(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】点灯装置、照明器具および照明制御システム
(51)【国際特許分類】
H05B 47/19 20200101AFI20230314BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20230314BHJP
H05B 47/175 20200101ALI20230314BHJP
【FI】
H05B47/19
H04Q9/00 301D
H04Q9/00 331B
H05B47/175
(21)【出願番号】P 2019085685
(22)【出願日】2019-04-26
【審査請求日】2022-02-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100148057
【氏名又は名称】久野 淑己
(72)【発明者】
【氏名】船山 信介
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 弥生
【審査官】坂口 達紀
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-081809(JP,A)
【文献】特開2014-056670(JP,A)
【文献】特開2018-185934(JP,A)
【文献】特開2014-089924(JP,A)
【文献】特開2015-149710(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 39/00-39/10
45/00-45/58
47/00-47/29
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を点灯させる点灯回路と、無線信号に応じて前記点灯回路を制御する制御回路と、を有する電源装置と、
外部の操作装置から前記無線信号を受信する第1通信部と、
外部機器との間に生じる電磁波または電磁誘導により電力を供給され前記外部機器と無線通信を行い、前記操作装置が記憶する前記無線信号の送信先アドレスと、前記第1通信部の識別アドレスと、を一致させる第2通信部と、
を備え
、
前記第2通信部は、前記第1通信部の前記識別アドレスを、前記無線信号の前記送信先アドレスとして前記無線通信により前記外部機器に送信することを特徴とする点灯装置
。
【請求項2】
前記第2通信部の前記無線通信はNFCであることを特徴とする請求項
1に記載の点灯装置。
【請求項3】
前記第2通信部の前記無線通信はRFIDであることを特徴とする請求項
1に記載の点灯装置。
【請求項4】
前記外部機器を前記第2通信部にかざすことで、前記外部機器と前記第2通信部との間で前記無線通信が実施されることを特徴とする請求項1から
3の何れか1項に記載の点灯装置。
【請求項5】
前記外部機器は、スマートフォンまたはタブレットであることを特徴とする請求項1から
4の何れか1項に記載の点灯装置。
【請求項6】
前記光源と、
請求項1から
5の何れか1項に記載の点灯装置と、
を備えることを特徴とする照明器具。
【請求項7】
前記外部機器と前記第2通信部との間で前記無線通信が実施されている状態で、前記第2通信部と前記外部機器は非金属の部材に隔てられることを特徴とする請求項
6に記載の照明器具。
【請求項8】
前記無線通信は、前記照明器具が設置された状態で実施されることを特徴とする請求項
6または
7に記載の照明器具。
【請求項9】
請求項
6から
8の何れか1項に記載の照明器具を複数備え、
前記複数の照明器具の各々では、前記第2通信部は前記外部機器から自己が属するグループの情報を受信し、前記制御回路は前記グループ宛ての前記無線信号に応じて前記点灯回路を制御することを特徴とする照明制御システム。
【請求項10】
照明器具と、通信装置と、を備え、
前記照明器具は、光源と、点灯装置と、を備え、
前記点灯装置は、
前記光源を点灯させる点灯回路と、無線信号に応じて前記点灯回路を制御する制御回路と、を有する電源装置と、
外部の操作装置から前記無線信号を受信する第1通信部と、
外部機器との間に生じる電磁波または電磁誘導により電力を供給され前記外部機器と無線通信を行い、前記操作装置が記憶する前記無線信号の送信先アドレスと、前記第1通信部の識別アドレスと、を一致させる第2通信部と、
を備え、
前記通信装置は、前記第1通信部に前記無線信号を送信する第3通信部と、前記第2通信部と前記無線通信を行う第4通信部と、を有す
ることを特徴とする照明制御システム。
【請求項11】
前記通信装置は操作リモコンであることを特徴とする請求項1
0に記載の照明制御システム。
【請求項12】
前記第4通信部は、前記第2通信部から前記識別アドレスを受信し、
前記第3通信部は、前記識別アドレスを前記送信先アドレスとして前記無線信号を送信することを特徴とする請求項1
0または1
1に記載の照明制御システム。
【請求項13】
前記第4通信部は、前記送信先アドレスを前記第2通信部に送信し、
前記第2通信部は、前記送信先アドレスを前記識別アドレスとして記憶し、
前記第3通信部は、前記送信先アドレス宛に前記無線信号を送信することを特徴とする請求項1
0または1
1に記載の照明制御システム。
【請求項14】
前記照明器具を複数備え、
前記第4通信部は、前記複数の照明器具の前記第2通信部から複数の識別アドレスをそれぞれ受信し、
前記第3通信部は、前記複数の識別アドレスで前記複数の照明器具を一括して制御することを特徴とする請求項1
2に記載の照明制御システム。
【請求項15】
前記照明器具と、前記通信装置と、をそれぞれ複数備え、
前記複数の照明器具は、複数の第1照明器具と、複数の第2照明器具と、を含み、
前記複数の通信装置は、第1通信装置と第2通信装置とを含み、
前記第1通信装置は、前記複数の第1照明器具から複数の第1識別アドレスをそれぞれ受信し、前記複数の第1識別アドレスで前記複数の第1照明器具を一括して制御し、
前記第2通信装置は、前記複数の第2照明器具から複数の第2識別アドレスをそれぞれ受信し、前記複数の第2識別アドレスで前記複数の第2照明器具を一括して制御することを特徴とする請求項1
2に記載の照明制御システム。
【請求項16】
前記通信装置または前記外部機器は、前記照明器具の配置に応じて前記送信先アドレスを生成する機能を有することを特徴とする請求項1
0から
15の何れか1項に記載の照明制御システム。
【請求項17】
前記通信装置または前記外部機器は、前記送信先アドレスを前記操作装置に記憶させる機能を有することを特徴とする請求項
16に記載の照明制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、点灯装置、照明器具および照明制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、光源を有する照明モジュールと、無線ネットワークを介して受信される制御信号を照明モジュールに伝達する通信モジュールを含む照明装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような無線による照明制御システムでは、アドレスと照明器具の紐付けが複雑となることがある。一般に、照明器具に搭載された無線モジュールには、アドレスがランダムに付与される。このため、アドレスと複数の照明器具とを紐付けするためには、例えばすべての照明器具の無線アドレスを取得し、取得したアドレスで1台ずつ照明器具を点灯させて、目視で設置場所を確認するという作業が必要であった。照明器具は、1物件につき数万台設置されることもある。従って、アドレスと複数の照明器具を紐付けするために、膨大な作業が発生するおそれがある。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、アドレスと照明器具との紐付けを簡単にできる点灯装置、照明器具および照明制御システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る点灯装置は、光源を点灯させる点灯回路と、無線信号に応じて該点灯回路を制御する制御回路と、を有する電源装置と、外部の操作装置から該無線信号を受信する第1通信部と、外部機器との間に生じる電磁波または電磁誘導により電力を供給され該外部機器と無線通信を行い、該操作装置が記憶する該無線信号の送信先アドレスと、該第1通信部の識別アドレスと、を一致させる第2通信部と、を備え、該第2通信部は、該第1通信部の該識別アドレスを、該無線信号の該送信先アドレスとして該無線通信により該外部機器に送信する。
本開示に係る照明制御システムは、照明器具と、通信装置と、を備え、該照明器具は、光源と、点灯装置と、を備え、該点灯装置は、該光源を点灯させる点灯回路と、無線信号に応じて該点灯回路を制御する制御回路と、を有する電源装置と、外部の操作装置から該無線信号を受信する第1通信部と、外部機器との間に生じる電磁波または電磁誘導により電力を供給され該外部機器と無線通信を行い、該操作装置が記憶する該無線信号の送信先アドレスと、該第1通信部の識別アドレスと、を一致させる第2通信部と、を備え、該通信装置は、該第1通信部に該無線信号を送信する第3通信部と、該第2通信部と該無線通信を行う第4通信部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る点灯装置では、第2通信部の無線通信により、操作装置が記憶する無線信号の送信先アドレスと、第1通信部の識別アドレスとを一致させることができる。従って、アドレスと照明器具との紐付けを簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態1に係る照明器具の斜視図である。
【
図2】実施の形態1に係る照明器具の回路ブロック図である。
【
図3】実施の形態1に係る第2通信部の平面図である。
【
図4】実施の形態1に係る第2通信部の構成を示す図である。
【
図5】実施の形態2に係る照明制御システムを説明する図である。
【
図6】実施の形態3に係る照明制御システムを説明する図である。
【
図7】実施の形態3に係る通信装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態に係る点灯装置、照明器具および照明制御システムについて図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明器具500の斜視図である。照明器具500は、長方形の筐体210と、筐体210に取り付けられた光源部200とを備える。筐体の内部には、後述する電源装置220が収納されている。照明器具500は天井等の被取付部に取り付けられる。
【0011】
筐体210の側面には、通信回路部520が取り付けられる。通信回路部520の内部には、第1通信部100と第2通信部101が収められている。第2通信部101は外部機器530と通信する。外部機器530は、例えばスマートフォンまたはタブレット等の情報通信端末である。外部機器530は、汎用の近距離無線通信用リーダーライターまたは近距離無線通信用リーダーライター機能を備える。
【0012】
本実施の形態では、外部機器530を照明器具500の外側から第2通信部101にかざすことで、外部機器530と第2通信部101との間で近距離無線通信が実施される。近距離無線通信は、外部機器530と第2通信部101の通信方式の一例である。外部機器530と第2通信部101との間の近距離無線通信は、照明器具500が被取付部に設置された状態で実施される。
【0013】
図2は、実施の形態1に係る照明器具500の回路ブロック図である。照明器具500は、負荷回路部40および点灯装置400を備える。
【0014】
点灯装置400の入力側には、外部電源ACが接続されている。点灯装置400は、外部電源ACから電力を供給され、光源41~44を点灯させる。外部電源ACは、例えば商用電源等の交流電源である。なお、点灯装置400は、直流電源に接続されていてもよい。この場合、後述する整流回路および高調波抑制回路20は不要となる。
【0015】
点灯装置400の出力側には、負荷回路部40が接続される。負荷回路部40は複数の光源41~44を有する。光源41~44は、例えばLED等の発光素子である。負荷回路部40では、光源41~44によりLEDランプまたはLEDモジュールが構成される。光源部200は負荷回路部40を含む。負荷回路部40において、複数の光源41~44は直列に接続されている。これに限らず、複数の光源41~44は、並列または直並列に接続されても良い。また、負荷回路部40は光源41~44を1つ以上有すれば良い。
【0016】
一般に、光源41~44として発光ダイオード等の半導体光源を用いた照明器具500は、蛍光灯、放電灯または白熱電球と比較して、高い変換効率及び光学効率が得られる。従って、照明器具500の消費エネルギーを低減できる。また、半導体光源では、一般に蛍光灯、放電灯または白熱電球よりも調光を容易に行うことができる。従って、きめ細かく明るさをコントロールできる。
【0017】
点灯装置400は、入力フィルタ整流回路10、高調波抑制回路20、電流調整回路30、制御回路50、第1通信部100および第2通信部101を備える。高調波抑制回路20と電流調整回路30は点灯回路25を構成する。また、入力フィルタ整流回路10、高調波抑制回路20、電流調整回路30および制御回路50は電源装置220を構成する。
【0018】
入力フィルタ整流回路10は、外部電源ACに接続された入力フィルタ回路11と、入力フィルタ回路11の出力側に接続された整流回路を備える。入力フィルタ回路11は、図示しないインダクタおよびコンデンサから構成される。入力フィルタ回路11はノイズの除去を行う。整流回路はダイオード12~15で構成される。整流回路は交流電圧を全波整流する。
【0019】
高調波抑制回路20は、昇圧チョッパ方式の力率改善回路である。高調波抑制回路20は整流回路の出力に接続される。高調波抑制回路20は、整流回路で整流された脈流電圧を昇圧し、平滑コンデンサ23に予め定められた直流高電圧を充電する。高調波抑制回路20は、入力電流が正弦波になるようにスイッチングを行い、チョッパ出力電圧を一定に制御する。
【0020】
高調波抑制回路20はインダクタ21を備える。インダクタ21の一端は、整流回路の出力の高電位側と接続される。インダクタ21の他端には、スイッチング素子24のドレインおよびダイオード22のアノードが接続される。
【0021】
スイッチング素子24は例えばMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子24のソースは平滑コンデンサ23の負極に接続される。スイッチング素子24のゲートは制御回路50の駆動回路52に接続される。ダイオード22のカソードは、平滑コンデンサ23の正極に接続される。平滑コンデンサ23の負極は、整流回路の出力の低電位側に接続される。
【0022】
制御回路50は、マイクロコンピュータ51と駆動回路52とを備える。マイクロコンピュータ51は、処理装置51aとメモリ51bを有する。処理装置51aはメモリ51bに記憶されたプログラムに従って、スイッチング素子24をオンオフする。
【0023】
ここで、一般にマイクロコンピュータ51の出力電圧はMOSFETの駆動電圧よりも小さい。このため、マイクロコンピュータ51からのスイッチング信号は駆動回路52に入力される。駆動回路52はスイッチング信号に応じて、スイッチング素子24をオンオフする。これにより、安定なスイッチングを実現できる。
【0024】
平滑コンデンサ23には電流調整回路30が接続される。電流調整回路30は、負荷回路部40に直流電流を流す回路である。電流調整回路30は、平滑コンデンサ23から電力を供給されて光源41~44を点灯させる。電流調整回路30は、例えばバックコンバータ方式であり、定電流制御される。
【0025】
電流調整回路30において、平滑コンデンサ23の正極には、スイッチング素子31のドレインが接続される。スイッチング素子31は、例えばMOSFETである。スイッチング素子31のソースには、ダイオード34のカソードおよびインダクタ32の一端が接続される。スイッチング素子31のゲートは、駆動回路52に接続される。
【0026】
ダイオード34のアノードには、平滑コンデンサ23の負極および電流検出抵抗35の一端が接続される。インダクタ32の他端には、コンデンサ33の正極が接続される。コンデンサ33の負極には電流検出抵抗35の他端が接続される。コンデンサ33と並列に負荷回路部40が接続される。電流調整回路30の出力電圧は、コンデンサ33で平滑され、負荷回路部40に供給される。
【0027】
電流検出抵抗35に印加される電圧は、負荷回路部40を流れる電流に対応する。LEDに流れる電流は、電流検出抵抗35にて電圧に変換され、マイクロコンピュータ51に入力される。マイクロコンピュータ51は、電流検出抵抗35に印加される電圧を検出する。
【0028】
メモリ51bには電流調整回路30を制御するプログラムが記憶されている。処理装置51aは、電流検出抵抗35に印加される電圧とプログラム上の設定値とを比較して、両者が一致するようにスイッチング素子31をオンオフする。このように、本実施の形態では、点灯回路25の出力電流はマイクロコンピュータのプログラムで決定される。スイッチング素子24と同様に、マイクロコンピュータ51は駆動回路52を介して、スイッチング素子31をオンオフする。これにより、光源41~44は定電流制御で点灯する。
【0029】
次に、制御回路50について詳細に説明する。制御回路50は、マイクロコンピュータ51、駆動回路52および制御電源回路53を備える。マイクロコンピュータ51はマイコンとも呼ばれる。マイクロコンピュータ51は駆動回路52を介して高調波抑制回路20および電流調整回路30の動作を制御する。
【0030】
駆動回路52は、マイクロコンピュータ51から入力されるパルス信号に同期して、スイッチング素子24、31を駆動する。駆動回路52は、スイッチング素子24、31をそれぞれ独立して駆動する。
【0031】
制御電源回路53は、入力フィルタ整流回路10で整流された直流電圧から、降圧チョッパ、ドロッパー等の構成を用いて定電圧を生成する。この定電圧は、マイクロコンピュータ51、駆動回路52、第1通信部100および第2通信部101に供給される。
【0032】
次に、第1通信部100について説明する。第1通信部100は、個別アドレスを有する無線モジュールから構成される。第1通信部100は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、Sub-GHz無線などの数m~数100mの通信を行う。第1通信部100は、外部の操作装置800から無線信号を受信し、制御回路50のマイクロコンピュータ51に転送する。操作装置800は、無線制御システムのコントローラ等である。無線信号は、点灯、消灯、調光等の命令を含む。
【0033】
次に、第2通信部101について説明する。
図3は、実施の形態1に係る第2通信部101の平面図である。第2通信部101はアンテナ111、ケーブル112およびパッケージ113を備える。パッケージ113には、後述するNFC_IC110が収納される。ケーブル112により、第2通信部101は電源装置220から電力の供給を受ける。また、第2通信部101は、ケーブル112を介して制御回路50と通信する。
【0034】
無線通信素子であるアンテナ111は第2通信部101と外部機器530との間の近距離無線通信に用いられる。第2通信部101と外部機器530との間の近距離無線通信はNFC(Near Field Communication)である。NFCでは、例えば13.56MHzの周波数を利用する。また、通信距離は10cm程度である。また、近距離無線通信の処理は、暗号処理を含めて約0.1秒以内で終了する。本実施の形態では、外部機器530を第2通信部101に近づけることで、非接触で通信を行うことができる。
【0035】
NFC_IC110は例えばダイナミックタグとも呼ばれる。ダイナミックタグを用いることで、アンテナ111で受信したデータをI2C(Inter-Integrated Circuit)出力で外部マイコンに書き込むことができる。
【0036】
図4は、実施の形態1に係る第2通信部101の構成を示す図である。第2通信部101は、アンテナ111とNFC_IC110とを備える。NFC_IC110として、例えばSTMicroelectronics(登録商標)製ST25DVシリーズを用いることができる。NFC_IC110は、電源生成回路110a、デジタル出力回路110b、メモリ110cおよび図示しないバッファを備える。メモリ110cは例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。
【0037】
外部機器530を第2通信部101にかざすと、外部機器530と第2通信部101との間には磁界による誘導電流が発生する。第2通信部101は、外部機器530とアンテナ111との間に生じる電磁波または電磁誘導により電力を供給されて、外部機器530と近距離無線通信を行う。近距離無線通信で送受信されるデータは、例えば第1通信部100の送信先アドレスである。また、第2通信部101は、外部機器530からデータを受信すると、近距離無線通信により生じる電力を用いて受信したデータをメモリ110cに記憶する。
【0038】
電源生成回路110aは、近距離無線通信により生じる電力から、データの送受信およびメモリ110cへの書き込みを行うための電源を生成する。
【0039】
以上から、第2通信部101は、電源装置220の通電、非通電に関わらず、近距離無線通信で使用される電磁波又は電波のエネルギーを利用して、データを受信し、データをメモリ110cに格納する。第2通信部101は、電源装置220に電力が供給されていない状態においても、外部機器530からデータを受信できる。このため、使用者は電源装置220の通電、非通電を考慮せずにデータの転送を実施できる。従って、照明器具500の操作性を向上できる。
【0040】
また、電源装置220に外部電源ACから電力が供給されているとき、制御電源回路53は定電圧を生成する。この定電圧はデジタル出力回路110bに供給される。マイクロコンピュータ51は書き込み端子51cを有する。デジタル出力回路110bは書き込み端子51cと接続される。デジタル出力回路110bは、メモリ110cに記憶されたデータを、書き込み端子51cを介してマイクロコンピュータ51に出力する。このように、第2通信部101は、電源装置220から電力を供給されてメモリ110cに格納したデータを制御回路50のメモリ51bに書き込む。データは、I2C通信でマイクロコンピュータ51に書込まれる。これに限らず、データが制御回路50に書き込まれれば、他の方法が用いられても良い。
【0041】
以上から、第2通信部101は、電源装置220に電力が供給されているときに、電源装置220の通電時の電力を利用して、記憶したデータを制御回路50に書き込む。
【0042】
次に、第1通信部100に識別アドレスを付与する動作について説明する。識別アドレスは、複数の第1通信部100の各々に付与される無線アドレスである。識別アドレスは無線通信の送信先アドレスとして、照明器具500の外部の機器で作成される。外部の機器は、パソコン、スマートフォン等である。また、送信先アドレスは操作装置800に記憶される。
【0043】
送信先アドレスは、外部機器530または後述する通信装置700で生成されても良い。外部機器530または通信装置700は、照明器具500の配置を示す設定用画面を有する。ユーザは、設定用画面を用いて予め送信先アドレスを生成する。送信先アドレスは、識別アドレスとして第2通信部101に送信される。送信先アドレスは、予めユーザが自由に選択した数値を設定しても良い。また、送信先アドレスは、照明器具500の配置と関連付けて、分かりやすく付与されても良い。
【0044】
外部機器530および通信装置700は、照明器具500の配置に応じて自動で送信先アドレスを生成する機能を有しても良い。例えば送信先アドレスとして、照明器具500の並び順に応じた連番のアドレスが生成されても良い。また、外部機器530および通信装置700は、無線信号の送信先アドレスを操作装置800に送信する機能を持つ。つまり、外部機器530および通信装置700は、送信先アドレスを操作装置800に記憶させる機能を有する。
【0045】
使用者は、外部機器530を照明器具500の通信回路部520に近接させる。これにより、第2通信部101は、送信先アドレスを近距離無線通信により外部機器530から受信する。第2通信部101は、受信した送信先アドレスを、第1通信部100の識別アドレスとしてメモリ110cに記憶する。このとき、第2通信部101は、電源装置220に電力が供給されていない状態で外部機器530から送信先アドレスを受信しても良い。
【0046】
第2通信部101は、外部機器530から送信先アドレスを受信し、識別アドレスとして記憶した後、電源装置220から電力を供給されて、識別アドレスを制御回路50のメモリ51bに書き込む。従って、第1通信部100に任意の識別アドレスを付与できる。これにより、操作装置800が記憶する無線信号の送信先アドレスと、第1通信部100の識別アドレスとが一致する。
【0047】
操作装置800は、記憶した送信先アドレス宛に無線信号を送信する。第1通信部100は、第1通信部100の識別アドレス宛の無線信号を受信すると、無線信号を制御回路50に送信する。制御回路50は、無線信号に応じて点灯回路25を制御する。これにより、無線信号に応じて光源部200の点灯状態が制御される。
【0048】
一般に、連続調光タイプの照明器具を照明制御システムに接続することで、きめ細かな明るさのコントロールが可能になる。しかし、有線通信による調光方式では、照明制御システムを構成する各器具に配線を行う必要がある。従って、設置工事費が高くなるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、無線信号により光源部200の点灯状態が制御される。従って、設置工事を容易に実施でき、設置工事費を抑制できる。
【0049】
本実施の形態において、無線制御システムの操作装置800は、照度センサが検出した照度値に応じて、無線信号により光源部200の明るさを制御しても良い。これにより、外光を利用した調光が可能になる。また、操作装置800は、人感センサの検出する情報に応じて、無線信号により使用者が不在のときに照明器具500を消灯させても良い。このような制御により、照明器具500の消費電力を低減できる。
【0050】
また、無線制御システムでは、一般にアドレスと照明器具の紐付けが複雑となることがある。アドレスと照明器具の紐付けの方法として、例えば、照明器具の無線アドレスを通信により取得し、取得したアドレスで照明器具を点灯させて目視で設置場所を確認することが考えられる。これに対し、本実施の形態では、照明器具の設置場所において、外部機器530を第2通信部101にかざすことで、外部機器530から第2通信部101に送信先アドレスが送信される。このため、照明器具500の位置の把握と識別アドレスの付与が一度にできる。従って、送信先アドレスと照明器具500の紐付けを簡単に実施できる。また、外部機器530を第2通信部101にかざすことで、第1通信部100に容易に任意のアドレスを付与できる。
【0051】
また、複数の照明器具500で照明制御システムを構成しても良い。この場合、複数の照明器具500の各々に送信先アドレスを作成して識別アドレスとして付与すれば良い。また、第1通信部100に無線信号を送信する操作装置800には、使用者が作成した複数の送信先アドレスを登録する。これにより、操作装置800により複数の照明器具500を個別に制御できる。また、送信先アドレスと複数の照明器具500を紐付けするための作業を簡易化できる。
【0052】
また、近距離無線を使用することで、外部機器530を近接させた照明器具500のみに識別アドレスを付与できる。近距離無線により、特定の照明器具500とだけ通信できるため、意図しない器具に識別アドレスが付与されることを防止できる。
【0053】
本実施の形態では、第2通信部101は近距離無線通信により、外部機器530から第1通信部100の識別アドレスとして送信先アドレスを受信した。本実施の形態の変形例として、第2通信部101は、ランダムに付与された第1通信部100の識別アドレスを、無線信号の送信先アドレスとして、近距離無線通信により外部機器530に送信しても良い。
【0054】
変形例において、制御回路50は、メモリ51bに記憶された識別アドレスを第2通信部101のメモリ110cに書き込む。識別アドレスは、外部機器530を第2通信部101にかざすことで、送信先アドレスとして第2通信部101から外部機器530に送信される。識別アドレスは、電源装置220の通電、非通電に関わらず、近距離無線通信で使用される電磁波又は電波のエネルギーを利用して、外部機器530により読み取られる。外部機器530が受信した識別アドレスは送信先アドレスとして、操作装置800に登録される。この場合も、操作装置800が記憶する無線信号の送信先アドレスと、第1通信部100の識別アドレスとを一致させることができる。従って、送信先アドレスと照明器具500との紐付けを簡単にできる。
【0055】
また、
図1に示されるように、第2通信部101は安全を考慮して筐体に収納される。これにより、使用者を感電から保護できる。一方で、近距離無線では送信部と受信部が金属で隔てられると、一般に通信が困難となる。このため、第2通信部101を収納する筐体は、樹脂または非金属で形成されることが好ましい。また、通信回路部520を収納する筐体のうち、第2通信部101を覆う部分または第2通信部101に近接した部分のみが、樹脂または非金属で形成されていても良い。
【0056】
外部機器530と第2通信部101との間で近距離無線通信が実施されている状態で、第2通信部101と外部機器530は非金属の部材に隔てられる。これにより近距離無線通信を安定して実現できる。また、照明器具500を使用場所に設置した状態、または照明器具500が組み立てられた状態でも、送信先アドレスの送受信ができる。従って、照明器具500の操作性を向上でき、識別アドレスの付与を容易に実施できる。
【0057】
同様に、第1通信部100を収納する筐体は、一部または全部が樹脂または非金属で形成されても良い。
【0058】
また、第2通信部101と外部機器530との間の近距離無線通信はRFID(Radio Frequency Identifier)であっても良い。第2通信部101と外部機器530との間の無線通信方式は、例えば通信距離が1cm~1m程度の近距離無線方式であることが好ましい。
【0059】
これらの変形は以下の実施の形態に係る点灯装置、照明器具および照明制御システムについて適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る点灯装置、照明器具および照明制御システムについては実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
【0060】
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係る照明制御システム600を説明する図である。照明制御システム600は、複数の照明器具500を備える。
図5は、複数の照明器具500が天井に設置された状態を示している。複数の照明器具500は複数の制御グループに分けられる。複数の制御グループは例えばグループA~Cである。グループAには複数の照明器具500aが属する。グループBには複数の照明器具500bが属する。グループCには複数の照明器具500cが属する。
【0061】
外部機器530a、530b、530cは、それぞれグループA~Cを制御する。外部機器530aは、複数の照明器具500のうちグループAに設定する複数の照明器具500aに対して、グループ情報を近距離無線通信により送信する。グループ情報は、照明器具500が属するグループの情報である。使用者は、グループAに設定する複数の照明器具500aのそれぞれに外部機器530aを近接させることで、グループ情報を付与する。グループ情報の付与は、照明器具500が天井に設置された状態で実施される。
【0062】
複数の照明器具500aの各々において、第2通信部101は外部機器530から自己が属するグループの情報を受信する。これにより、照明器具500aの制御回路50は、照明器具500aが属するグループA宛ての無線信号に応じて点灯回路25を制御する。同様に、グループB、Cは、それぞれ外部機器530b、530cからグループ情報が付与される。
【0063】
本実施の形態によれば、複数の照明器具500に容易に制御グループを設定できる。これにより、制御グループ毎に一括した制御が可能になる。
【0064】
本実施の形態の変形例として、グループ情報に代えて、同一の制御グループに属する複数の照明器具500に同一の識別アドレスを付与しても良い。この場合も、制御グループ毎に一括した制御が可能になる。
【0065】
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る照明制御システム600aを説明する図である。
図7は、実施の形態3に係る通信装置700の構成を示す図である。照明制御システム600aは、複数の照明器具500と、複数の通信装置700とを備える。複数の通信装置700は、通信装置700a、700bを含む。
【0066】
通信装置700は、例えば操作リモコンである。通信装置700は、第3通信部701と、第4通信部702を有する。第3通信部701は、第1通信部100に無線信号を送信する。第3通信部701は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi、Sub-GHz無線などの数m~数100mの通信が可能な無線モジュールで構成される。第3通信部701は、無線制御システムの操作装置800と同じ通信プロトコルで、第1通信部100に無線信号を送信する。第4通信部702は、第2通信部101と近距離無線通信を行う。第4通信部702は、NFC、RFID等の近距離無線素子で構成される。
【0067】
なお、無線制御システムの操作装置800とは別に通信装置700が設けられても良い。または、操作装置800に代えて通信装置700が設けられても良い。つまり、照明制御システム600aは無線制御システムと通信しなくても良い。
【0068】
通信装置700を照明器具500の通信回路部520に近接させると、第2通信部101は、第1通信部100の識別アドレスを近距離無線通信により通信装置700の第4通信部702に送信する。第4通信部702は、第2通信部101から識別アドレスを受信し、送信先アドレスとして通信装置700が有するメモリに記憶する。
【0069】
第3通信部701は、記憶した送信先アドレス宛に無線信号を送信する。これにより、通信装置700は、第4通信部702により識別アドレスを受信した照明器具500を制御できる。
【0070】
例えば、使用者は、
図6のグループAに属する複数の照明器具500aの各々の通信回路部520に通信装置700aを近接させる。これにより、通信装置700aは、複数の照明器具500aの各々の識別アドレスを取得し送信先アドレスとして記憶できる。通信装置700aは、複数の照明器具500のうち送信先アドレスが記憶された照明器具500aのみに、第3通信部701から無線信号を送信する。複数の照明器具500のうち無線信号の送信先アドレスに該当する照明器具500aは、第1通信部100によって無線信号を受信し、無線信号に応じて光源部200の点灯状態を制御する。
【0071】
同様に、使用者はグループBに属する複数の照明器具500bの各々の通信回路部520に通信装置700bを近接させる。これにより、通信装置700bは、複数の照明器具500bの各々の識別アドレスを取得できる。通信装置700bは、照明器具500bに無線信号を送信する。これにより、複数の照明器具500のうち照明器具500bは、無線信号に応じて光源部200の点灯状態を制御する。
【0072】
本実施の形態では、通信装置700の第4通信部702は、複数の照明器具500の第2通信部101から複数の識別アドレスをそれぞれ受信する。通信装置700の第3通信部701は、複数の識別アドレスで複数の照明器具500を一括して制御する。このように、識別アドレスの取得および無線信号の送信を1つの通信装置700で実施することで、さらに容易に送信先アドレスと照明器具500との紐付けが実施できる。
【0073】
また、本実施の形態では、複数の照明器具500は、グループAに属する複数の照明器具500aと、グループBに属する複数の照明器具500bとを含む。通信装置700aは、複数の照明器具500aから複数の第1識別アドレスをそれぞれ受信し、複数の第1識別アドレスで複数の照明器具500aを一括して制御する。同様に、通信装置700bは、複数の照明器具500bから複数の第2識別アドレスをそれぞれ受信し、複数の第2識別アドレスで複数の照明器具500bを一括して制御する。
【0074】
つまり、本実施の形態では、制御グループ毎に専用の通信装置700が設けられる。複数の通信装置700により、複数の制御グループをそれぞれ独立して操作することで、グループ制御を容易に実施できる。また、本実施の形態では、通信装置700を近接させた照明器具500のみを個別にリモコン制御できる。従って、容易に複数の照明器具500をグループ制御できる。
【0075】
また、3台以上の通信装置700を用いて、3つ以上の制御グループを独立して制御しても良い。また、1台の通信装置700で複数の制御グループを制御しても良い。この場合、例えば通信装置700に設けられたスイッチ操作により、制御対象の制御グループを切り替える。
【0076】
また、本実施の形態ではグループ制御の例を示したが、通信装置700により1台の照明器具500を制御しても良い。
【0077】
また、本実施の形態では、第1通信部100に予め設定された識別アドレスを、通信装置700で読み込み、送信先アドレスとして通信装置700のメモリに記憶した。この変形例として、通信装置700の第4通信部702が、送信先アドレスを第2通信部101に送信しても良い。この場合、識別アドレスとなる無線信号の送信先アドレスは、例えば使用者により作成される。送信先アドレスは、通信装置700に登録される。通信装置700の第4通信部702は、送信先アドレスを近距離無線通信により第2通信部101に送信する。第2通信部101は、送信先アドレスを識別アドレスとして記憶し、制御回路50に書き込む。これにより、第1通信部100に識別アドレスが付与される。
【0078】
変形例において、通信装置700の第3通信部701は、送信先アドレス宛に無線信号を送信することで、照明器具500を制御する。この場合も、識別アドレスの付与および無線信号の送信を1つの通信装置700で実施することで、容易に送信先アドレスと照明器具500との紐付けが実施できる。
【0079】
実施の形態4.
図6に示される複数の照明器具500は、通信装置700および無線制御システムの操作装置800により制御されても良い。通信装置700と無線制御システムとは、同じ通信プロトコルで第1通信部100に無線信号を送信する。
【0080】
第1通信部100は、通信装置700と無線制御システムの操作装置800とから、無線信号をそれぞれ受信する。制御回路50は、通信装置700からの無線信号を操作装置800からの無線信号よりも優先して、点灯回路25を制御する。
【0081】
つまり、複数の照明器具500のうち、通信装置700との間で送信先アドレスの送信または受信を行った照明器具500のみが、通信装置700により制御される。通信装置700と通信していない照明器具500は、無線制御システムにより制御される。
【0082】
本実施の形態では、無線制御システムにより制御されている照明空間において、通信装置700により一部の照明器具500のみを制御できる。これにより、例えば使用者が居ない箇所の照明器具500のみを消灯させることができる。また、照明空間のうち一部のみを明るくすることができる。従って、照明制御システム600aの利便性を向上できる。
【0083】
また、本実施の形態では、無線制御システムと通信装置700とが同一の通信プロトコルで照明器具500を制御する。このため、通信装置700を用いた照明制御システム600aを構築する際に、第1通信部100として無線制御システム用の無線ユニットを流用できる。この際、特別な制御を追加する必要がなく、低コストかつ短期間で照明制御システム600aを構成できる。
【0084】
各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いてもよい。
【符号の説明】
【0085】
10 入力フィルタ整流回路、11 入力フィルタ回路、12、13、14、15 ダイオード、20 高調波抑制回路、21 インダクタ、22 ダイオード、23 平滑コンデンサ、24 スイッチング素子、25 点灯回路、30 電流調整回路、31 スイッチング素子、32 インダクタ、33 コンデンサ、34 ダイオード、35 電流検出抵抗、40 負荷回路部、41、42、43、44 光源、50 制御回路、51 マイクロコンピュータ、51a 処理装置、51b メモリ、51c 書き込み端子、52 駆動回路、53 制御電源回路、100 第1通信部、101 第2通信部、110a 電源生成回路、110b デジタル出力回路、110c メモリ、111 アンテナ、112 ケーブル、113 パッケージ、200 光源部、210 筐体、220 電源装置、400 点灯装置、500、500a、500b 照明器具、520 通信回路部、530 外部機器、530a 外部機器、530b 外部機器、600、600a 照明制御システム、700、700a、700b 通信装置、701 第3通信部、702 第4通信部、800 操作装置、AC 外部電源