(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】声優評価プログラム、声優評価方法及び声優評価システム
(51)【国際特許分類】
G10L 25/60 20130101AFI20230314BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20230314BHJP
【FI】
G10L25/60
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2019097114
(22)【出願日】2019-05-23
【審査請求日】2022-02-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】原田 直己
【審査官】山下 剛史
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-122667(JP,A)
【文献】特開2002-304482(JP,A)
【文献】特開平11-282857(JP,A)
【文献】特開2002-202786(JP,A)
【文献】特開2004-178003(JP,A)
【文献】特開2011-170622(JP,A)
【文献】CV ~キャスティングボイス~,週刊ファミ通,株式会社KADOKAWA,2014年06月,第29巻,第26号,pp.196-197
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10L 25/00-25/93
G06Q 50/10
G06F 16/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする声優評価プログラム。
【請求項2】
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るキャラクタ情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする声優評価プログラム。
【請求項3】
前記複数のキャラクタの中から選択されたキャラクタに関して入力された声情報を受信し、
前記声情報を前記選択されたキャラクタに関連付けて前記記憶部に記憶する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2記載の声優評価プログラム。
【請求項4】
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする声優評価方法。
【請求項5】
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るキャラクタ情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする声優評価方法。
【請求項6】
端末と声優評価装置とを含む声優評価システムであって、
前記声優評価装置は、
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定する特定部と、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力を前記端末へ送信する送信部と、
有することを特徴とする声優評価システム。
【請求項7】
端末と声優評価装置とを含む声優評価システムであって、
前記声優評価装置は、
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定する特定部と、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るキャラクタ情報を前記端末へ送信する送信部と、
を有することを特徴とする声優評価システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、声優評価プログラム、声優評価方法及び声優評価システムに関する。
【背景技術】
【0002】
声優には、音響監督が求める演技やイメージするキャラクタを、声のみで表現し、演じるための演技力及び表現力が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平10-149184号公報
【文献】特開2008-164966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、声優又は声優の志望者(以下、単に「声優」という。)等は、実際に作品を担当しない限り、音響監督からの評価や他人からの評価を得ることが難しい。したがって、各声優は、自分の生まれ持った声質が、声優に向いているのか、向いているとしたらその声質によってどのような演技を行えば効果的であるのかが分からないという課題を抱えている。
【0005】
そこで、一側面では、本発明は、声質に基づく声優の特性を提示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様では、声優評価プログラムは、第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力する、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0007】
一側面として、声質に基づく声優の特性を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】第1の実施の形態における声優評価システム1の構成例を示す図である。
【
図2】第1の実施の形態における声優評価装置10のハードウェア構成例を示す図である。
【
図3】第1の実施の形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成例を示す図である。
【
図4】第1の実施の形態における声優評価システム1の機能構成例を示す図である。
【
図5】台詞に対する声の登録時に実行される処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【
図7】フィードバック情報の提示処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【
図9】第1の実施の形態におけるフィードバック情報の表示例を示す図である。
【
図10】第2の実施の形態におけるフィードバック情報の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面に基づいて第1の実施の形態を説明する。
図1は、第1の実施の形態における声優評価システム1の構成例を示す図である。
図1において、声優評価装置10と複数のユーザ端末20とは、例えば、インターネット等のネットワークを介して接続される。
【0010】
声優評価装置10は、例えば、脚本や漫画等、台詞を含む作品の電子データ(以下、「コンテンツ」という。)のアップロード(登録)を脚本家や漫画家等のユーザ端末20から受け付けると共に、アップロード(登録)されたコンテンツの台詞に対する声の(以下、「声情報」という。)の登録を、例えば、声優又は声優志望者等から受け付ける1以上のコンピュータである。声優評価装置10は、また、コンテンツに対して登録された声情報に対する評価情報を受け付けると共に、声情報を登録したユーザに対して、当該ユーザの声優としての特性に関するフィードバック情報(以下、単に「フィードバック情報」という。)の提供を行う。
【0011】
ユーザ端末20は、声優評価装置10に登録されているコンテンツが含む台詞に対する声情報の登録や、登録された声情報の再生や、当該声情報に対する評価情報の入力や、当該評価情報の参照等に利用される端末である。例えば、スマートフォン、タブレット端末、又はPC(Personal Computer)等がユーザ端末20として利用されてもよい。
【0012】
例えば、声優又は声優志望者A(以下、「ユーザA」という。)は、ユーザ端末20を利用して、声優評価装置10に登録されている複数のコンテンツの中から、いずれかのコンテンツ(以下、「対象コンテンツ」という。)を選択する。続いて、ユーザAは、対象コンテンツに登場する複数のキャラクタ(当該コンテンツがドラマの脚本であれば登場人物、当該コンテンツがアニメの脚本であればアニメのキャラクタ、当該コンテンツが漫画であれば漫画のキャラクタ)の中から自分が声を入力したいキャラクタ(以下、「対象キャラクタ」という。)を選択する。声優評価装置10は、対象コンテンツに含まれる台詞群のうち、対象キャラクタの台詞を順番にユーザ端末20に表示させる。対象コンテンツが漫画のように絵(コマ)の中に台詞を含むものであれば、対象キャラクタを含む絵(コマ)が順番に表示される。ユーザAが、表示された台詞に対して自らの声をユーザ端末20に入力すると、ユーザ端末20は、当該声が録音された音声データ(声情報)を声優評価装置10へ送信する。対象キャラクタの全ての台詞について音声データが送信されると、声優評価装置10は、ユーザAのユーザ端末20から送信された音声データ群を、対象コンテンツ及び対象キャラクタに関連付けて登録する。なお、表示対象が対象キャラクタの台詞のみでは対象コンテンツのストーリが分からず、当該ストーリにおける各台詞の意味が不明となってしまう可能性が有る。したがって、対象コンテンツの全ての台詞(漫画であれば全てのコマ)が順番に表示され、その過程において対象キャラクタの台詞に対して声が入力されてもよい。
【0013】
なお、同一のコンテンツの同一のキャラクタに対して複数のユーザによって声の登録が行われてもよい。したがって、各コンテンツの各キャラクタには、複数のユーザの声情報が登録されうる。
【0014】
一方、声優評価システム1のユーザは、声優評価装置10に登録されている各コンテンツをユーザ端末20を利用して再生させることができる。例えば、ユーザBが複数のコンテンツの中から再生対象とするコンテンツ(以下、「再生コンテンツ」という。)を選択すると、ユーザ端末20は、ユーザBのユーザ端末20に対し、再生コンテンツに登場するキャラクタごとに、当該キャラクタに対して声を登録しているユーザ名の一覧を表示する。ユーザBは、各キャラクタについてユーザ名を選択すると、ユーザ端末20は、選択結果を声優評価装置10へ送信する。声優評価装置10は、ユーザBによって選択されたユーザ名に係る音声データによって各キャラクタの声が再生されるように再生コンテンツを編集し、再生コンテンツをユーザ端末20へ送信する。ユーザ端末20による再生コンテンツの再生が終了すると、ユーザBは、再生コンテンツのキャラクタ群の中で、良かったと感じたキャラクタに対して、高評価を示す情報(例えば、「いいね!」等)を投票する。例えば、ユーザBは、声質が合っていたと感じたキャラクタに対して高評価を投票してもよいし、声での表現力が優れていたとキャラクタに対して高評価を投票してもよい。キャラクタに対して投票された高評価は、当該キャラクタに対して選択されたユーザに対する高評価として、当該キャラクタ及び再生コンテンツに関連付けられて声優評価装置10に登録される。なお、評価情報は、「いいね!」の投票数に限られない。例えば、「良い」、「普通」、「悪い」等の3段階の選択肢から評価が選択可能とされてもよい。選択肢の数は、2段階でもよいし、4段階以上であってもよい。選択肢によって評価が選択される場合、各選択肢が数値に置き換えられて、評価情報に加算されてもよい。
【0015】
以上のことが、多数のユーザによって行われることにより、声優評価装置10には、コンテンツ、キャラクタ及びユーザごとに、当該キャラクタに対して登録された声情報に対する評価情報が蓄積される。
【0016】
図2は、第1の実施の形態における声優評価装置10のハードウェア構成例を示す図である。
図2の声優評価装置10は、それぞれバスB1で相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
【0017】
声優評価装置10での処理を実現するプログラムは、記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
【0018】
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って声優評価装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
【0019】
図3は、第1の実施の形態におけるユーザ端末20のハードウェア構成例を示す図である。
図3のユーザ端末20は、それぞれバスB2で相互に接続されているドライブ装置200、補助記憶装置202、メモリ装置203、CPU204、インタフェース装置205、表示装置206、入力装置207及びマイク208等を有する。
【0020】
ユーザ端末20での処理を実現するプログラムは、記録媒体201によって提供される。プログラムを記録した記録媒体201がドライブ装置200にセットされると、プログラムが記録媒体201からドライブ装置200を介して補助記憶装置202にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体201より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置202は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
【0021】
メモリ装置203は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置202からプログラムを読み出して格納する。CPU204は、メモリ装置203に格納されたプログラムに従ってユーザ端末20に係る機能を実現する。インタフェース装置205は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置206はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置207はキーボード及びマウス等であり、様々な操作指示を入力させるために用いられる。マイク208は、音声の入力に用いられる。
【0022】
なお、記録媒体101及び記録媒体201の一例としては、CD-ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102及び補助記憶装置202の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101、補助記憶装置102、記録媒体201及び補助記憶装置202のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
【0023】
図4は、第1の実施の形態における声優評価システム1の機能構成例を示す図である。
図4において、声優評価装置10は、声情報登録部11、フィードバック要求受信部12、類似情報検索部13、フィードバック情報生成部14及びフィードバック情報送信部15等を有する。これら各部は、声優評価装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。声優評価装置10は、また、コンテンツDB16及び登録DB17等を利用する。これらのデータベース(記憶部)は、例えば、補助記憶装置102、又は声優評価装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
【0024】
コンテンツDB16には、各キャラクタの各台詞に対して声情報を登録可能なコンテンツ群が記憶されている。
【0025】
声情報登録部11は、コンテンツDB16に登録されているいずれかのコンテンツのいずれかのキャラクタの各台詞について、声情報(音声データ)の登録要求をユーザ端末20から受け付け、当該音声データ及び当該音声データの特徴情報(すなわち、当該声の特徴情報。以下、「声特徴情報」という。)を、当該コンテンツの識別情報(以下、「作品名」という。)及び当該キャラクタの識別情報(以下、「キャラクタ名」という。)と、当該ユーザ端末20に係るユーザの識別情報(以下、「ユーザ名」という。)に関連付けて登録DB17に登録する。したがって、登録DB17には、作品名、キャラクタ名及びユーザ名の組み合わせ別(コンテンツ、キャラクタ及びユーザの組み合わせ別)に、当該コンテンツの当該キャラクタに対する各台詞に対して当該ユーザによって登録された音声データ、声特徴情報及び評価情報が記憶される。
【0026】
フィードバック要求受信部12は、既にいずれかのコンテンツのいずれかのキャラクタについて音声データを登録したユーザのユーザ端末20から、フィードバック情報の提示要求(以下、「フィードバック要求」という。)を受信する。以下、フィードバック情報の提示要求元のユーザを「対象ユーザ」という。なお、フィードバック要求には、コンテンツの作品名及びキャラクタ名も指定される。以下、当該作品名に係るコンテンツを「対象コンテンツ」といい、当該キャラクタ名に係るキャラクタを「対象キャラクタ」という。
【0027】
類似情報検索部13は、対象コンテンツ、対象キャラクタ及び対象ユーザに対して登録DB17に登録されている声特徴情報と、他のユーザに対して登録DB17に登録されている声特徴情報とに基づいて、対象ユーザに声(声質)が類似する1以上の他のユーザ(以下、「類似ユーザ」という。)を特定する。類似情報検索部13は、更に、対象ユーザ及び各類似ユーザに対する評価情報を登録DB17から検索する。
【0028】
フィードバック情報生成部14は、検索された評価情報に基づいて、フィードバック情報を生成する。
【0029】
フィードバック情報送信部15は、フィードバック情報生成部14によって生成されたフィードバック情報を対象ユーザのユーザ端末20へ送信(出力)する。
【0030】
一方、ユーザ端末20は、音声入力部21、フィードバック要求送信部22、フィードバック情報受信部23及びフィードバック情報出力部24等を有する。これら各部は、ユーザ端末20にインストールされた1以上のプログラムが、CPU204に実行させる処理により実現される。
【0031】
音声入力部21は、コンテンツDB16に登録されているいずれかのコンテンツのいずれかのキャラクタの各台詞について、マイク208を利用して声(音声)の入力を受け付け当該声が記録された音声データの登録要求を声優評価装置10へ送信する。
【0032】
フィードバック要求送信部22は、フィードバック要求を声優評価装置10へ送信する。フィードバック情報受信部23は、フィードバック要求に応じて声優評価装置10によって生成されるフィードバック情報を声優評価装置10から受信する。フィードバック情報出力部24は、フィードバック情報受信部23によって受信されたフィードバック情報を表示装置206へ表示する。
【0033】
以下、声優評価装置10が実行する処理手順について説明する。
図5は、台詞に対する声の登録時に実行される処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図5の開始時において、声(音声)の登録対象のコンテンツ及びキャラクタは、既に対象ユーザによって選択済であるとする。
【0034】
ステップS101において、声情報登録部11は、対象ユーザのユーザ端末20の音声入力部21から、声(音声)の登録先のコンテンツ及びキャラクタ(対象コンテンツ及び対象キャラクタ)に対する全ての台詞の音声データを受信する。なお、音声データの受信は、台詞ごとに行われてもよいし、対象キャラクタの全ての台詞に関してまとめて行われてもよい。
【0035】
続いて、声情報登録部11は、当該音声データから声特徴情報を抽出(又は生成)する(S102)。なお、声特徴情報の抽出元の音声データは、対象キャラクタの全ての台詞に対する音声データであってもよいし、一部の台詞に対する音声データであってもよい。また、例えば、声紋を示すデータが声特徴情報として利用されてもよい。声紋を示すデータの一例として、声紋画像が挙げられる。
【0036】
続いて、声情報登録部11は、対象コンテンツの作品名、対象キャラクタのキャラクタ名、対象ユーザのユーザ名に関連付けて、ステップS101において受信された音声データ、及びステップS102において抽出された声特徴情報を登録DB17に登録する(S103)。
【0037】
図6は、登録DB17の構成例を示す図である。
図6に示されるように、登録DB17の各レコードは、「登録番号」、「作品名」、「キャラクタ名」、「ユーザ名」、「音声データ」、「声特徴情報」及び「評価数」等を含む。
【0038】
「登録番号」は、登録DB17の各レコードの識別情報である。「作品名」は、声の登録先のコンテンツの作品名である。「キャラクタ名」は、当該コンテンツのキャラクタのうち、声の登録先のキャラクタの名称である。「ユーザ名」は、当該キャラクタの台詞に対して声を登録したユーザのユーザ名(ユーザ情報)である。「音声データ」は、当該キャラクタの台詞に対して登録された声を含む音声データである。「声特徴情報」は、当該声の特徴情報である。「評価数」は、当該コンテンツ、当該キャラクタ及び当該ユーザに対する、良い評価を示す投票の数である。したがって、「評価数」の値が大きいほど、良い評価を得ていることを示す。なお、ステップS103において登録されたばかりのレコードの「評価数」は、0である。
【0039】
図7は、フィードバック情報の提示処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図7の処理手順は、例えば、対象コンテンツ及び対象キャラクタに対する対象ユーザによる声の登録が登録DB17に対して行われて、当該登録に係る音声データに対して十分な評価期間が経過した後に実行される。すなわち、当該登録に係るレコードの「評価数」には値が記録されている状態で、
図7の処理手順が実行される。
【0040】
ステップS201において、フィードバック要求受信部12は、対象ユーザのユーザ端末20のフィードバック要求送信部22からフィードバック要求を受信する。当該フィードバック要求には、対象コンテンツの作品名、対象キャラクタのキャラクタ名、対象ユーザのユーザ名が含まれて(指定されて)いる。
【0041】
続いて、類似情報検索部13は、当該作品名、当該キャラクタ名及び当該ユーザ名を含むレコード(以下、「対象レコード」という。)を登録DB17から取得する(S202)。続いて、類似情報検索部13は、対象ユーザの声に類似する声に係るレコード(以下「類似レコード」という。)を登録DB17から検索する(S203)。具体的には、類似情報検索部13は、対象レコードの「声特徴情報」と、登録DB17における各レコードの「声特徴情報」とを比較して、対象レコードの「声特徴情報」に類似する「声特徴情報」を含む1以上の類似レコードを登録DB17から検索する。なお、対象ユーザ名を含むレコードは、対象レコードの「声特徴情報」との比較候補とから除外される。すなわち、対象ユーザとは異なるユーザに係るレコードが対象レコードの「声特徴情報」との比較候補とされる。また、比較候補(類似レコードの候補)は、対象レコードと作品名及びキャラクタ名が同じレコードに限定されてもよい。すなわち、同一のキャラクタの台詞に対する声が比較対象とされてもよい。
【0042】
また、「声特徴情報」の類否は、例えば、声特徴情報が声紋画像であれば、公知の画像処理技術を用いて判定されてもよい。例えば、対象レコードの声紋画像と他のレコードの声紋画像との類似度又は一致率が計算され、当該類似度又は当該一致率が閾値以上であれば、両者が類似すると判定されてもよい。
【0043】
続いて、フィードバック情報生成部14は、対象レコード及び類似レコード群を含むレコード群を、例えば、「評価数」に対する閾値に基づいて、複数のグループに分類する(S204)。例えば、当該レコード群が、n-1個の閾値によって、n個のグループに分類される。各閾値の間隔は同じであってもよいし、異なっていてもよい。又は、各グループに属するレコード数が、同じ若しくはほぼ同じになるようにn個へのグループへの分類が行われてもよい。
【0044】
図8は、グループへの分類例を示す図である。
図8では、「評価数」に対する閾値に基づいて、対象レコード及び類似レコード群が、n個のグループへ分類された例が示されている。
図8において、グループ1は、「評価数」が最も高いグループ(すなわち、「評価数」が最も大きい閾値より上のレコード群が属するグループ)であり、グループnは、「評価数」が最も小さいグループ(すなわち、「評価数」が最も小さい閾値以下のレコード群が属するグループ)である。なお、
図8では、便宜上、各レコードの「登録番号」、「音声データ」及び「声特徴情報」の項目は省略されている。
【0045】
なお、ステップS203及びS204は、登録DB17へのレコードの登録時に実行されるようにしてもよい。例えば、
図5のステップS103に続いて、当該ステップS103において登録されたレコードに関してグループ分けが実行され、グループ分けの結果が補助記憶装置102等に記憶されるようにしてもよい。その場合、
図7においては、ステップS203及びS204は実行されずに、対象レコードに関するグループ分けの結果が取得されればよい。
【0046】
続いて、フィードバック情報生成部14は、レコード群の分類結果に基づいて、フィードバック情報を生成する(S205)。第1の実施の形態において、相対的に評価が高い(「評価数」が多い)グループに属するレコード群を含む情報がフィードバック情報として生成される。具体的には、対象レコードが属するグループ(以下、「対象グループ」という。)に属するレコード群と、「評価数」が最も高いグループ(すなわち、
図8における「グループ1」)に属するレコード群とを含む情報がフィードバック情報として生成される。
【0047】
続いて、フィードバック情報送信部15は、生成されたフィードバック情報を、フィードバック要求の送信元のユーザ端末20へ送信する(S206)。ユーザ端末20のフィードバック情報受信部23が当該フィードバック情報を受信すると、フィードバック情報出力部24が、当該フィードバック情報を表示装置206に表示する。
【0048】
図9は、第1の実施の形態におけるフィードバック情報の表示例を示す図である。
図9において、フィードバック画面g1は、領域a1及び領域a2等を含む。領域a1は、評価が最も高いグループ(すなわち、「グループ1」)に属するレコード群の情報が表示される領域である。領域a2は、対象グループに属するレコード群の情報が表示される領域である。なお、
図9に示されるように、領域a1及びa2のそれぞれに隣接させて、各領域に対応するレコード群の全部又は一部がそのまま表示されるようにしてもよい。
【0049】
対象ユーザは、領域a2を参照することで、自らに声質が類似しているユーザの中で、自らと評価が相対的に近い各ユーザのユーザ名(ユーザ情報)、作品名及びキャラクタ名が、{ユーザC、作品B、キャラM}及び{ユーザF、作品X、キャラY}等であることを特定することができる。また、対象ユーザは、領域a1を参照することで、自らに声質が類似しているユーザの中で、評価が相対的に高い各ユーザのユーザ名(ユーザ情報)、作品名及びキャラクタ名が、{ユーザB、作品A、キャラB}及び{ユーザC、作品D、キャラG}等であることを特定することができる。
【0050】
対象ユーザは、特定したユーザの音声データ(実績)を再生することで、自らの声質に基づく声優の特性を知ることができる。例えば、対象ユーザは、領域a1に係るユーザの音声データを再生することで、自らと声質が類似しており、かつ、評価が相対的に高い他のユーザ(声優)の演技を聴くことができる。その結果、自らの声質において、どのような演技をすれば声優として良い評価が得られるのかについてのヒントを得ることができる。また、対象ユーザは、自分が声優としてどのような技術レベルか、最終的に目指すべきレベルはどこかを知ることができる。
【0051】
また、対象ユーザは、領域a2に係るユーザの音声データを再生することで、自らと声質が類似しており、かつ、評価が自らに近い他のユーザ(声優)の演技を聴くことができる。その結果、例えば、領域a2に係るグループが相対的に評価が低いグループであれば、自らの声質において、声優として良い評価が得られないことについてのヒントを得ることができる。
【0052】
上述したように、第1の実施の形態によれば、各ユーザについて、当該ユーザの声質に基づく声優の特性を、他の声優の実績に基づいて提示することができる。
【0053】
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では第1の実施の形態と異なる点について説明する。第2の実施の形態において、特に言及されない点については、第1の実施の形態と同様でもよい。
【0054】
第2の実施の形態では、
図7のステップS205において生成されるフィードバック情報が第1の実施の形態と異なる。具体的には、ステップS205において、フィードバック情報生成部14は、対象グループより評価が1つ上のグループを含む情報をフィードバック情報として生成する。評価が1つ上のグループとは、対象グループが評価の降順にX番目のグループであるとすれば、X-1番目のグループをいう。
【0055】
その結果、第2の実施の形態において、ユーザ端末20のフィードバック情報出力部24は、例えば、
図10に示されるようなフィードバック画面g2を表示装置206に表示する。
【0056】
図10は、第2の実施の形態におけるフィードバック情報の表示例を示す図である。
図10において、フィードバック画面g2は、領域a3等を含む。領域a3は、対象グループより評価が1つ上のグループに属するレコード群の情報が表示される領域である。
【0057】
対象ユーザは、領域a3を参照することで、自らに声質が類似しているユーザの中で、自らよりも少し評価が高い各ユーザのユーザ名(ユーザ情報)、作品名及びキャラクタ名が{ユーザE、作品B、キャラZ}及び{ユーザD、作品C、キャラP}等であることを特定することができる。その結果、対象ユーザは、特定したユーザの音声データ(実績)を再生することで、自らの声質において、次に目指すべきレベルに関するヒントを得ることができる。
【0058】
なお、対象グループよりも評価が上の全てのグループがフィードバック情報に含まれるようにしてもよい。
【0059】
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では上記各実施の形態と異なる点について説明する。第3の実施の形態において、特に言及されない点については、上記各実施の形態と同様でもよい。
【0060】
第3の実施の形態では、
図7のステップS205において生成されるフィードバック情報が上記各実施の形態と異なる。具体的には、ステップS205において、フィードバック情報生成部14は、対象レコードと作品名及びキャラクタ名が共通する類似レコード(以下、「共通キャラクタ類似レコード」という。)の各グループへの分類結果に基づいて、対象ユーザが、対象レコードに係るキャラクタ(対象キャラクタ)に向いているか否かを判定する。その判定の結果がフィードバック情報とされる。
【0061】
例えば、フィードバック情報生成部14は、共通キャラクタ類似レコード群の所定数以上(例えば、半数以上)が、グループ分けのための閾値群の中の中央の閾値(閾値が、100、200、300、400、500であれば、300)より上のグループに属していれば、対象ユーザは対象キャラクタに向いていると判定し、そうでなければ対象ユーザは対象キャラクタに向いていないと判定する。
【0062】
又は、フィードバック情報生成部14は、共通キャラクタ類似レコード群のうち、グループ1に属しているレコード群の割合が所定値以上であれば、対象ユーザは対象キャラクタに向いていると判定し、そうでなければ対象ユーザは対象キャラクタに向いていないと判定してもよい。
【0063】
又は、フィードバック情報生成部14は、各共通キャラクタ類似レコードの評価数の統計情報に基づいて、対象ユーザが対象キャラクタに向いているか否かを判定してもよい。例えば、フィードバック情報生成部14は、当該評価数の平均値が閾値以上であれば、対象ユーザは対象キャラクタに向いていると判定し、そうでなければ対象ユーザは対象キャラクタに向いていないと判定してもよい。
【0064】
第3の実施の形態では、ユーザ端末20において、対象ユーザが対象キャラクタに向いているか否かを示す情報が表示される。その結果、対象ユーザは、自らの声質が対象キャラクタに向いているか否かを知ることができる。
【0065】
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では上記各実施の形態と異なる点について説明する。第4の実施の形態において、特に言及されない点については、上記各実施の形態と同様でもよい。
【0066】
第4の実施の形態では、
図7のステップS205において生成されるフィードバック情報が上記各実施の形態と異なる。具体的には、ステップS205において、フィードバック情報生成部14は、類似レコード群の分類結果を、更に、作品名及びキャラクタ名別に分類する。なお、第4の実施の形態において、類似レコードの候補は、対象レコードと作品名及びキャラクタ名が共通するレコードに限定されない。すなわち、対象レコードと作品名及びキャラクタ名が異なるレコードも類似レコード群に含まれる。
【0067】
フィードバック情報生成部14は、作品名及びキャラクタ名別の類似レコード群の分類結果に基づいて、対象ユーザに向いているキャラクタを判定する。例えば、評価が相対的に高いグループに分布が偏っている作品名及びキャラクタ名に係るキャラクタが、対象ユーザに向いているキャラクタであると判定されてもよい。すなわち、相対的に評価の高い傾向を示すキャラクタが、対象ユーザに向いていると判定されてもよい。
【0068】
第4の実施の形態では、対象ユーザに向いていると判定された1以上の作品名及びキャラクタ名(キャラクタ情報)が、フィードバック情報として生成される。したがって、ユーザ端末20には、当該作品名及びキャラクタ名が表示される。対象ユーザは、斯かるフィードバック情報に基づいて、自らの声質に向いているキャラクタを知ることができる。
【0069】
なお、上記各実施の形態において、声優評価装置10は、類似レコードに対して高評価を入力したユーザに対して、対象ユーザを紹介するようにしてもよい。例えば、当該ユーザが、対象ユーザが声を入力しているキャラクタを含むコンテンツを視聴する際に、声優評価装置10は、当該キャラクタの声について、対象ユーザを推薦するようにしてもよい。
【0070】
なお、上記各実施の形態において、評価数は、評価情報の一例である。対象レコードの音声データは、第1の声情報の一例である。類似レコードの音声データは、第2の声情報の一例である。登録DB17は、記憶部の一例である。類似情報検索部13は、特定部の一例である。フィードバック情報送信部15は、送信部の一例である。ユーザ端末20は、端末の一例である。
【0071】
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0072】
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする声優評価プログラム。
(付記2)
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るキャラクタ情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする声優評価プログラム。
(付記3)
前記複数のキャラクタの中から選択されたキャラクタに関して入力された声情報を受信し、
前記声情報を前記選択されたキャラクタに関連付けて前記記憶部に記憶する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項1又は2記載の声優評価プログラム。
(付記4)
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする声優評価方法。
(付記5)
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定し、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るキャラクタ情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする声優評価方法。
(付記6)
前記複数のキャラクタの中から選択されたキャラクタに関して入力された声情報を受信し、
前記声情報を前記選択されたキャラクタに関連付けて前記記憶部に記憶する、
処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする付記4又は5記載の声優評価方法。
(付記7)
端末と声優評価装置とを含む声優評価システムであって、
前記声優評価装置は、
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前記声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、前記第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定する特定部と、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るユーザ情報を出力を前記端末へ送信する送信部と、
有することを特徴とする声優評価システム。
(付記8)
端末と声優評価装置とを含む声優評価システムであって、
前記声優評価装置は、
第1の声情報の指定を受け付けると、複数のキャラクタのうちのいずれかのキャラクタに関して入力された声情報に、前声情報についての評価情報が関連付けられて記憶する記憶部を参照して、複数の声情報の中から、第1の声情報に類似する1以上の第2の声情報を特定する特定部と、
前記第2の声情報のうち、相対的に高い評価を示す前記評価情報に関連付けられている前記第2の声情報に係るキャラクタ情報を前記端末へ送信する送信部と、
を有することを特徴とする声優評価システム。
(付記9)
前記声優評価装置は、
前記複数のキャラクタの中から選択されたキャラクタに関して入力された声情報を受信する受信部を有し、
前記記憶部は、前記声情報を前記選択されたキャラクタに関連付けて記憶する、
ことを特徴とする付記7又は8記載の声優評価システム。
【符号の説明】
【0073】
1 声優評価システム
10 声優評価装置
11 声情報登録部
12 フィードバック要求受信部
13 類似情報検索部
14 フィードバック情報生成部
15 フィードバック情報送信部
16 コンテンツDB
17 登録DB
20 ユーザ端末
21 音声入力部
22 フィードバック要求送信部
23 フィードバック情報受信部
24 フィードバック情報出力部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B1 バス
200 ドライブ装置
201 記録媒体
202 補助記憶装置
203 メモリ装置
204 CPU
205 インタフェース装置
206 表示装置
207 入力装置
208 マイク
B2 バス