特許7237222IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

コバルト基合金造形物およびコバルト基合金製造物の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】WAM法を用いて、従来のNi基合金鍛造材およびCo基合金鍛造材に対して強度の低下が少なく、また、従来のNi基合金鍛造材およびCo基合金鍛造材と同等以上の高温強度を実現するCo基合金製造物およびCo基合金製造物の製造方法を提供する。
【解決手段】
本発明のCo基合金製造物は、0.001≦C<0.100mass%、9.0≦Cr<20.0mass%、2.0≦Al<5.0mass%、13.0≦W<20.0mass%および39.0≦Ni<55.0mass%を含み、残部がCoおよび不可避不純物であるCo基合金からなる多結晶体であり、前記多結晶体の結晶粒の内部に形成された偏析セルを有し、偏析セルの平均サイズが1μm以上100μm以下であり、前記偏析セルがAlおよびCrを含むことを特徴とする。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

近年、産業用製品の製造において、切削や鋳造などの従来の加工法では製造が難しい複雑な形状を簡便に製造できるプロセスとして、積層造形(Additive Manufacturing;AM)が適用されるようになってきている。AM法の中でも、ワイヤを原料とするワイヤ積層造形(Wire Additive Manufacturing、以下「WAM」と称する)は、造形速度が速い、設備コストが低い、材料の歩留まりが良い等の利点があり、大きな金属部品を作る手法として工業製造部門から注目されている。タービンの高温部材の製造にもこのWAM法を適用すべく、例えば非特許文献1にはINCONEL(ハンティントン アロイズ コーポレイションの登録商標)718等のNi基合金を用いた造形方法が検討されている。しかしながら、Ni基合金のWAM造形体は従来のNi基合金鍛造材に比べて機械的強度の低下が大きく、十分な特性が得られていない。したがって、従来のNi基合金鍛造材およびCo基合金鍛造材に対して強度の低下が少なく、同程度の高温強度を有するWAM造形体の開発が望まれている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するための本発明の一態様は、0.001≦C<0.100mass%、9.0≦Cr<20.0mass%、2.0≦Al<5.0mass%、13.0≦W<20.0mass%および39.0≦Ni<55.0mass%を含み、残部がCoおよび不可避不純物であるCo基合金からなる多結晶体であり、多結晶体の結晶粒の内部に形成された偏析セルを有し、偏析セルの平均サイズが1μm以上100μm・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、WAM法を用いて、従来のNi基合金鍛造材およびCo基合金鍛造材に対して強度の低下が少なく、また、従来のNi基合金鍛造材およびCo基合金鍛造材と同等以上の高温強度を実現するCo基合金製造物およびCo基合金製造物の製造方法を提供することができる。

した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 Co基合金の造形後(熱源:CMT)に、固溶化熱処理および時効処理した組織を示すSEM観察写真
【図2】 Co基合金の造形後(熱源:CMT)に、固溶化熱処理および時効処理した組織を示すSEM観察写真
【図3】 Co基合金の造形後(熱源:電子ビーム)の組織を示すSEM観察写真
【図4】 Co基合金の造形後(熱源:電子ビーム)に、固溶化熱処理および時効処理した組織を示すSEM観察写真
【図5】 Co基合金の鍛造後に、固溶化熱処理及び時効処理した組織を示す光学顕微鏡ミクロ組織写真

代表図 図1本件の代表的な図

1…Co基合金の母相に形成された偏析セル、2…Co基合金の母相に整合析出したγ´相。3…鍛造組織

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