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特許7242525容器開封装置、容器のためのクロージャー装置、及び容器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-10
(45)【発行日】2023-03-20
(54)【発明の名称】容器開封装置、容器のためのクロージャー装置、及び容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 17/32 20060101AFI20230313BHJP
【FI】
B65D17/32
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2019521519
(86)(22)【出願日】2017-07-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-08-08
(86)【国際出願番号】 IB2017054098
(87)【国際公開番号】W WO2018007987
(87)【国際公開日】2018-01-11
【審査請求日】2020-06-12
(31)【優先権主張番号】2016/04668
(32)【優先日】2016-07-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】ZA
(73)【特許権者】
【識別番号】519007710
【氏名又は名称】ローランド アンドリュース
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100160705
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】ローランド アンドリュース
【審査官】小原 一郎
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3158431(JP,U)
【文献】特開2003-165541(JP,A)
【文献】特開平11-049160(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2003/0098306(US,A1)
【文献】特開平08-119276(JP,A)
【文献】登録実用新案第3113565(JP,U)
【文献】独国特許出願公開第102016112953(DE,A1)
【文献】中国実用新案第205240155(CN,U)
【文献】特開2004-001865(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0099480(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 17/32 ー 17/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
密封容器を提供するように適切な形態で容器の解放端部に取り付けるための容器クロージャー装置であって、前記容器クロージャー装置は、
第1の平面内に備えられている平らな本体を有するクロージャーであって、該クロージャーの周縁部において前記容器の開放端部に取り付けられるように構成され、周縁部が脆弱化されている区域、又は少なくとも部分的に周縁部が脆弱化されている区域を確定するクロージャーと、
容器開封装置と、
を備え、
前記容器開封装置は、
前記区域に隣接して前記クロージャーに対して作動的に取り付け可能である作動タブであって、前記作動タブは、前記区域を少なくとも部分的に超えて外に突き出す第1の端部と、反対側の第2の端部と、前記クロージャーに対して前記作動タブを取り付けるヒンジ式連結部と、を備え、前記作動タブは、その第1の位置において、前記クロージャーの本体にしているか又は前記本体と同一の平面内に位置し、前記ヒンジ式連結部は、前記作動タブの第1の端部に隣接して、前記作動タブの第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動が、前記作動タブの第1の端部を、前記区域に突き当てることを生じさせて、脆弱化された周縁部からの前記区域の剪断又は分離を生じさせ、これによって、使用時に、前記容器の内部に対する開口部を提供する作動タブと、
前記第1の位置と前記第2の位置との間における前記作動タブの作動を容易にするために、可撓性を有する連結部材を介して前記作動タブに取り付けられているプル部材であって、前記プル部材は、前記作動タブよりも可撓性が高く、前記作動タブと共に一体的に形成され且つ可撓性により枢動可能に前記作動タブに固定され、前記プル部材は、使用時に、ユーザーの指又は指部で係合可能な端部部分の上向き部分を有するループを備え、前記プル部材は、第1の位置と第2の位置との間を、前記作動タブに対して可撓的に移動可能であり、前記プル部材の第1の位置において、前記プル部材の上向き部分が前記作動タブの第1の端部の上側に隣接して位置し、前記プル部材が前記クロージャーの本体の平面に対して行であり且つこの平面からわずかに間隔が明けられている平面内に位置するように、前記プル部材は、前記作動タブ上で折り曲げられ、前記プル部材の第2の位置において、前記プル部材は、前記クロージャーの本体の平面に対して断方向にある平面に位置するように、前記作動タブの前記第2の端部の方向に枢動の形態で移動させられ、それによって、使用時に、前記プル部材に引っ張る力を加えて、前記作動タブの前記第1の位置から前記第2の位置への前記作動タブの作動を生じさせるように、ユーザーの指又は指部を前記ループに配置可能にする、プル部材と、
を備
前記連結部材は、前記クロージャーの開封前において、前記プル部材を前記第2の位置に配置し且つ前記作動タブを第1の位置に配置することを可能にする、
容器クロージャー装置。
【請求項2】
前記プル部材は前記作動タブと同一の材料で作られている、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【請求項3】
前記容器開封装置は成形容易な金属材料の平らな板で作られている、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【請求項4】
前記金属材料は、アルミニウム、錫、鉄、及び合金を含むグループから選択される請求項3に記載の容器クロージャー装置。
【請求項5】
前記作動タブは該作動タブ上のステーであり、前記作動タブは、前記区域の周縁部から前記区域を剪断するように作動した後に、前記作動タブは、前記第1の位置に戻る、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【請求項6】
前記クロージャーは第1の平面上に備えられ、前記作動タブは、らであり、且つ、第2の平面に沿って延び、前記作動タブが前記第1の位置にある時に、前記作動タブに関連した前記第2の平面が前記第1の平面に対して行であり、前記作動タブが前記第2の位置にある時に、前記作動タブに関連した前記第2の平面が前記第1の平面に対して断方向にある、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【請求項7】
前記プル部材は、前記第1の平面に対して横断方向に引っ張られるように構成されており、これによって、使用時に、前記ヒンジ式連結部を中心とした前記作動タブの前記第1の位置から前記第2の位置への枢動的に移動する、請求項6に記載の容器クロージャー装置。
【請求項8】
前記プル部材は第3の平面内に備えられており、前記プル部材が前記第1の位置にある時に、前記プル部材に関連した前記第3の平面は、前記作動タブに関連した前記第2の平面に対して行であり、前記プル部材が前記第2の位置にある時に、前記プル部材に関連した前記第3の平面は、前記作動タブに関連した前記第2の平面に対して断方向にある、請求項6に記載の容器クロージャー装置。
【請求項9】
前記作動タブは前記区域に隣接して前記ヒンジ式連結部に取り付けられ、前記作動タブが前記第1の位置にある時に、前記作動タブの自由端部が、前記区域の上方に配置される、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【請求項10】
前記作動タブは前記プル部材より硬い材質である、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【請求項11】
前記作動タブは、該作動タブの内部及び前記プル部材の一方又は両方に比べて、前記作動タブの周縁部に隣接するより硬質の平らなタブである、請求項1に記載の容器クロージャー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に容器に関し、特に、例えば飲料のための缶のような缶、容器開封装置、容器、容器のためのクロージャー装置、及び、容器開封装置のための半加工素材に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、缶のような容器が、その内容物を収容するのに適した空洞を画定する密封可能な本体を有する。その缶の表面上における周縁部に刻み目が付けられている区域のような、周縁部が脆弱化されている区域(peripherally weakened zone)を備える缶の頂部と一体になっているクロージャー装置と、その区域に隣接して支点に取り付けられている移動可能な作動タブとを備える缶が、空洞内の缶内容物に到達するために提供され、及び、この作動タブは、第1の平面内の第1の位置において、その区域に隣接して平らに位置することが一般的である。
【0003】
缶の内容物に到達するために上記タイプの缶を開封する方法の1つが、タブ指片の一方の末端を掴んで、第1の位置から、第1の平面を横断する第2の平面内の第2の位置にタブ指片を移動させることである。例えば、支点を中心とした枢動の形態で、反対側に位置するタブ端部がその区域に対して押し当たることを生じさせ、このタブ端部からその区域に加えられる力によって、その脆弱化された周縁部からその区域が切り離されるようにそのタブを押し動かし、これによって、空洞に対する開口部を実現する。その後に、このタブが枢動させられて、開口部を塞がないように第1の位置に戻される。
【0004】
上述したタイプの動作は、フィンガータブが通常は缶の表面に対して同一の平面上にあるので、特に、フィンガータブが第1の位置にある時にそのフィンガータブを最初に把持するために、著しい量の指先の器用さと労力とを必要とする。したがって、使用者は、通常は、上述した移動のためにフィンガータブを把持するのに十分なだけフィンガータブを持ち上げることが可能であるように、自分の指爪を使用する。したがって、このことは、壊れやすい爪、長い爪、及び、マニキュア液を塗った爪を有する使用者の爪に損傷を与える危険性があるので、こうした使用者にとって問題となる。これに加えて、最小限の指爪しか持たない使用者は、こうした缶を開封するために苦労することだろう。このために、多くの人々は、不便なことに、缶を開封するためのキーや専用オープナー等のような外部物品を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、缶を開封することに関連した上述の問題点を少なくとも改善することが、本発明の1つの目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
容器を密封するためにその容器に対して取り付け可能であるクロージャーを有し、及び、このクロージャーは、周縁部が脆弱化された区域、又は、部分的に周縁部が脆弱化された区域を有する、密封可能な容器と共に使用するための容器開封装置であって、この容器開封装置は、
使用時に、第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動が上記区域の脆弱化された周縁部からの上記区域の剪断又は分離を生じさせ、これによって容器の内部に対する開口部を実現するように、上記区域に隣接して、クロージャー装置に対して作動的に取り付け可能である作動タブと、
第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動を容易にするために、作動タブに取り付けられているか又は取り付け可能であるプル部材と、を備える。
【0007】
このプル部材は、作動タブと共に一体的に形成されていてもよい。このプル部材は、このプル部材が作動タブに対して概ね平行である第1の位置と、このプル部材が作動タブに対して概ね横断方向にある第2の位置との間において、可撓的に又は柔軟に移動可能であってもよい。
【0008】
プル部材は、1つ又は複数の適切な可撓性を有する連結部分を介して作動タブに取り付けられているループを備えてもよい。
【0009】
プル部材が、作動タブと同一の材料で作られていてもよいということに留意されたい。特に、容器開封装置は、成形容易な金属材料の平らな板で作られていてもよく、例えば、この金属材料は、アルミニウム、錫、鉄、及び、合金を含むグループから選択されてもよい。
【0010】
作動タブは、作動タブの自由端部が上記区域に隣接して配置されるように、ヒンジ式連結部においてクロージャーにヒンジ式に取り付け可能であってもよく、および、このヒンジ式連結部を中心とした第1の位置と第2の位置との間における枢動の形態での作動タブの移動が、作動タブの自由端部が上記区域に突き当たることを生じさせ、且つ、使用時における容器内部への開口部を実現するために、上記区域の脆弱化された周縁部からの上記区域の剪断又は分離を生じさせる。
【0011】
作動タブは、この作動タブ上のステー(stay)であってもよい。作動タブは、上記区域の周縁部から上記区域を剪断するように作動させられもよく、及び、この作動タブは、その第1の位置に戻されてもよい。
【0012】
クロージャーは第1の平面上に備えられてもよく、及び、作動タブは概ね平らであり、且つ、第2の平面に沿って延び、及び、作動タブが第1の位置にある場合に、作動タブに関連した第2の平面が第1の平面に対して概ね平行であり、及び、作動タブが第2の位置にある時に、作動タブに関連した第2の平面が第1の平面に対して概ね横断方向にある。
【0013】
プル部材は、第1の平面に対して横断方向に引っ張られるように構成されていてもよく、これによって、使用時に、ヒンジ式連結部を中心とした作動タブの第1の位置から第2の位置への枢動的な移動を生じさせる。
【0014】
プル部材は第3の平面内に備えられてもよく、及び、プル部材が第1の位置にある時に、プル部材に関連した第3の平面が、作動タブに関連した第2の平面に対して概ね平行であり、及び、プル部材が第2の位置にある時に、プル部材に関連した第3の平面が、作動タブに関連した第2の平面に対して概ね横断方向にある。
【0015】
作動タブは、その作動タブが第1の位置にある時にその作動タブの自由端部が脆弱化区域の上方に配置されているように、上記区域に隣接してヒンジ式連結部に取り付けられていてもよい。
【0016】
作動タブは、例えば、構造によって、又は、作動タブを形成する材料によって、プル部材よりも硬質であってもよい。作動タブは、その作動タブの内部とプル部材の一方又は両方に比べて、その作動タブの周縁部に隣接して、より硬質である平らな作動タブであってもよい。
【0017】
プル部材の端部部分は上向き部分を備えてもよく、および、この上向き部分は、プル部材の縦方向軸線から斜めに延びる。
【0018】
プル部材は、適切な取付部材によって作動タブに取り付け可能であってもよい。この取付部材は、接着剤、プレススタッド、及び、相互連結部材のうちの1つ又は複数によって作動に取り付け可能であってよい。
【0019】
取付部材とプル部材は、作動タブとは異なる材料で作られていてもよい。
【0020】
本発明の第2の態様では、密封容器を実現するように適切な形で容器の開放端部に取り付けるための容器クロージャー装置が提供され、及び、この容器クロージャー装置は、
第1の平面内に備えられている平らな本体を有するクロージャーであって、このクロージャーの周縁部において容器の開放端部に取り付けられるように構成されており、且つ、周縁部が脆弱化されている区域、又は、少なくとも部分的に周縁部が脆弱化されている区域を画定するクロージャーと、
容器開封装置であって、
第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動が、使用時に容器の内部に対する開口部を実現するために、その脆弱化された周縁部からの上記区域の剪断又は分離を生じさせるように、上記部分に隣接してクロージャーに作動的に取り付け可能である作動タブと、
第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動を容易化するために、作動タブに取り付けられているか又は取り付け可能であるプル部材とを備える容器開封装置と、
を備える。
【0021】
この容器開封装置が上述した容器開封装置に概ね類似していてもよいということを理解されたい。
【0022】
本発明の第3の態様では、上述した容器開封装置又は容器クロージャー装置を備える容器が提供される。
【0023】
本発明の第4の態様では、容器を密封するためにその容器に取り付け可能であるクロージャーを有する、密封可能な容器と共に使用するための容器開封装置のための半加工素材が提供され、及び、このクロージャーは、周縁部が脆弱化された区域、又は、部分的に周縁部が脆弱化された区域を有し、及び、この半加工素材は、
作動タブ部分と、可撓性を有する連結部によって作動タブ部分に連結されている一体状のプル部材部分とを有する、平らな本体を備える。
【0024】
本明細書で説明する容器は、飲料又は食品を貯蔵するためのタイプであってもよいということに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の例示的な実施形態による容器開封装置の斜視図を示す。
図2】本発明の例示的な実施形態による容器開封装置の別の斜視図を示す。
図3】第1の位置にあるタブに装置が取り付けられている、本発明の例示的な実施形態による缶の一部分の斜視図を示す。
図4】第2の位置にあるタブに装置が取り付けられている、本発明の例示的な実施形態による缶の一部分の斜視図を示す。
図5】プル部材とタブとが第1の位置にある、本発明の例示的な実施形態によるタブを備える、クロージャー装置を備える缶の一部分の斜視図を示す。
図6】プル部材が第2の位置にあり且つタブが第1の位置にある、本発明の例示的な実施形態によるタブを備えるクロージャー装置を備える缶の一部分の斜視図を示す。
図7】プル部材が第2の位置にあり且つタブが第2の位置にある、本発明の例示的な実施形態によるタブを備えるクロージャー装置を備える缶の一部分の斜視図を示す。
図8】プル部材が第2の位置にあり且つタブが第1の位置にある、本発明の例示的な実施形態によるタブを備えるクロージャー装置を備える缶の一部分の斜視図を示す。
図9】プル部材が第1の位置にあり且つタブが第1の位置にある、本発明の例示的な実施形態によるタブを備えるクロージャー装置を備える缶の一部分の斜視図を示す。
図10】プル部材とタブとが第1の位置にある、本発明の別の例示的な実施形態によるタブを備えるクロージャー装置を備える缶の一部分の斜視図を示す。
図11】プル部材が第2の位置にあり且つタブが第1の位置にある、図10の缶の一部分の斜視図を示す。
図12】プル部材が第2の位置にあり且つタブが第2の位置にある、図10の缶の一部分の斜視図を示す。
図13】プル部材が第2の位置にあり且つタブが第1の位置にある、図10の缶の一部分の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
後続の記述では、説明のために、本開示の一実施形態の完全な理解を実現するように、多数の特定の詳細事項が説明されている。しかし、これらの特定の詳細事項なしに本開示が実現されてもよいということが、当業者にとって明らかだろう。
【0027】
図面の図1図4を参照すると、本発明の例示的な実施形態による容器開封装置が、照合番号9によって全体的に示されている。装置9は、典型的には、容器の内容物に対して到達するために、例えば缶14の形状である容器のような容器のクロージャー装置12の作動を容易化するためのものである。
【0028】
この点に関して、この缶14が、例えば飲料によって満たされる空洞を画定する概ね円筒形の本体を有し、且つ、缶12の開放端部に対してそのクロージャー16の周縁部において圧着されている、概ね平らな本体18を有するクロージャー16を備える、適切なクロージャー装置によって密封されている、従来通りの金属缶14であるということを理解されたい。クロージャー16は、例えば刻み目やミシン目20.1等によって、周縁部が脆弱化されているか又は少なくとも部分的に周縁部が脆弱化されている本体18内に配置されている区域20を備える。区域20が、脆弱化されている周縁部の一部分に沿って剪断されるけれども、適切に脆弱化されていない周縁部においては、この区域20がクロージャー上に依然として保持されるように、この区域20が、少なくとも部分的にこの区域20の周縁部において脆弱化されているということを理解されたい。
【0029】
いずれにしても、装置9は、移動可能な作動タブ22と、作動タブの端部に取り付け可能なプル部材10(図3図4に最も明瞭に見てとれる)とを備える。プル部材10は、作動タブ22に対する取り付けのための取付部材10.1と、この部材10.1に対して作動的に取り付け可能である適切なループ又はリングとを備える。作動タブ22は、区域20に隣接してリベット22.1を介して取り付けられている。
【0030】
作動タブ22は典型的には硬質であり、及び、平らな金属板で従来通りに打抜き及び折り曲げによって通常は形成されている、概ね長方形であるフレーム形構造を有する。作動タブ22の一方の端部22.2は、少なくとも部分的に区域20を超えて外に突き出し、一方、他方の端部22.3は、本体18/クロージャー16に関連した平面に対して概ね平行であり、且つこの平面からわずかに間隔が開けられている第1の平面内の第1の位置(図1に示されている)から、第1の平面に対して概ね横断方向にあり且つ本体18に関連した平面である第2の平面内の第2の位置(図2に示されている)との間において、リベット22.1を中心として作動タブ22を枢動させるように係合することが可能である。従来通りに、作動タブ22は、第1の位置にある時に、本体18に概ね近接しているか又は本体18と同一の平面内に位置するということを理解されたい。
【0031】
プル部材10、特にループ10.2は、従来通りに可撓性を有し、特に、作動タブ22に比べて可撓性を有する。したがって、プル部材10は、典型的には、例えば作動タブ22の金属材料よりも展延性が大きい金属材料やプラスチックポリマー材料等のような、作動タブ22よりも可撓性が高い材料で作られている。特定の例示的な実施形態では、プル部材10は、その構造によって作動タブ23よりも可撓性が高く、及び、例えば、作動タブ22は折り曲げられた金属で作られていてもよく、これによって、プル部材10は、同一の金属で、しかし、例えば巻回ワイヤー又はより薄い部材のような、より高い可撓性を実現する形で形成される。したがって、プル部材10はループ形の部材であり、及び、例えば、指の係合の容易性を得るように、形状決定及び/又は寸法決定されている。
【0032】
いずれにしても、上述したように、取付部材10.1は、典型的に、接着剤によって、溶接によって、リベットによって、又は、取付部材10.1が作動タブ22と一体状であるように折り曲げることによる作動タブ22の形成中に、本体18の間に作動タブ22の下方に、作動タブ22の端部22.3に取り付けられる。1つの例示的な実施形態では、取付部材10.1は、その中に端部22.3を受け入れるように形成及び/又は寸法決定されてもよい。しかし、この目的のために、部材10.1は、その中に端部22.3を受け入れるためのスロットを備えてもよい。取り付けの手段が何であっても、取付部材10.1は、プル部材10の取り外しを困難にする仕方で、少なくとも作動タブ22の端部22.3に対してプル部材10を効果的に固定するということを理解されたい。
【0033】
プル部材10が、その形成中に作動タブ22に取り付けられ、及び、その後に、クロージャー装置12の一部分を形成する際に作動タブ22を取り付けられてもよいが、プル部材10は、例えば、クロージャー装置12に対する取り付けの後でさえ、作動タブ22.1に遡及的に取り付けられてもよいということを理解されたい。
【0034】
組立時に、プル部材10が作動ブ22上に配置され、及び、上述した適切な手段によって作動タブ22に固定される。使用時には、そのクロージャー装置に作動的に取り付けられている装置9を伴うクロージャー装置12が缶14上に位置し、及び、ユーザーが缶の内容物に対する到達を望むと、ユーザーは、可撓性を有するループ形部材10.2の中に指を入れて、作動タブ22と本体18とに関連付けられている平面に対して横断方向に可撓性ループ形部材10.2を引っ張る。例えば、部材10.2は、矢印A(図1を参照されたい)の方向に上方に引っ張られる。
【0035】
上方に且つ矢印R(図2を参照されたい)に端部22.3を引っ張ることが、リベット22.1に位置している支点を中心として枢動の形態で第1の位置から第2の位置に作動タブ22が移動させられることを生じさせる。作動タブ22の移動によって得られる機械的な前進が、本体18に関連付けられている平面に対して横断方向に、矢印B(図1を参照されたい)に下方に作動タブ22の端部22.2を押し動かし、したがって、図2に示されている缶14に対する開口24を実現するために、刻み目付きの周縁部20.1に沿って区域20を本体18から切り離すように押し動かす。上述したように、区域20は、典型的には、缶14の中に区域20が放出されないように、少なくとも部分的に本体18に取り付けられている。
【0036】
添付図面の図5図9を参照すると、クロージャー装置112と、装置100と、上述した区域に概ね類似している区域120とを備える缶114が、本発明の例示的な一実施形態において示されている。
【0037】
本発明の分野の専門家は、缶14に関する上記説明が、図5図9の缶114の同様の構成要素に適用され、及び、その逆もまた同様であるということを理解するだろう。缶114は、缶14と概ね同様であるが、缶14とは1つの特定の点で異なり、装置100は、その作動タブ122の一体的に形成された構成要素として、主本体124を有するタブ122と、端部部分122.3に隣接して作動タブ122の主本体124に作動的に連結されているループ形のプル部材126とを備える。このために、装置100は、例えば金属のような同一の金属で作られており、及び、本明細書で開示する装置100の形に金属板から切断されて曲げられ/丸められる半加工素材から形成されている。
【0038】
プル部材126は、典型的には、作動タブ122、特にその硬質本体124よりも可撓性が大きく、及び、比較的に薄く且つ展延性がある。例示的な一実施形態では、部材126が硬質本体124に対して枢動する形態で移動可能であるように、プル部材126の一部分だけが、特にプル部材126と硬質本体124との間の交代(interchange)において、可撓性又は展延性を有する。
【0039】
特に、部材126は、図5図9に示されている第1の位置と、図6から図8に示されている第2の位置との間を、可撓的に移動可能であり、この第1の位置では、部材126は硬質本体124上に曲げられており、且つ、硬質本体124に関連した平面に対して概ね平行であり且つこの平面からわずかに間隔が開けられている平面内に位置しており、及び、第2の位置では、部材126は、硬質本体124に関連した平面に対して概ね横断方向にある平面内に位置している。
【0040】
形成時には、作動タブ122は、典型的には、金属板から半加工素材として切断されて、本明細書で説明する作動タブ122を形成するように、自動化された仕方で曲げられ/丸められる。作動タブ122は、ミシン目付きの周縁部を有する区域120に隣接してクロージャー116の本体118に少なくとも部分的にリベット122.1によって取り付けられている。
【0041】
例えば、飲料が、缶114によって画定されている円筒形空洞の内に位置しており、及び、クロージャーが、そのクロージャーの円周方向の周縁部において従来通りに缶114の開放端部に対して圧着されており、これによって、缶114の内容物を缶114内に気密的に密封する。
【0042】
使用時には、缶114を開封することを望むユーザーが、その装置100のループ126を掴み、及び、ループ126が可撓性を有するので、ユーザーは、部材126と硬質本体124との間の連結部を中心として矢印C(図5を参照されたい)の方向において第1の位置から第2の位置にループ126を容易に枢動させることが可能である。
【0043】
上述した仕方に類似した仕方で、指片が、部材126によって画定されたループ内に位置させられており、及び、作動タブ122が、第1の位置から、区域120が本体118から分離させられて図7から図9に示されている開口124を実現することを生じさせる第2の位置に、リベット122.1を中心として枢動の形態で移動させられることを生じさせるように、作動タブ122が上方に且つ矢印R(図7を参照されたい)の方向に引っ張られる。
【0044】
開封された後に、作動タブ22は、採用随意に、図8に示されているように第1の位置に戻るように枢動させられる。同様に、部材126は、採用随意に、図9に示されている第1の位置に戻るように枢動させられる。
【0045】
次に添付図面の図10図13を参照すると、これらの図では、好ましい例示的な実施形態による別の装置が、照合番号200で全体的に示されている。装置200は、図11に最も明瞭に見てとれるように、適切なリベット212によってクロージャー装置216に取り付けられている。このクロージャー装置216は、缶214を密封するように缶214に取り付けられている。図10図13に示されている本発明の例示的な実施形態が、図5図9に示されている本発明の例示的な実施形態の好ましい例示的な実施形態を示し、したがって、特に明記しない限り、上述の説明が図10図13に関して、この実施形態に当てはまるということが、本発明の分野の専門家にとって明らかだろう。
【0046】
装置100と装置200との間の相違点は、装置200が、曲がりやすい連結部材220を介して可撓性を有するように作動タブ222に対して一体状に取り付けられているループ形又はリング形のプル部材228を備えるということである。このようにして、プル部材226は、上述したように可撓性を有する形で、作動タブ222に対して相対的に第1の位置と第2の位置との間を枢動するだろう。さらに、作動タブ122とは異なる作動タブ222の形状及び/又は寸法とは別に、作動タブ222は、その作動タブ222の自由端部、例えば、プル部材226に連結されている端部222.4、反対側の端部222.3の付近において、作動タブ222の外縁部により高い構造的硬直性を与えるために、外縁隆起部又は肥大部分を画定してもよい。
【0047】
使用時には、装置200の使用は、上述した装置100の使用と概ね同じである。
【0048】
本明細書で説明した本発明は、飲料缶、特に本明細書で説明されているプルタブ(pull-tab)タイプの缶を開封する便利な方法を提供し、これによって、爪を傷つける可能性を低減し、且つ、缶を開封することが可能であるために外部の器具及び道具の必要性を取り除く。
なお、本発明の実施形態の態様として、以下に示すものがある。
[態様1]
容器を密封するために該容器に対して取り付け可能であるクロージャーであって、周縁部が脆弱化された区域又は部分的に周縁部が脆弱化された区域を有するクロージャーを備える密封可能な容器と共に使用するための容器開封装置であって、
前記区域に隣接して前記クロージャーに対して作動的に取り付け可能である作動タブであって、第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動が、前記区域の脆弱化された周縁部からの前記区域の剪断又は分離を生じさせ、これによって、使用時に、前記容器の内部に対する開口部を提供する作動タブと、
前記第1の位置と前記第2の位置との間における前記作動タブの作動を容易にするために、前記作動タブに取り付けられているか又は取り付け可能であるプル部材と、
を備える容器開封装置。
[態様2]
前記プル部材は前記作動タブと共に一体的に形成され、前記プル部材は、該プル部材が前記作動タブに対して概ね平行である第1の位置と、該プル部材が前記作動タブに対して概ね横断方向にある第2の位置との間を可撓的に移動可能である、態様1に記載の容器開封装置。
[態様3]
前記プル部材は1つ又は複数の適切な可撓性を有する連結部分を介して前記作動タブに取り付けられているループを備える、態様1又は2に記載の容器開封装置。
[態様4]
前記プル部材は前記作動タブと同一の材料で作られている、態様1~3の何れかに記載の容器開封装置。
[態様5]
前記容器開封装置は成形容易な金属材料の平らな板で作られている、態様1~4の何れかに記載の容器開封装置。
[態様6]
前記金属材料は、アルミニウム、錫、鉄、及び合金を含むグループから選択される態様5に記載の容器開封装置。
[態様7]
前記作動タブは、該作動タブの自由端部が前記区域に隣接して配置されているように、ヒンジ式連結部において前記クロージャーにヒンジ式に取り付け可能であり、
前記ヒンジ式連結部を中心とした前記第1の位置と前記第2の位置との間において枢動式に前記作動タブの移動が、前記作動タブの前記自由端部が前記区域に突き当たることを生じさせ、且つ、使用時における前記容器の内部への開口部を提供するように前記区域の脆弱化された周縁部からの前記区域の剪断又は分離を生じさせる、態様1~6の何れかに記載の容器開封装置。
[態様8]
前記作動タブは該作動タブ上のステーであり、前記作動タブは、前記区域の周縁部から前記区域を剪断するように作動した後に前記第1の位置に戻る、態様7に記載の容器開封装置。
[態様9]
前記クロージャーは第1の平面上に備えられ、前記作動タブは、概ね平らであり、且つ、第2の平面に沿って延び、前記作動タブが前記第1の位置にある時に、前記作動タブに関連した前記第2の平面が前記第1の平面に対して概ね平行であり、前記作動タブが前記第2の位置にある時に、前記作動タブに関連した前記第2の平面が前記第1の平面に対して概ね横断方向にある、態様7又は8に記載の容器開封装置。
[態様10]
前記プル部材は、前記第1の平面に対して横断方向に引っ張られるように構成されており、これによって、使用時に、前記ヒンジ式連結部を中心とした前記作動タブの前記第1の位置から前記第2の位置への枢動的に移動する、態様9に記載の容器開封装置。
[態様11]
前記プル部材は第3の平面内に備えられており、前記プル部材が前記第1の位置にある時に、前記プル部材に関連した前記第3の平面は、前記作動タブに関連した前記第2の平面に対して概ね平行であり、前記プル部材が前記第2の位置にある時に、前記プル部材に関連した前記第3の平面は、前記作動タブに関連した前記第2の平面に対して概ね横断方向にある、態様9又は10に記載の容器。
[態様12]
前記作動タブは前記区域に隣接して前記ヒンジ式連結部に取り付けられ、前記作動タブが前記第1の位置にある時に、前記作動タブの前記自由端部が前記区域の上方に配置される、態様7~11の何れかに記載の容器開封装置。
[態様13]
前記作動タブは前記プル部材より硬い材質である、態様1~12の何れかに記載の容器開封装置。
[態様14]
前記作動タブは、該作動タブの内部及び前記プル部材の一方又は両方に比べて、前記作動タブの周縁部に隣接するより硬質の平らなタブである、態様1~13の何れかに記載の容器開封装置。
[態様15]
前記プル部材の端部部分は上向き部分を備え、該上向き部分は前記プル部材の縦方向軸線から斜めに延びる、態様1~14の何れかに記載の容器開封装置。
[態様16]
前記プル部材は適切な取付部材によって前記作動タブに取り付け可能である、態様1~15の何れかに記載の容器開封装置。
[態様17]
前記取付部材は、接着剤、プレススタッド、相互連結部材のうちの1つ又は複数によって作動タブに取り付け可能である、態様16に記載の容器開封装置。
[態様18]
前記取付部材及び前記プル部材は、前記作動タブとは異なる材料で作られている、態様16又は17に記載の容器開封装置。
[態様19]
密封容器を提供するように適切な形態で容器の解放端部に取り付けるための容器クロージャー装置であって、
第1の平面内に備えられている平らな本体を有するクロージャーであって、該クロージャーの周縁部において前記容器の開放端部に取り付けられるように構成され、周縁部が脆弱化されている区域、又は少なくとも部分的に周縁部が脆弱化されている区域を確定するクロージャーと、
容器開封装置であって、前記区域に隣接して前記クロージャーに対して作動的に取り付け可能である作動タブであって、第1の位置と第2の位置との間における作動タブの作動が、前記区域の脆弱化された周縁部からの前記区域の剪断又は分離を生じさせ、これによって、使用時に、前記容器の内部に対する開口部を提供する作動タブと、
前記第1の位置と前記第2の位置との間における前記作動タブの作動を容易にするために、前記作動タブに取り付けられているか又は取り付け可能であるプル部材と、を有する容器開封装置と、
を備える、容器クロージャー装置。
[態様20]
前記プル部材は前記作動タブと共に一体的に形成され、前記プル部材は、該プル部材が前記作動タブに対して概ね平行である第1の位置と、該プル部材が前記作動タブに対して概ね横断方向にある第2の位置との間を可撓的に移動可能である、態様19に記載の容器クロージャー装置。
[態様21]
前記プル部材は1つ又は複数の適切な可撓性を有する連結部分を介して前記作動タブに取り付けられているループを備える、態様19又は20に記載の容器クロージャー装置。
[態様22]
前記プル部材は前記作動タブと同一の材料で作られている、態様19~21の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様23]
前記容器開封装置は成形容易な金属材料の平らな板で作られている、態様19~22の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様24]
前記金属材料は、アルミニウム、錫、鉄、及び合金を含むグループから選択される態様23に記載の容器クロージャー装置。
[態様25]
前記作動タブは、該作動タブの自由端部が前記区域に隣接して配置されているように、ヒンジ式連結部において前記クロージャーにヒンジ式に取り付け可能であり、
前記ヒンジ式連結部を中心とした前記第1の位置と前記第2の位置との間において枢動式に前記作動タブの移動が、前記作動タブの前記自由端部が前記区域に突き当たることを生じさせ、且つ、使用時における前記容器の内部への開口部を提供するように前記区域の脆弱化された周縁部からの前記区域の剪断又は分離を生じさせる、態様19~24の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様26]
前記作動タブは該作動タブ上のステーであり、前記作動タブは、前記区域の周縁部から前記区域を剪断するように作動した後に前記第1の位置に戻る、態様25に記載の容器クロージャー装置。
[態様27]
前記クロージャーは第1の平面上に備えられ、前記作動タブは、概ね平らであり、且つ、第2の平面に沿って延び、前記作動タブが前記第1の位置にある時に、前記作動タブに関連した前記第2の平面が前記第1の平面に対して概ね平行であり、前記作動タブが前記第2の位置にある時に、前記作動タブに関連した前記第2の平面が前記第1の平面に対して概ね横断方向にある、態様25又は26に記載の容器クロージャー装置。
[態様28]
前記プル部材は、前記第1の平面に対して横断方向に引っ張られるように構成されており、これによって、使用時に、前記ヒンジ式連結部を中心とした前記作動タブの前記第1の位置から前記第2の位置への枢動的に移動する、態様27に記載の容器クロージャー装置。
[態様29]
前記プル部材は第3の平面内に備えられており、前記プル部材が前記第1の位置にある時に、前記プル部材に関連した前記第3の平面は、前記作動タブに関連した前記第2の平面に対して概ね平行であり、前記プル部材が前記第2の位置にある時に、前記プル部材に関連した前記第3の平面は、前記作動タブに関連した前記第2の平面に対して概ね横断方向にある、態様27又は28に記載の容器クロージャー装置。
[態様30]
前記作動タブは前記区域に隣接して前記ヒンジ式連結部に取り付けられ、前記作動タブが前記第1の位置にある時に、前記作動タブの前記自由端部が前記区域の上方に配置される、態様25~29の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様31]
前記作動タブは前記プル部材より硬い材質である、態様19~30の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様32]
前記作動タブは、該作動タブの内部及び前記プル部材の一方又は両方に比べて、前記作動タブの周縁部に隣接するより硬質の平らなタブである、態様19~31の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様33]
前記プル部材の端部部分は上向き部分を備え、該上向き部分は前記プル部材の縦方向軸線から斜めに延びる、態様19~32の何れかに記載の容器クロージャー装置。
[態様34]
前記プル部材は適切な取付部材によって前記作動タブに取り付け可能である、態様19に記載の容器クロージャー装置。
[態様35]
前記取付部材は、接着剤、プレススタッド、相互連結部材のうちの1つ又は複数によって作動タブに取り付け可能である、態様34に記載の容器クロージャー装置。
[態様36]
前記取付部材及び前記プル部材は、前記作動タブとは異なる材料で作られている、態様34又は35に記載の容器クロージャー装置。
[態様37]
態様1~18の何れかに記載の容器開封装置を備える容器。
[態様38]
態様19~36の何れかに記載の容器クロージャー装置を備える容器。
[態様39]
密封可能な容器と共に使用する容器開封装置のための半加工素材であって、
前記容器開封装置は容器を密封するために該容器に取り付け可能であるクロージャーを有し、該クロージャーは、周縁部が脆弱化された区域、又は部分的周縁部が脆弱化された区域を有しており、
作動タブ部分と、可撓性を有する連結部によって前記作動タブ部分に連結されている一体状のプル部分と、を有する平らな本体を備える半加工素材。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13