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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-23
(45)【発行日】2023-03-31
(54)【発明の名称】情報処理装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/00 20230101AFI20230324BHJP
   E03C 1/042 20060101ALI20230324BHJP
   E03C 1/10 20060101ALI20230324BHJP
   G06Q 10/20 20230101ALI20230324BHJP
   C02F 1/28 20230101ALI20230324BHJP
【FI】
C02F1/00 B
E03C1/042 B
E03C1/10
G06Q10/20
C02F1/28 G
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019013717
(22)【出願日】2019-01-30
(65)【公開番号】P2020121258
(43)【公開日】2020-08-13
【審査請求日】2021-11-17
(73)【特許権者】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】110000497
【氏名又は名称】弁理士法人グランダム特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】清水 和幸
(72)【発明者】
【氏名】長田 正浩
(72)【発明者】
【氏名】山崎 慎司
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 彰吾
【審査官】富永 正史
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/124291(WO,A1)
【文献】特開2016-123952(JP,A)
【文献】特開2011-173112(JP,A)
【文献】特開2003-326254(JP,A)
【文献】米国特許第05180491(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C02F 1/28
C02F 1/00
C02F 1/42
B01D 61/00-71/82
E03C 1/00- 1/10
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水の改質に用いられる改質水カートリッジの種類を示す第1情報が入力操作部によって入力されたことに基づき前記第1情報を取得するとともに、所定期間における改質水の使用量を推定するための第2情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第2情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記第1情報及び前記第2情報に基づき、特定期間における前記第1情報が示す前記改質水カートリッジの必要な数と、前記第1情報が示す前記改質水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間とのうち少なくともいずれか一方である目安情報を算出する算出部と、
を備え、
前記算出部は、世帯人数、調理頻度、下準備における改質水の使用方法、改質水を利用する料理の種類、髪の長さ、および入浴頻度のうち少なくとも1つである前記第2情報に基づき、前記目安情報を算出する情報処理装置。
【請求項2】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水栓装置の種類を示す第3情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第3情報を取得するものであり、
前記情報取得部によって取得された前記第3情報が示す前記水栓装置の種類に基づき、予め記憶された複数の前記第1情報のうち一部の前記第1情報が示す前記改質水カートリッジを選択肢として表示部に表示させる表示制御部を備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水栓装置の種類を示す第3情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第3情報を取得するものであり、
前記算出部は、前記情報取得部によって取得された前記第3情報が示す前記水栓装置の種類に基づき、前記目安情報を算出する請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水回りの場所を示す第4情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第4情報を取得するものであり、
前記情報取得部によって取得された前記第4情報が示す水回りの場所に基づき、予め記憶された複数の前記第1情報のうち一部の前記第1情報が示す前記改質水カートリッジを選択肢として表示部に表示させる表示制御部を備える請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水回りの場所を示す第4情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第4情報を取得するものであり、
前記算出部は、前記情報取得部によって取得された前記第4情報が示す水回りの場所に基づき、前記目安情報を算出する請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置およびプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、原水を改質するシステムの一種である浄水器システムを開示している。この特許文献1が開示する浄水器システムは、浄水器と、この浄水器と通信する携帯通信装置とを備える。この浄水器システムにおける浄水器は、カートリッジを用いて原水を濾過して浄水とする装置である。この浄水器は、上記カートリッジの使用量を示す情報を検出するセンサを備えており、このセンサによって検出した使用量を示す情報を上記携帯通信装置に送信する。携帯通信装置は、上記使用量を示す情報に基づいて予測された交換時期が到来すると、カートリッジの交換を促す情報を出力する。ユーザは、情報通信操作から出力された情報を確認することによって、カートリッジの交換時期が到来したことを認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際公開第2018/124291号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザは、カートリッジの交換時期が到来した場合に、直ちにカートリッジを交換するためには、カートリッジを予め購入して交換に備えておく必要がある。また、ユーザは、カートリッジを予め購入しておく場合、ある程度まとめて購入しておくことが効率面で有利である。その一方、ユーザは、カートリッジを過剰に購入してしまうと、収納場所の確保に困るおそれがある。このため、ユーザは、適度な数のカートリッジを購入しておくことが望ましい。しかし、カートリッジ1つ当たりの使用可能期間は、浄水の使用頻度やカートリッジの種類に応じて異なる。このため、ユーザは、ある期間分(例えば一年分)に必要なカートリッジを購入しようとしても、いくつ購入するのが適切であるかを把握することが困難であった。
【0005】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ユーザが改質水カートリッジの適切な購入数を把握しやすくする技術を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、
水の改質に用いられる改質水カートリッジの種類を示す第1情報が入力操作部によって入力されたことに基づき前記第1情報を取得するとともに、所定期間における改質水の使用量を推定するための第2情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第2情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した前記第1情報及び前記第2情報に基づき、特定期間における前記第1情報が示す前記改質水カートリッジの必要な数と、前記第1情報が示す前記改質水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間とのうち少なくともいずれか一方である目安情報を算出する算出部と、
を備える。
【0007】
この情報処理装置は、ユーザが入力操作部によって改質水カートリッジの種類を示す第1情報、及び所定期間における改質水の使用量を推定するための第2情報を入力した場合に、これらの第1情報及び第2情報を情報取得部によって取得する。そして、算出部が、上記第1情報及び上記第2情報に基づき、特定期間における上記第1情報が示す改質水カートリッジの必要な数と、第1情報が示す改質水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間とのうち少なくともいずれか一方である目安情報を算出する。即ち、ユーザは、入力操作部によって第1情報及び第2情報を入力するだけで、上記目安情報を情報処理装置に算出させることができる。
【0008】
したがって、ユーザは改質水カートリッジの適切な購入数を容易に把握することができる。
【0009】
本発明のプログラムは、
コンピュータを、上述した情報処理装置として機能させるためのプログラムである。
【0010】
本発明のプログラムは、上述した情報処理装置と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】情報処理装置の機能ブロック図である。
図2】制御部のハード構成を示す説明図である。
図3】(A)は、登録処理において水回りの場所を入力させるための画像を例示した説明図である。(B)は、登録処理において水栓装置の種類を入力させるための画像を例示した説明図である。(C)は、登録処理において浄水カートリッジの種類を入力させるための画像を例示した説明図である。
図4】(D)は、登録処理において浄水カートリッジの利用開始日を入力させるための画像を例示した説明図である。(E)は、登録処理が完了したことをユーザに報知するための画像を例示した説明図である。
図5】(A)は、診断処理において水回りの場所を入力させるための画像を例示した説明図である。(B)は、キッチンが選択された場合の診断処理において世帯人数を入力させるための画像を例示した説明図である。(C)は、キッチンが選択された場合の診断処理において調理頻度を入力させるための画像を例示した説明図である。
図6】(D)は、キッチンが選択された場合の診断処理において下準備における浄水の使用方法を入力させるための画像を例示した説明図である。(E)は、キッチンが選択された場合の診断処理において浄水を利用する料理を入力させるための画像を例示した説明図である。(F)は、キッチンが選択された場合の診断結果をユーザに報知するための画像を例示した説明図である。
図7】(A)は、浴室が選択された場合の診断処理において世帯人数を入力させるための画像を例示した説明図である。(B)は、浴室が選択された場合の診断処理において髪の長さを入力させるための画像を例示した説明図である。(C)は、浴室が選択された場合の診断処理において入浴頻度を入力させるための画像を例示した説明図である。(D)は、浴室が選択された場合の診断結果をユーザに報知するための画像を例示した説明図である。
図8】(A)は、登録後処理において浄水カートリッジの交換予定時期を示す画像を例示した説明図である。(B)は、登録後処理において浄水カートリッジの交換予定時期が近付いたときに表示される画像を例示した説明図である。(C)は、登録後処理において確認ボタンが操作された後に表示される画像を例示した説明図である。(D)は、登録後処理において浄水カートリッジの交換予定時期がすぎたことを示す画像を例示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
【0013】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水栓装置の種類を示す第3情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第3情報を取得することができる。本発明の情報処理装置は、前記情報取得部によって取得された前記第3情報が示す前記水栓装置の種類に基づき、予め記憶された複数の前記第1情報のうち一部の前記第1情報が示す前記改質水カートリッジを選択肢として表示部に表示させる表示制御部を備えることができる。
この構成によれば、この情報処理装置は、改質水カートリッジが用いられる水栓装置の種類に基づき、複数種類の改質水カートリッジのうち一部の改質水カートリッジを選択肢としてユーザに提示することができる。このため、この情報処理装置は、全ての改質水カートリッジを選択肢として表示させる場合と比較して、ユーザが自身の利用する改質水カートリッジを見つける作業を軽減することができる。
【0014】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水栓装置の種類を示す第3情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第3情報を取得することができる。前記算出部は、前記情報取得部によって取得された前記第3情報が示す前記水栓装置の種類に基づき、前記目安情報を算出することができる。
この構成によれば、この情報処理装置の算出部は、ユーザによって選択された水栓装置の種類に基づき、上記目安情報を算出することができる。このため、この情報処理装置は、ユーザが入力操作部によって選択した水栓装置の種類を、算出部の算出結果に反映させることができる。
【0015】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水回りの場所を示す第4情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第4情報を取得することができる。本発明の情報処理装置は、前記情報取得部によって取得された前記第4情報が示す水回りの場所に基づき、予め記憶された複数の前記第1情報のうち一部の前記第1情報が示す前記改質水カートリッジを選択肢として表示部に表示させる表示制御部を備えることができる。
この構成によれば、この情報処理装置は、改質水カートリッジが用いられる水回りの場所に基づき、複数種類の改質水カートリッジのうち一部の改質水カートリッジを選択肢としてユーザに提示することができる。この情報処理装置は、全ての改質水カートリッジを選択肢として表示させる場合と比較して、ユーザが自身の利用する改質水カートリッジを見つける作業を軽減することができる。
【0016】
前記情報取得部は、前記改質水カートリッジが用いられる水回りの場所を示す第4情報が前記入力操作部によって入力されたことに基づき前記第4情報を取得することができる。前記算出部は、前記情報取得部によって取得された前記第4情報が示す水回りの場所に基づき、目安情報を算出することができる。
この構成によれば、この情報処理装置の算出部は、ユーザによって選択された水回りの場所に基づき、上記目安情報を算出することができる。このため、この情報処理装置は、ユーザが入力操作部によって選択した水回りの場所を、算出部の算出結果に反映させることができる。
【0017】
次に、本発明の情報処理装置を具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
【0018】
<実施例1>
実施例1の情報処理装置1は、例えばスマートフォンなどの情報端末であり、外部の装置と通信し得る。この情報処理装置1は、図1に示すように、入力操作部3と、表示部5と、制御部7とを備える。入力操作部3及び表示部5は、例えば公知のタッチパネルとして構成されている。入力操作部3及び表示部5の各々は、制御部7に電気的に接続されている。入力操作部3によって入力された情報は、制御部7に取得される。制御部7は、入力操作部3によって入力された情報に応じた内容を表示部5の表示画面に表示させ得る。
【0019】
制御部7は、図2に示すように、CPU等のプロセッサ16、ROMやRAM等のメモリ17などを有している。制御部7は、情報取得部10、算出部12及び表示制御部14を有する(図1参照)。より具体的には、制御部7は、メモリ17に記憶されたプログラム18に従ってプロセッサ16が後述する処理を実行することによって、情報取得部10、算出部12及び表示制御部14としての機能を実現する。
【0020】
プログラム18は、ユーザが水栓装置に用いられる浄水カートリッジを一定期間分まとめて購入する際に、購入すべき適切な数を把握するためのアプリケーションプログラムである。このプログラム18は、例えば情報処理装置1と通信可能なサーバ装置からダウンロードされて、制御部7のメモリ17にインストールされる。
【0021】
浄水カートリッジは、水栓装置から吐出させる水(原水)を浄化するために用いられるものであり、本発明の改質水カートリッジの一例に相当する。浄水カートリッジは、原水を浄化することによって、原水から塩素や濁りを除去して浄水に改質する。この浄水カートリッジは、原水を浄化することに伴って消耗するので、浄化した量が一定量に達すると十分に浄化することができなくなり、交換が必要となる。
【0022】
この浄水カートリッジは、複数種類存在する。この浄水カートリッジが利用される水栓装置も複数種類存在する。水栓装置は、水栓装置の種類に応じて、使用可能な浄水カートリッジの種類が決められている。水栓装置は、自身の種類に対応した浄水カートリッジを用いることで、原水を浄化するとともに、浄化した水を自身の吐出口から吐出させることができる。
【0023】
水栓装置が使用される水回りは、複数存在する。水栓装置が使用される水回りの場所は、例えば、キッチン、浴室、洗面所などである。使用可能な水栓装置の種類は、水回りの場所に応じて少なくとも一部が異っていてもよいし、水回りの場所に関わらず同じであってもよい。
【0024】
情報取得部10は、浄水カートリッジの種類を示す第1情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき上記第1情報を取得する。この情報取得部10は、所定期間における浄水の使用量を推定するための第2情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき上記第2情報を取得する。
【0025】
算出部12は、情報取得部10が取得した第1情報及び第2情報に基づき、特定期間において第1情報が示す浄水カートリッジの必要な数と、第1情報が示す浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間とのうち少なくともいずれか一方である目安情報を算出する。表示制御部14は、算出部12による算出結果を示す情報を表示部5に表示させる。
【0026】
更に、情報取得部10は、水栓装置の種類を示す第3情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第3情報を取得する。表示制御部14は、情報取得部10によって取得された第3情報が示す水栓装置の種類に基づき、予め記憶された複数の第1情報のうち一部の第1情報が示す浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0027】
例えば、メモリ17は、水栓装置の種類ごとに、水栓装置に対応する浄水カートリッジを記憶する。表示制御部14は、情報取得部10によって取得された第3情報が示す水栓装置の種類に対応した浄水カートリッジを読み出すとともに、読み出した浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0028】
また、算出部12は、第3情報が示す水栓装置の種類に基づき、上記目安情報を算出する。例えば、メモリ17は、第3情報ごとに、第3情報に対応する式を記憶する。算出部12は、入力操作部3によって入力された第3情報に対応する式を読み出すとともに、読み出した式を用いて目安情報を算出する。また別の例として、メモリ17は、目安情報を算出するための式を記憶するとともに、この式に用いる係数を第3情報ごとに記憶する。算出部12は、式と、入力操作部3によって入力された第3情報に対応する係数とを読み出す。そして、算出部12は、読み出した式及び係数を用いて目安情報を算出する。
【0029】
更に、情報取得部10は、水回りの場所を示す第4情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第4情報を取得する。そして、表示制御部14は、情報取得部10によって取得された第4情報が示す水回りの場所に基づき、予め記憶された複数の第1情報のうち一部の第1情報が示す浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0030】
例えば、メモリ17は、水回りの場所ごとに、水回りの場所に対応する浄水カートリッジを記憶する。表示制御部14は、情報取得部10によって取得された第4情報が示す水回りの場所に対応した浄水カートリッジを読み出すとともに、読み出した浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0031】
また、算出部12は、第4情報が示す水回りの場所に基づき、上記目安情報を算出する。例えば、算出部12は、所定の式を用いて目安情報を算出する場合、第4情報に対応する式を用いて目安情報を算出する。また、別の例として、算出部12は、所定の係数を含む式を用いて目安情報を算出する場合、第4情報に対応する係数を用いて目安情報を算出する。
【0032】
次に、情報処理装置1の制御部7が行う処理について具体的に説明する。制御部7は、登録処理、診断処理及び登録後処理を行う。
【0033】
<登録処理>
登録処理は、ユーザが利用している浄水カートリッジの種類を登録する処理である。制御部7は、登録処理において、水回りの場所を設定するための処理、水栓装置の種類を設定するための処理、浄水カートリッジの種類を設定するための処理、および浄水カートリッジの利用開始日を設定するための処理を行う。以下では、図3及び図4を用いて、登録処理について説明する。
【0034】
制御部7は、登録処理において、まず、水回りの場所を設定するための処理を行う。制御部7は、水回りの場所を設定するための処理において、図3(A)に示すように、水回りの場所をユーザに入力(選択)させるための画像20を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、水回りの場所を示す複数の選択肢を表示部5に表示させる。制御部7は、図3(A)に示す例では、キッチンを示す選択肢20Aと、浴室を示す選択肢20Bとを表示部5に表示させている。制御部7は、表示部5に表示されたいずれかの選択肢が選択されると、選択された選択肢(水回りの場所)を上述した第4情報として取得する。
【0035】
制御部7は、第4情報を取得した後(即ち、水回りの場所が選択された後)、水栓装置の種類を設定するための処理を行う。制御部7は、水栓装置の種類を設定するための処理において、図3(B)に示すように、水栓装置の種類を入力(選択)させるための画像22を表示させる。より具体的には、制御部7は、水栓装置の種類を示す複数の選択肢を表示部5に表示させる。メモリ17は、水回りの場所ごとに、水回りの場所を示す情報に対応付けて、少なくとも1つの水栓装置の種類を示す情報を記憶している。制御部7は、取得した第4情報に対応する水栓装置を選択肢として表示部5に表示させる。
【0036】
制御部7は、図3(B)に示す例では、水栓装置の種類を示す選択肢22A~22Eを表示させる。制御部7は、選択肢22A~22Eの各々に、水栓装置の種類を識別するための識別情報(型番)を表示させる。制御部7は、図3(B)に示す例では、選択肢22Aに「XX-001」を表示させ、選択肢22Bに「XX-002」を表示させ、選択肢22Cに「XX-003」を表示させ、選択肢22Dに「XX-004」を表示させ、選択肢22Eに「XX-005」を表示させている。
【0037】
更に、制御部7は、選択肢22A~22Eの各々の近傍(図3(B)に示す例では選択肢22A~22Eの左側)に、選択肢22A~22Eの各々に対応する水栓装置の外観を表す画像23A~23Eを表示させる。制御部7は、水栓装置の外観を表す画像23A~23Eのいずれかが選択されると、選択された画像を拡大して表示させる。
【0038】
制御部7は、選択肢22A~22Eのうちいずれかの選択肢が選択されると、選択された選択肢(水栓装置)を上述した第3情報として取得する。
【0039】
制御部7は、第3情報を取得した後(即ち、水栓装置の種類が選択された後)、浄水カートリッジの種類を設定するための処理を行う。制御部7は、浄水カートリッジの種類を設定するための処理において、図3(C)に示すように、浄水カートリッジの種類をユーザに選択させるための画像24を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、浄水カートリッジの種類を示す複数の選択肢を表示部5に表示させる。メモリ17は、水栓装置の種類ごとに、水栓装置の種類を示す情報に対応付けて、少なくとも1つの浄水カートリッジの種類を示す情報を記憶している。制御部7は、取得した第3情報に対応する浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0040】
制御部7は、図3(C)に示す例では、浄水カートリッジの種類を示す選択肢24A~24Cを表示させている。制御部7は、選択肢24A~24Cの各々に、水栓装置の種類を識別するための識別情報(品番)を表示させている。制御部7は、図3(C)に示す例では、選択肢24Aに「YY-03」を表示させており、選択肢24Bに「YY-02」を表示させており、選択肢24Cに「YY-01」を表示させている。なお、浄水カートリッジは、塩素の除去率、除去可能な物質の数や種類などに応じて複数種類用意されている。
【0041】
更に、制御部7は、選択肢24A~24Cの各々の近傍(図3(C)に示す例では選択肢24A~24Cの左側)に、選択肢24A~24Cの各々に対応する浄水カートリッジの外観を表す画像25A~25Cを表示させる。制御部7は、浄水カートリッジの外観を表す画像25A~25Cのうちいずれかの画像が選択された場合、選択された画像を拡大して表示させる。
【0042】
制御部7は、選択肢24A~24Cのうちいずれかの選択肢が選択されると、選択された選択肢(浄水カートリッジ)を上述した第1情報として取得する。
【0043】
制御部7は、第1情報を取得した後(即ち、浄水カートリッジの種類が選択された後)、浄水カートリッジの利用開始日を設定するための処理を行う。制御部7は、浄水カートリッジの利用開始日を設定するための処理において、図4(D)に示すように、浄水カートリッジの利用開始日をユーザに入力(選択)させるための画像26を表示部5に表示させる。制御部7は、入力操作部3によって浄水カートリッジの利用開始日が入力されると、入力された利用開始日を取得する。
【0044】
より具体的には、制御部7は、ユーザが浄水カートリッジの利用開始日を入力するための入力欄26A、ユーザが利用開始日を選択するための選択欄26B、完了ボタン26C、ユーザが選択した浄水カートリッジの種類を示す情報26D、及びネクストボタン26Eを表示させる。
【0045】
制御部7は、入力欄26Aが操作されると、選択欄26Bを表示部5に表示させる。制御部7は、選択欄26Bに年月日を表示させる。制御部7は、選択欄26Bに表示された年月日がスクロールされると、選択欄26Bに表示された年月日を変更させる。制御部7は、完了ボタン26Cが操作されると、選択欄26Bに表示されている年月日が入力(選択)されたと判定し、入力(選択)された年月日を浄水カートリッジの利用開始日として設定する。
【0046】
制御部7は、ネクストボタン26Eが操作されると、図4(E)に示すように、浄水カートリッジの種類が登録されたことを示す画像28を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、浄水カートリッジの種類が登録されたことを示す情報28A、別製品登録ボタン28B及びネクストボタン28Cを表示部5に表示させる。
【0047】
制御部7は、浄水カートリッジの種類が登録されたことを示す情報28Aとして、チェックマーク、及び「利用している水栓を登録しました」という文字情報を表示部5に表示させる。制御部7は、別製品登録ボタン28Bが操作されると、別製品(別の水回りの水栓装置)についての浄水カートリッジを登録するための処理を行う。別製品についての浄水カートリッジを登録する方法は、上述した登録方法と同じであるため説明を省略する。
【0048】
制御部7は、ネクストボタン28Cが操作されると、登録処理を終了して、診断処理に移る。なお、制御部7は、登録処理が終了したところで、診断処理を行うか否かを選択するための画像を表示部5に表示させてもよい。そして、制御部7は、診断処理を行うことが選択された場合に、診断処理に移る一方、診断処理を行わないことが選択された場合に、診断処理に移らないようにしてもよい。制御部7は、診断処理を行わないことが選択された場合に、登録後処理に移るようにしてもよい。
【0049】
<診断処理>
診断処理は、浄水カートリッジの利用形態に基づいて、上述した目安情報を算出する処理である。以下では、図5図7を用いて、診断処理について説明する。
【0050】
制御部7は、診断処理において、まず、診断する対象を設定するための処理を行う。制御部7は、診断する対象を設定するための処理において、図5(A)に示すように、水回りの場所をユーザに入力(選択)させるための画像30を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、水回りの場所を示す複数の選択肢を表示部5に表示させる。水回りの場所を示す複数の選択肢は、キッチンを示す選択肢30A、および浴室を示す選択肢30Bである。更に、制御部7は、水回りの場所を選択するように促す情報30Cを表示部5に表示させる。制御部7は、表示部5に表示された複数の選択肢のうちいずれかの選択肢が選択されると、選択された選択肢(水回りの場所)を上述した第4情報として取得する。
【0051】
制御部7は、第4情報を取得した後(水回りの場所が選択された後)、第2情報を取得するための処理を行う。第2情報を取得するための処理は、取得した第4情報(水回りの場所)に応じて、異なるように設定されている。ここでは、まず、水回りの場所としてキッチンが選択された場合の処理について説明する。
【0052】
制御部7は、キッチンが選択された場合の診断処理において、世帯人数、調理頻度、下準備における浄水の使用方法、および浄水を利用する料理の種類を第2情報として取得する処理を行う。
【0053】
制御部7は、世帯人数を取得する処理において、図5(B)に示すように、ユーザの世帯人数を入力(選択)するための画像32を表示部5に表示させる。制御部7は、世帯人数が入力されると、入力された世帯人数を第2情報として取得する。
【0054】
より具体的には、制御部7は、図5(B)に示すように、世帯人数を入力するための入力欄32A、選択欄32B、完了ボタン32C、世帯人数を入力することをユーザに促す情報32D、ネクストボタン32Eを表示部5に表示させる。
【0055】
制御部7は、入力欄32Aが操作されると、選択欄32Bを表示させる。制御部7は、選択欄32Bにおいて、世帯人数を示す複数の選択肢(例えば1~7)のうちいずれか1つを表示させる。制御部7は、選択欄32Bに表示された選択肢がスクロールされると、選択欄32Bに表示された選択肢を変更させる。制御部7は、完了ボタン32Cが操作されると、選択欄32Bに表示されている選択肢が選択されたと判定し、選択された選択肢(世帯人数)を第2情報として取得する。
【0056】
制御部7は、ネクストボタン32Eが操作されると、調理頻度を取得する処理を行う。制御部7は、調理頻度を取得する処理において、図5(C)に示すように、調理頻度を入力するための画像34を表示部5に表示させる。制御部7は、調理頻度が入力されると、入力された調理頻度を取得する。更に、調理頻度は、朝食、昼食、および夕食の各々について入力可能とされている。制御部7は、朝食、昼食、および夕食の各々について、入力された調理頻度を取得する。
【0057】
より具体的には、制御部7は、図5(C)に示すように、朝食の調理頻度を入力するための入力欄34A、昼食の調理頻度を入力するための入力欄34B、夕食の調理頻度を入力するための入力欄34C、選択欄34D、完了ボタン34E、調理頻度の入力をユーザに促すための情報34F及びネクストボタン34Gを表示部5に表示させる。
【0058】
制御部7は、入力欄34Aが操作されると、選択欄34Dに調理頻度を示す選択肢を表示させる。調理頻度を示す選択肢は、例えば「ほぼ毎日」「週4~5日程度」「週2~3程度」「週1日程度」「ほとんどしない」などである。制御部7は、選択欄34Dに1つの選択肢を表示させ、スクロールされると、選択欄34Dに表示される選択肢を変更させる。制御部7は、完了ボタン34Eが操作されると、選択欄34Dに表示されている選択肢が選択されたと判定し、選択された選択肢(朝食の調理頻度)を第2情報として取得する。
【0059】
入力欄34Bは、昼食の調理頻度が入力される。入力欄34Cは、夕食の調理頻度が入力される。入力方法は、入力欄34Aに対する入力方法と同様であるため、説明を省略する。制御部7は、入力欄34Bに入力された選択肢(昼食の調理頻度)を第2情報として取得し、入力欄34Cに入力された選択肢(夕食の調理頻度)を第2情報として取得する。
【0060】
制御部7は、ネクストボタン34Gが操作されると、下準備における浄水の使用方法を取得する処理を行う。制御部7は、下準備における浄水の使用方法を取得する処理において、図6(D)に示すように、下準備における浄水の使用方法をユーザに入力させるための画像36を表示部5に表示させる。制御部7は、入力操作部3によって下準備における浄水の使用方法が入力(選択)されると、入力(選択)された下準備における浄水の使用方法を第2情報として取得する。
【0061】
より具体的には、制御部7は、米とぎ(米洗い)における浄水の使用の有無を入力するための入力欄36A、食材の下洗いにおける浄水の使用の有無を入力するための入力欄36B、選択欄36C、完了ボタン36D、浄水の使用方法の入力をユーザに促す情報36E、およびネクストボタン36Fを表示部5に表示させる。
【0062】
制御部7は、入力欄36Aが操作されると、米とぎ(米洗い)に対応する選択肢を選択欄36Cに表示させる。米とぎ(米洗い)に対応する選択肢は、例えば「水道水」「浄水」「米とぎしない(無洗米)」である。制御部7は、選択欄36Cに1つの選択肢を表示させ、スクロールされると、選択欄36Cに表示された選択肢を変更させる。制御部7は、完了ボタン36Dが操作されると、選択欄36Cに表示されている選択肢が選択されたと判定し、選択された選択肢(米とぎ(米洗い)における浄水の使用の有無)を第2情報として取得する。
【0063】
入力欄36Bは、食材の下洗いにおける浄水の使用の有無が入力される。入力欄36Bに入力される選択肢は、例えば「水道水」「浄水」である。入力方法は、入力欄36Aに対する入力方法と同様であるため、説明を省略する。制御部7は、入力欄36Bに入力された選択肢(食材の下洗いにおける浄水の使用の有無)を第2情報として取得する。
【0064】
制御部7は、ネクストボタン36Fが操作されると、浄水を利用する料理の種類を取得する処理を行う。制御部7は、浄水を利用する料理の種類を取得する処理において、図6(E)に示すように、浄水を利用する料理の種類を入力するための画像38を表示部5に表示させる。制御部7は、浄水を利用する料理の種類が入力されると、入力された料理の種類を取得する。
【0065】
より具体的には、制御部7は、選択欄38A,38B,38C,38D,38E,38F,38G(以下、38A~38Gともいう)、浄水を利用する料理の種類を入力するように促す情報38H、およびネクストボタン38Iを表示部5に表示させる。選択欄38A~38Gの各々は、料理の種類(例えば「煮物」「汁物」「蒸し物」「ごはん物」「麺物」「鍋物」「デザート」など)が対応付けられている。制御部7は、選択欄38A~38Gのうちいずれかの選択欄が選択されると、選択された選択欄に対応する料理の種類が選択されたと判定し、選択された料理の種類を第2情報として取得する。
【0066】
制御部7は、第2情報を取得する処理が終了すると、取得した第2情報に基づいて目安情報を算出する。水回りの場所としてキッチンが選択された場合の目安情報は、特定期間における浄水カートリッジの必要な数Ku1、および浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Ku2を含む。
【0067】
制御部7は、例えば以下の式(1)を用いて、特定期間における浄水カートリッジの必要な数Ku1を算出する。
Ku1=(J1+(J2×J3×J4))×D/A・・・(1)
【0068】
J1は、世帯人数に基づいて特定される世帯人数係数である。メモリ17は、世帯人数に基づいて世帯人数係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された世帯人数とメモリ17に記憶された情報とに基づいてJ1を特定する。例えば、メモリ17は、個別世帯人数係数を予め記憶している。制御部7は、診断処理において選択された世帯人数に個別世帯人数係数を乗算することで算出する。
【0069】
J2は、調理頻度に基づいて特定される調理頻度係数である。メモリ17は、調理頻度に基づいて調理頻度係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された調理頻度とメモリ17に記憶された情報とに基づいてJ2を特定する。例えば、メモリ17は、調理頻度を示す選択肢の各々に対応付けて調理頻度係数を予め記憶している。本実施例では、調理頻度は、朝食、昼食および夕食の各々について入力可能とされている。このため、メモリ17は、朝食、昼食および夕食の各々について、調理頻度を示す選択肢の各々に対応する個別調理頻度係数を予め記憶している。制御部7は、例えば朝食、昼食および夕食の各々に対応する個別調理頻度係数を合算することでJ2を算出する。
【0070】
J3は、下準備における浄水の使用方法に基づいて特定される料理下準備係数である。メモリ17は、下準備における浄水の使用方法に基づいて料理下準備係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された下準備における浄水の使用方法とメモリ17に記憶された情報とに基づいてJ3を特定する。例えば、メモリ17は、下準備における浄水の使用方法に対応付けて料理下準備係数を記憶している。例えば、メモリ17は、下準備の種類ごとに、下準備の種類に対応付けて個別料理下準備係数を記憶している。制御部7は、診断処理において浄水を使用することが選択された下準備に対応する個別料理下準備係数を合算することでJ3を算出する。
【0071】
J4は、料理の種類に基づいて特定される料理種類係数である。メモリ17は、料理の種類に基づいて料理種類係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された料理の種類とメモリ17に記憶された情報とに基づいてJ4を特定する。例えば、メモリ17は、料理の種類を示す選択肢の各々に対応付けて個別料理種類係数を予め記憶している。制御部7は、診断処理において選択された料理の種類に対応する個別料理種類係数を合算することでJ4を算出する。
【0072】
Dは、特定期間(例えば365日)である。
【0073】
Aは、浄水カートリッジ1つ当たりの原水を浄化可能な水量である。メモリ17は、浄水カートリッジの種類ごとに、浄水カートリッジ1つ当たりの原水を浄化可能な水量を予め記憶している。制御部7は、第1情報が示す浄水カートリッジに対応する「浄水カートリッジ1つ当たりの原水を浄化可能な水量」をAとして設定する。
【0074】
「J1+(J2×J3×J4)」は、単位期間(一日)当たりの浄水の使用量を表す。J1は、単位期間(一日)当たりの浄水の使用量のうち、世帯人数に応じて変動しやすい要素に基づく使用量を表す。「J2×J3×J4」は、単位期間(一日)当たりの浄水の使用量のうち、世帯人数に応じて変動しにくい要素に基づく使用量を表す。
【0075】
制御部7は、式(1)にJ1、J2、J3、J4、D、およびAを代入することで、特定期間における浄水カートリッジの必要な数Ku1を算出する。
【0076】
また、制御部7は、例えば以下の式(2)を用いて、浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Ku2を算出する。
Ku2=A/(J1+(J2×J3×J4))・・・(2)
なお、J1、J2、J3、J4、およびAの定義は、上記式(1)におけるJ1、J2、J3、J4、およびAの定義と同じである。
【0077】
制御部7は、図6(E)に示すネクストボタン38Iが操作されると、図6(F)に示すように、診断結果を示す画像40を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、診断結果を示す情報40A、診断の対象とした水回りの場所を示す情報40B、および診断終了ボタン40Cを表示部5に表示させる。診断結果を示す情報40Aは、例えば浄水カートリッジ1つ当たりの使用可能期間を示す情報である。
【0078】
制御部7は、診断結果を示す情報40Aとして、式(2)を用いて算出した「浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Ku2」を表示部5に表示させる。制御部7は、図6(F)に示す例では、診断結果を示す情報40Aとして、「浄水を継続利用するために3カ月に1回のカートリッジ交換をおすすめします」という文字情報を表示部5に表示させている。制御部7は、診断終了ボタン40Cが操作されると、診断処理を終了する。
【0079】
水回りの場所としてキッチンが選択された場合の診断処理は、以上のようにして行われる。他方、制御部7は、水回りの場所として浴室が選択された場合(即ち、図3(A)の浴室を示す選択肢20Bが選択された場合)、以下の処理を行う。
【0080】
制御部7は、水回りの場所として浴室が選択された場合の診断処理において、世帯人数、髪の長さ、および入浴頻度を第2情報として取得する処理を行う。
【0081】
制御部7は、世帯人数を取得する処理において、図7(A)に示すように、世帯人数を入力するための画像42を表示部5に表示させる。制御部7は、入力操作部3によって入力された世帯人数を第2情報として取得する。世帯人数は、男性、女性、及び子供に分類して入力可能となっている。制御部7は、男性、女性、及び子供の各々について、入力された人数を第2情報として取得する。
【0082】
より具体的には、制御部7は、男性の人数を入力するための入力欄42A、女性の人数を入力するための入力欄42B、子供の人数を入力するための入力欄42C、世帯人数の入力を促すための情報42D、およびネクストボタン42Eを表示部5に表示させる。
【0083】
制御部7は、入力欄42Aが操作されると、表示部5にテンキーを表示させる。制御部7は、テンキーによって入力された値を、男性の人数(第2情報)として取得する。制御部7は、入力欄42Aの場合と同様に、入力欄42Bに入力された値を女性の人数(第2情報)として取得する。また、制御部7は、入力欄42Cに入力された値を子供の人数(第2情報)として取得する。
【0084】
制御部7は、ネクストボタン42Eが操作されると、髪の長さを取得する処理を行う。制御部7は、髪の長さを取得する処理において、図7(B)に示すように、髪の長さを入力させるための画像44を表示部5に表示させる。制御部7は、入力操作部3によって入力された髪の長さを第2情報として取得する。髪の長さは、世帯の構成員ごとに入力可能となっている。制御部7は、世帯の構成員ごとに、入力された髪の長さを取得する。
【0085】
より具体的には、制御部7は、髪の長さを入力するための入力欄44A、選択欄44E、完了ボタン44F、髪の長さの入力をユーザに促す情報44G、およびネクストボタン44Hを表示部5に表示させる。制御部7は、入力欄44Aが操作されると、選択欄44Eに髪の長さを示す選択肢を表示させる。選択肢は、例えば「ショート」「ミディアム」「ロング」などである。制御部7は、選択欄44Eに1つの選択肢を表示させ、スクロールされると、選択欄44Eに表示された選択肢を変更させる。制御部7は、完了ボタン44Fが操作されると、選択欄44Eに表示されている選択肢が選択されたと判定する。制御部7は、選択された選択肢(髪の長さ)を第2情報として取得する。
【0086】
制御部7は、ネクストボタン44Hが操作されると、入浴頻度を取得する処理を行う。制御部7は、入浴頻度を取得する処理において、図7(C)に示すように、入浴頻度を入力させるための画像46を表示部5に表示させる。制御部7は、入力操作部3によって入力された入浴頻度を第2情報として取得する。
【0087】
より具体的には、制御部7は、入浴頻度を入力するための入力欄46A、選択欄46B、完了ボタン46C、入浴頻度の入力を促すための情報46D、選択肢を説明する情報46E、およびネクストボタン46Fを表示部5に表示させる。
【0088】
制御部7は、入力欄46Aが操作されると、選択欄46Bを表示部5に表示させる。制御部7は、選択欄46Bに入浴頻度を示す選択肢を表示させる。選択肢は、例えば一週間に入浴する回数を示す選択肢であり、図7(C)に示す例では「0~1回程度」「2~3回程度」「4~5回程度」「6~7回程度」などである。制御部7は、選択欄46Bに1つの選択肢を表示させ、スクロールされると、選択欄46Bに表示された選択肢を変更させる。制御部7は、完了ボタン46Cが操作されると、選択欄46Bに表示されている選択肢が選択されたと判定する。制御部7は、選択された選択肢(入浴頻度)を第2情報として取得する。
【0089】
制御部7は、第2情報を取得する処理が終了すると、取得した第2情報に基づいて目安情報を算出する。水回りの場所として浴室が選択された場合の目安情報は、特定期間における浄水カートリッジの必要な数Pu1、および浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Pu2を含む。
【0090】
制御部7は、例えば以下の式(3)を用いて、特定期間における浄水カートリッジの必要な数Pu1を算出する。
Pu1=(K1×K2×K3)×D/A・・・(3)
【0091】
K1は、世帯人数に基づいて特定される使用者係数である。メモリ17は、世帯人数に基づいて使用者係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された世帯人数とメモリ17に記憶された情報とに基づいてK1を特定する。例えば、メモリ17は、男性、女性および子供の各々に対応付けて個別使用者係数を予め記憶している。制御部7は、診断処理で取得した第2情報が示す男性、女性および子供の各々の人数に、各々の個別使用者係数を乗算し、乗算値の各々を合算することでK1を算出する。
【0092】
K2は、髪の長さに基づいて特定される使用時間係数である。メモリ17は、髪の長さに基づいて使用時間係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された髪の長さとメモリ17に記憶された情報とに基づいてK2を特定する。例えば、メモリ17は、髪の長さを示す選択肢ごとに、髪の長さに対応する個別使用時間係数を予め記憶している。制御部7は、世帯の構成員の各々に対応する個別使用時間係数を全て合算することでK2を算出する。
【0093】
K3は、入浴頻度に基づいて特定される使用頻度係数である。メモリ17は、入浴頻度に基づいて入浴頻度係数を特定し得る情報を予め記憶している。制御部7は、ユーザに入力された入浴頻度とメモリ17に記憶された情報とに基づいてK3を特定する。例えば、メモリ17は、入浴頻度を示す選択肢ごとに、入浴頻度に対応する個別使用頻度係数を予め記憶している。制御部7は、診断処理で取得した第2情報が示す世帯の構成員の各々に対応する個別使用頻度係数を全て合算することでK3を算出する。
【0094】
Dは、特定期間(例えば365日)である。
【0095】
Aは、浄水カートリッジ1つ当たりの原水を浄化可能な水量である。メモリ17は、浄水カートリッジの種類ごとに、浄水カートリッジ1つ当たりの原水を浄化可能な水量を予め記憶している。制御部7は、登録処理で取得した第1情報が示す浄水カートリッジに対応する「浄水カートリッジ1つ当たりの原水を浄化可能な水量」をAとして設定する。
【0096】
「K1×K2×K3」は、単位期間(一日)当たりの浄水の使用量を表す。
【0097】
制御部7は、式(3)にK1、K2、K3、D、およびAを代入することで、特定期間における浄水カートリッジの必要な数Pu1を算出する。
【0098】
また、制御部7は、例えば以下の式(4)を用いて、浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Pu2を算出する。
Pu2=A/(K1×K2×K3)・・・(4)
なお、K1、K2、K3、およびAの定義は、上記式(3)におけるK1、K2、K3、およびAの定義と同じである。
【0099】
制御部7は、式(4)にK1、K2、K3、およびAを代入することで、浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Pu2を算出する。
【0100】
制御部7は、図7(C)に示すネクストボタン38Iが操作されると、図7(D)に示すように、診断結果を示す画像48を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、診断結果を示す情報48A、診断の対象とした水回りの場所を示す情報48B、および診断終了ボタン48Cを表示部5に表示させる。診断結果を示す情報48Aは、例えば浄水カートリッジ1つ当たりの使用可能期間を示す情報である。
【0101】
制御部7は、診断結果を示す情報40Aとして、式(4)を用いて算出した「浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間Pu2」を表示部5に表示させる。制御部7は、図6(F)に示す例では、診断結果を示す情報48Aとして、「浄水を継続利用するために1.5カ月に1回のカートリッジ交換をおすすめします」という文字情報を表示部5に表示させている。制御部7は、診断終了ボタン48Cが操作されると、診断処理を終了する。
【0102】
<登録後処理>
制御部7は、登録処理後、または診断処理後に登録後処理を行う。制御部7は、登録後処理において、図8(A)に示すように、浄水カートリッジの交換予定時期の目安を示す画像50を表示部5に表示させる。
【0103】
より具体的には、制御部7は、水回りの場所を示す情報50A、水栓装置の種類を示す情報50B、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50C,50D,50E、診断ボタン50F、カートリッジ購入ボタン50G、およびカートリッジ交換方法ボタン50Hを表示部5に表示させる。
【0104】
浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Cは、浄水カートリッジの交換予定日を示す文字情報である。浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Dは、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Cの周囲を囲む環状のメータである。制御部7は、浄水カートリッジが交換された時点では、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Dの全体を第1の色で表示する。制御部7は、交換予定時期が近付くにつれて、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Dの色を、部分的に第1の色から第2の色に変更する。浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Dは、交換予定時期が近付くにつれて、第2の色で表示される部分の割合が大きくなる。浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Dは、交換予定時期になると、全体が第2の色で表示される。
【0105】
浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Eは、背景である。制御部7は、浄水カートリッジの交換予定時期に近づくにつれて、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Eの表示態様を変化させる。例えば、制御部7は、浄水カートリッジの交換予定時期に近づくにつれて、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報50Eの背景色を変化させる。また、別の例として、制御部7は、背景色を周期的に変化させる構成を含む場合において、浄水カートリッジの交換予定時期に近づくにつれて、周期を短くする。
【0106】
制御部7は、交換予定時期に近づいた場合(例えば、交換予定時期の所定日数前になった場合)、図8(B)に示すように、交換予定時期が近付いていることを示す画像52を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、画像50の明度を下げた画像とともに、交換予定時期が近付いたことを示す情報52Aを表示部5に表示させる。交換予定時期が近付いたことを示す情報52Aは、例えば「交換時期が近づいてきました。浄水カートリッジの準備をお願いします。」という文字情報である。制御部7は、確認ボタン52Bが操作されると、交換予定時期が近付いたことを示す情報52Aを表示部5から消去する。
【0107】
制御部7は、交換予定時期が近付いたことを示す情報52Aを表示部5から消去した後、浄水カートリッジの交換予定時期を示す画像54を表示部5に表示させる。また、制御部7は、交換予定時期が近付いていることをユーザに対して報知するために、カートリッジ購入ボタン50Gを点滅させる。
【0108】
制御部7は、カートリッジの交換予定時期が過ぎると、交換予定時期が過ぎたことを示す画像56を表示部5に表示させる。より具体的には、制御部7は、画像50の明度を下げた画像とともに、交換予定時期が過ぎたことを示す情報56Aを表示部5に表示させる。交換予定時期が過ぎたことを示す情報56Aは、例えば「交換時期がすぎています。浄水カートリッジの交換をお願いします。」という文字情報である。
【0109】
なお、制御部7は、診断ボタン50Fが操作されると、診断処理を行う。制御部7は、カートリッジ購入ボタン50Gが操作されると、カートリッジを購入するためのウェブサイトを表示部5に表示させる。制御部7は、カートリッジ交換方法ボタン50Hが操作されると、カートリッジの交換方法を紹介したウェブサイトを表示部5に表示させる。
【0110】
次に、実施例1の情報処理装置1の効果について説明する。
実施例1の情報処理装置1は、情報取得部10と算出部12とを備える。情報取得部10は、浄水カートリッジの種類を示す第1情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第1情報を取得する。また、情報取得部10は、所定期間における浄水の使用量を推定するための第2情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第2情報を取得する。算出部12は、情報取得部10が取得した第1情報及び第2情報に基づき、特定期間における第1情報が示す浄水カートリッジの必要な数と、第1情報が示す浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間とのうち少なくともいずれか一方である目安情報を算出する。
【0111】
この情報処理装置1は、ユーザが入力操作部3によって浄水カートリッジの種類を示す第1情報、及び所定期間における浄水の使用量を推定するための第2情報を入力した場合に、これらの第1情報及び第2情報を情報取得部10によって取得する。そして、算出部12が、上記第1情報及び上記第2情報に基づき、特定期間における上記第1情報が示す浄水カートリッジの必要な数と、第1情報が示す浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間とのうち少なくともいずれか一方である目安情報を算出する。即ち、ユーザは、入力操作部3によって第1情報及び第2情報を入力するだけで、上記目安情報を情報処理装置1に算出させることができる。したがって、ユーザは、情報処理装置1に算出させた目安情報をもとに、浄水カートリッジの適切な購入数を容易に把握することができる。
【0112】
情報取得部10は、浄水カートリッジが用いられる水栓装置の種類を示す第3情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第3情報を取得する。情報処理装置1は、表示制御部14を備える。表示制御部14は、情報取得部10によって取得された第3情報が示す水栓装置の種類に基づき、予め記憶された複数の第1情報のうち一部の第1情報が示す浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0113】
この構成によれば、この情報処理装置1は、浄水カートリッジが用いられる水栓装置の種類に基づき、複数種類の浄水カートリッジのうち一部の浄水カートリッジを選択肢としてユーザに提示することができる。このため、この情報処理装置1は、全ての浄水カートリッジを選択肢として表示させる場合と比較して、ユーザが自身の利用する浄水カートリッジを見つける作業を軽減することができる。
【0114】
情報取得部10は、浄水カートリッジが用いられる水栓装置の種類を示す第3情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第3情報を取得する。算出部12は、情報取得部10によって取得された第3情報が示す水栓装置の種類に基づき、上記目安情報を算出する。
【0115】
この構成によれば、この情報処理装置1の算出部12は、ユーザによって選択された水栓装置の種類に基づき、上記目安情報を算出することができる。このため、この情報処理装置1は、ユーザが入力操作部3によって選択した水栓装置の種類を、算出部12の算出結果に反映させることができる。
【0116】
情報取得部10は、浄水カートリッジが用いられる水回りの場所を示す第4情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第4情報を取得する。本発明の情報処理装置1は、表示制御部14を備える。表示制御部14は、情報取得部10によって取得された第4情報が示す水回りの場所に基づき、予め記憶された複数の第1情報のうち一部の第1情報が示す浄水カートリッジを選択肢として表示部5に表示させる。
【0117】
この構成によれば、この情報処理装置1は、浄水カートリッジが用いられる水回りの場所に基づき、複数種類の浄水カートリッジのうち一部の浄水カートリッジを選択肢としてユーザに提示することができる。この情報処理装置1は、全ての浄水カートリッジを選択肢として表示させる場合と比較して、ユーザが自身の利用する浄水カートリッジを見つける作業を軽減することができる。
【0118】
情報取得部10は、浄水カートリッジが用いられる水回りの場所を示す第4情報が入力操作部3によって入力されたことに基づき第4情報を取得する。算出部12は、情報取得部10によって取得された第4情報が示す水回りの場所に基づき、上記目安情報を算出する。
【0119】
この構成によれば、この情報処理装置1の算出部12は、ユーザによって選択された水回りの場所に基づき、上記目安情報を算出することができる。このため、この情報処理装置1は、ユーザが入力操作部3によって選択した水回りの場所を、算出部12の算出結果に反映させることができる。
【0120】
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上述した実施例1では、改質水カートリッジを浄水カートリッジとして説明したが、浄水カートリッジ以外の改質水カートリッジを適用させてもよい。例えば、硬水を軟水に改質させる改質水カートリッジを適用させてもよい。
(2)上述した実施例1では、目安情報を算出するための式及びこの式に用いる係数が、診断処理で取得された第3情報及び第4情報に関わらず定まるようにしたが、診断処理で取得された第3情報及び第4情報のうち少なくともいずれか一方に基づいて変化するようにしてもよい。
(3)上述した実施例1では、目安情報の算出において、取得した全ての第2情報を利用するようにしたが、一部の第2情報のみを利用するようにしてもよい。換言すると、制御部は、診断処理において、目安情報の算出に利用しない情報を取得するようにしてもよい。例えば、算出部は、キッチンが選択された場合の診断処理において、世帯人数、調理頻度、下準備における浄水の使用方法、および浄水を利用する料理の種類のうちの一部の第2情報に基づいて目安情報を算出するようにしてもよい。また、別の例として、算出部は、浴室が選択された場合の診断処理において、世帯人数、髪の長さ、および入浴頻度のうちの一部の第2情報に基づいて目安情報を算出するようにしてもよい。
(4)上述した実施例1では、登録後処理において、浄水カートリッジの交換予定時期を示す情報として、浄水カートリッジの交換予定日を表示部に表示するようにしたが、交換予定時期までの残り期間(日数)を表示部に表示するようにしてもよい。
(5)上述した実施例1では、診断結果を示す情報(目安情報)として、「浄水カートリッジの1つ当たりの使用可能期間」を表示するようにしたが、「特定期間における浄水カートリッジの必要な数」を表示させるようにしてもよい。
(6)上述した実施例1では、登録処理と診断処理とを個別に行うようにしたが、1つの処理としてまとめて行うようにしてもよい。この場合、水回りの場所を入力させる処理は1回でよい。
(7)上述した実施例1では、情報処理装置をスマートフォンとしたが、タブレットPCやノート型PC等の携帯型の情報端末としてもよいし、非携帯型のデスクトップPC等の情報端末としてもよい。
(8)上述した実施例1では、スマートフォン(情報端末)を情報処理装置としたが、スマートフォン(情報端末)と通信可能な装置(例えばサーバ装置)を情報処理装置としてもよい。この場合、例えば、サーバ装置(情報処理装置)が、スマートフォン(情報端末)の入力操作部によって入力された情報を受信して、この受信した情報に基づき、算出部による算出を行ってもよい。
【符号の説明】
【0121】
1…情報処理装置
3…入力操作部
5…表示部
7…制御部
10…情報取得部
12…算出部
14…表示制御部
16…プロセッサ
17…メモリ
18…プログラム
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