IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ リンテック株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-包装システム 図1
  • 特許-包装システム 図2
  • 特許-包装システム 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-20
(45)【発行日】2023-03-29
(54)【発明の名称】包装システム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20230322BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20230322BHJP
   B65C 9/46 20060101ALI20230322BHJP
   B65C 11/02 20060101ALI20230322BHJP
   B65B 61/20 20060101ALI20230322BHJP
   B65B 61/26 20060101ALI20230322BHJP
   B41J 3/01 20060101ALI20230322BHJP
   B41J 3/36 20060101ALI20230322BHJP
   B41J 5/30 20060101ALI20230322BHJP
【FI】
B65G1/137 Z
G06Q30/0207 346
B65C9/46
B65C11/02
B65B61/20
B65B61/26
B41J3/01
B41J3/36 Z
B41J5/30 B
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2018185329
(22)【出願日】2018-09-28
(65)【公開番号】P2020055657
(43)【公開日】2020-04-09
【審査請求日】2021-07-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000102980
【氏名又は名称】リンテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100144048
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 智弘
(72)【発明者】
【氏名】鳥潟 元
【審査官】山▲崎▼ 歩美
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-326609(JP,A)
【文献】特開2016-060626(JP,A)
【文献】特開2006-155420(JP,A)
【文献】特開2008-230860(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/137
G06Q 30/0207
B65C 1/00-11/06
B65B 59/00-65/08
B41J 3/01
B41J 3/36
B41J 5/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客を識別する顧客識別子に関連付けられた第1コードを読み取り可能な第1読取装置と、
前記第1コードに関連付けられた第2コードが設けられた容器ラベルを出力し、商品を包装する包装容器に前記容器ラベルを付す容器ラベル発行装置と、を備え、
前記第1コードは、前記包装容器に投入された前記商品を識別する商品識別子をさらに有し、
前記第1読取装置は、前記包装容器に投入された前記商品または伝票に付された前記第1コードを読み取り、
前記容器ラベル発行装置は、前記商品が投入された前記包装容器に前記容器ラベルを付し、
さらに、前記顧客識別子に関連付けられた顧客情報又は前記商品識別子に関連付けられた商品情報に基づく広告並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第3コードが印刷された広告媒体を出力し、前記広告媒体を前記包装容器に投入する広告投入装置と、
前記第1コードと前記第3コードとを照合し、前記第1コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える
ことを特徴とする包装システム。
【請求項2】
顧客を識別する顧客識別子に関連付けられた第1コードを読み取り可能な第1読取装置と、
前記第1コードに関連付けられた第2コードを印刷可能な印刷装置と、を備え、
前記第1コードは、商品を包装する包装容器に投入された前記商品を識別する商品識別子をさらに有し、
前記第1読取装置は、前記包装容器に投入された前記商品または伝票に付された前記第1コードを読み取り、
前記印刷装置は、前記商品が投入された前記包装容器に第2コードを印刷して付し、
さらに、前記顧客識別子に関連付けられた顧客情報又は前記商品識別子に関連付けられた商品情報に基づく広告並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第3コードが印刷された広告媒体を出力し、前記広告媒体を前記包装容器に投入する広告投入装置と、
前記第1コードと前記第3コードとを照合し、前記第1コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える
ことを特徴とする包装システム。
【請求項3】
顧客を識別する顧客識別子に関連付けられた第1コードを読み取り可能な第1読取装置と、
前記第1コードに関連付けられた第2コードが設けられた容器ラベルを出力し、商品を包装する包装容器に前記容器ラベルを付す容器ラベル発行装置と、を備え、
前記第1コードは、前記包装容器に投入された前記商品を識別する商品識別子をさらに有し、
前記第1読取装置は、前記包装容器に投入された前記商品または伝票に付された前記第1コードを読み取り、
前記容器ラベル発行装置は、前記商品が投入された前記包装容器に前記容器ラベルを付し、
さらに、前記顧客識別子に関連付けられた顧客情報又は前記商品識別子に関連付けられた商品情報に基づくクーポン情報並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第3コードが印刷されたクーポンを出力し、前記クーポンを前記包装容器に投入するクーポン投入装置と、
前記第1コードと前記第3コードとを照合し、前記第1コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える
ことを特徴とする包装システム。
【請求項4】
顧客を識別する顧客識別子に関連付けられた第1コードを読み取り可能な第1読取装置と、
前記第1コードに関連付けられた第2コードを印刷可能な印刷装置と、を備え、
前記第1コードは、商品を包装する包装容器に投入された前記商品を識別する商品識別子をさらに有し、
前記第1読取装置は、前記包装容器に投入された前記商品または伝票に付された前記第1コードを読み取り、
前記印刷装置は、前記商品が投入された前記包装容器に第2コードを印刷して付し、
さらに、前記顧客識別子に関連付けられた顧客情報又は前記商品識別子に関連付けられた商品情報に基づくクーポン情報並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第3コードが印刷されたクーポンを出力し、前記クーポンを前記包装容器に投入するクーポン投入装置と、
前記第1コードと前記第3コードとを照合し、前記第1コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える
ことを特徴とする包装システム。
【請求項5】
前記第2コードと前記第3コードとを照合し、前記第2コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える
ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の包装システム。
【請求項6】
前記顧客識別子に関連付けられた宛名並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第4コードが印刷された宛名ラベルを出力し、前記宛名ラベルを前記包装容器に付す宛名ラベル貼付装置と、を備える
ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の包装システム。
【請求項7】
前記第1コードと前記第4コードとを照合し、前記第1コードと前記第4コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第2照合装置と、を備える
ことを特徴とする請求項に記載の包装システム。
【請求項8】
前記第2コードと前記第4コードとを照合し、前記第2コードと前記第4コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第2照合装置と、を備える
ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の包装システム。
【請求項9】
前記第3コードと前記第4コードとを照合し、前記第3コードと前記第4コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第2照合装置と、を備える
ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の包装システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は包装システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、商品の購入指示が入力された媒体と異なる媒体である紙媒体に対して、レコメンド情報を印刷するレコメンド装置がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-141480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のレコメンド情報が印刷された紙媒体は、商品購入者が購入した商品と一緒に梱包され、商品購入者に届けられるべきであるところ、その確実性については改善の余地があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、商品購入者に届ける物を確実に包装できる包装システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の包装システムは、顧客を識別する顧客識別子に関連付けられた第1コードを読み取り可能な第1読取装置と、前記第1コードに関連付けられた第2コードが設けられた容器ラベルを出力し、商品を包装する包装容器に前記容器ラベルを付す容器ラベル発行装置と、を備え、前記第1読取装置は、前記包装容器に投入された前記商品または伝票に付された前記第1コードを読み取り、前記容器ラベル発行装置は、前記商品が投入された前記包装容器に前記容器ラベルを付す。
(2)上記(1)において、顧客を識別する顧客識別子に関連付けられた第1コードを読み取り可能な第1読取装置と、前記第1コードに関連付けられた第2コードを印刷可能な印刷装置と、を備え、前記第1読取装置は、商品を包装する包装容器に投入された前記商品または伝票に付された前記第1コードを読み取り、前記印刷装置は、前記商品が投入された前記包装容器に第2コードを印刷して付す。
(3)上記(1)又は(2)において、前記第1コードが、さらに商品を識別する商品識別子を有する。
(4)上記(3)において、前記包装システムは、前記顧客識別子に関連付けられた顧客情報又は前記商品識別子に関連付けられた商品情報に基づく広告並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第3コードが印刷された広告媒体を出力し、前記広告媒体を前記包装容器に投入する広告投入装置と、を備える。
(5)上記(3)において、前記包装システムは、前記顧客識別子に関連付けられた顧客情報又は前記商品識別子に関連付けられた商品情報に基づくクーポン情報並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第3コードが印刷されたクーポンを出力し、前記クーポンを前記包装容器に投入するクーポン投入装置と、を備える。
(6)上記(4)又は(5)において、前記第1コードと前記第3コードとを照合し、前記第1コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える。
(7)上記(4)から(6)のいずれかにおいて、前記第2コードと前記第3コードとを照合し、前記第2コードと前記第3コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第1照合装置と、を備える。
(8)上記(3)から(7)のいずれかにおいて、前記顧客識別子に関連付けられた宛名並びに前記顧客識別子及び前記商品識別子に関連付けられた第4コードが印刷された宛名ラベルを出力し、前記宛名ラベルを前記包装容器に付す宛名ラベル貼付装置と、を備える。
(9)上記(8)において、前記第1コードと前記第4コードとを照合し、前記第1コードと前記第4コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第2照合装置と、を備える。
(10)上記(8)又は(9)において、前記第2コードと前記第4コードとを照合し、前記第2コードと前記第4コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第2照合装置と、を備える。
(11)上記(8)から(10)のいずれかにおいて、前記第3コードと前記第4コードとを照合し、前記第3コードと前記第4コードとが共通する前記顧客識別子及び前記商品識別子を有さない場合にエラーを検出する第2照合装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、商品購入者に届ける物を確実に包装できる包装システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係る包装システムの構成図である。
図2】本実施形態に係る包装システムによる包装ラインの説明図である。
図3】制御装置に記憶される参照テーブルである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0010】
図1は、本実施形態に係る包装システム1の構成図である。図2は、本実施形態に係る包装システム1による包装ラインの説明図である。図3は、制御装置90に記憶される参照テーブルである。
【0011】
包装システム1は、商品Sと、商品Sとともに商品購入者(顧客)に届けられる納品書等の伝票L1と、広告等が表示された媒体とを一緒に包装することが可能な装置である。
【0012】
(包装システム1の構成)
図1に示すように、包装システム1は、段ボール等で形成された包装容器Bを包装ラインに沿って運搬するコンベヤ10と、コンベヤ10の上流側に配置されて包装容器Bを成形してコンベヤ10に載せる製函装置20と、包装容器Bの内部に商品S及び第1コードC1が付された伝票L1を投入する商品投入装置30と、第1コードC1を読み取り可能な第1読取装置41と、第2コードC2が付された容器ラベルL2を出力して包装容器Bに貼り付ける容器ラベル発行装置50と、第1コードC1又は第2コードC2を読み取り可能な第2読取装置42と、第3コードC3が付された広告媒体L3を出力して包装容器Bの内部に広告媒体L3を投入する広告投入装置60と、包装容器Bに封をする封函装置70と、第2コードC2を読み取り可能な第3読取装置43と、第4コードC4が付された宛名ラベルL4を出力して包装容器Bに貼り付ける宛名ラベル貼付装置80と、を備えている。
包装システム1において、各装置は、コンベヤ10に沿って並ぶように配置されている。
【0013】
また、包装システム1は、各装置を制御する制御装置90を備えている。
制御装置90は、CPU(不図示)及び記憶装置(不図示)を有している。記憶装置には、包装システム1を構成する各装置を制御する制御プログラムが導入されている。制御装置90は、LAN、インターネット等のネットワークNETに接続されていてもよい。これにより、包装システム1を、制御装置90を介して、制御装置90とは異なるコンピュータにより、リモートで制御できる。
【0014】
また、記憶装置は、図3に示すように、顧客を識別する顧客識別子UID、顧客情報UI(顧客住所、顧客氏名等)商品Sを識別する商品識別子SID、商品情報SI(商品名、商品価格、商品購入時刻等)、第1コードC1、第2コードC2、第3コードC3、第4コードC4等を記憶可能になっている。
【0015】
第1コードC1、第2コードC2、第3コードC3及び第4コードC4は、それぞれ、顧客識別子UID及び商品識別子SIDに関連付けられている。なお、第1コードC1、第2コードC2、第3コードC3及び第4コードC4の各コードは同じものであってもよいが、各コードから変換(復号)される情報が顧客識別子UID及び商品識別子SIDを共有していれば、異なるものであってもよい。
【0016】
また、制御装置90は、ネットワークNETを介して、例えばネットショッピング等の取引情報を他のコンピュータから受信することで、顧客識別子UID、顧客情報UI(顧客住所、顧客氏名等)、商品識別子SID、商品情報SI(商品名、商品価格等)及び第1コードC1を記憶している。
【0017】
また、制御装置90は、包装システム1による包装ラインの過程において、包装システム1が発行する、又は、読み取った、第2コードC2、第3コードC3及び第4コードC4を記憶する。
そして、制御装置90は、コンベヤ10の動作と各装置の動作を連動させることにより、内部に、伝票L1、広告媒体L3及び商品Sを包装し、容器ラベルL2及び宛名ラベルL4を張り付けた状態の包装容器Bを、短いリードタイムで確実に製造できるようになっている。
【0018】
コンベヤ10は、包装容器Bを載せてその姿勢を保った状態で、電動機等の動力により、包装容器Bを水平方向に運搬する装置である。コンベヤ10としては、例えば、ベルトコンベヤ、ローラコンベヤ等が用いられる。
また、コンベヤ10は、制御装置90の指令により、運搬開始、運搬停止及び運搬速度の調節が可能になっている。
【0019】
製函装置20は、コンベヤ10の上流側に配置されて、包装容器Bを成形してコンベヤ10に載せる装置である。
ここで、包装容器Bは、内部に商品S等を配置する空間を有するものであり、例えば、板状の段ボールを折り曲げて箱状に形成されたものがあげられるが、これに限定されず、缶、袋等であってもよい。
そして、製函装置20は、包装容器Bを成形してコンベヤ10の上に載せるまでを、自動的に行う。例えば、包装容器Bが段ボールで形成された箱であれば、板状の段ボールから、底部が接着テープ等によって閉じられ、頂部が開いた状態となるまで成形してコンベヤ10の上に載せるまでを、自動的に行う。
また、製函装置20は、制御装置90の指令により、コンベヤ10の動作に連動して、順次、包装容器Bの成形及びコンベヤ10の上に載せることが可能になっている。
【0020】
商品投入装置30は、包装容器Bの内部に商品S及び第1コードC1が付された伝票L1を投入する装置である。商品投入装置30による包装容器Bの内部への商品S及び伝票L1の投入は、商品Sを投入してから伝票L1を投入してもよく、商品Sを投入してから伝票L1を商品Sに貼り付けてもよく、商品Sと伝票L1とをまとめて一体としてから両者を同時に投入してもよい。
なお、包装容器Bの内部への商品S及び伝票L1の投入は、商品投入装置30によらず、人員によって行ってもよい。
【0021】
伝票L1は、例えば、紙やプラスチック等から形成されたシート状体であり、第1コードC1が印刷等によって表示されており、第1コードC1が表示された部分を除く部分に、適宜、顧客情報UI、商品情報SI、商品購入情報等が表示されている。
第1コードC1は、顧客を識別する顧客識別子UIDに関連付けられている。また、第1コードC1は、さらに商品Sを識別する商品識別子SIDを有しており、顧客識別子UID及び商品識別子SIDに関連付けられていてもよい。
このように、商品Sと一緒に包装される伝票L1には、顧客識別子UID及び商品識別子SIDに関連付けられた第1コードC1が表示されているので、包装システム1は、第1読取装置41で第1コードC1を読み取って得られた顧客識別子UID及び商品識別子SIDを、制御装置90に設けられた記憶装置(不図示)に記憶された参照テーブルと比較し、包装されている商品Sの顧客情報UI及び商品情報SIを把握できるようになっている。
【0022】
第1読取装置41は、第1コードC1を読み取り可能な装置である。第1読取装置41は、商品投入装置30が配置されている位置より下流側に配置されている。
ここで、第1コードC1は、例えば、QRコード(登録商標)等の2次元コードであってよく、バーコード等の1次元コードであってもよい。
そして、第1読取装置41は、第1コードC1を、CCD、レーザ、CMOSイメージセンサ等によって光学的に読み取り、読み取ったデータを制御装置90に送信する。
【0023】
また、第1コードC1は商品Sに付されていてもよい。この場合、第1読取装置41は、包装容器Bに投入された商品Sに付された第1コードC1を読み取るものである。具体的には、第1読取装置41は、例えば、特定の空間範囲内のコードにだけ焦点が合うようにする等により、包装容器Bの内部に商品Sが配置されている場合に、商品Sに付された第1コードC1を読み取ることができるように設定してあるので、包装容器Bの内部に商品Sが配置されていない場合には、商品Sに付された第1コードC1を読み取ることができないようになっている。これにより、包装容器Bに投入された商品Sに付された第1コードC1を確実に読み取ることができる。よって、包装容器Bに対する商品Sの入れ間違いを予防できる。
【0024】
容器ラベル発行装置50は、第1コードC1に関連付けられた第2コードC2が付された容器ラベルL2を出力して包装容器Bに貼り付ける装置である。
ここで、第2コードC2は、第1コードC1と同様に、例えば、QRコード(登録商標)等の2次元コードであってよく、バーコード等の1次元コードであってもよい。
なお、第2コードC2は、第1コードC1に含まれる顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有するものであれば、第1コードC1と同じであってよい。
【0025】
容器ラベルL2は、例えば、紙やプラスチック等から形成されたシート状体であり、表面に第2コードC2が印刷等によって表示されており、裏面に接着層が形成されている。
そして、容器ラベル発行装置50は、容器ラベルL2の表面に第2コードC2を表示した状態で、裏面を包装容器Bに押し付けることにより、容器ラベルL2を包装容器Bに貼り付けられるようになっている。
【0026】
容器ラベル発行装置50は、商品投入装置30より包装ラインの下流側に配置されている。また、容器ラベル発行装置50は、第1読取装置41より包装ラインの下流側に配置されている。ここで、容器ラベル発行装置50は、商品Sが投入された包装容器Bに容器ラベルL2を付すようになっている。これにより、容器ラベル発行装置50は、第1読取装置41で読み取った第1コードC1に関連付けられた、第2コードC2を発行し、確実に、商品Sが投入された包装容器Bに、第2コードC2を貼り付けることができる。
なお、包装システム1は、第2コードC2が設けられた容器ラベルL2を出力し、商品Sを包装する包装容器Bに容器ラベルL2を付す容器ラベル発行装置50を備える代わりに、第2コードC2を印刷可能な印刷装置(不図示)を備えてもよい。これにより、第1読取装置41で読み取った第1コードC1に関連付けられた第2コードC2を、商品Sが投入された包装容器Bに、直接的に印刷して付すことができる。
【0027】
第2読取装置42は、第1コードC1又は第2コードC2を読み取り可能な装置である。第2読取装置42は、容器ラベル発行装置50が配置されている位置より下流側に配置されている。
第2読取装置42は、第1コードC1又は第2コードC2を、CCD、レーザ、CMOSイメージセンサ等によって光学的に読み取り、読み取ったデータを制御装置90に送信する。
【0028】
広告投入装置60は、広告及び第3コードC3が印刷された広告媒体L3を出力し、その広告媒体L3を包装容器Bの内部に投入する装置である。詳細には、広告投入装置60は、顧客識別子UIDに関連付けられた顧客情報UI又は商品識別子SIDに関連付けられた商品情報SIに基づく広告並びに顧客識別子UID及び商品識別子SIDに関連付けられた第3コードC3が印刷された広告媒体L3を出力し、その広告媒体L3を包装容器Bの内部に投入する装置である。
ここで、第3コードC3は、第1コードC1又は第2コードC2と同様に、例えば、QRコード(登録商標)等の2次元コードであってよく、バーコード等の1次元コードであってもよい。
なお、第3コードC3は、第1コードC1又は第2コードC2に含まれる顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有するものであれば、第1コードC1又は第2コードC2と同じであってよい。
そして、広告媒体L3は、例えば、紙やプラスチック等から形成されたシート状体であり、第3コードC3が印刷等によって表示されており、第3コードC3が表示された部分を除く部分に、商品購入者に訴求する広告等が表示されている。
【0029】
広告媒体L3に印刷される広告は、具体的には、制御装置90に記憶された、顧客識別子UID、商品識別子SID、顧客情報UI又は商品情報SIから、顧客の商品閲覧履歴、人口統計学的属性、心理学的属性、地理学的属性、行動学的属性等を考慮した所定のアルゴリズムに従って、ターゲットとなる商品購入者が購入しそうな商品Sの情報を表示したものであり、商品購入者にその商品Sの購入を勧める内容になっている。なお、顧客の商品閲覧履歴、人口統計学的属性、心理学的属性、地理学的属性、行動学的属性等は、制御装置90に保存されていてもよく、ネットワークNET上のコンピュータのストレージに保存されていてもよい。なお、顧客の商品閲覧履歴、人口統計学的属性、心理学的属性、地理学的属性、行動学的属性等を考慮して、ターゲットとなる商品購入者が購入しそうな商品Sの情報を表示するアルゴリズムを実行するプログラムは、制御装置90に保存されていてもよく、ネットワークNET上のコンピュータのストレージに保存されていてもよい。
例えば、商品購入者が購入した商品Sが、英語の参考書であった場合、広告媒体L3に印刷される広告を、商品購入者の住所の近隣にある英会話教室で使用できる割引クーポンにしたりできる。
そして、広告が商品購入者の商品閲覧履歴情報に基づくものである場合、包装システム1は、制御装置90に記憶された顧客識別子UIDに基づいて、ネットワークNETを介して商品閲覧履歴情報を獲得し、その商品閲覧履歴情報を考慮した所定のアルゴリズムに従って、ターゲットとなる商品購入者が購入しそうな商品Sの情報を表示するような広告を出力するように、広告投入装置60を制御する。
【0030】
封函装置70は、包装容器Bに封をする装置である。具体的には、封函装置70は、包装容器Bを、頂部が開いた状態から、閉じた状態に変形させて、頂部をテープで塞ぐまでを、自動的に行う。
【0031】
第3読取装置43は、第2コードC2を読み取り可能な装置である。第3読取装置43は、封函装置70が配置されている位置より下流側に配置されている。
第3読取装置43は、第2コードC2を、CCD、レーザ、CMOSイメージセンサ等によって光学的に読み取り、読み取ったデータを制御装置90に送信する。
【0032】
宛名ラベル貼付装置80は、顧客識別子UIDに関連付けられた宛名並びに顧客識別子UID及び商品識別子SIDに関連付けられた第4コードC4が印刷された宛名ラベルL4を出力して、その宛名ラベルL4を包装容器Bに付す装置である。
ここで、第4コードC4は、第1コードC1、第2コードC2又は第3コードC3と同様に、例えば、QRコード(登録商標)等の2次元コードであってよく、バーコード等の1次元コードであってもよい。
なお、第4コードC4は、第1コードC1に含まれる顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有するものであれば、第1コードC1と同じであってよい。
そして、宛名ラベルL4は、例えば、紙やプラスチック等から形成されたシート状体であり、第4コードC4が印刷等によって表示されており、第4コードC4が表示された部分を除く部分に、商品購入者の住所、宛名等が表示されている。
【0033】
ところで、包装システム1は、容器ラベル発行装置50が配置された位置より包装ラインの下流側に、第1照合装置100を備えている。
第1照合装置100は、第1読取装置41と同様に、2次元コード又は1次元コードを、CCD、レーザ、CMOSイメージセンサ等によって光学的に読み取り可能な装置である。
【0034】
第1照合装置100は、第1コードC1と第3コードC3とを照合し、第1コードC1と第3コードC3とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出するようになっている。また、第2コードC2と第3コードC3とを照合し、第2コードC2と第3コードC3とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出するようになっている。
なお、エラーの検出は、第1照合装置100で行わずに、第1照合装置100で読み取ったデータを第1照合装置100から制御装置90に送信し、制御装置90で行ってもよい。
これにより、広告媒体L3に印刷された広告等が、包装容器Bの内部に包装された商品Sの商品購入者に応じたものであることを確認できる。よって、商品購入者に届ける物を確実に包装できる。
【0035】
また、包装システム1は、宛名ラベル貼付装置80が配置された位置より包装ラインの下流側に、第2照合装置200を備えている。
第2照合装置200は、第1読取装置41及び第1照合装置100と同様に、2次元コード又は1次元コードを、CCD、レーザ、CMOSイメージセンサ等によって光学的に読み取り可能な装置である。
【0036】
第2照合装置200は、第1コードC1と第4コードC4とを照合し、第1コードC1と第4コードC4とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出するようになっている。また、第2コードC2と第4コードC4とを照合し、第2コードC2と第4コードC4とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出するようになっている。同様に、第3コードC3と第4コードC4とを照合し、第3コードC3と第4コードC4とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出するようになっている。
なお、エラーの検出は、第2照合装置200で行わずに、第2照合装置200で読み取ったデータを第2照合装置200から制御装置90に送信し、制御装置90で行ってもよい。
これにより、宛名ラベルL4に印刷された宛名等が、包装容器Bの内部に包装された商品Sの商品購入者と相違ないことを確認できる。よって、商品購入者に届ける物を確実に包装でき、商品購入者に届けられる。
【0037】
(包装システム1の動作工程)
次に、図1から図3を参照しながら、本実施形態に係る包装システム1の動作工程を、包装ラインに沿って、時系列的に説明する。以下、特に説明のない限り、包装システム1は、包装システム1における制御装置90に導入された制御プログラムにより、各装置を制御する。なお、以下の説明において、第1コードC1、第2コードC2、第3コードC3及び第4コードC4は、顧客識別子UID及び商品識別子SIDを共通して有するものであれば、同じコードであってもよい。
【0038】
図1に示すように、包装システム1は、コンベヤ10に沿って並ぶように配置された各装置と制御装置90とが接続されている。なお、コンベヤ10は、包装容器Bを包装ラインに沿って、例えば、各装置を包装容器Bに追従して動作させるようにすることで、連続的に運搬してもよく、例えば、各装置の動作時間に応じて、断続的に運搬してもよい。なお、以下では、ある一つの商品Sを包装容器Bに包装する工程に着目して説明する。
【0039】
(1)まず、包装システム1は、制御装置90にあらかじめ導入された制御プログラムにより、製函装置20を制御し、包装容器Bを成形し、包装容器Bをコンベヤ10に載せる。
包装容器Bは、コンベヤ10により、包装ラインの下流に向けて運搬される。
なお、製函装置20は、順次、新たな包装容器Bを成形し、先に成形した包装容器Bが下流に運搬され次第、順次、新たな包装容器Bをコンベヤ10に載せてもよい。
(2)包装容器Bが、商品投入装置30を配置している位置に到達すると、包装システム1は、商品投入装置30を制御し、包装容器Bの内部に、第1コードC1が印刷された伝票L1と一体となった商品Sを投入する。ここで、第1コードC1は、例えば、図3において、“A01B01”で示されるように、“A01”で示された顧客識別子UID及び“B01”で示された商品識別子SIDに関連付けられたものとなっている。なお、本工程は、商品投入装置30によらず、人員によって行ってもよい。
また、ここで、商品Sは、制御装置90の記憶装置に記憶された商品識別子SIDに関連付けられた商品情報SIに基づいて選択され、商品投入装置30により、商品Sが保管されている倉庫の棚から自動的にピックアップされてもよい。
(3)続いて、包装システム1は、第1読取装置41を制御し、前工程において包装容器Bに投入された商品Sに付された第1コードC1を読み取る。
(4)この後、包装システム1は、容器ラベル発行装置50を制御し、第1読取装置41で読み取った第1コードC1に基づき、第2コードC2を発行する。また、第2コードC2を制御装置90の記憶装置に記憶させる。そして、その第2コードC2を印刷した容器ラベルL2を作成する。なお、第2コードC2は、第1コードC1と同じ、例えば、“A01B01”である。そして、包装システム1は、容器ラベル発行装置50を制御し、容器ラベルL2を、包装容器Bに貼り付ける。
このように、容器ラベルL2を商品Sが投入されている包装容器Bに確実に貼り付けるため、包装容器Bに容器ラベルL2を貼り付ける工程は、包装容器Bに商品Sを投入する工程より後になっている。
なお、包装システム1が容器ラベル発行装置50を備える代わりに、第2コードC2を印刷可能な印刷装置(不図示)を備える場合であれば、第2コードC2が印刷された容器ラベルL2を作成することなく、その印刷装置によって、第2コードC2を、商品Sが投入された包装容器Bに、直接的に印刷する。
(5)続いて、包装システム1は、第2読取装置42を制御し、第1コードC1又は第2コードC2を読み取り、読み取った第1コードC1又は第2コードC2を制御装置90の記憶装置に記憶させる。
(6)次に、包装システム1は、広告投入装置60を制御し、第2読取装置42で読み取った第1コードC1又は第2コードC2に基づき、第3コードC3を発行する。なお、第3コードC3は、第1コードC1と同じ、例えば、“A01B01”である。また、第3コードC3を制御装置90の記憶装置に記憶させる。その第3コードC3を印刷した広告媒体L3を作成する。そして、第3コードC3が付された広告媒体L3を出力して包装容器Bの内部に広告媒体L3を投入する。
ここで、広告媒体L3に印刷される広告は、顧客識別子UID又は商品識別子SIDに応じたものとなっているが、顧客識別子UID又は商品識別子SIDとは関係のないものであってもよい。
(7)そして、包装システム1は、第1照合装置100を制御し、第1コードC1と第3コードC3とを照合し、第1コードC1と第3コードC3とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出する。これにより、エラーを検出した場合、包装容器Bに、商品S又は商品購入者に関係する広告媒体L3が投入されていないことを確認できる。
また、包装システム1は、第1照合装置100を制御し、第2コードC2と第3コードC3とを照合し、第2コードC2と第3コードC3とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出する。これにより、エラーを検出した場合、包装容器Bに、商品S又は商品購入者に関係する広告媒体L3が投入されていないことを確認できる。
(8)第1照合装置100においてエラーを検出しない場合、包装システム1は、封函装置70を制御し、包装容器Bの頂部を、例えばテープ等を貼る付けることによって閉じた状態にする。
(9)続いて、包装システム1は、第3読取装置43を制御し、第2コードC2を読み取り、読み取った第2コードC2を制御装置90の記憶装置に記憶させる。
(10)そして、包装システム1は、宛名ラベル貼付装置80を制御し、第4コードC4が付された宛名ラベルL4を出力して包装容器Bに貼り付ける。ここで、第4コードC4は、第3読取装置43で読み取った第2コードC2に基づいて発行されたものでよいが、第1読取装置41で読み取った第1コードC1に基づいて発行されたものでもよい。なお、第4コードC4は、第1コードC1と同じ、例えば、“A01B01”である。
(11)続いて、包装システム1は、第2照合装置200を制御し、第1コードC1と第4コードC4とを照合し、第1コードC1と第4コードC4とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出する。また、第2照合装置200を制御し、第2コードC2と第4コードC4とを照合し、第2コードC2と第4コードC4とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出する。さらに、第2照合装置200を制御し、第3コードC3と第4コードC4とを照合し、第3コードC3と第4コードC4とが共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有さない場合にエラーを検出する。これにより、エラーを検出した場合、商品Sが投入された包装容器Bに、商品S又は商品購入者に関係する宛名ラベルL4が付されていないことを確認できる。
(12)最後に、第2照合装置200においてエラーを検出しない場合、包装システム1は、商品S等を包装容器Bに包装する工程を完了する。なお、この後、包装容器Bは、適宜、宛名ラベルL4に印刷された住所に出荷される。
【0040】
以上のように、包装システム1が動作することにより、伝票L1と一体となった商品Sを包装容器Bの内部に確実に包装できる。また、伝票L1と一体となった商品Sを広告媒体L3と一緒に、包装容器Bの内部に確実に包装できる。包装容器Bが閉じられた後であっても、容器ラベルL2又は宛名ラベルL4をコード読取装置で読み取ることで、包装容器Bの内部に包装された商品Sに関する顧客情報UI及び商品情報SIを参照することができる。
【0041】
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては広告投入装置60を用いて包装容器Bに広告媒体L3を投入しているが、広告媒体L3の替わりにクーポン(割引)情報が印刷されたクーポンを出力し、クーポン投入装置を用いて包装容器Bにクーポンを出力するようにしてもよい。すなわち、包装システム1は、顧客識別子UIDに関連付けられた顧客情報UI又は商品識別子SIDに関連付けられた商品情報SIに基づくクーポン情報並びに顧客識別子UID及び商品識別子SIDに関連付けられた第3コードC3が印刷されたクーポンを出力し、クーポンを包装容器Bに投入するクーポン投入装置と、を備えていてもよい。なお、包装容器Bに、広告媒体L3及びクーポンを投入する装置を備えてもよい。
【0042】
本発明の包装システム1によれば、顧客を識別する顧客識別子UID及び商品Sを識別する商品識別子SIDに関連付けられた第1コードC1を読み取り可能な第1読取装置41と、第1コードC1に関連付けられた第2コードC2が設けられた容器ラベルL2を出力し、商品Sを包装する包装容器Bに容器ラベルL2を付す容器ラベル発行装置50と、を備え、第1読取装置41は、包装容器Bに投入された商品Sに付された第1コードC1を読み取り、容器ラベル発行装置50は、商品Sが投入された包装容器Bに容器ラベルL2を付すので、容器ラベルL2に設けられた第2コードC2は、包装容器Bに投入された商品Sに付された第1コードC1に関連するものとなり、第1コードC1及び第2コードC2は、いずれも、共通する顧客識別子UID及び商品識別子SIDを有するものとなる。したがって、顧客に届ける包装容器Bに、顧客が購入した商品Sを、確実に包装できる。よって、商品購入者に届ける物を確実に包装できる。
【符号の説明】
【0043】
1 包装システム
10 コンベヤ
20 製函装置
30 商品投入装置
41 第1読取装置
42 第2読取装置
43 第3読取装置
50 容器ラベル発行装置
60 広告投入装置
70 封函装置
80 宛名ラベル貼付装置
90 制御装置
100 第1照合装置
200 第2照合装置
B 包装容器
C1 第1コード
C2 第2コード
C3 第3コード
C4 第4コード
L1 伝票
L2 容器ラベル
L3 広告媒体
L4 宛名ラベル
NET ネットワーク
S 商品
SI 商品情報
SID 商品識別子
UI 顧客情報
UID 顧客識別子
図1
図2
図3