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特許7248773清掃機器用の掻き取り装置及びその清掃機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-20
(45)【発行日】2023-03-29
(54)【発明の名称】清掃機器用の掻き取り装置及びその清掃機器
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/16 20060101AFI20230322BHJP
   A47L 9/20 20060101ALI20230322BHJP
【FI】
A47L9/16
A47L9/20 521Q
A47L9/20 531G
A47L9/20 G
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021211898
(22)【出願日】2021-12-27
(65)【公開番号】P2022179304
(43)【公開日】2022-12-02
【審査請求日】2021-12-27
(31)【優先権主張番号】202121089446.8
(32)【優先日】2021-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521053329
【氏名又は名称】北京▲順▼造科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Shunzao Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room 101, 1st Floor, Building 1, Yard 16 Anningzhuang East Road, Haidian District 100085, Beijing, China
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】弁理士法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】唐 成
(72)【発明者】
【氏名】段 飛
(72)【発明者】
【氏名】鐘 亮
(72)【発明者】
【氏名】徐 崇越
(72)【発明者】
【氏名】朱 沛衡
(72)【発明者】
【氏名】韓 路
【審査官】大内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-168775(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2021-0038204(KR,A)
【文献】特開2002-051953(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-0880492(KR,B1)
【文献】中国特許出願公開第112714624(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 9/16
A47L 9/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダストカップ(20)と、前記ダストカップ(20)内に設けられた取り出し可能なサイクロン分離ユニット(10)とを含む清掃機器用の掻き取り装置であって、
前記掻き取り装置は、前記サイクロン分離ユニット(10)の取り出し方向に沿って延在する接続部と、前記取り出し方向に垂直に前記ダストカップ(20)の内部を向いて延在し、前記サイクロン分離ユニット(10)にスライド可能に当接する掻き取り部とを有する掻き取り部材を含み、
前記掻き取り装置は前記ダストカップ(20)に取り付けられ、前記サイクロン分離ユニット(10)を前記ダストカップ(20)から取り出す際に、前記掻き取り部は、前記サイクロン分離ユニット(10)の外側の異物の少なくとも一部を掻き取ることが可能であり、
前記ダストカップ(20)は、円筒状のダストカップ本体と、前記ダストカップ本体の一端に設けられた開口部とを有し、
前記掻き取り部材は円筒状の掻き取りリング(50)であり、
前記掻き取りリング(50)は、前記ダストカップ(20)の開口部に同軸に取り付けられ、
前記サイクロン分離ユニット(10)は、前記ダストカップ(20)内に同軸に設けられ、前記サイクロン分離ユニット(10)は、筒状のストレーナ(11)と、前記ストレーナ(11)の下流に位置するサイクロン分離部とを含み、
前記掻き取りリング(50)は、前記ストレーナ(11)の外側の異物を掻き取ることが可能であり、
前記掻き取り装置は、前記掻き取りリング(50)と同軸に設けられた接続ベース(30)及び掻き取りリングの取り付けフレーム(40)をさらに含み、
前記接続ベース(30)は前記ダストカップ(20)の開口部に固定され、
前記掻き取りリングの取り付けフレーム(40)は前記接続ベース(30)内に設けられ、
前記掻き取りリングの取り付けフレーム(40)の前記開口部から離れた側は取り付けリング(51)に固定接続される、
ことを特徴とする清掃機器用の掻き取り装置。
【請求項2】
前記掻き取りリング(50)の径方向断面は「L」字状を呈し、前記「L」字状の横方向部分が前記接続部であり、前記「L」字状の縦方向部分が前記掻き取り部である、
ことを特徴とする請求項に記載の掻き取り装置。
【請求項3】
前記掻き取りリング(50)は、前記取り付けリング(51)及び環状の掻き取り板(52)を含み、
前記取り付けリング(51)の外壁は前記ダストカップ(20)内に固定接続され、
前記環状の掻き取り板(52)は、前記取り付けリング(51)の前記開口部から離れた側に一体成形して設けられ、前記ストレーナ(11)に当接するように径方向で内向きに延在し、前記サイクロン分離ユニット(10)を前記ダストカップ(20)から取り出す際に、前記ストレーナ(11)は、異物が掻き取られるように、前記環状の掻き取り板(52)をスライドして通過する、
ことを特徴とする請求項に記載の掻き取り装置。
【請求項4】
前記掻き取り装置は、支持ワッシャ(70)をさらに含み、前記支持ワッシャ(70)は前記取り付けリング(51)内に同軸に設けられ、前記支持ワッシャ(70)の外周面は前記取り付けリング(51)の内周面に当接し、前記支持ワッシャ(70)の端部は、前記取り付けリング(51)及び前記環状の掻き取り板(52)を支持するために前記環状の掻き取り板(52)に突き当てられる、
ことを特徴とする請求項に記載の掻き取り装置。
【請求項5】
前記環状の掻き取り板(52)の初期位置は、内リングが前記ストレーナ(11)の台座(111)に突き当てられる位置である、
ことを特徴とする請求項に記載の掻き取り装置。
【請求項6】
前記接続ベース(30)の内側壁と前記掻き取りリングの取り付けフレーム(40)との接続箇所には、前記サイクロン分離ユニット(10)を位置決めするための環状位置決め階段が形成され、前記サイクロン分離ユニット(10)には、前記環状位置決め階段と嵌合する嵌合階段が形成され、ただし、前記環状位置決め階段と前記嵌合階段との間には、シールリングが設けられている、
ことを特徴とする請求項に記載の掻き取り装置。
【請求項7】
前記掻き取りリング(50)には、ゴム材料が使用される、
ことを特徴とする請求項に記載の掻き取り装置。
【請求項8】
清掃機器であって
前記清掃機器は、ガン状の本体(80)、本体(80)に取り付けられた主機(60)、ダストカップ(20)、前記ダストカップ(20)内に設けられた取り出し可能なサイクロン分離ユニット(10)を含み、請求項1~のいずれかに記載の清掃機器用の掻き取り装置をさらに含み、
前記ダストカップ(20)及び前記主機(60)は前記本体(80)に設けられ、前記掻き取り装置は前記ダストカップ(20)に固定的に取り付けられ、前記掻き取り装置は係止構造を介して前記主機(60)に接続される、
ことを特徴とする清掃機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃機器技術の分野に関し、特に、清掃機器用の掻き取り装置及びその清掃機器に関する。
【背景技術】
【0002】
日常生活では、手持ち型清掃機器は、一般に、ユーザの家庭清掃に使用される。手持ち型清掃機器は、ダストカップ内に設けられたサイクロン分離ユニットを有する。ここで、ダストカップは清掃機器本体に取り外し可能に接続される。具体的には、清掃機器を使用する時に、髪又は切りくずなどの汚れは、清掃機器の吸気ダクトを介してダストカップ内に入り、ダストカップ内のサイクロン分離ユニットによって汚れと空気との分離が行われ、汚れをダストカップとサイクロン分離ユニットとの間に止め、清潔になった空気が清掃機器本体の吹出口から清掃機器の外へ排出される。
【0003】
現在、一定期間使用した後、ダストカップを清掃する必要があり、清掃中に、ダストカップを清掃機器本体から取り外して清掃する。そして、清掃機器を一定期間使用した後、髪などの汚れがサイクロン分離ユニットのストレーナの外周に絡まりやすいため、清掃機器清掃が困難になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の上記の欠点、不足点に鑑み、本発明は、髪、塵埃などの異物が清掃機器のサイクロン分離ユニットの外側に絡まれている技術的課題を解決する清掃機器用の掻き取り装置及び清掃機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明が使用した主な技術案は以下を含む。
【0006】
一態様では、本発明の実施例は、ダストカップと、前記ダストカップ内に設けられた取り出し可能なサイクロン分離ユニットとを含む清掃機器用の掻き取り装置を提供し、
前記掻き取り装置は、前記サイクロン分離ユニットの取り出し方向に沿って延在する接続部と、前記取り出し方向に垂直に前記ダストカップの内部を向いて延在し、前記サイクロン分離ユニットにスライド可能に当接する掻き取り部とを有する掻き取り部材を含み、
前記掻き取り装置は前記ダストカップに取り付けられ、前記サイクロン分離ユニットを前記ダストカップから取り出す際に、前記掻き取り部は、前記サイクロン分離ユニットの外側の異物の少なくとも一部を掻き取ることができる。
【0007】
選択可能に、前記ダストカップは、円筒状のダストカップ本体と、前記ダストカップ本体の一端に設けられた開口部とを有し、前記掻き取り部材は円筒状の掻き取りリングであり、前記掻き取りリングは、前記ダストカップの開口部に同軸に取り付けられ、
前記サイクロン分離ユニットは、前記ダストカップ内に同軸に設けられ、前記サイクロン分離ユニットは、筒状のストレーナと、前記ストレーナの下流に位置するサイクロン分離部とを含み、前記掻き取りリングは、前記ストレーナの外側の異物を掻き取ることができる。
【0008】
選択可能に、前記掻き取りリングの径方向断面は「L」字状を呈し、前記「L」字状の横方向部分が前記接続部であり、前記「L」字状の縦方向部分が前記掻き取り部である。
【0009】
選択可能に、前記掻き取りリングは、取り付けリング及び環状の掻き取り板を含み、
ここで、前記取り付けリングの外壁は前記ダストカップ内に固定接続され、
前記環状の掻き取り板は「L」字状の縦方向の掻き取り部であり、前記取り付けリングの前記開口部から離れた側に一体成形して設けられ、前記ストレーナに当接するように径方向で内向きに延在し、前記サイクロン分離ユニットを前記ダストカップから取り出す際に、前記ストレーナは、異物が掻き取られるように、前記環状の掻き取り板をスライドして通過する。
【0010】
選択可能に、前記掻き取り装置は、前記掻き取りリングと同軸に設けられた接続ベース及び掻き取りリングの取り付けフレームをさらに含み、前記接続ベースは前記ダストカップ開口部に固定され、前記掻き取りリングの取り付けフレームは前記接続ベース内に設けられ、前記掻き取りリングの取り付けフレームの前記開口部から離れた側は前記取り付けリングに固定接続される。
【0011】
選択可能に、前記掻き取り装置は、支持ワッシャをさらに含み、前記支持ワッシャは、前記取り付けリング内に同軸に設けられ、前記支持ワッシャの外周面は前記取り付けリングの内周面に当接し、前記支持ワッシャの端部は、前記取り付けリング及び前記環状の掻き取り板を支持するために前記環状の掻き取り板に突き当てられる。
【0012】
選択可能に、前記環状の掻き取り板の初期位置は、その内リングが前記ストレーナの台座に突き当てられる位置である。
【0013】
選択可能に、前記接続ベースの内側壁と前記掻き取りリングの取り付けフレームとの接続箇所には、前記サイクロン分離ユニットを位置決めするための環状位置決め階段が形成され、前記サイクロン分離ユニットには、前記環状位置決め階段と嵌合する嵌合階段が形成され、前記環状位置決め階段と前記嵌合階段との間にはシールリングが設けられている。
【0014】
選択可能に、前記掻き取りリングにはゴム材料が使用される。
【0015】
別の態様では、本発明の実施例は、ガン状の本体、本体に取り付けられた主機、ダストカップ、及び前記ダストカップ内に設けられた取り出し可能なサイクロン分離ユニットを含む清掃機器を提供し、当該清掃機器は、前記清掃機器用の掻き取り装置をさらに含み、
前記ダストカップ及び前記主機は前記本体に設けられ、前記掻き取り装置は前記ダストカップに固定的に取り付けられ、前記掻き取り装置は係止構造を介して前記主機に接続される。
【発明の効果】
【0016】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。本発明の清掃機器用の掻き取り装置及び清掃機器は、掻き取り装置がダストカップの軸線に沿って延在する接続部と、ダストカップの軸線に垂直にダストカップの内部を向いて延在し、サイクロン分離ユニットにスライド可能に当接する掻き取り部とを有し、掻き取り装置はダストカップに取り付けられ、サイクロン分離ユニットをダストカップから取り出す際に、掻き取り部がサイクロン分離ユニットの外側の異物を掻き取る。従来技術に比べて、サイクロン分離ユニットの外側に絡まれている髪、塵埃などの異物を掻き取ることができる。また、構造がシンプルで、掻き取り効果がよく、配置に必要な空間が小さく、他の部品との干渉が起こり難い。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係る清掃機器の断面の概略図である。
図2図1の「A」箇所の詳細の拡大概略図である。
図3】本発明に係るストレーナ掻き取り装置の概略斜視図である。
図4】本発明に係る裾部仕切り装置の概略斜視図である。
図5】本発明に係る裾辺本体の外リング部分の材質が除去された裾部仕切り装置の左側の概略図である。
図6】本発明に係る材質の一部が除去されていない裾部仕切り装置の左側の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明をよりよく説明して、理解を容易にするために、以下では、添付図面を参照しながら、具体的な実施形態により、本発明を詳細に説明する。ここで、本明細書に言及した「上」、「下」、「左」及び「右」などの方位名詞は、図1の向きを基準とする。本体80が位置する側を「下」部と定義し、ダストカップ20及び主機60が位置する側を「上」部と定義する。
【0019】
一態様では、図1に示すように、本発明の実施例にて提案された清掃機器は、本体80、本体80に取り付けられた主機60、ダストカップ20、及びダストカップ20内に設けられた取り出し可能なサイクロン分離ユニット10を含み、さらに、清掃機器用の掻き取り装置を含む。
【0020】
ダストカップ20及び主機60は本体80に設けられ、掻き取り装置はダストカップ20に固定接続され、掻き取り装置と主機60とは係止構造を介して接続される。
【0021】
ここで、主機60は、主機のハウジング61と、主機のハウジング61内に取り付けられたファン62を含む。
【0022】
主機のハウジング61の下端面には、円筒状の接続チップが外向きに延在しており、3つの係止ブロック63は、ダストカップ20上の掻き取り装置に開けられた係止溝31と嵌合係着するように固定するために、接続チップの外部に等間隔に一体成形して設けられる。係止ブロック63及び係止溝31の設置により、ダストカップ20及び主機60を迅速に取り付けることが実現でき、取り外しやすい。
【0023】
ファン62は、外部の空気を吸引するために、本体80の内部の主制御回路に電気的に接続される。
【0024】
実施例1
上記の技術案に基づき、図2及び図3を参照すると、掻き取り装置は、掻き取り部材を含み、掻き取り部材は、サイクロン分離ユニット10の取り出し方向に沿って延在する接続部と、取り出し方向に垂直にてダストカップ20の内部を向いて延在し、サイクロン分離ユニット10にスライド可能に当接する掻き取り部とを有する。
【0025】
ダストカップ20は、円筒状のダストカップ本体と、ダストカップ本体の一端に設けられた開口部とを有し、掻き取り部材は、円筒状の掻き取りリング50であり、掻き取りリング50は、ダストカップ20の開口部に同軸に取り付けられる。
【0026】
サイクロン分離ユニット10は、ダストカップ20内に同軸に設けられ、サイクロン分離ユニット10は、筒状のストレーナ11と、ストレーナ11の下流に位置するサイクロン分離部とを含む。掻き取りリング50は、異物がダストカップ20内に落ちるように、ストレーナ11の外側の異物を掻き取ることができる。
【0027】
ここで、本体80は、ガン状構造に形成され、本体80は、大体横方向に延在する第1の横方向接続部82と、大体縦方向に延在する手持ち部81とを含む。第1の横方向接続部82の内部には、大体横方向に延在する流体通路が設けられ、当該流体通路の一端は吸気口であり、他端はダストカップ20のダストカップ吸込口21に接続される。含塵気流は第1の横方向接続部82の流体通路の吸気口から入り、続いて、ダストカップ吸込口21を通過してダストカップ20内に入り、ダストカップ20内の同軸に設けられたサイクロン分離ユニット10で空気に対してダストと空気との分離を行う。ここで、図1を参照すると、ストレーナ11の内壁とダストカップ20の内壁との間に第1のサイクロン分離段が形成され、第1のサイクロン分離段で含塵気流に対する予備的なダストと空気との分離を行うことができ、ストレーナ11の開口部から離れた左端には、裾部仕切り装置(skirt partitioning device)が設けられ、ダストカップ20の内部のチャンバは裾部仕切り装置によって、サイクロン分離セクション(即ち第1のサイクロン分離段)と汚れ収集セクションとに仕切られる。
【0028】
具体的には、ダストカップ20に入った含塵気流は、まず、ストレーナ11の外周を回って1回目のサイクロン分離が行われ、ストレーナ11とダストカップ20との間には第1のサイクロン分離段が形成され、第1のサイクロン分離段で分離された汚れは、第1の汚れ収集領域に収集される。続いて、1回目のサイクロン分離段を通過して分離された気体は、ストレーナ11上の孔を通過してストレーナ11の内部の複数のサイクロンコーン内に入って2回目のサイクロン分離が行われ、ストレーナ11の内部の複数のサイクロンコーンが第2のサイクロン分離段を形成する。第2のサイクロン分離段を通過して分離された汚れは各サイクロンコーンの汚れ出口から排出されて収集される。図1を参照すると、サイクロンコーンの左側は、各サイクロンコーンから排出される汚れを収集するための第2の汚れ収集領域である。第2のサイクロン分離段で分離された気体は、サイクロンコーンの排気口を通過して下流のhepaフィルタリング装置などに排出され、最後は外部に排出される。
【0029】
なお、ストレーナ11は硬質材料の穿孔板である。例えば金属板である。第1のサイクロン分離段で分離された気体の通過を容易にして、サイズの大きい汚れをストレーナ11によってストレーナ11の外側に止め、ストレーナ11の内部に入った含塵気流が第2のサイクロン分離段を通過してダストと空気との分離が行われることは、孔を有する目的である。ここで、第2のサイクロン分離段の複数のサイクロンコーンは環状に配列され、複数のサイクロンコーンの左端の間には、一定の第2の汚れ収集領域の汚れを収容するための収容空間が形成される。
【0030】
具体的には、複数のサイクロンコーンが環状に配列される構造により、サイクロン分離ユニット10の配置に空間が十分活用され、サイクロン分離ユニット10の構造がコンパクトになり、サイクロン分離ユニット10は、限られた空間内にサイクロンをより多く配置することができ、それによりサイクロン分離ユニット10のダストと空気との分離効率を向上させる。
【0031】
実施例2
掻き取り装置は、掻き取り部材を含み、掻き取り部材は、サイクロン分離ユニット10の取り出し方向に沿って延在する接続部と、取り出し方向に垂直にダストカップ20の内部を向いて延在し、サイクロン分離ユニット10にスライド可能に当接する掻き取り部とを、有する。
【0032】
ダストカップ20は、円筒状のダストカップ本体と、ダストカップ本体の一端に設けられた開口部とを有し、掻き取り部材は円筒状の掻き取りリング50であり、掻き取りリング50は、ダストカップ20の開口部に同軸に取り付けられる。
【0033】
サイクロン分離ユニット10の底部には裾部仕切り装置が固定的に取り付けられ、サイクロン分離ユニット10がダストカップ20から取り出される際に、掻き取り装置は、サイクロン分離ユニット10の底部の裾部仕切り装置上の裾辺本体2の第1の表面の異物をダストカップ20内に掻き取るために用いられる。
【0034】
なお、ダストカップ20とサイクロン分離ユニット10との間の空間を分離チャンバとする。裾部仕切り装置のダストカップ20の分離チャンバの左側を汚れ収集セクションと呼ぶ。ダストカップ20の分離チャンバの右側をサイクロン分離セクションと呼ぶ。ここで、集塵器が床、ソファー、ベッドなどの低い被清掃面を清掃するために用いられる場合、汚れ収集セクションは重力方向に沿ってサイクロン分離セクションの下側に位置し、塵埃が自分の重力によって汚れ収集セクションに集中するのに役立つ。
【0035】
上記の実施例1及び実施例2に基づいて、ダストカップ本体の側壁に吸気ダクトと連通するダストカップ吸込口21を有する。ファン62によって吸引された外部の含塵気流は、吸気ダクトから入り、ダストカップ吸込口21を通過して分離チャンバ内に入ってダストと空気との分離が行われ、そして、清掃機器が使用される際に、通常、汚れ収集セクションは、重力方向に沿ってサイクロン分離セクションの下側に位置するため、分離チャンバによって分離された汚れは、重力の作用でいずれも汚れ収集セクションに溜まる。ここで、吸気ダクト10は、本体80の第1の横方向接続部82に配置され、ダストカップ吸込口21と連通し、吸気ダクト10内には、入った含塵気流を螺旋状に進ませる構造が設けられている。具体的に言えば、含塵気流を直線状の進みから螺旋状の進みに変更することにより、遠心力が増大し、集塵効果が向上する。ダストカップ20の左端には、ダストガイド開口部と、ダストガイド開口部を閉じることができるダストカップ端部キャップ22とが設けられ、ダストカップ端部キャップ22は、ヒンジ部材を介してダストカップ本体に取り付けられ、ダストカップ端部キャップ22の先端は、係着部材でダストカップ端部キャップ22を閉位置に保ち、具体的には、ダストカップ端部キャップ22は、閉位置と開位置との間で回転可能である。ここで、閉位置では、ダストカップ端部キャップ22は、汚れを汚れ収集セクションに保ち、開位置では、汚れを汚れ収集セクションから取り除くことができる。
【0036】
さらに、掻き取りリング50の径方向断面は「L」字状を呈する。「L」字状の横方向部分は接続部であり、「L」字状の縦方向の部分は掻き取り部である。「L」字状は、構造がシンプルで、従来の技術と比べてコンパクトであり、そして、占める空間の割合が小さく、掻き取りリング50とサイクロン分離ユニット10上の他の部材との干渉を可能な限り少なくする。当然ながら、径方向断面は「L」字状に限らず、「T」字状の構造であってもよい。
【0037】
さらに、掻き取りリング50は取り付けリング51及び環状の掻き取り板52を含む。ここで、取り付けリング51の外壁は、ダストカップ20内に固定接続される。環状の掻き取り板52は「L」字状の縦方向の掻き取り部であり、取り付けリング51のダストカップ20の開口部の片側に一体成形して設けられ、径方向で内向きに延在してストレーナ11に当接する。サイクロン分離ユニット10をダストカップ20から取り出す際に、ストレーナ11は、異物が掻き取られるように、環状の掻き取り板52をスライドして通過する。
【0038】
さらに、環状の掻き取り板52の初期位置は、環状の掻き取り板52の内リングとストレーナ11の台座111とが突き当てる位置である。それにより、環状の掻き取り板52はストレーナ11の台座111からストレーナ11に対して掻き取りを行い、さらに、掻き取りリング50がストレーナ11全体の塵埃を掻き取ることができることを確保し、環状の掻き取り板52による掻き取り効果を向上させる。
【0039】
さらに、掻き取り装置は、掻き取りリング50に同軸に設けられた接続ベース30と、掻き取りリングの取り付けフレーム40とをさらに含む。接続ベース30はダストカップ20の開口部に固定され、掻き取りリングの取り付けフレーム40は接続ベース30内に設けられ、掻き取りリングの取り付けフレーム40の開口部から離れた側は掻き取りリング50に固定接続される。好ましくは、掻き取りリング50は掻き取りリングの取り付けフレーム40に取り外し可能に接続され、掻き取りリング50の交換が容易になる。
【0040】
具体的には、接続ベース30と掻き取り取り付けフレーム40との間に位置決め突起が形成される。位置決め突起は、掻き取りリング50のダストカップ20での周方向を制限するために用いられ、接着剤で接着する方法で接続ベース30をダストカップ20に固定する。
【0041】
さらに、上記の技術案に基づき、図2を参照すると、本実施例における掻き取り装置は、支持ワッシャ70をさらに含み、支持ワッシャ70は取り付けリング51内に同軸に設けられ、支持ワッシャ70の外周面は取り付けリング51の内周面に当接し、支持ワッシャ70の端部は、取り付けリング51及び環状の掻き取り板52を支持するために環状の掻き取り板52に突き当てられ、掻き取りリング50全体の強度を向上させ、掻き取り効果を向上させる。そして、主機60及びダストカップ20は係止構造を介して同軸に接続される。掻き取り装置は、ダストカップ20と主機のハウジング61とが接続される開口部に設けられる。
【0042】
さらに、接続ベース30の内側壁と掻き取りリングの取り付けフレーム40との接続箇所には、サイクロン分離ユニット10を位置決めするための環状位置決め階段が形成され、サイクロン分離ユニット10には環状位置決め階段と嵌合する嵌合階段が形成され、サイクロン分離ユニット10をちょうど位置決め階段に係着するように取り付けることにより、ストレーナ11上の台座111が環状の掻き取り板52に突き当てるようになり、サイクロン分離ユニット10の正確な位置決め及び迅速な取り付けを容易にする。
【0043】
さらに、環状位置決め階段と嵌合階段との間にシールリングが設けられ、サイクロン分離ユニット10とダストカップ20との接続のシール性能が向上する。
【0044】
さらに、掻き取りリング50に、例えばTPU材質のゴム材料が使用される。サイクロン分離ユニット10と相対的に動く際の掻き取りリング50の変形可能な性能を向上させ、さらに、サイクロン分離ユニット10の裾部仕切り装置などの部材との干渉が起こりやすくなる。
【0045】
実施例3
図4図6に示すように、裾部仕切り装置は、清掃機器に取り付けられたサイクロン分離ユニットに使用される。裾部仕切り装置は環状構造である。裾部仕切り装置は、環状の内リング1及び環状の裾辺本体2を含む。
【0046】
裾辺本体2は内リング1に繋がる根元部を有し、裾辺本体2の内リング1から離れた端部は縁部である。縁部の直径は根元部の直径よりも大きい。裾辺本体2には裾辺本体2の周方向に沿って間隔をおいて設けられた複数の潰れ部3が形成され、潰れ部3は裾辺本体2の径方向に沿って延在する長尺状構造に形成される。
【0047】
潰れ部3は、裾辺本体2の厚さ方向に沿って、裾辺本体2の片側の表面では裾辺本体2に対して突出し、裾辺本体2の他側の表面では裾辺本体2に対して凹んでいる。そして、裾辺本体2の片側の表面では、潰れ部3の裾辺本体2からの突出サイズは根元部から縁部にかけて徐々に小さくなる。
【0048】
本発明は、内リング1及び裾辺本体2を含む裾部仕切り装置を提供し、裾辺本体2には複数の潰れ部3が形成され、潰れ部3は、裾辺本体2の片側の表面では裾辺本体2に対して突出し、裾辺本体2の他側の表面では裾辺本体2に対して凹んでいる。そして、裾辺本体2の片側の表面では、潰れ部3の裾辺本体2からの突出サイズは根元部から縁部にかけて徐々に小さくなる。従来技術に比べ、分離効果を発揮するとともに、構造がシンプルで、潰れ部3が合理的に配置され、隣接する潰れ部3の間に形成された弧状接続部構造が容易に変形して汚れが通過しやすくなるため、裾部仕切り装置全体の構造の硬度が適度になり、ダストカップ上の部材との干渉が生じにくくなり、汚れを効果的に分離することにより、汚れを汚れ収集セクションにスムーズに流入させる。
【0049】
さらに、裾辺本体2の他側の表面では、潰れ部3の裾辺本体2より凹んだサイズは根元部から縁部にかけて徐々に小さくなり、及び/又は、
潰れ部3の裾辺本体2の周方向に沿って延在するサイズは根元部から縁部にかけて徐々に小さくなる。汚れを効果的に分離することを確保するとともに、汚れを汚れ収集セクションにスムーズに流入させやすくなる。
【0050】
さらに、図5に示すように、裾辺本体2の周方向に沿って、潰れ部3の片側には第1の弧状接続部31が形成され、潰れ部3の他側には第2の弧状接続部32が形成され、ある潰れ部3の第2の弧状接続部32は隣接する別の潰れ部3の第1の弧状接続部31に接続され、潰れ部3と裾辺本体2の片側の表面との間には弧状接続部が形成されており、外観が美しい。
【0051】
なお、裾辺本体2の片側の表面は、第1の弧状接続部31と第2の弧状接続部32との接続箇所が位置する面として定義される。
【0052】
さらに、潰れ部3と裾辺本体2の他側の表面との間には弧状接続部が形成されている。
【0053】
さらに、裾辺本体2の周方向に沿って、潰れ部3の片側には第3弧状接続部が形成され、潰れ部3の他側には第4弧状接続部が形成されており、ある潰れ部3の第4弧状接続部は隣接する別の潰れ部3の第3弧状接続部に接続される。
【0054】
さらに、裾辺本体2の片側の表面では、潰れ部3の裾辺本体2からの突出サイズは、なくなるまで根元部から縁部にかけて徐々に小さくなり、裾辺本体2の他側の表面では、潰れ部3の裾辺本体2により凹んだサイズは、なくなるまで根元部から縁部にかけて徐々に小さくなり、それにより縁部が滑らかになり、及び/又は、
内リング1は環状構造体であり、内リング1の内側壁に、サイクロン分離ユニット10に接続するための係着部を有し、係着部により、内リング1とサイクロン分離ユニット10との着脱が容易になる。内リング1は環状構造体であり、内リング1の内側壁に、サイクロン分離ユニット10に接続された係着部を有する。内リング1の外側壁の周方向で根元部と共に一体成形される。内リング1の外側壁は周方向において裾辺本体2の根元部と共に波状に形成される。内リング1の左側の端面には、サイクロン分離ユニット10の底部との組付けに用いられる環状係止溝が開けられる。
【0055】
さらに、裾部仕切り装置の材質はシリカゲルである。シリカゲルの材質は変形効果が高く、汚れのスムーズな通過が容易になる。
【0056】
裾部仕切り装置はダストカップ20の外壁に向かって角度をなすとともに、中心軸線から離れて延在し、及び/又は、
ダストカップ20は筒状本体を含み、筒状本体の軸線方向に沿って、筒状本体の一端にはダストカップ端部キャップ22が設けられ、筒状本体の他端には開口部が設けられ、裾部仕切り装置は筒状本体の中間部に位置し、ダストカップ端部キャップ22と裾部仕切り装置との間に汚れ収集セクションが形成され、開口部と裾部仕切り装置との間にサイクロン分離セクションが形成され、裾辺本体は汚れ収集セクションに向かって斜めに延在する。
【0057】
さらに、裾辺本体2は、弾性変形可能な材料から作られる。
【0058】
裾辺本体2が、中心軸線を向きかつダストカップ20上の開口部から離れた側に押されて変形することにより、裾辺本体2が第1の位置に位置し、
裾辺本体2が、第1の位置と反対の方向に沿って押されて変形することにより、裾辺本体2は第2の位置に位置し、裾辺本体2が第1の位置と第2の位置との間で変形する。
【0059】
具体的には、サイクロン分離ユニットをダストカップ20内部から取り出す過程において、裾辺本体2が掻き取り構造を通過する際に、押されてサイクロン分離ユニットの取り出し方向と反対の方向に収縮して変形し、潰れ部3の位置で折られ(傘が収納されたときのような状態)、それにより、裾辺本体2が第1の位置に位置し、掻き取り構造を通過した後、裾辺本体2自体の弾性復元力により展開状態に自動的に復元する。サイクロン分離ユニットをダストカップ20の内部に取り付ける過程において、裾辺本体2が掻き取り構造を通過する際に、押されてサイクロン分離ユニットの取り付け方向とは反対の方向に変形し、それにより裾辺本体2が第2の位置に位置し、掻き取り構造を通過した後、裾辺本体2自体の弾性復元力により展開状態に復元する。
【0060】
裾部仕切り装置の具体的な動作方法は、次のとおりである。1つ目の場合では、サイズの大きい汚れがサイクロン分離チャンバから汚れ収集チャンバを通過する際に、汚れが裾辺本体2に加える力によって、裾辺本体2の隣接する潰れ部の間に形成された弧状接続部が変形する。したがって、汚れをスムーズに通過させるために、裾辺本体2の力を受ける位置に変形が発生する。
【0061】
2つ目の場合では、サイクロン分離ユニット10を取り外す過程において、具体的には、サイクロン分離ユニット10の取り出し開口部の大きさに応じて裾辺本体2を折り畳む必要があるか否かを判定する。
【0062】
ダストカップ20上の掻き取り装置のサイクロン分離ユニット10に固定された裾辺本体2が通過する際に干渉が発生し、隣接する潰れ部の間に形成された弧状接続部は、変形し、力を受けて折畳まれる。
【0063】
サイクロン分離ユニット10を取り出し、ダストカップ20上の開口部のサイズが十分大きい場合、裾辺本体2を折り畳まずに直接取り出す。
【0064】
さらに、清掃機器は、統合フィルターエレメント90をさらに含み、統合フィルターエレメント90は、第2の段のサイクロン分離段で分離された空気を再度ろ過するために、サイクロンコーンの出口端に設けられる。統合フィルターエレメント90はサイクロン分離ユニット10内に取り外し可能に設けられ、統合フィルターエレメント90の交換を容易にし、また、統合フィルターエレメント90は、第2の分離ユニットから分離された空気をさらにろ過して、外部に排出された空気に不純物をより少なくし、ダスト集め効果がよりよくなる。
【0065】
なお、本発明の記述において、「第1」、「第2」という用語は、単に記述のためのものであり、相対的な重要性を明示したり暗示したりするか、又は、示される技術的特徴の数を暗示するものと理解されるべきではない。したがって、「第1」、「第2」により限定される特徴は、1つ又は複数の当該特徴を明示的又は暗黙的に含み得る。本発明の記述において、「複数」は、特に明確に定義及び限定しない限り、2つ以上を意味する。
【0066】
本発明の説明において、特に明確に定義や限定しない限り、「取り付け」、「接続」、「連結」、「固定」などの用語は、広義に理解されるべきであり、例えば、固定的な接続であっても、取り外し可能な接続であっても、又は一体になってもよく、機械的接続であっても、電気的接続であってもよく、直接的な接続であっても、中間媒体を介する間接的な接続であってもよく、2つの要素の内部の接続又は2つの要素の相互作用関係であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて、本発明における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
【0067】
本発明において、特に明確に定義及び限定しない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」であるということは、第1の特徴が第2の特徴に直接接触することであっても、第1の特徴が中間媒体を介して第2の特徴に間接的に接触することであってもよい。そして、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方向」及び「上面」にあるということは、第1の特徴が第2の特徴の真上又は斜め上にあることであってもよいし、第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも高いことのみを表すことができる。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」及び「下面」にあるということは、第1の特徴が第2の特徴の真下又は斜め下にあることであってもよいし、第1の特徴の水平高さが第2の特徴よりも低いことのみを表すことができる。
【0068】
本明細書の記述において、「一実施例」、「一部の実施例」、「実施例」、「例示」、「具体的な例」、又は「一部の例示」などの用語の記述は、当該実施例又は例示を参照しながら記述した具体的な特徴、構造、材料、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれることを意図する。本明細書において、上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例示を意味するとは言えない。そして、記述された具体的な特徴、構造、材料、又は特性を、任意の1つ又は複数の実施例又は例示において、適切な方法で結合してもよい。さらに、互いに矛盾しない限り、当業者であれば、本明細書に記述された異なる実施例又は例示、及び異なる実施例又は例示の特徴を結合及び組み合わせることができる。
【0069】
以上、本発明の実施例を示し、説明したが、上記実施例は例示的なものであり、本発明を限定するものと理解するべきではなく、当業者であれば、本発明の保護範囲内で上記実施例に対して変更、修正、置換及び変形を行うことができることは理解できるだろう。
【符号の説明】
【0070】
1 内リング
2 裾辺本体
3 潰れ部
10 サイクロン分離ユニット
11 ストレーナ
20 ダストカップ
21 ダストカップ吸込口
22 ダストカップ端部キャップ
30 接続ベース
31 係止溝
40 掻き取りリングの取り付けフレーム
50 掻き取りリング
51 取り付けリング
52 環状の掻き取り板
60 主機
61 主機のハウジング
62 ファン
63 係止ブロック
70 支持ワッシャ
80 本体
81 手持ち部
82 第1の横方向接続部
83 第2の横方向接続部
90 統合フィルターエレメント
100 電池パック
図1
図2
図3
図4
図5
図6