(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】メモリ装置
(51)【国際特許分類】
G06F 12/00 20060101AFI20230314BHJP
【FI】
G06F12/00 560F
(21)【出願番号】P 2018224102
(22)【出願日】2018-11-29
【審査請求日】2021-10-05
(31)【優先権主張番号】10-2018-0000640
(32)【優先日】2018-01-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】呉 成 一
(72)【発明者】
【氏名】金 俊 亨
(72)【発明者】
【氏名】孫 教 民
【審査官】北村 学
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-256265(JP,A)
【文献】特開2014-093030(JP,A)
【文献】特開2010-287279(JP,A)
【文献】特開2003-187600(JP,A)
【文献】米国特許第08467213(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC G06F 12/00 - 12/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
入出力バスを共有する複数のメモリバンクと、
前記メモリバンクを制御するメモリコントローラと、を含むメモリ装置であって、
前記複数のメモリバンクの各々は、
複数のメモリセルを含むバンクアレイと、
前記入出力バスを介して伝送される目標データを格納するラッチ回路と、
前記バンクアレイが出力する格納データを前記目標データと比較し、前記格納データと前記目標データの比較結果を含む結果データを前記メモリコントローラに伝送する比較回路と、を含
み、
前記メモリコントローラは、前記複数のメモリバンクの各々に含まれる前記比較回路が伝送する前記結果データを併合して1つの出力データを生成することを特徴とするメモリ装置。
【請求項2】
前記ラッチ回路と前記比較回路は,前記バンクアレイと前記入出力バスとの間のデータ伝送経路に連結される、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項3】
前記複数のメモリバンクの各々
は、各々の前記データ伝送経路に連結されたマルチプレクサをさらに含み、前記メモリコントローラは、前記マルチプレクサを用いて目標データを前記ラッチ回路に格納する、ことを特徴とする請求項2に記載のメモリ装置。
【請求項4】
前記ラッチ回路は、
Nバイトのサイズの前記目標データを格納し、前記Nは、前記複数のメモリバンクのバーストのサイズによって決定される、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項5】
前記比較回路は、前記バンクアレイの互いに異なるアドレスから出力される複数の格納データの各々を前記目標データと比較し、前記結果データを複数個生成し、
前記メモリコントローラは、複数個の前記結果データを併合して1つの出力データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項6】
前記比較回路は、前記目標データと前記格納データをビット毎にXOR演算して前記結果データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項7】
前記目標データと前記格納データの各々はNバイト(Nは自然数)のサイズを有し、前記結果データはNビットのサイズを有する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項8】
前記メモリコントローラは、
前記結果データを外部プロセッサに出力し、前記外部プロセッサは、前記結果データに基づいて、前記目標データと前記格納データが一致するメモリバンクが存在するか否かを判断する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項9】
前記メモリコントローラは、前記目標データと前記格納データが一致するメモリバンクが存在する場合、前記格納データを出力したメモリバンクの情報と、前記格納データを格納した前記バンクアレイのアドレス情報
を外部プロセッサに出力する、ことを特徴とする
請求項8に記載のメモリ装置。
【請求項10】
前記メモリコントローラは、前記目標データと前記格納データが一致するメモリバンクが存在しない場合、前記バンクアレイの他のアドレスから前記格納データが出力されるように前記複数のメモリバンクを制御する、ことを特徴とする
請求項8に記載のメモリ装置。
【請求項11】
前記メモリコントローラは、前記目標データと前記格納データが一致するメモリバンクが存在しない場合、前記格納データを出力する前記バンクアレイのアドレスを変更するアドレス生成器を含む、ことを特徴とする
請求項10に記載のメモリ装置。
【請求項12】
前記メモリコントローラは、
モードレジスタ及びコントロールロジックを含み、前記モードレジスタは、外部プロセッサから受信したモードレジスタセットをデコードし、デコードしたモードレジスタセットに比較動作コマンドが含まれている場合、前記コントロールロジックは、前記ラッチ回路と前記比較回路を活性化
させる、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項13】
前記
外部プロセッサは、前記目標データを、前記バンクアレイではなく前記ラッチ回路に格納する書き込みコマンド、及び前記バンクアレイが出力する前記格納データを前記比較回路が受信し、前記ラッチ回路に格納された前記目標データと比較する読み出しコマンドを生成する、ことを特徴とする
請求項12に記載のメモリ装置。
【請求項14】
前記メモリコントローラは、
前記外部プロセッサからの前記書き込みコマンドによる書き込み動作と、前記読み出しコマンドによる読み出し動作
を行うように前記複数のメモリバンクを制御する、ことを特徴とする
請求項13に記載のメモリ装置。
【請求項15】
前記メモリコントローラは、前記目標データと前記格納データが一致しないと、前記格納データを出力する前記バンクアレイのアドレスを変更しながら前記読み出し動作を繰り返し行うように前記複数のメモリバンクを制御する、ことを特徴とする
請求項14に記載のメモリ装置。
【請求項16】
前記比較回路は、前記メモリバンクのリードレイテンシ(latency)の間に前記目標データと前記格納データを比較する、ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
【請求項17】
複数のメモリセルを含むバンクアレイ、前記バンクアレイのデータ伝送経路に連結されるラッチ回路と比較回路を各々含み、1つの入出力バスを共有する複数のメモリバンクと、
外部プロセッサが伝送する動作コマンドに応答して、前記複数のメモリバンクに目標データを格納する書き込み動作、及び前記複数のメモリバンクが格納データを出力する読み出し動作を行うメモリコントローラと、を含むメモリ装置であって、
前記メモリコントローラは、前記外部プロセッサが伝送する比較動作コマンドに応答して、前記書き込み動作で、前記ラッチ回路が前記目標データを格納し、前記読み出し動作で、前記比較回路が前記格納データを前記ラッチ回路に格納された目標データと比較して結果データを生成するように、前記複数のメモリバンクを制御
し、
前記メモリコントローラは、前記複数のメモリバンクの各々に含まれる前記比較回路が伝送する前記結果データを併合して1つの出力データを生成することを特徴とするメモリ装置。
【請求項18】
前記メモリコントローラは、前記外部プロセッサが伝送する前記比較動作コマンドに応答して、前記書き込み動作と前記読み出し動作
を行い、
前記目標データと前記格納データが一致しないと、前記格納データを出力する前記バンクアレイのアドレスを変更しながら前記読み出し動作を繰り返し行うように前記複数のメモリバンクを制御する、ことを特徴とする
請求項17に記載のメモリ装置。
【請求項19】
複数のメモリセルを含むバンクアレイ、前記バンクアレイのデータ伝送経路に連結されるラッチ回路と比較回路を各々含み、1つの入出力バスを共有する複数のメモリバンクと、
前記複数のメモリバンクを制御するメモリコントローラと、を含むメモリ装置であって、
前記メモリコントローラが、外部プロセッサから目標データと共に比較動作コマンドを受信すると、前記複数のメモリバンクは、前記ラッチ回路が前記目標データを格納する書き込み動作を同時に行い、前記比較回路が前記バンクアレイから出力される格納データを前記目標データと比較して結果データを生成する読み出し動作を同時に行う、ことを特徴とするメモリ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メモリ装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
メモリ装置は、データを格納して出力できる装置であって、様々な分野に適用されている。特に、近年、メモリ装置が処理するデータの容量が益々増加しており、これに伴い、メモリ装置と連結されるプロセッサで処理する動作の一部をメモリ装置の内部で処理する技術が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の技術的思想が果たそうとする課題の1つは、メモリ装置に内蔵され入出力バスを共有する複数のメモリバンクの各々に、所定の演算を実行できる回路を具備することにより、動作速度が改善されたメモリ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施形態によるメモリ装置は、入出力バスを共有する複数のメモリバンクと、前記メモリバンクを制御するメモリコントローラと、を含むメモリ装置であって、前記複数のメモリバンクの各々は、複数のメモリセルを含むバンクアレイと、前記入出力バスを介して伝送される目標データを格納するラッチ回路と、前記バンクアレイが出力する格納データを前記目標データと比較し、前記格納データと前記目標データの比較結果を含む結果データを前記メモリコントローラに伝送する比較回路と、を含み、前記メモリコントローラは、前記複数のメモリバンクの各々に含まれる前記比較回路が伝送する前記結果データを併合して1つの出力データを生成することを特徴とする。
【0005】
本発明の一実施形態によるメモリ装置は、複数のメモリセルを含むバンクアレイ、前記バンクアレイのデータ伝送経路に連結されるラッチ回路と比較回路を各々含み、1つの入出力バスを共有する複数のメモリバンクと、外部プロセッサが伝送する動作コマンドに応答して、前記複数のメモリバンクに目標データを格納する書き込み動作、及び前記複数のメモリバンクが格納データを出力する読み出し動作を行うメモリコントローラと、を含むメモリ装置であって、前記メモリコントローラは、前記外部プロセッサが伝送する比較動作コマンドに応答して、前記書き込み動作で、前記ラッチ回路が前記目標データを格納し、前記読み出し動作で、前記比較回路が前記格納データを前記ラッチ回路に格納された目標データと比較して結果データを生成するように、前記複数のメモリバンクを制御し、前記メモリコントローラは、前記複数のメモリバンクの各々に含まれる前記比較回路が伝送する前記結果データを併合して1つの出力データを生成することを特徴とする。
【0006】
本発明の一実施形態によるメモリ装置は、複数のメモリセルを含むバンクアレイ、上記バンクアレイのデータ伝送経路に連結されるラッチ回路と比較回路を各々含み、1つの入出力バスを共有する複数のメモリバンクと、上記複数のメモリバンクを制御するメモリコントローラと、を含むメモリ装置であって、上記メモリコントローラが、外部プロセッサから目標データと共に比較動作コマンドを受信すると、上記複数のメモリバンクは、上記ラッチ回路が、上記目標データを格納する書き込み動作を同時に行い、上記比較回路が、上記バンクアレイから出力される格納データを上記目標データと比較して結果データを生成する読み出し動作を同時に行う。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によると、メモリ装置が比較モードに設定されると、目標データがラッチ回路に格納され、比較回路は、バンクアレイから読み出した格納データを目標データと比較し、その結果データをプロセッサに伝送できる。従って、複数のメモリバンクが生成した結果データ、又は1つのメモリバンクで複数回の比較動作を行って生成した結果データを併合して出力するので、メモリ装置の動作速度を改善できる。
【0008】
本発明の多様且つ有益な利点と効果は上述の内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態によるメモリモジュールを示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態によるメモリ装置を簡単に示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態によるメモリ装置に含まれるバンクアレイを示した図である。
【
図4】本発明の一実施形態によるメモリモジュールに含まれるメモリ装置の構造を簡単に示した図である。
【
図5】本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるフローチャートである。
【
図6】本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるブロック図である。
【
図7】本発明の一実施形態(ノーマルモード)によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるブロック図である。
【
図8】本発明の一実施形態(比較モード)によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるブロック図である。
【
図9】本発明の一実施形態による比較モードでのメモリ装置の動作を説明するために提供される図である。
【
図10】本発明の一実施形態による比較モードでのメモリ装置の動作を説明するために提供される図である。
【
図11】本発明の一実施形態による比較モードでのメモリ装置の動作を説明するために提供される図である。
【
図12】本発明の一実施形態による比較モードでのメモリ装置の動作を説明するために提供される図である。
【
図13】本発明の一実施形態による比較モードでのメモリ装置の動作を説明するために提供される図である。
【
図14】本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるフローチャートである。
【
図15】本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるタイミングダイアグラムである。
【
図16】本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるフローチャートである。
【
図17】本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるタイミングダイアグラムである。
【
図18】本発明の一実施形態によるメモリ装置を簡単に示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態によるメモリモジュールを示した図である。
【0012】
図1を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリモジュール1は、複数のメモリチップ2、複数のメモリチップ2が実装される基板3を含む。基板3の一端には、データを送受するための入出力ピン4が設けられる。複数のメモリチップ2は、入出力ピン4を介してデータの入力を受けて格納するか、又は入出力ピン4を介してデータを出力する。
図1には、1つのメモリモジュール1が8個のメモリチップ2を含む場合を示したが、メモリチップ2の個数は、メモリモジュール1が提供しようとするデータ格納容量、及びメモリチップ2の各々のデータ格納容量などによって変わり得る。基板3には、メモリチップ2と入出力ピン4を連結する入出力バスが設けられ、メモリチップ2は上記入出力バスを共有する。
【0013】
図2はメモリ装置10の内部構造を簡単に示したブロック図である。
図2に示した一実施形態によるメモリ装置10は、
図1に示した一実施形態においてメモリモジュール1に含まれる複数のメモリチップ2として採用される。
図2を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置10は、メモリコントローラ20と、バンクアレイ30と、を含む。一実施形態において、メモリコントローラ20は、コントロールロジック21、行ドライバ22、及び列ドライバ23を含む。バンクアレイ30は複数のメモリセル40を含む。
【0014】
一実施形態において、行ドライバ22はワードラインWLを介してメモリセル40と連結され、列ドライバ23はビットラインBLを介してメモリセル40と連結される。一実施形態において、行ドライバ22は、データを記録するか、又はデータを読み出すメモリセル40を選択し、列ドライバ23は、メモリセル40にデータを記録する(書き込む)か、又はメモリセル40からデータを読み出すための読み出し/書き込み回路を含む。行ドライバ22と列ドライバ23の動作は、コントロールロジック21によって制御される。
【0015】
図3は本発明の一実施形態によるメモリ装置に含まれるバンクアレイを示した図である。
【0016】
図3を参照すると、本発明の一実施形態によるバンクアレイ30は複数のメモリセル40を含むことができる。メモリセル40は、複数のワードラインWLと複数のビットラインBLが交差する地点に設けられることができる。即ち、メモリセル40の各々は、1つのワードラインWL及び1つのビットラインBLに連結されることができる。
【0017】
メモリセル40の各々は、スイッチ素子SWと、情報格納キャパシタCCと、を含むことができる。一実施形態において、スイッチ素子SWはトランジスタを含み、トランジスタのゲート端子はワードラインWLに連結され、トランジスタのドレイン/ソース端子は各々ビットラインBLと情報格納キャパシタCCに連結される。
【0018】
メモリコントローラ20は、複数のワードラインWLと複数のビットラインBLを介して、複数のメモリセル40の各々に含まれる情報格納キャパシタCCに電荷を充電するか、又は情報格納キャパシタCCに充電された電荷を放電させることにより、データを記録又は消去できる。また、メモリコントローラ20は、情報格納キャパシタCCの電圧を読み出すことにより、複数のメモリセル40の各々からデータを読み出す。一実施形態において、メモリコントローラ20は、情報格納キャパシタCCに充電された電荷が自然放電されてデータが紛失されないように、複数のメモリセル40にデータを再度書き込むリフレッシュ(refresh)動作を行う。
【0019】
図4は本発明の一実施形態によるメモリ装置に含まれるメモリチップの構造を簡単に示した図である。
【0020】
図4を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置50は、メモリバンク60と、ロジック回路70と、を含む。メモリバンク60は、複数のメモリセルを有するバンクアレイ61、行デコーダ62、列デコーダ63、及びセンスアンプ64を含む。一実施形態において、メモリ装置50は複数のメモリバンク60を含む。
【0021】
メモリ装置50に含まれる複数のメモリバンク60は、1つのロジック回路70を共有する。ロジック回路70は、バンクアレイ61からデータを読み出す際か、又はバンクアレイ61にデータを格納する際のアドレスを指定し、且つ、メモリ装置50の動作モードを決定する。また、ロジック回路70は、複数のメモリバンク60に格納しようとするデータ及び複数のメモリバンク60が出力するデータを伝送するための入出力パッドを含む。
【0022】
一実施形態において、メモリ装置50は、ロジック回路70の入出力パッドを介して外部のプロセッサとデータを送受する。プロセッサが探す目標データがメモリ装置50に存在するか否かを判断するための比較動作を行う際に、通常の方式の比較動作では、プロセッサが複数のメモリバンク60の何れか1つが出力する格納データを受信し、プロセッサの内部で格納データを目標データと比較する。
【0023】
上記の方式では、プロセッサが、一回に、複数のメモリバンク60の何れか1つが出力する格納データのみを受信する。また、プロセッサがメモリバンク60から受信した格納データをプロセッサのキャッシュメモリに格納し、格納データが目標データと一致しない場合には、キャッシュメモリに格納された格納データを消去する動作が必要となり得る。それ故に、目標データが存在するメモリバンク60及び目標データが格納されたアドレスを特定するのに、長時間を要する恐れがある。
【0024】
本発明の一実施形態では、プロセッサが探そうとする目標データが存在するメモリバンク60及びアドレスを特定するための比較動作が、メモリ装置50の内部で行われる。一例として、メモリ装置50が含む複数のメモリバンク60の各々がプロセッサから目標データを受信し、バンクアレイ61が出力する格納データと目標データを比較する。さらに、本発明の一実施形態では、複数のメモリバンク60が同時に格納データと目標データを比較するので、比較動作に必要な時間を低減でき、メモリ装置50の動作速度を改善できる。
【0025】
上記のように複数のメモリバンク60の各々が比較動作を実行できるように、本発明の一実施形態によるメモリバンク60の各々は、データを一時格納できるラッチ回路、及びデータを比較できる比較回路を含む。ラッチ回路と比較回路は、入出力パッドとバンクアレイ61との間のデータ伝送経路に連結される。
【0026】
図5は本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるフローチャートである。
【0027】
図5を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作は、メモリ装置がプロセッサから動作コマンドを受信する段階から開始される(S10)。一実施形態において、プロセッサがメモリ装置に伝送する動作コマンドは、メモリ装置の動作モードを制御するモードレジスタセット(Mode Register Set、MRS)を含む。メモリ装置は、プロセッサが伝送するモードレジスタセットをデコードしてバースト長を含む様々な動作特性を設定する。
【0028】
本発明の一実施形態によるメモリ装置は、プロセッサから受信した動作コマンドを分析し、比較モードで動作すべきか否かを判断する(S11)。比較モードは、プロセッサが探そうとする目標データがメモリ装置に存在するか否か、及び/又はメモリ装置に含まれた複数のメモリバンクのうちどのバンクに目標データが存在するかなどを判断するためのデータ比較動作を、メモリ装置の内部で行うための動作モードである。
【0029】
S11段階の判断結果、比較モードで動作する場合ではないと判断されると、メモリ装置は、ノーマルモードで動作コマンドに従って動作する(S12)。一例として、メモリ装置は、動作コマンドと共に受信したモードレジスタセットをデコードしてメモリ装置の動作特性を設定し、データの書き込み、データの読み出し、データのリフレッシュ、データの消去などの動作を行う。
【0030】
これに対し、S11段階の判断結果、比較モードで動作する場合であると判断されると、メモリ装置は、比較動作を実行したメモリバンクの結果データをプロセッサに伝送する(S13)。比較モードでメモリ装置は、プロセッサが探そうとする目標データ、及び目標データを探すためのアドレス情報を受信する。メモリ装置は、目標データをラッチ回路に格納する一方、アドレス情報に含まれたアドレスに基づいてバンクアレイが出力した格納データを目標データと比較する。
【0031】
メモリ装置のバースト長が8であり、メモリ装置が一回の書き込み/読み出しコマンドに従って64ビットのデータを書き込む又は読み出すと仮定すると、メモリ装置に含まれた複数のメモリバンクの各々は、64ビットの目標データを64ビットの格納データと比較する。一実施形態において、複数のメモリバンクの各々は、64ビットの目標データと64ビットの格納データの比較結果を、8ビットの結果データとして生成して出力する。メモリ装置は、最大8個のメモリバンクが同時に目標データと格納データを比較して生成した結果データを、1つの出力データとして併合してプロセッサに伝送する。従って、プロセッサが所望する目標データが存在するメモリバンク、及び目標データが格納されたアドレスを探すための比較動作の速度が、著しく向上する。
【0032】
一方、
図5を参照して説明した一実施形態と異なって、プロセッサから受信した動作コマンドに基づいてノーマルモードで動作する過程なしに、メモリ装置に含まれるメモリバンクが比較動作を実行する形態もある。即ち、一実施形態において、メモリバンクの各々が目標データと格納データを比較して結果データを生成する動作を実行するように制御する制御コマンドをメモリ装置に追加することにより、モードレジスタセットを介することなく、メモリ装置が比較モードで動作できる。モードレジスタセットを介することなく比較モードで動作するために、メモリ装置には、目標データをラッチ回路に格納する制御コマンドと、ラッチ回路に格納された目標データを格納データと比較する制御コマンドが追加される。
【0033】
図6乃至
図8は、本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるブロック図である。
【0034】
先ず、
図6を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置100は、第1メモリバンク110、第2メモリバンク120、メモリコントローラ130、及び入出力バス140を含む。第1メモリバンク110と第2メモリバンク120は、入出力バス140を共有する。
【0035】
第1メモリバンク110と第2メモリバンク120は、互いに同一の構造を有する。第1メモリバンク110を例として説明すると、第1メモリバンク110は、データを格納する複数のメモリセルを有する第1バンクアレイ111と、行デコーダ112と、読み出し/書き込み回路113と、を含む。読み出し/書き込み回路113は、列デコーダ114と、センスアンプ115と、ラッチ回路116と、比較回路117と、を含む。行デコーダ112はワードラインを介して複数のメモリセルと連結され、読み出し/書き込み回路113はビットラインを介して複数のメモリセルと連結される。読み出し/書き込み回路113が第1バンクアレイ111に格納しようとするデータ、及び読み出し/書き込み回路113が第1バンクアレイ111から読み出したデータは、入出力バス140を介して伝送される。
【0036】
メモリコントローラ130は、コントロールロジック131、モードレジスタ132、及びアドレス生成器133などを含む。コントロールロジック131は、モードレジスタ132とアドレス生成器133、第1メモリバンク110と第2メモリバンク120の動作を制御する。
【0037】
モードレジスタ132は入出力バスを介して外部のプロセッサから受信したモードレジスタセットをデコードし、メモリ装置100のバースト長、読み出しバーストタイプ、比較モード、DLL(Dynamic_Link_Library)リセット、DLLイネーブルの有無などを含む様々な動作特性を決定する。本発明の一実施形態において、モードレジスタ132がデコードしたモードレジスタセットに比較動作コマンドが含まれている場合、コントロールロジック131は、メモリ装置100を比較モードで動作させることができる。比較モードでは、第1及び第2メモリバンク110、120の各々に含まれたラッチ回路116、126と比較回路117、127が活性化される。
【0038】
アドレス生成器133は、入出力バスを介して外部のプロセッサから受信したアドレス情報を用いて、読み出し/書き込み回路113、123がデータを読み出すアドレス又はデータを格納するアドレスを生成する。アドレス生成器133の生成したアドレスは、行デコーダ112、122と列デコーダ114、124に伝送される。
【0039】
図7は、比較モードではなく、ノーマルモードでのメモリ装置100の動作を説明するために提供されるブロック図である。
図7を参照すると、メモリ装置100がノーマルモードで動作する際に、第1及び第2メモリバンク110、120の各々に含まれたラッチ回路116、126と比較回路117、127は非活性化される。
【0040】
プロセッサから書き込み動作コマンド及びメモリ装置100に格納しようとする書き込みデータを受信すると、メモリコントローラ130は、第1バンクアレイ111及び/又は第2バンクアレイ121にデータを格納する。書き込みデータは、列デコーダ114、124とセンスアンプ115、125を介して第1バンクアレイ111及び/又は第2バンクアレイ121に格納される。
【0041】
一方、プロセッサから読み出し動作コマンドを受信すると、メモリコントローラ130は、第1バンクアレイ111及び/又は第2バンクアレイ121が出力する格納データを用いて出力データを生成する。出力データは、入出力バスを介してプロセッサに伝送される。書き込み動作と読み出し動作においてデータを格納又は読み出すアドレスは、書き込み動作コマンド及び読み出し動作コマンドと共にプロセッサから受信したアドレス情報をアドレス生成器133がデコードすることにより獲得される。
【0042】
図8は、比較モードでのメモリ装置100の動作を説明するために提供されるブロック図である。
図8を参照すると、メモリ装置100が比較モードで動作する際に、第1及び第2メモリバンク110、120の各々に含まれたラッチ回路116、126と比較回路117、127が活性化される。
【0043】
プロセッサが、比較動作コマンドが含まれたモードレジスタセットを伝送すると、モードレジスタ132が上記モードレジスタセットをデコードし、コントロールロジック131がメモリ装置100を比較モードに設定する。モードレジスタ132が比較動作コマンドを含むモードレジスタセットをデコードしてメモリ装置100が比較モードに入ると、プロセッサが伝送する書き込み動作コマンドと読み出し動作コマンドによるメモリ装置100の動作が、ノーマルモードと異なるようになる。従って、メモリコントローラ130の設計変更を最小化しながら、比較動作をメモリ装置100内で実現できる。
【0044】
メモリ装置100が比較モードに設定されている間に、プロセッサが書き込み動作コマンドを伝送すると、メモリコントローラ130は、書き込み動作コマンドと共に受信した目標データを、第1及び第2バンクアレイ111、121ではなくラッチ回路116、126に格納する。一実施形態において、メモリコントローラ130は、第1及び第2メモリバンク110、120の各々のデータ伝送経路に連結されたマルチプレクサを用いて、目標データをラッチ回路116、126の各々に格納する。
【0045】
また、メモリ装置100が比較モードに設定されている間に、プロセッサが読み出し動作コマンドを伝送すると、メモリコントローラ130は、第1及び第2バンクアレイ111、121の各々が出力した格納データを、入出力バス140ではなく比較回路117、127に伝達する。比較回路117、127の各々は、第1及び第2バンクアレイ111、121の各々が出力した格納データを、ラッチ回路116、126の各々に格納された目標データと比較し、比較結果を含む結果データを出力する。メモリコントローラ130は、比較回路117、127が出力する結果データを併合して1つの出力データを生成し、入出力バス140を介して出力データをプロセッサに伝送する。
【0046】
本発明の一実施形態では、プロセッサが探そうとする目標データがメモリ装置100に存在するか否かと、第1及び第2メモリバンク110、120のうち何れに目標データが存在するかを判断する比較動作が、メモリ装置100によって行われる。メモリ装置100が比較モードに設定されている間に、プロセッサは書き込み動作コマンドと共に目標データを伝送し、その後、読み出し動作コマンドを伝送する。比較モードに設定されたメモリ装置100は、書き込み動作コマンドに応答して、目標データをバンクアレイ111、121ではなくラッチ回路116、126に格納する。また、読み出し動作コマンドに応答して、バンクアレイ111、121が出力した格納データを比較回路117、127が受信し、ラッチ回路116、126に格納された目標データと比較する。従って、第1及び第2メモリバンク110、120の各々から目標データを探す比較動作が、第1及び第2メモリバンク110、120において同時に行われるので、メモリ装置100の動作速度を改善できる。
【0047】
本発明の一実施形態において、メモリ装置100が比較モードに設定されている間に、書き込み動作コマンド及び読み出し動作コマンドによるメモリ装置100の動作は、多様に変形可能である。一例として、メモリ装置100は、書き込み動作コマンドに応答して、ラッチ回路116、126に目標データを同時に格納するか、又はラッチ回路116、126に順に目標データを格納できる。また、メモリ装置100は、読み出し動作コマンドに応答して、ラッチ回路116、126に格納されたデータを、バンクアレイ111、121が出力した格納データに同時に更新するか、又はラッチ回路116、126の各々に格納されたデータを、バンクアレイ111、121が出力した格納データに順に更新できる。
【0048】
上記のような動作のために、メモリ装置100には第1及び第2入出力ピンがさらに追加される。一実施形態において、第1入出力ピンは、書き込み/読み出し動作コマンドに応答して、ラッチ回路116、126を同時に動作させるか否かを決定する命令を受信するピンである。また、第2入出力ピンは、ラッチ回路116、126に格納されたデータを更新するための新しいデータのソースを判断するためのピンである。第2入出力ピンを介して受信される情報は、ラッチ回路116、126に格納されたデータを更新するためのデータが、プロセッサから伝送された目標データであるか、又はバンクアレイ111、121が出力した格納データであるかを示す。
【0049】
図9から
図13は、本発明の一実施形態による比較モードでのメモリ装置の動作を説明するために提供される図である。
【0050】
図9は比較モードに設定されたメモリ装置200に含まれる1つのメモリバンク210が行う比較動作を説明するために提供される図である。
図9を参照すると、メモリ装置200は比較モードで、入出力バス250を介して、書き込み動作コマンドと共にNバイト(Nは自然数)のサイズの目標データ220を受信する。上述のように、比較モードに設定されたメモリ装置200は、書き込み動作コマンドと共に受信した目標データ220を、バンクアレイ211ではなくラッチ回路212に格納する。ラッチ回路212は、Nバイトのサイズの目標データ220が格納可能な容量を有し、Nは、メモリ装置200のバーストのサイズによって決定される。
【0051】
比較モードで入出力バス250を介して読み出し動作コマンドを受信すると、メモリ装置200は、バンクアレイ211が出力するNバイトのサイズの格納データ230を比較回路213に伝送する。比較回路213は、格納データ230をラッチ回路212に格納された目標データ220と比較し、Nビットの結果データ240を生成する。一実施形態において、比較回路213は、目標データ220と格納データ230をXOR演算して結果データ240を生成する。
【0052】
比較回路213は、目標データ220と格納データ230をバイト単位で比較する。目標データ220と格納データ230が8バイトのサイズを有する場合、バイト単位の比較演算により生成された結果データ240は8ビットのサイズを有する。一回の動作コマンドに応答して入出力バス250を介して伝送できるデータの最大のサイズが8バイトであると仮定すると、メモリ装置200は、最大8個の結果データ240を併合して1つの出力データとしてプロセッサに伝送できる。この際、1つの出力データとして併合された結果データ240は、互いに異なるメモリバンク210で生成されるか、又は1つのメモリバンク210で複数回の比較動作を行うことで生成される。
【0053】
図10を参照すると、メモリ装置300は複数のメモリバンク310~340を含み、複数のメモリバンク310、320、330、340は入出力バス350を共有する。複数のメモリバンク310、320、330、340の各々は、バンクアレイ311、321、331、341、ラッチ回路312、322、332、342、及び比較回路313、323、333、343を含む。
【0054】
メモリ装置300が比較モードに設定されると、入出力バス350を介して、書き込み動作コマンドと共に目標データ360が伝送される。メモリ装置300は、目標データ360を複数のメモリバンク310、320、330、340の各々に含まれたラッチ回路312、322、332、342に格納する。即ち、複数のメモリバンク310、320、330、340のラッチ回路312、322、332、342の各々には、同一の目標データ360が格納される。
【0055】
その後、入出力バス350を介して読み出し動作コマンドと共にアドレス情報が伝送されると、バンクアレイ311、321、331、341は、アドレス情報に含まれたアドレスから格納データ371、372、373、374を出力する。バンクアレイ311、321、331、341の各々が出力する格納データ371、372、373、374は互いに異なり、複数のメモリバンク310、320、330、340の各々の比較回路313、323、333、343に伝送される。
【0056】
比較回路313、323、333、343は、格納データ371、372、373、374をラッチ回路312、322、332、342に格納された目標データ360と比較して結果データ381、382、383、384を生成する。結果データ381、382、383、384は、目標データ360又は格納データ371、372、373、374より小さいサイズを有し、一例として、目標データ360と格納データ371、372、373、374がNバイトのサイズを有する場合、結果データ381、382、383、384はNビットのサイズを有する。メモリ装置300は、複数のメモリバンク310、320、330、340が出力する結果データ381、382、383、384を1つの出力データ390として併合して出力する。
【0057】
即ち、本発明の一実施形態では、複数のメモリバンク310、320、330、340の各々が、同時に目標データ360を格納データ371、372、373、374と比較して結果データ381、382、383、384を生成する。従って、目標データ360が存在するバンクアレイ311、321、331、341及び目標データ360が格納されたアドレスを速く探すことができる。
【0058】
図11及び
図12を参照すると、メモリ装置300は、バンクアレイ311、321、331、341の各々でアドレスを変更しながら、目標データ360が存在するバンクアレイ311、321、331、341及び目標データ360が格納されたアドレスを探すことができる。先ず、
図11を参照すると、比較回路313、323、333、343は、バンクアレイ311、321、331、341の第1アドレスADDR1から出力された格納データ371A、372A、373A、374Aを目標データ360と比較して結果データ381A、382A、383A、384Aを生成する。メモリ装置300は、結果データ381A、382A、383A、384Aを1つの出力データ390Aとして併合してプロセッサに伝送する。プロセッサは、出力データ390Aを用いて、目標データ360がバンクアレイ311、321、331、341の第1アドレスADDR1に存在するか否かを判断することができる。
【0059】
プロセッサの判断結果、バンクアレイ311、321、331、341の何れか1つの第1アドレスADDR1に目標データ360が存在する場合、プロセッサは、メモリ装置300を比較モードからノーマルモードに転換させるモードレジスタセットをメモリ装置300に伝送する。これに対し、プロセッサの判断結果、バンクアレイ311、321、331、341の第1アドレスADDR1に目標データ360が存在しない場合、プロセッサは、次の比較動作のための第2アドレスADDR2を読み出し動作コマンドと共にメモリ装置300に伝送する。又は、メモリ装置300に含まれたアドレス生成器が、予めプロセッサから受信したオフセットを第1アドレスADDR1に加えて第2アドレスADDR2を生成することもできる。
【0060】
図12を参照すると、比較回路313、323、333、343は、バンクアレイ311、321、331、341の第2アドレスADDR2から出力された格納データ371B、372B、373B、374Bを目標データ360と比較して結果データ381B、382B、383B、384Bを生成する。メモリ装置300は、結果データ381B、382B、383B、384Bを1つの出力データ390Bとして併合してプロセッサに伝送する。プロセッサは、出力データ390Bを用いて、目標データ360がバンクアレイ311、321、331、341の第2アドレスADDR2に存在するか否かを判断することができる。上記判断結果に基づいてプロセッサが伝送するコマンドに応答して、メモリ装置300は比較動作を引き続き行うか、又は比較動作を中断し、比較モードからノーマルモードに転換される。
【0061】
次に、
図13を参照すると、活性化された1つのメモリバンク310に含まれる比較回路313が、バンクアレイ311から連続して出力される格納データ370を目標データ360と順に比較する。
図13に示した一実施形態において、メモリ装置300は、入出力バス350を介して伝送可能な最大のサイズを有する出力データ390が出力されるように、比較回路313を制御する。
【0062】
一例として、目標データ360と格納データ370が64ビットのサイズを有し、比較回路313がバイト単位で比較演算を行うと仮定すると、結果データ380の1つは8ビットのサイズを有する。従って、比較回路313が総8回の比較演算を行うようにすることで、入出力バス350を介して、64ビットの出力データ390をプロセッサに伝送する。64ビットの出力データ390は、総64バイトの格納データ370に目標データ360と一致するデータが存在するか否かに関する情報を含む。
【0063】
図14は本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるフローチャートである。
【0064】
図14を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作は、メモリ装置がプロセッサから比較動作コマンドを受信することから開始する(S20)。メモリ装置に含まれるモードレジスタは、プロセッサが伝送するモードレジスタセットをデコードして比較動作コマンドを実行し、比較動作コマンドによってメモリ装置は比較モードで動作する。
【0065】
メモリ装置が比較モードで動作すると、プロセッサが伝送する書き込み動作コマンドに応答して、プロセッサが伝送した目標データをバンクアレイではなくラッチ回路に格納する(S21)。一実施形態において、目標データは、プロセッサがメモリ装置から探そうとするデータである。
【0066】
次に、プロセッサが読み出し動作コマンドを伝送すると、メモリ装置は、それに応答して、バンクアレイが出力する格納データを比較回路に伝送する(S22)。格納データは、読み出し動作コマンドと共に伝送されたアドレスを参照してバンクアレイが出力するデータであって、一例として、目標データと同一のサイズを有する。
【0067】
比較回路は、目標データと格納データを比較し(S23)、比較結果を含む結果データを出力する(S24)。一実施形態において、比較回路は、目標データと格納データをバイト単位で比較し、ビット毎にXOR演算する。目標データと格納データが各々Nバイトのサイズを有する場合、比較回路は、目標データと格納データをバイト単位で比較し、一致する場合には0、異なる場合には1を結果として生成することで、総Nビットのサイズを有する結果データを生成する。メモリ装置は、結果データをプロセッサに伝送する。上述のように、メモリ装置は、複数のメモリバンクが出力する結果データを、1つの出力データとして併合してプロセッサに伝送する。
【0068】
メモリ装置は、結果データをプロセッサに出力した後、比較モードを終了する動作コマンドがプロセッサから受信されたか否かを判断する(S25)。S25段階の判断結果、比較モードを終了する動作コマンドが受信されないと、メモリ装置は、プロセッサから新しいアドレス情報を受信し(S26)、バンクアレイは、新しいアドレス情報を参照して格納データを比較回路に伝送する(S22)。
【0069】
一方、比較モードを終了する動作コマンドが受信されると、メモリ装置は、比較モードを終了してノーマルモードで動作する(S27)。一実施形態において、プロセッサは、S24段階でメモリ装置が出力する結果データを用いて、目標データが格納されたバンクアレイが検索されたか否かを判断する。目標データが格納されたバンクアレイが検索されたと判断されると、プロセッサは、比較モードを終了する動作コマンドをメモリ装置に伝送する。
【0070】
図15は本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるタイミングダイアグラムである。
【0071】
先ず、メモリコントローラは、プロセッサからモードレジスタセットMRSを受信する。プロセッサから受信したモードレジスタセットMRSは、メモリ装置を比較モードに転換する比較動作コマンドを含む。メモリコントローラは、モードレジスタセットMRSをデコードして比較動作コマンドを実行し、これにより、メモリ装置が比較モードに転換される。
【0072】
メモリ装置が比較モードで動作する間に、プロセッサから書き込み動作コマンドWRを受信すると、メモリコントローラは、目標データWR_DATAをラッチ回路に格納する。一方、プロセッサから読み出し動作コマンドRDを受信すると、メモリコントローラは、読み出し動作コマンドRDに含まれたアドレス情報を参照して、バンクアレイが比較回路に格納データを出力するように制御する。比較回路は、バンクアレイが出力する格納データが、ラッチ回路に格納された目標データWR_DATAと一致するか否かを判断する比較動作COMPAREを実行する。比較動作COMPAREは、リードレイテンシTRTの間に実行される。
【0073】
比較回路は、比較動作COMPAREによって結果データRESULT_DATAを生成し、メモリコントローラは、入出力バスを介して結果データRESULT_DATAをプロセッサに伝送する。一実施形態において、メモリコントローラは、複数のメモリバンクの各々に含まれた比較回路が生成した結果データRESULT_DATAを1つの出力データとして併合してプロセッサに伝送する。
【0074】
プロセッサは、結果データRESULT_DATAを用いて、目標データWR_DATAが格納されたバンクアレイが検索されたか否かを第1待機時間TW1の間に判断する。目標データが格納されたバンクアレイが検索されなかったと判断されると、メモリコントローラは、プロセッサから読み出し動作コマンドRDをさらに受信する。読み出し動作コマンドRDは、新しいアドレス情報を含む。
【0075】
メモリコントローラは、読み出し動作コマンドRDに含まれた新しいアドレス情報を参照して、バンクアレイが比較回路に格納データを出力するように制御する。比較回路は、バンクアレイが出力する格納データが、ラッチ回路に格納された目標データWR_DATAと一致するか否かを判断する比較動作COMPAREを実行する。比較回路は、比較動作COMPAREによって結果データRESULT_DATAを生成し、メモリコントローラは、入出力バスを介して結果データRESULT_DATAをプロセッサに伝送する。
【0076】
プロセッサは、結果データRESULT_DATAを用いて、目標データWR_DATAが格納されたバンクアレイが検索されたか否かを第2待機時間TW2の間に判断する。目標データが格納されたバンクアレイが検索されたと判断されると、メモリコントローラは、プロセッサからメモリ装置の比較モードを終了する動作コマンドが含まれたモードレジスタセットMRSを受信する。メモリコントローラは、該モードレジスタセットMRSを用いて、メモリ装置の動作モードを比較モードからノーマルモードに転換する。
【0077】
図16は本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるフローチャートである。
【0078】
図16を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作は、メモリ装置がプロセッサから比較動作コマンドを受信することから開始する(S30)。メモリ装置に含まれるモードレジスタは、プロセッサが伝送するモードレジスタセットをデコードして比較動作コマンドを実行し、比較動作コマンドにより、メモリ装置は比較モードで動作する。
【0079】
メモリ装置が比較モードで動作すると、プロセッサが伝送する書き込み動作コマンドに応答して、プロセッサが伝送した目標データをバンクアレイではなくラッチ回路に格納する(S31)。一実施形態において、目標データは、プロセッサがメモリ装置から探そうとするデータである。
【0080】
次に、プロセッサが読み出し動作コマンドを伝送すると、メモリ装置は、それに応答して、バンクアレイが出力する格納データを比較回路に伝送する(S32)。格納データは、読み出し動作コマンドと共に伝送されたアドレスを参照してバンクアレイが出力するデータであって、一例として、目標データと同一のサイズを有する。
【0081】
比較回路は、目標データと格納データを比較し(S33)、比較結果を含む結果データを出力する(S34)。一実施形態において、比較回路は、目標データと格納データをバイト単位で比較し、ビット毎にXOR演算する。メモリ装置は、結果データをプロセッサに出力した後、比較モードを終了する動作コマンドがプロセッサから受信されたか否かを判断する(S35)。
【0082】
S35段階の判断結果、比較モードを終了する動作コマンドが受信されないと、メモリ装置は、オフセット値を用いてアドレス情報を更新する(S36)。一実施形態において、アドレス情報は、メモリコントローラに含まれるアドレス生成器によって更新され、上記オフセット値は、S32段階で読み出し動作コマンドと共にプロセッサが伝送した値である。一例として、アドレス生成器は、S32段階でバンクアレイが格納データを出力したアドレスに、上記オフセット値を加えることでアドレス情報を更新する。
【0083】
メモリ装置は、更新されたアドレス情報を参照して、バンクアレイが出力する格納データを比較回路に伝送する(S37)。比較回路は、バンクアレイが更新されたアドレス情報から出力した格納データを目標データと比較し(S33)、比較結果を含む結果データを出力する(S34)。
【0084】
一方、S35段階で比較モードを終了する動作コマンドが受信されると、メモリ装置は、比較モードを終了してノーマルモードで動作する(S38)。
図16に示した一実施形態では、比較モードを終了する動作コマンドがプロセッサから受信されるまで、メモリ装置が、オフセット値を用いて自主的にアドレス情報を更新しながら格納データと目標データを比較し、結果データを連続して生成及び出力する。
【0085】
図17は本発明の一実施形態によるメモリ装置の動作を説明するために提供されるタイミングダイアグラムである。
【0086】
先ず、メモリコントローラは、プロセッサからモードレジスタセットMRSを受信する。プロセッサから受信したモードレジスタセットMRSは、メモリ装置を比較モードに転換する比較動作コマンドを含む。メモリコントローラは、モードレジスタセットMRSをデコードして比較動作コマンドを実行し、これにより、メモリ装置が比較モードに転換される。
【0087】
メモリ装置が比較モードで動作する間に、プロセッサから書き込み動作コマンドWRを受信すると、メモリコントローラは、目標データWR_DATAをラッチ回路に格納する。一方、プロセッサから読み出し動作コマンドRDを受信すると、メモリコントローラは、読み出し動作コマンドRDに含まれたアドレス情報を参照して、バンクアレイが比較回路に格納データを出力するように制御する。比較回路は、バンクアレイが出力する格納データが、ラッチ回路に格納された目標データWR_DATAと一致するか否かを判断する比較動作COMPAREを実行する。
【0088】
比較回路は、比較動作COMPAREによって結果データRESULT_DATAを生成し、メモリコントローラは、入出力バスを介して結果データRESULT_DATAをプロセッサに伝送する。一実施形態において、メモリコントローラは、複数のメモリバンクの各々に含まれた比較回路が生成した結果データRESULT_DATAを1つの出力データとして併合してプロセッサに伝送する。
【0089】
メモリコントローラは、入出力バスを介して結果データRESULT_DATAをプロセッサに伝送すると同時に、読み出し動作コマンドRDと共に受信したオフセット値を用いて新しいアドレス情報ADDRを生成する。新しいアドレス情報ADDRは、読み出し動作コマンドRDと共に受信したアドレス情報に上記オフセット値を加えることで生成される。新しいアドレス情報ADDRが生成されると、メモリコントローラは、新しいアドレス情報を参照して、バンクアレイが比較回路に格納データを出力するように制御する。比較回路は、格納データと目標データWR_DATAが一致するか否かを判断する比較動作COMPAREを実行し、結果データRESULT_DATAを生成する。
【0090】
図17に示した一実施形態において、メモリ装置では、比較モードを終了する動作コマンドが受信されるまで、比較動作COMPAREが連続して実行される。
図17に示したように、比較モードを終了する動作コマンドが含まれたモードレジスタセットMRSをプロセッサから受信すると、実行中の比較動作COMPAREが終了され、メモリ装置が比較モードからノーマルモードに転換される。
【0091】
一方、本発明の他の一実施形態では、メモリ装置は、別の入力ピンを介して追加情報を受信する。一実施形態において、メモリ装置は、書き込み動作コマンドWRと共に受信したデータを、メモリバンクの各々のラッチ回路に同時に格納すべきか、又はメモリバンクの各々のラッチ回路に順に格納すべきかに関する情報を別の入力ピンを介して受信する。また、メモリ装置は、書き込み動作コマンドWRと共に受信したデータを送ったデータソースを示す情報を、別の入力ピンを介して受信する。従って、書き込み動作コマンドWRと共にデータを送ったデータソースがプロセッサと指定されている場合、メモリ装置は、該書き込み動作コマンドWRと共に受信したデータが目標データWR_DATAであると判断できる。
【0092】
一方、メモリ装置は、読み出し動作コマンドRDと共に追加情報を受信する。一例として、メモリ装置が読み出し動作コマンドRDと共に受信する追加情報は、全てのバンクアレイが同時に格納データを出力してラッチ回路に伝達すべきか、又はバンクアレイが順に格納データを出力してラッチ回路に伝達すべきかを指定する。読み出し動作コマンドRDでラッチ回路に伝達されるデータはバンクアレイが出力する格納データであるので、データソースを示す情報は、データソースをバンクアレイで示すことができる。本発明の様々な実施形態に係る書き込み動作コマンドWR及び読み出し動作コマンドRDを下記の表1に示した。
【0093】
【0094】
表1を参照すると、第1書き込み動作コマンド(WR_AB)に応答して、メモリ装置は、プロセッサから受信した目標データWR_DATAを全てのメモリバンクのラッチ回路に同時に格納する。目標データWR_DATAが全てのラッチ回路に格納され、全てのメモリバンクで動作が同時に実行されるので、バンク情報及びアドレス情報は別途受信しない。一方、第2書き込み動作コマンド(WR_PB)によって、目標データWR_DATAはメモリバンクの少なくとも一部に格納される。第1書き込み動作コマンド(WR_AB)と同様に、目標データWR_DATAがラッチ回路に格納されるので、別途のアドレス情報は受信しない。これに対し、目標データWR_DATAを格納するメモリバンクを指定しなければならないので、メモリ装置は、第2書き込み動作コマンド(WR_PB)と共にバンク情報を別途受信する。
【0095】
一方、第1読み出し動作コマンド(RD_AB)に応答して、メモリ装置は、全てのメモリバンクがバンクアレイから格納データを読み出してラッチ回路に格納するように制御する。この際、バンクアレイから格納データを読み出すアドレスを指定しなければならないので、メモリ装置は、第1読み出し動作コマンド(RD_AB)と共にアドレス情報を受信する。また、一実施形態において、メモリ装置は、第2読み出し動作コマンド(RD_PB)に応答して、メモリバンクの少なくとも一部が、バンクアレイから格納データを読み出してラッチ回路に格納するように制御する。メモリ装置は、格納データを読み出すバンクアレイのアドレスを指定するアドレス情報、及び読み出し動作を行うメモリバンクを指定するバンク情報を受信する。
【0096】
図18は本発明の一実施形態によるメモリ装置を簡単に示したブロック図である。
【0097】
図18を参照すると、本発明の一実施形態によるメモリ装置400は、複数のメモリバンク410、420、メモリコントローラ430、及び入出力バス440を含むことができる。第1メモリバンク410と第2メモリバンク420は入出力バス440を共有し、互いに同一の構造を有する。
【0098】
第1メモリバンク410を例として説明すると、第1メモリバンク410は、データを格納する複数のメモリセルを有する第1バンクアレイ411と、行デコーダ412と、読み出し/書き込み回路413と、を含む。読み出し/書き込み回路413は、列デコーダ414と、センスアンプ415と、ラッチ回路416と、演算回路417と、を含む。演算回路417は、加算器、乗算器などの、所定の演算を行う回路を含む。
【0099】
メモリコントローラ430は、コントロールロジック431、モードレジスタ432、及びアドレス生成器433などを含む。コントロールロジック431は、モードレジスタ432とアドレス生成器433、第1メモリバンク410と第2メモリバンク420の動作を制御する。
【0100】
入出力バス440を介してモードレジスタセットが受信されると、モードレジスタ432はそれをデコードしてメモリ装置400の動作モードを設定する。一例として、演算動作コマンドを含むモードレジスタセットが受信されると、モードレジスタ432は、メモリ装置400の動作モードを演算モードに設定する。演算モードでは、ラッチ回路416、426と演算回路417、427が活性化される。
【0101】
一例として、演算回路417、427が加算器を含む場合、メモリ装置400を演算モードで動作させることで、第1バンクアレイ411及び第2バンクアレイ421の各々に格納されたデータの少なくとも一部に、一括して所定の値を加算できる。演算モードでメモリ装置400が書き込み動作コマンドを受信すると、メモリコントローラ430は、書き込み動作コマンドと共に伝送された加算データをラッチ回路416、426に格納する。
【0102】
その後、メモリ装置400がアドレス情報を含む読み出し動作コマンドを受信すると、該アドレス情報を参照して、第1バンクアレイ411及び第2バンクアレイ421の各々が出力する格納データが演算回路417、427に伝送される。演算回路417、427は、ラッチ回路416、426に格納された加算データを格納データに加えて加算演算を実行し、加算演算の結果値をさらに第1バンクアレイ411及び第2バンクアレイ421に格納する。選択的に、メモリコントローラ430は、アドレス生成器433によってアドレス情報を更新するか、又はプロセッサから新しいアドレス情報を受信し、加算演算を繰り返し行うこともできる。
【0103】
上記のような方式により、加算又は乗算などのような演算を行うことができる演算回路417、427と、データを格納することができるラッチ回路416、427とを、複数のメモリバンク410、420の各々に含ませることにより、メモリ装置400で頻繁に実行される演算をプロセッサではなくメモリ装置400内で処理できる。本発明の一実施形態によると、複数のメモリバンク410、420の各々で演算動作が同時に処理できるので、演算速度を高め、メモリ装置の性能を向上できる。
【0104】
本発明は、上述の実施形態及び添付図面によって限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。従って、本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲内で、当技術分野の通常の知識を有する者による様々な形態の置換、変形、及び変更が可能であり、これも本発明の範囲に属するといえる。
【符号の説明】
【0105】
1 メモリモジュール
2 メモリチップ
3 基板
4 入出力ピン
10、50 メモリ装置
20 メモリコントローラ
21 コントロールロジック
22 行ドライバ
23 列ドライバ
30、61、211、311~341 バンクアレイ
40 メモリセル
60、210、310~340 メモリバンク
62 行デコーダ
63 列デコーダ
64 センスアンプ
70 ロジック回路
100、200、300、400 メモリ装置
110、410 第1メモリバンク
111、411 第1バンクアレイ
112、122、412、422 行デコーダ
113、123、413、423 読み出し/書き込み回路
114、124、414、424 列デコーダ
115、125、415、425 センスアンプ
116、126、212、312~342、416、426 ラッチ回路
117、127、213、313~343 比較回路
120、420 第2メモリバンク
121、421 第2バンクアレイ
130、430 メモリコントローラ
131、431 コントロールロジック
132,432 モードレジスタ
133、433 アドレス生成器
140,250、350,440 入出力バス
220,360 目標データ
230、371~374、371A~374A、371B~374B 格納データ
240、381~384、381A~384A、381B~384B (比較)結果データ
390,390A,390B 出力データ
417、427 演算回路
ADDR1,ADDR2 第1、第2アドレス
BL ビットライン
CC 情報格納キャパシタ
COMPARE 比較動作
DLL ダイナミックリンクライブラリ(Dynamic_Link_Library)
MRS モードレジスタセット(Mode Register Set)
RD 読み出し動作コマンド
RD_AB 第1読み出し動作コマンド
RD_PB 第2読み出し動作コマンド
RESULT_DATA 結果データ
SW スイッチ素子
TRT リードレイテンシ
TW1 第1待機時間
TW2 第2待機時間
WL ワードライン
WR 書き込み動作コマンド
WR_AB 第1書き込み動作コマンド
WR_DATA 目標データ
WR_PB 第2書き込み動作コマンド