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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-02
(45)【発行日】2023-03-10
(54)【発明の名称】フレキシブル抵抗器
(51)【国際特許分類】
   H01C 3/06 20060101AFI20230303BHJP
   H01C 1/08 20060101ALI20230303BHJP
   H01C 7/02 20060101ALI20230303BHJP
   H01C 13/02 20060101ALI20230303BHJP
【FI】
H01C3/06
H01C1/08
H01C7/02
H01C13/02 D
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019568306
(86)(22)【出願日】2018-06-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-08-06
(86)【国際出願番号】 IB2018054308
(87)【国際公開番号】W WO2018229674
(87)【国際公開日】2018-12-20
【審査請求日】2021-06-07
(31)【優先権主張番号】102017000065507
(32)【優先日】2017-06-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】507365880
【氏名又は名称】アイ.アール.シー.エイ.ソシエタ ペル アチオニ インダストリア レジステンヅェ コラッヅァテ エ アッフィニ
(74)【代理人】
【識別番号】100166338
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 正夫
(72)【発明者】
【氏名】ゾッパス フェデリコ
(72)【発明者】
【氏名】ザネッラ ステファノ
(72)【発明者】
【氏名】マーサー サンドロ
(72)【発明者】
【氏名】エウゼービオ マリオ
【審査官】鈴木 駿平
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-004232(JP,A)
【文献】実開昭58-101491(JP,U)
【文献】特開昭64-077888(JP,A)
【文献】特開平04-212280(JP,A)
【文献】特開平03-049183(JP,A)
【文献】特開平03-261090(JP,A)
【文献】特開2015-138615(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01C 1/00-1/16
H01C 3/00-3/20
H01C 7/02-7/22
H01C 11/00-13/02
H05B 3/02-3/18
H05B 3/40-3/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
-電気絶縁材料からなる支持体(10)と、
-電気エネルギー源に接続されるように適合された、前記支持体(10)に組み込まれた電気導電材料からなる少なくとも1つのトラック(20)と、
-前記支持体(10)の第1の面に固定された面(31)と、前記面(31)に横方向に切断され、折り曲げられたフォイル部により定義された複数の翼(32)を有する、電気導電材料からなるフォイル(30)と、
を備えた、フレキシブル抵抗器(1、1’)。
【請求項2】
互いに平行に電気的に接続されるように適合された、電気導電材料からなる複数のトラック(20)を備えた、請求項1に記載のフレキシブル抵抗器(1、1’)。
【請求項3】
前記支持体(10)は、シリコンからなる、請求項1または2に記載のフレキシブル抵抗器(1、1’)。
【請求項4】
前記フォイル(30)は、金属からなる、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のフレキシブル抵抗器(1、1’)。
【請求項5】
前記フォイル(30)は、アルミニウムからなる、請求項4に記載のフレキシブル抵抗器(1、1’)。
【請求項6】
前記少なくとも1つのトラック(20)のそれぞれの部位が組み込まれる、前記支持体(10)のそれぞれの部位は、前記複数の翼の1つまたは複数の翼に固着される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のフレキシブル抵抗器(1、1’)。
【請求項7】
前記少なくとも1つのトラック(20)と電気的に接続される正の温度係数素子(59)を備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のフレキシブル抵抗器(1,1’)。
【請求項8】
複数の正の温度係数素子(59)を備えた、請求項7に記載のフレキシブル抵抗器(1,1’)。
【請求項9】
各正の温度係数素子(59)は、前記少なくとも1つの導電トラック(20)の2以上の部位をと電気的に接触する、請求項8に記載のフレキシブル抵抗器(1,1’)。
【請求項10】
電気導電材料フォイル(51)及び/又は電気絶縁材料層(52)は、前記少なくとも1つのトラック(20)と前記支持体(10)との間に設けられ、望ましくは、前記電気絶縁材料層(52)は、前記少なくとも1つのトラック(20)と電気的に接触している、請求項7乃至の9のいずれか一項に記載のフレキシブル抵抗器(1,1’)。
【請求項11】
前記第1の面とは反対の、前記支持体(1)の第2の面は、タンク(100)の内壁に固定され、
前記面(31)に横方向に切断及び折り曲げられたフォイルにより定義される、前記複数の翼(32)の各翼は、前記タンク(100)の内面に向かって延伸する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の少なくとも1つのフレキシブル抵抗器(1、1’)を備えたタンク(100)。
【請求項12】
前記内壁は、前記タンクの底壁である、請求項11に記載のタンク。
【請求項13】
a)電気導電材料からなる少なくとも1つのトラック(20)を支持体(10)へ組み込むステップと、
b)フォイル(30)の面(31)を前記支持体(10)へ固定するステップと、
を備え、
複数のフォイル部を切断し、前記フォイル部を前記面(31)に対して、横方向に折り曲げることにより前記フォイル(30)の前記複数の翼(32)の提供は、ステップb)の前または後に実行される、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のフレキシブル抵抗器(1、1’)を取得するプロセス。
【請求項14】
前記複数の翼(32)の提供がステップb)の前に実行される場合、
-前記フォイル部を前記第1の面に対して横方向に対して折り曲げ、前記複数の翼(32)を取得するステップと、
-前記支持体(10)上に前記フォイル(30)を構成するステップと、
が前記ステップa)と前記ステップb)との間に提供される、請求項13に記載のプロセス。
【請求項15】
前記複数の翼(32)の前記提供は、ステップb)の後に実行され、
-切断手段によりフォイル部(30)と支持部(10)を切断するステップと、
-前記複数の翼(32)を取得するために、前記フォイル部と指示部を前記第1の面に対して横方向に折り曲げ、それにより、前記少なくとも1つのトラック(20)のそれぞれの部位が組み込まれるそれぞれの指示部が各翼に固着されるステップと、
が前記ステップb)の後に設けられる、請求項13に記載のプロセス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、抵抗器に関し、特に、フレキシブル抵抗器、その製造プロセスおよび抵抗器を備えたタンクに関する。
【背景技術】
【0002】
タンク内に含まれる液体を加熱する必要がしばしばある。「水注入」技術のような、自動車分野における、新しい燃費節約と汚染対策技術は、水または水溶液を含むタンクの使用を含む。、そのような技術的解法は、水の温度が0℃に到達するか、または水溶液が提供された場合に、後者がより低い温度に到達した場合に、問題があることを暗示する。
【0003】
そのような温度において、液体は、凍結し、自動車内のシステムの動作に必要であるため、迅速かつ正確な量で解凍する必要がある。過度の電力集中を伴うシステムは、大量の凍結した塊、例えば、氷を解凍するために使用することはできない。なぜならば、過度の加熱は、氷が直接気相に移行するからである。気層は、氷の残りの部分の効果的な解凍ができないことを意味する。さらに、システムは、液体を必要とし、気体ではないので、システム自体を傷つける可能性がある。それゆえ、液体、特に、タンク内の凍結した液体を迅速かつ確実に加熱することができる必要がある。
【発明の概要】
【0004】
この発明の目的は、タンク内に含まれる液体を効率よくかつ迅速に解凍することができる、抵抗器、特にフレキシブル抵抗器を提供することである。この発明の他の目的は、熱の最適な拡散を可能にする抵抗器を提供することである。この発明の他の目的は、伝導による熱の拡散をできるだけ可能にする抵抗器を提供することである。
この発明は、電気絶縁材料から作られた支持体と、電気エネルギー源に接続するように適合された、支持体に組み込まれた電気導電材料から作られた少なくとも1つのトラックと、支持体の第1の面に固定された面と、前記面に対して横方向に切断および折り曲げられフォイル部により定義される複数の翼(wings)を有する、導電材料からなるフォイルと、を備えるフレキシブル抵抗器または電気ヒーターを提供することによりこの記載から明らかになるこれらの目的およびその他の目的を達成する。
【0005】
第1の態様によれば、この発明は、さらに、上記定義した少なくとも1つの抵抗器を備えたタンクを提供し、第1の面に対向する、前記支持体の第2の面は、タンクの内壁に固定され、望ましくは、前記内壁は、タンクの底壁であり、前記面に横方向に切断および折り曲げられたフォイルにより定義される、前記複数の翼の各翼は、タンクの内面に向かって延伸する。
【0006】
さらなる態様によれば、この発明は、上で定義されたフレキシブル抵抗器を取得するプロセスを提供し、このプロセスは、a)電気導電材料からなる少なくとも1つのトラックを支持体に組み込むステップ、b)フォイル面を支持体に固定するステップと、を備え、複数のフォイル部を切断し、前記面に対して横方向にフォイル部を折り曲げることにより、前記フォイルの複数の翼の提供は、ステップb)の前または後に実行される。
【0007】
したがって、この発明による抵抗器は、有利に、フォイル、または、折り曲げられた翼を有する、熱伝導材料のシート、例えば、アルミニウムのような金属のシートを備える。抵抗器がタンクの内壁に固定されると、翼は、タンクの内側に折り曲げられる。特に、翼は、フォイルから直接切断され、解凍される塊の方向へ折り曲げられる。このように、熱は、氷体積内に最適に拡散される。この発明の抵抗器は、望ましくは、フレキシブル抵抗器である。
【0008】
この発明の抵抗器はまた以下の利点を有する。
-熱は、タンク壁、例えば、底部だけではなく、凍結した流体体積内部の伝導によってできるだけ多く拡散することができる。この態様は、伝導加熱は、特に、急速解凍を達成するために、対流と放熱に関して、速度の観点から、より効率的かつ効果的であるという事実に鑑みて特に有利である。
-支持体は、熱を、熱導電性フォイルと交換するので、電気絶縁支持体について特定の電力を増加することができる。
-加熱面積はより大きくなる。
-製造プロセスの期間、不合格の数が少なくなることを意味する。
-種々の凍結および解凍サイクルにさらされる凍結流体上で動作するのに特に適合している。
-機械的応力、特に、衝撃および振動に抵抗力がある。
-自動車のバッテリに供給される電圧、例えば、約13ボルトで動作可能である。
【0009】
望ましくは、抵抗器は、互いに並列に電気的に接続されるのに適した、電気導電材料からなる複数のトラックを備える。このように、例えば、1つまたは複数の導電トラックが作動しなくても、加熱は他のトラックから得ることができる。これは、自動車の分野で使用される部品は、特に、機械的かつ熱的応力に晒されるという事実に鑑みて特に有利である。
【0010】
一実施形態によれば、各翼に対して、フォイルの面の開口部が対応し、その下に電気絶縁支持体がある。他の実施形態によれば、各翼に対して、少なくとも1つのトラックのそれぞれの部分が埋め込まれたそれぞれの電気的に絶縁する支持部が取り付けられる。このようにして、熱分布はさらに改良される。この発明のさらなる特徴と利点は、好適であるが、排他的な実施形態ではない、詳細な記載の観点からより明らかになるであろう。従属請求項は、この発明の好適実施形態を記載する。この発明の記載は、非限定例により提供される、添付図面に言及する。図中の同一部は、同符号により示される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、タンクに固定された抵抗器の断面図を概略的に示す(部分的に図示される)。
図2図2は、タンクに固定された抵抗器の斜視図を示す(部分的に図示される)。
図3図3は、この発明の特定の実施形態の分解斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図中に示される抵抗器1は、
-電気絶縁材料からなる支持体10と、
-電気エネルギー源に接続するように適合した、支持体10に埋め込まれた電気導電材料からなる少なくとも1つのトラック(track)20と、
-支持体10の第1の面に固定された面31と、前記面31に横方向に切断され折り曲げられたフォイル部により定義される複数の翼32を有する電気導電材料からなるフォイル30と、を備える。
【0013】
抵抗器1は、実質的にヒーターであるか、または加熱素子であり、特に電気ヒーターである。典型的に、抵抗器は、フレキシブル抵抗器である。図において、抵抗器1は、後述するタンク100と共に示される。たとえば、支持体10は、ポリマー材料、望ましくは、シリコンからなる。代替的に、他の適切な材料は、ポリプロピレンである。
【0014】
電気導電材料、または導電トラックからなる少なくとも1つのトラック20は、例えば、アルミニウム、コンスタンタン、銅、ジャーマンシルバー、鋼鉄、インコネル、真鍮等からなる。望ましくは、伝導トラックは、アルミニウムからなる。望ましくは、伝導トラック20は、10乃至200μm、例えば、15乃至150μmの間の厚みを有する。望ましくは、伝導トラック20は、1つまたは複数のフォイルを備える。伝導トラック20が接続し得る電源は、典型的に約13ボルトの電圧で動作する、カーバッテリー(図示せず)である。バッテリとの接続は、例えば、支持体10の外部の伝導トラック20の端部(図示せず)により行われる。トラック20が電流と交差すると、発熱する。この結果、支持体10が加熱し、次に熱を、翼32を備えるフォイル30に伝える。
【0015】
フォイル30は、望ましくは、金属、望ましくは良好な熱伝導体であるアルミニウムからなる。フォイル30は、支持体10の1つの面、望ましくは支持体10の唯1つの面に固定される。特に、面31は、支持体10に付着している。翼32は、フォイル30の一部であり、特にフォイル30の折曲げ部である。例えば、翼32は、望ましくは、下部のそれぞれの面部31に対して約90°の角度を形成する。
【0016】
望ましくは、面31の厚みは、各翼32の厚みに等しく、望ましくはそのような厚みは、0.2mm乃至3mmの値、例えば、0.3mm乃至2mmの値に等しい。図示実施形態によれば、各翼32に対してフォイル30の面31の開口部が対応する。電気絶縁支持体10は、各開口部に位置する。言い換えれば、面31は、複数の開口部を有し、各開口部は、それぞれの翼32に関連づけられている。
【0017】
代替的に、実施形態(図示せず)によれば、各翼に対して、トラック20の対応する部分が埋め込まれる支持体10のそれぞれの部分が固着または固定される。それゆえ、各翼32に対して、抵抗器のそれぞれの貫通孔が対応する。抵抗器1は、単一トラック20または複数のトラック20を備えることができる。複数の伝導トラック20が設けられる場合、それらは、互いに並列に電気的に接続されるように適合される。
【0018】
オプションとして、すべての実施形態において、抵抗器1’は、支持体10に埋め込まれた少なくとも1つの正の温度係数素子であって、PTC素子とも呼ばれる、温度係数素子を備えることができる。非限定的例によって、PTC素子は、さらなる抵抗器または抵抗素子であり得る。少なくとも1つのPTC素子59は、トラック20の1つまたは複数の部分と電気接触、例えば、ダイレクトに接触する。トラック20は、電気的に少なくとも1つのPTC素子59を電気的に供給することができる。有利なことに、PTC素子59の加熱の期間に、温度を自己調節する。自己調節を利用することにより、特に、少なくとも1つのPTC素子59の温度を制御するために、専用の電子温度制御装置の使用を回避することが可能である。望ましくは、しかし、排他的ではないが、少なくとも1つのPTC素子59は、トラック20と支持体10の層、望ましくは、フォイル30が取り付けられた支持体の層との間に配置される。オプションとして、複数のPTC素子が設けられる。
【0019】
図3は、複数のPTC素子59を備える抵抗器1’の一例を示す。図3の例によれば、抵抗器1’は、2つの層11’、11’’、例えば、電気絶縁材料の2つのフォイルを備える。フォイル11’、11’’は、支持体10を形成するように互いに固定される。抵抗器11’は、熱伝導材料、望ましくは、アルミウム、またはアルミニウムから作られた材料から作られたフォイル30を備える。フォイル30は、支持体10の1つの面に固定される。特に、フォイル30は、層11’の1つの面、特に、伝導トラック20から離れた面に固定される。フォイル30は、図1および2に示される方法と実質的に同じ方法で、前記面31に横方向に切断され、折り曲げられたフォイルの部分により定義される、図3に図示しない複数の翼を備える。以下のものが、特に2つの層11’と11’’との間に構成される支持体10に埋め込まれる。電気導電材料、例えば、銅または銅を含む電気導電材料のフォイル51、電気絶縁材料の層52、望ましくは、実質的に1つの面に構成された伝導トラック20、望ましくは、相互に同一平面上の、すなわち、同じ面上に構成された、複数のPTC素子59。
【0020】
望ましくは、層11’’、フォイル51、層52、伝導トラック20、相互に同一平面のPTC素子59、絶縁層11’、およびフォイル31は、相互に連続し、実質的にサンドウィッチ構造を形成し、さらに望ましくは、相互にダイレクトに連続している。望ましくは、しかし、排他的ではないが、伝導トラック20は、複数の相互に実質的に平行なストレッチ21を備える。望ましくは、ストレッチ21は、実質的に、直線的である。ストレッチ21は、望ましくは、エルボ(elbow)またはジョイント22により一緒に結合される。望ましくは、PTC素子59は、相互に分離されている。望ましくは、各PTC素子59は、それぞれの縦軸、すなわち、PTC素子59の最大伸張が延伸する軸を定義する。
【0021】
望ましくは、PTC59は、特に相互に平行であるので、それぞれの縦軸は、実質的に互いに平行に構成される。望ましくは、PTC素子59の縦軸は、実質的に、伝導トラック20のストレッチ21に実質的に垂直である。望ましくは、各PTC素子59は、2以上のストレッチ21と電気的に接触する。
【0022】
図は、抵抗器1を備えたタンク100の一部を示す。特に、フォイル30が固定される面と反対の、支持体10の面は、タンク100の内壁に固定される。望ましくは、タンクのそのような内壁は、その壁である。典型的に、タンク100の底部は、分配モジュール101が関連付けられた開口部を有する。流体ポンプ(図示せず)は、分配モジュール101に接続することができる。望ましくは、抵抗器1は、分配モジュール101を取り囲む。オプションとして、抵抗器1の中央部は、分配モジュールを取り囲む。この中央部は、翼を備えておらず、一方、中央部の1つの側から延伸する2つの側部は、翼32を備えることがさらに望ましい。望ましくは、支持体10の面、または面とタンクの内壁との間にダイレクトコンタクトがある。望ましくは、そして有利なことに、抵抗器1とタンク100の内壁との間に完全な接着がある。タンク100の抵抗器1への固定は、翼32がタンク100の内部に向かって延伸するようになされる。
【0023】
コンテナはまた、2以上のフレキシブル抵抗器1を備える。望ましくは、この発明に従う、フレキシブル抵抗器1を作るプロセスは、以下のステップを備える。a)電気導電材料からなる少なくとも1つのトラック20を支持体10へ埋め込むステップ、b)フォイル30の面31を支持体10に固定するステップ、とを備え、複数のフォイル部を切断し、前記面31に対して前記フォイル部を横方向に折り曲げることによりフォイル30の複数の翼32は、ステップb)の前または後に形成される。
【0024】
望ましくは、ステップa)において、電気絶縁材料の2つのシートが設けられ、その間に、すくなくとも1つの電気導電トラックが載置される。望ましくは、そのような電気絶縁材料のシートを固定する、例えば、交差結合することにより、実質的に、連続になり、すなわち、単一の素子を形成する。オプションとして、ステップb)において、支持体0がシリコンから形成される場合、そのような固定は、望ましくは、支持体10を交差結合するように、加熱手段により支持体10とシート30を加熱することにより得られる。
【0025】
代替的に、接着手段を使用することができる。一例において、複数の翼32がステップb)の前に提供される場合、以下のステップがステップa)とステップb)の間に設けられる。
-切断手段によりフォイル部を切断する。
-前記フォイル部を前記第1の面(31)に対して横方向に折り曲げ、複数の翼(32)を得る。
-フォイル(3)を支持体1(10)上に構成する。
【0026】
他の例によれば、翼32の提供がステップb)の後で行われる場合、以下のステップがステップb)の後に含まれる。切断手段によりフォイル部30と支持部10を切断する。複数の翼32を取得するために前記フォイルと指示部を前記第1の面31に対して横方向に折り曲げ、それにより、少なくとも1つのトラック20のそれぞれの部位が埋め込まれるそれぞれの指示部10が各翼に接着する。

図1
図2
図3