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特許7243004スマート音声デバイスによるデータ分析方法、デバイス、プログラム及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】スマート音声デバイスによるデータ分析方法、デバイス、プログラム及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0203 20230101AFI20230314BHJP
【FI】
G06Q30/0203
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2020150846
(22)【出願日】2020-09-08
(65)【公開番号】P2021136003
(43)【公開日】2021-09-13
【審査請求日】2020-09-08
(31)【優先権主張番号】2020101125616
(32)【優先日】2020-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】521235408
【氏名又は名称】シャンハイ シャオドゥ テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ウェンユ
(72)【発明者】
【氏名】ウ、リアンチェン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、レイ
【審査官】加内 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-009157(JP,A)
【文献】特開2017-211932(JP,A)
【文献】特開2020-016696(JP,A)
【文献】特許第6651162(JP,B1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0102783(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0060587(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スマート音声デバイスによるデータ分析方法であって、
前記スマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集し、
クラウドがユーザデータと前記店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うように、前記スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、前記ユーザデータと前記店舗の識別情報とを前記クラウドにアップロードする、ことを含み、
スマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集することは、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入るユーザの質問情報を採集することと、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報を採集することとの少なくとも一つを含み、
前記コードをスキャンしてフォローするユーザとは、ディスプレイ上のQRコードをスキャンして店舗の公式アカウントをフォローするユーザである、
スマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項2】
前記スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、前記クラウドにユーザデータと前記店舗の識別情報とをアップロードすることは、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入るユーザの質問情報に基づいて、前記クラウドに前記ユーザの質問情報と前記店舗の識別情報とをアップロードすることと、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報に基づいて、前記クラウドにコードをスキャンしてフォローする前記ユーザの識別情報と、前記店舗の識別情報とをアップロードすることと、の少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項3】
スマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集することは、
前記スマート音声デバイスが、カメラを介して前記店舗に入るユーザの入店時間を採集することと、
前記スマート音声デバイスが、カメラを介して前記店舗に入り且つ前記カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、前記陳列棚の識別情報とを採集することと、
前記スマート音声デバイスが、カメラを介して前記店舗に入るユーザが前記カメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、及び前記陳列棚の識別情報を採集することと、の少なくとも一つをさらに含む、
請求項1又は2に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項4】
前記スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、前記クラウドにユーザデータと前記店舗の識別情報とをアップロードすることは、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入る前記ユーザの入店時間に基づいて、前記クラウドに前記ユーザの入店時間と前記店舗の識別情報とをアップロードすることと、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入り且つ前記カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、前記陳列棚の識別情報とに基づいて、前記クラウドに前記カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報アップロードすることと、
前記スマート音声デバイスが、前記店舗に入るユーザが前記カメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報及び前記陳列棚の識別情報に基づいて、前記クラウドに前記ユーザが前記カメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報をアップロードすることと、の少なくとも一つをさらに含む、
請求項3に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項5】
スマート音声デバイスによるデータ分析方法であって、
クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信し、前記ユーザデータは、前記スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものであり、
前記クラウドが、前記ユーザデータと、前記店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行う、ことを含み、
前記クラウドが前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信することは、
前記クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの質問情報と、前記店舗の識別情報とを受信することと、
前記クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされる、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と前記店舗の識別情報とを受信することと、の少なくとも1つを含む、
スマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項6】
前記クラウドが、前記ユーザデータと前記店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行うことは、
前記クラウドが、前記ユーザの質問情報と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの質問分布情報を分析することと、
前記クラウドが、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入る、コードをスキャンしてフォローするユーザ数を統計することと、の少なくとも一つを含む、
請求項に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項7】
前記クラウドが前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信することは、
前記クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの性別及び/又は年齢を受信するとともに、前記店舗の識別情報を受信することと、
前記クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの入店時間と、前記店舗の識別情報とを受信することと、
前記クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされる、カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報を受信することと、
前記クラウドが、前記スマート音声デバイスによってアップロードされる、ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報を受信することと、の少なくとも1つをさらに含む、
請求項5又は6に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項8】
前記クラウドが、前記ユーザデータと前記店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行うことは、
前記クラウドが、前記ユーザの性別と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの性別分布情報を分析することと、
前記クラウドが、前記ユーザの年齢と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの年齢分布情報を分析することと、
前記クラウドが、前記ユーザの入店時間と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの入店分布情報を分析することと、
前記クラウドが、カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報、及び前記店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に前記カメラによって監視される前記陳列棚を通過するユーザ数を分析することと、
前記クラウドが、前記ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に前記陳列棚の前に立ち止まったユーザ数を分析し、前記滞留期間が所定時間の閾値よりも大きいと、対応する前記ユーザが立ち止まり状態であると確定することと、の少なくとも一つをさらに含む、
請求項に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項9】
前記クラウドが前記店舗の運営データを取得し、
前記クラウドが、前記運営データと、受信した前記ユーザデータと、前記店舗の識別情報とに基づいて、前記店舗のビジネスデータを統計することをさらに含む請求項5~8のいずれか一項に記載のスマート音声デバイスによるデータ分析方法。
【請求項10】
スマート音声デバイスであって、
店舗に入るユーザの特徴情報を採集するための採集モジュールと、
クラウドがユーザデータと前記店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うように、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、前記クラウドにユーザデータと、前記店舗の識別情報とをアップロードするためのアップロードモジュールと、を含み、
前記採集モジュールは、
前記店舗に入るユーザの質問情報を採集することと、
前記店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報を採集することとの少なくとも一つを実行するために用いられ、
前記コードをスキャンしてフォローするユーザとは、ディスプレイ上のQRコードをスキャンして店舗の公式アカウントをフォローするユーザである、
スマート音声デバイス。
【請求項11】
前記アップロードモジュールは、
前記店舗に入るユーザの質問情報に基づいて、前記クラウドに前記ユーザの質問情報と、前記店舗の識別情報とをアップロードすることと、
前記店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報に基づいて、前記クラウドにコードをスキャンしてフォローする前記ユーザの識別情報と、前記店舗の識別情報とをアップロードすることと、の少なくとも一つを実行するために用いられる、
請求項10に記載のスマート音声デバイス。
【請求項12】
前記採集モジュールは、
カメラを介して、前記店舗に入るユーザの入店時間を採集することと、
カメラを介して、前記店舗に入り且つ前記カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、前記陳列棚の識別情報とを採集することと、
カメラを介して、前記店舗に入るユーザが前記カメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報及び前記陳列棚の識別情報を採集することと、の少なくとも一つをさらに実行するために用いられる、
請求項10又は11に記載のスマート音声デバイス。
【請求項13】
前記アップロードモジュールは、
前記店舗に入る前記ユーザの入店時間に基づいて、前記クラウドに前記ユーザの入店時間と、前記店舗の識別情報とをアップロードすることと、
前記店舗に入り且つ前記カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、前記陳列棚の識別情報とに基づいて、前記クラウドに前記カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報をアップロードすることと、
前記店舗に入るユーザが前記カメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報及び前記陳列棚の識別情報に基づいて、前記クラウドに前記ユーザが前記カメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報をアップロードすることと、の少なくとも一つをさらに実行するために用いられる、
請求項12に記載のスマート音声デバイス。
【請求項14】
クラウドデバイスであって、
スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信するためのものであり、前記ユーザデータは、前記スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものである受信モジュールと、
前記ユーザデータと、前記店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行うためのデータ分析モジュールとを含み、
前記受信モジュールは、
前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの質問情報と、前記店舗の識別情報とを受信することと、
前記スマート音声デバイスによってアップロードされる、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と、前記店舗の識別情報とを受信することとの少なくとも一つを実行するために用いられる、
クラウドデバイス。
【請求項15】
前記データ分析モジュールは、
前記ユーザの質問情報と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの質問分布情報を分析することと、
コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入る、コードをスキャンしてフォローするユーザ数を統計することとの少なくとも一つを実行するために用いられる、
請求項14に記載のクラウドデバイス。
【請求項16】
前記受信モジュールは、
前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの性別及び/又は年齢を受信するとともに、前記店舗の識別情報を受信することと、
前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの入店時間と、前記店舗の識別情報とを受信することと、
前記スマート音声デバイスによってアップロードされるカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報を受信することと、
前記スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報を受信することと、の少なくとも一つをさらに実行するために用いられる、
請求項14又は15に記載のクラウドデバイス。
【請求項17】
前記データ分析モジュールは、
前記ユーザの性別と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの性別分布情報を分析することと、
前記ユーザの年齢と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの年齢分布情報を分析することと、
前記ユーザの入店時間と、前記店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に前記店舗に入るユーザの入店分布情報を分析することと、
カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に前記カメラによって監視される前記陳列棚を通過するユーザ数を分析することと、
前記ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、前記ユーザの識別情報、前記陳列棚の識別情報及び前記店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に前記陳列棚の前に立ち止まったユーザ数を分析し、前記滞留期間が所定時間の閾値よりも大きいと、対応する前記ユーザが立ち止まり状態であると確定することと、の少なくとも一つを実行するために用いられる、
請求項16に記載のクラウドデバイス。
【請求項18】
前記店舗の運営データを取得するための取得モジュールをさらに含み、
前記データ分析モジュールは、前記運営データと、受信した前記ユーザデータと、前記店舗の識別情報とに基づいて、前記店舗のビジネスデータを統計するためにさらに用いられる、
請求項14~17のいずれか一項に記載のクラウドデバイス。
【請求項19】
スマート音声デバイスとクラウドデバイスとを含み、前記スマート音声デバイスは請求項10~13のいずれか一項に記載のスマート音声デバイスを採用し、前記クラウドデバイスは請求項14~18のいずれか一項に記載のクラウドデバイスを採用するスマート音声デバイスによるデータ分析システム。
【請求項20】
電子機器であって、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行可能なコマンドが記憶されており、前記コマンドが前記少なくとも一つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも一つのプロセッサに請求項1~9のいずれか一項に記載のデータ分析方法を実行させることができる電子機器。
【請求項21】
コンピュータに請求項1~9のいずれか一項に記載のデータ分析方法を実行させるためのコンピュータコマンドが記憶されている非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項22】
コンピュータに請求項1~9のいずれか一項に記載のデータ分析方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、コンピュータの技術分野に関し、特に、人工知能の技術分野に関し、具体的に、スマート音声デバイスによるデータ分析方法、デバイス、プログラム及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートホームの発展に伴い、スマート音声デバイス、例えば、スマートスピーカーは一般的なスマートデバイスである。
【0003】
既存のスマート音声デバイスは、主に、ホーム環境で使用され、例えば、主に、ユーザの音声queryを受信し、ユーザの音声queryに基づいて、相応するサービスに提供するために用いられる。つまり、従来のスマート音声デバイスは、主に、応答型のサービスを実現するために用いられる。例えば、ユーザは、スマートスピーカーを介して天気や、様々なニュース、エンターテイメントなどの情報を質問することができる。
【0004】
以上の記載によれば、従来のスマート音声デバイスの機能は単純すぎる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の技術問題を解決するために、本出願は、スマート音声デバイスの性能を豊富にするために、スマート音声デバイスによるデータ分析方法、デバイス、及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一局面によれば、本出願は、スマート音声デバイスによるデータ分析方法を提供し、
スマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集し、
クラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードすることを含む。
【0007】
さらに、任意選択で、上記に記載の方法において、スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードすることは、
スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に応じて、相応するユーザデータをマイニングし、
スマート音声デバイスが、クラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードする、ことを含む。
【0008】
さらに、任意選択で,上記に記載の方法において、スマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集することは、スマート音声デバイスがカメラを介してユーザの顔画像を採集することを含み、
それに対応して、スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に応じて、相応するユーザデータをマイニングすることは、
スマート音声デバイスが、予めトレーニングされた情報認識モデルを用いて、採集されたユーザの顔画像に基づいて、ユーザの性別及び/又は年齢を認識することを含み、
それに対応して、スマート音声デバイスがクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードすることは、
スマート音声デバイスがクラウドにユーザの性別及び/又は年齢をアップロードするとともに、店舗の識別情報をアップロードすることを含む。
【0009】
さらに、任意選択で、上記に記載の方法において、スマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集することは、
スマート音声デバイスが、カメラを介して店舗に入るユーザの入店時間を採集することと、
スマート音声デバイスが、カメラを介して店舗に入り且つカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、陳列棚の識別情報とを採集することと、
スマート音声デバイスが、カメラを介して店舗に入るユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、及び陳列棚の識別情報を採集することと、
スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザの質問情報を採集することと、
スマート音声デバイスが、店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報を採集することとの少なくとも一つを含み、
コードをスキャンしてフォローするユーザとは、ディスプレイ上のQRコード(登録商標)をスキャンして店舗の公式アカウントをフォローするユーザである。
【0010】
さらに、任意選択で、上記に記載の方法において、スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードすることは、
スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザの入店時間に基づいて、クラウドにユーザの入店時間と店舗の識別情報とをアップロードすることと、
スマート音声デバイスが、店舗に入り且つカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、陳列棚の識別情報とに基づいて、クラウドにカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報アップロードすることと、
スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報及び陳列棚の識別情報に基づいて、クラウドにユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報をアップロードすることと、
スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザの質問情報に基づいて、クラウドにユーザの質問情報と店舗の識別情報とをアップロードすることと、
スマート音声デバイスが、店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報に基づいて、クラウドにコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と、店舗の識別情報とをアップロードすることとの少なくとも1つを含む。
【0011】
他の局面によれば、本出願は、さらに、スマート音声デバイスによるデータ分析方法を提供し、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信し、ユーザデータは、スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものであり、
クラウドが、ユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行う、ことを含む。
【0012】
さらに、任意選択で、上記に記載の方法において、クラウドがスマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信することは、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの性別及び/又は年齢を受信するとともに、店舗の識別情報を受信することと、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの入店時間と、店舗の識別情報とを受信することと、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされる、カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報を受信することと、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされる、ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報を受信することと、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの質問情報と、店舗の識別情報とを受信することと、
クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされる、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とを受信することとの少なくとも1つを含む。
【0013】
さらに、任意選択で、上記に記載の方法において、クラウドが、ユーザデータと店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行うことは、
クラウドが、ユーザの性別と、店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの性別分布情報を分析することと、
クラウドが、ユーザの年齢と、店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの年齢分布情報を分析することと、
クラウドが、ユーザの入店時間と、店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの入店分布情報を分析することと、
クラウドが、カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報、及び店舗の識別情報に基づいて、所定時間内にカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザ数を分析することと、
クラウドが、ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に陳列棚の前に立ち止まったユーザ数を分析し、滞留期間が所定時間の閾値よりも大きいと、対応するユーザが立ち止まり状態であると確定することと、
クラウドが、ユーザの質問情報と、店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの質問分布情報を分析することと、
クラウドが、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入る、コードをスキャンしてフォローするユーザ数を統計することとの少なくとも一つを含む。
【0014】
さらに、任意選択で、上記に記載の方法において、方法は、
クラウドが店舗の運営データを取得し、
クラウドが、運営データと、受信したユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、店舗のビジネスデータを統計することをさらに含む。
【0015】
更なる局面によれば、本出願は、さらに、スマート音声デバイスを提供し、
店舗に入るユーザの特徴情報を採集するための採集モジュールと、
クラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと、店舗の識別情報とをアップロードするためのアップロードモジュールとを含む。
【0016】
更なる局面によれば、本出願は、さらに、クラウドデバイスを提供し、
スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信するためのものであり、ユーザデータは、スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものである受信モジュールと、
ユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行うためのデータ分析モジュールとを含む。
【0017】
また、更なる局面によれば、本出願は、さらに、スマート音声デバイスによるデータ分析システムを提供し、スマート音声デバイスとクラウドデバイスとを含み、スマート音声デバイスは以上に記載のスマート音声デバイスを採用し、クラウドデバイスは以上に記載のクラウドデバイスを採用する。
【0018】
また、更なる局面によれば、本出願は、さらに、電子デバイスを提供し、
少なくとも一つのプロセッサと、
少なくとも一つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を含み、
メモリには、少なくとも一つのプロセッサによって実行可能なコマンドが記憶されており、コマンドが少なくとも一つのプロセッサによって実行されると、少なくとも一つのプロセッサに上記のいずれか一項に記載の方法を実行させることができる。
【0019】
また、更なる局面によれば、本出願は、さらに、コンピュータに上記のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータコマンドが記憶されている非一時的コンピュータ可読記録媒体を提供する。
【0020】
上記の出願における一実施例は、例えば、以下の利点又は有益な効果を有する。スマート音声デバイスにより、店舗に入るユーザの特徴情報を採集し、クラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいてクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードし、従来技術と比べて、スマート音声デバイスの性能を拡張し、スマート音声デバイスがクラウドと1つのビジネススマートシステムを構成できるようにし、ビジネスデータの分析を実現し、スマート音声デバイスの関与度と利用率を向上させることができる。
【0021】
本出願は、さらに、クラウドによりスマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと店舗の識別情報とを受信し、当該ユーザデータは、スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものであり、クラウドは、ユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行う。従来技術と比べて、本実施例は、スマート音声デバイスの性能を拡張し、スマート音声デバイスがクラウドと1つのビジネススマートシステムを構成できるようにし、ビジネスデータの分析を実現し、スマート音声デバイスの関与度と利用率を向上させることができる。
【0022】
さらに、本出願は、スマート音声デバイス側で、カメラを介してユーザの顔画像を採集し、予めトレーニングされた情報を用いてモデルを認識し、採集されたユーザの顔画像に基づいて、ユーザの性別及び/又は年齢を認識し、クラウドにユーザの性別及び/又は年齢アップロードすることもでき、直接にクラウドにユーザの顔画像をアップロードすることを回避し、ユーザのプライバシーを効果的に保護することができる。
【0023】
さらに、本出願に係るクラウドは店舗の運営データを取得し、運営データと、受信したユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、店舗のビジネスデータを統計することもでき、店舗オペレーターが参照するために、直接に店舗のスマート音声デバイス又は店舗のアカウントにビジネスデータをフィードバックすることができ、店舗が他のビジネスシステムを導入することを回避し、店舗の管理費用を効果的に節約する。
【0024】
上記の好適な形態が有する他の効果は、以下、具体的な実施例と結びつけて説明される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
添付の図面は、この方案をよりよく理解するためのものであり、本出願の制限を構築するものではない。
図1】本出願の実施例によるアプリケーションアーキテクチャ図である。
図2】本出願の第1の実施例による概略図である。
図3】本出願の第2の実施例による概略図である。
図4】本出願の実施例で提供されるユーザの入店分布情報図である。
図5】本出願の実施例で提供される陳列棚購入率の概略図である。
図6】本出願の実施例で提供される1つのストアのROIの概略図である。
図7】本出願の第3の実施例による概略図である。
図8】本出願の第4の実施例による概略図である。
図9】本出願の第5の実施例による概略図である。
図10】本出願の実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面に基づいて、本出願の例示的な実施例を記述する。理解を容易にするために、本出願の実施例の様々な詳細が含まれており、それらは単なる例示と見なされるべきである。当業者は、本出願の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対して様々な変更及び修正を行うことができることを認識するはずである。明らか、簡明のために、以下の説明では、よく知られた機能と構造の説明は省略される。
【0027】
図1は、本出願の実施例に係るアプリケーションアーキテクチャ図である。図1に示すように、本出願に係るアプリケーションシナリオでは、各店舗において複数のスマート音声デバイスを配置することができ、本実施例に係るスマート音声デバイスは、ユーザにスマート問答サービスを提供することに加えて、情報を採集するためにカメラも搭載する必要があり、ディスプレイを搭載し、ユーザに情報を表示し、例えば、ユーザに店舗の公式アカウントのQRコードなどの情報を表示してもよい。本実施例では、小規模な店舗の場合、1つのスマート音声デバイスは1つ、2つ又は複数の陳列棚を監視することができる。大規模な店舗の場合、1つの陳列棚に対応して1つ、2つ又は複数のスマート音声デバイスを配置して、共同でこの陳列棚を監視することができる。本実施例に係る店舗は、スーパーマーケットや、小売専門店であってもよく、例えば、具体的に、チェーンストアの各小売店であってもよく、これにより、それぞれのポイントのデータを分析することができる。
【0028】
図1に示すアーキテクチャ図において、n個の店舗、店舗ごとにn個のスマート音声デバイスが設置されたことを例にとる。そして、スマート音声デバイス11、スマート音声デバイス12、…、スマート音声デバイス1n、スマート音声デバイス21、スマート音声デバイス22、…、スマート音声デバイス2n、…、スマート音声デバイスn1、スマート音声デバイスn2、…、スマート音声デバイスnnのそれぞれはクラウドと通信する。具体的に、各スマート音声デバイスは、クラウドにデータをリアルタイムでアップロードすることができ、クラウドは、各スマート音声デバイスにアップロードされるデータに基づいて、各店舗の情報に対してデータ分析を行うことができ、詳細については、以下の実施例の記載を参照する。
【0029】
図2は本出願の第1の実施例による概略図である。図2に示すように、本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法は、スマート音声デバイス側で本出願の技術案を記述する。図2に示すように、本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法は、具体的に、以下のステップを含むことができる。
【0030】
S201において、スマート音声デバイスは、店舗に入るユーザの特徴情報を採集する。
【0031】
S202において、クラウドはユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、スマート音声デバイスは、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいてクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードする。
【0032】
本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法は、図1内のいずれかのスマート音声デバイスを例に、本出願の技術案を記述する。
【0033】
実際のアプリケーションシナリオにおいて、ユーザは、店舗に入った後、陳列棚に沿って移動し、購入する物品を選択し、ユーザの移動中に、陳列棚を監視するスマート音声デバイスのカメラによってユーザの特徴情報が採集される。また、ユーザは、ある物品について質問した場合、またスマート音声デバイスにも質問することができ、ひいては、スマート音声デバイスはユーザが尋ねた際のユーザ特徴情報を採集することもできる。また、ユーザは、この店舗のプロモーション情報や、クーポンなどの情報を取得したい場合、当該スマート音声デバイスのディスプレイに表示されたQRコードをスキャンすることで、この店舗の公式アカウントをフォローすることもできる。この過程において、スマート音声デバイスは、ユーザの相応する特徴情報を取得することもできる。スマート音声デバイスは、以上の場合の特徴情報を採集することに加えて、店舗に入る各ユーザがこの店舗で持つすべての機能情報を収集することができるが、ここで重複説明を省略する。
【0034】
さらに、任意選択で、本実施例のステップS202に係るスマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと、店舗の識別情報におけるユーザデータとをアップロードすることは、以下の二つの場合を含むことができる。
【0035】
第1の場合において、ユーザデータは、ユーザの特徴情報に基づいてマイニングされたものであり、この場合、対応するステップS202に係るスマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードすることは、具体的に、
(1)スマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に応じて、相応するユーザデータをマイニングするステップと、
(2)スマート音声デバイスが、クラウドに、ユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードするステップとを含むことができる。
【0036】
本実施例では、店舗の識別情報は、予めこの店舗に配置された、この店舗を一意に識別できる識別(identification)であり得る。店舗の識別は予め配置されてもよく、この店舗のスマート音声デバイスは、クラウドにデータをアップロードする場合に、この店舗の識別をキャリアし、スマート音声デバイスの源を明確に示すことができる。スマート音声デバイスは、この店舗内の全てのスマート音声デバイスから報告されたデータをまとめて統計しやすくなる。
【0037】
この場合、それに対応して、ステップS201に係るスマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集することは、スマート音声デバイスがカメラを介してユーザの顔画像を採集することを含み、
この場合、それに対応して、ステップ(1)に係るスマート音声デバイスが採集された店舗に入るユーザの特徴情報に応じて、相応するユーザデータをマイニングすることは、具体的に、スマート音声デバイスが予めトレーニングされた情報認識モデルを用いて、採集されたユーザの顔画像に基づいて、ユーザの性別及び/又は年齢を認識することを含むことができ、
この場合、それに対応して、ステップ(2)に係るスマート音声デバイスがクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードすることは、具体的に、スマート音声デバイスがクラウドにユーザの性別及び/又は年齢をアップロードするとともに、店舗の識別情報をアップロードすることを含むことができる。
【0038】
1つの店舗には複数のスマート音声デバイスを設置できるので、ユーザが店舗に入る限り、店舗内のいずれかのスマート音声デバイスはカメラを介してユーザの顔画像を常に採集可能である。スマート音声デバイスには、1つの予めトレーニングされた情報認識モデルがさらに設置されている。当該情報認識モデルにカメラによって採集された顔画像を入力し、このカメラは顔に対応するユーザの年齢及び/性別を出力可能である。
【0039】
この情報認識モデルは、ニューラルネットワークモデルであり、このモデルは使用前にトレーニング済みである。トレーニングの場合、無数のグループのトレーニングデータを採集可能であり、各グループのトレーニングデータには1枚の顔画像と、マーキングされた実際の性別と年齢を含む。トレーニング中に、各グルールのトレーニングデータをこの情報認識モデルに入力し、この情報認識モデルは1つの予測された性別と年齢を出力可能であり、その後、予測された性別と年齢と、実際の性別と年齢とを照合し、一致しない場合に、両方が一致するように、情報認識モデルのパラメーターを調整する。予測されたものと実際のものと一致するまで、無数のグループのトレーニングデータを使用して情報認識モデルを継続的トレーニングし、トレーニングを終了し、情報認識モデルのパラメーターを確定し、情報認識モデルを確定する。
【0040】
なお、実際のニーズに応じて、上記の情報認識モデルは、性別又は年齢のみを予測してもよく、それに対応して、トレーニング中に、性別又は年齢のみを用いてトレーニングすればよい。
【0041】
採集されたユーザの顔画像を上記のトレーニングされた情報認識モデルに入力すると、ユーザの性別及び/又は年齢を得ることができるので、クラウドにユーザの顔画像をアップロードすることなく、クラウドにユーザの性別及び/又は年齢をアップロードすればよく、ユーザのプライバシーを効果的に保護する。
【0042】
第2の場合において、ユーザデータはユーザの特徴情報であり、この場合、それに対応して、ステップS201に係るスマート音声デバイスが店舗に入るユーザの特徴情報を採集することは、具体的に、以下の少なくとも一つを含むことができる。
【0043】
(a1)スマート音声デバイスが、カメラを介して、店舗に入るユーザの入店時間を採集する。
【0044】
(b1)スマート音声デバイスが、カメラを介して、店舗に入り且つカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、及び陳列棚の識別情報を採集する。
【0045】
本実施例に係るユーザの識別情報は、ユーザが店舗に入った後に、スマート音声デバイスがこのユーザに割り当てる、このユーザを一意に識別するための識別情報であってもよい。例えば、スマート音声デバイスは、順序番号で前から後ろへ各ユーザに識別情報を配置してもよい。そして、1つの店舗内の複数のスマート音声デバイスは連携して動作可能であり、各ユーザを追跡できるため、異なるスマート音声デバイスが同一のユーザ識別情報に対応するユーザの特徴情報を採集できること実現する。
【0046】
陳列棚の識別情報は、各陳列棚の商業能力の分析を容易にするために、予め店舗内の陳列棚に配置されたものである。実際のアプリケーションにおいて、実現を容易にするために、各陳列棚に陳列棚の識別情報を含むバーコード又はQRコードを貼り付けてもよく、スマート音声デバイスの監視範囲において、バーコード又はQRコードをスキャンすると、陳列棚の識別情報を取得できる。
【0047】
(c1)スマート音声デバイスが、カメラを介して、採集店舗に入るユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、及び陳列棚の識別情報を採集する。
【0048】
本実施例に係るスマート音声デバイスは、ユーザの滞留期間を採集してもよく、つまり、ユーザがある地点に滞留していることが検出されたと、ユーザの滞留期間を統計することもできる。同時に、ユーザの識別情報、及びユーザが滞留した陳列棚の識別情報を採集する必要がある。
【0049】
(d1)スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザの質問情報を採集する。
本実施例に係る質問情報は、ユーザがスマート音声デバイスに問いただす質問であり、当該質問はスマート音声デバイスに記憶されてもよい。
【0050】
(e1)スマート音声デバイスが、店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報を採集し、コードをスキャンしてフォローするユーザとは、ディスプレイ上のQRコードをスキャンし、店舗の公式アカウントをフォローするユーザである。
【0051】
本実施例において、スマート音声デバイスのディスプレイにこの店舗の公式アカウントのQRコードが表示され、ユーザは、当該QRコードをスキャンすることでこの店舗の公式アカウントを見え、ユーザは公式アカウントをフォローできる。当該公式アカウントに入ると、この店舗のオンライン割引情報、プロモーション活動情報などを取得できる。スマート音声デバイスは、コードをスキャンして公式アカウントをフォローする各ユーザの識別情報を検出することができる。
【0052】
さらに、第2の場合、それに対応して、ステップS202に係るスマート音声デバイスが、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいて、クラウドにユーザデータと、店舗の識別情報とをアップロードすることは、具体的に、
(a2)スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザの入店時間に基づいて、クラウドにユーザの入店時間と店舗の識別情報とをアップロードすることと、
(b2)スマート音声デバイスが、店舗に入り且つカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と陳列棚の識別情報とに基づいて、クラウドにカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報、及び店舗の識別情報をアップロードすることと、
(c2)スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、及び陳列棚の識別情報に基づいて、クラウドにユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報をアップロードすることと、
(d2)スマート音声デバイスが、店舗に入るユーザの質問情報に基づいて、クラウドにユーザの質問情報と、店舗の識別情報とをアップロードすることと、
(e2)スマート音声デバイスが、店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報に基づいて、クラウドにコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とをアップロードすることとの少なくとも一つを含むことができる。
【0053】
この場合、ユーザデータはユーザの特徴情報であり、即ち、ステップ(a2)~(e2)における各々の場合は、上記のステップ(a1)~(e1)における各々の場合にそれぞれ対応する。
【0054】
なお、スマート音声デバイスは、リアルタイムで情報を採集してクラウドに報告してもよい。任意選択で、スマート音声デバイスから報告される情報には、報告の時点をキャリアしてもよい。或いは、スマート音声デバイスによる報告のリアルタイム性を考慮し、スマート音声デバイスとクラウドとの間の通信遅延を無視する場合、クラウドは、スマート音声デバイスから報告されるデータを受信した時点が、スマート音声デバイスがデータを報告する時点であると見なすこともできる。
【0055】
本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法は、スマート音声デバイスにより店舗に入るユーザの特徴情報を採集し、クラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいてクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードし、従来技術と比べて、スマート音声デバイスの性能を拡張し、スマート音声デバイスがクラウドと1つのビジネススマートシステムを構成できるようにし、ビジネスデータの分析を実現し、スマート音声デバイスの関与度と利用率を向上させることができる。
【0056】
図3は本出願の第2の実施例による概略図である。図3に示すように、本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法は、クラウド側で本出願の技術案を記述する。図3に示すように、本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法は、具体的に、以下のステップを含むことができる。
【0057】
S301において、クラウドは、スマート音声デバイスによってアップロードされる、ユーザデータと、店舗の識別情報とを受信し、当該ユーザデータは、スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものである。
【0058】
S302において、クラウドは、ユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行う。
【0059】
なお、ユーザデータは、上記の図2に示された実施例に記載の2つの場合を参照し、ここで重複説明を省略する。
【0060】
クラウドの場合、クラウドは各店舗の全てのスマート音声から報告されるデータを受信できる。例えば、一つのチェーンストアには複数の店舗を含み、各店舗内の全てのスマート音声デバイスはクラウドにデータを報告する必要がある。この場合、クラウドは全ての店舗の情報、例えば、全ての店舗の累積来店者計数を統計する場合、全ての店舗のユーザ数を合計できる。各店舗の情報を統計する場合、受信した情報における店舗の識別情報に基づいて、店舗ごとに必要なデータを分析すればよい。
【0061】
任意選択で、店舗が1つしかない場合、上記の図2に示された実施例及び図3に示された実施例において、全ての店舗の識別情報を削除し、受信した全てのスマート音声デバイスによってアップロードされるデータを分析することで、この店舗のデータの分析を実現することができる。
【0062】
例えば、ステップS301に係るクラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信することは、具体的に、
(a3)クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの性別及び/又は年齢を受信するとともに、店舗の識別情報を受信することと、
(b3)クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの入店時間と店舗の識別情報とを受信することと、
(c3)クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされる、カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報、及び店舗の識別情報を受信することと、
(d3)クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされる、ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報を受信することと、
(e3)クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの質問情報と店舗の識別情報とを受信することと、
(f3)クラウドが、スマート音声デバイスによってアップロードされる、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とを受信することとの少なくとも一つを含むことができる。
【0063】
上記のステップ(a3)~(f3)における各情報は、上記の図2に示された実施例のステップ(a2)~(e2)における各情報と同じであり、詳細については、上記の図2に示された実施例の相関記載を参照し、ここで重複説明を省略する。
【0064】
それに対応して、さらに、任意選択で、ステップS302に係るクラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うことは、具体的に、以下の少なくとも一つを含むことができる。
【0065】
(a4)クラウドが、ユーザの性別と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの性別分布情報を分析する。
本実施例に係る所定時間は、具体的なニーズに応じて設置されることができ、例えば、1日、1週間、1ヶ月、又は他の時間とすることができ,ここに限定されない。
【0066】
当該性別分布情報によって、この店舗が男性を惹きつけるか女性を惹きつけるかを知るように店舗のオペレーターに導き、さらに、性別に応じて商品を改善するようにオペレーターに導き、より多くの惹きつけた性別の商品を拡大する一方、惹きつけなかった性別の商品を改善し、より多くのユーザを惹きつける。
【0067】
(b4)クラウドが、ユーザの年齢と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの年齢分布情報を分析する。
同様に、当該年齢分布情報によって、年齢分布情報に応じて、経営戦略を改善するように店舗のオペレーターに導くこともできる。
【0068】
(d4)クラウドが、ユーザの入店時間と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの入店分布情報を分析する。
例えば、図4は、本出願の実施例で提供されるユーザの入店分布情報図である。図4に示す入店分布情報図は、ステップ(d4)の方式を用いて、統計されたあるストアの店舗のある日のユーザの入店分布情報図であり、図4から、当該ストアにおいてこの日の19:00~22:00のユーザ数が最大であることが分かる。
【0069】
(e4)クラウドが、カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報、及び店舗の識別情報に基づいて、所定時間内にカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザ数を分析する。
この分析により、所定時間、例えば1日に、各店舗の各陳列棚を通過するユーザ数を知ることができ、当該陳列棚の位置が見つけやすく、そこに到達するのに十分なユーザがいるかどうかを推測することができる。
【0070】
(f4)クラウドが、ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報、及び店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に在陳列棚の前に立ち止まったユーザ数を分析し、なお、滞留期間が所定時間の閾値よりも大きいと、対応するユーザが立ち止まり状態であると確定する。
このステップにおいて、クラウドは、まず、一定の検出を行って、アップロードされたデータおける滞留期間が所定時間の閾値よりも大きいかどうかを判断する必要があり、大きいと、当該ユーザがこの時点で立ち止まったと見なされる。実際のアプリケーションシナリオにおいて、ユーザが立ち止まった場合、ユーザがこの陳列棚の物品に非常に興味を持ち、購入の可能性が非常に高いことを意味し、従って、ここで、所定時間内に陳列棚の前に立ち止まったユーザ数を分析することで、当該陳列棚上の物品がユーザを、非常に惹き付けるかどうかを分析する。当該所定時間の閾値は経験に基づいて選択されてもよく、例えば、5s、8s、10s、他の時間である。
【0071】
(g4)クラウドが、ユーザの質問情報と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの質問分布情報を分析する。
本実施例に係る質問分布情報は、ユーザの疑問を採集するためのものであり、店舗の管理者は、質問分布情報に応じて修正を行って、店舗の運営効率を向上する。
【0072】
(h4)クラウド、コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と、店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入る、コードをスキャンしてフォローするユーザ数を統計する。
【0073】
本実施例では、コードをスキャンしてフォローするユーザは一定の粘りがあると考えられ、コードをスキャンしてフォローするユーザ数が多いほど、この店舗に興味を持つユーザが多くなることを意味する。店舗のオペレーターは、当該所定時間内に店舗に入るコードをスキャンしてフォローするユーザ数に基づいて、当該店舗へのユーザの興味を推測できるため、次のマーケティング戦略の策定を促進して、ユーザの粘着性を高めることができる。
【0074】
なお、上記のステップ(a4)~(h4)は、本実施例で分析されたデータの一部であり、実際のアプリケーションにおいて、受信したスマート音声デバイスによってアップロードされる他のユーザデータと、店舗の識別情報とに応じて、他のデータの分析を行うもできるが、ここで重複説明を省略する。
【0075】
また、さらに、任意選択で、本実施例において、
(一)クラウドが店舗の運営データを取得するステップと、
(二)クラウドが、販売データと、受信したユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、店舗のビジネスデータを統計するステップとをさらに含むことができる。
【0076】
なお、クラウドは、統計された店舗のビジネスデータを店舗のスマート音声デバイスに送信してもよいし、店舗のオペレーターが指定したアカウントに送信してもよく、店舗のオペレーターは、この店舗のビジネスデータをタイムリーに取得し、さらに、経営戦略を策定し、店舗の販売能力を向上させる。
【0077】
例えば、ステップ(一)におけるデータは、店舗のオペレーターが端末によりアップロードされてもよいし、店舗内の1つのスマート音声デバイスによりアップロードされてもよいし、指定した記憶アドレスから取得されてもよい。本実施例に係る店舗の運営データは、所定時間例えば一日内のこの店舗の総販売量や、販売された物品の情報などを含む。
【0078】
例えば、ステップ(二)において、クラウドは、販売データと、受信したユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、店舗のビジネスデータを統計することは、具体的に、以下の少なくとも1つのビジネスデータの統計を実現するために用いられ得る。
ユーザ購入率を統計し、当該ユーザ購入率=1日の売れ高/入店ユーザ数、
ストアの客単価を統計し、当該ストアの客単価=ストアの売上/入店ユーザ数、
陳列棚購入率を統計し、陳列棚購入率=陳列棚売れ高/陳列棚ユーザ立ち止まり量、
陳列棚の客単価を統計し、陳列棚の客単価=陳列棚の売上/陳列棚のユーザ立ち止まり量、
1人のユーザ価値を統計し、1人のユーザ価値=当日の売れ高/入店ユーザ数、
ある製品の購入率を統計し、ある製品の購入率=製品の販売量/製品の立ち止まり回数、
陳列棚の投資利益率(Return on Investment、ROI)を統計し、ROI =陳列棚の売上/陳列棚のコスト、陳列棚のコストには、人件費、レンタル費用、及び陳列棚の物品コストなどを含んでもよい、
毎月のストアROIを統計し、毎月のストアROI=ストアの売上/ストアのコスト、ストアのコストには、店舗の人件費、レンタル費用、物品のコストなどを含んでもよい。
【0079】
なお、統計に必要なデータは、ユーザデータ及び運営データから取得される。
【0080】
例えば、図5は、本出願の実施例で提供される陳列棚購入率の概略図である。図5に示すように、5本の線はそれぞれ5つの陳列棚を識別し、図から、11月1号、11月2号、11月3号の各陳列棚の購入率を確認できる。当該分析方法によれば、陳列棚購入率の高い陳列棚の商品の配置を参照して、陳列棚購入率の低い陳列棚の商品を調整したり、陳列棚の位置を調整したりするようにオペレーターに導くことができる
【0081】
例えば、図6は、本出願の実施例で提供される1つのストアのROI概略図であり、図6に示すように、あるストアの1月~6月のROIを統計することを例に、その中から、当該ストアの2月のROIが最高であることが分かる。
【0082】
他のビジネスデータは逐次分析されないが、本実施例に係る上記の方案に従って、ユーザが分析したい任意のビジネスデータの分析を取得でき、ここで重複説明を省略する。
【0083】
本実施例の実現過程では、店舗のオペレーターは、他のビジネスシステムを用いて店舗の経営状況を分析することなく、スマート音声デバイスを配置して、店舗の運営データをクラウドにアップロードするだけで、クラウドはビジネスデータの統計を自動的に実現することができ、運営コストを効果的に節約することができる。
【0084】
本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析方法によれば、クラウドはスマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと店舗の識別情報とを受信し、当該ユーザデータは、スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものであり、クラウドはユーザデータと店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行う。従来技術と比べて、本実施例は、スマート音声デバイスの性能を拡張し、スマート音声デバイスがクラウドと1つのビジネススマートシステムを構成できるようにし、ビジネスデータの分析を実現し、スマート音声デバイスの関与度と利用率を向上させることができる。
【0085】
そして、本実施例に係る技術案を採用すると、店舗に他の統計システムを配置することなく、店舗の運営コストを効果的に節約することができる。スマート音声デバイスの市場競争力を向上させる。
【0086】
図7は、本出願の第3の実施例による概略図であり、図7に示すように、本実施例に係るスマート音声デバイス700は、
店舗に入るユーザの特徴情報を採集するための採集モジュール701と、
クラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいてクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードするためのアップロードモジュール702と含む。
【0087】
さらに、任意選択で、本実施例に係るスマート音声デバイス700では、アップロードモジュール702は、
採集された店舗に入るユーザの特徴情報に応じて、相応するユーザデータをマイニングし、
クラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードするために用いられる。
【0088】
さらに、任意選択で、本実施例に係るスマート音声デバイス700では、採集モジュール701は、カメラを介してユーザの顔画像を採集するために用いられ、
アップロードモジュール702は、
予めトレーニングされた情報認識モデルを用いて、採集されたユーザの顔画像に基づいて、ユーザの性別及び/又は年齢を認識し、
クラウドにユーザの性別及び/又は年齢をアップロードするとともに、店舗の識別情報をアップロードするために用いられる。
【0089】
さらに、任意選択で、本実施例に係るスマート音声デバイス700では、採集モジュール701は、
カメラを介して、店舗に入るユーザの入店時間を採集することと、
カメラを介して、採集店舗に入り且つカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、陳列棚の識別情報とを採集することと、
カメラを介して、採集店舗に入るユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報及び陳列棚の識別情報を採集することと、
採集店舗に入るユーザの質問情報を採集することと、
採集店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報を採集することとの少なくとも一つを実行するために用いられ、
コードをスキャンしてフォローするユーザとは、ディスプレイ上のQRコードをスキャンして店舗の公式アカウントをフォローするユーザである。
【0090】
さらに、任意選択で、本実施例に係るスマート音声デバイス700では、アップロードモジュール702は、
店舗に入るユーザの入店時間に基づいて、クラウドにユーザの入店時間と、店舗の識別情報とをアップロードすることと、
店舗に入り且つカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報と、陳列棚の識別情報とに基づいて、クラウドにカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報をアップロードすることと、
店舗に入るユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報及び陳列棚の識別情報に基づいて、クラウドにユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報アップロードすることと、
店舗に入るユーザの質問情報に基づいて、クラウドにユーザの質問情報と、店舗の識別情報とをアップロードすることと、
店舗に入り且つコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報に基づいて、クラウドにコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とをアップロードすることとの少なくとも一つを実行するために用いられる。
【0091】
本実施例に係るスマート音声デバイス700は、上記のモジュールを採用することでスマート音声デバイスによるデータ分析の実現原理及び技術效果を実現し、上記の図2に示された実施例の相関方法と同じであり、詳細については、上記の相関方法実施例の記載を参照し、ここで重複説明を省略する。
【0092】
図8は、本出願の第4の実施例による概略図であり、図8に示すように、本実施例に係るクラウドデバイス800は、
スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと、店舗の識別情報とを受信するためのものであり、ユーザデータはスマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものである受信モジュール801と、
ユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、データ分析を行うためのデータ分析モジュール802とを含む。
【0093】
さらに、任意選択で、本実施例に係るクラウドデバイス800では、受信モジュール801は、
スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの性別及び/又は年齢を受信するとともに、店舗の識別情報を受信することと、
スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの入店時間と、店舗の識別情報とを受信することと、
スマート音声デバイスによってアップロードされるカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報を受信することと、
スマート音声デバイスによってアップロードされる、ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報を受信することと、
スマート音声デバイスによってアップロードされるユーザの質問情報と、店舗の識別情報とを受信することと、
スマート音声デバイスによってアップロードされるコードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とを受信することとの少なくとも一つを実行するために用いられる。
【0094】
さらに、任意選択で、本実施例に係るクラウドデバイス800では、データ分析モジュール802は、
ユーザの性別と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの性別分布情報を分析することと、
ユーザの年齢と店舗の識別情報に基づいて,所定時間内に店舗に入るユーザの年齢分布情報を分析することと、
ユーザの入店時間と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの入店分布情報を分析することと、
カメラによって監視される陳列棚を通過するユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報に基づいて、所定時間内にカメラによって監視される陳列棚を通過するユーザ数を分析することと、
ユーザがカメラによって監視される陳列棚の前に滞留する滞留期間、ユーザの識別情報、陳列棚の識別情報及び店舗の識別情報に基づいて、所定時間内に陳列棚の前に立ち止まったユーザ数を分析し、滞留期間が所定時間の閾値よりも大きいと、対応するユーザが立ち止まり状態であると確定することと、
ユーザの質問情報と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入るユーザの質問分布情報を分析することと、
コードをスキャンしてフォローするユーザの識別情報と店舗の識別情報とに基づいて、所定時間内に店舗に入る、コードをスキャンしてフォローするユーザ数を統計することとの少なくとも一つを実行するために用いられる。
【0095】
さらに、任意選択で、本実施例に係るクラウドデバイス800では、店舗の運営データを取得するための取得モジュール803をさらに含み、
データ分析モジュール802は、さらに、運営データと、受信したユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、店舗のビジネスデータを統計するために用いられる。
【0096】
本実施例に係るクラウドデバイス800は、上記のモジュールを採用することでスマート音声デバイスによるデータ分析の実現原理及び技術效果を実現し、上記の図3に示された実施例の相関方法と同じであり、詳細については、上記の相関方法実施例の記載を参照し、ここで重複説明を省略する。
【0097】
図9は、本出願の第5の実施例による概略図であり、図9に示すように、本実施例に係るスマート音声デバイスによるデータ分析システムは、スマート音声デバイス900Aと、クラウドデバイス900Bとを含み、その中、スマート音声デバイス900Aは、以上の図7に示されたスマート音声デバイスを採用し、クラウドデバイス900Bは、以上の図8に示されたクラウドデバイスを採用する。
【0098】
本出願の実施例によれば、本出願は、さらに、電子機器及び可読記憶媒体を提供する。
【0099】
図10に示すように、本出願の実施例によるスマート音声デバイスによるデータ分析方法を実現する方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、様々な形式のデジタルコンピュータ、例えば、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータであることが意図される。電子機器は、様々な種類のモバイルデバイス、例えば、携帯情報端末、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の類似するコンピューティングデバイスを示してもよい。ここで示した構成要素、これらの接続及び関係、ならびにこれらの機能は例示にすぎなく、本明細書において説明及び/又は請求される本出願の実現を限定することが意図されない。
【0100】
図10に示すように、この電子機器は、一つ又は複数のプロセッサ1001、メモリ1002、及び各構成要素に接続するためのインターフェースを含み、高速インターフェース及び低速インターフェースを含む。各構成要素は、異なるバスで相互接続され、そして、共通マザーボードに、又は必要に応じて、他の方式で実装されてもよい。プロセッサは、電子機器内で実行されるコマンドを処理してもよく、メモリに記憶される又はメモリ上で外部入力/出力デバイス(例えば、インターフェースに結合される表示デバイス)にグラフィカルユーザインターフェースのグラフィカル情報を表示するコマンドを含む。他の実施形態において、必要な場合に、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスが、複数のメモリとともに用いられてもよい。同様に、複数の電子機器が接続されてもよく、それぞれのデバイスが必要な操作の一部を提供する(例えば、サーババンク、ブレードサーバの集まり、又はマルチプロセッサシステムとする)。図10において、一つのプロセッサ1001を例にとる。
【0101】
メモリ1002は本出願で提供される非一時的コンピュータ可読記録媒体である。なお、メモリは、少なくとも一つのプロセッサによって実行可能なコマンドが記憶されており、少なくとも一つのプロセッサに本出願で提供されるスマート音声デバイスによるデータ分析方法を実行させる。本出願の非一時的コンピュータ可読記録媒体は、当該ココンピュータに本出願で提供されるスマート音声デバイスによるデータ分析方法を実行させるためのコンピュータコマンドが記憶されている。
【0102】
メモリ1002は、非一時的コンピュータ可読記録媒体として、非一時的ソフトウェアプログラム、非一時的コンピュータ実行可能なプログラム、モジュール、例えば、本出願の実施例におけるラベルラベリングモデルを確立する方法に対応するプログラムコマンド/モジュール(例えば、図7に示された相関モジュール)を記憶するために用いられる。プロセッサ1001は、メモリ1002に記憶されている非一時的ソフトウェアプログラム、コマンド及びユニットを実行することで、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法実施例におけるスマート音声デバイスによるデータ分析方法を実現する。
【0103】
メモリ1002は、記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよく、記憶プログラム領域はオペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶してもよく、記憶データ領域は本セマンティック表現モデルの処理方法の電子機器の使用により作成されたデータなどを記憶してもよい。また、メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに非一時的メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的固体記憶デバイスを含んでもよい。幾つかの実施例において、メモリ1002は、プロセッサ1001に対してリモートに設置されたメモリを選択的に含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介してスマート音声デバイスによるデータ分析方法を実現する電子機器に接続されてもよい。上記のネットワークの例には、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0104】
スマート音声デバイスによるデータ分析方法を実現する電子デバイスは、入力デバイス1003と出力デバイス1004とを含んでもよい。プロセッサ1001、メモリ1002、入力デバイス1003、及び出力デバイス1004は、バス又は他の方式で接続されてもよく、図10に、バスで接続されることを例にとる。
【0105】
入力デバイス1003は、入力された数値又は文字情報を受信し、スマート音声デバイスによるデータ分析方法を実現する電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成でき、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、一つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力デバイスである。出力デバイス1004は、表示デバイス、補助照明デバイス(例えば、LED)、触覚フィードバックデバイス(例えば、振動モータ)などを含むことができる。当該表示デバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオードディスプレイ(LED)、及びプラズマディスプレイを含み得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示デバイスはタッチスクリーンであってもよい。
【0106】
本明細書に説明されるシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向け集積回路(ASIC)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの様々な実施形態は、記憶システム、少なくとも一つの入力デバイス、及び少なくとも一つの出力デバイスからデータ及びコマンドを受信し、記憶システム、少なくとも一つの入力デバイス、及び少なくとも一つの出力デバイスにデータ及びコマンドを送信するようにつなげられた、特殊用途でもよく一般用途でもよい少なくとも一つのプログラマブルプロセッサを含む、プログラム可能なシステム上で実行可能及び/又は解釈可能な一つ又は複数のコンピュータプログラムにおける実行を含んでもよい。
【0107】
これらのコンピューティングプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又は、コードとも称される)は、プログラマブルプロセッサの機械コマンドを含み、高水準のプロセス及び/又はオブジェクト向けプログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語で実行されることができる。本明細書で用いられる「機械可読媒体」という用語は、機械可読信号としての機械コマンドを受け取る機械可読媒体を含むプログラマブルプロセッサに機械コマンド及び/又はデータを提供するのに用いられる任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又はデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、及びプログラマブル論理デバイス)を指す。「機械可読信号」という用語は、プログラマブルプロセッサに機械コマンド及び/又はデータを提供するために用いられる任意の信号を指す。
【0108】
ユーザとのインタラクトを提供するために、本明細書に説明されるシステムと技術は、ユーザに対して情報を表示するための表示デバイス(例えば、CRT(ブラウン管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)、ユーザがコンピュータに入力を与えることができるキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)を有するコンピュータ上に実施されることが可能である。その他の種類のデバイスは、さらに、ユーザとのインタラクションを提供するために使用されることが可能であり、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、又は触覚的フィードバック)であり得、ユーザからの入力は、任意の形態で(音響、発話、又は触覚による入力を含む)受信され得る。
【0109】
本明細書に説明されるシステムと技術の実施は、バックエンド構成要素を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェア構成要素を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンド構成要素を含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータであり、ユーザは、当該グラフィカルユーザインターフェースもしくは当該ウェブブラウザを通じて本明細書で説明されるシステムと技術的実施形態とインタラクションすることができる)、そのようなバックエンド構成要素、ミドルウェア構成要素、もしくはフロントエンド構成要素の任意の組合せを含むコンピューティングシステムに実施されることが可能である。ステムの構成要素は、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互に接続されることが可能である。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイド・エリア・ネットワーク(「WAN」)、インターネットワークを含む。
【0110】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含み得る。クライアントとサーバは、一般的に互いから遠く離れており、通常は、通信ネットワークを通じてインタラクトする。クライアントとサーバとの関係は、相応するコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバの関係にあるコンピュータプログラムによって生じる。
【0111】
本出願の実施例に係る技術案によれば、スマート音声デバイスにより、店舗に入るユーザの特徴情報を採集し、クラウドがユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行うために、採集された店舗に入るユーザの特徴情報に基づいてクラウドにユーザデータと店舗の識別情報とをアップロードし、従来技術と比べて、スマート音声デバイスの性能を拡張し、スマート音声デバイスがクラウドと1つのビジネススマートシステムを構成できるようにし、ビジネスデータの分析を実現し、スマート音声デバイスの関与度と利用率を向上させることができる。
【0112】
本出願の実施例に係る技術案によれば、クラウドはスマート音声デバイスによってアップロードされるユーザデータと店舗の識別情報とを受信し、当該ユーザデータは、スマート音声デバイスが採集されたユーザの特徴情報に基づいてアップロードしたものであり、クラウドは、ユーザデータと店舗の識別情報とに基づいてデータ分析を行う。従来技術と比べて、本出願は、スマート音声デバイスの性能を拡張し、スマート音声デバイスがクラウドと1つのビジネススマートシステムを構成できるようにし、ビジネスデータの分析を実現し、スマート音声デバイスの関与度と利用率を向上させることができる。
【0113】
本出願の実施例に係る技術案によれば、スマート音声デバイスは、カメラを介してユーザの顔画像を採集し、予めトレーニングされた情報を用いてモデルを認識し、採集されたユーザの顔画像に基づいて、ユーザの性別及び/又は年齢を認識し、クラウドにユーザの性別及び/又は年齢アップロードすることもでき、直接にクラウドにユーザの顔画像をアップロードすることを回避し、ユーザのプライバシーを効果的に保護することができる。
【0114】
本出願の実施例に係る技術案によれば、クラウドは店舗の運営データを取得し、運営データと、受信したユーザデータと、店舗の識別情報とに基づいて、店舗のビジネスデータを統計することもでき、店舗オペレーターが参照するために、直接に店舗のスマート音声デバイス又は店舗のアカウントにビジネスデータをフィードバックすることができ、店舗が他のビジネスシステムを導入することを回避し、店舗の管理費用を効果的に節約する。
【0115】
以上で示された様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除できることを理解されたい。例えば、本出願に説明される各ステップは、並列の順序又は順次的な順序で実施されてもよいし、又は異なる順序で実行されてもよく、本出願で開示された技術案の望ましい結果を達成できる限り、ここで制限されない。
【0116】
上記の具体的な実施形態は本出願の保護範囲に対する制限を構成しない。設計要件及び他の要因に従って、様々な修正、組み合わせ、部分的組み合わせ及び置換を行うことができることを当業者は理解するべきである。本出願の精神及び原則の範囲内で行われる修正、同等の置換、改善は、本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
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図7
図8
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図10