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特許7248786幼い子供が衣類製品を外すことを防止するための装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-20
(45)【発行日】2023-03-29
(54)【発明の名称】幼い子供が衣類製品を外すことを防止するための装置
(51)【国際特許分類】
   A41F 11/02 20060101AFI20230322BHJP
   A41F 11/12 20060101ALI20230322BHJP
   A41B 11/00 20060101ALI20230322BHJP
【FI】
A41F11/02
A41F11/12
A41B11/00 J
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021518422
(86)(22)【出願日】2018-06-06
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 US2018036229
(87)【国際公開番号】W WO2019236076
(87)【国際公開日】2019-12-12
【審査請求日】2021-06-03
(73)【特許権者】
【識別番号】520478389
【氏名又は名称】カッセル、ダナ
【氏名又は名称原語表記】CASSELL,Dana
(73)【特許権者】
【識別番号】520478390
【氏名又は名称】カッセル、ハリス
【氏名又は名称原語表記】CASSELL,Haryce
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】カッセル、ダナ
(72)【発明者】
【氏名】カッセル、ハリス
【審査官】津田 健嗣
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0324237(US,A1)
【文献】米国特許第01361565(US,A)
【文献】特開2010-017114(JP,A)
【文献】実開昭58-101832(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41F 11/00-11/12
A41B 11/00-11/14
A43B 1/00-23/30
A47G 25/00-25/92
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
履物製品が外れることを防止するための装置であって、
第1の端部および第2の端部を有する第1のストラップが結合された靴下であって、前記第1の端部上に第1のコネクタが設けられ、前記第2の端部上に第2のコネクタが設けられている靴下と、
前記第1のストラップに結合され、少なくとも1つの第1の通路を形成するように構成される第2のストラップと、
前記少なくとも1つの第1の通路を通されるように構成された第3のストラップであって、前記第3のストラップ上に第3のコネクタ設けられている第3のストラップと
を備え
前記第1のストラップは、前記靴下との間に第2の通路を形成するように前記靴下に結合され、
前記第2のストラップの外面には第4のコネクタが設けられ、
前記第3のストラップは、その一端にループを有するとともに、他端に前記第3のコネクタを備えるテールを有し、
前記ループは、前記第3のストラップが前記少なくとも1つの第1の通路および前記第2の通路に通されることによって形成され、それによって、前記第3のストラップの一端が前記第1のストラップおよび前記第2のストラップに固定され、
前記第2のコネクタは、前記第1のコネクタに結合するように構成され、
前記第3のコネクタは、前記第4のコネクタに結合するように構成され、
前記第3のストラップは、前記靴下の周囲に巻き付けられるように構成される、装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、
前記第3のストラップの長さが調節可能である、装置。
【請求項3】
請求項1に記載の装置において、更に、
前記第3のストラップに結合された長さ調整機構を備える、装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置において、
前記第3のストラップは、前記長さ調整機構を通されることで、前記ループおよび前記テールを形成する、装置。
【請求項5】
請求項1に記載の装置において、
前記第2のストラップは、前記第1のストラップに直接取り付けられている、装置。
【請求項6】
請求項1に記載の装置において、
前記第1のストラップは、第1の接続点および第2の接続点で、前記靴下に結合されている、装置。
【請求項7】
請求項に記載の装置において、
前記第1の接続点は、前記第1のストラップの前記第1の端部付近に設けられ、
前記第2の接続点は、前記第1のストラップの中間点付近に設けられている、装置。
【請求項8】
履物製品が外れることを防止するための装置であって、
第1の端部および第2の端部を有する第1のストラップが結合された靴下であって、前記第1の端部上に第1のオスコネクタが設けられ、前記第2の端部上に第1のメスコネクタが設けられている靴下と、
前記第1のストラップに直接取り付けられる第2のストラップであって、少なくとも1つの第1の通路を形成するように構成されると共に、前記第2のストラップ上に第2のオスコネクタが設けられている第2のストラップと、
前記少なくとも1つの第1の通路を通されるように構成された第3のストラップとを備え、
前記第1のストラップは、前記靴下との間に第2の通路を形成するように前記靴下に結合され、
前記第3のストラップは、その両端にそれぞれループおよびテールを有し、
前記ループは、前記第3のストラップが前記少なくとも1つの第1の通路および前記第2の通路に通されることによって形成され、それによって、前記第3のストラップの一端が前記第1のストラップおよび前記第2のストラップに固定され、
前記第3のストラップは、前記テールに配置された第2のメスコネクタを有し、
前記第1のメスコネクタは、前記第1のオスコネクタに結合するように構成され、
前記第2のメスコネクタは、前記第2のオスコネクタに結合するように構成され、
前記第3のストラップは、前記靴下の周囲に巻き付けられるように構成され、
前記第3のストラップの長さは調整可能である、装置。
【請求項9】
履物製品を固定する方法であって、
靴下を提供することであって、前記靴下は、
前記靴下に結合され、第1の端部および第2の端部を有する第1のストラップであって、前記第1の端部上に第1のコネクタが設けられ、前記第2の端部上に第2のコネクタが設けられている第1のストラップと、
前記第1のストラップに結合され、少なくとも1つの第1の通路を形成するように構成される第2のストラップと、
前記少なくとも1つの第1の通路を通されるように構成された第3のストラップであって、前記第3のストラップ上に第3のコネクタが設けられている第3のストラップとを備え、
前記第1のストラップは、前記靴下との間に第2の通路を形成するように前記靴下に結合され、前記方法は、
前記第3のストラップを前記少なくとも1つの第1の通路および前記第2の通路に通すことによって、前記第3のストラップの一端にループを形成し、それによって、前記第3のストラップの一端を前記第1のストラップおよび前記第2のストラップに固定することと、
前記第3のストラップを前記靴下の周囲に巻き付けることであって、前記第3のストラップは前記履物製品の通路を通すことと、
前記第3のコネクタを、前記第2のストラップ上に設けられた第4のコネクタに結合することと、
前記第1のストラップの前記第2のコネクタを、前記第1のストラップの前記第1のコネクタに結合することと
を備える方法。
【請求項10】
請求項に記載の方法において、更に、
前記第3のストラップの長さを調整することを備える、方法。
【請求項11】
請求項に記載の方法において、更に、
前記第1のストラップ、前記第2のストラップ、及び前記第3のストラップの少なくとも一部を覆うように前記靴下を折りたたむことを備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態の分野は、身体から被覆物が外れることを防止するための装置、即ち、手や足から衣類およびまたは被覆物が外れることを防止するための装置に関する。特に、本実施形態は、幼児が衣類およびまたは履物製品を外すことや、外して紛失することを防止するためのストラップ固定接続機構に関する。
【背景技術】
【0002】
幼児、とりわけ、乳幼児や赤ん坊にとって、手や足等に手袋、ミトン、靴下、靴、帽子等のさまざまな被覆物を着用することはとても重要である。そのような被覆物は、子供を外部環境から保護したり、体温を正常に維持するのに役立つ。ただし、これらの被覆物は、子供が身体をよじったり、蹴ったり、動き回ったりすることで、紛失する虞がある。
【0003】
赤ちゃんが年をとるにつれて、彼らは身の回りのことに気づき始める。このため、赤ちゃんが手と足とで遊ぶようになり、自分の手や足の指を引っ張ったり掴んだりするようになる。赤ちゃんの運動能力が上がるにつれて、自らの意図的な行動によって被覆物を外すことが上手くなる。しかしながら、被覆物を元に戻したり紛失しないようにしたりすることは、未熟である。多くの場合、例えば、靴は、親や介護者が紛失に気付かずに手遅れになって、紛失することがある。このことは、子供にとって望ましくないだけでなく、若い親たちにとって被覆物を買い換えるのに費用がかかる等の金銭的な問題をもたらしている。
【0004】
さらに、そのような実装は安全に使用できることが重要である。前述のように、幼児は身の回りのことについて特に好奇心旺盛である。彼らが新しい感覚や能力などを「発見」するにつれて、けがの可能性が高くなる。幼児、とりわけ、赤ちゃんは、おもちゃや衣類の一部を噛んだり、ばらばらにしたりすることがとても得意である。実際、連邦法では、窒息のリスクに関する警告をそのような製品に課さなければならないことが定められている。したがって、子供向けに設計されたあらゆるシステムには、大きな製品からばらばらにされて子供の窒息や重傷を引き起こし得る小さな物がないことが、非常に重要とされている。
【0005】
衣料品の紛失の可能性を是正する試みがなされてきたが、それらは実装が難しくかつ赤ちゃんにとって不快であるため、良くなかった。これらの解決策としては、コード、ラップ、ストラップなどを使用して、被覆物を、別の衣類製品や赤ちゃん自体に固定する方法がある。より良い解決策は、より広い範囲で、身の回りのことと関わり合うために赤ちゃんが普通はできないことを利用している。通常、3歳以下の子供は多くの個別技能を持っているが、問題を解決するためにそれらの技能を組み合わせる能力は持っていない。このように、子供は優れた手先の器用さ、指の強さ、問題解決技能を持っているが、多くの場合、これらはばらばらに発揮される。
【0006】
本発明およびその実施形態は、靴と靴下の組み合わせなどの被覆物を互いに結合して両方の被覆物が外れることを防止するために使用される装置を提供する。簡単でありながら新規な装置は、大人であれば簡単に操作できるが、幼児では操作することができない。この装置は、一実施形態では、靴がかかとから外れることを防止することで、靴が外れることを防止する。最初に靴を脱がなければ靴下を脱ぐことができないことは明らかである。さらに、その装置は、単一構造であることで、窒息または他の危害が子供に及ばないようにしている。
【0007】
特許文献1は、アンクレットに関するものであり、アンクレットは、子供の足首を取り囲むストラップと、足首の周りのストラップに取り付けられかつそのストラップを選択的に維持するクイックディスコネクトバックルと、意図せず外れたときに足被覆物が紛失しないようにスラップに係ると共に子供が着用した足被覆物と係合するリーシュとを含む。ストラップは、足首に面する層と、周囲に面する層とを含む。足首に面する層は、弾性係数を有するエラストマー製である。周囲に面する層は、足首に面する層を直接覆うと共に、制限された弾性係数を有する布製である。これにより、足首に面する層がその弾性係数を越えて機能しなくなるのを防いでいる。リーシュは、足の被覆物を通って延びてからそれ自体を通って戻る無限ループである。そうすることで、足の被覆物に自己固定される。
【0008】
特許文献2は、コネクタに関し、コネクタは、かかと領域上で靴下の後部に取り外し可能に固定される一端と、靴の後部またはかかと領域の外側に取り外し可能に固定される他端とを有する。このコネクタは、固定されると、靴下が靴に乗ったり滑ったりするのを完全に抑制する。
【0009】
特許文献3は、後部またはかかと領域から突き出たフラップを備えた靴下に関する。フラップは、人が靴下と靴とを履いて動き回るときに、靴下が靴のかかとのキャビティに乗ったり滑ったりその他の方法で作用することを防止するため、靴の後部またはかかと領域の外側に固定される。
【0010】
特許文献4は、ベビー・スリングによりホルダーの胸部に赤ちゃんが抱っこされているときに、赤ちゃんの膝が曲がったり足がぶら下がったりしないように、赤ちゃんの足を支持することのできるフットサポートシューズ付きのベビー・スリングに関するものであり、ホルダーとベビー・スリングとの間で赤ちゃんの太ももが圧迫されて擦れるのを防ぐ一方で、血液循環をスムーズにして赤ちゃんの健康と安定性を向上させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】米国特許第6393619号明細書
【文献】米国特許第4187619号明細書
【文献】米国特許第4169324号明細書
【文献】米国特許出願公開第2011/0011902号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
このように、本技術分野では様々な装置が知られている。しかしながら、それらの構造および操作手段は、本開示とは実質的に異なる。他の発明は、本開示によって教示されるすべての問題を解決できない。本発明は、様々な衣料品と共に使用され、それら衣料品の分離を防止するための装置を提供する。装置は、大人であれば簡単に操作できる一方で、それと同じ操作を子供が完全に行うことはできない。本発明の少なくとも1つの実施形態は、以下の図面に提示され、本明細書でより詳細に説明される。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明およびその実施形態は、一般に、1つ以上の衣類およびまたは履物製品を別の製品に結合するために使用される装置を説明する。これは、運動技能のさまざまな組み合わせを使用して動作する多層システムを介して実現される。このような技能は10歳代の子供や大人には見られるが、幼児は簡単に操作できない。好ましい実施形態では、本発明は、履物製品と相互作用可能な靴下を含み、履物が靴下に結合されることで、履物製品が外れることを防止する。他の例では、履物製品が靴下を使用しない場合、本発明によれば、靴下自体が外れることをさらに防止する。しかしながら、本明細書に記載の原理は、ミトン、帽子、手袋など、それらの任意の組み合わせにも等しく適用できる。
【0014】
本発明の一実施形態では、少なくとも1つの被覆物が外れることを防止するための装置である。装置は、第1の被覆物に結合された第1のコネクタであって、第2の被覆物との接続を形成可能なコネクタを有する第1のコネクタと、第1のコネクタ及び第1の被覆物に結合される第2のコネクタとを備え、第2の被覆物は第1の被覆物付近に配置される。
【0015】
本発明の別の実施形態では、少なくとも1つの被覆物が外れることを防止するための装置である。装置は、第1の被覆物に結合された第1のコネクタであって、第2の被覆物との接続を形成可能なコネクタを有し、通路被覆物が第1の被覆物の表面に設けられている第1のコネクタと、第1のコネクタおよび第1の被覆物に結合される第2のコネクタであって、第1の部分および第2の部分を有し、第2の被覆物が第1の被覆物を少なくとも部分的に覆うように配置され、コネクタは第1の結合通路および第2の結合通路を有し、第1の結合通路は第2の被覆物に取り外し可能に結合される第2のコネクタとを備える。
【0016】
本発明のさらに別の実施形態では、少なくとも1つの被覆物が外れることを防止するための装置である。装置は、第1の被覆物に結合された第1のストラップコネクタであって、第1の端部および第2の端部を有し、ヒンジ付きコネクタが第1の端部に設けられて第2の被覆物との接続を形成可能であり、通路被覆物が第1の被覆物の表面に設けられ、ヒンジ付きコネクタが第1の結合通路および第2の結合通路を有し、第1結合通路が第2の被覆物にヒンジで結合可能である第1のストラップコネクタと、第1のストラップコネクタの第2の端部および第1の被覆物に結合される第2のストラップコネクタであって、第1のストラップ部、第2のストラップ部、少なくとも1つの結合機構、少なくとも1つの相補的結合機構とを有し、第2のストラップコネクタが通路被覆物を通されて少なくとも1つの結合機構が少なくとも1つの相補的な結合機構に結合される第2のストラップコネクタとを備える。
【0017】
本発明の別の態様では、少なくとも1つの被覆物が外れること、およびまたは紛失することを防ぐために、少なくとも1つの被覆物を保持する方法である。この方法は、第1の被覆物を提供することであって、第1の被覆物上に第1のコネクタが設けられ、第1のコネクタがそれ自身に結合されたコネクタを有することと、第2のコネクタの第1の端部を第2のコネクタの第2の端部に結合することであって、第2のコネクタは第1の被覆物の周りに配置されると共に第1の被覆物に結合されることと、第1の被覆物付近に第2の被覆物を提供することと、第1の被覆物のコネクタを第2の被覆物に結合することで第1の被覆物を第2の被覆物に固定することとを備える。
【0018】
少なくとも1つの実施形態では、両方の被覆物が外れることを防止するために互いに結合可能な靴下および履物製品である。好ましい実施形態では、靴下の表面に配置された通路被覆物が設けられている。この通路被覆物は、通路被覆物と靴下との間に形成された通路の両端に開口部を提供する。ストラップまたは固定ストラップがこの通路を通される。ストラップの両端には接続機構が設けられている。靴下と反対側で、ストラップは、第1のコネクタの第2の通路部材を通されてさらに第2のストラップによって固定される。次に、ストラップの両端を一体に結合することで、靴下が幼児の足に固定される。
【0019】
靴下に接続されたコネクタは、靴下のカフ(袖口)の開口を通される。このコネクタを開口に通すことで、カフが下方に折りたたまれて固定される。これにより、靴下のカフ(袖口)が下方に折りたたまれて所定の位置に固定されるため、コネクタによって形成された通路にアクセスできなくなる。次に、コネクタを使用して、履物製品のヒールのループまたは他の同等の構造物を、靴下に結合する。これで準備が完了し、親または介護者は、靴下も履物も互いに分離しないことを確信する。
【0020】
本発明のさらに別の実施形態では、履物製品が外れることを防止するための装置がある。この装置は、第1のストラップが結合された靴下であり、第1の端部および第2の端部を有する第1のストラップであって、第1の端部上に第1のコネクタが設けられ、第2の端部上に第2のコネクタが設けられている第1のストラップと、第1のストラップに結合された第2のストラップであって、少なくとも1つの通路を形成するように構成される第2のストラップと、前記少なくとも1つの通路を通されるように構成された第3のストラップであって、第3のストラップ上に第3のコネクタが設けられている第3のストラップとを備える。
【0021】
本発明のさらに別の実施形態では、履物製品が外れることを防止するための装置がある。第1のストラップが結合された靴下であり、第1の端部および第2の端部を有する第1のストラップであって、第1の端部上にオスコネクタが設けられ、第2の端部上にメスコネクタが設けられている第1のストラップと、第1のストラップに直接結合された第2のストラップであって、少なくとも1つの通路を形成するように構成され、第2のストラップ上にオスコネクタが設けられている第2のストラップと、前記少なくとも1つの通路を通されるように構成された第3のストラップであって、第3のストラップの第1の端部上にメスコネクタが設けられ、第3のストラップの長さが調整可能である第3のストラップとを備える。
【0022】
本発明のさらに別の態様では、履物製品を固定する方法である。この方法は、靴下を提供することであって、靴下は、靴下に結合されかつ第1の端部および第2の端部を有する第1のストラップであって、第1の端部上に第1のコネクタが設けられ、第2の端部上に第2のコネクタが設けられている第1のストラップと、第1のストラップに結合され、少なくとも1つの通路を形成するように構成される第2のストラップと、少なくとも1つの通路を通されるように構成された第3のストラップであって、第3のストラップ上に第3のコネクタが設けられている第3のストラップとを備えることと、第3のストラップを靴下の周囲に巻き付けることであって、第3のストラップは履物製品の通路を通されることと、第3のコネクタを、第2のストラップ上に設けられた第4のコネクタに結合することと、第1のストラップの第2のコネクタを、第1のストラップの第1のコネクタに結合することとを備える。
【0023】
さらに、このシステムは、子供、とりわけ、幼児が安全に使用できるように設計および意図されている。すべての製品は、ある製品が別の製品から分離するのを防ぐようにして互いに取着されている。これにより、製品が外れることを防ぐための効果的な準備が形成されるだけでなく、あらゆる製品または発明が全体として幼児にとって窒息のリスクになることも防止される。
【0024】
一般に、本発明は、以下の言及されていない他の利点および目的を提供する。
本発明の目的は、1つの被覆物を別の被覆物に結合する装置を提供することである。
本発明の目的は、幼児が安全に使用できる装置を提供することである。
【0025】
本発明の目的は、単独の構造を生じさせる様々な相互接続された製品から構成される装置を提供することである。
本発明の目的は、履物製品の取り外しおよびまたは紛失を防止する装置を提供することである。
【0026】
本発明の目的は、大人であれば容易に操作できるが、幼児では操作できない装置を提供することである。
本発明の目的は、複数の製品のいずれかが外れることを防止するための複数段階の固定を有する装置を提供することである。
【0027】
本発明の目的は、軽量で快適に着用できる装置を提供することである。
本発明の目的は、ユーザにとって負担の少ない装置を提供することである。
本発明の目的は、ある製品の損失を防止およびまたは制限によって購入者の金銭的な節約に寄与する装置を提供することである。
【0028】
本発明の目的は、様々な形状および大きさの子供にも対応可能な装置を提供することである。
本発明の目的は、靴下、履物、ミトン、手袋、帽子などを含む複数の形態や種類の被覆物で使用できる装置を提供することである。
【0029】
本発明の目的は、派手でなく目立たない装置を提供することである。
本発明の目的は、子供に履物を履かせる時間を節約する装置を提供することである。
本発明の目的は、足および関連する皮膚の表面が製品にさらされるのを防ぐ装置を提供することである。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】通路が露出された状態の第1の被覆物の斜視図。
図2】通路を覆うように上部が折りたたまれた状態の第1の被覆物の斜視図。
図3】上部が折りたたまれた状態の第1の被覆物の背面図。
図4A】第1のコネクタが結合された上部が延ばされた状態の第1の被覆物の背面斜視図。
図4B】第1のコネクタが結合された上部が折りたたまれた状態の第1の被覆物の背面斜視図。
図5A】第2のコネクタが通路を通された状態の第1の被覆物の正面図。
図5B】第2のコネクタを第1の被覆物に結合させた状態の第1の被覆物の正面図。
図6】第2のコネクタを第1のコネクタに通した状態の第1の被覆物の背面斜視図。
図7A】コネクタの第1の実施形態。
図7B】コネクタの第2の実施形態。
図8】第2の被覆物に結合された第1の被覆物の側面図。
図9】本発明の第2の実施形態のストラップシステムを露出させた状態の第2の実施形態の斜視図。
図10】靴下により第2の実施形態のストラップシステムが少なくとも部分的に覆われた状態の第2の実施形態を前面から見た斜視図。
図11】靴下により第2の実施形態のストラップシステムが少なくとも部分的に覆われた状態の第2の実施形態の背面図。
図12】第2の実施形態のストラップシステムが開放されている状態の拡大正面斜視図。
図13】靴下により第2の実施形態のストラップシステムが少なくとも部分的に覆われると共に完全に固定されている状態のストラップシステムの拡大正面斜視図。
図14】第3のストラップを少なくとも1つの通路に通した状態の第2の実施形態の側面図。
図15】第3のストラップを少なくとも2つの通路に通した状態の第2の実施形態の側面斜視図。
図16】靴下と履物製品とが結合された状態の第2の実施形態の側面図。
【発明を実施するための形態】
【0031】
次に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して説明する。様々な図の同一の要素は、同じ参照番号で示す。
ここで、本発明の各実施形態を詳細に参照する。実施形態は、本発明の説明として提供され、本発明を実施形態に限定することを意図していない。実際、当業者は本明細書を読み、図面を見れば、様々な修正および変形が可能であることを理解する。
【0032】
図1は、靴下としての第1の被覆物100を示す。しかしながら、第1の被覆物100は、あらゆる種類の被覆物であり、帽子、手袋、ミトン、ストッキングなど、または非衣類、またはそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0033】
第1の被覆物100は、一般に、第1または上部領域134と、第2または下部領域136とを有する。これらは、物理的な上部または下部である場合とそうでない場合があり、一方の部分と他方の部分との関係に過ぎない場合がある。通路被覆物108は、上部領域134の終端でかつ下部領域136の開始位置に設けられている。しかしながら、他の実施形態では、通路被覆物108の位置として別の位置を利用してもよい。通路被覆物108は、第1の被覆物100と同じまたは異なる材料からなり、帯状である。通路被覆物108は、好ましくは、通路被覆物108に沿った少なくとも1つの点に沿って、第1の被覆物100に接着されている。通路被覆物108は、好ましくは、通路開口140を有する通路を形成する。通路により、材料が、通路被覆物108と第1の被覆100との間を通されて、その中に固定されるか他の方法で保持される。第1の被覆物100が物体上を覆うように配置されるように、第1の被覆物100には少なくとも1つの開口部138が設けられている。
【0034】
図2に示すように、第1の被覆物100は、第1の被覆物100の一部を被覆するように折りたたまれた上部領域134を有している。覆われていない部分は、下部領域136のみか、または上部領域134と下部領域136との組み合わせとなる。図示されるように折り畳まれて配置された上部領域134によって、通路被覆物108が被覆されていることが好ましい。他の実施形態では、通路被覆物108は露出されたままでもよい。
【0035】
図3に示すように、第1の被覆物100の裏側から見て、上部領域134には、開口132が設けられている。開口132の位置は、第1の被覆物100の別の部分にある図示しない第2の開口の位置と一致している。開口132は、垂直、水平、斜めなどの方向を向いて設けられている。また、開口132は、被覆物の裏側以外の他の位置に配置することができ、前面、側面、底面、上面、またはそれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。さらに、図3には、下部領域136及び開口部138が示されている。
【0036】
図4Aに示すように、第1のコネクタ102は、第1の被覆物100に結合されている。第1のコネクタ102の端部には、コネクタ104が設けられている。第1のコネクタ102は、好ましくは、開口132を通されて、コネクタ104で終端する。コネクタ104は、好ましくは、少なくとも第1の結合通路124および第2の結合通路126を有する。コネクタ104は、さらに、両結合通路の少なくとも1つの位置を固定するための固定機構142と、両結合通路の少なくとも1つが移動すること、場合によっては両結合通路の少なくとも1つが互いに移動することを可能にするヒンジ128または他の同等の機構とを有している。
【0037】
図4Bに示すように、前述したように、第1の被覆物100の上部領域134は下方に折りたたまれている。第1のコネクタ102は、開口132を通されるように配置されている。また、コネクタ104は、開口132から下方の位置にぶら下がるように配置されている。
【0038】
図5Aに示すように、第1の被覆物100は、通路被覆物108と第1の被覆物100との間を通される第2のコネクタ106を有している。第2のコネクタ106は、通路開口140を介して通路被覆物108を通される。第2のコネクタ106は、第1の端部および第2の端部を有し、少なくとも1つの結合機構112が一端に配置され、少なくとも1つの相補的結合機構120が他端に配置される。相補的結合機構120は、結合機構112に結合することができる。結合機構112および相補的な結合機構120は、任意の数の機構であり、面ファスナ、留め具、スナップ、ボタン、クリップ、またはそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0039】
図5Bに示すように、第2のコネクタ106の両端は、結合機構112および相補的結合機構120を介して結合される。次に、第2のコネクタ106は、第2のコネクタ106の2つの固定された端部を通路被覆物108の下にするように配置される。これにより、図4Bに示されるように上部領域を下方に折りたたむことができ、通路被覆物108および第2のコネクタ106を被覆することができる。
【0040】
図6を参照し、後方からより詳細に示すように、第2のコネクタ106は、一般に、第1の部分114および第2の部分116を備えている。第1の部分114は、第2の部分116との間に隙間がある程度の長さで残すように、第2の部分116に結合されている。これにより、第2のコネクタ106は、第1の被覆物100の周りに回転可能に調整可能となっている。第1の部分114は、少なくとも2つの点に沿って、第2の部分116に結合されている。これらの点での結合は、恒久的でもよく、取り外し可能でもよい。結合が取り外し可能な場合、第1の部分114または第2の部分116は、第1のコネクタ102の第2の通路118を通されて、2つの構成部品(製品)を結合する。第2の通路118は、第1の被覆物100上で2つの接続点の間に形成されている(図4A参照)。ただし、第2のコネクタ106は、図中では、両接続点のうちの1つを部分的に覆い隠している。あるいは、好ましくは、第1の部分114および第2の部分116は、恒久的に結合されると共に、第1の被覆物100と共に単一の「ユニット」として販売される。こうした恒久的な構成は、取り外し可能な構成に関して上述したものと同じ方法で取り扱われる。このような単一のユニット(恒久的な)構成は、製品が紛失しないようにするだけでなく、窒息のリスクを取り除くことによって子供の安全を促進する。コネクタ104は、図6に示すように、開口132を通される。
【0041】
図7Aおよび図7Bを参照すると、コネクタ104の2つの別の実施形態が示されている。これらの2つの実施形態を示すが、コネクタ104には任意の数の実施形態が存在し、図示する2つの実施形態は例示にすぎない。
【0042】
各コネクタ104は、第1のコネクタ102に接続されている状態で示されている。上述したように、第1のコネクタ102は、好ましくは、少なくとも図6に示すように、第1の被覆物100に結合されている。コネクタ104は、円形または多角形または非多角形である部材からなり、第1の部分および第2の部分を含み、ヒンジ128および固定機構142を有している。ヒンジ128は、第1の部分または第2の部分の一方を他方の部分に対して移動させることができる任意の機構である。場合によっては、ヒンジ128は、両方の部分の移動を可能にする。
【0043】
固定機構142は、好ましくは、コネクタ104の2つの部分を一体にしてそれらに固定することを可能にする。固定機構142は、ロック要素を提供するか、摩擦嵌合を使用して、2つの部分を互いに取り外し可能に固定することができる。第1の結合通路124および第2の結合通路126は、コネクタ104によって具現化されている。
【0044】
図7Aにおいて、第1の結合通路124および第2の結合通路126はいずれも、コネクタ104の内部領域に設けられている。但し、図7Bに示すように、第2の結合通路126は、コネクタ104の内部を含み、第1の結合通路124は、コネクタ104の第1の部分または第2の部分のうちの1つ内側に存在する。いずれの場合も、位置、向きなどは、実際の構成に関して異なる場合がある。
【0045】
図8は、第1の被覆物100と第2の被覆物200との間の配置の実施形態を示す。第1の被覆物100は、上部領域134が第2のコネクタ106および第1の通路108を被覆するように下方に折り畳まれるようにして、配置されている。第1のコネクタ104は、開口132を通されており、第2の結合通路126を介して、第2の被覆物200に結合されている。第2の被覆物200は、結合通路130または他の適切な接続機構を有している。例えば、結合通路130はループである。但し、袖口(カフス)、スナップ、ボタン、開口などを含む他の機構を使用することもできる。
【0046】
図1図8に示す本発明およびその実施形態は、好ましくは、幼児から、手や足用の履物や被覆物等の製品が外れることを防止するために使用される。使用中、第1の被覆物は、子供の手、頭、足、その他の身体の付属肢を覆うように着用され、取着される。第1の被覆物は、好ましくは、第1のコネクタおよびそれに結合されたコネクタを有する。
【0047】
第1の被覆物は、第2のコネクタを介して、身体の手や足に固定される。第2のコネクタは、身体の手や足の周りの第1の被覆物の「気密性」または「緩み」を選択的に調整可能にする結合機構および相補的結合機構を有する。このことは、第1の被覆物が身体の手や足から外れるのを防ぐことに有用である。次に、第2のコネクタは、第1の被覆物の開口に第1のコネクタが通されて引っ張られた状態で、第1の被覆物の一部によって覆われる。これにより、第2のコネクタへのアクセスが制限されると共に、装置及びシステムを全体として取り外すための器用さの層が追加される。
【0048】
第1の被覆物の開口から引っ張られた第1のコネクタが、第2の被覆物との相互作用のために利用される。次に、第2の被覆物は、第1の被覆物の付近または近傍に配置される。場合によっては、第2の被覆物は、第1の被覆物よりも前に、身体を覆うように配置される。他の例では、第2の被覆物は、第1の被覆物に結合されたままで、身体を覆うように配置されないか、身体を完全には覆わないように配置される。
【0049】
次に、第2の被覆物は、結合通路または同様に配置された構造を介して、第1の被覆物に結合される。少なくとも1つの実施形態では、コネクタは、第2の被覆物に設けられたループに結合される。場合によっては、靴やその他の履物の裏側にあるループである。コネクタは、第2の被覆物の結合通路に対してコネクタが意図せず外れないような方法で、取り外し可能に結合すべきである。
【0050】
更に、第1の被覆物および第2の被覆物は、第1の被覆物に結合されているときに第2の被覆物が外れないように配置されるべきである。1つの実施形態では、靴下に結合された履物製品がある。更に、靴下は、靴下の自然な形のフィット感と共に、第2のコネクタによって足に結合されている。靴下に結合された状態で靴を外す(脱ぐ)ときに、第1のコネクタが第2のコネクタを越えて引っ張られることが防止される。第1のコネクタの長さにより、靴がかかとの底を越えることを防止する。従って、靴下に結合している間、靴を外す(脱ぐ)ことはできない。
【0051】
図9図16は、本発明の第2の実施形態を示す。一般に、第2の実施形態は、第1のストラップ201、第2のストラップ207、および第3のストラップ209を有する。第1のストラップ201は、第1の端部203および第2の端部205を有する。第1の端部203には第1のコネクタ213が設けられ、第2の端部205には第2のコネクタ215が設けられている。第1のストラップ201は、靴下202に結合され、靴下202と第1のストラップ201との間に通路223を形成する。第2のストラップ207は、第1のストラップ201に結合されることで、通路211を形成する。第2のストラップ207の外面は、第1のストラップ201の外面に直接取り付けられている。第2のストラップ207は、ねじ、留め具、スナップなど、またはそれらの組み合わせを介して、第1のストラップ201に結合されるか、固定される。第2のストラップ207は、ループ構造を形成する互いに取り付けられた第1の端部および第2の端部を有する。このループ構造により通路211が形成される。コネクタ219は、第2のストラップ207の外面において、第1のストラップ201との結合部と反対側に配置されている。
【0052】
第3のストラップ209は、好ましくは、ループ端およびテール端を有する。ループ端は長さ調整機構217によって部分的に形成される。長さ調整機構217は、長さ調整機構217に第3のストラップ209を2回通すことを可能にする。その結果、長さ調整機構217の一方側にループが形成され、長さ調整機構217の他方側にテールが形成される。ループは、第3のストラップ209を通路211および通路223に通すことによって形成され、それにより、第1のストラップ201と第2のストラップ207とにループを固定する。これにより、第3のストラップ209のテール端がユーザの足首の周りで引っ張られると共に、第2のストラップ207上に配置されたコネクタ219に固定される。
【0053】
第1のストラップ201、第2のストラップ207、および第3のストラップ209は、同じ材料または異なる材料で形成される。例示的な材料として、織布または不織布の布、生地、テリー織、織布または不織布の繊維、羊毛、亜麻、綿、およびまたは糸、デニム生地、エラストマー製の繊維や布、ナイロン、ポリエステル、およびまたはアクリル、それらの任意の組み合わせ等の合成繊維が挙げられるが、これらに限定されない。
【0054】
コネクタ213、215、219、および220は、必要に応じてコネクタの開放を可能にしつつコネクタの確実な結合を可能にする特殊な干渉を有するオスメスコネクタの様々な組み合わせから構成される。好ましくは、第1のストラップ201に1つのオスコネクタおよび1つのメスコネクタが設けられ、第2のストラップ207にオスまたはメスコネクタが設けられ、第3のストラップ209にオスまたはメスコネクタが設けられる。前述のコネクタ配置は、第2のストラップ207のために選択されたコネクタと第3のストラップ209とが互いに反対側にありそれらが下記のように結合されることを可能にする補足説明によってなされる。
【0055】
使用中、第2の実施形態は、第1のストラップ201が結合された靴下202を提供することによって、子供または他のユーザに着用される。第3のストラップ209のループ端は、第2のストラップ207によって形成される通路211と、靴下202および第1のストラップ201によって形成される通路223との両方に通される。第3のストラップ209の長さは、長さ調整機構217を介して調整することができる。長さ調整機構217によって、第3のストラップ209のループ部およびテール部が、必要に応じた所望の適合を提供するように修正される。
【0056】
第3のストラップ209は、サイズが調整されると、履物300の製品のループ部310に通される。第3のストラップ209はユーザの前部に操作され、第3のストラップ209上のコネクタ220は、第2のストラップ207上のコネクタ219に結合される。これにより、子供や他のユーザの足首の周りに優しくかつ確実な包囲が形成される。第1のストラップ201の第2の端部205のコネクタ215は、第1のストラップ201の第1の端部のコネクタ213と一致するように、上方に折りたたまれる。このことは、第1の点が第1の端部203付近でかつ第1のストラップ201のほぼ中間点にある状態で、第1のストラップ201が第1の点と第2の点とで靴下202に取り付けられることで、達成される。このプロセスでは、第1のストラップ201により覆われることで、第3のストラップ209が確実に位置決めされると共に、第3のストラップ209が解けることを防止する。
【0057】
さらに、ユーザは、第1のストラップ201、第2のストラップ207、および第3のストラップ209の少なくとも一部の上に、靴下202を下方に折りたたむことができる。靴下202は、本発明の実施形態のストラップシステムを被覆するように1回で下方に折りたたむことができる。他の実施形態では、靴下202は、少なくとも1回折りたたまれてから、本発明の実施形態のストラップシステムを覆うように折りたたまれる。靴下202の折り畳みは、着用者に快適さを提供するだけでなく、予期せず解けないようにするための追加の層を提供する。さらに、靴下202の折り畳みにより、スナップが隠されると共に、着用者がけがを負うことや、第三者にけがを負わせることを防止できる。
【0058】
同様の機構を使用して、例えば、コートを一対のミトンに結合することができ、それにより、子供は、ミトンがコートに結合されている間は、ミトンを外す(脱ぐ)ことができなくなる。また、子供は、ミトンを外すための運動技能を有することができない。全体的な発明は、幼児に安全な製品を提供する相互接続された複数の製品を含むことを意図している。製品同士を外すことができないため、各製品による窒息のリスクはない。他の実施形態が存在し、本発明の範囲内に含まれる。
【0059】
本発明をある程度詳細に説明したが、本開示は例示のためにのみ行われたものであり、製品の構造および配置の詳細における多くの変更について、発明の思想と範囲から逸脱せずに主張できることは理解すべきである。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16