特許 7244481 無線通信システムにおいてデバイス・ツー・デバイスのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを生成するための方法および装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2023-03-13

(45)【発行日】2023-03-22

(54)【発明の名称】無線通信システムにおいてデバイス・ツー・デバイスのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを生成するための方法および装置

(51)【国際特許分類】

   H04W 72/0446 20230101AFI20230314BHJP

   H04W 28/04 20090101ALI20230314BHJP

   H04W 72/0453 20230101ALI20230314BHJP

   H04W 72/23 20230101ALI20230314BHJP

   H04W 76/23 20180101ALI20230314BHJP

   H04W 92/18 20090101ALI20230314BHJP

【ＦＩ】

H04W72/0446

H04W28/04 110

H04W72/0453

H04W72/23

H04W76/23

H04W92/18

【請求項の数】 20

【外国語出願】

(21)【出願番号】P 2020201204

(22)【出願日】2020-12-03

(65)【公開番号】P2021090195

(43)【公開日】2021-06-10

【審査請求日】2021-02-03

(31)【優先権主張番号】62/942,915

(32)【優先日】2019-12-03

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(73)【特許権者】

【識別番号】517114621

【氏名又は名称】華碩電腦股▲ふん▼有限公司

(74)【代理人】

【識別番号】100107766

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠重

(74)【代理人】

【識別番号】100070150

【弁理士】

【氏名又は名称】伊東 忠彦

(74)【代理人】

【識別番号】100135079

【弁理士】

【氏名又は名称】宮崎 修

(72)【発明者】

【氏名】▲黄▼ 俊偉

(72)【発明者】

【氏名】李 名哲

【審査官】久松 和之

(56)【参考文献】

【文献】中国特許出願公開第１１０３１１７６２（ＣＮ，Ａ）

【文献】InterDigital, Inc.，Physical Layer Structure for NR V2X Sidelink，3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1911276，2019年10月07日

【文献】NEC，Mode 1 resource allocation mechanism for NR sidelink，3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912616，2019年11月08日

【文献】LG Electronics，Discussion on NR sidelink resource allocation for Mode 1，3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912587，2019年11月09日

【文献】vivo，Simultaneous configuration of Mode 1 and Mode 2 for transmitter UE，3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912023，2019年11月08日

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｈ０４Ｂ ７／２４ － ７／２６

Ｈ０４Ｗ ４／００ － ９９／００

３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１－４

ＳＡ ＷＧ１－４

ＣＴ ＷＧ１、４

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

第３のスロットにおいて、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）コードブックをネットワークに送信するための第１のＵＥ（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）の方法であって、
前記ネットワークから、キャリアまたはセルのうちの少なくとも１つにおけるサイドリンクリソースプールの設定を受信することであって、
前記サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｆｅｅｄｂａｃｋ Ｃｈａｎｎｅｌ）リソースは、前記サイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ個のスロットの周期で定期的に設定され、
Ｎが１より大きい、受信することと、
前記ネットワークから、時間オフセットセットを有する設定を受信することと、
前記時間オフセットセット内の１つ以上の時間オフセットに基づいて、１つ以上の第１のスロットを決定することであって、前記１つ以上の第１のスロットの各スロットは、前記サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む、決定することと、
１つ以上の第１の機会に基づいて前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成することであって、前記１つ以上の第１の機会の数は、前記１つ以上の第１のスロットの数および前記Ｎ個のスロットの周期に基づいて決定または導出される、生成することと、を含む、方法。

【請求項2】

前記１つ以上の第１のスロットは、前記時間オフセットセットに基づいて決定されたスロットのセット内であること、
前記１つ以上の第１のスロットの各スロットは、前記第３のスロットよりも早いこと、
前記サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む前記スロットのセット内のスロットが、前記１つ以上の第１のスロットを決定する際にカウントされること、または
前記サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、前記スロットのセット内のスロットは、前記１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、いかなる機会としてもカウントされないこと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記１つ以上の第１のスロットのスロットは、前記１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、Ｎ個の機会としてカウントされること、
前記１つ以上の第１の機会の第１の数は、前記１つ以上の第１のスロット数とＮとの積に基づいて決定または導出されること、
前記１つ以上の第１の機会の第１の数は、前記１つ以上の第１のスロット数とＮとの積に等しいこと、
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、前記１つ以上の第１の機会数に対応すること、または
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、前記１つ以上の第１のスロット数とＮとの積に対応すること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１に記載の方法。

【請求項4】

前記１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロット内のＰＳＦＣＨリソースは、前記サイドリンクリソースプールの複数のスロット内のサイドリンクデータ送信のためのサイドリンクリソースに関連付けられ、前記複数のスロットのスロット数はＮに等しく、前記複数のスロットの各スロットは、サイドリンクデータ送信のためのサイドリンクリソースを含むこと、
前記１つ以上の第１のスロットうちの第４のスロットと前記複数のスロットとの間のアソシエーションは、前記サイドリンクリソースプールに対して設定されることもしくは規定されることの少なくとも１つが成り立つこと、または
前記１つ以上の第１のスロットのうちの前記第４のスロットは、ＰＳＦＣＨリソースセットを含み、前記ＰＳＦＣＨリソースセットは、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースサブセットを含むことであって、
前記Ｎ個のＰＳＦＣＨリソースサブセットの各ＰＳＦＣＨリソースサブセットは、前記複数のスロットのスロット内のサイドリンクデータ送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの送信のために利用されること、
前記１つ以上の第１の機会は、前記サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースサブセットに関連付けられること、
前記１つ以上の第１の機会は、前記複数のスロットのうちのスロットにおけるサイドリンクデータ送信に関連するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報に関連付けられること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、こと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１に記載の方法。

【請求項5】

前記１つ以上の第１の機会の順序を決定または導出することを含み、
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成することは、前記１つ以上の第１の機会に基づいて行われること、
前記１つ以上の第１の機会は、複数の機会セットを含むこと、
前記複数の機会セットの各機会セットは、前記１つ以上の第１のスロットのうちのスロットにおいて、ＰＳＦＣＨリソースセットと関連付けられること、
前記１つ以上の第１の機会の前記順序は、前記複数の機会セットのうちの第１の機会セットに、前記複数の機会セットのうちの第２の機会セットが続くことに対応すること、
前記第１の機会セットは、前記１つ以上の第１のスロットの最も早いスロット内の第１のＰＳＦＣＨリソースセットに関連付けられること、
前記第１のＰＳＦＣＨリソースセットは、Ｎ個の第１のＰＳＦＣＨリソースサブセットを含み、前記第１の機会セットのうちの機会は、第１のＰＳＦＣＨリソースサブセットに関連付けられること、
前記第２の機会セットは、前記１つ以上の第１のスロットのうち前記最も早いスロットの後の、前記１つ以上の第１のスロットのうちのスロット内の第２のＰＳＦＣＨリソースセットに関連付けられること、
前記第２のＰＳＦＣＨリソースセットは、Ｎ個の第２のＰＳＦＣＨリソースサブセットを含み、前記第２の機会セットのうちの機会は、第２のＰＳＦＣＨリソースサブセットに関連付けられること、または
前記複数の機会セットの各機会セットに対して、前記１つ以上の第１の機会の前記順序は、サイドリンク送信のための第２のスロットに関連する前記機会セットのうちの第１の機会に、前記第２のスロットの後である、サイドリンク送信のための第３のスロットに関連する前記機会セットのうちの第２の機会が続くことに対応すること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１に記載の方法。

【請求項6】

前記１つ以上の第１のスロットのうちのスロットにおいて、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースセットを受信することであって、前記１つ以上のＰＳＦＣＨリソースセットのうちのＰＳＦＣＨリソースセットのうちの複数のＰＳＦＣＨリソースは、時間ドメインにおいて重複し、周波数ドメインにおいて重複しない、受信することを含む、請求項１に記載の方法。

【請求項7】

サイドリンクリソースプール内の１つ以上のサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を受信することであって、前記ＤＣＩは、前記１つ以上のサイドリンクリソースのうちのサイドリンクリソース上のサイドリンクデータ送信に関連するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報の前記ネットワークへの送信のための前記第３のスロットを示す、受信することと、
前記サイドリンクリソース上で第２のＵＥへの前記サイドリンクデータ送信を行うことと、
前記サイドリンクデータ送信に応答して、前記第２のＵＥからのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを監視することまたは受信すること、のうちの少なくとも１つが成り立つことであって、
前記サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、スロット内の第１のＰＳＦＣＨリソース上で第２のＵＥによって送信されること、
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、前記サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックに基づいて生成されること、または
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報は、前記第１のＰＳＦＣＨリソースに関連する前記１つ以上の第１の機会のうちの機会に関連すること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、成り立つことと、を含む、請求項１に記載の方法。

【請求項8】

前記複数のスロットのうちのスロットにおけるサイドリンクデータ送信がユニキャストである場合、前記サイドリンクデータ送信に関連するＰＳＦＣＨリソースサブセットのうちのＰＳＦＣＨリソースの数が１であること、または
前記複数のスロットのうちのスロットにおけるサイドリンクデータ送信がグループキャストである場合、前記サイドリンクデータ送信に関連するＰＳＦＣＨリソースサブセットのうちのＰＳＦＣＨリソースの数が少なくとも１であること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１に記載の方法。

【請求項9】

前記１つ以上の第１の機会のうちの機会に関連するＰＳＦＣＨリソースサブセットを受信しないこと、前記ＰＳＦＣＨリソースサブセットに関連するサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を受信しないこと、または前記１つ以上の第１の機会のうちの前記機会に関連するサイドリンクデータ送信を行わないことの少なくとも１つに応答して、前記機会のためのＮＡＣＫ（Ｎｅｇａｔｉｖｅ Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｍｅｎｔ）を生成することであって、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、前記機会に対するＮＡＣＫを示す、生成することを含む、請求項１に記載の方法。

【請求項10】

前記１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロットにおいてＰＳＦＣＨ送信を行い、ＰＳＦＣＨ受信を行わないことを決定することであって、
前記１つ以上の第１のスロットのうちの前記第４のスロットは、前記１つ以上の第１の機会を決定または導出する際にカウントされ、
前記１つ以上の第１のスロットのうちの前記第４のスロットは、前記１つ以上の第１のスロットを決定または導出する際にＮ個の機会としてカウントされる、決定することを含む、請求項１に記載の方法。

【請求項11】

第３のスロットにおいて、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）コードブックをネットワークに送信するための第１のＵＥ（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）の方法であって、
前記ネットワークから、時間オフセットセットを有する第１の設定を受信することであって、
前記ネットワークから、キャリアまたはセルのうちの少なくとも１つにおける複数のサイドリンクリソースプールを有する第２の設定を受信することであって、
前記複数のサイドリンクリソースプールは、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールを含み、
前記第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｆｅｅｄｂａｃｋ Ｃｈａｎｎｅｌ）リソースは、前記第１のサイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ１個のスロットの周期で定期的に設定され、
前記第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、前記第２のサイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ２個のスロットの周期で定期的に設定され、
前記時間オフセットセット内の１つ以上の第１の時間オフセットに基づいて、１つ以上の第１のスロットを決定することであって、前記１つ以上の第１のスロットの各スロットは、前記第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む、決定することと、
前記時間オフセットセット内の１つ以上の第２の時間オフセットに基づいて、１つ以上の第２のスロットを決定することであって、前記１つ以上の第２のスロットの各スロットは、前記第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む、決定することと、
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを、１つ以上の第１の機会および１つ以上の第２の機会に基づいて生成することであって、
前記１つ以上の第１のスロットの数および前記Ｎ１個のスロットの周期に基づいて、前記１つ以上の第１の機会の数が決定または導出され、
前記１つ以上の第２のスロットの数および前記Ｎ２個のスロットの周期に基づいて、前記１つ以上の第２の機会の数が決定または導出される、生成することと、を含む、方法。

【請求項12】

Ｎ１が１以上であること、
Ｎ２が１以上であること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【請求項13】

前記第１のサイドリンクリソースプールと前記第２のサイドリンクリソースプールは時間ドメインにおいて分離されること、
前記第１のサイドリンクリソースプールの各スロットは、前記第２のサイドリンクリソースプールの各スロットとは異なること、または
前記第１のサイドリンクリソースプールと前記第２のサイドリンクリソースプールは、時間ドメインにおいて重複せず、周波数ドメインにおいて重複しないこと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【請求項14】

前記第１のサイドリンクリソースプールと前記第２のサイドリンクリソースプールは、第２のスロットを含み、前記第２のスロット内の前記第１のサイドリンクリソースプールの１つ以上の第１の周波数リソースは、前記第２のスロット内の前記第２のサイドリンクリソースプールの１つ以上の第２の周波数リソースとは異なること、または
前記第１のサイドリンクリソースプールと前記第２のサイドリンクリソースプールは、１つ以上のスロットにおいて時間ドメインにおいて重複し、周波数ドメインにおいて重複しないこと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【請求項15】

前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、前記１つ以上の第１の機会に関連する情報と、それに続いて、前記１つ以上の第２の機会に関連する情報と、を含む、請求項１１に記載の方法。

【請求項16】

前記１つ以上の第１の機会および前記１つ以上の第２の機会を含む複数の機会の順序を決定または導出することを含み、
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成することは、前記複数の機会の前記順序に基づいて行われ、
前記順序を決定することは、
前記複数の機会の第２の順序を決定するために前記複数の機会に関連するスロットインデックスに基づいて前記複数の機会を順序付け、それに続いて、前記複数の機会の前記順序を決定するために前記複数の機会の前記第２の順序と前記複数のサイドリンクリソースプールに基づいて前記複数の機会を順序付けること、または
前記複数の機会の第３の順序を決定するために前記複数のサイドリンクリソースプールに基づいて前記複数の機会を順序付け、それに続いて、前記複数の機会を順序付けるために前記複数の機会の前記第３の順序と前記複数の機会に関連する前記スロットインデックスに基づいて、前記複数の機会の前記順序を決定すること、のうちの１つを含む、請求項１１に記載の方法。

【請求項17】

前記１つ以上の第１のスロットのうちのスロットは、前記１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、Ｎ１個の機会としてカウントされること、
前記１つ以上の第１のスロットは、前記時間オフセットセットに基づいて決定されたスロットのセット内であること、
前記１つ以上の第１のスロットの各スロットは、前記第３のスロットよりも早いこと、
前記第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む前記スロットのセット内のスロットが、前記１つ以上の第１のスロットを決定する際にカウントされること、
前記第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、前記スロットのセット内のスロットは、前記１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、いかなる機会としてもカウントされないこと、
前記１つ以上の第２のスロットは、前記スロットのセット内であること、
前記１つ以上の第２のスロットの各スロットは、前記第３のスロットよりも早いこと、
前記第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨを含む前記スロットのセット内のスロットが、前記１つ以上の第２のスロットを決定する際にカウントされること、または
前記第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、前記スロットのセット内のスロットは、前記１つ以上の第２の機会を決定または導出する際に、いかなる機会としてもカウントされないこと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【請求項18】

前記１つ以上の第１のスロットのスロットは、前記１つ以上の第１の機会を決定または導出する際にＮ１個の機会としてカウントされ、
前記１つ以上の第２のスロットのスロットは、前記１つ以上の愛２の機会を決定または導出する際にＮ２個の機会としてカウントされ、
前記１つ以上の第１の機会の第１の数は、前記１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮ１との積に基づいて決定または導出されること、
前記１つ以上の第２の機会の第２の数は、前記１つ以上の第２のスロットの第２の数とＮ２との積に基づいて決定または導出されること、
前記１つ以上の第１の機会の第１の数は、前記１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮ１との積に等しいこと、
前記１つ以上の第２の機会の第２の数は、前記１つ以上の第２のスロットの第２の数とＮ２との積に等しいこと、または
前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、前記複数のサイドリンクリソースプールに関連する複数の機会数の合計に対応し、前記複数の機会数は、前記１つ以上の第１の機会および前記１つ以上の第２の機会を含むこと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【請求項19】

前記１つ以上の第１の機会のうちの第１の機会に関連するＰＳＦＣＨリソースを受信しないこと、前記ＰＳＦＣＨリソースに関連するサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を受信しないこと、もしくは前記第１の機会に関連する第１のサイドリンクデータ送信を行わないこと、のうちの少なくとも１つに応答して、前記第１の機会のためのＮＡＣＫ（Ｎｅｇａｔｉｖｅ Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｍｅｎｔ）を生成することであって、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、前記第１の機会に対するＮＡＣＫを示す、生成すること、または
前記１つ以上の第２の機会のうちの第２の機会に関連するＰＳＦＣＨリソースを受信しないこと、前記ＰＳＦＣＨリソースに関連するサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩを受信しないこと、もしくは前記第２の機会に関連する第２のサイドリンクデータ送信を行わないこと、のうちの少なくとも１つに応答して、前記第２の機会のためのＮＡＣＫを生成することであって、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは前記第２の機会のためのＮＡＣＫを示す、生成すること、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【請求項20】

当該方法は、
前記第１のサイドリンクリソースプール内の１つ以上の第１のサイドリンクリソースをスケジューリングするための第１のＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を受信することと、
前記第２のサイドリンクリソースプール内の１つ以上の第２のサイドリンクリソースをスケジューリングするための第２のＤＣＩを受信することと、を含むこと、または
前記第１のＤＣＩおよび前記第２のＤＣＩは、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの送信のための前記第３のスロットを示すことであって、前記ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、
前記１つ以上の第１のサイドリンクリソースのうちの第１のサイドリンクリソース上で前記第１のＵＥによって送信される第１のサイドリンクデータ送信と、
前記１つ以上の第２のサイドリンクリソースのうちの第２のサイドリンクリソース上で前記第１のＵＥによって送信される第２のサイドリンクデータ送信と、に関連するＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報を含む、示すこと、のうちの少なくとも１つが成り立つ、請求項１１に記載の方法。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本出願は、２０１９年１２月３日に出願された米国仮特許出願第６２／９４２，９１５号の利益を主張し、その全開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
フィールド

【0002】

本開示は、一般に、無線通信ネットワークに関し、より詳細には、無線通信システムにおいてデバイス・ツー・デバイスのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）を生成するための方法および装置に関する。

【背景技術】

【0003】

移動体通信デバイスとの大量データの通信に対する要求が急速に高まる中、従来の移動体音声通信ネットワークは、インターネットプロトコル（ＩＰ）データパケットをやり取りするネットワークへと発展している。そのようなＩＰデータパケット通信は、移動体通信デバイスのユーザに、ボイスオーバＩＰ、マルチメディア、マルチキャスト、およびオンデマンド通信サービスを提供可能である。

【0004】

例示的なネットワーク構造は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク（Ｅ－ＵＴＲＡＮ）である。Ｅ－ＵＴＲＡＮシステムは、上記のボイスオーバＩＰおよびマルチメディアサービスを実現するために、高いデータスループットを提供可能である。現在、次世代（例えば、５Ｇ）の新しい無線技術が３ＧＰＰ標準化機構によって論じられている。このため、現行の３ＧＰＰ標準内容に対する変更が現在提出され、３ＧＰＰ標準の発展および確定に向けて検討されている。

【発明の概要】

【0005】

本開示によれば、１つ以上の方法および／またはデバイスが提供される。一例では、第３のスロットにおいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）コードブックをネットワークに送信するための第１のＵＥ（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）の方法であって、ＵＥは、ネットワークからサイドリンクリソースプールの設定を受信する。サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソース（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｆｅｅｄｂａｃｋ Ｃｈａｎｎｅｌ）リソースは、サイドリンクリソースプールのスロット内で、Ｎ個のスロットの周期で定期的に設定される。ＵＥは、ネットワークから、アソシエーションセットを決定するための時間オフセットセットを有する設定を受信する。ＵＥは、１つ以上のスロットを決定する。１つ以上のスロットの各スロットは、アソシエーションセット内にあり、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む。ＵＥは、サイドリンクリソースプールの１つ以上のＰＳＦＣＨリソースに関連する１つ以上の機会に基づいて、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）コードブックを生成する。１つ以上の機会は、１つ以上のスロットおよびＮ個のスロットの周期に基づいて決定または導出される。

【図面の簡単な説明】

【0006】

【図1】１つの例示的な実施形態による、無線通信システムの図を示す。

【図2】１つの例示的実施形態による、送信機システム（アクセスネットワークとしても知られる）および受信機システム（ユーザ機器またはＵＥとしても知られる）のブロック図である。

【図3】１つの例示的な実施形態の通信システムの機能ブロック図である。

【図4】１つの例示的な実施形態による図３のプログラムコードの機能ブロック図である。

【図5】１つの例示的な実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ Ｒｅｑｕｅｓｔ ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）に関連する例示的なシナリオを示す図である。

【図6】１つの例示的な実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック構成に関連する例示的なシナリオを示す図である。

【図7】１つの例示的な実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに関連する例示的なシナリオを示す図である。

【図8】１つの例示的な実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに関連する例示的なシナリオを示す図である。

【図9】１つの例示的な実施形態による、フローチャートである。

【図10】１つの例示的な実施形態による、フローチャートである。

【図11】１つの例示的な実施形態による、フローチャートである。

【発明を実施するための形態】

【0007】

以下に説明する例示的な無線通信システムおよびデバイスは、無線通信システムを採用し、ブロードキャストサービスをサポートする。無線通信システムは、音声、データ等の様々なタイプの通信を提供するように広く展開されている。これらのシステムは、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、時間分割多元接続（ＴＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（ＯＦＤＭＡ）、第３世代パートナーシップ・プロジェクト（３ＧＰＰ）ＬＴＥ（Long Term Evolution）無線アクセス、３ＧＰＰ ＬＴＥ－ＡもしくはＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ（Long Term Evolution Advanced）、３ＧＰＰ２ ＵＭＢ（Ultra Mobile Broadband）、ＷｉＭａｘ、５Ｇのための３ＧＰＰ ＮＲ（New
Radio）無線アクセス、または他の何らかの変調技術に基づいてよい。

【0008】

特に、以下に説明する例示的な無線通信システムおよびデバイスは、本明細書において３ＧＰＰと呼ばれる「第３世代パートナーシップ・プロジェクト」という名称のコンソーシアムにより提示される標準などの１つ以上の標準をサポートするように設計されてよく、その標準は：3GPP TS 36.213 V15.4.0 (2018-12), “E-UTRA; Physical layer procedures (Release 15) ”; 3GPP TS 36.212 V15.4.0 (2018-12), “E-UTRA; Physical layer; Multiplexing and channel coding (Release 15) ”; 3GPP TS 36.211 V15.4.0 (2018-12), “E-UTRA; Physical layer; Physical channels and modulation (Release 15) ”; RP-182111, ” Revised SID: Study on NR V2X”, LG Electronics; R1-1810051, Final Report of 3GPP TSG RAN WG1 #94 v1.0.0 (Gothenburg, Sweden, 20th - 24th August 2018); R1-1812101, Final Report of 3GPP TSG RAN WG1 #94bis v1.0.0 (Chengdu, China, 8th - 12h October 2018); R1-1901482, Final Report of 3GPP TSG RAN WG1 #95 v0.1.0 (Spokane, USA, 12th - 16h November 2018); R1-1901483, Final Report of 3GPP TSG RAN WG1 #AH_1901 v1.0.0 (Taipei, Taiwan, 21st - 25th January 2019); R1-1905837, Final Report of 3GPP TSG RAN WG1 #96 v2.0.0 (Athens, Greece, 25th February - 1st March 2019); R1-1905921, Final Report of 3GPP TSG RAN WG1 #96bis v1.0.0 (Xi’an, China, 8th - 12th April, 2019); Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #97 v0.1.0 (Reno, USA, 13th - 17th May 2019); 3GPP TS 38.213 V15.6.0 (2019-06), “NR; Physical layer procedures for control(Release 15) ”; Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #98 v0.1.0 (Prague, Czech, 26th - 30th Aug 2019); Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #98bis v0.1.0 (Chongqing, China, 14th - 20th October 2019); Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #99 v0.1.0 (Reno, USA, 18th - 22nd November 2019)を含む。上記に挙げた標準および文書は、その全体が参照により本明細書に明示的に援用される。

【0009】

図１は、本開示の１つ以上の実施形態による多重アクセス無線通信システムを表す。アクセスネットワーク１００（ＡＮ）は、複数のアンテナグループを含み、あるグループは１０４および１０６、別のグループは１０８および１１０、また別のグループは１１２および１１４を含む。図１においては、各アンテナグループに対して、アンテナが２つしか示されていないが、より多くのあるいはより少ないアンテナが各アンテナグループに利用されてよい。アクセス端末１１６（ＡＴ）は、アンテナ１１２および１１４と通信しており、アンテナ１１２および１１４は、順方向リンク１２０を介して情報をアクセス端末１１６に送信すると共に、逆方向リンク１１８を介して情報をアクセス端末１１６から受信している。アクセス端末（ＡＴ）１２２は、アンテナ１０６および１０８と通信しており、アンテナ１０６および１０８は、順方向リンク１２６を介して情報をアクセス端末（ＡＴ）１２２に送信すると共に、逆方向リンク１２４を介して情報をアクセス端末（ＡＴ）１２２から受信している。周波数分割複信（ＦＤＤ）システムにおいては、通信リンク１１８、１２０、１２４、および１２６は通信に異なる周波数を使用してもよい。例えば、順方向リンク１２０では、逆方向リンク１１８によって使用される周波数とは異なる周波数を使用してもよい。

【0010】

アンテナの各グループおよび／またはアンテナが通信するように設計されたエリアは、アクセスネットワークのセクターと称することが多い。本実施形態において、アンテナグループは各々、アクセスネットワーク１００によってカバーされるエリアのセクターにおいて、アクセス端末と通信するように設計されてもよい。

【0011】

順方向リンク１２０および１２６を介した通信において、アクセスネットワーク１００の送信アンテナは、異なるアクセス端末１１６および１２２に対する順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用してよい。また、そのカバレッジにランダムに分散したアクセス端末に送信するためにビームフォーミングを使用するアクセスネットワークは、単一のアンテナを通じてすべてのそのアクセス端末への送信を行うアクセスネットワークよりも、隣接セルのアクセス端末への干渉を少なくする。

【0012】

アクセスネットワーク（ＡＮ）は、端末と通信するのに使用される固定局または基地局でよく、アクセスポイント、Ｎｏｄｅ Ｂ、基地局、拡張型基地局、ｅＮＢ(ｅＮｏｄｅＢ）、ｇＮＢ（Next Generation NodeB）または別の何らかの専門用語で呼ばれることもある。アクセス端末（ＡＴ）は、ユーザ機器（ＵＥ）、無線通信デバイス、端末、アクセス端末、または別の何らかの専門用語で呼ばれることもある。

【0013】

図２は、多入力多出力（ＭＩＭＯ）システム２００における送信機システム２１０（アクセスネットワークとしても知られている）および受信機システム２５０（アクセス端末（ＡＴ）またはユーザ機器（ＵＥ）としても知られている）の実施形態を表す。送信機システム２１０では、ある数のデータストリームに対するトラフィックデータがデータ源２１２から送信（ＴＸ）データプロセッサ２１４に提供されてもよい。

【0014】

一実施形態において、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。ＴＸデータプロセッサ２１４は、データストリームに対して選択された特定の符号化方式に基づいて、各データストリームについてのトラフィックデータをフォーマット、符号化、およびインターリーブして、符号化データを提供する。

【0015】

各データストリームについての符号化データが、直交周波数分割多重（ＯＦＤＭ）技術を使用してパイロットデータと多重化されてもよい。パイロットデータは、代表的には、既知の方式で処理される既知のデータパターンとしてもよく、受信機システムでチャネル応答を推定するのに使用されてもよい。そして、各データストリームについての多重化パイロットおよび符号化データが、データストリームについて選択される特定の変調スキーム（例えば、二位相偏移変調（ＢＰＳＫ）、四位相偏移変調（ＱＰＳＫ）、Ｍ値位相偏移変調（Ｍ－ＰＳＫ）、またはＭ値直交振幅変調（Ｍ－ＱＡＭ））に基づいて変調（すなわち、シンボルマッピング）されて、変調シンボルを提供する。各データストリームについてのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ２３０により実行される命令によって決定されてもよい。

【0016】

そして、すべてのデータストリームについての変調シンボルはＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０に提供され、これが（例えば、ＯＦＤＭについての）変調シンボルをさらに処理してよい。そして、ＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０は、Ｎ_Ｔ個の変調シンボルストリームをＮ_Ｔ個の送信機（ＴＭＴＲ）２２２ａ～２２２ｔに提供する。特定の実施形態において、ＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０は、ビームフォーミング加重をデータストリームのシンボルおよびシンボルが送信されているアンテナに適用する。

【0017】

各送信機２２２は、各シンボルストリームを受信および処理して１つ以上のアナログ信号を提供し、さらに、アナログ信号を調節（例えば、増幅、フィルタリング、および／またはアップコンバート）して、ＭＩＭＯチャネルを介した送信に適した変調信号を提供する。そして、送信機２２２ａ～２２２ｔからのＮ_Ｔ個の変調信号がそれぞれ、Ｎ_Ｔ個のアンテナ２２４ａ～２２４ｔから送信されてもよい。

【0018】

受信機システム２５０においては、送信された変調信号はＮ_Ｒ個のアンテナ２５２ａ～２５２ｒによって受信され、各アンテナ２５２からの受信信号が、それぞれの受信機（ＲＣＶＲ）２５４ａ～２５４ｒに提供されてもよい。各受信機２５４は、それぞれの受信信号を調節（例えば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート）して、調節された信号をデジタル化してサンプルを提供し、および／またはさらに、サンプルを処理して対応する「受信」シンボルストリームを提供してもよい。

【0019】

そして、ＲＸデータプロセッサ２６０は、特定の受信機処理技術に基づいて、Ｎ_Ｒ個の受信機２５４からのＮ_Ｒ個の受信シンボルストリームを受信および処理して、Ｎ_Ｔ個の「検出」シンボルストリームを提供する。そして、ＲＸデータプロセッサ２６０は、各検出シンボルストリームを復調、デインターリーブ、および／または復号して、データストリームについてのトラフィックデータを復元する。ＲＸデータプロセッサ２６０による処理は、送信機システム２１０でのＴＸ ＭＩＭＯプロセッサ２２０およびＴＸデータプロセッサ２１４により実行される処理と相補的である。

【0020】

プロセッサ２７０は、どのプリコーディングマトリクス（後述）を使用するかを定期的に決定してもよい。プロセッサ２７０は、マトリクス・インデックス部分およびランク値部分を含む逆方向リンクメッセージを構築する。

【0021】

逆方向リンクメッセージが、通信リンクおよび／または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を含んでもよい。そして、逆方向リンクメッセージが、データ源２３６からのある数のデータストリームについてのトラフィックデータも受信し得るＴＸデータプロセッサ２３８により処理され、変調器２８０により変調され、送信機２５４ａ～２５４ｒにより調節され、および／または送信機システム２１０に送り戻される。

【0022】

送信機システム２１０では、受信機システム２５０からの変調信号がアンテナ２２４により受信され、受信機２２２により調節され、復調器２４０により復調され、ＲＸデータプロセッサ２４２により処理されて、受信機システム２５０により送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。そして、プロセッサ２３０が、ビームフォーミング加重を決定するためにどのプリコーディングマトリクスを使用するかを決定してもよく、そして、抽出されたメッセージを処理してもよい。

【0023】

図３を参照すると、この図は、本開示の主題による通信デバイスの代替的な簡易機能ブロック図を表す。図３に示されるように、無線通信システムにおける通信デバイスは、図１のＵＥ（もしくはＡＴ）１１６および１２２または図１の基地局（もしくはＡＮ）１００を実現するのに利用可能であり、無線通信システムがＬＴＥシステムまたはＮＲシステムであってもよい。通信デバイスは、入力デバイス３０２、出力デバイス３０４、制御回路３０６、中央演算処理装置（ＣＰＵ）３０８、メモリ３１０、プログラムコード３１２、およびトランシーバ３１４を含んでよい。制御回路３０６は、ＣＰＵ３０８を介してメモリ３１０内のプログラムコード３１２を実行することにより、通信デバイスの動作を制御する。通信デバイス３００は、キーボード、キーパッド等の入力デバイス３０２を介してユーザにより入力された信号を受信することができ、モニタ、スピーカ等の出力デバイス３０４を介して画像および音声を出力することができる。トランシーバ３１４は、無線信号を受信および送信するのに使用され、受信信号を制御回路３０６に伝達すると共に、制御回路３０６により生成された信号を無線で出力する。無線通信システムにおける通信デバイス３００は、図１のＡＮ１００を実現するのにも利用可能である。

【0024】

図４は、本開示の主題による図３に示すプログラムコード３１２の簡易ブロック図である。この実施形態において、プログラムコード３１２は、アプリケーションレイヤ４００と、レイヤ３部分４０２と、レイヤ２部分４０４とを含み、レイヤ１部分４０６に結合されている。レイヤ３部分４０２が無線リソース制御を実行してもよい。レイヤ２部分４０４がリンク制御を実行してもよい。レイヤ１部分４０６が物理的接続を実行および／または実装する。

【0025】

３ＧＰＰ ＴＳ ３６．２１３ Ｖ１５．４．０（２０１８－１２）は、ＬＴＥ／ＬＴＥ－ＡにおけるＶ２Ｘ（Ｖｅｈｉｃｌｅ－ｔｏ－Ｅｖｅｒｙｔｉｎｇ）送信のためのＵＥ手順を規定する。Ｖ２Ｘ送信は、サイドリンク送信モード３またはサイドリンク送信モード４として行われる。３ＧＰＰ ＴＳ ３６．２１３ Ｖ１５．４．０（２０１８－１２）の一部を以下に引用する：
［外１］

【0026】

３ＧＰＰ ＴＳ ３６．２１２ Ｖ１５．４．０（２０１８－１２）は、ＬＴＥ／ＬＴＥ－Ａにおける下りリンク共用チャネルおよび下りリンク制御情報に対するＣＲＣ（Ｃｙｃｌｉｃ Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ Ｃｈｅｃｋ）アタッチメントを規定する。下りリンク共用チャネルおよび下りリンク制御情報は、ネットワークノードとＵＥ間の通信、すなわちＵｕリンクのためのものである。サイドリンク共用チャネルおよびサイドリンク制御情報は、ＵＥ間の通信、すなわち、ＰＣ５リンクまたはサイドリンクのためのものである。３ＧＰＰ ＴＳ ３６．２１２ Ｖ１５．４．０（２０１８－１２）の一部を以下に引用する：
［外２］

【0027】

３ＧＰＰ ＴＳ ３６．２１１ Ｖ１５．４．０ （２０１８－１２）は、ＬＴＥ／ＬＴＥ－Ａにおける物理サイドリンク共用チャネルおよび物理サイドリンク制御チャネルの生成を規定する。物理サイドリンク共用チャネルおよび物理サイドリンク制御チャネルは、デバイス間の通信、すなわち、ＰＣ５リンクまたはデバイス・ツー・デバイス・リンクのためのものである。

【0028】

物理サイドリンク共用チャネル（ＰＳＳＣＨ）は、サイドリンク共用チャネル（ＳＬ－ＳＣＨ）のためのデータ／転送ブロックを送達する。

【0029】

物理サイドリンク制御チャネル（ＰＳＣＣＨ）はサイドリンク制御情報（ＳＣＩ）を送達する。

【0030】

３ＧＰＰ ＴＳ ３６．２１１ Ｖ１５．４．０（２０１８－１２）の一部を以下に引用する：
［外３］

【0031】

ＲＰ－１８２１１１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関する試験項目の正当性および目的を規定する。ＲＰ－１８２１１１の一部を以下に引用する：
［外４］

【0032】

ＲＡＮ１ ＃９４ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部をＲ１－１８１００５１から以下に引用する：
［外５］

【0033】

ＲＡＮ１ ＃９４ｂｉｓ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部をＲ１－１８１２１０１から以下に引用する：
［外６］

【0034】

ＲＡＮ１ ＃９５ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部をＲ１－１９０１４８２から以下に引用する：
［外７］

【0035】

ＲＡＮ１ ＃ＡＨ＿１９０１ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部をＲ１－１９０１４８３から以下に引用する：
［外８］

【0036】

ＲＡＮ１ ＃９６ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部をＲ１－１９０５８３７から以下に引用する：
［外９］

【0037】

ＲＡＮ１ ＃９６ｂｉｓ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部をＲ１－１９０５９２１から以下に引用する：
［外１０］

【0038】

ＲＡＮ１ ＃９７ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部を３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１ ＃９７ ｖ０．１．０のＤｒａｆｔ Ｒｅｐｏｒｔから以下に引用する：
［外１１］

【0039】

３ＧＰＰ ＴＳ ３８．２１３ Ｖ１５．６．０（２０１９－０６）の一部を以下に引用する：
［外１２］

【0040】

ＲＡＮ１ ＃９８ ｍｅｅｔｉｎｇにおいて、ＲＡＮ１は、ＮＲ Ｖ２Ｘに関していくつかの合意をしており、そのうちの少なくとも一部を３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１ ＃９８ ｖ０．１．０のＤｒａｆｔ Ｒｅｐｏｒｔから以下に引用する：
［外１３］

【0041】

３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１ ＃９８ｂｉｓ ｖ０．１．０のＤｒａｆｔ Ｒｅｐｏｒｔの一部を以下に引用する：
［外１４］

【0042】

３ＧＰＰ ＴＳＧ ＲＡＮ ＷＧ１ ＃９９ ｖ０．１．０のＤｒａｆｔ Ｒｅｐｏｒｔの一部を以下に引用する：
［外１５］

【0043】

以下の専門用語および仮定の一部または全部を以後使用してもよい。
・ＢＳ：１つ以上のセルに関連付けられた１つ以上の送受信点（ＴＲＰ）を制御するために使用されるネットワーク中央ユニットおよび／またはＮＲ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）アクセス技術におけるネットワークノード。ＢＳとＴＲＰ間の通信は、フロントホールを介する。ＢＳは、中央ユニット（ＣＵ）、ｅＮＢ、ｇＮＢ、および／またはＮｏｄｅＢと呼ばれることがある。
・セル：セルは、１つ以上の関連ＴＲＰから構成され、すなわち、セルのカバレッジは、一部および／または全部の関連ＴＲＰのカバレッジから構成される。１つのセルは、１つのＢＳによって制御される。セルはＴＲＰグループ（ＴＲＰＧ）と呼ばれることがある。
・ＮＲ－ＰＤＣＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）：チャネルは、ＵＥとネットワーク側との間の通信を制御するために使用される下りリンク制御信号を搬送する。ネットワークは、設定された制御リソースセット（ＣＯＲＥＳＥＴ）上でＮＲ－ＰＤＣＣＨをＵＥに送信する。
・上りリンク制御信号（ＵＬ制御信号）：ＵＬ制御信号は、下りリンク送信のためのスケジューリング要求（ＳＲ）、ＣＳＩ（Ｃｈａｎｎｅｌ Ｓｔａｔｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）、ＨＡＲＱ－ＡＣＫ（Ｈｙｂｒｉｄ Ａｕｔｏｍａｔｉｃ Ｒｅｐｅａｔ ｒｅＱｕｅｓｔ－Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）および／または ＨＡＲＱ－ＮＡＣＫ（ＨＡＲＱ－Ｎｅｇａｔｉｖｅ Ａｃｋｎｏｗｌｅｄｇｅｍｅｎｔ）うちの少なくとも１つであってもよい。
・スロット：ＮＲにおけるスケジューリング単位である。スロット継続時間は１４のＯＦＤＭシンボルであってもよい。

【0044】

ネットワーク側について：
・同じセル内のＴＲＰの下りリンクタイミングが同期される。
・ネットワーク側のＲＲＣ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ）レイヤはＢＳ内にある。

【0045】

ＵＥ側について：
・少なくとも２つのＵＥ（ＲＲＣ）状態：接続状態（アクティブ状態とも呼ばれる）と非接続状態（非アクティブ状態および／またはアイドル状態とも呼ばれる）がある。非アクティブ状態は、追加の状態であってもよいし、および／または接続状態および／または非接続状態に属してもよい。

【0046】

ＮＲ Ｕｕ Ｒｅｌ－１５システムでは、２種類のＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック（半静的コードブックと動的コードブックなど）が導入される。ＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、ＰＵＣＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）またはＰＵＳＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｕｐｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ）で送信されてもよい。ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズ決定手順の例示的な実装を以下のように説明する。ＰＵＣＣＨまたはＰＵＳＣＨがスロット「ｎ_ｕ」において送信されると仮定すると、ＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、１つ以上のスロット「ｎ_ｕ－ｋ１」において、１つ以上のＰＤＳＣＨ（例えば、時間ドメインで重複していない１つ以上のＰＤＳＣＨ）に関連する１つ以上のＨＡＲＱ－ＡＣＫビットを含んでもよく、ここで、ｋ１は、ＰＤＳＣＨスロット「ｎ_Ｄ」から上りリンクスロット「ｎ_ｕ」までの物理スロットの数に対応する時間オフセットである。１つの時間オフセット、従って１つのｋ１値があり得る。代替的および／または追加的に、複数の時間オフセット、従って複数のｋ１値があり得る。いくつかの例では、１つ以上の上りリンクスロットのサブキャリア間隔（ＳＣＳ）に基づいて、時間オフセットセット（１つ以上の時間オフセットのセット）の各時間オフセットが決定および／または導出される。代替的および／または追加的に、スロット「ｎ_Ｄ」は、整列されたスロット境界および／または終了位置でスロット「ｎ_ｕ－ｋ１」にマッピングされ得る（例えば、スロット「ｎ_Ｄ」の終了スロット境界および／または終了位置は、スロット「ｎ_ｕ－ｋ１」の終了スロット境界および／または終了位置と整列され得る）。いくつかの例では、いくつかのセル固有の上りリンクスロットおよび／またはＯＦＤＭシンボルは、それらのスロットおよび／またはシンボルにおけるＰＤＳＣＨ受信が期待されないため、ＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを決定することから除外されてもよい。ＮＲ Ｕｕでは、コードブックサイズは、設定された時間オフセットの数（例えば、設定されたｋ１値の数）に基づいて決定される。設定された時間オフセットの数および／または数量は、ＵＥ固有であってもよい。一例では、下りリンクＢＷＰ（Ｂａｎｄｗｉｄｔｈ Ｐａｒｔ）と上りリンクＢＷＰは、同じＳＣＳで設定されてもよく、ＵＥは、ｋ１値セット（例えば、ｋ１＝｛１，２，３，４｝）で設定される。ＵＥは、ＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをスロット「ｎ_ｕ」において送信することを決定（および／または導出）してもよい。ＵＥは、ｋ１値セットに基づいてＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズを決定する機会セットを決定してもよい。この例では、スロット「ｎ_ｕ－ｋ１」は、ＰＤＳＣＨ受信、ＳＰＳ（Ｓｅｍｉ－Ｐｅｒｓｉｓｔｅｎｔ Ｓｃｈｅｄｕｌｉｎｇ）解放ＰＤＣＣＨ受信、またはセルグループ（ＣＧ）型解放ＰＤＣＣＨ受信のための１つの機会（例えば、１つの可能な機会のみ）に関連してもよい。この例では、ＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは４であり、コードブックの各ＨＡＲＱ－ＡＣＫビットはスロット「ｎ_ｕ－ｋ１」における各機会に関連してもよい。タイプ－１コードブック（例えば、半静的コードブック）を考慮すると、ＵＥがスロット「ｎ_ｕ－ｋ１」においてＰＤＣＣＨおよび／またはＰＤＳＣＨを受信しない場合、ＵＥは、同じコードブックサイズを保持および／または維持するために（例えば、スロット「ｎ_ｕ－ｋ１」に関連する）その機会でＮＡＣＫを送信（および／または導出）してもよく。

【0047】

ＮＲサイドリンク（ＳＬ）Ｖ２Ｘでは、ネットワークスケジューリングモード（例えば、ＮＲサイドリンクＶ２Ｘモード－１）において送信機（例えば、ＴＸ）デバイス（例えば、ＴＸ ＵＥ）は、ネットワーク（例えば、ｇＮＢ）によってスケジューリングされた１つ以上のリソース上でサイドリンク送信を行う。ＴＸ ＵＥは、ｋ１’値セットで設定されてもよい（例えば、ＴＸ ＵＥは、ＵＥ固有の設定を介してｋ１’値セットで設定されてもよい）。ｋ１’値セットの各ｋ１’値は、ＰＳＦＣＨスロット「ｎ_ｆ」から上りリンクスロット「ｎ_ｕ」（例えば、ＰＵＣＣＨスロット）までの物理スロットの数に対応する時間オフセットを示してもよい。いくつかの例において、ｋ１’値セットの各ｋ１’値は、１つ以上の上りリンクスロットのＳＣＳに基づいて導出されてもよい。ＴＸ ＵＥはＰＵＣＣＨリソースまたはＰＵＳＣＨリソース（例えば、１つのＰＵＣＣＨリソースまたはＰＵＳＣＨリソース）を報告し、１つ以上のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをネットワークに送達してもよい。１つ以上のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、１つ以上のピアＵＥ（例えば、ＴＸ ＵＥのピアＵＥ）によって送信される。しかしながら、ＮＲ Ｕｕからのコードブックサイズ決定の再利用は、ＰＳＦＣＨリソースを含まない（例えば、含有しない）、ｋ１’値セットに関連するスロットセットのうちの１つ以上のスロットがあり得るため、リソースの非効率性（例えば、非効率な動作）を引き起こすことがある。従って、このような情報を１つのｋ１’値に従って報告することは効率的ではないことがある。非効率性の問題は、１つ以上のスロットがサイドリンクリソースプール内のリソースを含まないとき、および／または、サイドリンクリソースプール内の１つ以上のスロットがＰＳＦＣＨリソース（例えば、事前に設定されたＰＳＦＣＨリソース）を持たず、サイドリンクリソースプールに関連するＰＳＦＣＨスロット周期Ｎが１より大きい（例えば、Ｎ＝２または４）ときに発生することがある。例えば、図８（以下に説明）の例３を考慮すると、ＮＲ Ｕｕによれば、コードブックサイズは８に対応してもよく（すなわち、設定されたＰＵＣＣＨへのＰＳＦＣＨオフセットの数、例えば、ｋ１’値セットのｋ１’値の数は８に対応してもよい）、対応するアソシエーションセットは、対応するサイドリンクリソースプールに属さないいくつかのスロットをカバーしてもよい。別の例では、図８（以下に説明）の例４を考慮すると、ＮＲ Ｕｕによれば、コードブックサイズは８に対応してもよい（すなわち、設定されたＰＵＣＣＨへのＰＳＦＣＨオフセットの数、例えば、ｋ１’値セットのｋ１’値の数は８に対応してもよい）、対応するアソシエーションセットは、対応するサイドリンクリソースプールに属さない、および／またはＰＳＦＣＨリソースを含まないいくつかのスロットをカバーしてもよい。サイドリンクＨＡＲＱ‐ＡＣＫコードブック決定のための別の問題は、ＰＳＦＣＨスロット周期性の影響である。ＰＳＦＣＨスロットの周期性がＮ＝２または４スロットである（例えば、ＰＳＦＣＨスロットがサイドリンクリソースプール内のＮ個のスロットの各セット内に存在する）ときに、１つのＰＳＦＣＨスロットは、Ｎ個のサイドリンクスロット（例えば、Ｎ＝２または４）に関連するＰＳＦＣＨを含んでもよい。一例では、サイドリンクリソースプール内のスロットは「ｔｎ」と示され、ＰＳＦＣＨスロットの周期性は、サイドリンクリソースプール内のＮ＝２個のスロットとして設定（例えば、事前設定）される。サイドリンクリソースプール内の１つ以上のＰＳＦＣＨスロットを含むスロット「ｔ_ｘ」に関して、スロット「ｔ_ｘ」内の１つ以上のＰＳＦＣＨは、Ｎ個のスロット（例えば、「ｔ_ｘ－２」、「ｔ_ｘ－３」）におけるサイドリンク送信（例えば、ＰＳＣＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｃｈａｎｎｅｌ）および／またはＰＳＳＣＨ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｓｉｄｅｌｉｎｋ Ｓｈａｒｅｄ Ｃｈａｎｎｅｌ））と関連付けられ得る。ＰＳＦＣＨスロット内の１つ以上のＰＳＦＣＨリソース（例えば、ＰＳＦＣＨスロット内のすべてのＰＳＦＣＨリソース）は、ＰＳＦＣＨスロット内の同じＯＦＤＭシンボル（例えば、最後の２つのサイドリンクＯＦＤＭシンボル）を含んでもよい。言い換えると、与えられたｋ１’値に対して、スロット「ｎ_ｕ－ｋ１’」は、Ｎ個のＰＳＦＣＨリソース（例えば、時間ドメインで重複するＰＳＦＣＨリソース）に関連付けられてもよく、ＴＸ ＵＥにとって、例えば、ＮＲ Ｕｕ ＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズ決定に基づいてサイズを決定するなど、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズを決定することができないことがあるか、または困難であることがある。要するに、スロット「ｎ_ｕ－ｋ１’」のうち、サイドリンクリソースプールに属するスロット数が変化することがあるか、および／またはＰＳＦＣＨリソースを有するスロット数が変化することがある。従って、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズをどのように決定するかが解決される必要がある。

【0048】

本開示の１つの概念は、第１のＵＥがサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをネットワークに送信することであり、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、第１の機会数に基づいて決定（および／または導出）される。いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、第１の機会数に等しい。いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのビット数に対応する。代替的および／または追加的に、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックによって示されるサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ（例えば、サイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ）の数に対応してもよい。

【0049】

いくつかの例では、第１のＵＥは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをスロット「ｎ_ｕ」において送信する。いくつかの例では、スロット「ｎ_ｕ」は１つ以上の上りリンクリソースを含む。いくつかの例では、第１のＵＥは、時間オフセットセット（例えば、１つ以上のｋ１’値を含む１つ以上の時間オフセットセット）で設定される。いくつかの例では、時間オフセットセットの各時間オフセット（例えば、ｋ１’）は、ＰＳＦＣＨスロット「ｎ_ｆ」から上りリンクスロット「ｎ_ｕ」までの物理スロットの数に対応する。いくつかの例では、第１のＵＥは、時間オフセットセットに基づいてアソシエーションセットを導出する。いくつかの例では、アソシエーションセットは、「ｎ_ｕ－ｋ１’」として示されてもよく、ここで、ｋ１’値は、時間オフセットセット内の時間オフセット値を含む（例えば、ｋ１’値は、時間オフセットセット内に設定されたすべての時間オフセット値を含む）。時間オフセットセットが３のｋ１’値および４のｋ１’値を含み、アソシエーションセットがスロット“ｎ_ｕ－３”および「ｎ_ｕ－４」を含んでもよい。いくつかの例において、アソシエーションセットは、上りリンクスロット「ｎ_ｕ」に関連する。例えば、アソシエーションセット内の１つ以上のスロットにおいて受信された１つ以上のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、同じ上りリンクスロット「ｎ_ｕ」において（第１のＵＥによって）送信されてもよい。

【0050】

代替的および／または追加的に、第１のＵＥは、ＰＳＦＣＨセット設定に基づいてアソシエーションセットを決定および／または導出してもよい。ＰＳＦＣＨセット設定は、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含むどのスロットが同じアソシエーションセットに関連しているかを示してもよい。いくつかの例では、ＰＳＦＣＨセット設定は値セットを示してもよい。値ｉは、ＰＳＦＣＨリソースを含む最新のｉ番目のスロット（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのネットワークへの送信の時間および／またはスロットに関する最新のｉ番目のスロット）を示してもよい。いくつかの例では、ＰＳＦＣＨセット設定は値ｊのような１つ以上の値を示してもよい。値ｊは、ＰＳＦＣＨリソースを含む最新の第１～ｊ番目のスロット（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのネットワークへの送信の時間および／またはスロットに関する最新の第１～ｊ番目のスロット）を示してもよい。

【0051】

第１の機会数は、アソシエーションセット内にある、１つ以上のＰＳＣＣＨリソースを含む、１つ以上のスロット「ｎ_ｆ」に関連する１つ以上のＰＳＣＣＨリソースおよび／または１つ以上のＰＳＳＣＨリソースを含むスロットの数（例えば、可能なスロットの数）であってもよく（および／または、それに基づいて決定および／または導出されてもよく）、スロット「ｎ_ｕ」におけるサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックについては、機会の第１の数は、アソシエーションセット「ｎ_ｕ－ｋ１’」内の１つ以上のスロット「ｎ_ｆ」の各スロット「ｎ_ｆ」に関連するＰＳＣＣＨリソースおよび／またはＰＳＣＣＨリソースを含むスロットの数（例えば、複数の可能なスロットの数）であってもよく（または、それに基づいて決定および／またはそれに基づいて導出されてもよく、ここで、１つ以上のスロット「ｎ_ｆ」は、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含む１つ以上のスロット（例えば、１つ以上のサイドリンクスロット）を指す。

【0052】

代替的および／または追加的に、機会の第１の数は、アソシエーションセット内にある、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含むスロットの数および／またはＰＳＦＣＨスロットの周期性（例えば、周期性は、サイドリンクリソースプールのために設定（例えば、事前設定）され得る）であってもよい（および／または、それに基づいて決定および／または導出されてもよい）。例えば、周期性はＮに対応してもよい（例えば、サイドリンクリソースプール内のＮ個のスロットの各セットは、サイドリンクリソースプール内のＮ個のスロットごとにＰＳＦＣＨリソースを含む場合のように、ＰＳＦＣＨリソースを含んでもよい）。いくつかの例では、第１の機会数は、周期性と１つ以上のＰＳＦＣＨリソース時間を含む、アソシエーションセット内の複数のスロット（例えば、＃ＰＳＦＣＨスロットは、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含む、アソシエーションセット内のスロットの数に対応する）との積に等しい。いくつかの例では、Ｎは、サイドリンクリソースプールにおけるＰＳＦＣＨスロットの周期性を示す。いくつかの例では、Ｎはサイドリンクリソースプールにおけるスロットの単位である。いくつかの例では、Ｎは（サイドリンクリソースプールに関連する）論理スロットによってカウントされる。

【0053】

第１の機会数は、１つ以上の第１の機会の数であってもよい（および／または、それに基づいて決定および／または導出されてもよい）。１つ以上の第１の機会のうちの機会（例えば、各機会）に関して、以下の少なくとも１つが真となり得る：その機会は、ＰＳＣＣＨリソースおよび／またはＰＳＳＣＨリソースを含むサイドリンクリソースプール内のスロットであること；その機会でのサイドリンク送信を行うために、ネットワークがサイドリンクグラントを第１のＵＥに送信すること；第１のＵＥがその機会でサイドリンク送信を行うこと；第１のＵＥがスロット「ｎ_ｆ」においてサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信することであって、ここで、スロット「ｎ_ｆ」はその機会に関連する、こと；第１のＵＥがその機会に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信しなくてもよいこと；または、第１のＵＥがその機会でサイドリンク送信を実行しないこと。機会に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、ＡＣＫまたはＮＡＣＫである可能性がある。

【0054】

いくつかの例では、１つ以上の第１の機会のＮ個（例えば、周期性）の機会の各セットは、「ＰＳＦＣＨの機会」であってもよい（例えば、１つ以上の第１の機会のＮ番目の機会ごとに「ＰＳＦＣＨ機会」あってもよい）。例えば、１つ以上の第１の機会が機会１、２、３および４を含み、Ｎ＝２のシナリオでは、１つ以上の第１の機会のＰＳＦＣＨの機会は、機会２および４を含んでもよいし、１つ以上の第１の機会のＰＳＦＣＨの機会は、機会１および３を含んでもよい。１つ以上の第１の機会のうちの１つ以上のＰＳＦＣＨ機会（例えば、各ＰＳＦＣＨ機会）に関して、以下の少なくとも１つが真となり得る：１つ以上のＰＳＦＣＨ機会が１つ以上のＰＳＦＣＨリソースと同じ１つ以上のスロット内にあり、例えば、ＰＳＦＣＨ機会とＰＳＦＣＨリソースが同じＰＳＦＣＨスロット「ｎ_ｆ」内にあること；ＰＳＦＣＨリソースが同じのスロット内のＰＳＦＣＨ機会と同じＯＦＤＭシンボルおよび／または異なる周波数リソース（例えば、異なるＰＲＢ（Ｐｈｙｓｉｃａｌ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｂｌｏｃｋ））を含むこと；１つ以上のＰＳＦＣＨ機会がそれぞれＮ個のスロットに関連付けられていること；サイドリンク送信を行うためにネットワークがサイドリンクグラントを第１のＵＥに送信し、第１のＵＥが、１つ以上の第１の機会うちのＰＳＦＣＨ機会でサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信すること；第１のＵＥが、１つ以上の第１の機会のＰＳＦＣＨ機会でサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信しないことがあること；または、第１のＵＥが、１つ以上の第１の機会のＰＳＦＣＨ機会に関連するスロットにおいてサイドリンク送信を行わないことがあること。

【0055】

いくつかの例において、第１のＵＥは、第１のＵＥがサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの監視、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの受信、および／またはサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの送信を行う機会のタイミングに関係なく、および／または、そのタイミングを考慮せずに、第１の機会数を決定する。

【0056】

いくつかの例では、第１のＵＥがＰＳＦＣＨ送信を行うことを決定し、第１のＵＥが１つ以上の第１の機会のＰＳＦＣＨ機会でＰＳＦＣＨを受信しないとき（例えば、第１のＵＥがＰＳＦＣＨ送信を行うのと同時にＰＳＦＣＨがＰＳＦＣＨ機会で受信されない）（および／または場合）に、第１のＵＥはＰＳＦＣＨ機会をカウントすることによって第１の機会数を決定する（例えば、ＰＳＦＣＨが受信されないＰＳＦＣＨ機会は、第１の機会数を決定する際にカウントされる）。

【0057】

いくつかの例では、第１のＵＥがＰＳＦＣＨリソース上でサイドリンク送信を行うことを決定したとき（および／または場合）に、第１のＵＥは、同時に（例えば、第１のＵＥがＰＳＦＣＨ送信を行うのと同時に）ＰＳＦＣＨの監視および／または受信を行わない。

【0058】

いくつかの例では、第１のＵＥは、第１のＰＳＦＣＨに関連するサイドリンクデータの第１のプライオリティおよび／または第２のＰＳＦＣＨに関連付けられたサイドリンクデータの第２のプライオリティに基づいて、第１のＰＳＦＣＨを送信するか、第２のＰＳＦＣＨを監視および／又は受信するかを決定する。例えば、第１のＰＳＦＣＨと第２のＰＳＦＣＨが同じ時間にあり、第１のプライオリティが第２のプライオリティよりも高いとき（および／または場合）に、第１のＵＥは、第１のＰＳＦＣＨを送信することを行い、第２のＰＳＦＣＨを監視および／または受信しないことがある。代替的および／または追加的に、第１のＰＳＦＣＨと第２のＰＳＦＣＨが同じ時間にあり、第２のプライオリティが第１のプライオリティよりも高い場合、第１のＵＥは、第２のＰＳＦＣＨの監視および／または受信を行い、第１のＰＳＦＣＨの送信を行わないことがある。

【0059】

いくつかの例では、第１のＵＥは、サイドリンク送信のどのキャストタイプが１つ以上の第１の機会のうちの機会にあるかにかかわらず（および／またはそれを考慮することなく）、および／または、機会に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが有効であるかどうか（例えば、再度リンクＨＡＲＱ－ＡＣＫはＳＣＩによって有効および／または無効にされ得る）にかかわらず（および／またはそれを考慮することなく）、第１の機会数を決定する。いくつかの例では、第１のＵＥがネットワークのスケジューリングに基づいてサイドリンク送信を行い、サイドリンク送信がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを伴わないとき（例えば、第１のＵＥがブロードキャストサイドリンク送信を行い、および／または第１のＵＥがサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを無効にする）（および／または場合）に、第１のＵＥは、その機会を第１の機会数にカウントする（例えば、その機会は、第１の機会数を決定する際にカウントされる）。いくつかの例では、第１のＵＥは、ネットワークのスケジューリングが、その機会のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを報告するための上りリンクスロットまたは上りリンクリソースを示すとき（および／または場合）に、その機会を第１の機会数にカウントする（例えば、その機会は、第１の機会数を決定する際にＵＥによってカウントされる）。

【0060】

いくつかの例では、第１のＵＥは、サイドリンク送信のどのキャストタイプが（１つ以上の第１の機会のうちの）機会に関連するかにかかわらず（および／またはそれを考慮することなく）、および／または（１つ以上の第１の機会のうちの）１つ以上の機会がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを伴わない１つ以上のサイドリンク送信に関連するかにかかわらず（および／またはそれを考慮することなく）（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを伴わないサイドリンク送信は、ブロードキャストサイドリンク送信および／または第１のＵＥがサイドリンク送信に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを無効にするサイドリンク送信に相当することがある）、第１の機会数を決定する。いくつかの例では、第１のＵＥがネットワークのスケジューリングに基づいてサイドリンク送信を行い、サイドリンク送信がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを伴わない場合（および／または）、サイドリンク送信がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを伴わない（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックはサイドリンク送信に対して有効ではない）ため第１のＵＥは、その機会（例えば、サイドリンク送信に関連する機会）においてサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信しない。第１のＵＥは、その機会（例えば、サイドリンク送信に関連する機会）を第１の機会数にカウントしてもよい（例えば、その機会は、第１の機会数を決定する際にＵＥによってカウントされる）。いくつかの例では、第１のＵＥは、ネットワークのスケジューリングが、その機会のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを報告するための上りリンクスロットまたは上りリンクリソースを示すとき（および／または場合）に、その機会を第１の機会数にカウントする（例えば、その機会は、第１の機会数を決定する際にＵＥによってカウントされる）。

【0061】

いくつかの例において、第１のＵＥは、ＮＲ Ｖ２Ｘモード－１（例えば、ネットワークスケジューリングモード）にある。

【0062】

いくつかの例では、第１のＵＥは、１つ以上のペアＵＥと１つ以上のユニキャストサイドリンク接続を確立する。

【0063】

いくつかの例では、第１のＵＥは、第２のＵＥ（例えば、ペアＵＥ）へのユニキャストサイドリンク送信を行う。

【0064】

いくつかの例では、第１のＵＥは、ネットワークからＤＣＩ（Ｄｏｗｎｌｉｎｋ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）またはサイドリンクグラントを受信する。

【0065】

いくつかの例では、第１のＵＥは、ＤＣＩまたはサイドリンクグラントに基づいて、サイドリンクリソースプール内のリソースおよび／またはスロット上でサイドリンク送信を行う。

【0066】

いくつかの例では、ＤＣＩまたはサイドリンクグラントは、時間オフセットセットの中の時間オフセットを示す。

【0067】

いくつかの例では、ＤＣＩまたはサイドリンクグラントは、リソースに関連したサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを報告するための上りリンクリソース（例えば、サイドリンク送信を行うためのＤＣＩまたはサイドリンクグラントによってスケジューリングされたリソース）を示してもよい。

【0068】

いくつかの例では、ＤＣＩまたはサイドリンクグラントが時間オフセットを示さない、および／または上りリンクリソースを示さない場合、第１のＵＥは、そのリソースを第１の機会数にカウントしない（例えば、そのリソースは第１の機会数を決定する際に機会としてカウントされなくてもよい）。

【0069】

いくつかの例では、ＤＣＩまたはサイドリンクグラントが時間オフセットを示さない、および／または上りリンクリソースを示さない場合、第１のＵＥは、そのリソース（例えば、ＤＣＩまたはサイドリンクグラントによってスケジューリングされたリソース）を第１の機会数にカウントし（例えば、そのリソースは、第１の機会数を決定する際に機会としてカウントされてもよい）、第１のＵＥは、その機会のためのＡＣＫ、および／または、そのリソースための再送の必要がないことの指示を送信してもよい。

【0070】

いくつかの例では、第１のＵＥはサイドリンク送信を第２のＵＥに送信する。

【0071】

いくつかの例において、サイドリンク送信はユニキャストであり、および／またはサイドリンク送信はサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを伴う（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックはサイドリンク送信に対して有効である）。

【0072】

いくつかの例では、第１のＵＥは、時間ドメインにおいて最後に受信したＤＣＩまたはサイドリンクグラント（例えば、時間ドメインにおいて最新に受信したＤＣＩまたはサイドリンクグラント）に基づいて、上りリンクリソースを決定する。図５は、いくつかの実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに関連する例示的なシナリオを図示する。第１のＵＥ（例えば、ＴＸ ＵＥ）は、スロットｍにおいて、スロットｎ_ｕ－５におけるサイドリンク送信をスケジューリングする第１のサイドリンクグラントを受信し、スロットｍ＋１において、スロットｎ_ｕ－４におけるサイドリンク送信をスケジューリングする第２のサイドリンクグラントを受信する。この例では、第１のサイドリンクグラントおよび第２のグラントは、スロットｎｕにおいてサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの報告（例えば、スロットｎ_ｕ－５におけるサイドリンク送信および／またはスロットｎ_ｕ－４におけるサイドリンク送信に関連する、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのようなサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫのフィードバックを示す報告）を送信することを指示する。いくつかの例では、第１のサイドリンクグラントはスロットｎｕにおける第１のＰＵＣＣＨリソースを示し、第２のサイドリンクグラントはスロットｎｕにおける第２のＰＵＣＣＨリソースを示す。第１のＵＥは、（例えば、スロットｎ_ｕ－５におけるサイドリンク送信および／またはスロットｎ_ｕ－４におけるサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを示す）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成してもよい。第１のＵＥは、例えば、第２のＰＵＣＣＨリソースが第２のサイドリンクグラント（例えば、時間ドメインにおいて最後に受信したサイドリンクグラント）によって指示されていることに基づいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを第２のＰＵＣＣＨリソース上で送信してもよい。

【0073】

いくつかの例では、最後に受信したＤＣＩまたはサイドリンクのグラントは、リソースをスケジューリングし、リソースは、アソシエーションセット内のＰＳＦＣＨリソースに関連付けられる。

【0074】

いくつかの例では、最後に受信したＤＣＩまたはサイドリンクのグラントは、最新のリソース（例えば、１つ以上のＤＣＩおよび／またはサイドリンクグラントによってスケジューリングされた１つ以上のリソースの最新のリソース）をスケジューリングし、その最新のリソースは、アソシエーションセット内のＰＳＦＣＨリソースに関連付けられる。

【0075】

いくつかの例では、最後に受信したＤＣＩまたはサイドリンクのグラントは、リソースをスケジューリングし、そのリソースは、アソシエーションセット内の時間ドメインにおける最後のＰＳＦＣＨであるＰＳＦＣＨリソースに関連付けられる。

【0076】

いくつかの例では、第１のＵＥは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを（例えば、スロットｎｕにおいて）ＰＵＣＣＨリソースまたはＰＵＳＣＨリソースにおいて送信する。

【0077】

いくつかの例では、第１のＵＥは、キャリア内の１つ以上のサイドリンクリソースプールで設定されている。例えば、第１のＵＥは、キャリア内の第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールで設定されてもよい。いくつかの例では、第１のサイドリンクリソースプールに設定（例えば、事前設定）された第１のＰＳＦＣＨ周期性（例えば、ＰＳＦＣＨスロット周期性）は、第２のサイドリンクリソースプールに設定（例えば、事前設定）された第２のＰＳＦＣＨ周期性（例えば、ＰＳＦＣＨスロット周期性）とは異なってもよい。代替的および／または追加的に、第１のＰＳＦＣＨ周期性は、第２のＰＳＦＣＨ周期性と同じであってもよい。いくつかの例では、時間オフセットセットは、専用のシグナリング（例えば、専用のＲＲＣシグナリング）またはシステム情報（例えば、ブロードキャストシグナリング）で設定される。

【0078】

図６は、いくつかの実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブック構成に関連する例示的なシナリオを示す。いくつかの例では、第１のＵＥ（例えば、ＴＸ ＵＥ）は、キャリア１内の２つのサイドリンクリソースプールで設定される。リソースプール１のために設定された第１のＰＳＦＣＨ周期性は、Ｎ１＝１である。リソースプール２のために設定された第２のＰＳＦＣＨ周期性は、Ｎ２＝２である。対応するリソースプールに属するスロットは、図６においてパターン充填スロットとして示されている。リソースプール１とリソースプール２は、直交していてもよいし、周波数領域で分離していてもよい。リソースプール１とリソースプール２は、時間ドメインにおいて重複していてもよい。

【0079】

サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの順序（例えば配置）は、スロットインデックスおよび／またはプールインデックスに基づいて決定される。

【0080】

いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、最初に、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをスロットインデックスで順序付けし、それに続いて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをプールインデックスで順序付けることによって順序付けられてもよい（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの順序は、）。図６に示す例では、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－８におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの初期位置にあり、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－５におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－４におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－１におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き，、リソースプール２内のスロットｎ_ｕ－５におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き、リソースプール２内のスロットｎ_ｕ－２におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続く。

【0081】

代替的および／または追加的に、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、最初にサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをプールインデックスで順序付けし、それに続いて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをスロットインデックスで順序付けることによって順序付けられ得る（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの順序は、最初にプールインデックスで、それに続いて、スロットインデックスで決定（および／または導出）される）。（図６に示されていない）例では、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－８におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの初期位置にあり、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－５におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き、リソースプール２内のスロットｎ_ｕ－５におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－４におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き，、リソースプール２内のスロットｎ_ｕ－２におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続き、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－１におけるＰＳＦＣＨのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫが続く。

【0082】

いくつかの例では、各サイドリンクリソースプールは、サイドリンク割り当てインデックスまたはサイドリンク割り当てカウンタに関連付けられる。いくつかの例では、サイドリンク割り当てインデックスまたはサイドリンク割り当てカウンタは、サイドリンク割り当てインデックスに関連するサイドリンクリソースプールにおけるサイドリンクグラント、ＰＳＦＣＨ送信または受信のＰＳＣＣＨまたはＰＳＳＣＨをカウントする。図６に関する例では、リソースプール１は第１のサイドリンク割り当てインデックスに関連付けられ、リソースプール２は第２のサイドリンク割り当てインデックスに関連付けられる。

【0083】

いくつかの例では、リソースプール１内の１つ以上のリソースをスケジューリングするための第１のサイドリンクグラント監視機会が、リソースプール１内の１つ以上のリソースをスケジューリングするための第２のサイドリンクグラント監視機会（例えば、次のサイドリンクグラント監視機会）に変更されたとき（または変更された場合）に、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加する（例えば、第１のサイドリンクグラント監視機会の発生に続いて第２のサイドリンクグラント監視機会が発生したことに応答して、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加してもよい）。いくつかの例では、１つのリソースプール内の１つ以上のリソースをスケジューリングするための監視機会が、異なるリソースプール内の１つ以上のリソースをスケジューリングするための別の監視機会に変更された場合（および／またはとき）に、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加しない（例えば、リソースプール１内の１つ以上のリソースをスケジューリングするための第１のサイドリンクグラント監視機会が、リソースプール２内の１つ以上のリソースをスケジューリングするための第２のサイドリンクグラント監視機会に変更された場合（および／またはとき）に、リソースプール１に関連する第１の再度リンク割り当てインデックスが増加しない）。例えば、第２のサイドリンクグラント監視機会と第１のサイドリンクグラント監視機会が異なるリソースプールに関連付けられている場合に、第１のサイドリンクグラント監視機会の発生に続いて、第２のサイドリンクグラント監視機会が発生したことにより、および／またはそれに応答して、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加しなくてもよい。

【0084】

代替的および／または追加的に、リソースプール１内の第１のＰＳＦＣＨ監視機会がリソースプール１内の第２のＰＳＦＣＨ監視機会（例えば、次のＰＳＦＣＨ監視機会）に変更された場合（および／またはとき）に、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加してもよい（例えば、第１のサイドリンク割り当てインデックスは、第１のＰＳＦＣＨ監視機会の発生に続いて、第２のＰＳＦＣＨ監視機会が発生したことに応答して増加してもよい）。いくつかの例では、１つのリソースプール内の監視機会が異なるリソースプール内の別の監視機会に変更された場合（またはとき）に、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加しない（例えば、リソースプール１に関連する第１のＰＳＦＣＨ監視機会が、リソースプール２内の第２のＰＳＦＣＨ監視機会に変更された場合（および／またはとき）、例えば、リソースプール２内の第２のＰＳＦＣＨ監視機会が、リソースプール１内の第１のＰＳＦＣＨ監視機会の発生後に発生するときに、リソースプール１に関連する第１のサイドリンク割り当てインデックスは増加しない）。例えば、第２のＰＳＦＣＨ監視機会および第１のＰＳＦＣＨ監視機会が異なるリソースプールに関連付けられている場合に、第１のＰＳＦＣＨ監視機会の発生に続いて、第２のＰＳＦＣＨ監視機会が発生したことにより、および／またはそれに応答して、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加しなくてもよい。

【0085】

代替的および／または追加的に、リソースプール１内の第１の送信機会（例えば、ＰＳＳＣＨおよび／またはＰＳＣＣＨ送信機会）がリソースプール１内の第２の送信機会（例えば、次の送信機会、例えばＰＳＳＣＨおよび／またはＰＳＣＣＨ送信機会）に変更される場合（および／またはとき）に、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加してもよい（例えば、第１の送信機会の発生に続いて、第２の送信機会が発生したことに応答して、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加してもよい）。いくつかの例では、１つのリソースプール内の送信機会が異なるリソースプール内の別の送信機会に変更された場合（および／またはとき）に、第１のサイドリンク割り当てインデックスは増加しない。例えば、第２の送信機会と第１の送信機会が異なるリソースプールに関連付けられている場合に、第１の送信機会の発生に続いて、第２の送信機会が発生したことにより、および／またはそれに応答して、第１のサイドリンク割り当てインデックスが増加しなくてもよい。

【0086】

第１のＵＥ（例えば、ＴＸ ＵＥ）は、各サイドリンクリソースプールに関連するサイドリンク割り当てインデックスに基づいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成してもよい（例えば、第１のＵＥは、リソースプール１に関連する第１のサイドリンク割り当てインデックスおよびリソースプール２に関連する第２のサイドリンク割り当てインデックスに基づいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成してもよい）。いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの情報は、第１のサイドリンク割り当てインデックスおよび第２のサイドリンク割り当てインデックスに基づいて配置される。いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、第１のサイドリンク割り当てインデックスに関連する監視機会と、それに続く、第２のサイドリンク割り当てインデックスに関連する監視機会として生成される。一例では、監視機会がＰＳＳＣＨ送信を伴わない場合に、ＵＥは第１のサイドリンク割り当てインデックスを増加させなくてもよい（例えば、ＵＥは、ＰＳＳＣＨ送信を伴わない監視機会により、および／またはそれに応答して、第１のサイドリンク割り当てインデックスを増加させない）。

【0087】

図６に関する例では、（リソースプール１に関連する）第１のサイドリンク割り当てインデックスは、スロットｎ_ｕ－８からｎ_ｕ－５まで増加し（例えば、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－８におけるＰＳＦＣＨ監視機会の発生に続いて、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－５におけるＰＳＦＣＨ監視機会が発生することによる）、スロットｎ_ｕ－５からｎ_ｕ－４まで増加し（例えば、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－５におけるＰＳＦＣＨ監視機会の発生に続いて、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－４におけるＰＳＦＣＨ監視機会が発生することによる）、および／またはスロットｎ_ｕ－４からｎ_ｕ－１まで増加する（例えば、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－４におけるＰＳＦＣＨ監視機会の発生に続いて、リソースプール１内のスロットｎ_ｕ－１におけるＰＳＦＣＨ監視機会が発生することによる）。第１のサイドリンク割り当てインデックスは、スロットｎ_ｕ－２が発生したときに増加しない（例えば、スロットｎ_ｕ－２がサイドリンクリソースプール２に属することによる、および／または、スロットｎ_ｕ－２におけるＰＳＦＣＨ監視機会がリソースプール１ではなく、リソースプール２にあることによる）。いくつかの例では、第２のサイドリンク割り当てインデックスは、スロットｎ_ｕ－５からｎ_ｕ－２まで２ずつ増加する。図６に関する例では、スロットｘからスロットｙまでのサイドリンク割り当てインデックスの増加は、スロットｙが発生するとき、発生すると、発生時および／または発生することに応答して増加するサイドリンク割り当てインデックスに対応する。

【0088】

図５では、サイドリンクリソースプールに属するスロットはパターン充填スロットとして示され、ＰＳＦＣＨ領域はパターン充填スロットのいくつかの内側に黒色の長方形として示されている。この例のサイドリンクリソースプールは、周期性がＮ＝２で設定されている。従って、サイドリンクリソースプール内の２つのサイドリンクスロットの各セットは、ＰＳＦＣＨ領域および／またはＰＳＦＣＨリソースを含む（例えば、ＰＳＦＣＨ領域および／またはＰＳＦＣＨリソースが、サイドリンクリソースプール内の２番目のスロットごとに存在する）。この例では、スロットｎ_ｕ－２内の１つ以上のＰＳＦＣＨリソース（例えば、ＰＳＦＣＨ１およびＰＳＦＣＨ２を含む２つのＰＳＦＣＨリソース）は、サイドリンクリソースプール内の２つの先行スロットにおけるサイドリンク送信のために、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに関連付けられている。例えば、２つの先行スロットは、スロットｎ_ｕ－２に先行するサイドリンクリソースプール内の最新の２つのスロットに対応し得る。例えば、２つの先行スロットは、サイドリンクリソースプール内の１つのスロットだけスロットｎ_ｕ－２を先行する、サイドリンクリソースプール内のスロット（例えば、スロットｎ_ｕ－４）（例えば、スロットｎ_ｕ－４は、図５に示すように１つのパターン充填スロットだけスロットｎ_ｕ－２を先行する）と、サイドリンクリソースプール内の２つのスロットだけスロットｎ_ｕ－２を先行する、サイドリンクリソースプール内のスロット（例えば、スロットｎ_ｕ－５）（例えば、スロットｎ_ｕ－５は、図５に示すように２つのパターン充填スロットだけスロットｎ_ｕ－２を先行する）と、を含む。第１のＵＥ（例えば、ＴＸ ＵＥ）は、時間オフセットセット（例えば、ＰＳＦＣＨからＰＵＣＣＨへのオフセット＝｛１，２，３，４，５，６，７，８｝）で設定されてもよい。いくつかの例において、アソシエーションセット５０２は、時間オフセットセットに基づく（例えば、アソシエーションセット５０２は、それぞれ、１、２、３、４、５、５、６、７、および８を含む時間オフセットセットに基づいて、スロットｎ_ｕ－１、ｎ_ｕ－２、ｎ_ｕ－３、ｎ_ｕ－４、ｎ_ｕ－５、ｎ_ｕ－６、ｎ_ｕ－７、およびｎ_ｕ－８を含んでもよい）。第１のＵＥは、スロットｍにおいて第１のサイドリンクグラント（またはＤＣＩ）を受信する。第１のサイドリンクグラントは、スロットｎ_ｕ－５における第１のサイドリンクリソースを示す（例えば、第１のサイドリンクグラントは、スロットｎ_ｕ－５における第１のサイドリンクリソースを第１のＵＥに指示してもよい）。第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－５において第１のＲＸ ＵＥへの第１のサイドリンク送信を行ってもよい。第１のＵＥは、第１のサイドリンク送信に関連する第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信する（例えば、第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、第１のＲＸ ＵＥによる第１のサイドリンク送信の受信が成功したかどうかを示してもよい）。第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、スロットｎ_ｕ－２内のＰＳＦＣＨ１において受信されてもよい。第１のＵＥは第１のＲＸ ＵＥから第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信する。第１のサイドリンクグラントによって示される時間オフセット（例えば、時間オフセットは、時間オフセットセットから「２」であってもよい）に基づいて、第１のＵＥは、ＰＳＦＣＨ１に基づいて第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを送達するためのＰＵＣＣＨのスロットおよび／または時間を決定（および／または導出してもよい）。この例では、第１のＵＥは、スロットｎｕにおいて、第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを送達するために、ＰＵＣＣＨを送信することを決定する（例えば、第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－２に含まれているＰＳＦＣＨ１に基づいて、かつ、例えば、スロットｎｕがスロットｎ_ｕ－２の後の２スロットであることを決定することによって、時間オフセットセットから２の時間オフセットに基づいて、ＰＵＣＣＨの送信のためのスロットｎｕを導出してもよい）。第１のＵＥは、スロットｍ＋１において第２のサイドリンクグラントを受信してもよい。第２のサイドリンクグラントは、スロットｎ_ｕ－４における第２のサイドリンクリソースを示す（例えば、第２のサイドリンクグラントは、スロットｎ_ｕ－４における第２のサイドリンクリソースを第１のＵＥに指示する）。第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－４において第２のＲＸ ＵＥへの第１のサイドリンク送信を行ってもよい。第１のＲＸ ＵＥは、第２のＲＸ ＵＥと同じか、異なってもよい。第１のＵＥは、第２のサイドリンク送信に関連する第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信する（例えば、第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、第２のＲＸ ＵＥによる第２のサイドリンク送信の受信が成功したかどうかを示してもよい）。第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、スロットｎ_ｕ－２内のＰＳＦＣＨ２において受信されてもよい。第１のＵＥは、第２のＲＸ ＵＥから第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを受信する。第２のサイドリンクグラントによって示される時間オフセット（例えば、時間オフセットは、時間オフセットセットから「２」であってもよい）に基づいて、第１のＵＥは、ＰＳＦＣＨ２に基づいて第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを送達するためのＰＵＣＣＨのスロットおよび／または時間を決定（および／または導出）してもよい。この例では、第１のＵＥは、スロットｎｕにおいて、第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを送達するためのＰＵＣＣＨを送信することを決定する（例えば、第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－２に含まれているＰＳＦＣＨ２に基づいて、かつ、例えば、スロットｎｕがスロットｎ_ｕ－２の後の２つのスロットであることを決定することによって、時間オフセットセットからの２の時間オフセットに基づいて、ＰＵＣＣＨの送信のためのスロットｎｕを導出してもよい）。第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－５に関連する２つの機会とスロットｎ_ｕ－２に関連する２つの機会を含む（および／または示す）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを導出（および／または生成）する。第１のＵＥは、２および５とは異なる時間オフセット値に関連するスロットを機会としてカウントしなくてもよい（例えば、第１のＵＥは、２および５とは異なる時間オフセット値と関連するスロットにおいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ（例えば、任意のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ）を受信することを期待しないため）。第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－５を２つの機会、スロットｎ_ｕ－２を２つの機会としてカウントすることによって、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成（および／または導出）する。いくつかの例において、カウントされたスロットについての２つの機会が、Ｎ＝２である、および／またはサイドリンクリソースプールのスロット内のＰＳＦＣＨ領域および／またはリソースがサイドリンクリソースプールの２つのサイドリンクスロットに関連付けられているためである。言い換えれば、第１のＵＥは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズに対応する第１の機会数が４であると決定する。いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは第１の機会数（例えば、４）に等しい。サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫビットを含み、例えば、ｎ_ｕ－５における第１の機会のためのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに対応する１つ以上の第１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫビット（例えば、１ビット）と、ｎ_ｕ－５における第２の機会のためのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに対応する１つ以上の第２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫビット（例えば、１ビット）と、ｎ_ｕ－２における第１の機会のためのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに対応する１つ以上の第３のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫビット（例えば、１ビット）と、ｎ_ｕ－２における第２の機会のためのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに対応する１つ以上の第４のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫビット（例えば、１ビット）を含む。この例では、第１のＵＥがスロットｎ_ｕ－５内のＰＳＦＣＨ領域において情報（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック）を受信しない場合に、第１のＵＥは、スロットｎ_ｕ－５における第１の機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ、およびスロットｎ_ｕ－５における第２の機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫがＮＡＣＫであると決定（および／または導出）してもよい（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの１つ以上の第１のビットおよび／または１つ以上の第２のビットが、ＮＡＣＫを示し得る「０」を示してもよい）。第１のＵＥは、それぞれ、ＰＳＦＣＨ１の内容およびＰＳＦＣＨ２の内容に基づいて、スロットｎ_ｕ－２における第１の機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫおよびスロットｎ_ｕ－２における第２の機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを決定（および／または導出）してもよい。いくつかの例において、（第１のＲＸ ＵＥから受信した）ＰＳＦＣＨ１の内容および（第２のＲＸ ＵＥから受信した）ＰＳＦＣＨ２の内容は、ＡＣＫ、ＮＡＣＫまたはＤＴＸ（Ｄｉｓｃｏｎｔｉｎｏｕｓ Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ）であってもよい（例えば、ＤＴＸは、スロットｎ_ｕ－２のＰＳＦＣＨ領域において、ＰＳＦＣＨ１および／またはＰＳＦＣＨ２に対応する情報を受信しないことに対応してもよい）。いくつかの例において、（ＰＳＦＣＨ１またはＰＳＦＣＨ２の内容によって示されるような）スロットｎ_ｕ－２における機会がＮＡＣＫおよび／またはＤＴＸに対応する場合に、第１のＵＥは、その機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫがＮＡＣＫであると決定（および／または導出）する（例えば、第１のＵＥは、その機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをＮＡＣＫとみなす）。いくつかの例では、（ＰＳＦＣＨ１またはＰＳＦＣＨ２の内容によって示されるような）スロットｎ_ｕ－２の機会がＡＣＫに対応する場合に、第１のＵＥは、その機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫがＡＣＫであると決定（および／または導出）する（例えば、第１のＵＥは、その機会に対するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫをＡＣＫとみなす）。

【0089】

図７は、いくつかの実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに関連する例示的なシナリオを示す。いくつかの例において、第１のＵＥ（例えば、ＴＸ ＵＥ）は、各々がサイドリンク送信（例えば、図７に示されるパターン充填スロット）を送信するための、かつ、各々がアソシエーションセット７０２内にあるＰＳＦＣＨスロットに関連する、１つ以上のスロットに基づいて第１の機会数を決定する。アソシエーションセット７０２内の１つ以上のスロットの１つ以上のＰＳＦＣＨ領域（図７のパターン充填スロットのいくつかの内側に黒色の長方形として示されている）は、第１の機会数がそれに基づいて決定される１つ以上のスロットの各スロットに関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを受信するために使用および／またはそうするように設定される。この例では、機会１のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫと機会２のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫがスロットｎ_ｕ－５内のＰＳＦＣＨ領域に関連付けられ、機会３のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫと機会４のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫがスロットｎ_ｕ－２内のＰＳＦＣＨ領域と関連付けられる。したがって、機会１に対応するスロットが、サイドリンク送信のためのスロットであり、機会１に対応するスロットが、（アソシエーションセット７０２内にある）スロットｎ_ｕ－５内のＰＳＦＣＨ領域に関連付けられていることにより、機会１に対応するスロットが、第１の機会数がそれに基づいて決定される１つ以上のスロットに含まれる（および／または、機会１が第１の機会数を決定する際にカウントされる）。同様に、機会２、３および４に対応するスロットがまた、第１の機会数がそれに基づいて決定される１つ以上のスロットに含まれてもよい（および／または、機会２、３および４が第１の機会数を決定する際にカウントされてもよい）。第１のＵＥは、第１の機会数が４であると決定する。１つ以上のスロットの数量が４であるという決定に基づいて、第１の機会数が４であってもよい。代替的および／または追加的に、１つ以上のスロットに関連する１つ以上の機会（例えば、機会１、機会２、機会３および機会４）の数量が４であるという決定に基づいて、第１の機会数が４であってもよい。サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは４（例えば、第１の機会数に等しい）になる。いくつかの例において、１つ以上の機会のうちの機会（および／または１つ以上のスロットのうちのスロット）は、アソシエーションセット７０２内にあっても、またはアソシエーションセット７０２外にあってもよい（例えば、１つ以上の機会のうちの機会、例えば、機会１は、アソシエーションセット７０２よりも早くてもよい）。

【0090】

図８は、いくつかの実施形態による、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫに関連する例示的なシナリオを示す。図８は、時間オフセットセット｛１，２，３，４，５，６，７，８｝に関して、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成するための４つの例を示す。アソシエーションセットは、時間オフセットセット｛１，２，３，４，５，６，７，８｝に基づいて、スロット［ｎ_ｕ－８，ｎ_ｕ－１］を含んでもよい。１つのＰＳＦＣＨリソースは、図８において１つの「Ａ／Ｎ」に対応する。例１では、ＰＳＦＣＨ周期性はＮ＝１であり、８個のスロットはサイドリンクリソースプールに属する（例えば、スロット［ｎ_ｕ－８，ｎ_ｕ－１］のすべてのスロットはサイドリンクリソースプールのサイドリンクスロットである）。例１では、（例えば、スロットｎｕにおいてＰＵＣＣＨを介して送信される）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは８である（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは、Ｎ（例えば、１）と、各々がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫためのＰＳＦＣＨ領域を含み、各々がサイドリンクリソースプールに属するスロットの数量（例えば、８）との積に等しい）。

【0091】

例２では、ＰＳＦＣＨ周期性はＮ＝２であり、８個のスロットはサイドリンクリソースプールに属する（例えば、スロット［ｎ_ｕ－８，ｎ_ｕ－１］のすべてのスロットはサイドリンクリソースプールのサイドリンクスロットである）。例２では、（例えば、スロットｎｕにおいてＰＵＣＣＨを介して送信される）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは８である（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは、Ｎ（例えば、２）と、各々がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫのためのＰＳＦＣＨ領域を含み、各々がサイドリンクリソースプールに属するスロットの数量（例えば、４）との積に等しい）。

【0092】

例３では、ＰＳＦＣＨ周期性はＮ＝１であり、４個のスロットはサイドリンクリソースプールに属する（例えば、スロット［ｎ_ｕ－８，ｎ_ｕ－１］の４個のスロットはサイドリンクリソースプールのサイドリンクスロットである）。例３では、（例えば、スロットｎｕにおいてＰＵＣＣＨを介して送信される）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは４である（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは、Ｎ（例えば、１）と、各々がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫのためのＰＳＦＣＨ領域を含み、各々がサイドリンクリソースプールに属するスロットの数量（例えば、４）との積に等しい）。

【0093】

例４では、ＰＳＦＣＨ周期性はＮ＝２であり、４個のスロットはサイドリンクリソースプールに属する（例えば、スロット［ｎ_ｕ－８，ｎ_ｕ－１］の４個のスロットはサイドリンクリソースプールのサイドリンクスロットである）。例４では、（例えば、スロットｎｕにおいてＰＵＣＣＨを介して送信される）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは４である（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックサイズは、Ｎ（例えば、２）と、各々がサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫのためのＰＳＦＣＨ領域を含み、各々がサイドリンクリソースプールに属するスロットの数量（例えば、２）との積に等しい）。

【0094】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ＰＳＦＣＨスロット「ｎ_ｆ」は、ＰＳＳＣＨスロット「ｎｓ」、ＰＤＳＣＨ「ｎ_Ｄ」、またはＰＤＣＣＨスロット「ｎ_Ｄ」で置き換えられてもよい。

【0095】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ｋ１’は、ＰＳＳＣＨスロット「ｎｓ」から上りリンクスロット「ｎ_ｕ」までの物理スロットの数に対応するスロットオフセットに対応してもよい（例えば、ＰＳＳＣＨスロットがスロット「ｎ_ｕ－ｘ」である例において、スロットオフセットはｘであってもよい）。

【0096】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ｋ１’は、スロット「ｎ_Ｄ」から上りリンクスロット「ｎ_ｕ」までの物理スロットの数に対応するスロットオフセットに対応してもよい（例えば、「ｎ_Ｄ」が「ｎ_ｕ－ｘ」である例において、スロットオフセットはｘであってもよい）。スロット「ｎ_Ｄ」は、ＰＤＳＣＨまたはＰＤＣＣＨスロットであってもよい。

【0097】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ＰＳＦＣＨ周期性は、１個のスロットよりも大きい。

【0098】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ＰＳＦＣＨ周期性は、Ｎ＝２（例えば、２個のスロット）またはＮ＝４（例えば、４個のスロット）である。

【0099】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、サイドリンクリソースプールについて、サイドリンクリソースプール内のすべてのスロットがＰＳＦＣＨリソースを含むわけではない。

【0100】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、サイドリンクリソースプールについて、ＰＳＦＣＨリソースを含む１つのスロットは、２個のスロット（Ｎ＝２の場合）もしくは４個のスロット（Ｎ＝４の場合）、またはＮに等しい異なる数のスロット（例えば、ＰＳＦＣＨ周期性）における１つ以上のサイドリンク送信に関連付けられる。

【0101】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、第１のＵＥは、車両ＵＥ、歩行者ＵＥ、および／またはサイドリンク伝送を行うＴＸ ＵＥであってもよい。

【0102】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ネットワークは、ｇＮＢ、ｅＮＢ、基地局、ネットワークノード、および／またはＴＲＰであってもよい。

【0103】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、サイドリンク送信は、ＰＣ５インターフェースを介して送信されてもよい。

【0104】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、サイドリンク送信はＰＳＳＣＨを介して送信される。

【0105】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、第１のＵＥは、ネットワークからのスケジューリングに基づいてサイドリンク送信行うように設定されている（例えば、事前設定されている）。

【0106】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ユニキャストであるサイドリンク送信は、ピアデバイス（例えば、第１のＵＥのピア）および／またはペアデバイス（例えば、第１のＵＥとペアにされたデバイス）のみが、サイドリンク送信の受信および／または複合に成功できることを示唆してもよい。

【0107】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ユニキャストであるサイドリンク送信は、サイドリンク送信が、ピアデバイスおよび／またはペアデバイスに対するＩＤ（例えば、Ｌ１／Ｌ２宛先ＩＤ）を含むおよび／または示すことを示唆してもよい。

【0108】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、グループキャストであるサイドリンク送信は、グループ内のデバイス（例えば、サイドリンクグループ）のみが、サイドリンク送信の受信および／または復号に成功できることを示唆してもよい。

【0109】

本明細書における１つ以上の実施形態に関して、いくつかの例において、ユニキャストであるサイドリンク送信は、サイドリンク送信が、グループに対するＩＤを含むおよび／または示すことを示唆してもよい。

【0110】

前述の技術および／または実施形態の１つ、いくつか、および／または全てを、新しい実施形態に形成することができる。

【0111】

いくつかの例において、本明細書に開示される実施形態は、独立して、および／または別々に実装されてもよい。代替的および／または追加的に、本明細書で説明される実施形態の組み合わせが実装されてもよい。代替的および／または追加的に、本明細書で説明される実施形態の組み合わせが同時に（ｃｏｎｃｕｒｒｅｎｔｌｙ ａｎｄ／ｏｒ ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓｌｙ）実装されてもよい。

【0112】

本開示の種々の方法および／または技術は、独立して、および／または互いに分離して行われてもよい。代替的および／または追加的に、本開示の種々の方法および／または技術は、単一のシステムを用いて組み合わされおよび／または実装されてもよい。代替的および／または追加的に、本開示の種々の方法および／または技術は、同時に（ｃｏｎｃｕｒｒｅｎｔｌｙ ａｎｄ／ｏｒ ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓｌｙ）実装されてもよい。

【0113】

図９は、第１のＵＥの観点から、スロットｎｕにおいてサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを送信するための１つの例示的な実施形態によるフローチャート９００である。ステップ９０５において、第１のＵＥに、ネットワークによって時間オフセットセットが設定される。ステップ９１０において、第１のＵＥは、時間オフセットセットに基づいてアソシエーションセットを決定（および／または導出）する。ステップ９１５において、第１のＵＥは、スロットｎｕにおいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをネットワークに送信し、ここで、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、第１の機会数に基づいて決定（および／または導出）され、第１の機会数は、ＰＳＦＣＨスロットの周期性と、各々がアソシエーションセット内にあり、各々がＰＳＦＣＨリソースを含むスロット数との積と等しい。

【0114】

一実施形態では、時間オフセットセット内の各時間オフセット（例えば、ｋ１’）は、ＰＳＦＣＨスロット「ｎ_ｆ」から上りリンクスロット「ｎ_ｕ」までの物理スロットの数に対応する。

【0115】

一実施形態では、ＰＳＦＣＨスロットの周期性は、サイドリンクリソースプールのために設定（例えば、事前設定）される。

【0116】

一実施形態では、サイドリンクリソースプール内の１つ以上のスロットは、ＰＳＦＣＨスロットの周期性に従って１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含む。ＰＳＦＣＨスロットの周期性がＮである例では、サイドリンクリソースプール内のＮ個のスロットの各セットは、ＰＳＦＣＨリソースを含む（例えば、サイドリンクリソースプール内のＮ番目のスロットごとに、ＰＳＦＣＨリソースを含む）。

【0117】

一実施形態では、第１の機会数は、各々が、アソシエーションセット内にあるＰＳＦＣＨリソースを含むスロットに関連するＰＳＣＣＨリソースおよび／またはＰＳＳＣＨリソースを含む（および／または潜在的に含む）スロット（例えば、可能なスロット）に基づいて決定（および／または派生）されてもよい（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、ＰＳＦＣＨリソースを介して受信されてもよく、ここで、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、ＰＳＣＣＨリソースおよび／またはＰＳＳＣＨリソースを使用して行われるサイドリンク送信に関連付けられる）。

【0118】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、ＰＳＦＣＨスロットの周期性と共にサイドリンクリソースプールにおいて、第１のＵＥによって送信される１つ以上のサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含む。いくつかの例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、１つ以上のスロットにおける受信（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫ受信）に基づいて決定され、ここで、１つ以上のスロットの各スロットはＰＳＦＣＨリソースを含む。

【0119】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、単一のサイドリンクリソースプールにおいて、第１のＵＥによって送信される１つ以上のサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含む（例えば、１つ以上のサイドリンク送信の各サイドリンク送信は、同じサイドリンクリソースプール内にある）。

【0120】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、異なるサイドリンクリソースプールにおいて、第１のＵＥによって送信されるサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含まないか、および／または多重化しない（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、サイドリンク送信の全てが同じサイドリンクリソースプール内にない場合に、サイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含まなくてもよい。すなわち、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、単一サイドリンクリソースプールにおいて、１つ以上のサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含んでもよい）。

【0121】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、複数のサイドリンクリソースプールにおいて、第１のＵＥによって送信されるサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含み（例えば、サイドリンク送信の少なくとも１つのサイドリンク送信が第１のサイドリンクリソースプールにおいて行われ、サイドリンク送信の少なくとも１つのサイドリンク送信が第１のサイドリンクリソースプールとは異なる第２のサイドリンクリソースプールにおいて行われる場合）、ここで、複数のサイドリンクリソースプールは、ＰＳＦＣＨスロットの同じ周期性で設定（例えば、事前設定）される。

【0122】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、複数のサイドリンクリソースプールにおいて、第１のＵＥによって送信されるサイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含まないか、または多重化しない（例えば、サイドリンク送信の少なくとも１つのサイドリンク送信が第１のサイドリンクリソースプールにおいて行われ、サイドリンク送信の少なくとも１つのサイドリンク送信が第１のサイドリンクリソースプールとは異なる第２のサイドリンクリソースプールにおいて行われる場合）、ここで、複数のサイドリンクリソースプールは、ＰＳＦＣＨスロットの異なる周期性で設定（例えば、事前設定）される（例えば、複数のサイドリンクリソースプールがＰＳＦＣＨスロットの同じ周期性で設定されない場合に、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックが、複数のサイドリンクリソースプールにおいて、サイドリンク送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを含まなくてもよい）。

【0123】

一実施形態では、第２のＵＥ（例えば、第１のＵＥとペアのようなペアＵＥ）は、１つ以上の第１の機会のうちの１つの機会において、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫを送信し、ここで、第１の機会数は、１つ以上の第１の機会の機会数である。

【0124】

一実施形態では、第２のＵＥからのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫは、第１のＵＥによって送信されたサイドリンク送信（例えば、ユニキャストサイドリンク送信）に応答するものである。

【0125】

一実施形態では、第１のＵＥは、リソース上のサイドリンク送信（例えば、ユニキャストサイドリンク送信）を送信し、ここで、リソースは、ネットワークによってスケジューリングされる。

【0126】

一実施形態では、時間オフセットセットは、専用シグナリング（例えば、専用ＲＲＣシグナリング）によって設定される。

【0127】

図３および図４を参照すると、第１のＵＥの１つの例示的な実施形態において、デバイス３００は、メモリ３１０に記憶されたプログラムコード３１２を含む。ＣＰＵ３０８は、プログラムコード３１２を実行して、第１のＵＥが、（ｉ）ネットワークによって時間オフセットセットが設定されることと、（ｉｉ）時間オフセットセットに基づいてアソシエーションセットを決定することと、（ｉｉｉ）スロットｎｕにおいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをネットワークに送信し、ここで、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、第１の機会数に基づいて決定され、第１の機会数は、ＰＳＦＣＨスロットの周期性と、各々がアソシエーションセット内にあり、各々がＰＳＦＣＨリソースを含むスロット数との積と等しい。さらに、ＣＰＵ３０８は、プログラムコード３１２を実行して、上述のアクションおよびステップのうちの１つ、いくつか、および／または全ておよび／または本明細書で説明される他のものを行ってもよい。

【0128】

図１０は、第１のＵＥの観点から、第３のスロット（例えば、スロットｎｕ）において、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをネットワークに送信するための１つの例示的な実施形態によるフローチャート１０００である。ステップ１００５において、第１のＵＥは、ネットワークから、キャリアおよび／またはセルにおいて、サイドリンクリソースプールの設定を受信する。サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、サイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ個のスロットの周期で定期的に設定される。一例では、サイドリンクリソースプールのＮ個のスロットの各セットは、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む１つのスロットを含む（例えば、サイドリンクリソースプールのＮ番目のスロットごとに、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む）。Ｎが１より大きい。ステップ１０１０において、第１のＵＥは、ネットワークから、アソシエーションセットを決定するための時間オフセットセットを有する設定を受信する。アソシエーションセットは、サイドリンクリソースプールのスロットセットを含む。スロットセットは、第３のスロットよりも早い（例えば、前にある）。スロットセットは、時間オフセットセットに基づいて決定される（および／または導出される）。ステップ１０１５において、第１のＵＥは、１つ以上の第１のスロットを決定（および／または導出）し、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、アソシエーションセット内にあり、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む。一例では、１つ以上の第１のスロットは、アソシエーションセット内にあり、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含むスロットの数に対応する。ステップ１０２０において、第１のＵＥは、１つ以上の第１の機会に基づいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成する。１つ以上の第１の機会は、１つ以上の第１のスロットおよびＮ個のスロットの周期に基づいて決定（および／または導出）される。

【0129】

一実施形態では、１つ以上の第１のスロットのうちのスロットは、１つ以上の第１の機会を決定または導出する際にＮ個の機会としてカウントされる（例えば、１つ以上の第１の機会を決定または導出するときに、第１のＵＥは、サイドリンクリソースプールの１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含む、アソシエーションセット内の１つのスロットについてＮ個の機会をカウントする）。一実施形態では、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、アソシエーションセット内のスロットは、１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、いかなる機会としてもカウントされない（例えば、０機会としてカウントされる）（例えば、１つ以上の第１の機会を決定または導出するときに、第１のＵＥは、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、アソシエーションセット内のスロットについていかなる機会もカウントしない）。

【0130】

一実施形態では、１つ以上の第１の機会の第１の数は、１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮとの積（例えば、Ｎ×１つ以上の第１のスロットの第１の数）に基づいて決定（および／または導出）される。１つの実施形態において、１つ以上の第１の機会の第１の数は、１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮとの積に等しい。１つの実施形態において、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、１つ以上の第１の機会の第１の数に対応する（例えば、１つ以上の第１の機会の第１の数は、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのビット数に等しくてもよく、１つ以上の第１の機会の第１の数は、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックによって示されるサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの数に等しくてもよい）。一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮとの積に対応する（例えば、１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮとの積は、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのビット数と等しくてもよく、および／または１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮとの積は、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックによって示されるサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの数と等しくてもよい）。

【0131】

一実施形態では、１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロット内のＰＳＦＣＨリソースは、サイドリンクリソースプールの複数のスロットにおけるサイドリンクデータ送信のためのサイドリンクリソースに関連付けられ、ここで、複数のスロットのスロット数はＮに等しく、複数のスロットの各スロットは、サイドリンクデータ送信のためのサイドリンクリソースを含む。一実施形態では、１つ以上の第１のスロットの第４のスロットと複数のスロットとの間のアソシエーションは、サイドリンクリソースプールに対して設定（例えば、事前設定）され、および／または指定される。一実施形態では、１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロットは、ＰＳＦＣＨリソースセットを含み、ＰＳＦＣＨリソースセットは、ＰＳＦＣＨリソースのＮ個のサブセットを含む。一実施形態では、ＰＳＦＣＨリソースのＮ個のサブセットのＰＳＦＣＨリソースの各サブセットは、複数のスロットのうちのスロットにおいてサイドリンクデータ送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの送信のために利用される（例えば、ＰＳＦＣＨリソースのＮ個のサブセットのＰＳＦＣＨリソースの各サブセットは、複数のスロットの各スロットのサイドリンクデータ送信に応答してサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを受信することに関連付けられる）。一実施形態では、１つ以上の第１の機会のうちの機会が、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースのサブセットに関連付けられる。一実施形態では、１つ以上の第１の機会のうちの機会が、複数のスロットのうちのスロットにおけるサイドリンクデータ送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックに関連付けられる。

【0132】

一実施形態では、第１のＵＥは、１つ以上の第１の機会の順序を決定（および／または導出）する。サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、１つ以上の第１の機会の順序に基づいて生成される（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの表示は、１つ以上の第１の機会の順序に従ってサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックに配置される）。１つ以上の第１の機会は、複数の機会セットを含む。複数の機会セットの各機会セットは、１つ以上の第１のスロットのうちのスロット内のＰＳＦＣＨリソースセットと関連付けられる。１つ以上の第１の機会の順序は、複数の機会セットのうちの第１の機会セットに、複数の機会セットのうちの第２の機会セットが続く。第１の機会セットは、１つ以上の第１のスロットの最も早いスロット内のＰＳＦＣＨリソースの第１のセットに関連付けられる。第１のＰＳＦＣＨリソースセットは、Ｎ個の第１のＰＳＦＣＨリソースサブセットを含み、第１の機会セットのうちの機会は、第１のＰＳＦＣＨリソースサブセットに関連付けられる。第２の機会セットは、１つ以上の第１のスロットの最も早いスロットの後に、１つ以上の第１のスロットのスロット内の第２のＰＳＦＣＨリソースセットに関連付けられる。第２のＰＳＦＣＨリソースセットは、Ｎ個の第２のＰＳＦＣＨリソースサブセットを含み、第２の機会セットのうちの機会は、第２のＰＳＦＣＨリソースサブセットに関連付けられる。前記複数の機会セットの各機会セットに対して、１つ以上の第１の機会の順序は、サイドリンクデータ送信のための第２のスロットに関連する、その機会セットのうちの第１の機会に、第２のスロットより後にあるサイドリンクデータ送信のための第３のスロットに関連する、その機会セットのうちの第２の機会が続くことに対応する。例えば、第２のスロットは、サイドリンクデータ送信のためのサイドリンクリソースを含んでもよい。第２の機会は、第２のスロットにおけるサイドリンクデータ送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを受信するためのＰＳＦＣＨリソースと関連付けられてもよい。第３のスロットは、第２のスロットの後にあり、サイドリンクデータ送信のためのサイドリンクリソースを含んでもよい。第３の機会は、１つ以上の第１の機会の順序において第２の機会に続き、第２のスロットにおけるサイドリンクデータ送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを受信するためのＰＳＦＣＨリソースと関連付けられてもよい。

【0133】

一実施形態では、第１のＵＥは、１つ以上の第１のスロットのうちのスロットにおいて１つ以上のＰＳＦＣＨリソースセットを受信し、ここで、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースセットうちのＰＳＦＣＨリソースセットのうちの複数のＰＳＦＣＨリソースは、時間領域で重複（例えば、完全に重複）し、周波数領域で重複しない。一例では、第１のＵＥは、１つ以上のＰＳＦＣＨリソースセットに加えて、そのスロットにおいて、１つ以上の他のリソースおよび／または情報を受信してもしなくてもよい。一例では、第１のＵＥは、ＰＳＦＣＨリソースセットを介して、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫセットを受信してもよい。

【0134】

一実施形態では、第１のＵＥは、サイドリンクリソースプール内の１つ以上のサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩを受信し、ここで、ＤＣＩは、１つ以上のサイドリンクリソースのうちのサイドリンクリソース上でのサイドリンクデータ送信に関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックのネットワークへの送信（および／または報告）のための第３のスロットを示す。第１のＵＥは、サイドリンクリソース上で第２のＵＥへのサイドリンクデータ送信を行う。第１のＵＥは、サイドリンクデータ送信に応答して、第２のＵＥからサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックを監視および／または受信する（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、第２のＵＥが第１のＵＥによって送信されたサイドリンクデータ送信の受信および／または復号に成功したかどうかを示してもよい）。一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、アソシエーションセット内のスロット内の第１のＰＳＦＣＨリソース（例えば、１つ以上の第１のスロットは、第１のＰＳＦＣＨリソースを含むスロットを含む）上で、第２のＵＥによって送信（および／または送達）される。一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックに基づいて生成される（および／またはサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの表示に基づいて生成される）。一例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックに加えて、他のサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックのような他の情報に基づいて生成されてもされなくてもよい。

【0135】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、第１のＰＳＦＣＨリソースに関連する、１つ以上の第１の機会うちの機会上である（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、１つ以上の第１の機会上および／またはそれを介して受信される）。

【0136】

一実施形態では、複数のスロットうちのスロットにおけるサイドリンクデータ送信がユニキャストである場合、サイドリンクデータ送信に関連するＰＳＦＣＨリソースサブセットのＰＳＦＣＨリソースの数が１である。一実施形態では、複数のスロットうちのスロットにおけるサイドリンクデータ送信がグループキャストである場合、サイドリンクデータ送信に関連するＰＳＦＣＨリソースサブセットのＰＳＦＣＨリソースの数が少なくとも１である。

【0137】

一実施形態では、１つ以上の第１の機会に関連するＰＳＦＣＨリソースサブセットを受信しないこと、ＰＳＦＣＨリソースのサブセットに関連するサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩを受信しないこと、および／または１つ以上の第１の機会に関連するサイドリンクデータ送信を行わないことに応答して、第１のＵＥは、その機会のためにＮＡＣＫを生成する。一例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、その機会のためのＮＡＣＫを示す。

【0138】

一実施形態では、第１のＵＥは、１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロットの間にＰＳＦＣＨ送信を行い、ＰＳＦＣＨ受信を行わないことを決定する。１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロットは、１つ以上の第１の機会を決定または導出する際にカウントされる。１つ以上の第１のスロットのうちの第４のスロットは、１つ以上の第１のスロットを決定または導出する際にＮ個の機会としてカウントされる。

【0139】

図３および図４を参照すると、第１のＵＥの１つの例示的な実施形態において、デバイス３００は、メモリ３１０に記憶されたプログラムコード３１２を含む。ＣＰＵ３０８は、プログラムコード３１２を実行して、第１のＵＥが、（ｉ）ネットワークから、キャリアおよび／またはセルにおいて、サイドリンクリソースプールの設定を受信することであって、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、サイドリンクリソースプール内のスロットにおいて、Ｎ個のスロットの周期で定期的に設定され、Ｎは、１より大きい、受信することと、（ｉｉ）ネットワークから、アソシエーションセットを決定するための時間オフセットセットを有する設定を受信することであって、スロットセットは（第１のＵＥがサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを送信する）第３のスロットより早く、スロットセットは時間オフセットセットに基づいて決定される、受信することと、（ｉｉｉ）１つ以上の第１のスロットを決定することであって、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、アソシエーションセット内にあり、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、サイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む、決定することと、（ｉｖ）１つ以上の第１の機会に基づいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成することであって、１つ以上の第１の機会は、１つ以上の第１のスロットおよびＮ個のスロットの周期に基づいて決定または導出される、生成することと、を行うことを可能にすることができる。さらに、ＣＰＵ３０８は、プログラムコード３１２を実行して、上述のアクションおよびステップのうちの１つ、いくつか、および／または全ておよび／または本明細書で説明される他のものを行ってもよい。

【0140】

図１１は、第１のＵＥの観点から、第３のスロット（例えば、スロットｎｕ）において、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックをネットワークに送信するための１つの例示的な実施形態によるフローチャート１１００である。ステップ１１０５において、第１のＵＥは、ネットワークから、アソシエーションセットを決定するための時間オフセットセットを有する第１の設定を受信する。アソシエーションセットは、時間オフセットセットに基づいて決定（および／または導出）されたスロットセットを含む。スロットセットは、第３のスロットよりも早い（例えば、前にある）。ステップ１１１０において、第１のＵＥは、ネットワークから、キャリアおよび／またはセルにおいて、複数のサイドリンクリソースプールを有する第２の設定を受信する。複数のサイドリンクリソースプールは、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールを含む。第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、第１のサイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ１個のスロットの周期で定期的に設定される。一例では、第１のサイドリンクリソースプールのＮ１個のスロットの各セットは、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含むする１つのスロットを含む。第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、第２のサイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ２個のスロットの周期で定期的に設定される。一例では、第２のサイドリンクリソースプールのＮ２個のスロットの各セットは、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む１つのスロットを含む。ステップ１１１５において、第１のＵＥは、１つ以上の第１のスロットを決定（および／または導出）し、ここで、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、アソシエーションセット内にあり、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む。一例では、１つ以上の第１のスロットは、アソシエーションセット内にあり、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含むスロットの数に対応する。ステップ１１２０において、第１のＵＥは、１つ以上の第２のスロットを決定（および／または導出）し、ここで、１つ以上の第２のスロットの各スロットは、アソシエーションセット内にあり、１つ以上の第２のスロットの各スロットは、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む。一例では、１つ以上の第２のスロットは、アソシエーションセット内にあり、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含むスロットの数に対応する。ステップ１１２５において、第１のＵＥは、１つ以上の第１の機会および１つ以上の第２の機会に基づいて、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを生成する。１つ以上の第１の機会は、１つ以上の第１のスロットおよびＮ１個のスロットの周期に基づいて決定（および／または導出）される。１つ以上の第２の機会は、１つ以上の第２のスロットおよびＮ２個のスロットの周期に基づいて決定（および／または導出）される。

【0141】

１つの実施形態において、Ｎ１は１以上であり、および／またはＮ２は１以上である。一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールの両方は、アソシエーションセット内に１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを有するスロットを含む。

【0142】

一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールは、時間ドメインで分離される。一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールの各スロットは、第２のサイドリンクリソースプール内の各スロットとは異なる。一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールは、時間ドメインにおいて重複せず、周波数ドメインにおいて重複しない。

【0143】

一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールは、第２のスロットを備え、ここで、第２のスロット内の第１のサイドリンクリソースプールの１つ以上の第１の周波数リソースは、第２のスロット内の第２のサイドリンクリソースプールの１つ以上の第２の周波数リソースとは異なる（例えば、第２のスロットについては、第１のサイドリンクリソースプールは、第２のサイドリンクリソースプールから分離される）。一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールは、１つ以上のスロットにおいて時間ドメインにおいて重複（例えば、部分的または完全に重複）し、周波数ドメインにおいて重複しない。

【0144】

一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、１つ以上の第１の機会に関連する情報（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報）と、それに続く、１つ以上の第２の機会に関連する情報（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバック情報）とを含む。

【0145】

一実施形態では、第１のＵＥは、１つ以上の第１の機会および１つ以上の第２の機会を含む複数の機会の順序を決定（および／または導出）する。サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、複数の機会の順序に基づいて生成される（例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックの表示は、複数の機会の順序に従ってサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックに配置されてもよい）。一実施形態では、第１のＵＥは、複数の機会の第２の順序を決定するために、複数の機会に関連するスロットインデックス（および／またはスロットオフセット）に基づいて複数の機会を順序付け、それに続いて、複数の機会の順序を決定するために、複数の機会の第２の順序および複数のサイドリンクリソースプールに基づいて複数の機会の順序付けることによって、順序を決定（および／または導出）する（例えば、複数の機会のうちの第２の機会が、複数の機会の順序を決定するために複数のサイドリンクリソースに基づいて再順序付けされてもよい）。代替的には、第１のＵＥは、複数の機会のうちの第３の順序を決定するために、複数のサイドリンクリソースプールに基づいて複数の機会を順序付けて、それに続いて、複数の機会の順序を決定するために、複数の機会の第３の順序および複数の機会に関連するスロットインデックス（および／または、スロットオフセット）に基づいて、複数の機会の順序付けることによって順序を決定（および／または導出）する。

【0146】

一実施形態では、１つ以上の第１のスロットのうちのスロットは、１つ以上の第１の機会を決定または導出する際にＮ１個の機会としてカウントされる（例えば、１つ以上の第１の機会を決定または導出するときに、第１のＵＥは、第１のサイドリンクリソースプールの１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含む、アソシエーションセット内の１つのスロットについてＮ１個の機会をカウントする）。一実施形態では、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、アソシエーションセット内のスロットは、１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、いかなる機会としてもカウントされない（例えば、０機会としてカウントされる）（例えば、１つ以上の第１の機会を決定または導出する際に、第１のＵＥは、アソシエーションセットにおいて、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まないスロットについて、いかなる機会もカウントしない）。一実施形態では、１つ以上の第２のスロットのスロットは、１つ以上の第２の機会を決定または導出する際に、Ｎ２個の機会としてカウントされる（例えば、１つ以上の第２の機会を決定または導出するときに、第１のＵＥは、第２のサイドリンクリソースプールの１つ以上のＰＳＦＣＨリソースを含む、アソシエーションセット内の１つのスロットについて、Ｎ２個の機会をカウントする）。一実施形態では、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まない、アソシエーションセット内のスロットは、１つ以上の第２の機会を決定または導出する際に、いかなる機会としてもカウントされない（例えば、０機会としてカウントされる）（例えば、１つ以上の第２の機会を決定または導出するときに、第１のＵＥは、アソシエーションセットにおいて、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含まないスロットについて、いかなる機会もカウントしない）。

【0147】

１つの実施形態において、１つ以上の第１の機会の第１の数は、１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮ１との積に基づいて決定（および／または導出）される。一実施形態では、１つ以上の第２の機会の第２の数は、１つ以上の第２のスロットの第２の数とＮ２との積に基づいて決定（および／または導出）される。一実施形態では、１つ以上の第１の機会の第１の数は、１つ以上の第１のスロットの第１の数とＮ１との積に等しい。一実施形態では、１つ以上の第２の機会の第２の数は、１つ以上の第２のスロットの第２の数とＮ２との積に等しい。一実施形態では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズは、複数のサイドリンクリソースプールに関連する複数の機会数の合計に対応し、ここで、複数の機会数は、１つ以上の第１の機会と１つ以上の第２の機会とを含む（例えば、複数の機会数の合計は、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのビット数に等しくてもよく、および／または複数の機会数の合計は、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックによって示されるサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫの数に等しくてもよい）。

【0148】

一実施形態では、１つ以上の第１の機会の第１の機会に関連するＰＳＦＣＨリソースを受信しないこと、ＰＳＦＣＨリソースに関連するサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩを受信しないこと、および／または第１の機会に関連する第１のサイドリンクデータ送信を行わないことに応答して、第１のＵＥは、第１の機会のためのＮＡＣＫを生成する。一例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、第１の機会のためのＮＡＣＫを示す。一実施形態では、１つ以上の第２の機会のうちの第２の機会に関連するＰＳＦＣＨリソースを受信しないこと、ＰＳＦＣＨリソースに関連するサイドリンクリソースをスケジューリングするためのＤＣＩを受信しないこと、および／または第２の機会に関連する第２のサイドリンクデータ送信を行わないことに応答して、第１のＵＥは、第２の機会のためのＮＡＣＫを生成する。一例では、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、第２の機会のためのＮＡＣＫを示す。

【0149】

一実施形態では、第１のＵＥは、第１のサイドリンクリソースプール内の１つ以上の第１のサイドリンクリソースをスケジューリングするための第１のＤＣＩを受信する。一例では、第１のＤＣＩは、第１のリソースプール内の１つ以上の第１のサイドリンクリソースに加えて、１つ以上の他のリソースをスケジューリングするためのものであってもなくてもよい。第１のＵＥは、第２のサイドリンクリソースプール内の１つ以上の第２のサイドリンクリソースをスケジューリングするための第２のＤＣＩを受信する。一例では、第２のＤＣＩは、第２のリソースプール内の１つ以上の第２のサイドリンクリソースに加えて、１つ以上の他のリソースをスケジューリングするためのものであってもなくてもよい。一実施形態では、第１のＤＣＩおよび第２のＤＣＩは、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックの送信のための第３のスロットを示し、ここで、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックは、１つ以上の第１のサイドリンクリソースのうちの第１のサイドリンクリソース上で第１のＵＥによって送信された第１のサイドリンクデータ送信と関連するサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックと、１つ以上の第２のサイドリンクリソースのうちの第２のサイドリンクリソース上で第１のＵＥによって送信された第２のサイドリンクデータ送信とを含む。例えば、サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫフィードバックは、第１のサイドリンクデータ送信および／または第２のサイドリンクデータ送信の１つ以上のデバイスによる受信が成功するどうかを示してもよい。

【0150】

図３および図４を参照すると、第１のＵＥの１つの例示的な実施形態において、デバイス３００は、メモリ３１０に記憶されたプログラムコード３１２を含む。ＣＰＵ３０８は、プログラムコード３１２を実行して、第１のＵＥが、（ｉ）ネットワークから、アソシエーションセットを決定するための時間オフセットセットを有する第１の設定を受信することであって、アソシエーションセットは、時間オフセットセットに基づいて決定されたスロットセットを含み、スロットセットは、（第１のＵＥがサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを送信する）第３のスロットよりも早い、受信することと、（ｉｉ）ネットワークから、キャリアおよび／又はセルにおいて、複数のサイドリンクリソースプールを有する第２の設定を受信することであって、複数のサイドリンクリソースプールは、第１のサイドリンクリソースプールおよび第２のサイドリンクリソースプールを含み、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、第１のサイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ１個のスロットの周期で定期的に設定され、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースは、第２のサイドリンクリソースプールのスロットにおいて、Ｎ２個のスロットの周期で定期的に設定される、受信することと、（ｉｉｉ）１つ以上の第１のスロットを決定することであって、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、アソシエーションセット内にあり、１つ以上の第１のスロットの各スロットは、第１のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む、決定することと、（ｉｖ）１つ以上の第２のスロットを決定することであって、１つ以上の第２のスロットは、アソシエーションセット内にあり、１つ以上の第２のスロットの各スロットは、第２のサイドリンクリソースプールのＰＳＦＣＨリソースを含む、決定することと、（ｖ）サイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックを１つ以上の第１の機会および１つ以上の第２の機会に基づいて生成することであって、１つ以上の第１の機会は、１つ以上の第１のスロットおよびＮ１個のスロットの周期に基づいて決定または導出され、１つ以上の第２の機会は、１つ以上の第２のスロットおよびＮ２個のスロットの周期に基づいて決定または導出される、生成することと、を行うことを可能にすることができる。さらに、ＣＰＵ３０８は、プログラムコード３１２を実行して、上述のアクションおよびステップのうちの１つ、いくつか、および／または全ておよび／または本明細書で説明される他のものを行ってもよい。

【0151】

通信デバイス（例えば、ＵＥ、基地局、ネットワークノードなど）が提供されてもよく、通信デバイスは、制御回路、制御回路に設置されたプロセッサ、および／または制御回路に設置され、プロセッサに結合されたメモリを含んでもよい。プロセッサは、図９～１１に示す方法ステップを行うために、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサは、プログラムコードを実行して、上述のアクションおよびステップのうちの１つ、いくつか、および／または全ておよび／または本明細書で説明される他のものを行ってもよい。

【0152】

コンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体は、フラッシュメモリデバイス、ハードディスクドライブ、ディスク（例えば、磁気ディスク、および／または、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、コンパクトディスク（ＣＤ）などの少なくとも１つの光ディスク）、および／または、スタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）、ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ（ＳＤＲＡＭ）などのうちの少なくとも１つのメモリ半導体を含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、実行されたときに、図９～１１に図示された１つ、いくつかおよび／またはすべての方法ステップ、および／または本明細書に説明された上述のアクションおよびステップ、および／または他のものの性能を引き起こすプロセッサ実行可能命令を含んでもよい。

【0153】

本明細書に提示される技術のうちの１つ以上を適用することにより、例えば、ネットワークノードへの送信のためのサイドリンクＨＡＲＱ－ＡＣＫコードブックのサイズをデバイスが決定することができるようになった結果、デバイス（例えば、１つ以上のＵＥ、１つ以上のＶ２Ｘデバイス、１つ以上のネットワークノードなどのうちの少なくとも１つ）間の通信効率の増加を含むが、これらに限定されない１つ以上の利点がもたらされ得ることが理解されよう。

【0154】

以上、本開示の種々の態様を説明した。当然のことながら、本明細書の教示内容が多種多様な形態で具現化されてもよく、本明細書に開示したいかなる特定の構造、機能、またはその両者は代表的なものに過ぎない。本明細書の教示内容に基づいて、当業者には当然のことながら、本明細書に開示した態様が、他のいかなる態様からも独立して実装されてもよく、これら態様のうちの２つ以上が様々な方法で組み合わせられてもよい。例えば、本明細書に記載した任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよいし、方法が実現されてもよい。追加的に、本明細書に記載した態様のうちの１つ以上に追加して、またはそれとは別で、他の構造、機能、または構造と機能を使用して、このような装置が実装されてもよいし、このような方法が実現されてもよい。上記概念の一部の例として、いくつかの態様においては、パルス繰り返し周波数に基づいて、同時チャネルが確立されてもよい。いくつかの態様においては、パルス位置またはオフセットに基づいて、同時チャネルが確立されてもよい。いくつかの態様においては、時間ホッピングシーケンスに基づいて、同時チャネルが確立されてもよい。いくつかの態様においては、パルス繰り返し周波数、パルス位置またはオフセット、および時間ホッピングシーケンスに基づいて同時チャネルが確立されてもよい。

【0155】

当業者であれば、多様な異なるテクノロジおよび技術のいずれかを使用して、情報および信号を表わしてよいを理解するであろう。例えば、上記説明全体で言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはこれらの任意の組み合わせによって表わしてよい。

【0156】

さらに、当業者には当然のことながら、本明細書に開示された態様に関連して説明した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップは、電子的ハードウェア（例えば、ソースコーディングまたはその他何らかの技術を用いて設計することがあるデジタル実装、アナログ実装、またはこれら２つの組み合わせ）、命令を含む種々の形態のプログラムもしくは設計コード（本明細書においては便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と称されることがある）、または両者の組み合わせとして実装されてよい。このハードウェアおよびソフトウェアの互換性を明確に示すため、種々の例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、概略的にそれぞれの機能の側面から上述した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定用途およびシステム全体に課される設計上の制約によって決まる。当業者であれば、特定各用途に対して、説明した機能を様々なやり方で実装してもよいが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱の原因として解釈されるべきではない。

【0157】

追加的に、本明細書に開示される態様に関連して説明した種々の例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路（「ＩＣ」）、アクセス端末、またはアクセスポイント内で実装される、あるいはこれらによって実行されてよい。ＩＣとしては、汎用プロセッサ、ディジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、その他プログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気部品、光学部品、機械部品、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせを含み、ＩＣ内、ＩＣ外、またはその両方に存在するコードまたは命令を実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサとしてよいが、代替として、プロセッサは、従来の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械としてよい。また、プロセッサは、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと協働する１つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である、コンピュータデバイスの組み合わせとして実装されてよい。

【0158】

任意の開示プロセスにおけるステップの如何なる特定の順序または階層は、実例的な手法の一例であることが了解される。設計の選好に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層を、本開示の範囲内に留まりつつ、再構成してよいことが了解される。添付の方法の請求項は、種々のステップの要素を実例的な順序で示しており、提示の特定順序または階層に限定されることを意図していない。

【0159】

本明細書に開示される態様に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップを、ハードウェアにおいて直接具現化してよく、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化してよく、これら２つの組み合わせにおいて具現化してよい。（例えば、実行可能な命令および関連するデータを含む）ソフトウェアモジュールおよび他のデータは、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムバーブルディスク、ＣＤ－ＲＯＭ等のデータメモリ、または当技術分野において知られているその他任意の形態のコンピュータ可読記憶媒体に存在してよい。実例的な記憶媒体がコンピュータ／プロセッサ（本明細書においては便宜上、「プロセッサ」と称されることがある）等の機械に結合されてよい、このようなプロセッサは、記憶媒体からの情報（例えば、コード）の読み出しおよび記憶媒体への情報の書き込みが可能である。実例的な記憶媒体は、プロセッサと一体化されてよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ＡＳＩＣに存在してよい。ＡＳＩＣは、ユーザ機器に存在していてもよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとしてユーザ機器に存在してよい。代替的および／または追加的に、いくつかの態様においては、任意の適当なコンピュータプログラム製品が、本開示の態様のうちの１つ以上に関連するコードを含むコンピュータ可読媒体を含んでもよい。いくつかの態様において、コンピュータプログラム製品は、パッケージング材料を含んでよい。

【0160】

以上、種々の態様に関連して本開示の主題を説明したが、本開示の主題は、さらに改良可能であることが了解される。本願は、概して本開示の主題の原理に従うと共に、本開示の主題が関係する技術分野における既知で慣習的な実施となるような本開示からのそのような逸脱を含む本開示の主題の任意の変形、使用、または適応を網羅することを意図している。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】