IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社スタートトゥデイの特許一覧

特許7241842情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
<>
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図1
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図2
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図3
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図4
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図5
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図6
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図7
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図8
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図9
  • 特許-情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-09
(45)【発行日】2023-03-17
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20230310BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021169710
(22)【出願日】2021-10-15
【審査請求日】2021-10-15
(73)【特許権者】
【識別番号】505300841
【氏名又は名称】株式会社ZOZO
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】諸星 一行
(72)【発明者】
【氏名】安藤 文紀
(72)【発明者】
【氏名】保利 美幸
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 駿矢
【審査官】藤原 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-168029(JP,A)
【文献】特開2020-170394(JP,A)
【文献】国際公開第2020/230748(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザにより選択されたアイテムであって、標準サイズである第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理部と、
前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行する第2処理部と、
を備え
前記第1処理部は、
前記第1ユーザからの要求に応じ、前記標準モデルに仮想試着させた前記標準サイズのアイテムの寸法を変更し、
前記第2処理部は、
前記第1処理部による変更結果に基づいて、前記個別モデルに仮想試着させた前記推奨サイズのアイテムの寸法を変更す
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
第1ユーザにより選択されたアイテムであって、標準サイズである第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理部と、
前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、前記第2ユーザからの要求に応じ、前記個別モデルに仮想試着させた前記第2態様のアイテムの寸法を変更する第2処理部と、
を備え、
前記第1処理部は、
前記第2処理部による変更結果に基づいて、前記標準モデルに仮想試着させた前記標準サイズのアイテムの寸法を変更する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
ユーザが投稿した投稿画像を用いた機械学習によりアイテムに対応する寸法を推定する推定モデルを学習する学習部、
を備え、
前記第1処理部は、
前記推定モデルにより推定された寸法のアイテムを前記標準モデルに仮想試着させる前記第1処理を実行する
ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記学習部は、
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザが閲覧した前記投稿画像を用いた前記機械学習により前記推定モデルを学習する
ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記学習部は、
前記第1ユーザまたは前記第2ユーザがフォローした主体が投稿した前記投稿画像を用いた前記機械学習により前記推定モデルを学習する
ことを特徴とする請求項または請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第1処理部は、
複数の人体の外形モデルのうち、前記第2ユーザの体型又は骨格に基づいて選択された前記標準モデルを用いて前記第1処理を実行する
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2処理部による変更後の前記第2態様のアイテムの購入に関するサービスを提供する提供部、
を備えることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記提供部は、
前記第2ユーザへの贈答品として、前記変更後の前記第2態様のアイテムの購入に関するサービスを前記第1ユーザに提供する
ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記提供部は、
前記第1態様のアイテムを仮想試着した前記標準モデルを前記第1ユーザに提供する
ことを特徴とする請求項または請求項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記提供部は、
前記第1態様のアイテムを仮想試着した前記標準モデルを示す情報を前記第1ユーザが利用する端末装置に送信する
ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記提供部は、
前記第2態様のアイテムを仮想試着した前記個別モデルを前記第2ユーザに提供する
ことを特徴とする請求項10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記提供部は、
前記第2態様のアイテムを仮想試着した前記個別モデルを示す情報を前記第2ユーザが利用する端末装置に送信する
ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
【請求項13】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
第1ユーザにより選択されたアイテムであって、標準サイズである第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理工程と、
前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行する第2処理工程と、
を含み、
前記第1処理工程は、
前記第1ユーザからの要求に応じ、前記標準モデルに仮想試着させた前記標準サイズのアイテムの寸法を変更し、
前記第2処理工程は、
前記第1処理工程による変更結果に基づいて、前記個別モデルに仮想試着させた前記推奨サイズのアイテムの寸法を変更する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項14】
第1ユーザにより選択されたアイテムであって、標準サイズである第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理手順と、
前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行する第2処理手順と、
をコンピュータに実行させ
前記第1処理手順は、
前記第1ユーザからの要求に応じ、前記標準モデルに仮想試着させた前記標準サイズのアイテムの寸法を変更し、
前記第2処理手順は、
前記第1処理手順による変更結果に基づいて、前記個別モデルに仮想試着させた前記推奨サイズのアイテムの寸法を変更す
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項15】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
第1ユーザにより選択されたアイテムであって、標準サイズである第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理工程と、
前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、前記第2ユーザからの要求に応じ、前記個別モデルに仮想試着させた前記第2態様のアイテムの寸法を変更する第2処理工程と、
を含み、
前記第1処理工程は、
前記第2処理工程による変更結果に基づいて、前記標準モデルに仮想試着させた前記標準サイズのアイテムの寸法を変更する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項16】
第1ユーザにより選択されたアイテムであって、標準サイズである第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理手順と、
前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、前記第2ユーザからの要求に応じ、前記個別モデルに仮想試着させた前記第2態様のアイテムの寸法を変更する第2処理手順と、
をコンピュータに実行させ、
前記第1処理手順は、
前記第2処理手順による変更結果に基づいて、前記標準モデルに仮想試着させた前記標準サイズのアイテムの寸法を変更する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者の外形を基に生成された人体の外形モデルを用いて様々なサービスが提供されている。例えば、利用者の外形に対応する3Dアバターを用いて、利用者の衣服に対する嗜好を反映可能にした衣服着用可視化システムが提供されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-170394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術には改善の余地がある。例えば、従来技術では、あるユーザの外形モデルである個別モデルがそのユーザ(本人)以外の他のユーザ(例えば友人等)にも提供される場合がある。そのため、例えば、あるユーザの本人の体型を示す個別モデルをそのユーザが他のユーザに提供することを希望しない場合等においては、仮想試着に関するサービスを提供することが難しい。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にする情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、所定の基準に対応する第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する第1処理部と、前記第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、前記第2ユーザからの要求に応じ、前記個別モデルに仮想試着させた前記第2態様のアイテムの態様を変更する第2処理部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、仮想試着の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る人体モデル情報記憶部の一例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係るアイテム情報記憶部の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る推定モデル情報記憶部の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図10図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.情報処理〕
図1図3を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図2は、仮想試着の一例を示す図である。図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。以下では、情報処理システム1において、人体の外形モデル(以下「人体モデル」ともいう)を用いた衣服などのアイテム(ファッションアイテム)の仮想試着に関するサービスが提供される場合を一例として示す。なお、以下では、人体モデルの一例として、人体の外形を模した3D(3次元)モデルを一例として説明する。例えば、3Dモデルである人体モデルは、人物の外観(多面体オブジェクト)の形状を定義する頂点、辺、面の集合を含むポリゴンメッシュのモデル(メッシュモデル)等である。なお、仮想試着に関するサービスを提供可能であれば、人体モデルは3Dモデルに限らず、例えば2D(2次元)モデルであってもよい。
【0011】
また、以下では、ユーザごとに生成された人体モデルを「個別モデル」と称し、ユーザに依存せず所定の外形パターンとして生成された人体モデルを「標準モデル」と称する。例えば、各ユーザの個別モデルは、各ユーザが入力した体型や骨格の情報を基に生成されてもよい。また、各ユーザの個別モデルは、計測装置を用いて計測された各ユーザの体型や骨格の情報を基に生成されてもよい。また、各ユーザの個別モデルは、標準モデルに対するユーザの変更操作に応じて生成されてもよい。例えば、標準モデルは、一般的な体型や骨格の人間の外形パターンを対象として生成される。また、標準モデルは、複数の人体モデルの中から、ユーザの外形に応じて選択された1つの人体モデルが用いられてもよい。
【0012】
〔1-1.情報処理システムの構成〕
まず、情報処理例の説明の前に、図3を参照して情報処理システム1の装置構成例について説明する。図3に示すように、情報処理システム1は、端末装置10-1と、端末装置10-2と、情報処理装置100とが含まれる。以下では、端末装置10-1、10-2について、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。各端末装置10と、情報処理装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図3に示した情報処理システム1には、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
【0013】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1は、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0014】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置(コンピュータ)である。端末装置10は、情報処理を実行する情報処理装置であり、例えば、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスにより実現される。例えば、端末装置10は、3G(3rd Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。なお、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。端末装置10は、種々のアプリケーション(「アプリ」ともいう)に関する情報を画面に表示する表示装置である。
【0015】
ここで、端末装置10は、ユーザから各種の入力を受け付ける機能を有する。例えば、端末装置10は、ユーザによる表示したアイテムの寸法の変更を行う操作を受け付ける。例えば、端末装置10は、ユーザの入力を受け付けるタッチパネルを有し、表示したアイテムに対するユーザが指やスタイラスを用いた寸法の変更操作を受け付ける機能を有する。また、端末装置10は、寸法の変更をユーザが入力する数値の形式で受け付けてもよい。例えば、端末装置10は、寸法の変更を数値の形式で受け付けるコンテンツ(例えばコンボボックス等)を表示し、裾丈「-3cm」のように寸法の変更を数値の形式で受け付けてもよい。
【0016】
また、端末装置10は、情報処理装置100に種々の情報を送信する。端末装置10は、受け付けたアイテムの寸法の変更の要求を情報処理装置100へ送信する。また、端末装置10は、情報処理装置100にユーザの行動履歴等を送信する。端末装置10は、画像センサ(カメラ)、位置センサ等を有し、各種センサ情報を検知してもよい。
【0017】
なお、以下では、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。以下では、ユーザID「U1」により識別されるユーザを「ユーザU1」とする場合がある。このように、以下では、「ユーザU*(*は任意の文字列)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により識別されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU2」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U2」により識別されるユーザである。なお、図3の情報処理システム1には、ユーザU1が利用する端末装置10及びユーザU2が利用する端末装置10のみを図示するが、それ以外にも多数の端末装置10が情報処理システム1に含まれてもよい。
【0018】
図1に示す端末装置10-1は、ユーザU1によって利用される情報処理装置である。図1に示す端末装置10-2は、ユーザU2によって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる種々の操作を受け付ける。なお、端末装置10をユーザと表記する場合がある。すなわち、ユーザを端末装置10と読み替えることもできる。
【0019】
情報処理装置100は、第1ユーザにより選択されたアイテム(対象アイテム)を標準サイズで標準モデルに仮想試着させる第1処理と、対象アイテムを第2ユーザの外形に対応する推奨サイズで第2ユーザの個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行するコンピュータである。
【0020】
また、情報処理装置100は、標準サイズの対象アイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザが利用する端末装置10に提供する。情報処理装置100は、標準サイズの対象アイテムに対する変更の要求を第1ユーザが利用する端末装置10から取得する。情報処理装置100は、標準サイズの対象アイテムに対する変更の要求に基づいて、標準サイズのアイテムの寸法を変更し、その変更結果に基づいて、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。そして、情報処理装置100は、寸法が変更された推奨サイズのアイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザが利用する端末装置10に提供する。
【0021】
情報処理装置100は、推奨サイズの対象アイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザが利用する端末装置10に提供する。情報処理装置100は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更の要求を第2ユーザが利用する端末装置10から取得する。情報処理装置100は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更の要求に基づいて、推奨サイズのアイテムの寸法を変更し、その変更結果に基づいて、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更する。そして、情報処理装置100は、寸法が変更された標準サイズのアイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザが利用する端末装置10に提供する。
【0022】
例えば、情報処理装置100は、端末装置10を利用するユーザに電子商取引サービスを提供する。情報処理装置100は、端末装置10に電子商取引サービスに関する各種情報を配信(提供)する。例えば、情報処理装置100は、ファッションに関する通信販売サービス、ファッションコーディネート投稿サービス、古着下取サービス等の様々なサービスを提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、取引対象の出品サービスを提供し、ユーザ(出品者)からの取引対象の出品を受け付ける。また、情報処理装置100は、出品された取引対象に対するユーザの入札を受け付ける。なお、情報処理装置100は、オークションサービスに限らず、ショッピングサービス、フリーマーケットサービス等、取引対象を取引するための様々なサービスを提供してもよい。
【0023】
なお、情報処理装置100が提供する電子商取引サービスは通常の電子商取引サービスと同様であるため、電子商取引サービスに関する点については適宜説明を省略する。なお、情報処理装置100と電子商取引サービスを提供する電子商取引サービス装置とは別体であってもよい。例えば、情報処理システム1には、電子商取引サービス装置が含まれてもよい。この場合、情報処理装置100が図1及び図2で示すような仮想試着サービスを提供し、電子商取引サービス装置が仮想試着サービスを利用したユーザに対する商品の購買に関するサービスを提供してもよい。なお、上述したシステム構成は一例に過ぎず、情報処理システム1は、所望の機能を実現可能であればどのような装置構成であってもよい。
【0024】
〔1-2.情報処理例〕
ここから、図1に示す情報処理例について説明する。図1及び図2では、ユーザU1とユーザU2とが友人関係であり、ユーザU1がユーザU2へのギフト(贈答品)としてパンツPXの購入を検討している場合を一例として説明する。すなわち、図1及び図2では、ユーザU1が第1ユーザであり、ユーザU2が第2ユーザであり、仮想試着の対象となるアイテム(「対象アイテム」ともいう)がパンツPXである場合を示す。なお、対象アイテムがジャケットである場合は、後述する裾丈は袖丈や着丈と読み替えることができる。以下の例では、情報処理装置100は、ユーザ情報記憶部121(図5参照)に示すように、ユーザU2の個別モデルIM2を取得済みであり、パンツPXの画像データや3Dデータ等のイメージデータも取得済みであるものとする。
【0025】
なお、ユーザU1が第1ユーザであり、ユーザU2が第2ユーザである場合は一例に過ぎず、ユーザU2がユーザU1へのギフト(贈答品)の購入を検討する場合、ユーザU2が第1ユーザとなり、ユーザU1が第2ユーザとなる。また、ユーザU1とユーザU2との関係は友人関係に限らず、ユーザU2が所有することになる衣服等のアイテムを対象とすれば、ユーザU1とユーザU2との関係はどのような関係であってもよい。例えば、ユーザU1が衣服を販売するショップの店員(販売員)であり、ユーザU2がそのショップで購入を検討している客であるような関係であってもよい。
【0026】
まず、情報処理装置100は、第1処理を実行する(ステップS11)。例えば、情報処理装置100は、第1処理の実行に先立って、第1ユーザであるユーザU1が利用する端末装置10から各種の情報を受け付ける。例えば、ユーザU1が利用する端末装置10は、キーワード「パンツPX」及びギフトの贈答先のユーザ(第2ユーザ)がユーザU2であることを示す情報を情報処理装置100へ送信する。例えば、ユーザU1が利用する端末装置10は、ユーザU1が入力したキーワード及び第2ユーザを示す情報を情報処理装置100へ送信する。
【0027】
これにより、情報処理装置100は、キーワード「パンツPX」及びギフトの贈答先のユーザ(第2ユーザ)がユーザU2であることを示す情報を取得する。そして、情報処理装置100は、標準サイズのパンツPXを標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。例えば、情報処理装置100は、一般的な体型や骨格の複数の人体モデルのうち、第2ユーザであるユーザU2の個別モデルIM2に類似する人体モデルを標準モデルとして選択する。これにより、情報処理装置100は、ユーザU2のプライバシーに配慮しつつ、ユーザU2の外形を考慮したサービスを提供することができる。
【0028】
図1では、情報処理装置100は、複数の人体モデルのうち、人体モデルHM1を標準モデル(「標準モデルHM1」とする)として選択する。そして、情報処理装置100は、標準サイズのパンツPXである第1サイズアイテムFI1を標準モデルHM1に仮想試着させる第1処理を実行する。例えば、標準サイズのパンツPXは、標準モデルHM1の外形(体形)に丁度良いサイズ(例えばMサイズ)のパンツPXであるものとする。
【0029】
ここで、図2を用いて第1処理の概要について説明する。図2中の左側半分が第1処理を示す。図2に示すように、情報処理装置100は、標準サイズのパンツPXである第1サイズアイテムFI1を標準モデルHM1に仮想試着させる(ステップS1)。情報処理装置100は、標準モデルHM1が標準サイズのパンツPXである第1サイズアイテムFI1を仮想試着した状態の第1仮想試着イメージVF1を生成する。なお、仮想試着については、仮想試着に関する各種の技術を適宜用いて行われればよく、詳細な説明は詳細する。
【0030】
図1に戻って説明を続ける。そして、情報処理装置100は、第1処理により生成した第1仮想試着イメージVF1をユーザU1へ提供する(ステップS12)。情報処理装置100は、第1仮想試着イメージVF1を示す情報をユーザU1が利用する端末装置10-1へ送信する。
【0031】
そして、端末装置10-1は、受信した情報を表示する(ステップS13)。図1では、端末装置10-1は、標準モデルHM1が標準サイズのパンツPXである第1サイズアイテムFI1を仮想試着した状態の第1仮想試着イメージVF1を表示する。なお、端末装置10-1は、ユーザU1により寸法の変更の要求を受け付けてもよいが、この点については後述する。
【0032】
また、情報処理装置100は、第2処理を実行する(ステップS14)。なお、ステップは説明のための便宜上の符号に過ぎず、ステップS14~S17の処理は、ステップS11~S13の処理を並行して行われてもよいし、ステップS11~S13の処理よりも先に行われてもよい。第2ユーザであるユーザU2の外形に対応するサイズである推奨サイズのパンツPXである第2サイズアイテムSI1を個別モデルIM2に仮想試着させる第2処理を実行する。例えば、推奨サイズのパンツPXは、個別モデルIM2の外形(体形)に丁度良いサイズ(例えばLサイズ)のパンツPXであるものとする。
【0033】
ここで、図2を用いて第2処理の概要について説明する。図2中の右側半分が第2処理を示す。図2に示すように、情報処理装置100は、推奨サイズのパンツPXである第2サイズアイテムSI1を個別モデルIM2に仮想試着させる(ステップS2)。情報処理装置100は、個別モデルIM2が推奨サイズのパンツPXである第2サイズアイテムSI1を仮想試着した状態の第2仮想試着イメージVF2を生成する。
【0034】
図1に戻って説明を続ける。そして、情報処理装置100は、第2処理により生成した第2仮想試着イメージVF2をユーザU2へ提供する(ステップS15)。情報処理装置100は、第2仮想試着イメージVF2を示す情報をユーザU2が利用する端末装置10-2へ送信する。
【0035】
そして、端末装置10-2は、受信した情報を表示する(ステップS16)。図1では、端末装置10-2は、個別モデルIM2が推奨サイズのパンツPXである第2サイズアイテムSI1を仮想試着した状態の第2仮想試着イメージVF2を表示する。
【0036】
そして、端末装置10-2は、ユーザU2による寸法を変更する操作を受け付ける(ステップS17)。例えば、ユーザU2は、第2サイズアイテムSI1の裾丈を2cm短くする操作を行う。この場合、端末装置10-2は、第2サイズアイテムSI1の裾丈を短くする変更の操作を受け付ける。そして、端末装置10-2は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更を情報処理装置100に要求する(ステップS18)。例えば、端末装置10-2は、推奨サイズのパンツPXである第2サイズアイテムSI1に対する変更の要求を情報処理装置100に送信する。図1では、端末装置10-2は、第2サイズアイテムSI1の裾丈を2cm短くする変更の要求を示す情報を情報処理装置100に送信する。
【0037】
これにより、情報処理装置100は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更の要求をユーザU2が利用する端末装置10-2から取得する。情報処理装置100は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更の要求に基づいて、推奨サイズのアイテムの寸法を変更する(ステップS19)。情報処理装置100は、第2サイズアイテムSI1の裾丈を2cm短くする変更処理を実行する。
【0038】
そして、情報処理装置100は、裾丈を2cm短くする変更処理後の第2サイズアイテムSI1を個別モデルIM2が仮想試着した状態の第2仮想試着イメージVF2を端末装置10-2に送信する。また、情報処理装置100は、第2サイズアイテムSI1への変更結果に基づいて、第1サイズアイテムFI1の寸法を変更する。例えば、情報処理装置100は、推奨サイズでの変更量に基づいて、標準サイズでの変更量を決定する。
【0039】
推奨サイズの方が標準サイズよりも大きい場合、情報処理装置100は、推奨サイズでの変更量を所定の割合(例えば0.9等)で小さくした変更量を、標準サイズでの変更量に決定する。また、推奨サイズの方が標準サイズよりも小さい場合、情報処理装置100は、推奨サイズでの変更量を所定の割合(例えば1.1等)で大きくした変更量を、標準サイズでの変更量に決定する。なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理装置100は、推奨サイズと標準サイズとの間で変更量の変換が可能であれば、どのような処理により、変更量を決定してもよい。
【0040】
上述した例では、情報処理装置100は、推奨サイズの方が標準サイズよりも大きいため、推奨サイズでの変更量「-2cm」に「0.9」を乗算した値「-1.8cm」を標準サイズでの変更量に決定する。情報処理装置100は、第1サイズアイテムFI1の裾丈を1.8cm短くする変更処理を実行する。そして、情報処理装置100は、裾丈を1.8cm短くする変更処理後の第1サイズアイテムFI1を標準モデルHM1が仮想試着した状態の第1仮想試着イメージVF1を端末装置10-1へ送信する。例えば、情報処理装置100は、変更後のアイテムの購入に関するサービスを提供するが、この点については後述する。
【0041】
なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理装置100は、変更後の推奨サイズの見た目(外形)と、変更後の標準サイズの見た目とが同じに又は近くなるように、標準サイズでの変更量を決定してもよい。例えば、くるぶしが完全に見えるように推奨サイズの裾丈を2cm短くした場合、くるぶしが完全に見えるような標準サイズの裾丈を推測し、その裾丈までの変更量(例えば「-1.8cm」)を標準サイズでの変更量に決定する。また、標準サイズの裾丈の推測は、AI(Artificial Intelligence)等を利用してもよい。
【0042】
上記のように、情報処理装置100は、第1ユーザにより選択されたアイテムを、標準サイズで標準モデルに仮想試着させるとともに、第2ユーザへの推奨サイズで第2ユーザの個別モデルに仮想試着させ、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた第2態様のアイテムの態様を変更することで、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、プライバシーの問題を解決しつつ、友人のおすすめを確認させることができる。なお、上述した例では、アイテムのサイズを、アイテムの態様の一例として説明したが、アイテムの態様は、そのアイテムの状態を示すものであれば、どのような情報であってもよく、例えば、色、材質等、アイテムの状態に関する様々な物であってもよい。
【0043】
〔1-3.その他の例〕
なお、上述した情報処理システム1の処理は、一例に過ぎず、情報処理システム1は、様々な処理を実行してもよい。この点について、以下いくつか処理例を記載する。
【0044】
〔1-3-1.第1ユーザによる変更例〕
例えば、情報処理システム1は、第1ユーザによる寸法の変更の要求に基づいて処理を行ってもよい。この点について以下説明する。
【0045】
端末装置10-1は、ユーザU1による寸法を変更する操作を受け付ける。例えば、ユーザU1は、第1サイズアイテムFI1の裾丈を2cm短くする操作を行う。この場合、端末装置10-1は、第1サイズアイテムFI1の裾丈を短くする変更の操作を受け付ける。そして、端末装置10-1は、標準サイズの対象アイテムに対する変更を情報処理装置100に要求する。例えば、端末装置10-1は、標準サイズのパンツPXである第1サイズアイテムFI1に対する変更の要求を情報処理装置100に送信する。図1では、端末装置10-1は、第1サイズアイテムFI1の裾丈を2cm短くする変更の要求を示す情報を情報処理装置100に送信する。
【0046】
これにより、情報処理装置100は、標準サイズの対象アイテムに対する変更の要求をユーザU1が利用する端末装置10-1から取得する。情報処理装置100は、標準サイズの対象アイテムに対する変更の要求に基づいて、標準サイズのアイテムの寸法を変更する。情報処理装置100は、第1サイズアイテムFI1の裾丈を2cm短くする変更処理を実行する。
【0047】
そして、情報処理装置100は、裾丈を2cm短くする変更処理後の第1サイズアイテムFI1を標準モデルHM1が仮想試着した状態の第1仮想試着イメージVF1を端末装置10-1に送信する。また、情報処理装置100は、第1サイズアイテムFI1への変更結果に基づいて、第2サイズアイテムSI1の寸法を変更する。例えば、情報処理装置100は、標準サイズでの変更量に基づいて、推奨サイズでの変更量を決定する。
【0048】
上述した例では、情報処理装置100は、標準サイズの方が推奨サイズよりも小さいため、標準サイズでの変更量「-2cm」に「1.1」を乗算した値「-2.2cm」を推奨サイズでの変更量に決定する。情報処理装置100は、第2サイズアイテムSI1の裾丈を2.2cm短くする変更処理を実行する。そして、情報処理装置100は、裾丈を2.2cm短くする変更処理後の第2サイズアイテムSI1を個別モデルIM2が仮想試着した状態の第2仮想試着イメージVF2を端末装置10-2へ送信する。
【0049】
なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理装置100は、変更後の標準サイズの見た目(外形)と、変更後の推奨サイズの見た目とが同じに又は近くなるように、推奨サイズでの変更量を決定してもよい。例えば、くるぶしが完全に見えるように標準サイズの裾丈を2cm短くした場合、くるぶしが完全に見えるような推奨サイズの裾丈を推測し、その裾丈までの変更量(例えば「-2.2cm」)を推奨サイズでの変更量に決定する。また、推奨サイズの裾丈の推測は、AI等を利用してもよい。
【0050】
〔1-3-2.購入サービス例〕
例えば、情報処理システム1は、変更後のアイテムの購入に関するサービスを提供してもよい。例えば、情報処理装置100は、寸法変更後のアイテムを第1ユーザまたは第2ユーザが購入するためのサービスを提供してもよい。情報処理装置100は、寸法変更後のアイテムをユーザが購入できる電子商取引サービスを提供してもよい。
【0051】
例えば、情報処理装置100は、第2ユーザへの贈答品として、変更後のアイテムの購入に関するサービスを提供してもよい。図1及び図2では、情報処理装置100は、ユーザU2への贈答品として、裾丈が2cm短くなった推奨サイズ(Lサイズ)のパンツPX(変更後パンツPX)をユーザU1が購入するためのサービスを提供してもよい。
【0052】
例えば、情報処理装置100は、変更後パンツPXをユーザU1に購入を推奨する情報をユーザU1が利用する端末装置10-1へ送信してもよい。また、情報処理装置100は、変更後パンツPXをユーザU1の電子商取引サービスでの買い物かごに追加してもよい。ユーザU1が変更後パンツPXを購入する操作を行った場合、情報処理装置100は、ユーザU1による変更後パンツPXの購入処理を実行する。なお、上記は一例に過ぎず、情報処理装置100は、変更後のアイテムの購入に関する様々なサービスを提供してもよい。
【0053】
〔2.情報処理装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。図4に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0054】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワーク(例えば図3中のネットワークN)と有線または無線で接続され、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0055】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、図4に示すように、ユーザ情報記憶部121と、人体モデル情報記憶部122と、アイテム情報記憶部123と、推定モデル情報記憶部124とを有する。
【0056】
(ユーザ情報記憶部121)
実施形態に係るユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する各種情報を記憶する。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザ属性に関する各種情報やユーザの行動に関する各種情報を記憶する。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。図5に示すユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「年齢」、「性別」、「個別モデル」、「行動履歴」といった項目が含まれる。
【0057】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。また、「年齢」は、ユーザIDにより識別されるユーザの年齢を示す。なお、「年齢」は、例えば35歳など、ユーザIDにより識別されるユーザの具体的な年齢であってもよい。また、「性別」は、ユーザIDにより識別されるユーザの性別を示す。
【0058】
また、「個別モデル」は、ユーザIDにより識別されるユーザ個別の人体モデルである個別モデルを示す。「個別モデル」は、ユーザ個別の人体モデルのデータを示す。図5では「個別モデル」に「IM1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、個別モデルの3D(三次元)データやパラメータに関する情報等、その人体モデルを構成する種々の情報が含まれる。
【0059】
また、「行動履歴」は、ユーザIDにより識別されるユーザの行動に関する履歴情報を示す。「行動履歴」は、ユーザがインターネット上で行った様々な行動を示す情報が格納される。なお、図5に示す例では、「行動履歴」は、「AG1」といった抽象的な符号を図示するが、行動履歴には、ユーザが過去に購入した取引対象を示す購買履歴、ユーザが過去に閲覧した情報を示す閲覧履歴等、ユーザが行った様々な行動に関する情報が含まれる。
【0060】
例えば、図5の例では、ユーザID「U1」により識別されるユーザ(ユーザU1)の年齢は、「20代」であり、性別は、「女性」であることを示す。また、ユーザU1は、個別モデルが「IM1」であることを示す。また、ユーザU1は、行動履歴が「AG1」であることを示す。
【0061】
なお、ユーザ情報記憶部121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、他のデモグラフィック属性情報やサイコグラフィック属性情報を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報記憶部121は、氏名、自宅または勤務先の住所、家族構成、収入、興味関心、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。また、ユーザ情報記憶部121は、ユーザが利用する端末装置10を識別する情報(端末ID)を記憶してもよい。
【0062】
(人体モデル情報記憶部122)
実施形態に係る人体モデル情報記憶部122は、人体モデルに関する各種情報を記憶する。図6は、実施形態に係る人体モデル情報記憶部の一例を示す図である。図6に示す人体モデル情報記憶部122には、「人体モデルID」、「人体モデル」、「体型骨格情報」といった項目が含まれる。
【0063】
「人体モデルID」は、人体モデルを識別するための識別情報を示す。「人体モデル」は、人体モデルのデータを示す。図6では「人体モデル」に「HM1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、人体モデルの3D(三次元)データやパラメータに関する情報等、その人体モデルを構成する種々の情報が含まれる。
【0064】
「体型骨格情報」は、対応する人体モデルの体型や骨格の情報を示す。図6では「体型骨格情報」に「BS1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、その人体モデルに対応する身長、体重、骨格筋率等の情報が含まれる。
【0065】
図6に示す例では、人体モデルID「HID1」により識別される人体モデル(人体モデルHM1)は、体型骨格情報が「BS1」であることを示す。すなわち、人体モデルHM1は、体型骨格情報BS1の体形または骨格の人間に対応する人体モデルであることを示す。
【0066】
なお、人体モデル情報記憶部122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。
【0067】
(アイテム情報記憶部123)
実施形態に係るアイテム情報記憶部123は、電子商取引サービスで取引される商品等の取引対象等であるアイテムに関する各種取引対象情報を記憶する。図7は、実施形態に係るアイテム情報記憶部の一例を示す図である。図7に示した例では、アイテム情報記憶部123は、「アイテムID」、「アイテム」といった項目を含む。
【0068】
「アイテムID」は、アイテムを識別する識別子である。
【0069】
「アイテム」は、「アイテムID」に対応付けられたアイテムに関する情報である。「アイテム」は、そのアイテムを仮想試着させるために必要な各種情報が含まれる。例えば、「アイテム」は、そのアイテムの画像データまたは3Dデータ等のイメージデータが含まれる。
【0070】
例えば、図7では、アイテムIDによって識別された「I1」は、アイテムが「IT1」である。なお、図7に示した例では、アイテムを、「IT1」といった抽象的な符号で表現したが、アイテムは、アイテムに関する各種情報を含むファイル形式等であってもよい。
【0071】
なお、アイテム情報記憶部123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、アイテム情報記憶部123は、各アイテムが該当するカテゴリを示す情報を記憶してもよい。例えば、アイテム情報記憶部123は、各アイテムに対応するスコアや表示回数等といった情報を記載してもよい。
【0072】
(推定モデル情報記憶部124)
実施形態に係る推定モデル情報記憶部124は、機械学習により学習されるモデルに関する情報を記憶する。例えば、推定モデル情報記憶部124は、学習処理により学習(生成)された学習済みモデル(モデル)の情報(モデルデータ)を記憶する。図8は、実施形態に係る推定モデル情報記憶部の一例を示す図である。図8に示した例では、推定モデル情報記憶部124は、「学習モデルID」、「用途」、「モデルデータ」といった項目が含まれる。
【0073】
「学習モデルID」は、機械学習により学習されたモデルを識別するための識別情報を示す。「用途」は、対応するモデルの用途を示す。「モデルデータ」は、モデルのデータを示す。図8では「モデルデータ」に「MDT1」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、モデルの構成(ネットワーク構成)の情報やパラメータに関する情報等、そのモデルを構成する種々の情報が含まれる。例えば、「モデルデータ」には、ネットワークの各層におけるノードと、各ノードが採用する関数と、ノードの接続関係と、ノード間の接続に対して設定される接続係数とを含む情報が含まれる。
【0074】
図8に示す例では、学習モデルID「M1」により識別されるモデル(推定モデルM1)は、用途が「流行寸法推定」であることを示す。推定モデルM1は、アイテムが含まれる画像を入力情報として、そのアイテムの流行の寸法を推定するために用いるモデルである。例えば、推定モデルM1は、アイテムを着用した人または人を模した外形モデルが含まれる画像を入力情報として、そのアイテムの流行の寸法を推定するために用いるモデルである。なお、推定モデルに入力される入力情報には、画像に限らず、様々なアイテムに関する情報が含まれてもよい。例えば、推定モデルに入力される入力情報には、アイテムのカテゴリ、アイテムの名称(物品名)等様々な情報を含まれてもよい。
【0075】
推定モデルM1は、アイテムに対応する入力情報を基に、そのアイテムの流行の寸法を推定するために用いるモデルである。例えば、推定モデルM1は、アイテムに対応する入力情報が入力された場合に、そのアイテムの流行の寸法を示す値を出力する。例えば、推定モデルM1は、推定対象となるアイテムがパンツ(ズボン)である場合、そのアイテムの裾丈の長さ(寸法)を示す値を出力する。また、例えば、推定モデルM1は、推定対象となるアイテムがジャケットである場合、そのアイテムの袖丈や着丈の長さ(寸法)を示す値を出力する。また、推定モデルM1のモデルデータは、モデルデータMDT1であることを示す。
【0076】
なお、推定モデル情報記憶部124は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、推定モデル情報記憶部124は、ユーザごとに学習された推定モデルを記憶してもよい。この場合、推定モデル情報記憶部124は、ユーザごとに対応付けて複数の推定モデルの各々を記憶する。そして、情報処理装置100は、推定モデル情報記憶部124中の複数の推定モデルから、情報提供先となるユーザ(例えば第2ユーザ)の推定モデルを選択し、選択した推定モデルを用いる。
【0077】
また、記憶部120には、上記以外にも様々な情報が記憶される。例えば、記憶部120には、機械学習に用いる学習用データ(教師データ)を記憶する学習用情報記憶部等が含まれる。学習用情報記憶部は、各アイテムに対応する入力情報と、そのアイテムの流行の寸法を示す正解情報とを対応付けた情報を学習用データ(教師データ)として記憶する。例えば、情報処理装置100は、学習用情報記憶部に記憶された学習用データを用いて、推定モデルを学習する。
【0078】
なお、学習用情報記憶部は、ユーザごとに学習用データを記憶してもよい。この場合、学習用情報記憶部は、ユーザごとに対応付けて学習用データを記憶する。そして、情報処理装置100は、ユーザごとに対応付けられた学習用データを用いて、ユーザごとに推定モデルを学習する。例えば、情報処理装置100は、ユーザごとの学習用データを、ユーザの行動を基に収集してもよい。
【0079】
例えば、情報処理装置100は、ファッションコーディネート投稿サービスやSNS(Social Networking Service)等、インターネットにおいて、ユーザが閲覧した投稿画像(例えば、ファッションアイテムやファッションコーディネートに関する投稿画像)を用いて、ユーザの学習用データを収集してもよい。この場合、情報処理装置100は、ユーザが閲覧した投稿画像を解析し、画像解析に関する各種技術を用いて投稿画像に含まれるアイテムの寸法を推定し、その投稿画像に推定した寸法を正解情報として対応付けたデータを、そのユーザの学習用データとしてもよい。例えば、情報処理装置100は、パンツを着用した人を含む投稿画像を解析し、そのパンツの裾丈を推定し、その投稿画像に推定した寸法を正解情報として対応付けたデータを、そのユーザの学習用データとしてもよい。
【0080】
なお、ユーザの学習用データとして用いられる投稿画像は、ユーザが閲覧したものに限らず、様々な画像がユーザの学習用データとして用いられてもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザがフォローした主体が投稿した投稿画像を、そのユーザの学習用データとして用いてもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザがSNSにおいてフォローしているファッションモデル等が投稿した投稿画像を、そのユーザの学習用データとして用いてもよい。また、例えば、情報処理装置100は、ユーザが支持(いいね、お気に入り登録)した投稿画像を、そのユーザの学習用データとして用いてもよい。
【0081】
(制御部130)
図4の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0082】
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、学習部132と、第1処理部133と、第2処理部134と、提供部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0083】
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザ情報記憶部121や人体モデル情報記憶部122やアイテム情報記憶部123や推定モデル情報記憶部124等の記憶部120から各種情報を取得する。例えば、取得部131は、端末装置10等の外部の情報処理装置から各種情報を受信する。取得部131は、ユーザの行動履歴を示す履歴情報を取得する。
【0084】
取得部131は、端末装置10から各種情報を受信する。取得部131は、端末装置10からユーザの要求や行動履歴等を取得する。また、例えば、取得部131は、ユーザにサービスを提供するサービス提供装置からユーザに関する各種情報を取得してもよい。
【0085】
例えば、取得部131は、ファッションコーディネート投稿サービスやSNSサービスを提供するサービス提供装置から、ファッションコーディネート投稿サービスやSNSサービスにおけるユーザの行動履歴を取得する。例えば、取得部131は、ファッションコーディネート投稿サービスやSNSサービスを提供するサービス提供装置から、第1ユーザ、第2ユーザ等の各ユーザが閲覧した投稿画像(例えば、ファッションアイテムやファッションコーディネートに関する投稿画像)を示す情報を取得する。例えば、取得部131は、ファッションコーディネート投稿サービスやSNSサービスを提供するサービス提供装置から、第1ユーザ、第2ユーザ等の各ユーザがフォローした主体が投稿した投稿画像を示す情報を取得する。
【0086】
なお、上記は一例に過ぎず、取得部131は、電子商取引サービス、ナビゲーションサービス、電子決済サービス、検索サービス、ニュース配信サービス、天気予報サービス、ファイナンスサービス、路線検索サービス、地図提供サービス、旅行サービス、飲食店紹介サービス、施設予約サービス、ウェブブログサービス等、様々な情報を提供するサービス提供装置から、ユーザの行動履歴を取得してもよい。情報処理システム1には、上述したサービスを提供するサービス提供装置が含まれてもよい。
【0087】
取得部131は、ユーザからの要求を受け付ける。取得部131は、ユーザによる寸法の変更の要求を受信する。取得部131は、標準サイズの対象アイテムに対する変更の要求を第1ユーザが利用する端末装置10から取得する。取得部131は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更の要求を第2ユーザが利用する端末装置10から取得する。
【0088】
(学習部132)
学習部132は、機械学習による学習処理を実行する。学習部132は、機械学習により学習モデルを生成する。学習部132は、機械学習により、所定の対象に関する情報を推定する推定モデルを学習する。学習部132は、外部の情報処理装置からの情報や記憶部120に記憶された情報に基づいて、各種情報を学習する。学習部132は、記憶部120に記憶された情報に基づいて、各種情報を学習する。学習部132は、学習により生成した学習モデルを推定モデル情報記憶部124に格納する。
【0089】
学習部132は、ユーザが投稿した投稿画像を用いた機械学習によりアイテムに対応する寸法を推定する推定モデルを学習する。学習部132は、第1ユーザまたは第2ユーザが閲覧した投稿画像を用いた機械学習により推定モデルを学習する。学習部132は、第1ユーザまたは第2ユーザがフォローした主体が投稿した投稿画像を用いた機械学習により推定モデルを学習する。
【0090】
例えば、学習部132は、画像解析に関する各種技術を用いて投稿画像を解析し、投稿画像に含まれるアイテムの寸法を、流行の寸法であると推定してもよい。例えば、学習部132は、投稿画像に含まれるアイテムがパンツ(ズボン)である場合、その投稿画像における裾丈を流行の丈であると推定してもよい。そして、学習部132は、投稿画像について推定した寸法を正解情報として、投稿画像に含まれるアイテムに対応付けて学習用データとして用いてもよい。例えば、学習部132は、パンツ(ズボン)であるアイテムが含まれる投稿画像が入力された場合に、その投稿画像における裾丈を示す値が出力されるように推定モデルを学習してもよい。
【0091】
学習部132は、学習処理を行う。学習部132は、各種学習を行う。学習部132は、取得部131により取得された情報に基づいて、各種情報を学習する。学習部132は、学習モデルを学習(生成)する。学習部132は、学習モデル等の各種情報を学習する。学習部132は、学習により学習モデルを生成する。学習部132は、種々の機械学習に関する技術を用いて、学習モデルを学習する。例えば、学習部132は、学習モデル(ネットワーク)のパラメータを学習する。学習部132は、種々の機械学習に関する技術を用いて、学習モデルを学習する。
【0092】
学習部132は、アイテムに対応する寸法を推定する推定モデルM1を生成する。学習部132は、ネットワークのパラメータを学習する。例えば、学習部132は、推定モデルM1のネットワークのパラメータを学習する。学習部132は、記憶部120に記憶された学習用データを用いて、学習処理を行うことにより、推定モデルM1を生成する。学習部132は、推定モデルM1のネットワークのパラメータを学習することにより、推定モデルM1を生成する。
【0093】
例えば、学習部132は、学習用データを提供する情報提供装置から取得した学習用データに基づいて、学習処理を行う。例えば、学習部132は、情報提供装置から取得した学習用データ(教師データ)を記憶部120に格納する。学習部132は、記憶部120に記憶された学習用データを用いて、学習処理を行うことにより、推定モデルM1を生成する。例えば、学習部132は、アイテムに対応する流行の寸法推定(流行寸法推定)を行うために用いる推定モデルを生成する。学習部132は、アイテムの画像等、アイテムに関する情報が入力された場合に、そのアイテムの流行の寸法を出力する推定モデルM1を生成する。学習部132は、アイテムに関する情報が入力された場合に、そのアイテムの流行の寸法を示す値を出力する推定モデルM1を生成する。学習部132は、パンツであるアイテムに関する情報が入力された場合に、そのアイテムの裾丈の長さ(寸法)を示す値を出力する推定モデルM1を生成する。学習部132は、推定モデルM1のネットワークのパラメータを学習することにより、推定モデルM1を生成する。
【0094】
学習部132による学習の手法は特に限定されないが、例えば、ラベルとデータ(キーワード)とを紐づけた学習用データを用意し、その学習用データを多層ニューラルネットワークに基づいた計算モデルに入力して学習してもよい。また、例えばCNN(Convolutional Neural Network)、3D-CNN等のDNN(Deep Neural Network)に基づく手法が用いられてもよい。
【0095】
(第1処理部133)
第1処理部133は、第1処理を実行する。例えば、第1処理部133は、第1ユーザに提供する情報を生成する処理を含む第1処理を実行する。例えば、第1処理部133は、第1ユーザからの要求に応じた情報を生成する処理を含む第1処理を実行する。第1処理部133は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、第1処理を実行する。第1処理部133は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、第1処理を実行する。第1処理部133は、学習部132により学習された推定モデルの推定結果に基づいて、第1処理を実行する。
【0096】
第1処理部133は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、所定の基準に対応する第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。第1処理部133は、標準サイズである第1態様のアイテムを標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。第1処理部133は、第1ユーザからの要求に応じ、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0097】
第1処理部133は、第2処理部134による変更結果に基づいて、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更する。第1処理部133は、推定モデルにより推定された寸法のアイテムを標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。第1処理部133は、複数の人体の外形モデルのうち、第2ユーザの体型又は骨格に基づいて選択された標準モデルを用いて第1処理を実行する。
【0098】
第1処理部133は、標準サイズの対象アイテムに対する変更の要求に基づいて、標準サイズのアイテムの寸法を変更する。第1処理部133は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更結果に基づいて、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0099】
第1処理部133は、各種情報を選択する。例えば、第1処理部133は、複数の人体の外形モデルのうち、第2ユーザの体型又は骨格に基づいて標準モデルとして用いるモデルを選択する。例えば、第1処理部133は、複数の人体の外形モデルに対応付けられた体型又は骨格と、第2ユーザの体型又は骨格とを比較し、第2ユーザに体型又は骨格が類似するモデルを標準モデルに選択する。例えば、第1処理部133は、推定モデル情報記憶部124に記憶された複数の推定モデルから、第2ユーザに対応する推定モデル(「対象推定モデル」ともいう)を選択する。例えば、第1処理部133は、対象推定モデルを用いて、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更してもよい。
【0100】
例えば、第1処理部133は、標準サイズのアイテムを仮想試着させた標準モデルの情報を、対象推定モデルに入力し、対象推定モデルが出力した値を用いて、アイテムの寸法を変更してもよい。例えば、第1処理部133は、標準サイズのアイテムを仮想試着させた標準モデルを画像化した画像を対象推定モデルに入力し、対象推定モデルが出力した値を用いて、アイテムの寸法を変更してもよい。例えば、第1処理部133は、標準サイズのパンツを仮想試着させた標準モデルの画像を対象推定モデルに入力し、対象推定モデルが出力した値に対応する裾丈にパンツの寸法を変更してもよい。
【0101】
(第2処理部134)
第2処理部134は、第2処理を実行する。例えば、第2処理部134は、第2ユーザに提供する情報を生成する処理を含む第2処理を実行する。例えば、第2処理部134は、第2ユーザからの要求に応じた情報を生成する処理を含む第2処理を実行する。第2処理部134は、記憶部120に記憶された各種情報に基づいて、第2処理を実行する。第2処理部134は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、第2処理を実行する。第2処理部134は、学習部132により学習された推定モデルの推定結果に基づいて、第2処理を実行する。第2処理部134は、各種情報を選択する。
【0102】
第2処理部134は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行する。第2処理部134は、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた第2態様のアイテムの態様を変更する。
【0103】
第2処理部134は、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。第2処理部134は、第1処理部133による変更結果に基づいて、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0104】
第2処理部134は、推奨サイズの対象アイテムに対する変更の要求に基づいて、推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。第2処理部134は、標準サイズの対象アイテムに対する変更結果に基づいて、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0105】
(提供部135)
提供部135は、各種情報を提供する。提供部135は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。例えば、提供部135は、端末装置10に各種情報を提供する。提供部135は、端末装置10に各種情報を送信する。提供部135は、取得部131により取得された各種情報に基づいて、種々の情報を提供する。提供部135は、第1処理部133による処理結果に応じて、種々の情報を提供する。提供部135は、第2処理部134による処理結果に応じて、種々の情報を提供する。
【0106】
提供部135は、第2処理部134による変更後の第2態様のアイテムの購入に関するサービスを提供する。提供部135は、第2ユーザへの贈答品として、変更後の第2態様のアイテムの購入に関するサービスを第1ユーザが利用する端末装置10に提供する。
【0107】
提供部135は、第1態様のアイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザに提供する。提供部135は、第1態様のアイテムを仮想試着した標準モデルを示す情報を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する。提供部135は、標準サイズの対象アイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザが利用する端末装置10に提供する。提供部135は、寸法が変更された推奨サイズのアイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザが利用する端末装置10に提供する。
【0108】
提供部135は、第2態様のアイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザに提供する。提供部135は、第2態様のアイテムを仮想試着した個別モデルを示す情報を第2ユーザが利用する端末装置10に送信する。提供部135は、推奨サイズの対象アイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザが利用する端末装置10に提供する。提供部135は、寸法が変更された標準サイズのアイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザが利用する端末装置10に提供する。
【0109】
〔3.情報処理のフロー〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
【0110】
図9に示すように、情報処理装置100は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、所定の基準に対応する第1態様のアイテムを、人体モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する(ステップS101)。
【0111】
また、情報処理装置100は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行する(ステップS102)。そして、情報処理装置100は、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた第2態様のアイテムの態様を変更する(ステップS103)。
【0112】
〔4.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1処理部133と、第2処理部134とを有する。第1処理部133は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、所定の基準に対応する第1態様のアイテムを、人体の外形モデルである標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。第2処理部134は、第1ユーザにより選択されたアイテムであって、第2ユーザへ推奨する第2態様のアイテムを、第2ユーザの外形に対応する個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた第2態様のアイテムの態様を変更する。
【0113】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1ユーザにより選択されたアイテムを、第1態様で標準モデルに仮想試着させるとともに、第2ユーザへ推奨する第2態様で第2ユーザの個別モデルに仮想試着させ、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた第2態様のアイテムの態様を変更することで、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、プライバシーの問題を解決しつつ、友人のおすすめを確認させることができる。
【0114】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、第1処理部133は、標準サイズである第1態様のアイテムを標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。第2処理部134は、第2ユーザへ推奨する推奨サイズである第2態様のアイテムを個別モデルに仮想試着させる第2処理を実行し、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0115】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1ユーザにより選択されたアイテムを、標準サイズで標準モデルに仮想試着させるとともに、第2ユーザへの推奨サイズで第2ユーザの個別モデルに仮想試着させ、第2ユーザからの要求に応じ、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更することで、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、プライバシーの問題を解決しつつ、友人のおすすめを確認させることができる。
【0116】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、第1処理部133は、第1ユーザからの要求に応じ、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更する。第2処理部134は、第1処理部133による変更結果に基づいて、個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0117】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1ユーザからの要求で標準サイズのアイテムの寸法を変更し、その変更結果を基に個別モデルに仮想試着させた推奨サイズのアイテムの寸法を変更することで、第1ユーザには個別モデルを見せることなく第1ユーザによる変更を受け付けることができるため、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、プライバシーの問題を解決しつつ、友人のおすすめを確認させることができる。
【0118】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、第1処理部133は、第2処理部134による変更結果に基づいて、標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更する。
【0119】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2ユーザからの要求で推奨サイズのアイテムの寸法を変更し、その変更結果を基に標準モデルに仮想試着させた標準サイズのアイテムの寸法を変更することで、第1ユーザには個別モデルを見せることなく第2ユーザによる変更結果を第1ユーザに見せることができるため、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、プライバシーの問題を解決しつつ、本人の好みを確認させることができる。
【0120】
また、実施形態に係る情報処理装置100は、学習部132を有する。学習部132は、ユーザが投稿した投稿画像を用いた機械学習によりアイテムに対応する寸法を推定する推定モデルを学習する。第1処理部133は、推定モデルにより推定された寸法のアイテムを標準モデルに仮想試着させる第1処理を実行する。
【0121】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、機械学習により学習された推定モデルを用いて推定した寸法のアイテムを標準モデルに仮想試着させることにより、流行の丈等に寸法を合わせたアイテムを仮想試着させることができるため、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、流行を容易に反映することができる。
【0122】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、学習部132は、第1ユーザまたは第2ユーザが閲覧した投稿画像を用いた機械学習により推定モデルを学習する。
【0123】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1ユーザまたは第2ユーザが閲覧した投稿画像を用いた機械学習により推定モデルを学習することにより、提供先となるユーザに応じた推定モデルを学習することができる。例えば、情報処理装置100は、流行を容易に反映することができる。
【0124】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、学習部132は、第1ユーザまたは第2ユーザがフォローした主体が投稿した投稿画像を用いた機械学習により推定モデルを学習する。
【0125】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1ユーザまたは第2ユーザがフォローした主体が投稿した投稿画像を用いた機械学習により推定モデルを学習することにより、提供先となるユーザに応じた推定モデルを学習することができる。例えば、情報処理装置100は、流行を容易に反映することができる。
【0126】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、第1処理部133は、複数の人体の外形モデルのうち、第2ユーザの体型又は骨格に基づいて選択された標準モデルを用いて第1処理を実行する。
【0127】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、複数の人体の外形モデルのうち、第2ユーザの体型又は骨格に基づいて選択された標準モデルを用いて第1処理を実行することで、第2ユーザの外形に近い標準モデルを基に第1ユーザがアイテムの選択や寸法の調整等を行うことができるため、仮想試着に関するサービスを適切に提供可能にすることができる。例えば、情報処理装置100は、プライバシーの問題を解決しつつ、第1ユーザが第2ユーザ(本人)をイメージすることができる。
【0128】
また、実施形態に係る情報処理装置100は、提供部135を有する。提供部135は、第2処理部134による変更後の第2態様のアイテムの購入に関するサービスを提供する。
【0129】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2ユーザによる変更後の第2態様のアイテムの購入に関するサービスを提供することにより、ユーザに適切なサービスを提供することができる。
【0130】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、提供部135は、第2ユーザへの贈答品として、変更後の第2態様のアイテムの購入に関するサービスを第1ユーザに提供する。
【0131】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2ユーザへの贈答品として、変更後の第2態様のアイテムの購入に関するサービスを提供することにより、ユーザに適切なサービスを提供することができる。例えば、情報処理装置100は、第2ユーザへのギフトとして最適なアイテムを購入可能なサービスを提供することができる。
【0132】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、提供部135は、第1態様のアイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザに提供する。
【0133】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1態様のアイテムを仮想試着した標準モデルを第1ユーザに提供することにより、第1ユーザには個別モデルを見せることなく仮想試着に関するサービスを適切に提供することができる。
【0134】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、提供部135は、第1態様のアイテムを仮想試着した標準モデルを示す情報を第1ユーザが利用する端末装置10に送信する。
【0135】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1態様のアイテムを仮想試着した標準モデルを示す情報を第1ユーザが利用する端末装置10に送信することにより、第1ユーザには個別モデルを見せることなく仮想試着に関するサービスを適切に提供することができる。
【0136】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、提供部135は、第2態様のアイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザに提供する。
【0137】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2態様のアイテムを仮想試着した個別モデルを第2ユーザに提供することにより、第2ユーザが自分の個別モデルを見ながら寸法の調整等ができるため、仮想試着に関するサービスを適切に提供することができる。
【0138】
また、実施形態に係る情報処理装置100において、提供部135は、第2態様のアイテムを仮想試着した個別モデルを示す情報を第2ユーザが利用する端末装置10に送信する。
【0139】
このように、実施形態に係る情報処理装置100は、第2態様のアイテムを仮想試着した個別モデルを示す情報を第2ユーザが利用する端末装置10に送信することにより、第2ユーザが自分の個別モデルを見ながら寸法の調整等ができるため、仮想試着に関するサービスを適切に提供することができる。
【0140】
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0141】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0142】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータをネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0143】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0144】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0145】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0146】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0147】
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0148】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0149】
また、上述してきた各実施形態に記載された各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0150】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0151】
1 情報処理システム
100 情報処理装置
121 ユーザ情報記憶部
122 人体モデル情報記憶部
123 アイテム情報記憶部
124 推定モデル情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 学習部
133 第1処理部
134 第2処理部
135 提供部
10 端末装置
N ネットワーク
【要約】      (修正有)
【課題】仮想試着に関するサービスを適切に提供する情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】複数の端末装置と、情報処理装置とが、所定のネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される情報処理システムにおいて、情報処理装置は、第1処理部と、第2処理部とを有する。第1処理部は、第1ユーザU1により選択された、所定の基準に対応する第1態様のアイテムFI1を、人体の外形モデルである標準モデルHM1に仮想試着させる第1処理を実行する。第2処理部は、第1ユーザU1により選択され、第2ユーザU2へ推奨する第2態様のアイテムSI1を、第2ユーザU2の外形に対応する個別モデルIM2に仮想試着させる第2処理を実行し、第2ユーザU2からの要求に応じ、個別モデルIM2に仮想試着させた第2態様のアイテムの態様を変更する。
【選択図】図2
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10