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特許7246502ミニプログラム作成方法、装置、端末及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-16
(45)【発行日】2023-03-27
(54)【発明の名称】ミニプログラム作成方法、装置、端末及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/34 20180101AFI20230317BHJP
   G06F 8/38 20180101ALI20230317BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20230317BHJP
   G06F 3/0484 20220101ALI20230317BHJP
【FI】
G06F8/34
G06F8/38
G06F3/0482
G06F3/0484
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021547744
(86)(22)【出願日】2020-06-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-12
(86)【国際出願番号】 CN2020096814
(87)【国際公開番号】W WO2021008295
(87)【国際公開日】2021-01-21
【審査請求日】2021-08-16
(31)【優先権主張番号】201910639193.8
(32)【優先日】2019-07-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】郭 沛然
(72)【発明者】
【氏名】宿 ▲海▼成
(72)【発明者】
【氏名】朱 仕▲達▼
(72)【発明者】
【氏名】蔡 雨利
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲暦▼
【審査官】北川 純次
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2009/116163(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0343318(US,A1)
【文献】国際公開第2016/113914(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0349108(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/34
G06F 8/38
G06F 3/0482
G06F 3/0484
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用されるミニプログラム作成方法であって、
前記ミニプログラムは、ホストプログラムに依存して実行するプログラムであり、
前記方法は、
ミニプログラム作成インタフェースを表示するステップであって、前記ミニプログラム作成インタフェースにパネル領域及び編集領域が表示されており、前記パネル領域にn(nが正整数である)種類の基本ユーザインタフェースUI要素が提供されているステップと、
ターゲット基本UI要素に対する編集・排列動作を受信したことに応じて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素より編集して前記ミニプログラムのプログラムインタフェースを得るステップであって、前記ターゲット基本UI要素は、前記n種類の基本的なUI要素から選択されたUI要素であり、
前記ターゲット基本UI要素に対するページ編集・排列動作を受信したことに応じて、前記ページ編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素に対して組版編集を行い、前記プログラムインタフェースにおける視覚部分を得るステップと、
前記ターゲット基本UI要素に対するロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記ロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素に対してロジック編集を行い、前記プログラムインタフェースにおけるロジック実行部分を得るステップであって、
前記ターゲット基本UI要素に対する第1のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第1のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と静的データとに対してデータバインディングを行うステップであって、前記静的データは、前記ターゲット基本UI要素に予め書き込まれて表示されているデータであるステップか、
前記ターゲット基本UI要素に対する第2のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第2のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と第1の動的データとに対してデータバインディングを行うステップであって、前記第1の動的データは、前記ミニプログラムの実行期間にネットワークプロトコルを介して動的に取得されており、前記ターゲット基本UI要素に表示されているデータであるステップか、または
前記ターゲット基本UI要素に対する第3のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第3のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と第2の動的データとに対してデータバインディングを行うステップであって、前記第2の動的データは、前記ミニプログラムの実行期間にローカルコードで計算されることで書き込まれており、前記ターゲット基本UI要素に表示されているデータであるステップ
を含む、ステップと、
前記プログラムインタフェースに基づいて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを生成するステップと、を含む、ことを特徴とするミニプログラム作成方法。
【請求項2】
前記ターゲット基本UI要素に対するページ編集・排列動作を受信したことに応じて、前記ページ編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素に対して組版編集を行い、前記プログラムインタフェースにおける視覚部分を得るステップは、
前記ターゲット基本UI要素に対する選択動作を受信したことに応じて、前記選択動作に基づいて、前記プログラムインタフェースに前記ターゲット基本UI要素を追加するステップと、
前記ターゲット基本UI要素に対する移動動作を受信したことに応じて、前記移動動作に基づいて、前記プログラムインタフェースにおいて前記ターゲット基本UI要素の位置を移動するステップと、
前記ターゲット基本UI要素に対するズーム動作を受信したことに応じて、前記ズーム動作に基づいて、前記プログラムインタフェースにおいて前記ターゲット基本UI要素のサイズを変えるステップとのうちの少なくとも1つを含む、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲット基本UI要素に対するバインディング解除動作を受信したことに応じて、前記バインディング解除動作に基づいて、前記ターゲット基本UI要素と対応するデータとに対してデータバインディング解除を行うステップを、さらに含む、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記プログラムインタフェースは、階層表示関係が存在する第1のプログラムインタフェースと第2のプログラムインタフェースを含み、
前記ターゲット基本UI要素に対するロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記ロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素に対してロジック編集を行い、前記プログラムインタフェースにおけるロジック実行部分を得るステップは、
前記第1のプログラムインタフェースにおける前記ターゲット基本UI要素に対する第4のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第4のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と前記第2のプログラムインタフェースとに対してデータバインディングを行うステップであって、前記第2のプログラムインタフェースは、前記ターゲット基本UI要素がトリガーされると、ジャンプして表示されるプログラムインタフェースであるステップを含む、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記編集領域におけるターゲット基本UI要素に対する所定のトリガー動作に応答して、前記編集領域のコード表示領域内に前記ターゲット基本UI要素に対応するミニプログラムコードを表示するステップと、
前記コード表示領域におけるミニプログラムコードに対するコード編集動作を受信したことに応じて、コード編集動作に基づいて、前記ターゲット基本UI要素に対応するミニプログラムコードを更新するするステップと、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ミニプログラム作成インタフェースは、プレビューコントロールをさらに含み、
前記方法は、
前記プレビューコントロールに対するプレビュー動作を受信したことに応じて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを前記ホストプログラムにプッシュして実行させるステップを、さらに含む、ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ミニプログラム作成インタフェースは、提出コントロールをさらに含み、
前記方法は、
前記提出コントロールに対する提出動作を受信したことに応じて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを前記ホストプログラムのプログラムプラットフォームに送信して審査又は発表を行うステップを、さらに含む、ことを特徴とする請求項1~のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
ミニプログラムの作成装置であって、
前記ミニプログラムは、ホストプログラムに依存して実行するプログラムであり、
前記装置は、
ミニプログラム作成インタフェースを表示する作成インタフェース表示モジュールであって、前記ミニプログラム作成インタフェースにパネル領域及び編集領域が表示されており、前記パネル領域にn(nが正整数である)種類の基本的なUI要素が提供されている作成インタフェース表示モジュールと、
ターゲット基本UI要素に対する編集・排列動作を受信したことに応じて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素により編集して前記ミニプログラムのプログラムインタフェースを得るプログラムインタフェース生成モジュールであって、前記ターゲット基本UI要素は、前記n種類の基本的なUI要素から選択されたUI要素であり、
前記ターゲット基本UI要素に対するページ編集・排列動作を受信したことに応じて、前記ページ編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素に対して組版編集を行い、前記プログラムインタフェースにおける視覚部分を得ることと、
前記ターゲット基本UI要素に対するロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記ロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素に対してロジック編集を行い、前記プログラムインタフェースにおけるロジック実行部分を得ることであって、
前記ターゲット基本UI要素に対する第1のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第1のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と静的データとに対してデータバインディングを行うことであって、前記静的データは、前記ターゲット基本UI要素に予め書き込まれて表示されているデータであることか、
前記ターゲット基本UI要素に対する第2のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第2のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と第1の動的データとに対してデータバインディングを行うステップであって、前記第1の動的データは、前記ミニプログラムの実行期間にネットワークプロトコルを介して動的に取得されており、前記ターゲット基本UI要素に表示されているデータであることか、または
前記ターゲット基本UI要素に対する第3のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、前記第3のロジック編集・排列動作に基づいて、前記編集領域において、前記ターゲット基本UI要素と第2の動的データとに対してデータバインディングを行うステップであって、前記第2の動的データは、前記ミニプログラムの実行期間にローカルコードで計算されることで書き込まれており、前記ターゲット基本UI要素に表示されているデータである
こととを行う、プログラムインタフェース生成モジュールと、
前記プログラムインタフェースに基づいて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを生成するプログラムパッケージ生成モジュールと、を含む、ことを特徴とするミニプログラムの作成装置。
【請求項9】
プロセッサとメモリとを含み、前記メモリに少なくとも1つの命令が記憶されており、前記少なくとも1つの命令は、前記プロセッサにより実行されて、請求項1~のいずれか一項に記載のミニプログラム作成方法を実現する、ことを特徴とする端末。
【請求項10】
プロセッサにより実行されて、請求項1~のいずれか一項に記載のミニプログラム作成方法を実現する、ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、2019年7月15日に提出された、出願番号が201910639193.8で、発明の名称が「ミニプログラム作成方法、装置、端末及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとする。
【0002】
本願の実施例は、プログラミング分野に関し、特にミニプログラム作成方法、装置、端末及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
アプリケーションプログラムの開発技術の発展に伴い、アプリケーションプログラムプロバイダは、「ホストプログラム及びミニプログラム」の生態系を提供する。ミニプログラムは、ホストプログラムに依存して実行するプログラムである。ユーザがホストプログラムをインストールするだけで、ホストプログラムに様々なミニプログラムを随時に追加して使用することができる。
【0004】
アプリケーションプログラムプロバイダがホストプログラムをプログラムプラットフォームとして提供した後、各会社、サービス機関、さらに、個人ユーザ(プログラマーと略称)は、すべて、さまざまなタイプのミニプログラムを開発して、アプリケーションプログラムプロバイダに提出し、ホストプログラムを実行コンテナとしてさまざまなサービスを提供することができる。ミニプログラムを開発する必要がある場合、プログラマーは、ホストプログラムのプログラムプラットフォームから開発者ツール及び開発ドキュメントをダウンロードする必要がある。プログラマーは、開発ドキュメントに規定された各要求を参照し、開発者ツールを用いてコード編集を行う。編集してミニプログラムのプログラムパッケージを得た後、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムのプログラムプラットフォームに提出し、審査に合格すると、各ユーザに発表して使用することができる。
【0005】
しかしながら、開発者ツールが使用されるため、この開発プロセスを順調に完了するには、プログラマーが専門的なコード編集能力を有する必要があり、長時間の知識学習及び経験の蓄積が必要となり、その結果、ミニプログラム開発の難度が高くなるとともに、開発効率が低くなってしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、ミニプログラムの開発難度を低減させ、開発効率を向上させることができるミニプログラム作成方法、装置、端末及び記憶媒体を提供する。前記技術案は以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、ミニプログラム作成方法であって、端末が実行し、前記ミニプログラムはホストプログラムに依存して実行するプログラムであり、前記方法は、
ミニプログラム作成インタフェースを表示するステップであって、前記ミニプログラム作成インタフェースにパネル領域及び編集領域が表示されており、前記パネル領域にn(nが正整数である)種類の基本ユーザインタフェース(User Interface、UI)要素が提供されているステップと、
ターゲット基本的なUI要素に対する編集・排列動作を受信したことに応じて、前記編集領域において、前記ターゲット基本的なUI要素により編集して前記ミニプログラムのプログラムインタフェースを得るステップであって、前記ターゲット基本的なUI要素は、前記n種類の基本的なUI要素のうち選択されたUI要素であるステップと、
前記プログラムインタフェースに基づいて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを生成するステップと、を含む、ミニプログラム作成方法が提供される。
【0008】
他の態様では、ミニプログラムの作成装置であって、前記ミニプログラムはホストプログラムに依存して実行するプログラムであり、前記装置は、
ミニプログラム作成インタフェースを表示する作成インタフェース表示モジュールであって、前記ミニプログラム作成インタフェースにパネル領域及び編集領域が表示されており、前記パネル領域にn(nが正整数である)種類の基本的なUI要素が提供されている作成インタフェース表示モジュールと、
ターゲット基本的なUI要素に対する編集・排列動作を受信したことに応じて、前記編集領域において、前記ターゲット基本的なUI要素により編集して前記ミニプログラムのプログラムインタフェースを得るプログラムインタフェース生成モジュールであって、前記ターゲット基本的なUI要素は、前記n種類の基本的なUI要素のうち選択されたUI要素であるプログラムインタフェース生成モジュールと、
前記プログラムインタフェースに基づいて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを生成するプログラムパッケージ生成モジュールと、を含む、ミニプログラムの作成装置が提供される。
【0009】
他の形態では、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリに少なくとも1つの命令が記憶されており、前記少なくとも1つの命令は、前記プロセッサで実行されて、上記態様に記載のミニプログラム作成方法を実現する、ことを特徴とする端末が提供される。
【0010】
他の形態では、前記記憶媒体に少なくとも1つの命令が記憶されており、前記少なくとも1つの命令は、プロセッサにより実行されて、上記態様に記載のミニプログラム作成方法を実現する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
【0011】
他の形態では、コンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令がコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されている、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から、該コンピュータ命令を読み取り、該コンピュータ命令を実行することにより、該コンピュータ機器に上記態様又は上記態様の各任意選択的な実施形態に係るミニプログラム作成方法を実行するためのものである。
【発明の効果】
【0012】
本願の実施例では、ミニプログラムを作成する際、パネル領域及び編集領域を含むミニプログラム作成インタフェースを表示することにより、ターゲット基本的なUI要素における編集・排列動作を受信すると、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素により編集してミニプログラムのプログラムインタフェースを得ることにより、ミニプログラムのプログラムインタフェースに基づいてミニプログラムのプログラムパッケージを生成する。関連するミニプログラムの開発プロセスに比べて、本願の方法を用いると、開発者が強い開発能力を具備しない場合、ユーザによる可視化動作を受信することにより、バックグラウンドにおいて、現在の動作に関連するプログラムを全過程にわたり同時に生成することができ、それにより、一般的なユーザがコードを手動で編集することを必要とせずに、ミニプログラムの可視化作成を完了させ、ミニプログラムの開発難度を低減させるとともに、開発効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本願の例示的な実施例に係る可視化作成プログラムによりミニプログラムを作成するインタフェースの模式図を示す。
図2】本願の例示的な一実施例に係るコンピュータシステムの構成のブロック図を示す。
図3】本願の例示的な一実施例に示すミニプログラム作成方法のフローチャートを示す。
図4】本願の例示的な一実施例に示すミニプログラム作成インタフェースのインタフェースの模式図を示す。
図5】本願の他の例示的な実施例に示すミニプログラム作成方法のフローチャートを示す。
図6】本願の例示的な一実施例に示す、ミニプログラム作成インタフェースのページ編集・排列に関わるインタフェースの模式図を示す。
図7】本願の例示的な一実施例に示す、ターゲットUI要素と静的データとのバインディングに関わるインタフェースの模式図を示す。
図8】本願の例示的な一実施例に示す、ターゲットUI要素における属性領域に関わるインタフェースの模式図を示す。
図9】本願の他の例示的な実施例に示すミニプログラム作成インタフェースのインタフェースの模式図を示す。
図10】本願の例示的な一実施例に示す、リストアイテムとデータとのバインディングに関わるインタフェースの模式図を示す。
図11】本願の他の例示的な実施例に示す、リストアイテムとデータとのバインディング解除に関わるインタフェースの模式図を示す。
図12】本願の例示的な一実施例に示すミニプログラムプレビューインタフェースの模式図を示す。
図13】本願の例示的な一実施例に示す、ミニプログラム作成インタフェースにコードを同時に生成するインタフェースの模式図を示す。
図14】本願の例示的な一実施例に係るミニプログラムの作成装置の構成のブロック図を示す。
図15】本願の例示的な一実施例に係る端末の構成のブロック図を示す。
図16】本願の例示的な一実施例に係るサーバの構成の模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本願の目的、技術案及び利点をより明瞭にするために、図面を用いて本願の実施形態についてより詳細に説明する。
【0015】
本明細書で言及された「複数」とは、2つ又は2つ以上である。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明し、3つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、「A及び/又はB」は、「Aが独立して存在する」、「A及びBが同時に存在する」、「Bが独立して存在する」の3つの状況を示してもよい。符号「/」は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」関係であることを示す。
【0016】
理解の便利上のために、以下は、本願の実施例に係る名詞について解釈説明する。
【0017】
可視化:可視化(Visualization)は、コンピュータグラフィック学及び画像処理技術を利用し、データをグラフィック又は画像に変換してスクリーンに表示し、さらにインタラクション処理を行う理論、方法及び技術である。
【0018】
ミニプログラム:ミニプログラムは、プログラミング言語に基づいて開発され、ホストプログラムに依存して実行するアプリケーションプログラムであり、すなわち、ユーザは、ミニプログラムをダウンロードしてインストールする必要がなく、ホストプログラムにおいて該ミニプログラムを実行することができる。
【0019】
ホストプログラム:コンピュータ環境で、ソフトウェア(例えば、本願におけるミニプログラム)が依存するソフトウェア環境は、ホスト環境として呼ばれ、環境は、ホストとして呼ばれる。ホストは、実行環境(すなわち、ホストプログラム)である。ホスト環境(ホストプログラム)は、オペレーティングシステム、サーバプログラム、アプリケーションプログラムであってもよい。
【0020】
UI要素:UI要素は、可視要素であり、ミニプログラムにおけるプログラムインタフェースの基本的な構成部分である。
【0021】
本願の実施例における基本的なUI要素とは、プログラムインタフェースの常用機能を実現するいくつかのUI要素であり、すなわち、基本的なUI要素である。
【0022】
以下の実施例は、ホストプログラムがアプリケーションプログラムであることを例として説明する。
【0023】
本願の実施例は、ミニプログラム作成方法を提供し、図1を参照すると、本願の例示的な実施例に係る可視化作成プログラムによりミニプログラムを作成するインタフェースの模式図が示される。
【0024】
図1に示すように、可視化作成プログラムがインストールされた端末は、タブレットコンピューター110であり、タブレットコンピューター110のインタフェースに該可視化作成プログラムのミニプログラム作成インタフェース111が表示されており、該ミニプログラム作成インタフェース111にパネル領域112及び編集領域113が表示されている。
【0025】
パネル領域112に複数種の基本的なUI要素が提供されており、ユーザは、複数種の基本的なUI要素から、一部の基本的なUI要素を選択し、可視化動作(例えば、クリック、ドラッグなどの動作)により、パネル領域112における一部の基本的なUI要素をミニプログラムのプログラムインタフェースに追加してもよい。例示的には、図1に示すように、可視化作成プログラムは、「ミニプログラム2」として命名されるプログラムインタフェース114を編集領域113に表示し、ユーザは、パネル領域112からドラッグ動作によりプログラムインタフェース114における基本的なUI要素をプログラムインタフェース114に追加する。
【0026】
「ミニプログラム2」の可視化編集の完了後、可視化作成プログラムは、ミニプログラムのプログラムインタフェース114に基づいて、「ミニプログラム2」のプログラムパッケージを生成し、該プログラムパッケージをホストプログラムのバックグラウンドサーバ120に送信し、ここで、ホストプログラムがインストールされた端末は、携帯電話130である。「ミニプログラム2」は、ホストプログラムの審査に合格すると、携帯電話130のミニプログラム検索インタフェース131により「ミニプログラム2」を検索することができる。検索結果として、ミニプログラム検索インタフェース131に「ミニプログラム2」のアイコン132を表示する。ミニプログラム検索インタフェース131がアイコン132に対するクリック信号を受信すると、ミニプログラム検索インタフェース131からミニプログラムのプログラムインタフェース114にジャンプし、それにより、可視化動作によりミニプログラムの可視化作成を実現する。
【0027】
図2を参照すると、本願の例示的な一実施例に係るコンピュータシステム200の構成のブロック図が示される。該コンピュータシステム200は、第1の端末210と、サーバ220と、少なくとも1つの第2の端末230と、を含む。
【0028】
第1の端末210及び第2の端末230は、携帯電話、タブレットコンピューター、携帯用ラップトップパソコン及びデスクトップ型コンピュータなどであってもよい。本明細書では、第1の端末210がタブレットコンピューターであることを例として、第2の端末230が携帯電話であることを例として説明し、すなわち、第1の端末210は、タッチインタラクション機能を提供することで、可視化ミニプログラムの作成を実現することができる。
【0029】
一部の実施例では、該第1の端末210に可視化作成プログラムがインストールされてもよく、該可視化作成プログラムは、以下の各方法の実施例に係るミニプログラム作成方法を実現するためのものであり、アカウントログイン機能を有することができる。ユーザは、可視化作成プログラムに登録して自分のアカウントをログインしてもよい。
【0030】
第2の端末230にホストプログラムがインストールされてもよく、該ホストプログラムは、ミニプログラムに依存できるソフトウェア環境を提供するためのものであり、アカウントログイン機能を有することができる。ユーザは、ホストプログラムに登録して自分のアカウントをログインしてもよい。
【0031】
任意的に、ホストプログラムは、即時通信アプリケーションプログラム、ニュース閲覧類アプリケーションプログラム、ソーシャルアプリケーションプログラム、ショッピングアプリケーションプログラム又は支払いアプリケーションプログラムであるが、本実施例では、これに限定されない。
【0032】
第1の端末210及び第2の端末230が有線又は無線ネットワークを介してサーバ220に接続されている。
【0033】
サーバ220は、サーバ、サーバクラスター、仮想クラウドメモリ又はクラウドコンピューティングセンターのうちのいずれかであってもよい。サーバ220は、ホストプログラムにバックグラウンドサービスを提供するためのものである。サーバ220は、データ記憶能力を有し、可視化作成プログラムの関連データを記憶するためのものである。
【0034】
任意的に、サーバ220は、可視化作成プログラムにバックグラウンドサービスを提供するためのものであり、同様に、可視化作成プログラムの関連データを記憶するためのものである。
【0035】
以下の実施例は、サーバ220がホストプログラムにバックグラウンドサービスを提供することを例として説明する。
【0036】
1つの選択的な実施形態では、開発者は、第1の端末210を用いてミニプログラム作成を行った後、ミニプログラムのプログラムパッケージをサーバ220にアップロードし、サーバ220は、ミニプログラムを審査し、審査に合格すると、ミニプログラムを発表する。ユーザは、第2の端末230を使用して、発表されたミニプログラムを検索することができ、選択されたミニプログラムをホストプログラムにより実行する。
【0037】
図3を参照すると、本願の例示的な一実施例に示すミニプログラム作成方法のフローチャートが示される。この例示的な実施例は、図2に示す第1の端末210の実行を例として説明する。該方法は、ステップ301~ステップ303を含む。
【0038】
ステップ301において、ミニプログラム作成インタフェースを表示する。
【0039】
1つの選択的な実施形態では、該ミニプログラム作成インタフェースは、可視化作成プログラムのユーザインタフェースであり、該可視化作成プログラムは、ホストプログラムと個別のアプリケーションプログラムであってもよいし、又は、ミニプログラム作成機能を有するホストプログラムであってもよい。本実施例では、これに限定されない。
【0040】
選択的には、可視化作成プログラムによってミニプログラムの作成を実現する場合、可視化作成プログラムは、ユーザにミニプログラム作成の動作インタフェースを提供するミニプログラム作成インタフェースを表示する。ミニプログラム作成インタフェースにパネル領域及び編集領域が表示されており、パネル領域にn(nが正整数である)種類の基本ユーザインタフェースUI要素が提供されている。例示的には、図4(a)に示すように、ミニプログラム作成インタフェース400にパネル領域410及び編集領域430が表示されている。
【0041】
パネル領域410は、ラベルUI要素411、ボタンUI要素412、図面UI要素413、単一行入力ボックスUI要素414、多行入力ボックスUI要素415、単一選択UI要素416、複数選択UI要素417、時間選択UI要素418、状態スイッチUI要素419、横リストUI要素420及び縦リストUI要素421を含むが、これらに限られない。
【0042】
ここで、ラベルUI要素411は、1段落のテキストを表示するためのものであり、ボタンUI要素412は、情報確認などの判断に関連するイベントを行うためのものであり、図面UI要素413は、図面を追加して表示するためのものであり、単一行入力ボックスUI要素414は、ミニプログラム利用者に単一行のテキスト入力の入力ボックスを提供するためのものであり、多行入力ボックスUI要素415は、ミニプログラム利用者に多行のテキスト入力の入力ボックスを提供するためのものであり、単一選択UI要素416は、ミニプログラム利用者に情報リストに対する単一選択を提供するためのものであり、複数選択UI要素417は、ミニプログラム利用者に情報リストに対する複数選択を提供するためのものであり、時間選択UI要素418は、ミニプログラム利用者に時間の選択を提供するためのものであり、状態スイッチUI要素419は、ミニプログラム利用者にインタフェースに関する状態選択を提供するためのものであり、横リストUI要素420及び縦リストUI要素421は、それぞれ、ミニプログラム利用者に横に表示されるリスト及び縦に表示されるリストを提供するためのものである。
【0043】
ここで、可視化作成プログラムは、パネル領域410におけるターゲット基本的なUI要素に関するユーザ動作が受信されていないと、編集領域430に空のキャンバスを表示し、すなわち、編集領域430の初期状態が空のキャンバスである。
【0044】
ステップ302において、ターゲット基本的なUI要素に対する編集・排列動作を受信したことに応じて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素により編集してミニプログラムのプログラムインタフェースを得る。
【0045】
任意的に、該編集・排列動作は、ターゲット基本的なUI要素に対するクリック動作、ダブルクリック動作、長押し動作やドラッグ動作などを含むが、本願では、これについて限定しない。
【0046】
可視化作成プログラムは、パネル領域410におけるターゲット基本的なUI要素に関する編集・排列動作を受信すると、編集領域430において、ターゲット基本的なUI要素により編集してミニプログラムのプログラムインタフェースが得られ、ターゲット基本的なUI要素は、n種類の基本的なUI要素のうち選択されたUI要素である。
【0047】
任意的に、ミニプログラムのプログラムインタフェースは、静的webページであってもよく、すなわち、ミニプログラムのプログラムインタフェースは、バックグラウンドサーバにおけるデータベースにアクセスする能力を有さず、ホストプログラムのクライアントをベースとしてプログラムインタフェースを表示する。
【0048】
ミニプログラムのプログラムインタフェースが静的webページであることを例とする。例示的には、図4(b)に示すように、可視化作成プログラムは、ラベルUI要素411、図面UI要素413及び横リストUI要素420に対するドラッグ動作を受ける場合、ラベルUI要素411、図面UI要素413及び横リストUI要素420がターゲット基本的なUI要素となり、ターゲット基本的なUI要素により編集してミニプログラムの静的プログラムインタフェース440を得る。
【0049】
静的プログラムインタフェース440に示すように、静的プログラムインタフェース440における文字部分は、ラベルUI要素411をドラッグすることで編集して生成されるものであり、静的プログラムインタフェース440における図面部分は、図面UI要素413をドラッグすることで編集して生成されるものであり、静的プログラムインタフェース440におけるリストコントロールは、横リストUI要素420をドラッグすることで編集して生成されるものであり、該リストコントロールは、リストアイテム1、リストアイテム2及びリストアイテム3の3行からなる横リストである。
【0050】
ここで、静的プログラムインタフェース440は、静的webページであり、実際に表示される静的プログラムインタフェース440は、ページのジャンプを行うことができず、バックグラウンドサーバ又はローカルデータベースにアクセスする能力を具備しない。
【0051】
任意的に、ミニプログラムのプログラムインタフェースは、動的webページであってもよく、すなわち、ミニプログラムのプログラムインタフェースは、バックグラウンドサーバのデータベースにアクセスし、他のページとインタラクションすることを実現することができる。
【0052】
ミニプログラムのプログラムインタフェースが動的webページであることを例とする。例示的には、図4(c)に示すように、可視化作成プログラムは、ラベルUI要素411、図面UI要素413及び横リストUI要素420に対するドラッグ動作を受信する場合、ラベルUI要素411、図面UI要素413及び横リストUI要素420がターゲット基本的なUI要素となり、ターゲット基本的なUI要素により編集してミニプログラムの動的プログラムインタフェース450を得る。
【0053】
動的プログラムインタフェース450に示すように、動的プログラムインタフェース450における文字部分は、ラベルUI要素411をドラッグすることで編集して生成されるものであり、動的プログラムインタフェース450における図面部分は、図面UI要素413をドラッグすることで編集して生成されるものであり、動的プログラムインタフェース450におけるリストコントロールは、横リストUI要素420をドラッグすることで編集して生成されるものであり、該リストコントロールは、リストアイテム1、リストアイテム2及びリストアイテム3の3行からなる横リストである。
【0054】
動的プログラムインタフェース450に示すように、動的プログラムインタフェース450と静的プログラムインタフェース440との相違点は、横リストUI要素420におけるリストアイテム1がクリックされると、動的プログラムインタフェース450がプログラムインタフェース460にジャンプすることである。表示プログラムインタフェース460は、編集が静的プログラムインタフェース440及び動的プログラムインタフェース450と一致するものであり、いずれも、パネル領域410の基本的なUI要素により編集して得られてもよい。また、プログラムインタフェース460は、静的webページ及び動的webページのうちの1つであってもよい。
【0055】
ステップ303において、プログラムインタフェースに基づいてミニプログラムのプログラムパッケージを生成する。
【0056】
可視化作成プログラムは、編集領域におけるターゲット基本的なUI要素に対する編集動作を受信すると同時に、バックグラウンドにおいて、編集動作に対応するサブルーチンを生成し、ターゲット基本的なUI要素に対する編集が完了されると、各サブルーチンをホストプログラムにおいて実行するミニプログラムのプログラムパッケージにパッケージ化する。
【0057】
本願の実施例では、ミニプログラムを作成する際、パネル領域及び編集領域を含むミニプログラム作成インタフェースを表示することにより、ターゲット基本的なUI要素における編集・排列動作を受信すると、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素により編集してミニプログラムのプログラムインタフェースを得、それにより、ミニプログラムのプログラムインタフェースに基づいて、ミニプログラムのプログラムパッケージを生成する。関連するミニプログラムの開発プロセスに比べて、本願の方法を用いると、開発者が強い開発能力を有することなく、ユーザによる可視化動作を受信することにより、バックグラウンドにおいて、現在の動作に関連するプログラムを全過程にわたり同時に生成することができ、それにより、一般的なユーザがコードを手動で編集することを必要とせずに、ミニプログラムの可視化作成を完了することができ、ミニプログラムの開発難度を低減させるとともに、開発効率を向上させる。
【0058】
図5を参照すると、本願の他の例示的な実施例に示すミニプログラム作成方法のフローチャートが示される。この例示的な実施例は、図2に示す第1の端末210が実行することを例として説明する。該方法は、ステップ501~ステップ506を含む。
【0059】
ステップ501において、ミニプログラム作成インタフェースを表示する。
【0060】
当該ステップの実施形態は、上記ステップ301を参照することができ、本実施例は、ここで説明を省略する。
【0061】
n種類の基本的なUI要素は、ラベルUI要素、ボタンUI要素、図面UI要素、単一行入力ボックスUI要素、多行入力ボックスUI要素、単一選択UI要素、複数選択UI要素、時間選択UI要素、状態スイッチUI要素、横リストUI要素及び縦リストUI要素を含むが、これらに限られない。
【0062】
ステップ502において、ターゲット基本的なUI要素に対するページ編集・排列動作を受信したことに応じて、ページ編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素に対して組版編集を行い、プログラムインタフェースにおける視覚部分を得る。
【0063】
1つの選択的な実施形態では、ターゲット基本的なUI要素に対応するページ編集・排列動作は、n種類の基本的なUI要素からターゲット基本的なUI要素を決定すること、ターゲット基本的なUI要素の位置を決定することや、ターゲット基本的なUI要素のサイズを決定することなどを含むが、本願の実施例では、これに限定されない。
【0064】
1つの選択的な実施形態では、プログラムインタフェースにおける視覚部分は、ターゲット基本的なUI要素、プログラムインタフェースにおけるターゲット基本的なUI要素の位置、及びプログラムインタフェースにおけるターゲット基本的なUI要素のサイズなどを含むが、本願の実施例では、これに限定されない。
【0065】
1つの選択的な実施形態では、ステップ502は、ステップ1~ステップ3を含む。
【0066】
ステップ1において、ターゲット基本的なUI要素に対する選択動作を受信したことに応じて、選択動作に基づいて、編集領域におけるミニプログラムのプログラムインタフェースにターゲット基本的なUI要素を追加する。
【0067】
任意的に、選択動作は、クリック選択動作及びドラッグ選択動作のうちの少なくとも1つを含む。
【0068】
可視化作成プログラムのパネル領域にn種類の基本的なUI要素が提供されており、可視化作成プログラムは、選択動作された基本的なUI要素をターゲット基本的なUI要素として決定し、ターゲット基本的なUI要素は、クリック選択動作又はドラッグ選択動作によりミニプログラムのプログラムインタフェースに追加される。
【0069】
例示的には、図6(a)に示すように、可視化作成プログラムでは、ミニプログラム作成インタフェース400は、パネル領域410における図面UI要素413に対するドラッグ選択動作を受信し、それにより、編集領域430におけるミニプログラムのプログラムインタフェース610に図面UI要素413(すなわち、ターゲット基本的なUI要素)を追加する。
【0070】
ステップ2において、ターゲット基本的なUI要素に対する移動動作を受信したことに応じて、移動動作に基づいて、編集領域におけるミニプログラムのプログラムインタフェースにおいてターゲット基本的なUI要素の位置を移動する。
【0071】
任意的に、ミニプログラムのプログラムインタフェースにおけるターゲット基本的なUI要素の初期位置が、ユーザが満足できる位置ではない場合、ユーザは、ターゲット基本的なUI要素をプログラムインタフェースの満足できる位置に移動動作によりドラッグすることができる。
【0072】
例示的には、図6の(b)に示すように、可視化作成プログラムでは、ミニプログラム作成インタフェース400は、プログラムインタフェース610における図面UI要素413に対する移動動作を受信し、それにより、図面UI要素413を矢印に示される位置に移動する。
【0073】
ステップ3において、ターゲット基本的なUI要素に対するズーム動作を受信したことに応じて、ズーム動作に基づいて、編集領域におけるミニプログラムのプログラムインタフェースにおいてターゲット基本的なUI要素のサイズを変える。
【0074】
任意的に、ミニプログラムのプログラムインタフェースにおけるターゲット基本的なUI要素のサイズが、ユーザが満足できるサイズではない場合、ユーザは、縮小動作及び拡大動作を含むズーム動作により、ターゲット基本的なUI要素を満足できる大きさに拡大縮小することができる。
【0075】
一部の実施例では、該ズーム動作は、ジェスチャー動作(例えば、指が近づくと、サイズ拡大を実現し、指が逆方向へ分離すると、サイズ縮小を実現する)、コントロールトリガー動作(例えば、拡大縮小コントロールをクリックすることにより、拡大縮小を行う)又は、データ入力動作(例えば、サイズデータを入力することで、正確に拡大縮小することを実現する)であってもよい。
【0076】
例示的には、図6の(c)に示すように、可視化作成プログラムでは、ミニプログラム作成インタフェース400は、プログラムインタフェース610における図面UI要素413に対する縮小動作を受信し、それにより、矢印に示される縮小範囲に応じて、図面UI要素413を縮小する。
【0077】
本願の実施例は、可視化作成プログラムがタブレットコンピューターにインストールされるシーンをベースとして行なわれるものであり、上記選択動作、移動動作及びズーム動作は、ユーザが手でスクリーンをタッチすることで実現されてもよい。
【0078】
任意的に、可視化作成プログラムがインストールされた端末がタッチ機能を具備しない場合、キーボードとマウスにより、上記選択動作、移動動作及びズーム動作を実現することができる。
【0079】
ステップ503において、ターゲット基本的なUI要素に対するロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、ロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素に対してロジック編集を行い、プログラムインタフェースにおけるロジック実行部分を得る。
【0080】
非静的webページの場合、ミニプログラムのインタフェース表示効果、すなわち、視覚部分を設計する必要があることに加えて、プログラムインタフェースのインタフェースインタラクションロジックを設計し、すなわち、ロジック実行部分を設定する必要がある。該インタラクションロジックは、データ交換ロジックと、ページジャンプロジックとのうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
任意的に、ステップ502においてターゲット基本的なUI要素に対する組版編集を完了し、ミニプログラムのプログラムインタフェースにおける視覚部分を得た後、ターゲット基本的なUI要素に対してロジック編集を行う。
【0082】
1つの選択的な実施形態では、ターゲット基本的なUI要素に対応するロジック編集・排列動作は、データ交換ロジック編集・排列動作を含み、該データ交換ロジック編集・排列動作は、静的データとデータバインディングを行うこと、動的データとデータバインディングを行うことや、ローカルデータとデータバインディングを行うことなどを含むが、本願の実施例では、これに限定されない。
【0083】
1つの選択的な実施形態では、ステップ503は、ステップ1~ステップ4を含む。
【0084】
ステップ1において、ターゲットUI要素に対する第1のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第1のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と静的データとに対してデータバインディングを行う。静的データは、ターゲット基本的なUI要素に予め書き込まれて表示されているデータである。
【0085】
ターゲットUI要素に対応する第1のロジック編集・排列動作を受信すると、第1のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と静的データとに対してデータバインディングを行う。ここで、静的データは、ターゲット基本的なUI要素に予め書き込まれた静的表示データであり、すなわち、ミニプログラムの作成段階に表示された属性であり、また、可視化作成プログラムがバックグラウンドにおいてコードを編集すると同時に、プログラムに書き込んだデータとして理解されてもよい。
【0086】
例えば、図面UI要素の具体的な表示図面を設定する場合、具体的な表示図面が静的データである。また、例えば、ラベルUI要素の具体的なテキスト内容及びラベルUI要素の塗りつぶし色を設定する場合、具体的なテキスト内容及び塗りつぶし色がそれぞれ静的データである。
【0087】
例示的には、図6の(c)をベースとして、図7に示すように、可視化作成プログラムでは、図6に示す図面UI要素413の組版編集を完了した後、図面UI要素413に対するクリック動作を受信することで、ミニプログラム作成インタフェース400に、図面UI要素413に対応する図面交換フローティングボタン701を表示し、図面交換フローティングボタン701を介してユーザによるトリガー動作を受信すると、ミニプログラムの作成インタフェース400に図面選択領域702を表示する。図面選択領域702に表示される図面は、ローカルアルバムから由来するものであり、ユーザが該図面選択領域702において、追加しようとするターゲット図面(静的表示データ)を選択することができる。
【0088】
1つの選択的な実施形態では、ステップ502のステップ「1」とステップ503のステップ「1」との実行順序を置換してもよい。すなわち、ターゲットUI要素に対して、静的データとのデータバインディングを実行してから、組版動作を実行してもよい。
【0089】
例示的には、図8の(a)に示すように、先ず、図面交換フローティングボタン701を介して、図面UI要素413と図面image6(静的データ)とのデータバインディングを完了する。そして、図面UI要素413が属性フローティングボタン801に対するトリガー動作を受信すると、図8の(b)に示すように、図面UI要素413に対する組版動作を受信する属性領域802をミニプログラムの作成インタフェース400の編集領域430に表示する。
【0090】
例示的には、図8の(c)には、属性領域802が含む可能性がある内容が示される。例えば、図面image6に対しては、属性領域802により、図面image6の枠タイプ(例えば、直角矩形枠、角丸矩形枠、楕円形枠など)、拡大縮小タイプ(例えば、充填するように拡大縮小すること、適応するように拡大縮小すること、伸縮すること、元の大きさに戻すように拡大縮小することなど)、領域高さ及び適応高さなどを設定することができる。本願の実施例は、属性領域802が含む可能性がある内容について限定しない。
【0091】
異なるターゲットUI要素は、異なる属性領域に対応しており、例えば、ラベルUI要素の属性領域は、ラベルUI要素のうちの、テキストの書体、色、サイズなどに関連する設定を実現することができる。本願の実施例は、異なるターゲットUI要素の異なる属性領域に含まれる内容について限定しない。
【0092】
ステップ2において、ターゲットUI要素に対する第2のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第2のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第1の動的データとに対してデータバインディングを行う。第1の動的データは、ミニプログラムの実行期間において、ネットワークプロトコルを介して動的に取得されており、ターゲット基本的なUI要素に表示されているデータである。
【0093】
任意的に、第2のロジック編集・排列動作について、以下のように理解され得る。ミニプログラムがホストプログラムにおいて実行する場合、ターゲットUI要素は、ミニプログラムの作成プロセスにおいて予め設定された第2のロジック編集・排列動作の下で、ネットワークプロトコルを介してサーバに動的にアクセスし、サーバからターゲット基本的なUI要素における第1の動的データを取得し、ホストプログラムを介して該第1の動的データを実行して表示することができる。
【0094】
上記ミニプログラムの作成プロセスでは、ターゲットUI要素に対応する第2のロジック編集・排列動作を受信すると、第2のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第1の動的データとに対してデータバインディングを行う。
【0095】
1つの例示的な例では、第2のロジック編集・排列動作の下で、ホストプログラムにおいて実行されるミニプログラムが、横リストUI要素におけるリストアイテムに関連するデータと順序を動的に更新することを実現できる場合、リストアイテムに関連するデータと順序が動的データであり、サーバにアクセスして、リストアイテムに関連する第1の動的データを取得する必要がある。
【0096】
例示的には、図9の(a)に示すように、可視化作成プログラムでは、パネル領域410における横リストUI要素420に基づいて、ミニプログラム作成インタフェース400に、ミニプログラムのプログラムインタフェース910を表示し、横リストUI要素420は、リストアイテム1、リストアイテム2、リストアイテム3、リストアイテム4及びリストアイテム5の5つのリストアイテムを含む。
【0097】
リストアイテム1は、各リストアイテムの構造を表示する横リストUI要素420のテンプレートアイテムである。例示的には、図9の(b)に示すように、テンプレートアイテム(すなわち、リストアイテム1)は、第1のフィールド911、第2のフィールド912及び第3のフィールド913の3つのデータフィールドを含む。
【0098】
ミニプログラムの実行では、リストアイテムとフィールドのデータバインディングを行うことができる第1の動的データを取得することにより、横リストUI要素420を含むプログラムインタフェース910を表示する。以下、模式図を用いて、リストアイテムと第1の動的データとをバインディングするプロセスについて説明し、該プロセスは、第2のロジック編集・排列である。
【0099】
例示的には、図9の(c)に示すように、上記横リストUI要素420のリストアイテムの数は、ミニプログラム作成インタフェース400における横リストUI要素420に対応する属性設定フローティングボタン914により、設定することができる。そして、横リストUI要素420のリストアイテムの第1の動的データのバインディングは、ミニプログラム作成インタフェース400における横リストUI要素420に対応するバインディングデータフローティングボタン915により、設定することができる。
【0100】
1つの選択的な実施形態では、ミニプログラム作成インタフェース400がバインディングデータフローティングボタン915に対するクリック動作を受信すると、図10に示すインタフェースを表示する。
【0101】
例示的には、図10の(a)に示すように、データテーブルA(例えば、商品テーブル)は、エントリー1(例えば、商品図面のURLアドレス)、エントリー2(例えば、商品名称)、エントリー3(例えば、商品価格)、エントリー4(例えば、商品割引)及びエントリー5(例えば、商品説明)の5列の選択可能なデータを含む。例示的には、図10の(b)に示すように、ミニプログラム作成インタフェース400にリストとデータテーブルとのバインディングのインタフェースを表示し、横リストUI要素420におけるテンプレートアイテム(すなわち、リストアイテム1)は、上記3つのフィールドを含み、3つのフィールドとして、それぞれデータテーブルAにおけるエントリー1、エントリー2及びエントリー5を選択してデータバインディングを行った場合、選択されたエントリー1、エントリー2及びエントリー5が第1の動的データとなる。ここで、テンプレートアイテムの第1の動的データの選択は、プログラムインタフェースにおけるデータ領域1001により実現することができる。上記データバインディングプロセスによって、データテーブルにおける指定されたデータをプログラムインタフェースのリストアイテムに表示する(例えば、商品図面、商品名称及び商品説明をリストアイテムに表示する)ことを実現することができる。
【0102】
例示的には、図10の(c)に、データ領域1001が含む可能性がある内容が示される。テンプレートアイテム(すなわち、リストアイテム1)とデータテーブルAとに対してデータバインディングを行うシーンの場合、データ領域1001は、バインディング関係のうちのバインディング対象であるデータテーブルAと、バインディング関係のうちのフィールド関連付け方式と、バインディングされたデータテーブルのデータ閲覧と、データ編集とデータ選択と、を含む。
【0103】
フィールド関連付けとは、テンプレートアイテムにおけるフィールドと、データテーブルのうち選択されたデータとの関連付け方式であり、フィールド関連付け方式は、ランダム方式、又は、指定された方式であってもよい。例示的には、図10の(c)に示すように、現在のフィールド関連付け方式は、ランダム方式である。ユーザが現在のフィールドの関連付け方式について満足しないと、指定されたフィールドのデータバインディング解除を行うことができる。任意的に、図11に示すように、現在、リストアイテム1における第3のフィールドに、データテーブルAにおけるエントリー5のデータがバインディングされている場合、第3のフィールドに対するクリックトリガー動作を受信すると、作成インタフェース400に、第3のフィールドに対応するフィールドバインディング解除オプション1100を表示し、エントリー2、エントリー3及びエントリー4を含む、第3のフィールドが現在改めてバインディングできるデータを第3のフィールドのタイプに基づいて、フィールドバインディング解除オプション1100に表示する。
【0104】
テンプレートアイテムのデータバインディングが完了された後、ミニプログラムは、ホストプログラムを介して実行し、ネットワークプロトコルを介して、ターゲット基本的なUI要素における各リストアイテムの第1の動的データを動的に取得し、それにより、ホストプログラムは、該第1の動的データに基づいて、ミニプログラムのプログラムインタフェースを表示する。
【0105】
データテーブルにおけるデータが更新されれば、ミニプログラムが取得した動的データが変更されたため、プログラムインタフェースにおけるリストアイテムのデータも対応して変更される。
【0106】
ステップ3において、ターゲットUI要素に対する第3のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第3のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第2の動的データとに対してデータバインディングを行う。第2の動的データは、ミニプログラムの実行期間において、ローカルコードで計算されることで書き込まれており、ターゲット基本的なUI要素に表示されているデータである。
【0107】
1つの選択的な実施形態では、上記基本的なUI要素は、ローカル端末(ホストプログラムがインストールされた端末)にアクセスし、該ローカル端末の第2の動的データを取得できる基本的なUI要素をさらに含む。
【0108】
1つの例示的な例では、上記基本的なUI要素は、測位UI要素を、さらに含み、該測位UI要素は、トリガーされると、ホストプログラムがインストールされたローカル端末の測位情報にアクセスする能力を有し、該測位情報を取得し、ミニプログラムのプログラムインタフェースに測位情報に関連する第2の動的データを表示する。
【0109】
1つの例示的な例では、上記基本的なUI要素は、ローカルデータをミニプログラムにアップロードするUI要素を、さらに含み、該UI要素は、トリガーされると、ホストプログラムがインストールされたローカル端末のローカルデータにアクセスする能力を有し、ターゲットローカルデータを取得し、ミニプログラムのプログラムインタフェースに該ターゲットローカルデータを表示する。
【0110】
ステップ4において、第1のプログラムインタフェースにおけるターゲット基本的なUI要素に対する第4のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第4のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第2のプログラムインタフェースとに対してデータバインディングを行う。第2のプログラムインタフェースは、ターゲット基本的なUI要素がトリガーされると、ジャンプして表示されるプログラムインタフェースである。
【0111】
1つの選択的な実施形態では、本願のミニプログラムのプログラムインタフェースは、階層表示関係が存在する第1のプログラムインタフェースと第2のプログラムインタフェースを含み、すなわち、ミニプログラムが実行されると、第1のプログラムインタフェースは、トリガーされ、第2のプログラムインタフェースにジャンプすることができる。
【0112】
図4の(C)では、説明された動的webページは、上記の第1のプログラムインタフェースである。第1のプログラムインタフェースから第2のプログラムインタフェースにジャンプするプロセスは、第4のロジック編集・排列動作である。図4の(c)を例として説明すると、第4のロジック編集・排列動作は、具体的には、プログラムインタフェース460(すなわち、第2のプログラムインタフェース)のページ編集・排列及びロジック編集・排列が完了された後、動的プログラムインタフェース450(すなわち、第1のプログラムインタフェース)におけるリストアイテム1と、プログラムインタフェース460とに対してデータバインディングを行うことであり、具体的には、リストアイテム1に対するトリガー動作を受信すると、動的プログラムインタフェース450からプログラムインタフェース460にジャンプすることである。
【0113】
ステップ504において、プログラムインタフェースに基づいてミニプログラムのプログラムパッケージを生成する。
【0114】
本ステップの実施形態は、上記ステップ303を参照することができ、本実施例は、ここで説明を省略する。
【0115】
ステップ505において、プレビューコントロールに対するプレビュー動作を受信したことに応じて、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムにプッシュして実行させる。
【0116】
1つの選択的な実施形態では、ミニプログラム作成インタフェースは、プレビューコントロールをさらに含み、可視化作成プログラムがプレビューコントロールにおけるプレビュー動作を受信すると、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムにプッシュして実行させる。
【0117】
例示的には、図9及び図10をベースとして、横リストUI要素420のデータバインディングが完了された後、ミニプログラムの作成インタフェース400におけるプレビューコントロール916により、ミニプログラムのプレビューを実現することができ、最終的なプレビューの効果は、図12に示されるものであり、各リストアイテムにおけるフィールドにバインディングされたデータは、図10の(a)に示すデータテーブルAからのものである。
【0118】
1つの選択的な実施形態では、ミニプログラム作成インタフェースは、プレビューコントロールをさらに含み、可視化作成プログラムとホストプログラムが同じ端末にインストールされている場合、可視化作成プログラムがプレビューコントロールにおけるプレビュー動作を受信すると、可視化作成プログラムがホストプログラムにミニプログラムのプログラムパッケージを送信する。
【0119】
他の選択的な実施形態では、可視化作成プログラムは、ミニプログラム作成機能を有するホストプログラムであり、プレビューコントロールに対するプレビュー動作を受信すると、ホストプログラムは、生成されるプログラムパッケージをロードする。
【0120】
ステップ506において、提出コントロールに対する提出動作を受信したことに応じて、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムのプログラムプラットフォームに送信して審査又は発表させる。
【0121】
ミニプログラムの作成が完了された後に、ミニプログラムがホストプログラムのプログラムプラットフォームの要求を満たす否かを考慮し、違法又は不良内容を含むミニプログラムであると、該プログラムプラットフォームにより、発表が拒否される。
【0122】
1つの選択的な実施形態では、ミニプログラム作成インタフェースは、提出コントロールをさらに含む。可視化作成プログラムは、提出コントロールにおける提出動作を受信すると、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムに対応するプログラムプラットフォームにプッシュし、プログラムプラットフォームは、人工審査方式又は自動審査方式でミニプログラムを審査する。
【0123】
本願の実施例では、ミニプログラムのプログラムインタフェースは、視覚部分及びロジック実行部分を含み、視覚部分は、ページ編集・排列動作に基づいて得られるものであり、可視化作成プログラムは、該ページ編集・排列動作に基づいてターゲット基本的なUI要素に対して組版編集を行う。ロジック実行部分は、ロジック編集・排列動作に基づいて得られるものであり、可視化作成プログラムは、該ロジック編集・排列動作に基づいて、ターゲット基本的なUI要素に対してロジック編集を行い、ミニプログラムのプログラムインタフェースにおけるデータバインディング及びインタフェースジャンプロジックコードを生成する。上記動作により生成されたミニプログラムは、良好なインタフェース表示効果を具備する以外、良好なインタラクション性を有し、ミニプログラムの品質を向上させることに寄与する。
【0124】
上記各実施例では、ミニプログラム作成に関連する動作と同時に、可視化作成プログラムのバックグラウンドにコードを生成し、例えば、ターゲット基本的なUI要素を決定したり、ページ編集・排列動作を完了したり、ロジック編集・排列動作を完了したりすると同時に、可視化作成プログラムが現在の動作に関連するコードを生成する。
【0125】
一部の実施例では、コード編集能力を持っている一部の開発者にとって、いくつかの複雑なページロジックに関わると、可視化動作を行った上で、コードを手動で入力する必要があることが多い。1つの選択的な実施形態では、編集領域におけるターゲットUI要素に対する予め設定された編集・排列動作に応じて、編集領域のコード表示領域内にターゲットUI要素に対応するミニプログラムコードを表示し、コード表示領域におけるミニプログラムコードに対するコード編集動作を受信したことに応じて、コード編集動作に基づいて、ターゲットUI要素に対応するミニプログラムコードを更新する。ここで、該予め設定された編集・排列動作は、長押し動作、ダブルクリック動作、押圧動作などであってもよいが、本実施例では、これに限定されない。
【0126】
例示的には、図13の(a)に示すように、ミニプログラムの作成インタフェース400にコード表示領域1301が表示されており、編集領域におけるプログラムインタフェース1300に対するダブルクリック動作を受信すると同時に、コード表示領域1301にコードを生成する。
【0127】
また、ユーザは、コード表示領域1301におけるコードを編集することができ、すなわち、ミニプログラムを可視化作成することから、コードを編集することでミニプログラムを作成するように変更する。
【0128】
ユーザは、該コード表示領域1301においてコード編集を行う際、関連するコード編集方法にしたがって動作する場合、各ターゲットUI要素の身元識別番号(Identity、ID)を把握する必要があり、それにより、現在編集しているターゲットUI要素のIDを編集しているコードにキー入力する一方、各ターゲットUI要素のIDを把握していないと、コード編集上の困難をもたらしてしまう。
【0129】
1つの選択的な実施形態では、ユーザによるターゲットUI要素に対するトリガー動作を受信すると、可視化作成プログラムは、該ターゲットUI要素のIDを取得し、コード表示領域1301に該ターゲットUI要素のIDを自動的にキー入力する。すなわち、IDをキー入力すべき1行のコードに、現在編集しているターゲットUI要素のIDを自動的にキー入力し、所定のコード編集能力を持っているユーザに利便性を提供する。
【0130】
任意的に、ユーザによるターゲットUI要素に対するトリガー動作を受信する前、キー入力すべきIDのコード領域のトリガー動作を受信するステップを、さらに含む。任意的に、ターゲットUI要素のトリガー動作は、ターゲットUI要素に対するクリック動作、ダブルクリック動作などを含むが、本願の実施例では、これに限定されない。
【0131】
例示的には、図13の(b)に示すように、コード表示領域1301では、変数領域1302に入力すべき内容は、現在のターゲットUI要素のID、すなわち、図面UI要素413のIDである。ユーザによる変数領域1302に対するクリック動作を受信すると、ユーザによるターゲットUI要素に対するクリック動作を受信することを待つ。ユーザによるプログラムインタフェース1300における図面UI要素413に対するクリック動作を受信すると、可視化作成プログラムが図面UI要素のIDを取得し、ユーザが変数領域1302に図面UI要素413のIDを手動でキー入力することなく、変数領域1302に該図面UI要素413のIDを自動的にキー入力して表示する。
【0132】
可視化作成プログラムにより、現在の動作に関連するコードをバックグラウンドに同時に生成することで、一般的なユーザでも、可視化作成プログラムによりミニプログラムの作成を完了することができ、また、所定のコード編集能力を具備するユーザも、上記コード表示領域により、コードを編集することができ、ミニプログラム作成の柔軟性を向上させる。
【0133】
図14を参照すると、本願の一実施例に係るミニプログラムの作成装置の構成のブロック図が示される。該装置は、コンピュータ機器の全部又は一部として、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の組み合わせにより実現されてもよい。該装置は、
ミニプログラム作成インタフェースを表示する作成インタフェース表示モジュール1401であって、前記ミニプログラム作成インタフェースにパネル領域及び編集領域が表示されており、前記パネル領域にn(nが正整数である)種類の基本的なUI要素が提供されている作成インタフェース表示モジュール1401と、
ターゲット基本的なUI要素に対する編集・排列動作を受信したことに応じて、前記編集領域において、前記ターゲット基本的なUI要素により編集して前記ミニプログラムのプログラムインタフェースを得るプログラムインタフェース生成モジュール1402であって、前記ターゲット基本的なUI要素は、前記n種類の基本的なUI要素のうち選択されたUI要素であるプログラムインタフェース生成モジュール1402と、
前記プログラムインタフェースに基づいて、前記ミニプログラムのプログラムパッケージを生成するプログラムパッケージ生成モジュール1403と、を含む。
【0134】
任意的に、前記プログラムインタフェース生成モジュール1402は、
ターゲット基本的なUI要素に対するページ編集・排列動作を受信したことに応じて、ページ編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素に対して組版編集を行い、プログラムインタフェースにおける視覚部分を得る組版編集サブモジュールと、
ターゲット基本的なUI要素に対するロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、ロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素に対してロジック編集を行い、プログラムインタフェースにおけるロジック実行部分を得るロジック編集サブモジュールと、を含む。
【0135】
任意的に、前記組版編集サブモジュールは、ターゲット基本的なUI要素に対する選択動作を受信したことに応じて、選択動作に基づいて、プログラムインタフェースにターゲット基本的なUI要素を追加し、
ターゲット基本的なUI要素に対する移動動作を受信したことに応じて、移動動作に基づいて、プログラムインタフェースにおいてターゲット基本的なUI要素の位置を移動し、
ターゲット基本的なUI要素に対するズーム動作を受信したことに応じて、ズーム動作に基づいて、プログラムインタフェースにおいてターゲット基本的なUI要素のサイズを変える。
【0136】
任意的に、前記ロジック編集サブモジュールは、ターゲットUI要素に対する第1のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第1のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と静的データとに対してデータバインディングを行い(静的データは、ターゲット基本的なUI要素に予め書き込まれて表示されているデータである)、
ターゲットUI要素に対する第2のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第2のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第1の動的データとに対してデータバインディングを行い(第1の動的データは、ミニプログラムの実行期間において、ネットワークプロトコルを介して動的に取得されており、ターゲット基本的なUI要素に表示されているデータである)、
ターゲットUI要素に対する第3のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第3のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第2の動的データとに対してデータバインディングを行う(第2の動的データは、ミニプログラムの実行期間において、ローカルコードで計算されることで書き込まれており、ターゲット基本的なUI要素に表示されているデータである)。
【0137】
任意的に、前記装置は、ターゲット基本的なUI要素に対するバインディング解除動作を受信したことに応じて、バインディング解除動作に基づいて、前記ターゲット基本的なUI要素と対応するデータとに対してデータバインディング解除を行う復号モジュールをさらに含む。
【0138】
任意的に、ミニプログラムのプログラムインタフェースは、階層表示関係が存在する第1のプログラムインタフェースと第2のプログラムインタフェースを含む。
【0139】
任意的に、前記ロジック編集サブモジュールは、第1のプログラムインタフェースにおけるターゲット基本的なUI要素に対する第4のロジック編集・排列動作を受信したことに応じて、第4のロジック編集・排列動作に基づいて、編集領域において、ターゲット基本的なUI要素と第2のプログラムインタフェースとに対してデータバインディングを行い、第2のプログラムインタフェースは、ターゲット基本的なUI要素がトリガーされると、ジャンプして表示されるプログラムインタフェースである。
【0140】
任意的に、前記装置は、
編集領域におけるターゲットUI要素に対する所定のトリガー動作に応答して、編集領域のコード表示領域内に、ターゲットUI要素に対応するミニプログラムコードを表示するコード表示モジュールと、
コード表示領域におけるミニプログラムコードに対するコード編集動作を受信したことに応じて、コード編集動作に基づいて、ターゲットUI要素に対応するミニプログラムコードを更新するコード更新モジュールと、をさらに含む。
【0141】
任意的に、ミニプログラム作成インタフェースは、プレビューコントロールをさらに含む。
【0142】
任意的に、前記装置は、
プレビューコントロールに対するプレビュー動作を受信したことに応じて、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムにプッシュして実行させるプログラムパッケージプッシュモジュールをさらに含む。
【0143】
任意的に、ミニプログラム作成インタフェースは、提出コントロールをさらに含む。
【0144】
任意的に、前記装置は、
提出コントロールに対する提出動作を受信したことに応じて、ミニプログラムのプログラムパッケージをホストプログラムのプログラムプラットフォームに送信して審査又は発表させるプログラムパッケージ送信モジュールをさらに含む。
【0145】
図15を参照すると、本出願の1つの例示的な実施形態に係る端末1500の構成のブロック図を示す。該端末1500は、スマートフォン、タブレットPC、MP3プレーヤ(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループオーディオレイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループオーディオレイヤー4)プレーヤであってもよい。端末1500は、さらに、ユーザ機器、ポータブル端末などのその他の名称と呼ばれることもある。
【0146】
通常、端末1500は、プロセッサ1501とメモリ1502と、を含む。
プロセッサ1501は、1つ又は複数のプロセスコアを含んでもよく、例えば、4コアプロセッサ、8コアプロセッサなどである。プロセッサ1501は、DSP(Digital Signal Processing、デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(Field-Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLA(Programmable Logic Array、プログラマブル・ロジック・アレイ)のうちの少なくとも1つのハードウェア形態で実現されてもよい。プロセッサ1501は、メインプロセッサ及びコプロセッサを含みてもよく、メインプロセッサは、覚醒状態でのデータを処理するプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)とも呼ばれ、コプロセッサは、待機状態でのデータを処理する低電力プロセッサである。一部の実施形態では、プロセッサ1501には、ディスプレイスクリーンに表示すべきコンテンツのレンダリング及び描画用のGPU(Graphics Processing Unit、画像プロセッサ)が集積されてもよい。一部の実施形態では、プロセッサ1501は、機械学習に関連する演算操作を処理するAI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサを含みてもよい。
【0147】
メモリ1502は、有形かつ非一時的なものであり得る1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含みてもよい。メモリ1502は、さらに、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを含んでもよく、例えば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、及びフラッシュ記憶装置である。一部の例では、メモリ1502における非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、少なくとも1つの命令を記憶するためのものであり、該少なくとも1つの命令は、プロセッサ1501により実行され、本願の方法に係る端末1500のミニプログラム作成方法を実現するためのものである。
【0148】
一部の実施形態では、端末1500は、さらに、任意選択的で、周辺機器インタフェース1503及び少なくとも1つの周辺機器を含みてもよい。具体的には、周辺機器は、RF回路1504、タッチディスプレイスクリーン1505、カメラ1506、オーディオ回路1507、測位コンポーネント1508及び電源1509のうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
周辺機器インタフェース1503は、I/O(Input/Output、入力/出力)に関連する少なくとも1つの周辺機器をプロセッサ1501及びメモリ1502に接続するために用いられ得る。一部の実施形態では、プロセッサ1501、メモリ1502及び周辺機器インタフェース1503は、同じチップ又は回路基板に集積され、一部の他の実施形態では、プロセッサ1501、メモリ1502及び周辺機器インタフェース1503のうちの任意の1つ又は2つは、単独なチップ又は回路基板に実現されてもよいが、本実施形態は、これについて限定しない。
【0150】
RF回路1504は、電磁信号とも呼ばれるRF(Radio Frequency、高周波)信号を受送信するためのものである。RF回路1504は、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信機器と通信する。RF回路1504は、電気信号を電磁信号に変換して送信するか、又は、受信した電磁信号を電気信号に変換する。任意的に、RF回路1504は、アンテナシステム、RF送受信機、1つ又は複数のアンプ、チューナー、発振器、デジタル信号プロセッサ、符号化・復号チップセット、ユーザIDモジュールカードなどを含む。RF回路1504は、少なくとも1つの無線通信プロトコルを介して他の端末と通信してもよい。該ワイヤレス通信プロトコルは、ワールドワイドウェッブ、メトロポリタンエリアネットワーク、イントラネット、各世代のモバイル通信ネットワーク(2G、3G、4G及び5G)、ワイヤレスLAN及び/又はWiFi(Wireless Fidelity、ワイヤレスフィデリテ)ネットワークを含むがこれらに限られない。一部の実施形態では、RF回路1504は、さらに、NFC(Near Field Communication、近距離無線通信)に関する回路を含むが、これらに限られない。本願は、これに限定されない。
【0151】
タッチディスプレイスクリーン1505は、UI(User Interface、ユーザインタフェース)を表示するためのものである。該UIは、グラフィックス、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組合せを含んでもよい。タッチディスプレイスクリーン1505は、タッチディスプレイスクリーン1505の表面又は表面の上方のタッチ信号を収集する能力を有する。該タッチ信号は、制御信号としてプロセッサ1501に入力して処理することができる。タッチディスプレイスクリーン1505は、さらに、ソフトキー及び/又はソフトキーボードとも呼ばれる仮想キー及び/又は仮想キーボードを提供するためのものである。一部の実施形態では、タッチディスプレイスクリーン1505は、端末1500のフロントパネルに設けられる1つであってもよい。他の一部の実施形態では、タッチディスプレイスクリーン1505は、それぞれ端末1500の異なる面に設けられるか、又は折り畳まれるように設計される少なくとも2つであってもよい。他の一部の実施形態では、タッチディスプレイスクリーン1505は、端末1500の曲がり面又は折り畳み面に設けられる柔軟性ディスプレイスクリーンであってもよい。又は、タッチディスプレイスクリーン1505は、矩形ではない不規則形状、すなわち、異形スクリーンとして設けられてもよい。タッチディスプレイスクリーン1505は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイスクリーン)、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)などの材質で製造されてもよい。
【0152】
カメラコンポーネント1506は、画像又はビデオを収集するためのものである。任意的に、カメラコンポーネント1506は、フロントカメラ及びリアカメラを含む。通常、フロントカメラは、ビデオ通話又は自分撮りを行うために用いられる一方、リアカメラは、写真又はビデの撮影を行うためのものである。一部の実施形態では、リアカメラは、少なくとも2つであり、それぞれメインカメラ、DoFカメラ、広角カメラのうちのいずれかであり、メインカメラとDoFカメラの組合せで、背景ぼかし機能を実現し、メインカメラと広角カメラの連携により、パノラマ撮影及びVR(Virtual Reality、バーチャルリアリティー)撮影機能を実現する。一部の実施形態では、カメラコンポーネント1506は、フラッシュランプを、さらに含みてもよい。フラッシュランプは、単一色温度フラッシュランプであってもよく、二重色温度フラッシュランプであってもよい。二重色温度フラッシュランプは、ウォームランプとコールドランプとの組合せであり、異なる色温度での光補償に用いられる。
【0153】
オーディオ回路1507は、ユーザと端末1500との間のオーディオインタフェースを提供するためのものである。オーディオ回路1507は、マイクロホン及びスピーカを含んでもよい。マイクロホンは、ユーザ及び環境の音波を収集し、音波を電気信号に変換してプロセッサ1501に入力して処理するか、又は、RF回路1504に入力して音声通信を実現するためのものである。立体音響の収集又はノイズ低減の目的のために、マイクロホンは、それぞれ端末1500の異なる箇所に設けられる複数であってもよい。マイクロホンは、さらに、アレイマイクロホン又は無指向性マイクロホンであってもよい。スピーカは、プロセッサ1501又はRF回路1504からの電気信号を音波に変換するためのものである。スピーカは、従来の薄膜スピーカであってもよいし、圧電セラミックスピーカであってもよい。スピーカが圧電セラミックスピーカである場合、電気信号を人間が聞こえる音波に変換してもよいし、距離測定などの用途のために、電気信号を人間が聞こえない音波に変換してもよい。一部の実施形態では、オーディオ回路1507は、さらに、イヤホンジャックを含んでもよい。
【0154】
測位コンポーネント1508は、ナビゲーション又はLBS(Location Based Service、ナビゲーション又は位置情報サービス)を実現するように、測位端末1500の現在の地理的位置を測位するためのものである。測位コンポーネント1508は、アメリカのGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)、中国の北斗システム又はロシアのガリレオシステムベースの測位コンポーネントであり得る。
【0155】
電源1509は、端末1500における各コンポーネントに給電するためのものである。電源1509は、交流電気、直流電流、使い捨て電池又は充電式電池であってもよい。電源1509が充電式電池を含む場合、該充電式電池は、有線充電電池又はワイヤレス充電電池であってもよい。有線充電電池は、有線回路を介して充電する電池であり、ワイヤレス充電電池は、ワイヤレスコイルを介して充電する電池である。該充電式電池は、さらに、急速充電技術をサポートするために用いられてもよい。
【0156】
一部の実施形態では、端末1500は、1つ又は複数のセンサ1510を、さらに含む。該1つ又は複数のセンサ1510は、加速度センサ1511、ジャイロスコープセンサ1512、圧力センサ1513、指紋センサ1514、光学センサ1515及び近接センサ1516を含むがこれらに限られない。
【0157】
加速度センサ1511は、端末1500で作成された座標系の3つの座標軸での加速度大きさを検出することができる。例えば、加速度センサ1511は、3つの座標軸での重力加速度の成分を検出するために用いられてもよい。プロセッサ1501は、加速度センサ1511により収集された重力加速度信号に基づいて、横方向ビュー又は縦方向ビューでユーザインタフェースをタッチディスプレイスクリーン1505に表示するように制御してもよい。加速度センサ1511は、さらに、ゲーム又はユーザの運動データを収集するために用いられてもよい。
【0158】
ジャイロスコープセンサ1512は、端末1500の本体方向及び回転角度を検出することができ、加速度センサ1511と連携して、端末1500に対するユーザの3D動作を収集することができる。プロセッサ1501は、ジャイロスコープセンサ1512により収集されたデータに基づいて、動作センシング(例えば、ユーザの傾斜操作に基づいてUIを変更する)、撮影際の画像安定化、ゲーム制御及び慣性航法という機能を実現することができる。
【0159】
圧力センサ1513は、端末1500のサイドフレーム及び/又はタッチディスプレイスクリーン1505の下層に設けられてもよい。圧力センサ1513は、端末1500のサイドフレームに設けられる場合、端末1500に対するユーザによる把持信号を検出し、該把持信号に基づいて左右手の認識又はクイック操作を行うことができる。圧力センサ1513は、タッチディスプレイスクリーン1505の下層に設けられる場合、タッチディスプレイスクリーン1505に対するユーザの圧力操作に基づいて、UIインタフェースにおける操作可能なコントロールに対する制御を実現する。操作可能なコントロールは、ボタンコントロール、スクロールバーコントロール、アイコンコントロール、メニューコントロールのうちの少なくとも1つを含む。
【0160】
指紋センサ1514は、ユーザの指紋を収集し、収集された指紋に基づいてユーザの身元を認識する。ユーザの身元が信頼できる身元であると認識した場合、プロセッサ1501は、関連する機密操作を実行することを該ユーザに許可し、該機密操作は、画面アンロック、暗号化情報の閲覧、ソフトウェアダウンロード、支払いや設定変更などを含む。指紋センサ1514は、端末1500の正面、裏面又は側面に設けられてもよい。端末1500に物理ボタン又はメーカーLogoが設けられると、指紋センサ1514は、物理ボタン又はメーカーLogoに一体に集積されてもよい。
【0161】
光学センサ1515は、環境光強度を収集するためのものである。1つの実施形態では、プロセッサ1501は、光学センサ1515により収集された環境光強度に応じて、タッチディスプレイスクリーン1505の表示輝度を制御することができる。具体的には、環境光強度が高い場合、タッチディスプレイスクリーン1505の表示輝度を高く調整し、環境光強度が低い場合、タッチディスプレイスクリーン1505の表示輝度を低く調整する。他の実施形態では、プロセッサ1501は、さらに、光学センサ1515により収集された環境光強度に基づいて、カメラコンポーネント1506の撮影パラメータを動的に調整することができる。
【0162】
近接センサ1516は、距離センサとも呼ばれ、通常、端末1500の正面に設けられる。近接センサ1516は、ユーザと端末1500の正面との間の距離を収集するためのものである。1つの実施形態では、プロセッサ1501は、ユーザと端末1500の正面との間の距離が徐々に小さくなることを近接センサ1516が検出した場合、タッチディスプレイスクリーン1505を点灯状態から消灯状態に切り替えるように制御し、ユーザと端末1500の正面との間の距離が徐々に大きくなることを近接センサ1516が検出した場合、タッチディスプレイスクリーン1505を消灯状態から点灯状態に切り替えるように制御する。
【0163】
当業者であれば理解できるように、図13に示す構造は、端末1500に対する限定を構成するものではなく、図示よりも多く又は少ないコンポーネントを含むか、又は、いくつかのコンポーネントを組合せるか、又は、異なるコンポーネントで構成されてもよい。
【0164】
図16を参照すると、本願の一実施例に係るサーバの構成の模式図を示す。該サーバは、上記実施例に係るミニプログラム作成方法を実施するためのものである。具体的には、
前記サーバ1600は、中央処理ユニット(CPU)1601と、ランダムアクセスメモリ(RAM)1602及び読み出し専用メモリ(ROM)1603を含むシステムメモリ1604と、システムメモリ1604と中央処理ユニット1601を接続するシステムバス1605と、を含む。前記サーバ1600は、コンピュータ内の各デバイスの間に情報を転送することに寄与する基本入出力システム(I/Oシステム)1606と、オペレーティングシステム1613、アプリケーションプログラム1614及び他のプログラムモジュール1615を記憶するマスストレージデバイス1607と、を含む。
【0165】
前記基本入出力システム1606は、情報を表示するディスプレイ1608と、マウス、キーボードなど、ユーザが情報を入力する入力機器1609と、を含む。前記ディスプレイ1608及び入力機器1609は、いずれも、システムバス1605に接続された入出力コントローラ1610を介して、中央処理ユニット1601に接続されている。前記基本入出力システム1606は、キーボード、マウス、又は電子タッチペンなどの複数の他の機器からの入力を受信して処理する入出力コントローラ1610を、さらに含むことができる。同様に、入出力コントローラ1610は、ディスプレイスクリーン、印刷機又は他の種類の出力機器への出力をさらに提供する。
【0166】
前記マスストレージデバイス1607は、システムバス1605に接続されたマスストレージコントローラー(図示せず)を介して、中央処理ユニット1601に接続されている。前記マスストレージデバイス1607及び関連するコンピュータ読み取り可能な媒体は、サーバ1600に不揮発性記憶機能を提供する。つまり、前記マスストレージデバイス1607は、ハードディスク又はCD-ROMドライバなどのコンピュータ読み取り可能な媒体(図示せず)を含むことができる。
【0167】
一般性を失うことなく、前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータなどの情報を記憶する任意の方法や技術で実現される揮発性及び不揮発性、移動可能な媒体及び移動不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のソリッドステートストレージ技術、CD-ROM、DVD又は他の光学ストレージ、カートリッジ、テープ、磁気ディスクストレージ又は他の磁気ストレージデバイスを含む。ただし、当業者であれば、前記コンピュータ記憶媒体が上記の数種に限られないことが分かる。上記のシステムメモリ1604及びマスストレージデバイス1607は、まとめてメモリと称することができる。
【0168】
本願の各実施例によれば、前記サーバ1600は、インターネットなどのネットワークを介してネットワークにおけるリモートコンピュータに接続されて実行されることができる。すなわち、サーバ1600は、前記システムバス1605に接続されたネットワークインタフェースユニット1611を介してネットワーク1612に接続されてもよく、又は、ネットワークインタフェースユニット1611で他の種類のネットワーク又はリモートコンピュータシステムに接続されてもよい。
【0169】
前記メモリに少なくとも1つの命令、少なくとも一部のプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも一部のプログラム、前記コードセット又は命令セットは、前記プロセッサによりロード及び実行され、上述のミニプログラム作成方法での各ステップの機能を実現する。
【0170】
本願の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、該記憶媒体に少なくとも1つの命令、少なくとも一部のプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも一部のプログラム、前記コードセット又は命令セットが前記プロセッサによってロード及び実行され、上記各実施例に係るミニプログラム作成方法を実現する。
【0171】
任意的に、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリバンク(Random Access Memory、RAM)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drives、SSD)又はディスクなどを含んでもよい。ランダムアクセスメモリバンクは、抵抗変化型メモリ(Resistance Random Access Memory、ReRAM)及び動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)を含んでもよい。
【0172】
本願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、該コンピュータプログラム製品は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されたコンピュータ命令を含む。コンピュータ機器のプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは、該コンピュータ命令を実行すると、該コンピュータ機器に上記態様又は上記態様の各任意選択的な実施形態に係るミニプログラム作成方法を実行させる。
【0173】
上記本願の実施形態の番号は、説明するためのものに過ぎず、実施形態の優劣を代表しない。以上は、本願の任意選択的な実施例に過ぎず、本願を制限するためのものではなく、本願の要旨及び原則内に行われたいかなる修正、等価置換や改良などは、すべて本願の請求範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0174】
1401 作成インタフェース表示モジュール
1402 プログラムインタフェース生成モジュール
1403 プログラムパッケージ生成モジュール
1501 プロセッサ
1502 メモリ
1503 周辺機器インタフェース
1504 RF回路
1505 タッチディスプレイスクリーン
1506 カメラコンポーネント
1507 オーディオ回路
1508 測位コンポーネント
1509 電源
1510 センサ
1511 加速度センサ
1512 ジャイロスコープセンサ
1513 圧力センサ
1514 指紋センサ
1515 光学センサ
1516 アプローチセンサ
1601 中央処理ユニット
1602 ランダムアクセスメモリ
1603 読み出し専用メモリ
1604 システムメモリ
1605 システムバス
1607 マスストレージデバイス
1608 ディスプレイ
1609 入力機器
1610 入出力コントローラ
1611 ネットワークインタフェースユニット
1612 ネットワーク
1613 オペレーティングシステム
1614 アプリケーションプログラム
1615 他のプログラムモジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16