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特許7249670アセトアミノフェン-プレガバリン組み合わせ及び疼痛を処置する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-23
(45)【発行日】2023-03-31
(54)【発明の名称】アセトアミノフェン-プレガバリン組み合わせ及び疼痛を処置する方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/167 20060101AFI20230324BHJP
   A61K 31/195 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 31/197 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 31/136 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 31/4015 20060101ALI20230324BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20230324BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 9/08 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 47/12 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 47/04 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 47/02 20060101ALI20230324BHJP
   A61K 47/26 20060101ALI20230324BHJP
【FI】
A61K31/167
A61K31/195
A61K31/197
A61K31/136
A61K31/4015
A61P25/04
A61P43/00 121
A61K9/08
A61K47/12
A61K47/04
A61K47/02
A61K47/26
【請求項の数】 80
(21)【出願番号】P 2020518795
(86)(22)【出願日】2018-10-02
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-12-10
(86)【国際出願番号】 US2018053864
(87)【国際公開番号】W WO2019070641
(87)【国際公開日】2019-04-11
【審査請求日】2021-09-24
(31)【優先権主張番号】62/567,384
(32)【優先日】2017-10-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521454939
【氏名又は名称】ネヴァカー インジェクテーブルズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】クラーナー, ヴァルン
(72)【発明者】
【氏名】リップマン, ジャック マーティン
(72)【発明者】
【氏名】パテル, ミラン
(72)【発明者】
【氏名】イリチェフ, イオリ ブイ.
(72)【発明者】
【氏名】ヒンゴラーニ, トゥーシャー
(72)【発明者】
【氏名】ソッピマス, クマレッシュ
(72)【発明者】
【氏名】ピュリ, ナヴニート
【審査官】伊藤 幸司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05658919(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0245230(US,A1)
【文献】国際公開第2017/134540(WO,A1)
【文献】特表2010-540668(JP,A)
【文献】Pharmacology,2014年,93,pp.253-259
【文献】Neuropharmacology,2010年,58(4-5),pp.758-766
【文献】Acta Anaesthesiol Scand,2009年,53,pp.227-235
【文献】Acta Anaesthesiol Scand,2007年,51,pp.299-304
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K
A61P
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体単位投薬形態中に、
a)ガバペンチノイドと、
b)アセトアミノフェンと、
c)pH調整剤と、
d)水と、
を含む医薬組成物であって、
前記医薬組成物が静脈内注入のために製剤化され、
前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在し、
前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、医薬組成物。
【請求項2】
前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記液体単位投薬形態が、酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方をさらに含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記酸がクエン酸である、請求項4に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記酸が酢酸である、請求項4に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記酸がリン酸である、請求項4に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記液体単位投薬形態が等張性誘導剤をさらに含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記等張性誘導剤が塩化ナトリウムである、請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記等張性誘導剤がマンニトールである、請求項8に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記pH調整剤が塩酸である、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項13】
前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に、約5mg/mL~約10mg/mLの量で存在する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記液体単位投薬形態が約5%以下のレベルで前記ガバペンチノイドの分解生成物をさらに含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記ガバペンチノイドの前記分解生成物が、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンである、請求項15に記載の医薬組成物。
【請求項17】
前記液体単位投薬形態が約0.5%以下のレベルで前記アセトアミノフェンの分解生成物をさらに含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記アセトアミノフェンの前記分解生成物が、4-アミノフェノールである、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記液体単位投薬形態が約4~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項20】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5である、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項22】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項23】
前記液体単位投薬形態が、
e)酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方と、
f)塩化ナトリウムと、
g)前記ガバペンチノイドの分解生成物と、
h)前記アセトアミノフェンの分解生成物と、
をさらに含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中に、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約1.87mg/mLのリン酸二水素ナトリウムと、
e)約5.5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中に、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約2.101mg/mLのクエン酸一水和物と、
e)約2.25mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、請求項26に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中に、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約1.55mg/mLのL-ヒスチジンと、
e)約2.25mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項30】
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中に、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約2.101mg/mLのクエン酸一水和物と、
e)約5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項31】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中に、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約0.6mg/mLの酢酸と、
e)約5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項33】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、請求項32に記載の医薬組成物。
【請求項34】
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中に、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約1.2mg/mLのリン酸二水素ナトリウムと、
e)約5.5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項35】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、請求項34に記載の医薬組成物。
【請求項36】
前記液体単位投薬形態が不純物をさらに含み、前記不純物が、
(a)高速液体クロマトグラフィー装置中に前記液体単位投薬形態を注入することであって、前記装置は、
(i)固定相として吸着性粒子を含有するクロマトグラフィーカラムと、
(ii)前記クロマトグラフィーカラムを通過する第一の移動相であって、2%アセトニトリルを有するpH7の水性リン酸二水素カリウムである第一の移動相と、
(iii)前記クロマトグラフィーカラムを通過する第二の移動相であって、60%アセトニトリルを有するpH7の水性リン酸二水素カリウムである第二の移動相と、
を備える、注入すること
(b)前記クロマトグラフィーカラムを通して前記液体単位投薬形態を34分間流すこと、
(c)前記第一の移動相の勾配と前記第二の移動相の勾配を用いて、前記クロマトグラフィーカラムから前記不純物を溶出することであって、前記第一の移動相と第二の移動相の各々を、前記クロマトグラフィーカラムを通して、1.5mL/分の流速で流す、溶出すること、
(d)前記溶出された単位投薬形態及び前記不純物のUVスペクトルを生成するために、前記不純物をUV検出器に通過させること、
(e)標準と比較した前記不純物の保持時間に基づいて、前記不純物を同定すること、並びに
(f)前記UVスペクトルから前記不純物に対して取得されたピークの積分に基づいて、前記不純物の量を計算すること、
に基づいて決定される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項37】
前記医薬組成物が、袋、ガラスバイアル又はプレフィルドシリンジに包装するために製剤化されている、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項38】
前記医薬組成物が袋に包装するために製剤化されており、前記袋がポリマー袋である、請求項37に記載の医薬組成物。
【請求項39】
前記ポリマー袋がポリプロピレン袋であり、及び前記ポリプロピレン袋がアルミニウムオーバーパウチ中にさらに包装されている、請求項38に記載の医薬組成物。
【請求項40】
前記アルミニウムオーバーパウチが酸素消去剤を含有する、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項41】
疼痛の処置を必要としている対象における疼痛を処置するための液体単位投薬形態であって、
a)ガバペンチノイドと、
b)アセトアミノフェンと、
c)pH調整剤と、
d)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が静脈内注入のために製剤化され、
前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在し、
前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、液体単位投薬形態。
【請求項42】
前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項43】
前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項44】
前記液体単位投薬形態が、酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方をさらに含む、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項45】
前記酸がクエン酸である、請求項44に記載の液体単位投薬形態。
【請求項46】
前記酸が酢酸である、請求項44に記載の液体単位投薬形態。
【請求項47】
前記酸がリン酸である、請求項44に記載の液体単位投薬形態。
【請求項48】
前記液体単位投薬形態が等張性誘導剤をさらに含む、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項49】
前記等張性誘導剤が塩化ナトリウムである、請求項48に記載の液体単位投薬形態。
【請求項50】
前記等張性誘導剤がマンニトールである、請求項48に記載の液体単位投薬形態。
【請求項51】
前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項52】
前記pH調整剤が塩酸である、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項53】
前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項54】
前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に、約5mg/mL~約10mg/mLの量で存在する、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項55】
前記液体単位投薬形態が約5%以下のレベルで前記ガバペンチノイドの分解生成物をさらに含む、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項56】
前記ガバペンチノイドの前記分解生成物が、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンである、請求項55に記載の液体単位投薬形態。
【請求項57】
前記液体単位投薬形態が0.5%以下のレベルで前記アセトアミノフェンの分解生成物をさらに含む、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項58】
前記アセトアミノフェンの前記分解生成物が、4-アミノフェノールである、請求項57に記載の液体単位投薬形態。
【請求項59】
前記液体単位投薬形態が約4~約7のpHを有する、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項60】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5である、請求項59に記載の液体単位投薬形態。
【請求項61】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、請求項59に記載の液体単位投薬形態。
【請求項62】
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、請求項59に記載の液体単位投薬形態。
【請求項63】
前記疼痛が術後疼痛である、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項64】
前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受ける前24時間以内に前記対象に投与される、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項65】
前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受けると同時に前記対象に投与される、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項66】
前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受けた後24時間以内に前記対象投与に投与される、請求項41に記載の液体単位投薬形態。
【請求項67】
医薬製剤を製造する方法であって、
a)製造タンクに水を添加すること、
b)約1ppm未満の溶存酸素レベルを達成するために、窒素を注入することによって、前記製造タンク中の前記水から酸素を除去すること、
c)混合物を用意するために、前記製造タンク中の前記水にバッファを添加すること、
d)前記製造タンク中の前記混合物にpH調整剤を添加することであって、前記製造タンク中の前記混合物に前記pH調整剤を添加することが、前記混合物のpHを約pH4~約pH7に調整することである、添加すること、
e)前記製造タンク中の前記混合物中にガバペンチノイドを配置すること、及び
f)前記製造タンク中の前記混合物中にアセトアミノフェンを配置すること、
を含み、
前記医薬製剤が静脈内注入のために製剤化され、
前記ガバペンチノイドが、液体単位投薬形態中に約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在し、
前記アセトアミノフェンが、該液体単位投薬形態中に約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、方法。
【請求項68】
前記製造タンクから前記混合物の一部を取り出すこと、及び前記製造タンクから取り出された前記混合物の前記一部を容器に包装することをさらに含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記容器がポリマー袋である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記容器がガラスバイアル又はプレフィルドシリンジである、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記ポリマー袋がポリプロピレン袋であり、及び前記ポリプロピレン袋がアルミニウムオーバーパウチ中にさらに包装されている、請求項69に記載の方法。
【請求項72】
前記アルミニウムオーバーパウチが酸素消去剤を含有する、請求項71に記載の方法
【請求項73】
前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、請求項67に記載の方法。
【請求項74】
前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、請求項67に記載の方法。
【請求項76】
前記pH調整剤が塩酸である、請求項67に記載の方法。
【請求項77】
前記ガバペンチノイドが、前記ポリマー袋中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、請求項69に記載の方法。
【請求項78】
前記ガバペンチノイドが、前記ガラスバイアル中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、請求項70に記載の方法。
【請求項79】
前記アセトアミノフェンが、前記ポリマー袋中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、請求項69に記載の方法。
【請求項80】
前記アセトアミノフェンが、前記ガラスバイアル中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、請求項70に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本願は、2017年10月3日に出願された米国仮出願第62/567,384号の利益を主張し、その内容全体が、参照により、本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
術後疼痛管理は、術後におけるオピオイド又は非ステロイド性炎症薬(NSAID)の使用を伴い得る。しかしながら、オピオイド又はオピオイド由来の鎮痛薬の使用は、例えば、悪心、嘔吐、便秘及び呼吸機能低下などの望ましくない副作用をもたらし得る。このため、術前に患者に投与することができる鎮痛薬は、オピオイドの術後投与に対する必要性を取り除き、望ましくない副作用の発生を抑制し得る。
参照による組み込み
【0003】
本願中で引用される各特許、刊行物及び非特許文献は、それぞれが、個別に、参照により組み込まれているかのごとく、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの実施形態において、本発明は、液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイドと、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水と、を含む医薬組成物を提供する。
【0005】
いくつかの実施形態において、本発明は、疼痛の処置を必要としている対象における疼痛を処置する方法であって、治療的に有効な量の液体単位投薬形態を前記対象に投与することを含み、前記液体単位投薬形態が、a)ガバペンチノイドと、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水と、を含む、方法を提供する。
【0006】
いくつかの実施形態において、本発明は、医薬製剤を製造する方法であって、a)製造タンクに水を添加すること、b)約1ppm未満の溶存酸素レベルを達成するために、窒素を注入することによって、前記製造タンク中の前記水から酸素を除去すること、c)混合物を用意する(provide)ために、前記製造タンク中の前記水にバッファを添加すること、d)前記製造タンク中の前記混合物にpH調整剤を添加することであって、前記製造タンク中の前記混合物に前記pH調整剤を添加することは、前記混合物のpHを約pH4~約pH7に調整することである、添加すること、e)前記製造タンク中の前記混合物中にガバペンチノイドを配置すること、及びf)前記製造タンク中の前記混合物中にアセトアミノフェンを配置すること、を含む、方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、静脈内投与後の、単独で、又はプレガバリンと組み合わせてのいずれかで投与されたアセトアミノフェンの血漿濃度のグラフを示す。
【0008】
図2図2は、静脈内投与後の、単独で、又はアセトアミノフェンと組み合わせてのいずれかで投与されたプレガバリンの血漿濃度のグラフを示す。
【0009】
図3図3は、プレガバリンの経口投与後における、ラットモデルでの運動制御に対する、プレガバリン用量増加の効果のグラフを示す。
【0010】
図4図4は、プレガバリンの静脈内投与後における、ラットモデルでの運動制御に対する、アセトアミノフェンの存在又は非存在下でのプレガバリンの効果のグラフを示す。
【0011】
図5図5は、静脈内投与後における、ラットモデルでの体性疼痛に対する、アセトアミノフェンの存在又は非存在下でのプレガバリンの効果のグラフを示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本願は、術後疼痛を緩和することを必要としている対象における術後疼痛を緩和するために使用することができる医薬製剤に関する。手術後に、患者は、数日間も、数週間も又は数ヶ月間も持続し得る激しい疼痛に苦しむことがある。術後疼痛は、例えば、中枢作用性μオピオイド鎮痛薬又はNSAIDを患者に投与することによって管理することができる。しかしながら、望ましくない副作用の発生が、患者による服薬遵守の低下及び効果のない疼痛処置をもたらし得る。本願は、例えば、術前に医薬製剤を患者に投与することによって、術後疼痛を軽減するための医薬製剤及びその使用方法を記載する。本明細書に記載されている医薬製剤は、その医薬製剤を投与された患者による術後のオピオイド消費を低減することもできる。
疼痛。
【0013】
本開示は、疼痛の処置のための医薬組成物を提供する。疼痛は、例えば、軽度、中度、重度又は激痛(agonizing)であり得る。対象の疼痛は、患者が0~10の尺度で疼痛を自己報告することができる数値的尺度を用いて評価することができ、0は疼痛なし、1~3は軽度の疼痛を示唆し、4~6は中度の疼痛を示し、7~10は重度及び身体に障害をもたらす疼痛を示唆する。
【0014】
疼痛には、例えば、狭心痛、骨損傷疼痛、中枢性疼痛、慢性腰痛、群発頭痛、歯痛、膀胱炎を含む泌尿生殖器関連疼痛及び侵害受容性疼痛、ヘルペス神経痛、片頭痛、神経障害性疼痛、分娩及び出産の間の疼痛、火傷に起因する疼痛、幻肢痛、術後疼痛、産後疼痛、手術の疼痛又は内臓痛が含まれ得る。いくつかの実施形態において、疼痛は術後疼痛である。
【0015】
疼痛は、慢性又は急性であり得る。術後疼痛は、手術後に起こる疼痛を記載することができ、手術の直接的又は間接的な結果であり得る。
【0016】
本明細書に記載されている医薬製剤は、例えば急性術後疼痛を処置するために、手術中又は手術前に患者に投与することができる。術後疼痛は、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、又は少なくとも約99%低減させることができる。低減は、術後疼痛であり、手術後の約10分、約20分、約30分、約40分、約50分、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約8時間、約10時間、又は約12時間後に起こり得る。
非オピオイド鎮痛薬。
【0017】
本開示は、例えば、非オピオイド鎮痛薬を含有する医薬製剤を提供する。非オピオイド鎮痛薬には、例えば、NSAID、抗うつ薬、ガバペンチノイド、抗痙攣薬、解熱薬、アセチルサリチル酸又はアセトアミノフェン(N-(4-ヒドロキシフェニル)アセトアミド)、パラセタモール、N-アセチル-p-アミノフェノール)が含まれ得る。アセトアミノフェンは解熱剤であり、成人及び小児における軽度ないし中度の疼痛を処置するために使用することができる。
【0018】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤中の非オピオイド鎮痛薬はアセトアミノフェンである。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤中の非オピオイド鎮痛薬は、ガバペンチノイドである。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤は、アセトアミノフェン及びガバペンチノイドを含有する。
【0019】
非オピオイド鎮痛薬は、例えば、アセクロフェナク、アセメタシン、アセトアミノフェン、アセチルサリチル酸、アモキシプリン(amoxiprin)、アザプロパゾン、ベノリラート、ブロムフェナク、カルプロフェン、サリチル酸コリンマグネシウム、ジフルニサル、ジクロフェナク、エトドラク、ファイスラミン(faislamine)、フェンブプロフェン(fenbuprofen)、フルビプロフェン(flubiprofen)、ガバペンチン、イブプロフェン、インドメタシン、ケタプロフェン(ketaprofen)、ケトロラク、ロモキシカム(lomoxicam)、ロキソプロフェン、サリチル酸マグネシウム、メクロフェナミック(meclofenamic)、メフェナム酸、メロキシカム、メタミゾール、サリチル酸メチル、ナブメトン、ナプロキセン、オキシフェンブタゾン、ピロキシカム、フェニルブタゾン、プレガバリン、スルフィンプラゾン(sulfinprazone)、スリンダク、スプロフェン、テノキシカム、トルメチン、若しくは前記のいずれかの薬学的に許容され得る塩、又はこれらのあらゆる組み合わせであり得る。
ガバペンチノイド
【0020】
ガバペンチノイドは、γ-アミノ酪酸(GABA)の誘導体である化合物のクラスである。ガバペンチノイドは、αδサブユニット(ガバペンチン受容体)含有電位依存性カルシウムチャンネル(VDCC)を遮断することができる。αδサブユニット含有VDCCにガバペンチノイドが結合すると、ガバペンチノイドはVDCCの作用を阻害することができる。ガバペンチノイドは、VDCCのαδ部分の2つのサブユニット(αδ-1及びαδ-2)に類似の親和性を示す。ガバペンチノイドには、例えば、ガバペンチン及びプレガバリン(3-イソプチル-γ-アミノ酪酸)が含まれ得る。
【0021】
プレガバリンは、(3S)-3-(アミノメチル)-5-メチルヘキサン酸であり、抗痙攣、抗不安及び睡眠調節特性を有するγ-アミノ酪酸類縁体である。プレガバリンは、例えば、急性疼痛、慢性疼痛、神経障害性疼痛、切開傷害及び炎症性傷害を処置することができる。さらに、プレガバリンを術前に患者に投与する場合、プレガバリンを用いて急性術後疼痛を低減することができる。
【0022】
本明細書に記載されている医薬製剤は、例えば、プレガバリンを含有することができる。医薬製剤は、例えば、アセトアミノフェンをさらに含有することができる。
薬学的に許容され得る塩
【0023】
本開示は、本明細書に記載されたあらゆる化合物の薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。薬学的に許容され得る塩には、例えば、酸付加塩及び塩基付加塩が含まれる。酸付加塩を形成するために化合物に添加される酸は、有機酸又は無機酸であり得る。塩基付加塩を形成するために化合物に添加される塩基は、有機塩基又は無機塩基であり得る。いくつかの実施形態において、薬学的に許容され得る塩は金属塩である。
【0024】
金属塩は、本明細書に記載されている化合物への無機塩基の添加から生じ得る。無機塩基は、例えば、水酸化物、カーボネート、バイカーボネート又はホスフェートなどの塩基対イオンと対形成した金属陽イオンからなる。金属は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属又は典型金属であり得る。いくつかの実施形態において、金属は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、セリウム、マグネシウム、マンガン、鉄、カルシウム、ストロンチウム、コバルト、チタン、アルミニウム、銅、カドミウム又は亜鉛である。
【0025】
いくつかの実施形態において、金属塩は、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、セシウム塩、セリウム塩、マグネシウム塩、マンガン塩、鉄塩、カルシウム塩、ストロンチウム塩、コバルト塩、チタン塩、アルミニウム塩、銅塩、カドミウム塩又は亜鉛塩である。
【0026】
アンモニウム塩は、本明細書に記載されている化合物へのアンモニア又は有機アミンの添加から生じ得る。いくつかの実施形態において、有機アミンは、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、N-メチルモルホリン、ピペリジン、N-メチルピペリジン、N-エチルピペリジン、ジベンジルアミン、ピペラジン、ピリジン、ピラゾール、ピプラゾール(piprazole)、イミダゾール又はピラジンである。
【0027】
いくつかの実施形態において、アンモニウム塩は、トリエチルアミン塩、ジイソプロピルアミン塩、エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モルホリン塩、N-メチルモルホリン塩、ピペリジン塩、N-メチルピペリジン塩、N-エチルピペリジン塩、ジベンジルアミン塩、ピペラジン塩、ピリジン塩、ピラゾール塩、ピプラゾール塩、イミダゾール塩又はピラジン塩である。
【0028】
酸付加塩は、本明細書に記載されている化合物への酸の添加から生じ得る。いくつかの実施形態において、酸は有機酸である。いくつかの実施形態において、酸は無機酸である。いくつかの実施形態において、酸は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、亜硝酸、硫酸、亜硫酸、リン酸、イソニコチン酸、乳酸、サリチル酸、酒石酸、アスコルビン酸、ゲンチジン酸(gentisinic acid)、グルコン酸、グルクロン酸(glucaronic acid)、サッカリン酸(saccaric acid)、ギ酸、安息香酸、グルタミン酸、パントテン酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、フマル酸、コハク酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、クエン酸、シュウ酸又はマレイン酸である。
【0029】
いくつかの実施形態において、塩は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、リン酸塩、イソニコチン酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩、ゲンチジン酸塩(gentisinate salt)、グルコン酸塩、グルクロン酸塩(glucaronate salt)、サッカリン酸塩(saccarate salt)、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、パントテン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩又はマレイン酸塩である。
製剤。
【0030】
本開示の医薬製剤は、治療的に有効な量の本明細書に開示されているあらゆる化合物を与えることができる。本開示の医薬製剤は、治療的に有効な量のガバペンチノイドとさらなる非オピオイド鎮痛薬とを与えることができる。いくつかの実施形態において、ガバペンチノイドはプレガバリンである。いくつかの実施形態において、さらなる非オピオイド鎮痛薬はアセトアミノフェンである。
【0031】
開示されている製剤は、単独で又は組み合わせて、本明細書中の化合物又は薬学的に許容され得るその塩を可溶化する1又はそれを超える薬学的に許容される作用剤を含有することができる。いくつかの実施形態において、薬学的に許容され得る作用剤はバッファである。いくつかの実施形態において、薬学的に許容され得る作用剤はクエン酸バッファである。いくつかの実施形態において、薬学的に許容され得る作用剤はリン酸バッファである。いくつかの実施形態において、薬学的に許容され得る作用剤は酢酸バッファである。本明細書に記載されているバッファは、例えば、酸とその酸の共役塩基又は塩基とその塩基の共役酸を含有する溶液から形成されることができる。本明細書に記載されているバッファ中の酸は、弱酸であり得る。本明細書に記載されているバッファ中の塩基は、弱塩基であり得る。本明細書に記載されているあらゆる製剤は、例えば、酸とその酸の共役塩基又は塩基とその塩基の共役酸を含有することができる。
【0032】
本明細書に記載されている製剤は、等張性誘導剤を含有することができる。等張性誘導剤は、例えば、塩化ナトリウム又はマンニトールであり得る。
【0033】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示された化合物又は薬学的に許容され得るその塩は、約0.1mg/mL~約100mg/mL、約0.1mg/mL~約1mg/mL、約0.1mg/mL~約5mg/mL、約5mg/mL~約10mg/mL、約10mg/mL~約15mg/mL、約15mg/mL~約20mg/mL、約20mg/mL~約25mg/mL、約25mg/mL~約30mg/mL、約30mg/mL~約35mg/mL、約35mg/mL~約40mg/mL、約40mg/mL~約45mg/mL、約45mg/mL~約50mg/mL、約50mg/mL~約55mg/mL、約55mg/mL~約60mg/mL、約60mg/mL~約65mg/mL、約65mg/mL~約70mg/mL、約70mg/mL~約75mg/mL、約75mg/mL~約80mg/mL、約80mg/mL~約85mg/mL、約85mg/mL~約90mg/mL、約90mg/mL~約95mg/mL、又は約95mg/mL~約100mg/mLの量で製剤中に存在する。化合物は、例えば、アセトアミノフェン又はプレガバリンであり得る。
【0034】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示された化合物又は薬学的に許容され得るその塩は、約1mg/mL、約2mg/mL、約3mg/mL、約4mg/mL、約5mg/mL、約6mg/mL、約7mg/mL、約8mg/mL、約9mg/mL、約10mg/mL、約11mg/mL、約12mg/mL、約13mg/mL、約14mg/mL、約15mg/mL、約16mg/mL、約17mg/mL、約18mg/mL、約19mg/mL、約20mg/mL、約21mg/mL、約22mg/mL、約23mg/mL、約24mg/mL、約25mg/mL、約26mg/mL、約27mg/mL、約28mg/mL、約29mg/mL、約30mg/mL、約31mg/mL、約32mg/mL、約33mg/mL、約34mg/mL、約35mg/mL、約36mg/mL、約37mg/mL、約38mg/mL、約39mg/mL、約40mg/mL、約41mg/mL、約42mg/mL、約43mg/mL、約44mg/mL、約45mg/mL、約46mg/mL、約47mg/mL、約48mg/mL、約49mg/mL、約50mg/mL、約51mg/mL、約52mg/mL、約53mg/mL、約54mg/mL、約55mg/mL、約56mg/mL、約57mg/mL、約58mg/mL、約59mg/mL、約60mg/mL、約61mg/mL、約62mg/mL、約63mg/mL、約64mg/mL、約65mg/mL、約66mg/mL、約67mg/mL、約68mg/mL、約69mg/mL、約70mg/mL、約71mg/mL、約72mg/mL、約73mg/mL、約74mg/mL、約75mg/mL、約76mg/mL、約77mg/mL、約78mg/mL、約79mg/mL、約80mg/mL、約81mg/mL、約82mg/mL、約83mg/mL、約84mg/mL、約85mg/mL、約86mg/mL、約87mg/mL、約88mg/mL、約89mg/mL、約90mg/mL、約91mg/mL、約92mg/mL、約93mg/mL、約94mg/mL、約95mg/mL、約96mg/mL、約97mg/mL、約98mg/mL、約99mg/mL、又は約100mg/mLの量で製剤中に存在する。化合物は、例えば、アセトアミノフェン又はプレガバリンであり得る。
【0035】
本明細書に記載されている医薬製剤は、例えば、アセトアミノフェン、プレガバリン、塩化ナトリウム及びクエン酸一水和物を含有することができる。医薬製剤は、例えば、pH5、5.5又は6であり得る。いくつかの実施形態において、医薬製剤のpHは5.5である。いくつかの実施形態において、医薬製剤のpHは6である。アセトアミノフェンは、約5mg/mL、約6mg/mL、約7mg/mL、約8mg/mL、約9mg/mL又は約10mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、アセトアミノフェンは、10mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。プレガバリンは、約4mg/mL、約4.5mg/mL又は約5mg/mLの濃度、医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、プレガバリンは、4.5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。塩化ナトリウムは、約4mg/mL、約4.5mg/mL、約5mg/mL、約5.5mg/mL又は約6mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、塩化ナトリウムは、5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。いくつかの実施形態において、塩化ナトリウムは、4.5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。クエン酸一水和物は、約2mg/mL、約2.05mg/mL、約2.1mg/mL、約2.101mg/mL、約2.102mg/mL、約2.103mg/mL、約2.014mg/mL、約2.105mg/mL、約2.11mg/mL、約2.15mg/mL又は約2.2mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、クエン酸一水和物は、2.101mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。
【0036】
本明細書に記載されている医薬製剤は、例えば、アセトアミノフェン、プレガバリン、塩化ナトリウム及び酢酸を含有することができる。医薬製剤は、例えば、pH5、5.5又は6であり得る。いくつかの実施形態において、医薬製剤のpHは5.5である。アセトアミノフェンは、約5mg/mL、約6mg/mL、約7mg/mL、約8mg/mL、約9mg/mL又は約10mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、アセトアミノフェンは、10mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。プレガバリンは、約4mg/mL、約4.5mg/mL又は約5mg/mLの濃度、医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、プレガバリンは、4.5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。塩化ナトリウムは、約4mg/mL、約4.5mg/mL、約5mg/mL、約5.5mg/mL又は約6mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、塩化ナトリウムは、5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。酢酸は、約0.5mg/mL、約0.6mg/mL、約0.7mg/mL、約0.8mg/mL、約0.9mg/mL又は約1mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、酢酸は、0.6mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。
【0037】
本明細書に記載されている医薬製剤は、例えば、アセトアミノフェン、プレガバリン、塩化ナトリウム及びリン酸二水素ナトリウムを含有することができる。医薬製剤は、例えば、pH5、5.5又は6であり得る。いくつかの実施形態において、医薬製剤のpHは6である。アセトアミノフェンは、約5mg/mL、約6mg/mL、約7mg/mL、約8mg/mL、約9mg/mL又は約10mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、アセトアミノフェンは、10mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。プレガバリンは、約4mg/mL、約4.5mg/mL又は約5mg/mLの濃度、医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、プレガバリンは、4.5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。塩化ナトリウムは、約4mg/mL、約4.5mg/mL、約5mg/mL、約5.5mg/mL又は約6mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、塩化ナトリウムは、5.5mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。リン酸二水素ナトリウムは、約1mg/mL、約1.1mg/mL、約1.2mg/mL、約1.3mg/mL、約1.4mg/mL、約1.5mg/mL、約1.6mg/mL、約1.7mg/mL、約1.8mg/mL、約1.9mg/mL、又は約2mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在することができる。いくつかの実施形態において、リン酸二水素ナトリウムは、1.2mg/mLの濃度で医薬製剤中に存在する。
【0038】
塩化ナトリウムは、約0.1mg/mL、約0.2mg/mL、約0.3mg/mL、約0.4mg/mL、約0.5mg/mL、約0.6mg/mL、約0.7mg/mL、約0.8mg/mL、約0.9mg/mL、約1mg/mL、約1.1mg/mL、約1.2mg/mL、約1.3mg/mL、約1.4mg/mL、約1.5mg/mL、約1.6mg/mL、約1.7mg/mL、約1.8mg/mL、約1.9mg/mL、約2mg/mL、約2.1mg/mL、約2.2mg/mL、約2.3mg/mL、約2.4mg/mL、約2.5mg/mL、約2.6mg/mL、約2.7mg/mL、約2.8mg/mL、約2.9mg/mL、約3mg/mL、約3.1mg/mL、約3.2mg/mL、約3.3mg/mL、約3.4mg/mL、約3.5mg/mL、約3.6mg/mL、約3.7mg/mL、約3.8mg/mL、約3.9mg/mL、約4mg/mL、約4.1mg/mL、約4.2mg/mL、約4.3mg/mL、約4.4mg/mL、約4.5mg/mL、約4.6mg/mL、約4.7mg/mL、約4.8mg/mL、約4.9mg/mL、約5mg/mL、約5.1mg/mL、約5.2mg/mL、約5.3mg/mL、約5.4mg/mL、約5.5mg/mL、約5.6mg/mL、約5.7mg/mL、約5.8mg/mL、約5.9mg/mL、又は約6mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。塩化ナトリウムは、約0.1mg/mL~約0.5mg/mL、約0.2mg/mL~約0.6mg/mL、約0.3mg/mL~約0.7mg/mL、約0.4mg/mL~約0.8mg/mL、約0.5mg/mL~約1mg/mL、約0.6mg/mL~約1.1mg/mL、約0.7mg/mL~約1.2mg/mL、約0.8mg/mL~約1.3mg/mL、約0.9mg/mL~約1.4mg/mL、約1mg/mL~約1.5mg/mL、約1.1mg/mL~約1.6mg/mL、約1.2mg/mL~約1.7mg/mL、約1.3mg/mL~約1.8mg/mL、約1.4mg/mL~約1.9mg/mL、約1.5mg/mL~約2mg/mL、約1.6mg/mL~約2.1mg/mL、約2.2mg/mL~約2.7mg/mL、約2.3mg/mL~約2.8mg/mL、約2.4mg/mL~約2.9mg/mL、約2.5mg/mL~約3mg/mL、約2.6mg/mL~約3.1mg/mL、約2.7mg/mL~約3.2mg/mL、約2.8mg/mL~約3.3mg/mL、約2.9mg/mL~約3.4mg/mL、約3mg/mL~約3.5mg/mL、約3.1mg/mL~約3.6mg/mL、約3.2mg/mL~約3.7mg/mL、約3.3mg/mL~約3.8mg/mL、約3.4mg/mL~約3.9mg/mL、約3.5mg/mL~約4mg/mL、約3.6mg/mL~約4.1mg/mL、約3.7mg/mL~約4.2mg/mL、約3.8mg/mL~約4.3mg/mL、約3.9mg/mL~約4.4mg/mL、約4mg/mL~約4.5mg/mL、約4.1mg/mL~約4.6mg/mL、約4.2mg/mL~約4.7mg/mL、約4.3mg/mL~約4.8mg/mL、約4.4mg/mL~約4.9mg/mL、約4.5mg/mL~約5mg/mL、約4.6mg/mL~約5.1mg/mL、約4.7mg/mL~約5.2mg/mL、約4.8mg/mL~約5.3mg/mL、約4.9mg/mL~約5.4mg/mL、約5mg/mL~約5.5mg/mL、約5.1mg/mL~約5.6mg/mL、約5.2mg/mL~約5.7mg/mL、約5.3mg/mL~約5.8mg/mL、約5.4mg/mL~約5.9mg/mL、又は約5.5mg/mL~約6mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。
【0039】
L-ヒスチジンは、約0.1mg/mL、約0.2mg/mL、約0.3mg/mL、約0.4mg/mL、約0.5mg/mL、約0.6mg/mL、約0.7mg/mL、約0.8mg/mL、約0.9mg/mL、約1mg/mL、約1.1mg/mL、約1.2mg/mL、約1.3mg/mL、約1.4mg/mL、約1.5mg/mL、約1.6mg/mL、約1.7mg/mL、約1.8mg/mL、約1.9mg/mL、約2mg/mL、約2.1mg/mL、約2.2mg/mL、約2.3mg/mL、約2.4mg/mL、約2.5mg/mL、約2.6mg/mL、約2.7mg/mL、約2.8mg/mL、約2.9mg/mL、約3mg/mL、約3.1mg/mL、約3.2mg/mL、約3.3mg/mL、約3.4mg/mL、約3.5mg/mL、約3.6mg/mL、約3.7mg/mL、約3.8mg/mL、約3.9mg/mL、約4mg/mL、約4.1mg/mL、約4.2mg/mL、約4.3mg/mL、約4.4mg/mL、約4.5mg/mL、約4.6mg/mL、約4.7mg/mL、約4.8mg/mL、約4.9mg/mL、約5mg/mL、約5.1mg/mL、約5.2mg/mL、約5.3mg/mL、約5.4mg/mL、約5.5mg/mL、約5.6mg/mL、約5.7mg/mL、約5.8mg/mL、約5.9mg/mL、又は約6mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。L-ヒスチジンは、約0.1mg/mL~約0.5mg/mL、約0.2mg/mL~約0.6mg/mL、約0.3mg/mL~約0.7mg/mL、約0.4mg/mL~約0.8mg/mL、約0.5mg/mL~約1mg/mL、約0.6mg/mL~約1.1mg/mL、約0.7mg/mL~約1.2mg/mL、約0.8mg/mL~約1.3mg/mL、約0.9mg/mL~約1.4mg/mL、約1mg/mL~約1.5mg/mL、約1.1mg/mL~約1.6mg/mL、約1.2mg/mL~約1.7mg/mL、約1.3mg/mL~約1.8mg/mL、約1.4mg/mL~約1.9mg/mL、約1.5mg/mL~約2mg/mL、約1.6mg/mL~約2.1mg/mL、約2.2mg/mL~約2.7mg/mL、約2.3mg/mL~約2.8mg/mL、約2.4mg/mL~約2.9mg/mL、約2.5mg/mL~約3mg/mL、約2.6mg/mL~約3.1mg/mL、約2.7mg/mL~約3.2mg/mL、約2.8mg/mL~約3.3mg/mL、約2.9mg/mL~約3.4mg/mL、約3mg/mL~約3.5mg/mL、約3.1mg/mL~約3.6mg/mL、約3.2mg/mL~約3.7mg/mL、約3.3mg/mL~約3.8mg/mL、約3.4mg/mL~約3.9mg/mL、約3.5mg/mL~約4mg/mL、約3.6mg/mL~約4.1mg/mL、約3.7mg/mL~約4.2mg/mL、約3.8mg/mL~約4.3mg/mL、約3.9mg/mL~約4.4mg/mL、約4mg/mL~約4.5mg/mL、約4.1mg/mL~約4.6mg/mL、約4.2mg/mL~約4.7mg/mL、約4.3mg/mL~約4.8mg/mL、約4.4mg/mL~約4.9mg/mL、約4.5mg/mL~約5mg/mL、約4.6mg/mL~約5.1mg/mL、約4.7mg/mL~約5.2mg/mL、約4.8mg/mL~約5.3mg/mL、約4.9mg/mL~約5.4mg/mL、約5mg/mL~約5.5mg/mL、約5.1mg/mL~約5.6mg/mL、約5.2mg/mL~約5.7mg/mL、約5.3mg/mL~約5.8mg/mL、約5.4mg/mL~約5.9mg/mL、又は約5.5mg/mL~約6mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。
【0040】
クエン酸一水和物又はリン酸二水素ナトリウムは、約0.1mg/mL、約0.2mg/mL、約0.3mg/mL、約0.4mg/mL、約0.5mg/mL、約0.6mg/mL、約0.7mg/mL、約0.8mg/mL、約0.9mg/mL、約1mg/mL、約1.1mg/mL、約1.2mg/mL、約1.3mg/mL、約1.4mg/mL、約1.5mg/mL、約1.6mg/mL、約1.7mg/mL、約1.8mg/mL、約1.9mg/mL、約2mg/mL、約2.1mg/mL、約2.2mg/mL、約2.3mg/mL、約2.4mg/mL、約2.5mg/mL、約2.6mg/mL、約2.7mg/mL、約2.8mg/mL、約2.9mg/mL、約3mg/mL、約3.1mg/mL、約3.2mg/mL、約3.3mg/mL、約3.4mg/mL、約3.5mg/mL、約3.6mg/mL、約3.7mg/mL、約3.8mg/mL、約3.9mg/mL、約4mg/mL、約4.1mg/mL、約4.2mg/mL、約4.3mg/mL、約4.4mg/mL、約4.5mg/mL、約4.6mg/mL、約4.7mg/mL、約4.8mg/mL、約4.9mg/mL、約5mg/mL、約5.1mg/mL、約5.2mg/mL、約5.3mg/mL、約5.4mg/mL、約5.5mg/mL、約5.6mg/mL、約5.7mg/mL、約5.8mg/mL、約5.9mg/mL、又は約6mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。クエン酸一水和物又はリン酸二水素ナトリウムは、約0.1mg/mL~約0.5mg/mL、約0.2mg/mL~約0.6mg/mL、約0.3mg/mL~約0.7mg/mL、約0.4mg/mL~約0.8mg/mL、約0.5mg/mL~約1mg/mL、約0.6mg/mL~約1.1mg/mL、約0.7mg/mL~約1.2mg/mL、約0.8mg/mL~約1.3mg/mL、約0.9mg/mL~約1.4mg/mL、約1mg/mL~約1.5mg/mL、約1.1mg/mL~約1.6mg/mL、約1.2mg/mL~約1.7mg/mL、約1.3mg/mL~約1.8mg/mL、約1.4mg/mL~約1.9mg/mL、約1.5mg/mL~約2mg/mL、約1.6mg/mL~約2.1mg/mL、約2.2mg/mL~約2.7mg/mL、約2.3mg/mL~約2.8mg/mL、約2.4mg/mL~約2.9mg/mL、約2.5mg/mL~約3mg/mL、約2.6mg/mL、約3.1mg/mL、約2.7mg/mL~約3.2mg/mL、約2.8mg/mL~約3.3mg/mL、約2.9mg/mL~約3.4mg/mL、約3mg/mL~約3.5mg/mL、約3.1mg/mL~約3.6mg/mL、約3.2mg/mL~約3.7mg/mL、約3.3mg/mL~約3.8mg/mL、約3.4mg/mL~約3.9mg/mL、約3.5mg/mL~約4mg/mL、約3.6mg/mL~約4.1mg/mL、約3.7mg/mL~約4.2mg/mL、約3.8mg/mL~約4.3mg/mL、約3.9mg/mL~約4.4mg/mL、約4mg/mL~約4.5mg/mL、約4.1mg/mL~約4.6mg/mL、約4.2mg/mL~約4.7mg/mL、約4.3mg/mL~約4.8mg/mL、約4.4mg/mL~約4.9mg/mL、約4.5mg/mL~約5mg/mL、約4.6mg/mL~約5.1mg/mL、約4.7mg/mL~約5.2mg/mL、約4.8mg/mL~約5.3mg/mL、約4.9mg/mL~約5.4mg/mL、約5mg/mL~約5.5mg/mL、約5.1mg/mL~約5.6mg/mL、約5.2mg/mL~約5.7mg/mL、約5.3mg/mL~約5.8mg/mL、約5.4mg/mL~約5.9mg/mL、又は約5.5mg/mL~約6mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。
【0041】
酢酸は、約0.1mg/mL、約0.2mg/mL、約0.3mg/mL、約0.4mg/mL、約0.5mg/mL、約0.6mg/mL、約0.7mg/mL、約0.8mg/mL、約0.9mg/mL、約1mg/mL、約1.1mg/mL、約1.2mg/mL、約1.3mg/mL、約1.4mg/mL、約1.5mg/mL、約1.6mg/mL、約1.7mg/mL、約1.8mg/mL、約1.9mg/mL、約2mg/mL、約2.1mg/mL、約2.2mg/mL、約2.3mg/mL、約2.4mg/mL、約2.5mg/mL、約2.6mg/mL、約2.7mg/mL、約2.8mg/mL、約2.9mg/mL、約3mg/mL、約3.1mg/mL、約3.2mg/mL、約3.3mg/mL、約3.4mg/mL、約3.5mg/mL、約3.6mg/mL、約3.7mg/mL、約3.8mg/mL、約3.9mg/mL、約4mg/mL、約4.1mg/mL、約4.2mg/mL、約4.3mg/mL、約4.4mg/mL、約4.5mg/mL、約4.6mg/mL、約4.7mg/mL、約4.8mg/mL、約4.9mg/mL、又は約5mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。酢酸は、約0.1mg/mL~約0.5mg/mL、約0.2mg/mL~約0.6mg/mL、約0.3mg/mL~約0.7mg/mL、約0.4mg/mL~約0.8mg/mL、約0.5mg/mL~約1mg/mL、約0.6mg/mL~約1.1mg/mL、約0.7mg/mL~約1.2mg/mL、約0.8mg/mL~約1.3mg/mL、約0.9mg/mL~約1.4mg/mL、約1mg/mL~約1.5mg/mL、約1.1mg/mL~約1.6mg/mL、約1.2mg/mL~約1.7mg/mL、約1.3mg/mL~約1.8mg/mL、約1.4mg/mL~約1.9mg/mL、約1.5mg/mL~約2mg/mL、約1.6mg/mL~約2.1mg/mL、約2.2mg/mL~約2.7mg/mL、約2.3mg/mL~約2.8mg/mL、約2.4mg/mL~約2.9mg/mL、約2.5mg/mL~約3mg/mL、約2.6mg/mL~約3.1mg/mL、約2.7mg/mL~約3.2mg/mL、約2.8mg/mL~約3.3mg/mL、約2.9mg/mL~約3.4mg/mL、約3mg/mL~約3.5mg/mL、約3.1mg/mL~約3.6mg/mL、約3.2mg/mL~約3.7mg/mL、約3.3mg/mL~約3.8mg/mL、約3.4mg/mL~約3.9mg/mL、約3.5mg/mL~約4mg/mL、約3.6mg/mL~約4.1mg/mL、約3.7mg/mL~約4.2mg/mL、約3.8mg/mL~約4.3mg/mL、約3.9mg/mL~約4.4mg/mL、約4mg/mL~約4.5mg/mL、約4.1mg/mL~約4.6mg/mL、約4.2mg/mL~約4.7mg/mL、約4.3mg/mL~約4.8mg/mL、約4.4mg/mL~約4.9mg/mL、又は約4.5mg/mL~約5mg/mLの濃度で、本明細書に記載された医薬製剤中に存在することができる。
【0042】
本明細書に開示されている医薬剤は、添加物又は作用剤の添加によって、製剤中でより可溶性にすることができる。製剤の溶解度の改善は、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約110%、約120%、約130%、約140%、約150%、約160%、約170%、約180%、約190%、約200%、約225%、約250%、約275%、約300%、約325%、約350%、約375%、約400%、約450%、又は約500%増加することができる。
【0043】
本明細書に記載されている医薬製剤の第一の化合物、例えば、プレガバリンは、本明細書に記載されている第二の化合物、例えば、アセトアミノフェンの添加によって、より可溶性にすることができる。第一又は第二の化合物の溶解度は、他方の化合物の存在下で、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約110%、約120%、約130%、約140%、約150%、約160%、約170%、約180%、約190%、約200%、約225%、約250%、約275%、約300%、約325%、約350%、約375%、約400%、約450%、又は約500%増加することができる。
【0044】
本明細書に記載されている医薬製剤の安定性は、例えば、特定のpHで製剤化したときに、特定の温度で、特定の期間にわたって残存する活性成分の量を分析することによって決定することができる。さらに、医薬製剤の安定性は、例えば、特定のpHで製剤化したときに、特定の温度で、特定の期間にわたって、医薬製剤中に存在する不純物の量を決定することによって評価することができる。活性成分及び不純物の量は、例えば、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって決定することができる。
【0045】
本明細書に記載されている製剤は、約1日間、約2日間、約3日間、約4日間、約5日間、約6日間、約7日間、約8日間、約9日間、約10日間、約2週間、約4週間、約6週間、約8週間、約10週間、約12週間、約3ヶ月間、約4ヶ月間、約5ヶ月間、約6ヶ月間、約7ヶ月間、約8ヶ月間、約9ヶ月間、約10ヶ月間、約11ヶ月間、又は約1年間、安定であることができる。本明細書に開示されている製剤は、例えば、約0℃、約5℃、約10℃、約15℃、約20℃、約25℃、約30℃、約35℃、約40℃、約45℃、約50℃、約60℃、約70℃、又は約80℃で安定であることができる。本明細書に記載されている製剤は、対象への投与前に、例えば、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間、約16時間、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間、約24時間、約30時間、約36時間、約42時間、約48時間、約60時間、約3日間、約4日間、約5日間、約6日間、約1週間、約2週間、約3週間、約4週間、約5週間、約6週間、約7週間、約8週間、約9週間、約10週間、約11週間、約3ヶ月間、約4ヶ月間、約5ヶ月間、約6ヶ月間、約7ヶ月間、約8ヶ月間、約9ヶ月間、約10ヶ月間、約11ヶ月間、約1年間、約13ヶ月間、約14ヶ月間、約15ヶ月間、約16ヶ月間、約17ヶ月間、約18ヶ月間、約19ヶ月間、約20ヶ月間、約21ヶ月間、約22ヶ月間、約23ヶ月間、約2年間、約25ヶ月間、約26ヶ月間、約27ヶ月間、約28ヶ月間、約29ヶ月間、約30ヶ月間、約31ヶ月間、約32ヶ月間、約33ヶ月間、約34ヶ月間、約35ヶ月間、又は約3年間、安定であることができ、又は保存することができる。
【0046】
本明細書に記載されている単位投薬形態は、対象に投与する前に、例えば、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間、約16時間、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間、約24時間、約30時間、約36時間、約42時間、約48時間、約60時間、約3日間、約4日間、約5日間、約6日間、約1週間、約2週間、約3週間、約4週間、約5週間、約6週間、約7週間、約8週間、約9週間、約10週間、約11週間、約3ヶ月間、約4ヶ月間、約5ヶ月間、約6ヶ月間、約7ヶ月間、約8ヶ月間、約9ヶ月間、約10ヶ月間、約11ヶ月間、約1年間、約13ヶ月間、約14ヶ月間、約15ヶ月間、約16ヶ月間、約17ヶ月間、約18ヶ月間、約19ヶ月間、約20ヶ月間、約21ヶ月間、約22ヶ月間、約23ヶ月間、約2年間、約25ヶ月間、約26ヶ月間、約27ヶ月間、約28ヶ月間、約29ヶ月間、約30ヶ月間、約31ヶ月間、約32ヶ月間、約33ヶ月間、約34ヶ月間、約35ヶ月間、又は約3年間、安定であることができ、又は保存することができる。
【0047】
本明細書に記載されている製剤の安定性は、例えば、約1時間、約2時間、約3時間、約4時間、約5時間、約6時間、約7時間、約8時間、約9時間、約10時間、約11時間、約12時間、約13時間、約14時間、約15時間、約16時間、約17時間、約18時間、約19時間、約20時間、約21時間、約22時間、約23時間、約24時間、約30時間、約36時間、約42時間、約48時間、約60時間、約3日間、約4日間、約5日間、約6日間、約1週間、約2週間、約3週間、約4週間、約5週間、約6週間、約7週間、約8週間、約9週間、約10週間、約11週間、約3ヶ月間、約4ヶ月間、約5ヶ月間、約6ヶ月間、約7ヶ月間、約8ヶ月間、約9ヶ月間、約10ヶ月間、約11ヶ月間、約1年間、約13ヶ月間、約14ヶ月間、約15ヶ月間、約16ヶ月間、約17ヶ月間、約18ヶ月間、約19ヶ月間、約20ヶ月間、約21ヶ月間、約22ヶ月間、約23ヶ月間、約2年間、約25ヶ月間、約26ヶ月間、約27ヶ月間、約28ヶ月間、約29ヶ月間、約30ヶ月間、約31ヶ月間、約32ヶ月間、約33ヶ月間、約34ヶ月間、約35ヶ月間、又は約3年間後に、測定することができる。
【0048】
本明細書に記載されている医薬組成物は、任意の適切な温度で、使用し、保存し、試験し、分析し、又はアッセイすることができる。温度の非限定的な例には、約0℃、約1℃、約2℃、約3℃、約4℃、約5℃、約6℃、約7℃、約8℃、約9℃、約10℃、約11℃、約12℃、約13℃、約14℃、約15℃、約16℃、約17℃、約18℃、約19℃、約20℃、約21℃、約22℃、約23℃、約24℃、約25℃、約26℃、約27℃、約28℃、約29℃、約30℃、約31℃、約32℃、約33℃、約34℃、約35℃、約36℃、約37℃、約38℃、約39℃、約40℃、約41℃、約42℃、約43℃、約44℃、約45℃、約46℃、約47℃、約48℃、約49℃、約50℃、約51℃、約52℃、約53℃、約54℃、約55℃、約56℃、約57℃、約58℃、約59℃、約60℃、約61℃、約62℃、約63℃、約64℃、約65℃、約66℃、約67℃、約68℃、約69℃、約70℃、約71℃、約72℃、約73℃、約74℃、又は約75℃が含まれる。
【0049】
本明細書に記載されている医薬組成物は、室温で、使用し、保存し、試験し、分析し、又はアッセイすることができる。室温は、例えば、約20.0℃、約20.1℃、約20.2℃、約20.3℃、約20.4℃、約20.5℃、約20.6℃、約20.7℃、約20.8℃、約20.9℃、約21.0℃、約21.1℃、約21.2℃、約21.3℃、約21.4℃、約21.5℃、約21.6℃、約21.7℃、約21.8℃、約21.9℃、約22.0℃、約22.1℃、約22.2℃、約22.3℃、約22.4℃、約22.5℃、約22.6℃、約22.7℃、約22.8℃、約22.9℃、約23.0℃、約23.1℃、約23.2℃、約23.3℃、約23.4℃、約23.5℃、約23.6℃、約23.7℃、約23.8℃、約23.9℃、約24.0℃、約24.1℃、約24.2℃、約24.3℃、約24.4℃、約24.5℃、約24.6℃、約24.7℃、約24.8℃、約24.9℃、又は約25.0℃であり得る。
【0050】
本明細書に記載されている医薬組成物は、容積が、例えば、約0.5mL、約1mL、約2mL、約3mL、約4mL、約5mL、約6mL、約7mL、約8mL、約9mL、約10mL、約11mL、約12mL、約13mL、約14mL、約15mL、約16mL、約17mL、約18mL、約19mL、約20mL、約25mL、約30mL、約35mL、約40mL、約45mL、約50mL、約60mL、約70mL、約80mL、約90mL、約100mL、約150mL、又は約200mLであるバイアル、管、容器、袋又は器(vessel)中に、供給し、保存し、又は送達することができる。
【0051】
本明細書に記載されている医薬製剤は、密封することができる容器又は器に配置することができる。容器又は器は、医薬製剤の無菌性を維持し、又は医薬組成物の汚染の可能性を低減することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、容器又は器に配置することができ、例えば、単回使用投与量又は複数回使用投与量として製剤化される。容器又は器は、例えば、ガラスバイアル、アンプル又はプラスチックの柔軟な容器であり得る。プラスチックの柔軟な容器は、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)又はポリプロピレン製であり得る。容器は、プレフィルドシリンジであり得る。
【0052】
本明細書に記載されている医薬製剤は、約1~約500mL、約1~約250mL、約1~約200mL、約1~約150mL、約1~約125mL、約1~約120mL、約1~約110mL、約1~約100mL、約1~約90mL、約1~約80mL、約1~約70mL、約1~約60mL、約1~約50mL、約1~約40mL、約1~約30mL、約1~約20mL、約1~約10mL、又は約1~約5mLの間の総容積を有する一定分量で、液体として保存することができる。
投与量。
【0053】
本明細書に記載されている処置又は使用の方法を実施する際には、治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物が、処置されるべき疾病又は状態を有する対象に、医薬組成物で投与される。治療的に有効な量は、疾病の重度、対象の年齢及び相対的健康、使用された化合物の効力並びにその他の要素に応じて、幅広く変動し得る。対象は、例えば、ヒト、高齢者、成人、青年、前青年(pre-adolescent)、小児、幼児、乳児又は新生児であり得る。対象は、患者であり得る。
【0054】
本明細書に記載されている医薬組成物は、あらゆる適切な容積で製剤化することができる。製剤の容積は、例えば、約0.1mL、約0.2mL、約0.3mL、約0.4mL、約0.5mL、約0.6mL、約0.7mL、約0.8mL、約0.9mL、約1mL、約1.1mL、約1.2mL、約1.3mL、約1.4mL、約1.5mL、約1.6mL、約1.7mL、約1.8mL、約1.9mL、約2mL、約2.1mL、約2.2mL、約2.3mL、約2.4mL、約2.5mL、約2.6mL、約2.7mL、約2.8mL、約2.9mL、約3mL、約3.1mL、約3.2mL、約3.3mL、約3.4mL、約3.5mL、約3.6mL、約3.7mL、約3.8mL、約3.9mL、約4mL、約4.1mL、約4.2mL、約4.3mL、約4.4mL、約4.5mL、約4.6mL、約4.7mL、約4.8mL、約4.9mL、約5mL、約5.1mL、約5.2mL、約5.3mL、約5.4mL、約5.5mL、約5.6mL、約5.7mL、約5.8mL、約5.9mL、約6mL、約6.1mL、約6.2mL、約6.3mL、約6.4mL、約6.5mL、約6.6mL、約6.7mL、約6.8mL、約6.9mL、約7mL、約7.1mL、約7.2mL、約7.3mL、約7.4mL、約7.5mL、約7.6mL、約7.7mL、約7.8mL、約7.9mL、約8mL、約8.1mL、約8.2mL、約8.3mL、約8.4mL、約8.5mL、約8.6mL、約8.7mL、約8.8mL、約8.9mL、約9mL、約9.1mL、約9.2mL、約9.3mL、約9.4mL、約9.5mL、約9.6mL、約9.7mL、約9.8mL、約9.9mL、約10mL、約11mL、約12mL、約13mL、約14mL、約15mL、約16mL、約17mL、約18mL、約19mL、約20mL、約30mL、約40mL、約50mL、約60mL、約70mL、約80mL、約90mL、約100mL、約150mL、又は約200mLであり得る。製剤の容積は、例えば、約0.1mL~約200mL、約0.1mL~約100mL、約0.1mL~約50mL、約0.1mL~約25mL、約0.1mL~約20mL、約0.1mL~約15mL、約0.1mL~約10mL、約0.1mL~約5mL、約0.1mL~約3mL、約0.1mL~約2mL、約0.1mL~約1mL、約1mL~約10mL、約1mL~約5mL、約1mL~約3mL、又は約1mL~約2mLであり得る。
【0055】
治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、例えば、約0.01μg、約0.05μg、約0.1μg、約0.15μg、約0.2μg、約0.25μg、約0.3μg、約0.35μg、約0.4μg、約0.5μg、約0.6μg、約0.7μg、約0.8μg、約0.9μg、約1μg、約2μg、約3μg、約4μg、約5μg、約10μg、約15μg、約20μg、約25μg、約30μg、約35μg、約40μg、約45μg、約50μg、約60μg、約70μg、約80μg、約90μg、約100μg、約125μg、約150μg、約175μg、約200μg、約250μg、約300μg、約350μg、約400μg、約450μg、約500μg、約600μg、約700μg、約800μg、約900μg、約1mg、約2mg、約3mg、約4mg、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約16mg、約17mg、約18mg、約19mg、又は約20mgの質量で、本明細書に記載されている組成物中に存在することができる。治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、例えば、約0.01μg~約20mg、約0.01μg~約1mg、約0.01μg~約100μg、約0.01μg~約10μg、約0.1μg~約10μg、約1μg~約10μg、約500μg~約1mg、約1mg~約20mg、約1mg~約10mg、約1mg~約5mg、約1mg~約2mg、約5mg~約20mg、又は約10mg~約20mgの質量で、本明細書に記載されている組成物中に存在することができる。
【0056】
治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、例えば、約0.001mg/mL、約0.002mg/mL、約0.003mg/mL、約0.004mg/mL、約0.005mg/mL、約0.006mg/mL、約0.007mg/mL、約0.008mg/mL、約0.009mg/mL、約0.01mg/mL、約0.02mg/mL、約0.03mg/mL、約0.04mg/mL、約0.05mg/mL、約0.06mg/mL、約0.07mg/mL、約0.08mg/mL、約0.09mg/mL、約0.1mg/mL、約0.2mg/mL、約0.25mg/mL、約0.3mg/mL、約0.4mg/mL、約0.5mg/mL、約0.6mg/mL、約0.7mg/mL、約0.8mg/mL、約0.9mg/mL、約1mg/mL、約1.5mg/mL、約2mg/mL、約2.5mg/mL、約3mg/mL、約3.5mg/mL、約4mg/mL、約4.5mg/mL、約5mg/mL、約6mg/mL、約7mg/mL、約8mg/mL、約9mg/mL、約10mg/mL、約15mg/mL、約20mg/mL、約25mg/mL、約30mg/mL、約35mg/mL、約40mg/mL、約45mg/mL、約50mg/mL、約60mg/mL、約70mg/mL、約80mg/mL、約90mg/mL、又は約100mg/mLの濃度で、本明細書に記載されている組成物中に存在することができる。治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、例えば、約0.1mg/mL~約20mg/mL、約0.1mg/mL~約50mg/mL、約0.25mg/mL~約6mg/mL、約1mg/mL~約20mg/mL、約2mg/mL~約20mg/mL、約5mg/mL~約15mg/mL、約8mg/mL~約12mg/mL、約9mg/mL~約11mg/mL、約9.5mg/mL~約10.5mg/mL、約9.9mg/mL~約10.1mg/mL、約3mg/mL~約6mg/mL、約3.5mg/mL~約5.5mg/mL、約4mg/mL~約5mg/mL、又は約4.4mg/mL~約4.6mg/mLの濃度で、本明細書に記載されている組成物中に存在することができる。治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、例えば、少なくとも約0.5mg/mL、少なくとも約1mg/mL、少なくとも約1.5mg/mL、少なくとも約3mg/mL又は少なくとも約5mg/mLの濃度で、本明細書に記載されている組成物中に存在することができる。同一の製剤中で、治療的に有効な量のアセトアミノフェンは、少なくとも約8mg/mL、少なくとも約10mg/mL、少なくとも約15mg/mL又は少なくとも約20mg/mLであり得る。
【0057】
治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、対象の体重に基づく用量、例えば、約0.5mg/kg、約1mg/kg、約1.25mg/kg、約1.5mg/kg、約1.75mg/kg、約2mg/kg、約2.25mg/kg、約2.5mg/kg、約2.75mg/kg、約3mg/kg、約3.25mg/kg、約3.5mg/kg、約3.75mg/kg、約4mg/kg、約4.25mg/kg、約4.5mg/kg、約4.75mg/kg、約5mg/kg、約5.25mg/kg、約5.5mg/kg、約5.75mg/kg、約6mg/kg、約6.25mg/kg、約6.5mg/kg、約6.75mg/kg、約7mg/kg、約7.25mg/kg、約7.5mg/kg、約7.75mg/kg、約8mg/kg、約8.25mg/kg、約8.5mg/kg、約8.75mg/kg、約9mg/kg、約9.25mg/kg、約9.5mg/kg、約9.75mg/kg、約10mg/kg、約11mg/kg、約12mg/kg、約13mg/kg、約14mg/kg、約15mg/kg、約16mg/kg、約17mg/kg、約18mg/kg、約19mg/kg、約20mg/kg、約25mg/kg、約30mg/kg、約35mg/kg、約40mg/kg、約45mg/kg、又は約50mg/kgであり得る。治療的に有効な量の本明細書に記載されている化合物は、対象の体重に基づく用量、例えば、約0.5mg/kg~約50mg/kg、約0.5mg/kg~約1mg/kg、約1mg/kg~約5mg/kg、約5mg/kg~約10mg/kg、約10mg/kg~約15mg/kg、約15mg/kg~約20mg/kg、約20mg/kg~約25mg/kg、約25mg/kg~約30mg/kg、約30mg/kg~約35mg/kg、約35mg/kg~約40mg/kg、約40mg/kg~約45mg/kg、又は約45mg/kg~約50mg/kgであり得る。
【0058】
本明細書に記載されている医薬組成物は、あらゆる適切なpHで製剤化することができる。pHは、例えば、約2、約2.05、約2.1、約2.15、約2.2、約2.25、約2.3、約2.35、約2.4、約2.45、約2.5、約2.55、約2.6、約2.65、約2.7、約2.75、約2.8、約2.85、約2.9、約2.95、約3、約3.05、約3.1、約3.15、約3.2、約3.25、約3.3、約3.35、約3.4、約3.45、約3.5、約3.55、約3.6、約3.65、約3.7、約3.75、約3.8、約3.85、約3.9、約3.95、約4、約4.05、約4.1、約4.15、約4.2、約4.25、約4.3、約4.35、約4.4、約4.45、約4.5、約4.55、約4.6、約4.65、約4.7、約4.75、約4.8、約4.85、約4.9、約4.95、約5、約5.05、約5.1、約5.15、約5.2、約5.25、約5.3、約5.35、約5.4、約5.45、約5.5、約5.55、約5.6、約5.65、約5.7、約5.75、約5.8、約5.85、約5.9、約5.95、約6、約6.05、約6.1、約6.15、約6.2、約6.25、約6.3、約6.35、約6.4、約6.45、約6.5、約6.55、約6.6、約6.65、約6.7、約6.75、約6.8、約6.85、約6.9、約6.95、約7、約7.05、約7.1、約7.15、約7.2、約7.25、約7.3、約7.35、約7.4、約7.45、約7.5、約7.55、約7.6、約7.65、約7.7、約7.75、約7.8、約7.85、約7.9、約7.95、又は約8であり得る。
【0059】
本明細書に記載されている医薬組成物は、あらゆる適切なpHで製剤化することができる。pHは、例えば、約2~約2.2、約2.05~約2.25、約2.1~約2.3、約2.15~約2.35、約2.2~約2.4、約2.25~約2.45、約2.3~約2.5、約2.35~約2.55、約2.4~約2.6、約2.45~約2.65、約2.5~約2.7、約2.55~約2.75、約2.6~約2.8、約2.65~約2.85、約2.7~約2.9、約2.75~約2.95、約2.8~約3、約2.85~約3.05、約2.9~約3.1、約2.95~約3.15、約3~約3.2、約3.05~約3.25、約3.1~約3.3、約3.15~約3.35、約3.2~約3.4、約3.25~約3.45、約3.3~約3.5、約3.35~約3.55、約3.4~約3.6、約3.45~約3.65、約3.5~約3.7、約3.55~約3.75、約3.6~約3.8、約3.65~約3.85、約3.7~約3.9、約3.7~約3.8、約3.75~約3.95、約3.75~約3.8、約3.8~約3.85、約3.75~約3.85、約3.8~約4、約3.85~約4.05、約3.9~約4.1、約3.95~約4.15、約4~約4.2、約4.05~約4.25、約4.1~約4.3、約4.15~約4.35、約4.2~約4.4、約4.25~約4.45、約4.3~約4.5、約4.35~約4.55、約4.4~約4.6、約4.45~約4.65、約4.5~約4.7、約4.55~約4.75、約4.6~約4.8、約4.65~約4.85、約4.7~約4.9、約4.75~約4.95、約4.8~約5、約4.85~約5.05、約4.9~約5.1、約4.95~約5.15、約5~約5.2、約5.05~約5.25、約5.1~約5.3、約5.15~約5.35、約5.2~約5.4、約5.25~約5.45、約5.3~約5.5、約5.35~約5.55、約5.4~約5.6、約5.45~約5.65、約5.5~約5.7、約5.55~約5.75、約5.6~約5.8、約5.65~約5.85、約5.7~約5.9、約5.75~約5.95、約5.8~約6、約5.85~約6.05、約5.9~約6.1、約5.95~約6.15、約6~約6.2、約6.05~約6.25、約6.1~約6.3、約6.1~約6.3、約6.15~約6.35、約6.2~約6.4、約6.25~約6.45、約6.3~約6.5、約6.35~約6.55、約6.4~約6.6、約6.45~約6.65、約6.5~約6.7、約6.55~約6.85、約6.6~約6.8、約6.65~約6.85、約6.7~約6.9、約6.75~約6.95、約6.8~約7、約6.85~約7.05、約6.9~約7.1、約6.95~約7.15、約7~約7.2、約7.05~約7.25、約7.1~約7.3、約7.15~約7.35、約7.2~約7.4、約7.25~約7.45、約7.3~約7.5、約7.35~約7.55、約7.4~約7.6、約7.45~約7.65、約7.5~約7.7、約7.55~約7.75、約7.6~約7.8、約7.65~約7.85、約7.7~約7.9、約7.75~約7.95、約7.8~約8、又は約7.85~約8であり得る。
【0060】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤のpHは約4~約7である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤のpHは約4~約6である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤のpHは約5~約6である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤のpHは約5.5~約6である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤のpHは5.5である。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬製剤のpHは6である。
【0061】
本開示の医薬組成物は、担体、安定剤、希釈剤、分散剤、懸濁化剤、増粘剤及び/又は賦形剤などの他の化学的成分との、本明細書に記載されているあらゆる医薬化合物の組み合わせであり得る。医薬組成物は、生物への化合物の投与を容易にする。医薬組成物は、治療的に有効な経路、例えば、経口、静脈内、皮下、筋肉内、真皮下、経皮又は非経口投与によって投与することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、静脈内注入として投与することができる。
【0062】
医薬調製物は、注射可能な製剤として静脈内投与のために製剤化することができる。医薬製剤は、油性又は水性ビヒクル中の無菌の、懸濁液、溶液又はエマルジョンとして、非経口注射に適した形態であり得、懸濁化剤、安定化剤及び/又は分散剤などの製剤化剤(formulation agent)を含有することができる。非経口投与のための医薬製剤は、水溶性形態の活性化合物の水性溶液を含む。活性化合物の懸濁液は、油性注射懸濁液として調製することができる。適切な親油性溶媒又はビヒクルには、ゴマ油などの脂肪油、又はオレイン酸エチル若しくはトリグリセリドなどの合成脂肪酸エステル、又はリポソームが含まれる。水性注射懸濁液は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビトール又はデキストランなどの懸濁液の粘度を増加させる物質を含有することができる。懸濁液は、極めて濃縮された溶液の調製を可能とするために、適切な安定剤又は化合物の溶解度を増加させる作用剤も含有することができる。又は、活性成分は、使用前に、適切なビヒクル、例えば、発熱物質を含まない無菌水で構成するための粉末形態であり得る。
【0063】
本明細書に記載されている組成物は、キットとしてひとまとめにすることができる。いくつかの実施形態において、キットは、組成物の投与又は使用に関する指示書を含む。書面による資料(written material)は、例えば、ラベルであり得る。書面による資料は、投与の条件方法(conditions methods)を示唆することができる。指示書は、治療の施行からの最適な臨床的結果を達成するための最良の指針を対象及び担当医に与える。いくつかの実施形態において、ラベルは、規制機関、例えば、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)又はその他の規制機関が承認することができる。
【0064】
本明細書に記載されている医薬組成物のための製造方法は、製造タンク中で製造することを伴うことができる。製造タンクは、例えば、酸素除去された水を含有することができる。製造タンク中の水の酸素除去は、例えば、窒素、アルゴン又はヘリウムを用いた注入を介して起こり得る。注入は、水中の酸素の量を約0.01ppm、約0.02ppm、約0.03ppm、約0.04ppm、約0.05ppm、約0.1ppm、約0.15ppm、約0.2ppm、約0.25ppm、約0.3ppm、約0.35ppm、約0.4ppm、約0.45ppm、約0.5ppm、約0.6ppm、約0.7ppm、約0.8ppm、約0.9ppm、約1ppm、約1.5ppm、又は約2ppmまで低減することができる。
薬学的に許容され得る賦形剤
【0065】
薬学的に許容され得る賦形剤の非限定的な例は、例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,Nineteenth Ed(Easton,Pa.:Mack Publishing Company,1995)、Hoover,John E.,Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,Pennsylvania 1975;Liberman,H.A.and Lachman,L.,Eds.,Pharmaceutical Dosage Forms,Marcel Decker,New York,N.Y.,1980;及びPharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems,Seventh Ed.(Lippincott Williams&Wilkins 1999)に見出すことが可能であり、これらの各々の全体は、参照により、組み込まれる。
【0066】
いくつかの実施形態において、本明細書に提供された医薬組成物は、賦形剤としてバッファを含む。バッファの非限定的な例には、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸バッファ、クエン酸バッファ、食塩水クエン酸ナトリウムバッファ(SSC)、アセテート、食塩水、生理食塩水、リン酸緩衝食塩水(PBS)、4-2-ヒドロキシエチル-1-ピペラジンエタンスルホン酸バッファ(HEPES)、3-(N-モルホリノ)プロパンスルホン酸バッファ(MOPS)及びピペラジン-N,N’-ビス(2-エタンスルホン酸)バッファ(PIPES)、クエン酸一水和物、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム又はこれらのあらゆる組み合わせが含まれる。
【0067】
いくつかの実施形態において、本明細書に提供された医薬組成物は、賦形剤としてアルコールを含む。アルコールの非限定的な例には、エタノール、プロピレングリコール、グリセロール、ポリエチレングリコール、クロロブタノール、イソプロパノール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、エリスリトール、トレイトール、アラビトール、リビトール、マンニトール、ガラクチロール(galactilol)、フシトール、ラクチトール又はこれらのあらゆる組み合わせが含まれる。
【0068】
医薬調製物は、ポリエチレングリコール(PEG)とともに製剤化することができる。約300g/mol~約10,000,000g/molの範囲の分子量を有するPEGを使用することができる。PEGの非限定的な例には、PEG200、PEG300、PEG400、PEG540、PEG550、PEG600、PEG1000、PEG1450、PEG1500,PEG2000、PEG3000、PEG3350、PEG4000、PEG4600、PEG6000、PEG8000、PEG10,000及びPEG20,000が含まれる。
【0069】
本明細書に記載されている組成物において使用することができるさらなる賦形剤には、例えば、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ベンジルアルコール、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、クロロブタノール、デヒドロ酢酸、エチレンジアミン、エチルバニリン、グリセリン、次亜リン酸、フェノール、フェニルエチルアルコール、硝酸フェニル水銀、安息香酸カリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ソルビン酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、ソルビン酸、チメラソール、酢酸、モノステアリン酸アルミニウム、ホウ酸、水酸化カルシウム、ステアリン酸カルシウム、硫酸カルシウム、四塩化カルシウム、酢酸フタル酸セルロース、微結晶セルロース、クロロホルム、クエン酸、エデト酸及びエチルセルロースが含まれる。
【0070】
いくつかの実施形態において、本明細書に提供された医薬組成物は、賦形剤として非プロトン溶媒を含む。非プロトン溶媒の非限定的な例には、ペルフルオロヘキサン、α,α,α-トリフルオロトルエン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン、ジオキサン、四塩化炭素、フレオンー11、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、ジイソプロピルエーテル、ジエチルエーテル、t-ブチルメチルエーテル、酢酸エチル、1,2-ジメトキシエタン、2-メトキシエチルエーテル、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、ピリジン、2-ブタノン、アセトン、N-メチルピロリジノン、ニトロメタン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、スルホラン、ジメチルスルホキシド及びプロピレンカーボネートが含まれる。
【0071】
本明細書に記載されている医薬組成物中の賦形剤の量は、医薬製剤中の化合物の質量に対して、約0.01%、約0.02%、約0.03%、約0.04%、約0.05%、約0.06%、約0.07%、約0.08%、約0.09%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、約4.5%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約100%、約200%、約300%、約400%、約500%、約600%、約700%、約800%、約900%、又は約1000%であり得る。
【0072】
本明細書に記載されている医薬組成物中の賦形剤の量は、単位投薬形態の質量又は容積に対して、約0.01%、約0.02%、約0.03%、約0.04%、約0.05%、約0.06%、約0.07%、約0.08%、約0.09%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、約4.5%、約5%、約6%、約7%、約8%、約9%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約99%、又は約100%であり得る。
【0073】
いくつかの実施形態において、賦形剤の添加は、本明細書に記載されている医薬組成物の粘度を変化させることができる。いくつかの実施形態において、賦形剤の使用は、流体の粘度を少なくとも0.001パスカル-秒(Pa.s)、少なくとも0.001Pa.s、少なくとも0.0009Pa.s、少なくとも0.0008Pa.s、少なくとも0.0007Pa.s、少なくとも0.0006Pa.s、少なくとも0.0005Pa.s、少なくとも0.0004Pa.s、少なくとも0.0003Pa.s、少なくとも0.0002Pa.s、少なくとも0.0001Pa.s、少なくとも0.00005Pa.s、又は少なくとも0.00001Pa.s増加又は減少させることができる。
【0074】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬組成物への賦形剤の添加は、組成物の粘度を少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、又は少なくとも99%増加又は減少させることができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載されている医薬組成物への賦形剤の添加は、組成物の粘度を5%以下、10%以下、15%以下、20%以下、25%以下、30%以下、35%以下、40%以下、45%以下、50%以下、55%以下、60%以下、65%以下、70%以下、75%以下、80%以下、85%以下、90%以下、95%以下、又は99%以下まで増加又は減少させることができる。
純度
【0075】
本明細書に記載されている製剤又は単位投薬形態は、指定された期間に、例えば、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.1%、約1.2%、約1.3%、約1.4%、約1.5%、約1.6%、約1.7%、約1.8%、約1.9%、約2%、約2.1%、約2.2%、約2.3%、約2.4%、約2.5%、約2.6%、約2.7%、約2.8%、約2.9%、約3%、約3.1%、約3.2%、約3.3%、約3.4%、約3.5%、約3.6%、約3.7%、約3.8%、約3.9%、約4%、約4.1%、約4.2%、約4.3%、約4.4%、約4.5%、約4.6%、約4.7%、約4.8%、約4.9%、約5%、約5.5%、約6%、約6.5%、約7%、約7.5%、約8%、約8.5%、約9%、約9.5%、又は約10%の分解を呈することができる。本明細書に開示されている製剤又は単位投薬形態の分解は、約24時間、約36時間、約72時間、約96時間、約1週間、約2週間、約3週間、約4週間、約5週間、約6週間、約2ヶ月間、約3ヶ月間、約4ヶ月間、約5ヶ月間、約6ヶ月間、約8ヶ月間、約10ヶ月間、約1年間、約13ヶ月間、約14ヶ月間、約15ヶ月間、約16ヶ月間、約17ヶ月間、約18ヶ月間、約19ヶ月間、約20ヶ月間、約21ヶ月間、約22ヶ月間、約23ヶ月間、約2年間、約25ヶ月間、約26ヶ月間、約27ヶ月間、約28ヶ月間、約29ヶ月間、約30ヶ月間、約31ヶ月間、約32ヶ月間、約33ヶ月間、約34ヶ月間、約35ヶ月間、又は約3年間の保存後に評価することができる。本明細書に開示されている製剤又は単位投薬形態の分解は、例えば、約0℃、約1℃、約2℃、約3℃、約4℃、約5℃、約6℃、約7℃、約8℃、約9℃、約10℃、約11℃、約12℃、約13℃、約14℃、約15℃、約16℃、約17℃、約18℃、約19℃、約20℃、約21℃、約22℃、約23℃、約24℃、約25℃、約26℃、約27℃、約28℃、約29℃、約30℃、約31℃、約32℃、約33℃、約34℃、約35℃、約36℃、約37℃、約38℃、約39℃、約40℃、約41℃、約42℃、約43℃、約44℃、約45℃、約46℃、約47℃、約48℃、約49℃、約50℃、約55℃、約60℃、又は約0℃~約5℃、約1℃~約6℃、約2℃~約7℃、約2℃~約8℃、約3℃~約8℃、約4℃~約9℃、約5℃~約10℃、約6℃~約11℃、約7℃~約12℃、約8℃~約13℃、約9℃~約14℃、約10℃~約15℃、約11℃~約16℃、約12℃~約17℃、約13℃~約18℃、約14℃~約19℃、約15℃~約20℃、約16℃~約21℃、約17℃~約22℃、約18℃~約23℃、約19℃~約24℃、約20℃~約25℃、約21℃~約26℃、約22℃~約27℃、約23℃~約28℃、約24℃~約29℃、約25℃~約30℃、約26℃~約31℃、約27℃~約32℃、約28℃~約33℃、約29℃~約34℃、約30℃~約35℃、約31℃~約36℃、約32℃~約37℃、約33℃~約38℃、約34℃~約39℃、約35℃~約40℃、約36℃~約41℃、約37℃~約42℃、約38℃~約43℃、約39℃~約44℃、約40℃~約45℃、約41℃~約46℃、約42℃~約47℃、約43℃~約48℃、約44℃~約49℃、約45℃~約50℃、又は約55℃~約60℃の温度で評価することができる。
【0076】
本明細書に記載されている医薬製剤の純度は、例えば、特定のpHで製剤化したときに、特定の温度で、特定の期間にわたって残存する活性成分の量を分析することによって決定することができる。さらに、医薬製剤の純度は、例えば、特定のpHで製剤化したときに、特定の温度で、特定の期間にわたって、医薬製剤中に存在する不純物の量を決定することによって評価することができる。活性成分及び不純物の量は、例えば、HPLCによって決定することができる。
【0077】
本明細書中のあらゆる化合物は精製することができる。化合物は、少なくとも1%純粋、少なくとも2%純粋、少なくとも3%純粋、少なくとも4%純粋、少なくとも5%純粋、少なくとも6%純粋、少なくとも7%純粋、少なくとも8%純粋、少なくとも9%純粋、少なくとも10%純粋、少なくとも11%純粋、少なくとも12%純粋、少なくとも13%純粋、少なくとも14%純粋、少なくとも15%純粋、少なくとも16%純粋、少なくとも17%純粋、少なくとも18%純粋、少なくとも19%純粋、少なくとも20%純粋、少なくとも21%純粋、少なくとも22%純粋、少なくとも23%純粋、少なくとも24%純粋、少なくとも25%純粋、少なくとも26%純粋、少なくとも27%純粋、少なくとも28%純粋、少なくとも29%純粋、少なくとも30%純粋、少なくとも31%純粋、少なくとも32%純粋、少なくとも33%純粋、少なくとも34%純粋、少なくとも35%純粋、少なくとも36%純粋、少なくとも37%純粋、少なくとも38%純粋、少なくとも39%純粋、少なくとも40%純粋、少なくとも41%純粋、少なくとも42%純粋、少なくとも43%純粋、少なくとも44%純粋、少なくとも45%純粋、少なくとも46%純粋、少なくとも47%純粋、少なくとも48%純粋、少なくとも49%純粋、少なくとも50%純粋、少なくとも51%純粋、少なくとも52%純粋、少なくとも53%純粋、少なくとも54%純粋、少なくとも55%純粋、少なくとも56%純粋、少なくとも57%純粋、少なくとも58%純粋、少なくとも59%純粋、少なくとも60%純粋、少なくとも61%純粋、少なくとも62%純粋、少なくとも63%純粋、少なくとも64%純粋、少なくとも65%純粋、少なくとも66%純粋、少なくとも67%純粋、少なくとも68%純粋、少なくとも69%純粋、少なくとも70%純粋、少なくとも71%純粋、少なくとも72%純粋、少なくとも73%純粋、少なくとも74%純粋、少なくとも75%純粋、少なくとも76%純粋、少なくとも77%純粋、少なくとも78%純粋、少なくとも79%純粋、少なくとも80%純粋、少なくとも81%純粋、少なくとも82%純粋、少なくとも83%純粋、少なくとも84%純粋、少なくとも85%純粋、少なくとも86%純粋、少なくとも87%純粋、少なくとも88%純粋、少なくとも89%純粋、少なくとも90%純粋、少なくとも91%純粋、少なくとも92%純粋、少なくとも93%純粋、少なくとも94%純粋、少なくとも95%純粋、少なくとも96%純粋、少なくとも97%純粋、少なくとも98%純粋、少なくとも99%純粋、少なくとも99.1%純粋、少なくとも99.2%純粋、少なくとも99.3%純粋、少なくとも99.4%純粋、少なくとも99.5%純粋、少なくとも99.6%純粋、少なくとも99.7%純粋、少なくとも99.8%純粋、又は少なくとも99.9%純粋であり得る。
【0078】
本明細書に記載されている組成物中の不純物の量は、例えば、組成物中に存在する化合物の質量に対して、約0.01%、約0.02%、約0.03%、約0.04%、約0.05%、約0.06%、約0.07%、約0.08%、約0.09%、約0.1%、約0.2%、約0.3%、約0.4%、約0.5%、約0.6%、約0.7%、約0.8%、約0.9%、約1%、約1.1%、約1.2%、約1.3%、約1.4%、約1.5%、約1.6%、約1.7%、約1.8%、約1.9%、約2%、約2.1%、約2.2%、約2.3%、約2.4%、約2.5%、約2.6%、約2.7%、約2.8%、約2.9%、約3%、約3.1%、約3.2%、約3.3%、約3.4%、約3.5%、約3.6%、約3.7%、約3.8%、約3.9%、約4%、約4.1%、約4.2%、約4.3%、約4.4%、約4.5%、約4.6%、約4.7%、約4.8%、約4.9%、約5%、約5.5%、約6%、約6.5%、約7%、約7.5%、約8%、約8.5%、約9%、約9.5%、約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、又は約100%であり得る。
【0079】
本明細書に記載されている製剤中に存在する非オピオイド鎮痛薬の一方又は両方の分解の量は、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約3週間、又は少なくとも約1ヶ月間にわたって、約60℃未満の温度で、製剤が液体製剤として保存されるときに、約10%、約5%又は約2%を下回るように維持することができる。
【0080】
本明細書に記載されている医薬製剤中の不純物には、例えば、4-アミノフェノール(p-アミノフェノール)、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オン(MPP、プレガバリンラクタム)又はいずれかの未知の不純物が含まれ得る。
【0081】
本明細書に記載されている製剤中の不純物及び活性成分の量を特定するために使用することができる方法の非限定的な例には、HPLC、逆相HPLC(RP-HPLC)、質量分析法(MS)、マトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間(MALDI-TOF)、エレクトロスプレーイオン化飛行時間(ESI-TOF)、ガスクロマトグラフィー-質量分析法(GC-MS)、液体クロマトグラフィー-質量分析法(LC-MS)及び二次元ゲル電気泳動が含まれる。
【0082】
HPLCは、固定相と表記される固体吸着材の充填されたカラムを通して混合物の成分を分離するための高圧を用いて、不純物を同定するために使用することができる。試料成分は、カラムに加えられる圧力、固定相に使用される材料、固定相に使用される粒子の大きさ、カラムで使用される溶媒の組成及びカラムの温度に基づいて、異なるようにカラムと相互作用することができる。試料成分と固定相との間の相互作用は、試料の成分がカラムを通して移動するために必要とされる時間に影響を与えることができる。注入点から溶出までに成分がカラムを通して移動するために必要とされる時間は、保持時間として知られる。
【0083】
カラムから溶出されると、溶出された成分は、カラムに取り付けられたUV検出器を用いて検出することができる。成分が検出される光の波長は、成分の保持時間と組み合わせて、成分を同定するために使用することができる。さらに、検出器によって表示されたピークは、当初の試料中に存在する成分の量を決定するために使用することができる。試料成分を検出するために使用することができる光の波長には、例えば、約200nM、約225nm、約250nm、約275nm、約300nm、約325nm、約350nm、約375nm及び約400nmが含まれる。
【0084】
本明細書に記載されている製剤中の不純物を同定するために、質量分析法(MS)を使用することもできる。試料は、質量分析器中に注入することができる。注入すると、試料はイオン化され、イオン化に際して作成される質量対電荷比にしたがうスペクトル上でイオンとして検出することができる。次いで、質量対電荷比は、試料中に存在する不純物を決定するために使用することができる。
薬物動態及び薬力学。
【0085】
本明細書に記載されているように、所望の又は効果的な血液特性など、所望の薬物動態又は薬力学的特性を達成するために、用量は調節することができる。
【0086】
薬物動態及び薬力学的データは、様々な実験技術によって取得することができる。特定の組成物を記述する適切な薬物動態及び薬力学的特性の成分は、ヒト対象における薬物代謝の変動によって変動し得る。薬物動態及び薬力学的特性は、対象の群の平均パラメータの決定に基づき得る。対象の群には、代表的な平均を決定するのに適した対象のあらゆる合理的な数、例えば、5人の対象、10の対象、15の対象、20の対象、25の対象、30の対象、35の対象又はそれより多い対象が含まれる。平均は、例えば、測定された各パラメータに対する全ての対象の測定値の平均を計算することによって決定される。本明細書に記載されているように、所望の又は効果的な血液特性など、所望の薬物動態又は薬力学的特性を達成するために、用量は調節することができる。
【0087】
薬力学的パラメータは、本明細書に記載された組成物を記述するのに適したあらゆるパラメータであり得る。例えば、薬力学的特性は、投与の、例えば、約0分、約1分、約2分、約3分、約4分、約5分、約6分、約7分、約8分、約9分、約10分、約11分、約12分、約13分、約14分、約15分、約16分、約17分、約18分、約19分、約20分、約21分、約22分、約23分、約24分、約25分、約26分、約27分、約28分、約29分、約30分、約31分、約32分、約33分、約34分、約35分、約36分、約37分、約38分、約39分、約40分、約41分、約42分、約43分、約44分、約45分、約46分、約47分、約48分、約49分、約50分、約51分、約52分、約53分、約54分、約55分、約56分、約57分、約58分、約59分、約60分、約0時間、約0.5時間、約1時間、約1.5時間、約2時間、約2.5時間、約3時間、約3.5時間、約4時間、約4.5時間、約5時間、約5.5時間、約6時間、約6.5時間、約7時間、約7.5時間、約8時間、約8.5時間、約9時間、約9.5時間、約10時間、約10.5時間、約11時間、約11.5時間、約12時間、約12.5時間、約13時間、約13.5時間、約14時間、約14.5時間、約15時間、約15.5時間、約16時間、約16.5時間、約17時間、約17.5時間、約18時間、約18.5時間、約19時間、約19.5時間、約20時間、約20.5時間、約21時間、約21.5時間、約22時間、約22.5時間、約23時間、約23.5時間、又は約24時間後の時点で取得することができる。
【0088】
薬物動態パラメータは、本明細書に開示された化合物を記述するのに適したあらゆるパラメータであり得る。Cmaxは、例えば、約1ng/mL以上;約5ng/mL以上;約10ng/mL以上;約15ng/mL以上;約20ng/mL以上;約25ng/mL以上;約50ng/mL以上;約75ng/mL以上;約100ng/mL以上;約200ng/mL以上;約300ng/mL以上;約400ng/mL以上;約500ng/mL以上;約600ng/mL以上;約700ng/mL以上;約800ng/mL以上;約900ng/mL以上;約1000ng/mL以上;約1250ng/mL以上;約1500ng/mL以上;約1750ng/mL以上;約2000ng/mL以上;約5000mg/mL;約10,000ng/mL以上;約15,000ng/mL以上;約20,000ng/mL以上;約30,000ng/mL以上;約40,000ng/mL以上、又は本明細書に記載されている化合物の薬物動態特性を記述するのに適したあらゆるその他のCmaxであり得る。Cmaxは、例えば、約1ng/mL~約5,000ng/mL;約1ng/mL~4,500ng/mL;約1ng/mL~約4,000ng/mL;約1ng/mL~約3,500ng/mL;約1ng/mL~約3,000ng/mL;約1ng/mL~約2,500ng/mL;約1ng/mL~約2,000ng/mL;約1ng/mL~約1,500ng/mL;約1ng/mL~約1,000ng/mL;約1ng/mL~約900ng/mL;約1ng/mL~約800ng/mL;約1ng/mL~約700ng/mL;約1ng/mL~約600ng/mL;約1ng/mL~約500ng/mL;約1ng/mL~約450ng/mL;約1ng/mL~約400ng/mL;約1ng/mL~約350ng/mL;約1ng/mL~約300ng/mL;約1ng/mL~約250ng/mL;約1ng/mL~約200ng/mL;約1ng/mL~約150ng/mL;約1ng/mL~約125ng/mL;約1ng/mL~約100ng/mL;約1ng/mL~約90ng/mL;約1ng/mL~約80ng/mL;約1ng/mL~約70ng/mL;約1ng/mL~約60ng/mL;約1ng/mL~約50ng/mL;約1ng/mL~約40ng/mL;約1ng/mL~約30ng/mL;約1ng/mL~約20ng/mL;約1ng/mL~約10ng/mL;約1ng/mL~約5ng/mL;約10ng/mL~約4,000ng/mL;約10ng/mL~約3,000ng/mL;約10ng/mL~約2,000ng/mL;約10ng/mL~約1,500ng/mL;約10ng/mL~約1,000ng/mL;約10ng/mL~約900ng/mL;約10ng/mL~約800ng/mL;約10ng/mL~約700ng/mL;約10ng/mL~約600ng/mL;約10ng/mL~約500ng/mL;約10ng/mL~約400ng/mL;約10ng/mL~約300ng/mL;約10ng/mL~約200ng/mL;約10ng/mL~約100ng/mL;約10ng/mL~約50ng/mL;約25ng/mL~約500ng/mL;約25ng/mL~約100ng/mL;約50ng/mL~約500ng/mL;約50ng/mL~約100ng/mL;約100ng/mL~約500ng/mL;約100ng/mL~約400ng/mL;約100ng/mL~約300ng/mL;又は約100ng/mL~約200ng/mLであり得る。
【0089】
本明細書に記載されている化合物のTmaxは、例えば、約0.5時間以下、約1時間以下、約1.5時間以下、約2時間以下、約2.5時間以下、約3時間以下、約3.5時間以下、約4時間以下、約4.5時間以下、約5時間以下、又は本明細書に記載されている化合物の薬物動態特性を記述するのに適したあらゆるその他のTmaxであり得る。Tmaxは、例えば、約0.1時間~約24時間;約0.1時間~約0.5時間;約0.5時間~約1時間;約1時間~約1.5時間;約1.5時間~約2時間;約2時間~約2.5時間;約2.5時間~約3時間;約3時間~約3.5時間;約3.5時間~約4時間;約4時間~約4.5時間;約4.5時間~約5時間;約5時間~約5.5時間;約5.5時間~約6時間;約6時間~約6.5時間;約6.5時間~約7時間;約7時間~約7.5時間;約7.5時間~約8時間;約8時間~約8.5時間;約8.5時間~約9時間;約9時間~約9.5時間;約9.5時間~約10時間;約10時間~約10.5時間;約10.5時間~約11時間;約11時間~約11.5時間;約11.5時間~約12時間;約12時間~約12.5時間;約12.5時間~約13時間;約13時間~約13.5時間;約13.5時間~約14時間;約14時間~約14.5時間;約14.5時間~約15時間;約15時間~約15.5時間;約15.5時間~約16時間;約16時間~約16.5時間;約16.5時間~約17時間;約17時間~約17.5時間;約17.5時間~約18時間;約18時間~約18.5時間;約18.5時間~約19時間;約19時間~約19.5時間;約19.5時間~約20時間;約20時間~約20.5時間;約20.5時間~約21時間;約21時間~約21.5時間;約21.5時間~約22時間;約22時間~約22.5時間;約22.5時間~約23時間;約23時間~約23.5時間;又は約23.5時間~約24時間であり得る。
【0090】
本明細書に記載されている化合物のAUC(0-inf)又はAUC(last)は、例えば、約1ng・時間/mL以上、約5ng・時間/mL以上、約10ng・時間/mL以上、約20ng・時間/mL以上、約30ng・時間/mL以上、約40ng・時間/mL以上、約50ng・時間/mL以上、約100ng・時間/mL以上、約150ng・時間/mL以上、約200ng・時間/mL以上、約250ng・時間/mL以上、約300ng・時間/mL以上、約350ng・時間/mL以上、約400ng・時間/mL以上、約450ng・時間/mL以上、約500ng・時間/mL以上、約600ng・時間/mL以上、約700ng・時間/mL以上、約800ng・時間/mL以上、約900ng・時間/mL以上、約1000ng・時間/mL以上、約1250ng・時間/mL以上、約1500ng・時間/mL以上、約1750ng・時間/mL以上、約2000ng・時間/mL以上、約2500ng・時間/mL以上、約3000ng・時間/mL以上、約3500ng・時間/mL以上、約4000ng・時間/mL以上、約5000ng・時間/mL以上、約6000ng・時間/mL以上、約7000ng・時間/mL以上、約8000ng・時間/mL以上、約9000ng・時間/mL以上、約10,000ng・時間/mL以上、約15,000ng・時間/mL以上、約20,000ng・時間/mL以上、約25,000ng・時間/mL以上、約30,000ng・時間/mL以上、約40,000ng・時間/mL以上、約50,000ng・時間/mL以上、又は本明細書に記載されている化合物の薬物動態特性を記述するのに適したあらゆるその他のAUC(0-inf)であり得る。化合物のAUC(0-inf)は、例えば、約1ng・時間/mL~約10,000ng・時間/mL;約1ng・時間/mL~約10ng・時間/mL;約10ng・時間/mL~約25ng・時間/mL;約25ng・時間/mL~約50ng・時間/mL;約50ng・時間/mL~約100ng・時間/mL;約100ng・時間/mL~約200ng・時間/mL;約200ng・時間/mL~約300ng・時間/mL;約300ng・時間/mL~約400ng・時間/mL;約400ng・時間/mL~約500ng・時間/mL;約500ng・時間/mL~約600ng・時間/mL;約600ng・時間/mL~約700ng・時間/mL;約700ng・時間/mL~約800ng・時間/mL;約800ng・時間/mL~約900ng・時間/mL;約900ng・時間/mL~約1,000ng・時間/mL;約1,000ng・時間/mL~約1,250ng・時間/mL;約1,250ng・時間/mL~約1,500ng・時間/mL;約1,500ng・時間/mL~約1,750ng・時間/mL;約1,750ng・時間/mL~約2,000ng・時間/mL;約2,000ng・時間/mL~約2,500ng・時間/mL;約2,500ng・時間/mL~約3,000ng・時間/mL;約3,000ng・時間/mL~約3,500ng・時間/mL;約3,500ng・時間/mL~約4,000ng・時間/mL;約4,000ng・時間/mL~約4,500ng・時間/mL;約4,500ng・時間/mL~約5,000ng・時間/mL;約5,000ng・時間/mL~約5,500ng・時間/mL;約5,500ng・時間/mL~約6,000ng・時間/mL;約6,000ng・時間/mL~約6,500ng・時間/mL;約6,500ng・時間/mL~約7,000ng・時間/mL;約7,000ng・時間/mL~約7,500ng・時間/mL;約7,500ng・時間/mL~約8,000ng・時間/mL;約8,000ng・時間/mL~約8,500ng・時間/mL;約8,500ng・時間/mL~約9,000ng・時間/mL;約9,000ng・時間/mL~約9,500ng・時間/mL;又は約9,500ng・時間/mL~約10,000ng・時間/mLであり得る。
【0091】
本明細書に記載されている化合物の血漿濃度は、例えば、約1ng/mL以上、約5ng/mL以上、約10ng/mL以上、約15ng/mL以上、約20ng/mL以上、約25ng/mL以上、約50ng/mL以上、約75ng/mL以上、約100ng/mL以上、約150ng/mL以上、約200ng/mL以上、約300ng/mL以上、約400ng/mL以上、約500ng/mL以上、約600ng/mL以上、約700ng/mL以上、約800ng/mL以上、約900ng/mL以上、約1000ng/mL以上、約1200ng/mL以上、又は本明細書に記載されている化合物のあらゆるその他の血漿濃度であり得る。血漿濃度は、例えば、約1ng/mL~約2,000ng/mL;約1ng/mL~約5ng/mL;約5ng/mL~約10ng/mL;約10ng/mL~約25ng/mL;約25ng/mL~約50ng/mL;約50ng/mL~約75ng/mL;約75ng/mL~約100ng/mL;約100ng/mL~約150ng/mL;約150ng/mL~約200ng/mL;約200ng/mL~約250ng/mL;約250ng/mL~約300ng/mL;約300ng/mL~約350ng/mL;約350ng/mL~約400ng/mL;約400ng/mL~約450ng/mL;約450ng/mL~約500ng/mL;約500ng/mL~約600ng/mL;約600ng/mL~約700ng/mL;約700ng/mL~約800ng/mL;約800ng/mL~約900ng/mL;約900ng/mL~約1,000ng/mL;約1,000ng/mL~約1,100ng/mL;約1,100ng/mL~約1,200ng/mL;約1,200ng/mL~約1,300ng/mL;約1,300ng/mL~約1,400ng/mL;約1,400ng/mL~約1,500ng/mL;約1,500ng/mL~約1,600ng/mL;約1,600ng/mL~約1,700ng/mL;約1,700ng/mL~約1,800ng/mL;約1,800ng/mL~約1,900ng/mL;又は約1,900ng/mL~約2,000ng/mLであり得る。
【0092】
薬力学的パラメータは、本開示の組成物を記述するのに適したあらゆるパラメータであり得る。例えば、薬力学的特性は、本明細書に記載されている医薬製剤を投与された対象において増加した疼痛耐性を実証することができる。
【0093】
本明細書に記載されている方法を用いて投与される化合物に対して計算することができる薬力学及び薬物動態パラメータの非限定的な例には、
a)用量Dとして表すことができる、投与された薬物の量
b)τとして表すことができる、投与間隔
c)分布容積Vとして表すことができ、
【数1】
である、薬物が分布されている見かけの容積
d)濃度C又はCssであって、
【数2】
であり、複数の試料に対する平均血漿濃度として表すことができる、所定の血漿の容積中の薬物の量
e)薬物の半減期t1/2であって、
【数3】
f)身体から薬物が除去される速度kであって、
【数4】
g)式Kinを釣り合わせるために必要とされる注入の速度であって、
【数5】
h)AUC0-∞として表すことができ、
【数6】
であるか、又は定常状態においては、AUCτ,ssとして表すことができ、
【数7】
である、単回用量の投与後の濃度-時間曲線の積分
i)CL(クリアランス)として表すことができ、
【数8】
である、単位時間当たりに薬物を除去される血漿の容積
j)fとして表すことができ、
【数9】
である、薬物の全身的に利用可能な割合
k)投与後の薬物のピーク血漿濃度Cmax
l)薬物がCmaxに達するのに要する時間tmax
m)次の用量が投与される前に薬物が到達する最低濃度Cmin及び
n)
【数10】
として表すことができ、
【数11】
である、定常状態における1投与間隔内のピークトラフ変動(fluctuation)が含まれる。
【0094】
静脈内注射を介して投与されたときに、本明細書に記載されている医薬組成物は、投与の約、例えば、1時間又は2時間未満以内に、少なくとも約50%、少なくとも約70%、少なくとも約80%又は少なくとも約90%のレベルで効果を発揮することができる。本明細書に記載されている医薬組成物は、投与後少なくとも約1時間、少なくとも約2時間、少なくとも約3時間又は少なくとも6時間、少なくとも約50%、少なくとも約70%、少なくとも約80%又は少なくとも約90%のレベルで有効であり続けることができる。
【0095】
本明細書に記載されている医薬製剤は、手術の約1分、約2分、約3分、約4分、約5分、約6分、約7分、約8分、約9分、約10分、約11分、約12分、約13分、約14分、約15分、約16分、約17分、約18分、約19分、約20分、約25分、約30分、約35分、約40分、約45分、約50分、約55分、約1時間、約1.5時間、約2時間、約2.5時間、約3時間、約3.5時間、約4時間、約4.5時間、約5時間、約5.5時間、約6時間、約6.5時間、約7時間、約7.5時間、約8時間、約8.5時間、約9時間、約9.5時間、約10時間、約10.5時間、約11時間、約11.5時間、約12時間、約18時間、約24時間、約30時間、約36時間、約42時間、又は約48時間前もしくは後に、対象に投与することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、手術が開始するのと同時に患者に投与することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、手術の間に患者に投与することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、手術が終了した直後に患者に投与することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、1回又はそれを超える回数、手術前、手術中又は手術後に、患者に対して投与することができる。例えば、本明細書に記載されている医薬製剤は、1日に1回、1日に2回、1日に3回、1日に4回、1日に5回、1日に6回、1日に7回、1日に8回、1日に9回又は1日に10回、患者に投与することができる。本明細書に記載されている医薬製剤は、1時間ごとに、2時間ごとに、3時間ごとに、4時間ごとに、5時間ごとに、6時間ごとに、7時間ごとに、8時間ごとに、9時間ごとに、10時間ごとに、11時間ごとに、又は12時間ごとに患者に投与することができる。
【0096】
本開示は、安定性、投与、有効性及び製剤粘度の調節に利点を与える医薬製剤のいくつかの実施形態を提供する。本明細書に開示されているいずれの実施形態も、併用して又は個別に使用することができる。例えば、本明細書に開示されているあらゆる薬学的に許容され得る賦形剤、方法、技術、溶媒又は化合物は、あらゆる治療的結果を達成するために、本明細書に開示されているあらゆる他の薬学的に許容され得る賦形剤、方法、技術、溶媒又は化合物と共に使用することができる。化合物、賦形剤及びその他の製剤成分は、いずれのこのような製剤中においても、本明細書に開示されている任意の量、比率又は百分率で存在することができ、あらゆるこのような組み合わせは、本明細書に開示されているあらゆる目的のために治療的に及び本明細書に記載されているあらゆる粘度を与えるために使用することができる。
本明細書において使用される実験法
【0097】
ロータロッド/アクセルロッド試験:ロータロッド/アクセルロッド(accelerod)試験は、げっ歯類における神経筋協調及び運動機能を評価するために使用することができる。グリップを強化するため通常畝状に隆起した表面を有する水平方向の丸棒からなる装置上に動物を置く。次いで、回転の速度を一定に保ちながら(ロータロッド)又は経時的に増加しながら(アクセルロッド)、長軸の周りに棒を回転させる。動物は回転する棒の上に留まろうとし、落下するまでの潜時を記録する。
【0098】
ロータロッド/アクセルロッド試験は、運動機能又は神経筋協調に対する効果に関して、薬物又は薬物の組み合わせをスクリーニングするために使用することができる。ベースライン結果を処置後の結果と比較することができ、又は対照群を処置群と比較することができる。落下までの減少した潜時は、損傷された神経筋協調又は運動機能の証拠と考えられ、これは、神経変性及び中枢神経系傷害の動物モデルにおいて観察することができる。ジアゼパムなどのベンゾジアゼピンはロータロッド/アクセルロッド試験での成績を低下させることができ、陽性対照としての役割を果たすことができる。
【0099】
ホットプレート試験:ホットプレート試験は、げっ歯類における疼痛感受性を評価するために使用することができる試験である。本試験は、熱い表面上に置かれたげっ歯類は、足をなめること及び/又は跳ぶことによって、侵害刺激への嫌悪を示すことができるという原理に基づいている。本試験では、運動を制約するために円筒状の閉鎖空間に動物を入れる。空間の床表面は、嫌悪応答を惹起するのに十分に熱いが、組織損傷を誘導するほど熱くない温度、典型的には50~56℃に維持される。動物はモニターされ、足をなめ又は跳ぶまでの潜時が記録される。本試験は、疼痛検知閾値に対する効果について新規薬物又は薬物の組み合わせをスクリーニングするために使用することができ、鎮痛効果を有する物質は、なめる/跳ぶまでの潜時を増加させることができるのに対して、痛覚過敏効果を有する物質は潜時を減少させることができる。
【0100】
インビトロ溶血試験:インビトロ溶血試験は、目的の処置が赤血球(erythrocyte)(赤血球(red blood cell))溶解活性を示すかどうかを決定するために使用することができる。製剤中の活性化合物、その代謝物又は賦形剤が、インビボにおいて、好中球減少症、血小板減少症、溶血性貧血、再生不良性貧血又は大球性貧血をもたらし得る有毒な溶血を引き起こす潜在性を評価するために、薬物候補を試験することができる。
【0101】
目的の化合物を系列希釈し、血漿又は等張緩衝液のいずれかの中に懸濁された赤血球に加える。陽性対照として、公知の溶血剤(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム)で赤血球を処理し、陰性対照として、試験化合物を欠くビヒクル(例えば、ジメチルスルホキシド)で赤血球を処理する。次いで、37℃で試料をインキュベートし、遠心分離して完全な状態の細胞及び大きな粒状物を除去し、分光光度法により上清の吸光度を測定する。上清中のヘモグロビンの存在のために、吸光度は溶血に比例して増加し得る。次いで、
【数12】
に類似する式を用いて、各試料中のパーセント溶血を計算することができる。
【実施例
【0102】
[実施例1] プレガバリン及びアセトアミノフェンの溶解度に対するpHの影響
室温で、水中において、異なるpH値で、プレガバリン(PGB)及びアセトアミノフェン(APAP)の溶解度を決定した。50mg/mLの濃度で水中にアセトアミノフェンを、100mg/mLの濃度でプレガバリンを添加することによって、試料を調製した。次いで、必要とされる範囲にpHを調整した。HPLC-UVによって、活性成分の濃度を決定した。
【0103】
表1から明らかであるように、4~7のpH範囲において、アセトアミノフェンの溶解度に有意差は観察されなかった。
【0104】
表2に示されているように、プレガバリンの溶解度はpH4でより高く、5~7のpH範囲で約31mg/mLであることが明らかとなった。
【表1】
【表2】
【0105】
プレガバリンとアセトアミノフェンを水性担体中に共溶解させると、水性担体中のプレガバリン及びアセトアミノフェンの濃度を増加させることができる。それぞれ、50mg/mL及び100mg/mLの濃度で水中にアセトアミノフェン及びプレガバリンを添加し、必要とされる範囲にpHを調整することによって、溶解度試料を調整した。
【0106】
表3から明らかであるように、アセトアミノフェンの溶解度は、プレガバリンの存在下で約21mg/mLに増加し、これは、pH4でのアセトアミノフェン単独に対して得られた溶解度の1.5倍超であった。また、プレガバリン単独に対して同一のpH範囲において得られた溶解度値と比べて、5~7のpH範囲内で、アセトアミノフェンの存在下でのプレガバリンの溶解度の増加が観察された。
【表3】
[実施例2] アセトアミノフェン及びプレガバリン製剤の安定性
【0107】
アセトアミノフェンとプレガバリンの共製剤の安定性を決定するために、表4に示されているように、クエン酸緩衝液(10mM)、酢酸緩衝液(10mM)及びリン酸緩衝液(10mM)を4つの別個の製造タンク中に配置した。プレガバリン、アセトアミノフェン及び他の賦形剤をタンクのそれぞれに添加し、それぞれ、4.5及び10mg/mLの濃度を得るために、必要とされる量の水(注射用水)を満たした。
【0108】
次いで、HCl又はNaOHを用いて、タンクのそれぞれのpHを再調整した。タンクの容積を、酸素除去された水で構成してよい。
【0109】
100mLの目標充填容積で、100mLのポリプロピレン袋中にバルク溶液を充填し、次いで、栓をして、密封した。次いで、酸素消去剤とともに、アルミニウム袋内に袋をさらに包装し、密封した。
【0110】
アッセイ及び不純物に関して、試料を試験した。表4は、それぞれ、2つの異なる緩衝液中の、2つの異なるpH条件でのプレガバリン及びアセトアミノフェンの4つの異なる製剤を示している。
【表4】
【0111】
表5及び6は、プレガバリン又はアセトアミノフェンのアッセイ値を与え、表4に記載された各溶液中のプレガバリン又はアセトアミノフェンの残存する有効性を反映している。
【0112】
各試験された溶液中で、プレガバリン又はアセトアミノフェンのアッセイ値は、60℃で2週間後又は40℃若しくは25℃で一ヶ月後に少なくとも98%又はそれを上回って残存した。
【表5】
【表6-1】
【表6-2】
【0113】
組み合わされた投与量中のアセトアミノフェン及びプレガバリンの決定は、205nmでのUV検出を有するRP-HPLCを用いて行った。Thermo Scientific Hypersil GOLD aQカラムを使用することによって、APAP及びPGB相互並びに医薬品中に存在する不純物及び分解物からのAPAP及びPGBの分離を達成した。
【0114】
この手技において使用されたクロマトグラフィー条件は、以下の通りであった。
【表33】
【0115】
表7~9に示されているように、40℃(加速された保存条件)又はより低い温度で溶液を保存したときには、不純物レベルは検出可能な量を下回っていた。溶液を60℃で保存したときには、pH6の担体溶液は、pH5.5の同じ条件より少ない不純物を生成した。
【0116】
例えば、1ヶ月後に、試験された試料の全ては透明で、無色であり、25及び40℃で沈殿の徴候を示さなかった。25及び40℃で1ヶ月の試料では、アセトアミノフェン及びプレガバリンのアッセイ値は約100%であり、4-アミノフェノール及びMPPレベルは観察されなかった。
【0117】
表10及び11からさらに明らかであるように、ごく少量の、既知の不純物4-アミノフェノール及び4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オン(MPP、プレガバリンラクタムとも称される。)及び未知の不純物が、25及び40℃での1ヶ月(one-month month)安定性試料中で検出された。
【表7】
【表8】
【表9-1】
【表9-2】
[実施例3] アセトアミノフェン-プレガバリン組み合わせ製剤の薬物動態パラメータ
【0118】
ガラスバイアル中に、表10に示されているように、プレガバリン及び/又はアセトアミノフェンを秤量することによって、試験用の製剤を調製した。所望の濃度を達成するために、0.9%食塩水(20mL)に活性成分を溶解した。透明な溶液が得られるまで、穏やかに旋回することによって、食塩水とバイアル構成成分を混合した。滅菌0.45μmPVDF膜注射器フィルターを通して、得られた透明な溶液をろ過し、次いで、さらなる研究のために使用した。
【表10】
【0119】
ラットでのアセトアミノフェン、プレガバリン、及びアセトアミノフェンとプレガバリンの組み合わせ製剤の15分の注入後に、24時間にわたって、薬物動態パラメータを分析した(表11、図1-アセトアミノフェン、表12、図2-プレガバリン)。
【0120】
プレガバリンの存在又は非存在は、ラットでのアセトアミノフェンの薬物動態に影響を与えなかった(表11、図1)。プレガバリンの薬物動態特性の変化は、アセトアミノフェンの存在又は非存在下で観察されなかった(表12、図2)。
【0121】
等価に対する一般的な範囲(80%~125%)が決定されると、両パラメータ(Cmax及びAUC)は等価範囲内にあった。この知見は、他の薬物の薬物動態特性に対するいずれかの薬物の影響の欠如をさらに支持した。したがって、アセトアミノフェンとプレガバリンとの組み合わせは、単独で与えられたいずれかの薬物と比べて、最大血液濃度(Cmax)も総曝露(AUC)も変化させなかった。
【表11】
【表12】
【0122】
組み合わせ製剤の薬物動態及び毒物学的特性を評価するために、アセトアミノフェン(10mg/mL)、プレガバリン(0.75mg/mL)、プレガバリン(3mg/mL)、アセトアミノフェン(10mg/mL)+プレガバリン(0.75mg/mL)、アセトアミノフェン(10mg/mL)+プレガバリン(3mg/mL)又はビヒクル対照の15分の静脈内注入をラットに投与した。血液試料を24時間の期間にわたって収集し、その時点でラットを放血させ、臨床病理学評価(化学、血液学及び凝固)のために血液を収集した。最後に、全ての動物を剖検し(全ての外腔及び内腔並びに臓器を調べた。)、頸静脈、肺、肝臓及び腎臓中の注入の部位は組織病理学的評価を受けた。
【0123】
本研究から得られた結果は、本研究の条件下では、アセトアミノフェンとプレガバリンの組み合わせ製剤は臨床病理学パラメータを変化させないことを実証した(血液学-表13、凝固-表14、臨床化学-表15)。さらに、(表16で肺に対して示されているように)ビヒクル対照と比べて、採取されたいずれの組織中でも、組織病理学に変化は観察されなかった。
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
[実施例4] 組み合わせ製剤による薬剤誘発性自己免疫性溶血性貧血の分析
【0124】
赤血球に対する各化合物の溶血能を決定するために、4つの生物学的マトリックス(マウス、ラット、イヌ及びヒトの非凝固全血)を用いたインビトロ溶血試験を使用して、単独又は組み合わせたアセトアミノフェン及びプレガバリンを評価した。
【0125】
アセトアミノフェン(5、7.5、10mg/mL)、プレガバリン(0.75、1.5及び3mg/mL)、アセトアミノフェン(10mg/mL)+プレガバリン(0.75、1.5及び3mg/mL)、食塩水対照、又は陽性対照(2%SDS)のいずれかと血液を混合し、15分間、37℃でインキュベートした。
【0126】
本研究の結果に基づいて(表17及び18)、アセトアミノフェン及びプレガバリンの組み合わせは、試験された条件下で、マウス、ラット、イヌ又はヒト由来の血液において溶血を引き起こさなかった。
【表17-1】
【表17-2】
【表18】
[実施例5] 組み合わせ製剤の薬力学的パラメータ
【0127】
組み合わせ製剤の薬力学的パラメータを決定するために、アセトアミノフェン、プレガバリン又は組み合わせをラットに投与した。ラットに対する化合物の効果は、ロータロッド試験によって評価した。
【0128】
プレガバリン単独の効果を試験するために、プレガバリンの異なる用量(5、10、20、40、60、80及び100mg/kg)を、15分の注入としてラットに投与した。ラットの運動制御に対するプレガバリンの効果を、5匹の雄のSprague-Dawleyラットの群で評価した。時間0(注入後15分)の30分前から開始して、15分にわたって、静脈内注入(IV-CI)によって、ビヒクル及び試験剤を投与した。実験に対する陽性対照としての役割を果たしたラットの群に、時間0の60分前に陽性対照として、経口経管栄養(PO)を介してクロルプロマジン(30mg/kg)を投与した。
【0129】
時間0及び時間0の1時間後に、加速するロータロッド上にラットを置き、ラットがロータロッド上に留まった時間(秒)を記録した。
【0130】
ビヒクル対照と試験物品/陽性対照群間での比較のために、一元配置分散分析後のダネット検定によって結果を分析した。図3中にアスタリスクで示されているように、0.05未満のp値が、運動協調の統計学的に有意な阻害を示すと考えた。運動制御の阻害は、試験剤の効果による顕著な傾眠/めまいを示した。
【0131】
さらに、アセトアミノフェンとプレガバリンの組み合わせがプレガバリンの薬力学に影響を及ぼすかどうかを見るために、アセトアミノフェンあり又はなしで、プレガバリンの効果を試験した。
【0132】
アセトアミノフェン(50mg/kg)あり又はなしでのプレガバリンの異なる用量(10、20又は40mg/kg)を、15分の注入としてラットに投与し、ラットの運動制御に対するプレガバリンの効果を、5匹の雄のSprague-Dawleyラットの群で評価した。時間0(注入後15分)の30分前から開始して、15分にわたって、静脈内注入(IV-CI)によって、ビヒクル及び試験剤を投与した。実験に対する陽性対照としての役割を果たしたラットの群に、時間0の60分前に、経口経管栄養(PO)を介してクロルプロマジン(30mg/kg)を投与した。時間0及び時間0の1時間後に、加速するロータロッド上にラットを置き、ラットがロータロッド上に留まった時間(秒)を記録した。
【0133】
ビヒクル対照と試験物品/陽性対照群間での比較のために、一元配置分散分析後のダネット検定によって結果を分析した。図4中にアスタリスクで示されているように、0.05未満のp値が、運動協調の統計学的に有意な阻害を示すと考えた。運動制御の阻害は、試験剤の効果による顕著な傾眠/めまいを示した。
[実施例6] 組み合わせ製剤の体性疼痛に対する効果の分析
【0134】
プレガバリン、アセトアミノフェン又は組み合わせ製剤の投与後に、体性疼痛に対する効果を評価するためにホットプレート試験を使用した。プレガバリンの異なる用量(10、20又は40mg/kg)を、アセトアミノフェン(50mg/kg)あり又はなしで、15分の注入としてラットに投与した。8匹の雄のSprague-Dawleyラットの群で体性疼痛に対する効果を試験した。
【0135】
時間0(注入後15分)の30分前から開始して、15分にわたって、静脈内注入(IV-CI)によって、ビヒクル及び試験剤を投与した。モルヒネを陽性対照として使用し、時間0の60分前に皮下投与によって投与した(3mg/kg)。時間0及び時間0の1時間後に、52℃での強い熱刺激(ホットプレート)の上にラットを置いた。ラットの疼痛閾値は、足引っ込め応答を惹起するために必要とされる時間(秒)(潜時)に基づいて評価した。
【0136】
結果が、図5に示されている。ビヒクル対照と試験物品/陽性対照群間での比較のために、一元配置分散分析後のダネット検定によってデータを分析した。0.05未満のp値が、外部源からの体性疼痛を検知するラットの能力の統計学的に有意な阻害を示した。この結果は、プレガバリンとアセトアミノフェンの組み合わせが体性疼痛を阻害したことを示した。
【0137】
図5から明らかなように、鎮痛効果の開始は、(予想されたように)モルヒネについてはほぼ即時であった。少なくとも1つの組み合わせ(50mg/kgAPAP、40mg/kgプレガバリン)についての開始は、相対的に迅速であった。図5は、50mg/kgアセトアミノフェン、40mg/kgプレガバリン製剤は、ベースラインでの約8秒の初回潜時に対して約16秒まで潜時を増加させた。さらに、少なくとも1つの組み合わせ(50mg/kgAPAP、40mg/kgプレガバリン)は、モルヒネによって与えられた鎮痛の効果及び持続時間を超える相乗的鎮痛効果を有していた。
[実施例7] 異なる緩衝液とpHを用いた、組み合わせ製剤中の不純物レベルの分析。
【0138】
製剤中の不純物レベルを決定するために緩衝液とpHが変更された、アセトアミノフェンとプレガバリンのいくつかの製剤を試験した。
【0139】
表19~25は、pH5.5又は6の様々な緩衝液中で試験されたアセトアミノフェンとプレガバリンの異なる組み合わせ製剤(A~G)を示している。表26~32は、プレガバリン及びアセトアミノフェンの両方に対して検出された不純物を提供する。表26~32中の各不純物の下にある数字は、不純物の相対保持時間を示す。
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27-1】
【表27-2】
【表28-1】
【表28-2】
【表29】
【表30-1】
【表30-2】
【表31】
【表32】
【0140】
上記結果は、全ての製剤が、40℃の加速された分解条件で3ヶ月又は6ヶ月後に、透明な無色の液体のままであったことを示している。結果は、試験された試料は、実験期間にわたって、最小限のpHの変動を示し、実験期間にわたって不純物の有意な増加が存在しなかったことも示した。
実施形態
【0141】
以下の非限定的な実施形態は本発明の例示的な例を提供するが、本発明の範囲を限定するものではない。
【0142】
実施形態1。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイドと、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水と、を含む医薬組成物。
【0143】
実施形態2。前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0144】
実施形態3。前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0145】
実施形態4。前記液体単位投薬形態が、酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方をさらに含む、実施形態1~3のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0146】
実施形態5。前記酸がクエン酸である、実施形態4に記載の医薬組成物。
【0147】
実施形態6。前記酸が酢酸である、実施形態4に記載の医薬組成物。
【0148】
実施形態7。前記酸がリン酸である、実施形態4に記載の医薬組成物。
【0149】
実施形態8。前記液体単位投薬形態が等張性誘導剤をさらに含む、実施形態1~7いずれか1つに記載の医薬組成物。
【0150】
実施形態9。前記等張性誘導剤が塩化ナトリウムである、実施形態8に記載の医薬組成物。
【0151】
実施形態10。前記等張性誘導剤がマンニトールである、実施形態8に記載の医薬組成物。
【0152】
実施形態11。前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、実施形態1~10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0153】
実施形態12。前記pH調整剤が塩酸である、実施形態1~10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0154】
実施形態13。前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、実施形態1~12のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0155】
実施形態14。前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、実施形態1~13のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0156】
実施形態15。前記液体単位投薬形態が約5%以下のレベルで前記ガバペンチノイドの分解生成物をさらに含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0157】
実施形態16。前記ガバペンチノイドの前記分解生成物が、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンである、実施形態15に記載の医薬組成物。
【0158】
実施形態17。前記液体単位投薬形態が約0.5%以下のレベルで前記アセトアミノフェンの分解生成物をさらに含む、実施形態1~16のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0159】
実施形態18。前記アセトアミノフェンの前記分解生成物が、4-アミノフェノールである、実施形態17に記載の医薬組成物。
【0160】
実施形態19。前記液体単位投薬形態が約4~約7のpHを有する、実施形態1~18のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0161】
実施形態20。前記液体単位投薬形態の前記pHが約5である、実施形態19に記載の医薬組成物。
【0162】
実施形態21。前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、実施形態19に記載の医薬組成物。
【0163】
実施形態22。前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、実施形態19に記載の医薬組成物。
【0164】
実施形態23。前記液体単位投薬形態が、e)酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方と、f)塩化ナトリウムと、g)前記ガバペンチノイドの分解生成物と、h)前記アセトアミノフェンの分解生成物と、をさらに含む、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0165】
実施形態24。前記液体単位投薬形態が、a)前記ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩であって、前記ガバペンチノイドがプレガバリンであり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、d)約1.87mg/mLのリン酸二水素ナトリウムと、e)約5.5mg/mLの塩化ナトリウムと、f)水と、を含み、前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0166】
実施形態25。前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、実施形態24に記載の医薬組成物。
【0167】
実施形態26。前記液体単位投薬形態が、a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、d)約2.101mg/mLのクエン酸一水和物と、e)約2.25mg/mLの塩化ナトリウムと、f)水と、を含み、前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0168】
実施形態27。前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、実施形態26に記載の医薬組成物。
【0169】
実施形態28。前記液体単位投薬形態が、a)ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、d)約1.55mg/mLのL-ヒスチジンと、e)約2.25mg/mLの塩化ナトリウムと、f)水と、を含み、前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0170】
実施形態29。前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、実施形態28に記載の医薬組成物。
【0171】
実施形態30。前記液体単位投薬形態が、a)ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、d)約2.101mg/mLのクエン酸一水和物と、e)約5mg/mLの塩化ナトリウムと、f)水と、を含み、前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0172】
実施形態31。前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、実施形態30に記載の医薬組成物。
【0173】
実施形態32。前記液体単位投薬形態が、a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、d)約0.6mg/mLの酢酸と、e)約5mg/mLの塩化ナトリウムと、f)水と、を含み、前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0174】
実施形態33。前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、実施形態32に記載の医薬組成物。
【0175】
実施形態34。前記液体単位投薬形態が、a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、d)約1.2mg/mLのリン酸二水素ナトリウムと、e)約5.5mg/mLの塩化ナトリウムと、f)水と、を含み、前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0176】
実施形態35。前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、実施形態34に記載の医薬組成物。
【0177】
実施形態36。前記液体単位投薬形態が不純物をさらに含み、前記不純物が、(a)高速液体クロマトグラフィー装置中に前記液体単位投薬形態を注入することであって、前記装置は、(i)固定相として吸着性粒子を含有するクロマトグラフィーカラムと、(ii)前記クロマトグラフィーカラムを通過する第一の移動相であって、2%アセトニトリルを有するpH7の水性リン酸二水素カリウムである第一の移動相と、(iii)前記クロマトグラフィーカラムを通過する第二の移動相であって、60%アセトニトリルを有するpH7の水性リン酸二水素カリウムである第二の移動相と、を備える、注入すること、(b)前記クロマトグラフィーカラムを通して前記液体単位投薬形態を34分間流すこと、(c)前記第一の移動相の勾配と前記第二の移動相の勾配を用いて、前記クロマトグラフィーカラムから前記不純物を溶出することであって、前記第一の移動相と第二の移動相の各々を、前記クロマトグラフィーカラムを通して、1.5mL/分の流速で流す、溶出すること、(d)前記溶出された単位投薬形態及び前記不純物のUVスペクトルを生成するために、前記不純物をUV検出器に通過させること、(e)標準と比較した前記不純物の保持時間に基づいて、前記不純物を同定すること、並びに(f)前記UVスペクトルから前記不純物に対して取得されたピークの積分に基づいて、前記不純物の量を計算すること、に基づいて決定される、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0178】
実施形態37。前記医薬組成物が、袋、ガラスバイアル又はプレフィルドシリンジに包装するために製剤化されている、実施形態1~35のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0179】
実施形態38。前記医薬組成物が袋に包装するために製剤化されており、前記袋がポリマー袋である、実施形態37に記載の医薬組成物。
【0180】
実施形態39。前記ポリマー袋がポリプロピレン袋であり、及び前記ポリプロピレン袋がアルミニウムオーバーパウチ中にさらに包装されている、実施形態38に記載の医薬組成物。
【0181】
実施形態40。前記アルミニウムオーバーパウチが酸素消去剤を含有する、実施形態39に記載の医薬組成物。
【0182】
実施形態41。疼痛の処置を必要としている対象における疼痛を処置する方法であって、治療的に有効な量の液体単位投薬形態を前記対象に投与することを含み、前記液体単位投薬形態が、a)ガバペンチノイドと、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水と、を含む、方法。
【0183】
実施形態42。前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、実施形態41に記載の方法。
【0184】
実施形態43。前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、実施形態41に記載の方法。
【0185】
実施形態44。前記液体単位投薬形態が、酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方をさらに含む、実施形態41~43のいずれか1つに記載の方法。
【0186】
実施形態45。前記酸がクエン酸である、実施形態44に記載の方法。
【0187】
実施形態46。前記酸が酢酸である、実施形態44に記載の方法。
【0188】
実施形態47。前記酸がリン酸である、実施形態44に記載の方法。
【0189】
実施形態48。前記液体単位投薬形態が等張性誘導剤をさらに含む、実施形態41~47のいずれか1つに記載の方法。
【0190】
実施形態49。前記等張性誘導剤が塩化ナトリウムである、実施形態48に記載の方法。
【0191】
実施形態50。前記等張性誘導剤がマンニトールである、実施形態48に記載の方法。
【0192】
実施形態51。前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、実施形態41~50のいずれか1つに記載の方法。
【0193】
実施形態52。前記pH調整剤が塩酸である、実施形態41~50のいずれか1つに記載の方法。
【0194】
実施形態53。前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、実施形態41~52のいずれか1つに記載の方法。
【0195】
実施形態54。前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、実施形態41~52のいずれか1つに記載の方法。
【0196】
実施形態55。前記液体単位投薬形態が約5%以下のレベルで前記ガバペンチノイドの分解生成物をさらに含む、実施形態41~54のいずれか1つに記載の方法。
【0197】
実施形態56。前記ガバペンチノイドの前記分解生成物が、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンである、実施形態55に記載の方法。
【0198】
実施形態57。前記液体単位投薬形態が0.5%以下のレベルで前記アセトアミノフェンの分解生成物をさらに含む、実施形態41~56のいずれか1つに記載の方法。
【0199】
実施形態58。前記アセトアミノフェンの前記分解生成物が、4-アミノフェノールである、実施形態57に記載の方法。
【0200】
実施形態59。前記液体単位投薬形態が約4~約7のpHを有する、実施形態41~58のいずれか1つに記載の方法。
【0201】
実施形態60。前記液体単位投薬形態の前記pHが約5である、実施形態59に記載の方法。
【0202】
実施形態61。前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、実施形態59に記載の方法。
【0203】
実施形態62。前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、実施形態59に記載の方法。
【0204】
実施形態63。前記疼痛が術後疼痛である、実施形態41~62のいずれか1つに記載の方法。
【0205】
実施形態64。前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受ける前24時間以内に前記対象に投与される、実施形態41~63のいずれか1つに記載の方法。
【0206】
実施形態65。前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受けると同時に前記対象に投与される、実施形態41~63のいずれか1つに記載の方法。
【0207】
実施形態66。前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受けた後24時間以内に前記対象に投与される、実施形態41~63のいずれか1つに記載の方法。
【0208】
実施形態67。前記投与が静脈内投与である、実施形態41~66のいずれか1つに記載の方法。
【0209】
実施形態68。前記投与が筋肉内投与である、実施形態41~66のいずれか1つに記載の方法。
【0210】
実施形態69。前記投与が皮下投与である、実施形態41~66のいずれか1つに記載の方法。
【0211】
実施形態70。医薬製剤を製造する方法であって、a)製造タンクに水を添加すること、b)約1ppm未満の溶存酸素レベルを達成するために、窒素を注入することによって、前記製造タンク中の前記水から酸素を除去すること、c)混合物を用意するために、前記製造タンク中の前記水にバッファを添加すること、d)前記製造タンク中の前記混合物にpH調整剤を添加することであって、前記製造タンク中の前記混合物に前記pH調整剤を添加することが、前記混合物のpHを約pH4~約pH7に調整することである、添加すること、e)前記製造タンク中の前記混合物中にガバペンチノイドを配置すること、及びf)前記製造タンク中の前記混合物中にアセトアミノフェンを配置すること、を含む、方法。
【0212】
実施形態71。前記製造タンクから前記混合物の一部を取り出すこと、及び前記製造タンクから取り出された前記混合物の前記一部を容器に包装することをさらに含む、実施形態70に記載の方法。
【0213】
実施形態72。前記容器がポリマー袋である、実施形態71に記載の方法。
【0214】
実施形態73。前記容器がガラスバイアル又はプレフィルドシリンジである、実施形態71に記載の方法。
【0215】
実施形態74。前記ポリマー袋がポリプロピレン袋であり、及び前記ポリプロピレン袋がアルミニウムオーバーパウチ中にさらに包装されている、実施形態72に記載の方法。
【0216】
実施形態75。前記アルミニウムオーバーパウチが酸素消去剤を含有する、実施形態74に記載の方法。
【0217】
実施形態76。前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、実施形態70~75のいずれか1つに記載の方法。
【0218】
実施形態77。前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、実施形態70~75のいずれか1つに記載の方法。
【0219】
実施形態78。前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、実施形態70~77のいずれか1つに記載の方法。
【0220】
実施形態79。前記pH調整剤が塩酸である、実施形態70~77のいずれか1つに記載の方法。
【0221】
実施形態80。前記ガバペンチノイドが、前記ポリマー袋中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、実施形態72、74又は75に記載の方法。
【0222】
実施形態81。前記ガバペンチノイドが、前記ガラスバイアル中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、実施形態73に記載の方法。
【0223】
実施形態82。前記アセトアミノフェンが、前記ポリマー袋中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、実施形態72、74又は75に記載の方法。
【0224】
実施形態83。前記アセトアミノフェンが、前記ガラスバイアル中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、実施形態73に記載の方法。
【0225】
実施形態100。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約4.5のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が、約2%未満の分解を示す、医薬組成物。
【0226】
実施形態101。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約4.5のpHを有し、かつ少なくとも約1ヶ月間、約40℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が、約2%未満の分解を示す、医薬組成物。
【0227】
実施形態102。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約4.5のpHを有し、かつ少なくとも約1ヶ月間、約25℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が、約2%未満の分解を示す、医薬組成物。
【0228】
実施形態103。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約5~約6のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約5%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0229】
実施形態104。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約6のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約1%以下の4-アミノフェノールを含む、医薬組成物。
【0230】
実施形態105。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約5~約6のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約0.5%以下の4-アミノフェノールを含む、医薬組成物。
【0231】
実施形態106。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約6のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約2%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0232】
実施形態107。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約6のpHを有し、かつ少なくとも約6ヶ月間、約40℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約0.5%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0233】
実施形態108。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)クエン酸一水和物と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約6のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約7%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0234】
実施形態109。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)L-ヒスチジンと、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約6のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約3%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0235】
実施形態110。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約5.5のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約0.5%以下の4-アミノフェノールを含む、医薬組成物。
【0236】
実施形態111。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約5.5のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約4%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0237】
実施形態112。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)pH調整剤と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約5.5のpHを有し、かつ少なくとも約6ヶ月間、約40℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約0.5%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
【0238】
実施形態113。液体単位投薬形態中に、a)ガバペンチノイド又は薬学的に許容され得るその塩と、b)アセトアミノフェンと、c)酢酸と、d)水とを含み、前記液体単位投薬形態が約5.5のpHを有し、かつ少なくとも約2週間、約60℃での前記液体単位投薬形態の保存に際して、前記液体単位投薬形態が約2%以下の4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンを含む、医薬組成物。
本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
液体単位投薬形態中に、
a)ガバペンチノイドと、
b)アセトアミノフェンと、
c)pH調整剤と、
d)水と、
を含む医薬組成物。
(項目2)
前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、項目1に記載の医薬組成物。
(項目3)
前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、項目1に記載の医薬組成物。
(項目4)
前記液体単位投薬形態が、酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方をさらに含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目5)
前記酸がクエン酸である、項目4に記載の医薬組成物。
(項目6)
前記酸が酢酸である、項目4に記載の医薬組成物。
(項目7)
前記酸がリン酸である、項目4に記載の医薬組成物。
(項目8)
前記液体単位投薬形態が等張性誘導剤をさらに含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目9)
前記等張性誘導剤が塩化ナトリウムである、項目8に記載の医薬組成物。
(項目10)
前記等張性誘導剤がマンニトールである、項目8に記載の医薬組成物。
(項目11)
前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、項目1に記載の医薬組成物。
(項目12)
前記pH調整剤が塩酸である、項目1に記載の医薬組成物。
(項目13)
前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目14)
前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目15)
前記液体単位投薬形態が約5%以下のレベルで前記ガバペンチノイドの分解生成物をさらに含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目16)
前記ガバペンチノイドの前記分解生成物が、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンである、項目15に記載の医薬組成物。
(項目17)
前記液体単位投薬形態が約0.5%以下のレベルで前記アセトアミノフェンの分解生成物をさらに含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目18)
前記アセトアミノフェンの前記分解生成物が、4-アミノフェノールである、項目17に記載の医薬組成物。
(項目19)
前記液体単位投薬形態が約4~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目20)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5である、項目19に記載の医薬組成物。
(項目21)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、項目19に記載の医薬組成物。
(項目22)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、項目19に記載の医薬組成物。
(項目23)
前記液体単位投薬形態が、
e)酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方と、
f)塩化ナトリウムと、
g)前記ガバペンチノイドの分解生成物と、
h)前記アセトアミノフェンの分解生成物と、
をさらに含む、項目1に記載の医薬組成物。
(項目24)
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約1.87mg/mLのリン酸二水素ナトリウムと、
e)約5.5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目25)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、項目24に記載の医薬組成物。
(項目26)
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約2.101mg/mLのクエン酸一水和物と、
e)約2.25mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目27)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、項目26に記載の医薬組成物。
(項目28)
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約1.55mg/mLのL-ヒスチジンと、
e)約2.25mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目29)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、項目28に記載の医薬組成物。
(項目30)
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約2.101mg/mLのクエン酸一水和物と、
e)約5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目31)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、項目30に記載の医薬組成物。
(項目32)
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約0.6mg/mLの酢酸と、
e)約5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目33)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、項目32に記載の医薬組成物。
(項目34)
前記液体単位投薬形態が、
a)前記ガバペンチノイドであって、前記ガバペンチノイドがプレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩であり、前記プレガバリンが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1~約20mg/mLの量で存在する、ガバペンチノイドと、
b)前記アセトアミノフェンであって、前記液体単位投薬形態中で、約10mg/mLの量で存在する、アセトアミノフェンと、
c)前記pH調整剤であって、水酸化ナトリウムである、pH調整剤と、
d)約1.2mg/mLのリン酸二水素ナトリウムと、
e)約5.5mg/mLの塩化ナトリウムと、
f)水と、
を含み、
前記液体単位投薬形態が約5~約7のpHを有する、項目1に記載の医薬組成物。
(項目35)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、項目34に記載の医薬組成物。
(項目36)
前記液体単位投薬形態が不純物をさらに含み、前記不純物が、
(a)高速液体クロマトグラフィー装置中に前記液体単位投薬形態を注入することであって、前記装置は、
(i)固定相として吸着性粒子を含有するクロマトグラフィーカラムと、
(ii)前記クロマトグラフィーカラムを通過する第一の移動相であって、2%アセトニトリルを有するpH7の水性リン酸二水素カリウムである第一の移動相と、
(iii)前記クロマトグラフィーカラムを通過する第二の移動相であって、60%アセトニトリルを有するpH7の水性リン酸二水素カリウムである第二の移動相と、
を備える、注入すること
(b)前記クロマトグラフィーカラムを通して前記液体単位投薬形態を34分間流すこと、
(c)前記第一の移動相の勾配と前記第二の移動相の勾配を用いて、前記クロマトグラフィーカラムから前記不純物を溶出することであって、前記第一の移動相と第二の移動相の各々を、前記クロマトグラフィーカラムを通して、1.5mL/分の流速で流す、溶出すること、
(d)前記溶出された単位投薬形態及び前記不純物のUVスペクトルを生成するために、前記不純物をUV検出器に通過させること、
(e)標準と比較した前記不純物の保持時間に基づいて、前記不純物を同定すること、並びに
(f)前記UVスペクトルから前記不純物に対して取得されたピークの積分に基づいて、前記不純物の量を計算すること、
に基づいて決定される、項目1に記載の医薬組成物。
(項目37)
前記医薬組成物が、袋、ガラスバイアル又はプレフィルドシリンジに包装するために製剤化されている、項目1に記載の医薬組成物。
(項目38)
前記医薬組成物が袋に包装するために製剤化されており、前記袋がポリマー袋である、項目37に記載の医薬組成物。
(項目39)
前記ポリマー袋がポリプロピレン袋であり、及び前記ポリプロピレン袋がアルミニウムオーバーパウチ中にさらに包装されている、項目38に記載の医薬組成物。
(項目40)
前記アルミニウムオーバーパウチが酸素消去剤を含有する、項目39に記載の医薬組成物。
(項目41)
疼痛の処置を必要としている対象における疼痛を処置する方法であって、治療的に有効な量の液体単位投薬形態を前記対象に投与することを含み、前記液体単位投薬形態が、
a)ガバペンチノイドと、
b)アセトアミノフェンと、
c)pH調整剤と、
d)水と、
を含む、方法。
(項目42)
前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、項目41に記載の方法。
(項目44)
前記液体単位投薬形態が、酸、前記酸の共役塩基又は前記酸及び前記酸の前記共役塩基の両方をさらに含む、項目41に記載の方法。
(項目45)
前記酸がクエン酸である、項目44に記載の方法。
(項目46)
前記酸が酢酸である、項目44に記載の方法。
(項目47)
前記酸がリン酸である、項目44に記載の方法。
(項目48)
前記液体単位投薬形態が等張性誘導剤をさらに含む、項目41に記載の方法。
(項目49)
前記等張性誘導剤が塩化ナトリウムである、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記等張性誘導剤がマンニトールである、項目48に記載の方法。
(項目51)
前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、項目41に記載の方法。
(項目52)
前記pH調整剤が塩酸である、項目41に記載の方法。
(項目53)
前記ガバペンチノイドが、前記液体単位投薬形態中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、項目41に記載の方法。
(項目54)
前記アセトアミノフェンが、前記液体単位投薬形態中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、項目41に記載の方法。
(項目55)
前記液体単位投薬形態が約5%以下のレベルで前記ガバペンチノイドの分解生成物をさらに含む、項目41に記載の方法。
(項目56)
前記ガバペンチノイドの前記分解生成物が、4-(2-メチルプロピル)ピロリジン-2-オンである、項目55に記載の方法。
(項目57)
前記液体単位投薬形態が0.5%以下のレベルで前記アセトアミノフェンの分解生成物をさらに含む、項目41に記載の方法。
(項目58)
前記アセトアミノフェンの前記分解生成物が、4-アミノフェノールである、項目57に記載の方法。
(項目59)
前記液体単位投薬形態が約4~約7のpHを有する、項目41に記載の方法。
(項目60)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5である、項目59に記載の方法。
(項目61)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約5.5である、項目59に記載の方法。
(項目62)
前記液体単位投薬形態の前記pHが約6である、項目59に記載の方法。
(項目63)
前記疼痛が術後疼痛である、項目41に記載の方法。
(項目64)
前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受ける前24時間以内に前記対象に投与される、項目41に記載の方法。
(項目65)
前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受けると同時に前記対象に投与される、項目41に記載の方法。
(項目66)
前記液体単位投薬形態が、前記対象が外科手術を受けた後24時間以内に前記対象投与に投与される、項目41に記載の方法。
(項目67)
前記投与が静脈内投与である、項目41に記載の方法。
(項目68)
前記投与が筋肉内投与である、項目41に記載の方法。
(項目69)
前記投与が皮下投与である、項目41に記載の方法。
(項目70)
医薬製剤を製造する方法であって、
a)製造タンクに水を添加すること、
b)約1ppm未満の溶存酸素レベルを達成するために、窒素を注入することによって、前記製造タンク中の前記水から酸素を除去すること、
c)混合物を用意するために、前記製造タンク中の前記水にバッファを添加すること、
d)前記製造タンク中の前記混合物にpH調整剤を添加することであって、前記製造タンク中の前記混合物に前記pH調整剤を添加することが、前記混合物のpHを約pH4~約pH7に調整することである、添加すること、
e)前記製造タンク中の前記混合物中にガバペンチノイドを配置すること、及び
f)前記製造タンク中の前記混合物中にアセトアミノフェンを配置すること、
を含む、方法。
(項目71)
前記製造タンクから前記混合物の一部を取り出すこと、及び前記製造タンクから取り出された前記混合物の前記一部を容器に包装することをさらに含む、項目70に記載の方法。
(項目72)
前記容器がポリマー袋である、項目71に記載の方法。
(項目73)
前記容器がガラスバイアル又はプレフィルドシリンジである、項目71に記載の方法。
(項目74)
前記ポリマー袋がポリプロピレン袋であり、及び前記ポリプロピレン袋がアルミニウムオーバーパウチ中にさらに包装されている、項目72に記載の方法。
(項目75)
前記アルミニウムオーバーパウチが酸素消去剤を含有する、項目74に記載の医薬組成物。
(項目76)
前記ガバペンチノイドが、ガバペンチン又は薬学的に許容され得るその塩である、項目70に記載の方法。
(項目77)
前記ガバペンチノイドが、プレガバリン又は薬学的に許容され得るその塩である、項目70に記載の方法。
(項目78)
前記pH調整剤が水酸化ナトリウムである、項目70に記載の方法。
(項目79)
前記pH調整剤が塩酸である、項目70に記載の方法。
(項目80)
前記ガバペンチノイドが、前記ポリマー袋中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、項目72に記載の方法。
(項目81)
前記ガバペンチノイドが、前記ガラスバイアル中に、約0.1mg/mL~約50mg/mLの量で存在する、項目73に記載の方法。
(項目82)
前記アセトアミノフェンが、前記ポリマー袋中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、項目72に記載の方法。
(項目83)
前記アセトアミノフェンが、前記ガラスバイアル中に、約2mg/mL~約20mg/mLの量で存在する、項目73に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5