移動先に基づき、前記複数のオブジェクトの前記表示面における表示位置を変更する、ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記複数のオブジェクトの表示サイズを、前記選択操作が検出される前よりも小さく変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記複数のオブジェクトの表示形態を変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する、ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記複数のオブジェクトが表示される前記表示面の表示位置には、表示順位が設定され、
前記表示制御部は、前記指定操作により指定された移動先に隣接する2つのオブジェクトのうち、表示順位が下位のオブジェクトを表示した第1表示位置に、前記選択操作により選択されたオブジェクトを表示させ、
前記表示順位が下位のオブジェクトを、前記第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
表示部の表示面に、複数のオブジェクトを並べて表示させる表示制御方法であって、
前記複数のオブジェクトのいずれか1つを選択する選択操作が検出されると、前記複数のオブジェクト同士の表示間隔を、前記選択操作が検出される前よりも広く変更する表示間隔変更ステップと、
前記選択操作により選択されたオブジェクトの移動先を指定する指定操作が検出されると、前記指定操作により指定された移動先に基づき、前記複数のオブジェクトの前記表示面における表示位置を変更する表示位置変更ステップと、
を有することを特徴とする表示制御方法。
【請求項6】
前記表示間隔変更ステップは、前記複数のオブジェクトの表示サイズを、前記選択操作が検出される前よりも小さく変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する、ことを特徴とする請求項5記載の表示制御方法。
【請求項7】
前記表示間隔変更ステップは、前記複数のオブジェクトの表示形態を変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する、ことを特徴とする請求項5記載の表示制御方法。
【請求項8】
前記複数のオブジェクトが表示される前記表示面の表示位置には、表示順位が設定され、
前記表示位置変更ステップは、前記指定操作により指定された移動先に隣接する2つのオブジェクトのうち、表示順位が下位のオブジェクトを表示した第1表示位置に、前記選択操作により選択されたオブジェクトを表示させ、
前記表示順位が下位のオブジェクトを、前記第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる、ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の表示制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、並べて表示した複数のオブジェクトの表示位置を変更する装置が知られている。
例えば、特許文献1のレイアウト編集装置は、縮小画像の1つがドラッグされて他の縮小画像と重なると、他の縮小画像を元の整列位置からずれて表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、表示面に対するタッチ操作によりオブジェクトを選択し、選択したオブジェクトの表示位置を変更する操作を行っても、選択したオブジェクトが、操作者の意図した位置に表示されない場合がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、オブジェクトの表示位置を変更する場合の操作性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、表示部と、前記表示部の表示面に、複数のオブジェクトを並べて表示させる表示制御部と、オブジェクトに対する操作を検出する操作検出部と、を備え、前記表示制御部は、前記複数のオブジェクトのいずれか1つを選択する選択操作が前記操作検出部により検出されると、前記複数のオブジェクト同士の表示間隔を、前記選択操作が検出される前よりも広く変更し、前記選択操作により選択されたオブジェクトの移動先を指定する指定操作が前記操作検出部により検出されると、前記指定操作により指定された移動先に基づき、前記複数のオブジェクトの前記表示面における表示位置を変更する、ことを特徴とする。
【0007】
上記情報処理装置において、前記表示制御部は、前記複数のオブジェクトの表示サイズを、前記選択操作が検出される前よりも小さく変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する構成であってもよい。
【0008】
上記情報処理装置において、前記表示制御部は、前記複数のオブジェクトの表示形態を変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する構成であってもよい。
【0009】
上記情報処理装置において、前記複数のオブジェクトが表示される前記表示面の表示位置には、表示順位が設定され、前記表示制御部は、前記指定操作により指定された移動先に隣接する2つのオブジェクトのうち、表示順位が下位のオブジェクトを表示した第1表示位置に、前記選択操作により選択されたオブジェクトを表示させ、前記表示順位が下位のオブジェクトを、前記第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる構成であってもよい。
【0010】
本発明の表示制御方法は、表示部の表示面に、複数のオブジェクトを並べて表示させる表示制御方法であって、前記複数のオブジェクトのいずれか1つを選択する選択操作が検出されると、前記複数のオブジェクト同士の表示間隔を、前記選択操作が検出される前よりも広く変更する表示間隔変更ステップと、前記選択操作により選択されたオブジェクトの移動先を指定する指定操作が検出されると、前記指定操作により指定された移動先に基づき、前記複数のオブジェクトの前記表示面における表示位置を変更する表示位置変更ステップと、を有することを特徴とする。
【0011】
上記表示制御方法において、前記表示間隔変更ステップは、前記複数のオブジェクトの表示サイズを、前記選択操作が検出される前よりも小さく変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する構成であってもよい。
【0012】
上記表示制御方法において、前記表示間隔変更ステップは、前記複数のオブジェクトの表示形態を変更して前記複数のオブジェクトの表示間隔を変更する構成であってもよい。
【0013】
上記表示制御方法において、前記複数のオブジェクトが表示される前記表示面の表示位置には、表示順位が設定され、前記表示位置変更ステップは、前記指定操作により指定された移動先に隣接する2つのオブジェクトのうち、表示順位が下位のオブジェクトを表示した第1表示位置に、前記選択操作により選択されたオブジェクトを表示させ、前記表示順位が下位のオブジェクトを、前記第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる構成であってもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、オブジェクトの表示位置を変更する場合の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】非選択アイコンの表示サイズを変更した状態を示す図である。
【
図4】選択アイコンをタッチ操作により移動させた状態を示す図である。
【
図5】非選択アイコンの表示サイズを変更しなかった場合のアイコンの表示位置の変更を示す図である。
【
図6】操作者が選択アイコンから指を離した状態を示す図である。
【
図7】選択アイコンの表示位置を変更後の表示パネルの表示を示す図である。
【
図9】選択アイコンをタッチ操作により移動させた状態を示す図である。
【
図10】選択アイコンの表示位置を変更後の表示パネルの表示を示す図である。
【
図11】制御部の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。
図1は、本発明の情報処理装置を適用したナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置1は、制御部100と、制御部100に接続されたGPS受信部10、相対方位検出部20、入力部30、無線通信部40、再生処理部51及び補助記憶装置60を備える。再生処理部51には、スピーカ53及び表示部65が接続される。
【0017】
GPS受信部10は、GPSアンテナ15を介してGPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。GPS受信部10は、受信したGPS信号に基づき、ナビゲーション装置1を搭載した車両とGPS衛星間の距離と、距離の変化率とを所定数以上の衛星に対して測定して車両の絶対位置(緯度、経度)を算出する。GPS受信部10は、車両の絶対位置を示す絶対位置情報を制御部100に出力する。また、GPS受信部10は、車両の進行方向を示す方位を算出し、車両の方位を示す方位情報を制御部100に出力する。
【0018】
相対方位検出部20は、加速度センサ21及びジャイロセンサ23を備える。加速度センサ21は、車両の加速度を検出する。ジャイロセンサ23は、例えば振動ジャイロにより構成され、車両の相対的な方位(例えば、ヨー軸方向の旋回量)を検出する。相対方位検出部20は、検出した相対方位を示す相対方位情報を制御部100に出力する。
【0019】
入力部30は、車両に構築されたCAN(Controller Area Network)ネットワークに接続される。CANネットワークには、例えば、車両を制御するECU(Electronic Control Unit)や、車両に搭載されたセンサが接続される。
【0020】
無線通信部40は、例えば、4G(4rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)やWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、サーバ装置等の他の装置と無線通信網を介した無線通信を行なう。
【0021】
再生処理部51は、コンテンツファイル63の音声、又は音声及び動画像を再生出力するハードウェアを備える。コンテンツファイル63は、補助記憶装置60に記憶されたフィアルである。例えば、コンテンツファイル63がオーディオファイルの場合、再生処理部51は、圧縮符号化されたオーディオファイルを、圧縮符号化方式に対応した復号処理を施してアナログの音声信号に変換する。再生処理部51は、音声信号に変換したアナログの音声信号を増幅してスピーカ53に出力する。
【0022】
また、コンテンツファイル63が、ビデオ(動画像)ファイル、静止画像ファイルなどの画像ファイル形式である場合、再生処理部51は、圧縮符号化された画像ファイルに対して復号処理を施して画像データを取り出す。再生処理部51は、取り出した画像データに、表示のための所定の画像処理を行ない、画像処理の終了した画像データを表示部65に出力して表示させる。
【0023】
表示部55は、例えば、液晶パネルや有機EL(electro-luminescence)パネル等の表示パネル57を備える。表示パネル57は、「表示面」の一例に対応する。また、表示部55は、タッチセンサ59を備え、操作者がタッチした表示パネル57の位置を検出する。表示パネル57及びタッチセンサ59は、タッチパネルとして機能する。また、タッチパネルに対する操作をタッチ操作という。タッチセンサ59は、タッチ操作の操作位置を示す位置情報を制御部100に出力する。タッチセンサ59は、本発明の「操作検出部」の一例に対応する。制御部100は、タッチセンサ59から入力される位置情報と、表示パネルに表示された画像の情報とに基づいて、操作者の操作内容を認識する。
【0024】
補助記憶装置60は、例えば、ソリッドステートドライブや、ハードディスクドライブ等により構成される。また、補助記憶装置60は、CD(Compact Disc)ドライブ、DVDドライブ、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)ドライブなどの可搬記憶装置により構成することも可能である。補助記憶装置60は、地図データ61やコンテンツファイル63を記憶する。
【0025】
地図データ61には、例えば、道路形状の描画に用いられるデータや、地形等の背景の描画に用いられるデータ等の描画データが含まれる。また、地図データ61には、交差点等の道路網における結線点に対応するノードに関する情報を有するノード情報、ノードとノードとの間に形成される道路に対応するリンクに関する情報を含むリンク情報等の経路の探索に関する情報が含まれる。
【0026】
コンテンツファイル63には、例えばオーディオファイル(音楽ファイル)、動画ファイル、静止画像ファイル等が含まれる。
【0027】
制御部100は、メモリ110及びプロセッサ120を備えるコンピュータ装置である。
メモリ110は、RAM(Random access memory)等の揮発性メモリと、ROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリとを備える。メモリ110は、制御プログラム111を記憶する。制御プログラム111は、プロセッサ120が実行するアプリケーションプログラム等のプログラムである。
【0028】
プロセッサ120は、CPU(Central Processing Unit)やマイコンにより構成される演算処理装置である。プロセッサ120は、制御プログラム111を実行してナビゲーション装置1の各部を制御する。プロセッサ120は、単一のプロセッサ120により構成してもよいし、複数のプロセッサ120により構成することも可能である。また、プロセッサ120は、メモリ110の一部又は全部や、その他の回路と統合されたSoC(System on Chip)により構成してもよい。また、プロセッサ120は、プログラムを実行するCPUと、所定の演算処理を実行するDSP(Digital Signal Processor)との組合せにより構成してもよい。
【0029】
制御部100は、機能ブロックとして、現在位置特定部121、経路探索部123、再生制御部125及び表示制御部127を備える。これらの機能ブロックは、プロセッサ120が制御プログラム111に記述された命令セットを実行してデータの演算や制御を行なうことにより実現される機能をブロックにより便宜的に示したものである。
【0030】
現在位置特定部121は、車両の現在位置を特定する。現在位置特定部121は、GPS受信部10から入力された絶対位置情報及び方位情報や、相対方位検出部20から入力された車両の相対方位情報、補助記憶装置60から読み出した地図データ61、入力部30に入力された車速等の情報に基づき、車両の現在位置を特定する。
【0031】
経路探索部123は、タッチ操作により目的地や、高速道路優先等の経路探索の探索条件等が入力されると、補助記憶装置60から読み出した地図データ61や、無線通信部40がサーバ装置から取得した交通情報等に基づき、ダイクストラ法等の周知の方法により、現在位置から目的地までの誘導経路を探索する。
【0032】
再生制御部125は、表示パネル57に対するタッチ操作等によって選択されたコンテンツファイル63を補助記憶装置60から読み出して再生処理部51に出力する。再生処理部51は、入力されたコンテンツファイル63を再生する。
【0033】
表示制御部127は、現在位置特定部121が補助記憶装置60から読み出した地図データ61に、経路探索部123が探索した誘導経路を重畳した画像を生成し、生成した画像を表示パネル57に表示させる。
【0034】
また、表示制御部127は、表示パネル57に、複数のアイコン210が表示されたホーム画面200を表示させる。本実施形態では、オブジェクトの一例としてアイコン210を表示パネル57に表示させる場合について説明する。オブジェクトはアイコン210に限定されるものではなく、図形や記号、ボタン等が含まれる。ホーム画面200とは、ナビゲーション装置1に電源が投入された直後に表示される画面であって、アプリケーションを選択可能な画面である。表示制御部127は、タッチ操作によりアイコン210が選択されると、選択されたアイコン210に対応するアプリケーションを実行し、アプリ画面を表示パネル57に表示させる。
【0035】
図2は、表示パネル57に表示されたホーム画面200を示す図である。
図2に示すホーム画面200には、アイコン210が2行4列で表示される。ナビゲーション装置1の場合、表示パネル57にはあまり多くのアイコン210を表示させることができない。これは、アイコン210の表示数が多すぎると、操作者が目的のアイコン210を探すのに時間がかかり、また、アイコン210の表示サイズを小さくしなければならず、操作性が低下するためである。
【0036】
ホーム画面200に表示されるアイコン210には、表示位置と表示順位とが設定される。
本実施形態は、アイコン210の表示位置として、
図2に示す2行4列の計8個の位置が用意されている。また、
図2に示す各表示位置には、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」、「G」、「H」の計8個のアイコン210が表示された状態を示す。
図2に示す「A」~「H」のアイコン210は、表示順位が、A→B→C→D→E→F→G→Hの順に設定されている。すなわち、上段である第1行目の表示順位が、下段である第2行目の表示順位よりも高く設定されている。また、同一行の場合、左側の表示位置が右側の表示位置よりも表示順位が高く設定されている。
【0037】
表示制御部127は、タッチ操作により、複数のアイコン210のいずれか1つが長押し操作により選択されると、アイコン210の表示位置を変更する処理を開始する。長押し操作は、本発明の「選択操作」に対応する。表示制御部127は、アイコン210が表示された表示範囲を長押しする長押し操作が検出されると、検出した長押し操作により選択されたアイコン210以外のアイコン210の表示サイズを、長押し操作が検出される前よりも小さいサイズに変更する。以下、長押し操作により選択されたアイコン210を選択アイコン210aと表記し、選択アイコン210a以外のアイコン210を非選択アイコン210bと表記する。
【0038】
図3は、非選択アイコン210bの表示サイズを小さく変更した状態を示す図である。
非選択アイコン210bは、表示サイズが小さく変更されたが、非選択アイコン210bの表示位置、具体的には、非選択アイコン210bの中心の位置は、表示サイズが変更される前と後とで変化していない。従って、
図2と
図3とを比較すると明らかなように、表示サイズを変更後のアイコン210間の距離「β」は、表示サイズを変更する前のアイコン210間の距離「α」よりも大きくなる。
【0039】
図4は、選択アイコン210aの表示位置をタッチ操作により移動させた状態を示す図である。
操作者は、非表示アイコン210の表示サイズが変更され、アイコン210間の間隔が広く変更されると、表示パネル57に接触させた指を表示パネル57に接触させたまま動かし、選択アイコン210aを表示させたい位置まで移動させる。この指を表示パネル57に接触させたまま動かし、選択アイコン210aを表示させたい位置に移動させる操作が、本発明の「指定操作」に相当する。操作者は、指を選択アイコン210aを表示させたい位置に移動させると、表示パネル57に接触させた指を表示パネル57から離す。なお、操作者は、非選択アイコン210bの表示サイズが小さい変更されたときに、一度、表示パネル57に接触させた指を離してもよい。この場合、操作者は、再度、指を選択アイコン210aの表示範囲に接触させ、選択アイコン210aを表示させたい位置に、指を移動させる。
【0040】
隣接するアイコン210同士の間隔が「α」から「β」に変更されたため、選択アイコン210aを、非選択アイコン210b同士の間に簡単に移動させることができる。
図4は、非選択アイコン210bである「A」のアイコン210と、非選択アイコン210bである「B」のアイコン210との間に、選択アイコン210aを移動させた状態を示す。
【0041】
図5は、非選択アイコン210bの表示サイズを変更しなかった場合を示す図である。
例えば、
図5に示すように、非選択アイコン210bの表示サイズを変更しない状態で、「H」のアイコン210を「B」のアイコン210に重なる位置に移動させ、その後、指を表示パネル57から離した場合、「H」のアイコン210が、「A」のアイコン210と「B」のアイコン210との間に挿入されるのか、「B」のアイコン210と「C」のアイコン210との間に挿入されるのかが、ナビゲーション装置1によりアイコン210の表示位置が変更されるまで操作者には分からない。
【0042】
これに対して、本実施形態では、隣接するアイコン210同士の間隔が広く変更されるため、選択アイコン210aを、隣接する非選択アイコン210b同士の間に移動させる操作が簡単になる。このため、選択アイコン210aの表示位置を、隣接する非選択アイコン210b同士の間の位置に変更することが可能となり、また、選択アイコン210aの表示位置が変更されるまで、選択アイコン210aがどの位置に表示されるのか分からないという事態の発生を防止することができる。
【0043】
図6は、操作者が選択アイコン210aから指を離した状態を示す図である。表示制御部127は、指が選択アイコン210aから離れたことを検出すると、選択アイコン210aの表示サイズを、非表示アイコン210bと同一のサイズに変更する。
図6は、選択アイコン210aである「H」のアイコン210の表示サイズが、他の非選択アイコン210bと同一の表示サイズに変更された状態を示す。
【0044】
表示制御部127は、この後、予め設定された設定時間、タッチ操作が検出されなかった場合、又は表示パネル57のアイコン210が表示された領域以外の領域がタップされた場合、表示位置の変更操作が確定したと判定する。表示制御部127は、選択アイコン210a及び非選択アイコン210bの表示位置を変更する。
【0045】
表示制御部127は、指定された移動先に隣接するアイコン210を特定し、特定した隣接するアイコン210のうち、表示順位が下位のアイコン210を表示した第1表示位置に、選択アイコン210aを表示させる。また、表示制御部127は、表示順位が下位のアイコン210を、第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる。
【0046】
図6に示す表示例の場合、「A」のアイコン210と、「B」のアイコン210との間が、選択アイコン210aである「H」のアイコン210の移動先として指定される。
表示制御部127は、指定された移動先に隣接するアイコン210として、「A」のアイコン210と、「B」のアイコン210とを特定する。
【0047】
次に、表示制御部127は、特定した「A」のアイコン210と、「B」のアイコン210とのうち、表示順位が下位のアイコン210を選択する。
図6に示す例では、「B」のアイコン210が選択される。表示制御部127は、選択した「B」のアイコン210の表示位置である第1表示位置に、選択アイコン210aを表示させる。
【0048】
また、表示制御部127は、「B」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「C」のアイコン210の表示位置に変更する。表示順位が1つ低い「C」のアイコン210の表示位置は、本発明の「第2表示位置」に相当する。また、表示制御部127は、「C」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「D」のアイコン210の表示位置に変更する。また、表示制御部127は、「D」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「E」のアイコン210の表示位置に変更し、「E」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「F」のアイコン210の表示位置に変更する。また、表示制御部127は、「F」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「G」のアイコン210の表示位置に変更し、「G」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「H」のアイコン210の表示位置に変更する。これにより、
図7に示すようにアイコン210の表示が1行目に左からA→H→B→Cの順に並び、2行目に左からD→E→F→Gの順に並ぶ表示に変更される。
その後、表示制御部127は、すべてのアイコン210の表示サイズを元の大きさに変更する。
図7は、すべてのアイコン210の表示サイズを元の大きさに変更した状態を示す。
【0049】
また、表示制御部127は、予め設定された設定時間の間に、再度、アイコン210の表示範囲に指を接触させるタッチ操作が検出された場合、このタッチ操作により選択されたアイコン210の表示位置を、指の動きに応じて変更する。このとき、表示制御部127は、タッチ操作により選択されたアイコン210の表示サイズを、元のサイズに変更してもよい。さらに表示制御部127は、指の移動が停止すると、指の移動が停止した位置を指定された移動先とし、移動先に隣接するアイコン210を特定する処理を再度、行う。そして、表示制御部127は、特定した隣接するアイコン210のうち、表示順位が下位のアイコン210を表示した第1表示位置に、選択アイコン210aを表示させる。また、表示制御部127は、表示順位が下位のアイコン210を、第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる。
【0050】
図8は、アイコン210の他の表示順位を示す図である。
上述した
図2では、「A」~「H」のアイコン210の表示順位が、A→B→C→D→E→F→G→Hの順に設定されている場合を説明した。
他の表示順位として、
図8に示すように、A→E→B→F→C→G→D→Hの順に設定してもよい。この表示順位の場合、左側の列に表示されたアイコン210の表示順位が右側の列に表示されたアイコン210よりも表示順位が高く設定される。また、同一の列に表示されたアイコン210の場合、上段である第1行目に表示されたアイコン210の表示順位が、下段である第2行目に配置されたアイコン210の表示順位よりも高く設定される。
【0051】
図9は、選択アイコン210aをタッチ操作により移動させる様子を示す図である。また、
図10は、選択アイコン210aの表示位置を移動させた後の表示パネル57の表示状態を示す図である。
図9は、選択アイコン210aとして、「H」のアイコン210が選択された場合を示す。また、選択アイコン210aの移動先として、「A」のアイコン210と、「E」のアイコン210との間が指定された場合を示す。
【0052】
図8に示す他の表示順位の設定では、同一列のアイコン210同士の間にも表示順位が設定されている。このため、選択アイコン210aの移動先として、「A」のアイコン210と「E」のアイコン210との間や、「B」のアイコン210と「Fのアイコン210との間を指定することができる。選択アイコン210aの移動先として、「A」のアイコン210と「E」のアイコン210との間が指定された場合、表示制御部127は、隣接するアイコン210として、「A」のアイコン210と「E」のアイコン210とを特定する。
【0053】
表示制御部127は、特定した「A」のアイコン210と「E」のアイコン210とのうち、表示順位が下位である「E」のアイコン210の表示位置を第1表示位置と判定する。表示制御部127は、判定した第1表示位置に、選択アイコン210aである「H」のアイコン210を表示させる。
【0054】
また、表示制御部127は、「E」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「B」のアイコン210の表示位置に変更し、「B」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「F」のアイコン210の表示位置に変更する。
また、表示制御部127は、「F」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「C」のアイコン210の表示位置に変更し、「C」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「G」のアイコン210の表示位置に変更する。
また、表示制御部127は、「G」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「D」のアイコン210の表示位置に変更し、「D」のアイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い「H」のアイコン210の表示位置に変更する。
これにより、
図10に示すようにアイコン210の並び順が1行目に左からA→E→F→Gの順に並び、2行目に左からH→B→C→Dの順に並ぶ。
【0055】
図11は、制御部100の動作を示すフローチャートである。
図11に示すフローチャートを参照しながら制御部100の動作を説明する。
まず、制御部100は、複数表示したアイコン210のいずれかの表示範囲を長押しする長押し操作が検出したか否かを判定する(ステップS1)。制御部100は、長押し操作が検出されなかった場合(ステップS1/NO)、ステップS1の判定に戻る。
【0056】
また、制御部100は、長押し操作が検出された場合(ステップS1/YES)選択された選択アイコン210a以外のアイコン210である非選択アイコン210bの表示サイズを、長押し操作が検出される前よりも小さいサイズに変更する(ステップS2)。ステップS2は、本発明の「表示間隔変更ステップ」に相当する。
【0057】
次に、制御部100は、タッチセンサ59により検出した指のタッチ位置が移動したか否かを判定する(ステップS3)。制御部100は、タッチ位置が移動していない場合(ステップS3/NO)、タッチ位置の移動を検出するまで待機する(ステップS3)。
【0058】
また、制御部100は、タッチ位置の移動を検出した場合(ステップS3/YES)、検出したタッチ位置に従って選択アイコン210aの表示位置を変更する(ステップS4)。次に、制御部100は、移動後のタッチ位置は、選択アイコン210aの表示位置を変更可能な位置であるか否かを判定する(ステップS5)。制御部100は、選択アイコン210aの移動後の位置が、第1行目のアイコン210と、第2行目のアイコン210との行間の場合、表示位置を変更可能な位置ではないと判定し(ステップS5/NO)、選択アイコン210aの位置を移動前の元の位置に戻す(ステップS7)。
【0059】
また、制御部100は、移動後のタッチ位置が、選択アイコン210aの表示位置を変更可能な位置である場合(ステップS5/YES)、選択アイコン210aの表示サイズを、非選択アイコン210bの表示サイズと同一のサイズに変更する(ステップS6)。そして、制御部100は、次の操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS8)。制御部100は、操作を受け付けた場合(ステップS8/YES)、ステップS4に戻り、選択アイコン210aの表示位置を変更する。
【0060】
また、制御部100は、操作を受け付けていない場合(ステップS8/NO)、アイコン210の表示位置を変更する(ステップS9)。ステップS9は、本発明の「表示位置変更ステップ」に相当する。表示制御部127は、選択アイコン210aの移動先として指定された位置に隣接するアイコン210を特定し、特定した隣接するアイコン210のうち、表示順位が下位のアイコン210を表示した第1表示位置に、選択アイコン210aを表示させる。
【0061】
また、表示制御部127は、選択アイコン210aの表示位置に元々表示していたアイコン210を、表示順位が1つ低い位置に表示させる。同様に、表示制御部127は、アイコン210の表示位置を、表示順位が1つ低い位置に移動させる。表示制御部127は、アイコン210の表示位置を変更すると、すべてのアイコン210の表示サイズを元のサイズに戻す(ステップS10)。
【0062】
以上説明したように本実施形態は、表示部55と、表示制御部127と、タッチセンサ59とを備える。
表示制御部127は、表示部55の表示パネル57に、複数のアイコン210を並べて表示させる。タッチセンサ59は、アイコン210に対する操作を検出する。
表示制御部127は、複数のアイコン210のいずれか1つを選択する選択操作がタッチセンサ59により検出されると、複数のアイコン210同士の表示間隔を、選択操作が検出される前よりも広く変更する。
【0063】
また、表示制御部127は、選択操作により選択されたアイコン210の移動先を指定する指定操作がタッチセンサ59により検出されると、指定操作により指定された移動先に基づき、複数のアイコン210の表示パネル57における表示位置を変更する。
従って、選択操作により1つのアイコン210を選択することで、複数のアイコン210同士の表示間隔が、選択操作が検出される前よりも広く変更される。このため、選択操作により選択したアイコン210の移動先を指定する場合に、選択操作により選択されていないアイコン210同士の間を簡単に指定することができる。このため、アイコン210の表示位置を変更する場合の操作性を向上させることができる。
【0064】
また、表示制御部127は、複数のアイコン210の表示サイズを、選択操作が検出される前よりも小さく変更し、複数のアイコン210の表示間隔を広く変更する。
従って、複数のアイコン210の表示間隔を広げることができ、アイコン210の移動先を指定する場合に、選択されていないアイコン210同士の間を簡単に指定することができる。
【0065】
また、表示パネル57のアイコン210の表示位置には、表示順位が設定される。
表示制御部127は、指定操作により指定された移動先に隣接するアイコン210を特定し、特定した隣接するアイコン210のうち、表示順位が下位のアイコン210を表示した第1表示位置に、選択操作により選択されたアイコン210を表示させる。また、表示制御部127は、表示順位が下位のアイコン210を、第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる。
従って、選択したアイコン210の移動先として隣接するアイコン210の間を指定することで、隣接するアイコン210のうち、表示順位が下位のアイコン210を表示した第1表示位置に、選択操作により選択されたアイコン210を表示させることができる。また、表示順位が下位のアイコン210を、第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させることができる。このため、複数のアイコン210を表示順位に従って表示させることができる。
【0066】
図12~
図14は、アイコン210の他の表示例を示す図である。
詳細には、
図12は、円の画像を均等サイズの扇形に分割し、分割した扇形の各領域をアイコン210の表示領域としたものである。
図12には、円の画像を6分割し、6つのアイコン210を表示した例を示すが、円の画像の分割数は任意であり、4分割であっても8分割であってもよい。
【0067】
図13は、長押し操作によって「B」のアイコン210が選択アイコン210aに選択された状態を示す図である。
表示制御部127は、長押し操作により「B」のアイコン210が選択アイコン210aとして選択されると、選択アイコン210a以外の非選択アイコン210bの表示サイズを、長押し操作が検出される前よりも小さいサイズに変更する。
図13は、非選択アイコン210bの円周部分の長さを1/2に縮小した例を示す。
【0068】
図14は操作者の指の動きに応じて、選択アイコン210aの表示位置を変更した状態を示す図である。
図14に示す例では、選択アイコン210aである「B」のアイコン210を、非選択アイコン210bである「D」のアイコン210と、「E」のアイコン210との間に配置した例を示す。この後、制御部100は、上述したように、指定された移動先に隣接するアイコン210を特定し、特定した隣接するアイコン210のうち、表示順位が下位のアイコン210を表示した第1表示位置に、選択アイコン210aを表示させる。また、表示制御部127は、表示順位が下位のアイコン210を、第1表示位置よりも表示順位が1つ下位の第2表示位置に表示させる。
【0069】
図15及び
図16は、アイコン210の他の表示例を示す図である。
図15及び
図16に示すアイコン210の表示例は、アイコン210の表示形態を変更して複数のアイコン210の表示間隔を広く変更する例である。
図15には、選択アイコン210aを、非選択アイコン210bである「A」のアイコン210と、「B」のアイコン210との間に移動させた例を示す。表示制御部127は、選択アイコン210aを非選択アイコン210b間に移動させると、選択アイコン210aの両側に位置する非選択アイコン210bの辺の形状を変形した例である。非選択アイコン210bの形状を変形する辺は、選択アイコン210aに対向する辺である。
図15には、「A」のアイコン210を構成する辺であって、選択アイコン210aに対向する右辺220を、選択アイコン210aとは反対側に窪ませて凹形状とした例を示す。また、
図15には、「B」のアイコン210を構成する辺であって、選択アイコン210aに対向する左辺230の形状を、選択アイコン210aとは反対側に窪ませて凹形状とした例を示す。
【0070】
図16に示す例は、非選択アイコン210bではなく、選択アイコン210aの形状を変形した例を示す。
図16に示す例は、選択アイコン210aの4辺のうち、非選択アイコン210bに挟まれた上辺240及び下辺250の長さを短く変更した例を示す。このように選択アイコン210aの形状を変更しても、選択アイコン210aが挿入される位置を、操作者に認識させることができる。
【0071】
このように
図15及び
図16に示す他の表示例では、複数のアイコン210の表示形態を変更して複数のアイコン210の表示間隔を広く変更する。表示形態を変更することでアイコン210の表示間隔を広げることができ、アイコン210の移動先を指定する場合に、選択されていないアイコン210同士の間の指定が容易になる。
【0072】
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置を、車両に搭載されたナビゲーション装置1に適用した場合について説明したが、情報処理装置は、スマートフォンやタブレットPC(パーソナルコンピュータ)、ノートPC等の携帯機器であってもよい。
【0073】
また、上述した実施形態では、ホーム画面200に、アイコン210を2行4列で表示した場合を示すが、アイコン210を3行4列等で表示させてもよい。
【0074】
また、
図1に示すナビゲーション装置1の機能ブロックは、ナビゲーション装置1が備える機能を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、処理内容に応じてさらに多くのブロックに分割することもできる。また、各ブロックの処理は、1つのハードウェアで実行しても良いし、複数のハードウェアで実行しても良い。また、各ブロックの処理は、1つのプログラムで実現してもよいし、複数のプログラムで実現してもよい。
【0075】
また、
図11に示すフローチャートの処理単位は、制御部100の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、制御部100の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
【0076】
また、本発明の表示制御方法をコンピュータにより実現する場合、このコンピュータに実行させるプログラムを記録媒体、又はプログラムを伝送する伝送媒体の態様で構成することも可能である。記録媒体には、磁気的、光学的記録媒体又は半導体メモリーデバイスを用いることができる。具体的には、記録媒体には、フレキシブルディスク、HDD(Hard Disk Drive)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD、Blu-ray Disc、光磁気ディスクが挙げられる。また、記録媒体として、フラッシュメモリ、カード型記録媒体等の可搬型、或いは固定式の記録媒体を挙げることもできる。また、上記記録媒体は、表示装置が備える内部記憶装置であるRAM、ROM、HDD等の不揮発性記憶装置であってもよい。
【符号の説明】
【0077】
1 ナビゲーション装置
10 GPS受信部
15 GPSアンテナ
20 相対方位検出部
21 加速度センサ
23 ジャイロセンサ
30 入力部
40 無線通信部
50 ディスクドライブ
51 再生処理部
53 スピーカ
59 タッチセンサ
60 補助記憶装置
61 地図データ
63 コンテンツファイル
100 制御部
110 メモリ
111 制御プログラム
120 プロセッサ
121 現在位置特定部
123 経路探索部
125 再生制御部
200 ホーム画面
210 アイコン
210a 選択アイコン
210b 非選択アイコン