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特許7242672洗浄効果をデモンストレーションするための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-10
(45)【発行日】2023-03-20
(54)【発明の名称】洗浄効果をデモンストレーションするための方法
(51)【国際特許分類】
   G01N 33/00 20060101AFI20230313BHJP
   A61K 8/34 20060101ALI20230313BHJP
   A61K 8/92 20060101ALI20230313BHJP
   A61K 8/89 20060101ALI20230313BHJP
   A61K 8/46 20060101ALI20230313BHJP
   A61K 8/44 20060101ALI20230313BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20230313BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20230313BHJP
   A61K 8/58 20060101ALI20230313BHJP
【FI】
G01N33/00 Z
A61K8/34
A61K8/92
A61K8/89
A61K8/46
A61K8/44
A61Q5/00
A61Q5/02
A61K8/58
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020530479
(86)(22)【出願日】2018-12-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-04-08
(86)【国際出願番号】 EP2018084085
(87)【国際公開番号】W WO2019134786
(87)【国際公開日】2019-07-11
【審査請求日】2021-10-11
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/000006
(32)【優先日】2018-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】18156285.1
(32)【優先日】2018-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】521042714
【氏名又は名称】ユニリーバー・アイピー・ホールディングス・ベスローテン・ヴェンノーツハップ
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100182132
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【弁理士】
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】マグワイア,スティーブン・ポール
(72)【発明者】
【氏名】アレンカスター,ジョセカ・サントス
【審査官】高田 亜希
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-193858(JP,A)
【文献】特開2017-057283(JP,A)
【文献】特表平06-506609(JP,A)
【文献】国際公開第92/018680(WO,A1)
【文献】国際公開第96/004399(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0144175(US,A1)
【文献】欧州特許出願公開第01302241(EP,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 33/00 -33/46
G01N 11/00 -13/04
G01N 15/00 -15/14
A61K 1/00 -90/00
A61Q 5/00 -5/02
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナルケア製品またはその成分の洗浄効果をデモンストレーションするための方法であって、前記方法は、
(i)ガスがその細孔を通過することができる多孔性物質の第1の部分を選択する工程であって、前記多孔性物質は、前記ガスの供給源に接続され、及び、前記供給源が前記細孔から流出して気泡を発生させる前記ガスを放出する間、前記多孔性物質は液体に浸される、該工程;
(ii)前記多孔性物質の前記第1の部分を汚染物質で処理する工程;
(iii)前記多孔性物質の前記第1の部分をパーソナルケア製品またはその成分で処理する工程
を含み、
前記多孔性物質の第2の部分が、前記工程(i)で選択され;前記第2の部分もまた、工程(ii)において汚染物質で処理され;及び、前記第2の部分が、工程(iii)において比較製品またはプラセボ製品で処理され、
前記方法が、前記工程(iii)の後に、未処理の物質に対する前記第1の部分の変化、および/または処理された前記第2の部分に対する処理された前記第1の部分の変化を評価する工程iv)を含み、前記変化は前記多孔性物質から放出される気泡の量である、
該方法。
【請求項2】
前記多孔性物質がエアストーンである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記工程(i)における前記ガスが空気である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記工程(i)における前記液体が水溶性ある、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記汚染物質が、汚れ、グリースまたはその成分含む、請求項1~4のいずれか1に記載の方法。
【請求項6】
前記工程(iii)において、前記多孔性物質の前記第1の部分が、前記パーソナルケア製品の成分を含む水溶性液体で処理される、請求項1~5のいずれか1に記載の方法。
【請求項7】
前記パーソナルケア製品の成分が、界面活性剤、多価アルコール、脂肪物質、シリコーン油、フケ防止剤またはそれらの混合物含む、請求項1~6のいずれか1に記載の方法。
【請求項8】
前記界面活性剤が、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタインまたはそれらの組み合わせ含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記処理工程(iii)の継続時間が1秒~2時間ある、請求項1~8のいずれか1に記載の方法。
【請求項10】
デモンストレーションの画像をキャプチャおよび/またはビデオを撮影し、画像および/またはビデオを格納および/または送信するステップをさらに含み、前記画像および/またはビデオが1つ以上の可視ディスプレイユニットに表示するために送信され得る、請求項1~9のいずれか1に記載の方法。
【請求項11】
前記パーソナルケア製品がヘアケア製品ある、請求項1~10のいずれか1に記載の方法。
【請求項12】
デモンストレーションの画像をキャプチャし、および/またはビデオを撮影し、それを記録可能な媒体に格納するステップをさらに含む、請求項1~11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
パーソナルケア製品またはその成分の洗浄効果をデモンストレーションするために可視表示ディスプレイユニットに画像および/またはビデオを表示する方法であって、前記画像および/またはビデオが以下の工程:
(i)ガスがその細孔を通過することができる多孔性物質の第1の部分を選択する工程であって、前記多孔性物質は、前記ガスの供給源に接続され、及び、前記供給源が前記細孔から流出して気泡を発生させる前記ガスを放出する間、前記多孔性物質は液体に浸される、該工程;
(ii)前記多孔性物質の前記第1の部分を汚染物質で処理する工程;
(iii)前記多孔性物質の前記第1の部分をパーソナルケア製品またはその成分で処理する工程
を表示し、
前記多孔性物質の第2の部分が、前記工程(i)で選択され;前記第2の部分もまた、工程(ii)において汚染物質で処理され;及び、前記第2の部分が、工程(iii)において比較製品またはプラセボ製品で処理され、
前記方法が、前記工程(iii)の後に、未処理の物質に対する前記第1の部分の変化、および/または処理された前記第2の部分に対する処理された前記第1の部分の変化を評価する工程(iv)を含み、前記変化は前記多孔性物質から放出される気泡の量である、
該方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルケア製品またはその成分の洗浄効果をデモンストレーションするための方法に関する。詳細には、当該方法は、ガスがその細孔を通過することができる多孔性物質の第1の部分を選択すること、前記物質の前記第1の部分を汚染物質で処理すること、次いで、前記物質の前記第1の部分をパーソナルケア製品またはその成分で処理すること、及び前記物質の前記第1の部分から放出された気泡を観察することを含む。
【背景技術】
【0002】
パーソナルケア製品は、肌や髪の状態を改善するように設計されている。 例えば、1つまたは複数のクレンジング界面活性剤を含むヘアケア組成物は、当技術分野において、毛髪および/または頭皮にクレンジング効果をもたらすことが知られている。しかし、残念ながら、そのような製品の利点はユーザーによってすぐに認識されない可能性があり、実際には、消費者が認識できる利点を得るために何時間または何日もの繰り返し適用を要する場合がある。
【0003】
皮膚(頭皮を含む)または髪の洗浄性のin vivoおよびin vitroにおける機器測定は、多くの場合複雑であり、および/または高価な実験装置を必要とする。さらに、そのような測定の結果は、しばしば、素人が理解するのが難しく、または少なくとも期待される製品の有効性に関連する数値パラメーターとなることがある。
【0004】
欧州特許公開EP1302241A2は、布地ケア組成物またはその成分である流体を評価する方法を開示するが、この方法は、複数の試験領域を含む布地の試験シートを提供し、同時に試験領域を流体と接触させることを含む。
【0005】
国際公開WO94/11721は、フィルターの欠陥を検出するための超音波検出装置を開示している。この装置は、湿ったフィルターで動作し、ハウジングを含む。接液フィルターは、ハウジングを入口側と出口側に分割する。標準の順流試験装置によって、入口側と出口側の両方にガスを充填することができる。接液フィルターの近くにマイクロフォンが配置されている。マイクロフォンは、入口側の圧力が増加した結果として、チャンバー内(入口側、出口側、入口管、または出口管の任意の組み合わせ)で生成された音響信号を受信する。また、フィルターに欠陥があるかどうかを決定するため、マイクロフォンによって受信された音響信号を分析する信号処理装置が含まれている。この発明は、フィルターに欠陥があるかどうかを判定するための複数の方法を含む。1の方法として、テストハウジングに湿潤フィルターを配置して、テストハウジングを入口側と出口側に分け、入口側をガスで加圧し、ガス流と出口側の音量の両方を測定し、それによりフィルターに欠陥があるかどうかを確認するステップを含むことができる。
【0006】
Stan Hauterらの「古いエアストーンを洗浄および活性化する方法:水族館のエアストーンを活性化するための推奨方法」(XP055500437)は、エアストーンを洗浄および活性化してその効果を回復する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】欧州特許公開EP1302241A2
【文献】国際公開WO94/11721
【非特許文献】
【0008】
【文献】Stan Hauterら、「古いエアストーンを洗浄および活性化する方法:水族館のエアストーンを活性化するための推奨方法」、XP055500437
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
それゆえ、本発明者らは、パーソナルケア製品の洗浄効果を実証することができるが、専門的な装置を必要とせず、かつ/または消費者の利益に容易に関連する方法を提供する必要性が存在すると認識している。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の態様において、本発明は、パーソナルケア製品またはその成分の洗浄効果をデモンストレーションするための方法であって、前記方法は、(i)ガスがその細孔を通過することができる多孔性物質の第1の部分を選択する工程であって、前記多孔性物質は、前記ガスの供給源に接続され、及び、前記供給源が前記細孔から流出して気泡を発生させる前記ガスを放出する間、前記多孔性物質は液体に浸される、該工程;(ii)前記多孔性物質の前記第1の部分を汚染物質で処理する工程; (iii)前記多孔性物質の前記第1の部分をパーソナルケア製品またはその成分で処理する工程を含み、 前記多孔性物質の第2の部分が、前記工程(i)で選択され;前記第2の部分もまた、工程(ii)において汚染物質で処理され;及び、前記第2の部分が、工程(iii)において比較製品またはプラセボ製品で処理され、前記方法が、前記工程(iii)の後に、未処理の物質に対する前記第1の部分の変化、および/または処理された前記第2の部分に対する処理された前記第1の部分の変化を評価する工程iv)を含み、前記変化は前記多孔性物質から放出される気泡の量である、該方法に関する。
【0011】
本発明に関する他の全ての態様は、以下の詳細な説明および実施例を考慮することで、より容易に理解することができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書において、材料または反応条件、材料の物理的特性および/または使用の量を示す全ての数字は、実施例または特に明示されている場合を除き、「約」という語によって修飾されると理解され得る場合がある。
【0013】
特に明記しない限り、すべての量は最終的なオーラルケア組成物の重量による。値の範囲を指定する場合、特定の上限値を特定の下限値に関連付けることができると理解される。
【0014】
誤解を避けるために、「含む(comprising)」という用語は「含む(including)」を意味することを意図しており、必ずしも「のみからなる(consisting of)」または「のみから構成されている(composed of)」という意味と解されるべきではない。言い換えると、記載されている工程または選択肢は、網羅的である必要はない。
【0015】
本明細書で記載される本発明の開示は、請求項が多項従属または重複なく記載されるかどうかにかかわらず、互いに多項従属しているものとして請求項に規定される全ての実施形態をカバーすると認識されるべきである。
【0016】
本発明の方法は、ガスがその細孔を通過することができる多孔性物質の第1の部分を選択する工程(i)を含み、当該多孔性物質は、前記ガスの供給源に接続され、液体中に浸漬される。そして、当該供給源は、前記細孔から流出して気泡を生成させる前記ガスを放出する。本明細書で用いられる「多孔性物質」とは、ガスが通過することを可能にし得る表面の細孔および/または本体中の空隙を有する任意の物質を意味する。好ましくは、多孔性物質は固体である。本明細書で使用する「固体」とは、周囲環境(25℃および大気圧)における状態を意味する。
多孔性物質は、ガスがその細孔を通過することを可能にすることができる。本明細書で使用される「ガス(気体)」とは、周囲環境(25℃および大気圧)での状態を意味する。 ガスは、単体ガスであっても、空気のような様々な単体ガスを含むガス混合物であってもよい。好ましくは、ガスは空気である。
【0017】
典型的には、多孔性物質は、泡用のディフューザー、より好ましくはバブラー、最も好ましくはエアストーンである。通常、多孔性物質は、バスウッド、シルバーバーチ、オークまたはライムウッドなどの細かい直線の多孔性木目を持つ硬い木材;セラミック、鉱物類、プラスチック、軽石などの天然多孔性石、またはガラスビーズを結合して小さな円筒形にした材料などで構成され、種々のサイズの気泡を放出するように設計された物質である。
【0018】
多孔性物質は、液体に浸され、好ましくは、当該液体は、水槽などまたはビーカーのような特殊な構造の容器中に保持される。好ましくは、液体は、水または水溶液を含む水溶性液体であることができ、好ましくは水である。脱イオン水を使用することが好ましい。ミネラルカチオンを含む水も使用することができる。液体は、好ましくは、液体全体の1.5重量%を超える、より好ましくは5重量%を超える、さらに好ましくは10重量%を超える、最も好ましくは20~100重量%の水を含む。
【0019】
多孔性物質は、特定の長さの管によってガス供給源に接続され、当該ガス供給源は、前記管を通してガスを放出し、多孔性物質の細孔から流れ出て、気泡を生成する。 好ましくは、ガス供給源は空気ポンプである。
【0020】
本発明における多孔性物質は、異なるサイズおよび形状であることができる。当該物質は、円筒形、球形、円盤形、小板形、立方体形、または不規則な形状であってもよい。多孔性物質の第1の部分はあまり小さすぎてはならない。特に、最初の部分は肉眼で見える必要がある。多孔性物質の第1の部分の直径は、好ましくは0.5mmから1m、より好ましくは1mmから60cm、さらに好ましくは5mmから30cm、最も好ましくは1cmから10cmであり、それらに含まれる全ての範囲を含む。本明細書において「直径」とは、多孔性物質の第1の部分における測定可能な最大距離またはリーディング寸法(leading dimension)を意味する。
【0021】
微細な気泡を生成するために、多孔性物質は、好ましくは10nm~2mm、より好ましくは100nm~500ミクロン、さらに好ましくは500nm~200ミクロン、最も好ましくは1ミクロン~100ミクロンの細孔サイズを有し、それらに含まれる全ての範囲を含む。「細孔サイズ」は、仮に明確に定義された球状が生成されない場合には、細孔の測定可能な最大距離を意味する かかる細孔サイズは、例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)によって測定することができる。
【0022】
本発明の方法は、多孔性物質の第1の部分を汚染物質で処理するステップ(ii)を含む。
本明細書で用いられる汚染物質とは、汚れ、グリースまたはそれらの成分を意味する。特に、毛髪や皮膚に付着したり、皮膚の毛穴を詰まらせたりする可能性のあるものを含む。本発明で使用され得る汚染物質の種類について、例示的であるが非限定的な例には、例えば、以下に記載のものが含まれる。
【0023】
45℃以上、好ましくは55℃以上の融点を持つ高融点オイルであるワックス。 好ましいワックスは、室温で固体である脂肪アルコールおよび脂肪酸を含み、特に好ましいのは、パラフィンワックス、トリグリセリドまたはそれらの混合物である。 微結晶ワックスおよびミツロウが最も好ましい。
【0024】
本明細書で使用される粘土は、1つ以上の粘土鉱物と、微量の金属酸化物および有機物を含む。例えば、一次カオリン、ベントナイト、チャイナクレー、ラポナイト、ヘクトライトを含む。粘土は、疎水的に修飾されていてもよく、例えば、ステラルコニウムヘクトライト、クオタニウム‐18ベントナイト、クオタニウム‐18ヘクトライト、ジステアルジモニウムヘクトライト、それらの誘導体または混合物であることができる。
【0025】
天然油は、好ましくは、1、2、または3つのオレフィン結合を含む不飽和カルボン酸のトリグリセリドを含む。好ましくは、トリグリセリドの一部である1、2、または3つのオレフィン結合を含む不飽和カルボン酸は、14~22個の炭素原子を含む。より好ましくは、当該トリグリセリドは、16~20個の炭素原子を含む不飽和カルボン酸のトリグリセリドである。最も好ましくは、当該トリグリセリドは、18個の炭素原子を含む不飽和カルボン酸のトリグリセリドである。好ましくは、天然油はヒマワリ種子油を含む。
【0026】
或いは、毛髪または皮膚に沈着する、および/または皮膚の毛穴に閉じ込められる他の成分を含んでもよい。
【0027】
好ましくは、汚染物質は、ヘアスタイリングワックスなどのスタイリング製品の形態である。
【0028】
処理工程(ii)は、少なくとも前記第1の部分を汚染物質と接触させることを含む。当該接触は、例えば、汚染物質を第1の部分の少なくとも1つの表面上に散布することを含み得る。好ましくは、処理工程(ii)は、以下のステップを含む。(a)前記液体から前記第1の部分を取り出すこと;(b)前記第1の部分を前記汚染物質で処理すること;(c)前記第1の部分を前記液体に戻すこと。
【0029】
処理工程(ii)の継続時間は、汚染物質を前記物質に塗布し始めてから工程(iii)を開始するまでの時間を意味し、好ましくは1秒~24時間である。しかしながら、本発明の方法は、例えば、店内および/または販売時点など、製品効力の迅速なデモンストレーションが望まれる状況に特に適している場合がある。したがって、当該処理工程の継続時間は、1秒から2時間が好ましく、より好ましくは5秒から1時間、さらに好ましくはさらに10秒から10分、最も好ましくは30秒から5分である。
【0030】
本発明の方法は、多孔性物質の第1の部分をパーソナルケア製品またはその成分で処理する工程(iii)を含む。
【0031】
当該パーソナルケア製品は、好ましくは、毛髪および/または皮膚への適用を意図し、それらの状態を改善することを目的とする製品である。特に、当該パーソナルケア製品は、好ましくは、クレンジング、バリア機能、保湿性、フケ防止およびそれらの組み合わせから選択される髪および/または皮膚の状態を改善することを目的とする。 好ましくは、当該製品は、ヘアケア製品、特に頭皮の状態を改善することを意図したヘアケア製品である。 当該製品は、主に、洗い流しまたはリーブオン組成物、好ましくはシャンプーのような洗い流し組成物において、個体の頭皮および/または少なくとも髪の一部への局所適用を意図している。
【0032】
処理工程(iii)は、第1の部分を前記製品または成分と接触させることを少なくとも含む。当該接触は、例えば、第1の部分の少なくとも1つの表面上に製品または成分を散布することを含み得る。追加または代替として、当該接触は、製品または成分を含む液体に第1の部分を浸すことを含むことができる。当該処理はまた、製品または成分との接触に続いて第1の部分をすすぐことを含み得る。
【0033】
好ましくは、処理工程(iii)は、以下のステップを含む。(d)前記液体から前記第1の部分を取り出すこと;(e)前記パーソナルケア製品またはその成分で前記第1の部分を処理すること;(f)前記第1の部分を前記液体に戻すこと。
【0034】
別の実施形態では、前記第1の部分は、工程(iii)でパーソナルケア製品の成分で処理される。製品全体ではなく成分で部分を処理すると、たとえば、成分を製品よりも高濃度でその部分に適用したり、製品全体を適用した場合とは異なる方法で適用したりすることができる。したがって、当該成分の洗浄効果は、同じことが短時間で示されるように強化することができる。好ましくは、前記物質の第1の部分は、成分を含む水溶性液体で処理される。より好ましくは、水溶性液体の重量による成分の濃度は、パーソナルケア製品の重量による成分の濃度よりも高い。例えば、水溶性液体体の重量による成分の濃度は、パーソナルケア製品の重量による成分の濃度の少なくとも2倍、より好ましくは少なくとも3倍、さらに好ましくは少なくとも5倍、最も好ましくは少なくとも10倍であってよい。
【0035】
前記成分は何らかの方法で製品に関連付けられる必要がある。「関連付けられる」とは、本発明の方法が、好ましくは、当該成分を製品の添加物として特定するステップを含むことを意味する。例えば、本発明の方法は、工程(i)の前に、評価対象のパーソナルケア製品の構成成分を選択するステップを含み得る。さらに、付加的にまたは代替的に、本発明の方法は、テキスト、ビデオ、オーディオなどの印(indicia)を通して、パーソナルケア製品の添加物としての成分を通信するステップを含み得る。
【0036】
前記成分は、クレンジング、バリア機能、保湿性、フケ防止およびそれらの組み合わせを提供することができる成分から選択されることができる。例えば、当該成分は、好ましくは、界面活性剤、多価アルコール、脂肪物質(油、脂肪アルコール、脂肪酸および/または石鹸など)、シリコーン油、フケ防止剤またはそれらの混合物であるか、または少なくともそれらを含む。最も好ましくは、当該成分は界面活性剤を含む。
【0037】
好ましい界面活性剤は、クレンジング界面活性剤であるか、またはそれを含むものである。好ましくは、クレンジング界面活性剤はアニオン性界面活性剤である。 好適なアニオン性クレンジング界面活性剤の例は、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、アルカリルスルホネート、アルカノイルイセチオネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホサクシネート、アルキルエーテルスルホサクシネート、N-アルキルサルコシネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルカルボン酸、およびそれらの塩である。特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウムおよびモノ-、ジ-およびトリエタノールアミン塩であることができる。アルキル基およびアシル基は、一般に、8~18個、好ましくは10~16個の炭素原子を含み、不飽和であってもよい。アルキルエーテルサルフェート、アルキルエーテルスルホスクシネート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボン酸およびそれらの塩は、1分子あたり1~20個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位を含み得る。
【0038】
本発明で使用する典型的なアニオン性クレンジング界面活性剤には、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸コハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸およびN-ラウリルサルコシン酸ナトリウムが含まれる。好ましいアニオン性界面活性剤は、硫酸アルキルおよび硫酸アルキルエーテルである。これらの材料は、それぞれの式ROSOMおよびRO(CO)SOMを有し、ここで、Rは炭素数8~18のアルキルまたはアルケニルであり、xは約1~約10の値を持つ整数、Mは、アンモニウム、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン、ナトリウムやカリウムなどの一価金属、マグネシウムやカルシウムなどの多価金属カチオンなどのカチオンである。最も好ましくは、Rは、分枝鎖ではなく直鎖の12~14個の炭素原子を有する。好ましいアニオン性クレンジング界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウムおよびラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(ここで、nは1~3である)から選択され、より好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(式中、nは1~3である)。
【0039】
前記成分はまた、両性および双性イオン性界面活性剤などの共界面活性剤を含んでもよい。例示的であるが非限定的な例には、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタミン、アシルタウリン酸塩およびアシルグルタミン酸塩が含まれる。アルキルおよびアシル基は、8~19個の炭素原子を有する。本発明で用いられる典型的な両性および双性イオン性界面活性剤には、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン、コカミドMEAおよびココアンホ酢酸ナトリウムが含まれる。 好ましくは、共界面活性剤はコカミドプロピルベタインである。
【0040】
特に好ましい実施形態では、前記成分は、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタインまたはそれらの組み合わせ、好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウムとコカミドプロピルベタインの組み合わせを含む。
【0041】
好ましい多価アルコールには、ポリアルキレングリコール、より好ましくはアルキレンポリオールおよびそれらの誘導体、例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールおよびそれらの誘導体、ソルビトール、ヒドロキシプロピルソルビトール、ヘキシレングリコール、1,3-ブチレングリコール、イソプレングリコール、1,2,6-ヘキサントリオール、グリセロール、エトキシル化グリセロール、プロポキシル化グリセロールおよびそれらの混合物が含まれる。最も好ましくは、グリセロール(グリセリンとしても知られている)である。
【0042】
シリコーン油は、揮発性と不揮発性の種類に分けることができる。本明細書における「揮発性」という用語は、周囲温度(25℃)で測定可能な蒸気圧を有する材料を指す。揮発性シリコーン油は、好ましくは、3~9個、好ましくは4~5個のケイ素原子を含有する環状(シクロメチコン)または線状ポリジメチルシロキサンから選択される。
【0043】
皮膚軟化剤材料として有用な不揮発性シリコーン油には、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサンおよびポリエーテルシロキサンコポリマーが含まれる。本明細書で有用な本質的に不揮発性のポリアルキルシロキサンには、例えば、25℃で約5×10-6から0.1m/sの粘度を有するポリジメチルシロキサンが含まれる。本組成物において有用な好ましい非揮発性皮膚軟化剤は、25℃で約1×10-5から約4×10-4/sの粘度を有するポリジメチルシロキサンである。
【0044】
オルガノポリシロキサンクロスポリマーを用いることもできる。これらの材料の代表例は、ジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーおよびラウリルジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマーであって、ダウコーニング(9040、9041、9045、9506、9509)、ゼネラルエレクトリック(SFE 839)、信越(KSG-15、16および 18 [ジメチコーン/フェニルビニルジメチコーンクロスポリマー])、およびGrant Industries(Gransilブランドの材料)を含む種々の提供元から市販されているもの、及び、信越から市販されているラウリルジメチコーン/ビニルジメチコーンクロスポリマー(例:KSG-31、KSG-32、KSG-41、KSG-42、 KSG-43およびKSG-44)である。
【0045】
脂肪物質の具体例には、ステアリルアルコール、モノリシノール酸グリセリル、ミンク油、セチルアルコール、イソステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸、パルミチン酸イソブチル、ステアリン酸イソセチル、オレイルアルコール、ラウリン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、オクタデカン-2-オール、イソセチルアルコール、エイコサニルアルコール、ベヘニルアルコール、パルミチン酸セチル、セバシン酸ジ-n-ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ポリエチレングリコール、トリエチレングリコール、ラノリン、カカオバター、コーン油、綿実油、オリーブ油、 パーム核油、菜種油、ベニバナ種子油、月見草油、大豆油、ヒマワリ種子油、アボカド油、ゴマ油、ココナッツ油、落花生油、ヒマシ油、アセチル化ラノリンアルコール、ワセリン、鉱油、ブチル ミリスチン酸塩、イソステアリン酸、パルミチン酸、リノール酸イソプロピル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、およびそれらの混合物が含まれる。
【0046】
適切な抗ふけ剤は、アゾールベースの抗真菌剤、ピロクトンオラミン、金属ピリチオン塩、硫化セレンまたはそれらの混合物、好ましくはアゾールベースの抗真菌剤、金属ピリチオン塩、ピロクトンオラミンまたはそれらの混合物から選択される化合物が含まれる。好ましいアゾールベースの抗真菌剤は、ケトコナゾールおよびクリンバゾールである。好ましい金属ピリチオン塩は、亜鉛、銅、銀およびジルコニウムピリチオンである。最も好ましくは、フケ防止剤は、ピリチオン亜鉛、クリンバゾール、ピロクトンオラミンまたはそれらの混合物を含む。
【0047】
処理工程(iii)の継続時間は、好ましくは1秒から24時間の間である。しかしながら、この方法は、例えば、店内および/または販売時点など、製品効力の迅速な実証が望まれる状況に特に適している場合がある。したがって、当該処理工程の継続時間は、1秒から2時間が好ましく、より好ましくは5秒から1時間、さらに好ましくはさらに10秒から10分、最も好ましくは30秒から5分である。
【0048】
本発明の方法は、工程(iii)に続いて、試験された第1の部分の少なくとも1つの属性を評価する工程(iv)を含む。最も好ましくは、当該属性は肉眼で直接観察することにより評価される。追加的または代替的に、当該属性は、100倍以下、好ましくは10倍未満の倍率で画像および/またはビデオを撮ることによって評価される。
【0049】
本発明の方法は、比較製品またはプラセボ製品と比較してパーソナルケア製品または成分のクレンジング効果を評価するために使用される場合に特に有効である。したがって、本発明の方法は、工程(i)で前記物質の第2の部分を選択すること;工程(ii)で前記第2の部分を汚染物質で処理すること; 工程(iii)で前記第2部分を比較製品またはプラセボ製品で処理することを含む。
【0050】
前記第2の部分は、例えば、前記多孔性物質の種類ならびに長さおよび孔径に関して、第1の部分と実質的に同一であるべきでことができる。
【0051】
本明細書における「比較製品またはプラセボ製品」は、試験されるパーソナルケア製品または成分のレベルよりも低いレベルの成分を有するか、当該成分を含まない製品を意味する。比較製品は、試験されるパーソナルケア製品または成分とは異なる任意の組成物であり得る。しかしながら、比較製品またはプラセボ製品の重量による前記成分の濃度は、試験するパーソナルケア製品または成分における成分濃度に対して半分(1/2)以下、より好ましくは1/4(1/4)、最も好ましくは1/10(1/10)であることが好ましい。
【0052】
工程(iv)で評価される属性は、未処理の物品に対する、および/または処理された第2の部分に対する、処理された第1の部分の変化である。当該変化は、多孔性物質から放出される気泡の量である。多孔性物質から放出された気泡の量は、物品の細孔の清浄度の視覚的な手掛かりを提供する指標として機能する。
【0053】
一実施形態では、本発明の方法は、デモンストレーションの画像をキャプチャし、および/またはビデオを撮影するステップと、画像および/またはビデオを格納および/または送信するステップとを含む。画像および/またはビデオは、例えば、CD、フラッシュドライブまたは他のコンピュータ可読メモリなどの記録可能な媒体に格納され得る。画像および/またはビデオは、例えば、1つまたは複数の可視ディスプレイユニット上に表示するために送信されてもよい。適切な可視ディスプレイユニットには、例えば、モニター、TV画面、および/またはモバイルデバイス画面が含まれる。
【0054】
追加的にまたは代替的に、本発明の方法は、デモンストレーションの画像および/またはビデオを撮影し、それを記録可能な媒体に格納するステップをさらに含む。
【0055】
追加または代替として、本発明は、パーソナルケア製品またはその成分の洗浄効果をデモンストレーションするために可視ディスプレイユニットに画像および/またはビデオを表示する方法に関し、当該画像および/またはビデオは以下の工程:
(i)ガスがその細孔を通過することができる多孔性物質の第1の部分を選択する工程であって、前記多孔性物質は、前記ガスの供給源に接続され、及び、前記供給源が前記細孔から流出して気泡を発生させる前記ガスを放出する間、前記多孔性物質は液体に浸される、該工程;
(ii)前記多孔性物質の前記第1の部分を汚染物質で処理する工程;
(iii)前記多孔性物質の前記第1の部分をパーソナルケア製品またはその成分で処理する工程
を表示し、
前記多孔性物質の第2の部分が、前記工程(i)で選択され;前記第2の部分もまた、工程(ii)において汚染物質で処理され;及び、前記第2の部分が、工程(iii)において比較製品またはプラセボ製品で処理され、
前記方法が、前記工程(iii)の後に、未処理の物質に対する前記第1の部分の変化、および/または処理された前記第2の部分に対する処理された前記第1の部分の変化を評価する工程(iv)を含み、前記変化は前記多孔性物質から放出される気泡の量である。
【実施例
【0056】
以下の実施例は、本発明の理解を容易にするために提供されるが、当該実施例は、特許請求の範囲を限定するものではない。
【0057】
実施例1
この実施例では、シャンプー組成物の洗浄効果をデモンストレーションした。組成物は、表1に詳述された処方に従って調製された。すべての成分は、全処方の重量パーセントによって示され、および活性成分のレベルとして表される。
【表1】
【0058】
方法
比較製品は、シリコーン、亜鉛ピリチオン、炭酸亜鉛、ラウレス硫酸ナトリウム、コカミドMEAを含む、優れたクレンジング効果があるとされているHead&Shoulders(登録商標)シャンプーを用いた。
【0059】
2つの同一のエアストーンを特定の長さの管によってエアポンプに接続し、管を介して空気を送り出し、エアストーンから空気を排出し、水中で気泡生成をさせた。エアストーンをそれぞれ1.5gのヘアスタイリングワックスで処理し、均一に広げ30分間放置しました。
【0060】
シャンプーと水の重量比が1:15の溶液が入った小さなボトルにエアストーンを入れ、1分間振とうし、流水でさらに1分間すすいだ。次に、エアストーンを水で満たされたビーカーに入れ、気泡の発生を観察した。
【0061】
結果
試験サンプルで処理されたエアストーンは依然として水中に多くの気泡を放出することが観察された。これはエアストーンが深く浄化されており、きれいであることを示している。対照的に、比較製品で処理されたエアストーンは気泡をほとんど放出しなかった。これは、エアストーンがヘアスタイリングワックスでまだ覆われており、細孔が広範囲に詰まっていたことを示している。