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特許7239092光変調装置、バックライトモジュール、表示装置及びその製造方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-06
(45)【発行日】2023-03-14
(54)【発明の名称】光変調装置、バックライトモジュール、表示装置及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20230307BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALI20230307BHJP
【FI】
F21S2/00 413
F21S2/00 433
G02F1/13357
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2018564782
(86)(22)【出願日】2018-03-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-11-26
(86)【国際出願番号】 CN2018079593
(87)【国際公開番号】W WO2019052140
(87)【国際公開日】2019-03-21
【審査請求日】2021-03-16
(31)【優先権主張番号】201710840999.4
(32)【優先日】2017-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】512116114
【氏名又は名称】北京京▲東▼方▲顯▼示技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING BOE DISPLAY TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.118 Jinghaiyilu,BDA,Beijing 100176,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】チ、 ヨンリエン
(72)【発明者】
【氏名】チュイ、 リエンジエ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、 ヘービン
(72)【発明者】
【氏名】グイ、 ビンチアン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、 シエンシュエ
(72)【発明者】
【氏名】リウ、 シュアイ
(72)【発明者】
【氏名】シ、 グアンドン
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第104076419(CN,A)
【文献】特表2003-500687(JP,A)
【文献】国際公開第2015/115046(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0301109(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
G02F 1/13357
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光透過領域及び光遮断領域を有する光変調装置であって、
ベース基板と、
前記光透過領域にあり、且つ光が前記光変調装置の外側へ出射できるように構成される、前記ベース基板上の複数の突起部と、
前記光遮断領域にあり、且つ光が前記光変調装置の外側へ出射するのを遮断するように構成される、前記ベース基板上の反射層と、
前記複数の突起部において前記ベース基板から遠い方の側にある絶縁層と
を含み、
前記複数の突起部は、複数のナノスケールの突起部である、光変調装置。
【請求項2】
前記複数の突起部の各々は、前記反射層が存在しない第1表面と、前記反射層が存在する第2表面とを有し、
前記第2表面は、前記第1表面と前記ベース基板を連結し、
前記第1表面は、前記光透過領域にあり、
前記第2表面は、前記光遮断領域にある、請求項1に記載の光変調装置。
【請求項3】
前記ベース基板上の前記複数の突起部の正射投影は、前記ベース基板上の前記反射層の正射投影と少なくとも部分的に重ならず、
前記ベース基板上の前記複数の突起部の第1表面の正射投影は、前記ベース基板上の前記反射層の正射投影と実質的に重ならない、請求項2に記載の光変調装置。
【請求項4】
前記光透過領域において複数の凹部を更に含み、前記複数の凹部の各々は、前記複数の突起部のうちの一つの、前記ベース基板から遠い方の側にあり、
前記ベース基板上の前記複数の凹部の正射投影は、前記ベース基板上の前記反射層の正射投影と実質的に重ならない、請求項1~3のいずれか1項に記載の光変調装置。
【請求項5】
前記絶縁層は、複数の絶縁ブロックを含み、前記複数の絶縁ブロックの各々は、前記複数の凹部のうちの一つにあり、且つ前記光透過領域にある、請求項4に記載の光変調装置。
【請求項6】
前記ベース基板及び前記複数の突起部は、一体型光透過層として形成される、請求項1~5のいずれか1項に記載の光変調装置。
【請求項7】
前記光変調装置は、導光板である、請求項1~6のいずれか1項に記載の光変調装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の光変調装置及び1つ又は複数の光源を含むバックライトモジュール。
【請求項9】
請求項8に記載のバックライトモジュールを含む表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2017年9月18日に中国特許庁に提出された中国特許出願201710840999.4の優先権を主張し、その全ての内容が援用により本出願に取り込まれる。
【0002】
本発明は、表示技術に関し、特に、バックライトモジュール、表示装置及び光変調装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
通常、液晶表示装置にはバックライトモジュールが必要である。前記バックライトモジュールは、1つ又は複数の光源と、前記1つ又は複数の光源から光を受光し、前記光を伝送方向に沿って導くための導光板とを含む。前記導光板は、輝度を高め、前記光が表示パネルに均一に分布されることを確保する。通常、導光板は、局部的に光の全反射を乱し、光を入射光方向に垂直な方向に沿って表示パネル内へ反射する多数の導光ポイント(別名導光パターン又は導光ドット)を含む。
【発明の概要】
【0004】
一つの側面において、本発明は、光透過領域及び光遮断領域を有する光変調装置であって、ベース基板と、前記光透過領域にあり、且つ光が前記光変調装置側から外へ出射させるように構成される、前記ベース基板上の複数の突起部と、前記光遮断領域にあり、且つ光が前記光変調装置側から外へ出射するのを遮断するように構成される、前記ベース基板上の反射層とを含む光変調装置を提供する。
【0005】
必要に応じて、前記複数の突起部の各々は、前記反射層が存在しない第1表面と、前記反射層が存在する第2表面とを有し、前記第2表面は、前記第1表面と前記ベース基板を連結し、前記第1表面は、前記光透過領域にあり、前記第2表面は、前記光遮断領域にある。
【0006】
必要に応じて、前記ベース基板上の前記複数の突起部の正射投影は、前記ベース基板上の前記反射層の正射投影と少なくとも部分的に重ならず、前記ベース基板上の前記複数の突起部の前記第1表面の正射投影は、前記ベース基板上の前記反射層の正射投影と実質的に重ならない。
【0007】
必要に応じて、前記光変調装置は、前記光透過領域において複数の凹部を更に含み、前記複数の凹部の各々は、前記複数の突起部のうちの一つの、前記ベース基板から遠い方の側にあり、前記ベース基板上の前記複数の凹部の正射投影は、前記ベース基板上の前記反射層の正射投影と実質的に重ならない。
【0008】
必要に応じて、前記光変調装置は、前記複数の突起部において前記ベース基板から遠い方の側にある絶縁層を更に含み、前記絶縁層は、複数の絶縁ブロックを含み、前記複数の絶縁ブロックの各々は、前記複数の凹部のうちの一つにあり、且つ前記光透過領域にある。
【0009】
必要に応じて、前記ベース基板及び前記複数の突起部は、一体型光透過層として形成される。
【0010】
必要に応じて、前記複数の突起部は、複数のナノスケールの突起部である。
【0011】
必要に応じて、前記光変調装置は、導光板である。
【0012】
別の側面において、本発明は、本文に記載される光変調装置及び1つ又は複数の光源を含むバックライトモジュールを提供する。
【0013】
別の側面において、本発明は、本文に記載されるバックライトモジュールを含む表示装置を提供する。
【0014】
別の側面において、本発明は、光透過領域及び光遮断領域を有する光変調装置の製造方法であって、光透過層を形成するステップと、反射層を形成するステップとを含み、前記光透過層は、前記光透過領域におけるベース基板上の複数の突起部を含み、且つ光が前記複数の突起部側から外へ出射できるように構成され、前記反射層は前記光遮断領域における前記ベース基板上にあり、且つ光が前記光透過層から外へ出射するのを遮断するように構成される、方法を提供する。
【0015】
必要に応じて、前記反射層を形成する前に、複数の絶縁ブロックを有する絶縁層を形成するステップを更に含み、前記絶縁ブロックは、各々が前記複数の突起部のうちの一つの、前記ベース基板から遠い方の側にある。
【0016】
必要に応じて、前記反射層を形成するステップは、前記ベース基板上の前記複数の絶縁ブロックの外側の領域に反射材料層を形成するステップを含む。
【0017】
必要に応じて、前記反射層を形成するステップは、前記光透過層に亘って、前記複数の絶縁ブロックを有する領域及び前記複数の絶縁ブロックの外側の領域を覆うように形成される反射材料層を形成するステップと、前記絶縁層を除去するステップとを含み、前記複数の絶縁ブロックの前記ベース基板から遠い方の側にある前記反射材料層の一部を、前記絶縁層と共に除去することにより、反射層を形成する。
【0018】
必要に応じて、前記方法は、モールドを形成するステップと、前記モールドを用いて光透過本体をエンボス加工するステップと、前記モールドを前記光透過本体から分離して、前記ベース基板上に前記複数の突起部を有する前記光透過層を形成するステップとを更に含む。
【0019】
必要に応じて、前記モールドを形成するステップは、第2ベース基板上に、前記光変調装置を形成する前記複数の突起部に対応する複数の複製マスターを含むように形成される複製マスター層を形成するステップと、前記複製マスター層及び前記第2ベース基板の露出面の上に導電面を形成するステップと、前記導電表面上に金属層を形成するステップと、前記金属層を前記複製マスター層及び前記第2ベース基板から分離することにより、前記モールドを形成するステップとを含む。
【0020】
必要に応じて、前記光透過本体をエンボス加工するステップは、前記モールドを用いて前記光透過本体をエンボス加工することにより、ベース基板上の複数の突起部と、各々が前記複数の突起部のうちの一つの、前記ベース基板から遠い方の側にある複数の凹部とを有する光透過層を形成するステップを含む。
【0021】
必要に応じて、前記反射層を形成する前に、複数の絶縁ブロックを有する絶縁層を形成するステップを更に含み、前記複数の絶縁ブロックは、各々が前記複数の突起部のうちの一つの、前記ベース基板から遠い方の側にあり、前記絶縁層を形成するステップは、前記複数の突起部の前記ベース基板から遠い方の側にある前記複数の凹部内にインクをプリントするステップと、前記複数の突起部の前記ベース基板から遠い方の側にある前記複数の凹部内のインクを硬化することにより、各々が前記複数の凹部のうちの一つにある複数の絶縁ブロックを有する前記絶縁層を形成するステップとを含む。
【0022】
必要に応じて、前記光透過層を形成するステップは、前記複数の突起部及び前記ベース基板を一体型構造として形成するステップを含む。
【0023】
必要に応じて、前記反射層を形成するステップは、前記光透過層全体に亘って、前記複数の突起部を有する領域及び前記複数の突起部の外部の領域を覆うように形成される反射材料層を形成するステップと、前記複数の絶縁ブロックの前記ベース基板から遠い方の側にある前記反射材料層の一部を除去することにより、前記反射層を形成するステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0024】
以下の図面は、単に開示された様々な実施例に係る説明の目的で用いられる例であり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
【0025】
図1A】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の構造を示す模式図である。
【0026】
図1B図1Aにおける光変調装置の平面図である。
【0027】
図2】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置における複数の突起部のうち一つの拡大図である。
【0028】
図3】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の構造を示す模式図である。
【0029】
図4】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の構造を示す模式図である。
【0030】
図5A】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図5B】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図5C】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図5D】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
【0031】
図6】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示すフローチャートである。
【0032】
図7】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示すフローチャートである。
【0033】
図8A】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8B】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8C】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8D】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8E】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8F】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8G】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図8H】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
【0034】
図9】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示すフローチャートである。
【0035】
図10A】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
図10B】本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
次に、以下の実施例を参照しながら本開示をより詳しく説明する。説明すべきことは、幾つかの実施例に対する以下の説明は、単に解釈及び説明の目的で本文に記載される。網羅的であること、又は開示された正確な形式に限定されることを意図したものではない。
【0037】
本開示は、とりわけ、関連技術の限界及び欠点に起因する1つまたは複数の問題点を実質的に回避する光変調装置、バックライトモジュール、表示装置及び光変調装置の製造方法を提供する。一つの側面側において、本開示は、光透過領域及び光遮断領域を有する光変調装置を提供する。幾つかの実施例において、前記光変調装置は、ベース基板と、前記光透過領域にあり、且つ光が前記光変調装置側から外へ出射できるように構成される前記ベース基板上の複数の突起部と、前記光遮断領域にあり、且つ光が前記光変調装置側から外へ出射するのを遮断するように構成される、前記ベース基板上の反射層とを含む。
【0038】
図1Aは、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の構造を示す模式図である。図1Bは、図1Aにおける光変調装置の平面図である。図1A及び図1Bを参照すると、幾つかの実施例における光変調装置100は、第1側S1(例えば、底部側)と、第1側S1に実質的に対向する第2側S2(例えば、上部側)と、第1側S1と第2側S2を連結する第3側S3(例えば、側面側)とを有する。幾つかの実施例において、第2側S2は、光変調装置100の発光側であり、例えば、光は、第2側S2から光変調装置100の外へ出射する。幾つかの実施例における光変調装置100は、光透過領域Tと、光遮断領域Bとを有する。光は、第2側S2上の光透過領域Tから光変調装置100の外へ出射し、且つ、光は、第2側S2上の光遮断領域Bで実質的に遮断される。必要に応じて、第1側S1の少なくとも一部は、実質的に光透過性であり、1つ又は複数の光源からの光は、第1側S1から光変調装置100へ入射する(直下型)。必要に応じて、第3側S3の少なくとも一部は、実質的に光透過性であり、1つ又は複数光源からの光は、第3側S3から光変調装置100へ入射する(エッジライト型)。
【0039】
幾つかの実施例において、光変調装置100は、ベース基板20aと、光透過領域Tにあり且つ光が第2側S2の外へ出射できるように構成される、ベース基板20a上の複数の突起部20bと、光遮断領域Bにあり且つ光が第2側S2の外へ出射するのを遮断するように構成される、ベース基板20a上の反射層23とを含む。必要に応じて、ベース基板20a及び複数の突起部20bは、一体型構造を構成する。必要に応じて、ベース基板20a及び複数の突起部20bは、実質的に透明材料で作られている。ここで使用されているように、用語「実質的に透明」とは、少なくとも50パーセント(例えば、少なくとも60パーセント、少なくとも70パーセント、少なくとも80パーセント、少なくとも90パーセント、及び少なくとも95パーセント)の可視波長域内の光が透過することを意味する。必要に応じて、複数の突起部20bは、反射層23により互いに離間している。図1A及び図1Bに示すように、幾つかの実施例において、反射層23は、光遮断領域Bに対応し、複数の突起部20bは、光透過領域Tに対応している。
【0040】
必要に応じて、複数の突起部20bは、複数のナノスケールの突起部である。ここで使用されているように、用語「ナノスケールの」とは、1000ナノメーター(nm)より大きくない、例えば、約10nm~約1000nm、約10nm~約100nm、約100nm~約200nm、約200nm~約300nm、約300nm~約400nm、約400nm~約500nm、約500nm~約600nm、約600nm~約700nm、約700nm~約800nm、約800nm~約900nm、約900nm~約1000nmの範囲にあるサイズ又は寸法(例えば、直径)を有する構造を指す。
【0041】
図2は、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置における複数の突起部のうち一つの拡大図である。図2を参照すると、幾つかの実施例における複数の突起部20bの各々は、反射層23が存在しない露出面Seと、反射層23が存在する被覆面Scとを有する。必要に応じて、被覆面Scは、複数の突起部20bの各々の側面であり、被覆面Scは、露出面Seとベース基板20aを連結する。露出面Seは、光透過領域Tにあり、被覆面Scは、光遮断領域Bにある。複数の突起部20bの側面を少なくとも部分的に覆う反射層23を有することにより、前記光変調装置から出射する光を更に整列させることができる。
【0042】
幾つかの実施例において、ベース基板20a上の複数の突起部20bの正射投影は、ベース基板20a上の反射層23の正射投影と少なくとも部分的に重ならない。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の突起部20bの正射投影は、ベース基板20a上の反射層23の正射投影と実質的に重ならない。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の突起部20bの露出面Seの正射投影は、ベース基板20上の反射層23の正射投影と実質的に重ならない。
【0043】
複数の突起部20bは、様々な適切な形状を採用することができる。複数の突起部20bの適切な形状の例は、円柱形、切頂円柱形、ドーム円柱形、球形、半球形、サブ半球形、立方体形、直方体形、角錐形、円錐、切頂円錐、三角柱、樽形等を含む。
【0044】
反射層23の製作には、様々な適切な反射材料及び様々な適切な製造方法を用いることができる。反射層23を製作するための反射材料の適切な例は、銀、アルミニウムのような高反射率を有する金属を含む。
【0045】
必要に応じて、光変調装置100は、導光板である。必要に応じて、光変調装置100の第2側S2は、表示パネルにバックライトを提供するための光変調装置100の発光側である。必要に応じて、1つ又は複数の光源を第1側S1又は第3側S3、又はその両方に配置することができる。
【0046】
幾つかの実施例において、図1A及び図2に示すように、複数の突起部20bは、実質的に平らな表面を有する。
【0047】
図3は、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の構造を示す模式図である。図3を参照すると、幾つかの実施例における光変調装置100は、光透過領域Tにおける複数の凹部Rを更に含み、複数の凹部Rの各々は、複数の突起部20bのうちの一つの、ベース基板20aから遠い方の側にある。ベース基板20a上の複数の凹部Rの正射投影は、ベース基板20a上の反射層23の正射投影と少なくとも部分的に重ならない。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の凹部Rの正射投影は、ベース基板20a上の反射層23の正射投影と実質的に重ならない。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の突起部20bの露出面Seの正射投影は、ベース基板20a上の複数の凹部Rの正射投影と実質的に重なる。
【0048】
必要に応じて、複数の凹部Rは、複数のナノスケールの凹部である。必要に応じて、複数の凹部Rは、1000ナノメーター(nm)以下、例えば、約10nm~約1000nm、約10nm~約100nm、約100nm~約200nm、約200nm~約300nm、約300nm~約400nm、約400nm~約500nm、約500nm~約600nm、約600nm~約700nm、約700nm~約800nm、約800nm~約900nm、約900nm~約1000nmの範囲にあるサイズ又は寸法(例えば、直径)を有する。
【0049】
図4は、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の構造を示す模式図である。図4を参照すると、幾つかの実施例における光変調装置100は、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側にある絶縁層22を更に含む。絶縁層22は、複数の絶縁ブロック22bを含み、複数の絶縁ブロック22bの各々は、複数の凹部Rのうちの一つにあり、且つ光透過領域Tにある。必要に応じて、絶縁層22は、実質的に透明材料で作られている。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の絶縁ブロック22bの正射投影は、ベース基板20a上の反射層23の正射投影と少なくとも部分的に重ならない。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の絶縁ブロック22bの正射投影は、ベース基板20a上の反射層23の正射投影と実質的に重ならない。必要に応じて、ベース基板20a上の複数の突起部20bの露出面Seの正射投影は、ベース基板20a上の複数の絶縁ブロック22bの正射投影と実質的に重なる。
【0050】
必要に応じて、複数の絶縁ブロック22bは、複数のナノスケールの絶縁ブロックである。必要に応じて、複数の絶縁ブロック22bは、1000ナノメーター(nm)以下、例えば、約10nm~約1000nm、約10nm~約100nm、約100nm~約200nm、約200nm~約300nm、約300nm~約400nm、約400nm~約500nm、約500nm~約600nm、約600nm~約700nm、約700nm~約800nm、約800nm~約900nm、約900nm~約1000nmの範囲にあるサイズ又は寸法(例えば、直径)を有する。
【0051】
別の側面において、本開示は、光透過領域及び光遮断領域を有する光変調装置の製造方法を提供する。前記光変調装置は、第1側(例えば、底部側)と、前記第1側に実質的に対向する第2側(例えば、上部側)と、前記第1側と前記第2側を連結する第3側(例えば、側面側)とを有するように製造される。幾つかの実施例において、前記第2側は、前記光変調装置の発光側であり、例えば、光は、前記第2側から前記光変調装置の外へ出射する。光は、前記第2側の前記光透過領域から前記光変調装置の外へ出射し、且つ、光は、前記第2側の前記光遮断領域で実質的に遮断される。
【0052】
幾つかの実施例において、前記方法は、光透過層を形成するステップと、反射層を形成するステップとを含み、前記光透過層は、前記光透過領域における複数の突起部を有し、且つ光が前記複数の突起部の外へ出射できるように構成され、前記反射層は、前記光遮断領域において前記ベース基板上にあり、且つ光が前記光透過層の外へ出射するのを遮断するように構成される。必要に応じて、前記ベース基板及び前記複数の突起部は、一体型構造として形成される。必要に応じて、前記ベース基板及び前記複数の突起部は、実質的に透明材料で作られる。必要に応じて、前記複数の突起部は、前記反射層により互いに離間されるように形成される。必要に応じて、前記反射層は前記光遮断領域に形成され、複数の突起部は前記光透過領域に形成される。
【0053】
図5A~5Dは、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。図5A図5Dを参照すると、幾つかの実施例における方法は、モールド12を形成するステップと(図5A)、モールド12を用いて光透過本体をエンボス加工し、モールド12を前記光透過本体から分離して、ベース基板20a上に複数の突起部20bを有する光透過層20を形成するステップと(図5B)、複数の突起部20b及びベース基板20aを有する光透過層20に反射材料層13を形成するステップと(図5C)、複数の突起部20b上の反射材料層13の一部を除去して反射層23を形成するステップと(図5D)を含む。反射層23は、光遮断領域Bに形成され、且つ光が第2側S2の外へ出射するのを遮断する。
【0054】
図6は、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示すフローチャートである。図6を参照すると、幾つかの実施例における方法は、ベース基板と前記ベース基板上の複数の突起部とを有する光透過層を形成するステップであって、前記複数の突起部は複数のナノスケールの突起部であり、互いに離隔され、且つ光透過性であるステップと、各々が前記複数の突起部のうちの一つの前記ベース基板から遠い方の側にある複数の絶縁ブロックを有する絶縁層を形成するステップと、前記ベース基板上の前記複数の絶縁ブロックの外側の領域に反射層を形成するステップとを含む。必要に応じて、前記反射層は、金属材料で作られている。
【0055】
先ず前記複数の突起部の上面を覆う絶縁層を形成することにより、前記反射層は、前記複数の突起部の上面の外部の領域のみに形成される。一例において、先ず前記複数の突起部の上面を覆う前記絶縁層を形成することで、前記反射材料は、前記複数の突起部の上面上に全く堆積されない。例えば、前記絶縁層を形成する前に、前記光透過層の表面を導電性となるように処理し、その後前記複数の突起部の上に前記複数の絶縁ブロックを形成することができる。次いで、例えば電着により、前記反射材料を前記導電面上に堆積する。前記複数の突起部の上面は、非導電性である前記複数の絶縁ブロックに覆われているため、前記反射材料は、前記複数の絶縁ブロック上に堆積されない。別の例おいて、最初に前記絶縁層を形成して前記複数の突起部の上面を覆い、その後、前記光透過層の表面全体に亘って反射材料層を形成した後、前記反射材料層の形成後に、前記複数の絶縁ブロックを除去する。前記複数の絶縁ブロックを除去する過程において、前記複数の絶縁ブロックの上の前記反射材料の一部も除去され、これにより前記反射層を形成する。このように形成された反射層は、前記複数の突起部の上面を覆わない。
【0056】
必要に応じて、複数の突起部の各々は、前記反射層が存在しない露出面と、反射層23が存在する被覆面とを有するように形成される。必要に応じて、前記露出面は、前記複数の突起部の各々の上面である。必要に応じて、前記被覆面は、前記複数の突起部の各々の側面であり、前記被覆面は、前記露出面と前記ベース基板を連結する。前記露出面は、前記光透過領域に形成され、前記被覆面は、前記光遮断領域に形成される。前記複数の突起部の側面を少なくとも部分的に覆う反射層を有することにより、前記光変調装置から出射する光を更に整列させることができる。
【0057】
前記複数の突起部は、様々な適切な形状を有するように形成することができる。前記複数の突起部の適切な形状の例は、円柱形、切頂円柱形、ドーム円柱、球形、半球形、サブ半球形、立方体形、直方体形、角錐系、円錐形、切頂円錐形、三角柱形、樽形等である。
【0058】
図7は、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示すフローチャートである。図8A~8Hは、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。図8Eを参照すると、幾つかの実施例における方法は、ベース基板20aとベース基板20a上の複数の突起部20bとを有する光透過層20を形成するステップを含む。複数の突起部20bは、互いに離間され且つ光透過性である複数のナノスケールの突起部として形成される。図8Eに示すように、光透過層20は、複数の凹部Rをそれぞれ有するように形成され、複数の凹部Rの各々は、複数の突起部20bのうちの一つの、ベース基板20aから遠い方の側にある。複数の凹部Rは、液体を含有するように構成される様々な適切な形状を有するように形成することができる。必要に応じて、前記光変調装置は、ポリマー材料で作られている。必要に応じて、光透過層20は、エンボス加工プロセスを用いて形成される。
【0059】
図8Cを参照すると、幾つかの実施例における方法は、モールド33を形成するステップを含む。図7を参照すると、幾つかの実施例におけるモールドを形成するステップは、第2ベース基板31上に複製マスター層32を形成するステップを含み、前記複製マスター層32は、前記光変調装置を形成する前記複数の突起部に対応する複数の複製マスター32aを含むように形成される。必要に応じて、複数の複製マスター32aは、サイズ、寸法及び形状の面で前記複数の突起部と同等である。必要に応じて、先ず、第2ベース基板31上にフォトレジスト層を形成した後、露光及び現像を行い、これにより複製マスター層32を形成する。図7を参照すると、幾つかの実施例におけるモールドを形成するステップは、複製マスター層32及び第2ベース基板31の露出面の上に導電面を形成するステップを更に含む。例えば、前記導電面は、複数の複製マスター32aの各々の上面及び側面上に形成され、且つ第2ベース基板31上の複数の複製マスター32aにより覆われていない領域に形成される。図7を参照すると、幾つかの実施例において、モールドを形成するステップは、前記導電面上に金属層331を形成するステップを更に含む(例えば、図8Bを参照)。必要に応じて、金属層331は、ニッケルを含む。図7を参照すると、幾つかの実施例において、モールドを形成するステップは、金属層331を複製マスター層32及び第2ベース基板31から分離することにより、モールド33を形成するステップを更に含む(例えば、図8Cを参照)。
【0060】
図7を参照すると、幾つかの実施例における方法は、光透過本体34を提供するステップを更に含む。必要に応じて、光透過本体34は、ポリマー材料で作られている。
【0061】
図7を参照すると、幾つかの実施例における方法は、モールド33を用いて光透過本体34をエンボス加工することにより、ベース基板20a上の複数の突起部20bと、各々が複数の突起部20bのうちの一つの、ベース基板20aから遠い方の側にある複数の凹部Rとを有する光透過層20を形成するステップを更に含む(例えば、図8D及び図8Eを参照)。
【0062】
図7を参照すると、幾つかの実施例における方法は、ベース基板20a上の複数の突起部20bを有する側における光透過層20の露出面上に導電面を形成するステップを更に含む。図8Eを参照すると、幾つかの実施例における光透過層20は、第1側S1(例えば、底部側)と、第1側S1に実質的に対向する第2側S2(例えば、上部側)と、第1側S1と第2側S2を連結する第3側S3(例えば、側面側)とを有する。複数の突起部20bは、光透過層20の第2側S2に形成される。必要に応じて、前記導電面は、光透過層20の第2側S2の露出面上に形成される。
【0063】
幾つかの実施例において、前記方法は、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側に絶縁層22を形成するステップを更に含む。絶縁層22は、複数の絶縁ブロック22bを含むように形成され、複数の絶縁ブロック22bの各々は、複数の突起部20bのうちの一つの、ベース基板20aから遠い方の側にある(例えば、図8Gを参照)。図7を参照すると、幾つかの実施例における絶縁層22を形成するステップは、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側における複数の凹部R内にインク221をプリントするステップを含む(例えば、図8Fを参照)。
【0064】
図7を参照すると、幾つかの実施例における絶縁層22を形成するステップは、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側における複数の凹部R内のインク221を硬化することにより、各々が複数の凹部Rのうちの一つにある複数の絶縁ブロック22bを有する絶縁層22を形成するステップを更に含む(例えば、図8Gを参照)。
【0065】
幾つかの実施例において、前記方法は、ベース基板20上の複数の絶縁ブロック22bの外側の領域に反射層23を形成するステップを更に含む。例えば、反射層23は、ベース基板20a上の複数の突起部20bにより覆われていない領域及び複数の突起部20bの側面上に形成される。図7を参照すると、幾つかの実施例における反射層23を形成するステップは、ベース基板20上の複数の絶縁ブロック22bの外側の領域に反射材料を電着することにより、反射層23を形成するステップを含む(例えば、図8Hを参照)。絶縁層22を形成する前に、光透過層20の表面が導電性になるように処理され、絶縁層22が複数の突起部20bの上面を覆うため、前記反射材料を電着するステップでは、反射材料は絶縁層22を有する領域には堆積されない。即ち、前記反射材料を電着するステップでは、前記反射材料はベース基板20a上の複数の突起部20bにより覆われていない領域及び複数の突起部20bの側面のみに堆積させる。必要に応じて、前記反射材料を電着するステップは、電鋳法により行われる。
【0066】
幾つかの実施例において、前記方法は、例えば、アッシングにより、絶縁層22を除去するステップを更に含む。
【0067】
幾つかの実施例において、絶縁層22は、実質的に透明材料で作られている。必要に応じて、絶縁層22は、除去されず、前記光変調装置内に残留する。
【0068】
図9は、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示すフローチャートである。図10A~10Bは、本開示に係る幾つかの実施例における光変調装置の製造過程を示す。図9図8A図8G及び図10A図10Bを参照すると、幾つかの実施例における方法は、モールド33を形成するステップを含む。図9及び図8A図8Gを参照すると、幾つかの実施例におけるモールドを形成するステップは、第2ベース基板31上に、前記光変調装置を形成する複数の突起部に対応する複数の複製マスター32aを含むように形成される複製マスター層32を形成するステップと、複製マスター層32及び第2ベース基板31の露出面上に導電面を形成するステップと、前記導電面上に金属層331を形成するステップとを含む。
【0069】
図9及び図8A図8Gを参照すると、幾つかの実施例における方法は、光透過本体34を提供するステップと、モールド33を用いて光透過本体34をエンボス加工することにより、ベース基板20a上の複数の突起部20bと各々が複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側にある複数の凹部Rとを有する光透過層20を形成するステップと、ベース基板20a上の複数の突起部20bを有する側における光透過層20の露出面上に導電面を形成するステップと、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側に絶縁層22を形成するステップとを更に含む。絶縁層22は、複数の絶縁ブロック22bを含むように形成され、複数の絶縁ブロック22bは、各々が複数の突起部20bのうちの一つの、ベース基板20aから遠い方の側にある。図9及び図8A~8Gを参照すると、幾つかの実施例における絶縁層22を形成するステップは、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側における複数の凹部R内にインク221をプリントするステップと、複数の突起部20bのベース基板20aから遠い方の側における複数の凹部R内のインク221を硬化することにより、各々が複数の凹部Rのうちの一つにある複数の絶縁ブロック22bを有する絶縁層22を形成するステップとを含む。
【0070】
図9及び図10Aを参照すると、幾つかの実施例における方法は、光透過層20全体に亘って、複数の絶縁ブロック22bを有する領域及び複数の絶縁ブロック22bの外側の領域を覆うように形成される反射材料層23aを形成するステップを更に含む。必要に応じて、反射材料層23aは、光透過層20上に反射材料をスパッタリングすることによって形成される。前記反射材料層を形成した後、複数の絶縁ブロックを除去する。前記複数の絶縁ブロックを除去する過程において、前記複数の絶縁ブロックの上の前記反射材料の一部も除去することにより、前記反射層を形成する。このように形成された反射層は、前記複数の突起部の上面を覆わない。
【0071】
図9及び図10Bを参照すると、幾つかの実施例における方法は、絶縁層22を除去するステップを更に含み、複数の絶縁ブロック22bのベース基板20aから遠い方の側における反射材料層23aの一部を絶縁層22と共に除去することにより、反射層23を形成する。必要に応じて、前記絶縁層を除去するステップは、光分解により行われる。必要に応じて、前記絶縁層を除去するステップは、溶媒を用いてリフトオフプロセスにより行われる。
【0072】
別の側面において、本開示は、本文に記載された又は本文に記載の方法により製造された光変調装置を有するバックライトモジュールを提供する。必要に応じて、前記光変調装置は、前記バックライトモジュールにおける導光板である。本光変調装置は、前記バックライトモジュールから出射する光のアライメントを大幅に改善する。その結果、本発明の光変調装置を有することにより、前記バックライトモジュールの光利用率が実質的に向上する。
【0073】
別の側面において、本開示は、本文に記載のバックライトモジュールを有する表示装置を提供する。適切な表示装置の例としては、電子ペーパー、携帯電話、タブレットPC、テレビ、モニター、ノートPC、デジタルアルバム、GPS等を含むが、これらに限定されるものではない。
【0074】
本発明の実施例の前述の説明は、例示および説明の目的で提示されたものである。網羅的であること、或いは本発明を開示された正確な形式又は開示された例示的な実施例に限定することを意図したものではない。従って、前述の説明は、限定的なものではなく、例示的なものと見なされるべきである。明らかに、当業者にとっては、多様な修正及び変更は自明である。本実施例は、本発明の原理及びその最適モードの実用的な適用を説明するために選択及び記載され、これにより、当業者は、本発明の特定用途又は意図される実施形態に適した様々な実施例及び様々な変形を理解できるようになる。本発明の範囲は、ここに添付される特許請求の範囲及びそれらの均等物により定義されることが意図されており、その中で、すべての用語は、特に明記しない限り、その最も広い合理的な意味である。従って、「発明」、「本発明」等の用語は、必ずしも特許請求の範囲を具体的な実施例に限定するものではなく、本発明の例示的な実施例への言及は、本発明に対する限定を意味するものではなく、且つこのような限定は推測されない。本発明は、添付された請求項の範囲の精神及び範囲によってのみ限定される。なお、これらの請求項は、名詞又は要素の前に「第1」、「第2」等の用語を使用してもよい。このような用語は、命名法として理解されるべきであり、具体的な数量が与えられていない限り、このような命名法により修飾される要素の数量に対する限定として解釈されるべきではない。記載された効果及び利点が本発明のすべての実施例に適用されるわけではない。理解すべきことは、以下の請求項により限定される本発明の範囲を逸脱せずに、当業者は、記載された実施例に対する変形を行うことができる。なお、本開示におけるいかなる要素及び構成部品も、該要素又は構成部品が以下の請求項に明示的に列挙されているか否かを問わず、公衆に捧げることを意図していない。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
図8H
図9
図10A
図10B