(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-02
(45)【発行日】2023-03-10
(54)【発明の名称】携帯できるゴルフクラブ立て掛け装置
(51)【国際特許分類】
A63B 55/50 20150101AFI20230303BHJP
A63B 102/32 20150101ALN20230303BHJP
【FI】
A63B55/50
A63B102:32
(21)【出願番号】P 2021201220
(22)【出願日】2021-11-19
【審査請求日】2021-11-19
(73)【特許権者】
【識別番号】518109398
【氏名又は名称】特定非営利活動法人奉仕の友
(72)【発明者】
【氏名】新井 茂
【審査官】槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-346926(JP,A)
【文献】特開平8-24383(JP,A)
【文献】登録実用新案第3162703(JP,U)
【文献】登録実用新案第3163813(JP,U)
【文献】米国特許第4371022(US,A)
【文献】米国特許第5149087(US,A)
【文献】米国特許第5884881(US,A)
【文献】米国特許第6260717(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 55/00-55/60
A63B 102/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
棒(1)、紐(4)、及び吊り上げたゴルフクラブ(6)を備えた携帯できるゴルフクラブ立て掛け装置において、
前記棒(1)は、前記棒(1)の先端部分(2)を地中に差し込んで自立している状態であり、前記紐(4)は前記棒(1)と前記吊り上げたゴルフクラブ(6)とを連結している状態であり、前記吊り上げたゴルフクラブ(6)は、前記吊り上げたゴルフクラブ(6)のヘッドを下にして地表面上に置いているとともに前記棒(1)に接触している状態において前記吊り上げたゴルフクラブ(6)のグリップまで前記ヘッドから傾斜している状態が維持されるように、前記紐(4)によって、前記棒(1)に、吊り上げられている状態であり、
前記吊り上げたゴルフクラブ(6)の前記グリップにおいて、携帯できるゴルフクラブ立て掛け装置が備えない立て掛けたゴルフクラブ(7)のグリップ側の部分が接触して位置している状態を維持するために梃子となる前記吊り上げたゴルフクラブ(6)のヘッドの重量を利用して位置している状態を維持する、
ことを特徴とする携帯できるゴルフクラブ立て掛け装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本考案は、携帯できるゴルフクラブ立て掛け装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の物体を立てる方法は、固定された工作物等に掛けて立てる若しくは吊り上げ又は吊り下げる方法等である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実登3162703
【文献】特許6533916
【非特許文献】
【0004】
【文献】実登3163813
【文献】特開2001-346926
【文献】特開平08-024383
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の方法は、物体を立て掛ける工作物等の重量・規模又は移動・移設などに関して問題がないわけではない。
【0006】
ゴルフコース内などでボールの地点までクラブを複数持って行き地面に倒し置きしているためクラブの汚れ等の問題がないわけではない。
【0007】
ゴルフコース内などでクラブを倒し置きするので拾い忘れの問題がないわけではない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
携帯できる用具なので移動・移設等の問題を解決できる。
【0009】
コース内等まで携帯できる用具なので、クラブの倒し置きによる汚れ・拾い忘れ等の問題を解決できる。
【発明の効果】
【0010】
携帯できる棒を地中に差し込み自立させる用具なので、コース内などの芝生等のある地表面の凹凸・傾斜等に関係なく自在にどこでも設置できる。
【0011】
棒はクラブと同様な太さとの形状なのでキャデーバックに収容できる。
【0012】
本発明は、装置の部分に帯同したゴルフクラブを使用するので老若男女が細い棒一本を持ち運びして安易に装置する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【発明を実施するための形態】
【0014】
棒を地中に差し込み自立させた当該棒に装置した継ぎ手に連結した紐の先端部分にある器具で、ヘッドを下にして立てたクラブを棒に接触させた形態にしたクラブのグリップ側に他のクラブを立て掛ける。
【実施例】
【0015】
以下、添付図面に従って、実施例を説明する。1は自立させた棒、2は地中に差し込む先端部分、3は棒に付属した継ぎ手、4は継ぎ手とクラブを繋ぐ紐(片方を継ぎ手と連結し他端の先端部分に接続器具を装置した物)、5は接続器具(クラブからの着脱が容易にできる物)、6は吊り上げたクラブ、7は立て掛けたクラブ
【産業上の利用可能性】
【0016】
本装置で、ゴルフ場のコース内等でのゴルフクラブの置き忘れ等による紛失等及び倒し置きによる踏み付け等による破損等の防止をする事ができるので産業上の廃棄物の削減に貢献する事となる。
【符号の説明】
【0017】
1 自立させた棒
2 先端部分
3 継ぎ手
4 紐
5 接続器具
6 吊り上げたクラブ
7 立て掛けたクラブ
【要約】
【課題】 従来の物体を立て掛ける方法は、工作物等の固定部分に直接物体を立て掛けているので工作物等の移動や設置場所の選択に問題があった。
【解決手段】1携帯できる用具なので移動・移設等の問題を解決できる。
2携帯できる棒にクラブをもたせ掛ける装置なので、クラブの倒し置きによる汚れ・拾い忘れ等の問題を解決できる。
3棒を地中に差し込み自立させる装置なので、コース内などの芝生等のある地表面の凹凸・傾斜等に関係なく自在にどこでも設置できる
【選択図】
図2