(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-13
(45)【発行日】2023-03-22
(54)【発明の名称】基板処理装置及び液供給方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/304 20060101AFI20230314BHJP
H01L 21/306 20060101ALI20230314BHJP
【FI】
H01L21/304 648F
H01L21/304 643A
H01L21/304 648K
H01L21/306 J
(21)【出願番号】P 2021072372
(22)【出願日】2021-04-22
【審査請求日】2021-09-02
(31)【優先権主張番号】10-2020-0050040
(32)【優先日】2020-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ホン.ヨン フーン
(72)【発明者】
【氏名】リー,スル
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ミョン エー
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ムンシク
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヤン ス
【審査官】小池 英敏
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-007099(JP,A)
【文献】特開2012-204746(JP,A)
【文献】特開2020-047857(JP,A)
【文献】特開2008-171956(JP,A)
【文献】特開2017-175166(JP,A)
【文献】特開2012-153934(JP,A)
【文献】特開2014-082513(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/304
H01L 21/306
H01L 21/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する装置において、
内部に基板を処理する処理空間を有するハウジングと、
前記処理空間で前記基板を支持する支持ユニットと、
前記支持ユニットに置かれる前記基板に液を供給するノズルと、
前記ノズルに前記液を供給する液供給ユニットと、
前記液供給ユニットを制御する制御器と、を含み、
前記液供給ユニットは、
前記液を貯蔵する内部空間を有するタンクと、
前記内部空間に格納された液を循環させ、第1ヒーターが設置される第1循環ラインと、
前記第1循環ラインから分岐されて前記ノズルに前記液を供給するアウトレットラインと、
を含み、
前記アウトレットラインは、
前記ノズルに隣接するように提供され、第2ヒーターが設置される加熱部を含み、
前記加熱部は、
前記液が流れる配管と、
前記配管を囲むように提供され、内部に加熱液が流れるチューブと、を含み、
前記第2ヒーターは、前記加熱液を加熱するように提供され、
前記配管は、
前記加熱部の一側端に提供される第1側部と前記加熱部の他側端に提供される第2側部そして前記第1側部と前記第2側部を連結する複数の連結管を含み、
前記連結管の直径は、前記第1側部及び前記第2側部の直径より小さく提供され、
前記制御器は、
前記第1ヒーターが前記液を前記液内部にパーティクルが溶出されない第1温度まで加熱するように前記第1ヒーターを制御
し、かつ
前記第2ヒーターが前記液を前記液が基板を処理する第2温度に加熱するように前記第2ヒーターを制御し、
前記第2温度は、前記第1温度と異なるように提供される、
基板処理装置。
【請求項2】
前記第1循環ラインは、
前記第1ヒーターの下流に前記第1ヒーターと隣接するように提供される第1フィルターが設置される請求項1に記載の基板処理装置。
【請求項3】
前記第2温度は、前記第1温度より高く提供される請求項
1に記載の基板処理装置。
【請求項4】
前記加熱部は、
前記第2ヒーターの下流に第2ヒーターと隣接するように提供される第2フィルターが設置される請求項
1に記載の基板処理装置。
【請求項5】
前記第2ヒーターは、前記加熱液を第3温度に加熱し、
前記第3温度は、前記第2温度より高く提供される請求項
1に記載の基板処理装置。
【請求項6】
基板を処理する装置において、
内部に基板を処理する処理空間を有するハウジングと、
前記処理空間で前記基板を支持する支持ユニットと、
前記支持ユニットに置かれる前記基板に液を供給するノズルと、
前記ノズルに前記液を供給する液供給ユニットと、
前記液供給ユニットを制御する制御器と、を含み、
前記液供給ユニットは、
前記液を貯蔵する内部空間を有するタンクと、
前記内部空間に貯蔵された液を循環させ、第1ヒーターが設置される第1循環ラインと、
前記第1循環ラインから分岐されて前記ノズルに前記液を供給するアウトレットラインと、を含み、
前記アウトレットラインは、
前記ノズルに隣接するように提供され、第2ヒーターが設置される加熱部を含み、
前記加熱部は、
前記液が流れる配管と、
前記配管を囲むように提供され、内部に加熱液が流れるチューブと、を含み、
前記第2ヒーターは、前記加熱液を加熱するように提供され、
前記配管は、
前記加熱部の一側端に提供される第1側部と前記加熱部の他側端に提供される第2側部そして前記第1側部と前記第2側部を連結する複数の連結管を含み、
前記連結管の直径は、前記第1側部及び前記第2側部の直径より小さく提供され、
前記制御器は、
前記第1ヒーターが前記液を第1温度まで加熱し、前記第2ヒーターが前記液を第2温度まで加熱するように前記第1ヒーターと前記第2ヒーターを制御し、
前記第2温度は、前記第1温度より高く提供される基板処理装置。
【請求項7】
前記第1温度は、常温乃至70°Cである請求項
6に記載の基板処理装置。
【請求項8】
前記第2温度は、70°C乃至90°Cである請求項
6に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記アウトレットラインは、
前記第1ヒーターの下流に前記第1ヒーターと隣接するように提供される第1フィルターが設置される請求項
6に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記加熱部は、
前記第2ヒーターの下流に前記第2ヒーターと隣接するように提供される第2フィルターが設置される請求項
6に記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記第2ヒーターは、前記加熱液を第3温度に加熱し、
前記第3温度は、前記第2温度より高く提供される請求項
6に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記液は、IPAである請求項
6乃至請求項
11のいずれかの一項に記載の基板処理装置。
【請求項13】
液を供給する方法において、
液をノズルに供給する前に前記液を第1温度に循環させる循環段階と、
前記循環段階の後に前記液を前記ノズルに供給する供給段階と、を含み、
前記循環段階で前記液は、前記液内部にパーティクルが溶出されない第1温度まで加熱され
、
前記供給段階で前記液は、第2温度に加熱され、
前記第2温度は、前記第1温度より高く提供され、
前記第2温度は、前記液で基板を処理する工程温度であり、
前記液は、IPAである、
液供給方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は基板に液を供給する基板処理装置、そして液供給方法に係る。
【背景技術】
【0002】
基板表面に残留するパーティクル(Particle)、有機汚染物、そして金属汚染物等の汚染物質は半導体素子の特性と生産収率に多く影響を及ぶ。このため、基板表面に付着された各種汚染物質を除去する洗浄工程が半導体製造工程で非常に重要であり、半導体を製造する各単位工程の前後段階で基板を洗浄処理する工程が実施されている。
【0003】
一般的に基板の洗浄はケミカルを利用して基板上に残留する金属異物質、有機物質、又はパーティクル等を除去するケミカル処理工程、純水を利用して基板上に残留するケミカルを除去するリンス工程、そして窒素ガス等を利用して基板を乾燥する乾燥工程を含む。
【0004】
ケミカル又はリンス液等の処理液を基板上に供給する処理工程で液供給ユニットはノズルユニットに処理液を提供する。一般的に液供給ユニットは処理液を格納するタンクと、タンクの内部空間からノズルユニットに処理液を提供する供給ライン、基板を処理した後に、タンクの内部空間に処理液を回収する回収ライン等を含む。
【0005】
但し、処理液で基板を処理するために処理液を工程温度に加熱する場合、液が特定温度以上になれば、配管、ヒーター、バルブ等でパーティクルが発生するようになる。配管等で発生されたパーティクルは処理液内部で浮遊する。処理液の内部に浮遊するパーティクルをノズルに供給する前に濾過するために供給ライン等にフィルターが提供される。しかし、パーティクルが継続的に発生することによって、フィルターにパーティクルが蓄積されてフィルターの寿命を短縮させ、配管内の圧力損失を引き起こす問題がある。
【0006】
処理液内部のパーティクルは配管の内壁等で高温の環境の下に発生するが、処理液を加熱するヒーターと基板上に処理液を供給するノズルとの間の長さが遠くなるほど、配管内にパーティクルはさらに多く発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】国際特許公開第2010-104206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は液供給ユニット内でパーティクルの発生を最小にする基板処理装置そして液供給方法を提供することにある。
【0009】
また、本発明の目的は液供給ユニット内に提供されるフィルターの寿命を増加する基板処理装置そして液供給方法を提供することにある。
【0010】
また、本発明の目的は液供給ユニット内で被処理体に供給される液の圧力損失を最小にする基板処理装置そして液供給方法を提供することにある。
【0011】
本発明が解決しようとする課題が上述した課題に限定されることはなく、言及されなかった課題は本明細書及び添付された図面から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は基板処理装置を提供する。一実施形態で、基板処理装置は、内部に基板を処理する処理空間を有するハウジングと、処理空間で基板を支持する支持ユニットと、支持ユニットに置かれる基板に液を供給するノズルと、ノズルに液を供給する液供給ユニットと、液供給ユニットを制御する制御器と、を含み、液供給ユニットは、液を貯蔵する内部空間を有するタンクと、内部空間に貯蔵された液を循環させ、第1ヒーターが設置される第1循環ラインと、第1循環ラインから分岐されてノズルに液を供給するアウトレットラインと、アウトレットラインから分岐されてタンクの内部空間に液を回収する回収ラインと、を含み、制御器は、第1ヒーターが液を液内部にパーティクルが溶出されない第1温度まで加熱するように第1ヒーターを制御することができる。
【0013】
一実施形態で、第1循環ラインは、第1ヒーターの下流に第1ヒーターと隣接するように提供される第1フィルターが設置されることができる。
【0014】
一実施形態で、液供給ユニットは、第1循環ラインから分岐される分岐点に第1フィルターが設置され内部空間に格納された液を循環させる第2循環ラインをさらに含むことができる。
【0015】
一実施形態で、アウトレットラインは、ノズルに隣接するように提供され第2ヒーターが設置される加熱部を含み、制御器は、第2ヒーターが液が基板を処理する第2温度に液を加熱するように第2ヒーターを制御し、第2温度は第1温度より高く提供されることができる。
【0016】
一実施形態で、加熱部は、第2ヒーターの下流に第2ヒーターと隣接するように提供される第2フィルターが設置されることができる。
【0017】
一実施形態で、加熱部は、液が流れる配管と、配管を囲むように提供され内部に加熱液が流れるチューブと、を含み、第2ヒーターは加熱液を加熱するように提供されることができる。
【0018】
一実施形態で、配管は、加熱部の一側端に提供される第1側部と加熱部の他側端に提供される第2側部そして第1側部と第2側部を連結する複数の連結管を含み、連結管の直径は第1側部及び第2側部の直径より小さく提供されることができる。
【0019】
一実施形態で、第2ヒーターは加熱液を第3温度に加熱し、第3温度は第2温度より高く提供されることができる。
【0020】
一実施形態で、基板処理装置は内部に基板を処理する処理空間を有するハウジングと、処理空間で基板を支持する支持ユニットと、支持ユニットに置かれる基板に液を供給するノズルと、そしてノズルに液を供給する液供給ユニットと、液供給ユニットを制御する制御器と、を含み、液供給ユニットは、液を格納する内部空間を有するタンクと、内部空間に格納された液を循環させ、第1ヒーターが設置される第1循環ラインと、第1循環ラインから分岐されてノズルに液を供給するアウトレットラインと、アウトレットラインから分岐されてタンクの内部空間に液を回収する回収ラインと、を含み、アウトレットラインは、ノズルに隣接するように提供され、第2ヒーターが設置される加熱部を含み、制御器は、第1ヒーターが液を第1温度まで加熱し、第2ヒーターが液を第2温度まで加熱するように第1ヒーターと第2ヒーターを制御し、第2温度は第1温度より高く提供されることができる。
【0021】
一実施形態で、第1温度は常温乃至70°Cである。
【0022】
一実施形態で、第2温度は70°C乃至90°Cである。
【0023】
一実施形態で、アウトレットラインは、第1ヒーターの下流に第1ヒーターと隣接するように提供される第1フィルターが設置されることができる。
【0024】
一実施形態で、加熱部は、第2ヒーターの下流に第2ヒーターと隣接するように提供される第2フィルターが設置されることができる。
【0025】
一実施形態で、加熱部は、液が流れる配管と、配管を囲むように提供され内部に加熱液が流れるチューブと、を含み、第2ヒーターは加熱液を加熱するように提供されることができる。
【0026】
一実施形態で、配管は、加熱部の一側端に提供される第1側部と加熱部の他側端に提供される第2側部そして第1側部と第2側部を連結する複数の連結管を含み、連結管の直径は第1側部及び第2側部の直径より小さく提供されることができる。
【0027】
一実施形態で、第2ヒーターは加熱液を第3温度に加熱し、第3温度は第2温度より高く提供されることができる。
【0028】
一実施形態で、液はIPAである。
【0029】
また、本発明は液供給方法を提供する。一実施形態で、液を供給する方法において、液をノズルに供給する前に液を第1温度に循環させる循環段階と、循環段階の後に液をノズルに供給する供給段階と、を含み、循環段階で液は液内部にパーティクルが溶出されない第1温度まで加熱されることができる。
【0030】
一実施形態で、供給段階で液は第2温度に加熱され、第2温度は第1温度より高く提供されることができる。
【0031】
一実施形態で、第2温度は液で基板を処理する工程温度である。
【発明の効果】
【0032】
本発明の一実施形態によれば、液供給ユニット内でパーティクルの発生を最小にすることができる。
【0033】
また、本発明の一実施形態によれば、液供給ユニット内に提供されるフィルターの寿命を増加させることができる。
また、本発明の一実施形態によれば、液の圧力損失を最小にすることができる。
本発明の効果が上述した効果によって限定されることはなく、言及されなかった効果は本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本発明の一実施形態による基板処理装置が提供された基板処理設備の一例を概略的に示す正面図である。
【
図2】
図1の工程チャンバーに提供された基板処理装置の一例を示す断面図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係る液供給ユニットの形状を概略的に示す図面である。
【
図4】本発明の一実施形態に係る加熱部の形状を概略的に示す断面図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係る加熱部の形状を概略的に示す断面図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係る液供給方法の順序図を示す図面である。
【
図7】本発明の一実施形態に係る液供給方法を順に示す図面である。
【
図8】本発明の一実施形態に係る液供給方法を順に示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、本発明の実施形態を添付された図面を参照してさらに詳細に説明する。本発明の実施形態は様々な形態に変形することができ、本発明の範囲が以下の実施形態に限定されることして解釈されてはならない。本実施形態は当業界で平均的な知識を有する者に本発明をさらに完全に説明するために提供されることである。したがって、図面での要素の形状はより明確な説明を強調するために誇張されている。
【0036】
図1は本発明の基板処理設備1を概略的に示した平面図である。
図1を参照すれば、基板処理設備1はインデックスモジュール10と工程処理モジュール20を有し、インデックスモジュール10はロードポート120及び移送フレーム140を有する。ロードポート120、移送フレーム140、及び工程処理モジュール20は順次的に一列に配列される。以下、ロードポート120、移送フレーム140、そして工程処理モジュール20が配列された方向を第1の方向12とする。そして、上部から見る時、第1の方向12と垂直になる方向を第2方向14とし、第1の方向12と第2方向14を含む平面に垂直である方向を第3方向16とする。
【0037】
ロードポート120には基板Wが収納されたキャリヤー130が安着される。ロードポート120は複数に提供され、これらは第2方向14に沿って一列に配置される。
図1では4つのロードポート120が提供されたことと図示した。しかし、ロードポート120の数は工程処理モジュール20の工程効率及びフットプリント等の条件に応じて増加するか、又は減少してもよい。キャリヤー130には基板の縁を支持するように提供されたスロット(図示せず)が形成される。スロットは第3方向16に複数が提供され、基板は第3方向16に沿って互いに離隔された状態に積層されるようにキャリヤー内に位置される。キャリヤー130としては前面開放一体型ポッド(Front Opening Unifed Pod;FOUP)が使用されることができる。
【0038】
工程処理モジュール20はバッファユニット220、移送チャンバー240、そして工程チャンバー260を有する。移送チャンバー240はその長さ方向が第1方向12と平行に配置される。第2方向14に沿って移送チャンバー240の一側及び他側には各々工程チャンバー260が配置される。移送チャンバー240の一側に位置した工程チャンバー260と移送チャンバー240の他側に位置した工程チャンバー260は移送チャンバー240を基準に互いに対称になるように提供される。工程チャンバー260の中で一部は移送チャンバー240の長さ方向に沿って配置される。また、工程チャンバー260の中で一部は互いに積層されるように配置される。即ち、移送チャンバー240の一側には工程チャンバー260がAXB(AとBは各々1以上の自然数)の配列に配置されることができる。ここで、Aは第1の方向12に沿って一列に提供された工程チャンバー260の数であり、Bは第3方向16に沿って一列に提供された工程チャンバー260の数である。移送チャンバー240の一側に工程チャンバー260が4つ又は6つ提供される場合、工程チャンバー260は2X2又は3X2の配列に配置されることができる。工程チャンバー260の数は増加するか、或いは減少してもよい。上述したことと異なりに、工程チャンバー260は移送チャンバー240の一側のみに提供されることができる。また、上述したことと異なりに、工程チャンバー260は移送チャンバー240の一側及び両側に単層に提供されることができる。
【0039】
バッファユニット220は移送フレーム140と移送チャンバー240との間に配置される。バッファユニット220は移送チャンバー240と移送フレーム140との間に基板Wが搬送される前に基板Wが留まる空間を提供する。バッファユニット220はその内部に基板Wが置かれるスロット(図示せず)が提供され、スロット(図示せず)は相互間に第3方向16に沿って離隔されるように複数に提供される。バッファユニット220で移送フレーム140と対向する面と移送チャンバー240と対向する面の各々が開放される。
【0040】
移送フレーム140はロードポート120に安着されたキャリヤー130とバッファユニット220との間に基板Wを搬送する。移送フレーム140にはインデックスレール142とインデックスロボット144が提供される。インデックスレール142はその長さ方向が第2方向14と並んで提供される。インデックスロボット144はインデックスレール142上に設置され、インデックスレール142に沿って第2方向14に直線移動される。
【0041】
インデックスロボット144はベース144a、本体144b、及びインデックスアーム144cを有する。ベース144aはインデックスレール142に沿って移動可能するように設置される。本体144bはベース144aに結合される。本体144bはベース144a上で第3方向16に沿って移動可能するように提供される。また、本体144bはベース144a上で回転可能するように提供される。インデックスアーム144cは本体144bに結合され、本体144bに対して前進及び後進移動可能するように提供される。インデックスアーム144cは複数に提供されて各々個別に駆動されるように提供される。インデックスアーム144cは第3方向16に沿って互いに離隔された状態に積層されるように配置される。インデックスアーム144cの中で一部は工程処理モジュール20からキャリヤー130に基板Wを搬送する時に使用され、その他の一部はキャリヤー130から工程処理モジュール20に基板Wを搬送する時、使用されることができる。これはインデックスロボット144が基板Wを搬入及び搬出する過程で工程処理前の基板Wから発生されたパーティクルが工程処理後の基板Wに付着されることを防止することができる。
【0042】
移送チャンバー240はバッファユニット220と工程チャンバー260との間に、そして工程チャンバー260の間に基板Wを搬送する。移送チャンバー240にはガイドレール242とメーンロボット244が提供される。ガイドレール242はその長さ方向が第1の方向12と並んで配置される。メーンロボット244はガイドレール242上に設置され、ガイドレール242上で第1の方向12に沿って直線移動される。メーンロボット244はベース244a、本体244b、及びメーンアーム244cを有する。ベース244aはガイドレール242に沿って移動可能するように設置される。本体244bはベース244aに結合される。本体244bはベース244a上で第3方向16に沿って移動可能するように提供される。また、本体244bはベース244a上で回転可能するように提供される。メーンアーム244cは本体244bに結合され、これは本体244bに対して前進及び後進移動可能するように提供される。メーンアーム244cは複数に提供されて各々個別駆動されるように提供される。メーンアーム244cは第3方向16に沿って互いに離隔された状態に積層されるように配置される。バッファユニット220から工程チャンバー260に基板を搬送する時に使用されるメーンアーム244cと工程チャンバー260からバッファユニット220に基板を搬送する時に使用されるメーンアーム244cは互いに異なることができる。
【0043】
工程チャンバー260内には基板Wに対して洗浄工程を遂行する基板処理装置300が提供される。各々の工程チャンバー260内に提供された基板処理装置300は遂行する洗浄工程の種類に応じて異なる構造を有することができる。選択的に各々の工程チャンバー260内の基板処理装置300は同一な構造を有することができる。選択的に工程チャンバー260は複数のグループに区分されて、同一なグループに属する工程チャンバー260に提供された基板処理装置300は互いに同一な構造を有し、異なるグループに属する工程チャンバー260に提供された基板処理装置300は互いに異なる構造を有することができる。
【0044】
例えば、工程チャンバー260が2つのグループに分けられる場合、移送チャンバー240の一側には第1グループの工程チャンバー260が提供され、移送チャンバー240の他側には第2グループの工程チャンバー260が提供されることができる。選択的に移送チャンバー240の一側及び他側の各々で下層には第1グループの工程チャンバー260が提供され、上層には第2グループの工程チャンバー260が提供されることができる。第1グループの工程チャンバー260と第2グループの工程チャンバー260は各々使用されるケミカルの種類や、洗浄方式の種類に応じて区分されることができる。
【0045】
以下では処理液を利用して基板Wを洗浄する基板処理装置300の一例を説明する。
図2は基板処理装置300の一例を示す断面図である。
図2を参照すれば、基板処理装置300はハウジング320、支持ユニット340、昇降ユニット360、ノズルユニット380、そして液供給ユニット400を有する。
【0046】
ハウジング320は基板処理工程が遂行される空間を提供し、その上部は開放される。ハウジング320は内部回収筒322、中間回収筒324、そして外部回収筒326を有する。各々の回収筒322、324、326は工程に使用された処理液の中で互いに異なる処理液を回収する。内部回収筒322は支持ユニット340を囲む環状のリング形状に提供され、中間回収筒324は内部回収筒322を囲む環状のリング形状に提供され、外部回収筒326は中間回収筒324を囲む環状のリング形状に提供される。内部回収筒322の内側空間322a、内部回収筒322と中間回収筒324との間の空間324a、そして中間回収筒324と外部回収筒326との間の空間326aは各々内部回収筒322、中間回収筒324、そして外部回収筒326に処理液が流入される流入口として機能する。各々の回収筒322、324、326にはその底面下方向に垂直に延長される回収ライン322b、324b、326bが連結される。各々の回収ライン322b、324b、326bは各々の回収筒322、324、326を通じて流入された処理液を排出する。排出された処理液は外部の処理液再生システム(図示せず)を通じて再使用されることができる。
【0047】
支持ユニット340はハウジング320内に配置される。支持ユニット340は工程進行の中で基板を支持し、基板を回転させる。支持ユニット340は本体342、支持ピン344、チャックピン346、そして支持軸348を有する。本体342は、上部から見る時、大体に円形に提供される上部面を有する。本体342の底面にはモーター349によって回転可能な支持軸348が固定結合される。支持ピン344は複数が提供される。支持ピン344は本体342の上部面の縁部に所定の間隔に離隔されるように配置し、本体342から上部に突出される。支持ピン344は相互間に組合によって全体的に環状のリング形状を有するように配置される。支持ピン344は本体342の上部面から基板Wが一定距離離隔されるように基板の後面縁を支持する。チャックピン346は複数が提供される。チャックピン346は本体342の中心で支持ピン344より遠く離れるように配置される。チャックピン346は本体342から上部に突出されるように提供される。チョクピン346は支持ユニット340が回転される時、基板が正位置から側方向に離脱されないように基板の側部を支持する。チャックピン346は本体342の半径方向に沿って待機位置と支持位置との間に直線移動可能するように提供される。待機位置は支持位置に比べて本体342の中心から遠く離れた位置である。基板が支持ユニット340にローディング又はアンローディングの時にはチョクピン346は待機位置に位置され、基板に対して工程遂行する時にはチョクピン346は支持位置に位置される。支持位置でチョクピン346は基板の側部と接触される。
【0048】
昇降ユニット360はハウジング320を上下方向に直線移動させる。ハウジング320が上下に移動されることによって支持ユニット340に対するハウジング320の相対高さが変更される。昇降ユニット360はブラケット362、移動軸364、そして駆動器366を有する。ブラケット362はハウジング320の外壁に固定設置され、ブラケット362には駆動器366によって上下方向に移動される移動軸364が固定結合される。基板Wが支持ユニット340に置かれるか、或いは支持ユニット340から持ち上げる時、支持ユニット340がハウジング320の上部に突出されるようにハウジング320は下降される。また、工程が進行される時には基板Wに供給された処理液の種類に応じて処理液が既設定された回収筒360に流入されるようにハウジング320の高さが調節する。例えば、第1処理液で基板を処理している間に基板は内部回収筒322の内側空間322aと対応される高さに位置される。また、第2処理液、そして第3処理液で基板を処理する間に各々基板は内部回収筒322と中間回収筒324の間空間324a、そして中間回収筒324と外部回収筒326の間の空間326aに対応される高さに位置されることができる。上述したことと異なりに昇降ユニット360はハウジング320の代わりにスピンヘッド340を上下方向に移動させることができる。
【0049】
ノズルユニット380は基板を処理する工程の時、基板Wで処理液を供給する。ノズルユニット380はノズル支持台382、ノズル384、支持軸386、そして駆動器388を有する。支持軸386はその横方向が第3方向16に沿って提供され、支持軸386の下端には駆動器388が結合される。駆動器388は支持軸386を回転及び昇降運動させる。ノズル支持台382は駆動部388と結合された支持台386の終端反対側と垂直に結合される。ノズル384はノズル支持台382の終端底面に設置される。ノズル384は駆動器388によって工程位置と待機位置に移動される。工程位置はノズル384がハウジング320の垂直上部に配置された位置であり、待機位置はノズル384がハウジング320の垂直上部からずれた位置である。ノズルユニット380は1つ又は複数が提供されることができる。ノズルユニット380が複数が提供される場合、ケミカル、リンス液、又は有機溶剤は互いに異なるノズルユニット380を通じて提供されることができる。リンス液は純水であり、有機溶剤はイソプロピルアルコール蒸気と非活性ガスの混合物であるか、或いはイソプロピルアルコール液である。液供給ユニット400はノズルユニット380で液を供給する。一例で、液供給ユニット400はノズルユニット380で有機溶剤を供給する。例えば、有機溶剤はイソプロピルアルコール(IPA;isopropylalcohol)である。
【0050】
図3は本発明の一実施形態に係る液供給ユニット400の形状を概略的に示す図面である。
図3を参照すれば、液供給ユニット400は液供給源410、タンク420、インレットライン413、ドレーンライン421、第1循環ライン440、第2循環ライン460、アウトレットライン480、そして回収ライン490を含む。
【0051】
液供給源410は工程に使用される液を貯蔵し、タンク420に液を供給する。タンク420の内部空間には液が格納される。一例で、タンク420の内部にはセンサー(図示せず)が装着される。センサー(図示せず)はタンクの内部空間に格納された液の残りの量を検出する。インレットライン413は液供給源410をタンク420に連結する。インレットライン413にはインレットバルブ411が設置されて液供給源410からタンク420に供給される液の流量を調節する。
【0052】
ドレーンライン421はタンク420を排水する。ドレーンライン421にはドレーンバルブ423が設置されてタンク420から排水される液の流量を調節する。
【0053】
第1循環ライン440はタンク420の内部空間に格納された液を循環させる。第1循環ライン440には、第1循環バルブ433、ポンプ441、第1ヒーター443、そして第1フィルター445が設置される。第1循環バルブ433はタンク420の内部空間からポンプ441に提供される液の流量を調節する。ポンプ441は第1ヒーター443に提供される液の毎分ストロークを制御して液の供給流量を調節する。
【0054】
第1ヒーター443は第1循環ライン440を循環する液を加熱する。第1フィルター445は第1ヒーター443の下流に第1ヒーター443と隣接するように提供される。第1フィルター445は第1循環ライン440に提供される配管内部に浮遊するパーティクルを濾過する。一例で、第1フィルター445は第1ヒーター443とポンプ441の下流に提供されて第1ヒーター443又はポンプ441の内部で発生されるパーティクルを濾過する。
【0055】
第2循環ライン460は第1循環ライン440から分岐される。一例で、第1循環ライン440と第2循環ライン460の分岐点に第1フィルター445が設置される。第2循環ライン460は第1フィルター445等によって第1循環ライン440に発生する気泡を除去する。
【0056】
アウトレットライン480は第1循環ライン440から分岐されてノズル384に液を供給する。アウトレットライン480と第1循環ライン440の分岐点には第2循環バルブ447が提供される。一例で、第2循環バルブ447は三方バルブに提供される。第2循環バルブ447はアウトレットライン480と第1循環ライン440の分岐点で液の方向と液の流量を調節する。アウトレットライン480には加熱部470そして供給バルブ483が設置される。
【0057】
回収ライン490はアウトレットライン480から分岐されてタンク420の内部空間に液を回収する。回収ライン490にはアウトレットバルブ481が設置される。アウトレットバルブ481は回収ライン490とアウトレットライン480の分岐点に提供される。一例で、アウトレットバルブ481は三方バルブに提供されるアウトレットバルブ481は回収ライン490とアウトレットライン480の分岐点で液の方向と液の流量を調節する。
【0058】
以下、
図4乃至
図5を参照して加熱部470に対して説明する。
図4は及び
図5は各々本発明の一実施形態に係る加熱部470の形状を概略的に示す断面図である。
図4及び
図5を参照すれば、加熱部470は第2ヒーター473、第2フィルター475を含む。
【0059】
第2フィルター475は第2ヒーター473の下流に第2ヒーター473と隣接するように提供される。加熱部470は、配管472とチューブ474を含む。配管472の内部には液が流れる。一例で、配管472は、加熱部470の一側端に提供される第1側部4721と加熱部470の他側端に提供される第2側部4723そして第1側部4721と第2側部4723を連結する複数の連結管4725を含む。連結管4725の直径は第1側部4721及び第2側部4723の直径より小さく提供される。一例で、連結管4725は8つが提供されることができる。
【0060】
チューブ474は配管472を囲むように提供され、内部に加熱液が流れる。一例で、加熱液は純水(Deionized water)である。一例で、第2ヒーター473は加熱液を加熱するように提供される。加熱液は連結管4725に流れる液を加熱する。即ち、チューブ474内の加熱液は液を湯煎する形式で加熱する。
【0061】
一例で、加熱部470とノズル384との間には真空ライン又はサックバックバルブ等が提供されることができる。したがって、ノズル384で液の吐出が終了された後にノズル384の吐出端から薬液をサクションすることができる。
【0062】
以下、
図6乃至
図8を参照して本発明の液供給方法に対して説明する。制御器は、本発明の基板処理方法を遂行するために液供給ユニット400を制御する。
図6は本発明の一実施形態に係る液供給方法の順序図を示す図面であり、
図7及び
図8は各々本発明の一実施形態に係る液供給方法を順に示す図面である。矢印は流体の流れを示す。バルブの内部が満たされたことはバルブが閉じていることであり、バルブの内部が空いていることはバルブが開放されていることを意味する。
【0063】
図6を参照すれば、本発明の液供給方法は、循環段階(S10)そして供給段階(S20)を含む。
図7及び
図8は各々循環段階(S10)と供給段階(S20)を示す。
図7を参照すれば、循環段階(S10)で、液をノズル384に供給する前に第1循環ライン440又は第2循環ライン460を通じて液を循環させる。この時、第1ヒーター443は液内部にパーティクルが溶出されない第1温度まで液を加熱する。液は第1循環ライン440を数回循環しながら、第1ヒーター443によって第1温度まで加熱される。一例で、第1温度は常温乃至70°Cである。
【0064】
液の温度が上昇して特定温度に到達すれば、液供給ユニット400の内部にパーティクルが発生するようになる。しかし、本発明は第1ヒーター443が液内部にパーティクルが溶出されない温度まで液を加熱することによって、第1循環ライン440又は第2循環ライン460には内部にパーティクルを含まないきれいな液が流れる。第1循環ライン440に流れる液の温度が第1温度に到達された後に、基板を処理する準備が完了されれば、供給段階(S20)が開始される。
【0065】
図8を参照すれば、供給段階(S20)でアウトレットラインを通じてノズル384に液が供給される。第2ヒーター473は液を第2温度に加熱する。第2温度は液が基板を処理する工程温度である。第2温度は第1温度より高い温度に提供される。一例で、第2温度は70°C乃至90°Cである。一例で、第2ヒーター473は加熱液を加熱するように提供される。加熱液は第2ヒーター473によって第3温度に加熱される。第3温度は第2温度より高く提供される。一例で、第3温度は70°C乃至100°Cである。加熱液は加熱部470を通る液を第2温度に湯煎形式で昇温させる。
【0066】
第1ヒーター443によって第1温度に加熱された液は第2ヒーター473によって再び加熱される。第2ヒーター473はノズル384と隣接するように提供される。したがって、第2ヒーター473で加熱された液はノズル384まで比較的短い経路に移動される。即ち、パーティクルが溶出されない第1温度以上である第2温度に加熱された液は最小の経路を通じてノズル384に提供される。したがって、第2温度に加熱された液によって配管472で発生されるパーティクルを最小化することができる。
【0067】
上述した例では、液供給ユニットに提供される液はイソプロピルアルコール(IPA)であることと説明した。しかし、液供給ユニットに提供される液は他の液を含むことができる。例えば、液(chemical)はフッ酸、硫酸、硝酸、リン酸等のような酸性用液であるか、或いは水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、アンモニウム等を含有するアルカリ性溶液であるか、或いは純水であり得る。
【0068】
上述した例では、第2フィルター475は第2ヒーター473の下流に提供されることと説明した。しかし、他の例で、第2フィルター475は加熱部470に提供される配管472内に提供されることができる。
【0069】
上述した例では、第1フィルターが第1ヒーター443の下流に提供され、第2フィルター475が第2ヒーター473の下流に提供されることと説明した。しかし、他の例で、第1フィルターと第2フィルター475は提供されなくともよい。
【0070】
上述した例では、第2ヒーター473は配管472を湯煎する加熱液を加熱することと説明した。しかし、これと異なりに第2ヒーター473は配管472を直接的に加熱するように提供されることができる。第2ヒーター473は接液構造又は非接液構造に提供されることができる。一例で、第2ヒーター473は配管472の外径と内径との間に位置する熱線で提供されることができる。他の例で、第2ヒーター473は配管472と離隔されて配管472内部に液を加熱するランプに提供されることができる。
【0071】
本発明によれば、液が循環ライン440を循環する時にパーティクルが溶出されない大気温度である第1温度に提供されて循環ライン440内部にパーティクルが発生されない長所がある。したがって、第1フィルターの交換時期を増やし、循環ライン440に提供される配管472で発生する液の圧力損失を最小化することができる。
【0072】
また、本発明によれば、液が基板を処理する工程温度である第2温度に加熱された後に基板に供給されるまでの経路を最小化して、アウトレットライン内部にパーティクル発生が最小化される長所がある。
【0073】
また、本発明によれば、各ヒーターの下流にフィルターを配置して、ヒーター内部で発生されるパーティクルや、高温の薬液によって配管472等で発生するパーティクルを濾過することができる長所がある。
【0074】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の好ましい実施形態を例として説明することであり、本発明は多様な他の組合、変更、及び環境で使用することができる。即ち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、前述した開示内容と均等な範囲及び/又は当業界の技術又は知識の範囲内で変更又は修正が可能である。前述した実施形態は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明することであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態に本発明を制限しようとする意図ではない。添付された請求の範囲は他の実施状態も含むこととして解析されなければならない。
【符号の説明】
【0075】
360 ハウジング
380 ノズルユニット
400 液供給ユニット
410 液供給源
420 タンク
440 第1循環ライン
443 第1ヒーター
445 第1フィルター
460 第2循環ライン
470 加熱部
473 第2ヒーター
475 第2フィルター
480 アウトレットライン
490 回収ライン