(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-08
(45)【発行日】2023-03-16
(54)【発明の名称】荷台昇降式トラック
(51)【国際特許分類】
B60P 1/02 20060101AFI20230309BHJP
B60K 17/28 20060101ALI20230309BHJP
B60K 17/02 20060101ALI20230309BHJP
【FI】
B60P1/02 Z
B60K17/28 Z
B60K17/02 Z
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019167880
(22)【出願日】2019-09-16
【審査請求日】2022-03-07
(32)【優先日】2019-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】519162466
【氏名又は名称】沃爾奇動力機電股▲分▼有限公司
【住所又は居所原語表記】No.49,Zhixiang 3rd St.,Dayuan Dist.,Taoyuan City 337,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】100167818
【氏名又は名称】蓑和田 登
(72)【発明者】
【氏名】楊安陶
【審査官】林 政道
(56)【参考文献】
【文献】スイス国特許出願公開第00703885(CH,A2)
【文献】西独国特許出願公告第01226434(DE,B)
【文献】英国特許出願公告第01579411(GB,A)
【文献】特開昭52-103122(JP,A)
【文献】米国特許第04033625(US,A)
【文献】独国特許出願公開第04333631(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60P 1/02, 1/08,1/12
B60P 3/34
B62D 61/12
B62D 33/02,33/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
独立キャビン、密閉式荷台、前軸、後軸、第1昇降装置を有する少なくとも1つの昇降装置、及び第1ガイド装置を有する少なくとも1つのガイド装置を備え、
前記前軸が前記独立キャビンと接続し、前記独立キャビンが前記第1昇降装置と接続し、前記第1昇降装置が前記密閉式荷台と接続し、前記密閉式荷台が前記第1ガイド装置と接続し、前記第1ガイド装置が前記後軸と接続し、
車両運転モードにおいて、前記前軸が前記独立キャビンの下方に位置し、前記後軸が前記密閉式荷台の下方に位置し、前記独立キャビンが前記密閉式荷台の前方に位置し、
サイドドアで荷物を積み卸す場合、前記第1ガイド装置によって前記後軸を前記密閉式荷台の後方に移動して、前記第1昇降装置によって前記密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ前記後軸によって前記密閉式荷台の後端高さを制御することで、密閉式荷台を地面に降ろし、
リヤドアで荷物を積み卸す場合、前記第1ガイド装置によって前記後軸を前記密閉式荷台の上方に移動して、前記第1昇降装置によって前記密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ前記後軸によって前記密閉式荷台の後端高さを制御することで、前記密閉式荷台を地面に降ろす、
荷台昇降式トラック。
【請求項2】
前記少なくとも1つの昇降装置は、前記密閉式荷台と接続する第2昇降装置を更に備え、
サイドドアで荷物を積み卸す場合、前記第2昇降装置が展開して前記密閉式荷台の後端高さを維持し、前記第1ガイド装置によって前記後軸を前記密閉式荷台の後方に移動して、前記第1昇降装置によって前記密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ前記第2昇降装置によって前記密閉式荷台の後端高さを制御することで、前記密閉式荷台を地面に降ろし、
リヤドアで荷物を積み卸す場合、前記第2昇降装置が展開して前記密閉式荷台の後端高さを維持し、前記第1ガイド装置によって前記後軸を前記密閉式荷台の上方に移動して、前記第1昇降装置によって前記密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ前記第2昇降装置によって前記密閉式荷台の後端高さを制御することで、前記密閉式荷台を地面に降ろす、
請求項1に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項3】
独立キャビン、荷台、前軸、後軸、第1昇降装置及び第2昇降装置を有する少なくとも2つの昇降装置、並びに第1ガイド装置を有する少なくとも1つのガイド装置を備え、
前記前軸が前記独立キャビンと接続し、前記独立キャビンが前記第1昇降装置と接続し、前記第1昇降装置が前記荷台と接続し、前記荷台が前記第2昇降装置及び前記第1ガイド装置と接続し、前記第1ガイド装置が前記後軸と接続し、
車両運転モードにおいて、前記前軸が前記独立キャビンの下方に位置し、前記後軸が前記荷台の下方に位置し、前記独立キャビンが前記荷台の前方に位置し、
配達員が荷物を積み卸す場合、前記第2昇降装置が展開して前記荷台の後端高さを維持し、前記第1ガイド装置によって前記後軸を前記独立キャビンの下方に移動して、前記第1昇降装置によって前記荷台の前端高さを制御し、且つ前記第2昇降装置によって前記荷台の後端高さを制御することで、前記荷台を地面に降ろす、
荷台昇降式トラック。
【請求項4】
前記少なくとも1つのガイド装置は、前記独立キャビンと接続する第2ガイド装置を更に備え、
配達員が荷物を積み卸す場合、前記第2昇降装置が展開して前記荷台の後端高さを維持し、前記第1ガイド装置によって前記後軸を前記第2ガイド装置に移動して、前記第1昇降装置によって前記荷台の前端高さを制御し、且つ前記第2昇降装置によって前記荷台の後端高さを制御することで、前記荷台を地面に降ろす、
請求項3に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項5】
駆動機構構成を更に備え、
前記駆動機構構成は、モーター、モーター出力軸、第1クラッチ及び第2クラッチを有する2つのクラッチ、第1歯車、第2歯車、第3歯車及び第4歯車を有する4つの歯車、第1等速ジョイント及び第2等速ジョイントを有する2つの等速ジョイント、第1駆動軸及び第2駆動軸を有する2つの駆動軸、スプラインジョイント、第1駆動輪及び第2駆動輪を有する2つの駆動輪、差動装置、並びにラックを備え、
前記モーターが前記モーター出力軸と接続し、前記モーター出力軸が前記第1クラッチ及び前記第2クラッチと接続し、前記第1クラッチが前記第1歯車と接続し、前記第1歯車が前記第2歯車と接続し、前記第2歯車が前記第1等速ジョイントと接続し、前記第1等速ジョイントが前記第1駆動軸と接続し、前記第1駆動軸が前記スプラインジョイントと接続し、前記スプラインジョイントが前記第2駆動軸と接続し、前記第2駆動軸が前記第2等速ジョイントと接続し、前記第2等速ジョイントが前記第3歯車と接続し、前記第3歯車が前記差動装置と接続し、前記差動装置が前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪と接続し、前記第2クラッチが前記第4歯車と接続し、前記第4歯車が前記ラックと接続し、
前記第1クラッチが繋がって且つ前記第2クラッチが切れている場合、前記モーターによってエネルギーを前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪に出力することで、前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪が作動して車両の走行を駆動し、
前記第1クラッチが切れて且つ前記第2クラッチが繋がっている場合、前記モーターによってエネルギーを前記第4歯車に出力することで、前記第4歯車と前記ラックが相対的に運動して後軸を移動する、
請求項1、2、3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項6】
駆動機構構成を更に備え、
前記駆動機構構成は、モーター、モーター出力軸、クラッチ、第1歯車、第2歯車、第3歯車及び第4歯車を有する4つの歯車、第1等速ジョイント及び第2等速ジョイントを有する2つの等速ジョイント、第1駆動軸及び第2駆動軸を有する2つの駆動軸、スプラインジョイント、第1駆動輪及び第2駆動輪を有する2つの駆動輪、差動装置、並びにラックを備え、
前記モーターが前記モーター出力軸と接続し、前記モーター出力軸が前記第1歯車及び前
記クラッチと接続し、前記第1歯車が前記第2歯車と接続し、前記第2歯車が前記第1等速ジョイントと接続し、前記第1等速ジョイントが前記第1駆動軸と接続し、前記第1駆動軸が前記スプラインジョイントと接続し、前記スプラインジョイントが前記第2駆動軸と接続し、前記第2駆動軸が前記第2等速ジョイントと接続し、前記第2等速ジョイントが前記第3歯車と接続し、前記第3歯車が前記差動装置と接続し、前記差動装置が前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪と接続し、前
記クラッチが前記第4歯車と接続し、前記第4歯車が前記ラックと接続し、
前
記クラッチが切れている場合、前記モーターによってエネルギーを前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪に出力することで、前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪が作動して車両の走行を駆動し、
前
記クラッチが繋がっている場合、前記モーターによってエネルギーを前記第4歯車に出力することで、前記第4歯車と前記ラックが相対的に運動して前記後軸を移動する、
請求項1、2、3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項7】
駆動機構構成を更に備え、
前記駆動機構構成は、モーター、モーター出力軸、第1歯車、第2歯車及び第3歯車を有する3つの歯車、第1等速ジョイント及び第2等速ジョイントを有する2つの等速ジョイント、第1駆動軸及び第2駆動軸を有する2つの駆動軸、スプラインジョイント、第1駆動輪及び第2駆動輪を有する2つの駆動輪、差動装置、並びに第1ガイド装置及び第2ガイド装置を有する少なくとも2つのガイド装置を備え、
前記第1ガイド装置が前記モーターと接続し、前記モーターが前記モーター出力軸と接続し、前記モーター出力軸が前記第1歯車と接続し、前記第1歯車が前記第2歯車と接続し、前記第2歯車が前記第1等速ジョイントと接続し、前記第1等速ジョイントが前記第1駆動軸と接続し、前記第1駆動軸が前記スプラインジョイントと接続し、前記スプラインジョイントが前記第2駆動軸と接続し、前記第2駆動軸が前記第2等速ジョイントと接続し、前記第2等速ジョイントが前記第3歯車と接続し、前記第3歯車が前記差動装置と接続し、前記差動装置が前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪と接続し、
前記第1ガイド装置及び前記モーターが切れている場合、前記モーターによってエネルギーを前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪に出力することで、前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪が作動して車両の走行を駆動し、
前記第1ガイド装置及び前記モーターが繋がっている場合、前記モーターによってエネルギーを前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪に出力することで、前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪が作動して前記後軸を移動し、前記モーターを前記第2ガイド装置に移動する、
請求項3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項8】
駆動機構構成を更に備え、
前記駆動機構構成は、モーター、モーター出力軸、第1歯車、第2歯車及び第3歯車を有する3つの歯車、第1等速ジョイント及び第2等速ジョイントを有する2つの等速ジョイント、第1駆動軸及び第2駆動軸を有する2つの駆動軸、スプラインジョイント、第1駆動輪及び第2駆動輪を有する2つの駆動輪、差動装置、及びアクチュエータを有し、
前
記アクチュエータが前記モーターと接続し、前記モーターが前記モーター出力軸と接続し、前記モーター出力軸が前記第1歯車と接続し、前記第1歯車が前記第2歯車と接続し、前記第2歯車が前記第1等速ジョイントと接続し、前記第1等速ジョイントが前記第1駆動軸と接続し、前記第1駆動軸が前記スプラインジョイントと接続し、前記スプラインジョイントが前記第2駆動軸と接続し、前記第2駆動軸が前記第2等速ジョイントと接続し、前記第2等速ジョイントが前記第3歯車と接続し、前記第3歯車が前記差動装置と接続し、前記差動装置が前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪と接続し、
車両運転状態において、前記モーターによってエネルギーを前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪に出力することで、前記第1駆動輪及び前記第2駆動輪が作動して車両の走行を駆動し、前
記アクチュエータが作動せず、
車両運転状態から荷物積み卸し状態に変更する場合、前記モーターがエネルギーを出力せず、前記アクチュエータを駆動し、前記モーター
を移動し、
荷物積み卸し状態から車両運転状態に変更する場合、前記モーターがエネルギーを出力せず、前記アクチュエータを駆動し、前記モーター
を移動する、
請求項1、2、3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項9】
前記少なくとも1つのガイド装置は、ギア・サイレントチェーン(gear silent chain)、又はラック・アンド・ピニオン(rack and pinion)である、請求項1、2、3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項10】
前記密閉式荷台と連結する第1可動式安全保護装置を更に備え、
車両運転状態において、前記第1可動式安全保護装置を展開することで、歩行者、自転車又はバイク等が巻き込まれることを避け、
荷物積み卸し状態において、前記第1可動式安全保護装置を閉じることで、前記密閉式荷台を地面に降ろす、
請求項1又は2に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項11】
前記荷台と連結する第1可動式安全保護装置を更に備え、
車両運転状態において、前記第1可動式安全保護装置を展開することで、歩行者、自転車又はバイク等が巻き込まれることを避け、
荷物積み卸し状態において、前記第1可動式安全保護装置を閉じることで、前記荷台を地面に降ろす、
請求項3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【請求項12】
前記荷台は、密閉式荷台またはフラット式荷台である、請求項3又は4に記載の荷台昇降式トラック。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台昇降式トラック、特に独立キャビン及び荷物積載用荷台を有するトラックに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、独立キャビン及び密閉式荷台を有するトラックは、車両の空間配置に限られる。特に、エンジンを前軸に設置し、トランスミッション及びエンジンを接続した後、差動装置を後軸に設置し、1本の駆動軸によってトランスミッション及び差動装置を接続する場合、動力伝送経路が後軸に位置する差動装置を通らなければならない。よって、密閉式荷台の床板を平らにするように、密閉式荷台の床板を駆動軸及び差動装置の上に設置しなければならない。配達員が荷物を積み卸す場合、密閉式荷台の内部に歩いて入ることができず、荷物搬送時間の増加に繋がり、配達員が転落する恐れがある。このようなトラックの例として、Mitsubishi社Fuso Canterが挙げられる。配達員が容易に積み卸す方法として、密閉式荷台の後方にリアドア昇降機構を設置することで、配達員が荷物をリアドア上に置き、昇降機構によってリアドアの高さを変えることで、荷物の搬送に有利である。
【0003】
現在、独立キャビン及びフラット式荷台を有するトラックは、車両の空間配置に限られる。特に、エンジンを前軸に設置し、トランスミッション及びエンジンを接続した後、差動装置を後軸に設置し、1本の駆動軸によってトランスミッション及び差動装置を接続する場合、動力伝送経路が後軸に位置する差動装置を通らなければならない。よって、フラット式荷台の床板を平らにするように、フラット式荷台の床板を駆動軸及び差動装置の上に設置しなければならない。配達員が大型荷物を積み卸す場合、フラット式荷台の内部に歩いて入ることができず、荷物搬送時間の増加に繋がり、配達員が転落する恐れがある。このようなトラックの例として、Mitsubishi社Fuso Canterが挙げられる。配達員が容易に積み卸す方法として、工場内の天井クレーン又はフォークリフトによって荷物を搬送する。
【0004】
現在、独立キャビン及びフラット式荷台を有するレッカー車は、車両の空間配置に限られる。特に、エンジンを前軸に設置し、トランスミッション及びエンジンを接続した後、差動装置を後軸に設置し、1本の駆動軸によってトランスミッション及び差動装置を接続する場合、動力伝送経路が後軸に位置する差動装置を通らなければならない。よって、フラット式荷台の床板を平らにするように、フラット式荷台の床板を駆動軸及び差動装置の上に設置しなければならない。操作者が車両を牽引する場合、フラット式荷台を伸ばし、且つ後方に移動して地面に傾いて降ろすことで、牽引させる車両をフラット式荷台に乗せる。それによって、操作者が車両を牽引、搬送できる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的としては、荷台昇降式トラックを提供することにあり、荷物積載用荷台を地面に降ろすことで、荷物の積み卸しでの転落事故を減少し、且つリアドア昇降機構の操作時間を節約できる。よって、配達員が容易に積み卸すことを可能にする。
【0006】
本発明の別の目的としては、荷台昇降式トラックを提供することにあり、特に、レッカー車に用いた場合、荷物積載用荷台を地面に降ろすことで、操作者が容易に車両を牽引でき、車両の牽引時間を節約できる。
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の第1実施例は、独立キャビン、密閉式荷台、前軸、後軸、第1昇降装置を有する少なくとも1つの昇降装置、及び第1ガイド装置を有する少なくとも1つのガイド装置を備え、前軸が独立キャビンと接続し、独立キャビンが第1昇降装置と接続し、第1昇降装置が密閉式荷台と接続し、密閉式荷台が第1ガイド装置と接続し、第1ガイド装置が後軸と接続し、車両運転モードにおいて、前軸が独立キャビンの下方に位置し、後軸が密閉式荷台の下方に位置し、独立キャビンが密閉式荷台の前方に位置し、サイドドアで荷物を積み卸す場合、第1ガイド装置によって後軸を密閉式荷台の後方に移動して、第1昇降装置によって密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ後軸によって密閉式荷台の後端高さを制御することで、密閉式荷台を地面に降ろし、リヤドアで荷物を積み卸す場合、第1ガイド装置によって後軸を密閉式荷台の上方に移動して、第1昇降装置によって密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ後軸によって密閉式荷台の後端高さを制御することで、密閉式荷台を地面に降ろす、荷台昇降式トラックを提供する。
【0008】
前記目的を達成するために、本発明の第2実施例は、独立キャビン、密閉式荷台、前軸、後軸、第1昇降装置及び第2昇降装置を有する少なくとも2つの昇降装置、並びに第1ガイド装置を有する少なくとも1つのガイド装置を備え、前軸が独立キャビンと接続し、独立キャビンが第1昇降装置と接続し、第1昇降装置が密閉式荷台と接続し、密閉式荷台が第2昇降装置及び第1ガイド装置と接続し、第1ガイド装置が後軸と接続し、車両運転モードにおいて、前軸が独立キャビンの下方に位置し、後軸が密閉式荷台の下方に位置し、独立キャビンが密閉式荷台の前方に位置し、配達員が荷物を積み卸す場合、第2昇降装置が展開して密閉式荷台の後端高さを維持し、第1ガイド装置によって後軸を独立キャビンの下方に移動して、第1昇降装置によって密閉式荷台の前端高さを制御し、且つ第2昇降装置によって密閉式荷台の後端高さを制御することで、密閉式荷台を地面に降ろす、荷台昇降式トラックを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1実施例の運転状態の模式図である。
【0010】
【
図2】本発明の第1実施例において、サイドドアで荷物を積み卸す状態の模式図である。
【0011】
【
図3】本発明の第1実施例において、リヤドアで荷物を積み卸す状態の模式図である。
【0012】
【
図4】本発明の第2実施例の運転状態の模式図である。
【0013】
【
図5】本発明の第2実施例において、サイドドアで荷物を積み卸す状態の模式図である。
【0014】
【
図6】本発明の第2実施例において、リヤドアで荷物を積み卸す状態の模式図である。
【0015】
【
図7】本発明の第3実施例の運転状態の模式図である。
【0016】
【
図8】本発明の第3実施例において、後軸が前に移動する模式図である。
【0017】
【
図9】本発明の第3実施例において、荷物を積み卸す状態の模式図である。
【0018】
【
図10】本発明の第4実施例の運転状態の模式図である。
【0019】
【
図11】本発明の第4実施例において、後軸が前に移動する模式図である。
【0020】
【
図12】本発明の第4実施例において、荷物を積み卸す状態の模式図である。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1に示すように、本発明の第1実施例は、前軸101、独立キャビン102、後軸103、密閉式荷台104、第1昇降装置201、及び第1ガイド装置202を備える。
【0027】
図1に示すように、前軸101が独立キャビン102と接続し、独立キャビン102が第1昇降装置201と接続し、第1昇降装置201が密閉式荷台104と接続し、密閉式荷台104が第1ガイド装置202と接続し、第1ガイド装置202が後軸103と接続する。
【0028】
図1に示すように、配達員が車両を運転して荷物を搬送する場合、前軸101が独立キャビン102の下方に位置し、後軸103が密閉式荷台104の下方に位置し、独立キャビン102が密閉式荷台104の前方に位置する。
【0029】
図2に示すように、配達員がサイドドアで荷物を積み卸す場合、第1ガイド装置202によって後軸103を密閉式荷台104の後方に移動して、第1昇降装置201によって密閉式荷台104の前端高さを制御し、且つ後軸103によって密閉式荷台104の後端高さを制御することで、密閉式荷台104を地面に降ろす。
【0030】
図3に示すように、配達員がリヤドアで荷物を積み卸す場合、第1ガイド装置202によって後軸103を密閉式荷台104の上方に移動して、第1昇降装置201によって密閉式荷台104の前端高さを制御し、且つ後軸103によって密閉式荷台104の後端高さを制御することで、密閉式荷台104を地面に降ろす。
【0031】
図4に示すように、本発明の第2実施例は、前軸101、独立キャビン102、後軸103、密閉式荷台104、第1昇降装置201、第1ガイド装置202、及び第2昇降装置203を備える。
【0032】
図4に示すように、前軸101が独立キャビン102と接続し、独立キャビン102が第1昇降装置201と接続し、第1昇降装置201が密閉式荷台104と接続し、密閉式荷台104が第2昇降装置203及び第1ガイド装置202と接続し、第1ガイド装置202が後軸103と接続する。
【0033】
図4に示すように、配達員が車両を運転して荷物を搬送する場合、前軸101が独立キャビン102の下方に位置し、後軸103が密閉式荷台104の下方に位置し、独立キャビン102が密閉式荷台104の前方に位置する。
【0034】
図5に示すように、配達員がサイドドアで荷物を積み卸す場合、第2昇降装置203が展開して密閉式荷台104の後端高さを維持し、第1ガイド装置202によって後軸103を密閉式荷台104の後方に移動して、第1昇降装置201によって密閉式荷台104の前端高さを制御し、且つ第2昇降装置203によって密閉式荷台104の後端高さを制御することで、密閉式荷台104を地面に降ろす。
【0035】
図6に示すように、配達員がリヤドアで荷物を積み卸す場合、第2昇降装置203が展開して密閉式荷台104の後端高さを維持し、第1ガイド装置202によって後軸103を密閉式荷台104の上方に移動して、第1昇降装置201によって密閉式荷台104の前端高さを制御し、且つ第2昇降装置203によって密閉式荷台104の後端高さを制御することで、密閉式荷台104を地面に降ろす。
【0036】
図7に示すように、本発明の第3実施例は、前軸101、独立キャビン102、後軸103、密閉式荷台104、第1昇降装置201、第1ガイド装置202、第2昇降装置203、及び第2ガイド装置204を備える。
【0037】
図7に示すように、前軸101が独立キャビン102と接続し、独立キャビン102が第2ガイド装置204及び第1昇降装置201と接続し、第1昇降装置201が密閉式荷台104と接続し、密閉式荷台104が第2昇降装置203及び第1ガイド装置202と接続し、第1ガイド装置202が後軸103と接続する。
【0038】
図7に示すように、配達員が車両を運転して荷物を搬送する場合、前軸101が独立キャビン102の下方に位置し、後軸103が密閉式荷台104の下方に位置し、独立キャビン102が密閉式荷台104の前方に位置する。
【0039】
図7~9に示すように、配達員が荷物を積み卸す場合、第2昇降装置203が展開して密閉式荷台104の後端高さを維持し、第1ガイド装置202によって後軸103を第2ガイド装置204に移動して、第1昇降装置201によって密閉式荷台104の前端高さを制御し、且つ第2昇降装置203によって密閉式荷台104の後端高さを制御することで、密閉式荷台104を地面に降ろす。
【0040】
図10に示すように、本発明の第4実施例は、前軸101、独立キャビン102、後軸103、フラット式荷台105、第1昇降装置201、第1ガイド装置202、第2昇降装置203、及び第2ガイド装置204を備える。
【0041】
図10に示すように、前軸101が独立キャビン102と接続し、独立キャビン102が第2ガイド装置204及び第1昇降装置201と接続し、第1昇降装置201がフラット式荷台105と接続し、フラット式荷台105が第2昇降装置203及び第1ガイド装置202と接続し、第1ガイド装置202が後軸103と接続する。
【0042】
図10に示すように、配達員が車両を運転して荷物を搬送する場合、前軸101が独立キャビン102の下方に位置し、後軸103がフラット式荷台105の下方に位置し、独立キャビン102がフラット式荷台105の前方に位置する。
【0043】
図10~12に示すように、配達員が荷物を積み卸す場合、第2昇降装置203が展開してフラット式荷台105の後端高さを維持し、第1ガイド装置202によって後軸103を第2ガイド装置204に移動して、第1昇降装置201によってフラット式荷台105の前端高さを制御し、且つ第2昇降装置203によってフラット式荷台105の後端高さを制御することで、フラット式荷台105を地面に降ろす。
【0044】
図13に示すように、本発明の実施例の第1駆動機構の構成は、モーター301、モーター出力軸302、第1クラッチ311、第2クラッチ312、第1歯車321、第2歯車322、第3歯車323、第4歯車324、第5歯車325、第6歯車326、第1等速ジョイント331、第2等速ジョイント332、第1駆動軸341、第2駆動軸342、第1スプラインジョイント351、第1駆動輪361、第2駆動輪362、差動装置363、及び第1ラック371を備える。
【0045】
図13に示すように、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1クラッチ311及び第2クラッチ312と接続し、第1クラッチ311が第1歯車321と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続し、第2クラッチ312が第4歯車324と接続し、第4歯車324が第5歯車325と接続し、第5歯車325が第6歯車326と接続し、第6歯車326が第1ラック371と接続する。
【0046】
図1、4、7、10、13に示すように、本発明の第1実施例の第1ラック371が第1ガイド装置202と剛性接続する。本発明の第2実施例の第1ラック371が第1ガイド装置202と剛性接続する。本発明の第3実施例の第1ラック371は前段部及び後段部を備え、第1ラック371の前段部が第2ガイド装置204と剛性接続し、第1ラック371の後段部が第1ガイド装置202と剛性接続する。本発明の第4実施例の第1ラック371は前段部及び後段部を備え、第1ラック371の前段部が第2ガイド装置204と剛性接続し、第1ラック371の後段部が第1ガイド装置202と剛性接続する。
【0047】
図13に示すように、第1クラッチ311が繋がって且つ第2クラッチ312が切れている場合、モーター301によってエネルギーを第1駆動輪361及び第2駆動輪362に出力することで、第1駆動輪361及び第2駆動輪362が作動して車両の走行を駆動する。
【0048】
図13に示すように、第1クラッチ311が切れて且つ第2クラッチ312が繋がっている場合、モーター301によってエネルギーを第6歯車326に出力することで、第6歯車326と第1ラック371が相対的に運動して後軸103を移動する。
【0049】
図14に示すように、本発明実施例において、第2駆動機構の構成は、モーター301、モーター出力軸302、第1クラッチ311、第1歯車321、第2歯車322、第3歯車323、第4歯車324、第5歯車325、第6歯車326、第1等速ジョイント331、第2等速ジョイント332、第1駆動軸341、第2駆動軸342、第1スプラインジョイント351、第1駆動輪361、第2駆動輪362、差動装置363、及び第1ラック371を備える。
【0050】
図14に示すように、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1歯車321及び第1クラッチ311と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続し、第1クラッチ311が第4歯車324と接続し、第4歯車324が第5歯車325と接続し、第5歯車325が第6歯車326と接続し、第6歯車326が第1ラック371と接続する。
【0051】
図1、4、7、10、14に示すように、本発明の第1実施例の第1ラック371が第1ガイド装置202と剛性接続する。本発明の第2実施例の第1ラック371が第1ガイド装置202と剛性接続する。本発明の第3実施例の第1ラック371は前段部及び後段部を備え、第1ラック371の前段部が第2ガイド装置204と剛性接続し、第1ラック371の後段部が第1ガイド装置202と剛性接続する。本発明の第4実施例の第1ラック371は前段部及び後段部を備え、第1ラック371の前段部が第2ガイド装置204と剛性接続し、第1ラック371の後段部が第1ガイド装置202と剛性接続する。
【0052】
図14に示すように、第1クラッチ311が切れている場合、モーター301によってエネルギーを第1駆動輪361及び第2駆動輪362に出力することで、第1駆動輪361及び第2駆動輪362が作動して車両の走行を駆動する。
【0053】
図14に示すように、第1クラッチ311が繋がっている場合、モーター301によってエネルギーを第6歯車326に出力することで、第6歯車326と第1ラック371が相対的に運動して後軸103を移動する。
【0054】
図15、16に示すように、本発明実施例の第3駆動機構の構成は、モーター301、モーター出力軸302、第1歯車321、第2歯車322、第3歯車323、第1等速ジョイント331、第2等速ジョイント332、第1駆動軸341、第2駆動軸342、第1スプラインジョイント351、第1駆動輪361、第2駆動輪362、差動装置363、第1ガイド装置202、及び第2ガイド装置204を備える。
【0055】
図7、10、15に示すように、本発明の第3実施例において、第1ガイド装置202がモーター301と接続し、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1歯車321と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続する。本発明の第4実施例において、第1ガイド装置202がモーター301と接続し、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1歯車321と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続する。
【0056】
図7、10、16に示すように、本発明の第3実施例において、第2ガイド装置204がモーター301と接続し、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1歯車321と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続する。本発明の第4実施例において、第2ガイド装置204がモーター301と接続し、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1歯車321と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続する。
【0057】
図15に示すように、第1ガイド装置202及びモーター301が切れている場合、モーター301によってエネルギーを第1駆動輪361及び第2駆動輪362に出力することで、第1駆動輪361及び第2駆動輪362が作動して車両の走行を駆動する。
【0058】
図15に示すように、第1ガイド装置202及びモーター301が繋がっている場合、モーター301によってエネルギーを第1駆動輪361及び第2駆動輪362に出力することで、第1駆動輪361及び第2駆動輪362が作動して後軸103の移動を駆動し、モーター301を第2ガイド装置204に移動する。
【0059】
図16に示すように、第2ガイド装置204及びモーター301が繋がっている場合、モーター301によってエネルギーを第1駆動輪361及び第2駆動輪362に出力することで、第1駆動輪361及び第2駆動輪362が作動して後軸103の移動を駆動し、モーター301を第1ガイド装置202に移動する。
【0060】
図17に示すように、本発明実施例の第4駆動機構の構成は、モーター301、モーター出力軸302、第1歯車321、第2歯車322、第3歯車323、第1等速ジョイント331、第2等速ジョイント332、第1駆動軸341、第2駆動軸342、第1スプラインジョイント351、第1駆動輪361、第2駆動輪362、差動装置363、及び第1アクチュエータ381を備える。
【0061】
図17に示すように、第1アクチュエータ381がモーター301と接続し、モーター301がモーター出力軸302と接続し、モーター出力軸302が第1歯車321と接続し、第1歯車321が第2歯車322と接続し、第2歯車322が第1等速ジョイント331と接続し、第1等速ジョイント331が第1駆動軸341と接続し、第1駆動軸341が第1スプラインジョイント351と接続し、第1スプラインジョイント351が第2駆動軸342と接続し、第2駆動軸342が第2等速ジョイント332と接続し、第2等速ジョイント332が第3歯車323と接続し、第3歯車323が差動装置363と接続し、差動装置363が第1駆動輪361及び第2駆動輪362と接続する。
【0062】
図1、4、7、10、17に示すように、本発明の第1実施例において、第1ガイド装置202が第1アクチュエータ381と接続する。本発明の第2実施例において、第1ガイド装置202が第1アクチュエータ381と接続する。本発明の第3実施例において、第1ガイド装置202が第1アクチュエータ381と接続する。本発明の第4実施例において、第1ガイド装置202が第1アクチュエータ381と接続する。
【0063】
図17に示すように、車両運転状態において、モーター301によってエネルギーを第1駆動輪361及び第2駆動輪362に出力することで、第1駆動輪361及び第2駆動輪362が作動して車両の走行を駆動し、第1アクチュエータ381が作動しない。
【0064】
図17に示すように、車両運転状態から荷物積み卸し状態に変更した場合、モーター301がエネルギーを出力せず、第1アクチュエータ381によってモーター301の移動を駆動する。
【0065】
前記ガイド装置は、ギア・サイレントチェーン(gear silent chain)又はラック・アンド・ピニオン(rack and pinion)であってもよいが、それらに限定されない。
【0066】
本発明の第1実施例、第2実施例、及び第3実施例は、密閉式荷台104と連結する第1可動式安全保護装置を備える。車両運転状態において、第1可動式安全保護装置を展開することで、歩行者、自転車又はバイク等が巻き込まれることを避ける。荷物積み卸し状態において、第1可動式安全保護装置を閉じることで、密閉式荷台104を地面に降ろす。
【0067】
本発明の第4実施例は、フラット式荷台105と連結する第1可動式安全保護装置を備える。車両運転状態において、第1可動式安全保護装置を展開することで、歩行者、自転車又はバイク等が巻き込まれることを避ける。荷物積み卸し状態において、第1可動式安全保護装置を閉じることで、フラット式荷台105を地面に降ろす。
【符号の説明】
【0068】
101 前軸
102 独立キャビン
103 後軸
104 密閉式荷台
105 フラット式荷台
201 第1昇降装置
202 第1ガイド装置
203 第2昇降装置
204 第2ガイド装置
301 モーター
302 モーター出力軸
311 第1クラッチ
312 第2クラッチ
321 第1歯車
322 第2歯車
323 第3歯車
324 第4歯車
325 第5歯車
326 第6歯車
331 第1等速ジョイント
332 第2等速ジョイント
341 第1駆動軸
342 第2駆動軸
351 第1スプラインジョイント
361 第1駆動輪
362 第2駆動輪
363 差動装置
371 第1ラック
381 第1アクチュエータ