(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】アーク炉電極昇降装置
(51)【国際特許分類】
H05B 7/18 20060101AFI20230314BHJP
F27B 3/28 20060101ALI20230314BHJP
F27D 11/08 20060101ALI20230314BHJP
F27D 19/00 20060101ALI20230314BHJP
H05B 7/148 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
H05B7/18 B
F27B3/28
F27D11/08 G
F27D19/00 Z
H05B7/148 B
(21)【出願番号】P 2019189980
(22)【出願日】2019-10-17
【審査請求日】2021-11-29
(73)【特許権者】
【識別番号】501137636
【氏名又は名称】東芝三菱電機産業システム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108062
【氏名又は名称】日向寺 雅彦
(74)【代理人】
【識別番号】100168332
【氏名又は名称】小崎 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100146592
【氏名又は名称】市川 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100172188
【氏名又は名称】内田 敬人
(72)【発明者】
【氏名】二本柳 理人
【審査官】西村 賢
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-079293(JP,A)
【文献】特開平10-208871(JP,A)
【文献】特開昭53-076444(JP,A)
【文献】特開2007-026825(JP,A)
【文献】特開昭56-093287(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2009/0219968(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 7/00- 7/22
F27B 1/00- 3/28
F27D 7/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
炉用変圧器の二次側に接続された電極とスクラップとの間の距離を、前記電極と前記スクラップとの間でアーク放電を生じているときのインピーダンスが一定になるように制御するアーク炉電極昇降装置であって、
前記電極と前記スクラップとの間の第1電圧を測定して前記炉用変圧器の二次側電圧を表すタップ位置信号にもとづいて係数を設定し、前記第1電圧に前記係数を乗じて第2電圧を出力する第1可変係
数部と、
前記第2電圧をディジタル信号に変換して第3電圧として出力する第1アナログディジタル変換器と、
前記第3電圧を前記係数で除して第4電圧を出力する第2可変係数部と、
前記電極と前記スクラップとの間に流れる電流を入力してディジタル信号に変換して第1電流として出力する第2アナログディジタル変換器と、
前記第4電圧および前記第1電流にもとづいて、前記電極と前記スクラップとの間のインピーダンスが一定になるように速度指令値を生成する電極昇降主幹制御部と、
を備え、
前記第1可変係数部は、前記タップ位置信号が表す前記二次側電圧が低いほど、前記係数を大きく設定するアーク炉電極昇降装置。
【請求項2】
前記第1可変係
数部は、前記係数を、前記第1アナログディジタル変換器の入力ダイナミックレンジを超えないように設定する請求項1記載のアーク炉電極昇降装置。
【請求項3】
前記第1可変係数部は、前記タップ位置信号で表し得る前記二次側電圧のもっとも高い基準値を、前記タップ位置信号が表している前記二次側電圧の基準値で除した値に前記係数を設定する請求項1または2に記載のアーク炉電極昇降装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電極位置を一定インピーダンス制御により制御するアーク炉電極昇降装置に関する。
【背景技術】
【0002】
交流アーク炉は、炉内で3本の電極をそれぞれ昇降させることにより、電極と炉体に装入された鉄等のスクラップとの間でアーク放電を発生させ、そのアーク熱によってスクラップを溶解する。
【0003】
溶解効率を最適とするため、アーク炉電極昇降装置は、電流信号および電圧信号をディジタルコントローラに取込み、電極とスクラップの間のインピーダンスを演算し、インピーダンス一定制御により電極の昇降制御を行う。そのため、インピーダンスを演算する電流信号および電圧信号の測定値の精度がアーク炉電極昇降装置の電極制御性能を左右する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平10-79293号公報
【文献】特開平10-208871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
実施形態は、電極制御性能を向上させたアーク炉電極昇降装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態に係るアーク炉電極昇降装置は、炉用変圧器の二次側に接続された電極とスクラップとの間の距離を、前記電極と前記スクラップとの間でアーク放電を生じているときのインピーダンスが一定になるように制御する。このアーク炉電極昇降装置は、前記電極と前記スクラップとの間の第1電圧を測定して前記炉用変圧器の二次側電圧を表すタップ位置信号にもとづいて係数を設定し、前記第1電圧に前記係数を乗じて第2電圧を出力する第1可変係数部と、前記第2電圧をディジタル信号に変換して第3電圧として出力する第1アナログディジタル変換器と、前記第3電圧を前記係数で除して第4電圧を出力する第2可変係数部と、前記電極と前記スクラップとの間に流れる電流を入力してディジタル信号に変換して第1電流として出力する第2アナログディジタル変換器と、前記第4電圧および前記第1電流にもとづいて、前記電極と前記スクラップとの間のインピーダンスが一定になるように速度指令値を生成する電極昇降主幹制御部と、を備える。前記第1可変係数部は、前記タップ位置信号が表す前記二次側電圧が低いほど、前記係数を大きく設定する。
【発明の効果】
【0007】
本実施形態では、電極制御性能を向上させたアーク炉電極昇降装置が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施形態に係るアーク炉電極昇降装置を例示する模式的なブロック図である。
【
図2】実施形態に係るアーク炉電極昇降装置の一部を例示する模式的なブロック図である。
【
図3】実施形態のアーク炉電極昇降装置の動作を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して詳細な説明を適宜省略する。
【0010】
図1は、実施形態に係るアーク炉電極昇降装置を例示する模式的なブロック図である。
図1に示すように、実施形態のアーク炉電極昇降装置10は、第1可変係数部12と、第1アナログディジタル変換器14と、第2可変係数部16と、第2アナログディジタル変換器18と、電極昇降主幹制御部20と、を備える。
【0011】
アーク炉電極昇降装置10は、固定された炉体3に対して電極2を昇降させて、電極2と炉体3に装入されたスクラップ4との距離を制御する。電極2には、炉用変圧器5から交流電源が供給されている。電極2は、炉用変圧器5の二次側に接続されており、炉用変圧器5の電圧タップにより設定される交流電圧が印加される。電極2は、炉体3およびスクラップ4の上方で適切な距離になるように上下に昇降する。
【0012】
アーク炉電極昇降装置10は、炉用変圧器5の二次側に設けられた変流器6および電極2と炉体3との間に設けられた計器用変圧器7に接続されている。変流器6は、電極2とスクラップ4との間にアーク放電を発生したときの電流Iを検出する。計器用変圧器7は、電極2とスクラップ4との間にアーク放電を発生したときの電極2とスクラップ4との間の電圧Vを検出する。
【0013】
アーク炉電極昇降装置10は、検出された電流Iおよび電圧Vを入力して、これらにもとづいて、アーク放電時のインピーダンスが一定になるように、速度指令値を生成して、駆動装置30に供給する。駆動装置30は、供給された速度指令値にしたがって、電動機40を駆動する。電動機40は、電極2の昇降メカニズム(図示せず)に作用して、電極2とスクラップ4との間の距離を調整する。
【0014】
炉用変圧器5の二次側には、タップ切替器50が設けられている。タップ切替器50は、タップ位置指令信号を入力し、タップ位置指令信号で設定された電圧を出力するように、炉用変圧器5の二次側のタップの接続を切り替える。また、タップ切替器50は、タップ位置指令信号によって設定されたタップの位置またはタップが出力する電圧に応じたタップ位置信号を出力する。
【0015】
アーク炉電極昇降装置10は、タップ切替器50から出力されたタップ位置信号を入力する。後に詳述するが、アーク炉電極昇降装置10は、タップ位置信号にもとづいて、入力される電圧Vに係数を乗じて、アーク炉電極昇降装置10のダイナミックレンジを有効に利用できるようにする。なお、タップ位置指令信号は、たとえば操作盤に設けられた操作スイッチやジョグ等の設定に応じて生成され、タップ切替器50に供給される。アーク炉電極昇降装置10のオペレータは、スクラップ4の溶融状況を観察等しながら、適切なインピーダンスとなるように、操作スイッチ等を設定する。
【0016】
アーク炉電極昇降装置10の構成について詳細に説明する。
第1可変係数部12は、計器用変圧器7の出力に接続されており、計器用変圧器7によって測定された電圧Vのデータが入力される。第1可変係数部12には、タップ位置信号が入力される。第1可変係数部12は、タップ位置信号が表す電圧値にもとづいて設定される係数Kを、入力された電圧Vの値に乗じて出力する。
【0017】
第1アナログディジタル変換器(以下、第1A/D変換器ともいい、図中では単にA/D変換器と表記する)14は、第1可変係数部12の出力に接続されている。第1A/D変換器14は、入力されたアナログ値であるK×Vをディジタルデータに変換して出力する。
【0018】
第1可変係数部12に設定される係数Kは、タップ位置信号が表す電圧値にが低いほど大きい値に設定される。つまり、係数Kは、炉用変圧器5の二次側電圧が低いほど大きい値に設定される。後に詳述するように、炉用変圧器5の二次側電圧は、タップ位置指令信号によって適切な値に設定されるが、電極2とスクラップ4間のインピーダンス制御に応じて、1つのタップ位置に設定されていても、ある範囲で変動し得る。二次側電圧が高いほど電圧の変動範囲は広くなる。そのため、二次側電圧を高くするように係数Kを設定することによって、第1可変係数部12は、第1A/D変換器14の広い入力ダイナミックレンジを活用することができる。
【0019】
第2可変係数部16は、第1A/D変換器14の出力に接続されている。第2可変係数部16では、第1可変係数部12に設定された係数Kの逆数1/Kが設定される。第2可変係数部16の出力は、電極昇降主幹制御部20に接続されている。
【0020】
第2アナログディジタル変換器(以下、第2A/D変換器ともいい、図中では単にA/D変換器と表記する)18は、変流器6の出力に接続されており、変流器6によって測定された電流Iのデータが入力される。第2A/D変換器18の出力は、電極昇降主幹制御部20に接続されている。
【0021】
電極昇降主幹制御部20は、測定電圧のディジタルデータおよび測定電流のディジタルデータを入力して、これらにもとづくインピーダンスを計算し、インピーダンスが一定になるように速度指令値を生成して、駆動装置30に供給する。
【0022】
図2は、実施形態に係るアーク炉電極昇降装置の一部を例示する模式的なブロック図である。
図2には、炉用変圧器5の回路構成がより詳細に示されている。すなわち、炉用変圧器5は、一次巻線を有しており、端子P1,P2によって外部の回路に接続される。炉用変圧器5の二次巻線は、端子S1,S2によって外部の回路に接続される。たとえば、端子S1には電極2が接続される。炉用変圧器5に二次巻線は、この例では、2つの絶縁された巻線を含んでおり、それぞれの巻線に複数のタップが設けられている。一方の巻線の各タップには、端子T1~T6、他方の巻線のタップには、端子T7~T12が設けられている。
【0023】
炉用変圧器5の二次巻線の各タップT1~T12を介して、タップ切替器50が接続されている。タップ切替器50は、たとえば回転式の接続子を有する無電圧タップ切替器であり、タップ位置指令信号に応じて、接続子の位置が設定される。たとえば、タップ位置指令信号の設定がタップ位置Aとされた場合には、端子T1,T12を接続する位置に接続子が設定される。この場合には、炉用変圧器5の二次側電圧は、もっとも低くなる。タップ位置指令信号の設定がタップ位置Xである場合には、端子T6,T7を接続する位置に接続子が設定される。この場合には、炉用変圧器5の二次側電圧は、もっとも高くなる。
【0024】
第1可変係数部12は、タップ切替器50から出力されるタップ位置信号を入力する。この例では、係数Kは、二次側電圧が最高電圧に設定される場合の基準電圧を、タップ位置信号によって表された二次側電圧の基準電圧で除した値に設定される。このようにして、二次側電圧が低いほど係数Kを大きくすることができる。なお、基準電圧とは、タップ位置が設定され接続されたときに炉用変圧器5の二次側に出力される定格電圧である。実際の炉用変圧器5の二次側電圧は、基準電圧に対して所定の誤差を含んで出力される。所定の誤差は、炉用変圧器に応じて設定されており、たとえば、±100%等である。
【0025】
たとえば、上述の例では、係数Kは、タップ位置Aの場合には、端子T6,T7を接続したときの二次側電圧の基準電圧を、端子T1,T12を接続したときの二次側電圧の基準電圧で除した値に設定される。タップ位置Xの場合には、端子T1,T12を接続したときの二次側電圧の基準電圧を、端子T1,T12を接続したときの二次側電圧の基準電圧で除した値に設定される。
【0026】
第1可変係数部12は、たとえば演算増幅器を用いた非反転増幅回路を含んでいる。たとえば、第1可変係数部12は、1つの演算増幅器を含んでいる。1つの演算増幅器は、複数の増幅率を設定できるように複数の抵抗器が設けられており、タップ位置信号によって適切な抵抗器を選択することによって、増幅率を設定できるようにしてもよい。あるいは、第1可変係数部12は、複数の演算増幅器を含んでもよく、各演算増幅器は、タップ位置信号に応じた増幅率に設定され、タップ位置信号によって、適切な増幅率を有する演算増幅器が選択されるようにしてもよい。
【0027】
実施形態のアーク炉電極昇降装置10の動作について説明する。
図3は、実施形態のアーク炉電極昇降装置の動作を説明するための概念図である。
図3には、第1A/D変換器14に入力されるアナログデータと第1A/D変換器14から出力されるディジタルデータとの関係が示されている。横軸は、入力されるアナログデータであり、縦軸が出力されるディジタルデータである。
図3に示すように、入力されるアナログデータの大きさが小さい場合には、基準電圧に対する変動幅も狭くなる。入力されるアナログデータの大きさが大きい場合には、基準電圧に対する変動幅も広くなる。
【0028】
たとえば、
図3の“低電圧タップの基準電圧”は、上述の例のタップ位置Aの場合である。また、“高電圧タップの基準電圧”は、上述の例のタップ位置Xの場合である。
【0029】
タップ位置Aの場合の基準電圧とタップ位置Xの場合の基準電圧との比が、たとえば1:2の場合には、タップ位置Xの場合の電圧変動範囲Xmin~Xmax(図では-100%~+100%と表記)は、2×Amin~2×Amaxとなる。つまり、タップ位置Aの場合に、K=2と設定することによって、第1A/D変換器14の入力ダイナミックレンジを2倍程度に拡大して利用することができる。
【0030】
このように、実施形態のアーク炉電極昇降装置10では、炉用変圧器5の二次側電圧が低い設定であっても、第1可変係数部12によって、第1A/D変換器14の入力ダイナミックレンジを広く利用することができる。なお、第1可変係数部12によってK倍された電圧データは、第1A/D変換器14の出力に接続された第2可変係数部16によって1/K倍されて、もとの電圧データをディジタル値として取得することができる。
【0031】
係数Kの設定について、上述に限らず、適切なものを任意に設定することができる。たとえば、A/D変換器の特性を考慮して、入力範囲を設定するようにしてもよい。
【0032】
実施形態のアーク炉電極昇降装置10の効果について説明する。
上述したとおり、実施形態のアーク炉電極昇降装置10では、第1可変係数部12によって、タップ位置信号に応じた係数Kを測定されたアナログの電圧データに乗じて、第1A/D変換器14に入力することができる。そのため、第1A/D変換器14に入力ダイナミックレンジをより広く利用することができるので、より高精度に電圧データを取得することができ、電極制御性能を向上させることができる。
【0033】
アーク炉電極昇降装置では、アーク放電時の一定インピーダンス制御をスクラップの溶融の度合い等に応じて微細に制御する必要があるために、炉用変圧器5の二次側のタップを多数段階に切り替えられるようにしている場合がある。たとえば、タップの切替が10段階以上におよぶ場合があり、設定する二次側電圧の最低電圧から最高電圧の比が2におよび、あるいは2を超えることもある。このような場合に、きめ細かく二次側電圧を設定しようとしても、一定インピーダンス制御のための電圧測定値に誤差が大きいのでは、所望の制御精度を実現することが困難になる。
【0034】
実施形態のアーク炉電極昇降装置10では、高精度に測定電圧を取得することができるので、所望の精度で一定インピーダンス制御をすることが可能になり、電極制御性能を向上させることができる。
【0035】
アーク炉電極昇降装置10は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)等によって構成される場合があり、既存のタップ位置信号を利用して、炉用変圧器5の二次側電圧の設定基準値を認識することができるので、既存の設備にも容易に導入することができる。
【0036】
図2において説明した具体例のように、係数Kの値を、最高電圧の基準電圧を、タップ位置指令信号によって設定され、タップ位置信号によって表された二次側電圧の基準電圧で除した値とすることによって、使用中のタップの基準電圧にかかわらず、もっとも入力ダイナミックレンジの広い範囲で電圧信号のデータを入力することができる。
【0037】
以上説明した実施形態によれば、電極制御性能を向上させたアーク炉電極昇降装置を実現することができる。
【0038】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明およびその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
【符号の説明】
【0039】
2 電極、3 炉体、4 スクラップ、5 炉用変圧器、6 変流器、7 計器用変圧器、10 アーク炉電極昇降装置、12 第1可変係数部、14 第1アナログディジタル変換器、16 第2可変係数部、18 第2アナログディジタル変換器、20 電極昇降主幹制御部、30 駆動装置、40 電動機、50 タップ切替器