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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】オプション給紙装置及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B65H 1/26 20060101AFI20230314BHJP
   G03G 21/16 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
B65H1/26 312H
G03G21/16 195
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019012316
(22)【出願日】2019-01-28
(65)【公開番号】P2020117384
(43)【公開日】2020-08-06
【審査請求日】2021-12-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(74)【代理人】
【識別番号】100141298
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 文典
(74)【代理人】
【識別番号】100187492
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 元啓
(74)【代理人】
【識別番号】100097386
【弁理士】
【氏名又は名称】室之園 和人
(72)【発明者】
【氏名】谷尾 浩治
【審査官】児玉 由紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-258562(JP,A)
【文献】特開平06-115725(JP,A)
【文献】特開2017-057061(JP,A)
【文献】特開2005-075513(JP,A)
【文献】特開2017-102169(JP,A)
【文献】特開平06-271108(JP,A)
【文献】特開2014-009061(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B 25/00-33/00
B65H 1/00- 3/68
G03G 13/00
15/00
21/16-21/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カセット挿入口を有する本体ケース部と、該カセット挿入口を通じて該本体ケース部内に出し入れ可能に収納される給紙カセットとを備えていて、上下方向に積み重ねることで増設可能なオプション給紙装置であって、
上記給紙カセットを上記本体ケース部に対して収納状態でロックするためのロック機構をさらに備え、
上記本体ケース部の上壁には、開口部が形成され、
上記本体ケース部の下面には、係合孔が形成され、
当該オプション給紙装置は、隣接する上側のオプション給紙装置に対して連結機構を介して連結可能に構成され、
上記連結機構は、上記隣接する上側のオプション給紙装置の下面に形成された係合孔に係合する係合部を有する第一固定部と、該第一固定部から垂下して上記開口部を貫通して、当該オプション給紙装置の本体ケース部の一部に螺子を介して固定される第二固定部とを有しており、
上記連結機構は、手動操作によって上記連結を解除するための解除操作部を有しており、
上記螺子は、上記解除操作部として機能するものであって、
上記解除操作部は、当該オプション給紙装置のカセット挿入口からのみアクセス可能に配置されている、オプション給紙装置。
【請求項2】
画像形成装置本体と、
第一カセット挿入口を有する第一本体ケース部と該第一カセット挿入口から該第一本体ケース部内に出し入れ可能に収納される第一給紙カセットとを有するとともに、上記画像形成装置本体の下端部に標準装備される標準給紙装置と、を備えた画像形成装置であって、
上記第一本体ケース部の下面には、係合孔が形成され、
上記標準給紙装置の下面に連結機構を介してオプション給紙装置を連結可能であり、
上記オプション給紙装置は、第二カセット挿入口を有する第二本体ケース部と、該第二カセット挿入口から該第二本体ケース部内に出し入れ可能に収納される第二給紙カセットと、を有しており、
上記第二本体ケース部の上壁には、開口部が形成され、
上記連結機構は、手動操作によって上記連結を解除するための解除操作部を有しており、
上記連結機構は、上記係合孔に係合する係合部を有する第一固定部と、該第一固定部から垂下して上記開口部を貫通して、上記第二本体ケース部の一部に螺子を介して固定される第二固定部とを有しており、
上記螺子は、上記解除操作部として機能するものであって、上記第二カセット挿入口からのみアクセス可能に配置されている、画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オプション給紙装置及び画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ファクシミリやプリンタ、複写機等の画像形成装置は、装置本体の下部に給紙装置を備えている。給紙装置は、偏平な矩形箱状の本体ケース部と、該本体ケース部に対して引き出し可能に収容される給紙カセットとを有している。本体ケース内には、給紙カセットに収容された用紙を給紙するための給紙機構が設けられている。
【0003】
この種の画像形成装置として、オプションの給紙装置を標準装備の給紙装置の下側に積み重ねて増設可能にしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2007-308210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記画像形成装置は、例えば、コンビニエンスストアなどの公共の場所に設置されて不特定多数のユーザーに利用される場合がある。この場合、悪意の第三者が給紙カセットを引き出して該給紙カセット内の用紙を盗む虞がある。
【0006】
これに対して、給紙カセットにロック機構を設けることが考えられる。しかし、特許文献1に示すように、オプションの給紙装置を積み重ねて増設可能な画像形成装置においては、給紙カセットをロックしたとしても、給紙装置を持ち運び可能な単位で(例えば1つだけ)取外すことで給紙装置ごと盗まれる虞がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、給紙カセット内の用紙が盗まれることを防止するだけでなく、オプション給紙装置が持ち運び可能な単位で取り外されて給紙装置ごと盗まれることを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面に係るオプション給紙装置は、カセット挿入口を有する本体ケース部と、該カセット挿入口を通じて該本体ケース部内に出し入れ可能に収納される給紙カセットとを備えていて、上下方向に積み重ねることで増設可能に構成されている。
【0009】
そして、上記給紙カセットを上記本体ケース部に対して収納状態でロックするためのロック機構をさらに備え、当該オプション給紙装置は、隣接する上側のオプション給紙装置に対して連結機構を介して連結可能に構成され、上記連結機構は、手動操作によって上記連結を解除するための解除操作部を有しており、上記解除操作部は、当該オプション給紙装置及び上記隣接する上側のオプション給紙装置の一方のカセット挿入口からのみアクセス可能に配置される。
【0010】
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、画像形成装置本体と、カセット挿入口を有する本体ケース部と、該カセット挿入口から該本体ケース部内に出し入れ可能に収納される給紙カセットとを有するとともに、上記画像形成装置本体の下端部に標準装備される標準給紙装置と、を備えている。
【0011】
そして、上記標準給紙装置の下面には、連結機構を介してオプション給紙装置を連結可能であり、上記連結機構は、手動操作によって上記連結を解除するための解除操作部を有しており、上記解除操作部は、上記オプション給紙装置及び上記標準給紙装置のいずれか一方のカセット挿入口からのみアクセス可能に配置される。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、紙カセット内の用紙が盗まれることを防止するだけでなく、給紙装置が持ち運び可能な単位で取り外されて給紙装置ごと盗まれることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、実施形態におけるオプション給紙装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
図2図2は、標準給紙装置を含む画像形成装置本体と、オプション給紙装置とを分離した状態を示す概略図である。
図3図3は、オプション給紙装置の給紙カセットを示す斜視図である。
図4図4は、標準給紙装置及びオプション給紙装置の双方から給紙カセットを抜き取った状態を示す図2相当図である。
図5図5は、図4のV-V線断面図である。
図6図6は、標準給紙装置の下側横ビームに対するオプション給紙装置の連結構造を示す斜視図である。
図7図7は、オプション給紙装置同士の連結構造を示す斜視図である。
図8図8は、一対の連結部材を示す、後側の斜め下方から見た斜視図である。
図9図9は、一対の連結部材を示す、後側の斜め上方から見た斜視図である。
図10図10は、標準給紙装置の下側横ビームに対する一対の連結部材の係合固定方法を説明するための説明図であって、下側横ビームの上面側から見た図である。
図11図11は、標準給紙装置の下側横ビームに対する一対の連結部材の係合固定方法を説明するための説明図であって、下側横ビームの下面側から見た図である。
図12図12は、標準給紙装置の下側横ビームに対するオプション給紙装置の連結手順を説明するための説明図である。
図13図13は、オプション給紙装置の下側横ビームに対する一対の連結部材の係合固定方法を説明するための説明図であって、下側横ビームの上面側から見た図である。
図14図14は、オプション給紙装置同士の連結固定方法を説明するための説明図である。
図15】実施形態2におけるオプション給紙装置の連結機構の概略構成を説明するための説明図である。
図16図15のXVI-XVI線断面図である。
図17図17は、係合ユニットを示す右斜め上方から見た斜視図である。
図18図18は、係合ユニットを示す右斜め下方から見た斜視図である。
図19図19は、図18のXIX方向矢視図である。
図20図20は、図15のXX線断面図である。
図21図21は、図20のXXI方向矢視図である。
図22図22は、図21における貫通孔の周辺を拡大して示す拡大図である。
図23図23は、被係合ユニットを示す斜視図である。
図24図24は、係合ユニットと被係合ユニットとの係合動作を説明するための説明図であって、係合状態に遷移する直前の状態を示す図である。
図25図25は、係合ユニットと被係合ユニットとの係合動作を説明するための説明図であって、係合状態に遷移した状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
【0015】
[画像形成装置1の全体構成]
図1は、本実施形態の画像形成装置1を示す外観斜視図である。尚、以下の説明において、前側、後側は、画像形成装置1の前側、後側を意味し、左側、右側は、画像形成装置1を前側から見たときの左側、右側を意味するものとする。
【0016】
画像形成装置1は画像形成装置本体2を有しており、画像形成装置本体2の下端部には給紙装置(以下、標準給紙装置という)10が標準装備されている。この給紙装置10は、画像形成装置1に対して着脱不能に固定されている。
【0017】
給紙装置10は、略矩形箱状の本体ケース部11と、該本体ケース部11に対して前側に引出し可能に収容された給紙カセット12とを有している。
【0018】
給紙カセット12は、シート状の用紙(例えば用紙やOHPシート)を束状に積載した状態で収容する。本体ケース部11の後端部には、給紙カセット12内に収容された用紙を一枚ずつ分離して画像形成装置本体2に向けて給紙する給紙機構が収容されている。給紙カセット12の前端面の左右方向の中央部には持手部12aが設けられている。給紙カセット12の前端面の右側端部には、鍵穴を有するシリンダー錠13が設けられている。シリンダー錠13の鍵穴に鍵を挿入して回転させることで、給紙カセット12に設けられた不図示のロック部材をロック状態とアンロック状態とに切り替えることができる。ロック状態では、ロック部材が本体ケース部11の被係合部に係合することで給紙カセット12が引き出し不能になる。一方、アンロック状態では、ロック部材と該被係合部との係合が解錠されて給紙カセット12を本体ケース部11から前側に引き出すことができる。
そして、上記ロック部材と上記シリンダー錠13とがロック機構を構成している。尚、ロック機構の構成はこれに限ったものではなく、例えばシリンダー錠13に替えて、操作部2から暗証番号を入力してユーザー認証に成功した場合にのみモーターでロックを解錠するような機構であってもよい。
【0019】
標準給紙装置10の下側にはさらに、オプション給紙装置20が着脱可能に設けられている。オプション給紙装置20は複数段に重ねることで、必要に応じて順次増設可能になっている。オプションの給紙装置20の詳細は後述する。
【0020】
画像形成装置本体2内における給紙カセット3の上側の空間内には、標準給紙装置10又はオプション給紙装置20より供給される用紙に画像を印刷する画像形成部や、画像形成後の用紙を排出トレイ2aに排出する搬送機構等が収容されている。画像形成部による印刷方式としては、例えば電子写真方式はやインクジェット方式を採用することができる。
【0021】
排出トレイ2aは、画像形成装置本体2の上面を凹ませて形成されている。画像形成装置本体2の上面の前側且つ右側の隅部には、ユーザーが印刷条件の設定や印刷開始の指示等を行うための操作部2bが設けられている。操作部2bは、プッシュ式の操作キーや液晶式のタッチパネル等により構成される。
【0022】
[オプション給紙装置20の構成]
図2に示すように、オプション給紙装置20は、標準装備の給紙装置10の下側に後付けで装着される。この例では、オプション給紙装置20が一段の例を示しているが、これに限ったものではなく、二段以上であってもよい。
【0023】
オプション給紙装置20は、矩形箱状の本体ケース部30と、該本体ケース部30に対して前側に引出し可能に収納された給紙カセット40とを有している。
【0024】
給紙カセット40内には、シート状の用紙(例えば用紙やOHPシート)が束状に積載されてセットされている。本体ケース部30の後端部には、給紙カセット40内に収容された用紙を一枚ずつ分離して画像形成装置本体2に向けて給紙する給紙機構が収容されている。
【0025】
給紙カセット40の前端面の左右方向の中央部には持手部40aが設けられている。給紙カセット40の前端面の右側端部には、鍵穴を有するシリンダー錠50が設けられている。シリンダー錠50の鍵穴に鍵を挿入して回転させることで、給紙カセット40に設けられた不図示のロック部材をロック状態とアンロック状態とに切り替えることができる。ロック状態では、ロック部材が本体ケース部30の被係合部に係合することで給紙カセット40が引き出し不能になる。一方、アンロック状態では、ロック部材と該被係合部との係合が解錠されて給紙カセット40を本体ケース部30から前側に引き出すことができる。
そして、上記ロック部材と上記シリンダー錠50とがロック機構を構成している。尚、上述の標準給紙装置10と同様に、ロック機構は、ユーザー認証に成功した場合にのみロックを電気的に解錠するような機構であってもよい。
【0026】
図3は、オプション給紙装置20の給紙カセット40を示す斜視図である。給紙カセット40の左右の側面には、前後方向に水平に延びるレール板40bが突設されている。このレール板40bが、本体ケース部30に設けられたレール37a(図21にのみ示す)の上面にスライド可能に支持されている。尚、上述した標準給紙装置10の給紙カセット12も、オプション給紙装置20の給紙カセット40と同様の構成を有している。ここでは、説明を簡略化するために給紙カセット40のみを代表して図示した。
【0027】
図4は、標準給紙装置10及びオプション給紙装置20からそれぞれ給紙カセット12及び給紙カセット40を抜き取った状態を示す図2相当図である。
【0028】
この図を参照して、標準給紙装置10の本体ケース部11及びオプション給紙装置20の本体ケース部30の概略構成を説明する。
【0029】
図4の上段図を参照して、標準給紙装置10の本体ケース部11は、下側横ビーム11aと下面プレート11bとを有している。下面プレート11bは、前後方向に延びる矩形板状をなしている。下面プレート11bは、画像形成装置本体2の下面に対向して配置されている。そして、下面プレート11bと画像形成装置本体2の下面との間には、給紙カセット12を収容するための収容空間11dが形成されている。
【0030】
下側横ビーム11aは、左右方向に延びる矩形板状に形成されている。下側横ビーム11aは、下面プレート11bの前端部を支持するフレーム部材として機能する。下側横ビーム11aには、左右方向に間隔を空けて並ぶ一対の係合孔11cが形成されている。この係合孔11cは、後述する連結部材60L,60Rによってオプション給紙装置20を標準給紙装置10(画像形成装置本体2)に固定する際に利用される。
【0031】
図4の下段図に示すように、本体ケース部30は、中央ケース部31と、該中央ケース部31の左右両側にそれぞれ配置された左側中空ケース部32L及び右側中空ケース部32Rと、上壁33とを有している。
【0032】
中央ケース部31は、前後方向に長い偏平なフレーム部材である。左側中空ケース部32L及び右側中空ケース部32Rは、中央ケース部31の左側壁及び右側壁に沿って前後方向に延びている。左側中空ケース部32L及び右側中空ケース部32Rの内部は、前後方向に延びる中空空間とされている。
【0033】
中央ケース部31の前端部には、左右方向に延びる上側横ビーム31aと下側横ビーム31bとが上下方向に間隔を空けて配置されている。上側横ビーム31a及び下側横ビーム31bは、左側中空ケース部32L及び右側中空ケース部32Rの前端部同士を連結する。上側横ビーム31a及び下側横ビーム31b間の空間は、給紙カセット40を挿入するためのカセット挿入口31cを構成している。下側横ビーム31bは、下面プレート31kの前端部を支持する支持部材としても機能する。
【0034】
上壁33における上側横ビーム31aの後側に位置する部分は、大きく切欠かれて略六角形状の開口部33bを形成している。この開口部33bは、後述する連結部材60L,60Rの貫通部としても機能する。尚、開口部33bは、連結部材60L,60Rの配置箇所にのみ設けられていてもよい。上壁33の後端部には、左右方向に間隔を空けて並ぶ一対のボス33aが突設されている。この一対のボス33aが画像形成装置本体2の下面に形成された不図示の位置決め穴に嵌合することで、画像形成装置本体2に対するオプション給紙装置20の位置決めがなされる。
【0035】
図5は、図4の本体ケース部30をV-V線で切断した切断図である。この図を参照して、中央ケース部31の上側横ビーム31a及び下側横ビーム31bの構成をより詳細に説明する。
【0036】
上側横ビーム31aは、上下に間隔を空けて並ぶ一対の対向板31dを有している。一対の対向板31dの間には、後述する左側連結部材60L及び右側連結部材60Rが取付けられる左側取付部31L及び右側取付部31Rが設けられている。各取付部31L,31Rはそれぞれ、一対の縦リブ31fの間に設けられている。各取付部31L,31Rは、螺子孔31eを有する筒状部と、筒状部の周面から径方向外側に十字状に延びる補強リブ31gとを有している。補強リブ31gの上下両端部は一対の対向板31dに接続され、左右両端部は一対の縦リブ31fに接続されている。
【0037】
下側横ビーム31bは、左右方向に延びる一枚の矩形板によって構成されている。下側横ビーム31bの下面には、補強用のリブが格子状に形成されている。そして、下側横ビーム31bには、後述する左側連結部材60L及び右側連結部材60Rに係合する一対の係合孔31iが形成されている。一対の係合孔31iは、左右方向において上記各取付部31L,31Rに対応する位置に形成されている。
【0038】
[標準給紙装置10に対するオプション給紙装置20の連結構成]
図6に示すように、標準給紙装置10に対してオプション給紙装置20を連結固定する際には、一対の連結部材60L,60Rを使用する。具体的には、各連結部材60L,60Rの水平板部61を、標準給紙装置10の下側横ビーム11aに係合固定し、各連結部材60L,60Rの鉛直板部62をオプション給紙装置20の上側横ビーム31aに設けられた各取付部31L,31Rに螺子70で固定する。
【0039】
[オプション給紙装置20同士の連結構成]
図7に示すように、オプション給紙装置20同士を連結固定する際にも、同様に一対の連結部材60L,60Rを使用する。具体的には、各連結部材60L,60Rの水平板部61を、上側のオプション給紙装置20の下側横ビーム31bに係合固定し、各連結部材60L,60Rの鉛直板部62を、下側のオプション給紙装置20の上側横ビーム31aに設けられた各取付部31L,31Rに螺子70で固定する。
【0040】
[連結部材60L,60Rの構成]
図8及び図9を参照して、一対の連結部材60L,60Rの詳細を説明する。左側連結部材60Lと右側連結部材60Rとは左右対称で同じ形状を有している。
【0041】
具体的には、各連結部材60L,60Rは、水平板部61、鉛直板部62、係合片63、第一規制片64及び第二規制片65を有している。
【0042】
水平板部61は、左右方向に幅を持つ矩形板状をなしており、鉛直板部62は水平板部61の前端部から下側に垂下している。係合片63は、水平板部61の左右方向の外側の端縁に形成された断面L字状片からなる。第一規制片64は、鉛直板部62の左右方向の外側端縁に凸状に形成されている。第二規制片65は、鉛直板部62の下端縁から前側に水平に突出する矩形板状に形成されている。第一規制片64及び第二規制片65は、後述するように、各連結部材60L,60Rが傾かないようにその位置を規制する役割を果たす。
【0043】
[連結部材60L,60Rの組付け手順]
先ず、図10図12を参照して、標準給紙装置10に対してオプション給紙装置20を連結固定する際の各連結部材60L,60Rの組付け手順を説明する。
【0044】
図10及び図11に示すように、作業者は、標準給紙装置10の下側横ビーム11aに形成された左右の係合孔11cにそれぞれ、左側連結部材60L及び右側連結部材60Rの係合片63(この例では、前後一対の係合片63のうち後側の係合片63)を挿通する。その後、作業者は、左側連結部材60Lを左側にスライドさせ、右側連結部材60Rを右側にスライドさせる(図中の白抜き矢印を参照)。これにより、左側連結部材60L及び右側連結部材60Rの係合片63が係合孔11cの端縁に係合して引っ掛かる。そうして、各連結部材60L,60Rが下側横ビーム11aに係合固定される。尚、下側横ビーム11aの上面には、この係合固定状態で、係合片63が表面に突出しないように溝部11eが形成されている。
【0045】
この状態で、連結用のオプション給紙装置20を準備する。そして、図12に示すように、作業者は、オプション給紙装置20の上側横ビーム31aの各取付部31L,31Rに、各連結部材60L,60Rの鉛直板部62を当接させ、鉛直板部62の取付孔62aの位置を各螺子孔31eの位置に合わせる(図12中の太二点鎖線参照)。そして、この位置合わせが完了した後に、各取付孔62aに螺子70(図12では図示所略)を挿通して螺子孔31eに締め込む(螺合させる)。ここで、螺子70の締込み作業は、給紙装置20の前側からカセット挿入口31cに手を入れて、手の平が前側を向くように手首を曲げて行うようにすればよい。
【0046】
螺子70の締込み作業が完了すると、標準給紙装置10の下側横ビーム11aと、オプション給紙装置20の上側横ビーム31aとが、一対の連結部材60L,60Rを介して連結固定される。
【0047】
尚、各連結部材60L,60Rの組付け時に、第一規制片64は一方の縦リブ31fの後端面に当接し、第二規制片65が、一対の縦リブ31fの後端部に下方から当接することで、各連結部材60L,60Rの姿勢が傾くことを防止している。
【0048】
次に、図13及び図14を参照して、オプション給紙装置20同士を連結固定する際の連結部材60L,60Rの組付け手順を説明する。
【0049】
図13に示すように、作業者は、先ず、オプション給紙装置20の下側横ビーム31bに形成された左右の係合孔31iにそれぞれ、左側連結部材60L及び右側連結部材60Rの係合片63(この例では、前後一対の係合片63のうち前側の係合片63)を挿通する。その後、左側連結部材60Lを左側にスライドさせ、右側連結部材60Rを右側にスライドさせる(図中の白抜き矢印を参照)。これにより、左側連結部材60L及び右側連結部材60Rの係合片63が係合孔31iの端縁に係合して引っ掛かる。これにより、各連結部材60L,60Rが、オプション給紙装置20の下側横ビーム31bに係合固定される。尚、下側横ビーム31bの上面には、この係合固定状態で、係合片63が表面から突出しないように溝部31hが形成されている。
【0050】
この状態で、連結用のオプション給紙装置20を準備する。そして、図14に示すように、作業者は、各連結部材60L,60Rの鉛直板部62をそれぞれ、増設するオプション給紙装置20の上側横ビーム31aの各取付部31L,31Rに当接させ、各鉛直板部62の取付孔62aの位置を螺子孔31eの位置に合わせる(図14中の太二点鎖線参照)。そして、この位置合わせが完了した後に、各取付孔62aに螺子70(図14では図示省略)を挿通して螺子孔31eに締め込む(螺合させる)。
【0051】
ここで、螺子70の締込み作業は、給紙装置20の前側からカセット挿入口31cに手を入れて、手の平が前側を向くように手首を曲げて行うようにすればよい。
【0052】
螺子70の締込み作業が完了すると、既設のオプション給紙装置20の下側横ビーム31bと、増設用のオプション給紙装置20の上側横ビーム31aとが、一対の連結部材60L,60Rを介して連結固定される。
【0053】
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、オプション給紙装置20は、給紙カセット40を本体ケース部30に対して収納状態でロックするためのシリンダー錠50(ロック機構の一部)を有している。オプション給紙装置20は、隣接する上側の標準給紙装置10に対して一対の連結部材60L,60R(連結機構の一例)を介して連結可能に構成されている。
【0054】
そして、各連結部材60L,60Rは、螺子70(図6参照)によってオプション給紙装置20の上側横ビーム31a(本体ケース部の一部)の取付部31L,31Rに固定されており、手動によって螺子70を緩めることで、各連結部材60L,60Rを取り外し可能になっている。そして、この連結解除操作の対象である螺子70は、図12の説明でも述べたように、カセット挿入口31cからのみアクセス可能になっている。
【0055】
この構成によれば、作業者は連結解除操作部である螺子70にアクセスするためには、先ず、給紙カセット40を本体ケース部30から抜き取る必要がある。給紙カセット40はシリンダー錠50に所定の鍵を差し込んでロックを解除しない限り抜き取ることができない。よって、シリンダー錠50の鍵を持っていない第三者は、給紙カセット40を引き出すことができないばかりか、カセット挿入口31cから連結解除対象である螺子70にアクセスすることができない。よって、鍵を持っていない第三者は、給紙カセット40内の用紙を盗むことができないのは勿論のこと、連結部材60L,60Rを取り外してオプション給紙装置20ごと盗むこともできない。よって、用紙の盗難及びオプション給紙装置20の盗難の双方を確実に防止することができる。
【0056】
また、本実施形態では、オプション給紙装置20の上面には開口部33bが形成されており、各連結部材60L,60Rは、水平板部61(第一固定部)と鉛直板部62(第二固定部)と係合片63(係合部)とを有している。水平板部61は、標準給紙装置10の下面に形成された係合孔31iに係合する係合片63を有し、鉛直板部62は、水平板部61から垂下して上記開口部33bを貫通し、オプション給紙装置20の上側横ビーム31aに螺子70を介して固定される(図6参照)。
【0057】
この構成によれば、水平板部61は、標準給紙装置10の下面に係合片63を介して係合固定されているので、水平板部61及び鉛直板部62の双方を螺子固定する場合に比べて、連結部材60L,60Rの取付け及び取外し作業が容易になる。
【0058】
また、上記係合片63は、前後方向に間隔を空けて一対設けられている。これによれば、係合孔31iに対して前側の係合片63と後側の係合片63とのいずれを係合させるかを選択することで、各連結部材60L,60Rの前後位置を二段階で調整することができる。
【0059】
《実施形態2》
次に、図15図25を参照して実施形態2について説明する。この実施形態は、連結機構の構成が実施形態1とは異なっている。尚、以下の説明において、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
【0060】
すなわち、本実施形態では、連結機構は、係合ユニット100と被係合ユニット200とで構成されていて、オプション給紙装置20の装着動作に連動して両ユニット100,200を係合させる。
【0061】
具体的には、図15に示すように、係合ユニット100は、オプション給紙装置20の右側中空ケース部32R内に収容されている。係合ユニット100は、右側中空ケース部32Rの底壁34上に固定されている。係合ユニット100の後側には、被係合ユニット200の通過を許容する矩形状の開口部(通過開口)35が形成されている。尚、図示しないが、標準給紙装置10の右側中空ケース部32R内にも係合ユニット100が収容されている。
一方、被係合ユニット200は、オプション給紙装置20の上面(上壁33)の右側端部に固定されている。
【0062】
図16は、係合ユニット100の縦断面図を示している。係合ユニット100は、係合スライダー101と、係合スライダー101を前後方向にスライド可能に保持するスライダー保持部材102と、係合スライダー101を常時後側に付勢する付勢バネ103と、を有している。オプション給紙装置20の増設時には、この係合スライダー101が、被係合ユニット200の係合バー201に係合することで(下側に入り込むことで)、係合ユニット100と被係合ユニット200とが連結される。
【0063】
[係合ユニット100の詳細]
図16図22を参照して、係合ユニット100の詳細構成を説明する。
係合スライダー101は、前後方向に延びる板状のスライダー本体101aと、L字状の接続部101bを介してスライダー本体101aの前端部に接続された左右一対の鉛直板101cとを有している。
【0064】
左側の鉛直板101cは、図20図22に示すように、区画壁37に形成された貫通孔36からカセット収容空間側に露出している。貫通孔36は、作業者の指一本(例えば人差し指)が入る程度の大きさであることが好ましい。作業者は、この貫通孔36に指を入れて、左側の鉛直板101cを指で前側に押すことで、係合ユニット100と被係合ユニット200との係合を解除可能になっている。区画壁37は、右側中空ケース部32Rと、中央ケース部31(つまり、カセット収容空間)とを区画する壁である。貫通孔36は、給紙カセット40をガイドするレール37aの上面と同じ高さに形成されている。
【0065】
スライダー本体101aの後端部には、係合動作を行う際に係合バー201に当接する傾斜当接面101gが形成されている。傾斜当接面101gに上向きの力が作用すると、傾斜当接面101gにて水平方向の分力が発生してスライダー本体101aが前側にスライドするようになっている。
【0066】
スライダー本体101aの幅方向の両側端面には、前後方向に間隔を空けて並ぶ一対のスライド凸部101eが突設されている。このスライド凸部101eは、スライダー保持部材102のスライド孔102eに前後方向に移動可能に支持されている。
【0067】
スライダー本体101aの前端部には垂下板101dが接続されている。垂下板101dの前側面にはボス部101fが突設されている。このボス部101fは、付勢バネ103の端部に内挿されて該付勢バネ103を脱落不能に保持する。
【0068】
スライダー保持部材102は、係合スライダー101を下方から支持するベース板102aと、係合スライダー101を挟んで左右両側に位置する一対の対向支持板102bと、ベース板102aの前端部から起立する起立板102cと、天板部102dとを有している。
【0069】
ベース板102aの下面の後端部には断面L字状の固定用係合部102hが形成されている。この固定用係合部102hは、右側中空ケース部32R内の固定部材である固定バー38(図16参照)に係合している。
【0070】
ベース板102aの後端部を除く部分には前後方向に延びる矩形開口102gが形成されている。この矩形開口102gは、垂下板101dの幅方向の両端面をガイドするように形成されている。
【0071】
一対の対向支持板102bにはそれぞれ、前後方向に延びる上記スライド孔102eが形成されている。
【0072】
一対の対向支持板102bと起立板102cとの間には矩形状の切欠部102fが設けられている。上記係合スライダー101の鉛直板101cは、この切欠部102fから左右方向の外側に突出している。
【0073】
起立板102cにおける上記係合スライダー101の垂下板101dとの対向面にはボス102i(図19参照)が突設されている。ボス102iは、付勢バネ103の端部に内挿されて該付勢バネ103を脱落不能に保持する。
【0074】
上記天板部102dには、左右方向に並ぶ一対の取付孔102kが形成されている。スライダー保持部材102は、この一対の取付孔102kに挿通された螺子104によって 移動不能に固定されている。
【0075】
付勢バネ103は、例えば圧縮コイルスプリングがからなる。付勢バネ103は、スライダー保持部材102の起立板102cと、係合スライダー101の垂下板101dとの間に圧縮された状態で配置されている。
【0076】
[被係合ユニット200の詳細]
次に、図23を参照して被係合ユニット200の詳細構成を説明する。
被係合ユニット200は、左右方向に延びる係合バー201と、係合バー201の左右両端部を支持する一対の支持板202と、一対の支持板202の基端部が接続されるベース板203とを有している。ベース板203は、前後方向に長い矩形状をなしている。ベース板203の前後方向の両端部にはそれぞれ取付孔203aが形成されている。ベース板203は、取付孔203aに挿通した螺子(図示省略)によってオプション給紙装置20の上壁33に固定されている。
【0077】
[連結動作の説明]
次に、図15図24及び図25を参照して、係合ユニット100と被係合ユニット200との係合動作によりオプション給紙装置20同士が連結される過程を説明する。
【0078】
図15の例においては、増設用のオプション給紙装置20が下側にセットされ、画像形成装置本体2(図15では図示省略)を含む既設のオプション給紙装置20を上側にセットしている。そして、上側のオプション給紙装置20を、下側のオプション給紙装置20の上面に積み上げるときに、下側のオプション給紙装置20の被係合ユニット200が、上側のオプション給紙装置20の底壁34の開口部35を通って右側中空ケース部32R内に進入する。このとき、図24に示すように、被係合ユニット200の係合バー201が係合スライダー101の傾斜当接面101gに当接する。これにより係合バー201には、傾斜当接面101gより前側に向かう分力が作用する。この結果、係合スライダー101が前側にスライドする。そして、係合スライダー101が係合バー201を乗り越えると、傾斜当接面101gに力が作用しなくなるので、係合スライダー101は付勢バネ103の付勢力によって後側に移動する。この結果、図25に示すように、係合スライダー101が係合バー201の下側に入り込んで、係合ユニット100と被係合ユニット200とが上下方向に離間不能にロックされる。この結果、オプション給紙装置20同士が連結される。
【0079】
[連結解除の方法]
一旦連結されたオプション給紙装置20同士の連結を解除する場合には、作業者は先ず、上側のオプション給紙装置20の給紙カセット40を抜き取る。そして、作業者は、カセット収容空間に手を入れて、図22に示す貫通孔36に指を挿入する。そして、挿入した指で鉛直板101cを付勢部材103の付勢力に抗して前側に引く。そうすると、鉛直板101cに連結されたスライダー本体101aも前側に移動する。図25に示す状態からスライダー本体101aが前側に移動することで、係合バー201とスライダー本体101aとの係合が解除される。したがって、作業者は、鉛直板101cを前側に引き寄せつつ、上側のオプション給紙装置20を持ち上げることで、オプション給紙装置20同士の連結を解除することができる。
【0080】
[作用効果]
以上説明したように、本実施形態の連結機構は、増設用のオプション給紙装置20を既設のオプション給紙装置20(隣接する上側の給紙装置)の下面に装着する装着動作に連動して(図15参照)、既設のオプション給紙装置20の係合ユニット100と、増設用のオプション給紙装置20の被係合ユニット200とを係合させるようになっている。そうして、係合ユニット100と被係合ユニット200とが係合することで、両給紙装置20同士が連結される(図15図24及び図25等参照)。
【0081】
この構成によれば、オプション給紙装置20の装着動作(増設するオプション給紙装置20の上側に既設のオプション給紙装置20を載置する動作)を行うだけで、係合ユニット100と被係合ユニット200とが自動的に係合して、両オプション給紙装置20が連結される。よって、オプション給紙装置20の連結作業を容易に行うことができる。
【0082】
また、オプション給紙装置20とこれに隣接する上側のオプション給紙装置20との連結を解除するためには、上述したように(1)隣接する上側の給紙装置20の給紙カセット40を抜き取った後に、(2)上記区画壁37に形成された貫通孔36に指を入れて係合スライダー101の鉛直板101c(解除操作部)を前側に引き寄せる操作が必要になる。したがって、給紙カセット40のシリンダー錠50の鍵を有さない第三者は、先ず、上記(1)の作業を実行することができないので、上記(2)以下の作業に進むことができない。
よって、シリンダー錠50の鍵を持っていない第三者は、給紙カセット40内の用紙を盗むことができないのは勿論のこと、係合ユニット100と被係合ユニット200との係合を解除してオプション給紙装置20ごと盗むこともできない。よって、用紙の盗難及びオプション給紙装置20の盗難の双方を確実に防止することができる。
【0083】
《他の実施形態》
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0084】
上記実施形態2では、係合ユニット100と被係合ユニット200との係合による連結構成を二つのオプション給紙装置20間に適用するようにしたが、これに限ったものはなく、標準給紙装置10とオプション給紙装置20との間に適用するようにしてもよい。
この場合、例えば、例えば標準給紙装置10の右側中空部内に係合ユニット100を収容し、オプション給紙装置20の上面に被係合ユニット200を配置するようにすればよい。
【0085】
また、上記実施形態2では、係合ユニット100に対して被係合ユニット200を下側から係合させることでオプション給紙装置20同士を連結するようにしているが、これとは逆に、被係合ユニット200に対して係合ユニット100を下側から係合させるようにしてもよい。この場合、例えば係合ユニット100をオプション給紙装置20の上面に配置し、被係合ユニット200をオプション給紙装置20の下面から突出させるようにすればよい。
【0086】
また、本発明は上記実施形態1及び2に限定されるものでなく、本発明には、これらの実施形態1及び2を適宜組み合わせた構成が含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
以上説明したように、本発明は、オプション給紙装置及び画像形成装置について有用である。
【符号の説明】
【0088】
1 :画像形成装置
2 :画像形成装置本体
10 :標準給紙装置
11 :本体ケース部
11a :下側横ビーム
11c :係合孔
12 :給紙カセット
13 :シリンダー錠(ロック機構)
20 :オプション給紙装置
30 :本体ケース部
31a :上側横ビーム(本体フレーム部の一部)
31c :カセット挿入口
31e :螺子孔
31i :係合孔
33 :上壁
33b :開口部
35 :開口部(通過開口)
40 :給紙カセット
50 :シリンダー錠(ロック機構)
60L :連結部材(連結機構)
60R :連結部材(連結機構)
61 :水平板部
62 :鉛直板部
62a :取付孔
63 :係合片
70 :螺子(解除操作部)
101c :鉛直板(解除操作部)
100 :係合ユニット(連結機構)
200 :被係合ユニット(連結機構)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
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図18
図19
図20
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図22
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図25