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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】美肌装置
(51)【国際特許分類】
   A61H 15/00 20060101AFI20230314BHJP
   A61N 1/36 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
A61H15/00 310D
A61H15/00 390A
A61N1/36
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020102722
(22)【出願日】2020-06-12
(65)【公開番号】P2020203089
(43)【公開日】2020-12-24
【審査請求日】2021-06-09
(31)【優先権主張番号】10-2019-0070011
(32)【優先日】2019-06-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】520212679
【氏名又は名称】ケイ カンパニー、リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジュン ラク
(72)【発明者】
【氏名】キム、ドン ホ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジ アン
【審査官】今関 雅子
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-196384(JP,A)
【文献】特開2017-124124(JP,A)
【文献】特開平11-177426(JP,A)
【文献】特開2005-156496(JP,A)
【文献】特開2011-200307(JP,A)
【文献】特開2012-217516(JP,A)
【文献】特開2019-193726(JP,A)
【文献】「ルルド フェイスメイクローラー AX-KXL5250 取扱説明書 保証書付」,株式会社アテックス,2018年05月31日,第1-8頁,特願2018-88521号の新規性の喪失の例外証明書提出書(書類番号21801010081)に添付された「掲載アドレスのプリントアウト」の通し番号第13-20頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 15/00-15/02
A61H 23/02
A61N 1/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1加圧支持部と第2加圧支持部を具備し、前記第1加圧支持部と第2加圧支持部の間を開け、互いに近づこうとする方向に加圧が働くようにするハンドルと、
前記第1加圧支持部の端部に備えられ、肌に接触した状態で前記ハンドルを移動させることで前記肌をマッサージする一対のマッサージローラを備える第1マッサージユニットと、
前記第2加圧支持部の端部に備え付けられ、肌に接触した状態で前記ハンドルを移動させることで前記肌をマッサージする一対のマッサージローラを備える第2マッサージユニットと、
前記第1マッサージユニット及び第2マッサージユニットそれぞれが具備する一対のマッサージローラにより、接触した肌に高周波電気刺激を提供することを制御するコントローラと、
を含み、
前記ハンドルは、ハンドルケースと、前記ハンドルケースを覆うハンドルカバーを含み、前記第1加圧支持部及び前記第2加圧支持部は、前記ハンドルケースの一側及び他側にそれぞれ回転できるように結合し、前記第1加圧支持部及び前記第2加圧支持部がそれぞれ回転して広がる場合に弾性力を与え、前記第1加圧支持部及び前記第2加圧支持部が前記弾性力によって互いに近づこうとする方向に加圧力が作用する弾性部材をさらに含み、
前記第1加圧支持部には第1回転ガイドが固定され、前記第2加圧支持部には第2回転ガイドが固定され、前記第1回転ガイドと前記第2回転ガイドとを支持し、前記第1加圧支持部及び前記第2加圧支持部がそれぞれ回転することにより、前記第1回転ガイド及び前記第2回転ガイドがそれぞれ支持された状態で回転するようにガイドするガイドグリップをさらに含む、美肌装置。
【請求項2】
前記第1マッサージユニット及び第2マッサージユニットそれぞれは、前記一対のマッサージローラとして、第1マッサージローラと第2マッサージローラが肌に同時に接触できるように配置された状態を支持する支持本体を備え、前記支持本体は、前記第1マッサージローラが回転できるように支える第1ローラ支持部と、前記第2マッサージローラが回転できるように支える第2ローラ支持部を具備する、請求項1に記載の美肌装置。
【請求項3】
前記ガイドグリップは、前記第1加圧支持部及び前記第2加圧支持部それぞれの回転により、前記第1回転ガイド及び前記第2回転ガイドがそれぞれ回転されつつ、上下方向に移動させるように構成され、前記弾性部材は、その一端が固定され、その他端が前記ガイドグリップに結合され、前記ガイドグリップの上下方向移動により弾性力が発生することにより、前記第1加圧支持部及び前記第2加圧支持部がそれぞれ回転して開くことにより弾性力を与えるように構成される、請求項1または2に記載の美肌装置。
【請求項4】
前記第1ローラ支持部は、前記第1マッサージローラを貫通する第1ローラ支持軸の両端部を固定するように備え、前記第1マッサージローラが前記第1ローラ支持軸を中心に回転できるように構成され、前記第2ローラ支持部は、前記第2マッサージローラを貫通する第2ローラ支持軸の両端部を固定するように備え、前記第2マッサージローラが前記第2ローラ支持軸を中心に回転できるように構成され、前記第1ローラ支持軸は、水平方向に対して下方向に傾いた角度で備えられ、前記第1ローラ支持軸により回転する前記第1マッサージローラにおける回転進行方向と、前記ハンドルの移動により前記支持本体が移動する方向とが或る角度をなすように構成され、前記第2ローラ支持軸は、前記第1ローラ支持軸と左右対称をなすように水平方向に対して下側に傾いた角度で備えられ、前記第2ローラ支持軸により回転する前記第2マッサージローラにおける回転進行方向と前記ハンドルの移動により前記支持本体が移動する方向とが或る角度をなすように構成される、請求項2に記載の美肌装置。
【請求項5】
前記第1ローラ支持部の一側に備わる第1軸固定支持部に、前記第1マッサージローラの一側に突出する第1回転支持軸が固定され、前記第1マッサージローラが前記第1回転支持軸によって回転できるように構成され、前記第2ローラ支持部の一側に備わる第2軸固定支持部に、前記第2マッサージローラの一側に突出する第2回転支持軸が固定され、前記第2マッサージローラが前記第2回転支持軸により回転可能となるものとし、前記第1回転支持軸は、水平方向に対して下側に傾いた角度で、前記第1軸固定支持部に固定され、前記第1回転支持軸によって回転する前記第1マッサージローラの回転進行方向と前記ハンドルの移動により前記支持本体の移動する方向とが或る角度をなすように構成され、前記第2回転支持軸は、前記第1回転支持軸と左右対称をなすように水平方向に対して下方向に傾いた角度で備えられ、前記第2回転支持軸によって回転する前記第2マッサージローラの回転進行方向と前記ハンドルの移動により前記支持本体が移動する方向とが或る角度をなすように構成される、請求項2に記載の美肌装置。
【請求項6】
前記支持本体は、前記第1ローラ支持部と前記第2ローラ支持部が肌接触方向へ180より小さい角度へ傾く方向へ弾性力を提供する弾性加圧部材をさらに含み、肌接触時、前記第1加圧支持部と前記第2加圧支持部の加圧力により、前記支持本体の各々が肌に密着した状態で、前記弾性加圧部材の弾性力により、前記第1ローラ支持部の第1マッサージローラと前記第2ローラ支持部の第2マッサージローラが接触した肌を包み込むようにして肌マッサージを行う、請求項2に記載の美肌装置。
【請求項7】
第1加圧支持部と第2加圧支持部を具備し、前記第1加圧支持部と前記第2加圧支持部の間を開け、互いに近づこうとする方向に加圧が働くようにするハンドルと、
前記第1加圧支持部の端部に備えられ、肌に接触した状態で前記ハンドルを移動させることで前記肌をマッサージする一対のマッサージローラを備える第1マッサージユニットと、
前記第2加圧支持部の端部に備え付けられ、肌に接触した状態で前記ハンドルを移動させることで前記肌をマッサージする一対のマッサージローラを備える第2マッサージユニットと、
前記第1マッサージユニット及び第2マッサージユニットそれぞれが具備する一対のマッサージローラにより、接触した肌に高周波電気刺激を提供することを制御するコントローラと、を含み、
前記第1マッサージユニット及び第2マッサージユニットそれぞれは、前記一対のマッサージローラとして、第1マッサージローラと第2マッサージローラとが肌に同時に接触できるように配置された状態を支持する支持本体を備え、前記支持本体は、前記第1マッサージローラが配置される第1ローラ支持部と、前記第2マッサージローラが配置される第2ローラ支持部を具備し、
前記第1マッサージローラは、第1回転支持軸と、前記第1回転支持軸を中心に回転できる第1ローラキャップを含み、
前記第2マッサージローラは、第2回転支持軸と、前記第2回転支持軸を中心に回転できる第2ローラキャップを含み、
前記第1回転支持軸は、前記第1マッサージローラの回転の中心となり、前記第1ローラ支持部の一側に固定されながら前記第1ローラキャップに挿入される軸部材と、前記軸部材を包みながら前記第1ローラキャップに結合して前記第1ローラキャップが回転することによって前記軸部材に対して回転するシュラウドと、前記軸部材の端部に備えられ、前記第1ローラキャップの内部に接触して前記軸部材を通じて伝達される高周波電気を前記第1ローラキャップに伝達する接触部材を含む、美肌装置。
【請求項8】
前記接触部材は、前記軸部材の端部に結合する接触ベースと,前記接触ベースの内部に備えられるばねと,前記ばねによって弾性を支持され,前記第1ローラキャップの内部に接触するボール接触部を含む、請求項7に記載の美肌装置。
【請求項9】
前記コントローラは、前記第1マッサージユニット及び前記第2マッサージユニットそれぞれが具備する一対のマッサージローラがそれぞれ肌に接触した場合に、又は前記肌に接触して前記ハンドルの移動により回転しながら肌マッサージを行う場合に、前記一対のマッサージローラにより前記高周波電気刺激を提供し、前記一対のマッサージローラが肌に接触しない又は回転しない場合には、前記高周波電気刺激の提供を遮断する、請求項1から8のいずれか一項に記載の美肌装置。
【請求項10】
前記第1マッサージユニット及び前記第2マッサージユニットの少なくとも1つに備えられ、前記一対のマッサージローラが回転するかどうか又は回転速度を感知する回転感知部を含め、前記コントローラは、前記回転感知部の感知結果に基づき、前記一対のマッサージローラが回転する場合又は前記回転感知部の感知結果により、前記一対のマッサージローラの前記回転速度を算出し、前記回転速度に応じて前記高周波電気刺激を提供し、前記一対のマッサージローラが回転しなかったり、算出された回転速度が予め設定された値に満たない場合には、前記高周波電気刺激の提供を遮断する、請求項1から9のいずれか一項に記載の美肌装置。
【請求項11】
前記第1マッサージユニット及び前記第2マッサージユニットそれぞれが具備する一対のマッサージローラに予め設定された信号を送出し、前記一対のマッサージローラのうちの各マッサージローラから受信される信号を前記送出した信号と比較することにより、前記一対のマッサージローラが肌に接触しているかどうかを検出する肌接触検出部を含み、前記コントローラは、前記肌接触検出部の検出結果により、前記一対のマッサージローラが肌に接触した状態が予め設定された時間持続する場合に、前記高周波電気刺激を提供するように構成される、請求項1から10のいずれか一項に記載の美肌装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は美肌装置に関する発明で、さらに詳細には顔などの肌にマッサージと高周波電気刺激を同時に提供することで肌老化の防止および肌弾力の改善などの効果が得られる美肌装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、人の肌は加齢に伴って弾力が減り、肌がたるんでシワができ、長時間紫外線に露出した場合、角質が厚くなって肌が透明でなく、肌の血液循環能力が低減し、肌に対する水分や栄養分の供給が円滑に行われなくなる。
【0003】
このような問題を解決するため、肌に栄養を与える栄養クリームのような機能性物質を肌に塗布したり、肌に物理的な刺激を与えて血液循環をより円滑にするスキンマッサージの方法などが利用されている。
【0004】
これに加え、肌に対する高周波電気刺激が肌に塗布された栄養分の吸収を促進し、肌に深部熱を発生させて血液循環を促すなどの効果に対して既に知られている。
【0005】
最近になって美肌に対する関心が高まり、肌に対するマッサージと高周波電気刺激を同時に提供することで肌の弾力を改善し、老化を防止するなどの美肌器の開発が活発に行われているのが実情。
【0006】
このように肌に対するマッサージ及び高周波電気刺激を同時に提供するようにする美肌器に関する先行技術文献が多数公開されているが、代表的な先行技術文献として、大韓民国特許出願第10-2018-7002938号、大韓民国特許出願第10-2015-0111040号、大韓民国特許出願第10-2017-7027957号、大韓民国特許出願第10-2017-0122435号などがある。
【0007】
前記のような先行技術は、使用者が取っ手を取ってマッサージボールを肌に接触させた状態で上下移動させることによって、マッサージボールが肌に対してマッサージを行いながらマッサージボールを通じて電気刺激を肌に提供する美肌装置に関する技術を提供する。
【0008】
しかし、前記の先行技術のような従来の技術は、肌の片面だけをマッサージしながら電気刺激を提供するため、特に顔のあご線のように同時に両顎に刺激が加えられることがより望ましい場合には、前記のような先行技術による美肌装置が相応しくない問題点があった。
【0009】
前記のような先行技術による美肌装置は、使用者の身体特定部位に対して使用するには適していても、そのような体に使用に適した装置を顔に使用することは、顔と身体の手足などの肌構造が完全に異なる点で不適切であるという問題点があった。
【0010】
また、高周波電気刺激を肌に加えることから、美肌装置を肌に接触させて使用する場合にのみ、制限的に電気刺激が提供されるように制御される必要があるが、前記のような先行技術は、そのような点についてはかなり不十分であるという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、前記のような先行技術および従来の技術の問題点を解消し、より効果的な美肌効果を得られるようにするためのもので、特に使用者の顔に対して顎のラインに沿って両側から同時に物理的マッサージと電気刺激を提供することで、より効果的な美肌効果を得ることができるなど、顔に対する美肌装置を提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一例による美肌装置は、第1加圧支持部と第2加圧支持部を具備し、前記第1加圧支持部と第2加圧支持部の間を開け、互いに近づこうとする方向に加圧が働くようにするハンドルと、前記第1加圧支持部の端部に備えられ、肌に接触した状態で前記ハンドルを移動させることで前記肌をマッサージする一対のマッサージローラーを備える第1マッサージユニットと、前記第2加圧支持部の端部に備え付けられ、肌に接触した状態で前記のハンドルを移動させることで前記の肌をマッサージする一対のマッサージローラーを備える第2マッサージユニットと、前記第1マッサージユニット及び第2マッサージユニットそれぞれが具備する一対のマッサージローラにより、接触した肌に高周波電気刺激を提供することを制御するコントローラとを含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明による美肌装置は、一対の加圧支持部を具備するハンドル、そしてそれぞれの加圧支持部の端部に具備されるマッサージユニットを利用して、特に使用者の顔に対して顎線に沿ってマッサージユニットが双方で同時に物理的マッサージと電気刺激を提供することで、より効果的な肌改善の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施例による美肌装置の基本的な構成と動作状態を示した図面である。
図2図1に図示された美肌装置を使用者の顔に使う一例を示した図面である。
図3図1に図示された構成にマッサージローラーの回転を感知する回転感知部の構成が追加された美肌装置に関して示した図面である。
図4図1 に図示された構成に、第1 加圧支持部及び第2 加圧支持部が広がる時の圧力を感知する圧力感知部の構成が追加された美肌装置に関して示した図面である。
図5】本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの構成を表す分解斜視圖である。
図6】(a)は、図5に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する平面図を、(b)は図5に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する正面図をそれぞれ示したものである。
図7】(a)は本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの動作を上から見下ろした状態で示した図であり、(b)は図7の(a)に図示されたマッサージユニットの動作を正面から見た状態で示した図柄である。
図8図3で説明した回転感知部の具体例に関して示した図面である。
図9図4を通じて説明した圧力感知部の具体的な諸例に関して示した図面である。
図10図4を通じて説明した圧力感知部の具体的な諸例に関して示した図面である。
図11】本発明の一実施例による美肌装置に用いられる肌接触検出部について説明するための図面である。
図12】本発明の他の一実施例による美肌装置の基本的な構成と動作状態を示した図面である。
図13】本発明の他の一実施例による美肌装置の基本的な構成と動作状態を示した図面である。
図14】(a)は図13の(a)に対応して美肌装置が正常状態にある時の主な部分を拡大して表した図面で、図14の(b)は図13の(b)に対応して美肌装置がそれぞれの加圧支持部が互いに広がった場合に主要部分を拡大して表した図面である。
図15】本発明の他の一実施例による美肌装置の主な構成部分を拡大して示した図面である。
図16】本発明の他の一実施例による美肌装置の制御関連の構成に関して示した図面である。
図17】本発明の他の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの構成を示す分解斜視圖である。
図18】(a)は、図17に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する平面図を、(b)は図17に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する正面図をそれぞれ表した図面である。
図19】(a)は、図17に図示された一つのマッサージローラ(330a)の構成を表した分解斜視圖であり、(b)は(a)に示したI-I断面を表した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明による美肌装置に関する具体的な内容を図面を参照して説明するようにする。
【0016】
まず、図1から図4を参照し、本発明による美肌装置の構成について説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施例による美肌装置の基本的な構成と動作状態を示した図面であり、図2は、図1に図示された美肌装置を、使用者の顔に使う一例を表した図面であり、図3は、図1に図示された構成に、マッサージローラの回転を感知する回転感知部の構成が追加された美肌装置に関して表した図面であり、そして図4図1に図示された構成に、第1加圧支持部及び第2加圧支持部が広がる時の圧力を感知する圧力感知部の構成が追加された美肌装置に関して示した図面である。
【0018】
図1に図示したとおり、本発明の一実施例による美肌装置は、第一加圧支持部(110)及び第二加圧支持部(120)を備えるハンドル(100)と、前記第一加圧支持部(110)及び第二加圧支持部(120)のそれぞれの端部に具備される第一マッサージユニット(210)及び第二マッサージユニット(220)と、コントローラ(未図示、コントローラについては図2及び図3で図示している)を含む。
【0019】
前記ハンドル(100)は、図1に図示されたように、第1加圧支持部(110)と第2加圧支持部(120)を備え、図1の(a)に図示されたような状態で(b)に図示されたように、第1加圧支持部(110)と第2加圧支持部(120)の間を広げることによって、互いに近づこうとする方向に加圧力が働くように構成されるものとして、本発明による美肌装置の全体フレーム又は本体に該当する部分である。
【0020】
前記第1マッサージユニット(210)は、図1に示すように第1加圧支持部(110)の端部に備えられ、第2マッサージユニット(220)は第2加圧支持部(120)の端部に備えられ、前記第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)にはそれぞれ一対のマッサージローラ(310、320)が備えられる。
【0021】
したがって、図2に図示されているように、使用者は本発明による美肌装置の第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)を開き、その間に顔等と同じ肌部位を位置させ、第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)が同時に顔等の肌部位に接触するようにした状態で、使用者がハンドル(100)部分を破って上下に移動させることにより、第1マッサージユニット(210)の一対のマッサージユニット(220)と第2マッサージユニット(220)の双方マッサージユニット(320)が各々でマッサージするようになる。
【0022】
この時、図1及び図2には図示されていないが、前記第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)は、それぞれコントローラ(未図示)と接続され、前記コントローラには高周波発生器を備え、前記第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)それぞれが具備する一対のマッサージローラ(310、320)により接触した肌に高周波電気刺激を提供する。
【0023】
すなわち、使用者がハンドル(100)を握って美肌装置を上下に移動させると、図2の(a)に図示された状態で(b)図示された状態で、再び(a)図示された状態に戻り、再び(b)図示された状態で繰り返す方式で本発明による美肌装置を使用することができる。
【0024】
この時、第1マッサージユニット(210)の一対のマッサージローラ(310)が顔の一側面に、第2マッサージユニット(220)の一対のマッサージローラ(320)が顔の他の側面にそれぞれ接触するように、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)を開くと、前記第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)に作用する加圧支持部(120)に作用する加圧支持ユニット(210)が同時に、両側のマッサージユニット(220)が、同時にマッサージユニットに密着してマッサージを行う。部に提供することで肌改善の効果を得ることができる。
【0025】
前記一対のマッサージローラ(310、320)は金属材質を有したり、金属メッキが施されており、高周波電流が伝達されることがある。
【0026】
一方、本発明による美肌装置は、第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)それぞれが具備する一対のマッサージローラ(310、320)がそれぞれ肌に接触した場合に、または肌に接触してハンドル(100)の移動により回転しながら美肌マッサージを行う場合にコントローラが各マッサージユニット上の一対のマッサージローラ(310、320)により高周波電気刺激を提供し、前記一対のマッサージローラ(310、320)が肌に接触しない場合には、又は電気の負荷を抑えることができる。
【0027】
前記のような安全性向上のための手段として、本発明の一実施例による美肌装置は、図3に示すように、第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)の少なくとも1つに備えられ、一対のマッサージローラ(310、320)が回転するかどうか又は回転速度を感知する回転感知部(400)を備えることができる。 前記の回転感知部(400)のより具体例については、後述する。
【0028】
前記のように、回転感知部(400)が備えられた状態で本発明によるフィービー美容装置を使用する場合、コントローラ(600)は回転感知部(400)の感知結果により、各マッサージユニット(210、220)の一対のマッサージローラ(310、320)が回転する場合又は回転感知部(400)の感知結果により、前記一対のマッサージローラ(310、320)の回転速度を算出し、その算出された回転速度に応じて高周波電気刺激を提供するように制御することができる。
【0029】
この時、コントローラ(600)は各マッサージユニット(400)上の一対のマッサージローラ(310,320)が回転しなかったり算出された回転速度が事前に設定された値に満たない場合には高周波電気刺激の提供を遮断することで、使用者が美肌装置を使用せずに単にファージだけしている状態では使用者がマッサージローラに触れるなどの場合、高周波電流によって感電される危険を未然に防止することができる。
【0030】
前記の回転感知部(400)は二つのマッサージユニット(210,220)のどちらか一方にのみ備えられ、両方に備え付けられることもある。
【0031】
それぞれのマッサージユニット(210、220)は原則的には同時に使用されるため、一方のマッサージユニットにのみ回転感知部が備えられても望ましい作動性能を発揮できる。
【0032】
前記の回転感知部(400)が両方のマッサージユニット(210、220)にそれぞれ備えられているとしても、コントローラ(600)は両方のマッサージユニットにそれぞれ備えられている回転感知部(400)全てから同時に感知信号を受けずに一方の回転感知部(400)からの感知信号を受け、高周波電気を制御でき、一方の回転感知部(400)から送られた感知信号に異常があるなど、エラーが感知されると当該回転感知部(400)からの感知信号を受け止めるのを中断し、一方の回転感知部の機能を有効にすることができる。支部は、活性化された回転感知部の誤りなどの場合に予備的に使用できるものである)。
【0033】
一方、本発明の一実施例による美肌装置は、安全性向上のための手段として、図4に示すように、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)の間に備えられ、前記第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)が開いた状態であるかどうかを感知する圧力感知部(500)を備えることができる。 前記の圧力感知部500のより具体例については、後述するものとする。
【0034】
前記のように圧力感知部(500)が備わった状態で、本発明による被鼻美容装置を使用する場合、コントローラ(600)は、圧力感知部(500)の感知結果に基づき、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)の開いた状態が予め設定された時間継続する場合に、高周波電気刺激を提供させることができる。
【0035】
すなわち、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)が開くことによって圧力感知部(500)が予め設定された範囲の圧力値を感知し、感知された圧力値が予め設定された範囲で予め設定された時間持続する場合には、使用者が本発明による美肌装置を使用しているので、その場合にはコントローラが高周波電流を各マッサージユニット(210、220)で流れるように し、使用者に対する美肌を行う。 もし、使用者が美肌装置を美肌に使用せず、単に手で触るなどの行為をする場合には、高周波電流が流れるのを遮断することにより、高周波電流によって使用者が感電する危険を未然に防止させることができる。
【0036】
前記のように、本発明による美肌装置が回転感知部(400)及び圧力感知部(500)を備えることは、感電危険の防止などの安全性向上のための目的もあるが、使用者の利便性向上という側面からも大きな効果がある。
【0037】
すなわち、使用者は本発明による美肌装置を使用するために、コントローラーの電源を入れた状態で高周波電気刺激が肌に伝わるようにするため、別途のボタンやスイッチを肌マッサージする間、持続的に押すなどの不便さがなく、単純に使用者は本発明による美肌装置を使用するだけで、前記の回転感知部(400)や圧力感知部(500)の感知により自動的に高周波電気刺激が伝達され、使用を中断すると直ちに高周波電気刺激の伝達を遮断されるため、使用者の利便性を大きく向上させる効果がある。
【0038】
一方、図3及び図4に図示されているように、本発明による美肌装置は、ハンドル(100)部分にハンドル本体(101)をケーシングして構成することもできる。
【0039】
前記のハンドル本体(101)内部に圧力感知部(500)を装着することもでき、コントローラ(600)をハンドル本体(101)と別に分離して有線で連結して使用するように構成することもできるが、コントローラ(600)をハンドル本体(101)に内蔵するように構成し、充電バッテリー等を内蔵することによって本発明による美肌装置を無線方式で実現することも可能である。
【0040】
一方、図5から図7を参照して、第1加圧支持部(110)の端部に備わる第1マッサージユニット(210)及び第2加圧支持部(120)の端部に備わる第2マッサージユニット(220)の具体的な構成と作用効果について説明する。
【0041】
本発明の一例による美肌装置の第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)は、実質的に同一の構成であり、それぞれが具備する一対のマッサージローラ(310、320)も、互いに実質的に同一の構成である。
【0042】
したがって、以下の図5から図7を参照して説明する部分では、第1マッサージユニット(210)及び第2マッサージユニット(220)を通称してマッサージユニットとし、そのそれぞれが具備する一対のマッサージローラ(310、320)は、一方の一方の対のマッサージローラ(310)に対して第1マッサージローラ(311)及び第2マッサージローラ(312)に代表して説明することとする。
【0043】
図5は本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの構成を表す分解斜視圖であり、図6の(a)は図5に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する平面図を、(b)は図5に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する正面図をそれぞれ表したものであり、図7の(a)は本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの動作を上から見下ろした状態で表した図面である。
【0044】
まず、図5を参照して本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの構成について説明する。
【0045】
図5に示すように、本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットは、支持本体(200)と、第1 マッサージローラ(311)及び第1 ローラ支持軸(313)と、第2 マッサージローラ(312)及び第2 ローラ支持軸(314)を含むように構成される。
【0046】
前記の支持本体(200)は、第1マッサージローラ(311)と第2マッサージローラ(312)が肌に同時に接触できるように配置された状態を支持するように構成される構成要素で、マッサージユニットの胴体に該当する構成要素である。
【0047】
前記支持本体(200)は、図5に図示したとおり、第1マッサージローラ(311)が回転できるように支持する第1ローラ支持部(230)と、第2マッサージローラ(312)が回転できるように支持する第2ローラ支持部(240)を備えることができる。
【0048】
図5 に図示したとおり、第1 ローラ支持部(230)には第1 マッサージローラ(311)が設置される第1 ローラ設置部(231)が備えられ、第2 ローラ支持部(240)には第2 マッサージローラ(312)が設置される第2 ローラ設置部(241)が備えられる。
【0049】
前記第1ローラ支持部(230)の第1ローラ設置部(231)には、一端に結合溝(Ch1)が形成され、他端の第1軸支持部(232)に貫通穴(Th1)が形成され、前記第1ローラ(311)(第1マッサージローラ(311)の中心部には、中空が形成されている)が前記第1ローラ設置部(231)に安着した状態で第1ローラ支持軸(32)が第1軸支持部(Th1)の貫通して、その中心部に結合されている。
【0050】
このとき、第1ローラ支持軸(313)の結合部(Cp1)が形成された反対側には軸ヘッド(SH1)を備え、前記第1ローラ支持軸(313)の結合部(Cp1)が結合溝(Ch1)に結合され、第1軸支持部(232)に引っかかり、前記第1ローラ支持軸(313)が堅固に固定されることができる。
【0051】
そして、第1 マッサージローラ(311)の中空部の両側には、ト5 に図示されているようにそれぞれブーシング(B)が備えられ、前記第1 マッサージローラ(311)が第1 ローラー支持軸(313)を中心に回転することを円滑に行うことができる。
【0052】
また、前記第2ローラ支持部(240)の第2ローラ設置部(241)には、一端に結合溝(Ch2)が形成され、他端の第2軸支持部(242)に貫通穴(Th2)が形成され、前記第2ローラ(312)の中心部も中空が形成されている)が前記第2ローラ設置部(241)に安着した状態で第2ローラ支持軸(314)が第2軸支持部(Th2)及び第2)の貫通して、その中心部に結合されている。
【0053】
このとき、第2ローラ支持軸(314)の結合部(Cp2)が形成された反対側には軸ヘッド(SH2)を備え、前記第2ローラ支持軸(314)の結合部(Cp2)が結合溝(Ch2)に結合され、第2軸支持部(242)に引っかかり、前記第2ローラ支持軸(314)が堅固に固定されることができる。
【0054】
そして、第2 マッサージローラ(312)の中空部の両側には、図5に図示されているようにそれぞれブーシング(B)が備えられ、前記第2 マッサージローラ(312)が第2 ローラー支持軸(314)を中心に回転することを円滑に行うことができる。
【0055】
前記の第1マッサージローラ(311)及び第2マッサージローラ(312)は、実質的に同一の形状で実現することができ、一定間隔で多数のマッサージ溝(R)が形成されるようになる。
【0056】
図5 等においては、前記第1 マッサージローラ(311)及び第2 マッサージローラ(312)が、ラム酒筒や壺の形状をしたものと図示されているが、それに限られるものではなく、マッサージローラの両方で支持力が提供される状態で回転できる形状として、肌マッサージ効果を発揮できるものであれば、いかなる形のローラとして具現化できる。
【0057】
一方、図6を参照して説明すると、図6の(a)に図示されたように、本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットは、上から見下ろしたときに第1ローラ支持部(230)及び第2ローラ支持部(240)が肌接触方向に180°より小さい角度に傾くように構成される。
【0058】
すなわち,第1マッサージローラ(311)の第1ローラー支持軸の中心線(ds1)が水平線(H)基準で内側にa1の角度だけ傾き,第2マッサージローラ(312)の第2ローラー支持軸の中心線(ds1)が水平線(H)基準で内側にa1の角度だけ傾き,第1マッサージローラ(311)と第2マッサージローラ(312)が肌接触方向に180cmより小さいa角度を形成するように構成される(第1マッサージで,第1マッサージローラ(312)が各マッサージで触れている)。
【0059】
したがって、前記のような構成により、肌接触時における第1加圧支持部と第2加圧支持部の加圧力により、第1ローラ支持部(230)の第1マッサージローラ(311)と第2ローラ支持部(240)の第2マッサージローラ(312)が接触した肌を包むことができる。
【0060】
そして、図6の(b)に図示されているように、本発明の一実施例による美肌装置のマッサージユニットは、正面から見て第1マッサージローラ(311)及び第2マッサージローラ(312)がそれぞれ水平線(H)を基準に外側が下側に傾いた角度で構成されるようにすることができる。
【0061】
すなわち、第1ローラ支持軸の中心線(ds2)が水平方向(H)に対して下側にb1の角度で傾いて備えられ、第2ローラ支持軸の中心線(ds2)が水平方向(H)に対して下側にb1の角度で傾いて備えられ、両ローラ支持軸の中心線が『人』の形状になるように構成することができる。
【0062】
前記のようなマッサージローラ(311,312)の構成による作用を図7を参照して説明する。
【0063】
前記のように、第1 マッサージローラ(311)と第2 マッサージローラ(312)が肌接触方向に180 180より小さい角度を形成するように構成されることにより、図7の(a)に図示されているように、肌接触時、第1 加圧支持部と第2 加圧支持部の加圧によって前記第1ローラー支持部(230)の第1 マッサージローラ(311)と前記第2 ローラー支持部(240)の第2 マッサージローラ(312)が密着した肌を包むようにした状態でのハンドルの移動し、さらに向上させる。
【0064】
前記のように、第1 マッサージローラ(311)と第2 マッサージローラ(312)が密着した肌を包み込みながらマッサージ溝(R)によるマッサージ効果を向上させるとともに、コントローラ(600)により第1 マッサージローラ(311)と第2 マッサージローラ(312)により高周波電気の刺激が加えられるようにでき、肌への脂肪分解をより効果的に行え、肌の弾力アップを図ることができる。
【0065】
この時、第1マッサージローラ(311)と第2マッサージローラ(312)の肌への密着力をさらに高めるため、図7の(a)に示したように、第1ローラー支持部(230)と第2ローラー支持部(240)が肌接触方向に180°方向より小さい角度で傾く方向に弾性力を提供する弾性加圧部材(270)を備えるように構成することも可能である。
【0066】
前記のような弾性加圧部材(270)はコイルばね等で実現できるが、前記の弾性加圧部材(270)が備わる場合には、第1ローラ部(230)と第2ローラ部(240)が弾性加圧部材(270)の弾性加圧部材(270)の弾性加圧によって絞り込まれる方向にある程度会合が可能となることが望ましい。
【0067】
例えば、第1ローラ支持部(230)と第2ローラ支持部(240)が、真ん中のヒンジ軸を中心に会合できるように構成でき、そのヒンジ軸に前記のような弾性加圧部材(270)を備え、前記第1ローラ支持部(230)及び第2ローラ支持部(240)がさらに狭まる方向に弾性加圧が働くように構成できる。
【0068】
すなわち、前記のような構成により、本発明の一実施例による美肌装置全体の構成からみて、それぞれのマッサージユニットが両側からそれぞれ肌接触時の第1加圧支持部と第2加圧支持部の加圧力によって各マッサージユニットの支持本体が肌に密着した状態で弾性加圧部材の弾性力により、第1ローラー支持部の第1マッサージローラと第2ローラーが接触した肌を包み込むようにして肌マッサージ効果をさらに向上させることができる。
【0069】
一方、図6の(bで述べたように、水平方向に対して二つのローラー支持軸の中心線が「人」の形状になるようにして、第1マッサージローラ(311)及び第2マッサージローラ(312)がそれぞれ下側に傾いた角度で構成することにより、図7の(b)に図示されているように第1ローラー支持軸によって回転する第1マッサージローラ(311)の回転進行方向(Rd1)とハンドルの移動により支持本体が移動する方向(Pd)が角度の偏差が生じるようにし、同様に、第2 ローラー支持軸により回転する第2 マッサージローラ(312)の回転進行方向(Rd2)とハンドルの移動により支持本体が移動する方向(Pd)における角度の偏差が生じることができる。
【0070】
このように、第1 マッサージローラ(311)の回転進行方向(Rd1)と支持本体の移動方向(Pd)及び第2 マッサージローラ(312)の回転進行方向(Rd2)と支持本体の移動方向(Pd)とに沿って回転するだけでなく、支持本体がその移動方向(Pd)へ移動することによって、各マッサージローラ(311、312)が単にその移動方向(Pd)に従って回転するだけでなく、図7 の(b)に図面の番号の移動方向へ押し伸ばしている。
【0071】
すなわち、まるで親指で肌を押し広げるような感じで、各マッサージローラー(311、312)が肌をマッサージすることができ、マッサージ効果をさらに向上させる。
【0072】
一方、図8を参照し、前図3で説明した回転感知部の具体例について説明する。
【0073】
図8の左側では、本発明の一実施例による美肌装置の支持本体の両ローラー支持部のいずれか一方のローラー支持部(230)に対する断面を図示しているが、図示されているようにローラー支持軸(313)の両端にブーシング(B)が設置され、マッサージローラ(311)の中空の中心部を貫く構成について示している。
【0074】
このとき、片側ブースター(B)と他側ブースター(B)の間にローラ支持軸(313)とマッサージローラ(311)の間の空間が形成され、その空間によって前記のような回転感知部を具現化することができる。 ここで,マッサージローラ(311)のローラ支持軸(313)と対向する面をローラ内側面(311a)と称することとする。
【0075】
図8では、(a)から(c)でローラ内の側面(311a)とローラ支持軸(313)部分を拡大して図示しており、それぞれ様々な回転感知部の例を示しているが、まず図8の(a)に図示された例について説明する。
【0076】
図8の(a)に図示されているように、ローラ内側面(311a)のローラ支持軸(313)と対向する位置には接触端子(411)を備え、ローラ支持軸(313)にはその周りに沿って予め設定された間隔で複数の接点(412)を備え、マッサージローラ(311)がローラ支持軸(313)に対して回転時に前記接触端子(411)が前記複数の接点(412)に順次接触するように構成された状態で、本発明の一例による美肌装置に適用される回転感知部は、前記接触端子(411)に予め設定された信号を伝送する送信部(413)と、前記複数の接点(412)それぞれと接続され、接触端子(411)が接触する接点(412)から信号を受信する受信部(414)を含むように構成される。
【0077】
すなわち、図8の(a)に図示されたような状態でマッサージローラ(311)が回転すると接触端子(411)はローラ支持軸(313)の外面に接触した状態で回転し、接点(412)に接触したときには所定の信号が受信部(414)に受信され、接点と接点との間に接触したときには受信部(414)に信号が受信されない等、前記マッサージローラ(311)の回転により前記受信部(414)は所定の信号を一定時間おきに繰り返し受信することになる。 この時、送信部(413)は、引き続き予め設定された信号を送信する。
【0078】
コントローラ(600)は、受信部(414)が受信する信号を分析し、前記マッサージローラ(311)が回転する場合又はマッサージローラ(311)の回転速度を算出し、前記算出された回転速度に応じて高周波電気刺激を提供するように制御することができる。
【0079】
前記コントローラ(600)は、前記受信部(414)が一定パターンの信号を受信すると美肌装置が使用されていると判断し、高周波電流を認可でき、又は前記受信部(414)が受信する信号のパターンから信号の周期及びその周期を用いた回転速度を計算でき、その計算された回転速度が予め設定された速度値の範囲に含まれる場合、使用者が美肌装置を使用しているものと判断して高周波電流を認可することができる。
【0080】
一方、図8の(b)に図示された例を述べると、本発明に用いられる回転感知部は、ローラ内の側面(311a)のローラ支持軸(313)と対向する位置に具備される磁気センサ(421)として実現できる。
【0081】
前記コントローラ(600)は、磁気センサ(421)が感知する信号を分析し、前記マッサージローラ(311)が回転する場合又は前記マッサージローラ(311)の回転速度を算出し、その算出された回転速度に応じて高周波電気刺激を提供させることができる。
【0082】
すなわち、図8の(b)に図示されたような状態でマッサージローラ(311)が回転すると、ローラ内の側面(311a)に設置された磁気センサ(421)がローラ支持軸(313)の周りを追って回転し、磁性体(422)を通り過ぎながら磁場を感知して信号が急激に変化するが、多数の磁性体(422)を順次通り過ぎながら 磁気センサ(421)が所定のパターンで繰り返される信号を発生させ、これをコントローラ(600)が分析してマッサージローラ(311)の回転速度を算出することができる。
【0083】
したがって、コントローラ(600)は、前記の磁気センサー(421)により出力される信号の分析により美肌装置が使用されているものと判断し、高周波電流を認可でき、又は計算された回転速度が予め設定された速度値の範囲に含まれる場合、使用者が美肌装置を使用しているものと判断し、高周波電流を認可することができる。
【0084】
一方、図8の(c)に図示された例を述べると、本発明に用いられる回転感知部は、ローラ内側面(311a)のローラ支持軸(313)と対向する位置に備えられる受発光センサ(431)及びローラ支持軸(313)の周囲に沿って予め設定された間隔で具備される複数の反射部(432)を含めて構成される。
【0085】
前記受発光センサ(431)は反射型光センサとして一定方向に光を照射し、その光が反射するものを受光するセンサである。
【0086】
前記マッサージローラ(311)がローラ支持軸(313)に対して回転時の受発光センサ(431)が光を照射し、この時、反射部(432)を経ることにより、前記受発光センサ(431)が反射光を感知することとなり、これらの反射光の感知はマッサージローラ(311)が回転する間、受発光センサ(431)が複数の反射部(432)を順次通り過ぎながら一定間隔で発生することになる。
【0087】
前記コントローラ(600)は、受発光センサ(431)が感知する信号を分析し、前記マッサージローラ(311)が回転する場合又は前記マッサージローラ(311)の回転速度を算出し、その算出された回転速度に応じて高周波電気刺激を提供させることができる。
【0088】
すなわち、図8の(c)に図示されたような状態でマッサージローラ(311)が回転するとローラ内の側面(311a)に設置された受発光センサ(431)がローラ支持軸(313)の周りを追って回転し、反射部(432)を通り過ぎて反射光を感知するが、多数の反射部(432)を順次通り過ぎて、受発光センサ(431)が所定のパターンで繰り返される信号を発生させ、これをコントローラ(600)が分析し、マッサージローラ(311)の速度を算出することができる。
【0089】
したがって、コントローラ(600)は前記の受発光センサー(431)により出力される信号の分析により美肌装置が使用されているものと判断し、高周波電流を認可でき、また計算された回転速度が予め設定された速度値の範囲に含まれる場合、使用者が美肌装置を使用しているものと判断し、高周波電流を認可することができる。
【0090】
一方、前記の図8の(c)では、『受発光センサー-反射部』の組み合わせによる構成で回転感知部を構成した場合を説明しているが、これと同様の原理で、『受光センサー-発光素子』の組み合わせにより回転感知部を構成することもできる。
【0091】
すなわち、前記の図8の(c)に図示された例では、受発光センサーの代わりに『受光センサー』を備え、複数の反射部の代わりに複数の発光素子を具備することで、受光センサーがローラー支持軸(313)の周りを追って回転し、発光素子を通り過ぎながらその発光素子が照射する光を感知するが、多数の発光素子を順次通り過ぎ、受光センサーが所定のパターンで繰り返される信号を発生させることとなり、コントローラ(600)がこれに基づいて高周波電流の認可を制御できる。
【0092】
一方、図9及び図10を参照し、前の図4を通じて説明した圧力感知部の具体例について説明する。
【0093】
図9では、本発明の一実施例による美肌装置に用いる圧力感知部としてハンドル部分のハンドル本体(101)に備えられるひずみゲージ(510)を含むように構成される例について示している。
【0094】
前記ひずみゲージ(510)は、図9の(a)に図示されているような正常な状態でも9の(b)に図示されているように、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)の間が開くことにより圧力によって変形するものであり、コントローラ(600)は前記ひずみゲージ(510)によって感知される圧力に応じて、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)が開いた状態であるか否かを感知し、予め設定された時間の間持続する場合に、高周波電気刺激を提供させることができる。
【0095】
このとき、コントローラ(600)は、前記のひずみゲージ(510)によって感知される圧力が予め設定された値に満たない場合、使用者が美肌装置を使用する状態ではないと判断し、高周波電気刺激を提供しないようにすることもできる。
【0096】
一方、図10 では、本発明の一実施例による美肌装置に用いられる圧力感知部として、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)にそれぞれ備わる接点(521)及び接点スイッチ(522)を含む場合について示している。
【0097】
図10の(a)に図示されているように、正常な状態では接点(521)が接点スイッチ(522)に接触した状態であるが、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)の間が開くと、それによって度10の(b)に図示されたように接点(521)と接点スイッチ(522)が互いに分離するように構成される。
【0098】
前記の接点(521)と接点スイッチ(522)が接触した状態ではコントローラ(600)が接点(521)により伝送された信号を接点スイッチ(522)により受信できるが、前記の接点スイッチ(521)と接点スイッチ(522)が取り外されるとコントローラ(600)が接点スイッチ(522)から信号を受信できなくなり、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)の間が開いた状態であるかを感知することが可能となるものである。
【0099】
コントローラ(600)は、接点スイッチの短絡の有無を感知することにより、第1加圧支持部(110)及び第2加圧支持部(120)が開いた状態であるかどうかを感知し、その開けた状態が予め設定された時間持続する場合に、高周波電気刺激を提供させることができる。
【0100】
一方、先に述べたような安全性向上のための手段として、本発明の一実施例による美肌装置は、図3及び図8に図示された回転感知部を利用する場合と、図4図9及び図10に図示された圧力感知部を利用する場合のほか、図11に図示されたように美肌接触検出部(530)を利用する場合を含める。
【0101】
すなわち、図11に図示されているように、それぞれのマッサージユニットが具備する第1マッサージローラ(311)及び第2マッサージローラ(312)に予め設定された信号を送出し、各マッサージローラ(311、312)から受信される信号を前記送出信号と比較することにより、前記一対のマッサージローラ(311、312)が肌に接触しているかどうかを肌接触検出部(530)が検出させることができる。
【0102】
各マッサージローラ(311、312)が肌に接触すると、肌のインピーダンスによって各マッサージローラ(311、312)に伝達された信号が変形する原理を利用したものである。
【0103】
コントローラ(600)は、前記肌接触検出部(530)の検出結果により、前記一対のマッサージローラ(311,312)が肌に接触した状態が予め設定された時間継続する場合に、高周波電気刺激を提供することができる。
【0104】
なお、本発明による美肌装置に関する他の実施例について、図12から図19を参照して具体的に説明する。
【0105】
まず、図12及び図13を参照し、本発明の他の実施例による美肌装置の構成について説明する。
【0106】
図12の(a)は本発明の他の一実例による美肌装置の基本的な構成を示し、(b)は内部構成を示した図面であり、図13の(a)及び(b)は図12に図示された美肌装置の動作状態を示した図面である。
【0107】
図12 及び図13 に図示されているように、本発明の他の一実施例による美肌装置は、第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)を備えるハンドル(100)と、前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)のそれぞれの端部に備えられる第1マッサージユニット(210a)及び第2マッサージユニット(220a)と、コントローラ(未図示)を含む。
【0108】
本実施例による美肌装置は、図1に図示された実施例と異なり、図12の(a)及び(b)に図示されているように、ハンドル(100)がハンドルケース(102)及びハンドルカバー(103)を含むケーシング状のハンドルからなり、前記ハンドルケース(102)に前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)がそれぞれ回転できるように結合して構成される。
【0109】
図12の(a)に図示されているような本実施例による美肌装置のハンドルカバー(103)を分離した状態を図12の(b)で示しているが、図12の(b)に図示されているように、第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)がそれぞれハンドルケース(102)の一側及び他側に回転できるように結合して構成される。
【0110】
図12の(b)に図示されているように、第1加圧支持部(130)は日側に固定される第1回ガイド(132)を、第2加圧支持部(140)は日側に固定される第2回ガイド(142)を、第1回ガイド(132)と第2回ガイド(142)はガイドグリップ(150)によって支持されるが、前記ガイドグリップ(150)は前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)がそれぞれ回転ガイド(142)が回転する。
【0111】
図12の(b)に図示されているように、ハンドルケース(102)の上部には前記第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)、並びにガイドグリップ(150)が備えられ、下部には加圧力調節部(160)が備えられ、前記ガイドグリップ(150)及び前記加圧調節部(170)の間には弾性部材(160)が備えられ、前記の弾性部材(160)は第1加圧支持部(150)及び第2加圧支持部(40部)が近く、それぞれ弾性支持される。
【0112】
前記の加圧力調節部(170)の突出部はハンドルカバー(103)の長溝(104)を貫通して外部に露出し、使用者は前記の加圧力調節部(170)の突出部を操作しながら加圧力を調節することができるが、この時ハンドルカバー(103)前面に形成される調節段階表示部(105)によって突出部を各段階に操作しながら前記の加圧力を段階的に調節することができる。 これについての具体的な内容は後述する。
【0113】
前記の弾性部材(160)の一端は前記のガイドグリップ(150)に結合され、他端は前記の加圧力調節部(170)に結合して固定されるが、前記の弾性部材(160)は一つ又は二つ以上のばねによって実現できる。
【0114】
前記のような構成により、図13の(a)に図示されたような状態で、第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)が使用者の顔などの肌部位に位置することから、二つの間が開くと図13の(b)に図示されたような状態になる。
【0115】
このように動作する場合において、前記加圧支持部(130、140)の回転ガイド(132,142)及びガイドグリップ(150)、弾性部材(160)の動作についてのより具体的な内容を図14の(a)及び(b)によって説明するものとする。 図14の(a)は図13の(a)に対応して美肌装置が正常状態にある時の主な部分を拡大して表した図面で、図14の(b)は図13の(b)に対応して美肌装置がそれぞれの加圧支持部が互いに広がった場合に主要部分を拡大して表した図面である。
【0116】
図14の(a)及び(b)に図示されているように、ハンドルケース(102)の上部に対称する位置にそれぞれ回転できるように結合された第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)はそれぞれ第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)を具備し、前記第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)は曲線ガイド溝(133、143、143)をそれぞれ形成する。
【0117】
そして、第1 回転ガイド(132)および第2 回転ガイド(142)それぞれの曲線ガイド溝(133、143、143)が重なり合った状態でガイドグリップ(150)のグリップ部(150)に図示されているようにガイドグリップ(150)はハンドルケース(150)に形成されるスライド溝(106)でスライディングしながら上下移動できるように構成できる。
【0118】
すなわち、図14の(a)及び(b)に図示されているように、前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)がそれぞれ矢印の方向に回転することから、前記第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)がそれぞれ回転することとなり、このときグリップ部(152)が前記第1回転ガイド(132)の曲線ガイド溝(133)及び第2回転ガイド(142)の曲線ガイド溝(143)に沿って前記第1回転ガイド(132)および第2回転ガイド(142)それぞれの回転をガイドし、これによりガイドグリップ(150)はスライド溝(106)に沿って上向き移動を行うことになる。
【0119】
このとき、前記弾性部材(160)の一端が前記ガイドグリップ(150)に結合しているので、前記ガイドグリップ(150)は、上向き移動をする際に前記弾性部材(160)を印章させながら移動することにより、前記引張された弾性部材(160)の弾性復元力が前記ガイドグリップ(150)を下向きに引き、これにより、前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)が互いに加圧されることになる。
【0120】
第1加圧支持部(130)の第1マッサージユニット(210a)及び第2加圧支持部(140)の第2マッサージユニット(220a)を用いて顔などに位置させ、前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)がそれぞれ回転しながら前記第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)によりガイドグリップ(150)が上方移動し、この時、前記ガイドグリップ(150)が弾性部材(160)を引っ張り、第1回転ガイド(1回)から上期40部加圧支持した。 離脱させると、弾性部材(160)の弾性復元力によりガイドグリップ(150)は下へ移動し、これにより第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)がグリップ部(152)を中心に回転しながら前記第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)が元の状態に戻るのである。
【0121】
一方、図15及び図16を参照し、本発明の他の実施例による美肌装置の信号伝達及び制御に関する構成について説明する。
【0122】
図15は、図12の(b)に図示されたハンドルケース(102)内部の構成をさらに拡大して表したもので、図12の(b)では省略した構成で信号伝達部(450)を半透明で表した図面である。
【0123】
図15では、先に述べた様々な構成がより拡大して表れており、未説明符号である102aはハンドルケース(102)の上部側面に形成され、第1加圧支持部(130)及び第2加圧支持部(140)が回転できるように形成される会同溝である。
【0124】
一方、本発明の他の一実例による美肌装置は、図3及び図4に図示された美肌装置と同様に、第1マッサージユニット(210a)及び第2マッサージユニット(220a)それぞれが備える一対のマッサージローラ(330、340)がそれぞれ肌に接触した場合、または肌に接触してハンドル(100)の移動によって回転しながら美肌マッサージを行う場合にコントローラが各マッサージローラ(310、320)によって高周波電気刺激を提供し、前記一対のマッサージローラ(310、320)が肌に接触しなかったり回転しなかった場合には、前記コントローラが前記高周波電気刺激の提供を遮断するように制御することにより感電リスクを防止し、安全性を向上させる効果がある。
【0125】
図16に図示されているように、本発明の他の一実例による美肌装置も、前に図3及び図4等に図示されているように、一対のマッサージローラ(330,340)が回転するかどうか又は回転速度を感知する回転感知部(400)を備えることができる。
【0126】
図16に図示されているように、外部のコントローラ(600)は、各回転感知部(400)から感知信号を受け、また、それぞれのマッサージローラ(330、340)で高周波電気を認可したり遮断したりする等の制御信号を送るように構成されるが、これらの複数の信号線がコントローラ(600)に直接的に繋がることは装置をさらに複雑にするため、これらの制御信号の伝達体系を先述した信号伝達部(450)を利用して簡素化することができる。
【0127】
すなわち、図16 に図示されたように、信号伝達部(450)はコントローラ(600)と無線又は有線で電気的連結になるように構成されることができる。
【0128】
信号伝達部(450)とコントローラ(600)が無線で接続される場合には、前記信号伝達部(450)にBluetooth(登録商標)等の近距離通信を可能とする無線モジュールが追加で実装され、これに対応してコントローラ(600)にも無線通信モジュールが実装されることがある。
【0129】
前記信号伝達部(450)は、コントローラ(600)から伝送される高周波電気刺激に関する信号を含む各種制御信号を受け、前記第1マッサージユニット及び第2マッサージユニットそれぞれのマッサージローラ(330、340)で伝達し、前記それぞれのマッサージローラ(330、340)から受信される電気信号(すなわち、回転感知部(400)から伝達される感知信号灯)をコントローラ(600)で伝達させることができる。
【0130】
ハンドルケース(102)内部では信号線が多少複雑に構成されることがあるが、コントローラ(600)は信号伝達部(450)と単一に接続するだけなので、制御構成をかなり簡素化できる。
【0131】
一方、図17から図19を参照し、第1加圧支持部(130)の端部に備わる第1マッサージユニット(210a)及び第2加圧支持部(140)の端部に備わる第2マッサージユニット(220a)の具体的な構成と作用効果について説明する。
【0132】
本発明の他の一例による美肌装置の第1マッサージユニット(210a)及び第2マッサージユニット(220a)は実質的に同一の構成であり、それぞれが具備する一対のマッサージローラ(330、340)も互いに実質的に同一の構成である。
【0133】
したがって、以下の図17から図19を参照して説明する部分では、第1マッサージユニット(210a)及び第2マッサージユニット(220a)を通称してマッサージユニットとし、そのそれぞれが具備する一対のマッサージローラ(330、340)は、一方の一方の対のマッサージローラ(330)に対して第1マッサージローラ(330a)及び第2マッサージローラ(330b)に代表して説明することとする。
【0134】
図17は、本発明の他の一実施例による美肌装置のマッサージユニットの構成を表す分解 斜視圖であり、図18の(a)は図17に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する平面図を、(b)は図17に図示されたマッサージユニットの結合状態に対する正面図をそれぞれ表したものであり、図19の(a)は図17に図示された一つのマッサージローラ(330a)の構成を表した分解斜視圖であり、(b) は、(a) に示した I-I 断面を示した断面図である。
【0135】
まず、図17を参照し、本発明の他の実施例による美肌装置の加圧支持部及びマッサージユニットの構成について説明する。
【0136】
図17に示すように、本発明の他の一実例による美肌装置のマッサージユニットは、支持本体(200a)と、第1マッサージローラ(330a)及び第2マッサージローラ(330b)を含み、前記の支持本体(200a)には加圧支持部(130)の一端に備えられた支持部結合部(130a)が結合して固定されるように構成される。
【0137】
そして前記の加圧支持部(130)の他端には回転ガイド(132)が固定されるように構成されるが、前記の回転ガイド(132)は加圧支持部(130)に結合するガイド結合部(132a)と曲線ガイド溝(133)が形成されたガイド部(132b)を備えるようになっている。
【0138】
前記の支持本体(200a)は、第1マッサージローラ(330a)と第2マッサージローラ(330b)が肌に同時に接触できるように配置された状態を支持するように構成される構成要素で、マッサージユニットの胴体に該当する構成要素である。
【0139】
前述の図5に支持本体(200)と比較しても、17に図示された本実施例での支持本体(200a)第1マッサージローラ(330a)及び第2マッサージローラ(330b)が、それぞれ両側の支持ではなく、片側支持の形で構成されることである。
【0140】
図17に図示された本実施例における支持本体(200a)も同様に、第1マッサージローラ(330a)が回転できるように支持する第1ローラー支持部(250)と、第2マッサージローラ(330b)が回転できるように支持する第2ローラー支持部(260)を備えることができる。
【0141】
図17に図示されているように、第1ローラー支持部(250)の一側には第1軸固定支持部(252)を備え、第1マッサージローラー(330a)の一側に突出する第1回転支持軸(332)が前記第1軸固定支持軸(332)に軸固定されるよう、前記第2部(26)が前記第1回転支持軸(332)により、第1回転支持軸(332)により、第1回転支持軸部(332)が固定されるよう、第230部(26b)が固定されるよう、第2部(2部)に固定され、第2部)が固定される(構成され、前記第2マッサージローラ(330b)が前記第2回転支持軸(333)により(すなわち、第2回転支持軸(333)の内部構成により)回転可能となる。
【0142】
前記の回転支持軸(332,333)によってマッサージローラ(330a,330b)が回転できる構成に関する具体的な説明は、以下で図19を参照して説明することとする。
【0143】
一方、図18の(a)及び(b)は、前述の図6の(a)及び(b)と対応し、単にマッサージローラが結合した構成において差があり、一対のマッサージローラが成す角度等に関する特徴は実質的に同一である。
【0144】
すなわち、図6の(a)と同様に、図18の(a)に図示されたように本実施例において、マッサージユニット(210a)は、上から見下ろしたとき、第1ローラ支持部(250)及び第2ローラ支持部(260)が肌接触方向に180°より小さい角度で傾くように構成される。
【0145】
すなわち、第1マッサージローラ(330a)の第1回転支持軸の中心線(ds1)が水平線(H)基準で内側にa1の角度ほど傾き、第2マッサージローラ(330b)の第2回転支持軸の中心線(ds1)が水平線(H)基準で内側にa1の角度ほど傾き、第1マッサージローラ(330a)と第2マッサージローラ(330b)が肌接触方向に180°より小さいa角度を形成するように構成されている(接触マッサージローラがマッサージローラとしてある)。
【0146】
図18の(b)に図示されたように、本実施例では、マッサージユニット(210a)は、正面からみて第1マッサージローラ(330a)及び第2マッサージローラ(330b)がそれぞれ水平線(H)を基準に外側が下側に傾いた角度から構成されるように、すなわち二つの回転支持軸の中心線が"人"の形状になるように構成される。それによる効果は先立って図7を通じて説明したものと実質的に同一である。
【0147】
そして、図面上図示してはいないが、本実施例でも支持本体(200a)は第1マッサージローラ(330a)と第2マッサージローラ(330b)の肌への密着力をさらに高めるため、図7の(a)に図示されているような弾性加圧部材を備えることが可能である。
【0148】
一方、図19の(a)を参照すると、本実施例でマッサージローラ(330a)は回転支持軸(332)と、前記回転支持軸(332)を覆って固定されるローラキャップ(331)を含め、前記回転支持軸(332)が回転できるように構成される(請求項7に記載された第1回転支持軸及び第2回転支持軸は図19に図示された回転支持軸(332)と実質的に同一であり、第1ローラキャップ及び第2ローラキャップは図19に等しい)。
【0149】
図19の(a)及び(b)に図示されているように、回転支持軸(332)は軸部材(332a)、結合支持部(332b)、シュラウド(332c)、接触部材(332d)を含むように構成される。
【0150】
前記軸部材(332a)はマシローラ(330a)の回転の中心となり、一端が前記第1軸固定支持部(252)に結合して固定される。
【0151】
前記シュラウド(332c)は前記の軸部材(332a)にはめ込まれ(所定の間隔を保ちながら挟まれ、シュラウド(332c)は軸部材(332a)と締結されず、互いに分離して軸固定部材(252)に固定された軸部材を中心にシュラウドが回転できるように構成される)、前記ローラーキャップ(331)に結合し、前記ローラーキャップ(331)が回転することから前記シュラウド(332c)が共に回転するが、軸部材(332a)を基準に回転する。
【0152】
前記軸部材(332a)にシュラウド(332c)が挟まれた状態で、前記軸部材(332a)の端部に結合支持部(332b)が結合し、前記シュラウド(332c)が軸部材(332a)を離れないようにすることができる。
【0153】
一方、前記の接触部材(332d)は、軸部材(332a)の他端に備えられ、ローラーキャップ(331)の内部に接触して軸部材(332a)を通じて伝達される高周波電気をローラーキャップ(331)に伝達するように構成される。
【0154】
ここで、図19の(a)から一側に前記接触部材(332d)をもう少し拡大して表しているが、これを参照すると接触部材(332d)は、軸部材(332a)の端部に結合する接触ベース(CB)と、前記接触ベース(CB)の内部に備えられるばね(未図示)と、ばねにより弾性支持され、前記ローラーキャップ(331)の内部に接触するボール接触部(BA)を含むように構成される。
【0155】
すなわち、図19の(b)に図示されているように、接触部材(332d)は接触ベース(CB)部分が軸部材(332a)に結合し、前記接触ベース(CB)内部に具備されるばねによって弾性支持されるボール形状のボール接触部(BA)がローラーキャップ(331)の内部に接触するが、前記接触ベース(CB)内部のばねによって弾性をもって密着し、ローラーキャップ(331)が回転して接触部(BA)が安定してローラーキャップを維持できる。
【0156】
このとき、軸部材(332a)と接触部材(332d)、そしてローラーキャップ(331)は電気伝導性材質で作られることが望ましい。前述の信号伝達部(450、図16参照)と前記の軸部材(332a)が電気線によって電気的につながり、コントローラ(600、図16参照)から信号伝達部(450)で高周波電気刺激に関する信号伝達部(450)は軸部材(332a)に直接又は間接的に前記高周波電気刺激に対する信号伝達を行い、その信号は接触部材(332d)のボール接触部(BA)を通じてローラーキャップ(331)に伝達され、前記ローラーキャップ(331)と接触する使用者の肌に高周波電気刺激を伝えることができるようになるものである。
【0157】
図19の(b)に図示されているように軸部材(332a)とシュラウド(332c)の間又は結合支持部(332b)とシュラウド(332c)の間は一定の間隔が形成されうるが、この部分に先行して、図8を通じて説明したような回転感知部に関する具体的な構成が実質的に同一に適用できる。
【0158】
図8を参照すると、マッサージローラーの回転を感知する構成として、i)接触端子(411)と複数の接点(412)を用いる構成、ii)磁気センサ(421)と複数の磁性体(422)を用いる構成、iii)受発光センサ(431)と複数の反射部(432)を用いる構成などがある。
【0159】
図8及び図19の(b)を参照すると、i)接触端子(411)と複数の接点(412)を用いる構成は、マッサージローラ内部で回転する部分の一面に接触端子(411)を備え、マッサージローラ内部で固定されている部分に周囲に沿って予め設定された間隔で複数の接点(412)を備え、マッサージローラが回転する際に接触端子(411)が複数の接点(412)に順次接触させる構成である。
【0160】
ここで、「回転する部分」は、図8に図示された実施例ではマッサージローラ(311)のローラ内側面(311a)となり、図19の(b)に図示された実施例ではローラキャップ(311)に固定されたシュラウド(332c)となる。
【0161】
そして「固定されている部分」は、図8に図示された実施例ではローラ支持軸(313)となり、図19の(b)に図示された実施例では軸部材(332a)又は前記軸部材(332a)に固定された結合支持部(332b)となる。
【0162】
したがって、図8に図示された実施例の場合、図19の(a)及び(b)に図示された実施例の場合や、接触端子と複数の接点を用いて送信部(413)と受信部(413)を含む回転感知部を構成でき、この時、送信部(413)と受信部(414)はコントローラ(600)と直接的に連結することも可能であるが、前述のとおり信号伝達部(450、図16参照)と連結して間接的にコントローラ(600)で信号を受信するように構成することも可能である。
【0163】
一方、図8及び図19の(b)を参照すると、ii)、磁気センサ(421)と複数の磁性体(422)を用いる構成は、マッサージローラ内部で回転する部分の一面に回転感知部として磁気センサが備えられ、前記のマッサージローラ内部で固定されている部分に周りを沿って予め設定された間隔で複数の磁性体が備えられ、マッサージローラが回転する際、磁気センサーが複数の磁性体から磁場を順次感知する構成である。
【0164】
ここでも、「回転する部分」はマッサージローラ(311)のローラ内側面(311a)となったり(図8の場合)、ローラキャップ(311)に固定されたシュラウド(332c)となり(図19の場合)、「固定されている部分」はローラ支持軸(313)となったり(図8の場合)、軸部材(332a)又は軸部材(332a)に固定された結合支持部(図19の場合)。
【0165】
この場合も、回転感知部の磁気センサー(421)は信号伝達部と連結され、これを通じてコントローラに感知信号を伝えることができる。
【0166】
一方、図8及び図19の(b)を同時に参照する際、iii)受発光センサ(431)と複数の反射部(432)を用いる構成は、マッサージローラ内部で回転する部分の一面に受発光センサが装備され、前記のマッサージローラ内部で固定されている部分に周りを沿って予め設定された間隔で複数の反射部が備えられ、回転感知部を構成でき、マッサージローラが回転する際に受発光センサが複数の反射部からそれぞれ反射する光を感知する構成である。
【0167】
ここでも、「回転する部分」はマッサージローラ(311)のローラ内側面(311a)となったり(図8の場合)、ローラキャップ(311)に固定されたシュラウド(332c)となり(図19の場合)、「固定されている部分」はローラ支持軸(313)となったり(図8の場合)、軸部材(332a)又は軸部材(332a)に固定された結合支持部(図19の場合)。
【0168】
この場合も、受発光センサ(431)は信号伝達部と接続され、コントローラで感知信号を伝達することができる。
【0169】
前記の場合、受発光センサーを収光センサーに、複数の反射部を複数の発光素子にそれぞれ置き換えることができるのはもちろんだ。
【0170】
一方、図4に図示されたような『圧力感知部』の構成は、図12等に図示された実施例の場合にも適用されることができる。例えば、図12の(b)で弾性部材をロードセルのような圧力感知装置とともに装着し、前記の弾性部材が引張され弾性復元力が発生する場合(第1加圧支持部と第2加圧支持部が互いに広がる場合)、ロードセルにその圧力を感知させることができる。
【0171】
また、例えば、ガイドグリップ(150)とスライド溝(106)の間でガイドグリップ(150)に接触端子を、スライド溝(106)の上方部分に接点をそれぞれ備え、第1加圧支持部(150)と第2加圧支持部(140)がそれぞれ回転することで、第1回転ガイド(132)及び第2回転ガイド(142)によってガイドグリップ(150)が上に移動しながら接触端子が接点に当たることにより、第1加圧支持部(140)と第2加圧支持部(140)の間で作用する。
【0172】
一方,図11に図示されているような『肌接触検出部(530)』の構成も同様に,図12等に図示された実施例の場合にも適用できる。
【0173】
以上見てきたように、本発明による美肌装置は、一対の加圧支持部を具備するハンドル、そしてそれぞれの加圧支持部の端部に具備されるマッサージユニットを利用して、特に使用者の顔に対して顎線に沿ってマッサージユニットが双方で同時に物理的マッサージと電気刺激を提供することで、より効果的な肌改善の効果を得られるだけでなく、各マッサージローラーが肌に接触した場合、または所定の回転速度で動作する場合、またはそれぞれの加圧支持部が開いた場合にそのような状態で使用者が美肌装置を使用しているか合理的に判断し、高周波電流が流れるようにし、そのような場合でなければ高周波電流を遮断するように制御することで感電リスクを防止し、安全性を向上できるメリットがある。
【0174】
また、不便な操作などがなく、単に使用者が本発明による皮膚美容装置を使用するだけで、コントローラーがこれを感知して自動的に高周波電気刺激が伝達され、使用を中断すると直ちに高周波電気刺激の伝達が遮断されるため、使用者の利便性を大きく向上させるメリットがある。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
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図10
図11
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