(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-22
(45)【発行日】2023-03-30
(54)【発明の名称】管理装置および実装システム
(51)【国際特許分類】
H05K 13/00 20060101AFI20230323BHJP
【FI】
H05K13/00 Z
(21)【出願番号】P 2021508636
(86)(22)【出願日】2019-03-28
(86)【国際出願番号】 JP2019013791
(87)【国際公開番号】W WO2020194710
(87)【国際公開日】2020-10-01
【審査請求日】2021-09-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000237271
【氏名又は名称】株式会社FUJI
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】弁理士法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村岡 寛応
(72)【発明者】
【氏名】山口 秀行
(72)【発明者】
【氏名】後藤 卓治
(72)【発明者】
【氏名】驛 卓弥
【審査官】板澤 敏明
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/038829(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/068712(WO,A1)
【文献】特開2012-104634(JP,A)
【文献】特開2001-127487(JP,A)
【文献】特開2016-139678(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 13/00-13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置であって、
前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、
前記引当情報に基づいて前記基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の前記収容部材を最終収容部材とし、前記収容部材の識別情報に基づいて前記最終収容部材と該最終収容部材以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する管理部と、
を備え、
前記管理部は、前記収容部材を保管する保管部から作業者が前記収容部材を取り出す際、前記最終収容部材が取り出された場合に該最終収容部材である旨の情報を該最終収容部材に表示させるための表示管理処理を実行し、前記他の収容部材が取り出された場合には前記表示管理処理の実行を省略する
管理装置。
【請求項2】
実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置であって、
前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、
前記引当情報に基づいて前記基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の前記収容部材を最終収容部材とし、前記収容部材の識別情報に基づいて前記最終収容部材と該最終収容部材以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する管理部と、
を備え、
前記管理部は、作業者が前記基板の生産の準備をする際、前記最終収容部材を前記他の収容部材よりも先に配置する準備がされた場合に前記他の収容部材から配置するように警告を出力
し、準備がされた収容部材が前記最終収容部材ではない場合および前記最終収容部材であっても他の収容部材が引当てられていない場合には警告を出力せずに準備を完了する
管理装置。
【請求項3】
実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置であって、
前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、
前記引当情報に基づいて前記基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の前記収容部材を最終収容部材とし、前記収容部材の識別情報に基づいて前記最終収容部材と該最終収容部材以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する管理部と、
を備え、
前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に前記他の収容部材よりも先に前記最終収容部材が配置された場合に該配置位置における前記他の収容部材に交換するように報知
し、今回配置された収容部材が前記最終収容部材ではない場合および最終収容部材であっても他の収容部材が引当てられていない場合には配置処理を完了する
管理装置。
【請求項4】
実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置であって、
前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、
前記引当情報に基づいて前記基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の前記収容部材を最終収容部材とし、前記収容部材の識別情報に基づいて前記最終収容部材と該最終収容部材以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する管理部と、
を備え、
前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に前記他の収容部材よりも先に前記最終収容部材が配置された場合に前記引当情報において前記最終収容部材の部品が残存する予定分まで使用可能とし、前記予定分に到達した場合に該配置位置における前記他の収容部材に交換するように警告を出力する
管理装置。
【請求項5】
請求項1
または2に記載の管理装置であって、
前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に前記他の収容部材よりも先に前記最終収容部材が配置された場合に該最終収容部材の使用を禁止して該配置位置における前記他の収容部材に交換するように警告を出力する
管理装置。
【請求項6】
請求項1ないし
5のいずれか1項に記載の管理装置であって、
前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に引き当てられた前記収容部材とは前記識別情報が異なる前記収容部材が配置された場合に該収容部材が同じ部品種のものであっても、配置位置が異なる旨の警告を出力する
管理装置。
【請求項7】
実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置であって、
前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、
前記引当情報に基づいて前記基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の前記収容部材を最終収容部材とし、前記収容部材の識別情報に基づいて前記最終収容部材と該最終収容部材以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する管理部と、
を備え、
前記管理部は、前記基板の生産が終了した際、各配置位置に配置されている前記収容部材に前記最終収容部材と異なる収容部材がある場合に該異なる収容部材を前記最終収容部材とするように前記引当情報を変更する
管理装置。
【請求項8】
収容部材に収容された部品を採取して基板に実装する実装装置と、
請求項1ないし
7のいずれか1項に記載の管理装置と、
を備える実装システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、管理装置および実装システムを開示する。
【背景技術】
【0002】
従来、部品が収容されたテープリールなどの収容部材から部品を採取して基板に実装する実装装置を備える実装システムにおいて、収容部材に関する情報を管理するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この実装システムでは、部品切れの早い順に収容部材の交換優先順位を定めてモニタに表示し、その表示を見た作業者が準備した収容部材の識別情報に基づいて、準備すべき収容部材であるか否かを判定し、準備すべき収容部材でない場合にエラー警告を発することで、収容部材の部品切れに対応している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような実装システムにおいて、部品を使い切らずに残存する予定の収容部材が、次の基板の生産で使用されるように引き当てが計画される場合がある。その場合、その収容部材の部品を確実に余らせないと、計画通りに収容部材を使用することができず生産に支障をきたすことがある。
【0005】
本開示は、部品が残存する予定の収容部材の管理をより適切に行えるようにすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の管理装置は、
実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置であって、
前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、
前記引当情報に基づいて前記基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の前記収容部材を最終収容部材とし、前記収容部材の識別情報に基づいて前記最終収容部材と該最終収容部材以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する管理部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の管理装置は、引当情報に基づいて基板の各生産において各配置位置で最後に使用される予定の収容部材を最終収容部材とし、収容部材の識別情報に基づいて最終収容部材とそれ以外の他の収容部材とを作業者が区別可能に管理する。これにより、作業者が最終収容部材を他の収容部材よりも先に配置するなどの誤った取り扱いをするのを抑制することができる。このため、最終収容部材が別の生産の引当情報で引き当てられている場合に、作業者の誤った取り扱いで最終収容部材の部品の残数が変わり引当情報と整合性が取れなくなるのを防止することができる。この結果、部品が残存する予定の収容部材の管理をより適切に行えるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実装システム10の構成の概略を示す構成図。
【
図2】引当情報54aを含む生産計画情報54の一例を示す説明図。
【
図4】ラベル印刷処理の一例を示すフローチャート。
【
図5】外段取り時の確認処理の一例を示すフローチャート。
【
図6】生産中の確認処理の一例を示すフローチャート。
【
図7】エラー対応処理の一例を示すフローチャート。
【
図9】変形例のエラー対応処理を示すフローチャート。
【
図11】変形例の生産中の確認処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態の実装システム10の構成の概略を示す構成図である。実装システム10は、部品を基板に実装する複数の実装ライン11A~11Cと、例えばLANなどのネットワーク12と、ネットワーク12に接続され情報を管理する管理コンピュータ(PC)50とを備える。なお、実装ライン11A~11Cを実装ライン11という。実装システム10は、印刷装置13と、印刷検査装置14と、実装装置15と、実装検査装置16と、図示しないリフロー装置およびリフロー検査装置、基板搬送装置などを備える。これらは、工場の生産エリアに配置されている。この工場には、生産エリアのほか、準備エリア19などがある。なお、実装ライン11Aの各実装装置15を、並び順に実装装置15A1,15A2,15A3などという。他の実装ライン11B,11Cでも同様である。
【0011】
準備エリア19には、部品を収容し実装装置15に装着されるリール36(収容部材)を保管するリール収納装置40などが配置されており、在庫部品が保管されている。リール36には、部品を収容したテープが巻き付けられている。リール収納装置40は、自動でリール36を収容したり、自動でリール36を払い出す自動倉庫として構成されている。このリール収納装置40は、各リール36を収容する収容部のほか、各種入力や表示を行う操作パネル44と、リール36の取入口および取出口であるゲート45と、リール36に貼り付ける各種ラベルを印刷するラベルプリンタ46などを備える。なお、リール収納装置40が、リール36から外された状態のテープを保管してもよい。作業者Mは、基板の生産開始前などに、リール収納装置40からピッキングしたリール36をフィーダ35に組み付ける外段取り作業や、フィーダ35を予め定められた実装装置15に装着する作業などを行う。また、新たなリール36が入庫すると、作業者Mは、準備エリア19にて識別IDを示すIDラベル37をリール36に貼り付ける。IDラベル37は、バーコードや二次元コードとしてもよい。なお、フィーダ35には、取り付けられたリール36のIDラベル37の情報が記憶されるものとしてもよい。また、リール36には、IDラベル37以外に、リール36が使用される使用場所を示す使用場所ラベル38や、必要に応じてラストリールである旨を示すラストリールラベル39が貼り付けられる。このラストリールの詳細は後述する。作業者Mは、実装ライン11や準備エリア19で作業を行う際には、IDラベル37などのラベルを読み取り可能な携帯端末18を所持する。携帯端末18は、ネットワーク12を介して実装装置15や管理コンピュータ50などと情報をやり取り可能であり、実装ライン11やリール36に関する情報を取得して表示する。
【0012】
実装装置15は、
図1に示すように、実装制御部20と、搬送部23と、供給部24と、実装部25と、通信部29と、操作パネル30とを備える。実装制御部20は、CPU21を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種データを記憶する記憶部22などを備える。この実装制御部20は、搬送部23や供給部24、実装部25、通信部29と情報のやり取りを行い、これらを制御する。搬送部23は、基板を搬送固定するユニットである。供給部24は、実装部25へ部品を供給するユニットである。この供給部24は、例えば、部品が保持されたテープを巻いたリール36を組み付けたフィーダ35を装着するスロットなどを有する。また、供給部24は、部品が載置されたトレイを収容したトレイユニットなども有する。実装部25は、部品を供給部24から採取し、搬送部23に固定された基板へ実装するユニットである。この実装部25は、ヘッド移動部26と、実装ヘッド27と、吸着ノズル28とを備える。ヘッド移動部26は、実装ヘッド27が取り外し可能に装着されるスライダと、スライダをガイドレールに沿って移動させるモータとを備える。実装ヘッド27の下面には、1以上の吸着ノズル28が取り外し可能に装着されている。吸着ノズル28は、負圧を利用して部品を採取するものである。なお、部品の採取は、吸着ノズル28のほか、部品を機械的に保持するメカニカルチャックなどにより行ってもよい。通信部29は、ネットワーク12を介して他の装置と情報をやり取りする。操作パネル30は、画面を表示するディスプレイとしての表示部と、作業者Mからの入力を受け付ける操作部とを備える。
【0013】
管理コンピュータ50は、実装処理などの生産処理や生産の準備処理に関連する情報を管理するコンピュータである。管理コンピュータ50は、管理制御部51と、通信部56と、表示部57と、入力部58などを備える。管理制御部51は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種データを記憶する記憶部53などを備える。この管理制御部51は、通信部56や表示部57、入力部58と情報のやり取りを行い、これらを制御する。通信部56は、ネットワーク12を介して他の装置と情報をやり取りする。管理コンピュータ50は、通信部56を介してネットワーク12に接続されている実装ライン11の各装置と情報をやり取りする。表示部57は、画面を表示するディスプレイである。入力部58は、マウスやキーボードなど、作業者の指示を入力するデバイスである。
【0014】
記憶部53には、
図2、3に示すように、生産計画情報54やスロット情報55などが記憶されている。生産計画情報54は、所定期間内(例えば、3日や一週間など)に実装ライン11A~11Cなどで行われる基板の生産において、リール36(フィーダ35)の引当情報54aを含む情報である。生産計画情報54は、顧客からの基板製造のオーダ(ワークオーダ)に基づく生産毎に、必要な部品種や部品数、部品の在庫情報などに基づいて、引当情報54aが作成される。引当情報54aは、どの装置のどのスロットに、どの部品種のどのリール36(フィーダ35)が引き当てられるかの情報や、使用後のリール36内の部品の予定残数などの情報を含む。また、各生産において、必要な部品数がリール36の収容部品数を超えるために1のスロットで複数のリール36が使用される場合、それらのリール36の使用順も定められている。さらに、生産計画情報54では、引当情報54a間で、ある基板種の生産で引き当てられて部品が余ったリール36が、次にどの装置のどのスロットに引き当てられるかなどの情報も含む。
【0015】
例えば、
図2の生産計画情報54では、ある生産に対応する引当情報54aにおいて、実装ライン11Aの実装装置15A1のスロット#1で部品種Pのリール36が使用される。このスロット#1では、リールIDがP001、P002、P003のリール36がその順に引き当てられており、P001、P002の各リール36の部品を順に使い切って残数が値0となった後、最後にP003のリール36が使用されることを示す。P003のリール36のように、ある生産で最後に使用される予定のリール36をラストリールといい、
図2中に太枠線で示す。なお、スロット#2では、リールIDがQ001のリール36のみが引き当てられており、Q001のリール36がラストリールとなる。即ち、各スロットで1のリール36のみが使用される場合には、そのリール36がラストリールとなる。ラストリールは、ある基板種の生産が終了する際に各スロットに配置されているリール36ということもできる。また、実装装置15A1での生産が完了すると、P003のラストリールは、実装ライン11Bの実装装置15B1のスロット#1に引き当てられ、Q001のラストリールは、実装装置15B1のスロット#2に引き当てられる計画となっている(図中矢印参照)。他の引当情報54aや他のスロットの説明は省略するが、同様の内容となっている。
【0016】
スロット情報55は、各実装装置15の各スロットに装着されているフィーダ35(リール36)の情報などを含む。例えば、スロット情報55には、各スロットに関し、部品種やリールID、現在の部品残数、ラストリールであるか否かの情報、後述するエラーフラグの情報などを含む。なお、
図3では、記憶部53に記憶されたスロット情報55を例示するが、各実装装置15の実装制御部20に記憶部22にも、その実装装置15の各スロットについて同様のスロット情報22aが記憶されている。
【0017】
以下は、こうして構成された実装システム10の動作の説明である。
図4はラベル印刷処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、作業者Mがリール収納装置40でリール36をピッキングした際に収納制御部41のCPU42により実行される。CPU42は、まず、ピッキングされたリール36のリールIDを取得し(S100)、管理コンピュータ50との通信により引当情報54aから、リール36が使用される予定のスロットである使用スロットの情報を取得する(S110)。なお、リール36が複数の引当情報54aで引き当てられている場合、最も早く使用される引当情報54aから使用スロットの情報を取得し、以降の処理も同様とする。そして、CPU42は、今回ピッキングされたリール36が使用スロットにおけるラストリールであるか否かを判定する(S120)。CPU42は、ラストリールでないと判定すると、使用スロットの情報を含む使用場所ラベル38を印刷するようにラベルプリンタ46を制御して(S130)、ラベル印刷処理を終了する。使用場所ラベルは、リール36が使用される実装ライン11、実装装置15、使用スロットのスロット番号などの情報を含み、バーコードや二次元コードとしてもよい。一方、CPU42は、ラストリールであると判定すると、使用場所ラベル38を印刷すると共に(S140)、ラストリールの情報を含むラストリールラベル39を印刷するようにラベルプリンタ46を制御して(S150)、ラベル印刷処理を終了する。CPU42は、ラベルプリンタ46から出力された各ラベルを、ピッキングしたリール36に貼り付ける指示を操作パネル44に表示するものとしてもよい。作業者Mがこれらのラベルをリール36に貼り付けることにより、ラストリールとそれ以外のリール36とを区別することができる。なお、使用場所ラベル38とラストリールラベル39とを、別々のラベルとするものに限られず、1のラベルとしてもよい。
【0018】
次に、作業者Mが外段取りとして、リール36をフィーダ35に組み付ける場合の処理を説明する。
図5は外段取り時の確認処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、作業者Mがフィーダ35に組み付けたリール36のIDラベル37を携帯端末18に読み取らせて、その情報が管理コンピュータ50に通知された際にCPU52により実行される。CPU52は、まず、組み付けられたリール36のリールIDを取得し(S200)、引当情報54aから使用スロットの情報を取得する(S210)。次に、CPU52は、組み付けられたリール36がラストリールであるか否か(S220)、使用スロットに他のリール36が引き当てられているか否か(S230)、をそれぞれ判定する。CPU52は、組み付けられたリール36がラストリールでないと判定したり、他のリール36が引き当てられてないと判定すると、組み付けられたリール36のリールIDをフィーダ35に対応付けて登録して(S240)、外段取り時の確認処理を終了する。
【0019】
ここで、ラストリールであって使用スロットに他のリール36が引き当てられていないリール36は、
図2のQ001のリール36などが該当する。それ以外のラストリールは、先に使用されるリール36があるから、通常は外段取り時にラストリールが組み付けられることはないが、作業者Mが誤って組み付けることはある。CPU52は、S220,S230でラストリールであって使用スロットに他のリール36が引き当てられていると判定すると、ラストリールエラーのためリール36を交換するように携帯端末18などに警告を出力して(S250)、外段取り時の確認処理を終了する。これにより、使用スロットで先に使用されるリール36があるにも拘わらず、外段取り時にラストリールがフィーダ35に組み付けられてラストリールから使用されるのを防止することができる。
【0020】
続いて、生産中にリール36の交換などにより新たにリール36がセットされた場合の処理について説明する。
図6は生産中の確認処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、生産中に作業者Mが新たなフィーダ35(リール36)をスロットにセットしたり、部品切れの近いリール36に新たなリール36を繋いだりして、新たなリール36の情報が管理コンピュータ50に通知された際にCPU52により実行される。CPU52は、まず、リールIDとスロット番号とを取得し(S300)、引当情報54aからリール36の使用スロットの情報を取得する(S305)。次に、CPU52は、リール36がセットされたスロット番号が引当情報54aのスロット番号に一致するか否か、即ちリール36が正しいスロットにセットされたか否かを判定する(S310)。CPU52は、リール36が正しいスロットにセットされてないと判定すると、今回セットされたリール36の部品種が、そのスロットに搭載すべきリール36の部品種に一致するか否かを判定する(S315)。CPU52は、部品種が一致しないと判定すると、部品種エラーのためリール36を交換するように携帯端末18や操作パネル30などに警告を出力して(S320)、生産中の確認処理を終了する。一方、CPU52は、部品種が一致すると判定すると、スロットエラーのためリール36を交換するように携帯端末18や操作パネル30などに警告を出力して(S325)、生産中の確認処理を終了する。
【0021】
このように、CPU52は、部品種が一致するリール36であっても使用スロットとは異なるスロットにセットされた場合には、スロットエラーの警告を出力してリール36を交換させるのである。このため、
図2の例のように、実装装置15A1のスロット#1,#11がいずれも部品種Pであっても、P002とP005の各リール36が入れ替わってセットされるのを防止することができる。同じ部品種であっても、スロットが異なれば供給する部品数が異なることがあるから、次のP003やP006などのラストリールが供給すべき部品数にも影響が生じて、ラストリールの部品残数が引当情報54aの予定残数と異なる事態が生じるのを防止することができる。
【0022】
また、CPU52は、S310でリール36が正しいスロットにセットされていると判定すると、セットされたリール36がラストリールであるか否か(S330)、使用スロットに他のリール36が引き当てられているか否か(S335)、をそれぞれ判定する。CPU52は、ラストリールであって使用スロットに他のリール36が引き当てられていると判定すると、ラストリールエラーのためリール36の交換を促す指示を携帯端末18や操作パネル30などに出力する(S340)、また、CPU52は、そのスロットがラストリールエラーであることを示すエラーフラグに値1をセットして(S345)、生産中の確認処理を終了する。なお、S340の交換を促す指示は、
図5のS250や本処理のS320,S325で出力される交換の警告よりも強制の程度が弱いものである。例えば、交換の警告では、リール36が交換されないまま実装装置15が生産を行うことはないが、交換を促す指示では、リール36が交換されなくても実装装置15が生産を行うことはできるものとしている。例えば、
図3のスロット情報55では、実装装置15B1のスロット#2で、S003のラストリールがS002のリール36よりも先にセットされたため、エラーフラグが値1になっている様子を示す。
【0023】
一方、CPU52は、今回セットされたリール36がラストリールでないと判定したり、ラストリールであって他のリール36が引き当てられていないと判定すると、スロット情報55のスロットに対応付けてリールIDを登録して(S350)、現在生産停止中であるか否かを判定する(S355)。この生産停止は、後述する処理で行われるため、詳細は後述する。次に、CPU52は、リール36がセットされたスロットのエラーフラグが値1であるか否かを判定する(S365)。CPU52は、エラーフラグが値1であると判定すると、リール交換を促す指示を終了すると共にエラーフラグを値0にリセットして(S370,S375)、生産中の確認処理を終了する。また、CPU52は、エラーフラグが値0でないと判定すると、そのまま生産中の確認処理を終了する。
【0024】
次に、ラストリールエラーの対応処理について説明する。
図7はエラー対応処理の一例を示すフローチャートである。この処理では、CPU52は、まず、エラーフラグが値1のスロットがあるか否かを判定し(S400)、値1のスロットがないと判定すると、そのままエラー対応処理を終了する。一方、CPU52は、エラーフラグが値1のスロットがあると判定すると、そのスロットのリール36の部品残数をスロット情報55から取得し(S410)、取得した部品残数がそのリール36の予定残数に到達したか否かを判定する(S420)。なお、予定残数は、引当情報54aで定められている。CPU52は、予定残数に到達していないと判定すると、そのままエラー対応処理を終了する。一方、CPU52は、予定残数に到達したと判定すると、そのラストリールエラーが生じている実装装置15の生産を一時停止する(S430)。また、CPU52は、ラストリールエラーのためリール36を交換するように携帯端末18や操作パネル30などに警告を出力して(S440)、エラー対応処理を終了する。このように、CPU52は、生産中にラストリールエラーが生じても予定残数までは交換を促しつつ生産を許容し、予定残数に到達すると生産を一時停止し交換の警告を出力することで、それ以上の使用を許容しないのである。警告に従って作業者Mが正しいリール36に交換すると、CPU52は、
図6の生産中の確認処理を実行し、S310,S330で正しいスロットにラストリール以外のリール36がセットされたと判定して停止中の生産を再開する(S355,S360)。
【0025】
図8は、エラー対応の一例を示す説明図である。
図8Aの引当情報54aでは、実装装置15B1のスロット#2で、S003のラストリールの予定残数が値N1であり、その後に実装装置15A1のスロット#11で残数が値N1の部品が使用されてリール36を使い切る予定である。しかし、実際の使用状況では、
図8Bに示すように、S003のラストリールがS002のリール36よりも先にセットされている。このため、S003のラストリールの部品残数が値N1となったタイミングで、エラー対応処理で予定残数に到達したと判定し警告が出力される。そして、作業者MによりS002のリール36と交換されて生産が再開されるから、S003のラストリールは予定通り部品残数が値N1の状態で使用が終了し、次の生産で使用することが可能となる。このため、ラストリールエラーで交換を促しつつ生産を継続しても引当情報54aとの整合性を図ることができる。
【0026】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の管理コンピュータ50が本開示の管理装置に相当し、リール36が収容部材に相当し、記憶部53が記憶部に相当し、管理制御部51のCPU52が管理部に相当する。なお、本実施形態では、リール収納装置40の収納制御部41も管理装置に含まれ、CPU42も管理部に含まれる。また、実装装置15が実装装置に相当し、実装システム10が実装システムに相当する。
【0027】
以上説明した実装システム10では、ラストリールとそれ以外の他のリール36とを作業者Mが区別可能に管理するから、作業者Mがラストリールを他のリール36よりも先に配置するなどの誤った取り扱いをするのを抑制して引当情報54aと整合性が取れなくなるのを防止することができる。
【0028】
また、ラストリールをピッキングする際にラストリールラベル39を印刷してラストリールに貼り付けさせるから、ラストリールを作業者Mが容易に認識することができる。さらに、外段取り時にラストリールが先にフィーダ35に組み付けられると、ラストリールエラーの警告を出力するから、ラストリールから先に使用されるのを防止することができる。そして、生産中に他のリール36よりも先にラストリールがセットされるとリール交換を促すから、ラストリールが誤ってセットされたことを作業者Mに認識させて正しいリール36に交換させることができる。また、誤ってセットされたラストリールは、引当情報54aの予定残数まで使用可能とし、予定残数に到達すると警告を出力して交換させるから、引当情報54aとの整合性が取れなくなるのを防止することができる。
【0029】
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0030】
例えば、上述した実施形態では、ラストリールをピッキングする際に印刷したラストリールラベル39を作業者Mにラストリールに貼り付けさせる表示管理処理を行うものとしたが、これに限られるものではない。例えば、ラストリールの目印となるシールなどを作業者Mに貼り付けさせてもよいし、ラストリールである旨を作業者Mに手書きさせるように指示してもよい。
【0031】
上述した実施形態では、ピッキング時にラストリールである旨の表示管理処理を行い、外段取り時にラストリールがフィーダ35に組み付けられると警告を出力し、生産中にラストリールがセットされると交換を促すものなどとしたが、これらに限られるものではない。即ち、ピッキング時や外段取り時、生産中のいずれの場合にもラストリールの管理処理を行うものに限られず、いずれかの場合にラストリールの管理処理を行うものであればよい。また、作業者Mがフィーダ35(リール36)を実装装置15のスロットにセットするものを例示したが、これに限られず、フィーダ35を自動で搬送し実装装置15のスロットにセット可能なローダなどの無人搬送車が行うものとしてもよい。その場合、無人搬送車が、搬送するフィーダ35を搭載した際に、ラストリールであるか否かなどを確認するものなどとすればよい。
【0032】
上述した実施形態では、生産中にセットされたリール36がラストリールエラーの場合に予定残数まで使用可能としたが、これに限られるものではない。
図9は変形例のエラー対応処理を示すフローチャートであり、
図10は変形例のエラー対応を示す説明図である。このエラー対応処理では、CPU52は、まず、生産が終了したか否かを判定し(S500)、生産が終了していないと判定すると、エラー対応処理を終了する。一方、CPU52は、生産が終了したと判定すると、スロット情報55から各スロットで最後に使用された各リール36のリールIDを取得する(S510)。次に、CPU52は、取得した各リールIDを引当情報54aのラストリールのリールIDとそれぞれ照合し(S520)、一致しないスロットがあるか否かを判定する(S530)。CPU52は、一致しないスロットがないと判定すると、エラー対応処理を終了する。一方、CPU52は、一致しないスロットがあると判定すると、最後に使用されたリール36(リールID)をラストリールに設定し(S540)、元のラストリールと引当を入れ替えることで引当情報54aを更新して(S550)、エラー対応処理を終了する。
図10Aは
図8Aと同じ引当情報54aを示す。一方、
図10Bは元のP003のラストリールを先に使い切り、その後にP002のリール36が使われて、生産が終了した場合を示す。この場合、CPU52は、P002をラストリールとするように引当情報54aを更新するのである。このため、次の生産では、P002が実装装置15A1のスロット#11で使用されることになる。このように、変形例では、CPU52が引当情報54aを実際の使用状況に合わせて更新するから、引当情報54aとの整合性が取れなくなるのを防止することができる。
【0033】
また、
図11は変形例の生産中の確認処理を示すフローチャートである。
図11では
図6と同じ処理には同じステップ番号を付して説明を省略する。CPU52は、S330,S335でラストリールであって使用スロットに他のリール36が引き当てられていると判定すると、そのラストリールの使用を禁止し(S337)、ラストリールエラーのためリール36を交換するように警告を出力して(S340a)、生産中の確認処理を終了する。なお、S337では必要に応じて実装装置15の生産を停止することで、ラストリールの使用を確実に禁止してもよい。こうすれば、ラストリールから先に使用されるのを確実に防止することができる。
【0034】
上述した実施形態では、部品種が同じでも使用スロットが異なるリール36がセットされた場合にスロットエラーを報知して警告を出力したが、これに限られるものではない。例えば、そのリール36の予定残数まで使用を許容してもよいし、変形例のように引当情報54aの更新で対応するものなどとしてもよい。
【0035】
上述した実施形態では、各スロットで1のリール36のみが使用される場合もそのリール36をラストリールとして管理したが、これに限られず、各スロットで複数のリール36が使用される場合のみ最後のリール36をラストリールとして管理してもよい。
【0036】
ここで、本開示の管理装置は、以下のように構成してもよい。本開示の管理装置において、前記管理部は、前記収容部材を保管する保管部から作業者が前記収容部材を取り出す際、前記最終収容部材が取り出された場合に該最終収容部材である旨の情報を該最終収容部材に表示させるための表示管理処理を実行し、前記他の収容部材が取り出された場合には前記表示管理処理の実行を省略するものとしてもよい。こうすれば、最終収容部材と、他の収容部材とを作業者が容易に認識することができるから、部品が残存する予定の収容部材の管理をさらに適切に行えるようにすることができる。
【0037】
本開示の管理装置において、前記管理部は、作業者が前記基板の生産の準備をする際、前記最終収容部材を前記他の収容部材よりも先に配置する準備がされた場合に前記他の収容部材から配置するように警告を出力するものとしてもよい。こうすれば、最終収容部材から先に使用されるのを防止することができる。
【0038】
本開示の管理装置において、前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に前記他の収容部材よりも先に前記最終収容部材が配置された場合に該配置位置における前記他の収容部材に交換するように報知するものとしてもよい。こうすれば、誤って最終収容部材が先に配置されたことを作業者に認識させて交換を促すことができる。
【0039】
本開示の管理装置において、前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に前記他の収容部材よりも先に前記最終収容部材が配置された場合に前記引当情報において前記最終収容部材の部品が残存する予定分まで使用可能とし、前記予定分に到達した場合に該配置位置における前記他の収容部材に交換するように警告を出力するものとしてもよい。こうすれば、部品が残存する予定分を超えて最終収容部材が使用されることがないから、引当情報との整合性が取れなくなるのを防止することができる。
【0040】
本開示の管理装置において、前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に前記他の収容部材よりも先に前記最終収容部材が配置された場合に該最終収容部材の使用を禁止して該配置位置における前記他の収容部材に交換するように警告を出力するものとしてもよい。こうすれば、最終収容部材から先に使用されるのを確実に防止することができる。
【0041】
本開示の管理装置において、前記管理部は、前記基板の生産が行われている際、各配置位置に引き当てられた前記収容部材とは前記識別情報が異なる前記収容部材が配置された場合に該収容部材が同じ部品種のものであっても、配置位置が異なる旨の警告を出力するものとしてもよい。ここで、同じ部品種の収容部材であっても、配置位置が異なると通常は使用される部品数が変わるから、使用後の部品の残数が異なることになる。したがって、同じ部品種の収容部材であっても警告を出力することで、引当情報との整合性が取れなくなるのを防止することができる。
【0042】
本開示の管理装置において、前記管理部は、前記基板の生産が終了した際、各配置位置に配置されている前記収容部材に前記最終収容部材と異なる収容部材がある場合に該異なる収容部材を前記最終収容部材とするように前記引当情報を変更するものとしてもよい。こうすれば、引当情報を実際の使用状況に合わせることができるから、引当情報との整合性が取れなくなるのを防止することができる。
【0043】
本開示の実装システムは、収容部材に収容された部品を採取して基板に実装する実装装置と、上述したいずれかの管理装置と、を備えるものである。この実装システムでは、上述した管理装置と同様に、部品が残存する予定の収容部材の管理をより適切に行えるようにすることができる。
【0044】
ここで、実装装置で基板に実装される部品を収容した収容部材の管理装置は、前記実装装置における前記収容部材の各配置位置に前記基板の生産に必要な前記収容部材の識別情報を引き当てると共に、生産に必要な部品数に応じて同じ配置位置に複数の前記収容部材の使用順を定めた引当情報を、生産毎に記憶する記憶部と、前記収容部材の識別情報に基づいて前記収容部材を作業者が区別可能に管理する管理部と、を備え、前記管理部は、各配置位置に引き当てられた前記収容部材とは前記識別情報が異なる前記収容部材が配置された場合に該収容部材が同じ部品種のものであっても、配置位置が異なる旨の警告を出力するものとしてもよい。即ち、最終収容部材か否かを管理することなく、同じ部品種の収容部材であって配置位置が異なる場合に警告を出力するものであってもよい。そのようにする場合、CPU52は、
図4のラベル印刷処理ではS120,S140,S150を省略すればよい。また、CPU52は、
図5の外段取り時の確認処理ではS220に代えて正しいリール36がセットされたか否かを判定し、正しければS240を実行し、正しくなければS230,S240に代えてリール36が正しくないためにリール交換するように警告を出力すればよい。また、CPU52は、
図6の生産中の確認処理ではS330~S375を省略し、
図7のエラー対応処理を省略すればよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本開示は、実装システムの製造産業などに利用可能である。
【符号の説明】
【0046】
10 実装システム、11 実装ライン、12 ネットワーク、13 印刷装置、14 印刷検査装置、15 実装装置、16 実装検査装置、18 携帯端末、19 準備エリア、20 実装制御部、21 CPU、22 記憶部、22a スロット情報、23 搬送部、24 供給部、25 実装部、26 ヘッド移動部、27 実装ヘッド、28 吸着ノズル、29 通信部、30 操作パネル、35 フィーダ、36 リール、37 IDラベル、38 使用場所ラベル、39 ラストリールラベル、40 リール収納装置、41 収納制御部、42 CPU、43 記憶部、44 操作パネル、45 ゲート、46 ラベルプリンタ、50 管理コンピュータ、51 管理制御部、52 CPU、53 記憶部、54 生産計画情報、54a 引当情報、55 スロット情報、56 通信部、57 表示部、58 入力部、M 作業者。