(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】包装用容器
(51)【国際特許分類】
B65D 1/36 20060101AFI20230314BHJP
B65D 43/10 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
B65D1/36
B65D43/10
(21)【出願番号】P 2018156225
(22)【出願日】2018-08-23
【審査請求日】2021-07-05
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】390041058
【氏名又は名称】シーピー化成株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】松岡 忠
【審査官】宮崎 基樹
(56)【参考文献】
【文献】特許第6371023(JP,B1)
【文献】特開2015-027894(JP,A)
【文献】特開2014-172658(JP,A)
【文献】特開2018-095306(JP,A)
【文献】意匠登録第1570830(JP,S)
【文献】特開2013-095432(JP,A)
【文献】登録実用新案第3157774(JP,U)
【文献】特許第3364800(JP,B2)
【文献】意匠登録第0859098(JP,S)
【文献】意匠登録第1016126(JP,S)
【文献】意匠登録第1609059(JP,S)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 1/36
B65D 43/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器本体と蓋体とを備え、シート成形によって形成される包装用容器であって、
前記容器本体及び前記蓋体が一対の長辺部と一対の短辺部とを有する平面視長方形状に形成され、
前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、前記本体フランジ部よりも周縁側に設けられた本体逆テーパー部と、前記本体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなる本体摘み部と、を有し、
前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びる蓋体フランジ部と、前記蓋体フランジ部よりも周縁側に設けられて前記本体逆テーパー部に係合する蓋体逆テーパー部と、前記蓋体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなり前記本体摘み部に重ね合わされる蓋体摘み部と、を有し、
前記本体摘み部と前記蓋体摘み部とが重ね合わされる開蓋領域が、容器外周に設けられ、
長方形状の前記容器本体及び前記蓋体の四隅のうち、少なくとも一隅を対象隅部として、当該対象隅部が前記開蓋領域とされ、
前記本体周壁部における、前記対象隅部に対応する部分に、容器内方に向かって凸となる内周リブ部が設けられ、
前記本体逆テーパー部と前記蓋体逆テーパー部とが係合してなる逆テーパー係合部が、前記開蓋領域においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における前記開蓋領域以外の領域において、長方形状の前記容器本体及び前記蓋体の長辺部の中間部に独立して設けられる一方、短辺部の中間部には設けられて
おらず、
前記底面部は、被収容物が載置される載置部と、前記載置部の外縁に設けられて下方に凹む第1底溝部と、前記第1底溝部よりも外側に設けられて下方に凹む第2底溝部と、を有し、
前記載置部に載置される被収容物を位置決めする位置決めリブ部が、前記載置部から上方に突出して形成されると共に、前記第1底溝部に連続して延びており、
前記容器内に収容される被収容物を盛り付ける際の目安となる表示部が、前記載置部から上方に突出し、又は、下方に凹んで形成されると共に、前記第1底溝部に連続して延びており、
前記第2底溝部の内部において上方に突起する溝内凸部が、前記開蓋領域に対応する位置並びに長方形状の前記容器本体及び前記蓋体の長辺部の中間部に対応する位置に設けられる一方、短辺部の中間部に対応する位置には設けられていない包装用容器。
【請求項2】
長方形状の前記容器本体及び前記蓋体の四隅のうち、対角に配置される二隅が、前記対象隅部とされると共に前記開蓋領域とされ、残余の二隅が、前記本体摘み部と前記蓋体摘み部とが重ね合わされない非開蓋領域とされ、
前記逆テーパー係合部が、全ての前記開蓋領域及び全ての前記非開蓋領域に設けられている請求項1に記載の包装用容器。
【請求項3】
前記逆テーパー係合部が、長方形状の前記容器本体及び前記蓋体の長辺部においては中間部と両端部とに独立して設けられ、短辺部においては中間部及び両端部のうちの両端部だけに独立して設けられている請求項1
又は2に記載の包装用容器。
【請求項4】
前記本体逆テーパー部が、前記開蓋領域においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における前記開蓋領域以外の領域において、長方形状の前記容器本体の長辺部においては中間部と両端部とに独立して設けられ、短辺部においては中間部及び両端部のうち両端部だけに独立して設けられ、
前記蓋体逆テーパー部が、前記開蓋領域においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における前記開蓋領域以外の領域において、長方形状の前記蓋体の長辺部においては中間部と両端部とに独立して設けられ、短辺部においては中間部及び両端部のうちの両端部だけに独立して設けられている請求項1から
3のいずれか一項に記載の包装用容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体と蓋体とを備えた包装用容器に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、下記の特許文献1(特許第6371023号公報)には、容器本体〔3〕に設けられた本体逆テーパー部〔35〕と蓋体〔5〕に設けられた蓋体逆テーパー部〔55〕とが係合することで、容器本体〔3〕と蓋体〔5〕とが強固に嵌合することを可能とした包装用容器〔1〕が開示されている。そして、特許文献1の包装用容器〔1〕では、本体逆テーパー部〔35〕と蓋体逆テーパー部〔55〕とが係合する箇所に対応して、開蓋時に摘ままれる蓋体摘み部〔56〕が設けられているため、上述のように容器本体〔3〕と蓋体〔5〕とが強固に嵌合することを可能としつつも、開蓋し易い構成となっている。
【0003】
ところで、閉蓋時に容器本体と蓋体とが強固に嵌合するように構成された包装用容器は、閉蓋時にはある程度の力が必要であるし、蓋体に摘み部を有し開蓋し易い構成であっても、開蓋時には、容器本体と蓋体との嵌合を解除しなければならないため、ある程度の力が必要となる。そのため、このような包装用容器では、開蓋時又は閉蓋時において負荷が掛かり、容器本体が撓む可能性がある。容器本体の撓みは、容器内に収容された被収容物の暴れの原因ともなる。例えば特許文献1の包装用容器〔1〕のように、被収容物を収容する収容部〔37〕を区画するための区画壁〔38〕が容器本体〔3〕に設けられている場合には、この区画壁〔38〕が容器本体〔3〕の補強の役割を担い、容器本体〔3〕の撓みを抑えることも可能である。しかし、この種の分野では、そのような区画壁が、必ずしも包装用容器に設けられているとは限らず、また、区画壁の有無に拘らず、容器本体の撓みを抑える点に関しては、更なる改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記実状に鑑みて、容器本体と蓋体とが強固に嵌合する包装用容器において、開蓋時又は閉蓋時に容器本体を撓みにくくすることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る包装用容器は、
容器本体と蓋体とを備え、シート成形によって形成される包装用容器であって、
前記容器本体及び前記蓋体が平面視矩形状に形成され、
前記容器本体は、底面部と、前記底面部から上方に延びる本体周壁部と、前記本体周壁部から外側に延びる本体フランジ部と、前記本体フランジ部よりも周縁側に設けられた本体逆テーパー部と、前記本体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなる本体摘み部と、を有し、
前記蓋体は、天面部と、前記天面部から下方に延びる蓋体周壁部と、前記蓋体周壁部から外側に延びる蓋体フランジ部と、前記蓋体フランジ部よりも周縁側に設けられて前記本体逆テーパー部に係合する蓋体逆テーパー部と、前記蓋体フランジ部よりも外側に突出する突出片からなり前記本体摘み部に重ね合わされる蓋体摘み部と、を有し、
前記本体摘み部と前記蓋体摘み部とが重ね合わされる開蓋領域が、容器外周に設けられ、
矩形状の前記容器本体及び前記蓋体の四隅のうち、少なくとも一隅を対象隅部として、当該対象隅部が前記開蓋領域とされ、
前記本体周壁部における、前記対象隅部に対応する部分に、容器内方に向かって凸となる内周リブ部が設けられ、
前記本体逆テーパー部と前記蓋体逆テーパー部とが係合してなる逆テーパー係合部が、前記開蓋領域においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における前記開蓋領域以外の領域において矩形状の前記容器本体及び前記蓋体の各辺のうち少なくとも一辺の中間部に独立して設けられている。
【0007】
本構成によれば、本体逆テーパー部と蓋体逆テーパー部との係合によって容器本体と蓋体とを強固に嵌合することができる。そして、本体周壁部に設けられた内周リブ部によって、容器本体の剛性を高めることができ、容器本体と蓋体とが嵌合する閉蓋時、又は、これらの嵌合が解除される開蓋時において負荷が掛かる場合であっても、容器本体を撓みにくくすることができる。
【0008】
1つの態様として、
矩形状の前記容器本体及び前記蓋体の四隅のうち、対角に配置される二隅が、前記対象隅部とされると共に前記開蓋領域とされ、残余の二隅が、前記本体摘み部と前記蓋体摘み部とが重ね合わされない非開蓋領域とされ、
前記逆テーパー係合部が、全ての前記開蓋領域及び全ての前記非開蓋領域に設けられていると好適である。
【0009】
本構成によれば、矩形状の容器本体及び蓋体の四隅の全てに逆テーパー係合部を配置できるため、容器全体としてバランス良く容器本体と蓋体とを嵌合させることができる。そして、本体摘み部と蓋体摘み部とが重ね合わされる開蓋領域が、矩形状の容器本体及び蓋体の四隅のうち対角に配置される二隅に配置され、他の二隅は非開蓋領域とされて本体摘み部や蓋体摘み部を必要としないため、構成の簡略化を図ることが可能となる。
【0010】
1つの態様として、
容器内に収容される被収容物を位置決めする位置決めリブ部が、前記底面部から上方に突出して形成されていると好適である。
【0011】
本構成によれば、位置決めリブ部によって容器内の被収容物を位置決めできるため、仮に開蓋時又は閉蓋時に負荷が掛かって容器本体が多少撓んだとしても、被収容物が容器内で暴れることを抑制できる。
【0012】
1つの態様として、
容器内に収容される被収容物を盛り付ける際の目安となる表示部が、前記底面部に形成されていると好適である。
【0013】
本構成によれば、表示部によって、予め定められた位置に被収容物を配置できるため、仮に開蓋時又は閉蓋時に負荷が掛かって容器本体が多少撓んだとしても、異なる位置に配置された複数(或いは複数種)の被収容物が混ざり合うことを抑制できる。
【0014】
1つの態様として、
前記底面部は、被収容物が載置される載置部と、前記載置部の外縁に設けられて下方に凹む底溝部と、を有し、
前記載置部に載置される被収容物を位置決めする位置決めリブ部が、前記載置部から上方に突出して形成されると共に、前記底溝部に連続して延びており、
前記表示部が、前記載置部から上方に突出し、又は、下方に凹んで形成されると共に、前記底溝部に連続して延びていると好適である。
【0015】
本構成によれば、例えば被収容物から出る余分な水分や被収容物に付着した余分な水分を、位置決めリブ部又は表示部を介して底溝部に流すことができる。従って、被収容物の品質の低下を抑制できる。
【0016】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【発明を実施するための形態】
【0018】
〔包装用容器の概略構成〕
本実施形態に係る包装用容器1について図面を参照して説明する。包装用容器1は、シート成形によって形成されており、
図1及び
図2に示すように、容器本体3と蓋体5とを備えている。なお、
図5~
図7は、包装用容器1の平面図を示す
図3におけるV-V断面線、VI-VI断面線、及びVII-VII断面線のそれぞれで切断した断面図である。そして、容器本体3の切断部分を分かり易くするため、上記の断面線を、容器本体3の平面図を示す
図4においても示している。
【0019】
包装用容器1は、その内部に食品等(例えば、料理など)の被収容物を収容する。本実施形態に係る包装用容器1は、例えば、にぎり寿司やおはぎ等の小さな塊状の被収容物を収容するのに適している。なお、以下では、包装用容器1の内部側、すなわち、外縁側から中央側に向かう方向を「内方」又は「内側」とする。そして、包装用容器1の外部側、すなわち、中央側から外縁側に向かう方向を「外方」又は「外側」として説明する。
【0020】
図3に示すように、本実施形態では、包装用容器1は、平面視矩形状に形成されている。すなわち、包装用容器1を構成する容器本体3及び蓋体5は平面視矩形状に形成されている。本実施形態では、容器本体3及び蓋体5は、平面視長方形状に形成されており、それぞれ、一対の短辺部3SS,5SSと一対の長辺部3SL,5SLとを有している。但し、このような構成に限定されることなく、容器本体3及び蓋体5は、平面視正方形状に形成されていても良い。
【0021】
詳細には後述するが、容器本体3には、本体逆テーパー部35が設けられ、蓋体5には、当該本体逆テーパー部35に係合する蓋体逆テーパー部55が設けられている。そして、
図3に示すように、包装用容器1には、これら本体逆テーパー部35と蓋体逆テーパー部55とが係合してなる逆テーパー係合部15が設けられる。これにより、容器本体3と蓋体5とを強固に嵌合させることが可能となっている。また、容器本体3には、本体摘み部36が設けられ、蓋体5には、当該本体摘み部36が重ね合される蓋体摘み部56が設けられている。そして、
図3に示すように、包装用容器1には、これら本体摘み部36と蓋体摘み部56とが重ね合される開蓋領域11が設けられる。これにより、開蓋領域11において蓋体摘み部56を摘まみ易くなっており、開蓋時には、蓋体摘み部56を摘まみながら開蓋し易い。
【0022】
そして、
図1~
図3に示すように、矩形状の容器本体3及び蓋体5の四隅のうち、少なくとも一隅を対象隅部1Xとして、当該対象隅部1Xが開蓋領域11とされる。本実施形態では、矩形状の容器本体3及び蓋体5の四隅のうち、対角に配置される二隅が、対象隅部1Xとされると共に開蓋領域11とされ、対象隅部1Xとされない他の二隅が、本体摘み部36と蓋体摘み部56とが重ね合わされない非開蓋領域12とされる。図示の例では、非開蓋領域12には、本体摘み部36と蓋体摘み部56との双方が配置されていない。但し、このような構成に限定されることなく、非開蓋領域12には、本体摘み部36と蓋体摘み部56とのうち、いずれか一方が配置されていても良い。以下、包装用容器1の各部の構成について詳細に説明する。
【0023】
〔容器本体〕
図4に示すように、容器本体3は、4つの本体辺部3Sを有している。本実施形態では、本体辺部3Sは、平面視長方形状の容器本体3の短辺部を構成する一対の本体短辺部3SSと、長辺部を構成する一対の本体長辺部3SLと、を含んでいる。
【0024】
図4~
図7に示すように、容器本体3は、底面部31と、底面部31から上方に延びる本体周壁部32と、本体周壁部32から外側に延びる本体フランジ部33と、本体フランジ部33よりも周縁側(外側)に設けられた本体逆テーパー部35と、本体フランジ部33よりも外側に突出する突出片からなる本体摘み部36と、を有している。
【0025】
底面部31は、平面視矩形状(長方形状)に形成されている。
図4に示す例では、底面部31は、その四隅が面取りされた形状となっている。容器本体3は、本体周壁部32に囲まれて、被収容物を収容する収容部37を有している。本実施形態では、底面部31は、収容部37に収容された被収容物が載置される載置部31Aと、載置部31Aの外縁に設けられて下方に凹む第1底溝部31B(「底溝部」に相当)と、第1底溝部31Bよりも外縁に設けられて下方に凹む第2底溝部31Cと、を有している。
【0026】
載置部31Aは、容器本体3の中央に設けられており、第1底溝部31B及び第2底溝部31Cよりも上方に配置されている。第1底溝部31Bは、載置部31Aの外方に形成されており、図示の例では、載置部31Aの全周を包囲する環状に形成されている。また、第2底溝部31Cは、第1底溝部31Bの外方に形成されており、図示の例では、第1底溝部31Bの全周を包囲する環状に形成されている。そして、第2底溝部31Cは、載置部31A及び第1底溝部31Bよりも下方に配置されている。
図5~
図7に示すように、本実施形態では、第2底溝部31Cは、その裏面側において容器本体3の脚部30を構成している。なお、
図4に示すように、第2底溝部31Cは、当該第2底溝部31Cの内部において上方に突起する溝内凸部31Caを複数有している。これにより、第2底溝部31Cによって構成される脚部30の剛性を高くすることが可能となっている。
【0027】
図4に示すように、本実施形態では、容器内に収容される被収容物を位置決めする(位置ずれを防止する)位置決めリブ部38が、底面部31から上方に突出して形成されている。図示の例では、位置決めリブ部38は、底面部31における載置部31Aから上方に突出して形成されており、載置部31Aに載置される被収容物を位置決めする。
【0028】
図4に示すように、位置決めリブ部38は、載置部31Aにおける本体短辺部3SSに沿う方向の中央に配置されると共に、本体長辺部3SLに沿って延在しており、本体短辺部3SSに沿う方向における被収容物の位置決めを行う。図示の例では、位置決めリブ部38の中央部が、平面視で、本体長辺部3SLに沿って延在している。一方、位置決めリブ部38の両端部は、平面視で、本体長辺部3SLに沿う方向および本体短辺部3SSに沿う方向の双方に対して傾斜している。本実施形態では、位置決めリブ部38は、第1底溝部31Bに連続して延びている。位置決めリブ部38は、その両端部がいずれも第1底溝部31Bに連続して延びており、言い換えれば、環状に形成された第1底溝部31Bに亘って延びている。これにより、載置部31A上の余分な水分(例えば被収容物から出る余分な水分など)を、位置決めリブ部38を介して第1底溝部31Bに円滑に流すことができ、載置部31Aに載置された被収容物の品質を適切に維持することができる。但し、このような構成に限定されることなく、位置決めリブ部38は、載置部31A内に留まるように構成され、第1底溝部31Bに亘るまで延びていなくても良い。
【0029】
図4に示すように、本実施形態では、容器内に収容される被収容物を盛り付ける際の目安となる表示部39が、底面部31に形成されている。本例では、表示部39は、底面部31における載置部31Aから下方に凹んで形成されている。但し、このような構成に限定されることなく、表示部39は、載置部31Aから上方に突出して形成されていても良。表示部39の凹み深さや突出高さは、目視によって視認可能であれば、僅かであっても良い。また、目視によって視認可能であれば、表示部39は、凹凸を有さない図柄等によって構成されていても良い。
【0030】
図4に示すように、表示部39は、載置部31Aにおける位置決めリブ部38を挟んだ両側において、位置決めリブ部38に対して間隔を空けて配置されている。表示部39は、本体長辺部3SLに沿う方向に間隔を空けて複数配置されている。図示の例では、表示部39は、平面視で、位置決めリブ部38の両端部が傾斜する方向と同方向に延在しており、複数の表示部39の全てが同方向に延在している。本実施形態では、表示部39は、一方の端部(位置決めリブ部38とは反対側の端部)が、第1底溝部31Bに連続して延びている。これにより、上述の位置決めリブ部38に加えて、表示部39によっても、載置部31A上の余分な水分を、当該表示部39を介して第1底溝部31Bに流すことができる。但し、このような構成に限定されることなく、表示部39は、載置部31A内に留まるように構成され、第1底溝部31Bに亘るまで延びていなくても良い。
【0031】
本体周壁部32は、上述のように、底面部31から上方に延びている。
図5~
図7に示すように、本実施形態では、本体周壁部32は、底面部31の第2底溝部31Cに連結されており、当該第2底溝部31Cから上方に延びている。図示の例では、本体周壁部32は、上方に向かうに従って外方に傾斜するように形成されている。
【0032】
ここで一般的に、例えば多数の料理を収容するオードブル用の容器や弁当容器のように、被収容物を収容する収容部を区画するための区画壁が容器本体に設けられている場合、このような区画壁は、容器本体の剛性を高める機能を有し、例えば開蓋時や閉蓋時において容器本体に負荷が掛かった場合に、容器本体の撓みを抑制できる。しかしながら、上述のように、本実施形態に係る包装用容器1は、にぎり寿司やおはぎ等の小さな塊状の被収容物を収容するのに適しているものであり、例えばオードブル用の容器や弁当容器のように、収容部37を区画するような区画壁を有するものではない。
【0033】
そこで、
図4及び
図5に示すように、本体周壁部32における、対象隅部1X(包装用容器1の四隅のうち対象とされる隅部)に対応する部分に、容器内方に向かって凸となる内周リブ部32Aが設けられている。これによれば、上述のような区画壁を有さない構成であっても、開蓋時や閉蓋時に容器本体3に負荷が掛かった場合に、容器本体3を撓みにくくすることができる。本実施形態では、内周リブ部32Aは、矩形状の容器本体3の四隅のうち、対象隅部1Xとされる二隅と対象隅部1Xとされない他の二隅とのそれぞれに配置されている。換言すれば、内周リブ部32Aは、容器本体3の四隅の全てに配置されている。図示の例では、内周リブ部32Aは、本体周壁部32の傾斜面に沿って上下方向に延びるように形成されている。本例では、複数の内周リブ部32Aが、容器本体3の四隅のそれぞれにおいて周方向に並んで配置されている。但し、このような構成に限定されることなく、内周リブ部32Aは、容器本体3の四隅のそれぞれにおいて、1つのみ配置されていても良い。また、容器本体3の四隅のそれぞれに内周リブ部32Aが複数設けられる場合において、図示の例のように3本に限定されることなく、2本又は4本以上であっても良い。さらに、対象隅部1Xと対象隅部1Xとで、内周リブ部32Aの本数が異なっても良い。
【0034】
図4~
図7に示すように、本体フランジ部33は、本体周壁部32の上端から外側に延びている。本実施形態では、容器本体3は、本体フランジ部33の外側端部から下方に延びる本体スカート部34を有している。本体スカート部34は、容器本体3の全周に亘って形成されている。そして、本体スカート部34には、外方に膨らむ本体膨出部34Aが、容器本体3の全周に亘って形成されている。本実施形態では、本体逆テーパー部35は、本体膨出部34Aの下側において当該本体膨出部34Aに連続して形成されている。本体逆テーパー部35は、下方に向かうに従って内方に傾斜するように形成されている。
【0035】
図4に示すように、本実施形態では、本体逆テーパー部35は、容器本体3の外周において断続的に形成されている。図示の例では、本体逆テーパー部35は、開蓋領域11(対象隅部1X)においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における開蓋領域11以外の領域において複数の本体辺部3Sのうち少なくとも一つの本体辺部3Sの中間部3Mに独立して設けられている。
【0036】
本実施形態では、本体逆テーパー部35は、本体長辺部3SLにおける中間部3Mに設けられている。更に、本体長辺部3SLには、それぞれの両端部3Eにも、本体逆テーパー部35が設けられている。図示の例では、本体逆テーパー部35は、本体短辺部3SSにも設けられており、より詳細には、本体短辺部3SSにおける両端部3Eに設けられている。なお、本体逆テーパー部35は、本体短辺部3SSの中間部3Mには設けられていない。従って、本例では、本体逆テーパー部35は、長方形状の容器本体3の一対の本体長辺部3SLの両端部3Eと中間部3Mとに独立して設けられており、一対の本体短辺部3SSには、それぞれの両端部3Eだけに設けられている。
【0037】
図4及び
図5に示すように、本体摘み部36は、本体スカート部34を介して本体フランジ部33に連続して形成され、本体フランジ部33よりも外側に突出している。本実施形態では、本体摘み部36は、容器本体3の四隅のうち、対象隅部1Xとされる二隅に配置され、対象隅部1Xとされない他の二隅には配置されていない。
図4に示す例では、本体摘み部36は、平面視で概ね三角形状に形成されている。
図5に示すように、本実施形態では、本体摘み部36は、本体スカート部34の下端から水平方向に沿って外側に延びている。本実施形態では、本体摘み部36には、平面状に形成された本体摘み面部36Aと、本体摘み面部36Aから上方に向かって突出する上方突起部36Bと、が設けられている。
【0038】
〔蓋体〕
図1~
図3に示すように、蓋体5は、4つの蓋体辺部5Sを有している。本実施形態では、蓋体辺部5Sは、平面視長方形状の蓋体5の短辺部を構成する一対の蓋体短辺部5SSと、長辺部を構成する一対の蓋体長辺部5SLと、を含んでいる。
【0039】
蓋体5は、天面部51と、天面部51から下方に延びる蓋体周壁部52と、蓋体周壁部52から外側に延びる蓋体フランジ部53と、蓋体フランジ部53よりも周縁側に設けられて本体逆テーパー部35に係合する蓋体逆テーパー部55と、蓋体フランジ部53よりも外側に突出する突出片からなり本体摘み部36に重ね合わされる蓋体摘み部56と、を有している。
【0040】
天面部51は、平面視矩形状(長方形状)に形成されている。
図3に示す例では、天面部51は、その四隅が面取りされた形状となっている。
【0041】
蓋体周壁部52は、天面部51の外縁に連続して形成されている。蓋体周壁部52は、下方に向かうに従って外方に傾斜するように形成されている。
図3及び
図5に示すように、蓋体周壁部52における、蓋体5の四隅に対応する位置には、内向きに凹む周壁凹部52Aが設けられている。周壁凹部52Aは、上下方向に沿って延びている。本実施形態では、周壁凹部52Aは、蓋体周壁部52における上下方向の全域に亘って形成されている。周壁凹部52Aによって蓋体周壁部52の強度を向上させることができ、蓋体5が外力によって撓むことを抑制することができる。
【0042】
図3及び
図5~
図7に示すように、蓋体フランジ部53は、蓋体周壁部52の下端から水平方向に沿って外側に延びている。本実施形態では、蓋体5は、蓋体フランジ部53の外側端部から下方に延びる蓋体スカート部54を有している。蓋体スカート部54は、蓋体5の全周に亘って形成されている。そして、蓋体スカート部54には、外方に膨らむ蓋体膨出部54Aが、蓋体5の全周に亘って形成されている。本実施形態では、蓋体逆テーパー部55は、蓋体膨出部54Aの下側において当該蓋体膨出部54Aに連続して形成されている。蓋体逆テーパー部55は、下方に向かうに従って内方に傾斜するように形成されている。
【0043】
図3に示すように、本実施形態では、蓋体逆テーパー部55は、蓋体5の外周において断続的に形成されている。そして、蓋体逆テーパー部55は、開蓋領域11(対象隅部1X)においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における開蓋領域11以外の領域において複数の蓋体辺部5Sのうち少なくとも一つの蓋体辺部5Sの中間部5Mに独立して設けられている。
【0044】
本実施形態では、蓋体逆テーパー部55は、蓋体長辺部5SLにおける中間部5Mに設けられている。更に、蓋体長辺部5SLには、それぞれの両端部5Eにも、蓋体逆テーパー部55が設けられている。図示の例では、蓋体逆テーパー部55は、蓋体短辺部5SSにも設けられており、より詳細には、蓋体短辺部5SSにおける両端部5Eに設けられている。なお、蓋体逆テーパー部55は、蓋体短辺部5SSの中間部5Mには設けられていない。従って、本例では、蓋体逆テーパー部55は、長方形状の蓋体5の一対の蓋体長辺部5SLの両端部5Eと中間部5Mとに独立して設けられており、一対の蓋体短辺部5SSには、それぞれの両端部5Eだけに設けられている。
【0045】
図3及び
図5に示すように、蓋体摘み部56は、蓋体スカート部54を介して蓋体フランジ部53に連続して形成され、蓋体フランジ部53よりも外側に突出している。本実施形態では、蓋体摘み部56は、蓋体5の四隅のうち、対象隅部1Xとされる二隅に配置され、対象隅部1Xとされない他の二隅には配置されていない。
図3に示す例では、蓋体摘み部56は、平面視で概ね三角形状に形成されている。
図5に示すように、本実施形態では、蓋体摘み部56は、蓋体スカート部54の下端から水平方向に沿って外側に延びている。本実施形態では、蓋体摘み部56には、平面状に形成された蓋体摘み面部56Aと、蓋体摘み面部56Aから下方に向かって突出する下方突起部56Bと、が設けられている。
【0046】
図3に示すように、容器本体3から蓋体5を取り外す際の起点となる開蓋領域11(
図5も参照)が、容器外周に設けられている。上述のように、矩形状の容器本体3及び蓋体5の四隅のうち、対角に配置される二隅が、対象隅部1Xとされると共に開蓋領域11とされている。そして、対象隅部1Xとされない他の二隅が、本体摘み部36と蓋体摘み部56とが重ね合わされない非開蓋領域12とされている。開蓋領域11では、蓋体摘み部56が本体摘み部36よりも上方に配置された状態で、これら蓋体摘み部56と本体摘み部36とが重ね合わされる。本体摘み部36と蓋体摘み部56とが重ね合わされた状態では、
図5に示すように、本体摘み部36の上方突起部36Bと蓋体摘み部56の下方突起部56Bとが当接することによって、本体摘み面部36Aと蓋体摘み面部56Aとの間に隙間が生じる。これにより、開蓋の際に蓋体摘み部56を摘まみ易くなっている。
【0047】
〔逆テーパー係合部〕
図3に示すように、本体逆テーパー部35(
図4等参照)と蓋体逆テーパー部55とが係合してなる逆テーパー係合部15が、開蓋領域11においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における開蓋領域11以外の領域において矩形状の容器本体3及び蓋体5の各辺のうち少なくとも一辺の中間部1Mに独立して設けられている。そして、上述のように、本実施形態では、矩形状の容器本体3及び蓋体5の四隅のうち対象隅部1Xとされない二隅が、本体摘み部36と蓋体摘み部56とが重ね合わされない非開蓋領域12とされている。そして、逆テーパー係合部15は、全ての開蓋領域11及び全ての非開蓋領域12に設けられている。こうして、逆テーパー係合部15が、容器本体3及び蓋体5の四隅に設けられている。これにより、容器本体3の全体と蓋体5の全体とをバランスよく嵌合することができる。
【0048】
逆テーパー係合部15は、全ての開蓋領域11及び全ての非開蓋領域12において、それぞれ略全域に亘って設けられている。
図5及び
図6に示すように、逆テーパー係合部15では、蓋体逆テーパー部55が本体逆テーパー部35に対して外側から係合している。そして、上述のように、蓋体逆テーパー部55及び本体逆テーパー部35は、下方に向かうに従って内方に傾斜するように形成されている。そのため、これらが係合してなる逆テーパー係合部15についても、下方に向かうに従って内方に傾斜している。
図5及び
図6に示す例では、逆テーパー係合部15は、垂直線との成す角がθとなるように傾斜している。「θ」は、例えば、30°~90°であると好適である。上記構成により、蓋体5は、外力が加えられない状態で、容器本体3から外れにくいように構成されている。
【0049】
また、
図5に示すように、蓋体5を容器本体3に嵌合する際には、蓋体逆テーパー部55を本体膨出部34Aに対して上から下に押し込む必要があるため、蓋体5には、押し込みに耐え得る強度が求められる。上述のように、本実施形態では、蓋体周壁部52における蓋体5の四隅に対応する位置、より詳細には、開蓋領域11及び非開蓋領域12に設けられた逆テーパー係合部15の直上の位置には、内向きに凹む周壁凹部52Aが設けられている(
図3及び
図5参照)。これにより、蓋体周壁部52、ひいては、蓋体5の強度が向上しているため、嵌合時の押し込みによっても蓋体5が撓みにくい構成となっている。
【0050】
上述のように、逆テーパー係合部15は、矩形状の容器本体3及び蓋体5の各辺のうち、少なくとも一辺の中間部1Mに独立して設けられている。本実施形態では、逆テーパー係合部15は、容器本体3及び蓋体5(包装用容器1)の各長辺部3SL,5SLにおける中間部1Mに設けられている。更に、容器本体3及び蓋体5(包装用容器1)の各長辺部3SL,5SLには、それぞれの両端部1Eにも、逆テーパー係合部15が設けられている。図示の例では、逆テーパー係合部15は、容器本体3及び蓋体5(包装用容器1)の各短辺部3SS,5SSにも設けられており、より詳細には、各短辺部3SS,5SSにおける両端部1Eに設けられている。なお、逆テーパー係合部15は、容器本体3及び蓋体5(包装用容器1)の各短辺部3SS,5SSの中間部1Mには設けられていない。従って、本例では、逆テーパー係合部15は、長方形状の容器本体3及び蓋体5の一対の長辺部3SL,5SLの両端部1Eと中間部1Mとに独立して設けられており、一対の短辺部3SS,5SSには、それぞれの両端部1Eだけに設けられている。
【0051】
以上説明した包装用容器1によれば、本体逆テーパー部35と蓋体逆テーパー部55との係合によって容器本体3と蓋体5とを強固に嵌合可能な構成を実現できる。また、このような構成により、開蓋時および閉蓋時にはある程度の力を要し、容器本体3には負荷が掛かる。しかし、この包装用容器1では、本体周壁部32に設けられた内周リブ部32Aによって容器本体3の剛性を高めることができるため、開蓋時又は閉蓋時において容器本体3に負荷が掛かる場合であっても、容器本体3を撓みにくくすることができる。
【0052】
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、矩形状の容器本体3及び蓋体5の四隅のうち、対角に配置される二隅が、対象隅部1Xとされると共に開蓋領域11とされ、対象隅部1Xとされない他の二隅が、本体摘み部36と蓋体摘み部56とが重ね合わされない非開蓋領域12とされる例について説明した。しかし、本発明はこのような例に限定されない。矩形状の容器本体3及び蓋体5の四隅の全てが対象隅部1Xとされると共に開蓋領域11とされても良い。或いは、矩形状の容器本体3及び蓋体5の一隅のみが、対象隅部1Xとされると共に開蓋領域11とされても良い。
【0053】
(2)上記の実施形態では、位置決めリブ部38及び表示部39が、底面部31に形成されている例について説明した。しかし、位置決めリブ部38及び表示部39は必須の構成ではなく、これらのうちの少なくとも一方が底面部31に形成されていなくても良い。
【0054】
(3)上記の実施形態では、本体逆テーパー部35が、容器本体3の外周において断続的に形成されている例について説明した。しかし、本発明はこのような例に限定されない。本体逆テーパー部35は、容器本体3の外周の全周に亘って形成されていても良い。また、蓋体逆テーパー部55についても同様に、蓋体5の外周において断続的に形成される例に限定されることなく、蓋体5の外周の全周に亘って形成されていても良い。本体逆テーパー部35と蓋体逆テーパー部55とが係合してなる逆テーパー係合部15が、開蓋領域11においてそれぞれ略全域に亘って設けられ、かつ、容器外周における開蓋領域11以外の領域において矩形状の容器本体3及び蓋体5の各辺のうち少なくとも一辺の中間部1Mに独立して設けられるように、本体逆テーパー部35及び蓋体逆テーパー部55の形成態様が決定されれば良い。
【0055】
(4)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0056】
本開示に係る技術は、容器本体と蓋体とを備えた包装用容器に利用することができる。
【符号の説明】
【0057】
1 :包装用容器
1M :包装用容器の各辺の中間部
1X :対象隅部
3 :容器本体
3S :本体辺部
3M :本体辺部の中間部
5 :蓋体
5S :蓋体辺部
5M :蓋体辺部の中間部
11 :開蓋領域
12 :非開蓋領域
15 :逆テーパー係合部
31 :底面部
31A :載置部
31B :第1底溝部(底溝部)
32 :本体周壁部
32A :内周リブ部
33 :本体フランジ部
35 :本体逆テーパー部
38 :位置決めリブ部
39 :表示部
51 :天面部
52 :蓋体周壁部
52A :周壁凹部
53 :蓋体フランジ部
55 :蓋体逆テーパー部
56 :蓋体摘み部