(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-20
(45)【発行日】2023-03-29
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
F25D 25/00 20060101AFI20230322BHJP
【FI】
F25D25/00 E
F25D25/00 F
(21)【出願番号】P 2017150689
(22)【出願日】2017-08-03
【審査請求日】2020-05-08
【審判番号】
【審判請求日】2021-10-01
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】弁理士法人サトー
(72)【発明者】
【氏名】阪上 亮輔
(72)【発明者】
【氏名】磯野 啓博
【合議体】
【審判長】平城 俊雅
【審判官】菅家 裕輔
【審判官】西村 泰英
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0354125(US,A1)
【文献】特開2017-194186(JP,A)
【文献】特開2017-75713(JP,A)
【文献】特開2003-74174(JP,A)
【文献】特開2004-313454(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
貯蔵室と、
貯蔵物が接触し得る前記貯蔵室の底壁内面に設けられる複数の溝部と、を備え、
前記溝部は、前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面と前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面により形成されており、
前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面の長さと前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面の長さが異なる冷蔵庫。
【請求項2】
貯蔵室と、
貯蔵物が接触し得る前記貯蔵室の
底壁内面に設けられる複数の溝部と、を備え、
前記溝部は、前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面と前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面により形成されており、
前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面の長さと前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面の長さが異なっており、
前記貯蔵室は、外面に格子状のリブを備え、
前記溝部と、前記リブのうち前記溝部とは異なる方向に延びるリブと、前記リブのうち前記溝部と同じ方向に延びるリブと、により、前記貯蔵室の内面に格子状の模様が形成されている冷蔵庫。
【請求項3】
前記貯蔵室は、前記溝部が設けられていない非溝部を備える請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されているように、冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室、野菜室、製氷室など、用途に応じた複数種類の貯蔵室を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷蔵庫においては、貯蔵室内に収容した貯蔵物を傷めることなく良好に貯蔵するための技術の追求が求められる。
【0005】
本実施形態は、貯蔵物が接触し得る貯蔵室の内面に創意工夫を施すことにより、貯蔵物の傷みを抑えるようにした冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室と、貯蔵物が接触し得る前記貯蔵室の底壁内面に設けられる複数の溝部と、を備える。前記溝部は、前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面と前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面により形成されており、前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面の長さと前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面の長さが異なる。
また、本実施形態に係る冷蔵庫は、貯蔵室と、貯蔵物が接触し得る前記貯蔵室の底壁内面に設けられる複数の溝部と、を備える。前記溝部は、前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面と前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面により形成されており、前記溝部の谷部に向かって下降傾斜する傾斜面の長さと前記溝部の谷部から上昇傾斜する傾斜面の長さが異なっており、前記貯蔵室は、外面に格子状のリブを備え、前記溝部と、前記リブのうち前記溝部とは異なる方向に延びるリブと、前記リブのうち前記溝部と同じ方向に延びるリブと、により、前記貯蔵室の内面に格子状の模様が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す縦断側面図
【
図3】野菜ケースの構成例を概略的に示す縦断側面図
【
図4】メイン収容部の底壁の前部の構成例を概略的に示す縦断側面図
【
図5】メイン収容部の底壁の後部の構成例を概略的に示す縦断側面図
【
図6】野菜ケースの下面の構成例を概略的に示す斜視図
【
図7】野菜ケースの底壁の上面の一部の構成例を概略的に示す平面図
【
図8】変形例に係る野菜ケースの底壁の上面の一部の構成例を概略的に示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する断熱箱体11の内部に、何れも貯蔵室の一例である冷蔵室12、野菜室13、冷凍室14、製氷室15などの複数種類の貯蔵室を備えている。冷蔵室12、野菜室13、冷凍室14、製氷室15は、相互に上下に隣接した状態で区分されている。なお、本実施形態では、製氷室15は、野菜室13の下方であって、且つ、冷蔵庫10の正面側から見て左側となる部分に設けられている。そして、この製氷室15の右横には、図示しない小冷凍室が設けられている。冷蔵庫10は、図示しない周知の冷凍サイクルを備えており、この冷凍サイクルにより生成される冷気が、図示しないファンによる送風作用により各貯蔵室内に供給されるようになっている。
【0009】
野菜室13内には、当該野菜室13内に冷気を供給する冷気供給口16が設けられている。冷気供給口16は、冷気経路の一部を構成するものであり、この場合、野菜室13の後壁部の上部に設けられている。また、冷気供給口16には、ダンパ17が設けられている。ダンパ17は、回動可能に設けられており、その回動量が調整されることにより、冷気供給口16の開度が制御されるようになっている。ダンパ17による冷気供給口16の開度が大きくなるほど野菜室13内に供給される冷気の量は多くなり、逆に、ダンパ17による冷気供給口16の開度が小さくなるほど野菜室13内に供給される冷気の量は少なくなる。
【0010】
また、野菜室13の内部には、例えば不透明なプラスチック材料により形成される野菜ケース18が設けられている。野菜ケース18は、野菜室13を開閉する引き出し式の野菜室扉19の裏面に固定されており、これにより、野菜ケース18は、野菜室扉19の開閉に伴い野菜室13から出し入れされるようになっている。
【0011】
野菜ケース18の内部には、例えば透明なプラスチック材料により形成される仕切り壁20が設けられている。仕切り壁20は、野菜ケース18の内部を、複数の収容部、この場合、メイン収容部21およびサブ収容部22に区画する。メイン収容部21は、仕切り壁20の後側に形成される空間であり、野菜ケース18の後部を含む大部分を占める。サブ収容部22は、仕切り壁20の前側つまり野菜室扉19側に形成される空間であり、野菜ケース18の一部、この場合、前部を占める。メイン収容部21の容積は、サブ収容部22の容積よりも大きくなっている。
【0012】
野菜ケース18の上部には、例えば透明なプラスチック材料により形成されるクリスパケース30が着脱可能に取り付けられている。クリスパケース30は、仕切り壁20と同じプラスチック材料により形成してもよいし、異なるプラスチック材料により形成してもよい。この場合、クリスパケース30は、野菜ケース18のメイン収容部21の上部に着脱可能かつ前後に移動可能に載置されている。クリスパケース30は、野菜ケース18よりも小さい薄底の収容ケースとして機能するとともに、野菜ケース18の特にメイン収容部21の上蓋としても機能する。
【0013】
また、クリスパケース30は、その前後方向の寸法が野菜ケース18の前後方向の寸法よりも小さくなっている。これにより、野菜ケース18の上部にクリスパケース30が載置された状態において、野菜ケース18の後部、この場合、メイン収容部21の後部の上方には、クリスパケース30により塞がれない開放部31が形成される。
【0014】
そして、野菜ケース18は、この開放部31に、透湿シートユニット32を備えている。透湿シートユニット32は、開放部31に着脱可能に取り付けられている。透湿シートユニット32は、湿度調整機能部の一例であり、長尺な矩形薄板状の本体ケースの内部に透湿シートを備えた構成である。本体ケースは、例えばガラリ構造により構成される通気孔を備えている。透湿シートは、例えば不織布と多孔質フィルムからなる2層構造となっており、空気中の水分つまり湿気を透過可能となっている。透湿シートユニット32は、野菜ケース18の外部から内部に湿気を取り込むことにより、また、野菜ケース18の内部から外部に湿気を排出することにより、野菜ケース18内、特にメイン収容部21内の湿度を調整する。
【0015】
次に、上述した野菜ケース18の構成例について、さらに詳細に説明する。野菜ケース18の内面は、野菜室13内に収容された状態、つまり、野菜室扉19が野菜室13を閉じた状態において、当該野菜室13の内面を構成する。そして、この野菜ケース18の内面、この場合、少なくとも、メイン収容部21の底壁の内面には、
図2および
図3に例示するように、複数の溝部40が設けられている。溝部40は、この場合、メイン収容部21の底壁内面において、冷蔵庫10の左右方向に沿って直線状に延びている。
【0016】
図4に例示するように、溝部40は、相互に長さが異なる2種類の傾斜面、即ち、長傾斜面41と短傾斜面42を組み合わせることにより形成されている。長傾斜面41は、所定の長さ寸法を有する傾斜面であり、溝部40の後側の面を形成する。長傾斜面41の長さ寸法は、適宜変更して設定することができる。また、長傾斜面41の法線方向は、冷蔵庫10の前部上方に指向している。一方、短傾斜面42は、長傾斜面41よりも短い長さ寸法を有する傾斜面であり、溝部40の前側の面を形成する。短傾斜面42の長さ寸法は、長傾斜面41よりも短い範囲において適宜変更して設定することができる。また、短傾斜面42の法線方向は、冷蔵庫10の後部上方に指向している。よって、長傾斜面41の法線と短傾斜面42の法線とは、溝部40の上方において交差するようになっている。
【0017】
また、長傾斜面41の傾斜角度は、水平面に対して緩やかであり、少なくとも、水平面から45°の角度範囲以内で設定するとよい。一方、短傾斜面42の傾斜角度は、水平面に対して急であり、少なくとも、水平面から45°以上90°以下の角度範囲以内で設定するとよい。
【0018】
メイン収容部21の底壁の上面において、長傾斜面41および短傾斜面42は、冷蔵庫10の前後方向に沿って交互に配列されている。即ち、前後方向に隣り合う2つの長傾斜面41の間に短傾斜面42が設けられ、また、前後方向に隣り合う2つの短傾斜面42の間に長傾斜面41が設けられている。即ち、前後方向に隣り合う2つの長傾斜面41は短傾斜面42により分断されており、前後方向に隣り合う2つの短傾斜面42は長傾斜面41により分断されている。
【0019】
メイン収容部21の底壁の縦断側面は、複数の長傾斜面41および短傾斜面42が交互に連なることにより、山部および谷部が交互に連続する山脈状の断面となっている。そして、溝部40は、その谷部に対応して設けられている。溝部40は、長傾斜面41の下部および短傾斜面42の下部により形成される断面V字状の谷部となっている。
【0020】
また、野菜ケース18は、平坦部51,52を備えている。平坦部51,52は、非溝部の一例であり、これら平坦部51,52の上面においては、溝部40、換言すれば、長傾斜面41および短傾斜面42が設けられておらず、平坦面が形成されている。本実施形態では、
図4に例示する平坦部51は、メイン収容部21の底壁の前部に設けられ、
図5に例示する平坦部52は、メイン収容部21の底壁の後部に設けられている。平坦部51,52の前後方向の寸法は、適宜変更して設定することができるが、少なくとも、人の手指が挿入できる程度の寸法を確保するように構成するとよい。
【0021】
また、
図6に例示するように、野菜ケース18の外面、この場合、メイン収容部21の底壁の下面には、格子状のリブ60が設けられている。リブ60は、溝部40と同じ方向に延びる複数の横リブ61と、溝部40とは異なる方向に延びる複数の縦リブ62と、を一体的に備えている。リブ60は、横リブ61と縦リブ62とが直交した構成となっており、いわゆる格子状のリブとなっている。リブ60は、主として、野菜ケース18の底壁を補強する機能を有する。
【0022】
野菜ケース18の底壁の一部には、上方に膨出する膨出部70が設けられており、この膨出部70の下面にはリブ60は設けられていない。膨出部70は、野菜ケース18の後部であって、且つ、冷蔵庫10の正面側から見て左側となる部分に設けられており、野菜室13下部の製氷室15内に設けられている図示しない製氷機に対応して、上方に膨出している。
【0023】
野菜ケース18においてリブ60が設けられる部位には、樹脂成形時に材料の歪み、いわゆる「引け」が生じやすい。即ち、リブ60の上方部分は、他の部分つまりリブ60が設けられていない部分に比べて、いわゆる「引け」により肉厚が若干薄くなる傾向がある。そのため、下面に格子状のリブ60が設けられているメイン収容部21の底壁を上方から見ると、
図7に例示するように、複数の長傾斜面41および短傾斜面42により形成される横方向に延びる山部の稜線と、複数の長傾斜面41および短傾斜面42により形成される横方向に延びる谷部つまり溝部40と、リブ60のうち溝部40とは異なる方向に延びる縦リブ62と、リブ60のうち溝部40と同じ方向に延びる横リブ61と、からなる格子状の模様を、メイン収容部21の底壁の内面、この場合、上面において視認可能となる。
【0024】
本実施形態に係る冷蔵庫10によれば、野菜ケース18の内面、この場合、メイン収容部21の底壁の上面に、相互に長さが異なる2つの傾斜面41,42により形成される溝部40が設けられている。この構成によれば、
図4に例示するように、メイン収容部21に収容される貯蔵物Vを、長傾斜面41上では面接触により、山部の稜線においては線接触により支持することができる。即ち、貯蔵物Vを、点接触ではなく、ある程度の幅や面積を有する接触態様により支持することができるため、貯蔵物Vに加わる荷重を分散させた状態で保存することができ、貯蔵物Vの傷み、特に貯蔵物Vの下部の傷みを抑えることができる。
【0025】
また、貯蔵物Vの下方において、貯蔵物Vの下面と溝部40との間に空間を確保することができる。よって、貯蔵物Vの下方に冷気が流れる冷気スペースを確保することができ、貯蔵物Vの傷み、特に貯蔵物Vの下部の傷みを抑えることができる。
【0026】
また、溝部40を構成する傾斜面41,42において光が反射することにより、キラキラとした感じの外観を形成することができ、デザイン性の向上を図ることができる。
【0027】
また、野菜ケース18は、その内面の全てにわたって溝部40を形成するのではなく、その一部に、溝部40が設けられない平坦部51,52を有している。そのため、これら平坦部51,52においては、野菜屑などの異物を取り除き易く、清掃性の向上を図ることができる。特に野菜ケース18の内部においては、野菜屑などの異物は底壁の隅部に残り易い。本実施形態によれば、平坦部51,52を野菜ケース18の底壁の隅部である前部および後部に設けているから、隅部に残り易い異物を容易に取り除くことができ、清掃性の一層の向上を図ることができる。
【0028】
また、本実施形態によれば、複数の長傾斜面41および短傾斜面42により形成される横方向に延びる山部の稜線と、複数の長傾斜面41および短傾斜面42により形成される横方向に延びる谷部つまり溝部40と、リブ60のうち溝部40とは異なる方向に延びる縦リブ62と、リブ60のうち溝部40と同じ方向に延びる横リブ61と、により、野菜ケース18の底壁の上面に格子状の模様を形成している。即ち、野菜ケース18の内面に意図的に形成する溝部40、山部、谷部だけでなく、野菜ケース18の内面に意図せず形成されてしまうリブ60によるいわゆる「引け」も利用して、野菜ケース18の内面のデザイン性を格子状の模様により向上することができる。
【0029】
なお、本実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のように拡張または変形することができる。例えば、溝部40は、野菜ケース18の底壁に限らず、前壁、後壁、側壁などに設けてもよい。また、溝部40は、前側が長傾斜面、後側が短傾斜面であってもよい。また、溝部40は、野菜ケース18の左右方向に延びるものに限られず、例えば、野菜ケース18の前後方向に延びる構成としてもよいし、野菜ケース18の左右方向あるいは前後方向に対して傾斜する方向に延びる構成としてもよい。また、本実施形態は、野菜室13以外の貯蔵室、例えば冷蔵室12、冷凍室14、製氷室などの貯蔵室にも適用することができる。
【0030】
また、
図8に例示するように、リブ60は、溝部40とは異なる方向に延びる縦リブ62のみからなる構成としてもよい。この場合、野菜ケース18の内面においては、複数の長傾斜面41および短傾斜面42により形成される横方向に延びる山部の稜線と、複数の長傾斜面41および短傾斜面42により形成される横方向に延びる谷部つまり溝部40と、リブ60のうち溝部40とは異なる方向に延びる縦リブ62と、により、格子状の模様が視認可能となる。この構成によっても、野菜ケース18の内面に意図的に形成する溝部40、山部、谷部だけでなく、野菜ケース18の内面に意図せず形成されてしまうリブ60によるいわゆる「引け」も利用して、野菜ケース18の内面のデザイン性を格子状の模様により向上することができる。
【0031】
本実施形態に係る冷蔵庫によれば、貯蔵室の内面に設けられる複数の溝部は、相互に長さが異なる傾斜面により形成されている。この構成によれば、貯蔵物を、点接触ではなく、ある程度の幅や面積を有する接触態様により支持することができ、貯蔵物の傷みを抑えることができる。
【0032】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0033】
図面中、10は冷蔵庫、13は野菜室(貯蔵室)、40は溝部、41は長傾斜面(傾斜面)、42は短傾斜面(傾斜面)、51,52は平坦部(非溝部)、60はリブ、61は横リブ(溝部と同じ方向に延びるリブ)、62は縦リブ(溝部とは異なる方向に延びるリブ)を示す。